JP4036666B2 - 磁気治療器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気治療器に関する。更に詳しくは、本発明は、磁気発生体とそれを生体に固定するための高分子ハイドロゲルからなる磁気治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】
人体や衣服に貼付して用いる磁気治療器は、磁気発生体から出る磁力線の作用で人体各部の血行をよくする機能を有し、肩こり、腰痛、筋肉痛等の治療に広く一般に販売され、用いられているものである。一般的な磁気発生体は、錠剤型のフェライト系永久磁石、希土類の永久磁石、又は磁性材料粉末と合成樹脂を混合した磁気シートの形状を有する。
【0003】
これらの治療器は患部に密着しなければ治療効果が顕著に低下してしまう。しかし、磁気発生体自体には接着性がないので、粘着シート等で生体への固定が行なわれている。最も一般に使用されているのがアクリル系粘着剤を不織布やプラスチックフィルム上に塗布した粘着シートである。
しかし、このような粘着剤は強接着力ではあるが、皮膚に貼りつけて剥がすと、皮脂や角質が粘着剤に貼りつくため、粘着力が顕著に低下してしまい、再び皮膚に貼付して使用できない問題があった。またその接着性ゆえに皮膚への負担は大きく、貼付時に皮膚がかぶれたり、剥がす時に発赤等の皮膚異常を引き起こしたりすることがあった。
【0004】
例えば特開平8−80355号公報に記載の磁気治療器のように、特に磁気シートと粘着シートで構成される磁気治療器では、人体との接着面積も大きいため、粘着シートが人体に与える皮膚刺激等の影響は更に大きい。
皮膚への刺激性低減のためにアクリル系高分子ハイドロゲルを粘着シートとして用いた磁気治療器が、特開2001−204830号公報に記載されている。高分子ハイドロゲルは一般に皮膚への刺激が少なく、皮膚表面への追従性が高く、繰返し使用が可能である等の特徴を有する。しかし、アクリル系高分子ハイドロゲルは、一般的な磁気発生体には接着しないので、不織布等の粘着剤支持シートなるものを介して磁気発生体の支持を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
磁気発生体を人体に貼付する粘着シートを高分子ハイドロゲルにすると粘着特性は向上する。しかし、一般に高分子ハイドロゲルは耐水性に乏しく、磁気治療器の長時間にわたる貼付時の発汗により、高分子ハイドロゲルが膨潤、次いで粘着力が低下して磁気治療器が脱落する問題があった。この問題は、イオン性のアクリル系高分子ハイドロゲルでは、吸水しやすいため特に顕著であった。また、厚いゲルを使用して人体への接着力を高めたゲルでは磁力の減衰が顕著で磁気治療器としての効果も低下していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の発明者らは、耐水性でかつ磁気減衰率の低い高分子ハイドロゲルを用いた磁気治療器の開発を目指して鋭意研究した結果、本発明を完成した。
かくして本発明によれば、磁気発生体とそれを生体に固定するための高分子ハイドロゲルとを備え、該高分子ハイドロゲルは、非イオン性の重合性単量体と架橋性単量体を共重合架橋した高分子マトリックスと湿潤剤と水とを含み、湿潤剤が、多価アルコール単量体を重合してなる高分子を少なくとも50重量%以上含み、高分子が、平均分子量が150〜4000、水溶性、{(高分子中に存在するエーテル基の数+高分子中に存在するヒドロキシル基の数)/高分子中に存在する炭素原子の数}≧1/3の条件を満たし、かつ、3以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール単量体由来の単位を高分子の繰返し単位中に少なくとも1単位有することを特徴とする磁気治療器が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の発明者等は、耐水性でかつ磁気減衰率の低い高分子ハイドロゲルを用いた磁気治療器を得るためには、特定の湿潤剤が有効であることを見い出している。具体的には、本発明における湿潤剤は、多価アルコール単量体を重合させた重合体を50重量%以上含み、多価アルコール単量体が、3価以上の多価アルコール単量体を含み、該重合体が、平均分子量150〜4000、水溶性、かつ((重合体中に存在するエーテル基の数+重合体中に存在するヒドロキシル基の数)/重合体中に存在する炭素原子の数)≧1/3の条件を満たすものである。
以下、湿潤剤について具体的に説明する。
【0009】
本発明に使用可能な多価アルコール単量体を重合してなる重合体は、150〜4000の平均分子量を有し、好ましい平均分子量は、300〜4000である。本明細書中、平均分子量は、GPC(ゲルバーミエイションクロマトグラフィー)で測定した数平均分子量を意味する。
低分子量の多価アルコール単量体、又は多価アルコール単量体を重合して得られる重合体であっても、平均分子量が150に満たない場合は、ゲル吸水時に高分子マトリックス網目が開いた際に、それが網目の拘束から外れて溶出しやすい。その理由は、これらは立体障害の小さい低分子であるため、ゲル平衡時は高分子マトリックスと水素結合し、安定化しているが、反面、立体障害が小さいため、吸水時にはこの水素結合に水が割り込み、水和し易く、その結果より網目の拘束から外れ易くなるからである。
【0010】
逆に、平均分子量が4000を超える場合は、例えば、これら重合体が液状の場合でも、粘度が高すぎ、仮に、水や液状の重合性単量体を用いて希釈したとしても、ゲルの原料となる配合液の粘度が十分に低下せず、ハンドリングが悪くなると共に、ゲルに成型する際に気泡が混入し、また、脱泡作業が困難になる場合がある。また、これらが、固形であった場合は、溶解に時間がかかると共に、得られる配合液の粘度はやはり高く、前記と同様の弊害が生じる恐れがある。
多価アルコール単量体でも、分子量が150以上のものが存在する。例えば、ブドウ糖やシュークロース等の単糖、二糖類、更に、ソルビトール等がこれにあたる。これらの多価アルコールは、単量体としてもある程度の高分子量を有しているが、例えばシュークロース(分子量342)の場合、保水性に乏しく、経時的に安定なゲルを得ることが困難である。
【0011】
本発明に使用可能な多価アルコール単量体を重合してなる重合体は、水溶性である。水溶性とは水100gに10g以上溶解することを意味する。
更に、多価アルコール単量体を重合してなる重合体として、該重合体が、{(重合体中に存在するエーテル基の数+重合体中に存在するヒドロキシル基の数)/重合体中に存在する炭素原子の数}≧1/3の条件を満たす重合体が使用される。
また、重合体の繰返し単位内に3価以上の多価アルコール単量体由来の単位を配することにより、湿潤剤としての湿潤機能が向上すると共に、高分子マトリックスや溶媒との静電気的相互作用が高くなり、ゲル内部からの湿潤剤の溶出をより低減することができる。重合体中の一部のみこれらの単量体由来の単位を配した場合でも、重合体の結晶性を低下させることができるので、重合体の分子量が高くても液状とすることが可能である。
【0012】
本発明に使用可能な多価アルコール単量体を重合してなる重合体としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、又は糖類等の1種又は2種以上の水溶性の重合体が挙げられる。
多価アルコール単量体を重合してなる重合体は、常温で液状であることがゲルの粘弾性特性の点と、製造時のハンドリング性の点で望ましい。また、分子内また繰返し単位の末端に、エステル結合、アルデヒド基、カルボキシル基等の官能基を有していてもよい。
【0013】
ハイドロゲルは、高分子マトリックス内に、湿潤剤や水等の可塑成分を含むことにより良好な粘弾性特性を有する。しかし、可塑成分のうち、湿潤剤が常温で固体であった場合は、湿潤剤自体は可塑成分としての機能を果たさないため、ゲル内の水分が唯一の可塑成分の機能を有する。例えば、高分子量の多価アルコール単量体は常温で固形であり、可塑剤としての機能を有しない。そのような単量体を使用する場合、配合液作製時においても、溶解のために大量の水を使用する必要があり、また、結晶性が高く、融点も高い(例えば、ソルビトールでも融点が90〜140℃のため、単量体の加熱溶解も困難であり、ゲルの製造が困難である。
【0014】
上記3価以上の多価アルコール単量体を含む多価アルコール単量体を重合させた重合体としては、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ソルビタン、糖類等のように分子内に3価以上の多価アルコール単量体を少なくとも含む単量体を重合させた重合体が挙げられる。3価以上の多価アルコール単量体は、全単量体中、50重量%以上含まれていることが好ましい。
なお、3価以上の多価アルコール単量体ユニットには、重合していないヒドロキシル基が残留していてもよい。3価以上の多価アルコール単量体由来の単位が存在する場合、重合体に未反応のヒドロキシル基が残留しうるため、湿潤性能を向上させることができる。
【0015】
これら分子内に3価以上の多価アルコール単量体を重合してなる重合体も、常温で液状であることが好ましい。例えば、常温で液状のグリセリンを単独重合して得られるポリグリセリンは、常温で液状であるため、ハンドリング性にも優れる。また、ソルビトールや糖類のような常温で固体の単量体は、異なった種類の単量体を組み合せて共重合したり、ポリグリセリン等の液状の重合体をグラフトしたりすることにより液状にすることができる。
また、湿潤剤の一部に多価アルコール単量体を用いることも可能であるが、吸水時、湿潤剤溶出の影響を低減するためには多価アルコール単量体の使用量を湿潤剤総量に対して50重量%未満に抑えることが好ましい。多価アルコール単量体の使用量が50重量%以上の場合、湿潤剤総量に対して、低分子量な多価アルコール単量体の比率が大きくなり、吸水時の溶出量が多くなる。また、前記範囲を超えない範囲で、多価アルコール単量体と、ポリエチレングリコール等の単純な重合体や、当該分野で公知の他の湿潤剤を併用することも可能である。
【0016】
ゲル中の湿潤剤の濃度は、10〜80重量%が好ましく、より好ましくは20〜70重量%に設定するのがよい。10重量%未満では、ゲルの湿潤力が乏しく、水分の蒸散が著しくなり、ゲルの経時安定性に欠けると共に、柔軟性に欠け、粘着性が必要な場合でも粘着性の付与が困難な場合が多いので好ましくない。また、80重量%を超える場合は、相対的に高分子マトリックスや水の濃度が小さくなる恐れがあるため好ましくない。また、重合性単量体と架橋性単量体、湿潤剤、水を含むモノマー配合を作製する時、粘度が高くなりすぎ、ハンドリングが悪くなると共に、ゲルを成型する際に気泡が混入し、脱泡作業が困難になるため好ましくない。更に湿潤剤中50重量%以上、すなわち、ゲル中に5重量%以上の多価アルコール単量体を重合してなる重合体を使用することが好ましい。
【0017】
次に、本発明に使用できる非イオン性の重合性単量体は、当該分野で公知の単量体をいずれも使用することができる。特に、非イオン性の重合性単量体は、遊離の酸又は塩基の状態の単量体の1重量%水溶液が4〜9のpHを示すものを使用することが好ましく、6〜8のpHを示すものを使用することがより好ましい。具体的には、(ポリ)エチレングリコール(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコール(メタ)アクリレート、(ポリ)グリセリン(メタ)アクリレート等のアクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド等のN置換(メタ)アクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミド等のN−ビニルアミド誘導体等が挙げられ、これらは1種又は複数種組み合わせて使用することができる。
【0018】
ここで、イオン性の重合性単量体を用いて製造した高分子マトリックスは、高分子ハイドロゲル中で側鎖のイオン基が電離しており、高分子マトリックスはプラスかマイナスの何れかに帯電した状態にある。このため、高分子マトリックスの直鎖同士は常に反発する性質を有しており、ここに、大量の水が接触すると、短時間で高分子マトリックスの網目が開き、より大きな吸水力を発揮することとなる。これに対して、非イオン性の重合性単量体を用いれば、そのような変化が少ない。
【0019】
一方、架橋性単量体とは、分子内に重合性を有する二重結合を2以上有している単量体を使用することが好ましい。具体的には、メチレンビス(メタ)アクリルアミド、エチレンビス(メタ)アクリルアミド、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート等の多官能(メタ)アクリルアミド又は(メタ)アクリレート、テトラアリロキシエタン、ジアリルアンモニウムクロライド等が挙げられ、これらは1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。なお、架橋性単量体は、非イオン性の重合性単量体に対して少量でよいので、イオン性及び非イオン性の単量体のいずれも使用することができるが、非イオン性の単量体の方がより好ましい。
なお、上記分子内に重合性を有する二重結合を2以上有する架橋性単量体として、特許第2803886号公報に記載された、2個以上の(メタ)アクリロイル基又はビニル基を有しかつ分子量が400以上の多官能化合物であるポリグリセリン誘導体も使用することができる。
【0020】
架橋性単量体の添加量は、高分子マトリックス総量に対して、0.05〜10重量%であるのが好ましい。0.05重量%未満の場合、架橋密度が低く、形状安定性が乏しくなると同時に、網目の橋架けの間隔が大きくなり、吸水時の網目の膨張が大きくなり、吸水倍率が増加する可能性がある。また、10重量%を超えて架橋性単量体を使用した場合は、硬く脆いゲルになる可能性がある。更に、架橋性単量体の総量はゲル全体の5重量%以下であることが好ましい。なお、ここにいう高分子マトリックスとは、重合性単量体と架橋性単量体を重合架橋したマトリックスを指す。
【0021】
また、ハイドロゲルに含まれる水は5〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは5〜40重量%である。5重量%未満ではゲルの平衡水分量に対する含水量が少ないため、吸湿性が強くなり、水洗等を行う際には吸水する傾向が強くなる可能性がある。また、50重量%を超えると高分子ハイドロゲルの平衡水分量との差が大きくなるため、乾燥によるゲルの収縮や、物性の変化が大きくなる可能性がある。
【0022】
本発明における高分子ハイドロゲルに含まれる高分子マトリックスの濃度は、5〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは5〜40重量%に設定するのがよい。これは、5重量%未満では得られるゲルのマトリックス濃度が低すぎるため、溶媒をかかえきれずブリードしやすく、腰強度の弱いゲルとなる恐れがあるからである。一方、50重量%を超えて製造した高分子ハイドロゲルは、重合時の発熱が大きくなりすぎるため、溶媒の沸点を超え沸騰する恐れがある。また、沸騰した場合は気泡が混入するため良好なゲルを得ることが困難となる。
上記本発明の高分子ハイドロゲル電極は、以下に説明するゲルの性質でも定義できる。
【0023】
すなわち、高分子ハイドロゲルを使用した磁気治療器を長時間人体に貼付した場合や運動等の発汗による重量増加は、高分子ハイドロゲルを水に浸積した時の吸水挙動と類似していることがわかった。親水性を有するゲル体は、少なからず吸水し、重量が増加すると共に、体積が膨張する。このため、ゲル自体の材料破壊をおこす。同時に、体積膨張したゲル体は、高分子マトリックスの網目が広がった状態であり、ゲル体の内包成分を保持する能力が著しく低下し、最終的には、内包成分がゲル体の外に溶出する。このため粘着性等の物性が低下してしまって、磁気発生体との剥離、生体からの脱落等の問題を引き起こす。
【0024】
発明者らは、このように、磁気治療器の長時間貼付や運動による発汗により粘着性が損なわれないようにするためには、5分間吸水させた時に、その重量増加が吸水させる前の重量の50%以下で、高分子ハイドロゲルの溶出量が吸水させる前の重量の10重量%以下であることが必要であることを見出した。
5分間吸水させた時に、その重量増加が吸水させる前の重量%以下であるということは、イオン交換水に5分間浸積し吸水させた時に増加するゲルの重量が吸水させる前の重量の50%以下であることを表し、以下の式で表すことができる。
5分間吸水させた時の重量増加=
(吸水後のゲル重量―吸水前のゲル重量)/吸水前のゲル重量≦0.5 式1
【0025】
また、ゲル体は吸水により重量増加すると共に、高分子マトリックスの網目が広がり、ゲルの内包成分の一部が溶出する。ハイドロゲルの溶出量が吸水させる前の重量の10重量%以下であるということは、5分間吸水させることにより体積膨張し、高分子マトリックスの網目が広がったゲルから内包成分の一部である湿潤剤がゲルを浸積しているイオン交換水中に拡散あるいは溶出する量が、吸水前のゲル重量の10重量%以下であることを指す。
本発明における高分子ハイドロゲルは、重合性単量体と、架橋性単量体と、湿潤剤、溶媒等と、重合開始剤を溶解、又は均一分散し、加熱又は紫外線照射等を行うことにより重合架橋して得られる。また、あらかじめ重合反応によって形成された高分子マトリックスに、湿潤剤や溶媒等を含浸させることも可能である。
【0026】
本発明における高分子ハイドロゲルは、必要に応じて防腐剤、殺菌剤、防黴剤、防錆剤、酸化防止剤、安定剤、香料、界面活性剤、着色剤等や、抗炎症剤、ビタミン剤、美白剤その他の薬効成分を適宜添加してもよい。薬効成分を添加する方法としては、あらかじめ配合液に溶解又は分散させ、高分子マトリックスを形成する方法と、一旦生成した高分子ハイドロゲルに後から添加する方法が可能である。ラジカル重合反応を伴うゲル生成時には、薬効成分がラジカルに攻撃され、薬効を失う場合があるため、後者の方法による薬効成分添加の方がより好ましい。
本発明に使用できる磁気発生体は、特に限定されることなく、公知のものを使用することができる。また、その形状は、粒状、球状、シート状のいずれの形状であってもよい。
【0027】
ここで、高分子ハイドロゲルと磁気発生体の剥離やズレは、磁力の低下を起こして治療効果が減少して好ましくない。この対策として、磁気発生体と高分子ハイドロゲルの接着性を向上させるために不織布等の接着補助部材を挿入することは、患部と磁気発生体の距離を広げることになるため磁力が低下して好ましくない。このため、ゲルとの接触性を向上するために、磁気発生体にゲル易接着処理をおこなうことが好ましい。好ましい磁気発生体のゲル易接着処理としては、サンドマット処理等のブラスト処理等の物理的表面処理、表面多孔質処理、コロナ処理等の表面改質処理等が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
【0028】
本発明の磁気治療器において、高分子ハイドロゲルは、用途に応じて種々の形状に成形することができる。例えば、図1に示すように、生体3上(言い換えれば、生体固定面の逆側の主面上)から高分子ハイドロゲル2とシート状の磁気発生体1をこの順で載置した構成が挙げられる。磁気発生体1上には表面材4を積層してもよい。図1では、高分子ハイドロゲルと磁気発生体の断面長を同じにしているが、図2に示すように、磁気発生体の断面長を高分子ハイドロゲルのそれより短くしてもよい。
表面材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロース等の不織布や織布、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル等のプラスチックフィルム、ポリエチレン系樹脂、ウレタン樹脂等の発泡体が挙げられる。
【0029】
更に、図3及び4に示すように、高分子ハイドロゲル2は、幅方向に隙間をあけて分割されていてもよい。隙間をあけて配置することで、生体の凹凸や湾曲に対して追従しやすく、ゲルの膨潤等が発生した場合も、応力の集中が少ない。そのため、変形による破壊が発生しにくいという利点がある。また、この構成において、磁気発生体に孔等の通気性のあるものを使用した場合、磁気治療器の通気性が向上し、ムレやかぶれを低減することができる。なお、分割した高分子ハイドロゲルは、例えば、プラスチックシート上に分割状態で形成し、それを磁気発生体に貼り合せることで形成することができる。プラスチックシートは使用時にはがせばよい。
【0030】
高分子ハイドロゲルの磁力減衰率は50%以下であることが好ましい。磁力減衰率は磁気発生体の発生磁力が皮膚表面に達するまでにどの程度減衰するかを表わす指標であり、以下の式で表わすことができる。
Figure 0004036666
磁束密度は一般に販売されているガウスメーターと呼ばれる測定器により測定可能である。ガウスメーターとはホール素子のホール効果を応用した磁束密度測定器である。
【0031】
医療用具として磁気治療器の磁束密度は35〜200mTであることが定められている。磁気治療器から放出される磁力線の向き等により治療効果は異なるが、磁力が低下すると治療効果が低下することが知られている。そのため磁気発生体と生体間には磁気減衰率が低い材質を使用することが好ましい。
磁力減衰率が50%以上であると、磁力発生体からの磁力が顕著に低下し、特に磁気治療効果が低下する。治療効果を得るためには磁気発生体の磁束密度を増加させることが考えられるが、磁束密度を増加させる方法として▲1▼磁気発生体を大型化、シート状の場合は厚化させる、▲2▼磁気発生体の性能向上が考えられるが、▲1▼、▲2▼共に製造コストの上昇につながるため好ましくない。このことから磁力減衰率が50%以下である高分子ハイドロゲルであれば、低い製造コストで磁気治療効果を効率よく得られる磁気治療器が作成できる。
【0032】
高分子ハイドロゲルの厚みは100μm以上1mm以下であることが好ましい。厚みが100μm未満であると、ゲルの柔軟性が損なわれ、皮膚への追従性が劣る。また1mmを超える厚みになると、同様に皮膚への追従性の低下や側面部分のゲルが衣服等に付着する恐れがでてくるため好ましくない。より好ましい厚みは200μm以上、700μm以下である。
【0033】
【実施例】
(実施例1〜5)
まず、重合性単量体としてのアクリルアミド(M1重量%)とN,N−ジメチルアクリルアミド(M2重量%)と、架橋性単量体としてのN,N−メチレンビスアクリルアミド(C1重量%)、電解質塩としての塩化ナトリウム(N重量%)と湿潤剤としてのポリグリセリン(6量体)(G1重量%)、ポリグリセリン(10量体)(G2重量%)、ポリエチレングリコール♯300(G3重量%)及びグリセリン(G4重量%)、溶媒としての水を残りの重量%からなる混合物を溶解攪拌して、モノマー配合液を得た。
【0034】
次に、モノマー配合液100重量部に対して、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン(商品名イルガキュア184、チバ・スペシャリティーケミカルズ社製)を0.3重量部加え、更に攪拌して溶解した。表1にモノマー配合液を構成する各成分の配合量を示す。ただし、水を含む配合液総量に対する重量%であり、残部は水である。得られたモノマー配合液は、初期温度を4℃に調整した後、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に薄く展開した。次いで、このモノマー配合液に50mW/cmの強度の紫外線を60秒間照射し、重合架橋反応を行い、厚さ300μmのシート状ゲル体を得た。なお、各サンプルの組成を表1に示す。
得られた粘着性ゲルの片面に、吸水測定を行うために支持部材としてのカーボンコーティングされたポリエステルフィルム(重量:W1〔g〕)を貼付し、50mm×50mmに裁断して試験片を作成した。
【0035】
▲1▼5分間吸水させた時の重量増加
縦×横×深さ=100mm×100mm×20mmのプラスチック角型シャーレにイオン交換水50gをはかりとった。そこに、あらかじめ重量(W2〔g〕)測定を行った試験片を浸積し、5分経過後取出し、シャーレの縁で静かに水を切り、ゲル表面及び支持部材表面の水滴を除去した後試験片の重量(W3〔g〕)を測定した。なお、残った水は溶出液として溶出量評価に使用した。ゲルの吸水時の重量増加は、式3により算出した。結果を表2に示す。
5分間吸水させた時の重量増加(重量%)=(W3-W2)/(W2-W1)×100 式3
【0036】
▲2▼溶出量評価
▲1▼5分間吸水させた時の重量増加評価で得られた溶出液を、予め秤量したガラス容器(W4〔g〕)に移し替え、シャーレ内をイオン交換水で2回洗浄し、洗浄液はガラス容器の溶出液に追加した。次に、ガラス容器を105℃オーブンで16時間乾燥、水分を蒸発乾固した後、シリカゲル入りのデシケータ内で30分室温まで冷却してから重量(W5〔g〕)を測定した。溶出量は、式4により算出した。結果を表2に示す。
溶出量(重量%)=(W5−W4)/(W2−W1)×100 式4
【0037】
▲3▼貼付試験
次に、実際に磁気治療器としての長期貼付や発汗に対する耐性を評価した。ストロンチウムを含むフェライト粉末重量90%と、塩素化ポリエチレン系の樹脂10重量%を混合して、約0.5mm厚みのシートに成形加工後、片面を70mTの磁束密度に着磁し、更にサンドブラスト処理を施した磁気シート(磁気発生体)を形成した。この磁気シートに実施例1〜4のゲルを貼り付け、1辺5cmの正方形に切断し、磁気治療器とした。
また実施例5として実施例1のゲルを1辺2.3mmの正方形に切断し、間隔を4mmあけて磁気シートに配設した磁気治療器を作成した。
【0038】
これらの磁気治療器をボランティア5人の背中に貼付し、10時間経過後の貼付状態を目視にて判定した(長時間貼付試験)。この試験は長時間かけて吸水する状況と考えられる。また、同様に背中に貼付し、エアロバイクにて15分運動を行ない、貼付状態を目視にて判定した(発汗貼付試験)。この試験は短時間に吸水する状況と考えられる。また、判定基準は、以下の通りである。
5:脱落、剥がれ等がない
4:端部にわずかに剥がれは観察されるが、使用上問題はない
3:総面積の半分以下の剥がれがある
2:脱落はしないが、剥がれが顕著である(総面積に半分以上の剥がれ)
1:脱落した
それぞれの試験において判定を行い、5人の平均点をもってゲルの評点とした。実使用を想定すると4点以上が合格と判定できる。結果を表3に示す。
【0039】
(比較例1〜3)
重合性単量体としてのアクリルアミド(M1重量%)と、架橋性単量体としてのN,N−メチレンビスアクリルアミド(C1重量%)、電解質塩としての塩化ナトリウム(N重量%)と湿潤剤としてのポリエチレングリコール(G3重量%)及びグリセリン(G4重量%)、溶媒としての水を残りの重量%からなる混合物を溶解攪拌して、モノマー配合液を得た。
【0040】
次に、モノマー配合液100重量部に対して、光重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシルフェニルケトン(商品名イルガキュア184、チバ・スペシャリティーケミカルズ社製)を0.3重量部加え、更に攪拌して溶解した。表1にモノマー配合液を構成する各成分の配合量を示す。ただし、水を含む配合液総量に対する重量%であり、残部は水である。得られたモノマー配合液は、初期温度を4℃に調整した後、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に薄く展開した。次いで、このモノマー配合液に50mW/cmの強度の紫外線を60秒間照射し、重合架橋反応を行い、厚さ300μmのシート状サンプルを得た。なお、各サンプルの組成を表1に示す。
得られたサンプルを実施例と同様の条件で試験片とし、▲1▼5分間吸水させた時の重量増加と▲2▼溶出量評価と▲3▼貼付評価を行った。結果を表2に示す。また、比較例1〜3について、実施例と同様に▲3▼貼付試験を行った。結果を表3に示す。
【0041】
(比較例4)
イオン性高分子ハイドロゲルの例として市販のポリアクリル酸ナトリウムの高分子ハイドロゲル(日東電工社製)を使用した。
比較例4を実施例と同様の条件で試験片とし、▲1▼5分間吸水させた時の重量増加と▲2▼溶出量評価を行った。結果を表2に示す。また同様に▲3▼貼付試験を行い、結果を表3に示す。
【0042】
【表1】
Figure 0004036666
【0043】
【表2】
Figure 0004036666
【0044】
表2によると、実施例1〜4は、いずれも5分間吸水させた時の重量増加が50%以下であり、かつ、溶出量が10重量%以下であった。これに対し、比較例2は5分間吸水させた時の重量増加は50%を超えるとともに、溶出量も10重量%を超えている。また、比較例1は、5分間吸水させた時の重量増加は50%以下であるが、溶出量が10重量%を超えている。更に、比較例3は溶出量が10重量%以下であるが、5分間吸水させた時の重量増加が50%を超えている。
【0045】
【表3】
Figure 0004036666
【0046】
表3によると、実施例は長時間貼付試験及び発汗貼付試験でも評点は4以上で、実使用上問題となるような剥がれや脱落は観察されなかった。特にゲルを分割して配設した実施例5では評点が高く、耐剥がれ性が向上した。しかし、比較例2〜4のように5分間吸水させた時の重量増加が50%を超えるものでは、高分子ハイドロゲルが膨潤し、粘着力が低下して脱落や剥がれが観察された。また、比較例1、2のように溶出量が10重量%を超えているものは内包成分の流出により皮膚表面が濡れたような状態になり、剥がれやすくなっていた。
【0047】
【表4】
Figure 0004036666
表4によると、実施例1の磁気減衰率は50%以下であり、治療効果が得られた。
【0048】
【発明の効果】
本発明の磁気治療器を構成する高分子ハイドロゲルが耐水性に優れるため、汗との接触によるゲルの吸水量とゲルの構成成分の溶出量が制御される。そのため、本発明の磁気治療器によれば、長時間の貼付や運動等による発汗がある場合でも、脱落や剥がれが抑制されて治療効果が得られる。また、磁気減衰率を50%以下の高分子ハイドロゲルを用いることにより、経済的で効果の高い磁気治療器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気治療器の概略図である。
【図2】本発明の磁気治療器の概略図である。
【図3】本発明の磁気治療器の概略図である。
【図4】本発明の磁気治療器の概略図である。
【符号の説明】
1 磁気発生体
2 高分子ハイドロゲル
3 生体
4 表面材

Claims (6)

  1. 磁気発生体とそれを生体に固定するための高分子ハイドロゲルとを備え、該高分子ハイドロゲルは、非イオン性の重合性単量体と架橋性単量体を共重合架橋した高分子マトリックスと湿潤剤と水とを含み、湿潤剤が、多価アルコール単量体を重合してなる高分子を少なくとも50重量%以上含み、高分子が、平均分子量が150〜4000、水溶性、{(高分子中に存在するエーテル基の数+高分子中に存在するヒドロキシル基の数)/高分子中に存在する炭素原子の数}≧1/3の条件を満たし、かつ、3以上のヒドロキシル基を有する多価アルコール単量体由来の単位を高分子の繰返し単位中に少なくとも1単位有することを特徴とする磁気治療器。
  2. 磁気発生体とそれを生体に固定するための高分子ハイドロゲルとを備え、該高分子ハイドロゲルは、非イオン性の重合性単量体と架橋性単量体を共重合架橋した高分子マトリックスと湿潤剤と水とを含み、5分間吸水させた時に、その重量増加が吸水させる前の重量の50%以下で、高分子ハイドロゲルの溶出量が吸水させる前の重量の10重量%以下である請求項1に記載の磁気治療器。
  3. 磁気発生体が、高分子ハイドロゲルの生体固定面の逆側の主面上に載置されている請求項1又は2に記載の磁気治療器。
  4. 高分子ハイドロゲルが、幅方向に隙間をあけて分割されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の磁気治療器。
  5. 高分子ハイドロゲルの磁気減衰率が50%以下である請求項1〜4のいずれか1つに記載の磁気治療器。
  6. 高分子ハイドロゲルの厚みが、100μm以上1mm以下である請求項1〜5のいずれか1つに記載の磁気治療器。
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