JP4047986B2 - 数値制御方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刃物台の旋回割り出し可能なタレットに回転工具装着部と固定工具装着部とを配置したターニングセンタ等の工作機械を制御するための数値制御方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターニングセンタ等の工作機械において、刃物台に旋回割り出し可能なタレットを備え、タレットの周辺部に取り付けられた複数の工具を適宜割り出して加工を行うことは普通に行われている。このときの所望の工具を加工位置に割り出すための工具選択指令は、通常、タレットの所望の工具装着面を指定するための面割り出し番号と、工具を指定する工具番号とを含むものである。指定した工具装着面に指定した工具が装着されていない場合は、自動工具交換装置により工具交換が行われて指定の工具装着面に指定の工具が装着され、その工具が加工位置に割り出される。
【0003】
ただし、加工位置の工具の角度は、通常は決められた固定の角度である。加工位置の工具の角度を変更可能なものとしては、特開平10−6178号公報に記載されたような技術がある。これは、工具の装着面の番号と傾斜角度を合わせて指定することにより、指定した装着面の工具を基本位置からさらに指定した角度だけ傾斜させることができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような角度指定による工具の角度を変更するものは、工具を任意の角度位置に傾斜させることができるという利点はあるが、工具を垂直、水平の2方向あるいは3方向にのみ変更するという場合には、かえって角度指定が煩わしく、NC加工プログラムのNC指令のパラメータも複雑となり、プログラム上のミスも生じやすくなる。また、工具の方向を変更すると、工具の刃先の基準位置からのオフセット量の各座標成分が変化するため、工具の刃先位置を再計測したりする必要も生じる。
【0005】
そこで、本発明は、工具を垂直、水平位置に簡単に割り出して加工を行うことが可能であり、また、工具の割り出し方向に応じて刃先のオフセット量の各座標成分を自動的に計算して求めることが可能な数値制御方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の数値制御方法は、回転している工作物に対して加工を行う固定工具を着脱可能に装着する固定工具装着部と回転することによって工作物に加工を行う回転工具を着脱可能に装着する回転工具装着部とを有するタレットが割り出し可能に設けられた刃物台を備えた工作機械を制御する数値制御方法であって、前記タレットを割り出して工具を選択する工具選択指令を、面割り出し番号と工具番号とを含むものとし、同一の工具装着部の複数の異なる角度状態に対して異なる面割り出し番号を割り当てておき、前記面割り出し番号により、前記固定工具装着部と前記回転工具装着部のいずれかを選択するとともに、選択した工具装着部の角度を選択し、前記工具番号により、前記選択した工具装着部に装着する工具を選択するものである。
【0007】
また、上記の数値制御方法において、前記固定工具装着部または前記回転工具装着部に装着した前記固定工具または前記回転工具の刃先位置の所定の基準位置からのオフセット量を工具補正値として工具ごとに記憶しておき、前記工具番号によって選択された工具の前記工具補正値を、前記面割り出し番号によって選択された工具装着部の角度に応じて変換して新たな工具補正値とすることが好ましい。
【0008】
また、本発明の数値制御装置は、回転している工作物に対して加工を行う固定工具を着脱可能に装着する固定工具装着部と回転することによって工作物に加工を行う回転工具を着脱可能に装着する回転工具装着部とを有するタレットが割り出し可能に設けられた刃物台を備えた工作機械を制御する数値制御装置であって、前記タレットを割り出し動作させるための割り出し駆動モータと、前記固定工具装着部または前記回転工具装着部に装着される工具の刃先位置の所定の基準位置からのオフセット量を工具補正値として工具ごとに記憶している工具補正メモリと、工具を選択するための工具選択指令によって、前記割り出し駆動モータを駆動して、前記タレットの前記固定工具装着部または前記回転工具装着部を、前記工作機械の主軸の軸線と平行な方向またはこの主軸の軸線と直交する方向に割り出すとともに、前記固定工具装着部または前記回転工具装着部に装着した工具に対する前記工具補正値を前記割り出し方向に応じて変換する制御を行う工具制御手段とを有する。そして、前記工具選択指令は、面割り出し番号と工具番号とを含むとともに、同一の工具装着部の複数の異なる角度状態に対して異なる面割り出し番号が割り当てられたものであり、工具制御手段は、前記面割り出し番号により、前記固定工具装着部と前記回転工具装着部のいずれかを選択するとともに、選択した工具装着部の角度を選択し、前記工具番号により、前記選択した工具装着部に装着する工具を選択するものである。
【0009】
また、上記の数値制御装置において、前記工具選択指令は、前記回転工具装着部の割り出しと、前記固定工具装着部の割り出しとを判別可能な指令であることが好ましい。
【0010】
また、上記の数値制御装置において、前記工作機械が正面主軸と背面主軸の二つの主軸を有するものであり、前記工具選択指令は、前記正面主軸側への割り出しと前記背面主軸側への割り出しとを判別可能な指令であることが好ましい。
【0011】
また、上記の数値制御装置において、前記タレットは、前記固定工具装着部と前記回転工具装着部とが180度異なる方向に設けられたものであり、前記回転工具装着部は、その中心軸線と前記タレットの旋回割出し中心線がほぼ交差するように配置されたものであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用する工作機械としてのターニングセンタの加工領域を示す概略図である。このターニングセンタには、正面主軸(メイン主軸)38bと背面主軸(サブ主軸)39bの二つの主軸が設けられている。正面主軸38bは正面主軸台(図示せず)に回転可能に支持されている。また、背面主軸39b背面主軸台(図示せず)に回転可能に支持されている。
【0013】
正面主軸38bの先端には正面側チャック38aが設けられており、背面主軸39bの先端には背面側チャック39aが設けられている。正面主軸38b、背面主軸39bは、各々、主軸駆動モータによって回転制御される。正面主軸38bの軸線と、背面主軸39bの軸線は平行であり、これらの主軸の軸線と平行な方向の制御軸をZ軸とする。また、Z軸方向と直交する方向の制御軸をX軸とする。
【0014】
ターニングセンタの刃物台は、X軸方向およびZ軸方向に移動可能であり、旋回割り出し可能なタレット41を備えている。図1では、タレット41の旋回軸42はX軸、Z軸の両者に直交する方向(Y軸方向)に軸線が向くように設けられている。タレット41は、回転工具装着部43と固定工具装着部44とを備えている。回転工具装着部43の中心軸線RCと固定工具装着部44の中心軸線FCとは、互いに平行に設けられている。また、回転工具装着部43と固定工具装着部44とは180度反対方向に向けて設けられている。
【0015】
また、回転工具装着部43の中心軸線RCとタレット41の旋回軸42の中心軸線は交差している。そのため、工具の背面側の工作物に対する接近性が向上する。タレット41をその旋回軸42を中心にして旋回させることにより、回転工具装着部43および固定工具装着部44を任意の角度位置に位置決めすることができる。ただし、よく使われるのはそれらの装着部の軸線をZ軸に平行にする場合とX軸に平行にする場合である。
【0016】
このターニングセンタでは、正面側チャック38aに工作物W1を把持し、背面側チャック39aに工作物W2を把持して、正面側と背面側の加工を連続して行うことができる。固定工具装着部44は、固定工具BT(例えば、バイト等をツールシャンクに取り付けた工具)を着脱自在に装着することができる。固定工具装着部44は、回転している工作物に対して加工を行う固定工具専用である。
【0017】
回転工具装着部43は、工具自体が回転して工作物に加工を行う回転工具RT(例えば、ミーリング工具等をツールシャンクに取り付けた工具)を着脱自在に装着することができ、また、装着した回転工具RTを回転駆動することができる。さらに回転工具装着部43の近傍には固定工具BT用の回り止めが設けられており、固定工具BTも回転工具装着部43に装着して加工を行うことができる。なお、ドリル、タップ等をツールシャンクに取り付けた工具は、回転工具RTとしても固定工具BTとしても使用されることがある。
【0018】
回転工具装着部43、固定工具装着部44への工具の着脱は、図示しない自動工具交換装置(ATC)によって行う。図1は、回転工具装着部43に固定工具BTを装着して、背面側チャック39aに把持した工作物W2の背面加工を行う様子を示している。
【0019】
図2は、ターニングセンタを制御する数値制御装置(NC装置)1の構成を示すブロック図である。NC装置1としては、NC専用機や、個人用小型コンピュータ(以下、パソコンという)の拡張スロットにサーボモータの制御、シーケンス制御等を行うNCボード等を装備して数値制御機能とパソコン機能とを有するいわゆるパソコンNC装置が使用できる。NC装置1には、種々のデータ処理を行う情報処理手段としてのCPU11が設けられており、CPU11にはバス12を介してROM13およびRAM14が主記憶装置として接続されている。
【0020】
CPU11は、ROM13に記憶されているシステムプログラムおよびデータと、RAM14にロード(メモリ中に読み込むこと)されたプログラムおよびデータに従って動作する。このようにRAM14にロードされるプログラムとしては、基本プログラムであるOS(オペレーティング・システム)や数多くの種類があるNC指令の各NC指令に応じた処理を行うNC指令処理プログラム141、NC指令の中でも特に工具選択、工具交換の制御に関連するNC指令の処理を行うTコード処理プログラム142、表示手段18に対して文字や図形の表示を行う表示制御プログラム等がある。
【0021】
さらに、CPU11にはバス12を介してNC加工プログラムメモリ15、工具補正メモリ16、パラメータメモリ17が接続されている。NC加工プログラムメモリ15には、タレット41を所望の角度位置に位置決めしたり、刃物台をX軸、Z軸方向に移動制御して加工を行うためのNC加工プログラムが記憶されている。工具補正メモリ16には、各工具の刃先の基準位置からのオフセット量を表す工具補正値が記憶されている。パラメータメモリ17には、加工に必要な各種パラメータが記憶されている。NC加工プログラムメモリ15、工具補正メモリ16、パラメータメモリ17は、不揮発メモリを使用することによりNC装置1の電源をオフにしても記憶内容を保持しておくことができる。
【0022】
CPU11にはバス12を介して入出力機器が接続されている。入出力機器としては、文字および図形を表示する表示手段18、作業者がデータを入力するための入力手段19がインターフェース回路を介してバス12に接続されている。表示手段18としてはCRT、EL表示パネルや液晶ディスプレイ等が使用でき、入力手段19としてはキーボード、表示手段18と一体に組み合わせたタッチパネル等が使用できる。
【0023】
また、CPU11にはバス12を介して補助記憶装置としての固定ディスク装置を接続するようにしてもよい。その場合、固定ディスク装置にはCPU11によって実行されるべき種々のプログラム等を記憶しておき、適宜、これらのプログラム等を固定ディスク装置からRAM14やNC加工プログラムメモリ15にロードすればよい。
【0024】
NC装置1は、X軸制御部21、アンプ22を介してX軸モータ2に接続されており、刃物台のX軸方向の移動を制御する。X軸モータ2の回転数と回転角度は検出器23を介してアンプ22とX軸制御部21にフィードバックされ、刃物台のX軸方向の速度と位置の制御に用いられる。同様にNC装置1は、Z軸制御部31、アンプ32を介してZ軸モータ3に接続されている。Z軸モータ3、Z軸制御部31、アンプ32、検出器33の機能もX軸に対するものと同様であり、刃物台のZ軸方向の移動を制御する。さらに、NC装置1は、B軸制御部51、アンプ52を介してB軸モータ5に接続されている。B軸モータ5、B軸制御部51、アンプ52、検出器53の機能もX軸に対するものと同様である。このB軸制御により、タレット41を旋回し所望の角度位置に割り出す制御を行う。
【0025】
また、NC装置1には、インターフェース回路を介して工具刃先計測装置6が接続されている。この工具刃先計測装置6は、工具刃先計測装置6の+X,−X,+Z,−Z軸の各方向を向いた接触部に工具の刃先を所定の方向より接触させ、この接触したときのタレット41のX,Z軸方向の座標値から工具の刃先位置をタレット41の基準位置からの寸法として求めるものである。すなわち、工具刃先計測装置6は、工具の刃先位置のX軸、Z軸方向の工具補正値を求めるための装置である。
【0026】
工具刃先計測装置6は、正面側の主軸台に設けられている。このように、工具刃先計測装置6を正面側の主軸台にのみ設け、背面側の主軸台には設けずに済むため、コストの低減が図れる。なお、工具刃先計測装置6を正面側でなく背面側の主軸台に設けるようにしてもよい。また、主軸台以外の他の箇所に設けるようにしてもよい。
【0027】
次に、図4から図9により、このターニングセンタにおける種々の加工形態を説明する。図4は、固定工具装着部44に装着した固定工具BTにより正面側の工作物W1を加工する場合の概略図である。自動工具交換装置によって、固定工具装着部44に固定工具BTを装着し、固定工具装着部44の中心軸線FCをZ軸と平行にして、固定工具BTを正面側チャック38aに把持された工作物W1側に向ける。そして、工作物W1を回転させるとともに、工作物W1に対して固定工具BTを相対的にX軸方向、Z軸方向の少なくとも一方に移動させることにより工作物W1の加工を行う。タレット41は旋回軸42を中心として旋回する。
【0028】
タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、工具指定のためのTコードを使い、「T01nnmm」のように指定する。ここで、「nn」は工具番号であり、固定工具BTの工具番号が10であれば「10」と指定する。「mm」は補正番号であり、工具の刃先の基準位置からのオフセット量を表す工具補正値を指定するためのものである。補正番号として「00」を指定するとその工具の工具番号に対応した工具補正値が使用されるので、通常は、補正番号として「00」を指定する。
【0029】
Tコードの一般形式は、「Tssnnmm」である。前述のように「nn」は工具番号であり、「mm」は補正番号である。「ss」は面割り出し番号を表し、タレット41の所望の工具装着部を所望の方向に割り出すための番号である。従来の工作機械においては、面割り出し番号によって所望の工具装着部をあらかじめ定められた方向に割り出すだけである。本発明においては、面割り出し番号によって、工具装着部を指定するだけでなく、その工具装着部の方向も指定するものであり、工具の指定が簡単になる。
【0030】
図5は、回転工具装着部43に装着した回転工具RTにより正面側の工作物W1の端部を加工する場合の概略図である。タレット41を旋回軸42を中心に旋回させ、自動工具交換装置によって回転工具装着部43に回転工具RTを装着する。回転工具装着部43の中心軸線RCをZ軸と平行にして、回転工具RTを正面側チャック38aに把持された工作物W1の端面に向ける。そして、回転工具RTを回転させるとともに、工作物W1に対して回転工具RTを相対的にX軸方向、Z軸方向、C軸方向(Z軸軸線の回り方向)の少なくとも一つの軸方向に移動させることにより工作物W1の加工を行う。
【0031】
タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、Tコードにより「T02nnmm」のように指定する。ここで、「nn」は工具番号であり、回転工具RTの工具番号が15であれば「15」と指定する。「mm」は補正番号であり、前述のように、通常は「00」を指定する。
【0032】
図6は、回転工具装着部43に装着した回転工具RTにより正面側の工作物W1の外周部を加工する場合の概略図である。タレット41を旋回軸42を中心に旋回させ、回転工具装着部43の中心軸線RCをX軸と平行にして、回転工具RTを正面側チャック38aに把持された工作物W1の外周部に向ける。そして、回転工具RTを回転させ、工作物W1に対して回転工具RTをX軸方向、Z軸方向、C軸方向の少なくとも一つの軸方向に相対移動させることにより工作物W1の加工を行う。タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、Tコードにより「T04nnmm」のように指定する。ここで、「nn」、「mm」は前述の通りである。
【0033】
図7は、ツールポスト45の固定工具により正面側の工作物W1を加工する場合の概略図である。タレット41の旋回軸42に対して固定工具装着部44とは反対側の側面41aには、ツールポスト45を取り付けることが可能である。ツールポスト45にはバイト等の工具が取り付けられており、このツールポスト45の固定工具は自動工具交換装置によって交換することはできない。ツールポスト45の固定工具は取り付け剛性が高く、また工具交換誤差が発生しないので、高精度の旋削加工を行うことが可能である。
【0034】
タレット41を旋回軸42を中心に旋回させ、ツールポスト45の固定工具を正面側チャック38aに把持された工作物W1側に向ける。このとき、回転工具装着部43の中心軸線RCはZ軸と平行になる。そして、ツールポスト45の固定工具を工作物W1に対して相対的にX軸方向、Z軸方向の少なくとも一つの軸方向に移動制御して、回転している工作物W1に加工を行う。タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、Tコードにより「T07nnmm」のように指定する。ここで、「nn」、「mm」は前述の通りであるが、工具番号を指定しても自動工具交換装置による工具交換を行うことはできない。また、バイト等の工具をツールポスト45の背面主軸39b側に取り付け、背面側チャック39aに把持された工作物W2を加工するようにしてもよい。
【0035】
図8は、回転工具装着部43に装着した回転工具RTにより背面側の工作物W2の外周部を加工する場合の概略図である。タレット41を旋回軸42を中心に旋回させ、自動工具交換装置によって回転工具装着部43に回転工具RTを装着する。さらにタレット41を旋回させ、回転工具装着部43の中心軸線RCをX軸と平行にして、回転工具RTを背面側チャック39aに把持された工作物W2の外周部に向ける。そして、回転している回転工具RTを工作物W2に対して相対的にX軸方向、Z軸方向、C軸方向に移動制御することにより工作物W2の加工を行う。タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、Tコードにより「T04nnmm」のように指定する。ここで、「nn」、「mm」は前述の通りである。指定する工具装着部と方向が同じであるので、図6におけるTコードの指定と同じになる。
【0036】
図9は、回転工具装着部43に装着した固定工具BTにより背面側の工作物W2を加工する場合の概略図である。タレット41を旋回軸42を中心に旋回させ、自動工具交換装置によって回転工具装着部43に固定工具BTを装着する。回転工具装着部43の中心軸線RCをZ軸と平行にして、固定工具BTを背面側チャック39aに把持された工作物W2側に向ける。そして、工作物W2を回転させるとともに、工作物W2に対して固定工具BTを相対的にX軸方向、Z軸方向の少なくとも一つの方向に移動させることにより工作物W2の加工を行う。タレット41をこのような角度位置に割り出すためのNC指令は、Tコードにより「T06nnmm」のように指定する。ここで、「nn」、「mm」は前述の通りである。
【0037】
このように、同一の回転工具装着部43を指定するTコードでも、正面側水平方向は「T02nnmm」、垂直方向は「T04nnmm」、背面側水平方向は「T06nnmm」というように3種類の面割り出し番号を割り当てている。このため、面割り出し番号により回転工具装着部43の方向を指定することができ、他に方向を指定するパラメータを追加する必要もないため、NC加工プログラムが簡単になる。
【0038】
次に、図10から図12により、回転工具RTおよび固定工具BTの工具補正値について説明する。図10は、回転工具装着部43に装着した回転工具RTの工具補正値を示す図である。X軸方向の工具補正値Oxは刃先と回転工具装着部43の中心軸線RCとのX軸方向の距離である。ただし、工具補正値Oxの値は直径表示ため、実際の距離の2倍の値となる。回転工具RTの場合、Oxは通常0である。Z軸方向の工具補正値Ozは刃先と回転工具装着部43の先端面(ゲージライン)とのZ軸方向の距離である。旋回軸42の中心線からゲージラインまでのZ軸方向の距離Aは、タレット41の固有の寸法であり、NC装置1内のパラメータメモリ17に記憶されている。
【0039】
図11は、回転工具装着部43に装着した固定工具BTの工具補正値を示す図である。X軸方向の工具補正値Oxは刃先と回転工具装着部43の中心軸線RCとのX軸方向の距離である。ただし、工具補正値Oxの値は直径表示ため、実際の距離の2倍の値となる。Z軸方向の工具補正値Ozは刃先と回転工具装着部43の先端面(ゲージライン)とのZ軸方向の距離である。距離Aについては前述の通りである。
【0040】
図12は、固定工具装着部44に装着した固定工具BTの工具補正値を示す図である。X軸方向の工具補正値Oxは刃先と固定工具装着部44の中心軸線FCとのX軸方向の距離である。ただし、工具補正値Oxの値は直径表示ため、実際の距離の2倍の値となる。Z軸方向の工具補正値Ozは刃先と固定工具装着部44の先端面(ゲージライン)とのZ軸方向の距離である。旋回軸42の中心線から固定工具装着部44の先端面までのZ軸方向の距離B、および、中心軸線FCと中心軸線RCとのX軸方向の距離Cは、タレット41の固有の寸法であり、NC装置1内のパラメータメモリ17に記憶されている。
【0041】
このような、工具補正値Ox,Ozは、正面側の主軸台に設けられた工具刃先計測装置6により計測する。工具補正値の計測は、図10から図12のように工具中心軸線をZ軸と平行にし、刃先を正面側に向けて行う。
【0042】
図13は、タレット41の旋回による工具補正値Ox,Ozの変換を示す図である。図13の上部に示すように、工具中心軸線をZ軸と平行にし、刃先を正面側に向けた状態(以下、正面側水平状態という)での工具補正値Ox,Ozは、工具刃先計測装置6により計測した工具補正値と一致する。この状態での工具補正値Ox,Ozの値をそれぞれ、Ox=P,Oz=Qとする。タレット41を90度旋回して、図13の下部に示すように、工具中心軸線をX軸と平行にした状態(以下、垂直状態という)にすると、旋回後の工具補正値Ox,Ozは、Ox=2Q,Oz=−P/2となる。X軸方向の工具補正値が直径表示であるため、変換式において係数(2)と係数(1/2)が必要となる。
【0043】
同様にして、タレットが垂直状態から正面側水平状態に旋回した場合の変換式も求めることができる。また、工具中心軸線をZ軸と平行にして刃先を背面側に向けた状態を背面側水平状態ということにすると、正面側水平状態、垂直状態、背面側水平状態の任意の状態から他の状態に旋回した場合の変換式も同様に求めることができる。
【0044】
例えば、正面側水平状態から背面側水平状態に旋回した場合の変換について、図14により説明する。図14の上部の正面側水平状態での工具補正値Ox,Ozの値をそれぞれ、Ox=P,Oz=Qとする。タレット41を180度旋回して、図14の下部に示すように背面側水平状態にすると、旋回後の工具補正値Ox,Ozは、Ox=−P,Oz=−Qとなる。
【0045】
図15が、各旋回状態による工具補正値Ox,Ozの変換式を示す図である。タレット41がある状態から他の状態に旋回した場合、図15の各変換式に従って、変換後の工具補正値Ox,Ozを求め、工具補正メモリ16に記憶する。
【0046】
この変換処理は、Tコード処理プログラム142によって自動的に行われる。このため、NC加工プログラムを作成する際に工具補正値の変換を考慮する必要がなく、プログラム作成が簡単になる。また、手動でタレット41を旋回させる際にも工具補正値の変換が自動的に行われ、手動操作による工具補正値の不整合も生じない。
【0047】
図3は、Tコード処理プログラム142の処理を示すフローチャートである。NC加工プログラム中にTコードが出現すると、NC指令処理プログラム141は、このTコード処理プログラム142の処理を呼び出す。Tコード処理プログラム142では、まず判断101でTコードの面割り出し番号が「07」であるか否かを判断する。「07」であれば処理109に進み、タレット41を旋回して図7のようなツールポスト45の割り出し位置とする。そして処理110でツールポスト45の固定工具の工具補正値を工具補正メモリ16にセットしてから呼び出し元であるNC指令処理プログラム141に戻る。
【0048】
判断101において、Tコードの面割り出し番号が「07」でなければ、判断102に進み、指定した工具装着部に現在装着されている工具の工具番号とTコードの工具番号が一致するか否かを判断する。一致していればそのまま次の判断103に進み、一致していなければ処理108によってATC(自動工具交換)動作を行い、Tコードで指定された工具に自動交換する。その後、判断103に進む。なお、ATC動作は、Tコードの面割り出し番号が「01」(固定工具装着部の場合)、「02」(回転工具装着部の場合)の状態にして行われるので、工具マガジン側に戻される工具の工具補正値も図15の変換式に従って変換される。すなわち、工具マガジンに戻された工具の工具補正値は、工具刃先計測装置6で計測して求めた工具補正値の数値に戻されている。
【0049】
判断103では、Tコードの面割り出し番号が「01」であるか否かを判断する。「01」であれば処理111に進み、タレット41を旋回して、図4のように固定工具装着部44を正面側水平状態に割り出す。そして処理112で固定工具装着部44に装着された工具の工具補正値を工具補正メモリ16にセットしてから呼び出し元に戻る。その際、旋回前と旋回後の状態に対応した図15の変換式に従って工具補正値を変換してから工具補正メモリ16にセットする。また、処理108によってATC動作した後の面割り出し番号が「01」の場合には、工具補正値がそのままセットされる。
【0050】
判断103において、Tコードの面割り出し番号が「01」でなければ、判断104に進み、Tコードの面割り出し番号が「02」であるか否かを判断する。「02」であれば処理113に進み、タレット41を旋回して、図5のように回転工具装着部43を正面側水平状態に割り出す。そして処理114で回転工具装着部43に装着された工具の工具補正値を工具補正メモリ16にセットする。その際、旋回前と旋回後の状態に対応した図15の変換式に従って工具補正値を変換してから工具補正メモリ16にセットする。その後、呼び出し元に戻る。また、処理108によってATC動作した後の面割り出し番号が「02」の場合には、工具補正値がそのままセットされる。
【0051】
判断104において、Tコードの面割り出し番号が「02」でなければ、判断105に進み、Tコードの面割り出し番号が「04」であるか否かを判断する。「04」であれば処理115に進み、タレット41を旋回して、図6のように回転工具装着部43を垂直状態に割り出す。そして処理116で回転工具装着部43に装着された工具の工具補正値を工具補正メモリ16にセットする。その際、旋回前と旋回後の状態に対応した図15の変換式に従って工具補正値を変換してから工具補正メモリ16にセットする。その後、呼び出し元に戻る。
【0052】
判断105において、Tコードの面割り出し番号が「04」でなければ、判断106に進み、Tコードの面割り出し番号が「06」であるか否かを判断する。「06」であれば処理117に進み、タレット41を旋回して、図9のように回転工具装着部43を背面側水平状態に割り出す。そして処理118で回転工具装着部43に装着された工具の工具補正値を工具補正メモリ16にセットする。その際、旋回前と旋回後の状態に対応した図15の変換式に従って工具補正値を変換してから工具補正メモリ16にセットする。その後、呼び出し元に戻る。
【0053】
判断106において、Tコードの面割り出し番号が「06」でなければ、処理107で面割り出し番号が不適正であるというアラーム信号を出力し、その後、呼び出し元に戻る。
【0054】
このように、Tコードの面割り出し番号を「02」、「04」、「06」と指定することによって、回転工具装着部43を正面側水平状態、垂直状態、背面側水平状態の3種類の状態に割り出すことができ、NC加工プログラムが簡単になる。また、それぞれの割り出し位置に応じて、工具補正値を自動的に変換して記憶するようにしたので、NC加工プログラムが簡単になる。また、工具刃先計測装置も一つだけ設ければよく、工作機械のコスト低減が図れる。
【0055】
なお、この実施の形態では、X軸方向を直径表示で制御する装置として説明を行ったが、これに限定されることはなく半径表示で制御するものであってもよい。その場合、変換式において「2」,「1/2」の係数がなくなり、符号の変換のみとなる。さらに、刃物台がX軸、Z軸方向に移動するターニングセンタで説明を行っているが、正面主軸台と刃物台、背面主軸台と刃物台が相対的にX軸方向、Z軸方向に各々移動可能な構成の工作機械であればよい。
【0056】
また、背面主軸台がない工作機械であってもよい。さらに、刃物台は、X軸方向、Z軸方向と直交するY軸方向に主軸台に対して相対的に移動可能な工作機械であってもよい。また、タレットの旋回軸の軸線がY軸方向を向くように設けられていると説明を行っているが、X−Y軸平面と平行な方向に旋回軸の軸線を有するタレットであればよい。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
【0058】
面割り出し番号により工具装着部とその角度を選択するようにしたので、同一の工具装着部を複数の角度に割り出すことができ、NC加工プログラムが簡単になり、プログラム作成時のミスも少なくなる。
【0059】
工具装着部の角度に応じて工具補正値を自動的に変換するようにしたので、NC加工プログラムが簡単になり、プログラム作成時のミスも少なくなる。また、手動でタレットを旋回させる際にも工具補正値の変換が自動的に行われ、手動操作による工具補正値の不整合も生じない。さらに、工具刃先計測装置も一つだけ設ければよく、工作機械のコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明を適用する工作機械としてのターニングセンタの加工領域を示す概略図である。
【図2】図2は、ターニングセンタを制御するNC装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、Tコード処理プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図4】図4は、固定工具装着部に装着した固定工具により正面側の工作物を加工する場合の概略図である。
【図5】図5は、回転工具装着部に装着した回転工具により正面側の工作物の端部を加工する場合の概略図である。
【図6】図6は、回転工具装着部に装着した回転工具により正面側の工作物の外周部を加工する場合の概略図である。
【図7】図7は、ツールポストの固定工具により正面側の工作物を加工する場合の概略図である。
【図8】図8は、回転工具装着部に装着した回転工具により背面側の工作物の外周部を加工する場合の概略図である。
【図9】図9は、回転工具装着部に装着した固定工具により背面側の工作物を加工する場合の概略図である。
【図10】図10は、回転工具装着部に装着した回転工具の工具補正値を示す図である。
【図11】図11は、回転工具装着部に装着した固定工具の工具補正値を示す図である。
【図12】図12は、固定工具装着部に装着した固定工具の工具補正値を示す図である。
【図13】図13は、タレットの旋回による工具補正値の変換を示す図である。
【図14】図14は、工具補正値の変換の他の例を示す図である。
【図15】図15は、各旋回状態による工具補正値の変換式を示す図である。
【符号の説明】
1…NC装置
2…X軸モータ
3…Z軸モータ
5…B軸モータ
6…工具刃先計測装置
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…NC加工プログラムメモリ
16…工具補正メモリ
17…パラメータメモリ
18…表示手段
19…入力手段
41…タレット
42…旋回軸
43…回転工具装着部
44…固定工具装着部
45…ツールポスト
RT…回転工具
BT…固定工具
RC…中心軸線
FC…中心軸線
Ox…工具補正値
Oz…工具補正値
W1…工作物
W2…工作物
38a…正面側チャック
38b…正面主軸
39a…背面側チャック
39b…正面主軸

Claims (6)

  1. 回転している工作物に対して加工を行う固定工具(BT)を着脱可能に装着する固定工具装着部(44)と回転することによって工作物に加工を行う回転工具(RT)を着脱可能に装着する回転工具装着部(43)とを有するタレット(41)が割り出し可能に設けられた刃物台を備えた工作機械を制御する数値制御方法であって、
    前記タレット(41)を割り出して工具を選択する工具選択指令を、面割り出し番号と工具番号とを含むものとし、
    同一の工具装着部(43)の複数の異なる角度状態に対して異なる面割り出し番号を割り当てておき、
    前記面割り出し番号により、前記固定工具装着部(44)と前記回転工具装着部(43)のいずれかを選択するとともに、選択した工具装着部の角度を選択し、
    前記工具番号により、前記選択した工具装着部に装着する工具を選択する数値制御方法。
  2. 請求項1に記載の数値制御方法であって、
    前記固定工具装着部(44)または前記回転工具装着部(43)に装着した前記固定工具(BT)または前記回転工具(RT)の刃先位置の所定の基準位置からのオフセット量を工具補正値として工具ごとに記憶しておき、
    前記工具番号によって選択された工具の前記工具補正値を、前記面割り出し番号によって選択された工具装着部の角度に応じて変換して新たな工具補正値とする数値制御方法。
  3. 回転している工作物に対して加工を行う固定工具(BT)を着脱可能に装着する固定工具装着部(44)と回転することによって工作物に加工を行う回転工具(RT)を着脱可能に装着する回転工具装着部(43)とを有するタレット(41)が割り出し可能に設けられた刃物台を備えた工作機械を制御する数値制御装置であって、
    前記タレット(41)を割り出し動作させるための割り出し駆動モータ(5)と、
    前記固定工具装着部(44)または前記回転工具装着部(43)に装着される工具の刃先位置の所定の基準位置からのオフセット量を工具補正値として工具ごとに記憶している工具補正メモリ(16)と、
    工具を選択するための工具選択指令によって、前記割り出し駆動モータ(5)を駆動して、前記タレット(41)の前記固定工具装着部(44)または前記回転工具装着部(43)を、前記工作機械の主軸の軸線と平行な方向またはこの主軸の軸線と直交する方向に割り出すとともに、前記固定工具装着部(44)または前記回転工具装着部(43)に装着した工具に対する前記工具補正値を前記割り出し方向に応じて変換する制御を行う工具制御手段(142)とを有し、
    前記工具選択指令は、面割り出し番号と工具番号とを含むとともに、同一の工具装着部(43)の複数の異なる角度状態に対して異なる面割り出し番号が割り当てられたものであり、
    工具制御手段(142)は、前記面割り出し番号により、前記固定工具装着部(44)と前記回転工具装着部(43)のいずれかを選択するとともに、選択した工具装着部の角度を選択し、前記工具番号により、前記選択した工具装着部に装着する工具を選択するものである数値制御装置。
  4. 請求項3に記載の数値制御装置であって、
    前記工具選択指令は、前記回転工具装着部(43)の割り出しと、前記固定工具装着部(44)の割り出しとを判別可能な指令である数値制御装置。
  5. 請求項3,4のいずれか1項に記載の数値制御装置であって、
    前記工作機械が正面主軸(38b)と背面主軸(39b)の二つの主軸を有するものであり、
    前記工具選択指令は、前記正面主軸(38b)側への割り出しと前記背面主軸(39b)側への割り出しとを判別可能な指令である数値制御装置。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の数値制御装置であって、
    前記タレット(41)は、前記固定工具装着部(44)と前記回転工具装着部(43)とが180度異なる方向に設けられたものであり、
    前記回転工具装着部(43)は、その中心軸線と前記タレット(41)の旋回割出し中心線がほぼ交差するように配置されたものである数値制御装置。
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