JP4034222B2 - 錠剤を包装したptpシートの外観検査装置及びptp包装機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、PTPシートを検査する外観検査装置及び当該外観検査装置を備えたPTP包装機を含む技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、PTPシートは、錠剤等が投入されるポケット部が形成された容器フィルムと、その容器フィルムにポケット部の開口側を密封するように前記容器フィルムに固着される密封用フィルムとから構成されている。そして、容器フィルムと密封用フィルムとが固着される前に、ポケット部に錠剤等が投入される。
【0003】
このように構成されるPTPシートの外観検査装置として、PTPシートに毛髪などの異物の有無を検査できるものが知られている(特許文献1参照)。
【0004】
また、別の錠剤検査装置として、撮像部が錠剤を撮像し、その錠剤からの画像情報を2値化処理して、錠剤上の欠陥または異物の有無を検査するものがある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−39484号公報
【特許文献2】
特開平4−36643号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された外観検査装置の場合、異物検査の判定用画像の色文字領域、錠剤領域はマスクされ、マスクされていない部分について、髪の毛などの異物があるかどうかが判定されている。そのため、色文字領域などに異物があった場合であっても、マスクされているため、異物の有無を検出できなかった。
【0007】
また、特許文献2に記載された錠剤検査装置の場合、錠剤上の欠陥または異物の有無を検査するものにすぎず、PTPシートのポケット部以外のシート上の異物の有無を検査するものではない。
【0008】
ところで、近年、PTPシートのポケット部以外のシート部分について、製品説明などの文字、数字等の識別情報が黒色インクで印刷されている。この黒色の識別情報は、PTPシート上のゴミなどの異物と誤認識されるおそれがあり、誤認識の防止のため、ポケット部以外のシート部分を検査対象として扱いにくかった。そのため、ポケット部以外のシート部分に識別情報が付されている場合、そのシート部分については異物の検出が行われず、PTPシート全体の異物検出としては必ずしも十分なものではなかった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、PTPシートのポケット部以外のシート部分に識別情報があった場合でも、異物を確実に検出することができる外観検査装置及びPTP包装機を提供することを主たる目的の一つとしている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成し得る特徴的手段について以下に説明する。また、各手段につき、特徴的な作用及び効果を必要に応じて記載する。
【0011】
手段1.ポケット部及び当該ポケット部以外の非ポケット部を備えるPTPシート上に、照明手段が光を照射し、照射されたPTPシートからの光を撮像手段が受光し、得られた画像データを異物検査手段が処理して異物の有無を検査する外観検査装置において、
前記異物検査手段は、前記非ポケット部の識別情報が付された識別領域に対しての識別領域条件による異物検査と、前記非ポケット部の前記識別情報が付されていない背景領域に対しての背景領域条件による異物検査とを切り換えて行うことを特徴とする外観検査装置。尚。「識別情報」は、例えば、製品名、製品説明などを表すために、付される文字、記号、模様などであり、印刷などによって記載されてもよいし、その他の形態で付されてもよい。
【0012】
上記手段1によれば、異物検査手段は、識別領域条件の下、非ポケット部の識別領域の異物を検査する。その識別領域には、識別情報が付されているため、照明手段が識別領域を照明し撮像手段が撮像した際に、撮像手段が識別領域から受ける光の量は少ない。そのため、撮像手段から得られる画像データは、十分なレベルに達せず、十分な異物の検出ができないおそれがある。しかし、識別領域条件の下、照明手段の照明光量の増加とか、画像データ処理の際の閾値のレベル変更等の対策が取られることにより、識別領域の異物を確実に検出できる。
【0013】
また、異物検査手段は、背景領域条件の下、非ポケット部の前記背景領域の異物を検査する。その背景領域には、識別情報が付されていないため、照明手段が背景領域を照明し撮像手段が撮像した際に、撮像手段が識別領域から受ける光の量は多い。そのため、撮像手段から得られる画像データは、十分なレベルに達し、背景領域の異物を確実に検出できる。しかし、背景領域条件が、識別領域条件の場合と同様に、例えば照明手段の照明光量が多いと、画像データのレベルが高すぎ、却って背景領域の異物が検出しにくい状況となる。そのため、背景領域条件が識別領域条件と異なるように適切に設定されることで、背景領域の異物を確実に検出できる。
【0014】
手段2. ポケット部及び当該ポケット部以外の非ポケット部を備えるPTPシート上に、照明手段が光を照射し、照射されたPTPシートからの光を撮像手段が受光し、得られた画像データを異物検査手段が処理して異物の有無を検査する外観検査装置において、
前記非ポケット部の識別情報が付された識別領域と、前記非ポケット部の識別情報が付されていない背景領域とを判別する領域判別手段と、
前記領域判別手段の判断の下、前記非ポケット部の識別情報が付された識別領域に対しての識別領域条件による異物検査と、前記非ポケット部の前記識別情報が付されていない背景領域に対しての背景領域条件による異物検査とを切り換えて行うことを特徴とする外観検査装置。
【0015】
上記手段2によれば、領域判別手段は非ポケット部の識別情報が付された識別領域と、非ポケット部の識別情報が付されていない背景領域とを判別する。異物検査手段は、上記手段1において既述した態様で、識別領域条件の下、識別領域の異物を検査する。異物検査手段は、上記手段1において既述した態様で、背景領域条件の下、非ポケット部の背景領域の異物を検査する。従って、本発明によれば、識別領域および背景領域の異物を確実に検出することができる。
【0016】
手段3.上記手段1または2に記載の外観検査装置において、前記異物検査手段は、前記識別領域を識別領域条件でもって、または、前記背景領域を背景領域条件でもって2値化する2値化手段を備えることを特徴とする記載の外観検査装置。
【0017】
上記手段3によれば、文字、記号などの識別情報が付された識別領域は、識別領域条件でもって2値化される。この場合、照明手段が識別領域を照明し撮像手段が撮像した際に、撮像手段が識別領域から受ける光の量が少なくても、撮像手段から得られる画像データが、例えばレベル調整された閾値を有する識別領域条件でもって2値化される。それにより、識別領域の異物が確実に検出される。
【0018】
また、識別情報が付されていない背景領域は、背景領域条件でもって2値化される。この場合、照明手段が背景領域を照明し撮像手段が撮像した際に、識別情報が付されておらず、撮像手段が識別領域から受ける光の量は多いため、撮像手段から得られる画像データから背景領域の異物を確実に検出できる。しかし、背景領域条件が、識別領域条件と同様なレベルの閾値でもって、画像データを処理すると、撮像手段が受ける光の量が多すぎるため、却って背景領域の異物が検出しにくい状況となる。そのため、画像データが2値化される際に領域条件が識別領域条件と異なるように適切に設定されることで、背景領域の異物が確実に検出される。
【0019】
手段4.上記手段3に記載の外観検査装置において、識別領域条件として、前記撮像手段から得られる画像データのレベルおいて、異物がある識別領域と異物がない識別領域とを判別する閾値条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0020】
上記手段4によれば、異物がある識別領域と、異物がない識別領域とが、識別領域条件の閾値条件でもって確実に判別される。
【0021】
手段5.上記手段3に記載の外観検査装置において、前記背景領域条件として、前記撮像手段から得られる画像データのレベルおいて、異物がある背景領域と、異物がない背景領域とを判別する閾値条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0022】
上記手段5によれば、異物がある背景領域と、異物がない背景領域とは、背景領域条件の閾値条件でもって確実に判別される。
【0023】
手段6.上記手段1乃至4のいずれかに記載の外観検査装置において、異物検査手段は、前記識別領域の反射光量に対応する撮像手段の出力値を予め把握していることを特徴とする外観検査装置。
【0024】
非ポケット部の識別領域には、識別情報が付されているため、撮像手段が識別領域から受ける光の量は少ない。そのため、撮像手段から得られる画像データは、十分なレベルに達せず、十分な異物の検出ができないおそれがある。しかし、上記手段6によれば、識別領域の反射光量に対応する撮像手段の出力値が把握されているので、識別領域条件の下、画像データ処理の際の閾値のレベル変更等の対策が取られることにより、識別領域の異物を確実に検出できる。
【0025】
手段7.上記手段2乃至6のいずれかに記載の外観検査装置において、前記領域判別手段は、前記識別領域と前記背景領域とを判別する際に位置調整する位置調整手段を備えることを特徴とする外観検査装置。尚、位置調整の方法として、PTPシートの搬送方向に直交する方向に生じる位置ずれを防止するための、基準位置をPTPシートに設け、PTPシートの端面の位置と基準位置との位置ずれ量を計算して、補正してもよい。
【0026】
上記手段7によれば、位置調整手段は、識別領域と背景領域とを判別する際に位置調整するので、PTPシートの位置が変動しても、領域判別手段は識別領域と背景領域とを確実に判別することができる。それにより、識別領域および背景領域の異物を確実に検出することができる。
【0027】
手段8.上記手段1乃至7のいずれかに記載の外観検査装置において、異物検査手段は、前記識別領域を照明するための識別領域照明条件に基づく照明、または、前記背景領域を照明するための背景領域照明条件に基づく照明を切り換えることを特徴とする外観検査装置。
【0028】
上記手段8によれば、識別領域の異物検査の際に、識別領域を照明するための識別領域照明条件に基づく照明が行われる。識別領域には、識別情報が付されているため、撮像手段が識別領域から受ける光の量は少ない。そのため、撮像手段から得られる画像データは、十分なレベルに達せず、十分な異物の検出ができないおそれがある。しかし、設定された識別領域照明条件の下、照明手段の照明光量の増加等の対策が取られることにより、識別領域の異物を確実に検出できる。
【0029】
また、背景領域の異物検査の際に、背景領域を照明するための背景領域照明条件に基づく照明が行われる。その背景領域には、識別情報が付されていないため、撮像手段が受ける光の量は多い。そのため、撮像手段から得られる画像データは、十分なレベルに達し、背景領域の異物を確実に検出できる。しかし、背景領域照明条件が、識別領域照明条件の場合と同様に、例えば照明手段の照明光量が多いと、画像データのレベルが高すぎ、却って背景領域の異物が検出しにくい状況となる。そのため、背景領域照明条件が識別領域照明条件と異なるように適切に設定されることで、背景領域の異物を確実に検出できる。
【0030】
手段9.上記手段1乃至8のいずれかに記載の外観検査装置において、前記照明手段の照明光量が調整されることにより、前記識別領域を照明するための識別情報照明条件、または、前記背景領域を照明するための背景情報照明条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0031】
上記手段9によれば、照明手段の照明光量が調整されることにより、識別情報照明条件または背景領域照明条件が設定される。この場合、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が少なく、異物検査が正確に行われない場合、照明手段の照明光量が増加するように、識別情報照明条件または背景領域照明条件がそれぞれ設定される。反対に、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が多く、異物検査が正確に行われない場合、照明手段の照明光量が減少するように、識別情報照明条件または背景領域照明条件が設定される。それにより、識別領域または背景領域の光の反射率等が異なっても、識別領域または背景領域を照明する照明手段の照明光量が適正になるため、識別領域または背景領域の異物を正確に検査できる。
【0032】
手段10.手段1乃至9のいずれかに記載の外観検査装置において、前記撮像手段の出力信号が調整されることにより、前記識別情報照明条件、または、前記背景情報照明条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0033】
上記手段10によれば、識別情報照明条件または背景情報照明条件が設定される際に、識別領域または背景領域から得られる撮像手段の出力信号が調整される。それにより、撮像手段の出力信号が例えば上限値に近づいて、異物検査ができないという現象が生じず、異物検査の際に支障が生じない。
【0034】
手段11.上記手段10に記載の外観検査装置において、前記識別情報照明条件、または、前記背景情報照明条件が設定される際に、前記撮像手段の出力信号が上限値に近づかないように設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0035】
上記手段11によれば、撮像手段の出力信号が上限値に近づかないように、識別領域照明条件または前記背景領域照明条件が設定される。それにより、設定された識別領域照明条件または前記背景領域照明条件でもって、照明手段が照明する場合、撮像手段の出力信号が上限値に近づかないので、異物検査が円滑に行われる。
【0036】
手段12.上記手段1乃至11のいずれかに記載の外観検査装置において、前記PTPシートからの光でもって、前記撮像手段が露光される際の露光時間が調整されることにより、前記識別領域を露光するための識別領域露光条件、または、前記背景領域を露光するための背景領域露光条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0037】
上記手段12によれば、撮像手段が露光される際の露光時間が調整されることにより、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件が設定される。この場合、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が少なく、異物検査が正確に行われない場合、露光時間が増加するように、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件がそれぞれ設定される。反対に、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が多く、異物検査が正確に行われない場合、露光時間が減少するように、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件がそれぞれ設定される。それにより、識別領域または背景領域の光の反射率等が異なっても、識別領域または背景領域照明する際の露光時間が調整されるため、識別領域または背景領域の異物の有無を正確に検査できる。
【0038】
手段13.上記手段1乃至12のいずれかに記載の外観検査装置において、前記PTPシートからの光でもって、前記撮像手段が露光される際の光の絞り量が調整されることにより、前記識別領域を露光するための識別領域露光条件、または、前記背景領域を露光するための背景領域露光条件が設定されることを特徴とする外観検査装置。
【0039】
上記手段13によれば、撮像手段が受ける光の絞り量が調整されることにより、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件が設定される。この場合、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が少なく、異物検査が正確に行われない場合、光の絞り量が減少するように、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件がそれぞれ設定される。反対に、撮像手段が受ける識別領域または背景領域からの光の光量が多く、異物検査が正確に行われない場合、光の絞り量が増加するように、識別情報露光条件、または、前記背景情報露光条件それぞれ設定される。それにより、識別領域または背景領域の光の反射率等が異なっても、光の絞り量が調整されるため、識別領域または背景領域の異物の有無を正確に検査できる。
【0040】
手段14.上記手段1乃至13のいずれかに記載の外観検査装置において、前記異物検査手段は、前記PTPシートが連続的に搬送される際に、前記識別領域の照明に基づく画像データと、前記背景領域の照明に基づく画像データとの間の前記PTPシートの搬送による位置ずれを修正することを特徴とする外観検査装置。
【0041】
PTPシートは連続的に搬送されるため、ポケット部用照明に基づく画像データと、非ポケット部用照明に基づく画像データとの間に位置ずれが生じる。しかし、手段14によれば、PTPシートの搬送による位置ずれが修正されるので、より一層の精度の高い検出を行うことができる。
【0042】
手段15.上記手段1乃至14のいずれかにおいて、前記ポケット部の異物を検査するための、ポケット部照明条件によるポケット部用照明と、前記非ポケット部の異物を検査するための、非ポケット部照明条件による非ポケット部用照明とを交互に行う照明制御手段を備えることを特徴とする外観検査装置。
【0043】
上記手段15によれば、ポケット部用照明と、非ポケット部用照明とが交互に行われ、ポケット部の異物検査と、非ポケット部の異物検査とが交互に行われる。そのため、ポケット部及び非ポケット部を交互に備えるPTPシート全体の異物検査を円滑に行うことができる。
【0044】
手段16.上記手段1乃至15のいずれかに記載の外観検査装置において、前記ポケット部用照明による画像データ処理を、前記非ポケット部用照明による画像データ処理よりも先に行い、前記非ポケット部用照明による画像データ処理を行う際に、前記ポケット部用照明の影響を除くようにする画像データ処理手段を備えることを特徴とする外観検査装置。
【0045】
錠剤が投入されるポケット部は、突状に膨らんでいるので、その膨らみ及び錠剤による影によって、あたかも非ポケット部に異物が付いているものと、誤検出されることが懸念される。この点、上記手段16によれば、ポケット部用照明が、非ポケット部用照明より先に行われ、ポケット部の異物検査が、非ポケット部の異物検査より先に行われて、非ポケット部用照明による画像データ処理を行う際に、ポケット部用照明の影響を除くようにする画像データ処理がなされる。従って、非ポケット部の異物検査の際に、ポケット部の異物検査結果の影響が除去されて、ポケット部の突状の膨らみ等の影による誤検出を防止することができる。
【0046】
手段17.上記手段1乃至16のいずれかに記載の外観検査装置において、前記識別情報は、赤外光に対し、透過性を有するインクが使用されており、前記照明手段が赤外光を照射でき、撮像手段が赤外光に対し感度を有することを特徴とする外観検査装置。
【0047】
上記手段17によれば、照明手段によって赤外光を含む光の照射された識別情報の反射光が赤外光に感度を有する撮像手段で撮像されると、識別情報が付されたシートの色に関係なく、識別情報の存在する識別領域内の異物よりも識別情報自体の明度が高い映像信号が出力される。このため、識別情報の色により照明色調を変更したり、カラーフィルタをかけたりする必要がなく、光学的な設定の簡素化を図ることができる。
【0048】
手段18.上記手段1乃至17のいずれかに記載の外観検査装置を備えたPTP包装機。
【0049】
この手段18のようにPTP包装機に上記各手段にて特定された外観検査装置を設けることにより、PTP包装機による包装過程においてシートの検査を行うことができる。これにより、包装途中或いは包装後において、欠陥が発見されたPTPシートを排除することができる。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、一実施の形態について、図1乃至図9を参照しつつ説明する。
【0051】
この実施の形態では、図1に示すように、PTPシートの外観検査装置K1をPTP包装機P1に装備することによって、PTP包装機P1内でPTPシートの検査を実施している。
【0052】
まず、PTPシートの外観検査が実施されるPTP包装機P1について簡単に説明する。PTP包装機P1は、錠剤をPTPシートに自動的に包装するものである。具体的には、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの光透過性を有するフィルム3が、フィルム送りロール3aとテンションロール3b、3cとによって、加熱板4a及び成形板4bに送り込まれ、ポケット部2a(図2参照)がフィルム3に成形される。このようにフィルム3に、成形板4bに対応したポケット部2aが形成される場合に、ポケット部2a間に平らな非ポケット部2bが形成される。そのため、フィルム3の長手方向に沿った断面は非ポケット部2bとポケット部2aとが所定間隔で交互に形成される格好となる。そのフィルム3の非ポケット部2bには、例えば製品説明(例えば「AB50」)などの文字、数字、記号、模様などの識別情報2c(図6参照)が黒色インクで印刷されている。そして、ポケット部2aが成形されたフィルム3が、錠剤投入手段たる錠剤投入シャッター6の下にまで送られてくると、錠剤投入シャッター6により各ポケット部2aに錠剤5が自動的に充填される。
【0053】
さらに、各ポケット部2aに錠剤5が充填されたフィルム3上に、アルミ製の密封用フィルム7がテンションロール7a、7bを介して送り込まれ、シール手段たる一対のシールロール8、9で固着させられる。これによって、錠剤5が各ポケット部2aに充填されたフィルム状のPTPシート10が製造される(図4参照)。かかるフィルム状のPTPシート10はシート状に裁断された後に、図示しない不良シート排出機構やPTPシート集積機構などへ順に送られる。
【0054】
次に、ポケット部2aに錠剤5が充填されたPTPシート10の外観検査装置K1について、図3のブロック図を中心に説明する。外観検査装置K1は、照明手段11(図1、3参照)、撮像手段であるCCDカメラ12、画像データ処理手段としての画像処理装置13などから構成される。
【0055】
照明手段11は、設定された照明条件に基づき、設定した光量で照明する光量調整機能を有するLED(図示せず)を具備している。この場合、照明手段11の照明光量は、露光制御手段としてのCPU20の制御の下に、複数段階のいずれかに設定される。
【0056】
画像処理装置13は、図3に示すように、シェーディング補正手段14、画像メモリ16、シェーディング補正テーブル18、CPU20、判定用メモリ22、入出力インターフェース23、外観検査結果及び統計データメモリ24、カメラタイミング制御手段26などから構成される。
【0057】
CCDカメラ12は、図6に示すように、一定エリア内L1、L2及びL3の反射光を受光して二次元的に撮像するが、撮像した二次元イメージデータを、一画素毎にアナログ信号からデジタル信号に変換して出力するものである。画像メモリ16は、デジタル化された二次元イメージデータを順次記憶して、二次元イメージデータとして記憶するものである。ここで、CPU20によって二次元イメージデータが、画像メモリ16に記憶される前に、シェーディング補正テーブル18のデータに従って、シェーディング補正手段14がシェーディング補正している。このシェーディング補正は、PTPシート10の全体を照明手段11の照明光で一様に照らすことは技術的に限界があることから、かかる位置の相違による光の明暗により生じる映像データの明度のばらつきを補正するために行われるものである。
【0058】
また、画像メモリ16には、シェーディング補正手段14から出力される多値データのみならず、CPU20によって画像処理された又は画像処理される過程におけるデータ、例えば二値化したデータも記憶される。画像メモリ16に記憶される二値化した二次元イメージデータは、異物検査の際に用いられる。
【0059】
画像データ処理手段としてのCPU20は、各種の画像処理プログラム、異物検出用のプログラム、その他のプログラムを、判定用メモリ22の記憶内容等を使用しつつ、画像データ処理を実行するものである。判定用メモリ22は、CPU20によって画像処理するための閾値データ(後述)を記憶し、この閾値データによって異物の存在の有無を検査できる。
【0060】
入出力インターフェース23は、PTP包装機P1に制御信号を送信し又はPTP包装機P1から動作信号等の各種信号を受信するためのものである。これら各種信号の送受信によって、例えば、PTP包装機P1の不良シート排出機構などを制御することができる。また、入出力インターフェース23は、モニタ25に表示データを送信するためのものであり、二次元化したイメージデータや外観検査結果などを、モニタ25に表示させることができる。
【0061】
検査結果及び統計データメモリ24は、検査結果データ、該検査結果データを確率統計的に処理した統計データ等を記憶するものである。これらの検査結果データや統計データは、異物検査の際にも用いられ、CPU20の制御に基づき、モニタ25に表示させることができる。また、これら外観検査結果データや統計データに基づいて、CPU20がPTP包装機P1に制御信号を送信することもできる。
【0062】
カメラタイミング制御手段26は、CCDカメラ12が撮像する二次元イメージデータを、取り込むタイミングを制御するものである。かかるタイミングは、PTP包装機P1に設けられた図示しないエンコーダからの信号に基づいて行われる。
【0063】
ここで、CCDカメラ12と照明手段11との関係について説明する。照明手段11及びCCDカメラ12は、図1に示されるように、密封フィルム7を貼着した後のPTPシート10の表側に配置されている。そして、照明手段11は、各ポケット部2aに錠剤5が充填されたPTPシート10を照明する。CCDカメラ12は一定エリア内の反射光を受光して二次元的に撮像する。
【0064】
各ポケット部2aに1個ずつ充填される錠剤5は、種々の形態等を有しており、錠剤5が充填されたポケット部2aの反射率は、錠剤5によって異なっている。また、非ポケット部2b(後述するアルミ製の密封用フィルム)の反射率は、錠剤5が充填されたポケット部2aの光の反射率とは異なる。また、非ポケット部2bの識別情報2cが付されている部分を含む領域(以下識別領域R1という)は、非ポケット部2bの識別情報2cが付されていない部分の領域(以下背景領域R2という)と、識別情報2cの存在の有無により、光の反射率が異なっている。更に、非ポケット部2bの識別領域R1に異物があるか否かにより、また、背景領域R2に異物があるか否かにより、光の反射率が異なっている。尚、図6に示す識別領域R1は、識別情報2cを含む長方形状の枠として記載したが、識別情報2cを含む形状であれば、必ずしもその形状に限定される訳ではない。CCDカメラ12は、既述したように、「0」段階から「255」段階に分けられる大きさの信号を1画素毎に出力する際、出力信号の大きさが「0」段階に近いと反射光量が少ない。それに対し、出力信号の大きさが「255」段階に近いと反射光量が多い。具体的には、図5に示すように、照明手段11がPTPシート10を一定光量で照射すると、異物がない識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12は、出力値D2を出力し、異物がある識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12は、出力値D1を出力する。また、異物がない背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12は、出力値D4を出力し、異物がある背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12は、出力値D3を出力する。従って、識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力値D1及び出力値D2から、異物の有無を検出するために、識別領域条件(閾値条件)として、出力値D1より大きくかつ出力値D2より小さい閾値Q1を設定する必要がある。同様に、背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力値D3及び出力値D4から、異物の有無を検出するために、背景領域条件(閾値条件)として、出力値D3より大きくかつ出力値D4より小さい閾値Q2を設定する必要がある。尚、上記出力信号の数値及び出力値D1乃至D4は、あくまでも例示にすぎないことはいうまでもない。
【0065】
このように照明手段11がPTPシート10を一定光量で照射しても、ポケット部2a及び非ポケット部2b(識別領域R1及び背景領域R2)からの反射光量が異なる。そのため、必要な反射光量を得て異物の有無を検出するために、後述するポケット部照明条件が設定され、更に、非ポケット部照明条件のうちの識別領域照明条件及び背景領域照明条件が個々に設定される。その設定の下に、照明手段11によって、反射光量ポケット部2a及び非ポケット部2b(識別領域R1及び背景領域R2を含む)は適切な光量で照明される。この場合、PTPシート10の識別領域R1からの反射光量は予め把握され、照明手段11の照明時間が適宜調整される。また、CCDカメラ12がPTPシート10から受ける光の光量調整をする絞り部材(図示せず)についても、その光の絞り量が適宜調整される。尚、ポケット部2aがPTPシート10から表側に突状に膨らみ、ポケット部2aに錠剤5が入っているので、その膨らみ及び錠剤5による影によって、あたかも非ポケット部2bに異物が付いているものと、誤検出されることが懸念される。この点、本実施の形態では、ポケット部2aの照明による画像データ処理を、非ポケット部2bの照明による画像データ処理よりも先に行い、非ポケット部2bの画像データ処理の際に、ポケット部2aの画像データ処理結果の影響を除去するために「マスク」をかけることとしている。
【0066】
尚、ポケット部2aの画像データ処理結果の影響を除去するための「マスク」のデータは、画像メモリ16に予め記憶されている。但し、「マスク」をかける際に、PTPシート10の搬送による位置修正が行われる。詳細には、CCDカメラ12は、図6に示すように、照明手段11によるポケット部2a用の照明の下、一定エリアL1内の反射光を受光し、カメラタイミング制御手段26の制御の下、所定のタイミングで1度目の映像信号を取り込む。次に、PTPシート10の搬送中に、CCDカメラ12は、照明手段11の非ポケット部2bの背景領域照明条件の照明の下、一定エリアL2内の反射光を受光し、カメラタイミング制御手段26の制御の下、所定のタイミングで2度目の映像信号を取り込む。更に、PTPシート10の搬送中に、CCDカメラ12は、照明手段11の非ポケット部2bの識別領域照明条件の照明の下、一定エリアL3内の反射光を受光し、カメラタイミング制御手段26の制御の下、所定のタイミングで3度目の映像信号を取り込む。この場合、1度目の映像信号の取り込みタイミングと、2度目の映像信号の取り込みタイミングと、3度目の映像信号の取り込みタイミングとの間にはそれぞれ時間差があり、その時間差の間にもPTPシート10が搬送される。そのため、ポケット部用照明に基づく1度目の映像信号(画像データ)と、非ポケット部用照明に基づく2度目及び3度目の映像信号(画像データ)との間に位置ずれが生じることになる。この位置ずれの悪影響を防止するため、非ポケット部2bの画像データ処理の際に、ポケット部2aの画像データ処理結果の影響を除去するように、その時間差を修正したマスクが準備される。この場合、PTPシート10のポケット部2a及び非ポケット部2bの位置は予め把握され、マスク成形のために使用される。また、PTPシート10の搬送速度と、カメラタイミング制御手段26の制御による1度目、2度目及び3度目のタイミングの時間差による位置ずれ量は予め把握され、時間差の修正のために使用される。尚、エリアL2及びL3は、エリアL1の位置からその時間差分だけ搬送方向に搬送するものであるが、図6では見やすくするように、便宜的に搬送方向と直交する方向に若干ずらして表示されている。
【0067】
次に、PTP包装機P1における外観検査装置K1によるPTPフィルム10の外観検査について、図7乃至図9に示されるフローチャートを参照して説明する。ステップS1において、図7に示されるように、ポケット部2a用異物検出処理が行われる。ポケット部2aの異物を検査する際には、ポケット部照明条件が設定されて、照明手段11が所定光量の光を照射する。照射されたPTPシート10からの反射光をCCDカメラ12が受光し、得られた画像データをCPU20が処理して異物の有無を検査する。
【0068】
ステップS2において、非ポケット部2b用の異物検出処理が行われる。この非ポケット部2b用の異物検査の場合、非ポケット部2bに識別情報がある識別領域R1と、非ポケット部2bに識別情報がない背景領域R2とでは、PTPシート10からの反射光量が相違する。そのため、非ポケット部2bの異物検査の場合、識別領域R1用の識別領域照明条件、または、背景領域R2用の背景領域照明条件がそれぞれ設定される。設定された識別領域照明条件または背景領域照明条件の下、照明手段11が光を照射し、照射されたPTPシート10からの反射光をCCDカメラ12が受光し、得られた画像データをCPU20が処理して異物の有無を検査する。そして、識別領域R1の異物検査の場合、異物がある識別情報R1と、異物がない識別情報R1とを判別する閾値条件(図5の閾値Q1)が、識別領域条件として設定され、識別領域R1に関し異物の有無が検査される。また、背景領域R2の異物検査の場合、異物がある背景領域R2と、異物がない背景領域R2とを判別する閾値条件(図5の閾値Q2)が設定され、背景領域R2に関し異物の有無が検査される。そして、非ポケット部2b用異物検出処理(S2)の後には、ポケット部2a用異物検出処理(S1)が再び行われ、ステップS1及びステップS2が交互に繰り返される。
【0069】
次に、ポケット部2aの異物検出処理の具体的内容について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。まず、図8に示されるように、ステップS11において、照明手段11がポケット部2aを照明する際に、ポケット部照明条件が設定される。最初に、ポケット部2aからの反射光量が多いか否かが判断される。つまり、反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号が大きいか否かが判断される。ポケット部2aからの反射光量が少ないと判断された場合、照明手段11の照明光量が増加するように、ポケット部照明条件が設定される。反対に、ポケット部2aからの反射光量が多いと判断された場合、照明手段11の照明光量が減少するように、ポケット部照明条件が設定される。
【0070】
より詳しくは、ポケット部2aからの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号の大きさが例えば最大の「255」段階に近い場合、現在のポケット部2aを照明する照明手段11の照明光量が多すぎるものとして、照明手段11の照明光量を少なくする。従って、この場合には、ポケット部照明条件として、ポケット部2aからの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号からの大きさが、上限値に比べて所定量小さい値となるように、照明手段11の照明光量が設定される。
【0071】
次に、ステップS12において、CCDカメラ12によって撮像されたポケット部用の画像の取り込み処理が行われる。その際、設定されたポケット部照明条件によって、照明手段11がPTPシート10を照明するので、適正光量の反射光を、CCDカメラ12が受け、鮮明な映像信号の取り込みが行われる。
【0072】
より詳細には、CCDカメラ12は一定エリアL1(図6参照)内の反射光を受光して二次元的に撮像する。この場合、ポケット部2a用の照明の下、カメラタイミング制御手段26により、CCDカメラ12から1度目の映像信号が取り込まれる。その後、CCDカメラ12は、撮像した二次元イメージデータを、アナログ信号からデジタル信号に変換して画像メモリ16に出力する。
【0073】
ステップS13において、ポケット部2aの異物を検査するためのポケット部用の二値化処理が行われる。この場合、画像メモリ16に記憶される多値データである映像信号が、ある閾値により二値化され、その二値画像を得る。二値画像としては、光が何ら遮られない場合には、明るいレベル「1」となるのに対し、光が完全に遮られた場合には、暗いレベル「0」となる。ポケット部2aに例えば毛髪、繊維屑等の細長異物以外の大きな異物がある場合、光が遮られ暗いレベル「0」となる。
【0074】
ステップS14において、ポケット部2aの異物を検査するためのポケット部用の異物検出処理が行われる。ポケット部2aの異物検出処理としては、毛髪、繊維屑等の細長異物以外の異物の場合、全く或いは殆ど光を透過しないため、その映像レベルは非常に暗いレベル「0」となり、不良と判定される。しかし、毛髪、繊維屑等の細長異物は、その細さ故に明るいレベル「1」となるので、毛髪、繊維屑等の細長異物か否かを判定する必要がある。
【0075】
細長異物か否かの判定の場合、得られた二値化データに基づき周囲長演算処理が行われ、各連結成分の周囲長(ドット数)が、長塊判定値ドット以上か否かが判定される。この判定の結果、長塊判定値ドットに満たない周囲長を有する連結成分については、非長塊と判定がなされ、ポケット部2aは良好と判定される。ところが、細長異物に相当する連結成分の周囲長は、その細長さ故に非常に長く、長塊判定値ドットを越えることとなるので、長塊と判定されて、ポケット部2aは不良と判定される。
【0076】
次に、非ポケット部2bの異物検出処理についての具体的内容について、図9に示すフローチャートを参照し説明する。
【0077】
図9に示されるステップS21において、照明手段11が非ポケット部2bの背景領域R2を照明する際に、背景領域照明条件が設定される。最初、背景領域R2からの反射光量が多いか否かが判断される。つまり、背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12からの出力信号が大きいか否かが判断される。背景領域R2からの反射光量が少ないと判断された場合、照明手段11の照明光量が増加するように、背景領域照明条件が設定される。反対に、背景領域R2からの反射光量が多いと判断された場合、照明手段11の照明光量が減少するように、背景領域照明条件が設定される。
【0078】
この背景領域照明条件の設定に際し、背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号の大きさが、例えば最大の「255」に近い場合、照明手段11の照明光量が多すぎるものとして、照明光量を少なくする。従って、この場合には、背景領域照明条件として、背景領域R2からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号からの大きさが、上限値に比べて所定量小さい値となるように、照明光量が設定される。
【0079】
次に、ステップS22において、CCDカメラ12によって撮像された背景領域用の画像の取り込み処理が行われる。その際、設定された背景領域照明条件によって、照明手段11がPTPシート10を照明し、適正光量の反射光を、CCDカメラ12が受け、鮮明な映像信号の取り込みが行われる。この非ポケット部用の背景領域R2の画像の取り込み処理は、ポケット部用の画像の取り込み処理と同様である。
【0080】
ステップS23において、非ポケット部2bの背景領域R2の異物を検査するため、背景領域R2の二値化処理が行われる。この背景領域R2の二値化処理は、ポケット部用の二値化処理と同様であり、画像メモリ16に記憶される多値データである映像信号が二値化され、二値画像が得られる。二値画像としては、光が何ら遮られないところは、明るいレベル「1」となるのに対し、光が完全に遮られたところは、暗いレベル「0」となる。
【0081】
ステップS24において、非ポケット部2bの背景領域R2の異物を検査するための背景領域R2の異物検出処理が行われる。尚、背景領域R2の照明による映像信号処理を行う際に、位置修正した「マスク」をかけるので、ポケット部2aの突状の膨らみ等の影による誤検出が防止される。
【0082】
非ポケット部2bの背景領域R2の異物検出処理は、ポケット部2aの異物検出処理と同様であり、大きな異物の場合、その映像レベルは暗いレベル「0」となり、不良と判定される。また、細長異物は明るいレベル「1」となるので、細長異物かが判定される。細長異物の判定の結果、前述した非長塊と判定されると、背景領域R2は良好と判定されるのに対し、前述した長塊と判定されると、背景領域R2は不良と判定される。
【0083】
次に、ステップS25において、非ポケット部2bの背景領域R2内の識別領域R1を特定する。PTPシート10の静止状態の識別領域R1の位置は予め把握されており、PTPシート10の搬送速度も把握されているので、現在の識別領域R1の位置が認識される。尚、搬送されるPTPシート10においては、搬送方向と直交する方向にPTPシート10の位置ずれが発生することがあり得る。そのため、PTPシート10の識別領域R1と背景領域R2とを判別する際に、PTPシートの搬送方向に直交する方向に生じる位置ずれを防止するための基準位置をPTPシート10に設ける。そして、検出された基準位置と、PTPシート10の端面の位置との位置ずれ量を計算し補正して、識別領域R1と背景領域R2との位置調整を行う。
【0084】
次に、ステップS26において、照明手段11が非ポケット部2bの識別領域R1を照明する際に、識別領域照明条件が設定される。識別領域R1からの反射光量が多いか否かが判断される。つまり、識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12からの出力信号が大きいか否かが判断される。識別領域R1からの反射光量が少ないと判断された場合、照明手段11の照明光量が増加するように、識別領域照明条件が設定される。反対に、識別領域R1からの反射光量が多いと判断された場合、照明手段11の照明光量が減少するように、識別領域照明条件が設定される。
【0085】
この識別領域照明条件の設定に際し、識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号の大きさが、例えば最大の「255」に近い場合、照明手段11の照明光量が多すぎるものとして、照明光量を少なくする。従って、この場合には、識別領域照明条件として、識別領域R1からの反射光を受けるCCDカメラ12の出力信号からの大きさが、上限値に比べて所定量小さい値となるように、照明光量が設定される。ただし、識別領域R1は背景領域R2と比べて反射率が異なるため、それぞれを照明するのに適切な光量を設定する必要がある。この場合、設定された識別領域R1の照明条件、または、背景領域R2の照明条件については、必ずしも一致しない。
【0086】
次に、ステップS27において、CCDカメラ12によって撮像された識別領域用の画像の取り込み処理が行われる。その際、設定された識別領域照明条件によって、照明手段11がPTPシート10を照明し、適正光量の反射光を、CCDカメラ12が受け、鮮明な映像信号の取り込みが行われる。この識別領域R1の画像の取り込み処理は、ポケット部用の画像の取り込み処理と同様である。
【0087】
ステップS28において、非ポケット部2bの識別領域R1の異物を検査するための識別領域R1の二値化処理が行われる。この識別領域R1の二値化処理は、ポケット部の二値化処理と同様であり、画像メモリ16に記憶される多値データである映像信号が二値化され、二値画像が得られる。二値画像としては、光が何ら遮られないところは、明るいレベル「1」となるのに対し、光が完全に遮られたところは、暗いレベル「0」となる。
【0088】
ステップS29において、識別領域の異物を検査するための識別領域用の異物検出処理が行われる。尚、識別領域R1の照明による映像信号処理を行う際に、位置修正した「マスク」をかけるので、ポケット部2aの突状の膨らみ等の影による誤検出が防止される。
【0089】
識別領域R1の異物検出処理は、ポケット部2aの異物検出処理と同様であり、大きな異物の場合、その映像レベルは暗いレベル「0」となり、不良と判定される。また、細長異物は明るいレベル「1」となるので、細長異物かが判定される。細長異物の判定の結果、前述した非長塊と判定されると、識別領域R1は良好と判定されるのに対し、前述した長塊と判定されると、識別領域R1は不良と判定される。
【0090】
ステップS30において、異物検出処理の総合判定が行われる。この総合判定は、ポケット部2aに付いた異物の検査結果と、非ポケット部2bの識別領域R1及び背景領域R2に付いた異物の検査結果との総合判定により行われる。この場合、識別領域R1、背景領域R2及びポケット部2aのどこかに異物が付いていれば、不良と判定される。以下、PTPシート10が搬送される際に、外観検査装置K1は全てのPTPシート10のポケット部2a及び非ポケット部2bに付いた異物を検査する。
【0091】
以上詳述したごとく、この実施の形態の外観検査装置K1は、PTPシート10のポケット部2a及び非ポケット部2bの異物の有無を検査するため、照明手段11を用いてPTPシート10を照明し、撮像手段としてのCCDカメラ12がそのPTPシート10の反射光を受け、CCDカメラ12から得られた信号を処理する。そして、背景領域R2の異物検査手段としてのCPU20は、背景領域R2の照明条件の設定(図9のS21)、画像取り込み処理(図9のS22)、二値化処理(図9のS23)及び異物検出処理(図9のS24)を行う。そして、領域判別手段及び識別領域R1の異物検査手段としてのCPU20は、PTPシート10の識別領域R1を特定し(図9のS25)、識別領域R1の照明条件の設定(図9のS26)、画像取り込み処理(図9のS27)、二値化処理(図9のS28)及び異物検出処理(図9のS29)を行い、これらに基づいて異物検査(図9のS30)を行う。そのため、識別領域R1及び背景領域R2からの反射率が異なっても、外観検査装置K1は、識別領域R1の照明条件、または、背景領域R2の照明条件に基づき、識別領域R1及び背景領域R2に付いた異物をそれぞれ正確に検査できる。
【0092】
また、ポケット部2a用の照明を、非ポケット部2b用の照明より先に行い、ポケット部2aの異物検査を、非ポケット部2bの異物検査より先に行い、非ポケット部2bの異物検査の画像データ処理の際に、ポケット部2aの異物検査結果の影響を除去する。それにより、ポケット部2aの突状の膨らみの影による誤検出を防止することができる。
【0093】
また、1つの照明手段10がポケット部2a及び非ポケット部2bの照明を交互に行い、1つのCCDカメラ12がPTPシート10からの反射光を受光して、CCDカメラ12から出力される映像信号を基に、画像処理装置13が画像データを処理して、ポケット部2aの異物検査と、非ポケット部2bの異物検査とを交互に行う。それにより、ポケット部2a及び非ポケット部2bを交互に備えるPTPシート10全体の異物検査が円滑に行うことができる。また、照明手段10及びCCDカメラ12が1個で済み、外観検査装置K1の製造コストが安価になる。
【0094】
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能である。例えば、外観検査装置K1を構成するCCDカメラ12と照明手段11は、図1及び図2ではPTP包装機P1内に装着されているが、PTP包装機P1外にあってもよい。
【0095】
また、識別領域R1を露光する際の識別領域露光条件(照明条件)または背景領域R2を露光する際の背景領域露光条件(照明条件)を設定する際に、露光時間(照明手段11の照明時間を含む)を調整してもよいし、反射光を受けるCCDカメラ12の光の絞り量を調整してもよい。このような場合において、識別領域R1または背景領域R2からの反射光量が少なく、異物検査が正確に行われない場合、露光時間が増加するように、または、CCDカメラ12が受ける光の絞り量が減少するように、識別領域露光条件または背景領域露光条件がそれぞれ設定される。反対に、識別領域R1または背景領域R2からの反射光量が多く、異物検査が正確に行われない場合、露光時間が減少するように、または、CCDカメラ12が受ける光の絞り量が増加するように、識別領域露光条件または背景領域露光条件がそれぞれ設定される。
【0096】
特に、CCDカメラ12の出力信号の大きさが上限値(「255」段階)に近づかないようにするため、露光時間(照明時間を含む)を調整してもよく、また、反射光を受けるCCDカメラ12の光の絞り量を調整してもよい。また、照明手段11の照明光量、照明手段11の照明時間、CCDカメラ12の光の絞り量のいずれか一つに限らず、二つ以上のものを総合的に調整してもよい。要するに、識別領域または背景領域の異物検査が正確に行われるように、識別領域露光条件または背景領域露光条件がそれぞれ設定される。
【0097】
非ポケット部5bの識別情報2cは、赤外光に対し、透過性を有するインクが使用されてもよい。その場合、照明手段11が赤外光を照射でき、撮像手段としてのCCDカメラ12が赤外光に対し感度を有するように変更する。赤外光に対し、透過性を有するインクとしては、例えば大日本インキ化学工業株式会社製のアルカラーVA(商品名)等のインクが用いられる。
【0098】
このように構成すれば、照明手段11によって赤外光を含む光の照射された識別情報の反射光が赤外光に感度を有するCCDカメラ12で撮像されると、識別情報2cが記載されたPTPシート10の色に関係なく、識別情報2cの存在する識別領域2c内の異物よりも識別情報2c自体の明度が高い映像信号が出力される。このため、識別情報2cの色により照明色調を変更したり、カラーフィルタをかけたりする必要がなく、光学的な設定の簡素化を図ることができる。
【0099】
また、外観検査装置K1はシールローラ9の上流側に配置されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】PTPシートの包装機の機能構成を示す図である。
【図2】PTP包装機の一部を示し、搬送中のシートを示した斜視図である。
【図3】PTPシートの外観検査装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】ポケット部に錠剤を入れた状態のPTPシートの拡大断面図である。
【図5】CCDカメラからの出力値と閾値との関係について説明するための説明図である。
【図6】PTPシートの搬送とCCDカメラの撮像との関係について説明するための説明図である。
【図7】PTPシートの外観検査装置の異物検出処理の概要を示すフローチャート図である。
【図8】PTPシートのポケット部の異物検出処理を示すフローチャート図である。
【図9】PTPシートの非ポケット部の異物検出処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
2a…ポケット部、2b…非ポケット部、5…錠剤、7…フィルム、10…PTPシート、11…照明手段、12…撮像手段としてのCCDカメラ、14…シェーディング補正手段、13…画像データ処理手段としての画像処理装置、16…画像メモリ、18…シェーディング補正テーブル、20…露光制御手段及び画像データ処理手段としてのCPU、22…判定用メモリ、23…入出力インターフェース、24…検査結果及び統計データメモリ、25…モニタ、26…カメラタイミング制御手段、P1…PTP包装機、K1…外観検査装置、Q1…閾値条件としての閾値、Q2…閾値条件としての閾値、S1…ポケット部領域異物検査、S2…非ポケット部領域異物検査、S11…ポケット部の照明条件設定、S12…ポケット部用画像の取り込み処理、S13…ポケット部用二値化処理、S14…ポケット部用異物検出処理、S21…非ポケット部の背景領域の照明条件設定、S22…非ポケット部の背景領域の画像の取り込み処理、S23…非ポケット部の背景領域の二値化処理、S24…非ポケット部の背景領域の異物検出処理、S26…非ポケット部の識別領域の照明条件設定、S27…非ポケット部の識別領域の画像の取り込み処理、S28…非ポケット部の識別領域の二値化処理、S29…非ポケット部の識別領域の異物検出処理、S30…総合判定。
Claims (14)
- ポケット部及び当該ポケット部以外の非ポケット部を備え、裏側に密封フィルムの貼着されてなるPTPシート上に、表側に配置された照明手段が光を照射し、照射されたPTPシートからの光を、表側に配置された撮像手段が受光し、得られた画像データを異物検査手段が処理して異物の有無を検査する錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置において、
前記非ポケット部の識別情報が付された識別領域と、前記非ポケット部の識別情報が付されていない背景領域とを判別する領域判別手段を備え、
前記領域判別手段の判断の下、前記異物検査手段は、前記非ポケット部の識別情報が付された識別領域に対しての識別領域条件による異物検査と、前記非ポケット部の前記識別情報が付されていない背景領域に対しての背景領域条件による異物検査とを切り換えて行い、
前記異物検査手段は、PTPシートが連続的に搬送される際における、前記識別領域の照明に基づく画像データと、前記背景領域の照明に基づく画像データとの間の前記PTPシートの搬送による位置ずれを、前記各異物検査を行うために、PTPシートの搬送速度に基づき修正することを特徴とする錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。 - 前記照明手段の照明光量が調整されることにより、前記識別領域を照明するための識別領域照明条件または前記背景領域を照明するための背景領域照明条件が設定されることを特徴とする請求項1に記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記撮像手段の出力信号が調整されることにより、前記識別領域を照明するための識別領域照明条件または前記背景領域を照明するための背景領域照明条件が設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記識別領域照明条件または前記背景領域照明条件が設定される際に、前記撮像手段の出力信号が上限値に近づかないように設定されることを特徴とする請求項3に記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記PTPシートからの光でもって、前記撮像手段が露光される際の露光時間が調整されることにより、前記識別領域を露光するための識別領域露光条件または前記背景領域を露光するための背景領域露光条件が設定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記PTPシートからの光でもって、前記撮像手段が露光される際の光の絞り量が調整されることにより、前記識別領域を露光するための識別領域露光条件または前記背景領域を露光するための背景領域露光条件が設定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記異物検査手段は、前記識別領域を識別領域条件でもってまたは前記背景領域を背景領域条件でもって2値化する2値化手段を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記識別領域条件として、前記撮像手段から得られる画像データのレベルおいて、異物がある識別領域と異物がない識別情報とを判別する閾値条件が設定されることを特徴とする請求項7に記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記背景領域条件として、前記撮像手段から得られる画像データのレベルおいて、異物がある背景領域と異物がない背景領域とを判別する閾値条件が設定されることを特徴とする請求項7又は8に記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記異物検査手段は、前記識別領域の反射光量に対応する撮像手段の出力値を予め把握していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記ポケット部の異物を検査するための、ポケット部照明条件によるポケット部用照明と、前記非ポケット部の異物を検査するための、非ポケット部照明条件による非ポケット部用照明とを交互に行う照明制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記ポケット部用照明による画像データ処理を、前記非ポケット部用照明による画像データ処理よりも先に行い、前記非ポケット部用照明による画像データ処理を行う際に、前記ポケット部用照明の影響を除くようにする画像データ処理手段を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 前記識別情報は、赤外光に対し、透過性を有するインクが使用されており、前記照明手段が赤外光を照射でき、撮像手段が赤外光に対し感度を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置。
- 請求項1乃至13のいずれかに記載の錠剤を包装したPTPシートの外観検査装置を備えたことを特徴とするPTP包装機。
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