JP4013723B2 - 車両用サイドドアの衝撃吸収構造 - Google Patents

車両用サイドドアの衝撃吸収構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両の側部に形成された乗員乗降用のドア開口を開閉するような車両用サイドドアの衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両のサイドドア構造としては次のような構造がある。すなわち、車体側部に仕切りのない連続したドア開口を設け、このドア開口をフロントドアとリヤドアとで開閉可能に覆い、フロントドアはその前部をフロントドアヒンジを介して車体に枢着し、リヤドアはその後部をリヤドアヒンジを介して車体に枢着し、これらフロントドアとリヤドアとからなるサイドドアを所謂観音開き構造に構成すると共に、フロントドアの後端部をリヤドアの前端部外側に重合させ、かつリヤドアの前端部内部には上下方向に延びる補強部材を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、ドアの衝撃吸収構造としては、ドアアウタパネルのドアウエスト部からウエストレインフォースメントを下方に向けて取付けると共に、ドアインナパネルとドアアウタパネルとの間を車両の前後方向に延びるインパクトバーからブラケットを上方に向けて取付け、上述のウエストレインフォースとブラケットとの間にボルト等の取付け部材を用いて衝撃吸収パッドを取付けた構造がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−138864号公報
【特許文献2】
特開平10−1003号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようにドアアウタパネルの内面で、かつドアアウタパネルの近傍位置において衝撃吸収パッドを設けると、側突時の衝撃荷重をこの吸収パッドにて吸収することができる利点がある反面、上述の衝撃吸収パッドをドア内に設けるためには、ウエストレインフォース、ブラケットおよびボルト等の取付け部材が必要不可欠な関係上、この衝撃吸収パッドの取付けに要する作業が複雑化し、また、その部品点数も大となる問題点があった。
【0006】
この発明は、インパクトバーの周囲の所定部に、車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材を設け、この衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成することで、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができ、しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることで、衝撃吸収部材を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる車両用サイドドアの衝撃吸収構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両用サイドドアの衝撃吸収構造は、車両の側部に形成された開口を開閉する車両用サイドドアであって、ドアインナパネルと、該ドアインナパネルに接合されたドアアウタパネルとを備え、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間には車両の前後方向に延びるインパクトバーが設けられ、
上記インパクトバーの周囲の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材が配設された車両用サイドドアの衝撃吸収構造において、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、少なくともウインドガラスの昇降軌跡空間の下方に上記インパクトバーが設けられ、該インパクトバーの周囲の所定部に位置する上記衝撃吸収部材には、車室内側に突出する突出部が形成され、該突出部を、上記ドアインナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側からドアインナパネルに組付けられるモジュールパネルとの間に係止して上記衝撃吸収部材を固定するように構成されたものである。
【0008】
上記構成の衝撃吸収部材は、衝撃吸収パッド等のエネルギ吸収部材にて形成することができる。
【0009】
上記構成によれば、上述の衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成したので、該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる。
【0010】
この結果、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、従来のようなウエストレインフォース、ブラケット、ボルト等が不要となるので、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0011】
しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることにより、衝撃吸収部材を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、さらに、ウインドガラスの昇降軌跡空間の車室外側には上部側のインパクトバーが設けられ、該上部側のインパクトバーに配置される衝撃吸収部材は、該衝撃吸収部材を車室外側に押し付けて上部側のインパクトバーに係止させる係止部としての係止爪を有しているものである。
【0013】
上記構成によれば、係止部としての係止爪を用いて衝撃吸収部材を上部側のインパクトバーに係止させることができる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記衝撃吸収部材には、上記インパクトバーの上辺部に係止される載置部が設けられ、該載置部と上記突出部とが上記衝撃吸収部材に一体に形成されたものである。
【0015】
上記構成によれば、上述の載置部をインパクトバーの上辺部に係止する載置構造により、衝撃吸収部材をインパクトバーに簡単に係止することができる。
【0016】
また、上記載置部と突出部とを上記衝撃吸収部材に一体に形成したので、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0017】
この発明の一実施態様においては、上記衝撃吸収部材とドアアウタパネル内面との間には貼着部材が設けられたものである。
上記構成の貼着部材は、両面テープで構成してもよい。
【0018】
上記構成によれば、衝撃吸収部材とドアアウタパネルの内面とを貼着することができるので、衝撃吸収部材取付け時の仮預けを行なうことができると共に、異音の発生防止を図ることができる。
【0019】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のサイドドアの衝撃吸収構造を示すが、まず、サイドドア構造について説明する。車両を車外側から見た状態で示す図1において、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられてフリースタイル構造(観音開き構造)のサイドドアが構成されている。上述の各ドアヒンジ4,5はドア側ヒンジブラケット、ヒンジピン、ボディ側ヒンジブラケットを有するものである。
【0020】
上述のフロントドア2はフロントドアヒンジ4,4を介して車体剛性部材としてのヒンジピラーに開閉可能に枢着され、上述のリヤドア3はリヤドアヒンジ5,5を介してリヤボディに開閉可能に枢着され、これらの両ドア2,3により車両側部の仕切りのない連続したドア開口部15(図11参照)、つまり、センタピラーレスのドア開口部を開閉可能に覆っている。
【0021】
これらサイドドアを構成するフロントドア2とリヤドア3とは、それぞれ、ドア本体6,7とドアサッシュ部8,9とウインドガラス10(但し、樹脂製のものも含む),フリップウインド部材11とで構成され、このうちドア本体6,7の内部には車両の前後方向に延びるインパクトバー12,13、横インパクトバー14が設けられる。
【0022】
この実施例の観音開き構造のドアは、フロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0023】
上述の各ドア2,3は、ドア開口部15(図11参照)を開閉するもので、図1に示すように、フロントドア2の後端部にはリヤドア3に対して係脱可能なドアラッチ16を設け、このドアラッチ16がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下には車体に対して係脱可能なドアラッチ17,18を設け、これらドアラッチ17,18はドア開口部15(図11参照)の上辺部および下辺部に設けた後述するボディ側のストライカ19,20(図11参照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0024】
図2は右側のサイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図、図3は図2のA−A線に沿う部分断面図であって、フロントドア2とリヤドア3との閉鎖時には、図3に示すようにリヤドア3の前部外側に対してフロントドア2の後部が所定量重なり合うようなオーバラップ構造となる。
【0025】
上述のフロントドア2は、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを備え、ドアインナパネル22には図2に示すように2つの開口部23,24(ドアモジュール取付け用の開口部)と、これら開口部23,24間に位置して斜め方向つまり前高後低状に傾斜して上下方向に延びる仕切り部25とが形成されている。
【0026】
上述のリヤドア3は、2部材に分割形成されたドアアウタパネル26,28と、ドアインナパネル27とを備え、これらの各パネル26,27,28はアルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金にて形成されると共に、リヤドア3の前部縦辺部を構成するドアアウタパネル28の所定部には、フロントドア2のドアラッチ16に対応してストライカ29が取付けられている。
【0027】
図4は右側のフロントドア2を車室内側から見た状態で示す側面図、図5は図4のB−B線矢視断面図であって、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを接合して構成されるフロントドア2の前部縦辺部には該前部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント30が設けられており、このヒンジレインフォースメント30によりドア剛性の向上を図っている。
【0028】
このヒンジレインフォースメント30は、車外側において車両の前後方向に延びる前部片30aと、車内側において車両の前後方向に延びる後部片30bと、これら両片30a,30bを接続して車幅方向に延びる接続片30cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0029】
また、フロントドア2の後部縦辺部には該後部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのフロントドアリヤレインフォースメント31が設けられており、このフロントドアリヤレインフォースメント31によりドア剛性の向上を図ると共に、側突に対する剛性を向上させて、車両の側突時のドア2の車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0030】
このフロントドアリヤレインフォースメント31は図3、図5、図6、図7に示すように、車外側において車両の前後方向に延びる後部片31aと、車内側において車両の前後方向に延びる前部片31bと、これら両片31a,31bを接続して車幅方向に延びる接続片31cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0031】
さらに、図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の上端部はドアサッシュ部8の後部縦辺部8a内に連続して延びる延出部32を備え、サッシュ剛性の向上を図り、高速走行時の負圧により、シール部材が車外側へ吸い出されるのを防止すべく構成している。
【0032】
しかも、図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の下端部にはフロントドア2の下部の前後辺に沿って前方に延びる延長部33を備えて、フロントドアリヤレインフォースメント31それ自体の剛性向上を図ると共に、フロントドア下部の剛性向上を図るように構成している。
【0033】
また、上下両端に延出部32および延長部33を備えたフロントドアリヤレインフォースメント31の全体には図6に示すように複数の凹凸部を形成して、該フロントドアリヤレインフォースメント31の強度向上を図っている。
【0034】
図4、図5、図8に示すように前述のインパクトバー12はヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー12の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0035】
上述のインパクトバー12に対して上下方向に離間する下側のインパクトバー13も図4に示すように、ヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー13の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0036】
また、図8に示すように上下方向に離間する複数のインパクトバー12,13は車外側に突出するような横向き凸状の断面形状を有し、この断面構造により、インパクトバー12,13それ自体の剛性向上を図ると共に、インパクトバー12,13を上下に離間して複数設けることにより、側突時の荷重入力に対して上下方向で広範囲において対応すべく構成している。
【0037】
図9は図4のE−E線に沿う要部拡大断面図であって、フロントドア2の後部側の下端部には該フロントドア2から車体側のサイドシル34のサイドシルアウタ35に向けて凸状に突出したキャッチャーピン36を設けている。
【0038】
すなわち、上述のフロントドアリヤレインフォースメント31における下端部の延長部33にナット37を予め溶接固定し、このナット37と対向する延長部33およびドアインナパネル22にはキャッチャーピン36のネジ部を挿通する孔部を形成して、上述のキャッチャーピン36をドアインナパネル22の車室内側から上記ナット37に締付け固定したものである。
【0039】
また、上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてフロントドア2の侵入を規制するものであって、このキャッチャーピン36と対応する位置においてサイドシルアウタ35には合成樹脂製で、かつ凹状のキャッチャーピン受け部38を設け、フロントドア2の閉時に上述のキャッチャーピン36がキャッチャーピン受け部38に挿入されるように構成している。
【0040】
図9はフロントドア2の全閉時の断面図であって、キャッチャーピン36の外径に対して、キャッチャーピン受け部38の内径は比較的大きく設定されている。また上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてフロントドア2の侵入を規制するためのドア侵入規制部材である。
【0041】
キャッチャーピンはフロントドア2のみならず図1、図2に示すようにリヤドア3の下部にも設けられており、各キャッチャーピン36,39,40が略等間隔で前後方向に並ぶように構成されている。
【0042】
一方、図9においてサイドシルアウタ35の上端部外面には、車体とフロントドア2との間をシールするシール部材41を設け、またフロントドア2のドアインナパネル22の下部には、該フロントドア2と車体としてのサイドシル34との間をシールするシール部材42を設けている。
【0043】
図10は右側のリヤドア3を車室内側から見た状態で示す側面図、図11は図10のG−G線矢視断面図、図12は図10のH−H線矢視断面図であって、図10、図11に示すようにリヤドア3下部におけるインナパネル27の所定部にはシートベルトリトラクタ43のブラケット44を取付けるための開口部45が形成されている。
【0044】
また、図3、図10、図11に示すようにリヤドア3の前部縦辺部には該リヤドア3のドアサッシュ部9を含む略全高にわたって上下方向に沿って延びるバーチカルレインフォースメント46が配設されている。
【0045】
このバーチカルレインフォースメント46は、アルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて形成されると共に、図3に示すように車内側前部において車両の前後方向に延びる前部片46aと、この前部片46aの後端から車幅方向に延びる前面片46bと、この前面片46bの外端から車両前後方向後方に延びる側面片46cと、この側面片46cの後端から車両の前後方向後方で、かつ車幅方向内方に延びる後面片46dと、この後面片46dの内端から車両の前後方向後方に延びる後部片46eとを有するように断面略ハット状に形成されている。
【0046】
そして、上述の前部片46aはドアインナパネル27と、ドアパネル28との間にサンドイッチ状に挟持固定され、前面片46bとドアアウタパネル28とが重合する部分には前述のストライカ29が取付けられ、後部片46eはドアインナパネル27の前後方向中間部内面に接合されている。
【0047】
さらに、図3に示すように、リヤドア3の後部縦辺部には該リヤドア3の上下方向に沿って延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント47が配設されている。
【0048】
このヒンジレインフォースメント47は車内側において車両の前後方向に延びる前部片47aと、車外側において車両の前後方向に延びる後部片47bと、これら両片47a,47bを接続して車幅方向に延びる接続片47cとを有するように、アルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて、断面略Z字状に形成されている。
【0049】
図3、図10、図11に示すように前述の横インパクトバー14はバーチカルレインフォースメント46の側面片46cと、ヒンジレインフォースメント47の後部片47bとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、この横インパクトバー14はその前後両端部がバーチカルレインフォースメント46、ヒンジレインフォースメント47と重合するように設けられており、この重合構造により、リヤドア3の側突に対する剛性の向上を図るように構成している。
【0050】
また、上述の横インパクトバー14は図11に断面形状にて示すように凹凸状に形成されていて、この凹凸構造により横インパクトバー14それ自体の剛性向上を図るように構成している。
【0051】
図10に示すように、上述のリヤドア3はその前部縦辺部が後傾するように形成されており、この前部縦辺部の前上角部3U(前側上部コーナ部)と前下角部3D(前側下部コーナ部)より離間した部位との間を上下方向に略垂直に延びる縦インパクトバー48を設けている。
【0052】
この縦インパクトバー48は高張力鋼のパイプ部材(剛性パイプ部材)にて形成されている。
また、図10に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46は側面視において縦インパクトバー48と車両の前後方向にオーバラップするように配設されている。さらに詳しくは、図3に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46とリヤドア本体7のドアインナパネル27との間には閉断面49が形成され、縦インパクトバー48はこの閉断面49内部に配設されたものである。
【0053】
さらに、上述の横インパクトバー14は図3、図10に示すように、その前部が縦インパクトバー48と車両の前後方向にてオーバラップすべく配設されている。
しかも、図3にフロントドア2およびリヤドア3をそれぞれ閉鎖状態で示すように、両ドア2,3の閉鎖時にはフロントドアリヤレインフォースメント31がリヤドア3の前部縦辺部に設けられたバーチカルレインフォースメント46と重なり合うように配設されており、この重合構造により、該重合部の剛性向上を図って、側突時のサイドドアの車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0054】
ところで、図11に示すように、リヤドア3内の下部には断面凹状のドアラッチレインフォースメント50を設けている。
このドアラッチレインフォースメント50の車外側立上り片はリベット51(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の下部に固定する一方、車内側立上り片はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ブラケット44および後述する縦インパクトバー48の下端ブラケット55と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0055】
上述の縦インパクトバー48は図11、図13に示すように上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55を用いて、バーチカルレインフォースメント46およびドアインナパネル27に固定されている。
【0056】
ここで、上端ブラケット53は断面略半円形状の保持部56を有する外部ブラケット57と、断面略半円形状の保持部58を有する内部ブラケット59との2部材から成り、これら両ブラケット57,59を接合して、縦インパクトバー48の上端部を保持すると共に、外部ブラケット57はリベット60(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の上部に固定し、内部ブラケット59はボルト、ナット等の取付け部材61…を用いて、ドアラッチ17およびショルダベルトアンカ用のアンカブラケット62と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0057】
また中間ブラケット54は断面略半円形状の保持部63と、上部取付け片64と、下部取付け片65とを備え、図3にも示すように、保持部63で縦インパクトバー48の中間部を保持すると共に、上部取付け片64はボルト、ナット等の取付け部材66を用いて、ブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定し、下部取付け片65はリベット67(取付け部材)を用いて横インパクトバー14と共にバーチカルレインフォースメント46に共締め固定している。
【0058】
すなわち、縦インパクトバー48の上下方向の中間部は、バーチカルレインフォースメント46とドアインナパネル27との双方に接続される中間ブラケット54によって支持されたものである。また横インパクトバー14と、バーチカルレインフォースメント46と、中間ブラケット54が上述のリベット67にて共締め固定されたものである。
【0059】
さらに、下端ブラケット55は断面略半円形状の保持部68と前後の取付け片69,70とを備え、保持部68で縦インパクトバー48の下端部を保持すると共に、前後の取付け片69,70はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ドアラッチレインフォースメント50およびブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
なお、上述の上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55の所定部は縦インパクトバー48の外周部に溶接固定されている。
【0060】
ここで、図11に示すように、リヤドア3のロック機構つまり上部のドアラッチ17と下部のドアラッチ18とは縦インパクトバー48の上下両端部に取付けられている。詳しくは、上部のドアラッチ17は縦インパクトバー48の上端部に内部ブラケット59を介して取付けられており、下部のドアラッチ18は縦インパクトバー48の下端部に下端ブラケット55およびドアラッチレインフォースメント50を介して取付けられている。
【0061】
図11において、車体側上部のルーフパネル71の側部にはルーフレールアウタ72とルーフレールインナ73とを接合すると共に、このルーフレールインナ73には前述のストライカ19を取付けている。
【0062】
また、車体側下部のフロアパネル74の側部には、サイドシルインナ75とサイドシルアウタ35とから成るサイドシル34を接合すると共に、上述のサイドシルアウタ35の所定部には前述のストライカ20を取付けていて、車体側のこれらの各ストライカ19,20にリヤドア3の縦インパクトバー48の上下両端部に取付けたドアラッチ17,18が係合するように構成している。
【0063】
図14は車両用サイドドアの衝撃吸収構造を示す斜視図、図15はドアインナパネル22の車室内側にドアモジュールとしてのモジュールパネル77およびドアトリム78を取付けた状態下にて示す図14のJ−J線矢視断面図である。
【0064】
図14、図15に示すように、上下に離間して複数配設されたインパクトバー12,13の車室内側の所定部、すなわち前席シートに着座した前席乗員と対向する部分には車幅方向の衝撃荷重(つまり側突荷重)を吸収可能な衝撃吸収部材としての上部衝撃吸収部材としての上部衝撃吸収パッド(以下単に上部パッドと略記する)79と、下部衝撃吸収パッド(以下単に下部パッドと略記する)80とがそれぞれ設けられている。
【0065】
上述の上部パッド79は図16に拡大図で、また図17にパッド単独の形状を斜視図でそれぞれ示すように、インパクトバー12の上側に位置する上部79aと、インパクトバー12の下側に位置する下部79bと、車外側の先端部が横向き凹状のインパクトバー12の凹部内に挿入される中間部79cとを一体に形成して、略ブロック状に構成されている。
【0066】
また、上部パッド79の上部79aにおいてドアアウタハンドル81と対応する部位には干渉を回避する目的で凹部79d,79eが形成されている。
さらに上部パッド79の上部79aと中間部79cとの間、並びに中間部79cと下部79bとの間には、該上部パッド79を車幅方向に貫通する孔部82,83を形成し、この孔部82,83には該上部パッド79をインパクトバー12に係止する係止部としての係止爪84を設けている。
【0067】
この係止爪84は図16に示すようにコの字状の係止爪本体84aにおけるインパクトバー12の上下両辺部と対応する部分に爪部84b,84bを一体的に切り起こし形成したもので、これらの爪部84b,84bは常時インパクトバー12側に付勢されている。
【0068】
上述の係止爪84はバネ鋼などの金属または合成樹脂により構成され、この係止爪84は予め上記孔部82,83を利用して上部パッド79にサブアセンブリされる。
【0069】
そして、この係止爪84がサブアセンブリされた上部パッド79を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー12側へ押圧すると、弾性変位する爪部84b,84bがインパクトバー12の上下両辺部にその上下から係止されるので、この上部パッド79をワンタッチでインパクトバー12に取付けることができる。
【0070】
また上述の上部パッド79の上部79aにおける車外側端面と、ドアアウタパネル21の内面との間、詳しくは上部79a側には貼着部材としての両面テープ85が接着固定されているので、上部パッド79の取付け前に両面テープ85のドアアウタパネル21内面側の離型紙(図示せず)を取外し、その後に、上部パッド79をインパクトバー12側へ押圧すると、上述の両面テープ85がドアアウタパネル21の内面に接着するので、この両面テープ85にて上部パッド79の仮預けを行なうことができると共に、車両走行時には斯る接着構造により異音の発生を防止することができる。
【0071】
一方、上述の下部パッド80は図18に拡大図で、また図19にパッド取付け前の状態を分解斜視図でそれぞれ示すように、インパクトバー13の上側に位置する上辺部80aと、インパクトバー13の車室内側に位置する側辺部80bとを正面視において逆L字状に一体形成して構成されている。
【0072】
上述の上辺部80aと側辺部80bとが一体形成された各部80a,80bの内側コーナ部には、インパクトバー13の上辺部に係止される載置部86が設けられ、また側辺部86bの車室内側にはドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止される突出部87が設けられ、これら載置部86および突出部87が下部パッド80に一体に形成されている。
【0073】
上述のドアインナパネル22の開口部23形成部位、つまり開口部23の口縁には該ドアインナパネル22をドア内部空間側へ折り曲げてフランジ部88が一体形成されている。
【0074】
下部パッド80における上述の突出部87の近傍下部には位置決め突部89が一体形成される一方、この位置決め突部89と対応するようにドアインナパネル22側のフランジ部88には突出部90,91が一体形成され、これら前後の突出部90,91間が位置決め凹部92に設定されている。
【0075】
そして、この下部パッド80を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー13の上方へ挿入し、インパクトバー13側に向けて下方へ移動させ、位置決め突部89を位置決め凹部92に挿入すると共に、載置部86をインパクトバー13の上辺部に係止させる。
【0076】
この時、下部パッド80の突出部87はドアインナパネル22の開口部23におけるフランジ部88の突出部91上に位置する。次に、ドアインナパネル22の車室内側にモジュールパネル77を組付け、このモジュールパネル77により下部パッド80を車室内側から車室外方向に押圧して固定すると共に、上述の突出部87をドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止するものである。
【0077】
また、上述の下部パッド80の上辺部80aにおける車外側端面と、ドアアウタパネル21の内面との間、詳しくは上辺部80a側には貼着部材としての両面テープ93が接着固定されているので、下部パッド80の取付け前に両面テープ93のドアアウタパネル21内面側の離型紙(図示せず)を取外し、その後、下部パッド80を図18に示す所定部に配設すると、この両面テープ93がドアアウタパネル21の内面に接着するので、この両面テープ93にて下部パッド80の仮預けを行なうことができると共に、車両走行時には斯る接着構造により異音の発生を防止することができる。
【0078】
なお、図15においてαはウインドガラス10の昇降軌跡を示すものである。また、以上の説明においては主として右側のフロントドア2およびリヤドア3の構造について述べたが、左側のフロントドア2およびリヤドア3は右側のそれと対称に構成されている。さらに、図中、Fは車両前方を示し、Rは車両後方を示し、INは車両内方を示し、OUTは車両外方を示すものである。
【0079】
このように上記実施例の車両用サイドドアの衝撃吸収構造は、車両の側部に形成されたドア開口部15を開閉する車両用サイドドアにおいて、上記サイドドア(フロントドア2参照)はドアインナパネル22と、上記ドアインナパネル22に接合されたドアアウタパネル21とを備え、上記ドアインナパネル22にはドアアウタパネル21との間に配設されて車両の前後方向に延びるインパクトバー12,13が設けられ、上記インパクトバー12,13の車室内側の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材としての上部パッド79、下部パッドが配設され、上記衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)には該衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)をインパクトバー12,13に係止する係止部(係止爪84、載置部86、突出部87参照)が設けられたものである。
【0080】
この構成によれば、上述の衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)に係止部(係止爪84、載置部86、突出部87参照)を設けたので、この係止部をインパクトバー12,13に係止することで、該衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)を取付けることができる。
【0081】
この結果、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、従来のようなウエストレインフォース、ブラケット、ボルト等が不要となるので、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0082】
また、上記衝撃吸収部材(上部パッド79参照)の係止部はインパクトバー12に係止可能な係止爪84で構成されたものである。
この構成によれば、係止爪84を用いて衝撃吸収部材(上部パッド79参照)をインパクトバー12に係止させることができる。
【0083】
さらに、上記ドアインナパネル22の車室内側に設けられるモジュールパネル77を設け、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)はモジュールパネル77により車室内側から車室外方向に押圧して固定されたものである。
この構成によれば、ドアインナパネル22の車室内側に設けられるモジュールパネル77の押圧構造により、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)をインパクトバー13に簡単に固定することができる。
【0084】
加えて、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の係止部はインパクトバー13の上辺部に係止される載置部86に設定されたものである。
この構成によれば、上述の載置部86をインパクトバー13の上辺部に係止する載置構造により、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)をインパクトバー13に簡単に係止することができる。
【0085】
また、上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の係止部はドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止される突出部87に設定されたものである。
この構成によれば、上述の突出部87をドアインナパネル22とモジュールパネル77との間に係止させると、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)を固定することができるので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材(下部パッド80参照)を簡単に取付けることができる。
【0086】
さらに、上記載置部86および突出部87が上記衝撃吸収部材(下部パッド80参照)に一体に形成されたものである。
この構成によれば、衝撃吸収部材(下部パッド80参照)の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる。
【0087】
しかも、上記インパクトバー12,13は上下に複数本配設され、これら複数の各インパクトバー12,13に衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)がそれぞれ設けられたものである。
この構成によれば、車両の側面衝突時に該側突に対して上下方向の広い範囲で衝撃を吸収することができる。
【0088】
また、上記衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)とドアアウタパネル21内面との間に貼着部材としての両面テープ85,93が設けられたものである。
この構成によれば、衝撃吸収部材(上部パッド79、下部パッド80参照)とドアアウタパネル21の内面とを貼着することができるので、衝撃吸収部材取付け時の仮預けを行なうことができると共に、異音の発生防止を図ることができる。
【0089】
図20は下部パッド80の他の実施例を示し、上辺部80aと側辺部80bとを逆L字状に一体形成した下部パッド80の載置部86の下面にも貼着部材としての両面テープ94を設け、この両面テープ94により、インパクトバー13と下部パッド80の載置部86とを接着固定すべく構成したものである。
【0090】
このように構成すると、下部パッド80の仮預け姿勢が安定する。なお、図20に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図20において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0091】
図21、図22は車両用サイドドアの衝撃吸収構造の他の実施例を示すものである。図16、図17で示した上部パッド79においてはパッド中間部に孔部82,83を形成して、この孔部82,83に装着した係止爪84を用いて、該上部パッド79をインパクトバー12に係止すべく構成したが、図21、図22に示すこの実施例においては上部パッド79の中間部79cから前後両部に突出する係止爪装着部79f,79rを一体形成し、これら装着部79f,79rの上下両面と、上部パッド79の上部79aおよび下部79bとの間には係止爪84の装着を許容する切欠き空間部95…を形成して、上述の係止爪装着部79f,79rに係止爪84,84をそれぞれ装着したものである。
【0092】
また上述の係止爪84は合成樹脂により形成されていて、略コの字状の係止爪本体84aのインパクトバー12における上下両辺部と対応する部分には爪部84b,84bを一体的に屈曲形成している。
【0093】
この係止爪84は予め上部パッド79にサブアセンブリされていて、この係止爪84がサブアセンブリされた上部パッド79を、モジュールパネル77の取付け前段階において、ドアインナパネル22の開口部23からインパクトバー12側へ押圧すると、弾性変位する爪部84b,84bがインパクトバー12の上下両辺部にその上下から係止されるので、この上部パッド79をワンタッチでインパクトバー12に取付けることができる。
【0094】
このように構成すると、係止爪84の小型化を図ることができる。なお、図21、図22で示したこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図21、図22において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0095】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両の側部に形成された開口は、実施例のセンタピラーレスのドア開口部15に対応し、
以下同様に、
サイドドアは、フロントドア2に対応し、
衝撃吸収部材は、上部パッド79、下部パッド80に対応し、
貼着部材は、両面テープ85,93に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0096】
【発明の効果】
この発明によれば、インパクトバーの車室内側の所定部に、車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材を設け、この衝撃吸収部材には車室内側に突出する突出部を設け、この突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止して衝撃吸収部材を固定するように構成したので、衝撃吸収部材の取付け作業の簡素化とレイアウト自由度の向上を図ることができると共に、衝撃吸収部材の取付けに要する部品点数の削減を図ることができる効果があり、しかも、上記突出部をドアインナパネルとモジュールパネルとの間に係止させることにより、上記衝撃吸収部材を固定するので、既存の部材を有効利用して該衝撃吸収部材を簡単に取付けることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の衝撃吸収構造を備えた車両のサイドドア構造の側面図。
【図2】 サイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図。
【図3】 図2のA−A線矢視断面図。
【図4】 フロントドアの側面図。
【図5】 図4のB−B線矢視断面図。
【図6】 フロントドアリヤレインフォースメントの斜視図。
【図7】 図6のD−D線矢視断面図。
【図8】 図4のC−C線矢視断面図。
【図9】 図4のE−E線に沿う要部拡大断面図。
【図10】 リヤドアの側面図。
【図11】 図10のG−G線矢視断面図。
【図12】 図10のH−H線に沿う拡大断面図。
【図13】 縦インパクトバーおよびその取付けブラケットの分解斜視図。
【図14】 車両用サイドドアの衝撃吸収構造を示す斜視図。
【図15】 図14のJ−J線矢視に相当する断面図。
【図16】 図15の要部拡大図。
【図17】 上部パッドの斜視図。
【図18】 図15の要部拡大図。
【図19】 下部パッドの斜視図。
【図20】 下部パッド構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図21】 上部パッド構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図22】 図21で示した上部パッドの斜視図。
【符号の説明】
α…ウインドガラスの昇降軌跡
2…フロントドア
12,13…インパクトバー
15…ドア開口部(開口)
21…ドアアウタパネル
22…ドアインナパネル
77…モジュールパネル(ドアモジュール)
79…上部パッド(衝撃吸収部材)
80…下部パッド(衝撃吸収部材)
84…係止爪
85,93…両面テープ(貼着部材)
86…載置部
87…突出部

Claims (4)

  1. 車両の側部に形成された開口を開閉する車両用サイドドアであって、
    ドアインナパネルと、該ドアインナパネルに接合されたドアアウタパネルとを備え、上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間には車両の前後方向に延びるインパクトバーが設けられ、
    上記インパクトバーの周囲の所定部には車幅方向の衝撃荷重を吸収可能な衝撃吸収部材が配設された車両用サイドドアの衝撃吸収構造において、
    上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、少なくともウインドガラスの昇降軌跡空間の下方に上記インパクトバーが設けられ、該インパクトバーの周囲の所定部に位置する上記衝撃吸収部材には、車室内側に突出する突出部が形成され、該突出部を、上記ドアインナパネルと、該ドアインナパネルの車室内側からドアインナパネルに組付けられるモジュールパネルとの間に係止して上記衝撃吸収部材を固定するように構成された
    車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
  2. 上記ドアインナパネルと上記ドアアウタパネルとの間において、さらに、ウインドガラスの昇降軌跡空間の車室外側には上部側のインパクトバーが設けられ、
    該上部側のインパクトバーに配置される衝撃吸収部材は、該衝撃吸収部材を車室外側に押し付けて上部側のインパクトバーに係止させる係止部としての係止爪を有している
    請求項1記載の
    車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
  3. 上記衝撃吸収部材には、上記インパクトバーの上辺部に係止される載置部が設けられ、該載置部と上記突出部とが上記衝撃吸収部材に一体に形成された
    請求項1記載の車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
  4. 上記衝撃吸収部材とドアアウタパネル内面との間には貼着部材が設けられた
    請求項2または3に記載の車両用サイドドアの衝撃吸収構造。
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