JP4059699B2 - Prepaid card management system, prepaid card ticket gate, and prepaid card ticket machine - Google Patents

Prepaid card management system, prepaid card ticket gate, and prepaid card ticket machine Download PDF

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Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、ＪＲ東日本（東日本旅客鉄道）では、乗車のたびに券売機などにより購入する乗車券の他に、プリペイドカード式の乗車券が使用されている。このプリペイドカードとしては、予め登録された乗車区間に関し予め登録された所定期間に亘って、乗降車を自由とする「定期券」と、予め支払った金額分の運賃に至るまでの間、乗降車を自由とする「イオカード」（登録商標）とがあり、更には、この「定期券」と「イオカード」（登録商標）との２つのプリペイドカードを１枚のカードとした「Ｓｕｉｃａ」（登録商標：Super Urban Intelligent Card）がある。
【０００３】
即ち、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）は、「定期券部」と「イオカード部」（運賃自動引き落とし部）との併用が可能であり、実際の乗車区間から「定期券部」が示す登録乗車区間（定期区間）を差し引いた残りの区間の乗入れ及び／又は乗越し運賃を「イオカード部」の残金から差し引いて支払うことができる。而して、従来のごとく、「定期券部」が示す登録乗車区間へ乗り入れる際に、予め券売機により該登録乗車区間までの乗車券を購入したり、あるいは、「定期券部」が示す登録乗車区間から乗り越す際に、自動精算機または有人精算窓口で運賃の精算処理をしたりする手間を省くことができる。
また、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）の場合には、「定期券部」の有効期限の更新処理、及び、「イオカード部」の残金部分への追加入金に関する処理のいずれの場合も、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）用のプリペイドカード券売機にて行なうことができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）においては、「定期券部」と「イオカード部」（運賃自動引き落とし部）とが、それぞれ個別に管理されている。而して、例えば、「定期券部」が示す登録乗車区間（定期区間）からの乗越し時などにおいて、「イオカード部」の残金が不足していた場合には、アラームが鳴り、改札口のゲートが開かず、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）使用者は改札口を通過することができなくなる。而して、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）使用者は、自動精算機もしくは有人精算窓口にまで出向いて、運賃の不足分を支払う手続を必要とすることとなるため、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）使用者本人自身に対して、２度手間となる煩わしさが発生する上に、混雑している駅においては、乗客の流れを乱し、混雑を助長する原因ともなってしまう。
【０００５】
一般に、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）の「定期券部」は、通勤，通学などにおいて、ほぼ毎日使用することとなるので、通常、「定期券部」の有効期限は意識して使われることとなるが、一方、「イオカード部」は、本来、非定期的に使用されるものであり、たとえ、改札口において「イオカード部」の残金が表示されたとしても、「イオカード部」の該残金を意識して使うことが少ない上に、乗入れ及び／又は乗越しの際に精算用として複雑な運賃計算が必要となる場合には、精算用として必要とする運賃を正確に知ることは難しく、「イオカード部」の残金が不足してしまうか否かが不明となる事態が発生する可能性が多くなる。
【０００６】
一方、かかる対策の一環として、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）の「イオカード部」を、クレジットカードや口座引落としなどの後払い方式にも対応可能とすることが考えられるが、プリペイドカードシステム全体のコストアップを引き起こすことになること、更には、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）という定期券に対して、個人情報を入力して記録させてしまうことは、「Ｓｕｉｃａ」（登録商標）使用者への心理的な不安などを発生させることなどが問題となる。
【０００７】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、予め設定（即ち、購入）された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）と、予め設定（即ち、購入）された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂ（例えば、イオカード部）との両者を管理するプリペイドカード管理システムにおいて、該プリペイドカードＢの使用の際に、たとえ、前記プリペイドカード機能Ｂの残金に不足が発生した場合であっても、前記プリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）が示す残存期間を金額に換算して、前記プリペイドカード機能Ｂの残金の不足分に充当することのできるプリペイドカード管理システム、該プリペイドカード管理システムを実現するためのプリペイドカード改札機およびプリペイドカード券売機を提供することを目的としている。
【０００８】
即ち、一般に、プリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）としては、たとえ、一度も使用したことがなくても、予め設定された所定期限即ち有効期限が過ぎてしまえば、その価値は完全に消滅してしまうが、一方、有効期限以内であれば、プリペイドカード機能Ａの機能を何度でも使用することができるものであり、プリペイドカード機能Ａの価値は、予め設定された所定期限即ち有効期限に至る迄の残存期間に依存していると考えられている。よって、プリペイドカード機能Ａの該残存期間を残している状態で、プリペイドカード機能Ａを返却した場合には、該残存期間に相当する金額に換算された払戻し金額を返却してもらうことが可能である。
【０００９】
而して、プリペイドカード機能Ｂ（例えば、イオカード部）の残金が不足したときには、プリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券）の残存期間が示す価値の一部を金額に換算して、プリペイドカード機能Ｂ（例えば、イオカード部）の残金の不足分に充当することを可能とすると共に、プリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）の予め設定された所定期限即ち有効期限を、充当された充当金額に応じた期間だけ、一旦、短縮することにより、例えば、駅などにおいて、プリペイドカード機能Ｂ（例えば、イオカード部）の残金による運賃の支払いに不足が発生した時においても、別途、自動精算機などによる精算処理をする必要はなく、改札口を通過することを可能にせんとするものである。
【００１０】
更には、一旦、プリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）の残存期間を金額換算してプリペイドカード機能Ｂ（例えば、イオカード部）に対して充当された充当金額分を、後日、例えば、プリペイドカード券売機にて当該プリペイドカードに対して入金することを可能とすることにより、一旦、短縮されて設定されていたプリペイドカード機能Ａ（例えば、定期券部）の有効期限を、再び、元の予め設定されていた所定期限に復帰させることを可能にせんとするものである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
第１の技術手段は、予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂとを管理するプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ａの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定するプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【００１２】
第２の技術手段は、前記第１の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されるプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【００１４】
第３の技術手段は、前記第１又は第２の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としているプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【００１５】
第４の技術手段は、前記第１乃至第３の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させるプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【００１６】
第５の技術手段は、前記第１乃至第４の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定するプリペイドカード管理システムとすることを特徴とするものである。
【００１７】
第６の技術手段は、予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂとの両方の機能を１枚のカードに備えているプリペイドカードのプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ａの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定するプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００１８】
第７の技術手段は、前記第６の技術手段に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２０】
第８の技術手段は、前記第６又は第７の技術手段に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２１】
第９の技術手段は、前記第６乃至第８の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２２】
第１０の技術手段は、前記第６乃至第９の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、ネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２３】
第１１の技術手段は、前記第６乃至第１０の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ＩＣカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としているプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２４】
第１２の技術手段は、前記第６乃至第１１の技術手段のいずれかに記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイ部を備え、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができるプリペイドカード改札機とすることを特徴とするものである。
【００２５】
第１３の技術手段は、前記第５の技術手段に記載のプリペイドカード管理システムにおいて用いられるプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定するプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【００２６】
第１４の技術手段は、前記第１３の技術手段に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ＩＣカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としているプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【００２７】
第１５の技術手段は、前記第１３又は第１４の技術手段に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイを備え、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができるプリペイドカード券売機とすることを特徴とするものである。
【００２８】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明に係るプリペイドカード管理システム、該プリペイドカード管理システムを実現するためのプリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機の実施例について説明する。
【００２９】
（本発明の係るプリペイドカード自体の一例の説明）
まず、本発明に係るプリペイドカードの形式に関して、運賃支払いに関する乗車券（即ち、有効期限を購入する定期乗車券部と支払い可能有効金額を購入するプリペイド乗車券部との２つの機能からなるプリペイドカード）を例にとって説明する。
図１は、本発明の一実施例におけるプリペイドカード表面の印字例であり、一方、図２は、図１に示す本発明の一実施例におけるプリペイドカード裏面の印字例である。即ち、図１及び図２は、予め設定された所定期限（即ち、通常期限）に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａ（以下、定期乗車券部と記述する）と、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂ（以下、プリペイド乗車券部と記述する）の両方の機能を併せ持つプリペイドカードのそれぞれ表面及び裏面の印字例を示している。
【００３０】
図１に示すように、本発明の一実施例を示すプリペイドカード表面の定期乗車券部（即ち、プリペイドカード機能Ａ）側には、登録乗車区間（定期区間）として「Ｐ駅」乃至「Ｑ駅」、あるいは、該定期乗車券部を有効とする有効期間として、「ｙ年ｍ月ｄ日」乃至「仮期限 Ｙ年Ｍ月Ｄ日」（又は、「通常 Ｙ0年Ｍ0月Ｄ0日」）などが印字されている。
ここに、仮期限とは、プリペイド乗車券部側の残金への充当金額処理のために、予め設定された所定期限（即ち、通常期限）から、該充当金額に相当する期間短縮された場合における有効期限を示すものであり、かかる充当金額処理がなされない限り、該仮期限と予め設定された所定期限（即ち、通常期限）とは、同一の有効期限を示している。
一方、図２に示すように、本発明の一実施例を示すプリペイドカード裏面のプリペイド乗車券部（即ち、プリペイドカード機能Ｂ）側には、プリペイド乗車券部の現在の残存金額を示すプリペイド残金（現在値）や、変更発生月日、入金・出金（乗車／下車）種別、利用駅、などの履歴情報が印字されている。
【００３１】
また、図３は、図１及び図２に示すプリペイドカード内部に保持されているデータの一部を例示しているメモリ一覧表である。即ち、プリペイドカード１内部には、予め設定（購入）された所定期限に至る迄の間有効とする定期乗車券部２と、予め設定（購入）された所定金額の範囲内において有効とするプリペイド乗車券部３とにそれぞれ関するデータが内部データとして１枚のカードに保持されている。
プリペイドカード１内部に保持されている定期乗車券部２に関する内部データのうち、表示することが必要とされる定期区間開始駅２ａ「Ｐ駅」、定期区間終了駅２ｂ「Ｑ駅」、定期種類２ｃ「通勤」、定期期間２ｄ「Ｎ箇月」、定期開始年月日２ｅ「ｙ／ｍ／ｄ」、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」、及び、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」などについては、プリペイドカード１表面に印字されるが、必要に応じて、記録内容や印字内容が書き換えられる。
【００３２】
また、プリペイドカード１内部に保持されているプリペイド乗車券部３に関する内部データのうち、表示することが必要とされるプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」、更には、該プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の変動事由（入金や乗車による出金など）が、プリペイドカード１裏面に履歴情報３ｃとして逐次印字される。
【００３３】
なお、プリペイド乗車券部３に関する内部データとしては、更に、例えば、プリペイドカード改札機を通過する際に、乗車と下車とのいずれの場合かを識別可能とするために、乗車した際の乗車駅を記録させるための乗車駅（現在）３ｂが保持記録されており、下車の際にプリペイドカード改札機において該乗車駅（現在）３ｂが参照されることにより、乗車ではなく下車時における処理を行なうことを指示すると共に、運賃の算出処理を行なうことを可能としている。
また、定期乗車券部２に関する内部データとして保持記録されている充当金額上限値２ｈは、詳細は後述するが、プリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」に対する充当を行なう際の定期乗車券部２の残存期間を金額に換算する上限金額をプリペイドカード１毎に個別に保持させるようにしているものである。
【００３４】
また、乗降車に当たって、前記プリペイドカード１を駅のプリペイドカード改札機に読み取らせて、運賃の精算処理が行なわれた際には、変動したプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」を算出すると共に、前記プリペイドカード１の裏面にその履歴情報３ｃが印字される。
更に、かかる精算処理に当たって、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」に不足が発生した場合には、該プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額に換算し直して、該換算し直された該金額の一部を、前記プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の不足分に充当することにより、運賃の精算処理を行なわしめる。
【００３５】
かくのごとく、定期乗車券部２の残存期間の金額換算による充当金額をもって精算処理がなされた場合には、該定期乗車券部２の本来の有効期限である通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」から前記プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の不足分に対する充当金額の合計に応じた期間分を短縮させた仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を設定し、該プリペイドカード１の表面の仮期限２ｇの印字部分を書き換えると共に、充当された充当金額の合計をマイナス表示としてプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」に記録させる。
【００３６】
また、プリペイドカード券売機において、前記プリペイドカード１の定期乗車券部２に関する乗降区間や有効期限の更新などがなされることにより、定期区間開始駅２ａ「Ｐ駅」、定期区間終了駅２ｂ「Ｑ駅」、定期種類２ｃ「通勤」、定期期間２ｄ「Ｎ箇月」、定期開始年月日２ｅ「ｙ／ｍ／ｄ」、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」、及び、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」など、前記プリペイドカード１の定期乗車券部２に関する内部データが書き換えられた場合も、該プリペイドカード１表面の印字部分の書換えが行なわれ、更には、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への入金が行なわれた場合も、該プリペイドカード１裏面のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」及び履歴情報３ｃの印字が行なわれる。
【００３７】
更に、定期乗車券部２の残存期間の金額換算による充当金額をもって精算処理がなされて、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」がマイナス表示がされ、該プリペイドカード１の定期乗車券部２の本来の有効期限である通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」から充当金額の合計に応じた期間分を短縮させた仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」が設定されていた場合に、プリペイドカード券売機により、該充当金額以上の新たな入金がなされた場合には、充当金額の合計に応じた期間分短縮されて設定されていた前記仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」は、本来の有効期限（予め設定された所定期限）である通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」と同じ期限に復元されることになる。
【００３８】
次に、本発明に係るプリペイドカード改札機とプリペイドカード券売機とのブロック構成図について説明する。ここに、図４は、本発明に係るプリペイドカード改札機のブロック構成図の一実施例を示すものであり、図５は、本発明に係るプリペイドカード券売機のブロック構成図の一実施例を示すものである。
【００３９】
（プリペイドカード改札機のブロック構成図）
図４に示すように、本発明に係るプリペイドカード改札機１０は、前述したごときデータを有するプリペイドカード１の内部データを読み取るためのデータ読取り部１１と、プリペイドカード１の内部データを書き換えるためのデータ書換え部１２と、プリペイドカード１の表裏面への印字内容を書き換えるためのカード印字書換え部１３と、プリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」のプリペイドカード改札機用のディスプレイへの表示や警告音の鳴動、及び、プリペイドカード改札機を通過時のゲート開閉等の出力を行なうための出力部１４と、前記各部位に対する制御を行なうための制御部１５とからなっている。
【００４０】
（プリペイドカード券売機のブロック構成図）
また、図５に示すように、本発明に係るプリペイドカード券売機２０は、前述したごときデータを有するプリペイドカード１の内部データを読み取るためのデータ読取り部２１と、プリペイドカード１の内部データを書き換えるためのデータ書換え部２２と、プリペイドカード１の表裏面への印字内容を書き換えるためのカード印字書換え部２３と、プリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」のプリペイドカード券売機用のディスプレイへのディスプレイ表示等を行なうための出力部２４と、定期乗車券部２の定期区間２ａ，２ｂや定期期間２ｄの更新あるいはプリペイド乗車券部３への入金額等を選択させるための入力部２６と、必要金額の入金処理を行なうための入金部２７と、入金された金額を認識するための認識部２８と、前記各部位に対する制御を行なうための制御部２５とからなっている。
【００４１】
（プリペイドカード改札機の処理概要）
次に、図４に示す本発明に係るプリペイドカード改札機１０の処理概要について、図６及び図７に示すフローチャートを用いて説明する。ここに、図６は、本発明に係るプリペイドカード改札機１０の処理概要の一実施例を説明するために、図４における制御部１５の制御動作の一例を示すフローチャートであり、図７は、図６のフローチャートに続く残りの制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図６及び図７の各ステップについて説明する。
【００４２】
まず、プリペイドカード１が入力されてくるのを待ち合わせて、プリペイドカード１が入力された場合、プリペイドカード１の内部データを読み取る（ステップＳ１）。
プリペイドカード１の乗車駅（現在）３ｂとして、既に、乗車駅（例えば、Ｒ駅）が書き込まれているか否かをチェックし、まだ、乗車駅が書き込まれていなかった場合には（ステップＳ２の乗車の場合）、当該駅（例えば、Ｓ駅）からの乗車と判断して、ステップＳ４へ進み、乗車時の処理としてプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３の乗車駅（現在）３ｂ欄に、当該駅（例えば、Ｓ駅）を乗車駅として書き込み（ステップＳ４）、入場処理を行なうために、ステップＳ１６に進む。
一方、プリペイドカード１の乗車駅（現在）３ｂ欄に、既に、乗車駅（例えば、Ｒ駅）が書き込まれていた場合には（ステップＳ２の下車の場合）、当該駅（例えば、Ｓ駅）にて下車する場合と判断して、ステップＳ３へ進む。
【００４３】
当該駅（例えば、Ｓ駅）にて下車する場合と判断された場合においては（ステップＳ２の下車の場合）、下車時の処理として、既に書き込まれている乗車駅（Ｒ駅）から当該駅（Ｓ駅）までの乗車区間が、定期乗車券部２の定期区間２ａ，２ｂ（例えば、Ｐ駅とＱ駅との間の区間）内にあるのか、又は、定期区間外なのか、それとも、一部定期区間を含む乗入れ及び／又は乗越しなのかを判断する（ステップＳ３）。
【００４４】
乗車区間が定期区間内の場合には（ステップＳ３の定期区間内の場合）、プリペイドカード１の定期乗車券部２だけのデータを用いる場合に該当しており、ステップＳ５へ進み、定期区間外の場合には（ステップＳ３の定期区間外の場合）には、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３だけのデータを用いる場合に該当しており、当該乗車区間（Ｒ駅からＳ駅までの区間）の運賃は、全額、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３によって精算することとなるために、ステップＳ８へと進む。一方、一部定期区間を含む乗入れ及び／又は乗越しの場合であれば（ステップＳ３の一部定期区間を含む場合）、プリペイドカード１の定期乗車券部２とプリペイド乗車券部３の両方のデータを用いる場合に該当しており、ステップＳ６へと進む。
【００４５】
乗車区間が定期区間内の場合には（ステップＳ３の定期区間内の場合）、プリペイドカード１の定期乗車券部２が有効かどうかをチェックするため、現在時刻（年月日）と定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」との比較を行ない、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超過していないか否かを判断する（ステップＳ５）。仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超えていなかった場合には（ステップＳ５のＮＯ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２は有効であるものと判断して、出場処理を行なうために、ステップＳ１５へ進み、一方、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超過していた場合には（ステップＳ５のＹＥＳ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２は無効と判断して、当該乗車区間（Ｒ駅からＳ駅までの区間）の運賃は、全額、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３によって精算することとなるために、ステップＳ８へ進む。
【００４６】
一部定期区間を含む乗入れ及び／又は乗越しの場合においても（ステップＳ３の一部定期区間を含む場合）、ステップＳ５の場合と同様に、まず、プリペイドカード１の定期乗車券部２が有効かどうかをチェックするため、現在時刻（年月日）と定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」との比較を行ない、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超過していないか否かを判断する（ステップＳ６）。
【００４７】
仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超えていなかった場合には（ステップＳ６のＮＯ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２は有効であるものと判断して、乗入れ及び／又は乗越しの精算処理を行なうために、ステップＳ７へ進み、実際の乗車区間（Ｒ駅からＳ駅までの区間）からプリペイドカード１の定期乗車券部２に含まれる区間を差し引いて、乗入れ区間及び／又は乗越し区間を求める（ステップＳ７）。
一方、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を超過していた場合には（ステップＳ６のＹＥＳ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２は無効と判断して、当該乗車区間の運賃は、全額、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３によって精算することとなるために、ステップＳ８へ進む。
【００４８】
ステップＳ８においては、支払い対象乗車運賃として乗車駅（Ｒ駅）から当該駅（Ｓ駅）までの乗車区間に相当する運賃を算出して出力するが、ここで、一部定期区間を含む乗入れ及び／又は乗越しを行なった場合として、前記ステップＳ７において、乗入れ及び／又は乗越し区間が算出されていた場合には、乗車駅（Ｒ駅）から当該駅（Ｓ駅）までの乗車区間に相当する前記運賃を前記支払い対象乗車運賃として出力する代わりに、かかる乗入れ区間及び乗越し区間にそれぞれ相当する乗入れ運賃及び乗越し運賃の和を算出して、算出された乗入れ運賃及び乗越し運賃の和を、前記支払い対象乗車運賃として出力する（ステップＳ８）。なお、一部定期区間を含む乗入れ及び／又は乗越しの場合であっても、乗車駅（Ｒ駅）から当該駅（Ｓ駅）までの乗車区間に相当する前記運賃と比較して、前記乗入れ及び前記乗越し運賃の和が上回る金額となっている場合においては、乗車駅（Ｒ駅）から当該駅（Ｓ駅）までの乗車区間に相当する前記運賃を、前記支払い対象乗車運賃として出力する。
【００４９】
次いで、ステップＳ８において算出された前記支払い対象乗車運賃がプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３により精算可能（即ち、支払い可能）な金額であるか否かをチェックする。即ち、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」が、前記支払い対象乗車運賃よりも多い、もしくは、等しいときは（ステップＳ９のＹＥＳ）、そのまま、前記支払い対象乗車運賃の精算が可能であるものとして、ステップＳ１４へ進み、逆に、前記支払い対象乗車運賃よりも少ないときは（ステップＳ９のＮＯ）、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３そのままでは、前記支払い対象乗車運賃の精算ができないものとして、ステップＳ１０へ進む。
即ち、ステップＳ９は、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３の残存金額に不足金額が発生しているか否かを検出する金額不足検出手段を提供するものであり、該不足金額が発生したことが検出された場合には（ステップＳ９のＮＯ）、ステップＳ１０を構成する金額換算手段を起動させて、前記不足金額を充当させるために、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額に換算させんとしているものである。
【００５０】
ステップＳ１０においては、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額に換算して、かかる換算された換算金額が、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」との差額（不足分）を充当するのに十分な金額（即ち、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間）が残っているかを判断する。なお、かかる充当可否の残存期間に対する具体的な判断方法の一例を、後述の図８において更に説明することにする。
【００５１】
充当するのに十分な金額（即ち、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間）が残っていると判断された場合は（ステップＳ１０のＹＥＳ）、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」との差額（不足分）を充当するための充当処理を行なうために、ステップＳ１１へ進む。ステップＳ１１においては、まず、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理として、該充当金額に換算される期間に応じた期間分だけ、プリペイドカード１の定期乗車券部２の有効期間を短縮させて、定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を書き換えた後（ステップＳ１１）、ステップＳ１４に進み、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の更新を行なう。
【００５２】
一方、充当するのに十分な金額（即ち、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間）が残っていないと判断された場合は（ステップＳ１０のＮＯ）、改札口からの出場は不可能であるものとして、ステップＳ１２へ進み、当該プリペイドカード使用者に対して、充当不可能であり、出場不可能である旨を通知するための警告音（アラーム）を鳴動させる（ステップＳ１２）。更に、かかる場合においては、当該プリペイドカード使用者を物理的に出場不可能の状態とするためにプリペイドカード改札機のゲートを閉じたままの状態とする（ステップＳ１３）。
【００５３】
ステップＳ１４において、ステップＳ８において算出された前記支払い対象乗車運賃がプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３により精算可能（即ち、支払い可能）な金額とされた場合にあっては（ステップＳ９のＹＥＳ）、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３の精算前のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」から、前記支払い対象乗車運賃を差し引いた差額金額により、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」を書き換える（ステップＳ１４）。
一方、前記ステップ１１において定期乗車券部２の残存期間から不足分を充当している場合にあっては（即ち、ステップＳ１１からの移行の場合にあっては）、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」から前記支払い対象乗車運賃を差し引いた差額金額を、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」を充当するための充当金額として識別可能とすべく、マイナス表示にてプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」が更新されて記録される。
【００５４】
ここで、定期乗車券部２の有効期限を短縮させた際の換算金額が、前記充当金額を上回っていた場合には、上回った換算金額分を余剰換算金額として保持記録させて、次回以降の精算処理に対しても充当可能としている。即ち、次回以降に、定期区間以外の乗車区間に対する運賃の精算処理が発生した場合には、まず、前記余剰換算金額により充当可能な金額か否かが判定され、充当可能な金額であると判定される限り、該余剰換算金額からの該当処理が行なわれ、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」のマイナス表示としての更新処理がなされるが、定期乗車券部２の有効期限を更に短縮させて新たな換算金額を生成する処理が実施されることにはならない。
【００５５】
次いで、下車処理として、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３の乗車駅（現在）３ｂ欄から乗車駅（例えば、Ｒ駅）を消去して、次の乗車に備える（ステップＳ１５）。
更に、乗車及び下車の双方において、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間即ち現在時刻（年月日）から仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」までの残り期間をチェックし、残り１週間未満の残存期間の場合には（ステップＳ１６のＹＥＳ）、当該プリペイドカード使用者に対して、期限切れに近づいている旨の注意を促すためのアラームを鳴動させて（ステップＳ１７）、ステップＳ１８で進む。
【００５６】
一方、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間が、まだ１週間以上残っている場合には（ステップＳ１６のＮＯ）、まだ十分な残存期間が残っていると判断し、直ちにステップＳ１８で進む。
ステップＳ１８においては、当該プリペイドカード使用者を、物理的に、入場又は出場可能な状態とするためにプリペイドカード改札機のゲートを開いた状態とする（ステップＳ１８）。
【００５７】
（定期乗車券部の残存期間充当可否に対する具体的な判断方法）
次に、図７のフローチャートのステップＳ１０において示した残存期間の金額換算方法について、即ち、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額に換算して、かかる換算された換算金額として、前記支払い対象乗車運賃とプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」との差額（不足分）を充当するのに十分な金額（即ち、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間）が残っているか否かを判断する具体的な判断方法について、その一例を、図８のフローチャートを用いて説明する。ここに、図８は、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額換算して、乗車運賃の精算に充当可能か否かを判別する具体例を説明するためのフローチャートである。
【００５８】
即ち、図８は、図７のステップＳ１０において、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間、つまり、現在時刻（現在年月日）から仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」（なお、プリペイドカード１のプリペイド残金Ｘ（現在値）が残っている通常の状態にあっては、前述のごとく、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」と本来の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」とは一致している。）までの期間がプリペイド残金Ｘの不足分を充当するのに十分かどうかを判断し、更に、充当するのに十分であると判断した場合には、具体的に、どれだけの期間を乗車金額の精算に対する充当に充てる必要があるかを算出するための処理を示すフローチャートである。
また、図８に示すフローチャートにおいては、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間から換算される換算金額を、現時点で解約した場合に払い戻される払戻し金額を超えない金額とすることにより、プリペイドカード１全体の価値のバランスを崩さないようにしている。
【００５９】
ここで、図８のフローチャートの説明に先立って、まず、前記払戻し金額の具体的な決定方法の一例を示す。まず、払戻しを行なう日までを、プリペイドカード１の定期乗車券部２を実際に使用した使用期間とし、該使用期間において最も効率良く使用したと仮定した場合における該定期乗車券部２の使用済み金額を求める。
しかる後において、実際に購入した定期期間２ｄ「Ｎ箇月」の該定期乗車券部２の購入金額と該定期乗車券部２の前記使用済み金額との差額が払戻し金額となる。
なお、該定期乗車券部２は、複数の定期乗車券部２の組合せであっても良いものとする。また、一般的に、定期乗車券部２の定期期間２ｄ「Ｎ箇月」は、月単位とされているので、前記使用期間は、月単位で扱われることとしても良く、本実施例においては、金額換算するために用いる定期期間２ｄ「Ｎ箇月」を短縮させる際に、月単位で扱うこととする。
【００６０】
以下に、図８に示すフローチャートの処理について説明する。
プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の不足額の総額である累積充当予定金額を求める（ステップＳ２１）。
ここで、今回の支払い対象乗車運賃の精算処理以前において、まだ、一度も、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理が行なわれていない状態にあった場合には、今回の支払い対象乗車運賃に対するプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の不足額のみが前記累積充当予定金額となる。
また、まだ、一度も、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理が行なわれていない状態にあった場合には、前述のごとく、プリペイドカード１の定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」は、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」と全く同じ期限とされている。
【００６１】
一方、今回の支払い対象乗車運賃の精算処理以前に、既に、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理が行なわれていた状態の場合には、以前に行なわれた充当金額の総額に更に今回の支払い対象乗車運賃を加えた金額が前記累積充当予定金額となる。
また、今回の乗車運賃の精算処理以前に、既に、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理が行なわれていた状態の場合には、プリペイドカード１の定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」は、充当金額に相当する期間分だけ、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」から短縮された状態に設定されている。
【００６２】
次に、今回を含めた前記累積充当予定金額に対する仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を決定するために、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」からの短縮月数を算出するための変数Ｌに対して初期値「１」（即ち、１箇月）を与える（ステップＳ２２）。つまり、短縮する期間として、１箇月から開始して、前記累積充当予定金額を充足するに至るまで、順次、短縮すべき月数を増加していく処理を行なう。
【００６３】
次いで、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」までの残存期間が、「Ｌ箇月＋１週間」以上あるか否かのチェックを行なう（ステップＳ２３）。残存期間が「Ｌ箇月＋１週間」以上ある場合には（ステップＳ２３のＹＥＳ）、前記累積充当予定金額に対して、Ｌ箇月分に相当する換算金額の充当がなされたとしても、残存期間として、まだ、少なくとも「１週間」以上残る状態であり、Ｌ箇月分に相当する換算金額の充当が可能であると判断して、ステップＳ２５へ進む。
【００６４】
即ち、一般には、残存期間が「Ｌ箇月」ある場合には、Ｌ箇月分に相当する換算金額の充当を行なうことが可能ではあるが、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」からＬ箇月分に相当する換算金額を充当することによって、有効期間を短縮されて新たに設定される仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」としての残存期間が殆どなくなることとなる。したがって、たとえ、後日入金することにより、新たに設定された仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」に復帰させる処理を行なうとしても、かかる復帰処理を行なうための時間的余裕がなくなる。よって、少なくとも、プリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」へ充当される前記換算金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金処理を行なうに充分な期間として予め定められた所定の余裕期間以上、例えば、「１週間」以上の残存期間が残っている場合に限り、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」が新たに設定されることを可能とするように予め確認することとしている。
【００６５】
一方、残存期間が「Ｌ箇月＋１週間」に満たない場合には（ステップＳ２３のＮＯ）、前記累積充当予定金額に対して充当するには不十分な残存期間しか残っていないものと判断して、即ち、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」の残存期間として、「１週間」以上の余裕を確保することができず、充当は不可能な状態にあるものとして、ステップＳ２４へ進み、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の不足分に対する定期乗車券部２の残存期間の充当は不可能である旨を設定して、充当処理を行なわないこととする（ステップＳ２４）。
【００６６】
定期乗車券部２の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」までの残存期間が、「Ｌ箇月＋１週間」以上残っている場合には（ステップＳ２３のＹＥＳ）、ステップＳ２５において、まず、定期乗車券部２の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」から「Ｌ箇月」短縮して、定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」に設定した場合における「Ｌ箇月」分の換算金額即ち充当可能金額の上限値を求める。
ここに、該充当可能金額の上限値としては、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」の時点において、当該プリペイドカード１の定期乗車券部２を解約したときの払戻し金額、つまり、残存期間が「Ｌ箇月」残っている場合における払戻し金額と等しい金額とする。
【００６７】
なお、一般的に、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間を金額換算する（即ち、前記充当可能金額に換算する）金額換算手段を実現する場合、前記充当可能金額としては、前述のごとく、プリペイドカード１の定期乗車券部２の定期種類２ｃ，定期期間２ｄ，定期乗車区間の範囲、及び、短縮期間を示す「Ｌ箇月」の値などの組み合わせによって決定されるようにすべきものである。
而して、プリペイドカード改札機に対して、かかる組み合わせに基いて決定される充当可能金額をそれぞれ算出可能とするためのデータベース等を備えさせることにより、前記充当可能金額を求めることができる。しかしながら、定期種類２ｃ，定期期間２ｄ、及び、定期乗車区間の範囲の組み合わせについては、プリペイドカード１それぞれにより様々の組合せがあるために、プリペイドカード改札機のメモリ量の増大を招くと共に、負荷が高くなり、動作速度の遅延等などの悪影響を及ぼすものと考えられる。
【００６８】
一方、各プリペイドカード１毎に個別に見れば、短縮期間を示す「Ｌ箇月」の値の変動範囲は比較的小さい。したがって、本実施例の前記金額換算手段の実現方法としては、各プリペイドカード１毎に、当該プリペイドカード１の定期乗車券部２の内部データとして、図３に示すごとく、短縮期間を示す「Ｌ箇月」の取り得る値（１箇月，２箇月，…，（Ｎ−１）箇月）それぞれに対応して、残存期間が「Ｌ箇月」残っている場合における払戻し金額と等しい、もしくは、該払戻し金額を超えない金額となる充当金額上限値２ｈ ＺL（Ｚ1円，Ｚ2円，…，ＺN-1円）を予め記録させておき、プリペイドカード１の定期乗車券部２対応の充当金額上限値２ｈ ＺLから充当金額上限値を読み出すこととする。
【００６９】
而して、図８のステップＳ２５において、プリペイドカード１の定期乗車券部２の充当金額上限値２ｈ ＺLから読み出されたＬ箇月分の充当可能金額の上限値が、前記ステップＳ２１にて求められた前記累積充当予定金額よりも、多いか、あるいは、等しい場合には（ステップＳ２５のＹＥＳ）、充当可能であると判断して、ステップＳ２７へ進み、逆に、少なかった場合は（ステップＳ２５のＮＯ）、Ｌ箇月分では充当不可能と判断して、ステップＳ２６へ進み、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を設定するための通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」からの短縮期間を示す「Ｌ箇月」に「１」加算して（ステップＳ２６）、ステップＳ２３に戻り、１箇月更に多く短縮した場合の判定処理を繰り返す。
【００７０】
「Ｌ箇月」分の充当可能金額の上限値により、前記累積充当予定金額に対する充当が可能と判断された場合には（ステップＳ２５のＹＥＳ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」より「Ｌ箇月」分短縮された仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」に設定変更することにより、現在の前記累積充当予定金額を実際に充当可能であるとして（ステップＳ２７）、処理を終了する。
かかる仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」の設定変更処理は、前記累積充当予定金額が発生し、定期乗車券部２の残存期間からの充当処理がなされる都度、実施されるものであり、今回の設定変更処理を行なう前に、既に、定期乗車券部２の残存期間からの充当処理がなされていた場合には、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」より短縮された仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」が設定されている状態にあるが、前述したごとき余剰換算金額による充分な該当処理が不可能である場合には、今回の定期乗車券部２の残存期間からの充当処理により、更に短縮された「Ｌ箇月」分の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」に変更されて設定されることとなる。
【００７１】
（プリペイドカード券売機の処理概要）
次に、図５に示す本発明に係るプリペイドカード券売機２０の処理概要について、図９に示すフローチャートを用いて説明する。ここに、図９は、本発明に係るプリペイドカード券売機２０の処理概要の一実施例を説明するために、図５における制御部２５の制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、図９の各ステップについて説明する。
【００７２】
まず、プリペイドカード１が入力されてくるのを待ち合わせて、プリペイドカード１が入力された場合、プリペイドカード１の内部データを読み取る（ステップＳ３１）。
次いで、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３に記録されているプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」をチェックし、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」が、マイナス表示である場合には（ステップＳ３２のＹＥＳ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間からプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当処理が行なわれていると判断し、ステップＳ３３へ進み、一方、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」が、プラス表示の場合には（ステップＳ３２のＮＯ）、プリペイドカード１の定期乗車券部２からの前記充当処理は行なわれていないと判断し、プリペイドカード１の定期乗車券部２に関する通常の発券処理を行なうために、ステップＳ３７へ進む。
【００７３】
プリペイドカード１の定期乗車券部２の残存期間からの充当処理が行なわれていて、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」が、マイナス表示されている場合（ステップＳ３２のＹＥＳ）、該マイナス表示されているプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」即ち前記累積充当予定金額（換言すれば、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当金額）を精算させるために、プリペイドカード券売機２０に、プリペイド残金Ｘのマイナス表示金額を表示し、プリペイドカード１使用者に対して入金を促す（ステップＳ３３）。即ち、ステップＳ３２及びステップＳ３３は、プリペイドカード１の定期乗車券部２からプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」に対する充当金額として、マイナス表示とされて記録されている該充当金額を当該プリペイドカード１から読み出して検出し、表示するための充当金額検出手段を提供している。
【００７４】
次いで、プリペイドカード１使用者からの実際の入金額を図５に示す認識部２８にてチェックし（ステップＳ３４）、プリペイド残金Ｘに対して必要とする充当金額（即ち、前記累積充当予定金額）に等しいか、あるいは、該充当金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち（ステップＳ３４のＮＯ）、精算が終わったら（ステップＳ３４のＹＥＳ）、ステップＳ３５へ進み、プリペイド残金Ｘへの充当金額に対する精算が終了したことにより、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」を「０」に書き換える（ステップＳ３５）。
更に、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当金額に対する精算が終了したことにより、今まで充当処理により短縮されていた仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を、プリペイドカード１の定期乗車券部２の本来の残存期間である通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」に復帰させるように書き換える（ステップＳ３６）。
【００７５】
ステップＳ３７においては、プリペイドカード１の定期乗車券部２に関する通常の発券処理を行なうために、まず、プリペイドカード１の定期乗車券部２の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」が示す残存期間が、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の更新が可能な期間として予め定められている更新可能期間以内にまで近接した年月日に至っているか否かが判断される（ステップＳ３７）。ここで、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の残存期間が、前記更新可能期間以内、例えば、「１週間」以内に至っていた場合には（ステップＳ３７のＹＥＳ）、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の更新を行なうことができるものとして、ステップＳ３８へ進み、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の更新処理を行なうこととし、一方、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の残存期間が、前記更新可能期間よりも長い、例えば、「１週間」よりも長い場合には（ステップＳ３７のＮＯ）、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の更新を行なうことができないものとして、ステップＳ４４へ進み、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への入金処理を行なう段階に進む。
【００７６】
ステップＳ３８においては、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」を更新するために、当該プリペイドカード１使用者が、更新を行なうべき定期期間「Ｎ箇月」を選択入力するまで待ち合わせて（ステップＳ３８のＮＯ）、更新を行なう定期期間「Ｎ箇月」が選択入力されたら（ステップＳ３８のＹＥＳ）、ステップＳ３９へ進み、次いで、更新を行なう定期期間「Ｎ箇月」の購入に必要とする購入金額を表示し、実際に入金するように促す（ステップＳ３９）。
【００７７】
なお、前記購入金額は、一般に、定期区間開始駅２ａ「Ｐ駅」，定期区間終了駅２ｂ「Ｑ駅」，定期種類２ｃ，定期径路、及び、ステップＳ３８において選択入力された定期期間２ｄ「Ｎ箇月」により一意に決定されるものである。しかし、図９に示す本実施例においては、前記定期区間開始駅２ａ「Ｐ駅」，前記定期区間終了駅２ｂ「Ｑ駅」，前記定期種類２ｃ、及び、前記定期径路については、何等更新処理がなされず、定期期間２ｄ「Ｎ箇月」のみの更新がなされている場合について示している。
【００７８】
プリペイドカード１使用者からの実際の入金額を図５に示す認識部２８にてチェックし（ステップＳ４０）、ステップＳ３９において表示された前記購入金額と等しい又は前記購入金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち（ステップＳ４０のＮＯ）、精算が終わったら（ステップＳ４０のＹＥＳ）、ステップＳ４１へ進む。
ステップＳ４１においては、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、ステップＳ３８で選択入力された更新定期期間「Ｎ箇月」の値に、プリペイドカード１の定期乗車券部２の定期期間２ｄ「Ｎ箇月」を書き換える（ステップＳ４１）。
【００７９】
更に、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、プリペイドカード１の定期乗車券部２の更新前の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」に対して、前記ステップＳ３８で選択入力された更新定期期間２ｄ「Ｎ箇月」の値を加えた値に更新して、プリペイドカード１の定期乗車券部２の通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」を書き換える（ステップＳ４２）。更に、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」更新のための入金がなされて、精算が終わったことにより、プリペイドカード１の定期乗車券部２の仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を前記ステップＳ４２において書き換えられた通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」と同じ期限に書き換えることにより（ステップＳ４３）、プリペイドカード１の定期乗車券部２の期限更新処理を終了し、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金Ｘ（現在値）の更新処理に移る。
【００８０】
プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の更新処理を開始する際に、まず、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への入金を行なわせるに先立って、当該プリペイドカード１使用者自身に対して、現在のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の正確な金額を認識させる必要があることから、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の表示を行なう（ステップＳ４４）。
ステップＳ４４にて表示されたプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の金額を踏まえて、当該プリペイドカード１使用者によって実際に入金したい金額が判断されて、入金額が選択入力されるまで待ち合わせて（ステップＳ４５のＮＯ）、入金額が選択入力されたら（ステップＳ４５のＹＥＳ）、ステップＳ４６へ進み、入金を促す。
【００８１】
次いで、プリペイドカード１使用者からの実際の入金額を図５に示す認識部２８にてチェックし（ステップＳ４６）、ステップＳ４５において選択入力された前記入金額と等しいか又は前記入金額よりも多い金額が入金されることによる精算が終わるのを待ち合わせ（ステップＳ４６のＮＯ）、精算が終わったら（ステップＳ４６のＹＥＳ）、ステップＳ４７へ進み、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の書き換え処理を行なう。
即ち、ステップＳ４４において表示したプリペイドカード１のプリペイド乗車券部３の更新前のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」に、前記ステップＳ４５で選択入力された入金額を加算した値を算出して、プリペイドカード１のプリペイド乗車券部３のプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」を書き換えることにより、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」の更新処理を終了する（ステップＳ４７）。
【００８２】
しかる後に、ステップＳ４８においては、図９における前記各ステップでなされた処理を反映するように、プリペイドカード１の表裏面の印字部分を書き換える（ステップＳ４８）。
即ち、前記ステップＳ３３乃至ステップＳ３６におけるプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への充当金額の精算処理が行なわれた場合には、プリペイドカード１表面の印字部分である仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」を通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」に書き換え、更に、プリペイドカード１裏面の履歴情報３ｃの印字部分をかかる精算処理に基づいて書き換え、また、前記ステップＳ３８乃至ステップＳ４３における通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」の更新処理が行なわれた場合は、プリペイドカード１表面の定期期限「Ｎ箇月」、通常期限２ｆ「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」、仮期限２ｇ「Ｙ／Ｍ／Ｄ」等の更新に基づいてそれぞれの印字部分を書き換えると共に、プリペイドカード１裏面の履歴情報３ｃの印字部分を書き換え、また、前記ステップＳ４４乃至ステップＳ４７におけるプリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への入金が行なわれた場合は、プリペイド残金（現在値）３ａ「Ｘ円」への入金に基いて、プリペイドカード１裏面の履歴情報３ｃの印字部分を書き換える。
【００８３】
なお、以上の実施例においては、各精算処理において、それぞれの精算に必要とする金額よりも多い金額が入金された場合には、当然、超過金額の返金処理がなされているが、かかる返金処理についての記述は省略している。
【００８４】
（まとめ）
以上に説明したように、本実施例によれば、プリペイド乗車券部３としてプリペイドされた金額に関する不足が発生した場合には、定期乗車券部２の有効期限としてプリペイドされている金額（即ち、有効期間を短縮した場合の払戻し金額に相当する換算金額）の少なくとも一部を、プリペイド乗車券部３としてプリペイドされた金額の不足分に対して充当させることにより、プリペイドカード全体の価値を矛盾なく利用するという条件下において、プリペイドカード使用者の利便性を合理的に高めることができる。
【００８５】
（変形実施例）
次に、前述した実施例に対する変形実施形態について若干補足説明する。
（１）まず、前記実施例においては、プリペイドカードの定期乗車券部の残存期間を、単純に払戻し金額により換算することとする場合を示しているが、プリペイドカードの定期乗車券部の購入に際しては、一括前払いに伴なう割引き等の特典を受けている可能性がある。従い、場合によっては、より公平に計算を行なわせるために、下車時において、プリペイドカード改札機にて充当処理が発生する都度、支払い対象乗車運賃に対して手数料もしくは利子を加算する（前記図７のステップＳ１４に示す「乗車運賃」に加算する）こととするか、場合によっては、事後のプリペイドカード券売機における精算処理時において、プリペイド残金（現在値）「Ｘ円」に対する充当金額に対して手数料もしくは利子を加算する（前記図９のステップＳ３３に示す「プリペイド残金表示」に加算する）こととしても良い。
【００８６】
（２）また、前記プリペイドカード改札機２０は、図４に示すように、単独（スタンドアローン）で動作しているが、例えば、充当可能金額を求める複雑な計算（即ち、前記図８に示すステップＳ２５の「Ｌ箇月分の充当可能金額の上限値」を、プリペイドカード１から読み取ることとせずに、プリペイドカード改札機にて算出せんとする場合の計算）をプリペイドカード改札機単独で行なうことが困難であることを考慮すると、プリペイドカード改札機が、ネットワークを介して、充当可能金額算出に関するかかる計算を迅速に実行可能なサーバに接続されるように構成することとしても良い。即ち、プリペイドカード改札機にネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能とするように構成することとしても良い。
【００８７】
（３）更に、プリペイドカード，プリペイドカード改札機、及び、プリペイドカード券売機の種類に関しては、磁気カードによる挿入型あるいはＩＣカードによる非接触型のいずれの場合であっても構わない。但し、非接触型の場合においては、プリペイドカード改札機において、プリペイドカード表面及び裏面の印字部分を書き換えることは困難であるので、プリペイドカードの仮期限「Ｙ／Ｍ／Ｄ」やプリペイド残金（現在値）「Ｘ円」あるいは履歴情報等の内部データのうち印字を必要とするデータについては、プリペイドカード改札機を通過する際に、プリペイドカード表面及び裏面に印字する代わりに、プリペイドカード改札機のディスプレイへ表示させたり、あるいは、プリペイド券売機など別の機器に設けられているディスプレイに表示させたり、あるいは、プリペイド券売機など別の機器に該プリペイドカード１を挿入させて印字させたりしても良い。
【００８８】
（４）加えて、プリペイドカードに印字するのではなく、プリペイドカード自身にディスプレイ部を備えることとして、プリペイドカード改札機あるいはプリペイドカード券売機等により、該ディスプレイ部に表示させるようにしても良い。かかる場合においては、挿入型および非接触型のいずれのプリペイドカードであるかに関係することなく、例えば、非接触型のＩＣカードであったとしても、仮期限「Ｙ／Ｍ／Ｄ」、通常期限「Ｙ0／Ｍ0／Ｄ0」やプリペイド残金「Ｘ円」や充当した金額や履歴情報等を前記ディスプレイ部へ表示することが可能となる。
【００８９】
（５）更には、前記実施例においては、鉄道における定期乗車券部に関するプリペイドカードの場合を例に挙げているが、本発明は、かかる場合に限るものではなく、例えば、鉄道以外の交通機関あるいはテーマパークやスポーツジムのように、一定の有効期間、特定の機能を継続して使用することが可能である機能Ａと、必要に応じて、各種の機能を使用することにより個別に精算する機能Ｂとを、併せ備えることを可能とする用途のプリペイドカードであれば、いかなる用途に対しても適用することが可能である。
【００９０】
【発明の効果】
本発明に係るプリペイドカード管理システム、プリペイドカード改札機及びプリペイドカード券売機によれば、たとえ、予め入金しておいたプリペイドカードの残金に不足が生じた場合であっても、有効期限に依存した定期券部の有効期限を短縮することにより、該短縮した期間に相当する金額を換算して、プリペイドカードの残金の不足分へ充当を行なうことを可能としているので、不足分が発生する都度、別途、自動精算機あるいは人手による精算を行なう手間を省くことができ、プリペイドカード使用者の利便性を向上させることができるのみならず、該プリペイドカード使用者と同じ窓口に並んでいる周囲の人々への迷惑も緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例におけるプリペイドカード表面の印字例である。
【図２】図１に示す本発明の一実施例におけるプリペイドカード裏面の印字例である。
【図３】図１及び図２に示すプリペイドカード内部に保持されているデータの一部を例示しているメモリ一覧表である。
【図４】本発明に係るプリペイドカード改札機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図５】本発明に係るプリペイドカード券売機の一実施例を示すブロック構成図である。
【図６】本発明に係るプリペイドカード改札機の処理概要の一実施例を説明するために、図４における制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図７】本発明に係るプリペイドカード改札機の処理概要の一実施例を説明するために、図４における制御部の制御動作の一例を示す図６のフローチャートに続く残りの制御動作の一例を示すフローチャートである。
【図８】プリペイドカードの定期乗車券部の残存期間を金額換算して、乗車運賃の精算に充当可能か否かを判別する具体例を説明するためのフローチャートである。
【図９】本発明に係るプリペイドカード券売機の処理概要の一実施例を説明するために、図５における制御部の制御動作の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１…プリペイドカード、２…定期乗車券部、２ａ…定期区間開始駅、２ｂ…定期区間終了駅、２ｃ…定期種類、２ｄ…定期期間、２ｅ…定期開始年月日、２ｆ…通常期限、２ｇ…仮期限、２ｈ…充当金額上限値、３…プリペイド乗車券部、３ａ…プリペイド残金（現在値）、３ｂ…乗車駅（現在）、３ｃ…履歴情報、１０…プリペイドカード改札機、１１…データ読取り部、１２…データ書換え部、１３…カード印字書換え部、１４…出力部、１５…制御部、２０…プリペイドカード券売機、２１…データ読取り部、２２…データ書換え部、２３…カード印字書換え部、２４…出力部、２５…制御部、２６…入力部、２７…入金部、２８…認識部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a prepaid card management system, a prepaid card ticket gate, and a prepaid card ticket machine.
[0002]
[Prior art]
For example, in JR East (East Japan Passenger Railway), a prepaid card type ticket is used in addition to a ticket purchased with a ticket vending machine or the like each time a boarding is made. As this prepaid card, it is possible to get on and off between a “commuter pass” that allows passengers to get on and off for a predetermined period of time registered in advance and a fare for the amount paid in advance. "Io Card" (registered trademark) is free of charge, and in addition, "Suica" (registered trademark) with two prepaid cards, "commuter pass" and "Io Card" (registered trademark), as one card : Super Urban Intelligent Card).
[0003]
That is, “Suica” (registered trademark) can be used in combination with “commuter pass part” and “io card part” (automatic fare withdrawal part), and the registered boarding section indicated by “commuter pass part” from the actual boarding section It is possible to pay by deducting the fare for entering and / or transiting the remaining section after subtracting (regular section) from the balance of the "iocard section". Thus, as before, when entering the registered boarding section indicated by the “commuter pass section”, a ticket to the registered boarding section is purchased in advance by the ticket vending machine, or the registration indicated by the “commuter pass section” is provided. When getting over from the boarding section, it is possible to save the trouble of adjusting the fare at the automatic payment machine or the manned payment counter.
Further, in the case of “Suica” (registered trademark), “Suica” is used in both cases of the process of updating the expiration date of the “commuter pass part” and the process of adding money to the remaining portion of the “io card part”. This can be done with a prepaid card vending machine for (registered trademark).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in “Suica” (registered trademark), a “commuter pass part” and an “io card part” (automatic fare withdrawal part) are managed individually. Thus, for example, if there is a shortage in the balance of the “Io Card Department” when transferring from the registered boarding section (periodic section) indicated by the “commuter pass section”, an alarm will sound and the ticket gate will The gate does not open and the “Suica” (registered trademark) user cannot pass through the ticket gate. Thus, since the user of “Suica” (registered trademark) needs to go to an automatic settlement machine or a manned settlement counter and pay a shortage of fare, “Suica” (registered trademark) In addition to being bothered twice and troublesome for the user himself / herself, in a crowded station, the flow of passengers is disturbed, which may also contribute to the congestion.
[0005]
In general, the “commuter pass part” of “Suica” (registered trademark) is used almost every day in commuting, attending school, etc. On the other hand, the “io card part” is originally used irregularly. Even if the balance of “io card part” is displayed at the ticket gate, the balance of “io card part” is used. It is difficult to know exactly the fare required for settlement when it is rarely used consciously and complicated fare calculation is required for settlement when entering and / or transiting. There is a greater possibility of a situation where it becomes unclear whether or not the balance of the “io card part” will be insufficient.
[0006]
On the other hand, as part of such measures, the “Io Card Department” of “Suica” (registered trademark) may be applicable to postpayment methods such as credit cards and account withdrawals, but the cost of the entire prepaid card system The fact that personal information is entered and recorded on a commuter pass called “Suica” (registered trademark) is a psychology to the user of “Suica” (registered trademark). It is a problem to generate general anxiety.
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and a prepaid card function A (for example, a commuter pass section) that is valid until a predetermined time set in advance (that is, purchased), and a preset ( That is, in the prepaid card management system that manages both the prepaid card function B (for example, Io card unit) that is valid within the range of the predetermined amount purchased), when the prepaid card B is used, Even when there is a shortage in the remaining amount of the prepaid card function B, the remaining amount indicated by the prepaid card function A (for example, a commuter pass) is converted into an amount of money, and the shortage of the remaining amount in the prepaid card function B A prepaid card management system that can be used for a prepaid card, a prepaid card ticket gate for realizing the prepaid card management system, and It is an object of the present invention to provide a prepaid card vending machine.
[0008]
That is, in general, as for the prepaid card function A (for example, a commuter pass section), even if it has never been used, its value is completely satisfied if a preset predetermined period, that is, an expiration date has passed. On the other hand, if it is within the expiration date, the function of the prepaid card function A can be used any number of times. It is thought to depend on the remaining period until the deadline. Therefore, when the prepaid card function A is returned in a state where the remaining period of the prepaid card function A remains, it is possible to have the refund amount converted into the amount corresponding to the remaining period returned. is there.
[0009]
Thus, when the balance of the prepaid card function B (for example, Io card portion) is insufficient, a part of the value indicated by the remaining period of the prepaid card function A (for example, commuter pass) is converted into an amount of money, and the prepaid card function B (e.g., Io card part) can be used for the shortage of the remaining balance, and the pre-paid card function A (e.g., commuter pass part) has a preset predetermined period, i.e., expiration date. For example, when a shortage occurs in the payment of the fare due to the balance of the prepaid card function B (for example, Io card part) at the station, etc. It is not necessary to carry out the checkout process according to, and it is possible to pass through the ticket gate.
[0010]
Furthermore, once the remaining period of the prepaid card function A (for example, the commuter pass part) is converted into a monetary amount, the amount appropriated to the prepaid card function B (for example, the Io card part) is converted into a later date, for example, prepaid, for example. By making it possible to make a payment to the prepaid card at the card vending machine, the expiry date of the prepaid card function A (for example, a commuter pass section) that has been shortened once is set again to the original It is supposed to be possible to return to a predetermined time limit set in advance.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The first technical means is a prepaid card that manages a prepaid card function A that is valid until a predetermined time limit set in advance and a prepaid card function B that is valid within a range of a predetermined amount set in advance. A management system comprising money amount conversion means capable of converting the remaining period of the prepaid card function A until the predetermined time limit into an amount of money, and at least part of the amount converted by the amount conversion means Appropriate to the remaining amount of the prepaid card function B When the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the expiration date of the prepaid card function A is shortened by a period corresponding to the amount to be applied Set to a provisional deadline It is a prepaid card management system.
[0012]
The second technical means is the prepaid card management system according to the first technical means, further comprising a shortage amount detecting means for detecting that a shortage amount has occurred in the remaining amount of the prepaid card function B, A prepaid card management system in which the amount conversion means is activated based on the detection result of the amount shortage detection means.
[0014]
First 3 The technical means of the first 1 or 2 The prepaid card management system according to the above technical means, wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the expiry date of the prepaid card function A is set The remaining period of time equal to or greater than a predetermined margin period as a sufficient period for reimbursing the prepaid card with an amount equal to or greater than the appropriate amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B. The prepaid card management system is capable of setting the provisional time limit only in the case of having it.
[0015]
First 4 The technical means of the first 1st to 3rd Technical means One of The prepaid card management system according to claim 1, wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the prepaid card function A is converted based on the remaining period of the prepaid card function A. If the amount does not reach a sufficient amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B, or the provisional time limit set as the expiration date of the prepaid card function A is the remaining amount of the prepaid card function B Notify that if there is no remaining period longer than the margin period set in advance as a period sufficient to re-pay an amount equal to or greater than the amount appropriated for the amount, to the prepaid card This is a prepaid card management system that sounds a warning sound.
[0016]
First 5 The technical means of the first 1 Thru 4 The prepaid card management system according to any one of the above technical means, wherein the appropriate amount is detected from the prepaid card in which the appropriate amount from the prepaid card function A to the remaining amount of the prepaid card function B is recorded When the amount of money more than the amount of money detected by the amount of money detection means is paid to the prepaid card, the provisional time set in the prepaid card is set. The prepaid card management system is configured to restore and set the predetermined time limit that should be set in advance.
[0017]
First 6 According to the technical means, a single prepaid card function A that is valid until a predetermined time limit set in advance and a prepaid card function B that is valid within a predetermined amount of money set in advance are used. A prepaid card ticket checker for a prepaid card provided in the card, comprising: an amount conversion means capable of converting a remaining period until the predetermined period of the prepaid card function A into an amount; Appropriating at least a part of the amount converted by the above to the remaining amount of the prepaid card function B When the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the expiration date of the prepaid card function A is shortened by a period corresponding to the amount to be applied Set to a provisional deadline It is a prepaid card ticket gate.
[0018]
First 7 The technical means of the first 6 The prepaid card ticket checker described in the technical means further comprises an amount shortage detecting means for detecting that a shortage has occurred in the remaining amount of the prepaid card function B, and based on a detection result of the amount shortage detecting means. In addition, the prepaid card ticket gate is activated by the money amount conversion means.
[0020]
First 8 The technical means of the first 6 or 7 The prepaid card ticket checker according to the technical means, wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the expiry date of the prepaid card function A is set The remaining period of time equal to or greater than a predetermined margin period as a sufficient period for reimbursing the prepaid card with an amount equal to or greater than the appropriate amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B. The prepaid card ticket gate can be set to the provisional time limit only when it has the credit card.
[0021]
First 9 The technical means of the first 6th to 8th Technical means One of When the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the prepaid card ticket checker according to claim 1 is converted based on the remaining period of the prepaid card function A. If the amount does not reach a sufficient amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B, or the provisional time limit set as the expiration date of the prepaid card function A is the remaining amount of the prepaid card function B Notify that if there is no remaining period longer than the margin period set in advance as a period sufficient to re-pay an amount equal to or greater than the amount appropriated for the amount, to the prepaid card It is a prepaid card ticket gate that sounds a warning sound.
[0022]
First 10 The technical means of the first 6 Thru 9 The prepaid card ticket checker according to any one of the technical means, further comprising a network connection means, and capable of transmitting / receiving data to / from a server connected to the network via the network connection means This is a prepaid card ticket gate.
[0023]
First 11 The technical means of the first 6 Thru 10 The prepaid card ticket gate according to any one of the technical means, wherein the prepaid card can be either an insertion type prepaid card using a magnetic card or a non-contact type prepaid card using an IC card. It is characterized by being a machine.
[0024]
First 12 The technical means of the first 6 Thru 11 The prepaid card ticket checker according to any one of the technical means, wherein the predetermined date, the provisional date, the remaining amount or the appropriate amount to be applied is printed on the front and back surfaces of the prepaid card, or the prepaid card The card further includes a display unit, and is a prepaid card ticket gate that can display the predetermined time limit, the provisional time limit, the remaining amount, or the appropriate amount to be applied.
[0025]
First 13 The technical means of the first 5 A prepaid card ticket vending machine used in the prepaid card management system as described in the technical means, wherein the prepaid card function A records the amount appropriated from the prepaid card function A to the remaining amount of the prepaid card function B. An appropriate amount detecting means for detecting an appropriate amount is provided, and when the amount of money equal to or greater than the appropriate amount detected by the appropriate amount detecting means is paid to the prepaid card, the prepaid card is set. The provisional expiration date is a prepaid card vending machine that restores and sets the provisional expiration date to the predetermined expiration date.
[0026]
First 14 The technical means of the first 13 The prepaid card ticket vending machine according to the technical means, wherein the prepaid card is a prepaid card ticket vending machine that can be used as either a magnetic card insertion type prepaid card or an IC card non-contact type prepaid card. It is characterized by this.
[0027]
First 15 The technical means of the first 13 Or the second 14 The prepaid card vending machine according to the technical means, wherein the predetermined deadline, the provisional deadline, the remaining amount or the appropriate amount to be applied is printed on the front and back surfaces of the prepaid card, or further on the prepaid card A prepaid card ticket vending machine comprising a display and capable of displaying the predetermined time limit, the provisional time limit, the remaining amount or the appropriate amount to be applied on the display.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a prepaid card management system, a prepaid card ticket gate for realizing the prepaid card management system, and a prepaid card ticket machine according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0029]
(Description of an example of the prepaid card itself according to the present invention)
First, with regard to the format of the prepaid card according to the present invention, a prepaid card having two functions of a ticket related to fare payment (that is, a regular ticket section for purchasing an expiration date and a prepaid ticket section for purchasing a payable effective amount) ) As an example.
FIG. 1 is an example of printing on the surface of a prepaid card in one embodiment of the present invention, while FIG. 2 is an example of printing on the back surface of a prepaid card in one embodiment of the present invention shown in FIG. That is, FIG. 1 and FIG. 2 are a prepaid card function A (hereinafter referred to as a regular ticket section) that is valid until a predetermined time limit (that is, a normal time limit) set in advance. An example of printing on the front and back surfaces of a prepaid card having both functions of a prepaid card function B (hereinafter referred to as a prepaid ticket section) that is valid within a predetermined amount is shown.
[0030]
As shown in FIG. 1, "P station" through "Q" are registered as registered boarding sections (periodic sections) on the side of a regular ticket portion (that is, prepaid card function A) on the surface of a prepaid card showing an embodiment of the present invention. “Station” or the valid period of validity of the commuter pass is “y / m / d / day” to “provisional deadline / Y / M / D” (or “normal Y 0 Year M 0 Moon D 0 Day ") etc. are printed.
Here, the provisional deadline refers to a case where a period corresponding to the appropriate amount has been shortened from a predetermined deadline (that is, a normal deadline) set in advance for processing the amount appropriated to the balance on the prepaid ticket portion side. This indicates the expiration date, and unless the appropriate amount processing is performed, the provisional expiration date and the predetermined expiration date (that is, the normal expiration date) indicate the same expiration date.
On the other hand, as shown in FIG. 2, on the prepaid ticket portion (that is, prepaid card function B) side of the back of the prepaid card showing an embodiment of the present invention, a prepaid balance indicating the current remaining amount of the prepaid ticket portion. History information such as (current value), date of occurrence of change, deposit / withdrawal (ride / get off) type, use station, etc. are printed.
[0031]
FIG. 3 is a memory list illustrating a part of data held in the prepaid card shown in FIGS. 1 and 2. In other words, the prepaid card 1 includes a regular ticket portion 2 that is valid until a predetermined period set (purchased) and a prepaid card that is valid within a predetermined amount set (purchased). Data relating to the ticket section 3 is stored as internal data on one card.
Of the internal data related to the regular ticket portion 2 held inside the prepaid card 1, the regular section start station 2a "P station", the regular section end station 2b "Q station", which are required to be displayed, the regular type 2c “commuting”, regular period 2d “N months”, regular start date 2e “y / m / d”, normal deadline 2f “Y” 0 / M 0 / D 0 ", Provisional time limit 2g" Y / M / D ", etc., are printed on the surface of the prepaid card 1, but the recorded content and the printed content are rewritten as necessary.
[0032]
Of the internal data relating to the prepaid ticket portion 3 held in the prepaid card 1, the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” that needs to be displayed, and the prepaid balance (currently) Value) 3a “X circle” fluctuation reasons (payment, withdrawal by boarding, etc.) are sequentially printed on the back of the prepaid card 1 as history information 3c.
[0033]
In addition, as internal data regarding the prepaid ticket section 3, for example, when passing through a prepaid card ticket gate, in order to be able to identify whether it is a boarding or getting off, the boarding station when boarding The boarding station (current) 3b is recorded and recorded, and the prepaid card ticketing machine refers to the boarding station (current) 3b when getting off, so that processing at the time of getting off is performed instead of boarding. It is possible to perform a fare calculation process.
Further, the appropriation amount upper limit value 2h stored and recorded as internal data related to the regular ticket portion 2 is applied to the prepaid balance (current value) 3a “X yen” of the prepaid ticket portion 3 as will be described in detail later. The upper limit amount for converting the remaining period of the regular ticket section 2 to the amount is individually held for each prepaid card 1.
[0034]
Also, when getting on and off, the prepaid card 1 is read by the prepaid card ticket checker at the station, and when the fare is settled, the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” that has fluctuated is calculated. At the same time, the history information 3 c is printed on the back surface of the prepaid card 1.
In addition, if there is a shortage in the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” in the settlement process, the remaining period of the commuter pass portion 2 of the prepaid card 1 is converted back to the amount, A part of the redeemed amount is applied to the shortage of the prepaid balance (current value) 3a “X Yen”, so that the fare settlement process is performed.
[0035]
As described above, when the settlement process is performed with the appropriation amount obtained by converting the remaining period of the commuter pass part 2, the normal expiry date 2f “Y” that is the original expiry date of the commuter pass part 2 is used. 0 / M 0 / D 0 ”To the prepaid balance (current value) 3a“ X yen ”, a provisional deadline 2g“ Y / M / D ”, which is shortened by a period corresponding to the total amount of appropriation, is set, and the prepaid card 1 The printed portion of the front-side provisional deadline 2g is rewritten, and the total of the appropriated appropriation amount is recorded in the prepaid balance (current value) 3a “X yen” as a negative display.
[0036]
In addition, in the prepaid card vending machine, by updating the boarding / exiting section and the expiration date related to the regular ticket section 2 of the prepaid card 1, the regular section start station 2a "P station", the regular section end station 2b "Q" Station ", regular type 2c" commuting ", regular period 2d" N months ", regular start date 2e" y / m / d ", normal deadline 2f" Y 0 / M 0 / D 0 ”And temporary data 2g“ Y / M / D ”, etc., when the internal data related to the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is rewritten, the printed portion on the surface of the prepaid card 1 is rewritten, Further, even when the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is deposited, the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” on the back of the prepaid card 1 and the history information 3c are printed. .
[0037]
Further, the payment processing is performed with the appropriate amount obtained by converting the remaining period of the regular ticket portion 2 and the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is displayed in a minus sign, and the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is displayed. Normal expiration date 2f “Y”, which is the original expiration date of 0 / M 0 / D 0 ”, The provisional deadline 2g“ Y / M / D ”, which is shortened by the period corresponding to the total amount of appropriation, was set by the prepaid card vending machine, and a new deposit exceeding the appropriation amount was made. In this case, the provisional deadline 2g “Y / M / D” set by being shortened by a period corresponding to the total amount of money allocated is the normal expiration date 2f that is the original expiration date (predetermined predetermined time limit). "Y 0 / M 0 / D 0 Will be restored to the same deadline.
[0038]
Next, a block diagram of a prepaid card ticket gate and a prepaid card ticket machine according to the present invention will be described. 4 shows an embodiment of a block diagram of a prepaid card ticket gate according to the present invention, and FIG. 5 shows an embodiment of a block diagram of a prepaid card ticket machine according to the present invention. It is shown.
[0039]
(Block diagram of prepaid card gate)
As shown in FIG. 4, the prepaid card ticket gate 10 according to the present invention includes a data reading unit 11 for reading the internal data of the prepaid card 1 having data as described above, and the internal data of the prepaid card 1 for rewriting. For data rewriting unit 12, card printing rewriting unit 13 for rewriting the contents printed on the front and back surfaces of prepaid card 1, and prepaid balance (current value) 3a of prepaid card portion 3 for prepaid card ticket gate Output unit 14 for outputting a display on the display, sounding a warning sound, and opening / closing a gate when passing through a prepaid card ticket gate, and a control unit 15 for controlling each part. ing.
[0040]
(Block diagram of prepaid card vending machine)
As shown in FIG. 5, the prepaid card vending machine 20 according to the present invention rewrites the internal data of the prepaid card 1 and the data reading unit 21 for reading the internal data of the prepaid card 1 having data as described above. Data rewriting unit 22, card printing rewriting unit 23 for rewriting the contents printed on the front and back surfaces of the prepaid card 1, and prepaid balance (current value) 3 a “X Yen” prepaid card ticket sales of the prepaid ticket unit 3 In order to select an output unit 24 for display on a machine display, renewal of the regular sections 2a and 2b and the regular period 2d of the regular ticket unit 2 or a deposit amount to the prepaid ticket unit 3, etc. Input unit 26, a deposit unit 27 for performing a deposit process for the required amount, and an authorization for recognizing the deposited amount. And parts 28, the consist controller 25. for performing control for each site.
[0041]
(Process overview of prepaid card gate)
Next, an outline of processing of the prepaid card ticket gate 10 according to the present invention shown in FIG. 4 will be described using the flowcharts shown in FIGS. 6 and 7. FIG. 6 is a flowchart showing an example of the control operation of the control unit 15 in FIG. 4 in order to explain one embodiment of the processing outline of the prepaid card ticket gate 10 according to the present invention. It is a flowchart which shows an example of the remaining control operation | movement following the flowchart of FIG.
Below, each step of FIG.6 and FIG.7 is demonstrated.
[0042]
First, it waits for input of the prepaid card 1, and when the prepaid card 1 is input, the internal data of the prepaid card 1 is read (step S1).
As the boarding station (current) 3b of the prepaid card 1, it is checked whether or not the boarding station (for example, R station) has already been written. If the boarding station has not been written yet (in step S2) In the case of boarding), it is determined that the boarding is from the station (for example, S station), the process proceeds to step S4, and the boarding station (current) 3b column of the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1 as the processing at the time of boarding, The station (for example, S station) is written as the boarding station (step S4), and the process proceeds to step S16 to perform the entrance process.
On the other hand, when the boarding station (for example, R station) is already written in the boarding station (current) 3b column of the prepaid card 1 (in the case of getting off at step S2), the station (for example, S station) At step S3, it is determined that the vehicle is getting off.
[0043]
When it is determined that the user gets off at the station (for example, S station) (in the case of getting off at step S2), as a process at the time of getting off, from the boarding station (R station) that has already been written, the station ( Whether the boarding section up to (S station) is in the regular sections 2a and 2b (for example, the section between the P station and the Q station) of the regular ticket section 2 or outside the regular section, or It is determined whether it is boarding and / or overtaking including a section regular section (step S3).
[0044]
If the boarding section is within the regular section (in the regular section of step S3), this corresponds to the case where only the data of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is used, and the process proceeds to step S5, and the outside of the regular section In the case of (outside the regular section of step S3), this corresponds to the case where data of only the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is used, and the boarding section (section from R station to S station) ) Will be settled in full by the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1, and the process proceeds to step S8. On the other hand, if it is a case of entering and / or transiting including a part of a regular section (including a part of a regular section of step S3), both the regular ticket section 2 and the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1 This corresponds to the case of using data, and the process proceeds to step S6.
[0045]
If the boarding section is within a regular section (in the regular section of step S3), the current time (date) and regular ticket are used to check whether the regular ticket section 2 of the prepaid card 1 is valid. A comparison is made with the provisional deadline 2g “Y / M / D” of the section 2 to determine whether or not the provisional deadline 2g “Y / M / D” has been exceeded (step S5). If the provisional time limit 2g “Y / M / D” has not been exceeded (NO in step S5), it is determined that the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is valid and the entry process is performed. On the other hand, if the provisional time limit 2g “Y / M / D” has been exceeded (YES in step S5), it is determined that the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is invalid, and The fare for the boarding section (the section from the R station to the S station) is fully settled by the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1, so the process proceeds to step S8.
[0046]
Even in the case of entering and / or transiting including a part of a regular section (in the case of including a part of a regular section of Step S3), first, the regular ticket section 2 of the prepaid card 1 is valid as in Step S5. In order to check whether or not the current time (year / month / day) and the provisional deadline 2g “Y / M / D” of the commuter pass 2 are compared, the provisional expiration 2g “Y / M / D” is exceeded. It is judged whether it is not (step S6).
[0047]
If the provisional time limit 2g “Y / M / D” has not been exceeded (NO in step S6), it is determined that the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is valid, and entry and / or transit In order to perform the checkout process, the process proceeds to step S7, where the section included in the regular ticket section 2 of the prepaid card 1 is subtracted from the actual boarding section (section from the R station to the S station), and the entering section and / or A transit section is obtained (step S7).
On the other hand, if the provisional deadline 2g “Y / M / D” has been exceeded (YES in step S6), the regular ticket section 2 of the prepaid card 1 is determined to be invalid, and the fare for the boarding section is Since the full amount is to be settled by the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1, the process proceeds to step S8.
[0048]
In step S8, a fare corresponding to the boarding section from the boarding station (R station) to the station (S station) is calculated and output as the boarding fare to be paid. As a case where a transfer is made and / or a transfer and / or transfer section is calculated in step S7, it corresponds to a boarding section from the boarding station (R station) to the station (S station). Instead of outputting the fare to be paid as the fare to be paid, the sum of the entry fare and the transit fare corresponding to the entry section and the transit section is calculated, Are output as the payment fare (step S8). In addition, even in the case of boarding and / or transit including some regular sections, the boarding compared to the fare corresponding to the boarding section from the boarding station (R station) to the station (S station). When the sum of the fare for overtaking is greater than the sum, the fare corresponding to the boarding section from the boarding station (R station) to the station (S station) is output as the fare to be paid. .
[0049]
Next, it is checked whether or not the payment fare calculated in step S8 is an amount that can be settled (that is, paid) by the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1. That is, when the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1 is greater than or equal to the boarding fare to be paid (YES in step S9), the payment is made as it is. Assuming that the target boarding fare can be settled, the process proceeds to step S14. Conversely, when the fare is less than the target boarding fare (NO in step S9), the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is used as it is. Since it is not possible to settle the payment fare, the process proceeds to step S10.
That is, step S9 provides a shortage amount detecting means for detecting whether or not a shortage amount has occurred in the remaining amount of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1, and that the shortage amount has occurred. If it is detected (NO in step S9), the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is set to the amount in order to activate the amount conversion means constituting step S10 and to approve the shortage amount. I am trying to convert.
[0050]
In step S10, the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is converted into a monetary amount, and the converted converted amount is calculated as the payment fare and the prepaid balance of the prepaid card portion 3 of the prepaid card 1. (Current value) 3a It is determined whether or not a sufficient amount of money (that is, the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1) remains to be appropriated for the difference (insufficient) from the "X yen". An example of a specific determination method for the remaining period of applicability will be further described with reference to FIG.
[0051]
If it is determined that a sufficient amount of money (ie, the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1) remains (YES in step S10), the payment fare and the prepaid card 1 In order to perform the appropriation process for appropriating the difference (insufficiency) from the prepaid balance (current value) 3a “X yen” of the prepaid ticket section 3, the process proceeds to step S11. In step S11, first, as an allocation process to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1, the prepaid amount corresponding to the period converted into the allocated amount is prepaid. After shortening the validity period of the regular ticket portion 2 of the card 1 and rewriting the provisional expiration date 2g “Y / M / D” of the regular ticket portion 2 (step S11), the process proceeds to step S14, and the prepaid balance (currently Value) 3a "X circle" is updated.
[0052]
On the other hand, if it is determined that there is not enough money (ie, the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1) to be appropriated (NO in step S10), entry from the ticket gate is impossible. In step S12, a warning sound (alarm) for notifying that the prepaid card user cannot be applied and cannot participate is sounded (step S12). Further, in such a case, the gate of the prepaid card ticket gate is kept closed in order to make the prepaid card user physically unable to participate (step S13).
[0053]
If it is determined in step S14 that the payment fare calculated in step S8 is an amount that can be settled (ie, paid) by the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 (YES in step S9). The prepaid of the prepaid ticket 1 of the prepaid card 1 is calculated by subtracting the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” before the payment of the prepaid card 1 of the prepaid card 1 from the boarding fare to be paid. The balance (current value) 3a “X yen” is rewritten (step S14).
On the other hand, when the shortage is allocated from the remaining period of the regular ticket portion 2 in the step 11 (that is, in the case of transition from the step S11), the prepaid ticket of the prepaid card 1 is used. The difference amount obtained by subtracting the payment fare subject to payment from the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the part 3 can be identified as an appropriate amount for applying the prepaid balance (current value) 3a “X Yen”. Accordingly, the prepaid balance (current value) 3a “X yen” is updated and recorded in a minus display.
[0054]
Here, if the converted amount when the expiration date of the commuter pass part 2 is shortened exceeds the appropriate amount, the converted amount exceeding the amount will be retained and recorded as a surplus converted amount. It can be applied to the checkout process. That is, when a fare settlement process for a boarding section other than a regular section occurs after the next time, it is first determined whether or not it is an amount that can be applied based on the surplus converted amount, and it is determined that the amount is applicable. As long as it is done, the corresponding process from the surplus converted amount is performed and the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is updated as a negative display, but the expiry date of the regular ticket section 2 is further shortened Thus, the process of generating a new converted amount is not performed.
[0055]
Next, as a disembarkation process, the boarding station (for example, R station) is deleted from the boarding station (current) 3b column of the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1 to prepare for the next boarding (step S15).
Furthermore, the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1, that is, the remaining period from the current time (year / month / day) to the provisional deadline 2g “Y / M / D” is checked on both the boarding and the getting off. If the remaining period is less than a week (YES in step S16), an alarm is issued to alert the prepaid card user that the prepaid card is about to expire (step S17). move on.
[0056]
On the other hand, if the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 still remains for one week or more (NO in step S16), it is determined that there is still a sufficient remaining period, and immediately in step S18. move on.
In step S18, the prepaid card user is in a state where the gate of the prepaid card ticket gate is opened in order to physically enter or exit (step S18).
[0057]
(Specific determination method for appropriation of remaining period of commuter pass)
Next, regarding the amount conversion method of the remaining period shown in step S10 of the flowchart of FIG. 7, that is, the remaining period of the commuter pass portion 2 of the prepaid card 1 is converted into an amount, and as the converted conversion amount, An amount sufficient to apply the difference (insufficiency) between the fare to be paid and the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 (that is, the period of the prepaid card 1) An example of a specific determination method for determining whether or not the remaining period of the ticket part 2 remains will be described with reference to the flowchart of FIG. FIG. 8 is a flowchart for explaining a specific example in which the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is converted into a monetary amount and it is determined whether or not it can be used for the settlement of the boarding fare.
[0058]
That is, FIG. 8 shows the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1, that is, the provisional deadline 2g “Y / M / D” from the current time (current date) in step S10 of FIG. In the normal state where the prepaid balance X (current value) of the prepaid card 1 remains, as described above, the provisional deadline 2g “Y / M / D” and the original normal deadline 2f “Y” 0 / M 0 / D 0 "Is in agreement. )) Is sufficient to allocate the shortage of prepaid balance X, and if it is determined that it is sufficient to allocate the amount, It is a flowchart which shows the process for calculating whether it is necessary to use for appropriation with respect to the adjustment of a.
Further, in the flowchart shown in FIG. 8, the prepaid card is converted into an amount converted from the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 so as not to exceed the refund amount refunded when canceled at the present time. The balance of the value of the entire card 1 is not disturbed.
[0059]
Here, prior to the description of the flowchart of FIG. 8, first, an example of a specific method for determining the refund amount will be described. First, the period up to the date of refund is the period of use in which the regular ticket section 2 of the prepaid card 1 is actually used, and the periodical ticket section 2 has been used when it is assumed that it has been used most efficiently in the period of use. Ask for the amount.
After that, the difference between the purchase amount of the regular ticket portion 2 and the used amount of the regular ticket portion 2 in the regular period 2d “N months” actually purchased becomes the refund amount.
The regular ticket part 2 may be a combination of a plurality of regular ticket parts 2. Further, in general, the period 2d “N months” of the commuter pass section 2 is in units of months. Therefore, the period of use may be handled in units of months. In this embodiment, When shortening the regular period 2d “N months” used for monetary conversion, it is handled in units of months.
[0060]
Below, the process of the flowchart shown in FIG. 8 is demonstrated.
A cumulative amount to be allocated, which is the total amount of shortage of the prepaid balance (current value) 3a “X yen” of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is obtained (step S21).
Here, before the payment processing of the current fare subject to payment, if there has been no appropriation processing to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen”, Only the shortage of the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” with respect to the payment fare is the cumulative amount to be allocated.
In addition, when the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” has not yet been allocated, the provisional ticket portion 2 of the prepaid card 1 has been temporarily provisioned as described above. The deadline 2g “Y / M / D” is the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 The deadline is exactly the same.
[0061]
On the other hand, if the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” has already been applied before the settlement process for the current fare to be paid, An amount obtained by adding the current fare to be paid this time to the total amount is the cumulative amount to be allocated.
If the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” has already been allocated prior to the settlement of the current fare, the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 The provisional deadline 2g “Y / M / D” is the normal deadline 2f “Y” for the period corresponding to the appropriation amount. 0 / M 0 / D 0 "Is shortened from"".
[0062]
Next, in order to determine the provisional deadline 2g “Y / M / D” for the cumulative allocation amount including this time, the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 The initial value “1” (that is, one month) is given to the variable L for calculating the shortened number of months from “” (step S22). That is, as a shortening period, a process of starting from one month and sequentially increasing the number of months to be shortened until the cumulative amount to be allocated is satisfied.
[0063]
Next, the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 It is checked whether or not the remaining period until "" is "L months + 1 week" or more (step S23). If the remaining period is "L months + 1 week" or more (YES in step S23), even if an amount equivalent to L months is applied to the cumulative amount to be allocated, the remaining period is: It is determined that at least “one week” remains, and it is determined that the converted amount corresponding to L months can be applied, and the process proceeds to step S25.
[0064]
That is, in general, when the remaining period is “L months”, it is possible to apply the converted amount corresponding to L months, but the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 By applying the converted amount corresponding to L months from “”, the remaining period as the provisional deadline 2g “Y / M / D” newly set is shortened by shortening the effective period. Therefore, even if a later payment is made, the newly set provisional deadline 2g “Y / M / D” is changed to the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 Even if the process for returning to "" is performed, there is no time margin for performing such a return process. Therefore, at least an amount equal to or more than the converted amount to be applied to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket section 3 is determined in advance as a period sufficient to perform a new deposit process on the prepaid card. The provisional deadline 2g “Y / M / D” is set in advance so as to be able to be newly set only when there is a remaining period exceeding a predetermined margin period, for example, “1 week” or more. We are going to check.
[0065]
On the other hand, when the remaining period is less than “L months + 1 week” (NO in step S23), it is determined that there is only a remaining remaining period that is insufficient to be applied to the cumulative amount to be allocated. In other words, as the remaining period of the provisional deadline 2g “Y / M / D”, a margin of “one week” or more cannot be secured, and it is impossible to apply, so the process proceeds to step S24, and the prepaid It is set that it is impossible to allocate the remaining period of the regular ticket portion 2 to the shortage of the balance (current value) 3a “X yen”, and the allocation process is not performed (step S24).
[0066]
Regular time limit 2f “Y” for commuter pass 2 0 / M 0 / D 0 In the case where the remaining period up to "L months + 1 week" remains (YES in step S23), in step S25, first, the normal expiration date 2f "Y" 0 / M 0 / D 0 "L months" is shortened from "" and the upper limit value of the converted amount for "L months", that is, the applicable amount when the provisional expiration date 2g "Y / M / D" is set.
Here, as the upper limit of the appropriable amount, the refund amount when the commuter pass part 2 of the prepaid card 1 is canceled at the provisional time limit 2g “Y / M / D”, that is, the remaining period is The amount is equal to the refund amount when “L months” remain.
[0067]
In general, when realizing the amount conversion means for converting the remaining period of the commuter pass portion 2 of the prepaid card 1 into an amount (that is, converting to the above applicable amount), the applicable amount is as described above. Thus, it should be determined by a combination of the regular type 2c of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1, the period 2d, the range of the regular boarding section, and the value of “L months” indicating the shortening period. is there.
Thus, by providing the prepaid card ticket gate with a database or the like for enabling calculation of the allocatable amount determined based on such a combination, the allocatable amount can be obtained. However, there are various combinations of the regular type 2c, the regular period 2d, and the range of the regular boarding section depending on the prepaid card 1, so that the memory amount of the prepaid card ticket checker is increased and the load is increased. It becomes higher, and it is considered to have an adverse effect such as a delay in operation speed.
[0068]
On the other hand, when viewed individually for each prepaid card 1, the fluctuation range of the value of “L months” indicating the shortening period is relatively small. Therefore, as a method of realizing the amount conversion means of the present embodiment, for each prepaid card 1, as shown in FIG. 3, “L” indicating a shortened period as internal data of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1. Corresponding to each possible value of “months” (1 month, 2 months,..., (N−1) months), or equal to the refund amount when the remaining period is “L months”, or the refund amount Appropriate amount upper limit 2h Z that does not exceed the amount L (Z 1 Yen, Z 2 Circle, ..., Z N-1 Yen) is recorded in advance, and the appropriate amount upper limit 2h Z corresponding to the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is recorded. L To read the upper limit of the appropriation amount.
[0069]
Thus, in step S25 of FIG. 8, the appropriation amount upper limit 2h Z of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 L If the upper limit value of the applicable amount for L months read from the above is greater than or equal to the estimated cumulative appropriation amount obtained in step S21 (YES in step S25), appropriation is made. If it is determined that it is possible, the process proceeds to step S27. Conversely, if it is less (NO in step S25), it is determined that L months cannot be applied, the process proceeds to step S26, and the provisional time limit 2g “Y / Normal deadline 2f “Y” for setting “M / D” 0 / M 0 / D 0 "1" is added to "L months" indicating the shortened period from "" (step S26), the process returns to step S23, and the determination process in the case of further shortening by one month is repeated.
[0070]
If it is determined by the upper limit of the appropriable amount for “L months” that the accumulated appropriation amount can be applied (YES in step S25), the normal expiration date 2f of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 "Y 0 / M 0 / D 0 ”Is set to the provisional deadline 2g“ Y / M / D ”, which is shortened by“ L months ”, so that it is possible to actually apply the current cumulative estimated amount to be applied (step S27), and the process ends. To do.
The setting change process of the provisional deadline 2g “Y / M / D” is performed each time the cumulative amount of money to be allocated is generated and the allocation process from the remaining period of the commuter pass 2 is performed. If the allocation process from the remaining period of the commuter pass 2 has already been performed before the current setting change process, the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 In the state where the provisional deadline 2g “Y / M / D” shortened from “” is set, but sufficient applicable processing with the surplus converted amount as described above is impossible, the current commuter pass By the allocation process from the remaining period of the part 2, the provisional deadline 2g “Y / M / D” for “L months” is further shortened and set.
[0071]
(Processing summary of prepaid card vending machine)
Next, an outline of processing of the prepaid card ticket vending machine 20 according to the present invention shown in FIG. 5 will be described using the flowchart shown in FIG. FIG. 9 is a flowchart showing an example of the control operation of the control unit 25 in FIG. 5 in order to explain one embodiment of the processing outline of the prepaid card vending machine 20 according to the present invention.
Below, each step of FIG. 9 is demonstrated.
[0072]
First, waiting for input of the prepaid card 1, and when the prepaid card 1 is input, the internal data of the prepaid card 1 is read (step S31).
Next, when the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” recorded in the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is checked, and the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is negatively displayed, (YES in step S32), it is determined that the appropriation process from the remaining period of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” has been performed, and the process proceeds to step S33. On the other hand, if the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is positively displayed (NO in step S32), it is determined that the appropriation process from the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 has not been performed. In order to perform a normal ticketing process related to the regular ticket section 2 of the prepaid card 1, the process proceeds to step S37.
[0073]
When the appropriation process from the remaining period of the commuter pass portion 2 of the prepaid card 1 is performed and the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is displayed in a minus (YES in step S32), the minus In order to settle the displayed prepaid balance (current value) 3a “X yen”, that is, the cumulative amount to be allocated (in other words, the amount to be applied to the prepaid balance (current value) 3a “X yen”) The minus display amount of the prepaid balance X is displayed on the ticket machine 20, and the prepaid card 1 user is prompted to deposit (step S33). That is, step S32 and step S33 are recorded as a negative display as an appropriate amount from the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 to the prepaid balance (current value) 3a “X yen” of the prepaid ticket portion 3. An appropriation amount detecting means for reading out the appropriation amount from the prepaid card 1 and detecting and displaying it is provided.
[0074]
Next, the actual deposit amount from the user of the prepaid card 1 is checked by the recognizing unit 28 shown in FIG. 5 (step S34), and an appropriate amount of money required for the prepaid balance X (that is, the cumulative estimated amount of money). Or after waiting for the completion of payment by depositing an amount larger than the appropriate amount (NO in step S34), when the payment is completed (YES in step S34), the process proceeds to step S35 and the prepaid balance When the settlement for the amount appropriated to X is completed, the prepaid balance (current value) 3a “X yen” is rewritten to “0” (step S35).
Furthermore, the provisional deadline 2g “Y / M / D”, which has been shortened by the appropriation process up to now, has been reduced to the prepaid card 1 due to the completion of the settlement of the appropriation amount to the prepaid balance (current value) 3a “X yen”. Normal deadline 2f “Y”, which is the original remaining period of the commuter pass 2 0 / M 0 / D 0 Is rewritten so as to return to "" (step S36).
[0075]
In step S37, in order to perform normal ticketing processing related to the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1, first, the normal time limit 2f “Y” of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is set. 0 / M 0 / D 0 The remaining period indicated by “” is the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 It is determined whether or not the date has been approached within an updateable period that is set in advance as a period during which "" can be updated (step S37). Here, the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 ”Within the renewable period, for example,“ 1 week ”(YES in step S37), the normal time limit 2f“ Y 0 / M 0 / D 0 ”Can be updated, the process proceeds to step S38, and the normal time limit 2f“ Y 0 / M 0 / D 0 ”On the other hand, while the normal deadline 2f“ Y 0 / M 0 / D 0 ”Is longer than the updatable period, for example,“ 1 week ”(NO in step S37), the normal time limit 2f“ Y 0 / M 0 / D 0 "" Cannot be updated, the process proceeds to step S44, and the process proceeds to the step of depositing the prepaid balance (current value) 3a "X yen" of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1.
[0076]
In step S38, the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 ”Until the user of the prepaid card 1 selects and inputs the periodic period“ N months ”to be updated (NO in step S38), and the periodic period“ N months ”to be updated is selected. If entered (YES in step S38), the process proceeds to step S39, and then the purchase amount necessary for the purchase of the regular period “N months” for updating is displayed and prompted to actually deposit money (step S39).
[0077]
Note that the purchase price is generally determined by the regular section start station 2a “P station”, the regular section end station 2b “Q station”, the regular type 2c, the regular route, and the regular period 2d “N” selected and input in step S38. It is uniquely determined by “month”. However, in this embodiment shown in FIG. 9, no update process is performed for the regular section start station 2 a “P station”, the regular section end station 2 b “Q station”, the regular type 2 c, and the regular route. In this example, only the regular period 2d “N months” is updated.
[0078]
The actual deposit amount from the user of the prepaid card 1 is checked by the recognition unit 28 shown in FIG. 5 (step S40), and an amount equal to or greater than the purchase amount displayed in step S39 is deposited. If the payment is over (NO in step S40), the process proceeds to step S41.
In step S41, the normal time limit 2f “Y 0 / M 0 / D 0 When the payment for the renewal is made and the settlement is completed, the renewal period “N months” selected and input in step S38 is added to the period 2d “N” of the regular ticket section 2 of the prepaid card 1. "Month" is rewritten (step S41).
[0079]
Furthermore, the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 "After the payment for the renewal is made and the settlement is completed, the normal deadline 2f" Y "before the renewal of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 0 / M 0 / D 0 ”To the value obtained by adding the value of the renewal period 2d“ N months ”selected and input in step S38, and the normal expiration date 2f“ Y ”of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 0 / M 0 / D 0 "Is rewritten (step S42). Furthermore, the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 When the payment for the renewal is made and the settlement is completed, the temporary deadline 2g “Y / M / D” of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is rewritten in the above-mentioned step S42, and the normal deadline 2f “Y 0 / M 0 / D 0 To the same deadline (step S43), the deadline update processing of the regular ticket portion 2 of the prepaid card 1 is terminated, and the prepaid balance X (current value) of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is updated. Move on.
[0080]
When updating the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 is started, first, the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is deposited. In advance, it is necessary for the user of the prepaid card 1 to recognize the exact amount of the current prepaid balance (current value) 3a “X Yen”, so the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is required. "Is displayed (step S44).
Based on the amount of the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” displayed in step S44, wait until the amount to be actually deposited is determined by the user of the prepaid card 1 and the deposit amount is selected and input. (NO in step S45), if the deposit amount is selected and input (YES in step S45), the process proceeds to step S46 to prompt the deposit.
[0081]
Next, the actual deposit amount from the user of the prepaid card 1 is checked by the recognition unit 28 shown in FIG. 5 (step S46), and is equal to or greater than the deposit amount selected and input in step S45. Waiting for the payment to be completed by depositing the amount (NO in step S46), and when the payment is completed (YES in step S46), the process proceeds to step S47 and the prepaid balance of the prepaid card portion 3 of the prepaid card 1 (current Value) 3a “X circle” is rewritten.
That is, a value obtained by adding the deposit amount selected and input in step S45 to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” before update of the prepaid ticket portion 3 of the prepaid card 1 displayed in step S44 is calculated. Then, by rewriting the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” of the prepaid ticket section 3 of the prepaid card 1, the update process of the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” is ended (step S47).
[0082]
Thereafter, in step S48, the printed portions on the front and back surfaces of the prepaid card 1 are rewritten so as to reflect the processing performed in each step in FIG. 9 (step S48).
That is, when the payment of the amount appropriated to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen” in the steps S33 to S36 is performed, the provisional deadline 2g “Y / M / D "is the normal deadline 2f" Y 0 / M 0 / D 0 In addition, the printed portion of the history information 3c on the back side of the prepaid card 1 is rewritten based on the settlement process, and the normal time limit 2f “Y” in steps S38 to S43. 0 / M 0 / D 0 ”Is updated, the regular term“ N months ”on the surface of the prepaid card 1, the normal term 2 f“ Y ” 0 / M 0 / D 0 ”, The printed portion of the history information 3c on the back of the prepaid card 1 is rewritten based on the update of the provisional time limit 2g“ Y / M / D ”, and the prepaid in step S44 to step S47. When the balance (current value) 3a “X Yen” is deposited, the printed portion of the history information 3c on the back of the prepaid card 1 is printed based on the deposit to the prepaid balance (current value) 3a “X Yen”. rewrite.
[0083]
In the above embodiment, in each checkout process, if an amount larger than the amount required for each checkout is deposited, the refund process for the excess amount is naturally performed. The description about is omitted.
[0084]
(Summary)
As described above, according to the present embodiment, when a shortage related to the amount prepaid as the prepaid ticket portion 3 occurs, the amount prepaid as the expiration date of the regular ticket portion 2 (ie, By applying at least a part of the converted amount corresponding to the refund amount when the valid period is shortened) to the shortage of the amount prepaid as the prepaid ticket section 3, the value of the entire prepaid card is consistent Under the condition of use, the convenience of the prepaid card user can be increased reasonably.
[0085]
(Modified Example)
Next, a supplementary description will be given of modified embodiments of the above-described embodiment.
(1) First, in the above-mentioned embodiment, the case where the remaining period of the prepaid card regular ticket part is simply converted by the refund amount is shown. When purchasing the prepaid card regular ticket part, May receive benefits such as discounts associated with lump sum payments. Therefore, in some cases, in order to perform calculation more evenly, a commission or an interest is added to the fare to be paid when the prepaid card ticket gates are allotted when getting off (see FIG. 7). Or depending on the amount appropriated for the prepaid balance (current value) “X Yen” at the time of the settlement process at the subsequent prepaid card vending machine. Fees or interest may be added (added to “Prepaid balance display” shown in step S33 of FIG. 9).
[0086]
(2) Further, as shown in FIG. 4, the prepaid card ticket gate 20 operates alone (stand alone). For example, a complicated calculation for obtaining an appropriate amount (ie, as shown in FIG. 8). Do not read the “upper limit of L month appropriation amount” in step S25 from the prepaid card 1 but perform the calculation using the prepaid card ticket machine) by the prepaid card ticket machine alone. In consideration of the difficulty of the payment, the prepaid card ticket checker may be configured to be connected to a server capable of quickly executing such calculation related to calculation of the allocatable amount via the network. That is, the prepaid card ticket checker may further include a network connection unit, and may be configured to allow data to be transmitted / received to / from a server connected to the network via the network connection unit. .
[0087]
(3) Furthermore, the types of prepaid cards, prepaid card ticket gates, and prepaid card ticket machines may be any of an insertion type using a magnetic card or a non-contact type using an IC card. However, in the case of the non-contact type, it is difficult to rewrite the printed portion on the front and back surfaces of the prepaid card in the prepaid card ticket gate, so the prepaid card's provisional term “Y / M / D” or the prepaid balance (currently Value) For data that needs to be printed among internal data such as “X circle” or history information, instead of printing on the front and back of the prepaid card ticket gate when passing through the prepaid card ticket gate, Even if it is displayed on a display, or displayed on a display provided in another device such as a prepaid ticket machine, or the prepaid card 1 is inserted into another device such as a prepaid ticket machine and printed. good.
[0088]
(4) In addition, instead of printing on the prepaid card, the prepaid card itself may be provided with a display unit, and may be displayed on the display unit by a prepaid card ticket gate or a prepaid card vending machine. In such a case, regardless of whether the card is an insertion type or non-contact type prepaid card, for example, even if it is a non-contact type IC card, the provisional term “Y / M / D”, normal Due date “Y 0 / M 0 / D 0 ”, The prepaid balance“ X yen ”, the appropriated amount, history information, and the like can be displayed on the display unit.
[0089]
(5) Furthermore, in the said Example, although the case of the prepaid card | curd regarding the regular ticket part in a railway is mentioned as an example, this invention is not restricted to such a case, For example, transportation facilities other than a railway Or, like a theme park or a gym, you can pay separately by using function A, which can continue to use a specific function for a certain period of validity, and various functions as necessary. Any prepaid card that can be provided with the function B can be applied to any use.
[0090]
【The invention's effect】
According to the prepaid card management system, the prepaid card ticket gate and the prepaid card ticket vending machine according to the present invention, even if a shortage occurs in the balance of the prepaid card that has been deposited in advance, it depends on the expiration date. By shortening the expiry date of the commuter pass, it is possible to convert the amount corresponding to the shortened period and apply it to the shortage of the remaining amount of the prepaid card. Separately, it is possible to eliminate the trouble of performing automatic payment machines or manual payments, and not only can improve the convenience of the prepaid card user, but also the people in the vicinity at the same window as the prepaid card user Can alleviate inconvenience.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an example of printing on the surface of a prepaid card in one embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an example of printing on the back of a prepaid card in the embodiment of the present invention shown in FIG.
FIG. 3 is a memory list illustrating a part of data held in the prepaid card shown in FIGS. 1 and 2;
FIG. 4 is a block diagram showing an embodiment of a prepaid card ticket gate according to the present invention.
FIG. 5 is a block diagram showing an embodiment of a prepaid card ticket vending machine according to the present invention.
6 is a flowchart showing an example of the control operation of the control unit in FIG. 4 in order to explain an embodiment of the processing outline of the prepaid card ticket gate according to the present invention.
7 is an example of the remaining control operation following the flowchart of FIG. 6 showing an example of the control operation of the control unit in FIG. 4 in order to explain one embodiment of the processing outline of the prepaid card ticket gate according to the present invention. It is a flowchart to show.
FIG. 8 is a flowchart for explaining a specific example of determining whether or not the remaining period of a regular ticket portion of a prepaid card can be used for the settlement of a boarding fare by converting the amount of money.
FIG. 9 is a flowchart showing an example of the control operation of the control unit in FIG. 5 in order to explain one embodiment of the processing outline of the prepaid card ticket vending machine according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Prepaid card, 2 ... Regular ticket part, 2a ... Regular section start station, 2b ... Regular section end station, 2c ... Regular type, 2d ... Regular period, 2e ... Regular start date, 2f ... Normal deadline, 2g ... Preliminary deadline, 2h ... Appropriated amount upper limit value, 3 ... Prepaid ticket section, 3a ... Prepaid balance (current value), 3b ... Boarding station (current), 3c ... History information, 10 ... Prepaid card ticket gate, 11 ... Data Reading unit, 12 ... Data rewriting unit, 13 ... Card printing rewriting unit, 14 ... Output unit, 15 ... Control unit, 20 ... Prepaid card vending machine, 21 ... Data reading unit, 22 ... Data rewriting unit, 23 ... Card printing rewriting Part, 24 ... output part, 25 ... control part, 26 ... input part, 27 ... depositing part, 28 ... recognition part.

Claims (15)

予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂとを管理するプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ａの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定することを特徴とするプリペイドカード管理システム。A prepaid card management system that manages a prepaid card function A that is valid until a predetermined period set in advance and a prepaid card function B that is valid within a range of a predetermined amount set in advance, An amount conversion means capable of converting the remaining period of the prepaid card function A until the predetermined time limit into an amount, and at least part of the amount converted by the amount conversion means is retained in the prepaid card function B The amount of money that can be applied to the amount of money and when the amount of money from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the expiration date of the prepaid card function A is applied. The prepaid card management system is characterized in that the provisional deadline shortened by a period corresponding to the card is set . 請求項１に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されることを特徴とするプリペイドカード管理システム。  2. The prepaid card management system according to claim 1, further comprising a shortage amount detection unit that detects that a shortage amount has occurred in a remaining amount of the prepaid card function B, based on a detection result of the shortage amount detection unit. The prepaid card management system is characterized in that the amount conversion means is activated. 請求項１又は２に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード管理システム。The prepaid card management system according to claim 1 or 2 , wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, an expiration date of the prepaid card function A is set. The provisional deadline to be shortened is a remaining period equal to or longer than a predetermined margin period as a sufficient period for re-paying an amount equal to or more than the appropriate amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B to the prepaid card A prepaid card management system characterized in that it is possible to set the provisional deadline only when it has a period. 請求項１乃至３のいずれか１項に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させることを特徴とするプリペイドカード管理システム。The prepaid card management system according to any one of claims 1 to 3 , wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the prepaid card function If the amount converted based on the remaining period of A does not reach a sufficient amount to be used for the remaining amount of the prepaid card function B, or if the prepaid card function A is shortened as the expiration date The deadline does not have a remaining period equal to or longer than a predetermined margin period as a sufficient period for repaying an amount equal to or greater than the amount appropriated to the remaining amount of the prepaid card function B to the prepaid card A prepaid card management system that sounds a warning sound notifying that the credit card cannot be used. 請求項１乃至４のいずれか１項に記載のプリペイドカード管理システムであって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定することを特徴とするプリペイドカード管理システム。A prepaid card management system according to any one of claims 1 to 4, wherein from the prepaid card appropriated amount from the prepaid card function A to the remaining amount of the prepaid card function B is recorded An appropriate amount detecting means for detecting an appropriate amount is provided, and when the amount of money equal to or greater than the appropriate amount detected by the appropriate amount detecting means is paid to the prepaid card, the prepaid card is set. The prepaid card management system, wherein the provisional time limit is restored and set to the predetermined time limit that should be set in advance. 予め設定された所定期限に至る迄の間有効とするプリペイドカード機能Ａと、予め設定された所定金額の範囲内において有効とするプリペイドカード機能Ｂとの両方の機能を１枚のカードに備えているプリペイドカードのプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ａの前記所定期限に至る迄の残存期間を金額に換算することができる金額換算手段を備え、該金額換算手段により換算された前記金額の少なくとも一部を前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に充当することが可能であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限を、充当する前記金額に応じた期間分短縮した仮期限に設定することを特徴とするプリペイドカード改札機。One card has both a prepaid card function A that is valid until a predetermined time limit set in advance and a prepaid card function B that is valid within a range of a predetermined amount set in advance. A prepaid card ticket checker for a prepaid card, comprising an amount conversion means capable of converting a remaining period until the predetermined time limit of the prepaid card function A into an amount, and the amount converted by the amount conversion means When at least part of the amount can be applied to the remaining amount of the prepaid card function B, and when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, and characterized by setting the expiration date of the prepaid card function a, the temporary limit that is shorter period corresponding to the amount to be appropriated Prepaid card ticket gate that. 請求項６に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額に不足金額が発生したことを検出する金額不足検出手段を更に備え、前記金額不足検出手段の検出結果に基いて、前記金額換算手段が起動されることを特徴とするプリペイドカード改札機。7. The prepaid card ticket checker according to claim 6 , further comprising a shortage amount detection unit that detects that a shortage amount has occurred in the remaining amount of the prepaid card function B, and based on a detection result of the shortage amount detection unit. And a prepaid card ticket gate, wherein the amount conversion means is activated. 請求項６又は７に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有している場合に限り、前記仮期限に設定することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。The prepaid card ticket checker according to claim 6 or 7 , wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, an expiration date of the prepaid card function A is used. The provisional deadline to be shortened is a remaining period equal to or longer than a predetermined margin period as a sufficient period for re-paying an amount equal to or more than the appropriate amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B to the prepaid card A prepaid card ticket gate, which can be set to the provisional deadline only when it has a period. 請求項６乃至８のいずれか１項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの金額の充当がなされるに際して、前記プリペイドカード機能Ａの残存期間に基いて換算された金額が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当するに充分な金額に達しない場合、あるいは、前記プリペイドカード機能Ａの有効期限として短縮設定される前記仮期限が、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額へ充当される充当金額以上の金額を該プリペイドカードに対して改めて入金するに充分な期間として予め定められた余裕期間以上の残存期間を有していない場合、充当不可能である旨を通知する警告音を鳴動させることを特徴とするプリペイドカード改札機。The prepaid card ticket check machine according to any one of claims 6 to 8 , wherein when the amount from the prepaid card function A is applied to the remaining amount of the prepaid card function B, the prepaid card function If the amount converted based on the remaining period of A does not reach a sufficient amount to be applied to the remaining amount of the prepaid card function B, or the provisional card set to be shortened as the expiration date of the prepaid card function A The deadline does not have a remaining period equal to or longer than a predetermined margin period as a sufficient period for repaying an amount equal to or greater than the amount appropriated to the remaining amount of the prepaid card function B to the prepaid card A prepaid card ticket gate, which sounds a warning sound notifying that the credit card cannot be used. 請求項６乃至９のいずれか１項に記載のプリペイドカード改札機であって、ネットワーク接続手段を更に備え、該ネットワーク接続手段を介して、ネットワークに接続されているサーバとの間でデータを送受信することを可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。A prepaid card ticket gate machine according to any one of claims 6-9, further comprising a network connection means, via the network connection means, transmitting and receiving data to and from the server connected to the network A prepaid card ticket gate characterized by being able to do. 請求項６乃至１０のいずれか１項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ＩＣカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としていることを特徴とするプリペイドカード改札機。A prepaid card ticket gate machine according to any one of claims 6 to 10, wherein the prepaid card is inserted type prepaid card by the magnetic card, or as available either contactless prepaid card by the IC card A prepaid card ticket gate characterized by 請求項６乃至１１のいずれか１項に記載のプリペイドカード改札機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイ部を備え、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額をディスプレイ表示することができることを特徴とするプリペイドカード改札機。A prepaid card ticket gate machine according to any one of claims 6 to 11, the front and back surfaces of the prepaid card, the predetermined time limit, the provisional time limit, or printing the remaining amount or appropriated amount to be appropriated, Alternatively, the prepaid card ticket checker is further provided with a display unit, and can display the predetermined deadline, the provisional deadline, the remaining amount or the appropriate amount to be applied. 請求項５に記載のプリペイドカード管理システムにおいて用いられるプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカード機能Ｂの残存金額への前記プリペイドカード機能Ａからの充当金額が記録されている前記プリペイドカードから該充当金額を検出する充当金額検出手段を備え、該充当金額検出手段により検出された前記充当金額以上の金額の入金が該プリペイドカードに対してなされた場合には、該プリペイドカードに設定されていた前記仮期限を、予め設定されているべき前記所定期限に復元させて設定することを特徴とするプリペイドカード券売機。A prepaid card vending machine used in the prepaid card management system according to claim 5 , wherein the prepaid card from which the appropriate amount from the prepaid card function A is recorded to the remaining amount of the prepaid card function B is recorded. An appropriate amount detecting means for detecting an appropriate amount is provided, and when the amount of money equal to or greater than the appropriate amount detected by the appropriate amount detecting means is paid to the prepaid card, the prepaid card is set. A prepaid card ticket vending machine, wherein the provisional expiration date is restored and set to the predetermined expiration date. 請求項１３に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードが、磁気カードによる挿入型プリペイドカード、あるいは、ＩＣカードによる非接触型プリペイドカードのいずれでも使用可能としていることを特徴とするプリペイドカード券売機。14. The prepaid card vending machine according to claim 13 , wherein the prepaid card is usable as either a magnetic card insertion type prepaid card or an IC card non-contact type prepaid card. Card vending machine. 請求項１３又は１４に記載のプリペイドカード券売機であって、前記プリペイドカードの表裏面に、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する充当金額を印字したり、あるいは、前記プリペイドカードに更にディスプレイを備え、前記所定期限，前記仮期限，前記残存金額あるいは充当する前記金額をディスプレイ表示することができることを特徴とするプリペイドカード券売機。15. The prepaid card vending machine according to claim 13 or 14 , wherein the prepaid card is printed with the predetermined deadline, the provisional deadline, the remaining amount or an appropriate amount to be applied on the front and back surfaces of the prepaid card, or the prepaid card. The prepaid card ticket machine further comprises a display, and can display the predetermined deadline, the provisional deadline, the remaining amount, or the amount to be applied.
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