JP3926883B2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側に固設されるベース部材に操作レバーの基部を揺動可能に支持し、前記操作レバーを倒伏位置から起立位置に起こして制動するようにしたパーキングブレーキ装置で、前記ベース部材に固設したラチェットプレートと、後端側が制動部に取り付けられ、前端側が前記ブレーキレバーにより摺動可能に支持されたブレーキケーブルとを備えたパーキングブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のパーキングブレーキ装置としては、例えば、手動ブレーキレバーの先端付近に取り付けられたブレーキケーブルをてこの力で引っ張り、ブレーキケーブルの後端に取り付けられた制動部に力を伝達するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のパーキングブレーキ装置では、例えば、走行時のリアーアクスルのバウンド・リバウンド、下り坂でのワインドアップ、パーキングブレーキ解除時のケーブル凍結、或いは車の陸送時の慣性により車体が移動すること等、さまざまな原因によりケーブルの相対的な伸びが生じ、このままではパーキングブレーキレバーの操作ストロークが変化するために操作の変化、不安定な制動力、作動不良等が起こるという問題点があった。
【0004】
また、メインテナンスフリーを実現するためには上記問題の解決に加えてアジャスティングを行わなければならないという問題点があった。
【0005】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、ブレーキケーブルのメインテナンスフリーを実現するパーキングブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための要旨とするところは、次の項に存する。
【0007】
[1]
車体側に固設されるベース部材(11)に操作レバー(L)の基部(13)を揺動可能に支持し、前記操作レバー(L)を倒伏位置から起立位置に起こして制動するようにしたパーキングブレーキ装置(10)で、後端側が制動部に取り付けられ、前端側が前記操作レバー(L)により摺動可能に支持されたブレーキケーブル(C)を備えたパーキングブレーキ装置(10)において、
前記ブレーキケーブル(C)の前端側に連結したエンドシャフト(20)を通すための、前記操作レバー(L)の基部(13)に設けたガイド部(G)と、前記ベース部材(11)に固設した解除ピン(P)と、前記ガイド部(G)に通された前記エンドシャフト(20)を前記ガイド部(G)から引き出す方向に付勢する調節バネ(21)とを備え、
前記ガイド部(G)は内部に、前記通されたエンドシャフト(20)を側方から押止するカム板(30)と、前記エンドシャフト(20)を押止する方向に前記カム板(30)を付勢する付勢バネ(42)と、前記カム板(30)に押止される前記エンドシャフト(20)を前記カム板(30)との間に狭止可能な支持部(41)と、が配設され、
前記カム板(30)は、前記エンドシャフト(20)を押止するための係止部(30D)を形成した第1の側(30A)および前記解除ピン(P)に支持される第2の側(30B)を有し、前記操作レバー(L)の非操作時には前記第2の側(30B)を支持する前記解除ピン(P)により前記第1の側(30A)の前記係止部(30D)が前記エンドシャフト(20)を押止しない位置に維持され、操作時には前記付勢バネ(42)により前記第1の側(30A)の前記係止部(30D)が前記エンドシャフト(20)を押止して該エンドシャフト(20)を固定する位置に変位するよう揺動可能に設けられたことを特徴とするパーキングブレーキ装置(10)。
【0008】
[2]
前記カム板(30)の前記第1の側(30A)の前記係止部(30D)と該係止部(30D)が押止する前記エンドシャフト(20)の部分とに、互いに係合可能な係合部(30E、20E)を形成したことを特徴とする[1]に記載のパーキングブレーキ装置(10)。
【0009】
次に作用を説明する。
【0010】
ブレーキを制動させるために操作レバー(L)を引いて倒伏位置から起立位置に起こしていくと、それに従って前記ガイド部(G)に取り付けられた前記カム板(30)が上方へ移動する。一方、前記ベース部材(11)に取り付けた前記解除ピン(P)は移動しないので、該解除ピン(P)が前記カム板(30)を支持する位置は相対的に前記カム板(30)の第2の側(30B)の先端側に移る。
【0011】
また、前記エンドシャフト(20)と当接している前記カム板(30)の第1の側(30A)は、付勢バネ(42)によって前記エンドシャフト(20)を押止する方向に押されているので、前記解除ピン(P)の前記カム板(30)の第2の側(30B)との接触点の相対的移動とともに第1の側(30A)に形成された係止部(30D)は次第に強く前記エンドシャフト(20)に噛み込んでいく。
【0012】
前記操作レバー(L)を引いてゆき、前記係止部(30D)が前記エンドシャフト(20)にこれ以上噛み込めない状態になると、前記エンドシャフト(20)は前記ガイド部(G)と前記係止部(30D)との間で摺動不可能に挟止される。
【0013】
その状態からさらに操作レバー(L)が引かれると前記エンドシャフト(20)とともに該エンドシャフト(20)に連結された前記ブレーキケーブル(C)が引かれ、該ブレーキケーブル(C)に連結した前記制動部が作動してブレーキが働く。前記操作レバー(L)を引ききった起立位置において、前記解除ピン(P)は前記カム板(30)の第2の側(30B)と接触していない。
【0014】
ブレーキの制動を解除するために前記操作レバー(L)を倒伏位置まで倒していくと、前記カム板(30)の第2の側(30B)が前記解除ピン(P)と接触するまでは前記係止部(30D)の噛み込みによって前記エンドシャフト(20)は固定されているので、前記ブレーキケーブル(C)が戻されてゆき、それにしたがって制動部の制動力が弱まる。
【0015】
前記第2の側(30B)が前記解除ピン(P)と接触する位置まで下がった後は、前記第2の側(30B)はそれ以上下がれないので前記カム板(30)は前記係止部(30D)の前記エンドシャフト(20)との噛込みが解かれる方向(図面上時計回り方向)に回転する。前記付勢バネ(42)は相変わらず前記エンドシャフト(20)の前記第1の側(30A)を前記カム板(30)を図面上反時計回りに回す方向に付勢しているが前記解除ピン(P)によって、その方向の回転はできない状態になっている。この状態になると前記エンドシャフト(20)は摺動可能になり、前記ブレーキケーブル(C)は前記制動部側に引っ張られるので前記制動部はより制動力を弱める。
【0016】
さらに前記操作レバー(L)を倒して倒伏位置まで完全に戻ると前記カム(30)による前記エンドシャフト(20)の挟止が完全に解除される。
【0017】
この状態にあるとき、前記エンドシャフト(20)は前記調節バネ(21)により常に引き出される方向に引っ張られているので、様々な原因によって前記ブレーキケーブル(C)に生じる伸びは、前記操作レバー(L)が倒伏位置に倒されるごとに吸収され、前記ブレーキケーブル(C)には常に適切な張力が生じるように自動調節される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
【0019】
図1から図5は本発明の一の実施の形態を示している。
【0020】
図1および図2に示すように、車体側にベース部材11が固設されている。ベース部材11にはラチェットプレート12が取り付けられている。更に、ベース部材11は枢着軸15と案内機構16a、16bにより操作レバーLの基部13が操作レバーLを倒伏位置から起立位置の間で揺動可能なように支持されている。
【0021】
操作レバーLにはラチェットプレート12の歯12aと係合するラチェット爪17が設けられている。ラチェット爪17は支持軸17aにより揺動自在に支持されており、操作者は任意に操作レバーLをラチェットプレート12に対して倒伏位置から起立位置の間で状態保持することができる。
【0022】
支持軸17aを挟んでラチェットプレート12の歯12aと係合する一端と反対側の端部にはロッド18が連結されている。
【0023】
ロッド18は操作レバーL内を握持部14の先端付近まで伸びており、握持部14の先端に出没可能に突出して設けた操作ボタン19に連結されている。
【0024】
操作ボタン19はその一部が握持部14の先端から内部に向かって形成された凹部19Cに挿入されている。ロッド18は凹部19Cを通って操作ボタン19の凹部19Cに挿入された側に連結されている。
【0025】
凹部19Cの深さは操作ボタン19の全長よりもあり、凹部19Cの底部と操作ボタン19の凹部19Cに挿入された側との間にはロッド18を握持部14側(ラチェット爪17の係合を保持する側)に付勢するための圧縮バネ19Sが取り付けられている。
【0026】
従って、操作ボタン19を操作しない限り圧縮バネ19Sの付勢力によりラチェット爪17はラチェットプレート12の歯12aとの係合状態を維持し、操作ボタン19を押すとこの係合が解除するラチェット爪17の係合操作機構を構成している。なお、このラチェット爪17とラチェットプレート12の歯12aとの係合は、操作ボタン19を操作しなくても操作レバーLの引き上げのみを許すように、一方向に順次その係合位置を移動させることができる。
【0027】
操作レバーLの基部13の一方の側面にはブレーキケーブルCを通すためのガイド部Gが設けられている。ブレーキケーブルCはその前端にエンドシャフト20が取り付けられており、後端側がブレーキの制動部(図示せず)に連結されている。エンドシャフト20の端部には軸部20bよりも径の大きい頭部20aが形成されている。
【0028】
図1および図3に示したように、ガイド部Gの内部にはエンドシャフト20の一部が摺動可能に収められており、エンドシャフト20をその長手方向に沿って支持するための支持プレート41が取り付けられている。また、エンドシャフト20を挟んで反対側には支持プレート41と共働してエンドシャフト20を挟止するためのカム板30が枢着軸31により揺動可能に取り付けられている。更に、カム板30の枢着軸31よりも上方の部分でエンドシャフト20の軸部20bと噛み合ってエンドシャフト20の固定及び固定の解除を行う係止部30Dが形成された第1の側30Aをエンドシャフト20に押止する方向にカム板30を付勢する付勢バネ42が設けられている。枢着軸31よりも下方の第2の側30Bはその下側をベース部材11に取り付けられた解除ピンPに支持されている。
【0029】
カム板30の形状は、図3に示したように枢着軸31の中心から第1の側30Aの係止部30Dの中心へ向かう方向と、枢着軸31の中心から第2の側30Bの端部中心へ向かう方向とが異なる(図3においては、約120度)ように形成されている。
【0030】
第1の側30Aの付勢バネ42側の側部には付勢バネ42の外れを防止するための突起30Cが形成されている。付勢バネ42の他端部側ではベース部材11に突起30Cと同様の突起11Cが形成されており、付勢バネ42の外れを防止している。
【0031】
エンドシャフト20の頭部20aとベース部材11との間にはエンドシャフト20をガイド部Gから引き出す方向に付勢するために調節バネ21が圧縮された状態で装着されている。
【0032】
ここで、図4を参照して上記カム板30がエンドシャフト20を係止するときの支持プレート41とエンドシャフト20の係止部30Dの摩擦係数(μ)とカム板30の角度(θ)との関係を示す。図1乃至図3と同様に、エンドシャフト20の左側にブレーキケーブルCが連結されているものとすると、操作レバーLを引き起すとエンドシャフト20は相対的に左側に引かれる。このときの力をFとし、垂直抗力をF1、摩擦力をf、カム板30の角度を図示したようにθとすると、
従って、摩擦係数が大きくなる程カム板30の角度が大きい状態で、即ち操作レバーLを引き起す量が小さくても、エンドシャフト20を係止することができる。
【0033】
なお、図5に示したようにエンドシャフト20の軸部20bとカム板30とが当接する部分に、それぞれ互いに係合可能な係合部20E、30Eを形成してもよい。
【0034】
次に作用を説明する。
【0035】
ブレーキを制動させるために操作レバーLの握持部14を握り、図1に示す倒伏位置から引き上げて起立位置まで起こしていくと、それに従ってガイド部Gに取り付けられたカム板30が上方へ持ち上げられる。一方、ベース部材11に取り付けた解除ピンPは移動しないので、解除ピンPがカム板30を支持する位置は相対的にカム板30の第2の側30Bの先端側に移る。
【0036】
解除ピンPは枢着軸31のところで回動可能であり、また、付勢バネ42の弾撥力を受けているので、操作レバーLの引き上げに伴う上昇とともに、図面上、反時計回りに回動する。
【0037】
エンドシャフト20と当接しているカム板30の第1の側30Aは、付勢バネ42によってエンドシャフト20を押止する方向に押されているので、エンドシャフト20との接触は常に保たれている。
【0038】
一方、解除ピンPがカム板30を支持する位置はカム板30の上昇と回転によって第2の側30Bの先端側に移るが、その間常にカム板30を支持する状態が保たれている。
【0039】
操作レバーLの引き上げにしたがって第1の側30Aに形成した係止部30Dのエンドシャフト20の軸部20bへの噛込みが進み、前記した支持プレート41とエンドシャフト20の当接面の摩擦係数μとカム板30の角度θとの関係が満たされたところで、エンドシャフト20は支持プレート41とカム板30の係止部30Dとの間に挟止される。
【0040】
この状態からは操作レバーLを引き起こすにしたがってブレーキケーブルCが引っ張られ、ブレーキケーブルCの他端に連結された制動部が作動してパーキングブレーキが働く。操作レバーLを引ききった起立位置においては、解除ピンPはカム板30の第2の側30Bと接触していない。
【0041】
ブレーキの制動を解除するために操作レバーLを倒伏位置まで倒すときは、操作レバーLの操作ボタン19を圧縮バネ19Sの付勢力に抗して押すことでロッド18を押し、それによってラチェット爪17とラチェットプレート12の歯12aとの係合状態を解いて、その状態を維持しながら、即ち操作ボタン19を押しながら操作レバーLを倒せばよい。
【0042】
カム板30の第2の側30Bが解除ピンPと接触するまでは係止部30Dの噛み込みによってエンドシャフト20は固定されているので、操作レバーLを倒していくにしたがってブレーキケーブルCが戻されてゆき、それにしたがって制動部の制動力が弱まる。
【0043】
第2の側30Bが解除ピンPと接触する位置まで下がった後は、第2の側30Bはそれ以上下がれないので操作レバーLを倒すにしたがってカム板30は係止部30Dのエンドシャフト20との噛込みが解かれる方向(図面上時計回り方向)に回転する。このとき付勢バネ42は相変わらずエンドシャフト20の第1の側30Aをカム板30を図面上反時計回りに回す方向に付勢しているが解除ピンPによって、その方向の回転はできない状態になっている。この状態からは支持プレート41とエンドシャフト20の間の摩擦力が弱まってゆき、エンドシャフト20の挟止常態が解除されていくので摺動できるようになり、ブレーキケーブルCは制動部側に引っ張られて制動部はより制動力を弱める。このようにして操作レバーLを倒した位置では、エンドシャフト20は自由に摺動可能な状態に戻り、ブレーキは解除される。
【0044】
ブレーキケーブルCには走行時のリアーアクスルのバウンド・リバウンド、下り坂でのワインドアップ、パーキングブレーキ解除時のケーブル凍結、或いは車の陸送時の慣性により車体が移動すること等、様々な原因で伸びが生じるが、エンドシャフト20には圧縮状態で装着されている調節バネ21の弾撥力により常にガイド部G側から引き出される方向に力が掛かっているので、生じた伸びはエンドシャフト20がブレーキケーブルCに適切な張力が生じるところまで引き出されることにより自動的に解消される。
【0045】
なお、上記説明ではガイド部Gを操作レバーLの基部13の一方の側面に設けたものとしたが、そこに限られることはなく、例えば操作レバーLの下側であってもよい。
【0046】
また、ガイド部Gにはエンドシャフト20を支持し、またカム板30と共働して挟止する支持プレート41を設けたが、支持プレート41を設けずにガイド部G内にエンドシャフト20の遊貫が可能な筒状部分を設け、カム板30がエンドシャフト20に噛み込むことができるようにその一部に切欠き部を設けてもよい。
【0047】
なお、カム板30の係止部30Dとエンドシャフト20とが噛み合う部分に、それぞれ互いに係合可能な係合部20E、30Eを形成すれば、操作レバーLの操作量をより小さくすることができる。
【0048】
本形態では、パーキングブレーキ装置の操作レバーの操作によるブレーキケーブルの固定解除とブレーキケーブルの不要な伸びを自動的に吸収することをブレーキケーブルを通すガイド部と、カム板と、解除ピンと、付勢バネと、ブレーキケーブルのエンドシャフトに取り付けた調節バネによって行うものである。
【0049】
【発明の効果】
本発明にかかるパーキングブレーキ装置によれば、さまざまな要因から生じるブレーキケーブルの好ましくない伸びを、ブレーキの非制動時に調節バネがブレーキケーブルを引き出すことで解消し、ブレーキケーブルを適切な張力をもった状態に維持することができるので、常に安定した制動力や操作感を維持することができ、もって、メインテナンスフリーのパーキングブレーキ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態にかかるパーキングブレーキ装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の一形態にかかるパーキングブレーキ装置を示す側面図である。
【図3】本発明の一形態にかかるパーキングブレーキ装置のガイド部の内部を示した略示図である。
【図4】本発明の一形態にかかるパーキングブレーキ装置の支持プレートとカムによるエンドシャフトの挟持状態を説明する説明図である。
【図5】係合部を設けた支持プレートとカムによるエンドシャフトの挟持状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
10…パーキングブレーキ装置
11…ベース部材
12…ラチェットプレート
13…操作レバーの基部
20…エンドシャフト
20E…係合部
21…調節バネ
30…カム
30A…カムの第1の側
30B…カムの第2の側
30E…係合部
41…支持プレート
42…付勢バネ
C…ブレーキケーブル
G…ガイド部
L…操作レバー
P…解除ピン
Claims (2)
- 車体側に固設されるベース部材に操作レバーの基部を揺動可能に支持し、前記操作レバーを倒伏位置から起立位置に起こして制動するようにしたパーキングブレーキ装置で、後端側が制動部に取り付けられ、前端側が前記操作レバーにより摺動可能に支持されたブレーキケーブルを備えたパーキングブレーキ装置において、
前記ブレーキケーブルの前端側に連結したエンドシャフトを通すための、前記操作レバーの基部に設けたガイド部と、前記ベース部材に固設した解除ピンと、前記ガイド部に通された前記エンドシャフトを前記ガイド部から引き出す方向に付勢する調節バネとを備え、
前記ガイド部は内部に、前記通されたエンドシャフトを側方から押止するカム板と、前記エンドシャフトを押止する方向に前記カム板を付勢する付勢バネと、前記カム板に押止される前記エンドシャフトを前記カム板との間に狭止可能な支持部と、が配設され、
前記カム板は、前記エンドシャフトを押止するための係止部を形成した第1の側および前記解除ピンに支持される第2の側を有し、前記操作レバーの非操作時には前記第2の側を支持する前記解除ピンにより前記第1の側の前記係止部が前記エンドシャフトを押止しない位置に維持され、操作時には前記付勢バネにより前記第1の側の前記係止部が前記エンドシャフトを押止して該エンドシャフトを固定する位置に変位するよう揺動可能に設けられたことを特徴とするパーキングブレーキ装置。 - 前記カム板の前記第1の側の前記係止部と該係止部が押止する前記エンドシャフトの部分とに、互いに係合可能な係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ装置。
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JP9586697A JP3926883B2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | パーキングブレーキ装置 |
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