JP3668662B2 - コラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構に関するもので、とりわけ、キーインターロック部とキーシリンダー部のロックピンとをダイレクトに連結することによって構造を簡素化するとともに、キーロック成立性を向上させた機構的改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機の変速操作を行うシフトレバー装置をステアリングコラムに取り付けたものがコラム式自動変速機操作装置であるが、このコラム式自動変速機操作装置にはキーロック機構が設けられ、シフトレバーをPポジションにシフトしてイグニッションキーを抜いた後は、ロックピンがキーシリンダーから抜け出てキーロックが作動し、ステアリングホイールを回転操作できないようにしている。
【0003】
従来、このようなキーインターロック機構は、キーインターロック部のキーロックレバーとキーロックユニットのロックピンとがケーブルを介して連動可能に結合していた。すなわち、キーロックレバーとキーシリンダーは距離的に離れた別々の部位でステアリングコラムに装着しているから、その間をケーブルで結んでいる。なお、このケーブルを廃止してキーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをダイレクトに連結している構造も提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをケーブルにて連結する構造では、車両におけるケーブルの配索スペースの確保と、車両への組付時における配索作業と調整が必要であるという不都合がある。また、キーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをダイレクトに連結する構造では、キーロックレバーをシフトレバー(ハンドレバー)にてダイレクトに回動させるから、キーロックレバーが剛性を必要としてその素材が金属に限定されるほか、各部品間の連結部の製品ばらつきにより、キーインターロック成立性に問題があった。
【0005】
そこで、この発明はコラム式自動変速機操作装置における上記の機構的な不具合を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構は、請求項1記載のように、自動変速機操作装置をステアリングコラムに装着するブラケットにキーロックユニットを固定し、該キーロックユニットのキーシリンダーにほぼ直交してその内外へ進退するロックピンをキーロックレバーの一端部に長孔を介して揺動可能に軸支し、該キーロックレバーの他端部と前記ブラケットに固定するユニットベースとのいずれか一方に軸部を、他方にガイド溝を形成して回動可能に軸支し、該キーロックレバーを前記ロックピンがキーシリンダーに向けて進入する方向に回転付勢するとともに、前記ガイド溝に沿って移動した前記キーロックレバーの他端部を引き戻すキーロックレバースプリングを設け、かつ、前記ブラケットに回動可能に装着したハンドレバーのディテントアームを前記キーロックレバーに当接可能に配置したことを特徴とするコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0007】
また、請求項2記載のように、前記ロックピンを揺動可能に軸支する前記長孔は該ロックピンと交叉する方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0008】
さらに、請求項3記載のように、前記軸部が係合する前記ガイド溝は、前記ディテントアームが当接して負荷する力の方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0009】
したがって、ハンドレバーをシフト操作してそのディテントアームがキーロックレバーに当接し、キーロックレバーが回動するときに、キーロックレバーが破壊されるような大きな力を受けても、キーロックレバーはその軸部がユニットベースのガイド溝に移動可能に係合するとともに、ロックピンはキーロックレバーの長孔に揺動可能に支持されているから、ディテントアームで受けた力の方向へキーロックレバーが全体として移動することにより、破壊的な力が直接キーロックレバーに作用するのを防止できる。また、キーロックレバーを常にロックピンがキーシリンダーに向けて進入するように回転付勢したから、キーロックレバーの基準位置が常に一定化するので、キーロック成立性が確実化する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1から図3に示すコラム式自動変速機操作装置の分解図が図4に示されるように、キーロックユニット1をブラケット2に固定し、ブラケット2とベース3とでジャケットチューブ4を挟持してボルト5,5にて締結固定するとともに、補助ブラケット2aをブラケット2に冠して同様に固定する。したがって、ジャケットチューブ4とキーシリンダ1aとは交叉して配置される。
【0011】
ベース3はジャケットチューブ4と平行な中空軸部6aとこれに直交する中実軸部6bとを一体形成した略扇形のプレート6が一体に鋳造成形されてなり、中空軸部6aには自在回転部8のシャフト8aが回転自在に挿通され、また、中実軸部6bには孔10gを介してクランクレバー10が回転自在に挿通される。自在回転部8はハンドレバー14の中空軸部14cを開口部8d内に嵌合し、シャフト15を挿通してハンドレバー14を車体前後方向へ回動可能に支持する。
【0012】
自在回転部8は側方へ突出して一体形成されたボール部8bと、ストッパー8cを有し、ボール部8bは前記クランクレバー10の係合部10cに係合し、また、ストッパー8cは前記プレート6下端部を後方へ曲げ形成した下底部6eに当接して回転止めをする。
【0013】
クランクレバー10には取付部10eを介して波形表面を有する節度部材12が一体結合され、この節度部材12は前記プレート6の取付部6cに固定する板ばね13の端部が摺接してハンドレバー14をシフト操作するときに節度感を生じさせる。クランクレバー10にはケーブルガイド11を経て導かれるシフトケーブル(図示略)の端部を係合し接続する突起部10aが植設されている。
【0014】
ハンドレバー14は中空軸部14cの前側に突出するディテントピン14bと、後側において下方へ垂下するディテントアーム14aとを有する。ディテントピン14bは前記プレート6の後面に固定されるポジションプレート6dに係脱して自動変速機の変速段階を設定する。また、ディテントアーム14aはプレート6の下部側に形成されたユニットベース取付ブラケット6fに固定するユニットベース7に支持されるキーロックレバー16に当接して該キーロックレバー16を回動させる。
【0015】
キーロックレバー16は、図4に示すように、ユニットベース7に形成されたガイド溝7a,7aに上下端部が支持される軸部16aを一端部に一体形成した樹脂成形体からなり、他端部は二股状に分かれてそれぞれに長孔16b,16bが開設されている。ガイド溝7aは閉じた長孔としたが、一端部を閉じなくて開口させてもよい。軸部16aにはキーロックレバースプリング18が巻き付けられ、キーロックレバースプリング18の交叉させた両端部の、一方はユニットベース7に形成した係止部7cに係止し、他方はキーロックレバー16に一体形成した突起部16cに当接している。長孔16b,16bにはロックピン19の外周面に直径方向で相対向して突設したピン19a,19aが係合し、ロックピン19は長孔16b,16bに沿って移動可能である。
【0016】
したがって、キーロックレバー16は軸部16aを中心として常に図示反時計方向(図5中矢示イ)へ回転付勢されているから、ロックピン19は常にキーシリンダ1aに進入することとなり(図7(イ)参照)、その状態ではキー20と共に回転するローテータ21はロックピン19によってOFFの位置からLOCKの位置へ回転するのを阻止される。このため、キー20をキーシリンダ1aから抜き取ることができないようになっている。
【0017】
したがって、この状態ではハンドレバー14を操作してディテントピン14bがポジションプレート6dのPレンジ以外のレンジにシフトしている状態である。そして、ハンドレバー14を操作してディテントピン14bがポジションプレート6dのPレンジにシフトした状態では、図5に仮想線で示すように、ディテントアーム14aがキーロックレバー16に当接して軸部16aを中心として図示時計回りに回動させるから、ロックピン19はキーシリンダ1aから離れる方向(矢示ロ)へ移動するため(図7(ロ)参照)、ローテータ21の回転を阻止していたロックピン19はローテータ21の回転範囲から外れることとなり、キー20をLOCK位置へ回転することが可能となり、キー20をキーシリンダ1aから抜き取ることができる状態となる。
【0018】
一方、ハンドレバー14のシフト操作時にディテントアーム14aがキーロックレバー16に強く当接し、キーロックレバー16に不注意で過大な力を与えたときは、図6に示すように、キーロックレバー16の軸部16aがガイド溝7a,7aに沿って移動(矢示ハ)することができる。このとき、キーロックレバースプリング18は両端部が係止部7cと突起部16cに係合又は当接しているから、キーロックレバースプリング18には巻締める力が作用することによってエネルギーを吸収し、その吸収されたエネルギーを蓄えたキーロックレバースプリング18は、軸部16aをガイド溝7a,7aに沿って元の位置に戻すことができる。
【0019】
かくして、ハンドレバー14のシフト操作によりディテントアーム14aが揺動してキーロックレバー16が回動する際に、過大な力がキーロックレバー16に負荷されても、キーロックレバー16はガイド溝7aに移動可能に支持された軸部16aがそのガイド溝7aの範囲内で移動することができるとともに、その際にキーロックレバースプリング18を巻締めることによってエネルギーを吸収するために、ディテントアーム14aの衝撃力を吸収することができるので、キーロックレバー16が折損又は破壊する恐れは生じない。
【0020】
尚、実施例としてキーロックレバー16の軸部16aがユニットベース7のガイド溝7a内を移動できるように構成したが、キーロックレバー16の他端部にガイド溝を形成し、このガイド溝に係合する軸部をユニットベース7に形成すると共に、キーロックレバースプリング18をユニットベース7に形成した軸部に巻付けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したこの発明によれば、ハンドレバーのディテントアームが当接してキーロックレバーが回動する際に、過大な力が負荷された場合には、キーロックレバーの軸部がユニットベースのガイド溝を移動すること、及び、軸部に巻き付けたキーロックレバースプリングを巻締めることにより衝撃を吸収するから、キーロックレバーが破壊されるような事態が生じるのを防止できる。そのため、キーロックレバーを樹脂化することが可能となり、部品の軽量化とコスト低下をもたらす。
【0022】
また、キーシリンダと係合するロックピンをダイレクトにキーロックレバーと連結したから、部品点数が少なくてコスト低下をもたらすのは勿論のこと、部品点数の多さによるばらつきの多さ、及び、キーロックレバーの回転支点からのレバー比から生じるばらつき等により、ロックピンのばらつきが大きくなり、キーインターロック成立性が阻害され、その調整に手間を要する組付け作業を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したコラム式自動変速機操作装置の主要部正面斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】この発明の要部を示す平面図である。
【図6】図5と同様の作用説明図である。
【図7】(イ),(ロ)は図5のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…キーロックユニット
1a…キーシリンダ
2,2a…ブラケット
3…ベース
4…ジャケットチューブ
6…プレート部
6d…ポジションプレート
7…ユニットベース
7a…ガイド溝
7c…係止部
8…自在回転部
10…クランクレバー
12…節度部材
13…板ばね
14…ハンドレバー
14a…ディテントアーム
14b…ディテントピン
16…キーロックレバー
16a…軸部
16b…長孔
16c…突起部
17…キーロック解除レバー
18…キーロックレバースプリング
19…ロックピン
19a…ピン
20…キー
21…ローテータ
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構に関するもので、とりわけ、キーインターロック部とキーシリンダー部のロックピンとをダイレクトに連結することによって構造を簡素化するとともに、キーロック成立性を向上させた機構的改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機の変速操作を行うシフトレバー装置をステアリングコラムに取り付けたものがコラム式自動変速機操作装置であるが、このコラム式自動変速機操作装置にはキーロック機構が設けられ、シフトレバーをPポジションにシフトしてイグニッションキーを抜いた後は、ロックピンがキーシリンダーから抜け出てキーロックが作動し、ステアリングホイールを回転操作できないようにしている。
【0003】
従来、このようなキーインターロック機構は、キーインターロック部のキーロックレバーとキーロックユニットのロックピンとがケーブルを介して連動可能に結合していた。すなわち、キーロックレバーとキーシリンダーは距離的に離れた別々の部位でステアリングコラムに装着しているから、その間をケーブルで結んでいる。なお、このケーブルを廃止してキーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをダイレクトに連結している構造も提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、キーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをケーブルにて連結する構造では、車両におけるケーブルの配索スペースの確保と、車両への組付時における配索作業と調整が必要であるという不都合がある。また、キーインターロック部とキーロックユニットのロックピンとをダイレクトに連結する構造では、キーロックレバーをシフトレバー(ハンドレバー)にてダイレクトに回動させるから、キーロックレバーが剛性を必要としてその素材が金属に限定されるほか、各部品間の連結部の製品ばらつきにより、キーインターロック成立性に問題があった。
【0005】
そこで、この発明はコラム式自動変速機操作装置における上記の機構的な不具合を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構は、請求項1記載のように、自動変速機操作装置をステアリングコラムに装着するブラケットにキーロックユニットを固定し、該キーロックユニットのキーシリンダーにほぼ直交してその内外へ進退するロックピンをキーロックレバーの一端部に長孔を介して揺動可能に軸支し、該キーロックレバーの他端部と前記ブラケットに固定するユニットベースとのいずれか一方に軸部を、他方にガイド溝を形成して回動可能に軸支し、該キーロックレバーを前記ロックピンがキーシリンダーに向けて進入する方向に回転付勢するとともに、前記ガイド溝に沿って移動した前記キーロックレバーの他端部を引き戻すキーロックレバースプリングを設け、かつ、前記ブラケットに回動可能に装着したハンドレバーのディテントアームを前記キーロックレバーに当接可能に配置したことを特徴とするコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0007】
また、請求項2記載のように、前記ロックピンを揺動可能に軸支する前記長孔は該ロックピンと交叉する方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0008】
さらに、請求項3記載のように、前記軸部が係合する前記ガイド溝は、前記ディテントアームが当接して負荷する力の方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構を提供する。
【0009】
したがって、ハンドレバーをシフト操作してそのディテントアームがキーロックレバーに当接し、キーロックレバーが回動するときに、キーロックレバーが破壊されるような大きな力を受けても、キーロックレバーはその軸部がユニットベースのガイド溝に移動可能に係合するとともに、ロックピンはキーロックレバーの長孔に揺動可能に支持されているから、ディテントアームで受けた力の方向へキーロックレバーが全体として移動することにより、破壊的な力が直接キーロックレバーに作用するのを防止できる。また、キーロックレバーを常にロックピンがキーシリンダーに向けて進入するように回転付勢したから、キーロックレバーの基準位置が常に一定化するので、キーロック成立性が確実化する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1から図3に示すコラム式自動変速機操作装置の分解図が図4に示されるように、キーロックユニット1をブラケット2に固定し、ブラケット2とベース3とでジャケットチューブ4を挟持してボルト5,5にて締結固定するとともに、補助ブラケット2aをブラケット2に冠して同様に固定する。したがって、ジャケットチューブ4とキーシリンダ1aとは交叉して配置される。
【0011】
ベース3はジャケットチューブ4と平行な中空軸部6aとこれに直交する中実軸部6bとを一体形成した略扇形のプレート6が一体に鋳造成形されてなり、中空軸部6aには自在回転部8のシャフト8aが回転自在に挿通され、また、中実軸部6bには孔10gを介してクランクレバー10が回転自在に挿通される。自在回転部8はハンドレバー14の中空軸部14cを開口部8d内に嵌合し、シャフト15を挿通してハンドレバー14を車体前後方向へ回動可能に支持する。
【0012】
自在回転部8は側方へ突出して一体形成されたボール部8bと、ストッパー8cを有し、ボール部8bは前記クランクレバー10の係合部10cに係合し、また、ストッパー8cは前記プレート6下端部を後方へ曲げ形成した下底部6eに当接して回転止めをする。
【0013】
クランクレバー10には取付部10eを介して波形表面を有する節度部材12が一体結合され、この節度部材12は前記プレート6の取付部6cに固定する板ばね13の端部が摺接してハンドレバー14をシフト操作するときに節度感を生じさせる。クランクレバー10にはケーブルガイド11を経て導かれるシフトケーブル(図示略)の端部を係合し接続する突起部10aが植設されている。
【0014】
ハンドレバー14は中空軸部14cの前側に突出するディテントピン14bと、後側において下方へ垂下するディテントアーム14aとを有する。ディテントピン14bは前記プレート6の後面に固定されるポジションプレート6dに係脱して自動変速機の変速段階を設定する。また、ディテントアーム14aはプレート6の下部側に形成されたユニットベース取付ブラケット6fに固定するユニットベース7に支持されるキーロックレバー16に当接して該キーロックレバー16を回動させる。
【0015】
キーロックレバー16は、図4に示すように、ユニットベース7に形成されたガイド溝7a,7aに上下端部が支持される軸部16aを一端部に一体形成した樹脂成形体からなり、他端部は二股状に分かれてそれぞれに長孔16b,16bが開設されている。ガイド溝7aは閉じた長孔としたが、一端部を閉じなくて開口させてもよい。軸部16aにはキーロックレバースプリング18が巻き付けられ、キーロックレバースプリング18の交叉させた両端部の、一方はユニットベース7に形成した係止部7cに係止し、他方はキーロックレバー16に一体形成した突起部16cに当接している。長孔16b,16bにはロックピン19の外周面に直径方向で相対向して突設したピン19a,19aが係合し、ロックピン19は長孔16b,16bに沿って移動可能である。
【0016】
したがって、キーロックレバー16は軸部16aを中心として常に図示反時計方向(図5中矢示イ)へ回転付勢されているから、ロックピン19は常にキーシリンダ1aに進入することとなり(図7(イ)参照)、その状態ではキー20と共に回転するローテータ21はロックピン19によってOFFの位置からLOCKの位置へ回転するのを阻止される。このため、キー20をキーシリンダ1aから抜き取ることができないようになっている。
【0017】
したがって、この状態ではハンドレバー14を操作してディテントピン14bがポジションプレート6dのPレンジ以外のレンジにシフトしている状態である。そして、ハンドレバー14を操作してディテントピン14bがポジションプレート6dのPレンジにシフトした状態では、図5に仮想線で示すように、ディテントアーム14aがキーロックレバー16に当接して軸部16aを中心として図示時計回りに回動させるから、ロックピン19はキーシリンダ1aから離れる方向(矢示ロ)へ移動するため(図7(ロ)参照)、ローテータ21の回転を阻止していたロックピン19はローテータ21の回転範囲から外れることとなり、キー20をLOCK位置へ回転することが可能となり、キー20をキーシリンダ1aから抜き取ることができる状態となる。
【0018】
一方、ハンドレバー14のシフト操作時にディテントアーム14aがキーロックレバー16に強く当接し、キーロックレバー16に不注意で過大な力を与えたときは、図6に示すように、キーロックレバー16の軸部16aがガイド溝7a,7aに沿って移動(矢示ハ)することができる。このとき、キーロックレバースプリング18は両端部が係止部7cと突起部16cに係合又は当接しているから、キーロックレバースプリング18には巻締める力が作用することによってエネルギーを吸収し、その吸収されたエネルギーを蓄えたキーロックレバースプリング18は、軸部16aをガイド溝7a,7aに沿って元の位置に戻すことができる。
【0019】
かくして、ハンドレバー14のシフト操作によりディテントアーム14aが揺動してキーロックレバー16が回動する際に、過大な力がキーロックレバー16に負荷されても、キーロックレバー16はガイド溝7aに移動可能に支持された軸部16aがそのガイド溝7aの範囲内で移動することができるとともに、その際にキーロックレバースプリング18を巻締めることによってエネルギーを吸収するために、ディテントアーム14aの衝撃力を吸収することができるので、キーロックレバー16が折損又は破壊する恐れは生じない。
【0020】
尚、実施例としてキーロックレバー16の軸部16aがユニットベース7のガイド溝7a内を移動できるように構成したが、キーロックレバー16の他端部にガイド溝を形成し、このガイド溝に係合する軸部をユニットベース7に形成すると共に、キーロックレバースプリング18をユニットベース7に形成した軸部に巻付けるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したこの発明によれば、ハンドレバーのディテントアームが当接してキーロックレバーが回動する際に、過大な力が負荷された場合には、キーロックレバーの軸部がユニットベースのガイド溝を移動すること、及び、軸部に巻き付けたキーロックレバースプリングを巻締めることにより衝撃を吸収するから、キーロックレバーが破壊されるような事態が生じるのを防止できる。そのため、キーロックレバーを樹脂化することが可能となり、部品の軽量化とコスト低下をもたらす。
【0022】
また、キーシリンダと係合するロックピンをダイレクトにキーロックレバーと連結したから、部品点数が少なくてコスト低下をもたらすのは勿論のこと、部品点数の多さによるばらつきの多さ、及び、キーロックレバーの回転支点からのレバー比から生じるばらつき等により、ロックピンのばらつきが大きくなり、キーインターロック成立性が阻害され、その調整に手間を要する組付け作業を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したコラム式自動変速機操作装置の主要部正面斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の分解斜視図である。
【図5】この発明の要部を示す平面図である。
【図6】図5と同様の作用説明図である。
【図7】(イ),(ロ)は図5のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…キーロックユニット
1a…キーシリンダ
2,2a…ブラケット
3…ベース
4…ジャケットチューブ
6…プレート部
6d…ポジションプレート
7…ユニットベース
7a…ガイド溝
7c…係止部
8…自在回転部
10…クランクレバー
12…節度部材
13…板ばね
14…ハンドレバー
14a…ディテントアーム
14b…ディテントピン
16…キーロックレバー
16a…軸部
16b…長孔
16c…突起部
17…キーロック解除レバー
18…キーロックレバースプリング
19…ロックピン
19a…ピン
20…キー
21…ローテータ
Claims (3)
- 自動変速機操作装置をステアリングコラムに装着するブラケットにキーロックユニットを固定し、該キーロックユニットのキーシリンダーにほぼ直交してその内外へ進退するロックピンをキーロックレバーの一端部に長孔を介して揺動可能に軸支し、該キーロックレバーの他端部と前記ブラケットに固定するユニットベースとのいずれか一方に軸部を、他方にガイド溝を形成して回動可能に軸支し、該キーロックレバーを前記ロックピンがキーシリンダーに向けて進入する方向に回転付勢するとともに、前記ガイド溝に沿って移動した前記キーロックレバーの他端部を引き戻すキーロックレバースプリングを設け、かつ、前記ブラケットに回動可能に装着したハンドレバーのディテントアームを前記キーロックレバーに当接可能に配置したことを特徴とするコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構。
- 前記ロックピンを揺動可能に軸支する長孔は該ロックピンと交叉する方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構。
- 前記軸部が係合する前記ガイド溝は、前記ディテントアームが当接して負荷する力の方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のコラム式自動変速機操作装置のキーインターロック機構。
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