JP4059699B2 - プリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機 - Google Patents

プリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、JR東日本(東日本旅客鉄道)では、乗車のたびに券売機などにより購入する乗車券の他に、プリペイドカード式の乗車券が使用されている。このプリペイドカードとしては、予め登録された乗車区間に関し予め登録された所定期間に亘って、乗降車を自由とする「定期券」と、予め支払った金額分の運賃に至るまでの間、乗降車を自由とする「イオカード」(登録商標)とがあり、更には、この「定期券」と「イオカード」(登録商標)との2つのプリペイドカードを1枚のカードとした「Suica」(登録商標:Super Urban Intelligent Card)がある。
【0003】
即ち、「Suica」(登録商標)は、「定期券部」と「イオカード部」(運賃自動引き落とし部)との併用が可能であり、実際の乗車区間から「定期券部」が示す登録乗車区間(定期区間)を差し引いた残りの区間の乗入れ及び/又は乗越し運賃を「イオカード部」の残金から差し引いて支払うことができる。而して、従来のごとく、「定期券部」が示す登録乗車区間へ乗り入れる際に、予め券売機により該登録乗車区間までの乗車券を購入したり、あるいは、「定期券部」が示す登録乗車区間から乗り越す際に、自動精算機または有人精算窓口で運賃の精算処理をしたりする手間を省くことができる。
また、「Suica」(登録商標)の場合には、「定期券部」の有効期限の更新処理、及び、「イオカード部」の残金部分への追加入金に関する処理のいずれの場合も、「Suica」(登録商標)用のプリペイドカード券売機にて行なうことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、「Suica」(登録商標)においては、「定期券部」と「イオカード部」(運賃自動引き落とし部)とが、それぞれ個別に管理されている。而して、例えば、「定期券部」が示す登録乗車区間(定期区間)からの乗越し時などにおいて、「イオカード部」の残金が不足していた場合には、アラームが鳴り、改札口のゲートが開かず、「Suica」(登録商標)使用者は改札口を通過することができなくなる。而して、「Suica」(登録商標)使用者は、自動精算機もしくは有人精算窓口にまで出向いて、運賃の不足分を支払う手続を必要とすることとなるため、「Suica」(登録商標)使用者本人自身に対して、2度手間となる煩わしさが発生する上に、混雑している駅においては、乗客の流れを乱し、混雑を助長する原因ともなってしまう。
【0005】
一般に、「Suica」(登録商標)の「定期券部」は、通勤,通学などにおいて、ほぼ毎日使用することとなるので、通常、「定期券部」の有効期限は意識して使われることとなるが、一方、「イオカード部」は、本来、非定期的に使用されるものであり、たとえ、改札口において「イオカード部」の残金が表示されたとしても、「イオカード部」の該残金を意識して使うことが少ない上に、乗入れ及び/又は乗越しの際に精算用として複雑な運賃計算が必要となる場合には、精算用として必要とする運賃を正確に知ることは難しく、「イオカード部」の残金が不足してしまうか否かが不明となる事態が発生する可能性が多くなる。
【0006】
一方、かかる対策の一環として、「Suica」(登録商標)の「イオカード部」を、クレジットカードや口座引落としなどの後払い方式にも対応可能とすることが考えられるが、プリペイドカードシステム全体のコストアップを引き起こすことになること、更には、「Suica」(登録商標)という定期券に対して、個人情報を入力して記録させてしまうことは、「Suica」(登録商標)使用者への心理的な不安などを発生させることなどが問題となる。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、予め設定(即ち、購入)された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能A(例えば、定期券部)と、予め設定(即ち、購入)された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能B(例えば、イオカード部)との両者を管理するプリペイドカード管理システムにおいて、該プリペイドカードBの使用の際に、たとえ、前記プリペイドカード機能Bの残金に不足が発生した場合であっても、前記プリペイドカード機能A(例えば、定期券部)が示す残存期間を金額に換算して、前記プリペイドカード機能Bの残金の不足分に充当することのできるプリペイドカード管理システム、該プリペイドカード管理システムを実現するためのプリペイドカード改札機およびプリペイドカード券売機を提供することを目的としている。
【0008】
即ち、一般に、プリペイドカード機能A(例えば、定期券部)としては、たとえ、一度も使用したことがなくても、予め設定された所定期限即ち有効期限が過ぎてしまえば、その価値は完全に消滅してしまうが、一方、有効期限以内であれば、プリペイドカード機能Aの機能を何度でも使用することができるものであり、プリペイドカード機能Aの価値は、予め設定された所定期限即ち有効期限に至る迄の残存期間に依存していると考えられている。よって、プリペイドカード機能Aの該残存期間を残している状態で、プリペイドカード機能Aを返却した場合には、該残存期間に相当する金額に換算された払戻し金額を返却してもらうことが可能である。
【0009】
而して、プリペイドカード機能B(例えば、イオカード部)の残金が不足したときには、プリペイドカード機能A(例えば、定期券)の残存期間が示す価値の一部を金額に換算して、プリペイドカード機能B(例えば、イオカード部)の残金の不足分に充当することを可能とすると共に、プリペイドカード機能A(例えば、定期券部)の予め設定された所定期限即ち有効期限を、充当された充当金額に応じた期間だけ、一旦、短縮することにより、例えば、駅などにおいて、プリペイドカード機能B(例えば、イオカード部)の残金による運賃の支払いに不足が発生した時においても、別途、自動精算機などによる精算処理をする必要はなく、改札口を通過することを可能にせんとするものである。
【0010】
更には、一旦、プリペイドカード機能A(例えば、定期券部)の残存期間を金額換算してプリペイドカード機能B(例えば、イオカード部)に対して充当された充当金額分を、後日、例えば、プリペイドカード券売機にて当該プリペイドカードに対して入金することを可能とすることにより、一旦、短縮されて設定されていたプリペイドカード機能A(例えば、定期券部)の有効期限を、再び、元の予め設定されていた所定期限に復帰させることを可能にせんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の技術手段は、予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Aと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Bとを管理するプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Aの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Bの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定するプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【0012】
第2の技術手段は、前記第1の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されるプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【0014】
の技術手段は、前記第1又は第2の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としているプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【0015】
の技術手段は、前記第1乃至第3の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させるプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【0016】
の技術手段は、前記第乃至第の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定するプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【0017】
の技術手段は、予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Aと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Bとの両方の機能を1枚のカードに備えているプリペイドカードのプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Aの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Bの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定するプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0018】
の技術手段は、前記第の技術手段に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0020】
の技術手段は、前記第6又は第7の技術手段に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0021】
の技術手段は、前記第6乃至第8の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0022】
10の技術手段は、前記第乃至第の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、ネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0023】
11の技術手段は、前記第乃至第10の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ICカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0024】
12の技術手段は、前記第乃至第11の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイ部を備え、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【0025】
13の技術手段は、前記第の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムにおいて用いられるプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定するプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【0026】
14の技術手段は、前記第13の技術手段に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ICカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としているプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【0027】
15の技術手段は、前記第13又は第14の技術手段に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイを備え、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができるプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に係るプリペイドカード管理システム、該プリペイドカード管理システムを実現するためのプリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機の実施例について説明する。
【0029】
(本発明の係るプリペイドカード自体の一例の説明)
まず、本発明に係るプリペイドカードの形式に関して、運賃支払いに関する乗車券(即ち、有効期限を購入する定期乗車券部と支払い可能有効金額を購入するプリペイド乗車券部との2つの機能からなるプリペイドカード)を例にとって説明する。
図1は、本発明の一実施例におけるプリペイドカード表面の印字例であり、一方、図2は、図1に示す本発明の一実施例におけるプリペイドカード裏面の印字例である。即ち、図1及び図2は、予め設定された所定期限(即ち、通常期限)に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能A(以下、定期乗車券部と記述する)と、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能B(以下、プリペイド乗車券部と記述する)の両方の機能を併せ持つプリペイドカードのそれぞれ表面及び裏面の印字例を示している。
【0030】
図1に示すように、本発明の一実施例を示すプリペイドカード表面の定期乗車券部(即ち、プリペイドカード機能A)側には、登録乗車区間(定期区間)として「P駅」乃至「Q駅」、あるいは、該定期乗車券部を有効とする有効期間として、「y年m月d日」乃至「仮期限 Y年M月D日」(又は、「通常 Y0年M0月D0日」)などが印字されている。
ここに、仮期限とは、プリペイド乗車券部側の残金への充当金額処理のために、予め設定された所定期限(即ち、通常期限)から、該充当金額に相当する期間短縮された場合における有効期限を示すものであり、かかる充当金額処理がなされない限り、該仮期限と予め設定された所定期限(即ち、通常期限)とは、同一の有効期限を示している。
一方、図2に示すように、本発明の一実施例を示すプリペイドカード裏面のプリペイド乗車券部(即ち、プリペイドカード機能B)側には、プリペイド乗車券部の現在の残存金額を示すプリペイド残金(現在値)や、変更発生月日、入金・出金(乗車/下車)種別、利用駅、などの履歴情報が印字されている。
【0031】
また、図3は、図1及び図2に示すプリペイドカード内部に保持されているデータの一部を例示しているメモリ一覧表である。即ち、プリペイドカード1内部には、予め設定(購入)された所定期限に至る迄の間有効とする定期乗車券部2と、予め設定(購入)された所定金額の範囲内において有効とするプリペイド乗車券部3とにそれぞれ関するデータが内部データとして1枚のカードに保持されている。
プリペイドカード1内部に保持されている定期乗車券部2に関する内部データのうち、表示することが必要とされる定期区間開始駅2a「P駅」、定期区間終了駅2b「Q駅」、定期種類2c「通勤」、定期期間2d「N箇月」、定期開始年月日2e「y/m/d」、通常期限2f「Y0/M0/D0」、及び、仮期限2g「Y/M/D」などについては、プリペイドカード1表面に印字されるが、必要に応じて、記録内容や印字内容が書き換えられる。
【0032】
また、プリペイドカード1内部に保持されているプリペイド乗車券部3に関する内部データのうち、表示することが必要とされるプリペイド残金(現在値)3a「X円」、更には、該プリペイド残金(現在値)3a「X円」の変動事由(入金や乗車による出金など)が、プリペイドカード1裏面に履歴情報3cとして逐次印字される。
【0033】
なお、プリペイド乗車券部3に関する内部データとしては、更に、例えば、プリペイドカード改札機を通過する際に、乗車と下車とのいずれの場合かを識別可能とするために、乗車した際の乗車駅を記録させるための乗車駅(現在)3bが保持記録されており、下車の際にプリペイドカード改札機において該乗車駅(現在)3bが参照されることにより、乗車ではなく下車時における処理を行なうことを指示すると共に、運賃の算出処理を行なうことを可能としている。
また、定期乗車券部2に関する内部データとして保持記録されている充当金額上限値2hは、詳細は後述するが、プリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」に対する充当を行なう際の定期乗車券部2の残存期間を金額に換算する上限金額をプリペイドカード1毎に個別に保持させるようにしているものである。
【0034】
また、乗降車に当たって、前記プリペイドカード1を駅のプリペイドカード改札機に読み取らせて、運賃の精算処理が行なわれた際には、変動したプリペイド残金(現在値)3a「X円」を算出すると共に、前記プリペイドカード1の裏面にその履歴情報3cが印字される。
更に、かかる精算処理に当たって、プリペイド残金(現在値)3a「X円」に不足が発生した場合には、該プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額に換算し直して、該換算し直された該金額の一部を、前記プリペイド残金(現在値)3a「X円」の不足分に充当することにより、運賃の精算処理を行なわしめる。
【0035】
かくのごとく、定期乗車券部2の残存期間の金額換算による充当金額をもって精算処理がなされた場合には、該定期乗車券部2の本来の有効期限である通常期限2f「Y0/M0/D0」から前記プリペイド残金(現在値)3a「X円」の不足分に対する充当金額の合計に応じた期間分を短縮させた仮期限2g「Y/M/D」を設定し、該プリペイドカード1の表面の仮期限2gの印字部分を書き換えると共に、充当された充当金額の合計をマイナス表示としてプリペイド残金(現在値)3a「X円」に記録させる。
【0036】
また、プリペイドカード券売機において、前記プリペイドカード1の定期乗車券部2に関する乗降区間や有効期限の更新などがなされることにより、定期区間開始駅2a「P駅」、定期区間終了駅2b「Q駅」、定期種類2c「通勤」、定期期間2d「N箇月」、定期開始年月日2e「y/m/d」、通常期限2f「Y0/M0/D0」、及び、仮期限2g「Y/M/D」など、前記プリペイドカード1の定期乗車券部2に関する内部データが書き換えられた場合も、該プリペイドカード1表面の印字部分の書換えが行なわれ、更には、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への入金が行なわれた場合も、該プリペイドカード1裏面のプリペイド残金(現在値)3a「X円」及び履歴情報3cの印字が行なわれる。
【0037】
更に、定期乗車券部2の残存期間の金額換算による充当金額をもって精算処理がなされて、プリペイド残金(現在値)3a「X円」がマイナス表示がされ、該プリペイドカード1の定期乗車券部2の本来の有効期限である通常期限2f「Y0/M0/D0」から充当金額の合計に応じた期間分を短縮させた仮期限2g「Y/M/D」が設定されていた場合に、プリペイドカード券売機により、該充当金額以上の新たな入金がなされた場合には、充当金額の合計に応じた期間分短縮されて設定されていた前記仮期限2g「Y/M/D」は、本来の有効期限(予め設定された所定期限)である通常期限2f「Y0/M0/D0」と同じ期限に復元されることになる。
【0038】
次に、本発明に係るプリペイドカード改札機とプリペイドカード券売機とのブロック構成図について説明する。ここに、図4は、本発明に係るプリペイドカード改札機のブロック構成図の一実施例を示すものであり、図5は、本発明に係るプリペイドカード券売機のブロック構成図の一実施例を示すものである。
【0039】
(プリペイドカード改札機のブロック構成図)
図4に示すように、本発明に係るプリペイドカード改札機10は、前述したごときデータを有するプリペイドカード1の内部データを読み取るためのデータ読取り部11と、プリペイドカード1の内部データを書き換えるためのデータ書換え部12と、プリペイドカード1の表裏面への印字内容を書き換えるためのカード印字書換え部13と、プリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」のプリペイドカード改札機用のディスプレイへの表示や警告音の鳴動、及び、プリペイドカード改札機を通過時のゲート開閉等の出力を行なうための出力部14と、前記各部位に対する制御を行なうための制御部15とからなっている。
【0040】
(プリペイドカード券売機のブロック構成図)
また、図5に示すように、本発明に係るプリペイドカード券売機20は、前述したごときデータを有するプリペイドカード1の内部データを読み取るためのデータ読取り部21と、プリペイドカード1の内部データを書き換えるためのデータ書換え部22と、プリペイドカード1の表裏面への印字内容を書き換えるためのカード印字書換え部23と、プリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」のプリペイドカード券売機用のディスプレイへのディスプレイ表示等を行なうための出力部24と、定期乗車券部2の定期区間2a,2bや定期期間2dの更新あるいはプリペイド乗車券部3への入金額等を選択させるための入力部26と、必要金額の入金処理を行なうための入金部27と、入金された金額を認識するための認識部28と、前記各部位に対する制御を行なうための制御部25とからなっている。
【0041】
(プリペイドカード改札機の処理概要)
次に、図4に示す本発明に係るプリペイドカード改札機10の処理概要について、図6及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。ここに、図6は、本発明に係るプリペイドカード改札機10の処理概要の一実施例を説明するために、図4における制御部15の制御動作の一例を示すフローチャートであり、図7は、図6のフローチャートに続く残りの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図6及び図7の各ステップについて説明する。
【0042】
まず、プリペイドカード1が入力されてくるのを待ち合わせて、プリペイドカード1が入力された場合、プリペイドカード1の内部データを読み取る(ステップS1)。
プリペイドカード1の乗車駅(現在)3bとして、既に、乗車駅(例えば、R駅)が書き込まれているか否かをチェックし、まだ、乗車駅が書き込まれていなかった場合には(ステップS2の乗車の場合)、当該駅(例えば、S駅)からの乗車と判断して、ステップS4へ進み、乗車時の処理としてプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3の乗車駅(現在)3b欄に、当該駅(例えば、S駅)を乗車駅として書き込み(ステップS4)、入場処理を行なうために、ステップS16に進む。
一方、プリペイドカード1の乗車駅(現在)3b欄に、既に、乗車駅(例えば、R駅)が書き込まれていた場合には(ステップS2の下車の場合)、当該駅(例えば、S駅)にて下車する場合と判断して、ステップS3へ進む。
【0043】
当該駅(例えば、S駅)にて下車する場合と判断された場合においては(ステップS2の下車の場合)、下車時の処理として、既に書き込まれている乗車駅(R駅)から当該駅(S駅)までの乗車区間が、定期乗車券部2の定期区間2a,2b(例えば、P駅とQ駅との間の区間)内にあるのか、又は、定期区間外なのか、それとも、一部定期区間を含む乗入れ及び/又は乗越しなのかを判断する(ステップS3)。
【0044】
乗車区間が定期区間内の場合には(ステップS3の定期区間内の場合)、プリペイドカード1の定期乗車券部2だけのデータを用いる場合に該当しており、ステップS5へ進み、定期区間外の場合には(ステップS3の定期区間外の場合)には、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3だけのデータを用いる場合に該当しており、当該乗車区間(R駅からS駅までの区間)の運賃は、全額、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3によって精算することとなるために、ステップS8へと進む。一方、一部定期区間を含む乗入れ及び/又は乗越しの場合であれば(ステップS3の一部定期区間を含む場合)、プリペイドカード1の定期乗車券部2とプリペイド乗車券部3の両方のデータを用いる場合に該当しており、ステップS6へと進む。
【0045】
乗車区間が定期区間内の場合には(ステップS3の定期区間内の場合)、プリペイドカード1の定期乗車券部2が有効かどうかをチェックするため、現在時刻(年月日)と定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」との比較を行ない、仮期限2g「Y/M/D」を超過していないか否かを判断する(ステップS5)。仮期限2g「Y/M/D」を超えていなかった場合には(ステップS5のNO)、プリペイドカード1の定期乗車券部2は有効であるものと判断して、出場処理を行なうために、ステップS15へ進み、一方、仮期限2g「Y/M/D」を超過していた場合には(ステップS5のYES)、プリペイドカード1の定期乗車券部2は無効と判断して、当該乗車区間(R駅からS駅までの区間)の運賃は、全額、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3によって精算することとなるために、ステップS8へ進む。
【0046】
一部定期区間を含む乗入れ及び/又は乗越しの場合においても(ステップS3の一部定期区間を含む場合)、ステップS5の場合と同様に、まず、プリペイドカード1の定期乗車券部2が有効かどうかをチェックするため、現在時刻(年月日)と定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」との比較を行ない、仮期限2g「Y/M/D」を超過していないか否かを判断する(ステップS6)。
【0047】
仮期限2g「Y/M/D」を超えていなかった場合には(ステップS6のNO)、プリペイドカード1の定期乗車券部2は有効であるものと判断して、乗入れ及び/又は乗越しの精算処理を行なうために、ステップS7へ進み、実際の乗車区間(R駅からS駅までの区間)からプリペイドカード1の定期乗車券部2に含まれる区間を差し引いて、乗入れ区間及び/又は乗越し区間を求める(ステップS7)。
一方、仮期限2g「Y/M/D」を超過していた場合には(ステップS6のYES)、プリペイドカード1の定期乗車券部2は無効と判断して、当該乗車区間の運賃は、全額、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3によって精算することとなるために、ステップS8へ進む。
【0048】
ステップS8においては、支払い対象乗車運賃として乗車駅(R駅)から当該駅(S駅)までの乗車区間に相当する運賃を算出して出力するが、ここで、一部定期区間を含む乗入れ及び/又は乗越しを行なった場合として、前記ステップS7において、乗入れ及び/又は乗越し区間が算出されていた場合には、乗車駅(R駅)から当該駅(S駅)までの乗車区間に相当する前記運賃を前記支払い対象乗車運賃として出力する代わりに、かかる乗入れ区間及び乗越し区間にそれぞれ相当する乗入れ運賃及び乗越し運賃の和を算出して、算出された乗入れ運賃及び乗越し運賃の和を、前記支払い対象乗車運賃として出力する(ステップS8)。なお、一部定期区間を含む乗入れ及び/又は乗越しの場合であっても、乗車駅(R駅)から当該駅(S駅)までの乗車区間に相当する前記運賃と比較して、前記乗入れ及び前記乗越し運賃の和が上回る金額となっている場合においては、乗車駅(R駅)から当該駅(S駅)までの乗車区間に相当する前記運賃を、前記支払い対象乗車運賃として出力する。
【0049】
次いで、ステップS8において算出された前記支払い対象乗車運賃がプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3により精算可能(即ち、支払い可能)な金額であるか否かをチェックする。即ち、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」が、前記支払い対象乗車運賃よりも多い、もしくは、等しいときは(ステップS9のYES)、そのまま、前記支払い対象乗車運賃の精算が可能であるものとして、ステップS14へ進み、逆に、前記支払い対象乗車運賃よりも少ないときは(ステップS9のNO)、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3そのままでは、前記支払い対象乗車運賃の精算ができないものとして、ステップS10へ進む。
即ち、ステップS9は、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3の残存金額に不足金額が発生しているか否かを検出する金額不足検出手段を提供するものであり、該不足金額が発生したことが検出された場合には(ステップS9のNO)、ステップS10を構成する金額換算手段を起動させて、前記不足金額を充当させるために、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額に換算させんとしているものである。
【0050】
ステップS10においては、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額に換算して、かかる換算された換算金額が、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」との差額(不足分)を充当するのに十分な金額(即ち、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間)が残っているかを判断する。なお、かかる充当可否の残存期間に対する具体的な判断方法の一例を、後述の図8において更に説明することにする。
【0051】
充当するのに十分な金額(即ち、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間)が残っていると判断された場合は(ステップS10のYES)、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」との差額(不足分)を充当するための充当処理を行なうために、ステップS11へ進む。ステップS11においては、まず、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理として、該充当金額に換算される期間に応じた期間分だけ、プリペイドカード1の定期乗車券部2の有効期間を短縮させて、定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」を書き換えた後(ステップS11)、ステップS14に進み、プリペイド残金(現在値)3a「X円」の更新を行なう。
【0052】
一方、充当するのに十分な金額(即ち、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間)が残っていないと判断された場合は(ステップS10のNO)、改札口からの出場は不可能であるものとして、ステップS12へ進み、当該プリペイドカード使用者に対して、充当不可能であり、出場不可能である旨を通知するための警告音(アラーム)を鳴動させる(ステップS12)。更に、かかる場合においては、当該プリペイドカード使用者を物理的に出場不可能の状態とするためにプリペイドカード改札機のゲートを閉じたままの状態とする(ステップS13)。
【0053】
ステップS14において、ステップS8において算出された前記支払い対象乗車運賃がプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3により精算可能(即ち、支払い可能)な金額とされた場合にあっては(ステップS9のYES)、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3の精算前のプリペイド残金(現在値)3a「X円」から、前記支払い対象乗車運賃を差し引いた差額金額により、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」を書き換える(ステップS14)。
一方、前記ステップ11において定期乗車券部2の残存期間から不足分を充当している場合にあっては(即ち、ステップS11からの移行の場合にあっては)、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」から前記支払い対象乗車運賃を差し引いた差額金額を、プリペイド残金(現在値)3a「X円」を充当するための充当金額として識別可能とすべく、マイナス表示にてプリペイド残金(現在値)3a「X円」が更新されて記録される。
【0054】
ここで、定期乗車券部2の有効期限を短縮させた際の換算金額が、前記充当金額を上回っていた場合には、上回った換算金額分を余剰換算金額として保持記録させて、次回以降の精算処理に対しても充当可能としている。即ち、次回以降に、定期区間以外の乗車区間に対する運賃の精算処理が発生した場合には、まず、前記余剰換算金額により充当可能な金額か否かが判定され、充当可能な金額であると判定される限り、該余剰換算金額からの該当処理が行なわれ、プリペイド残金(現在値)3a「X円」のマイナス表示としての更新処理がなされるが、定期乗車券部2の有効期限を更に短縮させて新たな換算金額を生成する処理が実施されることにはならない。
【0055】
次いで、下車処理として、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3の乗車駅(現在)3b欄から乗車駅(例えば、R駅)を消去して、次の乗車に備える(ステップS15)。
更に、乗車及び下車の双方において、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間即ち現在時刻(年月日)から仮期限2g「Y/M/D」までの残り期間をチェックし、残り1週間未満の残存期間の場合には(ステップS16のYES)、当該プリペイドカード使用者に対して、期限切れに近づいている旨の注意を促すためのアラームを鳴動させて(ステップS17)、ステップS18で進む。
【0056】
一方、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間が、まだ1週間以上残っている場合には(ステップS16のNO)、まだ十分な残存期間が残っていると判断し、直ちにステップS18で進む。
ステップS18においては、当該プリペイドカード使用者を、物理的に、入場又は出場可能な状態とするためにプリペイドカード改札機のゲートを開いた状態とする(ステップS18)。
【0057】
(定期乗車券部の残存期間充当可否に対する具体的な判断方法)
次に、図7のフローチャートのステップS10において示した残存期間の金額換算方法について、即ち、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額に換算して、かかる換算された換算金額として、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」との差額(不足分)を充当するのに十分な金額(即ち、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間)が残っているか否かを判断する具体的な判断方法について、その一例を、図8のフローチャートを用いて説明する。ここに、図8は、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額換算して、乗車運賃の精算に充当可能か否かを判別する具体例を説明するためのフローチャートである。
【0058】
即ち、図8は、図7のステップS10において、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間、つまり、現在時刻(現在年月日)から仮期限2g「Y/M/D」(なお、プリペイドカード1のプリペイド残金X(現在値)が残っている通常の状態にあっては、前述のごとく、仮期限2g「Y/M/D」と本来の通常期限2f「Y0/M0/D0」とは一致している。)までの期間がプリペイド残金Xの不足分を充当するのに十分かどうかを判断し、更に、充当するのに十分であると判断した場合には、具体的に、どれだけの期間を乗車金額の精算に対する充当に充てる必要があるかを算出するための処理を示すフローチャートである。
また、図8に示すフローチャートにおいては、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間から換算される換算金額を、現時点で解約した場合に払い戻される払戻し金額を超えない金額とすることにより、プリペイドカード1全体の価値のバランスを崩さないようにしている。
【0059】
ここで、図8のフローチャートの説明に先立って、まず、前記払戻し金額の具体的な決定方法の一例を示す。まず、払戻しを行なう日までを、プリペイドカード1の定期乗車券部2を実際に使用した使用期間とし、該使用期間において最も効率良く使用したと仮定した場合における該定期乗車券部2の使用済み金額を求める。
しかる後において、実際に購入した定期期間2d「N箇月」の該定期乗車券部2の購入金額と該定期乗車券部2の前記使用済み金額との差額が払戻し金額となる。
なお、該定期乗車券部2は、複数の定期乗車券部2の組合せであっても良いものとする。また、一般的に、定期乗車券部2の定期期間2d「N箇月」は、月単位とされているので、前記使用期間は、月単位で扱われることとしても良く、本実施例においては、金額換算するために用いる定期期間2d「N箇月」を短縮させる際に、月単位で扱うこととする。
【0060】
以下に、図8に示すフローチャートの処理について説明する。
プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」の不足額の総額である累積充当予定金額を求める(ステップS21)。
ここで、今回の支払い対象乗車運賃の精算処理以前において、まだ、一度も、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理が行なわれていない状態にあった場合には、今回の支払い対象乗車運賃に対するプリペイド残金(現在値)3a「X円」の不足額のみが前記累積充当予定金額となる。
また、まだ、一度も、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理が行なわれていない状態にあった場合には、前述のごとく、プリペイドカード1の定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」は、通常期限2f「Y0/M0/D0」と全く同じ期限とされている。
【0061】
一方、今回の支払い対象乗車運賃の精算処理以前に、既に、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理が行なわれていた状態の場合には、以前に行なわれた充当金額の総額に更に今回の支払い対象乗車運賃を加えた金額が前記累積充当予定金額となる。
また、今回の乗車運賃の精算処理以前に、既に、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理が行なわれていた状態の場合には、プリペイドカード1の定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」は、充当金額に相当する期間分だけ、通常期限2f「Y0/M0/D0」から短縮された状態に設定されている。
【0062】
次に、今回を含めた前記累積充当予定金額に対する仮期限2g「Y/M/D」を決定するために、通常期限2f「Y0/M0/D0」からの短縮月数を算出するための変数Lに対して初期値「1」(即ち、1箇月)を与える(ステップS22)。つまり、短縮する期間として、1箇月から開始して、前記累積充当予定金額を充足するに至るまで、順次、短縮すべき月数を増加していく処理を行なう。
【0063】
次いで、通常期限2f「Y0/M0/D0」までの残存期間が、「L箇月+1週間」以上あるか否かのチェックを行なう(ステップS23)。残存期間が「L箇月+1週間」以上ある場合には(ステップS23のYES)、前記累積充当予定金額に対して、L箇月分に相当する換算金額の充当がなされたとしても、残存期間として、まだ、少なくとも「1週間」以上残る状態であり、L箇月分に相当する換算金額の充当が可能であると判断して、ステップS25へ進む。
【0064】
即ち、一般には、残存期間が「L箇月」ある場合には、L箇月分に相当する換算金額の充当を行なうことが可能ではあるが、通常期限2f「Y0/M0/D0」からL箇月分に相当する換算金額を充当することによって、有効期間を短縮されて新たに設定される仮期限2g「Y/M/D」としての残存期間が殆どなくなることとなる。したがって、たとえ、後日入金することにより、新たに設定された仮期限2g「Y/M/D」を通常期限2f「Y0/M0/D0」に復帰させる処理を行なうとしても、かかる復帰処理を行なうための時間的余裕がなくなる。よって、少なくとも、プリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」へ充当される前記換算金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金処理を行なうに充分な期間として予め定められた所定の余裕期間以上、例えば、「1週間」以上の残存期間が残っている場合に限り、仮期限2g「Y/M/D」が新たに設定されることを可能とするように予め確認することとしている。
【0065】
一方、残存期間が「L箇月+1週間」に満たない場合には(ステップS23のNO)、前記累積充当予定金額に対して充当するには不十分な残存期間しか残っていないものと判断して、即ち、仮期限2g「Y/M/D」の残存期間として、「1週間」以上の余裕を確保することができず、充当は不可能な状態にあるものとして、ステップS24へ進み、プリペイド残金(現在値)3a「X円」の不足分に対する定期乗車券部2の残存期間の充当は不可能である旨を設定して、充当処理を行なわないこととする(ステップS24)。
【0066】
定期乗車券部2の通常期限2f「Y0/M0/D0」までの残存期間が、「L箇月+1週間」以上残っている場合には(ステップS23のYES)、ステップS25において、まず、定期乗車券部2の通常期限2f「Y0/M0/D0」から「L箇月」短縮して、定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」に設定した場合における「L箇月」分の換算金額即ち充当可能金額の上限値を求める。
ここに、該充当可能金額の上限値としては、仮期限2g「Y/M/D」の時点において、当該プリペイドカード1の定期乗車券部2を解約したときの払戻し金額、つまり、残存期間が「L箇月」残っている場合における払戻し金額と等しい金額とする。
【0067】
なお、一般的に、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間を金額換算する(即ち、前記充当可能金額に換算する)金額換算手段を実現する場合、前記充当可能金額としては、前述のごとく、プリペイドカード1の定期乗車券部2の定期種類2c,定期期間2d,定期乗車区間の範囲、及び、短縮期間を示す「L箇月」の値などの組み合わせによって決定されるようにすべきものである。
而して、プリペイドカード改札機に対して、かかる組み合わせに基いて決定される充当可能金額をそれぞれ算出可能とするためのデータベース等を備えさせることにより、前記充当可能金額を求めることができる。しかしながら、定期種類2c,定期期間2d、及び、定期乗車区間の範囲の組み合わせについては、プリペイドカード1それぞれにより様々の組合せがあるために、プリペイドカード改札機のメモリ量の増大を招くと共に、負荷が高くなり、動作速度の遅延等などの悪影響を及ぼすものと考えられる。
【0068】
一方、各プリペイドカード1毎に個別に見れば、短縮期間を示す「L箇月」の値の変動範囲は比較的小さい。したがって、本実施例の前記金額換算手段の実現方法としては、各プリペイドカード1毎に、当該プリペイドカード1の定期乗車券部2の内部データとして、図3に示すごとく、短縮期間を示す「L箇月」の取り得る値(1箇月,2箇月,…,(N−1)箇月)それぞれに対応して、残存期間が「L箇月」残っている場合における払戻し金額と等しい、もしくは、該払戻し金額を超えない金額となる充当金額上限値2h ZL(Z1円,Z2円,…,ZN-1円)を予め記録させておき、プリペイドカード1の定期乗車券部2対応の充当金額上限値2h ZLから充当金額上限値を読み出すこととする。
【0069】
而して、図8のステップS25において、プリペイドカード1の定期乗車券部2の充当金額上限値2h ZLから読み出されたL箇月分の充当可能金額の上限値が、前記ステップS21にて求められた前記累積充当予定金額よりも、多いか、あるいは、等しい場合には(ステップS25のYES)、充当可能であると判断して、ステップS27へ進み、逆に、少なかった場合は(ステップS25のNO)、L箇月分では充当不可能と判断して、ステップS26へ進み、仮期限2g「Y/M/D」を設定するための通常期限2f「Y0/M0/D0」からの短縮期間を示す「L箇月」に「1」加算して(ステップS26)、ステップS23に戻り、1箇月更に多く短縮した場合の判定処理を繰り返す。
【0070】
「L箇月」分の充当可能金額の上限値により、前記累積充当予定金額に対する充当が可能と判断された場合には(ステップS25のYES)、プリペイドカード1の定期乗車券部2の通常期限2f「Y0/M0/D0」より「L箇月」分短縮された仮期限2g「Y/M/D」に設定変更することにより、現在の前記累積充当予定金額を実際に充当可能であるとして(ステップS27)、処理を終了する。
かかる仮期限2g「Y/M/D」の設定変更処理は、前記累積充当予定金額が発生し、定期乗車券部2の残存期間からの充当処理がなされる都度、実施されるものであり、今回の設定変更処理を行なう前に、既に、定期乗車券部2の残存期間からの充当処理がなされていた場合には、通常期限2f「Y0/M0/D0」より短縮された仮期限2g「Y/M/D」が設定されている状態にあるが、前述したごとき余剰換算金額による充分な該当処理が不可能である場合には、今回の定期乗車券部2の残存期間からの充当処理により、更に短縮された「L箇月」分の仮期限2g「Y/M/D」に変更されて設定されることとなる。
【0071】
(プリペイドカード券売機の処理概要)
次に、図5に示す本発明に係るプリペイドカード券売機20の処理概要について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。ここに、図9は、本発明に係るプリペイドカード券売機20の処理概要の一実施例を説明するために、図5における制御部25の制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図9の各ステップについて説明する。
【0072】
まず、プリペイドカード1が入力されてくるのを待ち合わせて、プリペイドカード1が入力された場合、プリペイドカード1の内部データを読み取る(ステップS31)。
次いで、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3に記録されているプリペイド残金(現在値)3a「X円」をチェックし、プリペイド残金(現在値)3a「X円」が、マイナス表示である場合には(ステップS32のYES)、プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間からプリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当処理が行なわれていると判断し、ステップS33へ進み、一方、プリペイド残金(現在値)3a「X円」が、プラス表示の場合には(ステップS32のNO)、プリペイドカード1の定期乗車券部2からの前記充当処理は行なわれていないと判断し、プリペイドカード1の定期乗車券部2に関する通常の発券処理を行なうために、ステップS37へ進む。
【0073】
プリペイドカード1の定期乗車券部2の残存期間からの充当処理が行なわれていて、プリペイド残金(現在値)3a「X円」が、マイナス表示されている場合(ステップS32のYES)、該マイナス表示されているプリペイド残金(現在値)3a「X円」即ち前記累積充当予定金額(換言すれば、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当金額)を精算させるために、プリペイドカード券売機20に、プリペイド残金Xのマイナス表示金額を表示し、プリペイドカード1使用者に対して入金を促す(ステップS33)。即ち、ステップS32及びステップS33は、プリペイドカード1の定期乗車券部2からプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」に対する充当金額として、マイナス表示とされて記録されている該充当金額を当該プリペイドカード1から読み出して検出し、表示するための充当金額検出手段を提供している。
【0074】
次いで、プリペイドカード1使用者からの実際の入金額を図5に示す認識部28にてチェックし(ステップS34)、プリペイド残金Xに対して必要とする充当金額(即ち、前記累積充当予定金額)に等しいか、あるいは、該充当金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち(ステップS34のNO)、精算が終わったら(ステップS34のYES)、ステップS35へ進み、プリペイド残金Xへの充当金額に対する精算が終了したことにより、プリペイド残金(現在値)3a「X円」を「0」に書き換える(ステップS35)。
更に、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当金額に対する精算が終了したことにより、今まで充当処理により短縮されていた仮期限2g「Y/M/D」を、プリペイドカード1の定期乗車券部2の本来の残存期間である通常期限2f「Y0/M0/D0」に復帰させるように書き換える(ステップS36)。
【0075】
ステップS37においては、プリペイドカード1の定期乗車券部2に関する通常の発券処理を行なうために、まず、プリペイドカード1の定期乗車券部2の通常期限2f「Y0/M0/D0」が示す残存期間が、通常期限2f「Y0/M0/D0」の更新が可能な期間として予め定められている更新可能期間以内にまで近接した年月日に至っているか否かが判断される(ステップS37)。ここで、通常期限2f「Y0/M0/D0」の残存期間が、前記更新可能期間以内、例えば、「1週間」以内に至っていた場合には(ステップS37のYES)、通常期限2f「Y0/M0/D0」の更新を行なうことができるものとして、ステップS38へ進み、通常期限2f「Y0/M0/D0」の更新処理を行なうこととし、一方、通常期限2f「Y0/M0/D0」の残存期間が、前記更新可能期間よりも長い、例えば、「1週間」よりも長い場合には(ステップS37のNO)、通常期限2f「Y0/M0/D0」の更新を行なうことができないものとして、ステップS44へ進み、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」への入金処理を行なう段階に進む。
【0076】
ステップS38においては、通常期限2f「Y0/M0/D0」を更新するために、当該プリペイドカード1使用者が、更新を行なうべき定期期間「N箇月」を選択入力するまで待ち合わせて(ステップS38のNO)、更新を行なう定期期間「N箇月」が選択入力されたら(ステップS38のYES)、ステップS39へ進み、次いで、更新を行なう定期期間「N箇月」の購入に必要とする購入金額を表示し、実際に入金するように促す(ステップS39)。
【0077】
なお、前記購入金額は、一般に、定期区間開始駅2a「P駅」,定期区間終了駅2b「Q駅」,定期種類2c,定期径路、及び、ステップS38において選択入力された定期期間2d「N箇月」により一意に決定されるものである。しかし、図9に示す本実施例においては、前記定期区間開始駅2a「P駅」,前記定期区間終了駅2b「Q駅」,前記定期種類2c、及び、前記定期径路については、何等更新処理がなされず、定期期間2d「N箇月」のみの更新がなされている場合について示している。
【0078】
プリペイドカード1使用者からの実際の入金額を図5に示す認識部28にてチェックし(ステップS40)、ステップS39において表示された前記購入金額と等しい又は前記購入金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち(ステップS40のNO)、精算が終わったら(ステップS40のYES)、ステップS41へ進む。
ステップS41においては、通常期限2f「Y0/M0/D0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、ステップS38で選択入力された更新定期期間「N箇月」の値に、プリペイドカード1の定期乗車券部2の定期期間2d「N箇月」を書き換える(ステップS41)。
【0079】
更に、通常期限2f「Y0/M0/D0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、プリペイドカード1の定期乗車券部2の更新前の通常期限2f「Y0/M0/D0」に対して、前記ステップS38で選択入力された更新定期期間2d「N箇月」の値を加えた値に更新して、プリペイドカード1の定期乗車券部2の通常期限2f「Y0/M0/D0」を書き換える(ステップS42)。更に、通常期限2f「Y0/M0/D0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、プリペイドカード1の定期乗車券部2の仮期限2g「Y/M/D」を前記ステップS42において書き換えられた通常期限2f「Y0/M0/D0」と同じ期限に書き換えることにより(ステップS43)、プリペイドカード1の定期乗車券部2の期限更新処理を終了し、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金X(現在値)の更新処理に移る。
【0080】
プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」の更新処理を開始する際に、まず、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への入金を行なわせるに先立って、当該プリペイドカード1使用者自身に対して、現在のプリペイド残金(現在値)3a「X円」の正確な金額を認識させる必要があることから、プリペイド残金(現在値)3a「X円」の表示を行なう(ステップS44)。
ステップS44にて表示されたプリペイド残金(現在値)3a「X円」の金額を踏まえて、当該プリペイドカード1使用者によって実際に入金したい金額が判断されて、入金額が選択入力されるまで待ち合わせて(ステップS45のNO)、入金額が選択入力されたら(ステップS45のYES)、ステップS46へ進み、入金を促す。
【0081】
次いで、プリペイドカード1使用者からの実際の入金額を図5に示す認識部28にてチェックし(ステップS46)、ステップS45において選択入力された前記入金額と等しいか又は前記入金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち合わせ(ステップS46のNO)、精算が終わったら(ステップS46のYES)、ステップS47へ進み、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」の書き換え処理を行なう。
即ち、ステップS44において表示したプリペイドカード1のプリペイド乗車券部3の更新前のプリペイド残金(現在値)3a「X円」に、前記ステップS45で選択入力された入金額を加算した値を算出して、プリペイドカード1のプリペイド乗車券部3のプリペイド残金(現在値)3a「X円」を書き換えることにより、プリペイド残金(現在値)3a「X円」の更新処理を終了する(ステップS47)。
【0082】
しかる後に、ステップS48においては、図9における前記各ステップでなされた処理を反映するように、プリペイドカード1の表裏面の印字部分を書き換える(ステップS48)。
即ち、前記ステップS33乃至ステップS36におけるプリペイド残金(現在値)3a「X円」への充当金額の精算処理が行なわれた場合には、プリペイドカード1表面の印字部分である仮期限2g「Y/M/D」を通常期限2f「Y0/M0/D0」に書き換え、更に、プリペイドカード1裏面の履歴情報3cの印字部分をかかる精算処理に基づいて書き換え、また、前記ステップS38乃至ステップS43における通常期限2f「Y0/M0/D0」の更新処理が行なわれた場合は、プリペイドカード1表面の定期期限「N箇月」、通常期限2f「Y0/M0/D0」、仮期限2g「Y/M/D」等の更新に基づいてそれぞれの印字部分を書き換えると共に、プリペイドカード1裏面の履歴情報3cの印字部分を書き換え、また、前記ステップS44乃至ステップS47におけるプリペイド残金(現在値)3a「X円」への入金が行なわれた場合は、プリペイド残金(現在値)3a「X円」への入金に基いて、プリペイドカード1裏面の履歴情報3cの印字部分を書き換える。
【0083】
なお、以上の実施例においては、各精算処理において、それぞれの精算に必要とする金額よりも多い金額が入金された場合には、当然、超過金額の返金処理がなされているが、かかる返金処理についての記述は省略している。
【0084】
(まとめ)
以上に説明したように、本実施例によれば、プリペイド乗車券部3としてプリペイドされた金額に関する不足が発生した場合には、定期乗車券部2の有効期限としてプリペイドされている金額(即ち、有効期間を短縮した場合の払戻し金額に相当する換算金額)の少なくとも一部を、プリペイド乗車券部3としてプリペイドされた金額の不足分に対して充当させることにより、プリペイドカード全体の価値を矛盾なく利用するという条件下において、プリペイドカード使用者の利便性を合理的に高めることができる。
【0085】
(変形実施例)
次に、前述した実施例に対する変形実施形態について若干補足説明する。
(1)まず、前記実施例においては、プリペイドカードの定期乗車券部の残存期間を、単純に払戻し金額により換算することとする場合を示しているが、プリペイドカードの定期乗車券部の購入に際しては、一括前払いに伴なう割引き等の特典を受けている可能性がある。従い、場合によっては、より公平に計算を行なわせるために、下車時において、プリペイドカード改札機にて充当処理が発生する都度、支払い対象乗車運賃に対して手数料もしくは利子を加算する(前記図7のステップS14に示す「乗車運賃」に加算する)こととするか、場合によっては、事後のプリペイドカード券売機における精算処理時において、プリペイド残金(現在値)「X円」に対する充当金額に対して手数料もしくは利子を加算する(前記図9のステップS33に示す「プリペイド残金表示」に加算する)こととしても良い。
【0086】
(2)また、前記プリペイドカード改札機20は、図4に示すように、単独(スタンドアローン)で動作しているが、例えば、充当可能金額を求める複雑な計算(即ち、前記図8に示すステップS25の「L箇月分の充当可能金額の上限値」を、プリペイドカード1から読み取ることとせずに、プリペイドカード改札機にて算出せんとする場合の計算)をプリペイドカード改札機単独で行なうことが困難であることを考慮すると、プリペイドカード改札機が、ネットワークを介して、充当可能金額算出に関するかかる計算を迅速に実行可能なサーバに接続されるように構成することとしても良い。即ち、プリペイドカード改札機にネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能とするように構成することとしても良い。
【0087】
(3)更に、プリペイドカード,プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機の種類に関しては、磁気カードによる挿入型あるいはICカードによる非接触型のいずれの場合であっても構わない。但し、非接触型の場合においては、プリペイドカード改札機において、プリペイドカード表面及び裏面の印字部分を書き換えることは困難であるので、プリペイドカードの仮期限「Y/M/D」やプリペイド残金(現在値)「X円」あるいは履歴情報等の内部データのうち印字を必要とするデータについては、プリペイドカード改札機を通過する際に、プリペイドカード表面及び裏面に印字する代わりに、プリペイドカード改札機のディスプレイへ表示させたり、あるいは、プリペイド券売機など別の機器に設けられているディスプレイに表示させたり、あるいは、プリペイド券売機など別の機器に該プリペイドカード1を挿入させて印字させたりしても良い。
【0088】
(4)加えて、プリペイドカードに印字するのではなく、プリペイドカード自身にディスプレイ部を備えることとして、プリペイドカード改札機あるいはプリペイドカード券売機等により、該ディスプレイ部に表示させるようにしても良い。かかる場合においては、挿入型および非接触型のいずれのプリペイドカードであるかに関係することなく、例えば、非接触型のICカードであったとしても、仮期限「Y/M/D」、通常期限「Y0/M0/D0」やプリペイド残金「X円」や充当した金額や履歴情報等を前記ディスプレイ部へ表示することが可能となる。
【0089】
(5)更には、前記実施例においては、鉄道における定期乗車券部に関するプリペイドカードの場合を例に挙げているが、本発明は、かかる場合に限るものではなく、例えば、鉄道以外の交通機関あるいはテーマパークやスポーツジムのように、一定の有効期間、特定の機能を継続して使用することが可能である機能Aと、必要に応じて、各種の機能を使用することにより個別に精算する機能Bとを、併せ備えることを可能とする用途のプリペイドカードであれば、いかなる用途に対しても適用することが可能である。
【0090】
【発明の効果】
本発明に係るプリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機及びプリペイドカード券売機によれば、たとえ、予め入金しておいたプリペイドカードの残金に不足が生じた場合であっても、有効期限に依存した定期券部の有効期限を短縮することにより、該短縮した期間に相当する金額を換算して、プリペイドカードの残金の不足分へ充当を行なうことを可能としているので、不足分が発生する都度、別途、自動精算機あるいは人手による精算を行なう手間を省くことができ、プリペイドカード使用者の利便性を向上させることができるのみならず、該プリペイドカード使用者と同じ窓口に並んでいる周囲の人々への迷惑も緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプリペイドカード表面の印字例である。
【図2】図1に示す本発明の一実施例におけるプリペイドカード裏面の印字例である。
【図3】図1及び図2に示すプリペイドカード内部に保持されているデータの一部を例示しているメモリ一覧表である。
【図4】本発明に係るプリペイドカード改札機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図5】本発明に係るプリペイドカード券売機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図6】本発明に係るプリペイドカード改札機の処理概要の一実施例を説明するために、図4における制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るプリペイドカード改札機の処理概要の一実施例を説明するために、図4における制御部の制御動作の一例を示す図6のフローチャートに続く残りの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】プリペイドカードの定期乗車券部の残存期間を金額換算して、乗車運賃の精算に充当可能か否かを判別する具体例を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係るプリペイドカード券売機の処理概要の一実施例を説明するために、図5における制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…プリペイドカード、2…定期乗車券部、2a…定期区間開始駅、2b…定期区間終了駅、2c…定期種類、2d…定期期間、2e…定期開始年月日、2f…通常期限、2g…仮期限、2h…充当金額上限値、3…プリペイド乗車券部、3a…プリペイド残金(現在値)、3b…乗車駅(現在)、3c…履歴情報、10…プリペイドカード改札機、11…データ読取り部、12…データ書換え部、13…カード印字書換え部、14…出力部、15…制御部、20…プリペイドカード券売機、21…データ読取り部、22…データ書換え部、23…カード印字書換え部、24…出力部、25…制御部、26…入力部、27…入金部、28…認識部。

Claims (15)

  1. 予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Aと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Bとを管理するプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Aの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Bの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定することを特徴とするプリペイドカード管理システム。
  2. 請求項1に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されることを特徴とするプリペイドカード管理システム。
  3. 請求項1又はに記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード管理システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させることを特徴とするプリペイドカード管理システム。
  5. 請求項乃至のいずれか1項に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定することを特徴とするプリペイドカード管理システム。
  6. 予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Aと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Bとの両方の機能を1枚のカードに備えているプリペイドカードのプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Aの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Bの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定することを特徴とするプリペイドカード改札機。
  7. 請求項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  8. 請求項6又は7に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  9. 請求項6乃至8のいずれか1項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Aの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Aの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Bの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  10. 請求項乃至のいずれか1項に記載のプリペイドカード改札機であって、ネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  11. 請求項乃至10のいずれか1項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ICカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  12. 請求項乃至11のいずれか1項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイ部を備え、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができることを特徴とするプリペイドカード改札機。
  13. 請求項に記載のプリペイドカード管理システムにおいて用いられるプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカード機能Bの残存金額への前記プリペイドカード機能Aからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定することを特徴とするプリペイドカード券売機。
  14. 請求項13に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ICカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としていることを特徴とするプリペイドカード券売機。
  15. 請求項13又は14に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイを備え、前記所定期限,前記仮期限,前記残存金額あるいは充当する前記金額をディスプレイ表示することができることを特徴とするプリペイドカード券売機。
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