JPH08319675A - 建物基礎部の防水構造及び防水工法 - Google Patents

建物基礎部の防水構造及び防水工法

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JPH08319675A
JPH08319675A JP12661195A JP12661195A JPH08319675A JP H08319675 A JPH08319675 A JP H08319675A JP 12661195 A JP12661195 A JP 12661195A JP 12661195 A JP12661195 A JP 12661195A JP H08319675 A JPH08319675 A JP H08319675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
foundation
base
building
waterproof sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP12661195A
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English (en)
Inventor
Kazushi Makita
一志 牧田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実で、耐久性のある防水ができる基礎部の
防水構造を提供する。 【構成】 建物の基礎1と、この基礎1の上に載置され
る建物の土台2との間の建物基礎部の防水構造であっ
て、基礎1の上面11と土台2の下面21との間に弾性
を有する防水材3が敷設され、更に、上記防水材3の上
面より、外壁面材4の内側面41と土台2の屋外側側面
21との間に防水シート5が立ち上げられて設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物基礎部の防水構
造、及び防水工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の基礎と、この基礎の上に載
置される建物の土台との間の建物基礎部の防水構造は、
図2に示すように、外壁100の内側面101と土台2
00の屋外側側面201との間に防水シート300を挟
持させ、この防水シート300の下方を基礎400の屋
外側側面401に垂下するようにして設け、この防水シ
ート300の裏面に設けられている粘着層を基礎400
の屋外側側面401に貼着して防水処理された構造とな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の基礎部の防水構造においては、基礎400がコンク
リート製で接着剤に対する親和性が悪い上に、表面が粗
面であるために防水シート300の粘着層が剥がれ易
く、耐久性に乏しいといった問題があり、又、雨天時の
施工においては、基礎400の表面が濡れているため
に、防水シート300を接着できないといった不都合が
あった。
【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、確実で、耐久性のある防水がで
きる基礎部の防水構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
建物基礎部の防水構造においては、建物の基礎と、この
基礎の上に載置される建物の土台との間の建物基礎部の
防水構造であって、基礎の上面と土台の下面との間に弾
性を有する防水材が敷設され、更に、上記防水材の上面
より、外壁面材の内側面と土台の屋外側側面との間に防
水シートが立ち上げられて設けられていることを特徴と
する。
【0006】請求項2記載の本発明の建物基礎部の防水
工法においては、建物の外壁面材の内側面と土台の屋外
側側面との間に防水シートを、下方を垂下するようにし
て設け、この防水シートの下方を土台の下面に沿って折
り返しておき、一方、基礎の上面に弾性を有するシート
状の防水材を敷設し、防水シートが設けられた土台を上
記基礎の上面に載置し、防水シートと防水材を土台によ
り押圧するようにして防水処理することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明の建物基礎部の防水構造
においては、基礎の上面と土台の下面との間に弾性を有
する防水材が敷設され、更に、上記防水材の上面より、
外壁面材の内側面と土台の屋外側側面との間に防水シー
トが立ち上げられて設けられているので、外壁下端より
内側に吹き込む雨水の浸入が防止され、確実で、耐久性
のある防水ができる。
【0008】請求項2記載の本発明の建物基礎部の防水
工法においては、建物の外壁面材の内側面と土台の屋外
側側面との間に防水シートを、下方を垂下するようにし
て設け、この防水シートの下方を土台の下面に沿って折
り返しておき、一方、基礎の上面に弾性を有するシート
状の防水材を敷設し、防水シートが設けられた土台を上
記基礎の上面に載置し、防水シートと防水材を土台によ
り押圧するようにして防水処理されるので、雨天時であ
っても、支障なく工事を行うことができる。
【0009】又、土台自身の凹凸、土台の下面に生じる
接続部の段差や隙間、更には、土台と外壁面材を固定す
る金物の土台の下面への出っ張りによって生じる土台の
下面の隙間は、防水材の圧縮によりある程度吸収される
が、隙間が生じた際には防水の妨げとなるので、防水シ
ートが土台の下面まで折り返して設けられることによ
り、防水を確実なものとすることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の建物基礎部の防水構造の一例を
示す断面図である。図1において、本発明は、建物の基
礎1と、この基礎1の上に載置される建物の土台2との
間の建物基礎部の防水構造であって、基礎1の上面と土
台2の下面21との間に弾性を有する防水材3が敷設さ
れている。
【0011】更に、上記防水材3の上面の外壁面材4側
寄りより、外壁面材4の内側面41と土台2の屋外側側
面21との間に防水シート5が立ち上げられて設けられ
ている。
【0012】上記弾性を有する防水材3の材質として
は、合成ゴム系の発泡体、ポリウレタンや塩化ビニル樹
脂の発泡体が好適に用いられる。この基礎上面に沿って
敷設される防水材3の幅は、建物ユニット等の据付け時
に、引っ掛かりにより倒れたり、ずれたりするのを防止
する点からも広幅がよく、幅Wは50mm〜90mmが
好ましい。又、厚さTは圧縮性を利用して止水性能を確
保する点から、10mm〜20mmが好ましい。
【0013】この防水材3の基礎1の上面11への取付
けは、上面より突出したアンカーボルトに差し込むこと
により固定され、特に接着剤等による接着の必要はない
が、ずれを防止するために一部をコーキング材で接着す
ることもできる。
【0014】又、防水シート5に用いられる材質として
は、合成ゴム系の材料の他、アルミニウム板等の金属製
のものも使用可能である。この防水シート5の立ち上が
り高さHは60mm程度、又、土台2の下面21への折
返し寸法Lは防水材3との当接面積を確保する点から2
0mm〜50mmが好ましい。
【0015】上記建物基礎部の防水工法は、以下のよう
にして行われる。建物が建物ユニットを用いて施工現場
で組立てられる場合には、建物ユニットの生産工場にお
いて、予め上記の防水シート5を取付けておき、土台2
より下方に垂下する部分は土台2の下面21に沿って折
り返した状態にして、施工現場に搬入する。
【0016】一方、防水材3の施工は、現場において、
ロール巻きにされた防水材3を基礎1の上面11を展開
しながら順次に敷設してゆく方法が採られる。この防水
材3の敷設において、直線部や基礎1の角部の接続部
は、コーキング材を用いて重ね合わせて接続する。又、
基礎1への固定は、上記したように、基礎1の上に突出
したアンカーボルト(図示しない)に防水材3を突き刺
して固定することができる。
【0017】上記防水材3の基礎1の上面11への固定
をより強固にする必要がある場合には、適宜間隔でコー
キング材を用いて固定してやればよい。
【0018】以上のようにして、基礎1の上面11に防
水材3の敷設が完了すれば、上記の建物ユニットを所定
の基礎1上に設置して土台2をアンカーボルトにより締
結することにより、建物ユニットの自重と、アンカーボ
ルトの締結力により、防水材3が押圧されて圧縮し、防
水処理の施工が完結される。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の建物基礎部の防
水構造においては、基礎の上面と土台の下面との間に弾
性を有する防水材が敷設され、更に、上記防水材の上面
より、外壁面材の内側面と土台の屋外側側面との間に防
水シートが立ち上げられて設けられているので、外壁下
端より内側に吹き込む雨水の浸入が防止され、確実で、
耐久性のある防水ができる。
【0020】請求項2記載の本発明の建物基礎部の防水
工法においては、建物の外壁面材の内側面と土台の屋外
側側面との間に防水シートを、下方を垂下するようにし
て設け、この防水シートの下方を土台の下面に沿って折
り返しておき、一方、基礎の上面に弾性を有するシート
状の防水材を敷設し、防水シートが設けられた土台を上
記基礎の上面に載置し、防水シートと防水材を土台によ
り押圧するようにして防水処理されるので、雨天時であ
っても、支障なく工事を行うことができる。
【0021】又、土台自身の凹凸、土台の下面に生じる
接続部の段差や隙間、更には、土台と外壁を固定する金
物の土台の下面への出っ張りによって生じる土台の裏面
の隙間は、防水材の圧縮によりある程度吸収されるが、
隙間が生じた際には防水の妨げとなるので、防水シート
が土台の下面まで折り返して設けられることにより、防
水を確実なものとすることができる。
【0022】以上に加えて、従来と違って現場では、防
水シートの基礎への接着加工等の必要がなく、防水材を
基礎の上に敷設するだけなので、大幅に防水処理の施工
工数が軽減されて、能率の上がる建物の施工が可能とな
った。又、従防水シートが基礎の外側に露呈しないの
で、外観化粧材(土台モール)を小さくすることが可能
となった。従って、建物基礎部の防水構造、及び防水工
法として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建物基礎部の防水構造の一例を示す断
面図。
【図2】従来の建物基礎部の防水構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 基礎 11 上面 2 土台 21 下面 3 防水材 4 外壁面材 41 内側面 5 防水シート H 高さ L 折返し寸法 T 厚さ W 幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の基礎と、この基礎の上に載置され
    る建物の土台との間の建物基礎部の防水構造であって、
    基礎の上面と土台の下面との間に弾性を有する防水材が
    敷設され、更に、上記防水材の上面より、外壁面材の内
    側面と土台の屋外側側面との間に防水シートが立ち上げ
    られて設けられていることを特徴とする建物基礎部の防
    水構造。
  2. 【請求項2】 建物の外壁面材の内側面と土台の屋外側
    側面との間に防水シートを、下方を垂下するようにして
    設け、この防水シートの下方を土台の下面に沿って折り
    返しておき、一方、基礎の上面に弾性を有するシート状
    の防水材を敷設し、防水シートが設けられた土台を上記
    基礎の上面に載置し、防水シートと防水材を土台により
    押圧するようにして防水処理することを特徴とする建物
    基礎部の防水工法。
JP12661195A 1995-05-25 1995-05-25 建物基礎部の防水構造及び防水工法 Pending JPH08319675A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001467A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド 住宅の耐水害構造及びこの構造を用いた耐水害住宅

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021001467A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 エイチ・アール・ディー・シンガポール プライベート リミテッド 住宅の耐水害構造及びこの構造を用いた耐水害住宅

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