JP4040312B2 - 固体撮像素子及び撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体からの光信号を受光する固体撮像素子及びそれを用いた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体基板上に複数のフォトダイオ−ドを配置した光電変換領域やフォトダイオ−ドからの信号を読み出す読み出し回路を形成した固体撮像素子(例えば、測定用のAFセンサ)は、周囲温度の影響によって、特性が変化する。
【0003】
そのため、固体撮像素子内に、固体撮像素子の温度を測定する温度測定回路を有している。
【0004】
また、例えば測光用のAEセンサと測距用のAFセンサ等の異なる用途のセンサを同一の半導体基板上に形成した固体撮像素子がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、固体撮像素子内に光電変換領域や読み出し回路の他に温度測定回路まで配置すると回路規模が増大する課題や、回路が多くなり配線が増えることによるノイズ等の課題が生じる。
【0006】
また、同じような課題が異なる用途の複数のセンサを同一の半導体基板上に形成した固体撮像素子にも当てはまる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、一手段として、各々が複数の光電変換部を有し、異なる用途に用いられる複数の光電変換領域と、前記光電変換領域が形成されている半導体基板の温度情報を得る温度回路と、前記光電変換領域を駆動するための駆動回路とを有する固体撮像素子であって、前記固体撮像素子外部へ信号を出力する第1の端子を有し、前記複数の光電変換領域からの信号と、前記温度回路からの信号は、共通の前記第1の端子から出力されるとともに、前記駆動回路は、前記複数の光電変換領域からの信号を出力するための複数の走査回路に共通の走査回路用制御パルスを印加することを特徴とする固体撮像素子を提供する。
【0010】
また、上記の固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの信号を処理する信号処理回路とを有することを特徴とする撮像装置を提供する。
また、複数の光電変換部を有する測光用の光電変換領域と、複数の光電変換部を有する測距用の光電変換領域と、前記測光用及び測距用の光電変換領域が形成されている半導体基板の温度情報を得る温度回路と、前記光電変換領域を駆動するための駆動回路とを有するAE及びAF一体型のセンサであって、前記固体撮像素子外部へ信号を出力する第1の端子を有し、前記複数の光電変換領域からの信号と、前記温度回路からの信号は、共通の前記第1の端子から出力されるとともに、前記駆動回路は、前記複数の光電変換領域からの信号を出力するための複数の走査回路に共通の走査回路用制御パルスを印加することを特徴とするAE及びAF一体型のセンサを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1を説明するための図である。
【0013】
同図において、100はSi半導体基板上に複数の回路部を形成した固体撮像素子(CMOSプロセスによって形成したCMOSセンサ)、101は位相差検出型の測距を行うための複数の光電変換部を含む光電変換領域を有するAF回路ブロック、102は測光を行うための複数の光電変換部を含む光電変換領域を有するAE回路ブロック、103は固体撮像素子の温度を監視するための温度計回路ブロック、104は出力信号を選択するためのマルチプレクサ(MPX)、105は蓄積時間を制御するためのAGC回路、106は各回路ブロックの基準電位を発生するための電源回路である。
【0014】
107は外部マイコンとの通信回路(I/O)と光電変換領域を駆動するための駆動回路であるタイミング発生器(T/G)で構成されるロジック回路である。ここで、ロジック回路からは、シフトパルス(φH)を共通にAF回路ブロック101とAE回路ブロックに印加するとともに、スタ−トパルスをAF回路ブロックとAE回路ブロックに別々に印加する構成となっている。つまり、シフトパルスは、AF回路ブロックとAE回路ブロックの両方に同時に印加されるが、スタ−トパルスがAF回路ブロックとAE回路ブロックに個別に印加できるようになっているために、例えば、AF回路ブロックからの信号を読み出した後に、AE回路ブロックからの信号を読み出すことが可能となる。
【0015】
108はAF信号を増幅するための信号増幅回路、109は外部に設けられたADコンバータ内蔵のマイコンである。
【0016】
101のAF回路ブロックは、3点AF(3つの位置でオートフォーカス)を行うために、110のAF回路ペア3組で構成されている。110のAF回路ペアは110Aと110Bの2つのAFリニアセンサ回路で構成され、位相差検出方式によるオートフォーカスを可能としている。102のAE回路ブロックは、4分割評価測光(全体測光と3点スポット測光)を行うために、110のAE回路4つと、Is補償回路、信号増幅回路、シフトレジスタで構成されている。
【0017】
次に各回路についての詳細な説明を行う。
【0018】
図2にAF回路ブロックを構成するAFリニアセンサ回路(110A、110B)の具体的な回路図を示す。同図に示したCMOSリニア型AFセンサは、本出願人により特開2000−180706号、特開2000−78472号等で提案した回路である。同図において、1は光電変換を行う光電変換部であるPN接合フォトダイオード、2はPNフォトダイオードの電位をVRESにリセットするリセット用MOSトランジスタ、3はPNフォトダイオードで発生した電荷を増幅するための差動増幅回路、4は差動増幅回路の出力電圧をメモリーするためのMOS容量、5はメモリスイッチ用MOSトランジスタ、6は4のメモリーに保持された電荷の増幅読み出しを行うためのソースフォロワ回路である。ここで、6のソースフォロワ回路の出力を3の差動増幅回路にフィードバックかけることにより、出力電圧のオフセットバラツキとゲイン低下を抑えることが可能となる。
【0019】
7はクランプ容量、8はクランプ電位を入力するためのMOSスイッチであり、6と7でクランプ回路を構成している。9〜12はスイッチ用MOSトランジスタ、13は最小値検出用差動増幅器、14は最大値検出用差動増幅器であり、それぞれの差動増幅器は電圧フォロワ回路を構成している。15は最小値出力用MOSスイッチ、16は最大値出力用MOSスイッチ、17はORゲート、18、19は定電流用MOSトランジスタ、20は走査回路(シフトレジスタ)である。14の最小値検出回路には最終段がNMOSのソースフォロワ回路、15の最大値検出回路には最終段がPMOSのソースフォロワ回路が用いられている。21は画素からのAF信号が出力される共通出力線である。
【0020】
本回路構成において、最大値検出回路と最小値検出回路の前段にフィードバック型のノイズクランプ回路を設けることにより、フォトダイオードで発生するリセットノイズと、センサアンプ、最大値検出回路、最小値検出回路で発生するFPNの除去が可能となっている。また、最終出力段がソースフォロワ形式である電圧フォロワ回路を画素毎に構成し、最大値出力時には各電圧フォロワの出力段の定電流源をオフにして、定電流源に接続された出力線に共通接続することにより、映像信号の最小値を得ることができる。
【0021】
また、AF像信号出力時には、各電圧フォロワの出力段の定電流源をオンにして、20のシフトレジスタを駆動パルス(φH,φHs)で走査させて、各電圧フォロワ回路を出力線に順番に接続することにより、シリアルなAF像信号を得ることができる。この動作により、最大値検出回路とAF像信号出力回路が兼用となるため、チップの小型化が可能となる。
【0022】
図3にAE回路ブロック102を構成する光電流対数圧縮出力型のAE回路の回路図を示す。同図において、112はCMOS差動増幅器、113は光電変換部であるPN接合フォトダイオード、114はPN接合ダイオード、115はシフトレジスタで制御されるMOSスイッチである。113のPN接合フォトダイオード両端の電位は基準電位Vcになるため、両端間の電位はゼロバイアス状態となる。従って、空乏層の広がりが抑えられるため、空乏層からの暗電流の発生が抑えられる。フォトダイオードで発生した光電流が114のPN接合ダイオードを流れることにより、電流電圧変換される。
【0023】
このとき、ダイオードの電流電圧特性により、次式に従う対数変換出力が行われる。
【0024】
Vout=Vc+(kT/q)ln(Ip/Is)
ここでkはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは素電荷量、Iは光電流、Iはダイオードの逆方向飽和電流である。
【0025】
この式により、IがばらつくとAE特性もばらつくことが理解できる。従って、ばらつきを抑えるために、111のI補正回路が必要となる。また、上式から解るようにVOUTはTに依存するため、正確な測光値を求めるためには、固体撮像素子の温度の正確な測定が必須となる。
【0026】
図4に103の温度計回路の回路図を示す。同図において、116はPN接合ダイオード、117は定電流源、118はCMOS差動増幅器である。本実施例における温度計回路はPN接合ダイオードの内蔵電圧の温度特性(約−2mV/℃)を利用した回路であり、次段のCMOS増幅回路により、R2/R1倍のゲインを掛けてMPXへ出力する。固体撮像素子の温度を直接測定することで、固体撮像素子の暗電流補正のデータとAE回路の感度の補正データして用いること可能となる。それにより、高精度な測光性能と測距性能の実現が可能となる。
【0027】
本実施の形態では、AE回路とAF回路と温度計回路が同一半導体基板上に形成されており、それぞれの回路からの出力信号をマルチプレクス回路で選択することにより、共通の出力端子からそれぞれの信号を固体撮像素子から時系列に出力することを特徴とする。また、AF回路とAE回路のそれぞれのシフトレジスタ用制御パルス(φHs、φH)を兼用させたことも特徴である。制御パルスの兼用により、107のロジック回路の縮小化が可能となる。
【0028】
次に、本実施の形態における固体撮像素子の動作シーケンスを図5の動作フローチャートを用いて説明する。
【0029】
先ず、固体撮像素子の電源を投入して、各回路ブロック(AF回路、AE回路、温度計回路他)をスタンバイ状態とする。
【0030】
次のリセット期間において、フォトダイオードに蓄積されている電荷のリセットを行う。
【0031】
リセット終了後、第1回目の温度信号読み出しを行う。この温度信号読み出しと同時にAF用フォトダイオードでの光電荷の蓄積を開始する。また、蓄積開始と同時に、全画素あるいは一部の画素からの最大値信号と最小値信号のモニタによる蓄積時間制御を行う。AGC回路において最大値信号と最小値信号の差分演算を行い、その差信号と基準電位(VBB)の比較演算によりコンパレータ出力が反転するまで蓄積は続けられる。但し、システムで設定された最大蓄積時間に達した場合には、コンパレータ出力が反転しない状態でも、その時点で蓄積は終了される(超低輝度撮影状態の場合、超低コントラスト被写体の場合等)。
【0032】
蓄積終了時の差信号のレベルに応じて信号増幅回路のゲインが決定され、AF回路ブロックからのAF像信号を増幅して外部へ出力する。このように、蓄積時間制御とゲイン制御により、センサのダイナミックレンジを拡大することで幅広い輝度範囲でのオートフォーカスが可能となる。
【0033】
AF信号の読み出しが終了した後、MPXを切り替えて、AE信号の読み出しを行う。本実施の形態では多分割AEであるため、AE用のシフトレジスタを駆動させて順次読み出しを行う。
【0034】
AE信号の読み出しが終了した後、MPXを切り替えて、2度目の温度信号の読み出しを行い、その後、電源を切断してセンサ動作を終了させる。
【0035】
本実施例において、温度計出力をAF信号出力とAE信号出力の前と後で、計2回行う駆動であることを特徴とする。これはAE回路とAF回路が動作する前後で固体撮像素子の温度が異なることでの温度測定誤差を低減させるためである。撮像装置の電源をオンした直後において固体撮像素子の温度は周囲温度と同じであるが、その後、消費電流による発熱により固体撮像素子温度は上昇する。十分時間が経ち、パッケージの放熱と固体撮像素子の発熱の均衡がとれると、固体撮像素子温度は一定になる。
【0036】
従って、従来のようパッケージの温度から固体撮像素子の温度を推測する方法や、温度測定を一回しか行わない場合には、固体撮像素子の測定温度に誤差が生じる。この測定誤差を低減するためには、本実施の形態に提案したように、固体撮像素子自身の温度を数回測定する手段が有効となる。固体撮像素子の温度による補正を行うためには、最も簡単には2つの温度信号の平均値を用いてAE信号とAF信号の温度補正を行えばよいが、2つの温度信号に重み付けを行うことにより更に正確な温度補正が可能となる。
【0037】
本実施の形態における回路形式により、温度信号の出力が可能であり、小型かつ高性能な測光と測距の両方の用途を持った固体撮像素子が実現できた。また、本実施の形態における駆動により、正確な固体撮像素子の温度測定が可能となった。
【0038】
本実施の形態ではCMOSセンサで説明したが、CMOSセンサのみならず、例えばCCD、BASIS、SIT、CMD、AMI等にも当然ながら応用可能である。
【0039】
(実施の形態2)
図6は、実施の形態2を説明するための動作フローチャートである。
【0040】
実施の形態1においては1回の動作において温度出力を2回行っていたが、本実施の形態では温度出力を3回行う駆動であることを特徴とする。1回目と2回目の温度信号を用いてAF用補正データとし、2回目と3回目の温度信号を用いてAE用補正データとする。本実施の形態により、更なる正確な温度補正が可能となる。また、本実施の形態においては温度出力を3回行っているが、4回以上読み出しても良い。
【0041】
ここで、上記以外の点については、実施の形態1と同じである。
【0042】
本実施の形態の駆動により、上記の実施の形態1以上に正確な固体撮像素子温度出力が行える測光と測距の両方の用途を持った固体撮像素子が実現できた。
【0043】
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3を説明するための固体撮像素子の回路ブロック図である。
【0044】
本実施の形態において、実施の形態1で施した駆動パルスの兼用以外に、AF回路用シフトレジスタとAE回路用シフトレジスタを兼用したことを特徴とする。本実施例のように、駆動パルスと駆動回路を兼用することにより、固体撮像素子の縮小がさらに可能となる。
【0045】
また、本実施の形態の回路において、AE回路の基準電位と温度計回路の基準電位を兼用することが可能であるため、電源回路の縮小化によるチップサイズの縮小も同時に実現できる。
【0046】
本実施の形態において、実施の形態1の固体撮像素子よりさらに縮小化された測光と測距の両方の用途を持った固体撮像素子が実現できた。
【0047】
(実施の形態4)
図8は、実施の形態2を説明するための固体撮像素子の平面レイアウトを示したものである。実施の形態1で説明した図1と同じ構成については、同じ番号を付している。
【0048】
同図において、119はディジタル系の入出力端子群、120はアナログ系の入出力端子群である。119のディジタル系入出力端子は、ディジタル回路電源用のDVDD端子と接地電位用のDGND端子、マスタークロック入力用のMCLK端子、マイコンからの通信信号入力用のCLK1端子とCLK2端子、マイコンへの通信信号出力用のMON端子から成る。
【0049】
120のアナログ系入出力端子は、アナログ回路電源用のAVDD端子と接地電位用のAGND端子、アナログ信号(AE信号、AF信号、温度信号)出力用のSOUT端子、基準電圧モニタ用のVc端子とVRES端子とVGR端子から成る。
【0050】
マスタークロックであるMCLKは数MHz以上と高速であるため、立ち上がり時と立下り時のクロックノイズの影響が大きくなる。そのため、本実施の形態において、ディジタル系の端子は固体撮像素子の上側に配置し、アナログ系の端子は固体撮像素子の下側に配置する(つまり、ディジタル系入出力端子を、アナログ系入出力端子が設けられている辺と対向する辺に設ける)ことで、アナログ信号へクロックノイズがのる影響を低減している。
【0051】
また、本実施の形態では、実施の形態1と同様にAE信号、AF信号、及び温度信号をMPXを介して共通の出力端子(SOUT)から固体撮像素子外部へ出力しているため、それぞれを別々の出力端子から出力する場合と比較して、いずれかの回路からの信号を読み出すための配線長は、長くしなければならない(本実施の形態では、AF回路からの信号を読み出す配線は、引き伸ばされている)。
【0052】
このため、固体撮像素子内の回路からの信号を読み出す配線と、他のディジタル信号を入出力する配線とが交差する可能性があるが、本実施の形態では、ディジタル系の端子は固体撮像素子の上側に配置し、アナログ系の端子は固体撮像素子の下側に配置するようにすることによって、各回路(AE回路、AF回路、温度計回路)からの信号を読み出す配線と、ディジタル信号を入出力する配線とは交差することがないようにした。
【0053】
本実施の形態では、ディジタル系の端子群とアナログ系の端子群とを対向する別々に辺に設けるとともに、AE回路、AF回路及び温度計回路からの信号を共通の出力端子より出力するように構成したことにより、ディジタル系信号とアナログ系信号の干渉がなくなるため、ノイズの低減された出力信号を得ることが可能となるとともに、小型化を実現することが可能となった。
【0054】
本実施の形態では、AE回路ブロック101、AF回路ブロック102、温度計回路103とが固体撮像素子内に設けられた構成を説明したが、固体撮像素子内に温度計回路を設けず、AE回路ブロックとAF回路ブロックを設けた構成であってもよいし、また、上記で説明したようなAE回路ブロックAF回路ブロックを設けず、被写体画像を最終的に得るための被写体像を撮像する撮像回路ブロック(複数の光電変換部を2次元状に配列した構成)と温度計回路とを設ける構成であっても良い。また、上記で説明したような温度計回路ブロックとAF回路ブロックを設けず、AE回路ブロックと撮像回路ブロックとを設ける構成であっても良い。
【0055】
(実施の形態5)
実施の形態1〜4で説明した測光回路ブロック、測距回路ブロック、及び温度計回路を有した固体撮像素子を用いた撮像装置について説明する。図9は、実施の形態5を説明するための固体撮像素子をレンズシャッタディジタルコンパクトカメラ(撮像装置)に用いた場合の一実施形態を示すブロック図である。図8において、201はレンズのプロテクトとメインスイッチを兼ねるバリア、202は被写体の光学像を固体撮像素子204に結像するレンズ、203はレンズ202を通った光量を可変するための絞り、204はレンズ202で結像された被写体を画像信号として取り込むための固体撮像素子である。
【0056】
また、205は上記の実施の形態1〜4で説明した固体撮像素子である。例えば、図1の実施形態のものを用いるものとする。206は固体撮像素子204や固体撮像素子205から出力される画像信号、測光信号、測距信号をアナログ−ディジタル変換するA/D変換器、208はA/D変換器207より出力された画像データに各種の補正やデータを圧縮する信号処理部、209は固体撮像素子204、撮像信号処理回路206、A/D変換器207、信号処理部208等に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部、210は各種演算とカメラ全体を制御する全体制御・演算部、211は画像データを一時的に記憶するためのメモリー部である。
【0057】
更に、212は記録媒体に記録または読み出しを行うためのインターフェース部、213は画像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリー等の着脱可能な記録媒体、214は外部コンピュータ等と通信するためのインターフェース部である。
【0058】
次に、このようなレンズシャッタディジタルコンパクトカメラの撮影時の動作について説明する。バリア201がオープンされるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、更にA/D変換器207等の撮像系回路の電源がオンされる。
【0059】
固体撮像素子205のAF回路ブロックから出力された信号をもとに三角測距法により被写体までの距離の演算を全体制御・演算部210で行う。その後、レンズ202の繰り出し量を算出し、レンズ202を所定の位置まで駆動させて合焦させる。
【0060】
次いで、露光量を制御するために、固体撮像素子205のAEセンサから出力された信号をA/D変換器207で変換した後、信号処理部208に入力し、そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算部210で行う。
【0061】
この測光を行った結果により明るさを判断し、その結果に応じて全体制御・演算部210は絞り203とシャッタスピードを調節する。
【0062】
その後、露光条件が整った後に固体撮像素子204での本露光が始まる。露光が終了すると、固体撮像素子204から出力された画像信号はA/D変換器207でA−D変換され、信号処理部208を通り全体制御・演算210によりメモリー部211に書き込まれる。その後、メモリー部211に蓄積されたデータは全体制御・演算部210の制御により記録媒体制御I/F部212を通り着脱可能な記録媒体213に記録される。また、外部I/F部214を通り直接コンピュータ等に入力してもよい。
【0063】
なお、本実施の形態の固体撮像素子205はディジタルコンパクトカメラだけでなく、銀塩カメラ等にも使用できる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、固体撮像素子の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を説明するための図である。
【図2】図1のAF回路を詳細にあらわす図である。
【図3】図1のAE回路を詳細にあらわす図である。
【図4】図1の温度計回路を詳細にあらわす図である。
【図5】本発明の実施の形態1を説明するための動作フローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2を説明する動作フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態4を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態5を説明するための図である。
【符号の説明】
1 PNフォトダイオード
2 リセットMOSトランジスタ
3 CMOS差動増幅回路
4 MOS容量
5 メモリスイッチ用MOSトランジスタ
6 ソースフォロワ回路
7 クランプ容量
8 クランプMOSスイッチ
9〜12 MOSスイッチ
13 最小値検出用差動増幅器
14 最大値検出用差動増幅器
15、16 MOSスイッチ
17 OR回路
18、19 定電流MOSトランジスタ
20 走査回路
21 共通出力線
30 他分割フォトダイオード
40、42 AF用フォトダイオードアレイ
60 マイコン
62 データ線
64、66 ドライバ
70 半導体基板
72 AE用信号増幅回路
74 AF用信号増幅回路
75 信号補正回路
76 ラッチ回路
78 マルチプレクサ
80 ロジック回路
100 固体撮像素子
101 AF回路ブロック
102 AE回路ブロック
103 温度計回路
104 マルチプレクス回路
105 AGC回路
106 電源回路
107 ロジック回路
108 信号増幅回路
109 マイコン
110 AF回路
110A、110B AFリニアセンサ回路
111 AE回路
112、118 差動増幅アンプ
113 PN接合フォトダイオード
114、116 PN接合ダイオード
115 スイッチ用MOSトランジスタ
117 定電流源
119 ディジタル系入出力端子
120 アナログ系入出力端子

Claims (10)

  1. 各々が複数の光電変換部を有し、異なる用途に用いられる複数の光電変換領域と、前記光電変換領域が形成されている半導体基板の温度情報を得る温度回路と、前記光電変換領域を駆動するための駆動回路とを有する固体撮像素子であって、
    前記固体撮像素子外部へ信号を出力する第1の端子を有し、
    前記複数の光電変換領域からの信号と、前記温度回路からの信号は、共通の前記第1の端子から出力されるとともに、
    前記駆動回路は、前記複数の光電変換領域からの信号を出力するための複数の走査回路に共通の走査回路用制御パルスを印加することを特徴とする固体撮像素子。
  2. 請求項1において、前記複数の光電変換領域は、測光用の光電変換領域と測距用の光電変換領域であることを特徴とする固体撮像素子。
  3. 請求項1又は2において、前記駆動回路を駆動するためのディジタル信号を前記固体撮像素子内部へ入力するための第2の端子有し、前記第2の端子は、前記第1の端子が配置されている辺と対向する辺に配置されていることを特徴とする固体撮像素子。
  4. 請求項2又は3において、前記駆動回路は前記第1の出力端子から温度回路からの信号、測距用の光電変換領域からの信号、測光用の光電変換領域からの信号、温度回路からの信号の順番に読み出すように制御することを特徴とする固体撮像素子。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、前記光電変換領域用の電源信号を前記固体撮像素子内部へ入力する第3の端子と、前記駆動回路用の電源信号を前記固体撮像素子内部へ入力する第4の端子とを有し、前記前記第4の端子は、前記第3の端子が配置されている辺と対向する辺に配置されていることを特徴とする固体撮像素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、前記第1の端子と、前記光電変換領域及び前記温度回路とを接続する配線と、前記第2の端子と前記駆動回路とを接続する配線は、交差していないことを特徴とする固体撮像素子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項の固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの信号を処理する信号処理回路とを有することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7において、前記固体撮像素子からの信号に基づいて、測光及び測距のための演算を行う制御回路を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項7又は8において、被写体像を結像するレンズを有することを特徴とする撮像装置。
  10. 複数の光電変換部を有する測光用の光電変換領域と、複数の光電変換部を有する測距用の光電変換領域と、前記測光用及び測距用の光電変換領域が形成されている半導体基板の温度情報を得る温度回路と、前記光電変換領域を駆動するための駆動回路とを有するAE及びAF一体型のセンサであって、
    前記固体撮像素子外部へ信号を出力する第1の端子を有し、
    前記複数の光電変換領域からの信号と、前記温度回路からの信号は、共通の前記第1の端子から出力されるとともに、
    前記駆動回路は、前記複数の光電変換領域からの信号を出力するための複数の走査回路に共通の走査回路用制御パルスを印加することを特徴とするAE及びAF一体型のセンサ。
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