JP4749075B2 - 外装材取付方法 - Google Patents

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Description

この発明は、住宅などの建築物において、屋根材や外壁材を釘又はビスを用いて取り付ける際、外装材と木製下地との間に防水板材を介在させ、木製下地と外装材との間に通気性を持たせる外装材取付方法に関する。
従来、木造家屋で、例えば屋根用外装材を取り付ける際には、次のような作業行程を経ていた。先ず、屋根の骨組みを構成する木製の垂木の上から、板材からなる下張りを釘打ちして止め、その上からシート状の防水下地材を釘止め又は鋲止めした後、さらにその上面から桟板を釘打ちして止め、最後に屋根用外装材を葺き、これを釘止めなどしていた。又、瓦桟を使用せずに直接屋根下地面に屋根外装材を取り付けることもあり、この場合には屋根外装材にあらかじめ穴をあけておき、その部分から釘を野地板等へ打ち込み固定していた。
屋根用外装材としては、瓦葺き、コロニアル葺き、シングル葺き、金属板葺き、スレート葺き等々種々の素材があるが、何れも木製下地に釘を用いて取り付けていた。これら屋根用外装材と木製下地との間には、防水シートを介在させ、屋根用外装材では補えない雨水などのしみ込みを防いでいた。従来の防水下地材は、フェルト紙にタールやアスファルトを浸透させた防水紙であったり、プラスチックやビニール等の合成樹脂を素材とするシート材が一般的であった。
しかし、屋根用外装材を取付けるための釘が木製下地の表面を覆っている防水シートを貫通して打ち込まれるため、防水シートに穴があいてしまい、そのため、防水シートの防水性能が損なわれたり、又釘周りからも雨水などが侵入し易くなる問題点があった。
又、屋根の端ではけらばと称される部分があり、ここでは次のような構造をとっていた。野地板に対し、屋根外側方寄りとなる部分に、その屋根流れ方向に沿ってのぼり木を取り付け、こののぼり木の上面を含めて、野地板上面に防水シートを張り付け、その上に屋根用外装材を葺き、更に、のぼり木に対応させてその上部から防水シートを介して包み込むような形でけらば水切を被せていた。のぼり木は、屋根流れ方向に沿って長く形成された木材に防腐処理を施して使用していた。又けらば水切は、金属製薄板を加工したもので、のぼり木を包み込む断面構造を有していた。
しかし、けらば水切をのぼり木に固定している釘を伝って、のぼり木に雨水等がしみ込むことがあった。又のぼり木が湿潤と乾燥の繰り返しにより徐々に痩せてゆき、釘に浮き上がり等が生ずることもあった。このため釘の締め直しやのぼり木の交換・補修等を行わねばならない問題点があった。この木材の痩せに伴う釘の浮上りは屋根用外装材の一般部でも生ずる恐れがあった。
このように外装材を釘止めする際に生ずる種々の問題点を改善するため、例えば下記に示すような従来技術が提案されていた。
特開平7−300948号公報 特開平9−328871号公報 特開2001−254491号公報 ここで、特許文献1には、屋根用外装材を木製下地に取り付けるために使用する釘の釘打ち部の屋根下地面に接触する部分に防水材を予め取り付けることで釘の穴からの漏水を防止する構造が開示されていた。防水材は、釘が貫通しても防水性を保持する素材、例えばアスファルトフェルト、ウレタン系、アクリル系、シリコン系等の樹脂を主成分とするシーリング材、吸水性樹脂、合成ゴム等をシート状またはリング状、板状等に形成していた。
又特許文献2には、防水下地材を熱可塑性ゴムと熱接着性樹脂とを必須成分とする樹脂組成物で形成するシート材が開示されていた。これは防水下地材の素材全体に弾力性を保持させ、これにより貫通する釘周りの隙間が復元、押圧されるため、雨水の進入を防ぐことができるとするものであった。
又特許文献3には、木製下地材の代わりに金属製の板材を取り付ける構造が開示されていた。これは、従来のぼり木とけらば水切りで構成されていた部分を、屋根流れ方向に長いけらば笠木と、このけらば笠木に対してその上方を覆う天板部及びその屋根外側方を覆う妻板部及びその屋根内側方で防水シートとその上の屋根材との上下間へ挟み込ませる差込板部とに変更するもので、これは薄い金属板で形成され、ネジ又は釘を任意箇所に打てる構成であった。
しかし、釘打ち部の下地面に接触する部分のみに防水材を取り付ける従来の構造では、汎用性に乏しく、他の屋根材や外壁材には全く適用できなかった。又、従来の防水シート材は、柔軟な素材を用いていたため、木製下地に不陸がある場合、これを平坦に矯正する効果がなく、下地の細かな凹凸形状が外装面にも反映されてしまう恐れがあった。又、木製下地の代わりに金属製の板材を用いる構造では、自由度が小さくなり、広く一般の建築物、例えば屋根材の各構成材取付箇所、外壁取付部分等々には適用できなかった。
又、コロニアル葺きのように平板な外装材を直接木製下地面に取り付ける場合には、外装材と下地面が密着してしまい、通気性が悪くなる欠点があった。屋根材でこのような密着構造を採用する場合、釘孔から滲入した雨水が滞留する恐れもあった。
この発明は、従来の外装材取付方法が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、広く一般の建築物外装材を任意の箇所で取付ることができ、釘を伝って雨水が木製下地に浸透するのを防止し、木製下地の痩せを極力防ぎ、釘の浮き上がりが生じない外装材取付用防水板材を用い、平板な外装材を取り付ける場合にも通気性を確保できる外装材取付方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明の外装材取付方法は、建築物の木製下地に釘又はビスを使用して外装材を取り付ける際に木製下地と外装材の間に介在する帯状の板材であって、少なくとも防水性能と復元する弾性力を備えかつ釘打ち可能な材質からなる中間材の両面に釘打ち可能な金属製の薄板を貼着してなる外装材取付用防水板材を建築物の木製下地表面に並列配置し、釘止め位置がこの防水板材と重合するように外装材を載置して外装材上面から釘又はビスを使用して外装材を取り付け、この外装材と前記木製下地との間に通気可能な間隙を設けることを特徴とするものである。
中間材は、例えばゴム系の板材を用い、これを金属製薄板で挟持する。これらは、釘を容易に貫通すると共に、中間材の復元力で釘周囲を密閉し、雨水の浸透を防ぐと同時に、金属板打ち抜きによる変形で、釘の抜け方向への移動を防止する。
防水板材は、屋根材を取り付ける場合には、棟から軒先方向に流し、壁材を取り付ける場合には、立ち上がり方向に配置する。外装材の一端部から空気が流入し、他端部から流出し得るように間隙を設定する。
外装材取付用防水板材は、中間材に防水性能と復元力を備える材質を用いるので釘を伝って雨水が木製下地に浸透するのを防止できる。このため木製下地の吸湿・乾燥サイクルによる痩せを極力防ぐことができ、釘の浮き上がりを防止できる。又、両面に釘打ち可能な金属製の薄板を備えるので、木製下地に不陸があっても、これを平坦に矯正することができる。
又、金属製薄板に打ち込んだ釘は経年変化によっても抜け出す恐れがないので、釘の締め直しや木製下地の交換・補修等の必要性が激減する。又防水板材は任意の長さで切断可能であるため、外装材を木製下地に釘打ちで取り付ける箇所に合わせて適用できる。即ち、広く一般の建築物外装材、例えば屋根材の各構成部材、外壁部材、夫々の取付部分に合わせて切断して用いることができる。
この発明の外装材取付方法は、建築物の木製下地と外装材との間に防水板材を介在し、通気可能な間隙を設けるので、通気性能が向上し、木製下地の劣化を防止できる。又平板な外装屋根材を木製下地面に取り付ける場合にも、滲入した雨水は滞留することなく排出することができる。
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は防水板材を用いる屋根の断面図、図2は外装材取付用防水板材の断面図、図3は屋根材の平面配置図である。屋根の骨組みを構成する図示しない木製の垂木の上に、耐水合板製の下地板1(野地板)を釘打ちして止め、その上には、防水シート2を張り付け、その上に、帯状の防水板材3を載置し、更に平板状の屋根材4を釘5を用いて打ち付け固定する。屋根材4は略家形をなしており、上半部には、釘打ち部として釘打ち穴4aが複数箇所設けられている。
帯状の防水板材3は、ゴム系の板材からなる中間材6の両面に金属製薄板7,7を貼着したもので、中間材6としては防水性能と復元する弾性力を備えかつ釘打ち可能な材質を選択する。防水板材3は、釘5を容易に貫通すると共に、中間材6の復元力で釘5の周囲を密閉し、雨水の浸透を防ぐと同時に、金属製薄板7の打ち抜きによる変形で、釘5を抱持する。
金属製薄板7は、例えばアルミ製、ステンレス製等の防錆性のある金属板を用いる。防水板材3は、全体としては、両面が平滑であって、通常の取付作業では容易に変形しない剛性を備えた部材とするが、防水板材3には釘孔を設けないため、任意の箇所で釘5が貫通し得るよう金属製薄板7の厚さを適宜設定する。
防水板材3の幅は、釘5の打抜き箇所を防水できればよいので、例えば3cm程度のものでもよいが、図3に示すように釘5が千鳥配置となる場合にはこれより広くする。又、大きなパネル状の板材を設置箇所の大きさに合わせて適宜切断するものでもよい。
以上のように形成された防水板材3を用いて、屋根材4を施工する場合には、下地板1に予め防水シート2を張り付け、屋根材4の釘打ち箇所に合わせて、帯状の防水板材3を並列配置し、その上に屋根材4を載置して釘打ち穴4aから釘5を打ち込み、防水板材3に貫通させて下地板1に打ち込み固定する。
屋根材4と下地板1との間には、防水板材3の厚み分の間隙が連続して形成され、例えば軒先から流入した空気は棟から排気される。又釘打ち穴4aから滲入した雨水はこの間隙を通って直ちに排出される。
又防水板材3は平滑であるため、下地板1に不陸があっても、これを修正できる。又金属製薄板7に打ち込んだ釘5は抜け出す恐れがないので釘の締め直しは全く不要になる。
この発明の防水板材は、一般屋根材の設置箇所に限らず、屋根の端にあるけらば、頂部にある棟の部分、また外壁材を取り付ける目地部等、広く建築物の木製下地に釘を使用して外装材を取り付ける箇所であれば、任意の箇所で用いることができる。
防水板材を用いる屋根の断面図である。 外装材取付用防水板材の断面図である。 屋根材の平面配置図である。
符号の説明
1 下地板
2 防水シート
3 防水板材
4 屋根材
5 釘
6 中間材
7 金属製薄板

Claims (1)

  1. 建築物の木製下地に釘又はビスを使用して外装材を取り付ける際に木製下地と外装材の間に介在する帯状の板材であって、少なくとも防水性能と復元する弾性力を備えかつ釘打ち可能な材質からなる中間材の両面に釘打ち可能な金属製の薄板を貼着してなる外装材取付用防水板材を建築物の木製下地表面に並列配置し、釘止め位置がこの防水板材と重合するように外装材を載置して外装材上面から釘又はビスを使用して外装材を取り付け、この外装材と前記木製下地との間に通気可能な間隙を設けることを特徴とする外装材取付方法
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