JP4039587B2 - 置換された1−ナフトイルグアニジン、その製法、医薬または診断剤としてのその使用およびそれを含有する医薬 - Google Patents

置換された1−ナフトイルグアニジン、その製法、医薬または診断剤としてのその使用およびそれを含有する医薬 Download PDF

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Description

【0001】
本発明は、式I
【化3】
Figure 0004039587
の置換された1−ナフトイルグアニジンまたはその医薬的に許容し得る塩に関するものである。
【0002】
上記式において、
R2、 R3、R4、 R5、R6、R7およびR8は、相互に独立して、H、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、C25またはXabZであり;
Xは、O、S、NR(10)、CR(11)R(12)、C=O、C(=O)NR(10)、C(=O)O、SO、SO2、SO2NR(10)、OC=O、NR(10)C=OまたはNR(10)SO2(式中、それぞれの場合において、ナフタレン環との結合は、左の原子を経て行われ、R(10)、R(11)およびR(12)は、相互に独立して、H、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルまたは3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
aは、0または1であり;
Yは、1、2、3、4、5、6、7または8個のCH2基を有するアルキレン(これらのCH2基の1個は、O、S、NR(13)またはo−、p−またはm−フェニレンによって置換されていてもよく、R(13)は、H、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルまたは3、4、5または6個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
bは、0または1であり;
Zは、H、1、2、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するアルキル、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキル、C(=O)R(15)、SO2R(15)、NR(16)R(17)またはフェニル(式中、フェニルは置換されていないかまたはF、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)からなる群から選択された1〜3個の置換分によって置換されており、
R(21)およびR(22)は、相互に独立して、H、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルまたは1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルであり、
R(15)は、N=C(NH2)2、NR(18)R(19)、N(CH2)cNR(18)R(19)またはOR(20)であり、
cは、2または3であり、
R(18)およびR(19)は、相互に独立して、H、1、2、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有するアルキルまたは1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルであるか;または
【0003】
R(18)およびR(19)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は、酸素、S、NH、N−CH3、N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)によって置換されていてもよい)であり、
R(20)は、H、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルまたは3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキルであり、
R(16)およびR(17)は、相互に独立して、H、1、2、3、4、5、6、7または8個の炭素原子を有するアルキルまたは1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルであるか、または
R(16)およびR(17)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は、酸素、S、NH、N−CH3、N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)によって置換されていてもよい)である)であるか、または
Zは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するN−含有複素環(N−含有複素環は、NまたはCを経て結合しており、置換されていないか、F、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)からなる群から選択された1〜3個の置換分により置換されている)であり;
しかしR(4)がアルコキシ基である場合においては、置換分R(2)、R(3)、R(5)、R(6)、R(7)およびR(8)の少なくとも1個は、水素に等しくない。式Iの好ましい化合物は、置換分R2、R3、 R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1個が水素に等しくないということ以外は、すべての置換分および指標が上述した通りである化合物およびその医薬的に許容し得る塩である。
【0004】
R2、R3、 R5、R6、R7およびR8がはじめに定義された通りであり;そしてR4がH、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、C25またはZ(Zははじめに定義された通りである)である式Iの化合物およびその医薬的に許容し得る塩が特に好ましい。
また、式Iの好ましい化合物は、置換分R2、R3、 R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1個がXabZ〔式中、XはO、S、NR(10)、CR(11)R(12)、C=O、C(=O)NR(10)、C(=O)O、SO、SO2、SO2NR(10)、OC=O、NR(10)C=OまたはNR(10)SO2(式中、それぞれの場合においてナフタレン環との結合は、左の原子を経て行われ、R(10)、R(11)およびR(12)は、相互に独立してH、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキル、1または2個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルまたは3、4、5または6個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
aは、0または1であり;
Yは、1、2、3、4または5個のCH2基を有するアルキレン(これらのCH2基の1個は、O、S、NR(13)またはo−、p−またはm−フェニレンによって置換されていてもよく、R(13)は、H、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルまたは3、4、5または6個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
bは、0または1であり;
Zは、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキル、C(=O)R(15)、SO2R(15)、NR(16)R(17)またはフェニル(式中、フェニルは、置換されていないかまたはF、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)からなる群から選択された1〜3個の置換分によって置換されており、
R(21)およびR(22)は、相互に独立して、H、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルまたは1または2個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルであり、
R(15)は、N=C(NH2)2、NR(18)R(19)、N(CH2)cNR(18)R(19)またはOR(20)であり、
R(18)およびR(19)は、相互に独立して、H、1、2、3、4または5個の炭素原子を有するアルキルであるか、または
R(18)およびR(19)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は酸素、S、NH、N−CH3またはN−ベンジルにより置換されていてもよい)であり、
cは、2または3であり、
R(20)は、H、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキルであり、
R(16)およびR(17)は、相互に独立して、H、1、2、3、4または5個の炭素原子を有するアルキルまたは1個または2個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルであるか、または
R(16)およびR(17)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は、酸素、S、NH、N−CH3、N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)によって置換されていてもよい)である)であるか;または
【0005】
Zは、1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するN−含有複素環(該環は、NまたはCを経て結合しており、置換されていないかまたはF、Cl、Br、CF3、メチル、メトキシおよびNR(21)R(22)からなる群から選択された1〜3個の置換分によって置換されている)である〕であり;
そして上述した定義にない他の置換分R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、それぞれの場合において、相互に独立して、H、F、Cl、Br、I、CN、NO2、CF3、C25またはXaYbZ〔式中、Xは、O、S、NR(10)、C=O、C(=O)NR(10)、C(=O)O、SO、SO2、SO2NR(10)、OC=O、NR(10)C=OまたはNR(10)SO2(式中、ナフタレン環との結合は、それぞれの場合において、左の原子を経て行われており、R(10)は、H、1、2、3、4、5または6個の炭素原子を有するアルキル、1、2、3または4個の炭素原子を有するパーフルオロアルキルまたは3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキルである)であり;
aは、0または1であり;
bは、0であり;
ZはH、1、2、3、4または5個の炭素原子を有するアルキルである〕である化合物および医薬的に許容し得る塩である。
【0006】
式Iの特に好ましい化合物は、置換分R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1個がXabZ〔式中、Xは、O、NR(10)、C(=O)NR(10)、C(=O)O、SO2NR(10)(式中、それぞれの場合において、ナフタレン環との結合は、左の原子を経て行われ、R(10)は、Hまたはメチルである)であり;
aは、1であり;
Yは、1、2、3、4または5個のCH2基を有するアルキレン(これらのCH2基の1個は、o−、p−またはm−フェニレンにより置換されていてもよい)であり;
bは1であり;
Zは、C(=O)R(15)、NR(16)R(17)または1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するN−含有複素環(式中、N−含有複素環は、NまたはCを経て結合しておりそして置換されておらず、
R(15)は、N=C(NH2)2、NR(18)R(19)またはOR(20)であり、
R(18)およびR(19)は、相互に独立して、H、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルであるか、または
R(18)およびR(19)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は、酸素、S、NH、N−CH3またはN−ベンジルにより置換されていてもよい)であり、
R(20)は、H、1、2または3個の炭素原子を有するアルキルであり、
R(16)およびR(17)は、相互に独立して、H、1、2、3、4または5個の炭素原子を有するアルキルであるか、または
R(16)およびR(17)は、一緒になって4または5個のメチレン基(1個のCH2基は、酸素、S、NH、N−CH3、N−ベンジルまたはN−(p−クロロフェニル)により置換されていてもよい)である)である〕であり;
そして上述した定義にない他の置換分R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8が、それぞれの場合において、相互に独立して、H、F、Cl、Br、I、CF3またはXabZ〔式中、Xは、O、NR(10)、C(=O)NR(10)、C(=O)O、SO2、SO2NR(10)、OC=OまたはNR(10)C=O(式中、ナフタレン環との結合は、それぞれの場合において、左の原子を経て行われ、R(10)は、Hまたは1、2または3個の炭素原子を有するアルキルである)であり;
【0007】
aは、0または1であり;
bは、0であり;
Zは、Hまたは1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである〕である化合物およびその医薬的に許容し得る塩である。
式Iの化合物が1個または2個以上の不斉中心を含有する場合は、これらはSまたはR配置を有する。化合物は、光学的異性体として、ジアステレオマーとして、ラセミ体としてまたはこれらの混合物として存在することができる。
【0008】
アルキル基およびパーフルオロアルキル基は、直鎖状または分枝鎖状であることができる。
1、2、3、4、5、6、7、8または9個の炭素原子を有するN−含有複素環は、特に、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、インドリル、イソインドリル、ベンズイミダゾリル、インダゾイル、キノリル、イソキノリル、フタラジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニルを包含する。
N−含有複素環ピロリル、イミダゾリル、キノリル、ピラゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニルおよびピリダジニルが特に好ましい。
【0009】
さらに、本発明は、式II
【化4】
Figure 0004039587
(式中、Lは、容易に求核的に置換することのできる脱離基であり、他の置換分は上述した意義を有す)の化合物をグアニジンと反応させることからなる化合物Iの製法に関するものである。
【0010】
Lがアルコキシ基、好ましくはメトキシ基、フェノキシ基、フェニルチオ、メチルチオまたは2−ピリジルチオ基、または窒素複素環、好ましくは1−イミダゾリルである式IIの活性化酸誘導体は、それ自体既知の方法で、基をなすカルボニルクロライド(式II、 L=Cl)から有利に得られる。このクロライドは、それ自体既知の方法で、例えば塩化チオニルを使用して基をなすカルボン酸(式II、 L=OH)から製造することができる。
【0011】
式II(L=Cl)のカルボニルクロライドのほかに、式IIの他の活性化酸誘導体は、また、それ自体既知の方法で基をなすナフトエ酸誘導体(式II、L=OH)から直接製造することもできる。例えば、式II(L=OCH3)、メチルエステルは、メタノール中でガス状HClで処理することによって得られ、式IIのイミダゾリド〔L=1−イミダゾリル、Staab, Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 1, 351-367 (1962)〕はカルボニルジイミダゾールで処理することによって得られそして混合無水物IIは、不活性溶剤中においてトリエチルアミンの存在下でCl−COOC25または塩化トシルを使用して得られる。カルボン酸の活性化は、また、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)またはO−〔(シアノ(エトキシカルボニル)メチレン)アミノ〕−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオボレート(“TOTU")〔Proceedings of the 21st European Peptide Symposium, Peptides 1990, Editors E. Giralt and D. Andreu, Escom, Leiden, 1991〕を使用して実施することもできる。式IIの活性化カルボン酸誘導体を製造する多数の適当な方法で、J. March, Advanced Organic Chemistry, Third Edition (John Wiley & Sons, 1985)、350頁における詳細な情報源文献に記載されている。
【0012】
式IIの活性化カルボン酸誘導体とグアニジンとの反応は、それ自体既知の方法で、プロトン性または非プロトン性の極性不活性有機溶剤中で実施される。20℃〜溶剤の沸点のメタノール、イソプロパノールまたはTHFが、ナフトエ酸メチル(II、L=OMe)とグアニジンとの反応において適当であることが証明された。化合物IIと塩でない遊離のグアニジンとの反応の大部分の反応において、反応は、非プロトン性の不活性溶剤、例えばTHF、ジメトキシエタン、ジオキサンまたはDMF中において有利に実施される。しかしながら、例えばNaOHのような塩基を使用する場合は、IIとグアニジンとの反応において、水もまた溶剤として使用することができる。
L=Clである場合は、反応は、酸捕捉剤を添加して、例えばハロゲン化水素酸を結合させるため過剰なグアニジンの形態において有利に実施される。
【0013】
式IIの基をなすナフトエ酸誘導体の若干は、既知であり文献に記載されている。式IIの未知の化合物は、文献から知られている方法によって製造することができる。
一般に、カルボキシルグアニジンIは、弱塩基であり酸と結合して塩を形成する。可能な酸付加塩は、すべての薬理学的に許容し得る酸との塩、例えばハロゲン化水素酸塩、特に塩酸塩、乳酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、酢酸塩、燐酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、マレイン酸塩およびフマール酸塩である。
化合物Iは、置換されたアシルグアニジンである。
アシルグアニジンのもっとも有望な代表的化合物は、カリウム−保持性利尿薬として治療に使用されるピラジン誘導体アミロリドである。例えばジメチルアミロリドまたはエチルイソプロピルアミロリドのようなアミロリド型の多数の他の化合物が文献に記載されている。
【0014】
【化5】
Figure 0004039587
アミロリド:R′、R″=H
ジメチルアミロリド:R′,R″=CH3
エチルイソプロピルアミロリド:R′=C25、R″=CH(CH3)2
【0015】
さらに、アミロリドの抗不整脈性を指摘する調査結果が開示されている〔Circulation 79, 1257-63 (1989)〕。しかしながら、抗不整脈剤としての広い使用に対する障害は、この作用は僅かに顕著であるにすぎずそして血圧低下作用および塩排出作用を伴っておりこれらの副作用は、心臓不整脈の治療に望ましくないということである。
アミロリドの抗不整脈性の適用は、また単離された動物の心臓に対する実験において得られている〔Eur. Heart J. 9 (suppl. 1):167 (1988) (book of abstracts)〕。例えばラットの心臓において、人工的に誘発された心室細動は、アミロリドにより完全に抑制することができるということが見出された。上述したアミロリド誘導体であるエチルイソプロピルアミロリドは、このモデルにおいてアミロリドより強力でさえある。
【0016】
US特許第4251545号は、4−位において長鎖アルコキシ基により置換されている1−ナフトイルグアニジンを開示している。植物保護における殺菌剤としての使用が、これらの化合物に対して記載されている。
特許出願WO 94/26709およびEP−OS 682017は、1−ナフチルグアニジンではなく、もっぱら2−ナフトイルグアニジンを開示している。これらの出願においては、記載されている唯一の実施例は、置換されていない2−ナフトイルグアニジンである。
しかしながら、上述した公開された特許から知られている化合物は、薬理学的に活性な化合物からの医薬の開発に必要であるすべての必要条件を満たさない。例えばより良好な吸収、さらに有利な半減期時間、より良好な水溶性、より低い毒性またはより高い選択性が望まれている。
【0017】
これは、例えば酸素欠乏により起きる疾患の治療に重要であるような、望ましくなく不利な塩利尿性(salidiuretic properties)を示さずに非常に良好な抗不整脈性を示す本発明による化合物によって達成される。化合物の薬理学的性質の結果として、化合物は、心臓保護成分を有する抗不整脈薬剤として、梗塞予防および梗塞治療および狭心症の治療に顕著に適している。この場合、化合物は、また、虚血的に誘発される損傷の形成、特に虚血的に誘発される心臓不整脈の発生における病理生理学的プロセスを予防的に阻止または大幅に減少させる。病理学的低酸素および虚血状態に対する化合物の保護作用のために、本発明による式Iの化合物は、細胞のNa+/H+交換機構の阻害の結果として、虚血により起きるすべての急性または慢性損傷またはそれによって誘発される一次的または二次的疾患の治療用の薬剤として使用することができる。これは、外科介入、例えば器官移植用の薬剤としての化合物の使用に関係する。この場合において、化合物は、摘出前および摘出中の供与者の器官の保護、ならびに、例えば生理学的浴液による処理中または該液中における貯蔵中そしてまた患者の体への移行中の摘出された器官の保護に使用することができる。化合物は、また、例えば心臓および末梢血管における血管形成術外科介入の遂行中の有用な保護薬剤である。虚血的に誘発される損傷に対する化合物の保護作用によって、化合物は、または神経系、特にCNSの虚血症を治療する薬剤として適している。この場合、化合物は、例えば発作または脳浮腫の治療に適している。さらに、本発明による式Iの化合物は、また、例えばアレルギー性、心臓性、血液量不足および細菌性ショックのような形態のショックの治療に適している。
【0018】
さらに、本発明による式Iの化合物は、細胞の増殖、例えば線維芽細胞増殖および血管の平滑筋細胞の増殖に対する強力な阻害作用によって特徴づけられる。それ故に、式Iの化合物は、細胞増殖が一次的または二次的原因である疾患に対する有用な治療剤とみなすことができそしてそれ故に、抗アテローム性動脈硬化症剤および糖尿病後発併発症、癌疾患、線維症疾患、例えば肺線維症、肝線維症または腎線維症、および器官肥大および過形成、特に前立腺過形成または前立腺肥大に対する剤として使用することができる。
【0019】
本発明による化合物は、多数の疾患(本態性高血圧症、アテローム性動脈硬化症、糖尿病など)において、例えば赤血球、血小板または白血球のような容易に測定できる細胞においても上昇する細胞のナトリウム−プロトン交互輸送機構(Na+/H+交換体)の活性な阻害剤である。それ故に、本発明による化合物は、例えばある形態の高血圧またアテローム性動脈硬化症、糖尿病、増殖性疾患などを測定および鑑別する診断薬として使用されるすぐれた且つ簡単な科学的道具(tool)として適している。さらに、式Iの化合物は、高血圧例えば本態性高血圧の形成を予防する予防的治療に適している。
【0020】
さらに、式Iの化合物は、血清リポ蛋白に対して好都合な作用を有しているということが見出された。一般に、特に冠動脈心疾患の動脈硬化血管変化の形成に対して、過度に高い血中脂質値、いわゆる高リポ蛋白血症が重大な危険因子であるということは認められている。それ故に、アテローム性動脈硬化変化の予防および退行に対して、上昇した血清リポ蛋白の低下は非常に重要である。全血清コレステロールの減少に加えて、この全コレステロールの特定のアテローム発生脂質フラクションはアテローム発生危険因子であるので、これらの脂質フラクション、特に低密度ポリ蛋白(LDL)および非常に低い密度のリポ蛋白(VLDL)の割合の低下は特に重要である。これに反して、高密度リポ蛋白は、冠動脈心疾患に対する保護機能を示す。したがって、脂血低下剤は、全コレステロールを低下することができるばかりでなく、特にVLDLおよびLDL血清コレステロールフラクションをも低下することができるはずである。式Iの化合物は、血清脂質レベルに対する作用に関して価値のある治療的に利用できる性質を有しているということが見出された。すなわち、式Iの化合物は、例えばコレステロールおよび脂質の豊富な食物の栄養摂取が増加したために、または、病理学的代謝疾患、例えば遺伝学的に関連した高脂血症において観察されるように、LDLおよびVLDLの血清濃度の増加を有意に減少する。それ故に、式Iの化合物は、原因となる危険因子を排除するアテローム性動脈硬化変化の予防および退行に対して使用することができる。これらは、一次的な高脂血症のみならず、例えば糖尿病において起こるようなある二次的な高脂血症をも包含する。さらに、式Iの化合物は、代謝異常によって誘発される梗塞を明瞭に減少させ特に誘発された梗塞の大きさおよびその激しさの程度を有意に減少させる。さらに式Iの化合物は、代謝異常によって誘発される内皮損傷に対する有効な保護となる。内皮機能不全症候群に対する血管の保護に関して、式Iの化合物は、冠動脈血管痙攣、アテローム発生、アテローム性動脈硬化症、左心室肥大、拡張型心筋症および血栓疾患の予防および治療用の価値ある薬剤である。
【0021】
それ故に、上述した化合物は、高コレステロール血症の治療用の医薬の製造、アテローム発生の予防用の医薬の製造、アテローム性動脈硬化症の予防および治療用の医薬の製造、上昇したコレステロールのレベルにより起こる病気の予防および治療用の医薬の製造、内皮機能不全により起こる病気の予防および治療用の医薬の製造、アテローム性動脈硬化症−誘発高血圧の予防および治療用の医薬の製造、アテローム性動脈症−誘発血栓症の予防および治療用の医薬の製造、高コレステロール血症−および内皮機能不全−誘発虚血損傷および虚血後再灌流損傷の予防および治療用の医薬の製造、高コレステロール血症−および内皮機能不全−誘発心臓肥大および心筋症の予防および治療用の医薬の製造、高コレステロール血症−および内皮機能不全−誘発冠動脈血管痙攣および心筋梗塞の予防および治療用の医薬の製造、高血圧物質阻害剤、好ましくはアンジオテンシン−変換酵素(ACE)阻害剤およびアンジオテンシン受容体アンタゴニストと組み合わせた上述した病気の治療用の医薬の製造、式IのNHE阻害剤と脂血低下活性化合物、好ましくはHMG−CoAレダクターゼ阻害剤(例えばロバスタチンまたはプラバスタチン)との配合剤(後者は、脂血低下作用を与えそれによって式IのNHE阻害剤の脂血低下性を増加させ活性化合物の作用増加および使用量の減少をもたらす都合のよい配合剤であることが証明された)の製造に、有利に使用される。
【0022】
それ故に、増加した血中脂質レベルを低下する薬剤としての式Iのナトリウム−プロトン交換阻害剤の投与およびナトリウム−プロトン交換阻害剤と血圧低下および/または脂血低下活性を有する薬剤との配合剤もまたクレームされる。
化合物Iを含有する医薬は、経口的に、非経口的に、静脈内的に、直腸的にまたは吸入によって投与することができそして好ましい投与は、特定の疾患の型に依存する。化合物Iは、それ自体でまたは医薬補助剤と一緒に家畜およびヒトの医薬に使用することができる。
望ましい医薬処方に適した補助剤は、専門的知識を基にして当業者によく知られている。溶剤、ゲル形成剤、坐剤基剤、打錠補助剤および他の活性化合物賦形剤のほかに、例えば抗酸化剤、分散剤、乳化剤、泡止め剤、風味矯正剤、防腐剤、可溶化剤または着色剤を使用することができる。
【0023】
経口的投与の形態においては、活性化合物を、この目的に適した添加剤、例えば賦形剤、安定剤または不活性希釈剤と混合し慣用の方法によって、適当な投与形態、例えば錠剤、被覆錠剤、硬質ゼラチンカプセルまたは水性、アルコール性または油性溶液にする。使用することのできる不活性賦形剤は、例えばアラビアゴム、マグネシア、炭酸マグネシウム、燐酸カリウム、ラクトース、グルコースまたは殿粉、特にとうもろこし殿粉である。処方は、乾燥顆粒としておよび湿潤顆粒として実施することができる。適当な油性賦形剤または溶剤は、例えばアマワリ油または魚肝油のような植物または動物油である。
【0024】
皮下または静脈内投与においては、活性化合物を、必要に応じてこの目的に慣用の物質、例えば可溶化剤、乳化剤または他の補助剤を使用して、溶液、懸濁液または乳濁液にする。適当な溶剤は、例えば水、生理学的食塩溶液またはアルコール、例えばエタノール、プロパノール、グリセロール、また糖溶液、例えばグルコースまたはマンニトール溶液、または上述した種々な溶剤の混合物である。
【0025】
エーロゾルまたはスプレーの形態で投与するのに適した医薬処方は、例えば、医薬的に許容し得る溶剤、例えば特にエタノールまたは水またはこれらの溶剤の混合物中の式Iの活性化合物の溶液、懸濁液または乳濁液である。
必要な場合は、処方は、また、他の医薬補助剤、例えば界面活性剤、乳化剤および安定剤ならびに発射剤を含有することができる。このような製剤は、慣用的に、約0.1〜10重量%、特に約0.3〜3重量%の濃度で活性化合物を含有する。
【0026】
投与される式Iの活性化合物の投与量および投与の頻度は、使用される化合物の力価および作用期間および治療される疾患の型および程度、および処置される哺乳動物の性別、年令、体重および個々の応答に依存する。平均して、約75kgの体重の患者に対する式Iの化合物の一日当たりの投与量は、体重1kg当たり少なくとも0.001mg/kg、好ましくは0.01mg/kg〜多くて10mg/kg、好ましくは1mg/kgである。急性の疾患の場合においては、例えば心筋梗塞にかかった直後に、例えば一日当たり4回までの投与のより高いそして特により多い頻度の投与が必要である。特に、例えば集中治療室の梗塞患者の場合において静脈内的に投与するときは、一日当たり200mgまでが必要である。
【0027】
実験の部
略号のリスト
CDI カルボニルジイミダゾール
DMF N,N−ジメチルホルムアミド
RT 室温
M.p. 融点
FC フラッシュクロマトグラフィー
THF テトラヒドロフラン
eq. 当量
EA 酢酸エチル(EtOAc)
【0028】
ナフトイルグアニジン(1)を製造する一般的操作
変形方法1A:ナフトエ酸(II、L=OH)から
式IIのナフトエ酸誘導体1.0当量を、無水のTHF(5ml/ミリモル)に溶解または懸濁しカルボニルジイミダゾール1.2当量で処理する。RTで2時間撹拌した後に、グアニジン5.0当量を反応溶液に導入する。一夜撹拌した後に、THFを減圧下(回転蒸発器中)で留去し、残留物を水で処理し相当するグアニジン(式I)を濾去する。このようにして得られたカルボキシルグアニジンは、水性、メタノール性またはエーテル性の塩酸または他の薬理学的に許容し得る酸で処理することによって相当する塩に変換することができる。
【0029】
変形方法1B:ナフトエ酸アルキル(II、L=O−アルキル)から
式IIのカルボン酸アルキル1.0当量およびグアニジン(遊離塩基)5.0当量を、イソプロパノールまたはTHFに溶解または懸濁し変換が完了するまで(薄層でチェックする)、還流下で煮沸(典型的な反応時間2〜5時間)する。溶剤を減圧下(回転蒸発器)で留去し、残留物をEAにとりNaHCO3溶液で3回洗浄する。それを、Na2SO4で乾燥し、溶剤を真空中で留去し残留物を適当な溶離剤、例えば5:1のEA/MeOHを使用して、シリカゲル上でクロマトグラフィー処理する(塩形成については、変形方法Aを参照されたい)。
【0030】
ヒドロキシナフトエ酸エステルをアルキル化する一般的操作
ナトリウムメトキシド1.5当量を、DMF(3ml/ミリモル)中のヒドロキシナフトエ酸エステル(例えば6−ヒドロキシナフトエ酸メチルまたは2−ヒドロキシナフトエ酸メチル)1当量の溶液に加え混合物を40℃で30分撹拌する。それから、アルキル化剤(例えばN−(2−クロロエチルモルホリン))1.7当量を加え混合物を使用するアルキル化剤の反応性によって40℃〜120℃の間の温度で、反応が完了(TLCでチェックする、典型的反応時間:1〜15時間)するまで撹拌する。
【0031】
実施例1:4−フルオロ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩
【化6】
Figure 0004039587
一般的操作1Aによって、4−フルオロ−1−ナフトエ酸1gから4−フルオロ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩0.75gを得た。M.p.245℃。
1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=7.5(1H), 7.75 (2H), 8.1 (2H), 8.45 (1H),8.7 (4H), 12.4 (1H)
【0032】
実施例2:5−ブロモ−6−メトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩
【化7】
Figure 0004039587
CDI 3.2gを、THF 90ml中の5−ブロモ−6−メトキシ−1−ナフトエ酸(アルカリ性加水分解によってDE 4318069に記載されているメチルエステルから得られた)4.2gの懸濁液に加え、混合物をRTで一夜撹拌する。それをグアニジン4.4gで処理しそしてRTで4時間撹拌し、THFを回転蒸発器上で留去し、残留物を水100mlと一緒に撹拌する。沈降した沈殿を吸引濾去し、乾燥し、メタノール60mlに懸濁する。飽和イソプロパノール性塩酸3mlを添加し30分撹拌した後、塩酸塩を吸引濾去する。5−ブロモ−6−メトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩4.8gを得た。M.p.>260℃。 1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=4.0 (3H), 7.6 (1H),7.7 (1H), 7.9(1H), 8.2-8.4 (6H), 12.1 (1H)
【0033】
実施例3:6−メトキシ−5−トリフルオロメチル−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩
【化8】
Figure 0004039587
実施例2と同様にして、6−メトキシ−5−トリフルオロメチル−1−ナフトエ酸(EP 0059596、US 4590010参照)4.0gから6−メトキシ−5−トリフルオロメチル−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩4.7gを得た。M.p.>260℃。
1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=4.0 (3H), 7.7 (2H), 7.9 (1H), 8.3 (1H), 8.5 (3H), 8.7 (2H), 12.3 (1H)
【0034】
実施例4:6−メトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩
【化9】
Figure 0004039587
実施例2と同様にして、6−メトキシ−1−ナフトエ酸2.0gから6−メトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩1.2gを得た。M.p.235〜236℃。
1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=3.9 (3H), 7.3 (1H), 7.5 (1H), 7.6 (1H), 7.85 (1H), 8.1 (1H), 8.25 (1H), 8.6 (4H), 12.0 (1H)
【0035】
実施例5:6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトイルグアニジン
【化10】
Figure 0004039587
【0036】
(a) 6−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸200gを、HClガスで飽和した無水のメタノール中で2時間加熱還流する。混合物を濃縮し、残留物をメタノールから再結晶し6−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸メチル50gを得た。
(b) 6−ヒドロキシ−1−ナフトエ酸メチル5gおよびナトリウムメトキシド2.0gを、DMF 50ml中においてN2下40℃で20分撹拌する。それから、ジエチルアミノエチルクロライド(遊離塩基)5.7gを加え、混合物を40℃でさらに1時間撹拌する。DMFを回転蒸発器で除去し、残留物を希塩酸にとり溶液を酢酸エチルで抽出する。水性相を水酸化ナトリウム溶液でアルカリ性にし再び酢酸エチルで抽出する。この抽出液を濃縮した後、6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトエ酸メチル6.2gを得た。
(c) 6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトエ酸メチル6gおよびKOH 6.8gをメタノール150mlに溶解し還流下で6時間加熱する。pHを5.0に調節した後、メタノールを真空中で留去し残留物を塩化メチレン500mlと一緒に撹拌する。濾過および濾液の濃縮後に、6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトエ酸2.2gを得た。
【0037】
(d) CDI 1.5gを、THF 50ml中の6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトエ酸2.0gの懸濁液に加え反応混合物をRTで一夜撹拌す。それから、それをグアニジン2.0gで処理し、再び一夜撹拌し濃縮し残留物を水100mlと一緒に撹拌する。形成した沈殿を吸引濾去し1:1の塩化メチレン/メタノールを使用してFCにより精製して6−(2−ジエチルアミノエトキシ)−1−ナフトイルグアニジン0.66gを得た。M.p.168〜169℃。
1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=1.0 (6H), 2.6 (4H), 2.85 (2H), 4.15 (2H), 7.15 (1H), 7.3 (1H), 7.4 (1H), 7.75 (2H), 8.7 (1H)
【0038】
実施例6:1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.160〜162℃。
実施例7:2−ヒドロキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩一水和物;M.p.310℃。
実施例8:2−メトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.263〜264℃。
上述した方法と同様にして1−ヒドロキシナフトエ酸メチルをアルキル化し、そしてその後一般的操作の変形方法1Bによってグアニジンと反応させることによってまたはその後アルカリ性加水分解して相当するナフトエ酸を得次いで変形方法1Aによりグアニジル化することによって次の化合物を得た。
【0039】
実施例9:2−(4−ブロモベンジルオキシ)ナフトイルグアニジン塩酸塩半水和物;M.p.198〜202℃。
【化11】
Figure 0004039587
【0040】
実施例10:2−〔4−(1−ピペリジノメチル)ベンジルオキシ〕−1−ナフトイルグアニジン;M.p.205〜210℃。
【化12】
Figure 0004039587
【0041】
実施例11:2−〔4−(N,N−ジメチルアミノメチル)ベンジルオキシ〕−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩一水和物;M.p.240℃。
実施例12:2−〔3−(N,N−ジメチルアミノメチル)ベンジルオキシ〕−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩セスキ水和物;M.p.209℃。
実施例13:2−プロピルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.235〜237℃。
実施例14:2−ブチルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.215〜216℃。
実施例15:2−イソペンチルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.235〜237℃。
【0042】
実施例16:2−第2ブチルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.189〜190℃。
実施例17:2−エトキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩半水和物;M.p.247〜248℃。
実施例18:2−イソプロピルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.219〜223℃。
実施例19:2−ベンジルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.210〜215℃。
実施例20:2−ヘプチルオキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.180〜185℃。
実施例21:2−シクロペントキシ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩;M.p.263〜264℃。
【0043】
実施例22:4−ジメチルアミノ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩
【化13】
Figure 0004039587
一般的操作1Aによって、4−ジメチルアミノ−1−ナフトエ酸1.0gから4−ジメチルアミノ−1−ナフトイルグアニジン塩酸塩1.0gを得た。
1H-NMR (DMSO-d6):δ〔ppm〕=3.0 (s, 6H), 7.2 (d, 1H), 7.6 (m, 2H), 8.1 (d, 1H), 8.3 (m, 1H), 8.5 (m, 1H), 8.7 (s, br. 4H), 12.1 (s, 1H)
【0044】
実施例23:ナフタリン−1,4−ジカルボン酸ジグアニジド
【化14】
Figure 0004039587
【0045】
(a) ナフタリン−1,4−ジカルボン酸5gを、メタノール50mlに溶解し溶液をSOCl2 10mlで処理し還流下で6時間煮沸する。揮発性成分を真空中で除去し生成物を真空中で乾燥する。無色の油としてナフタリン−1,4−ジカルボン酸ジメチル5gを得た。
MS(DCl):245(M+H)+
(b) ナフタリン−1,4−ジカルボン酸ジメチル1.2gおよびグアニジン3gを、無水のイソプロパノール10mlに溶解し溶液を還流下で4時間煮沸する。溶剤を真空中で除去し、残留物を水と一緒にスラリー化しそして生成物を濾去する。ナフタリン−1,4−ジカルボン酸ジグアニジド450mgを得た。M.p.270℃(分解)。
f(アセトン/水 10:1)=0.14
MS(FAB):299(M+H)+
【0046】
薬理学的データ:
ウサギの赤血球のNa+/H+交換体の阻害
Na+/H+交換を活性化し結果としてフレーム測光法によってNa+/H+交換による赤血球へのNa+流入を測定することができるようにするために、白色のニュージランドウサギ(Ivanovas)に6週間2%のコレステロールを含有する標準食餌を与えた。血液を耳動脈からとりヘパリンカリウムの25IU/mlによって非凝血性にした。それぞれの試料の一部を、遠心分離によるヘマトクリットの二重測定に使用した。それぞれの場合において100μlのアリコートを、赤血球のNa+出発含量を測定するために使用した。
【0047】
アミロリド−感受性ナトリウム流入を測定するために、それぞれの血液試料100μlを、それぞれの場合において、高滲透圧塩−スクロース培地(ミリモル/リットル:NaCl 140、KCl 3、スクロース150、ウーアバイン0.1、トリスヒドロキシメチルアミノメタン20)5ml中でpH7.4および37℃でインキュベートした。それから、赤血球を、氷冷MgCl2−ウーアバイン溶液(ミリモル/リットル:MgCl2、ウーアバイン0.1)で3回洗浄し蒸留水2.0ml中で溶血した。細胞内ナトリウム含量をフレーム測光法によって測定した。
正味のNa+流入は、ナトリウム出発値とインキュベーション後の赤血球のナトリウム含量との間の差から計算した。アミロリドで阻害することのできるナトリウム流入は、アミロリド3×10-4モル/リットルを使用してまたは使用しないでインキュベートした後の赤血球のナトリウム含量の差から得られた。ナトリウム流入は、また、本発明による化合物の場合においても、この方法で測定した。
【0048】
【表1】
Figure 0004039587

Claims (7)

  1. 式I
    Figure 0004039587
    の置換された1−ナフトイルグアニジンまたはその医薬的に許容し得る塩。
    上記式において、
    R2は、HまたはXabZであり;
    Xは、Oであり;
    aは、1であり;
    Yは、1、2、3または4個のCH2基を有するアルキレン(これらのCH2基の1個は、o−、p−またはm−フェニレンによって置換されていてもよい)であり;
    bは、0または1であり;
    Zは、H、1、2、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するアルキル、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するシクロアルキル、NR(16)R(17)またはフェニル(ここで、フェニルは置換されていないかまたはF、ClまたはBrから選択された1個の置換分によって置換されており、
    R(16)およびR(17)は、相互に独立して、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルであるか、または
    R(16)およびR(17)は、一緒になって4または5個のメチレン基である)であり;
    R3は、Hであり;
    R4は、H、FまたはXabZであり;
    aは、0であり;
    bは、0であり
    Zは、C(=O)R(15)またはNR(16)R(17)(ここで、R(15)は、N=C(NH2)2であり、
    R(16)およびR(17)は、相互に独立して、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである)であり;
    R5は、H、F、Cl、Br、IまたはCF3であり;
    R6は、HまたはXabZであり;
    Xは、Oであり;
    aは、1であり;
    Yは、1、2、3または4個のCH2基を有するアルキレンであり;
    bは、1であり;
    Zは、HまたはNR(16)R(17)(ここで、R(16)およびR(17)は、相互に独立して、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである)であり;そして、
    R7およびR8は、Hである。
  2. 置換分R2、R3、 R4、R5、R6、R7およびR8の少なくとも1個がHに等しくない請求項1記載の式Iの化合物。
  3. 置換分R2、R4およびR6の少なくとも1個がXabZである、請求項1または2記載の式Iの化合物。
  4. 式II
    Figure 0004039587
    (式中、Lは容易に求核的に置換することのできる脱離基でありそして他の置換分は請求項1において定義した通りである)の化合物をグアニジンと反応させることからなる請求項1記載の化合物Iの製法。
  5. 式I
    Figure 0004039587
    [上記式において、
    R2は、HまたはXabZであり;
    Xは、Oであり;
    aは、1であり;
    Yは、1、2、3または4個のCH2基を有するアルキレン(これらのCH2基の1個は、o−、p−またはm−フェニレンによって置換されていてもよい)であり;
    bは、0または1であり;
    Zは、H、1、2、3、4、5、6または7個の炭素原子を有するアルキル、またはフェニルであり;
    R3は、Hであり;
    R4は、H、FまたはXabZであり;
    aは、0であり;
    bは、0であり
    Zは、NR(16)R(17)(ここで、R(16)およびR(17)は、相互に独立して、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである)であり;
    R5は、Hであり;
    R6は、HまたはXabZであり;
    Xは、Oであり;
    aは、1であり;
    Yは、1、2、3または4個のCH2基を有するアルキレンであり;
    bは、1であり;
    Zは、NR(16)R(17)(ここで、R(16)およびR(17)は、相互に独立して、1、2、3または4個の炭素原子を有するアルキルである)であり;そして、
    R7およびR8は、Hである]
    の置換された1−ナフトイルグアニジンまたはその医薬的に許容し得る塩からなる細胞のNa+/H+交換体の阻害剤。
  6. 虚血状態によって起こる病気、不整脈、心筋梗塞、狭心症、心臓の虚血状態、末梢および中枢神経系の虚血状態および発作、末梢器官および各部の虚血状態、ショックの状態、アテローム性動脈硬化症、糖尿病後発併発症、癌症、線維症疾患、前立腺過形成、または脂質代謝の疾患の治療または予防用の医薬;外科手術および器官移植において使用される医薬;または外科的手術のための移植組織および器官の防腐および貯蔵用の医薬を製造するための請求項5記載のNa+/H+交換体の阻害剤の使用。
  7. 請求項6記載のNa+/H+交換体の阻害剤の有効量を含有する医薬組成物。
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