JP2873763B2 - 継目位置制御装置 - Google Patents

継目位置制御装置

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JP2873763B2
JP2873763B2 JP4100439A JP10043992A JP2873763B2 JP 2873763 B2 JP2873763 B2 JP 2873763B2 JP 4100439 A JP4100439 A JP 4100439A JP 10043992 A JP10043992 A JP 10043992A JP 2873763 B2 JP2873763 B2 JP 2873763B2
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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、継目位置制御装置に
関し、更に詳細には、ウェブ巻装ロールから繰出されて
連続給送されるウェブを、下流側において所要寸法長で
順次切断してシート材を得るようにした紙工機械におい
て、前記供給中の旧ウェブに、別のウェブ巻装ロールか
ら引き出した新ウェブを紙継ぎした際に、その継目部を
所要寸法長で切断されるシート材の略中間に位置させ得
るようにした継目位置制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】紙やフィルム状のウェブを中空巻芯に巻取
ったロール(以下「ウェブロール」という)から引き出した
ウェブに所要の印刷を施した後、該ウェブを所要寸法長
で順次切断するようにしたオフセット輪転印刷機が知ら
れている。
【0003】例えば図4に示す機械は、前述したオフセ
ット輪転印刷機の概略構成を示すものであって、その最
上流側には、2つのウェブロール10,10を上下の関
係で夫々繰出し自在に装填したロールスタンド12が配
置されている。このロールスタンド12には、一方のウ
ェブロール10の残量が僅かになったところで、他方の
ウェブロール10に紙継ぎ(スプライス)する公知のスプ
ライサー14が配設され、該スプライサー14を介して
ウェブ16は印刷部18(後述)に向けて連続供給され
る。またスプライサー14の下流側には、ダンサーロー
ル群20で構成されるフェーストーン22が貯留ユニッ
トとして配設され、ここに貯留されているウェブ16を
消費している間に紙継ぎ作業を行なうことにより、印刷
部18へのウェブ16の供給を停止することなく紙継ぎ
を行ない得るよう構成されている。
【0004】前記フェーストーン22から引き出された
ウェブ16は、印刷部18において所要の印刷が施され
る。なお印刷部18では、図に示す如く、複数の印刷ユ
ニット24が直列に配置され、各ユニットを通過する際
に所要色彩の印刷が施されるようになっている。そし
て、印刷の施されたウェブ16は、印刷部18の下流側
に直列に配置された乾燥装置26およびクーリング装置
28を通過することにより印刷面が乾燥される。クーリ
ング装置28の下流側に、切断装置30が配設され、こ
こで連続ウェブ16は給送方向に所要寸法長D(図5参
照)で順次切断される。この切断装置30は、ウェブ1
6のペーパーラインを挟む上下の関係で、一対のシリン
ダ32,34を回転自在に備えている。そして上方のシ
リンダ32には、周方向の所定位置にナイフ36が軸方
向の略全長に亘って配設されると共に、下方のシリンダ
34には、ナイフ36の刃先を食込み状態で受容するウ
レタン材質のアンビル(図示せず)が巻装されている。従
って、両シリンダ32,34間に水平供給されるウェブ
16は、前記ナイフ36とアンビルとにより挟圧されて
前方へ送られ、この過程で該ウェブ16は幅方向(給送
方向と交差する方向)の全長に亘って切断されて、所要
寸法長Dのシート材42が得られる。
【0005】前記切断装置30の下流側に、送り出し装
置38と排出装置40とが直列に配置され、切断装置3
0により所要寸法長Dで切断されたシート材42は、送
り出し装置38を介してウェブ16から分離されて排出
装置40に送り出されるようになっている。なお排出装
置40に送り出されたシート材42は、各シート材42
が一部分において重なる、シングリング状態で後工程に
向け移送される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したオフセット輪
転印刷機において、供給中の旧ウェブ16の消費につれ
ウェブロール10における旧ウェブ16の残量が少なく
なると、制御装置(図示せず)から紙継ぎ指令が出力さ
れ、前記スプライサー14が作動する。すなわち、供給
中の旧ウェブ16の後端部に、別のウェブロール10か
ら引き出した新ウェブ16の先端部が両面テープ等によ
り貼着され、旧ウェブ16の残りが消費されるのに引き
続いて新ウェブ16がウェブロール10から繰出され
る。そして旧ウェブ16の残りおよび新たに引き出され
た新ウェブ16は、図5に示す如く、前記印刷部18に
おいて印刷を施された後、切断装置30において所要寸
法長Dで順次切断される。
【0007】この場合において、旧ウェブ16と新ウェ
ブ16との継目部44が、図6(a)に示す如く、所要寸
法長Dで切断されるシート材42の略中間に位置する場
合は、該シート材42のみが不良品となるので、毎回の
紙継ぎに際して発生する不良品の数を最小限に止めるこ
とができる。
【0008】しかるに、図6(b)に示すように、前記継
目部44がシート材42の切断端部近傍に位置する場合
には、切断装置30ではウェブ16が2枚重なった部位
を切断することとなり、ナイフ36の寿命が短くなる原
因となっていた。また継目部44の上流側には、新ウェ
ブ16に貼着されない旧ウェブ16の終端部45が所定
長さ延出しているため、この終端部45が継目部44か
ら切離されて、該端部45が切断装置30の両シリンダ
32,34の間に挟まって故障の原因となるおそれもあ
った。
【0009】更に、継目部44においてウェブ16の切
断が行なわれる場合は、前後2枚のシート材42,42
に継目部44が残留することとなり、2枚のシート材4
2,42を不良品として廃棄しなければならなかった。
従って、紙継ぎを行なう毎に生ずる不良品の数が多くな
り、歩留りが低下する欠点が指摘される。
【0010】
【発明の目的】この発明は、前述した紙継ぎを行なった
ウェブを所要寸法長で切断するに際し内在する諸種の欠
点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたもので
あって、不良品の発生率を抑制すると共に、切断装置の
機械寿命を延ばすことのできる継目位置制御装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、所要の加工部に向けて
繰出し供給中の旧ウェブに待機中の新ウェブを紙継ぎす
るスプライサーと、前記加工部の下流側に配設され、ウ
ェブ給送方向に回転するシリンダに配設したナイフによ
りウェブを給送方向と交差する方向に切断する切断装置
とを備え、前記加工部を通過した連続ウェブを切断装置
により順次切断して所要寸法長のシート材を得るように
した紙工機械において、前記切断装置に配設され、該装
置によるウェブの切断位置に対するナイフの偏位量を検
出する検知手段と、前記旧ウェブの繰出し手段と、前記
スプライサーによる新旧ウェブの紙継ぎ位置から切断装
置における切断位置の間に存在するウェブの長さに関す
るデータと、前記検知手段から入力される偏位量とに基
づき、新旧ウェブの継目部をシート材の略中間に位置さ
せ得る長さだけ旧ウェブを繰出すように、前記繰出し手
段を制御する制御手段とから構成したことを特徴とす
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る継目位置制御装置につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。
【0013】(第1実施例について)図1は、本発明に係
る継目位置制御装置の好適な第1実施例をオフセット輪
転印刷機に配設して示す要部概略構成図である。なお、
オフセット輪転印刷機の基本構造は、図4を参照して従
来技術の項で説明した通りであるので、その詳細説明は
省略する。また概出の同一部材については、同一の符号
を付して示すこととする。
【0014】図に示す如く、ロールスタンド12に装填
されたウェブロール10の下流側に配設したスプライサ
ー14は、ウェブ16のペーパーラインを挟んで上下の
関係で配設した一対のニップローラ46,46を備えて
いる。そして、印刷部18に供給中の旧ウェブ16が、
両ニップローラ46,46の間を通紙されると共に、待
機中のウェブロール10から引き出された新ウェブ16
の先端部が、対応のニップローラ46に保持されるよう
になっている。そして、後述する制御装置60からの紙
継ぎ指令により両ニップローラ46,46が相互に近接
することにより、図示A点(紙継ぎ位置)において旧ウェ
ブ16に新ウェブ16が両面テープ等を介して貼着され
る。
【0015】前記各ニップローラ46の上流側には、紙
継ぎのなされた旧ウェブ16を切断するナイフ48が夫
々配設されている。なお、ロールスタンド12に装填さ
れたウェブロール10は、制御装置60から紙継ぎ指令
が出力された際に作動するブレーキ(図示せず)により回
転が停止され、ウェブ16の繰出しを停止するよう構成
されている。
【0016】前記スプライサー14の下流側に配設され
るフェーストーン22は、ダンサーローラ50が回転自
在に配設されたダンサ52を昇降自在に備え、該ダンサ
52は、制御装置60の紙継ぎ指令により下降を開始し
て、フェーストーン22内に貯留しているウェブ16を
印刷部18に向けて供給するべく機能する。またフェー
ストーン22の下方には、スプライサー14からのウェ
ブ16をダンサーローラ50に案内する入口ローラ54
と、ダンサーローラ50に巻掛けられたウェブ16を下
流側の印刷部18(図4参照)に案内する出口ローラ56
とが回転自在に配設されている。
【0017】前記ダンサ52にドック58が配設される
と共に、ダンサ52の通常のランニング位置(図2(a)
の位置)の僅か下方位置に、ドック58を検出可能な第
1検知センサS1が配設され、該センサS1は制御装置6
0に接続されている。また入口ローラ54に近接して第
2検知センサS2が配設され、該センサS2は、入口ロー
ラ54の回転速度を検出することにより、該ローラ54
を通過してダンサ52に供給されるウェブ16の長さ
(流長)を検出可能に設定されている。更に、出口ローラ
56に近接して第3検知センサS3が配設され、該セン
サS3は、出口ローラ56の回転速度を検出することに
より、ダンサ52から印刷部18に供給されるウェブ1
6の長さ(流長)を検出可能に設定されている。そして両
検知センサS2,S3は、前記制御装置60に接続され、
前記第1検知センサS1がドック58を検出した時点で
の各ローラ54,56の回転速度が制御装置60で読取
られるよう設定される。
【0018】前記制御装置60では、第1検知センサS
1の検出信号が入力された時点でのダンサーローラ50
と入口ローラ54および出口ローラ56の相対距離と、
第2検知センサS2および第3検知センサS3により検出
される各ローラ54,56の回転速度から、フェースト
ーン22内に貯留されているウェブ16の貯留量(m2
3)を演算するようになっている。また前記スプライサ
ー14の紙継ぎ位置Aから入口ローラ54の間に存在す
るウェブ16の流長m1と、出口ローラ56から切断装
置30の切断位置Bの間に存在するウェブ16の流長m
4とが制御装置60に設定入力されており、該制御装置
60では、紙継ぎ位置Aから切断位置Bの間に存在する
ウェブ16の総流長L(m1+m2+m3+m4)が演算可能
に設定されている。
【0019】なお第2検知センサS2および第3検知セ
ンサS3としては、例えばローラ54,56に一体回転可
能に配設された歯車やスリット円盤等の被検出体(図示
せず)により所定周期でON,OFF制御される手段や、
ローラ54,56の軸に直接配設したロータリーエンコ
ーダ等が適宜採用可能である。
【0020】前記切断装置30には、図1に示す如く、
上側のシリンダ32に近接して、ナイフ36の現在位置
を検出可能な第4検知センサS4が配設される。このセ
ンサS4としては、前記第2検知センサS2と同様の構造
のものが採用可能である。そして第4検知センサS
4は、前記第1検知センサS1がドック58を検出した時
点において、図2(b)に示す如く、ナイフ36の現在位
置とウェブ切断位置Bとの偏位量Cを検出するべく機能
する。そして検出された偏位量Cは、前記制御装置60
に入力される。
【0021】前記スプライサー14と入口ローラ54と
の間に、ウェブ16のパスラインを挟んで対向的に繰出
しローラ62,62が配設され、両ローラ62,62は図
示しない駆動モータにより相互に反対方向に回転され、
ウェブ16をフェーストーン22に向けて送り出し得る
よう構成されている。なお繰出しローラ62,62は、
新旧ウェブ16,16の紙継ぎに際し、制御装置60の
指令により旧ウェブ16を下流側に向けて所定長さ(後
述する補正量X)だけ送り出し、前記継目部44がシー
ト材42の略中間部に臨むよう駆動制御されるようにな
っている。
【0022】(第1実施例の作用について)次に、前述し
た第1実施例に係る継目位置制御装置の作用につき説明
する。
【0023】前記ロールスタンド12の下方に装填した
ウェブロール10から引き出された旧ウェブ16が、図
2(a)に示す如く、スプライサー14およびフェースト
ーン22を介して印刷部18に供給されている。そして
印刷の施された旧ウェブ16は、図5に示す如く、前記
切断装置30により所要寸法長Dで順次切断されて下流
側に排出される。
【0024】旧ウェブ16の消費によりウェブロール1
0の残量が少なくなり、前記制御装置60から紙継ぎ指
令が出力されると、旧ウェブ16の繰出しを停止するべ
くロールスタンド12に配設したブレーキが作動し、ウ
ェブロール10を停止させる。また前記ダンサ52が下
降を開始し、フェーストーン22に貯留されている旧ウ
ェブ16が印刷部18に供給される。
【0025】前記ダンサ52の下降により、図2(b)に
示す如く、前記第1検知センサS1がドック58を検出
すると、この検出信号は制御装置60に入力される。こ
のとき制御装置60では、前記第2検知センサS2およ
び第3検知センサS3により検出される入口ローラ54
および出口ローラ56の回転速度から、フェーストーン
22内に貯留されているウェブ16の貯留量(m2+m3)
を演算する。また前記スプライサー14の紙継ぎ位置A
から入口ローラ54の間に存在するウェブ16の流長m
1と、出口ローラ56から切断装置30の切断位置Bの
間に存在するウェブ16の流長m4とは、予めて制御装
置60に入力されている。従って、第1検知センサS1
がドック58を検出した時点での紙継ぎ位置Aから切断
位置Bの間に存在するウェブ16の総流長L(m1+m2
+m3+m4)が求められる。更に、前記第4検知センサ
4により、第1検知センサS1の検出時点での切断装置
30におけるナイフ36の現在位置から切断位置Bまで
の偏位量C(図2(b)参照)が検出され、これが制御装置
60に入力される。
【0026】ここで、旧ウェブ16と新ウェブ16との
継目部44を、図6(a)に示す如く、切断装置30によ
り切断されるシート材42の略中間位置(下流側の切断
端部から長さPだけ上流位置)に臨ませるためには、前
記旧ウェブ16の総流長Lから第4検知センサS4によ
り検出された偏位量Cを減じた値(L−C)が、シート材
42の長さ寸法Dのn倍にPを加算した設定値Y(Y=
{(n×D)+P})となる必要がある。そこで、前記第1
検知センサS1の検出時点での旧ウェブ16の総流長L
と設定値Yとを比較演算し、その差分(補正量)Xだけ旧
ウェブ16をフェーストーン22に向けて繰出すよう
に、前記繰出しローラ62,62を駆動制御する。そし
てウェブロール10から補正量Xだけ旧ウェブ16を引
き出した後、スプライサー14で紙継ぎを行なう。但
し、繰出しローラ62,62の駆動時には、ウェブロー
ル10の停止用ブレーキはOFF状態となることは勿論
である。また紙継ぎされた旧ウェブ16は、紙継ぎ位置
Aの上流側において前記ナイフ48により切断される。
【0027】紙継ぎの終了後、上側のウェブロール10
の停止用ブレーキをOFFすることにより、旧ウェブ1
6の残りが消費されるのに引き続いて新ウェブ16がウ
ェブロール10から引き出される。そして、印刷の施さ
れた新ウェブ16は、前記切断装置30に到来した際に
切断される。このとき、前記新旧ウェブ16,16の継
目部44は、図6(a)に示す如く、シート材42の略中
間に位置することとなり、不良となるシート材42を1
枚のみとし得る。
【0028】(第2実施例について)図3は、本発明に係
る継目位置制御装置の第2実施例の要部を示すものであ
って、基本的な構成は、前述した第1実施例と同一であ
る。但し、第2実施例では、スプライサー14の上流側
に、旧ウェブ16の繰出し手段が設けられている。
【0029】すなわち、スプライサー14を構成するニ
ップローラ46の上流側に、ウェブ供給方向に所定間隔
離間して平行に配設した一対の案内ローラ64,64か
らなるローラ組66が、上下の関係で対向的に配設され
る。そして上側のローラ組66は、上側のウェブローラ
10から引き出されたウェブ16をスプライサー14に
案内し、下側のローラ組66は、下側のウェブローラ1
0から引き出されたウェブ16をスプライサー14に案
内するべく機能する。上側のローラ組66における下流
側の案内ローラ64と上側のニップローラ46との間
に、該ニップローラ46から離間する上方に調節ローラ
68が移動自在に配設され、該調節ローラ68は、ニッ
プローラ46に対して近接・離間移動するよう構成され
ている。また下側のローラ組66における下流側の案内
ローラ64と下側のニップローラ46との間に、ニップ
ローラ46から離間する下方に調節ローラ68が移動自
在に配設され、該調節ローラ68はニップローラ46に
対して近接・離間移動するよう構成されている。そし
て、各ローラ組66を経たウェブ16は、対応の調節ロ
ーラ68に巻掛けられた後、対応のニップローラ46に
案内される。
【0030】前記調節ローラ68は、例えばパルスモー
タ(図示せず)により移動されるようになっており、前記
制御装置60からの指令により、ニップローラ46に近
接するよう設定されている。これにより、新旧ウェブ1
6,16の紙継ぎに際し、調節ローラ68に巻掛けられ
て貯留されるウェブ16を、ニップローラ46(印刷部
18)に向けて供給することができるようになってい
る。
【0031】(第2実施例の作用について)次に、第2実
施例に係る継目位置制御装置の作用につき説明する。第
1実施例と同様に、供給中の旧ウェブ16の消費により
ウェブロール10の残量が少なくなり、制御装置60か
ら紙継ぎ指令が出力されると、ウェブロール10の回転
が停止されて、旧ウェブ16の繰出しが停止する。また
ダンサ52が下降を開始し、フェーストーン22に貯留
されている旧ウェブ16が印刷部18に供給される。
【0032】そして前記第1〜第4までの検知センサS
1,S2,S3,S4の検出信号が制御装置60に入力され、
新旧ウェブ16,16の継目部44を、シート材42の
略中間に位置させるのに必要な補正量Xが設定される。
該補正量Xに基づき前記パルスモータが制御され、旧ウ
ェブ16が巻掛けられている調節ローラ68(実施例で
は下側)をニップローラ46に近接移動し、該調節ロー
ラ68に巻掛けられている旧ウェブ16をニップローラ
46に向けて供給する。旧ウェブ16が補正量Xだけニ
ップローラ46に向けて供給されると、スプライサー1
4が作動して旧ウェブ16に新ウェブ16の先端を貼着
して紙継ぎが終了する。これにより、前記切断装置30
により所要寸法長Dで切断されるシート材42の略中間
位置に、新旧ウェブ16,16の継目部44が臨み(図6
(a)参照)、不良品の発生率を低下させ得る。また切断
装置30では、ウェブ16が重なった部分を切断しない
ので、ナイフ36の機械寿命を延ばすことができる。
【0033】(変形例について)前記旧ウェブ16を補正
量Xだけ下流側に引き出す手段としては、前述した繰出
しローラ62や調節ローラ68に限られるものでなく、
例えば、ウェブロール10自体を回転駆動することによ
り旧ウェブ16を引き出すようにしてもよい。
【0034】また実施例では、オフセット輪転印刷機に
継目位置制御装置を採用した場合につき説明したが、長
尺なウェブを紙継ぎしつつ連続的に消費するものであれ
ば、例えば段ボールシートを製造するコルゲートマシン
等にも好適に使用可能である。
【0035】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る継目
位置制御装置によれば、新旧ウェブの継目部を、所要寸
法長で切断されるシート材の略中間位置に臨ませること
ができる。すなわち、紙継ぎを行なう毎に生ずる不良シ
ートを最小限に止めることができ、歩留りを低減し得
る。また切断装置においては、ウェブが二重となる紙継
ぎ個所を切断するのを防止し得るので、ナイフの機械寿
命を延ばすことができ、ランニングコストを低廉とし得
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る継目位置制御装置
を採用したオフセット輪転印刷機の要部を示す概略構成
図である。
【図2】継目位置制御装置の作用説明図である。
【図3】本発明に係る継目位置制御装置の別実施例を示
す要部概略構成図である。
【図4】従来技術に係るオフセット輪転印刷機を示す概
略構成図である。
【図5】連続ウェブを所定寸法で切断する状態を示す説
明図である。
【図6】新旧ウェブの継目部が、シート材の中間位置ま
たは切断端部近傍に位置する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
14 スプライサー 16 ウェブ 18 印刷部 22 フェーストーン 30 切断装置 32 シリンダ 36 ナイフ 42 シート材 44 継目部 52 ダンサ 60 制御装置 62 繰出しローラ A 紙継ぎ位置 B 切断位置 C 偏位量 S1 第1検知センサ S2 第2検知センサ S3 第3検知センサ S4 第4検知センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の加工部(18)に向けて繰出し供給中
    の旧ウェブ(16)に待機中の新ウェブ(16)を紙継ぎするス
    プライサー(14)と、前記加工部(18)の下流側に配設さ
    れ、ウェブ給送方向に回転するシリンダ(32)に配設した
    ナイフ(36)によりウェブ(16)を給送方向と交差する方向
    に切断する切断装置(30)とを備え、前記加工部(18)を通
    過した連続ウェブ(18)を切断装置(30)により順次切断し
    て所要寸法長のシート材(42)を得るようにした紙工機械
    において、 前記切断装置(30)に配設され、該装置(30)によるウェブ
    (16)の切断位置(B)に対するナイフ(36)の偏位量(C)を検
    出する検知手段(S4)と、 前記旧ウェブ(16)の繰出し手段(62,62)と、 前記スプライサー(14)による新旧ウェブ(16,16)の紙継
    ぎ位置(A)から切断装置(30)における切断位置(B)の間に
    存在するウェブ(16)の長さに関するデータと、前記検知
    手段(S4)から入力される偏位量(C)とに基づき、新旧ウ
    ェブ(16,16)の継目部(44)をシート材(42)の略中間に位
    置させ得る長さだけ旧ウェブ(16)を繰出すように、前記
    繰出し手段(62,62)を制御する制御手段(60)とから構成
    したことを特徴とする継目位置制御装置。
  2. 【請求項2】 前記スプライサー(14)と加工部(18)との
    間に、スプライサー(14)による紙継ぎ作業に際して内部
    に貯留した旧ウェブ(16)を加工部(18)に向けて供給可能
    なフェーストーン(22)が配設され、このフェーストーン
    (22)には、紙継ぎ作業に際して貯留ウェブ(16)を供給す
    るべく移動するダンサ(52)が所定位置まで移動したこと
    を検出する検知手段(S1)と、該検知手段(S1)の検出時点
    で、フェーストーン(22)内に貯留されている旧ウェブ(1
    6)の貯留量を検出可能な検知手段(S2,S3)とが配設され
    ることを特徴とする請求項1記載の継目位置制御装置。
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