JP4050809B2 - マニュアルブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベース部材と、該ベース部材に起倒可能に枢着されたブレーキレバーと、ケーブルが連結されたケーブル連結機構と、を具備するマニュアルブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のマニュアルブレーキ装置としては、例えば、図6に示すようなものがある。
【0003】
すなわち、ベース部材2にケーブル3が連結される縦動ブラケット4を摺動可能に支持させ、該縦動ブラケット4の縦動方向の延長線の近傍に起倒可能にブレーキレバー5を枢着し、該ブレーキレバー5の中間部と前記縦動ブラケット4とを中継部材6にて連結してトグル機構を構成したマニュアルブレーキ装置1である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなトグル機構を用いた従来のマニュアルブレーキ装置では、図5(B)に示したようにレバーレシオはトグル機構を構成するリンクによって一定に定まってしまうため所望の操作力の設定が難しいという問題点があった。
【0005】
また、ブレーキはブレーキレバーをデッドポイントを越えるまで操作しなければロックせず、そのデッドポイントを越すためにはかなりの力を必要とするという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、トグル機構を用いず、ブレーキレバーに穿設したカムと当該カムに従動するトラニオンピンとの組合せでレバーレシオの設定が自由にでき、また、ブレーキを容易且つ確実にロックすることのできるマニュアルブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための要旨とするところは、次の各項に存する。
【0008】
[1]
ベース部材(20)と、該ベース部材(20)に起倒可能に枢着されたブレーキレバー(30)と、ケーブル(C)が連結されたケーブル連結機構(40)と、を具備するマニュアルブレーキ装置(10)において、
前記ベース部材(20)は縦溝(21、21)が穿設され、
前記ブレーキレバー(30)は前記ベース部材(20)に枢着した状態で前記縦溝(21、21)と交差するように穿設された弧状のカム部(31、31)と、該ブレーキレバー(30)と前記ケーブル連結機構(40)とを解除可能に固定するロック機構(50)を有し、
前記ケーブル連結機構(40)は、前記カム部(31、31)と前記縦溝(21、21)とに沿って移動可能なようにそれらの交差するところで両端部(42a、42a)を前記カム部(31、31)に架け渡し、且つ、前記両端部(42a、42a)を前記縦溝(21、21)に挿入したトラニオンピン(42)と、一端側を該トラニオンピン(42)の中間位置に直交するように取り付けた中間ロッド(43)と、前記ケーブル(C)を取り付けるために前記中間ロッド(43)の他端側に枢動可能に取り付けたケーブルブラケット(45)とを具備し、
前記ロック機構(50)は、前記ブレーキレバー(30)の前端に設けた解除ボタン(51)とコイルスプリング(52、52)を装着した解除ロッド(53)と、該解除ロッド(53)に沿って変位可能に装着されたロックプレート支持部(55)と、該ロックプレート支持部(55)に回動可能に支持され、前記コイルスプリング(52、52)の弾撥力により前記トラニオンピン(42)を押止するロックプレート(54)と、を具備することを特徴とするマニュアルブレーキ装置(10)。
【0009】
[2]
ベース部材(20)と、該ベース部材(20)に起倒可能に枢着されたブレーキレバー(30)と、ケーブル(C)が連結されたケーブル連結機構(40)と、を具備するマニュアルブレーキ装置(10)において、
前記ベース部材(20)は縦溝(21、21)が穿設され、
前記ブレーキレバー(30)は前記ベース部材(20)に枢着した状態で前記縦溝(21、21)と交差するように穿設された弧状のカム部(31、31)であって、前記ブレーキレバー(30)が前記ベース部材(20)に枢着された部分との距離がカム部(31、31)の全長にわたって異なるカム部(31、31)と、該ブレーキレバー(30)と前記ケーブル連結機構(40)とを解除可能に固定するロック機構(50)と、を有し、
前記ケーブル連結機構(40)は、前記カム部(31、31)と前記縦溝(21、21)とに沿って移動可能なようにそれらの交差するところで両側に設けたローラ(44、44)を前記カム部(31、31)に載せ、且つ、両端部(42a、42a)を前記縦溝(21、21)に挿入したトラニオンピン(42)と、一端側を該トラニオンピン(42)の中間位置に直交するように取り付けた中間ロッド(43)と、前記ケーブル(C)を取り付けるために前記中間ロッド(43)の他端側に枢動可能に取り付けたケーブルブラケット(35)とを具備し、
前記ロック機構(50)は、前記ブレーキレバー(30)の前端に設けた解除ボタン(51)とコイルスプリング(52、52)を装着した解除ロッド(53)と、該解除ロッド(53)に沿って変位可能に装着されたロックプレート支持部(55)と、該ロックプレート支持部(55)に回動可能に支持され、前記コイルスプリング(52、52)の弾撥力により前記トラニオンピン(42)を押止するロックプレート(54)と、を具備することを特徴とするマニュアルブレーキ装置(10)。
【0011】
次に作用を説明する。
【0012】
マニュアルブレーキ装置(10)においては、ブレーキが完全に解除されているときに前記ブレーキレバー(30)の連結された前記トラニオンピン(42)がカム部(31、31)と当接する位置は、前記ブレーキレバー(30)が前記ベース部材(20)に枢着された部分との距離が最も短い側の端部であり、同時に前記トラニオンピン(42)の前記縦溝(21、21)における位置は、前記ブレーキレバー(30)が前記ベース部材(20)に枢着された部分との距離が最も短い側の端部でもあり、その位置で前記トラニオンピン(42)に連結された前記ケーブル(C)は、その張力が最も小さい状態にある。
【0013】
その状態から前記ブレーキレバー(30)を引き上げて行くと、トラニオンピン(42)はカム部(31、31)の他端部に向かって変位する。また、同時に縦溝(21、21)の他端部に向かって変位するので、ケーブル(C)の張力はブレーキレバー(30)を引き上げるにつれて連続的に大きくなる。トラニオンピン(42)は、カム部(31、31)の他端部に変位したときは同時に縦溝(21、21)の他端部にも位置しており、このときケーブル(C)の張力は最大となる。
【0014】
前記ブレーキレバー(30)は、前記ロック機構(50)のロックプレート(54)がトラニオンピン(42)に当接して押止することによってロックさせることができる。このロックは、ブレーキレバー(30)に設けたロック機構(50)の解除ボタン(51)を押し込みながらブレーキレバー(30)を操作することによって解除することができる。
【0015】
しかして、カム部(31、31)の形状設計とトラニオンピン(42)との組合せでレバーレシオの設定が自由にでき、同時にブレーキのロックを容易且つ確実にできるようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
【0017】
図1から図5は本発明の一の実施の形態を示している。
【0018】
図1に示すように、マニュアルブレーキ装置10は、ベース部材20に起倒可能にブレーキレバー30を枢着し、ケーブルCが連結されたケーブル連結機構40をブレーキレバー30の操作に連動するように組み込んで成る。
【0019】
ベース部材20は、ベース本体22を底部23から上方に略コ字形に形成し、底部23近くに取付けブラケット24を熔接固定して成る。
【0020】
ベース部材20のベース本体22には縦溝21、21が穿設されている。縦溝21、21の下端部21a、21aは略円形でそれより上部よりも大きい空間を形成するように穿設されている。ベース本体22の上部の隅には、後に説明するようにブレーキが解除された状態にあるときにブレーキレバー30が当接し支持されるストッパー60が取り付けられている。ストッパー60は略コ字形に形成されたベース本体22に介在可能な長さの円筒体であり、例えばゴム等の衝撃を吸収することのできる素材で作られている。ストッパー60にはその内壁の径と略同一の外径を有し、ストッパー60の全長と略同一の全長を有する金属や硬質プラスチック等の硬質素材より成る管体61が挿着されている。管体61の挿着されたストッパー60は、管体61にその内径よりも小さい径のシャンクを有するボルト62が通され、ナット63と、ワッシャ64とによりベース本体22に装着されている。
【0021】
ブレーキレバー30はその基部の端部近くに開口32、32が穿設されており、管体33を開口32、32に貫通させた状態で、ボルト34と、ナット35と、ワッシャ36とによりベース本体22に穿設した取付け開口25、25に枢動可能に取り付けられている。
【0022】
取付け開口25、25よりも上方には弧状のカム部31、31が穿設されている。図2および図3に明示されているように、カム部31、31の形状は下端部31aがブレーキレバー30の回動軸となるベース本体22との取付け部分に最も近く、上端部31bまで連続的に距離が長くなるように穿設されている。
【0023】
ブレーキレバー30の基部にもうけるカム部31、31の穿設位置と、ベース本体22上の縦溝21、21の穿設位置は、ブレーキレバー30をベース本体22に取り付けた状態でカム部31、31と縦溝21、21とが交差するような位置関係にある。さらに詳しく説明すると、ブレーキレバー30をベース本体22に取り付けたストッパー60に当接する位置まで倒した状態のとき、カム部31、31の下端部31a、31aと縦溝21、21の下端部21a、21aとが重なり、ブレーキレバー30を起こした状態ではカム部31、31の上端部31b、31bと縦溝21、21の上端部とが重なり、ブレーキレバー30が上記の中間位置に有るときにはカム部31、31と縦溝21、21とがそれぞれの中間位置で交差するように配置されている。
【0024】
ブレーキレバー30の先端部側には握持し易いように形成された取手部37が設けられている。
【0025】
ブレーキレバー30の基部側の内部にはケーブルの連結されたケーブル連結機構40が設けられ、取手部37が設けられたブレーキレバー30の先端側の内部には、ブレーキレバー30とケーブル連結機構40とを解除可能に固定するロック機構50が設けられている。
【0026】
ケーブル連結機構40は、トラニオンピン42と、中間ロッド43と、ケーブルブラケット45とを具備している。トラニオンピン42は円柱状部分の中間部にローラ止め部42bが設けられている。ローラ止め部42bにはトラニオンピン42と直交する方向に中間ロッド43を固定するのに用いられるボルト46を挿入するための貫通孔が穿設されている。ローラ止め部42bを境にトラニオンピン42の両側には各々ローラ44、44が設けられている。
【0027】
ローラ44、44の直径はカム部31、31である弧状の穿孔部に収まる大きさであり、ケーブル連結機構40をブレーキレバー30の基部側の内部に取り付けたときにカム部31、31の一辺に回転可能に当接するように配設されている。さらに、トラニオンピン42の両端部42a、42aは縦溝21、21に遊貫している。
【0028】
ローラ止め部42bには、中間ロッド43の一端部がボルト46によってトラニオンピン42と直交するように取り付けられている。中間ロッド43の他端部にはケーブルCを取り付けるためのケーブルブラケット45が枢支ピンによって枢動可能に取り付けられている。
【0029】
図1乃至図4に示したように、ロック機構50は、ブレーキレバー30の取手部37を握持した手の親指のみで操作可能なように取手部37の前端に配設した解除ボタン51と、先端部を解除ボタン51と接続し、コイルスプリング52、52を装着した解除ロッド53と、解除ロッド53の後端側で解除ロッド53に沿って変位可能に装着したロックプレート支持部55と、ロックプレート支持部55に回動可能に支持され、コイルスプリング52の弾撥力によりトラニオンピン42に設けたローラ44、44に当接し、トラニオンピン42を押止するロックプレート54とを具備している。
【0030】
ロックプレート54は中央部よりも後端寄りに開口h1、h1が穿設され、後端部54aには開口h2、h2が穿設されている。ロックプレート54は枢支ピン38によってブレーキレバー30の基部に回動可能に取り付けられている。
【0031】
ロックプレート支持部55にはロックプレート54の後端部54aに設けられた開口h2、h2に貫通してロックプレート54を支持するための支持ピン56が設けられている。
【0032】
次に作用を説明する。
【0033】
図2にはブレーキレバー30を起こした状態が示されている。ブレーキレバー30を引いていくと、ケーブルCの張力が連続的に大きくなりそれにしたがってブレーキが効いてくる。ブレーキレバー30はトラニオンピン42がカム部31、31の上端部31b、31bに当接し、且つ、ベース本体22の縦溝21、21の最上位置に当接するところで止まる。このときトラニオンピン42は最も引き上げられた状態にあり、従って、ケーブルブラケット45に取り付けられたケーブルCの張力は最大の大きさとなっている。この状態でブレーキレバー30を引くことを止めるとケーブルCの張力がトラニオンピン42を介してブレーキレバー30を戻す方向に働くが、ブレーキレバー30は僅かに戻ったところでトラニオンピン42に設けたローラ44、44にロックプレート54の前端部54bが当接する。ロックプレート54はカム部31、31の下端部31a、31aに向かう方向には回動しないのでブレーキレバー30を押止することができる。それによって、この状態ではケーブルCの張力によってトラニオンピン42が引かれても、トラニオンピン42がカム部31、31の下端部31a、31aに向かって動いてしまうことはない。従って、トラニオンピン42が縦溝21、21の下端部21a、21aへ向かって動いてしまうこともなく、ブレーキが最大に効いた状態を維持することができる。
【0034】
ブレーキを解除するときは、図3に示したように一旦ブレーキレバー30を2°ほど引いてローラ44、44からロックプレート54にかかる力を抜き、その状態で取手部37の前端に配設した解除ボタン51を取手部37を握った手の親指で押し込む。すると、解除ロッド53によってロックプレート54の後端部54a、54aが枢支ピン38を回転軸として図2において時計回り方向に回動するように押される。解除ロッド53を完全に押し込んだ状態では図3に示したようにロックプレート54の前端部54bがローラ44、44を越える位置まで持ち上がる。
【0035】
次に、解除ボタン51を押し込んだままブレーキレバー30がケーブルCの張力によって引かれる向きに2°以上戻せばローラ44、44の位置はロックプレート54の前端部54bよりもカム部31、31の下端部31a、31a側にあるので解除ボタン51から指を離してブレーキレバー30が引かれる方向へ戻してやればよい。
【0036】
ブレーキレバー30が戻るにつれてローラ44、44がカム部31、31の下端部31a、31a側へ移動するとともに、トラニオンピン42が縦溝21、21の下端部21a、21aへと下がる。それにつれてケーブル連結機構40に連結されたケーブルCの張力が小さくなり、ブレーキが解除されて行く。ローラ44、44がカム部31、31の下端部31a、31aに達し、従ってトラニオンピン42が縦溝21、21の下端部21a、21aに達した状態ではケーブルCに張力は無く、あるいは、張力があってもブレーキの効かない程度に設定されているので、ブレーキは完全に解除される。
【0037】
このように、カム部31、31と、ローラ44、44を設けたトラニオンピン42と、を用いて構成したので、本発明の一形態であるマニュアルブレーキ装置のレバーレシオは図5の(B)において曲線Aで示したように、操作角度の増加にしたがって徐々に大きくなるように設定することができる。なお、曲線Bで示したものはトグルリンクを用いた従来のマニュアルブレーキ装置のレバーレシオの典型例であり、最大操作角度の少し手前でレバーレシオが急激に大きくなってしまうのはトグルリンクを用いる限り避けられない特性であった。
【0038】
図5の(A)に示したものは操作角度に対する操作力の値を例示したものである。本発明の一形態であるマニュアルブレーキ装置の場合、曲線Aで示したように滑らかである。これは、必要な操作力の変化が穏やかであることを示しており、操作性のよさを示すものである。
【0039】
本形態では、トグルリンクを用いずにカム部31、31と、ローラ44、44を設けたトラニオンピン42と、を設けたのでそれらの設計態様を様々に組合せることによりレバーレシオの設定が自由にでき、必要な操作力も自由に設定することができる。
【0040】
また、ブレーキを容易且つ確実にロックさせることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明にかかるマニュアルブレーキ装置によれば、レバーレシオの設定の自由度が大きいので様々な使用条件に対応したものを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態にかかるマニュアルブレーキ装置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一形態にかかるマニュアルブレーキ装置を示す側面図である。
【図3】本発明の一形態にかかるマニュアルブレーキ装置の一部を示す側面図である。
【図4】本発明の形態にかかるマニュアルブレーキ装置を示す平面図である。
【図5】(A)は本発明の形態にかかるマニュアルブレーキ装置と従来のマニュアルブレーキ装置の操作力を示すグラフであり、(B)は本発明の形態にかかるマニュアルブレーキ装置と従来のマニュアルブレーキ装置のレバーレシオを示すグラフである。
【図6】従来のマニュアルブレーキ装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10…マニュアルブレーキ装置
20…ベース部材
21…縦溝
30…ブレーキレバー
31…カム部
40…ケーブル連結機構
42…トラニオンピン
42a…トラニオンピンの端部
43…中間ロッド
44…ローラ
45…ケーブルブラケット
50…ロック機構
51…解除ボタン
52…コイルスプリング
53…解除ロッド
54…ロックプレート
55…ロックプレート支持部
C…ケーブル
Claims (2)
- ベース部材と、該ベース部材に起倒可能に枢着されたブレーキレバーと、ケーブルが連結されたケーブル連結機構と、を具備するマニュアルブレーキ装置において、
前記ベース部材は縦溝が穿設され、
前記ブレーキレバーは前記ベース部材に枢着した状態で前記縦溝と交差するように穿設された弧状のカム部と、該ブレーキレバーと前記ケーブル連結機構とを解除可能に固定するロック機構を有し、
前記ケーブル連結機構は、前記カム部と前記縦溝とに沿って移動可能なようにそれらの交差するところで両端部を前記カム部に架け渡し、且つ、前記両端部を前記縦溝に挿入したトラニオンピンと、一端側を該トラニオンピンの中間位置に直交するように取り付けた中間ロッドと、前記ケーブルを取り付けるために前記中間ロッドの他端側に枢動可能に取り付けたケーブルブラケットとを具備し、
前記ロック機構は、前記ブレーキレバーの前端に設けた解除ボタンとコイルスプリングを装着した解除ロッドと、該解除ロッドに沿って変位可能に装着されたロックプレート支持部と、該ロックプレート支持部に回動可能に支持され、前記コイルスプリングの弾撥力により前記トラニオンピンを押止するロックプレートと、を具備することを特徴とするマニュアルブレーキ装置。 - ベース部材と、該ベース部材に起倒可能に枢着されたブレーキレバーと、ケーブルが連結されたケーブル連結機構と、を具備するマニュアルブレーキ装置において、
前記ベース部材は縦溝が穿設され、
前記ブレーキレバーは前記ベース部材に枢着した状態で前記縦溝と交差するように穿設された弧状のカム部であって、前記ブレーキレバーが前記ベース部材に枢着された部分との距離がカム部の全長にわたって異なるカム部と、該ブレーキレバーと前記ケーブル連結機構とを解除可能に固定するロック機構と、を有し、
前記ケーブル連結機構は、前記カム部と前記縦溝とに沿って移動可能なようにそれらの交差するところで両側に設けたローラを前記カム部に載せ、且つ、両端部を前記縦溝に挿入したトラニオンピンと、一端側を該トラニオンピンの中間位置に直交するように取り付けた中間ロッドと、前記ケーブルを取り付けるために前記中間ロッドの他端側に枢動可能に取り付けたケーブルブラケットとを具備し、
前記ロック機構は、前記ブレーキレバーの前端に設けた解除ボタンとコイルスプリングを装着した解除ロッドと、該解除ロッドに沿って変位可能に装着されたロックプレート支持部と、該ロックプレート支持部に回動可能に支持され、前記コイルスプリングの弾撥力により前記トラニオンピンを押止するロックプレートと、を具備することを特徴とするマニュアルブレーキ装置。
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JP20020097A JP4050809B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | マニュアルブレーキ装置 |
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JP20020097A JP4050809B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | マニュアルブレーキ装置 |
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JPH1143027A JPH1143027A (ja) | 1999-02-16 |
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JP20020097A Expired - Fee Related JP4050809B2 (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | マニュアルブレーキ装置 |
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1997
- 1997-07-25 JP JP20020097A patent/JP4050809B2/ja not_active Expired - Fee Related
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