JP4052292B2 - 減速制御装置 - Google Patents
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Description
また、これを回避するために減速制御量を小さく設定した場合、上記従来装置では制御量の補正を行わないため減速制御量は終始小さく抑えられることになり、十分な減速効果が得られない可能性があるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、旋回走行時において運転者に違和感を与えることなく適切な減速制御を行うことができる減速制御装置を提供することを目的としている。
図1は、本発明における減速制御装置を後輪駆動車に適用した場合の概略構成図である。
図中1は、制動流体圧制御装置であって、各車輪2FL〜2RRの図示しない各ホイールシリンダに供給される制動流体圧を制御するように構成されている。つまり、通常は、ドライバによるブレーキペダルの踏込み量に応じて、マスタシリンダで昇圧された制動流体圧が各ホイールシリンダに供給されるようになっているが、マスタシリンダと各ホイールシリンダとの間に介挿された制動流体圧制御装置1によって、ブレーキペダルの操作とは別に各ホイールシリンダへの制動流体圧を制御するようになっている。
この制動流体圧制御装置1は、後述する減速制御コントローラ10からの制動流体圧指令値に応じて各ホイールシリンダの制動流体圧を制御する。
また、この車両には、図示しないステアリングホイールの操舵角δを検出する操舵角検出手段としての操舵角センサ12、各車輪2FL〜2RRの回転速度、いわゆる車輪速度Vwi(i=FL〜RR)を検出する車輪速度センサ13FL〜13RRが設けられ、それらの検出信号は前記減速制御コントローラ10に出力される。
全国地図情報装置15aは、自車両が走行している前方の走行路の情報、走行路の形状情報(例えばカーブ路の半径)、走行路の勾配等の地形情報、交差点やトンネル等の環境情報を保持している。
このナビゲーション装置15は、全国地図情報装置15aが保持している情報から前記走行路のノード点(複数のある場合には複数のノード点)の座標を示すノード点情報(前方道路情報)を検索し、そのノード点情報を、自車両位置情報と共に減速制御コントローラ10に出力する。
また、運転席前方には、減速制御コントローラ10からの警報信号ALに応じて運転者に減速の必要性を呈示する情報呈示装置5が設置されており、この情報呈示装置5にはドライバに減速を促す表示をするディスプレイや、警報音や音声メッセージを発生するためのスピーカーが備えられている。
図2に示すように、減速制御コントローラ10は、ナビゲーション装置15からのノード点情報に基づいて旋回半径R及び旋回方向を算出するナビゲーション情報処理部21と、ナビゲーション情報処理部21で算出された旋回半径Rに基づいて、自車両のコーナにおける目標車速Vrを算出するナビ目標車速算出部22とを備えている。
また、この減速制御コントローラ10は、前記ナビ目標車速算出部22で算出された目標車速Vrと車輪速センサ13からの自車速Vとに基づいて目標減速度Xgsを算出する目標減速度算出部23と、この目標減速度算出部23で算出された目標減速度Xgsに応じて減速制御を作動する判断を行う制御作動開始判断部24と、前記目標減速度算出部23で算出された目標減速度Xgsを実現するように制動流体圧制御装置1を駆動制御するための制動流体圧指令値を設定するブレーキ液圧指令部25と、操舵角センサ12からの操舵角δに応じて前記制動液体圧指令値を補正する減速制御量補正部26とを備えている。
そして、前記制御作動開始判断部24の判定結果と前記減速制御量補正部26で補正された制動液体圧指令値とに基づいて、制動流体圧制御装置1が制御されるように構成されている。
具体的には、操舵角センサ12からの操舵角δ、車輪速センサ13FL〜13RRからの車輪速度Vwi(i=FL〜RR)、ナビゲーション装置15からの自車両位置(X,Y)及び自車両前方の各ノード点Nj(j=1〜n、nは整数)のノード点情報(Xj,Yj,Lj)を読込む。
ここで、Xj,Yjはノード点の座標であり、Ljは自車両位置(X,Y)からそのノード点の位置(Xj,Yj)までの距離情報である。また、各ノード点Nj(j=1〜n)の間の関係は、jの値が大きいノード点Njほど自車両から遠くなる。
V=(VwFL+VwFR)/2 ………(1)
なお、ここでは、前輪速度VwFL、VwFLに基づいて走行速度Vを算出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、車両に公知のアンチスキッド制御を行うABS制御装置が搭載されており、このABS制御装置によりアンチスキッド制御が行われている場合には、このアンチスキッド制御での処理過程で推定される推定車体速を用いるようにしてもよい。
また、本発明を前輪駆動車に適用した場合には、各車輪速度VwFL〜VwRRのうち、非駆動輪である後輪の車輪速度VwRL、VwRRの平均値から自車両の車速Vを算出すればよい。
ここで、旋回半径の算出方法にはいくつかの方法があるが、ここでは、連続する3点の座標に基づいて旋回半径を算出する。この場合、下記(2)式により旋回半径Rjを得る。
Rj=f(Xj−1,Yj−1,Xj,Yj,Xj+1,Yj+1) ………(2)
ここで、関数f( )は3点の座標(Xj−1,Yj−1)、(Xj,Yj)、(Xj+1,Yj+1)から旋回半径を算出する関数である。また、この関数f( )により算出した旋回半径Rjには正負の値があり、負の値の場合は左旋回であり、正の場合は右旋回である。
ステップS4では、得られた複数のノード点Njの中から、前記ステップS3で算出した旋回半径Rjを参照して、制御の対象とする目標ノード点の選択を行う。具体的には、旋回半径Rjが極小になる、又はコーナ起点のノード点であって、自車両に最も近いノード点を目標ノード点として選択する。
Vr2=μ×Yg*×|Rj| ………(3)
ここで、横加速度制限値Yg*は、例えば0.4Gとする。また、例えば、ドライバによる設定横加速度としてもよい。
この上記(3)式によれば、旋回半径Rjが大きくなるほど目標車速Vrは大きく算出される。
なお、路面摩擦係数μの推定は、公知の手順で行うようにしてもよく、また、路面摩擦係数を検出するセンサを設け、このセンサの出力を路面摩擦係数推定値として用いるようにしてもよい。
Xgs=(V2−Vr2)/(2×Lj) ………(4)
つまり、目標減速度Xgsは、目標車速Vrが小さいほど、旋回半径Rjが小さいほど、或いは目標ノード点までの距離Ljが小さいほど大きく算出される。目標減速度Xgsは、Xgs>0であるときに減速側とする。
ステップS8では、前記ステップS6で算出した目標減速度Xgsが所定の減速制御判断閾値W2(例えば、0.1G)を超えているか否かを判定し、Xgs≦W2であるときには、減速制御を作動する必要はないと判断してステップS9に移行し、減速制御の解除処理を行って後述するステップS15に移行する。
そして、制動流体圧の増圧制御により減速制御が行われているか否かを判断する減速制御作動フラグflg_brを、制動流体圧の増圧制御が行われていないことを意味する“0”にリセットする。
このステップS10では、目標減速度Xgsが減速制御判断閾値W2を超えてから所定時間Δt(例えば、1秒)経過したか否かを判定し、所定時間経過していないときには、前記ステップS9に移行する。一方、所定時間経過しているときは、減速制御を作動させるものと判断してステップS11に移行し、実際の減速度が前記ステップS6で算出した目標減速度Xgsとなるように、制動流体圧制御装置1を駆動制御するための制御信号を生成する。
Ps=Xgs×K ………(5)
ここで、Kは減速度から液圧に換算するための所定のゲインである。また、最大値としてXg_max(例えば、0.1G)を設けるものとする。
そして、上記(5)式により算出された制動液体圧Psにフィルタ処理を施し、それを目標制動液体圧P*として算出すると共に、目標制動液体圧P*を実現するための制御信号を生成する。
P*=f(Ps) ………(6)
P*=f(Ps)×P_h ………(7)
一方、前記ステップS12の判定結果が、δ≦δrであるときには、そのままステップS15に移行する。
そして、ステップS15では、減速制御作動フラグflg_brを制動流体圧の増圧制御を行っていることを意味する“1”にセットしてから前記ステップS11又はS14で生成された制御信号を制動流体圧制御装置1に出力し、タイマ割込み処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
この図3の処理において、ステップS8及びステップS10の処理が作動開始判断手段に対応している。
この図5において、(a)は目標減速度Xgs、(b)は減速制御作動フラグflg_brの状態、(c)は操舵角センサ12で検出される操舵角δ、(d)は目標制動液体圧P*の変化状況を示している。
今、運転者によるステアリング操作が行われていない状態で、自車両が直進路を走行中であるものとする。この場合には、操舵角δは略零を維持することになる。そして、図3の減速制御量設定処理において、目標車速Vrが比較的大きい値に算出されて、ステップS6で負値となる目標減速度Xgsが算出されるので、ステップS8の判定によりステップS9に移行する。そのため、減速制御が介入されることなく運転者のアクセル及びブレーキ操作に応じた直進走行が継続される。
この場合、早期作動感による違和感を運転者に対して与えてしまう可能性がある。そこで、本発明では、目標減速度が所定値を超えて減速制御の作動が必要であることを検出してから所定時間後に減速制御を作動開始するようにする。これにより、制御開始タイミングが変更されて、運転者への早期作動感による違和感を低減することができる。
そこで、本発明では、運転者による操舵操作を検出し、運転者による操舵量が所定値を超えて自車前方のカーブに対する旋回意思があると判断したときに、減速制御量を大きな値に変更する。これにより、減速制御の作動開始タイミングを遅らせたことによる減速制御量の不足分を補うことができる。
このように、上記第1の実施形態では、目標減速度が所定値を超えてから所定時間経過後に減速制御を作動させるので、カーブ手前における減速制御の早期作動感を低減することができる。
また、操舵量が所定値以下であるときには減速制御量に上限値を設け、操舵量が所定値を超えたときに減速制御量が大きくなるように補正するので、例えば分岐路手前を走行している場合で、自車両がナビゲーション装置によって検出したカーブの存在する経路に進行せず減速制御が誤作動してしまった場合であっても、操舵量が所定値を超えるまでは比較的小さい制御量に設定されているので、運転者に与える違和感を低減することができる。
この第2の実施形態は、運転者による操舵角が所定の閾値を超えたとき、目標減速度を補正することにより、減速制御の制御量を変更するようにしたものである。
図6は、第2の実施形態における減速制御コントローラ10で実行される減速制御量設定処理を示すフローチャートであって、前述した第1の実施形態における図3の減速制御量設定処理において、ステップS10の後に操舵角センサ12で検出された操舵角δが所定の操舵角閾値δrを超えているか否かを判定するステップS101と、前記ステップS101の判定結果がYesであるときに操舵介入フラグflg_strを“1”にセットするステップS102と、前記ステップS6で算出した目標減速度Xgsを補正するステップS103とが追加され、ステップS12〜S14が削除されていることを除いては図3と同様の処理を行い、図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
Xgs=Xgs×ΔXgs ………(8)
また、前記ステップS101の判定結果がδ≦δrであるときには、そのまま前記ステップS11に移行する。
なお、ここでは補正ゲインΔXgsを乗じる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前記ステップS6で算出した目標減速度Xgsに所定の補正ゲインΔXgs’を加算して、補正後の目標減速度Xgsを算出するようにしてもよい(Xgs=Xgs+ΔXgs’)。
今、自車走行車線前方にカーブを検出し、自車速Vが目標車速Vrを上回ることにより目標減速度Xgsが正値となり、時刻t1でこの目標減速度Xgsが所定の警報判断閾値W1を上回ると、図6のステップS7で警報作動フラグflg_w=1となって、情報呈示装置5に対して警報信号ALが出力される。これにより、運転者に対して警報が発せられる。
なお、上記各実施形態においては、目標減速度Xgsが減速制御判断閾値W2を超えたときの時刻をtとすると、所定時間Δt後の時刻ts(=t+Δt)に減速制御を作動開始する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、時刻ts’(=t×Δt’)に減速制御を作動開始するようにしてもよい。ここで、作動開始時間ゲインΔt’はΔt’>1とする。
この第3の実施形態は、上述した第1及び第2の実施形態において、減速制御中の運転者による操舵操作に応じて、減速制御の作動解除タイミングを変更するようにしたものである。
図9は、第3の実施形態における減速制御コントローラ10で実行される減速制御量設定処理を示すフローチャートであって、前述した第1の実施形態における図3の減速制御量設定処理において、ステップS8の判定結果がNoであるときに、操舵介入フラグflg_strが操舵介入のあったことを意味する“1”にセットされているか否かを判定するステップS201と、前記ステップS201の判定結果がNoであるときに、目標減速度Xgs≦W2となってから所定時間経過しているか否かを判定するステップS202とが追加されていることを除いては図3と同様の処理を行い、図3との対応部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ここで、所定時間Δtは、前記ステップS10の減速制御の作動開始判断で用いた所定時間と同等とする。
この図10の処理において、ステップS201及びS202の処理が作動解除判断手段に対応している。
今、自車走行車線前方にカーブを検出し、自車速Vが目標車速Vrを上回ることにより目標減速度Xgsが正値となり、時刻t1でこの目標減速度Xgsが所定の警報判断閾値W1を上回ると、図9のステップS7で警報作動フラグflg_w=1となって、情報呈示装置5に対して警報信号ALが出力される。これにより、運転者に対して警報が発せられる。
そして、時刻t4で目標減速度Xgsが減速制御判断閾値W2以下となると、ステップS8の判定によりステップS201に移行し、運転者による操舵介入が行われておらず、操舵介入フラグflg_str=0であるので、ステップS201からステップS202に移行する。このとき、Xgs≦W2となってから所定時間Δtが経過していないので、ステップS202の判定によりステップS15に移行して、前回のサンプリングにおいて生成された制御信号が制動流体圧制御装置1に対して出力されることにより、減速制御が継続される。
この場合、減速制御の作動開始を所定時間遅らせていることから、減速効果が十分に得られず安定した旋回走行が行えない可能性があるという問題がある。
これにより、減速制御の作動開始タイミングを遅らせたことによる減速制御量の不足を補うことができ、より減速効果を得ることができる。
このように、上記第3の実施形態では、減速制御中に運転者による操舵介入が行われなった場合には、減速制御の作動開始タイミングを遅らせた分だけ作動解除タイミングを遅らせるので、減速制御量の増加補正が行われず減速量が不足している場合であっても、この不足分を補って減速効果を得ることができ、安定した旋回走行を実現することができる。
このように、上記各実施形態では、運転者による操舵量を検出し、この操舵量に応じて減速制御量を変更するので、ナビゲーション装置で検出したカーブ状態に応じて自車両の減速制御を行う場合に、ナビゲーション情報の信頼性の問題から減速制御量を大きく設定することができないことに起因する減速効果の低減を回避し、十分な減速効果を得ることができると共に、安定した旋回走行を実現することができる。
また、減速制御の作動中、操舵角が所定の操舵角閾値を越えなかった場合、目標減速度が所定値以下となってから所定時間経過した後に減速制御を解除するので、減速制御の作動開始を遅らせた分だけ減速制御を継続させることができ、減速量の不足を補って安定した旋回走行を実現することができる。
さらにまた、減速制御の作動中、操舵角が所定の操舵角閾値を超えた場合、目標減速度が所定値以下となった時点で減速制御を解除するので、減速制御量が増加補正されたことにより減速量が十分であるにもかかわらず減速制御が継続されることに起因する運転者の違和感を抑制することができる。
5 情報呈示装置
10 減速制御コントローラ
12 操舵角センサ
13FL〜13RR 車輪速センサ
15 ナビゲーション装置
15a 全国地図情報装置
15b 走行路情報装置
Claims (7)
- 車両の旋回走行状況に基づいて減速制御を行う減速制御手段を備えた減速制御装置において、
運転者による操舵角を検出する操舵角検出手段と、前記操舵角検出手段で検出された操舵角に応じて、前記減速制御の制御量を設定する減速制御量設定手段と、車両の旋回走行状況に基づくパラメータが作動開始条件に合致してから所定時間経過後に、前記減速制御手段による減速制御の作動開始を判断する作動開始判断手段とを備え、前記減速制御手段は、前記作動開始判断手段で作動開始すると判断されたとき、減速制御を開始し、前記減速制御量設定手段は、前記操舵角検出手段で検出された操舵角が所定の操舵角閾値を超えたとき、前記減速制御の制御量を、車両の旋回走行状況に基づいて設定される、自車走行車線前方のカーブを目標とする旋回走行状況で走行するための通常減速制御量に比して大きくなるように設定することを特徴とする減速制御装置。 - 前記減速制御手段は、制動流体圧を制御することにより減速制御を行い、前記減速制御量設定手段は、前記操舵角が所定の操舵角閾値を超えたとき、前記制動流体圧の制御ゲインを大きな値に変更することを特徴とする請求項1に記載の減速制御装置。
- 前記減速制御量設定手段は、車両の旋回走行状況に基づいて目標減速度を算出し、当該目標減速度を実現するように減速制御量を設定すると共に、前記操舵角が所定の操舵角閾値を超えたとき、前記目標減速度を大きな値に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の減速制御装置。
- 前記減速制御量設定手段は、車両の旋回走行状況に基づいて目標減速度を算出すると共に、当該目標減速度を実現するように減速制御量を設定し、前記作動開始判断手段は、前記目標減速度が大きいほど、前記所定時間を大きく設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の減速制御装置。
- 前記減速制御量設定手段は、所定の横加速度制限値を下回る旋回走行状況となるように減速制御量を設定し、前記作動開始判断手段は、前記横加速度制限値が小さいほど、前記所定時間を大きく設定することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の減速制御装置。
- 前記作動開始判断手段は、自車両が所定距離走行する時間を前記所定時間とすることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の減速制御装置。
- 前記減速制御手段による減速制御中、前記操舵角が所定の操舵角閾値以下であるとき、車両の旋回走行状況に基づくパラメータが作動解除条件に合致してから前記所定時間経過後に、当該減速制御の作動解除を判断する作動解除判断手段を備え、前記減速制御手段は、前記作動解除判断手段で作動解除すると判断されたとき、減速制御を解除することを特徴とする請求項4乃至6の何れか一項に記載の減速制御装置。
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