JP4027554B2 - ディジタル構内交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、収容した電話機の受話部へ送る側音を制御することができるディジタル構内交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ディジタル構内交換装置は、音声通話路を用いて音声信号を送信側と受信側とに分離し、時分割スイッチにて交換する方式が知られている。音声信号を送信側と受信側とに分離する方式を2線−4線変換方式と称し、アナログ電話機、アナログ電話機インタフェース回路、アナログ網インタフェース回路で実施されている。
【0003】
2線−4線変換時点で発生する送信音声のうち、受信音声に回り込む音声成分を側音といい、アナログ電話機、アナログ電話機インタフェース回路、アナログ網インタフェース回路で発生する。
【0004】
図4は、2線−4線変換方式による従来のディジタル構内交換装置の構成を示すブロック図で、ディジタル構内交換装置11が音声通話を行うアナログ電話機(TEL)12を収容し、ネットワークであるアナログ網(NW)13に接続された構成を示している。
【0005】
ディジタル構内交換装置11は、TEL12に接続されたアナログ電話機インタフェース回路(LC)11aと、音声交換を行う音声交換スイッチ(TSW)11bと、NW13とのインタフェースであるアナログ網インタフェース回路(TRK)11cとで構成されている。
【0006】
図4に示すように、TEL12内、LC11a内、TRK11c内の各2線−4線変換部で、TEL12の送信音声をTEL12の受話部へ側音として返送する構成となっている。
【0007】
図5は、会議用インタフェース回路を備えた従来のディジタル構内交換装置の構成を示すブロック図で、ディジタル構内交換装置21が複数のアナログ電話機(TEL)22に接続された構成を示している。
【0008】
ディジタル構内交換装置21は、複数のTEL22に接続された複数のアナログ電話機インタフェース回路(LC)21aと、音声交換を行う音声交換スイッチ(TSW)21bと、三者以上の通話をミキシングすることで会議通話サービスを可能とする会議用インタフェース回路(CNF)21cとによって構成されている。
【0009】
この構成により、ディジタル構内交換装置21は、CNF21cによって複数のTEL22の音声をミキシングし、各TEL22の受話部に返送することで会議通話サービスを可能とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アナログ電話機、アナログ電話機インタフェース回路、アナログ網インタフェース回路の各2線−4線変換時点で発生する送信音声の中から、受話部に回り込む音声成分によって側音を得る側音追加方法では、ディジタル電話機やディジタル網のように、音声そのものを音声通信開始から送信と受信とに分離する4線式の場合は、側音自体が発生しないという課題を有していた。
【0011】
また、アナログ電話機、アナログ電話機インタフェース回路、アナログ網インタフェース回路の各2線−4線変換時点で発生する送信音声の中から、受話部に回り込む音声成分によって側音を得る側音追加方法では、側音自体の音声レベルを制御することができず、通話中に側音自体の音声レベルを制御することができないという課題があった。
【0012】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、ディジタル構内交換装置で側音を作り出し、その側音自体の音声レベルを制御可能とし、さらに発信者の操作によって通話中に側音レベルを制御することができるディジタル構内交換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のディジタル構内交換装置は、音声信号を送信側と受信側とに分離して音声通話路にて交換するディジタル構内交換装置であって、収容した電話機からの送信音声の一部とネットワークを介して接続された相手側の電話機からの受信音声とを混合する会議用インタフェース回路を備え、会議用インタフェース回路で混合した送信音声の一部および受信音声を収容した電話機の受話部に送信する構成を有している。
【0014】
この構成により、会議用インタフェース回路を用いて発信者の送信音声の一部と相手側からの受信音声とを混合して発信者の受話部に送信することにより、従来側音が発生しない通話であっても、側音成分を作り出すことができる。
【0015】
また、本発明のディジタル構内交換装置の会議用インタフェース回路は、収容した電話機からの側音制御信号によって捕捉され、収容した電話機からのレベル制御信号によって混合する送信音声のレベルを変更することができる構成を有している。
【0016】
この構成により、側音自体の音声レベル制御が会議インタフェース回路内の受信音声レベル制御で可能となり、通話中にもこの会議インタフェース回路内の受信音声レベル制御を行うことで、側音自体の音声レベル調整を任意に行えるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。
【0018】
図1は、本発明によるディジタル構内交換装置の一実施の形態を示すブロック図で、ディジタル構内交換装置1が音声通話を行うディジタル電話機(DTEL)2を収容し、ディジタル網(DNW)3に接続された構成を示している。また、この構成では送信と受信とが分離した4線式となっている。
【0019】
ディジタル構内交換装置1は、DTEL2に接続されたディジタル電話機インタフェース回路(DLC)1aと、音声交換を行う音声交換スイッチ(TSW)1bと、DNW3とのインタフェースであるディジタル網インタフェース回路(DTRK)1cと、会議用インタフェース回路(CNF)1dとで構成されている。
【0020】
CNF1dはDTEL2からの発信者の送信音声とDNW3からの受信音声とを混合し、DTEL2の受話部に送出する構成となっている。
【0021】
次に、図2に示す処理フロー図を参照しながら、本実施の形態によるディジタル構内交換装置の動作について説明する。
【0022】
DTEL2がDNW3を介して相手方の電話機と通話中の場合に(ステップS1)、DTEL2からディジタル構内交換装置(PBX)1に側音制御信号を送信する(ステップS2)。これは、例えばフッキングして特定の番号を操作することにより行う。
【0023】
PBX1はCNF1dを捕捉し、捕捉完了信号、例えば特殊音を送出する(ステップS3)。DTEL2の発信者はこの捕捉完了信号を受信すると、例えば所定のダイヤルを操作することでレベル制御信号を送出する(ステップS4)。
【0024】
CNF3はDTEL2への音声側音レベルにロス挿入し、通話を継続させ、図1に示すような通話路を形成して、側音制御を行う(ステップS5)。こうして側音を作り出し、DTEL2からの制御により通話中に側音レベルを制御することができる。
【0025】
図3は、本発明の実施形態および従来の形態によるディジタル構内交換装置の側音挿入と側音制御に関する比較表である。この表から明らかなように、アナログ電話機−アナログ外線通話時の側音挿入は両者とも可能である。
【0026】
これに対し、ディジタル電話機−ディジタル網通話時の側音挿入は、本発明は可能であるが、従来は不可能である。また、側音音声レベルの変更は、本発明は可能であるが、従来は固定で不可能である。さらに、発信側ユーザによる側音音声レベルの変更は、本発明では発信側ユーザの選択信号にて任意の時期に発信側の側音を変更可能であるが、従来は不可能である。
【0027】
このように、ディジタル電話機やディジタル網のように、音声そのものを発信者が音声通信開始から送信・受信分離(4線式)している場合のように、側音が発生しない通話であっても、側音を作り出すことができ、また、発信者が側音音声レベルを通話中に任意に変更することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、会議用インタフェース回路を用いて収容した電話機からの送信音声と相手側の電話機からの受信音声とを混合して収容した電話機の受話部に送信することにより、音声信号を送信側と受信側とに分離して音声通話路にて交換する制御方式のように側音が発生しない通話であっても、側音成分を作り出すことができ、発信者にアナログ通信、ディジタル通信による違和感を与えることがないディジタル構内交換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル構内交換装置の一実施の形態を示すブロック図
【図2】本発明によるディジタル構内交換装置の動作を説明するための処理フロー図
【図3】従来および本発明によるディジタル構内交換装置の側音挿入と側音制御に関する比較表
【図4】従来の2線−4線変換方式のディジタル構内交換装置を示すブロック図
【図5】会議用インタフェース回路を有する従来のディジタル構内交換装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 ディジタル構内交換装置
1a ディジタル電話機インタフェース回路(DLC)
1b 音声交換スイッチ(TSW)
1c ディジタル網インタフェース回路(DTRK)
1d 会議用インタフェース回路(CNF)
2 ディジタル電話機(DTEL)
3 ディジタル網(DNW)
Claims (2)
- 音声信号を送信側と受信側とに分離して音声通話路にて交換するディジタル構内交換装置であって、
収容した電話機からの送信音声の一部とネットワークを介して接続された相手側の電話機からの受信音声とを混合する会議用インタフェース回路を備え、
前記会議用インタフェース回路で混合した前記送信音声の一部および前記受信音声を前記収容した電話機の受話部に送信することを特徴とするディジタル構内交換装置。 - 前記会議用インタフェース回路は、前記収容した電話機からの側音制御信号によって捕捉され、前記収容した電話機からのレベル制御信号によって前記混合する送信音声のレベルを変更することを特徴とする請求項1記載のディジタル構内交換装置。
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