JP4064773B2 - 輪転印刷機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブの紙継に伴う張力変動を抑制するのに用いて好適の、輪転印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
輪転印刷機には、印刷ラインの最上流に印刷ユニットへ向けてウェブを供給する供給装置がそなえられている。供給装置にはウェブが巻き取られたウェブロールが装着され、このウェブロールから連続的にウェブが繰り出されていくようになっている。ウェブロールに巻き取られているウェブは有限であるため、連続供給していくうちに無くなってしまうが、供給装置では繰り出し中のウェブロールから新しいウェブロールへウェブの紙継を行なうことにより、装置を止めることなく新しいウェブロールへの交換を行なうようになっている。輪転印刷機では、この繰り出し中のウェブロールから新しいウェブロールへの紙継を自動的に行なう自動紙継装置が設けられている(特許文献1参照)。
【0003】
図5は、従来の輪転印刷機を模式的に示す概略構成図である。図5に示すように自動紙継装置1はブラシ2(押付手段)とカッタ3(切断手段)とをそなえ、ウェブロール20から繰り出されるウェブ21の走行ライン上にそなえられている。ウェブ21の走行ラインの反対側には、符号22で示す新しいウェブロールが配設されている。ウェブロール22はそのウェブ(新ウェブ)23の始端部に接着用糊が準備され(即ち、糊が付着され)ており、自動紙継装置1では新ウェブ23の始端部に走行中のウェブ(旧ウェブ)21をブラシ2によって押し付けることにより、新ウェブ23を旧ウェブ21に紙継するようになっている。そして、紙継後はカッタ3により旧ウェブ21を切断して、ウェブの繰り出しもとを旧いウェブロール20から新しいウェブロール22へ替えるようになっている。
【0004】
ウェブロール20(22)から供給されるウェブ21(23)は印刷ユニットにおいて印刷を施された後、ドライヤ部やクーリング部等を通して折機5に送られるようになっている。折機5では、ウェブ21(23)を三角板6によって2つ折りにした後、ミシン目装置(図示省略)により幅方向に等間隔でミシン目をいれるようになっている。そして、鋸胴9(断裁手段)と折胴7との間で鋸胴9にそなえられた鋸刃(図示省略)により幅方向に断裁し、さらに断裁したウェブ21(23)を折胴7と咬胴8との間で折胴5にそなえられた折ブレード(図示省略)によって上記ミシン目に合わせて折り込んで折帖として、排紙コンベア11上に排出するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3133037号公報(図6)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような輪転印刷機では、新ウェブ23を旧ウェブ21に紙継する際に旧ウェブ21はカッタ3により切断されるが、このとき、図6に示すように新ウェブ23が紙継された部分Pからカッタ3により切断された部分までテールTが形成される。このテールTもウェブ21(23)とともにライン上を走行していき折機5まで送られる。
【0007】
しかしながら、紙継部分Pにおいては、ウェブ21とウェブ23とが糊付けされてウェブ厚みが増しているので、この紙継部分Pが例えばローラとローラとの間のニップ部を通過する場合、微小時間ではあるがニップ部に引っ掛かった後、ニップ部を通過することになる。
したがって、このとき、前記ニップ部の下流側におけるウェブ(即ち、旧ウェブ21)の張力(テンション)が変動してしまうため(この場合、テンションが大きくなってしまうため)、このテンション変動が後工程の折機5まで伝わり、折機5における旧ウェブ21の断裁位置がずれてしまうおそれがある。また、このように変動したテンションが元のテンションに戻る(安定する)までにはしばらく時間がかかるため、この間、断裁位置がずれた印刷物、即ち、印刷品質が基準を満たさない損紙が大量に発生してしまう。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、ウェブの紙継に伴う張力変動を制御して断裁ずれを抑制できるようにした、輪転印刷機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の輪転印刷機(請求項1)は、ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該クーリングドラグの周速度を定常時の周速度よりも上げるように制御する制御装置とをそなえていることを特徴としている。
【0010】
該制御装置は、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該クーリングドラグの周速度と該ウェブの走行速度との速度差が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力に基づいて予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるように該クーリングドラグの周速度を制御することが好ましい(請求項2)。
【0011】
該制御装置は、該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該クーリングドラグの周速度を定常時よりも上げることが好ましい(請求項3)。
また、該制御装置が、該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該クーリングドラグの周速度を該定常時の周速度へと切り替えることが好ましい(請求項4)。
【0012】
本発明の輪転印刷機(請求項5)は、ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で該ウェブ面に対して垂直方向に移動可能なコンペンセータローラと、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該コンペンセータローラを定常位置から該ウェブが緩む方向へ移動させるように制御する制御装置とをそなえていることを特徴としている。
【0013】
該制御装置は、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該コンペンセータローラの移動量が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力から予め設定された所定の移動量であって該ウェブの張力変動を相殺する移動量になるように該コンペンセータローラを制御することが好ましい(請求項6)。
該制御装置は、該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該コンペンセータローラを該ウェブが緩む方向に移動させることが好ましい(請求項7)。
また、該制御装置が、該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該コンペンセータローラの位置を該定常位置へと切り替えることが好ましい(請求項8)。
【0014】
本発明の輪転印刷機(請求項9)は、ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを折機へ搬送するウェブパスドラグと、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該ウェブパスドラグの周速度を定常時の周速度よりも下げるように制御する制御装置とをそなえていることを特徴としている。
【0015】
該制御装置は、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該ウェブパスドラグの周速度と該ウェブの走行速度との速度差が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力から予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるように該ウェブパスドラグの周速度を制御することが好ましい(請求項10)。
【0016】
該制御装置は、該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該ウェブパスドラグの周速度を定常時よりも下げることが好ましい(請求項11)。
また、該制御装置が、該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該ウェブパスドラグの周速度を該定常時の周速度へと切り替えることが好ましい(請求項12)。
また、本発明の輪転印刷機(請求項13)は、ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で該ウェブ面に対して垂直方向に移動可能なコンペンセータローラと、該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該コンペンセータローラを定常位置から該ウェブが緩む方向へ移動させるように制御するとともに、該クーリングドラグの周速度を定常時の周速度よりも上げるように制御する制御装置とをそなえていることを特徴としている。
この場合、該制御装置は、該コンペンセータローラの緩みに対する該ウェブの追従遅れを補うように、該クーリングドラグの周速度を制御することが好ましい(請求項14)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕第1実施形態
図1及び図2は、本発明の第1実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置を説明するためのもので、図1はその概略構成図、図2はその制御方法を説明するための図である。なお、図1及び図2において、前述した従来例の輪転印刷機と同一の部位については同一の符号を用いて示している。
【0018】
図1に示すように、本実施形態に係る輪転印刷機は、図5に示す輪転印刷機に本発明のウェブ張力制御装置を適用したものである。
本ウェブ張力制御装置は、ウェブ21(23)の糊付部分(即ち、紙継部分)が1対のローラで形成されたニップ部を通過する際に生じるニップ部下流側におけるウェブ21の張力(テンション)変動を制御して、折機5におけるウェブ21の断裁ずれを抑制するように構成されていることが特徴である。具体的には、クーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部の下流側における走行ウェブ21(23)の張力変動を抑制する。
【0019】
クーリングドラグ40はウェブ21(23)の一面に接し、紙押えローラ42とともにウェブ21(23)を挟んで駆動装置(図示省略)により所定の周速度で回転駆動するようになっている。また、紙押えローラ42は非駆動式であり、ウェブ21(23)の他面に接し、ウェブ21(23)の走行に伴って回転するようになっている。
【0020】
また、本実施形態に係る制御装置26では、上記の駆動装置を介してクーリングドラグ40の回転駆動を制御するようになっている。
制御装置26には、ウェブ21の紙種(例えば坪量,厚みなど)又は定常時におけるウェブ21の張力に基づいて予め設定された、クーリングドラグ40の周速度とウェブの走行速度との速度差を示すパターンが記憶されている。この速度差パターンは、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部を通過する際に生じる前記ニップ部下流側のウェブ21の張力変動を相殺するようなパターンに設定されている。
【0021】
また、上記の速度差パターンに切り替えるタイミングとしてペースタ信号26aが用いられるようになっている。このペースタ信号26aは、制御装置26において、新ウェブロール22の糊付位置を示す糊位置センサ13からのパルス信号13aに基づき演算された最適糊付けタイミングと、鋸胴9における鋸刃の位置を示す鋸刃位置センサ10からのパルス信号10aに基づき演算された最適カッタタイミングとに基づいて生成され、自動紙継装置1へ送信されることでブラシ2及びカッタ3を作動するようになっている。
【0022】
つまり、制御装置26からペースタ信号26aが自動紙継装置1へ送られてウェブ21にウェブ23が糊付けされた時のウェブ21(23)の糊付位置からクーリングドラグ40までのウェブ長さと、走行ラインにおけるウェブ走行速度とに基づいて、ウェブ21(23)の紙継部分が何秒後にクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部に突入するかを計算或いは経験から求め、この時間(所定時間t1)を制御装置26に入力しておくことで、ペースタ信号26aが自動紙継装置1に送信された後所定時間t1が経過したら、クーリングドラグ40の周速度を定常時よりも上げて所定の周速度に切り替えるようになっている。
【0023】
さらに、制御装置26には、ウェブ張力の変動が抑制されて定常時のウェブ張力に安定するのにかかる時間(所定時間t2)を経験から求め、この所定時間t2を制御装置26に入力しておくことで、ペースタ信号26aが自動紙継装置1に送信された後所定時間(t1+t2)が経過したら、クーリングドラグ40の周速度を下げて定常時の周速度に切り替えるようになっている。
【0024】
本発明の第1実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置は、上述のごとく構成されているので、図2に示すように、制御装置26により自動紙継装置1にペースタ信号26aが送信された後、図2中符号▲1▼で示すように所定時間t1が経過したら、制御装置26がクーリングドラグ40の周速度を上げる(即ち、クーリングドラグ40の周速度とウェブの走行速度との速度差を大きくする)。これにより、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部を通過する際に生じる前記ニップ部下流側のウェブ21(23)の張力の変動(増大)を緩和することができる。
【0025】
また、図2中符号▲2▼で示すようにクーリングドラグ40とウェブの走行速度との速度差を所定時間t2だけ所定の速度差に設定しているので、ウェブ張力を定常時の張力に安定させることができる。そして、所定時間t2が経過したら(ウェブ張力が定常時の張力に安定したら)、図2中符号▲3▼で示すようにクーリングドラグ40の周速度を下げる(即ち、クーリングドラグ40とウェブの走行速度との速度差を定常時の速度差に戻す)ことで通常の運転に戻る。
【0026】
このように、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部を通過する際に、クーリングドラグ40下流側で生じるウェブ21の張力変動を相殺するようにクーリングドラグ40の周速度を制御するので、ウェブ21(23)の張力変動を抑制することができる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
また、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。さらに、装置を追加することなく、簡素な構成で実現できる。
【0027】
〔2〕第2実施形態
図3及び図4は、本発明の第2実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置を説明するためのもので、図1はその概略構成図、図2はその制御方法を説明するための図である。なお、図3及び図4において、前述した従来例及び第1実施形態に係る輪転印刷機のウェブ張力制御装置と同一の部位については同一の符号を用いて示している。
【0028】
本実施形態に係るウェブ張力制御装置では、第1実施形態とは、ウェブ張力の制御方法が異なる。
すなわち、第1実施形態ではクーリングドラグ40下流側のウェブ21(23)の張力変動を、クーリングドラグ40の周速度(クーリングドラグ40の周速度とウェブの走行速度との速度差)を制御することで抑制する構成としたが、本実施形態では図3に示すようにクーリングドラグ40の周速度を制御する代わりに、クーリングドラグ40下流側のウェブ21(23)の走行ライン上にそなえられたコンペンセータローラ18の移動量を制御してウェブ21(23)の張力変動を抑制するように構成されていることが特徴である。
【0029】
図3に示すように、コンペンセータローラ18は、駆動装置(図示省略)により、走行ウェブ21(23)に接した状態でウェブ21(23)面に対して垂直方向に移動可能にそなえられている。これにより、ウェブ21(23)に与える張力を変化させることもさることながら、クーリングドラグ40下流側に存在するウェブ21(23)の長さを実際に調整することで、折機5における断裁位置を制御できるようになっている。また、コンペンセータローラ18の移動量を検知する位置センサ14が設けられている。
【0030】
本実施形態に係る制御装置26では、位置センサ14の検知情報を参照しながら上記の駆動装置を介してコンペンセータローラ18の移動量を制御するようになっている。
制御装置26には、ウェブ21の紙種(例えば坪量,厚みなど)又は定常時におけるウェブ21の張力に基づいて予め設定されたコンペンセータローラ18の移動量を示すパターンが記憶されている。この移動量パターンは、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部を通過する際に生じる前記ニップ部下流側のウェブ21(23)の張力変動を相殺するようなパターンに設定されている。
【0031】
また、上記の移動量パターンに切り替えるタイミングとして、第1実施形態と同様に、ペースタ信号26aが用いられるようになっている。つまり、制御装置26からペースタ信号26aが自動紙継装置1へ送られてウェブ21にウェブ23が糊付けされた時のウェブ21(23)の糊付位置からクーリングドラグ40までのウェブ長さと、走行ラインにおけるウェブ走行速度とに基づいて、ウェブ21(23)の紙継部分が何秒後にクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部に突入するかを計算或いは経験から求め、その時間(所定時間t3)を制御装置26に入力しておくことで、ペースタ信号26aが自動紙継装置1に送信された後所定時間t3が経過したら、コンペンセータローラ18を図3中左方向へ所定量だけ移動させて定常時とは異なる所定の位置に配置するようになっている。
【0032】
さらに、制御装置26には、ウェブ張力の変動が抑制されて定常時のウェブ張力に安定するのにかかる時間(所定時間t4)を経験から求め、この所定時間t4を制御装置26に入力しておくことで、ペースタ信号26aが自動紙継装置1に送信された後所定時間(t3+t4)が経過したら、コンペンセータローラ18を図3中右方向へ上記同様の所定量だけ移動させて定常時の位置に戻るように切り替えるようになっている。
【0033】
本発明の第2実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置は、上述のごとく構成されているので、図4に示すように、制御装置26により自動紙継装置1にペースタ信号26aが送信された後、図4に示すように所定時間t3が経過したら、制御装置26がコンペンセータローラ18をウェブ21(23)を緩める方向(図3中左方向)へ移動させる。これにより、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40と紙押えローラ42との間のニップ部を通過する際に生じる前記ニップ部下流側のウェブ21(23)の張力の変動(増大)を緩和することが可能となる。
【0034】
また、図4に示すようにコンペンセータローラ18を所定時間t4だけ所定の位置に待機させているので、ウェブ張力を定常時の張力に安定させることができる。そして、所定時間t4が経過したら(ウェブ張力が定常時の張力に安定したら)、コンペンセータローラ18を定常時の位置に切り替える(戻す)ことで通常の運転に戻る。
【0035】
このように、ウェブ21(23)の紙継部分がクーリングドラグ40のニップ部を通過する際に、クーリングドラグ40下流側で生じるウェブ21(23)の張力変動を相殺するようにコンペンセータローラ18の移動量を制御するので、第1実施形態と同様に、ウェブ21(23)の張力変動を抑制することができる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
【0036】
また、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。さらに、装置を追加することなく、簡素な構成で実現できる。
なお、コンペンセータローラ18は通常一定速度で移動するが、インバータを用いることで追従性を高めるように構成しても良い。つまり、図4中のθ1及びθ2を大きくすることで、速やかにコンペンセータローラ18を移動させることができるようになる。
【0037】
〔4〕その他
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、第1実施形態ではクーリングドラグ40の周速度を制御することによりクーリングドラグ40下流側のウェブ21(23)の張力変動を抑制する構成としたが、図1に示すように、クーリングドラグ40の周速差を制御する代わりにウェブパスドラグ41の周速度を制御することでウェブ21(23)の張力変動を抑制する構成としても良い。なお、この場合、ウェブパスドラグ41の周速度を定常時よりも下げるようにする。このように構成しても、第1実施形態と同様に、ウェブ21の張力変動を抑制することができる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。また、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。さらに、装置を追加することなく、簡素な構成で実現できる。
【0038】
また、第1実施形態と第2実施形態とを併合した構成としても良い。つまり、クーリングドラグ40の周速差制御とコンペンセータローラ18の移動制御とを組み合わせた構成にする。また、コンペンセータローラ18に対するウェブ21(23)の追従が遅いという特性を考慮し、コンペンセータローラ18を図3中左方向へ移動させてウェブ21(23)を緩めた時に追従遅れが発生する場合にはクーリングドラグ40の周速差を制御することでこの遅れを補うようにすることが好ましい。
【0039】
また、第1実施形態に係るクーリングドラグ40の周速差制御と、ウェブパスドラグ41の周速差制御とを組み合わせた構成としても良い。このように構成すれば、より効果的に断裁ずれが発生するのを防止して、損紙を低減することができる。
さらに、第1実施形態に係るクーリングドラグ40の周速度制御、及び、第2実施形態に係るコンペンセータローラ18の移動制御、及び、ウェブパスドラグ41の周速度制御を組み合わせた構成としても良い。なお、この場合も、上述したように、コンペンセータローラ18によりウェブ張力を緩めた時にウェブ21(23)がコンペンセータローラ18に速やかに追従しない場合には、この遅れをクーリングドラグ40及びウェブパスドラグ41の周速度を制御することで補うようにすることが好ましい。
【0040】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、クーリングドラグの周速度を定常時の周速度よりも上げるように制御するので、ウェブの張力変動を抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
【0041】
請求項2記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、制御装置が、クーリングドラグの周速度とウェブの走行速度の速度差がウェブの紙種又は定常時のウェブ張力から予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるようにクーリングドラグの周速度を制御するので、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。
【0042】
請求項3記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付けが行なわれてから糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、クーリングドラグの周速度を定常時よりも上げるので、ウェブの糊付け部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際にクーリングドラグ下流側においてウェブの張力が増大するのを抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
なお、請求項4記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、クーリングドラグの周速度を定常時の周速度へと切り替えるので、通常の運転に戻ることができる。
【0043】
請求項5記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、コンペンセータローラを定常位置から該ウェブが緩む方向へ移動させるように制御するので、ウェブの張力変動を抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
【0044】
請求項6記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該コンペンセータローラの移動量が、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力から予め設定された所定の移動量であって該ウェブの張力変動を相殺する移動量になるように、制御装置がコンペンセータローラを制御するので、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。
【0045】
請求項記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付けが行なわれてから糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、コンペンセータローラをウェブが緩む方向に移動させるので、ウェブの糊付け部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際にクーリングドラグ下流側においてウェブの張力が増大するのを抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
なお、請求項8記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、コンペンセータローラの位置を定常位置へと切り替えるので、通常の運転に戻ることができる。
【0046】
請求項9記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、ウェブパスドラグの周速度を定常時の周速度よりも下げるように制御するので、ウェブの張力変動を抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
【0047】
請求項10記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、ウェブパスドラグの周速度とウェブの走行速度との速度差がウェブの紙種又は定常時のウェブ張力から予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるように、制御装置がウェブパスドラグを制御するので、ウェブの紙種又は定常時のウェブ張力に応じた制御が可能である。
【0048】
請求項11記載の本発明の輪転印刷機によれば、制御装置が、ウェブの糊付けが行なわれてから糊付部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、ウェブパスドラグの周速度を定常時よりも下げるので、ウェブの糊付け部分がクーリングドラグと紙押えローラとの間のニップ部を通過する際にウェブパスドラグ下流側においてウェブの張力が増大するのを抑制できる。これにより、断裁ずれを抑制でき、損紙を低減できる。
なお、請求項12記載の本発明の輪転印刷機によれば、ウェブの糊付部分がニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、ウェブパスドラグの周速度を定常時の周速度へと切り替えるので、通常の運転に戻ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置を模式的に示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置の制御方法を説明するための図である。
【図3】本発明の第2実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置を模式的に示す概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施形態としての輪転印刷機のウェブ張力制御装置の制御方法を説明するための図である。
【図5】従来の輪転印刷機を模式的に示す概略構成図である。
【図6】従来の輪転印刷機に係るウェブの紙継部分を模式的に示す上面図及び断面図である。
【符号の説明】
1 自動紙継装置
2 ブラシ(押付手段)
3 カッタ(切断手段)
5 折機
6 三角板
7 折胴
8 咬胴
9 鋸胴(断裁手段)
10 鋸刃位置センサ
10a,13a パルス信号
11 排紙コンベア
12,26 制御装置
12a 糊付指令信号(ペースタ信号)
13 糊付位置センサ
14 位置センサ
18 コンペンセータローラ
20 ウェブロール(繰り出し中のウェブロール)
21,23 ウェブ
22 ウェブロール(新しいウェブロール)
30 供給装置
31 印刷ユニット
32 ドライヤ部(乾燥部)
33 クーリング部(冷却部)
34 ウェブパス部
40 クーリングドラグ
41 ウェブパスドラグ
42 紙押えローラ
T テール
P 紙継部分(糊付部分)

Claims (14)

  1. ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、
    該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該クーリングドラグの周速度を定常時の周速度よりも上げるように制御する制御装置とをそなえている
    ことを特徴とする輪転印刷機。
  2. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該クーリングドラグの周速度と該ウェブの走行速度との速度差が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力に基づいて予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるように該クーリングドラグの周速度を制御する
    ことを特徴とする、請求項1記載の輪転印刷機。
  3. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該クーリングドラグの周速度を定常時よりも上げる
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の輪転印刷機。
  4. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該クーリングドラグの周速度を該定常時の周速度へと切り替える
    ことを特徴とする、請求項記載の輪転印刷機。
  5. ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、
    該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、
    該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で該ウェブ面に対して垂直方向に移動可能なコンペンセータローラと、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該コンペンセータローラを定常位置から該ウェブが緩む方向へ移動させるように制御する制御装置とをそなえている
    ことを特徴とする輪転印刷機。
  6. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該コンペンセータローラの移動量が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力から予め設定された所定の移動量であって該ウェブの張力変動を相殺する移動量になるように該コンペンセータローラを制御する
    ことを特徴とする、請求項5記載の輪転印刷機。
  7. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該コンペンセータローラを該ウェブが緩む方向に移動させる
    ことを特徴とする、請求項5又は6記載の輪転印刷機。
  8. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該コンペンセータローラの位置を該定常位置へと切り替える
    ことを特徴とする、請求項記載の輪転印刷機。
  9. ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、
    該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、
    該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを折機へ搬送するウェブパスドラグと、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に該ウェブパスドラグの周速度を定常時の周速度よりも下げるように制御する制御装置とをそなえていることを特徴とする輪転印刷機。
  10. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該ウェブパスドラグの周速度と該ウェブの走行速度との速度差が、該ウェブの紙種又は定常時の該ウェブ張力から予め設定された所定の速度差であって該ウェブの張力変動を相殺する速度差になるように該ウェブパスドラグの周速度を制御する
    ことを特徴とする、請求項9記載の輪転印刷機。
  11. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付けが行なわれてから該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部に突入するまでの第1所定時間が経過した後、該ウェブパスドラグの周速度を定常時よりも下げる
    ことを特徴とする、請求項9又は10記載の輪転印刷機。
  12. 該制御装置は、
    該ウェブの該糊付部分が該ニップ部へ突入してから第2所定時間が経過したら、該ウェブパスドラグの周速度を該定常時の周速度へと切り替える
    ことを特徴とする、請求項11記載の輪転印刷機。
  13. ウェブロールから装置下流側へ繰り出されるウェブを新しいウェブロールの始端部に糊付けするとともに、該ウェブの糊付位置の上流側を切断して該ウェブロールから該新しいウェブロールへ紙継を行なう紙継装置と、該ウェブに印刷を施す印刷ユニットと、該ウェブを断裁し折り込んで折帖とする折機と、を備えた輪転印刷機において、
    該紙継装置下流側に設けられ、該ウェブを紙押えローラとで挟んで該ウェブに接した状態で回転駆動して該ウェブを下流側へ搬送するクーリングドラグと、
    該クーリングドラグ下流側に設けられ、該ウェブに接した状態で該ウェブ面に対して垂直方向に移動可能なコンペンセータローラと、
    該ウェブの該糊付部分が該クーリングドラグと該紙押えローラとの間のニップ部を通過する際に、該コンペンセータローラを定常位置から該ウェブが緩む方向へ移動させるように制御するとともに、該クーリングドラグの周速度を定常時の周速度よりも上げるように制御する制御装置とをそなえている
    ことを特徴とする輪転印刷機。
  14. 該制御装置は、該コンペンセータローラの緩みに対する該ウェブの追従遅れを補うように、該クーリングドラグの周速度を制御する
    ことを特徴とする、請求項13記載の輪転印刷機。
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