JP4040107B2 - 濾過アッセンブリ - Google Patents

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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/14Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus with filters, sieves or membranes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/02Form or structure of the vessel
    • C12M23/10Petri dish

Description

発明の背景
1.発明の分野
本発明は、微生物の培養(culturing)に使用できる濾過アッセンブリに関するものである。
2.関連技術の説明
流体中の微生物の存在を調査するための一般的な方法は、所定の大きさよりも大きな流体中の微生物を捕捉できるフィルタエレメントに流体を通すことである。濾過の完了後、フィルタエレメント及びこのフィルタエレメントによって捕捉された微生物を栄養溶液が入ったペトリ皿に置く。栄養溶液は、フィルタエレメントを透過して微生物に到り、フィルタエレメント上の微生物を培養できるようにする。
微生物を含む流体の濾過は、典型的には、フィルタエレメントを取り外し自在に置くことができるベースに連結された流体リザーバを含む濾過アッセンブリを使用して行われる。濾過後にフィルタエレメントを入れるためのペトリ皿は、濾過アッセンブリの部分を形成せず、そのため、微生物の培養を行うために別のペトリ皿が必要とされる。
発明の概要
本発明は、微生物を含む流体を濾過するため及び濾過によって流体から取り出された微生物を培養するための両方で使用することができる。濾過アッセンブリを提供する。
更に、本発明は、微生物培養方法を提供する。
本発明の一つの態様では、濾過アッセンブリは、濾過されるべき流体試料を保持するためのチャンバと、このチャンバと流体連通した濾過された流体用ポートと、チャンバと流体ポートとの間の流れ通路に設けられ、フィルタエレメントを支持するように構成された、フィルタ支持体と、チャンバに取り外し自在に取り付けられた下カバーとこの下カバーに取り外し自在に取り付けられた上カバーとを有するカバーアッセンブリとが備えられる。カバーアッセンブリは、フィルタエレメントに存在する微生物を培養するため、フィルタエレメントを内部に置くことができるペトリ皿を構成する。カバーアッセンブリをペトリ皿として使用することができるため、濾過アッセンブリの使用が非常に便利になり、別のペトリ皿が不要になる。
一つの好ましい実施例では、アッセンブリは、チャンバを画成する試料リザーバと、流体ポート及び支持面を持つベースを含む。試料リザーバ及びベースは互いに永久的に連結されていてもよいし、ベースを試料リザーバとは別に、カバーの一方とともにペトリ皿として使用できるように互いから取り外し自在であってもよい。
本発明の別の態様によれば、濾過アッセンブリは、流体試料を保持するための試料リザーバと、この試料リザーバを支持するためのベースとを含む。このベースは、試料リザーバとの間にシール部材を使用せずに試料リザーバに流体密をなして取り外し自在に取り付けることができる。試料とベースとの間にシール部材を必要としないため、濾過アッセンブリの製造費用を減少できる。
本発明の更に別の態様によれば、濾過アッセンブリは、濾過されるべき流体試料を保持するための試料リザーバと、この試料リザーバを支持するためのベースとを含む。ベースは、流体ポート及び真空濾過アッセンブリの真空マニホールドと接触するために流体ポートを取り囲むスカートを含む。このスカートにより、ベースを真空マニホールドに連結するためのストッパー又はアダプタを提供する必要がなるため、フィルタアダプタの使用が容易になる。
本発明の更に別の態様では、流体濾過方法は、試料リザーバ又はベースのフィルタ支持面にフィルタエレメントを置く工程と、試料リザーバをベースに、シール部材を使用せずに、流体密をなして取り外し自在に連結する工程と、流体試料を試料リザーバに導入する工程と、フィルタエレメントを通過した流体をベースの流体ポートから取り出す工程とを含む。
本発明の更に別の態様では、濾過アッセンブリ使用方法は、ベースのスカートがマニホールドの入口チューブと接触した状態で、濾過アッセンブリのベースを真空マニホールドに配置する工程と、入口チューブの内部に吸引力を加え、フィルタエレメントを通して流体を濾過アッセンブリとマニホールドとに吸い込む工程とを含む。
本発明のこれらの態様及びその他の様々な特徴を、以下の説明と添付図面とによって更に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による濾過アッセンブリの一実施例の斜視図である。
第2図は、第1図の実施例の縦断面図である。
第3図は、第1図の実施例の試料リザーバの縦断面図である。
第4図は、第1図の実施例のベースの縦断面図である。
第5図は、ベースを上方から見た斜視図である。
第6図は、ベースを下方から見た斜視図である。
第7図は、第1図の実施例の下カバーの縦断面図である。
第8図は、第1図の実施例の上カバーの縦断面図である。
第9図は、第1図の実施例のカバーアッセンブリと同様のカバーアッセンブリを各々含む、互いに積み重ねた二つのペトリ皿の断面図である。
第10図は、第1図の実施例のベース及び上カバーと同様のベース及び上カバーを各々含む、互いに積み重ねた二つのペトリ皿の断面図である。
第11図は、第1図の実施例を使用できる真空濾過装置の概略図である。
第12図は、アダプタ及びストッパーを使用して真空マニホールドに設置した第1図の実施例のベースの縦断面図である。
第13図は、真空濾過を行うために真空マニホールドと直接係合させた第1図の実施例のベースの縦断面図である。
第14図は、ベースの流体ポートを通して栄養溶液を導入するための方法を示す、ベースを下方から見た斜視図である。
好ましい実施例の説明
第1図乃至第8図は、本発明による濾過アッセンブリ10を示す。これらの図に示すように、アッセンブリ10は、試料リザーバ20と、この試料リザーバ20の下端に取り外し自在に係合させることができるベース30と、試料リザーバ20の上に取り外し自在に取り付けることができるカバーアッセンブリ50とを含む。試料リザーバ20は、濾過されるべき流体試料を保持できるチャンバ22を画成し、この際、ベース30は、試料リザーバ20と流体試料を通過させるフィルタエレメント45を支持するのに役立つ。本実施例では、カバーアッセンブリ50は、それ自体がペトリ皿として機能するように、或いは、カバーアッセンブリ50の一部をベース30と組み合わせてペトリ皿を形成するように、設計されている。
試料リザーバ20は、濾過されるべき所望容積の試料流体を保持できる任意の構造を備えているのがよい。本実施例では、試料リザーバ20は、全体として円筒形の部材であり、即ち、回転体であり、その上端と下端とが開放している。試料リザーバは、試料流体用チャンバ22の外周を構成する外壁21を有する。外壁21の横断面形状は円形であり、内径がその上端から下端まで線型をなして減少しているが、外壁21の形状は重要ではなく、その直径は必ずしもその高さに亘って変化していなくてもよい。例えば、横断面形状は多角形又は円形以外の湾曲した形状であってもよく、試料リザーバ20の内径又は他の寸法は、試料リザーバ20の高さに亘って一定であるが、或いは、任意の所望の態様で変化していてもよい。試料リザーバ20の内面又は外面には、試料リザーバ20に導入された試料リザーバの量を使用者が計測するのを助けるための目盛りが形成されることが望ましい。
ベース30の縦断面図と、上方から見た斜視図である第4図及び第5図とに最もよく示されているように、ベース30は、濾過中にフィルタエレメント45を支持可能なフィルタ支持面31とフィルタエレメント45とを通過した濾過された流体を濾過アッセンブリ10から排出できる流体ポート38を含む。フィルタ支持面31は、ベース30の底内面33から上方に延在する複数の突出部32を含む上面によって構成されている。これらの突出部32は互いに離間され、フィルタエレメント45を通過した濾過された流体を突出部32の間に流し、流体ポート38に入れることができる。流体ポート38の内部を、突出部32が設けられたベース30の領域に連結するため、ベース30の中央に設けられた突出部32に濾過された流体用の一つ又はそれ以上のドレン開口部39が形成されている。
本実施例では、ベース30は、例えば、射出成形によって形成された一体の部材であり、フィルタ支持面31がベース30の他の部分と一体に形成されている。しかしながら、別々に形成された複数の構成要素でベース30を構成することもできる。例えば、フィルタ支持面31は、ベース30の内部に取り外し自在に設置され、かつ、フィルタエレメント45を支持することが可能な、有孔プレート又はメッシュで形成するこができる。
本実施例のフィルタ支持面31は平坦であるが、濾過を行うためにフィルタエレメント45を支持することができる任意の形状を備えているのがよい。例えば、皿状、円弧状、又は波形の形状であるのがよい。
フィルタ支持面31は、その外周から上方に延在する円形の壁34によって取り囲まれ、複数の半径方向突出部35が壁34の上側に形成された押縁から上方に延在している。各突出部35の垂直方向半径方向内面は壁34と面一に形成されている。壁34及び突出部35は、フィルタ支持面31上に配置されたフィルタエレメント45を取り囲み、かつ、位置決めするために役立つ。
フィルタアッセンブリ10は、平坦な表面上に支持することかく直立させることができるように構成すると便利である。本実施例では、ベース30は、このベース30をテーブル又は他の平坦な表面上に支持するため、ベースの全外周に亘って延在する外壁41を含む。この外壁41は、必ずしもシール機能を果たさなくてもよく、このため、ベース30の周囲に亘って必ずしも連続している必要はなく、また、流体密である必要もない。ベースを支持する上で、壁以外の複数の脚部等の部材もまた使用可能である。更に、ベース30それ自体が支持される必要はなく、それ自体では直立しない形状を備えていてもよく、例えばベース30の底部を漏斗状に形成してもよい。
試料リザーバ20とベース30とは、別々に形成された後、互いに永久的に連結されるのがよく、或いは、単一の部材として形成されるのがよい。しかしながら、本発明では、試料リザーバ20は、ベース30を試料リザーバ20とは別にペトリ皿の部分として使用できるように、ベース30に取り外し自在に係合されている。試料リザーバ20とベース30との間の係合態様は、好ましくは、この係合により、O−リング等のシール部材を必要とせずに流体密シールを形成するが、試料リザーバ20とベース30とを互いに手で容易に外すことができるように構成される。更に、試料リザーバ20の下端は、好ましくは、試料リザーバ20とフィルタ支持面31に配置されたフィルタエレメント45の上面との間に流体密シールを形成し、試料リザーバ20からの流体が試料リザーバ20とフィルタエレメント45との間を流れることによって、フィルタエレメント45を迂回することがないように形成される。
一般的には、試料リザーバ20とベース30との間をベース30の全内周に亘ってぴったりと密封接触させる任意の種類の取り外し自在の係合を使用して、二つの部材を取り外し自在に係合させることができる。例えば、試料リザーバ20とベース30との間を締まり嵌めさせ、半径方向力によって試料リザーバ20の周面をこれと向き合ったベース30の周面に押し付けて密封接触させるか、或いは、試料リザーバ20及びベース30の向き合った表面を押し付け合って、濾過アッセンブリの軸線方向に作用する圧縮力によって互いに密封接触させるのがよい。本実施例では、試料リザーバ20及びベース30を締まり嵌めで互いに係合させる。締まり嵌めにより、試料リザーバ20の外周面とベース30の内周面との間に流体密シールが形成される。試料リザーバ20とベース30とは、これらが使用中に互に誤って外れることがないように、これらを引き離そうとする軸線方向力に対して抵抗を付与するように構成されるのが望ましい。本実施例において、外そうとする力に対する抵抗は、試料リザーバ20の下端をベース30の上端の内側に受け入れるスナップ嵌めによって付与される。第3図の断面図に示すように、試料リザーバ20の下端には、溝24及びその全外周に亘って連続的に半径方向外方に延在する突出部25が設けられている。同様に、第4図に示すように、ベース30の上端には、溝36とその全内周に亘って連続的に半径方向内方に延在する突出部37とが設けられている。試料リザーバ20の下端の外径とベース30の内径とは、好ましくは、突出部25及び突出部37が、溝36と溝24の内側にそれぞれぴったりと締まり嵌めによってスナップ嵌合し、その結果、各突出部と試料リザーバ20の全周に亘って設けられた対応する溝との間が、線接触によって又は表面接触によってぴったりと接触するように選択される。試料リザーバ20は、二つの部材を互いに撓ませることによってベース30から外すことが可能であり、例えば、突出部と溝との係合を解除するだけでベース30から外すことができる。一般的には、溝36と突出部37とが、出来る限りベース30の上端の近くに形成されている場合には、これらの二つの部材を外すのは更に容易になる。例えば、本実施例では、突出部37はベース30の上端の直ぐ近くに設けられている。通常の使用中、流体が濾過アッセンブリ10の外部に漏れることが接触により阻止できる限り、試料リザーバ20とベース30との間の密封接触の位置は重要でない。例えば、密封接触は、溝24、36及び突出部25、37の互いに噛み合う表面間に形成され、或いは、これとは異なる位置に形成できる。また、溝と突出部との間の係合は、主に、試料リザーバ20及びベース30が誤って外れることがないようにするのに役立ち、又は、試料リザーバ20とフィルタエレメント45との間に軸線方向圧縮力を維持し、フィルタエレメント45に対して流体密シールを形成するのに役立つ。後者の場合、溝及び突出部は必ずしも連続した部材でなくてもよい。
本実施例では、各溝は、対応する突出部と相補的形状をなし、即ち、各溝及び対応する突出部が表面接触するように、対応する突出部と曲率半径が実質的に同じであるが、溝及び突出部の湾曲は、これらが例えば線接触するような湾曲であってもよい。試料リザーバ20とベース30との間には、二つの部材のうちの一方の部材の表面に形成された一つの突出部と、この突出部と係合するために、二つの部材のうちの他方の部材の表面に形成された、一つの溝によって、シールを形成することができるが、複数の溝と突出部とを設けることによって、更に一体性の高いシールを形成してもよい。
試料リザーバ20とベース30との間が外れないようにするため、バヨネット嵌めやねじ係合等の、スナップ嵌め以外の多くの他の構成を使用することができる。更に、試料リザーバ20とベース30との間の接合部の周囲にテープを配置することにより、又は、(例えば超音波溶接によって)二つの部材をそれらの周囲に亘って互いに軽く溶接したり、結合したりすることにより、これらの部材を互いに固定することができる。この場合、これらの部材は、必要なときに互いに容易に外すことができる。試料リザーバ20とベース30とに設けた溝及び突出部により締まり嵌めの代わりに、又は、それに加えて、このような連結方法を使用することができる。
試料リザーバ20の下端には環状シールリム26が形成されている。このリムは、試料リザーバ20の全周に亘って全体に試料リザーバ20の軸線方向に延在する。試料リザーバ20とベース30の溝と突出部とを互いに係合させると、シールリム26は下方に押され、ベース30のフィルタ支持面31上に配置されたフィルタエレメント45の上面と密封接触する。シールリム26とフィルタエレメント45との間の圧縮力は、試料リザーバ20とベース30の溝と突出部との間の係合によって維持される。本実施例では、シールリム26は、その外周とベース30の内周との間にその全周に亘って環状空気空間が形成されるように、試料リザーバ20に位置決めされている。前記空気空間は、毛管作用による流体のクリープを阻止するエア・ロックを二つの部材間に形成することによって、試料リザーバ20とベース30との間のシールの一体性を改善する。しかしながら、空気空間は重要ではなく、シールリム26をベース30の内周に密着させてもよい。
本実施例では、フィルタ支持面31はベース30の一部であるが、フィルタ支持面を試料リザーバ20の一部としてもよい。例えば、試料リザーバ20の下端を完全に開放したものにする代わりに、フィルタエレメント45を支持するための有孔底面を有する構成にすることが可能であり、ベース30を、試料リザーバ20の底面を通過した濾過された流体を収集するための、試料リザーバ20の下に配置された漏斗として機能させることができる。
フィルタエレメント45は、濾過を受ける流体から問題の微生物を除去することができる濾材を含む。この濾材は、例えば様々な材料で構成された微孔膜か、濾紙等の任意の所望の種類の濾材であるのがよい。微生物の研究に対し、様々な種類の濾材を商業的に入手することが可能であり、このような濾材のうちの任意の濾材を本発明でフィルタエレメント45として使用することができる。微生物の研究で使用するための濾材は、多くの場合、平坦な円板状の膜であるが、フィルタエレメント45は必ずしも任意の特定の形状を備えていなくてもよい。例えば、平坦な形状の代わりに、その表面積を増大するためにプリーツを備えていてもよい。
フィルタエレメント45は、ベース30のフィルタ支持面31と直接接触していてもよいし、フィルタエレメント45に対して機械的支持を付与するフィルタエレメント45よりも目の粗いメッシュや、紙や、又は織物でできた層等の中間支持部材に載置されていてもよい。培養中にフィルタエレメント45をベース30上に残そうとする場合には、培養中に栄養溶液を保持するのに使用するための吸収体パッド46を、濾過後ではなく、濾過前に、フィルタエレメント45の下に配置し、濾過後のフィルタエレメント45の取り扱い量を少なくするのが便利である。更に、吸収体パッド46は、濾過中、フィルタエレメント45に対する支持を提供することができる。更に、前置フィルタや、保護シートや、又はその他の部材を、フィルタエレメント45の上に載置することができる。
弾性と圧縮性とを有する部材を、シールリム26がフィルタエレメント45と接触する場所の下の領域で、フィルタエレメント45の下面とフィルタ支持面31との間に配置するのが有利である。このような部材は、シールリム26の軸線方向長さの変化や、シールリム26とフィルタ支持面31との向き合った表面の滑らかさを補償して、シールリム26をフィルタエレメント45に密着させて密封された状態に維持することが可能であり、これによって、試料リザーバ20とベース30との製造許容差の精度を下げることができる。弾性部材は、濾過を受ける流体に対して、透過性であってもよく、また、不透過性であってもよい。例えば、多孔質のシート又はパッドでできているのが望ましく、本実施例では、吸収体パッド46が弾性部材として役立つ。別の態様では、弾性部材は、フィルタエレメント45の下に配置された不透過性ガスケットで構成されるのが望ましい。更に、ガスケット等の弾性シール部材をフィルタエレメント45の上面とシールリム26との間に配置することができる。これにより、シールリム26はフィルタエレメント45と直接は接触しないが、シール部材に密着させて密封された状態で押し付けられ、これによってシール部材がフィルタエレメント45に密着して密封するように押し付けられる。このようなシール部材はフィルタエレメント45とは別体であってもよいし、フィルタエレメントに接合されていてもよい。
本実施例では、フィルタ支持面31を取り囲む壁34は、好ましくは、吸収体パッド46及びフィルタエレメント45をフィルタ支持面31に取り付けたとき、吸収体パッド46が壁34によって取り囲まれ、少なくとも部分的に壁34の上端の下に配置されるような高さを備えているが、吸収体パッド46上に配置されたフィルタエレメント45は、壁34の上端付近に又はこれよりも上に位置決めされ、半径方向突出部35によって取り囲まれる。例えば、壁34の高さは、吸収体パッド46の厚さとほぼ同じであるのがよい。吸収体パッド46の一部又は全部が壁34の上端の下に配置された構成により、濾過アッセンブリ10の使用者がフィルタエレメント45を吸収体パッド46の上から異なる場所に移そうとするとき、使用者は、吸収体パッド46を摘み上げることなく、ピンセットを使用して支持エレメント45を容易に摘み上げることができる。半径方向突出部35の間の空間により、フィルタエレメント45に容易に近付くことができ、フィルタエレメントをベース30から容易に取り外すことができる。
製造を容易にするという観点から、試料リザーバ20のシールリム26の軸線方向長さと、ベース30に設けられた半径方向突出部35の軸線方向高さとは、第2図に示すように、試料リザーバ20がベース30と密封係合し且つ試料リザーバ20のシールリム26がフィルタエレメント45に密封接触するように押し付けられるとき、半径方向突出部35の上面と試料リザーバ20の底面との間に軸線方向へ延びる隙間が形成されるように定められているのが好ましい。このような隙間が存在する場合には、半径方向突出部35とシールリム26は、半径方向突出部35の上面が試料リザーバ20の底面と接触する場合程精度の高い許容差を持つように製造される必要はない。
カバーアッセンブリ50は、下カバー60と上カバー70とを含む。これらのカバーは、第7図と第8図とにそれぞれ最もよく示されている。下カバー60は、試料リザーバ20の上端に取り外し自在に嵌着するように形成され、上カバー70は下カバー60の上に取り外し自在に嵌着されるか、或いは、ベース30の上端の上に取り外し自在に嵌着するように形成されている。これによって、これらのカバー60、70は、互いにペトリ皿を形成することができ、上カバー70とベース30とで別のペトリ皿を形成することができる。更に、上カバー70は、下カバー60を取り外した状態で試料リザーバ20の上端の上に、直接的に、取り外し自在に嵌着するように構成され得る。
下カバー60は、試料リザーバ20の上端に様々な方法で係合可能である。例えば、これらのカバーは、スナップ嵌めや、バヨネット嵌めや、ねじ係合や、プレス嵌めや、隙間嵌めによって、互いに係合可能である。これらの係合は、好ましくは、カバーアッセンブリ50が試料リザーバ20から外れ落ちることなく、濾過アッセンブリ10の取り扱いと、持ち運びとを行うことができるように、試料リザーバ20からの下カバー60の係合解除に対して或る程度の抵抗を示すように構成されているが、下カバー60は試料リザーバ20から容易に取り外すことができる。本実施例では、下カバー60は連続した環状突出部62が上面から上方に延在するディスク状プレート61を有する。カバーアッセンブリ50をペトリ皿として使用する場合、突出部62はペトリ皿の外壁として役立つ。プレート61は、更に、その下面から延在する連続した環状突出部63を有する。環状突出部63と、試料リザーバ20の上端の外周全体に亘って形成された半径方向外方に延在するリップ23との間に、スナップ嵌めが形成される。下カバー60に設けられた突出部63は、半径方向内方への膨出部64を有する。弛緩(無応力)状態で膨出部64のところで計測した下カバー60の最少内径は、弛緩状態での試料リザーバ20のリップ23の外径よりも小さく、そのため、リップ23が膨出部64を越えて上方に押圧されるとき、膨出部64は、試料リザーバ20と下カバー60との係合が解除しないように抵抗する。下カバー60と試料リザーバ20との間の係合は、緊密さの程度が様々に変化する。例えば、この係合は、係合解除に対してシールを形成することなく、或る程度の抵抗を付与するために十分であるのがよく、又は二つの部材間に流体密シールが形成される程度であってもよい。濾過前に流体試料を一時的に貯蔵するために試料リザーバ20を使用する場合には、下カバー60と試料リザーバ20との間の流体密シールが便利である。例えば、工場では、流体試料を工場の一部に集め、次いでこの試料を工場の別の部分にある分析室に送るのが一般的である。このような場合には、カバーアッセンブリ50と試料リザーバ20との間に流体密シールを形成することにより、試料リザーバ20内の流体試料を一つの場所から別の場所に、零したり、汚したりする恐れなしに、輸送できる。流体密シールは、任意の適当な手段で形成できるが、好ましくは、O−リングやガスケット等の、別のシール手段の使用を必要としない手段で形成される。本実施例では、流体密シールは、下カバー60の下面から下方に延在する環状突出部65の補助により、下カバー60と試料リザーバ20との間に形成される。弛緩状態の突出部65の外径は、弛緩状態の試料リザーバ20の上端の内径よりも大きく、そのため、試料リザーバ20のリップ23を二つの突出部63と65との間の空間内に配置したとき、試料リザーバ20の上端は、内突出部65によって突出部63に向かって半径方向外方に押圧される。試料リザーバ20の上端は、これによって、少なくとも突出部65と、好ましくは突出部63及び65の両方とぴったりと接触するように押し付けられ、その結果、下カバー60と試料リザーバ20との間に試料リザーバ20の全周に亘って、二つの突出部63及び65間の空間に流体密シールが形成される。
上カバー70は、同様に、ディスク状プレート71を有する。このプレート71には、その下面から下方に延在する複数の環状突出部73、74が設けられている。第1突出部73は、下カバー60の上面に設けられた突出部62の内周と係合する外径を備える。
下カバー60と試料リザーバ20の上端との間の嵌着と同様に、上下のカバー60及び70が突出部62及び73で係合したときのこれらのカバー間の嵌着は、緊密さの程度が流体密嵌着状態から隙間嵌め状態まで変化する。本実施例では、上カバー70に設けられた突出部73は、下カバー60の突出部62の内面とぴったりと係合し、取り扱い中に上カバー70が下カバー60から誤って外れることがないようにされている。しかし、必要な場合には、上カバー70を下カバー60から手で容易に取り外すことができる。突出部73は、特に下カバー60に設けられた突出部62に対してシールする必要がない場合には、必ずしも上カバー70に亘って連続的に延在する必要はない。
上カバー70は、その下面から周囲突出部73に同心する延在する別の環状突出部74を有する。第10図に示すように、上カバー70は、ベース30の上端の上に置くことができ、ベース30のカバーとして役立つ。上カバー70とベース30とは互いにペトリ皿を形成する。突出部74の内径は、突出部74の内面がベース30の外周面に密着して係合可能であり、その取り扱い中に、又は、ベース30と上カバー70とを引っ繰り返すときに、上カバー70がベース30から落下して外れることがないように選択される。この実施例では、突出部73とベース30の外周との間の係合はシールを形成しない。しかしながら、上カバー70とベース30との間を隙間嵌めにしたり、気密嵌め(流体密シールを形成する嵌着を含む)にすることができる。
カバーアッセンブリ50をペトリ皿として使用する場合に、フィルタエレメント45と吸収体パッド46とを、典型的には、二つのカバー60と70との間の空間に配置し、これらのカバーを培養器内に置き、フィルタエレメント45に存在する微生物を培養する。カバー間に置いた吸収体パッド46は、通常は、濾過中にフィルタエレメント45の下に置いたパッドとは異なり(しかし、これらのパッドは同じであってもよい)、そのため、使用者は、濡れた吸収体パッドを一つの位置から別の位置に移す必要がない。使用できる一つの培養方法によれば、カバーアッセンブリ50が構成するペトリ皿は、培養中に、フィルタエレメント45と吸収体パッド46が下カバー60の上内面に載った正しい側を上にした状態で収納される。しかしながら、使用できる別の培養方法によれば、ペトリ皿は、培養中に、下カバー60が上カバー70の上に位置決めされ、フィルタエレメント45と吸収体パッド46とが下カバー60の内面に押し付けられた逆様の状態で収容される。この第2の培養方法でのカバーアッセンブリ50の使用を容易にするために、上カバー70の下面には、フィルタエレメント45と吸収体パッド46とを下カバー60の上面に当てた状態に保持するための保持部材が設けられ、カバーアッセンブリ50を逆様にしたとき、フィルタエレメント45と吸収体パッド46との重量はこの保持部材によって支持される。本実施例では、保持部材は、上カバー70の下面から下カバー60に向かって下方に延在する環状壁の形状の突出部72によって構成される。下カバー60の突出部62の上面が上カバー70の底面に当接したとき、突出部72の底面と下カバー60の上面との間の距離は、フィルタエレメント45と吸収体パッド46とを、これらが存在する場合に、突出部72によって下カバー60の上面に押し付けることが可能となり、カバーアッセンブリ50を引っ繰り返したときに落下しないようにするために十分な距離である。突出部72は、フィルタエレメント45に対してシールを形成する必要がなく、そのため、フィルタエレメント45の全周に亘って連続的に延在する必要がない。保持部材は、必ずしも壁の形状をしている必要はない。例えば、上カバー70から下カバー60に向かって下方に延在する複数のピン又は他の突出部の形体であるのがよい。好ましくは、保持部材は、フィルタエレメント45の外周の近くでフィルタエレメント45と接触し、フィルタエレメント45の微生物の成長に対する干渉を最少にするが、フィルタエレメント45が特に重く、その周囲以外の場所で支持を必要とする場合には、保持部材は、周囲以外の場所でフィルタエレメント45と接触してもよい。上カバー70をベース30の上に取り付ける場合には、保持部材は同様に機能し、上カバー70とベース30とを引っ繰り返したとき、フィルタエレメントと吸収体パッド46とをベース30のフィルタ支持面31に対して保持する。カバーアッセンブリ50を、又は、上カバー70とベース30とを、培養中に引っ繰り返さない場合には、保持部材を省略できる。更に、上カバー70とは別に形成されたリング等の保持部材を使用できる。この保持部材は、二つのカバー60と70との間に、本実施例で突出部72が形成された場所に、フィルタエレメント45の上面に押し付けられるように挿入できる。
空間を節約するため、代表的には、ペトリ皿での微生物の培養中、複数のペトリ皿を互いに積み重ねる。本実施例は、複数のペトリ皿(各ペトリ皿は、一つのカバーアッセンブリを含み、又は、そうでない場合には上カバー70及びベース30を含む)を互いに積み重ねることが可能に構成されている。第9図は、カバーアッセンブリ50を各々含む、互いに積み重ねられた二つのペトリ皿の縦断面図である。この図では、各下カバー60の底面に設けられた突出部63及び65は、その下に配置されたカバーアッセンブリ50の上カバー70の上面に載止している。ペトリ皿の積み重ねを引っ繰り返すと、各上カバー70の上面は、その下に配置されたカバーアッセンブリ50の下カバー60の底面に設けられた突出部63及び65の上に載る。第10図は、ベース30及び上カバー70を各々有する互いに積み重ねられた二つのペトリ皿の縦断面図である。各ベース30の外壁41は、その下に配置された別のペトリ皿の上カバー70の上面に載止している。別の態様では、ペトリ皿を引っ繰り返すと、各上カバー70の上面が、その下に配置されたペトリ皿のベース30の外壁41の上に載る。任意の数のペトリ皿を第9図及び第10図に示すように互いに積み重ねることができる。更に、ペトリ皿の積み重ねは、第9図に示すのと同様の一つ又はそれ以上のペトリ皿を第10図に示すのと同様の一つ又はそれ以上のペトリ皿とともに含んでもよい。積み重ねられたペトリ皿の安定性を増大させるために、隣接したペトリ皿の横方向移動に抵抗できる安定化構造を各上カバー70に設け、一つのペトリ皿がその下に置かれたペトリ皿から誤って叩き落とされる。(knocked off)ことがないようにすることが望ましい。本実施例では、安定化構造は、上カバー70の上面から上方に延在する二つの環状リング75及び76を含む。一つのペトリ皿の下カバー60が別のペトリ皿の上カバー70に載っている場合、上カバー70の環状外押縁75が下カバー60の下面に設けられた二つの突出部63及び65間に配置される。一方のカバーに横方向力が加えられたとき、上カバー70に設けられた環状外押縁75が下カバー60に設けられた突出部63及び65の一方又は両方と接触し、二つのカバーの相対的横方向移動に抵抗する。第10図に示すように、一つのペトリ皿のベース30が別のペトリ皿の上カバー70に載っている場合、ベース30の外壁41が上カバー70と、二つの環状押縁75と76との間で接触し、これらの押縁の一方又は両方が上カバー70に対する外壁41の横方向移動に抵抗する。これらの押縁は、これらの押縁が接触する別のペトリ皿の部分に対してシールを形成する必要はなく、そのため、必ずしも連続してなくてもよく、必ずしも隣接したペトリ皿に密着して係合している必要はない。更に、この安定化構造は押縁の形体に制限されない。例えば、この安定化構造は、上カバー70の上面に設けられたピンや、出っ張り(bump)や、タブや、又は、その他の突出部の形態であるのが望ましく、あるいは、下カバー60に設けられた突出部63及び65の一方又は両方又はベース30の外壁41を受け入れるために上カバー70の上面に形成された凹所の形態であるのが望ましい。
濾過アッセンブリ10は、所望の強度と可撓性と耐熱性と耐蝕性とに応じて、そして、濾過アッセンブリ10が再使用可能であるようになっているか、或いは、使用完了時に廃棄されるようになっているか、否かに応じて、漏斗やリザーバやペトリ皿やその他の実験器具について従来使用された金属やプラスチックやガラス等を含む様々な材料で形成することができる。濾過アッセンブリ10の様々な部分を様々な材料で形成することができる。安価に製造するために、型成形によって成形できるプラスチックが、濾過アッセンブリ10に特に適している。適当なプラスチックの幾つかの例には、ポリプロピレンやナイロンやポリアクリレートが含まれる。場合によっては、アッセンブリ10内の物質を容易に観察できるように、下カバー60及び上カバー70の一方又は両方等のアッセンブリ10の部分が半透明又は透明であるのが便利である。
試料リザーバ20内の流体試料の濾過は、重力濾過や真空濾過を含む様々な従来の方法で行うことができる。真空濾過では、濾過アッセンブリ10を真空マニホールドや濾過フラスコやその他の装置に取り付け、この装置を通して吸収力を流体ポート38に加え、試料リザーバ20内の流体をフィルタエレメント45を通して流体ポート38の外に吸い出すことができる。第11図は、本発明による濾過アッセンブリ10を使用することができる真空濾過装置の概略図である。図示の装置は、濾過アッセンブリ10を各々支持できる複数の入口チューブ81を備えた真空濾過マニホールド80を含む。入口チューブ81のうちの任意の一つのチューブをマニホールド80の内部を通してマニホールド80の真空ポート82に停止栓83によって流動学的に連結できる。ホース85によって真空ポート82に連結された真空ポンプ84によって真空ポート82に真空を加えることができる。ポンプ84の構造に応じて、空気からエアロゾルを除去するための真空濾過フラスコ86とフィルタ87とをマニホールド80とポンプ84との間に設置し、濾過を受けている流体がポンプ84に吸い込まれないようにする。この装置によって濾過を行うため、フィルタエレメント45を備え、場合によっては、吸収体パッド46がベース30のフィルタ支持面31上に配置された濾過アッセンブリ10を入口チューブ81のうちの一つに取り付け、ベース30の流体ポート38を入口チューブ81と流動学的に連通させる。流体ポート38は、一つの入口チューブ81に様々な方法で連結できる。第12図に概略に示す一つの方法は、流体ポート38を中空アダプタ88の上端に挿入し、アダプタ88の下端を、入口チューブ81の一つの上端に嵌め込まれる大きさのゴム製の中空ストッパー89のボアに挿入する方法である。剛性又は可撓性のいずれであってもよいアダプタ88は、流体ポート38をアダプタ88に挿入したとき、流体ポート38の外面に関して線接触又は表面接触をなし、真空ポンプ84を作動させたときに流体ポート38内に所望の吸引力が得られるように十分に密着して、流体ポート38とアダプタ88とが嵌着するような大きさになっている。別の態様では、第13図に概略に示すように、濾過アッセンブリ10のベース30は、アダプタ88又はストッパー89を必要とせずにマニホールド80の入口チューブ81と直接係合するように形成されているのがよい。この実施例では、ベース30は、流体ポート38と外壁41との間に配置され、かつ、ベース30の下面から下方に延在する環状スカート42を備える。このスカート42の外周は、スカート42を入口チューブ81に挿入したときに、その全周に亘って入口チューブ81の内面と線接触又は表面接触するように構成されている。スカート42は、入口チューブ81に対して流体密シールを形成するのがよいが、必ずしも形成しなくてもよい。スカート42は、好ましくは、試料リザーバ20内に収容された流体をフィルタエレメント45を通して吸引するのに十分な吸引力を真空ポンプ84が入口チューブ81に発生するために、入口チューブ81に十分に密着して係合する。スカート42が幾分可撓性である場合には、スカート42と入口チューブ81とを更に容易に所望通りに嵌着させることができる。更に、スカート42は、真空濾過マニホールドの入口チューブ以外の濾過フラスコ等の濾過装置と直接接触するように形成できる。入口チューブ81へのアダプタ10の取り付けの前後いずれかで、所望量の濾過されるべき流体試料を試料リザーバ20内に置くことができる。濾過アッセンブリ10が入口チューブ81の一つに取り付けられた状態で、真空ポンプ84を作動させ、流体試料をフィルタエレメント45を通して濾過フラスコ86に吸い込む。ポンプ84の作動中、カバーアッセンブリ50は、通常は、試料リザーバ20から外してある。そのため、流体の上方にある試料リザーバ20の内部は大気圧であり、これによって、濾過を容易にし、ポンプ84が発生した吸引力によって試料リザーバ20が潰れることがないようにする。流体試料が試料リザーバ20からフィルタエレメント45を通して吸い出された後にポンプ84を消勢する。このとき、濾過アッセンブリ10を真空マニホールド80から取り外してもよいし、そのまま付けた状態にしておいてもよい。カバーアッセンブリ50をペトリ皿として使用しようとする場合には、環状突出部62によって取り囲まれた領域内で、下カバー60上に吸収体パッド46を配置し、微生物の培養に適した栄養溶液を吸収体パッド46に従来の方法で加える。次いで、試料リザーバ20をベース30から手で外し、フィルタエレメント45をベース30の上から例えばピンセットで取り外し、下カバー60の吸収体パッド46の上に置く。その後、上カバー70を下カバー60の上に置いてペトリ皿を形成し、このペトリ皿内の微生物を適当な方法によって、例えば、従来の培養器内に置くことによって培養する。単一のペトリ皿の培養を行うことができる外、培養中に複数のペトリ皿を第10図に示すように互いに積み重ねることができる。
ベース30と上カバー70とをペトリ皿として使用する場合には、濾過の完了後に、試料リザーバ20とベース30との間のスナップ嵌めを手で外すことによって試料リザーバ20をベース30から取り外し、フィルタエレメント45をベース30の上に残し、この際に適当な栄養溶液をフィルタエレメント45の下に置かれた吸収体パッド46に加える。吸収体パッド46は、代表的には、濾過前にフィルタエレメント45の下に配置されている。栄養溶液は、上方からフィルタエレメント45を通して、又は、下から流体ポート38を介して、吸収体パッドに加えることができる。流体ポート38を通して溶液を導入する方法を第14図に示す。栄養溶液は、通常は、流体ポート38に挿入できるテーパしたスヌート(snout)91を持つアンプル90に収容され、栄養溶液をスヌートから出すことができる。アンプル90のスヌート91の外面と流体ポート38の内面との間の嵌着は非常に密着しているのが望ましく、アンプル99のスヌート91の外面を流体ポート38の内面に密着させて押し付けたときにエア・ロックが発生することによって、流体ポート38への栄養溶液の導入を妨げることがないように、流体ポート38から空気を逃がすことができる一つ又はそれ以上の空気抜き40が流体ポート38に形成されているのが望ましい。本実施例では、流体ポート38は三つの空気抜き40を有し、これらの空気抜きは、それぞれ、流体ポート38の内周に流体ポート38の開口部39とその外端との間に形成された細長い溝からなる。栄養溶液を流体ポート38を通して吸収体パッド46に加える場合には、試料リザーバ20か、上カバー70をベース30に取り付け、フィルタエレメント45と吸収体パッド46とが落下しないようにする。栄養溶液を吸収体パッド46に加え、上カバー70をベース30に取り付けた後、ベース30と上カバー70とを含むペトリ皿は培養の準備ができる。必要な場合には、キャップや栓等の閉鎖体を流体ポート38の下端に取り付け、流体が培養中に漏れないようにするのが望ましい。培養中にベース30を逆様にして流体ポート38を上に向けて配置する場合には、閉鎖体は不要である。
一般的には、カバーアッセンブリ50を含むペトリ皿と、ベース30と上カバー70を含むペトリ皿とは、両方とも、非常に満足できるものである。しかしながら、一方の種類のペトリ皿の利点が他方のペトリ皿の利点を上回る場合がある。例えば、ベース30と上カバー70とを備えたペトリ皿を使用する方が便利である。このようなペトリ皿は、濾過の完了後にフィルタエレメント45をベース30から取り外す必要がないため、実施される工程数が少なく、フィルタエレメント45に加わる摩耗が少ないためである。他方、濾過の完了時にベース30上でフィルタエレメント45の下にある吸収体パッド46は、濾過された流体で飽和されている。吸収体パッド46内に存在する濾過された流体が邪魔である場合や、培養のために吸収体パッド46に加えられた栄養溶液を濾過された流体が過度に希釈してしまう場合には、このような構成のペトリ皿を使用する代わりに、カバーアッセンブリ50をペトリ皿として使用するのが望ましい。これは、カバーアッセンブリ50内の吸収体パッド46が濾過中に流体に晒されていないためである。

Claims (21)

  1. 濾過される流体試料を保持するためのチャンバと、
    前記チャンバに流体連通した、濾過された流体用の流体ポートと、
    前記チャンバと前記流体ポートとの間の流れ通路に設けられ、フィルタエレメントを支持するための、フィルタ支持面と、
    前記チャンバを取り外し自在に覆う下カバーと、前記下カバーに取り外し自在に取り付けられた上カバーとを備え、前記フィルタエレメントに存在する微生物を培養するために前記フィルタエレメントを内部に配置することができるペトリ皿を構成する、カバーアッセンブリと、
    を有することを特徴とする、濾過アッセンブリ。
  2. 前記チャンバを画成する試料リザーバと、前記試料リザーバを支持するベースとを備え、前記ベースは流体ポートを備え、前記試料リザーバと前記ベースとの一方がフィルタ支持面を構成し、前記下カバーは前記試料リザーバに取り外し自在に取り付けられている、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  3. 前記ベースは前記フィルタ支持面を有する、請求項2に記載の濾過アッセンブリ。
  4. 前記下カバーは、前記試料リザーバにぴったりと嵌合した状態で係合する、請求項2に記載の濾過アッセンブリ。
  5. 前記下カバーは、シール部材を使用することなく、前記試料リザーバに流体密嵌合状態で係合する、請求項2に記載の濾過アッセンブリ。
  6. 前記上カバーと前記下カバーとは、前記上カバーと前記下カバーとが互いに外れることなく、前記カバーアッセンブリを引っ繰り返すことができるように嵌合した状態で互いに係合している、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  7. 前記上カバーは、前記カバーアッセンブリを引っ繰り返すことにより、前記下カバーが前記上カバーの上に配置されたとき、前記上カバーと前記下カバーとの間に配置された前記フィルタエレメントを前記下カバーに対して保持するための保持部材を含む、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  8. 前記試料リザーバは前記ベースから取り外し可能に構成され、
    前記カバーアッセンブリの前記カバーの一方が、前記ベースに取り外し可能に取り付られて前記ベースとともにペトリ皿を構成する、請求項2に記載の濾過アッセンブリ。
  9. 前記カバーの一方は、前記カバーの一方が前記ベースから外れることなく前記ベースを引っ繰り返すことができるように、嵌合した状態で前記ベースと係合できる、請求項8に記載の濾過アッセンブリ。
  10. 前記上カバーは、前記上カバーの上面に、前記上カバーの上に積み重ねられたときに同じカバーアッセンブリの横方向運動に抵抗するための安定化構造を備える、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  11. 前記安定化構造は、前記上カバーの前記上面に形成された環状押縁を含む、請求項10に記載の濾過アッセンブリ。
  12. 記濾過アッセンブリは、さらに、
    前記流体試料を保持するための、チャンバを画成する試料リザーバと、
    前記試料リザーバを支持するためのベースであって、前記試料リザーバと前記ベースとの間にシール部材を使用せずに前記試料リザーバに流体密をなして取り外し自在に取り付けられたベースとを含み、
    前記試料リザーバと前記ベースのうちの一方は、前記フィルタ支持面を有し、
    前記試料リザーバと前記ベースのうちの一方は、その周囲に亘って延在する突出部を有し、前記試料リザーバと前記ベースのうちの他方は、その周囲に亘って延在する溝を有し、前記溝は前記突出部に流体密をなしてその周囲に亘って取り外し自在に係合することを特徴とする、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  13. 前記溝と前記突出部とは相補的形状を備える、請求項12に記載の濾過アッセンブリ。
  14. 前記溝と前記突出部とはそれらの周囲に亘って表面接触する、請求項12に記載の濾過アッセンブリ。
  15. 前記試料リザーバは、その周囲に亘って延在する溝と突出部とを備え、前記ベースは、その周囲に亘って延在する溝と突出部とを備え、前記ベースの前記突出部と前記試料リザーバの前記溝とは、それらの周囲に亘って互いに流体密をなして係合し、前記試料リザーバの前記突出部と前記ベースの前記溝とはそれらの周囲に亘って互いに流体密をなして係合する、請求項12に記載の濾過アッセンブリ。
  16. 記濾過アッセンブリは、さらに
    濾過されるべき前記流体試料を保持するための、チャンバを画成する試料リザーバと、
    前記流体ポートと真空濾過アッセンブリの真空マニホールドに接触するために前記流体ポートを取り囲むスカートとを含む、前記試料リザーバを支持するためのベースと
    を有し、
    前記試料リザーバと前記ベースのうちの一方が、前記フィルタエレメントを支持するための前記フィルタ支持面を備えることを特徴とする、請求項1に記載の濾過アッセンブリ。
  17. 流体試料を試料リザーバに導入する工程と、
    流体を濾過するために、前記試料リザーバの内部と連通したフィルタエレメントに流体試料を通す工程と、
    前記試料リザーバに取り付けることができかつ第1及び第2のカバーを備えたカバーアッセンブリによって構成されるペトリ皿に、流体の濾過後、前記フィルタエレメントを配置する工程と、
    前記ペトリ皿内で微生物を培養する工程と、
    を備えることを特徴とする、微生物培養方法。
  18. 前記流体試料を前記試料リザーバに導入する工程の前に、前記試料リザーバとベースのうちの一方に形成されたフィルタ支持面に、前記フィルタエレメントを配置する工程と、
    前記試料リザーバと前記ベースのうちの一方に形成された突出部と、前記試料リザーバと前記ベースのうちの他方に形成された溝との間を係合させることによって、シール部材を使用せずに、前記試料リザーバを前記ベースに流体密をなすように取り外し自在に連結する工程と、
    を有することを特徴とする、請求項17に記載の流体濾過方法。
  19. 前記試料リザーバを前記ベースに締まり嵌めで連結する工程を含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記試料リザーバを前記ベースにスナップ嵌めで連結する工程を含む、請求項17に記載の方法。
  21. 前記フィルタエレメントに前記流体試料を通す工程は、
    濾過アッセンブリのベースを、前記ベースのスカートが前記マニホールドの入口チューブと前記スカートの周囲に亘って接触した状態で、真空マニホールドに配置する工程と、
    前記入口チューブの内部に吸引力を加え、前記濾過アッセンブリ内の前記フィルタエレメントを通して前記流体を前記マニホールドに吸い込む工程と、
    を有することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
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