JP4041607B2 - 電子部品試験装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ICチップなどの電子部品を所定の温度で試験する電子部品試験装置に係り、さらに詳しくは、試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部品の周囲温度を常に設定温度に保持し、所望の設定温度にて電子部品を試験することができる電子部品試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置などの製造課程においては、最終的に製造されたICチップなどの部品を試験する試験装置が必要となる。このような試験装置の一種として、高温、常温または常温よりも低い低温の温度条件で、ICチップを試験するための装置が知られている。ICチップの特性として、高温、常温または低温でも良好に動作することを保証する必要があるからである。
【0003】
このような試験装置においては、テストヘッドの上部をチャンバで覆い、内部を密閉空間とし、ICチップがテストヘッドの上に搬送され、そこで、ICチップをテストヘッドに押圧して接続し、チャンバ内部を一定温度範囲内の高温、常温または低温状態にしながら試験を行う。このような試験により、ICチップは良好に試験され、少なくとも良品と不良品とに分けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年におけるICチップの高速化および高集積化に伴い、動作時の自己発熱が大きくなり、ICチップの試験においても自己発熱し、仮にチャンバの内部を一定温度に維持したとしても、本来の試験温度でICチップを試験することが困難になってきている。たとえばICチップの種類によっては、30ワットもの自己発熱を生じるものがある。このように自己発熱の大きなICチップを試験する場合には、いくらチャンバ内を一定温度にしても、ICチップの周囲温度は自己発熱のために温度上昇してしまい、規定された試験温度でICチップを試験することが困難になってきている。規定された試験温度でICチップを試験できない場合には、試験の信頼性が低下してしまうという課題を有する。
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部品の周囲温度を常に設定温度に保持し、所望の設定温度にて電子部品を高信頼性で試験することができる電子部品試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る電子部品試験装置は、試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子と、前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部品を前記接続端子方向に押し付けるプッシャと、前記プッシャに形成してある吸引孔を介して、前記電子部品の試験中に当該電子部品の周囲の空気を吸引する吸引手段と、前記電子部品が着脱自在に接続される前記接続端子の周囲雰囲気温度を一定にするためのチャンバとを有し、前記吸引孔は、前記プッシャの前記電子部品を押し付けるための押し付け面に形成された開口部から、前記プッシャの前記電子部品の押し付け方向に沿って伸びる吸引孔であり、前記プッシャには、前記吸引孔の開口部に連通する吸引流路溝であって、前記押し付け面に形成された吸引流路溝をさらに有することを特徴とする
【0007】
前記プッシャには、前記電子部品の温度および/または電子部品の周囲雰囲気温度を検出することが可能な温度センサが具備してあることが好ましい。温度センサとしては、特に限定されず、温度測定すべき部分に接触して温度を検出する熱電対、サーミスタなどのような接触式温度センサ、または非接触式に温度検出が可能な放射温度計などの非接触式温度センサのいずれでも良い。
【0008】
前記吸引手段には、前記温度センサからの温度データに基づき、前記電子部品の試験中に当該電子部品の周囲の空気を吸引する吸引量を制御する吸引量制御手段が具備してあることが好ましい。
【0009】
本発明に係る電子部品試験装置において、前記プッシャが固定してあるアダプタと、前記アダプタを弾性保持するマッチプレートと、前記アダプタの上面に離反可能に当接する押圧部を持ち、前記プッシャを前記接続端子方向に移動させる駆動プレートとを有し、前記マッチプレートが電子部品の種類に応じて交換自在に、前記接続端子の上に配置してあり、前記マッチプレートの上部に、前記駆動プレートが上下方向移動自在に配置してあり、前記プッシャに形成してある吸引孔が、前記アダプタに形成してある吸引孔に連通してあり、前記アダプタに形成してある吸引孔が、前記駆動プレートの押圧部に形成してある吸引孔に対して適宜連通可能に構成してあることが好ましい。
【0010】
前記駆動プレートの押圧部とアダプタとの接触部には、前記吸引孔相互の接続部の密封を図るシール部材が装着してあることがさらに好ましい。
【0011】
【作用】
通常、ICチップなどの電子部品の高温試験、常温試験または低温試験を行う際に、電子部品が自己発熱により高温となり、電子部品の周囲温度が、設定温度よりも高くなる。しかしながら、本発明に係る電子部品試験装置では、電子部品の自己発熱により設定温度よりも高くなった高温雰囲気ガスを吸引手段により吸引する。このため、電子部品の周囲は、常に雰囲気ガスが吸引排気され、電子部品の自己発熱による熱を奪い、代わりに設定温度に調節された空気が電子部品の周囲に流れ込むことで、電子部品は、常に設定温度に近い状態で試験され、試験の信頼性が向上する。
【0012】
また、本発明において、電子部品の温度および/または電子部品の周囲雰囲気温度を温度センサで検出し、その温度センサからの温度データに基づき、吸引量を制御することで、温度制御の安定化を図れると共に、無駄な吸引を無くし、省エネルギーにも寄与する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の1実施形態に係るIC試験装置の要部断面図、図2は同IC試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造の一例示す分解斜視図、図3および図4は図2に示すソケット付近の断面図、図5はIC試験装置の全体側面図、図6は図5に示すハンドラの斜視図、図7は被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャート、図8は同IC試験装置のICストッカの構造を示す斜視図、図9は同IC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図、図10は同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。
【0014】
まず、本発明の1実施形態に係る電子部品試験装置としてのIC試験装置の全体構成について説明する。
図5に示すように、本実施形態に係るIC試験装置10は、ハンドラ1と、テストヘッド5と、試験用メイン装置6とを有する。
ハンドラ1は、試験すべきICチップを順次テストヘッド5に設けたICソケットに搬送し、試験が終了したICチップをテスト結果に従って分類して所定のトレイに格納する動作を実行する。
【0015】
テストヘッド5に設けたICソケットは、ケーブル7を通じて試験用メイン装置6に接続してあり、ICソケットに着脱自在に装着されたICチップをケーブル7を通じて試験用メイン装置6に接続し、試験用メイン装置6からの試験用信号によりICチップをテストする。
【0016】
ハンドラ1の下部には、主としてハンドラ1を制御する制御装置が内蔵してあるが、一部に空間部分8が設けてある。この空間部分8に、テストヘッド5が交換自在に配置してあり、ハンドラ1に形成した貫通孔を通してICチップをテストヘッド5上のICソケットに装着することが可能になっている。
【0017】
このIC試験装置10は、試験すべき電子部品としてのICチップを、常温よりも高い温度状態(高温)または低い温度状態(低温)で試験するための装置であり、ハンドラ1は、図6および7に示すように、チャンバ100を有する。チャンバ100は、試験すべきICチップに、目的とする高温または低温の熱ストレスを与えるための恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にあるICチップをテストするためのテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験されたICチップから熱ストレスを除去するための除熱槽103とを有する。図5に示すテストヘッド5の上部は、図1に示すように、テストチャンバ102の内部に挿入され、そこでICチップ2の試験が成されるようになっている。
【0018】
なお、図7は本実施形態のIC試験装置における試験用ICチップの取り廻し方法を理解するための図であって、実際には上下方向に並んで配置されている部材を平面的に示した部分もある。したがって、その機械的(三次元的)構造は、主として図6を参照して理解することができる。
【0019】
図6および7に示すように、本実施形態のIC試験装置10のハンドラ1は、これから試験を行なうICチップを格納し、また試験済のICチップを分類して格納するIC格納部200と、IC格納部200から送られる被試験ICチップをチャンバ部100に送り込むローダ部300と、テストヘッドを含むチャンバ部100と、チャンバ部100で試験が行なわれた試験済のICを分類して取り出すアンローダ部400とから構成されている。ハンドラ1の内部では、ICチップは、トレイに収容されて搬送される。
【0020】
ハンドラ1に収容される前のICチップは、図9に示すカスタマトレイKST内に多数収容してあり、その状態で、図6および7に示すハンドラ1のIC収納部200へ供給され、そこで、カスタマトレイKSTから、ハンドラ1内で搬送されるテストトレイTST(図10参照)にICチップ2が載せ替えられる。ハンドラ1の内部では、図7に示すように、ICチップは、テストトレイTSTに載せられた状態で移動し、高温または低温の温度ストレスが与えられ、適切に動作するかどうか試験(検査)され、当該試験結果に応じて分類される。
以下、ハンドラ1の内部について、個別に詳細に説明する。
【0021】
IC格納部200
図6に示すように、IC格納部200には、試験前のICチップを格納する試験前ICストッカ201と、試験の結果に応じて分類されたICチップを格納する試験済ICストッカ202とが設けてある。
【0022】
これらの試験前ICストッカ201および試験済ICストッカ202は、図8に示すように、枠状のトレイ支持枠203と、このトレイ支持枠203の下部から侵入して上部に向って昇降可能とするエレベータ204とを具備している。トレイ支持枠203には、カスタマトレイKSTが複数積み重ねられて支持され、この積み重ねられたカスタマトレイKSTのみがエレベータ204によって上下に移動される。
【0023】
図6に示す試験前ICストッカ201には、これから試験が行われるICチップが格納されたカスタマトレイKSTが積層されて保持してある。また、試験済ICストッカ202には、試験を終えて分類されたICチップが収容されたカスタマトレイKSTが積層されて保持してある。
【0024】
なお、これら試験前ICストッカ201と試験済ICストッカ202とは、略同じ構造にしてあるので、試験前ICストッカ201の部分を、試験済ICストッカ202として使用することや、その逆も可能である。したがって、試験前ICストッカ201の数と試験済ICストッカ202の数とは、必要に応じて容易に変更することができる。
【0025】
図6および図7に示す実施形態では、試験前ストッカ201として、2個のストッカSTK−Bが設けてある。ストッカSTK−Bの隣には、試験済ICストッカ202として、アンローダ部400へ送られる空ストッカSTK−Eを2個設けてある。また、その隣には、試験済ICストッカ202として、8個のストッカSTK−1,STK−2,…,STK−8を設けてあり、試験結果に応じて最大8つの分類に仕分けして格納できるように構成してある。つまり、良品と不良品の別の外に、良品の中でも動作速度が高速のもの、中速のもの、低速のもの、あるいは不良の中でも再試験が必要なもの等に仕分けされる。
【0026】
ローダ部300
図8に示す試験前ICストッカ201のトレイ支持枠203に収容してあるカスタマトレイKSTは、図6に示すように、IC格納部200と装置基板105との間に設けられたトレイ移送アーム205によってローダ部300の窓部306に装置基板105の下側から運ばれる。そして、このローダ部300において、カスタマトレイKSTに積み込まれた被試験ICチップを、X−Y搬送装置304によって一旦プリサイサ(preciser)305に移送し、ここで被試験ICチップの相互の位置を修正した後、さらにこのプリサイサ305に移送された被試験ICチップを再びX−Y搬送装置304を用いて、ローダ部300に停止しているテストトレイTSTに積み替える。
【0027】
カスタマトレイKSTからテストトレイTSTへ被試験ICチップを積み替えるIC搬送装置304としては、図6に示すように、装置基板105の上部に架設された2本のレール301と、この2本のレール301によってテストトレイTSTとカスタマトレイKSTとの間を往復する(この方向をY方向とする)ことができる可動アーム302と、この可動アーム302によって支持され、可動アーム302に沿ってX方向に移動できる可動ヘッド303とを備えている。
【0028】
このX−Y搬送装置304の可動ヘッド303には、吸着ヘッドが下向に装着されており、この吸着ヘッドが空気を吸引しながら移動することで、カスタマトレイKSTから被試験ICチップを吸着し、その被試験ICチップをテストトレイTSTに積み替える。こうした吸着ヘッドは、可動ヘッド303に対して例えば8本程度装着されており、一度に8個の被試験ICチップをテストトレイTSTに積み替えることができる。
【0029】
なお、一般的なカスタマトレイKSTにあっては、被試験ICチップを保持するための凹部が、被試験ICチップの形状よりも比較的大きく形成されているので、カスタマトレイKSTに格納された状態における被試験ICチップの位置は、大きなバラツキをもっている。したがって、この状態で被試験ICチップを吸着ヘッドに吸着し、直接テストトレイTSTに運ぶと、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に正確に落し込むことが困難となる。このため、本実施形態のハンドラ1では、カスタマトレイKSTの設置位置とテストトレイTSTとの間にプリサイサ305と呼ばれるICチップの位置修正手段が設けられている。このプリサイサ305は、比較的深い凹部を有し、この凹部の周縁が傾斜面で囲まれた形状とされているので、この凹部に吸着ヘツドに吸着された被試験ICチップを落し込むと、傾斜面で被試験ICチップの落下位置が修正されることになる。これにより、8個の被試験ICチップの相互の位置が正確に定まり、位置が修正された被試験ICチップを再び吸着ヘッドで吸着してテストトレイTSTに積み替えることで、テストトレイTSTに形成されたIC収納凹部に精度良く被試験ICチップを積み替えることができる。
【0030】
チャンバ100
上述したテストトレイTSTは、ローダ部300で被試験ICチップが積み込まれたのちチャンバ100に送り込まれ、当該テストトレイTSTに搭載された状態で各被試験ICチップがテストされる。
【0031】
チャンバ100は、テストトレイTSTに積み込まれた被試験ICチップに目的とする高温または低温の熱ストレスを与える恒温槽101と、この恒温槽101で熱ストレスが与えられた状態にある被試験ICチップをテストヘッドに接触させるテストチャンバ102と、テストチャンバ102で試験された被試験ICチップから、与えられた熱ストレスを除去する除熱槽103とで構成されている。
【0032】
除熱槽103では、恒温槽101で高温を印加した場合は、被試験ICチップを送風により冷却して室温に戻し、また恒温槽101で低温を印加した場合は、被試験ICチップを温風またはヒータ等で加熱して結露が生じない程度の温度まで戻す。そして、この除熱された被試験ICチップをアンローダ部400に搬出する。
【0033】
図6に示すように、チャンバ100の恒温槽101および除熱槽103は、テストチャンバ102より上方に突出するように配置されている。また、恒温槽101には、図7に概念的に示すように、垂直搬送装置が設けられており、テストチャンバ102が空くまでの間、複数枚のテストトレイTSTがこの垂直搬送装置に支持されながら待機する。主として、この待機中において、被試験ICチップに高温または低温の熱ストレスが印加される。
【0034】
図7に示すように、テストチャンバ102には、その中央下部にテストヘッド5が配置され、テストヘッド5の上にテストトレイTSTが運ばれる。そこでは、図10に示すテストトレイTSTにより保持された全てのICチップ2を同時または順次テストヘッド5に電気的に接触させ、テストトレイTST内の全てのICチップ2について試験が行われる。一方、試験が終了したテストトレイTSTは、除熱槽103で除熱され、ICチップ2の温度を室温に戻したのち、図6および7に示すアンローダ部400に排出される。
【0035】
また、図6に示すように、恒温槽101と除熱槽103の上部には、装置基板105からテストトレイTSTを送り込むための入り口用開口部と、装置基板105へテストトレイTSTを送り出すための出口用開口部とがそれぞれ形成してある。装置基板105には、これら開口部からテストトレイTSTを出し入れするためのテストトレイ搬送装置108が装着してある。これら搬送装置108は、たとえば回転ローラなどで構成してある。この装置基板105上に設けられたテストトレイ搬送装置108によって、除熱槽103から排出されたテストトレイTSTは、アンローダ部400およびローダ部300を介して恒温槽101へ返送される。
【0036】
図10は本実施形態で用いられるテストトレイTSTの構造を示す分解斜視図である。このテストトレイTSTは、矩形フレーム12を有し、そのフレーム12に複数の桟(さん)13が平行かつ等間隔に設けてある。これら桟13の両側と、これら桟13と平行なフレーム12の辺12aの内側とには、それぞれ複数の取付け片14が長手方向に等間隔に突出して形成してある。これら桟13の間、および桟13と辺12aとの間に設けられた複数の取付け片14の内の向かい合う2つの取付け片14によって、各インサート収納部15が構成されている。
【0037】
各インサート収納部15には、それぞれ1個のインサート16が収納されるようになっており、このインサート16はファスナ17を用いて2つの取付け片14にフローティング状態で取付けられている。この目的のために、インサート16の両端部には、それぞれ取付け片14への取付け用孔21が形成してある。こうしたインサート16は、たとえば1つのテストトレイTSTに、16×4個程度取り付けられる。
【0038】
なお、各インサート16は、同一形状、同一寸法とされており、それぞれのインサート16に被試験ICチップ2が収納される。インサート16のIC収容部19は、収容する被試験ICチップ2の形状に応じて決められ、図10に示す例では矩形の凹部とされている。
【0039】
ここで、テストヘッド5に対して一度に接続される被試験ICチップ2は、図10に示すように4行×16列に配列された被試験ICチップ2であれば、たとえば行方向に3つ置きに配列された合計4列の被試験ICチップ2である。つまり、1回目の試験では、1列目から3列おきに配置された合計16個の被試験ICチップ2を、図2に示すように、それぞれテストヘッド5のソケット50の接続端子51に接続して試験する。2回目の試験では、テストトレイTSTを1列分移動させて2列目から3列おきに配置された被試験ICチップを同様に試験し、これを4回繰り返すことで全ての被試験ICチップ2を試験する。この試験の結果は、テストトレイTSTに付された例えば識別番号と、テストトレイTSTの内部で割り当てられた被試験ICチップ2の番号で決まるアドレスで、ハンドラ1の制御装置に記憶される。
【0040】
図2に示すように、テストヘッド5の上には、ソケット50が、図9に示すテストトレイTSTにおいて、たとえば行方向に3つおきに合計4列の被試験ICチップ2に対応した数(4行×4列)で配置してある。なお、一つ一つのソケット50の大きさを小さくすることができれば、図10に示すテストトレイTSTに保持してある全てのICチップ2を同時にテストできるように、テストヘッド5の上に、4行×16列のソケット50を配置しても良い。
【0041】
図2に示すように、ソケット50が配置されたテストヘッド5の上部には、各ソケット50毎に一つのソケットガイド40が装着してある。ソケットガイド40は、ソケット50に対して固定してある。
【0042】
テストヘッド5の上には、図10に示すテストトレイTSTが搬送され、一度にテストされる被試験ICチップ2の間隔に応じた数(上記テストトレイTSTにあっては、3列おきに合計4列の計16個)のインサート16が、対応するソケットガイド40の上に位置するようになっている。
【0043】
図2に示すプッシャ30は、ソケットガイド40の数に対応して、テストヘッド5の上側に設けてある。図1に示すように、各プッシャ30は、アダプタ62の下端に固定してある。各アダプタ62は、マッチプレート60に弾性保持してある。マッチプレート60は、テストヘッド5の上部に位置するように、且つプッシャ30とソケットガイド40との間にテストプレートTSTが挿入可能となるように装着してある。このマッチプレート60は、テストヘッド5またはZ軸駆動装置70の駆動プレート72に対して移動自在に装着してあり、試験すべきICチップ2の形状などに合わせて、アダプタ62およびプッシャ30と共に、交換自在な構造になっている。なお、テストプレートTSTは、図1において紙面に垂直方向(X軸)から、プッシャ30とソケットガイド40との間に搬送されてくる。チャンバ100内部でのテストプレートTSTの搬送手段としては、搬送用ローラなどが用いられる。テストトレイTSTの搬送移動に際しては、Z軸駆動装置70の駆動プレートは、Z軸方向に沿って上昇しており、プッシャ30とソケットガイド40との間には、テストトレイTSTが挿入される十分な隙間が形成してある。
【0044】
図1に示すように、テストチャンバ102の内部に配置された駆動プレート72の下面には、アダプタ62に対応する数の押圧部74が固定してあり、マッチプレート60に保持してあるアダプタ62の上面を着脱自在に押圧可能にしてある。駆動プレート72には、駆動軸78が固定してあり、駆動軸78は、図示省略してある共通圧力シリンダに接続してある。共通圧力シリンダは、たとえば空気圧シリンダなどで構成してあり、駆動軸78をZ軸方向に沿って上下移動させ、アダプタ62の上面を押圧可能となっている。なお、押圧部74は、個別押圧用圧力シリンダおよび押圧ロッドなどで構成し、駆動プレート72がマッチプレート60に対して近づいた後は、個別押圧用シリンダが駆動されて、押圧ロッドを押し下げ、各アダプタ62の上面を個別に押圧しても良い。
【0045】
各アダプタ62の下端に装着固定してあるプッシャ30の中央には、図3および4に示すように、被試験ICチップを押し付けるための押圧子31が形成され、その両側にインサート16のガイド孔20およびソケットガイド40のガイドブッシュ41に挿入されるガイドピン32が設けてある。また、押圧子31とガイドピン32との間には、当該プッシャ30がZ軸駆動装置70(図1参照)にて下降移動する際に、下限を規制するためのストッパガイド33が設けてあり、このストッパガイド33は、ソケットガイド40のストッパ面42に当接することで、被試験ICチップ2を破壊しない適切な圧力で押し付けるプッシャの下限位置が決定される。
【0046】
各インサート16は、図10に示すように、テストトレイTSTに対してファスナ17を用いて取り付けてあり、図2〜4に示すように、その両側に、上述したプッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド40のガイドブッシュ41が上下それぞれから挿入されるガイド孔20を有する。
【0047】
プッシャ30の下降状態を示す図4に示すように、図において左側のガイド孔20は、位置決めのための孔であり、右側のガイド孔20よりも小さい内径にしてある。そのため、左側のガイド孔20には、その上半分にプッシャ30のガイドピン32が挿入されて位置決めが行われ、その下半分には、ソケットガイド40のガイドブッシュ41が挿入されて位置決めが行われる。ちなみに、図3および図4において右側のガイド孔20と、プッシャ30のガイドピン32およびソケットガイド40のガイドブッシュ41とは、ゆるい嵌合状態とされている。
【0048】
図3および4に示すように、インサート16の中央には、IC収容部19が形成してあり、ここに被試験ICチップ2を落とし込むことで、図10に示すテストトレイTSTに被試験ICチップが積み込まれることになる。
【0049】
図3および4に示すように、テストヘッド5に固定されるソケットガイド40の両側には、プッシャ30に形成してある2つのガイドピン32が挿入されて、これら2つのガイドピン32との間で位置決めを行うためのガイドブッシュ41が設けられており、このガイドブッシュ41の図示上左側のものは、前述したように、インサート16との間でも位置決めを行う。
【0050】
図4に示すように、ソケットガイド40の下側には、複数の接続端子51を有するソケット50が固定されており、この接続端子51は、図外のスプリングによって上方向にバネ付勢されている。したがって、被試験ICチップを押し付けても、接続端子51がソケット50の上面まで後退する一方で、被試験ICチップ2が多少傾斜して押し付けられても、ICチップ2の全ての端子に接続端子51が接触できるようになっている。
【0051】
本実施形態では、上述したように構成されたチャンバ100において、図1に示すように、テストチャンバ102を構成する密閉されたケーシング80の内部に、温調用送風装置90が装着してある。温調用送風装置90は、ファン92と、熱交換部94とを有し、ファン92によりケーシング内部の空気を吸い込み、熱交換部94を通してケーシング80の内部に吐き出すことで、ケーシング80の内部を、所定の温度条件(高温または低温)にする。
【0052】
温調用送風装置90の熱交換部94は、ケーシング内部を高温にする場合には、加熱媒体が流通する放熱用熱交換器または電熱ヒータなどで構成してあり、ケーシング内部を、たとえば室温〜160゜C程度の高温に維持するために十分な熱量を提供可能になっている。また、ケーシング内部を低温にする場合には、熱交換部94は、液体窒素などの冷媒が循環する吸熱用熱交換器などで構成してあり、ケーシング内部を、たとえば−60°C〜室温程度の低温に維持するために十分な熱量を吸熱可能になっている。ケーシング80の内部温度は、たとえば温度センサ82により検出され、ケーシング80の内部が所定温度に維持されるように、ファン92の風量および熱交換部94の熱量などが制御される。
【0053】
温調用送風装置90の熱交換部94を通して発生した温風または冷風は、ケーシング80の上部をY軸方向に沿って流れ、装置90と反対側のケーシング側壁に沿って下降し、マッチプレート60とテストヘッド5との間の隙間を通して、装置90へと戻り、ケーシング内部を循環するようになっている。
【0054】
本実施形態では、このような温調用送風装置90を備えたテストチャンバ102を有するIC試験装置10において、図3および図4に示すように、各プッシャ30の押圧子31には、その軸芯に沿って第1吸引孔110が形成してある。第1吸引孔110の下端開口部は、押圧子31の下端面略中央に開口してある。押圧子31の下端面31aには、第1吸引孔110の下端開口部を中心として、半径方向に伸びる複数の半径溝112が形成してある。これら半径溝112は、第1吸引孔110に対して連通する。半径溝112は、押圧子31の下端面31aがICチップ2に対して接触しても、第1吸引孔110の下端開口部が完全に閉塞されることを防止するための吸引流路溝である。
【0055】
また、押圧子31の内部であって、第1吸引孔110と半径溝112との交差部付近には、温度センサ114が装着してある。この温度センサ114は、熱電対などの接触式温度センサ、あるいは放射温度計などの非接触式温度センサなどで構成され、ICチップ2自体の温度またはICチップの周囲雰囲気温度を検出するようになっている。温度センサ114により検出された温度データは、図示省略してある制御装置へ送られ、その温度データに基づき、後述する流量制御部121および/またはエジェクタ124の動作を制御するようになっている。
【0056】
第1吸引孔110の上端開口部は、プッシャ30の上面に対して開口してある。第1吸引孔110の上端開口部は、アダプタ62の内側に形成してある中空部62aを介して第2吸引孔116の内部と連通している。実質的に密閉された中空部62aは、アダプタ62の下面に対してプッシャ30の上面が取り付けられる際に形成されるが、必ずしも完全に密閉されている必要はない。なお、中空部62aを持たないアダプタ62の場合には、第2吸引孔116が軸方向に伸び、アダプタ62の下面にプッシャ30の上面が取り付けられる際に、第2吸引孔116と第1吸引孔110とが直接接続される。
【0057】
図4に示すように、アダプタ62に形成された第2吸引孔116の上端開口部の周囲に位置するアダプタ62の上面には、Oリング溝が形成してあり、そのOリング溝には、シール部材としてのOリング120が装着してある。Oリング120は、押圧部74の下面がアダプタ62の上面に当接する際に、これらの間で弾力的に潰れ、第2吸引孔116の上端開口部を、押圧部74に形成してある第3吸引孔118の下端開口部に対して気密に連通させる。なお、図4では、図示の容易化のために、押圧部74の下面がアダプタ62の上面から離れているが、プッシャ30の押圧子31がICチップ2をソケットの接続端子51方向に押し付けている試験状態では、実際には、押圧部74の下面がアダプタ62の上面に接触して押圧している。もちろん、その状態では、第3吸引孔118と第2吸引孔116とは連通している。
【0058】
図1に示すように、各押圧部74に形成してある第3吸引孔118は、吸引チューブを介して、流量制御部121に接続してある。流量制御部121は、たとえば流量制御弁などで構成してあり、各吸引孔110を通して各ICチップ2の周囲の空気を吸引する吸引量を制御する。
【0059】
流量制御部121は、本実施形態では、駆動プレート72の上面に装着してあり、各流量制御部121は、吸引チューブ122を介して、テストチャンバ102のケーシング80の外部に配置してあるエジェクタ124に対して接続してある。なお、場合によっては、流量制御部121もケーシング80の外部に配置しても良い。または逆に、エジェクタ124をケーシング80の内部に配置しても良い。ただし、ケーシング80の内部は、高温または低温に維持されるため、少なくともエジェクタ124は、ケーシング80の外部に配置することが好ましい。
【0060】
エジェクタ124は、負圧を発生する装置であり、吸引チューブ122、流量制御部121、第3吸引孔118、第2吸引孔116、第1吸引孔110および半径溝112を介して、試験中の各ICチップ2の周囲に存在する空気を吸引し、外部に排気する作用を有する。テストチャンバ102の内部は、高温または低温に維持され、エジェクタ124により吸引される空気も高温または低温であるため、エジェクタ124は、高温または低温に耐え得るエジェクタであることが好ましい。あるいは、エジェクタ124へ至る前の空気の温度を熱交換などにより常温に戻すことで、通常温度仕様のエジェクタを用いることもできる。
なお、エジェクタ124の代わりに、真空ポンプなどのその他の吸引手段を用いても良い。
【0061】
アンローダ部400
図6および7に示すアンローダ部400にも、ローダ部300に設けられたX−Y搬送装置304と同一構造のX−Y搬送装置404,404が設けられ、このX−Y搬送装置404,404によって、アンローダ部400に運び出されたテストトレイTSTから試験済のICチップがカスタマトレイKSTに積み替えられる。
【0062】
図6に示すように、アンローダ部400の装置基板105には、当該アンローダ部400へ運ばれたカスタマトレイKSTが装置基板105の上面に臨むように配置される一対の窓部406,406が二対開設してある。
【0063】
また、図示は省略するが、それぞれの窓部406の下側には、カスタマトレイKSTを昇降させるための昇降テーブルが設けられており、ここでは試験済の被試験ICチップが積み替えられて満杯になったカスタマトレイKSTを載せて下降し、この満杯トレイをトレイ移送アーム205に受け渡す。
【0064】
ちなみに、本実施形態のハンドラ1では、仕分け可能なカテゴリーの最大が8種類であるものの、アンローダ部400の窓部406には最大4枚のカスタマトレイKSTしか配置することができない。したがって、リアルタイムに仕分けできるカテゴリは4分類に制限される。一般的には、良品を高速応答素子、中速応答素子、低速応答素子の3つのカテゴリに分類し、これに不良品を加えて4つのカテゴリで充分ではあるが、たとえば再試験を必要とするものなどのように、これらのカテゴリに属さないカテゴリが生じることもある。
【0065】
このように、アンローダ部400の窓部406に配置された4つのカスタマトレイKST(図8および9参照)に割り当てられたカテゴリー以外のカテゴリーに分類される被試験ICチップが発生した場合には、アンローダ部400から1枚のカスタマトレイKSTをIC格納部200に戻し、これに代えて新たに発生したカテゴリーの被試験ICチップを格納すべきカスタマトレイKSTをアンローダ部400に転送し、その被試験ICチップを格納すればよい。ただし、仕分け作業の途中でカスタマトレイKSTの入れ替えを行うと、その間は仕分け作業を中断しなければならず、スループットが低下するといった問題がある。このため、本実施形態のハンドラ1では、アンローダ部400のテストトレイTSTと窓部406との間にバッファ部405を設け、このバッファ部405に、希にしか発生しないカテゴリの被試験ICチップを一時的に預かるようにしている。
【0066】
たとえば、バッファ部405に20〜30個程度の被試験ICチップが格納できる容量をもたせるとともに、バッファ部405の各IC格納位置に格納されたICチップのカテゴリをそれぞれ記憶するメモリを設けて、バッファ部405に一時的に預かった被試験ICチップのカテゴリと位置とを各被試験ICチップ毎に記憶しておく。そして、仕分け作業の合間またはバッファ部405が満杯になった時点で、バッファ部405に預かっている被試験ICチップが属するカテゴリのカスタマトレイKSTをIC格納部200から呼び出し、そのカスタマトレイKSTに収納する。このとき、バッファ部405に一時的に預けられる被試験ICチップは複数のカテゴリにわたる場合もあるが、こうしたときは、カスタマトレイKSTを呼び出す際に一度に複数のカスタマトレイKSTをアンローダ部400の窓部406に呼び出せばよい。
【0067】
試験装置10の作用
通常、図1に示すように、テストチャンバ102の内部でICチップ2の高温試験または低温試験を行う際に、ICチップ2が自己発熱により高温となり、ICチップ2の周囲温度が、設定温度よりも高くなってしまう。特に、低温試験の場合には、チャンバ102の内部を−60°C程度まで低くする必要があり、その場合において、ICチップ2の自己発熱により、ICチップ2を所定の低温に維持できないことは、試験の信頼性を低下させることになる。また、高温試験にて、ICチップ2の自己発熱により、ICチップ2がさらに高温になることは、試験の信頼性が低下すると共に、ICチップ自体を破壊してしまうおそれがある。
【0068】
これに対して本実施形態に係るIC試験装置10では、ICチップ2の周囲に存在する自己発熱により設定温度よりも高温となった雰囲気ガスを、半径溝112、第1吸引孔110、第2吸引孔116、第3吸引孔118、流量制御部121および吸引チューブ122を介して、エジェクタ124により吸引する。このため、ICチップ2の周囲は、常に雰囲気ガスが吸引排気され、ICチップ2の試験時の自己発熱による熱を奪い、代わりにチャンバ102の内部で設定温度に調節された空気がICチップ2の周囲に流れ込む。このため、ICチップ2は、常に設定温度に近い状態で試験され、試験の信頼性が向上する。
【0069】
また、本実施形態では、ICチップ2の温度および/またはICチップ2の周囲雰囲気温度を温度センサ114で検出し、その温度センサ114からの温度データに基づき、流量制御部121および/またはエジェクタ124の動作を制御し、各ICチップ2の周囲から吸引される吸引量を個別に制御する。このため、各ICチップ2毎の温度制御の安定化を図れると共に、無駄な吸引を無くし、省エネルギーにも寄与する。
【0070】
その他の実施形態
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0071】
たとえば、図1に示す流量制御部121は必ずしも本発明では設ける必要はなく、第3吸引孔118を直接エジェクタ124などの吸引手段に接続しても良い。また、上述した実施形態に係る試験装置10では、図6および7に示すように、チャンバ100を、恒温槽101と、テストチャンバ102と、除熱槽103とで構成したが、本発明に係る試験装置では、恒温槽101および/または除熱槽103は、省略することも可能である。また、本発明に係る試験装置の具体的な構造は、図示する実施形態に限定されない。さらに、本発明に係る試験装置により試験される電子部品としては、ICチップに限定されない。
【0072】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、試験時に電子部品が自己発熱しても、電子部品の周囲温度を常に設定温度に保持し、所望の設定温度にて電子部品を高信頼性で試験することができる電子部品試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係るIC試験装置の要部断面図である。
【図2】 図2は同IC試験装置のテストヘッドにおけるソケット付近の構造の一例示す分解斜視図である。
【図3】 図3は図2に示すソケット付近の断面図であり、プッシャがICチップを押圧する前の状態を示す。
【図4】 図4は図2に示すソケット付近の断面図であり、プッシャがICチップを押圧している状態を示す。
【図5】 図5はIC試験装置の全体側面図である。
【図6】 図6は図5に示すハンドラの斜視図である。
【図7】 図7は被試験ICの取り廻し方法を示すトレイのフローチャートである。
【図8】 図8は同IC試験装置のICストッカの構造を示す斜視図である。
【図9】 図9は同IC試験装置で用いられるカスタマトレイを示す斜視図である。
【図10】 図10は同IC試験装置で用いられるテストトレイを示す一部分解斜視図である。
【符号の説明】
1… ハンドラ
2… ICチップ
5… テストヘッド
6… 試験用メイン装置
10… IC試験装置(電子部品試験装置)
16… インサート
30… プッシャ
40… ソケットガイド
50… ソケット
51… 接続端子
60… マッチプレート
62… アダプタ
70… Z軸駆動装置
72… 駆動プレート
74… 押圧部
80… ケーシング
90… 温調送風装置
100… チャンバ
101… 恒温槽
102… テストチャンバ
103… 除熱槽
110… 第1吸引孔
112… 半径溝
114… 温度センサ
116… 第2吸引孔
118… 第3吸引孔
120… Oリング
121… 流量制御部
122… 吸引チューブ
124… エジェクタ(吸引手段)
TST… テストトレイ

Claims (5)

  1. 試験すべき電子部品が着脱自在に接続される接続端子と、
    前記接続端子に電子部品を接続するように、この電子部品を前記接続端子方向に押し付けるプッシャと、
    前記プッシャに形成してある吸引孔を介して、前記電子部品の試験中に当該電子部品の周囲の空気を吸引する吸引手段と
    前記電子部品が着脱自在に接続される前記接続端子の周囲雰囲気温度を一定にするためのチャンバとを有し、
    前記吸引孔は、前記プッシャの前記電子部品を押し付けるための押し付け面に形成された開口部から、前記プッシャの前記電子部品の押し付け方向に沿って伸びる吸引孔であり、
    前記プッシャには、前記吸引孔の開口部に連通する吸引流路溝であって、前記押し付け面に形成された吸引流路溝をさらに有することを特徴とする電子部品試験装置。
  2. 前記プッシャには、前記電子部品の温度および/または電子部品の周囲雰囲気温度を検出することが可能な温度センサが具備してある請求項1に記載の電子部品試験装置。
  3. 前記吸引手段には、前記温度センサからの温度データに基づき、前記電子部品の試験中に当該電子部品の周囲の空気を吸引する吸引量を制御する吸引量制御手段が具備してある請求項2に記載の電子部品試験装置。
  4. 前記プッシャが固定してあるアダプタと、
    前記アダプタを弾性保持するマッチプレートと、
    前記アダプタの上面に離反可能に当接する押圧部を持ち、前記プッシャを前記接続端子方向に移動させる駆動プレートとを有し、
    前記マッチプレートが電子部品の種類に応じて交換自在に、前記接続端子の上に配置してあり、
    前記マッチプレートの上部に、前記駆動プレートが上下方向移動自在に配置してあり、
    前記プッシャに形成してある吸引孔が、前記アダプタに形成してある吸引孔に連通してあり、前記アダプタに形成してある吸引孔が、前記駆動プレートの押圧部に形成してある吸引孔に対して適宜連通可能に構成してある請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品試験装置。
  5. 前記駆動プレートの押圧部とアダプタとの接触部には、前記吸引孔相互の接続部の密封を図るシール部材が装着してある請求項4に記載の電子部品試験装置。
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