JP4013354B2 - データ固定化システム、データ固定化装置、データ中継装置、情報端末装置、データ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、データ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ固定化システム、データ固定化装置、データ中継装置、情報端末装置、データ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、データ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ固定化システムに関し、特にネットワーク上のサーバが保持するデータを、後に参照可能な状態で保存するデータ固定化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット上では、WWW(World Wide Web) を利用した情報の送受信が盛んになってきている。WWW を利用すると、ユーザは世界中の情報に簡単にアクセスすることが可能になる。
【0003】
ユーザはブラウザと呼ばれるソフトウェアを使用して、WWW サーバ上のページデータを閲覧する。WWW 上の情報にアクセスするためには、ページの位置をあらわすURL(Uniform Resource Locator) と呼ばれる識別子をブラウザに入力する。すると、そのURL に対する要求が、ブラウザからWWW サーバに送信され、そのURL に対応したページが返される。そして、そのページがブラウザ上に表示され、ユーザはページを閲覧することができる。
【0004】
このようにしてユーザはWWW 上のページを閲覧するが、WWW 上の情報は常に変化している。したがって、過去に閲覧したページと同じURL のページを参照したからといって、以前と同じ内容が常に閲覧できるとは限らない。たとえば、新聞社のホームページでは、ほとんどの場合ページの内容は日に数回更新されている。そのため、閲覧したページを後で再閲覧するためには、ユーザはそのページを何らかの方法で保存する必要があった。
【0005】
従来、ユーザが過去に閲覧したデータを閲覧した時刻と関連付けて管理し、ユーザが過去に閲覧したデータの再閲覧を可能にする発明としては、特開平10−105453号公報に開示されたデータ中継装置があった。この発明を第1の従来技術とする。
【0006】
第1の従来技術のデータ中継装置は、ユーザからデータの名前を指定したデータの要求を受け付けると、そのデータを情報端末装置とデータ保持手段との間で中継する。このとき、データ中継装置は、中継したデータと、そのデータの名前と、ユーザが閲覧した時刻を関連付けて、履歴情報として管理する。そして、データ中継装置は、データの名前とユーザの閲覧時刻で指定したデータの要求を受けると、その名前と閲覧時刻に対応したデータを返す。これにより、過去に閲覧したデータと同一のデータを、後になって閲覧することができる。
【0007】
また、過去のバージョンのデータをプロキシサーバに格納し、過去のデータを閲覧可能にし、過去のバージョンを含めた文書を分類可能にする発明として、特開平9−330203号公報に開示されたハイパーテキスト型文書共有方法があった。この発明を第2の従来技術とする。
【0008】
第2の従来技術では、文書公開装置と情報参照作成装置の間のプロキシサーバにおいてバージョンを蓄積し、情報参照作成装置において文書テキストおよびインライン表示情報のバージョンの組を記憶する方法について述べられている。このため、この発明では、インライン表示情報を含めた過去のデータの再現が可能になっている。また、ディレクトリ文書を使用して、データを分類することが可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第1の従来技術では、ユーザが過去に閲覧したデータを再閲覧しようとする場合、閲覧時刻を入力するか、過去に閲覧したデータを検索した後で、再閲覧したいデータを指定する必要があった。このように、ユーザは、システムに用意された固定的なユーザインターフェースを使用して、データの分類や検索を行う必要があり、通常のデータをアクセスするように、URL のような名前のみを指定して格納されたデータにアクセスすることができなかった。
【0010】
また、第2の従来技術では、過去のバージョンのデータを再現するために、文書テキストとインライン表示情報のバージョンの組を記憶する必要があった。また、過去のバージョンの文書を参照するためには、ユーザはバージョン番号を記憶し、使用する必要があった。
【0011】
本発明はこのような点に鑑みなされたものであり、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明の第2の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要なデータ固定化装置を提供することである。
【0013】
また、本発明の第3の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要なデータ中継装置を提供することである。
【0014】
また、本発明の第4の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要な情報端末装置を提供することである。
【0015】
また、本発明の第5の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要なデータ固定化装置をコンピュータ上に構築するためのデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0016】
また、本発明の第6の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要なデータ中継装置をコンピュータ上に構築するためのデータ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0017】
また、本発明の第7の目的は、名前を指定するだけで過去に固定化されたデータへのアクセスを可能とするデータ固定化システムに必要な情報端末装置をコンピュータ上に構築するための情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、データ供給装置の保持するデータを、後に参照可能な状態で保存するデータ固定化システムにおいて、データの名前を指定したデータ取得要求に応じてデータを取得し、取得したデータの名前、取得したデータの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付け、履歴情報として保持するとともに、前記データ取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返し、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを含む履歴情報取得要求が入力されると、前記履歴情報取得要求で示された情報との間でデータの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を前記固定化データ取得要求の出力元に送信するデータ中継装置と、前記データ供給装置内のデータの名前を指定したデータ固定化要求を出力するデータ固定化要求出力手段と、データの名前を指定した固定化情報取得要求を出力し、前記固定化情報取得要求に応じて返された固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とに、前記固定化データ取得要求で指定したデータの名前を含めた前記履歴情報取得要求を前記データ中継装置に出力する固定化データ取得手段と、を具備する情報端末装置と、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、前記情報端末装置が出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、前記データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、前記情報端末装置が出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを前記情報端末装置に送信する固定化情報提供手段と、を具備するデータ固定化装置と、を有することを特徴とするデータ固定化システムが提供される。
【0019】
このようなデータ固定化システムによれば、情報端末装置のデータ固定化要求出力手段よりデータ固定化要求が出力されると、データ固定化装置の固定化処理制御手段により、データ固定化要求に含まれたデータの名前を指定したデータ取得要求がデータ中継装置に出力される。すると、データ取得要求に従ってデータ中継手段がデータを取得し、データの名前、データの内容及びデータ取得時刻情報の組を履歴情報として保持する。さらに、データ中継装置からデータ固定化装置へデータ取得完了通知が返される。データ取得完了通知を受け取ったデータ固定化装置内の固定化処理制御手段は、データの名前、固定化開始時刻情報及び固定化終了時刻情報の組を固定化情報として、固定化情報保持手段に格納する。その後、情報端末装置の固定化データ取得手段より固定化情報取得要求が出力されると、データ固定化装置の固定化情報提供手段が、固定化情報取得要求に含まれるデータの名前に該当する固定化情報を、固定化情報保持手段内より抽出する。そして、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを、情報端末装置へ返す。すると、固定化データ取得手段が、履歴情報取得要求をデータ中継装置へ出力する。データ中継装置は、履歴情報取得要求で示された情報との間でデータの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を情報端末装置に送信する。
【0020】
また、上記課題を解決するための第1のデータ固定化装置として、データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持するとともに、データを取得した際には、データ取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続して使用されるデータ固定化装置において、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、前記データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを前記固定化情報取得要求の出力元へ送信する固定化情報提供手段と、を有することを特徴とするデータ固定化装置が提供される。
【0021】
このような第1のデータ固定化装置によれば、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、固定化処理制御手段によって、データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求がデータ中継装置にされる。そして、データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、固定化処理制御手段により、データ固定化要求で指定された名前、データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及びデータ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報が関連付けられ、固定化情報保持手段に格納される。また、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、固定化情報提供手段により、固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報が固定化情報保持手段より抽出され、抽出され固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とが固定化情報取得要求の出力元へ送信される。
【0022】
また、上記課題を解決するための第2のデータ固定化装置として、データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持するとともに、データを取得した際には、データ取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続して使用されるデータ固定化装置において、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、前記データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報の取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記履歴情報取得要求の出力元へ送信する固定化情報提供手段と、を有することを特徴とするデータ固定化装置が提供される。
【0023】
このような第2のデータ固定化装置によれば、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、固定化処理制御手段により、データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求がデータ中継装置に出力される。そして、データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、固定化処理制御手段により、データ固定化要求で指定された名前、データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及びデータ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報が関連付けられ、固定化情報保持手段に格納される。また、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、固定化情報提供手段により、固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報が固定化情報保持手段より抽出され、抽出された固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報の取得要求がデータ中継装置に送信される。さらに、固定化情報提供手段によって、データ中継装置から返されたデータの内容が履歴情報取得要求の出力元へ送信される。
【0024】
また、上記課題を解決するために、データ供給装置が保持するデータを他の装置へ中継するデータ中継装置において、取得したデータの履歴情報を保持する履歴保持手段と、データ取得要求を受け取ると、前記データ取得要求が外部データの取得要求か履歴情報の取得要求かを解析し、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記データ取得要求からデータの名前を抽出し、前記データの取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前記データ取得要求からデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を抽出する要求解析手段と、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当するデータを前記データ供給装置に要求し、要求に応じて前記データ供給装置から送られてきたデータを受け取るデータ要求手段と、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として前記履歴保持手段に格納するとともに、データの取得が完了した旨を示すメッセージを出力データとし、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前記要求解析手段が抽出したデータの名前と一致するデータの名前であり、且つ固定化開始時刻情報が示す時刻以後、固定化終了時刻情報が示す時刻以前のデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を前記履歴保持手段から抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータを出力データとする履歴管理手段と、前記データ取得要求の出力元に対し、前記履歴管理手段が特定した出力データを出力する出力手段と、を有することを特徴とするデータ中継装置が提供される。
【0025】
このようなデータ中継装置によれば、外部データの取得要求が入力されると、要求解析手段により、データ取得要求からデータの名前が抽出される。すると、データ要求手段により、要求解析手段が抽出したデータの名前に該当するデータがデータ供給装置に要求される。要求に応じてデータ供給装置から送られてきたデータは、データ要求手段で受け取られる。次に、履歴情報管理手段により、データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として履歴保持手段に格納されるとともに、データの取得が完了した旨を示すメッセージが出力データとして特定される。その出力データは、出力手段によりデータ取得要求の出力元に対し出力される。また、データの取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、データ要求解析手段により、データ取得要求からデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報が抽出される。すると、履歴管理手段により、要求解析手段が抽出したデータの名前と一致するデータの名前であり、且つ固定化開始時刻情報が示す時刻以後、固定化終了時刻情報が示す時刻以前のデータ取得時刻情報が登録された履歴情報が履歴保持手段から抽出され、抽出された履歴情報に含まれるデータが出力データとされる。出力データは、出力手段によりデータ取得要求の出力元に対し出力される。
【0026】
また、上記課題を解決するために、データ供給装置が保持するデータをデータ中継装置経由で受け取る情報端末装置において、前記データ供給装置内のデータの名前を指定したデータ固定化要求を出力するデータ固定化要求出力手段と、データの名前を指定した固定化情報取得要求を出力し、前記固定化情報取得要求に応じて返された固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とに、前記固定化データ取得要求で指定したデータの名前を含めた前記履歴情報取得要求を前記データ中継装置に出力する固定化データ取得手段と、を有することを特徴とする情報端末装置が提供される。
【0027】
このような情報端末装置によれば、データ固定化要求出力手段によって、データ供給装置内のデータの名前を指定したデータ固定化要求が出力される。また、固定化データ取得手段によって、データの名前を指定した固定化情報取得要求が出力される。さらに、固定化データ取得手段によって、固定化情報取得要求に応じて返された固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とに、固定化データ取得要求で指定したデータの名前を含めた履歴情報取得要求が、データ中継装置に出力される。
【0028】
また、上記課題を解決するための第1のデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として、データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持するとともに、データを取得した際には、データ取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続されたコンピュータで使用されるデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、前記データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを前記固定化情報取得要求の出力元へ送信する固定化情報提供手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0029】
このような記録媒体に記録されたデータ固定化プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明に係る第1のデータ固定化装置の機能が、コンピュータ上に構築される。
【0030】
また、上記課題を解決するための第2のデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として、データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持するとともに、データを取得した際には、データ取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続されたコンピュータで使用されるデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段、データの名前を指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置からデータ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、前記データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段、データの名前を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報の取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記履歴情報取得要求の出力元へ送信する固定化情報提供手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0031】
このような記録媒体に記録されたデータ固定化プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明に係る第2のデータ固定化装置の機能が、コンピュータ上に構築される。
【0032】
また、上記課題を解決するために、データ供給装置が保持するデータを他の装置へ中継するためのデータ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、取得したデータの履歴情報を保持する履歴保持手段、データ取得要求を受け取ると、前記データ取得要求が外部データの取得要求か履歴情報の取得要求かを解析し、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記データ取得要求からデータの名前を抽出し、前記データの取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前記データ取得要求からデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を抽出する要求解析手段、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記要求解析手段が抽出したデータの名前に該当するデータを前記データ供給装置に要求し、要求に応じて前記データ供給装置から送られてきたデータを受け取るデータ要求手段、前記データ取得要求が外部データの取得要求の場合には、前記データ要求手段が受け取ったデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連づけて履歴情報として前記履歴保持手段に格納するとともに、データの取得が完了した旨を示すメッセージを出力データとし、前記データ取得要求が履歴情報の取得要求の場合には、前記要求解析手段が抽出したデータの名前と一致するデータの名前であり、且つ固定化開始時刻情報が示す時刻以後、固定化終了時刻情報が示す時刻以前のデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を前記履歴保持手段から抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータを出力データとする履歴管理手段、前記データ取得要求の出力元に対し、前記履歴管理手段が特定した出力データを出力する出力手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とするデータ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0033】
このような記録媒体に記録されたデータ中継プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明に係るデータ中継装置の機能が、コンピュータ上に構築される。
【0034】
また、上記課題を解決するために、データ供給装置が保持するデータをデータ中継装置経由で受け取るための情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記データ供給装置内のデータの名前を指定したデータ固定化要求を出力するデータ固定化要求出力手段、データの名前を指定した固定化情報取得要求を出力し、前記固定化情報取得要求に応じて返された固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とに、前記固定化データ取得要求で指定したデータの名前を含めた前記履歴情報取得要求を前記データ中継装置に出力する固定化データ取得手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
【0035】
このような記録媒体に記録された情報端末用プログラムをコンピュータに実行させれば、上記本発明に係る情報端末装置の機能が、コンピュータ上に構築される。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の原理構成図である。本発明のデータ固定化システムは、データ供給装置1の保持するデータを保存し、そのデータを参照するための構成として、データ中継装置2、情報端末装置3、及びデータ固定化装置4を有している。
【0037】
データ中継装置2は、データの名前を指定したデータ取得要求に応じてデータ供給装置1よりデータを取得する。そして、取得したデータの名前、取得したデータの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報とを関連付け、履歴情報として保持する。履歴情報を保持したら、取得要求の出力元に対してデータ取得完了通知を返す。また、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを含む履歴情報取得要求が情報端末装置3から入力されると、データの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出する。そして、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を情報端末装置3に送信する。
【0038】
情報端末装置3は、データ固定化要求出力手段3aと固定化データ取得手段3bとを有する。データ固定化要求出力手段3aは、入力装置からの入力に応じて、データ供給装置1内のデータの名前を指定したデータ固定化要求をデータ固定化装置4に対して出力する。固定化データ取得手段3bは、入力装置からの入力に応じて、データの名前を指定した固定化情報取得要求をデータ固定化装置4に出力し、固定化情報取得要求に応じて返された固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とに、固定化情報取得要求で指定したデータの名前を含めた履歴情報取得要求をデータ中継装置2に出力する。
【0039】
データ固定化装置4は、固定化情報保持手段4a、固定化処理制御手段4b、及び固定化情報提供手段4cを有している。固定化情報保持手段4aは、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する。固定化処理制御手段4bは、情報端末装置3が出力したデータ固定化要求を受け取り、データ固定化要求で指定された名前を指定したデータ取得要求をデータ中継装置2に出力する。そして、データ中継装置2からデータ取得完了通知を受け取ると、データ固定化要求で指定された名前、データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及びデータ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて固定化情報保持手段4aに格納する。固定化情報提供手段4cは、情報端末装置3が出力した固定化情報取得要求を受け取り、固定化情報取得要求で指定された名前に対応する固定化情報を固定化情報保持手段4aより抽出する。そして、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを情報端末装置3に送信する。
【0040】
このようなデータ固定化システムによれば、まずユーザが情報端末装置3に対して、データの名前が「url1」であるデータを固定化すべき旨の指令を入力すると、データ固定化要求出力手段3aにより、「url1」のデータに関するデータ固定化要求がデータ固定化装置4に対して出力される。データ固定化要求を受け取ったデータ固定化装置4では、固定化処理制御手段4bにより、「url1」に関するデータ取得要求がデータ中継装置2に対して出力される。このときの時刻を「T1」とする。データ中継装置2は、「url1」を保持しているデータ供給装置1に対してデータ取得要求を出力することにより、データの名前「url1」に対応するデータの内容「P1」を取得する。その時刻を「T11 」とする。取得したデータの内容「P1」は、データの名前「url1」及びデータ取得時刻情報「T11 」に関連付けられ、データ中継装置2で保持される。その後、データ中継装置2からデータ固定化装置4へ、データ取得完了通知が送られる。その時刻を「T2」とする。データ取得完了通知を受け取ったデータ固定化装置4では、固定化処理制御手段4bにより、データ固定化要求で指定された名前「url1」、データ取得要求を出力した時刻を示す固定化開始時刻情報「T1」、及びデータ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報「T2」を関連付けて、固定化情報保持手段4aに格納される。
【0041】
このようにして、データの名前「url1」に対応するデータの内容がデータ中継装置2に保持されるとともに、保持されたデータを特定するのに必要な固定化情報がデータ固定化装置4に保持される。
【0042】
次に、ユーザがデータの名前「url1」を指定して、固定化情報を取得すべき旨の指令を情報端末装置3に入力すると、固定化データ取得手段3bにより、「url1」を指定した固定化情報取得要求がデータ固定化装置4に対して出力される。固定化情報取得要求を受け取ったデータ固定化装置4では、固定化情報提供手段4cにより、固定化情報取得要求で指定されたデータの名前「url1」に対応する固定化情報が固定化情報保持手段4aから抽出される。さらに、固定化情報提供手段4cによって、抽出された固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」とが、情報端末装置3に送信される。すると、固定化データ取得手段3bにより、データの名前「url1」、固定化開始時刻情報「T1」、及び固定化終了時刻情報「T2」を指定した履歴情報取得要求がデータ中継装置2に対して出力される。履歴情報取得要求を受け取ったデータ中継装置2では、データの名前「url1」が一致し、固定化開始時刻情報「T1」の示す時刻以後、固定化終了時刻情報「T2」の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報が抽出される。そして、抽出された履歴情報に含まれるデータの内容「P1」が、情報端末装置3に送信される。
【0043】
これにより、情報端末装置3を利用するユーザは、データの名前を指定するだけで、過去に固定化されたデータを取得することができ、ユーザにかかる負担が軽減される。
【0044】
ところで、本発明は、インターネット上のホームページを閲覧する際の機能として、有効に利用することができる。そこで、企業内部などの閉じたネットワーク内に本発明のデータ固定化システムを配置し、インターネット上のページデータの固定化、及び固定化データの参照を行う場合を例にとり、本発明の実施の形態を説明する。
【0045】
なお、インターネット上のホームページ等では、URL がデータの名前に相当する。頻繁に更新されるWWW サーバ上のページを示すURL では、同じURL を参照する場合でも、過去に参照した場合と現在参照した場合では、ページの内容が異なることが発生する。このため、過去に固定化したページのデータを再現するためには、データの名前であるURL と、固定化を開始した時刻と固定化を終了した時刻を入力する必要がある。しかし、この方法では、ユーザは3つの異なるデータを入力する必要があり、入力ミス等が発生しやすくなり、ユーザに対する負担軽減効果が薄れてしまう。そこで、以下の実施の形態では、固定化したデータの名前と、固定化開始時刻と、固定化終了時刻の組に別名を与え、その別名を指定することで固定化されたデータを参照できるようにしている。
【0046】
また、ホームページ等では、画像等のインライン情報を含んでいる場合がほとんどである。インライン情報とは、ページに含まれる画像など、別のデータとして用意されているが、そのページを表示する上で必要となる部品のことを指す。そこで、以下の実施の形態では、データを固定化する際にはインライン情報を含めて固定化するようにし、固定化されたデータを参照する際には、ユーザが意識しなくても、固定化した時点でのインライン情報を含んだページデータを参照できるようにしている。
【0047】
図2は、第1の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。この図は、ホストコンピュータ(ホスト)110内で動作するWWW ブラウザであるクライアント111が、データ中継装置120とデータ固定化装置130とを介して、インターネット102上に存在するWWW 140サーバに格納されているHTML文書を固定化する場合の例を示している。ここでデータの固定化とは、指定された名前のページを構成するデータのすべてをデータ中継装置120に要求し、データの名前、別名、固定化開始時刻、固定化終了時刻を関連付けて管理することを意味する。
【0048】
図2において、ホスト110が、ネットワーク101を介してデータ中継装置120とデータ固定化装置130とにつながっている。データ中継装置120は、インターネット102を介してWWW サーバ140につながっている。WWW サーバ140は、データ141〜143を保持している。これらのデータ141〜143の名前はそれぞれ「url1」、「url2」、「url3」であり、それらの内容はそれぞれ「P1」、「G1」、「G2」で表す。なお、「G1」と「G2」とは、「P1」を表示する際にインライン表示すべき画像情報である。
【0049】
ホスト110では、クライアント111が実行されているとともに、キーボード等の入力装置112と、CRT(Cathode Ray Tube) 等の表示装置113とを備えている。クライアント111は、データ固定化要求出力部111a、固定化データ取得部111b、及びデータ閲覧処理部111cを有する。
【0050】
データ固定化要求出力部111aは、ユーザが入力装置112よりデータの名前と別名とを特定してデータの固定化指令を入力すると、入力されたデータの名前、固定化データに関連付けるべき別名を含むデータの固定化要求をデータ固定化装置130に送信する。
【0051】
固定化データ取得部111bは、データ固定化装置130に別名を送信することで、別名に対応するデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を獲得する。さらに、固定化データ取得部111bは、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を含む履歴情報の取得要求をデータ中継装置120に送信することで、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報との間に固定化したデータをデータ中継装置120に要求する。また、そのようにして獲得したデータに含まれるインライン情報について、そのデータを獲得する時に使用した固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報を使用して、履歴情報の取得要求をデータ中継装置120に出力する。
【0052】
データ閲覧処理部111cは、データ中継装置120から取得したすべてのデータから、過去に固定化したページを再構成して表示装置113の画面上に表示する。
【0053】
データ中継装置120は、データ取得要求にしたがってWWW サーバ140に格納されているデータを取得し、取得したデータとデータの名前とそのデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報とを関連付け、履歴情報として保存する。また、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を受け取ると、固定化開始時刻情報が示す時刻と固定化終了時刻情報が示す時刻との間に取得したデータであり、且つ履歴情報取得要求で示されたデータの名前に対応するデータを履歴情報の中から抽出し、クライアント111に返す。
【0054】
データ固定化装置130は、クライアント111からデータ固定化要求を受け取ると、その要求に応じたデータ取得要求をデータ中継装置120に対して出力する。そして、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報をデータの別名に関連付けて固定化情報とし、その固定化情報を格納する。また、クライアント111からデータの別名が送られると、その別名に関連付けられたデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報をクライアント111に返す。
【0055】
図3は、データ中継装置の内部構造を示す図である。データ中継装置120は、次のような要素で構成されている。
要求解析部121は、ネットワーク101を介して送られてくる処理要求がデータ取得要求か、履歴情報取得要求かを判断する。データ取得要求であれば、処理要求からデータの名前を抽出する。処理要求が履歴情報取得要求であれば、処理要求からデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを抽出する。なお、データ取得要求か、履歴情報取得要求かの判断は、固定化開始時刻情報等の時刻情報が含まれるか否かで判断する。時刻情報が含まれなければデータ取得要求であり、含まれれば履歴情報取得要求である。
【0056】
データ要求部122は、処理要求がデータ取得要求である場合に、要求解析部121が抽出したデータの名前を受け取る。データの名前が入力されると、名前解析部123に対してデータの名前を入力する。そして、名前解析部123から返された識別子に対応するWWW サーバに対して、要求解析部121が抽出したデータの名前に対応するデータを要求し、WWW サーバから該当するデータを受け取る。
【0057】
名前解析部123は、データ要求部122から入力されたデータの名前を解析して、その名前に対応するデータを要求すべきサーバの識別子を返す。
履歴管理部124は、処理要求がデータ取得要求の場合には、データ要求部122が受け取ったデータに関して、データの名前、データの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を対応づけ、それらの情報の組を履歴情報として履歴保持部125に格納する。履歴情報の格納処理が終了したら、データの内容を出力データとして出力部126に送る。なお、処理要求において、取得データを転送する必要がない旨の指示が出されていた場合には、データの取得が終了した旨のメッセージ(以下、「データ取得完了通知」という」)のみを出力部126へ送る。
【0058】
また、履歴管理部124は、処理要求が履歴情報取得要求の場合には、履歴保持部125に保持されているデータの中から処理要求に含まれていたデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を要求解析部121から受け取る。そして、データの名前が一致する履歴情報の中で、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とのそれぞれで示された時刻の間の時間帯に取得された履歴情報を、履歴保持部125の中から抽出する。さらに、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を、出力データとして出力部126に渡す。
【0059】
履歴保持部125は、データ中継装置120が中継したデータの名前、データの内容、及びデータ取得時刻情報を対応付けて履歴情報として保持する。
出力部126は、処理要求が入力されることにより履歴管理部124によって生成されたメッセージや履歴情報等を、処理要求を出力した装置に対して送信する。
【0060】
次に、データ固定化装置の内部構造について説明する。
図4は、データ固定化装置の内部構造を示す図である。データ固定化装置130は、次のような要素から構成されている。
【0061】
要求受信部131は、クライアント111からのデータ固定化要求や固定化情報取得要求を受け付け、受信した要求を解析するとともに、その要求に含まれるデータの名前や別名を取り出す。そして、固定化管理部132に要求の内容を入力する。さらに、固定化管理部132から返された要求に対する応答をクライアント111に返す。
【0062】
固定化管理部132は、データ固定化要求と共にデータの名前と別名が入力されると、その時の時刻を固定化開始時刻情報として、データの名前と別名に関連付けて、固定化情報保持部134に格納する。さらに、固定化管理部132は、データ中継装置120に対して、データの名前に対応するデータ取得要求を出力する。この時、要求に対する答えとしてデータの内容を返さないような指示を、データの取得要求中に含めることができる。
【0063】
また、固定化管理部132は、データ中継装置120からデータの内容を受け取ると、その内容を解析するために、受け取ったデータを情報解析部133に入力する。そして、情報解析部133からデータに含まれるインライン情報へのリンクを受け取る。受け取ったインライン情報に関しても、データ中継装置120に対してデータ取得要求を出力する。このときのデータ取得要求には、データの内容を返さないような指示を含める。
【0064】
さらに、固定化管理部132は、別名が入力されると、入力された別名に関する情報を管理しているか否かを、固定化情報保持部134が保持する情報を検索することによって調べる。管理している場合は、その別名に対応するデータの名前、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報を返す。管理していない場合は、その旨を表す情報を返す。
【0065】
固定化情報保持部134は、データの名前、別名、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報が入力されると、それらの情報を関連付けて保持する。
情報解析部133は、データの内容が入力されると、そのデータを解析し、インライン情報が含まれているか否かを調べる。インライン情報が含まれている場合は、そのインライン情報の名前(URL) を取り出す。インライン情報が含まれていない場合は、その旨を表す情報を返す。
【0066】
なお、この例ではデータ固定化装置130とデータ中継装置120を異なる構成要素として記述したが、データ固定化装置130とデータ中継装置120の双方の機能を併せ持つサーバとして実装してもよい。
【0067】
ここで、図1に示した原理構成図の要素と、図2〜図4に示す第1の実施の形態の構成要素との間の対応関係を説明する。データ供給装置1は、WWW サーバ140に対応する。データ中継装置2は、データ中継装置120に対応する。情報端末装置3はクライアント111に対応し、データ固定化要求出力手段3aと固定化データ取得手段3bとは、それぞれデータ固定化要求出力部111aと固定化データ取得部111bに対応する。データ固定化装置4は、データ固定化装置130に対応する。データ固定化装置4内の固定化情報保持手段4aは、固定化情報保持部134に対応する。さらに、固定化処理制御手段4bと固定化情報提供手段4cとは、共に固定化管理部132に対応する。
【0068】
以上のような構成のシステムにおいて、まずデータの固定化処理と、固定化されたデータと別名との関連付け処理が行われる。そこで、クライアント111を使用するユーザが、「url1」という名前を指定することにより得られるページデータ(データ141〜143)を固定化し、別名「N1」に関連付ける例について以下に説明する。
【0069】
図5は、データの固定化処理の手順を示す図である。この処理は、「url1」のデータを固定化すべき旨の指令がクライアント111に入力された際に開始される。
[S1]クライアント111からデータ固定化装置130へ、データ固定化要求が送信される。データ固定化要求には、固定化すべきデータの名前「url1」と、固定化されたデータに関連付ける別名「N1」が含まれる。
[S2]データ固定化装置130は、データ固定化要求に応じた固定化情報を固定化情報保持部134に格納するとともに、データ固定化要求で示されたデータの名前「url1」に該当するデータ141の取得要求をデータ中継装置120へ送信する。
[S3]データ中継装置120は、データの取得要求に応じて、指定されたデータ141を保持しているWWW サーバ140に対してデータを要求する。
[S4]WWW サーバ140は、データ中継装置120から要求されたデータ141の内容「P1」をデータ中継装置120に返す。
[S5]データ中継装置120は、WWW サーバ140から受け取ったデータ141の内容「P1」を、そのときの時刻を示すデータ取得時刻情報と関連付けて保持するとともに、そのデータ141の内容「P1」をデータ固定化装置130に送信する。
[S6]データ固定化装置130は、受け取ったデータ141の内容「P1」を解析し、インライン表示すべきデータを抽出する。そして、インライン表示すべきデータ142の名前「url2」を指定したデータ取得要求をデータ中継装置120に送信する。このとき、実際のデータを送り返す必要がない旨の指令をデータ取得要求に含ませる。
[S7]データ中継装置120は、データの取得要求に応じて、指定されたデータ142を保持しているWWW サーバ140に対してデータを要求する。
[S8]WWW サーバ140は、データ中継装置120から要求されたデータ142の内容「G1」をデータ中継装置120に返す。
[S9]データ中継装置120は、WWW サーバ140から受け取ったデータ142の内容「G1」を、データ142の名前「url2」と、そのときの時刻を示すデータ取得時刻情報とに関連付けて履歴情報として保持する。そして、データ142に関するデータ取得完了通知をデータ固定化装置130に返す。
[S10]データ固定化装置130は、インライン表示すべき別のデータ143の名前「url3」を指定したデータ取得要求をデータ中継装置120に送信する。このとき、実際のデータを送り返す必要がない旨の指令をデータ取得要求に含ませる。
[S11]データ中継装置120は、データの取得要求に応じて、指定されたデータ143を保持しているWWW サーバ140に対してデータを要求する。
[S12]WWW サーバ140は、データ中継装置120から要求されたデータ143の内容「G2」をデータ中継装置120に返す。
[S13]データ中継装置120は、WWW サーバから受け取ったデータ143の内容「G2」をデータ143の名前「 url3」と、そのときの時刻を示すデータ取得時刻情報とに関連付けて履歴情報として保持する。そして、データ143に関するデータ取得完了通知をデータ固定化装置130に返す。
[S14]データ固定化装置130は、インライン表示すべきすべてのデータに関するデータ取得完了通知を受け取ると、その時の時刻を固定化終了時刻情報として固定化情報保持部に格納し、データの固定化が終了した旨のメッセージ(以下、「固定化完了通知」という)をクライアント111に送信する。
【0070】
以上がデータ固定化処理の大きな流れである。以下に、具体例を示しながら、データ固定化処理の詳細を説明する。
まず、ユーザからデータの名前「url1」に対応するページデータを固定化すべき旨の指令を受けたデータ固定化要求出力部111aは、以下のようなデータ固定化要求をデータ固定化装置130に送信する(ステップS1)。
【0071】
図6は、データ固定化要求の例を示す図である。このデータ固定化要求11は、クライアント111がHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によって送信するヘッダ情報である。この中で「FIX 」は、データの固定化要求であることを表す。「url1」は、固定化対象のデータの名前を表す。「HTTP/1.1」は、プロトコルのバージョンを表す。また、「Name: 」に続くパラメータは、固定化されたデータに関連付ける別名を表す。ここでは、固定化されたデータに関連付ける別名として「N1」を指定している。
【0072】
データ固定化要求を受け取ったデータ固定化装置130では、要求受信部131がデータ固定化要求を受信し、そのデータ固定化要求からデータの名前「url1」とユーザが指定した別名「N1」を抜き出す。そして、抜き出した「url1」と「N1」とを固定化管理部132に入力する。
【0073】
固定化管理部132は、入力されたデータの名前「url1」、別名「N1」、及び現在の時刻を示す固定化開始時刻情報「T1」を固定化情報保持部134に格納する。このとき、固定化情報保持部134に保持される情報は、図7に示すようになる。
【0074】
図7は、固定化情報保持部に保持される情報を示す図である。固定化情報保持部134には、「データの名前」、「別名」、「固定化開始時刻」、及び「固定化終了時刻」の設定項目が設けられている。「データの名前」には、データ中継装置120に保持させるデータの名前が登録される。ここでは、「url1」が登録されている。「別名」には、ユーザが指定した別名が登録される。この例では、「N1」が登録されている。「固定化開始時刻」には、データ固定化装置130がデータ取得要求を出力した際の時刻を示す情報が登録される。この例では、「T1」が登録されている。「固定化終了時刻」には、ページデータのすべての内容がデータ中継装置120で取得されたことを認識した時刻を示す情報が登録される。この段階では、まだなにも登録されていない。
【0075】
データ固定化要求を受け取った際に記録しておくべき情報を固定化情報保持部134に登録したら、固定化管理部132は、データ中継装置120に対して「url1」を指定したデータ取得要求を出力する(ステップS2)。この時、固定化管理部132からデータ中継装置120に送信されるデータ取得要求は、図8に示すようになる。
【0076】
図8は、データ取得要求を示す図である。データ取得要求12に示されている「GET 」は、この要求がデータを取得するのためのものであることを表している。「url1」が、取得すべきデータの名前である。
【0077】
データ中継装置120がデータ取得要求12を受け取ると、要求解析部121がデータ取得要求12を解析する。そして、時刻情報が含まれていないため、その処理要求がデータ取得要求であることを認識する。すると、データ要求部122がデータの名前「url1」を要求解析部121から受け取り、名前解析部123へ送る。名前解析部123は、データの名前「url1」に該当するデータ141を保持しているWWW サーバ140の識別子を解読し、その識別子をデータ要求部122へ返す。データ要求部122は、受け取った識別子を指定して、データの取得要求を出力する(ステップS3)。
【0078】
このデータ取得要求を受け取ったWWW サーバ140は、「url1」に対応するデータ141の内容「P1」を返す(ステップS4)。この時、データ中継装置120がWWW サーバ140から受け取るデータの例を図9に示す。
【0079】
図9は、データ中継装置が取得したデータの内容を示す図である。このデータ141は、HTMLで記述されたデータである。このデータ141の中には、<IMG> タグによって、画像データをインライン表示すべき旨の記述がなされている。この例では、インライン表示すべき画像データが2つある。
【0080】
WWWサーバ140から送られたデータ141は、データ要求部122が受け取り履歴管理部124に渡す。履歴管理部124は、データ141の名前「url1」、データを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報「T11 」、及びデータの内容「P1」を関連付けて、履歴保持部125に保持する。このとき履歴保持部125に保持されるデータは図10のようになる。
【0081】
図10は、履歴保持部に保持される履歴情報を示す図である。履歴保持部125には、「データの名前」、「取得時刻」、及び「データの内容」の項目が設けられている。「データの名前」には、取得したデータ141の名前「url1」が登録される。「取得時刻」には、データ141を取得した際のデータ取得時刻情報「T11 」が登録される。「データの内容」には、取得したデータ141の内容「P1」が登録される。
【0082】
履歴管理部124は、履歴保持部125に所定の情報を登録した後、名前「url1」に対応するデータ141の内容「P1」を出力部126へ渡す。出力部126は、受け取ったデータ141の内容「P1」をデータ固定化装置130に送信する(ステップS5)。
【0083】
データ中継装置120から送られたデータ141の内容「P1」は、データ固定化装置130の固定化管理部132で受け取られる。固定化管理部132は、データ141の内容「P1」を情報解析部133に入力する。情報解析部133では、受け取った内容「P1」を解析し、インライン画像など、ページを表示する上で必要となる部品(インライン情報)の名前を抜き出し、固定化管理部132に返す。このとき、インライン情報が1つもなければ、その時点の時刻が固定化終了時刻となる。この例では、「url2」と「url3」が抜き出される。インライン情報のデータの名前を受け取った固定化管理部132は、データ中継装置120に対して、「url2」に対応するデータ142の取得要求を出力する(ステップS6)。このとき固定化管理部132が送信する要求は、図11のようなものである。
【0084】
図11は、インライン情報の取得要求を示す図である。このデータ取得要求13中で、「return-value: false 」は、データの名前「url2」に対応するデータ142を、固定化管理部132がデータ中継装置120に対して要求しないことを表す。この情報は、「url2」で示されるデータ142がインライン情報であるために、要求に追加されている。この要求によって、「url2」に対応するデータ142は、データ中継装置120には格納されるが、固定化管理部132には返されない。なお、データ取得要求にこの情報が含まれている場合、データ中継装置120は、データを返す代わりにデータ取得完了通知を返す。
【0085】
図11に示したようなデータ取得要求を受け取ったデータ中継装置120では、要求解析部121がデータ取得要求の内容を解析する。そして、データの名前「url2」をデータ要求部122に渡すとともに、データの内容を返信する必要がない旨の情報を履歴管理部124に渡す。データ要求部122は、データの名前「url2」に対応するアドレスを名前解析部123から受け取り、そのアドレスで示されたWWW サーバ140に「url2」のデータ142の取得要求を出力する(ステップS7)。
【0086】
WWW サーバ140は、名前「url2」に対応するデータ142の内容「G1」をデータ中継装置120に返す(ステップS8)。
WWW サーバ140から送られたデータ142の内容「G2」は、データ要求部122が受け取り、履歴管理部124に渡す。履歴管理部124は、データ要求部122から渡されたデータ142の名前「url2」、データの内容「G2」、及び中継した時刻情報「T12 」を組にして、履歴保持部125に格納する。
【0087】
図12は、インライン画像取得後の履歴保持部の内容を示す図である。履歴保持部125には、新たにデータ142に関する履歴情報が登録されている。
ここで、履歴管理部124は、要求解析部121からデータの内容をデータ固定化装置130へ返す必要がない旨の情報を受け取っているため、データの取得が終了したことを示すデータ取得完了通知を出力部126へ渡す。出力部126は、データ取得完了通知をデータ固定化装置130へ返す(ステップS9)。
【0088】
データ中継装置120から送られたデータ取得完了通知は固定化管理部132が受け取る。そして、固定化管理部132は、インライン情報を全て処理したかを調べる。ここでは、名前「url3」のインライン情報をまだ処理していないので、「url3」に対応するデータ143を取得するためのデータ取得要求をデータ中継装置120に送信する(ステップS10)。すると、名前「url2」のデータ142を固定化した場合と同様な手順で、データ中継装置120とWWW サーバ140との間の処理が行われ(ステップS11、ステップS12)、処理が終了したことを表すデータ取得完了通知が固定化管理部132に返される(ステップS13)。その結果、データ中継装置120の履歴保持部125には、以下のような情報が格納される。
【0089】
図13は、すべてのインライン情報を取得した後の履歴保持部の保持内容を示す図である。ここでは、さらにデータ143の名前「url3」に対応付けて、取得時刻「T13 」とデータの内容「G2」とが格納されている。
【0090】
データ固定化装置130の固定化管理部132は、すべてのインライン情報を処理したか否かを調べる。ここでは、すべて処理が終了しているので、この時の時刻「T2」を、固定化終了時刻情報として固定化情報保持部134に格納する。これにより、固定化情報保持部134の内容は以下のようになる。
【0091】
図14は、固定化情報保持部の内容を示す図である。図に示すように、固定化情報保持部134の固定化終了時刻の項目に、固定化終了時刻情報「T2」が登録される。
【0092】
最後に、データ固定化装置130は、クライアント111に対し、データの固定化が終了したことを表す固定化完了通知を送信する(ステップS14)。
なお、ここでは固定化完了通知をクライアント111に送信することにしたが、「url1」に対応するデータ141の内容「P1」をクライアント111に送信するようにしてもよい。
【0093】
また、固定化完了通知を送信する代わりに、「url1」に対応するデータ141と共に、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを送信するようにしてもよい。この場合、送信される情報は次のようになる。
【0094】
図15は、固定化完了通知を示す図である。この固定化完了通知14の2行目の「start-time: 」と3行目の「end-time: 」は、それぞれ固定化開始時刻情報「T1」、固定化終了時刻情報「T2」を表している。これらの記載に続いてデータ141の内容「P1」が表されている。
【0095】
クライアント111は、これらの情報を利用して、次に述べる方法で固定化データを再構成し、そのページデータの内容を参照する。
以下に、ユーザが別名「N1」を指定して、過去に固定化したデータを参照する方法について説明する。
【0096】
図16は、固定化されたデータの参照手順を示す図である。これは、別名「N1」に対応する固定化データを取得すべき旨の指令が、クライアント111に入力された際に開始される処理である。
[S21]まずユーザからの指令に応じて、クライアント111内の固定化データ取得部111bが、別名「N1」に関する固定化情報取得要求をデータ固定化装置130に要求する。
[S22]クライアント111からの要求を受けたデータ固定化装置130は、別名「N1」に対応するデータの固定化情報を返す。
[S23]固定化情報を受け取った固定化データ取得部111bは、その固定化情報に含まれるデータの名前「url1」、固定化開始時刻情報「T1」、及び固定化終了時刻情報「T2」を指定したデータ取得要求を、データ中継装置120に対して送信する。
[S24]データ中継装置120は、データ取得要求を受け取ると、データの名前が「url1」であるとともに、取得時刻が固定化開始時刻「T1」以降であり、且つ固定化終了時刻「T2」以前である履歴情報を抽出する。そして、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容「P1」をクライアント111に返す。
[S25]クライアント111内の固定化データ取得部111bは、データの内容「P1」にインライン表示すべきデータの名前「url2」に、「P1」を取得する際に用いた固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」とを加えたデータ取得要求をデータ中継装置120に送る。
[S26]データ中継装置120は、ステップS24の場合と同様に、データ取得要求に合致する履歴情報内のデータの内容「G1」をクライアント111に返す。
[S27]クライアント111内の固定化データ取得部111bは、データの内容「P1」にインライン表示すべきデータの名前「url3」に、「P1」を取得する際に用いた固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」とを加えたデータ取得要求をデータ中継装置120に送る。
[S28]データ中継装置120は、ステップS24の場合と同様に、データ取得要求に合致する履歴情報内のデータの内容「G2」をクライアント111に返す。
【0097】
このようにして、データ中継装置120が保持する履歴情報の中から、別名「N1」に対応するすべてのデータを取得することができる。
以下に、固定化されたデータの参照手順を、さらに具体的に説明する。
【0098】
まず、ユーザが、クライアント111の固定化データ取得部111bを通して、別名「N1」に対応するデータの固定化情報をデータ固定化装置130に要求する(ステップS21)。このとき、クライアント111からデータ固定化装置130に送信される固定化情報取得要求は、図17のようになる。
【0099】
図17は、固定化情報の取得要求を示す図である。固定化情報の取得要求15では、データの取得要求を示す「GET 」に続けて、取得すべき固定化情報の別名「N1」を指定している。
【0100】
データ固定化装置130では、要求受信部131がクライアント111からの固定化情報の取得要求を受け取り、要求の内容を解析する。ここでは、データの別名「N1」を取り出し、固定化管理部132に入力する。
【0101】
固定化管理部132は入力された別名「N1」を管理しているかどうかを、固定化情報保持部134が保持する情報を検索することにより調べる。この例では別名「N1」を管理しているので、「N1」に関連付けられたデータの名前「url1」、固定化開始時刻情報「T1」、固定化終了時刻情報「T2」をクライアント111に返す(ステップS22)。このとき返される情報は、例えば図18のようになる。
【0102】
図18は、データ固定化装置から返される固定化情報を示す図である。この固定化情報の「alias:」は別名を表す。また、「url:」、「start-time: 」、「end-time: 」は、それぞれデータの名前、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報を表す。
【0103】
この固定化情報を受け取ったクライアント111の固定化データ取得部111bは、データ中継装置120に、この情報を指定して履歴情報取得要求を送信する(ステップS23)。
【0104】
図19は、履歴情報取得要求の例を示す図である。履歴情報取得要求17の2行目に記載されている「start-time: 」は固定化開始時刻情報を示しており、3行目に記載されている「end-time: 」は固定化終了時刻情報を示している。これらの時刻情報が含まれていることで、過去に保存された履歴情報の取得要求であることを表している。
【0105】
このデータ取得要求は、データ中継装置120の要求解析部121で受け取られる。要求解析部121は、受け取ったデータ取得要求を解析する。この場合、「start-time: 」と「end-time: 」との記載があることから、履歴情報に保持されたデータの取得要求であることを認識する。そして、要求されたデータの名前「url1」、固定化開始時刻情報「T1」、及び固定化終了時刻情報「T2」の組を履歴管理部124に渡す。履歴管理部124は、履歴保持部125の内容を検索し、データの名前「url1」が一致する履歴情報の中で、固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」との間の時刻がデータ取得時刻として設定されている履歴情報のデータの内容を抽出する。対応する履歴情報が複数検索された場合は、あらかじめ決められたルールに従って、その中から1つを選択する。そのルールとしては、データ取得時刻が遅いほうの履歴情報を優先する等である。
【0106】
この例では、データ141の内容「P1」が抽出され、出力部126に渡される。出力部126は、渡されたデータの内容「P1」をクライアント111に返す(ステップS24)。
【0107】
固定化データ取得部111bは、受信したデータの内容「P1」を解析して、インライン情報の名前を抜き出す。ここでは、「url2」、「url3」が抜き出される。
【0108】
次に固定化データ取得部111bは、データの名前「url2」に対応する履歴情報をデータ中継装置120に要求する(ステップS25)。このとき送信されるデータ取得要求を図20に示す。
【0109】
図20は、インライン情報の履歴情報取得要求を示す図である。この履歴情報取得要求18は、取得すべきデータの名前が「url2」であること以外は図19の履歴情報取得要求17と同じである。
【0110】
この履歴情報取得要求を受け取ったデータ中継装置120は、「url1」のデータの内容「P1」を返した場合と同様に、固定化開始時刻情報「T1」から固定化終了時刻情報「T2」の間に保存され、且つデータの名前が「url2」であるデータ142の内容「G1」をクライアント111に返す(ステップS26)。
【0111】
以後同様に、固定化データ取得部111bは「url3」についてのデータ取得要求をデータ中継装置120に送信し、対応するデータ143の内容「G2」を得る(ステップS27、ステップS28)。
【0112】
最後に、クライアント111内のデータ閲覧処理部111c が、取得したデータの内容「P1」、「G1」、「G2」によりページを再構成し、ホスト110の表示装置113の画面上に表示する。このときの画面上の様子を以下に示す。
【0113】
図21は、ホストの画面に表示されたぺージデータを示す図である。図のようにクライアントの画面20内にページ内容表示部21があり、その領域内にデータ141の内容「P1」が表示される。その中には、インライン情報の表示領域22,23が設けられており、それぞれの領域内に「G1」と「G2」との画像が表示される。
【0114】
このようにして、ネットワーク上のデータを固定化し、固定化したデータに別名を付与して、ユーザが別名により、固定化したデータへ容易にアクセスすることが可能になる。
【0115】
また、データ固定化装置130がデータを解析してインライン情報の名前を抜き出すので、ブラウザを使用しなくてもページ全体を固定化することが可能になる。
【0116】
また、データ固定化装置130で固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを管理するので、正確に過去のページを再現することが可能になる。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、クライアントの機能として、広く用いられているWWW ブラウザが有している機能だけで、データの固定化及び固定化されたデータの参照を可能とするものである。
【0117】
すなわち、第1の実施の形態では、クライアントはデータ固定化装置に対しデータ固定化要求を送信しているが、WWW サーバ上の情報にアクセスする従来のブラウザには、データ固定化要求出力部111aのようなデータ固定化要求を送信する機能はない。また、第1の実施の形態では、クライアント111内の固定化データ取得部111bがデータ中継装置120に対し履歴情報取得要求を出力する場合、固定化開始時刻と固定化終了時刻と含めた要求を送信している。ところが、このような情報を送信する機能も一般的なブラウザは持っていない。
【0118】
そこで、第2の実施の形態では、一般的なブラウザで固定化要求と固定化されたデータの参照を行う例について説明する。ここで、一般的なブラウザと呼んでいるのは、ユーザが入力したデータの名前を指定してデータを要求する機能、取得したデータにインライン情報が含まれる場合には、必要なデータの名前を指定してインライン表示すべきデータを要求する機能、及び取得したデータを表示装置の画面に表示する機能、プルキシサーバを使用する機能、特定のWWW サーバについてはプロキシサーバを使用しないように設定する機能を備えたクライアントである。
【0119】
クライアントがデータの固定化を要求する場合、固定化対象のデータの名前と、固定化されたデータに付与する別名を送信する必要がある。ここでは、WWW サーバの機能の1つであるCGI(Common Gateway Interface) を利用して、これらの情報をデータ固定化装置に送信する。
【0120】
図22は、第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態におけるクライアント114とホストコンピュータ(ホスト)200以外の構成は、第1の実施の形態と同様であるため、同じ構成要素には同一の符号を付し説明を省略する。
【0121】
クライアント114は、WWW ブラウザとして広く用いられているソフトウェアである。したがって、第1の実施の形態で示したクライアント111が有していたデータ固定化要求出力部111aや、固定化データ取得部111bに該当する機能は有していない。ただし、インライン情報の取得要求を出力する際には、その要求がどのページから辿られたものであるかを表す情報(Referer と呼ぶ)を含めることができる。Referer については、RFC(Request For Comments)1945 (http://info.internet.isi.edu:80/in-notes/rfc/files/rfc1945.txt)で説明されており、データの取得要求にReferer を含める機能は、一般的に用いられているWWW ブラウザも有している。また、ここでは、クライアント114が使用するプロキシサーバとして、ホスト200内のプロキシサーバ250が指定されているものとする。
【0122】
ホスト200は、ネットワーク101に接続されており、WWW サーバ210、CGI プログラム220,230、データ固定化装置240、及びプロキシサーバ250を具備する。
【0123】
WWW サーバ210は、各種資源をクライアント114等に提供する機能を有する。WWW サーバ210のサーバ名は「W1」である。
2つのCGI プログラム220,230は、それぞれ「FIX 」、「GET 」というプログラム名であり、WWW サーバ210から起動される。CGI プログラム220は、WWW サーバ210から起動されると、データの名前と別名を指定したデータ固定化要求をデータ固定化装置240へ送信する。また、CGI プログラム230は、WWW サーバ210から起動されると、別名を指定した固定化情報取得要求をデータ固定化装置240へ送信する。
【0124】
プロキシサーバ250は、クライアント114の要求に応じてインターネット上にある情報を入手するために、代理で動作するサーバである。このプロキシサーバ250は、通常の代理機能に加えて、データの名前と、その要求がどのページから辿られたものであるかを表す情報(Referer )をクライアント114から受け取ると、Referer を解析し、Referer が固定化されたデータを参照するためのURL である場合は、データの名前とReferer を指定した固定化データの取得要求をデータ固定化装置240に送信し、その要求に対する応答を受け取ると、その情報をクライアント114に返す。
【0125】
データ固定化装置240は、固定化管理部241、情報解析部242、及び固定化情報保持部243で構成される。「FIX 」という名のCGI プログラム220からデータの名前と別名を受け取ると、第1の実施の形態と同様の手順で固定化を行う。また、「GET 」という名のCGI プログラム230から別名を受け取ると、第1の実施の形態と同様の手順で固定化されたデータを獲得し、そのデータを返す。さらに、プロキシサーバ250からデータの名前とReferer とが入力されると、固定化された該当データを獲得し、プロキシサーバ250に返す。
【0126】
このようなシステム構成において、以下のような手順でデータの固定化、及び固定化データの参照が行われる。
クライアント114は、データの名前「url1」に対応するデータを固定化し、別名「N1」に関連付けるために、CGI プログラム220のURL を指定して参照要求を出力する。
【0127】
図23は、CGI プログラム「FIX 」を起動するためのURL を示す図である。このURL 31において、「FIX 」は、固定化を行うCGI プログラム220の名称を表し、「?」以降の記載はCGI プログラム220を起動する際の引数である。「url1」、「N1」はそれぞれ、固定化すべきデータの名前と、固定化したデータに付与する別名を表す。
【0128】
このURL を受け取ったWWW サーバ210は、CGI プログラム220を起動し、引数をCGI プログラム220に渡す。CGI プログラム220は、渡された引数を解析して、データの名前「url1」と別名「N1」を取り出し、そのデータの名前と別名を指定したデータ固定化要求をデータ固定化装置240に渡す。
【0129】
データ固定化装置240では、データの名前「url1」、別名「N1」が固定化管理部241に入力される。固定化管理部241は、入力されたデータの名前「url1」、別名「N1」と現在時刻を示す時刻情報「T1」を固定化情報保持部243に格納する。このとき、固定化情報保持部243に保持される情報は、図7と同様である。以後、第1の実施の形態と同様の手順で、データの名前「url1」に対応するページデータがデータ中継装置120内の履歴保持部125に保持され、データ固定化装置240に対してデータ取得完了通知が返される。データ取得完了通知を受け取ったデータ固定化装置240は、固定化終了時刻を固定化情報保持部243に格納し、データの固定化が終了した旨の固定化完了通知をCGI プログラム220に返す。すると、CGI プログラム220は処理が終了した旨のメッセージが、WWW サーバ210を介してクライアント114に返される。
【0130】
このようにして、データの名前「url1」に対応するページデータが固定化される。
次に、第2の実施の形態における固定化データの参照手順について説明する。
【0131】
第1の実施の形態では、固定化データを参照するために、クライアントが、データ固定化装置から、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを受け取り、その時刻を指定して、データ中継装置に対してデータ取得要求を送信したが、第2の実施の形態で用いるクライアント114は、そのようなデータ取得要求を送信することができない。そこで、別名に対応するデータの取り出しをデータ固定化装置が行う。
【0132】
図24は、第2の実施の形態における処理手順を示す図である。この図を参照しながら、第2の実施の形態の処理を説明する。なお、CGI プログラム220,230は、WWW サーバ210の制御下で処理を実行するため、図24ではCGI プログラム220,230の処理機能をWWW サーバ210の中に含めている。
【0133】
まず、ユーザは、別名「N1」を指定して、過去に固定化したデータの参照指令を入力する。具体的には、ユーザが、クライアント114に対して次のURL の参照要求を入力する。
【0134】
図25は、固定化されたデータを参照するためのURL を示す図である。このURL 32において、「W1」はWWW サーバ210の名前、「GET 」は固定化データを取り出すために起動されるCGI プログラム230の名前、「N1」は固定化データに付与した別名を表す。
【0135】
ユーザにより入力されたURL 32の参照要求は、WWW サーバ210に送られる(ステップS31)。ここでクライアント114は、プロキシサーバ250を使用するように設定されているが、www サーバ210に対する要求については、プロキシサーバを使用しないように設定されているものとする。WWW サーバ210は、図25に示したURL 32を受け取ると、「GET 」という名のCGI プログラム230を起動し、そのCGI プログラム230を経由して、別名「N1」に対応する履歴情報の取得要求をデータ固定化装置240に入力する(ステップS32)。
【0136】
別名「N1」に対応する履歴情報の取得要求を受け取ったデータ固定化装置240では、固定化管理部241が、固定化情報保持部243の中から別名「N1」に対応する固定化情報を検索する。
【0137】
図14より、別名「N1」に対応するデータの名前、固定化開始時刻、固定化終了時刻は、それぞれ「url1」、「T1」、「T2」であることがわかる。
固定化管理部241は、「url1」、「T1」、「T2」を指定した履歴情報取得要求をデータ中継装置120に送信する(ステップS33)。このとき送信される履歴情報取得要求を図26に示す。
【0138】
図26は、データ固定化装置から送信される履歴情報取得要求を示す図である。この履歴情報取得要求33は、第1の実施の形態において、クライアント111がデータ中継装置120に対して送信した履歴情報取得要求17(図19に示す)と同じ内容である。
【0139】
この要求を受け取ったデータ中継装置120は、履歴保持部125が保持する履歴情報の中から、固定化開始時刻情報「T1」から固定化終了時刻情報「T2」の間に保存され、データの名前が「url1」である履歴情報を検索する。この場合は、図13より、データの内容が「P1」であるデータが見つけだされ、固定化管理部241に返される(ステップS34)。
【0140】
固定化管理部241は、「GET 」のCGI プログラム230を経由して、データの内容「P1」をWWW サーバ210に返す(ステップS35)。WWW サーバ210は、データの内容「P1」をクライアント114に返す(ステップS36)。
【0141】
データの内容「P1」を受け取ったクライアント114は、データの内容「P1」の中にインライン情報が含まれていないかを調べる。データの内容「P1」は図9に示した通りであるため、インライン情報となるデータの名前として「url2」と「url3」とが抜き出される。
【0142】
クライアント114は、データの内容「P1」に含まれるインライン情報を取得するために、プロキシサーバ250に対して次のデータ取得要求を送信する(ステップS37)。
【0143】
図27は、インライン情報を取得するためのデータ取得要求を示す図である。このデータ取得要求34において、「Referer:」は、この要求がどのページから出されたものであるかを表す。以下では「Referer:」で指定された値をReferer と記す。ここでは、クライアント114が最初に送信したURL である「http://W1/GET?alias=N1」が指定されている。
【0144】
プロキシサーバ250は、図27で示されるデータ取得要求を受け取ると、その要求に含まれるReferer を解析し、Referer が固定化されたデータを参照するためのURL であるかどうかを判定する。Referer が、固定化されたデータを参照するためのURL である場合、プロキシサーバ250は、データ取得要求に含まれるデータの名前とReferer をデータ固定化装置240に入力する。Referer が、固定化されたデータを参照するためのURL ではない場合、プロキシサーバ250は、従来のプロキシサーバと同様に、データ取得要求を他のプロキシサーバやWWW サーバに中継する。ここでは、Referer は固定化されたデータを参照するためのURL なので、データの名前「url2」と、Referer をデータ固定化装置240に入力する(ステップS38)。
【0145】
データ固定化装置240では、固定化管理部241がReferer を解析し、別名「N1」を取り出す。固定化管理部241は、固定化情報保持部243が保持する固定化情報の中から、別名「N1」に対応する情報を検索する。
【0146】
このときの固定化情報保持部243の保持している内容は、図14と同じであるため、別名「N1」に対応するデータの名前、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報は、それぞれ、「url1」、「T1」、「T2」であることがわかる。
【0147】
固定化管理部241は、取得した固定化情報から固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」とを抽出し、それらの情報と、データ取得要求34で指定されたデータの名前「url2」とを指定して、履歴情報取得要求をデータ中継装置120に送信する(ステップS39)。このとき送信される履歴情報取得要求を図28に示す。
【0148】
図28は、固定化されたインライン情報を取得するための履歴情報取得要求を示す図である。この履歴情報取得要求35の内容は、第1の実施の形態におけるクライアント111が固定化されたインライン情報を取得する場合の履歴情報取得要求18(図20に示す)と同じ内容である。
【0149】
このような履歴情報取得要求35を受け取ったデータ中継装置120は、履歴保持部125が保持する履歴情報から、固定化開始時刻情報「T1」から固定終了時刻情報「T2」の間に保存され、データの名前が「url2」である履歴情報を検索する。
【0150】
このときの履歴保持部125の内容は、図13に示したものと同じであるため、データの内容「G1」が見つけだされ、固定化管理部241に返される(ステップS40)。
【0151】
固定化管理部241は、データの内容「G1」をプロキシサーバ250に返す(ステップS41)。プロキシサーバ250は、データの内容「G1」をクライアント114に返す(ステップS42)。
【0152】
クライアント114は、同様の方法でインライン情報である「url3」に対応するデータを、プロキシサーバ250に要求し、対応するデータの内容「G2」を得る(ステップS43〜ステップS48)。
【0153】
このような手順により、従来から使用されているブラウザからでも、データの固定化要求と、固定化したデータの再構成を行うことができる。また、過去に固定化したデータを再現しても、そのデータの内容は過去に固定化した時の内容と同じ物を再現することができる。
【0154】
次に第3の実施の形態について説明する。これまでの実施の形態では、データ固定化要求がクライアントからデータ固定化装置に送信された場合、データ固定化装置は固定化が終了したことを表す情報を返していた。しかし、この方法では、ユーザはどのようなデータが固定化されたのかを確認することができない。固定化されたデータを確認するためには、固定化されたデータに関連付けた別名を指定して、固定化データの取得要求を送信する必要があった。
【0155】
第3の実施の形態では、ユーザがデータの固定化要求を送信したときに、その要求に対する応答として固定化したデータを返し、クライアントが実行されているホストの表示装置に表示可能にする方法について説明する。なお、第3の実施の形態を実現するためのシステム構成は、図22に示した第2の実施の形態の構成と同様である。そこで、図22の構成を用いて第3の実施の形態について説明する。
【0156】
図29は、第3の実施の形態のデータ固定化時の処理手順を示す図である。以下、この図を参照しながら、第3の実施の形態におけるデータ固定化処理手順を説明する。
【0157】
クライアント114は、データの名前「url1」に対応するデータを固定化し、別名「N1」に関連付けるために、以下のURL の参照要求を出力する(ステップS51)。
【0158】
図30は、データを固定化するために出力するURL を示す図である。このURL 41において、「FIX 」は、固定化を行うCGI プログラム220を表し、「url1」、「N1」はそれぞれ、データの名前と別名を表す。
【0159】
このURL 41を受け取ったWWW サーバ210は、「FIX 」と名付けられたCGI プログラム220を起動し、このプログラムを経由して、データの名前「url1」と別名「N1」をデータ固定化装置240に渡す。
【0160】
データ固定化装置240では、「url1」、「N1」が固定化管理部241に入力される。固定化管理部241は、入力された「url1」、「N1」と現在時刻「T1」を固定化情報保持部243に格納する。このとき、固定化情報保持部243に保持される情報は、図7に示した情報と同様である。
【0161】
これ以降のステップS53〜S64の処理は、第1の実施の形態のステップS2〜S13(図5に示す)の処理と同様である。
図29の時刻「T2」において、データ固定化装置240は、WWW サーバ210に対し、データの内容「P1」を返す(ステップS65)。
【0162】
図29の時刻「T3」において、WWW サーバ210は、クライアント114に対し、データの内容「P1」を返す(ステップS66)。
データの内容「P1」を受け取ったクライアント114は、データの内容「P1」の中にインライン情報が含まれていないかを調べる。この場合は、図9のような内容であるため、インライン情報のデータの名前「url2」と「url3」が抜き出される。
【0163】
ここで、クライアント114が使用するプロキシサーバとして、ホスト200内のプロキシサーバ250が指定されてあり、WWW サーバ210に対する要求は、プロキシサーバ250を使用しないように設定されていることは第2の実施の形態と同様である。
【0164】
クライアント114は、データの内容「P1」に含まれるインライン情報を取得するために、プロキシサーバ250に対して次のデータ取得要求を送信する(ステップS67)。
【0165】
図31は、固定化するデータのインライン情報の取得要求を示す図である。このデータ取得要求42において、「Referer:」は、この要求がどのページから出されたものであるかを表す。ここでは、クライアントが最初に送信したURL である「http://W1/FIX?url=url1&alias=N1 」が指定されている。
【0166】
このようなデータ取得要求42を受け取ったプロキシサーバ250は、データの名前「url2」と、Referer をデータ固定化装置240に入力する(ステップS68)。
【0167】
データ固定化装置240では、固定化管理部241が「Referer 」を解析し、別名「N1」を取り出す。固定化管理部241は、固定化情報保持部243が保持する固定化情報を検索し、「N1」に対応する情報を検索する。このときの固定化情報保持部243内の情報は図14に示した内容と同じであるため、別名「N1」に対応するデータの名前、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報は、それぞれ、「url1」、「T1」、「T2」であることがわかる。
【0168】
固定化管理部241は、取得した情報のうち固定化開始時刻情報「T1」と固定化終了時刻情報「T2」とを用い、「url2」、「T1」、「T2」を指定した履歴情報取得要求をデータ中継装置120に送信する(ステップS69)。このとき送信される履歴情報取得要求を図32に示す。
【0169】
図32は、データ固定化装置から出力される履歴情報取得要求を示す図である。この履歴情報取得要求43を受け取ったデータ中継装置120は、履歴保持部125が保持する履歴情報から、固定化開始時刻「T1」から固定化終了時刻「T2」の間に保存され、データの名前が「url2」である履歴情報を検索する。この場合、履歴保持部125に保持されている情報の内容は、図13に示したものと同様であるため、データの内容「G1」が検索され、固定化管理部241に返される(ステップS70)。
【0170】
固定化管理部241は、データの内容「G1」をプロキシサーバ250に返す(ステップS71)。プロキシサーバ250は、データの内容「G1」をクライアント114に返す(ステップS72)。
【0171】
クライアント114は、同様の方法でインライン情報のデータの名前「url3」に対応するデータをプロキシサーバ250に要求し、対応するデータの内容「G2」を得る(ステップS73〜ステップS78)。
【0172】
クライアント114は、「P1」、「G1」、「G2」によりページを構成し、そのページを表示する。表示される内容は、図21に示したものと同様である。
このような手順により、データを固定化した際に、固定化したページデータをクライアントに送信し、そのページデータをクライアントが動作するホストの表示装置に表示することが可能になる。
【0173】
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、情報端末装置、データ中継装置、データ固定化装置、及びホストが有すべき機能の処理内容は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに記述しておく。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理がコンピュータで実現される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場に流通させる場合には、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory) やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介して接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを通じて他のコンピュータに転送することもできる。コンピュータで実行する際には、コンピュータ内のハードディスク装置等にプログラムを格納しておき、メインメモリにロードして実行する。
【0174】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデータ固定化システムでは、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とをデータの名前に関連付けて、データ固定化装置で管理し、データの名前を指定すれば固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを取得可能としたとともに、データの名前、固定化開始時刻情報及び固定化終了時刻情報によって、過去に固定化したデータをデータ中継装置から取得できるようにしたため、ユーザは、データの名前を指定するだけで、過去に保存しておいたデータを取得することが可能となる。その結果、ユーザにかかる負担が軽減される。
【0175】
また、本発明の第1のデータ固定化装置では、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とをデータの名前に関連付けて、データ固定化装置で管理し、データの名前を指定すれば固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを取得可能としたため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ中継装置及び情報端末装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで、過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムが構築できる。
【0176】
また、本発明の第2のデータ固定化装置では、固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とをデータの名前に関連付けて、データ固定化装置で管理し、データの名前を指定すれば固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報とを用いてデータ中継装置に格納されている履歴情報を取得するようにしたため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ中継装置と組み合わせることで、情報端末装置に特別な機能を有していなくても、データの名前を指定するだけで、過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムが構築できる。
【0177】
また、本発明のデータ中継装置では、データの名前、固定化開始時刻情報及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求が入力されると、データの名前が一致し、且つ固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報との間の時刻に取得した履歴情報中のデータを返すようにしたため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ固定化装置及び情報端末装置と組み合わせるか、あるいは上記本発明の第2のデータ固定化装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムが構築できる。
【0178】
また、本発明の情報端末装置では、固定化情報取得要求に応じて固定化開始時刻と固定化終了時刻が返されると、データの名前、固定化開始時刻、及び固定化終了時刻を指定した履歴情報取得要求を出力するようにしたため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ固定化装置及びデータ中継装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムが構築できる。
【0179】
また、本発明の第1のデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録されたデータ固定化プログラムをコンピュータに実行させることにより、上記本発明の第1のデータ固定化装置の機能をコンピュータによって実現できるため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ中継装置及び情報端末装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムをコンピュータを用いて構築できる。
【0180】
また、本発明の第2のデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録されたデータ固定化プログラムをコンピュータに実行させることにより、上記本発明の第2のデータ固定化装置の機能をコンピュータによって実現できるため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ中継装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムをコンピュータを用いて構築できる。
【0181】
また、本発明のデータ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録されたデータ中継プログラムをコンピュータに実行させることにより、上記本発明のデータ中継装置の機能をコンピュータによって実現できるため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ固定化装置及び情報端末装置と組み合わせるか、あるいは上記本発明の第2のデータ固定化装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムをコンピュータを用いて構築できる。
【0182】
また、本発明の情報端末用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体では、記録された情報端末用プログラムをコンピュータに実行させることにより、上記本発明の情報端末装置の機能をコンピュータによって実現できるため、上記本発明のデータ固定化システム中のデータ固定化装置及びデータ中継装置と組み合わせることで、データの名前を指定するだけで過去に保存しておいたデータを取得することを可能とするシステムをコンピュータを用いて構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図である。
【図2】 第1の実施の形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】 データ中継装置の内部構造を示す図である。
【図4】 データ固定化装置の内部構造を示す図である。
【図5】 データの固定化処理の手順を示す図である。
【図6】 データ固定化要求の例を示す図である。
【図7】 固定化情報保持部に保持される情報を示す図である。
【図8】 データ取得要求を示す図である。
【図9】 データ中継装置が取得したデータの内容を示す図である。
【図10】 履歴保持部に保持される履歴情報を示す図である。
【図11】 インライン情報の取得要求を示す図である。
【図12】 インライン画像取得後の履歴保持部の内容を示す図である。
【図13】 すべてのインライン情報を取得した後の履歴保持部の保持内容を示す図である。
【図14】 固定化情報保持部の内容を示す図である。
【図15】 固定化完了通知を示す図である。
【図16】 固定化されたデータの参照手順を示す図である。
【図17】 固定化情報の取得要求を示す図である。
【図18】 データ固定化装置から返される固定化情報を示す図である。
【図19】 履歴情報取得要求の例を示す図である。
【図20】 インライン情報の履歴情報を取得するためのデータ取得要求を示す図である。
【図21】 ホストの画面に表示されたページデータを示す図である。
【図22】 第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図23】 CGI プログラム「FIX 」を起動するためのURL を示す図である。
【図24】 第2の実施の形態における処理手順を示す図である。
【図25】 固定化されたデータを参照するためのURL を示す図である。
【図26】 データ固定化装置から送信される履歴情報取得要求を示す図である。
【図27】 インライン情報を取得するためのデータ取得要求を示す図である。
【図28】 固定化されたインライン情報を取得するための履歴情報取得要求を示す図である。
【図29】 第3の実施の形態のデータ固定化時の処理手順を示す図である。
【図30】 データを固定化するために出力するURL を示す図である。
【図31】 固定化するデータのインライン情報の取得要求を示す図である。
【図32】 データ固定化装置から出力される履歴情報取得要求を示す図である。
【符号の説明】
1 データ供給装置
2 データ中継装置
3 情報端末装置
3a データ固定化要求出力手段
3b 固定化データ取得手段
4 データ固定化装置
4a 固定化情報保持手段
4b 固定化処理制御手段
4c 固定化情報提供手段

Claims (11)

  1. データ供給装置の保持するデータを、後に参照可能な状態で保存するデータ固定化システムにおいて、
    データの名前を指定したデータ取得要求に応じてデータを取得し、取得したデータの名前、取得したデータの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付け、履歴情報として保持すると共に、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返し、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを含む履歴情報取得要求が入力されると、前記履歴情報取得要求で示された情報との間でデータの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を前記履歴情報取得要求の出力元に送信するデータ中継装置と、
    前記データ供給装置内のデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを指定したデータ固定化要求を出力するデータ固定化要求出力手段と、データの別名を指定した固定化情報取得要求を出力し、前記固定化情報取得要求に応じて返されたデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を含めた前記履歴情報取得要求を前記データ中継装置に出力すると共に、固定化開始時刻情報、固定化終了時刻情報、及び前記固定化情報取得要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を含めた前記履歴情報取得要求を前記データ中継装置に出力する固定化データ取得手段と、を具備する情報端末装置と、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、前記情報端末装置が出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、前記情報端末装置が出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を前記情報端末装置に送信する固定化情報提供手段と、を具備するデータ固定化装置と、
    を有することを特徴とするデータ固定化システム。
  2. データ供給装置の保持するデータを、後に参照可能な状態で保存するデータ固定化システムにおいて、
    データの名前を指定したデータ取得要求に応じてデータを取得し、取得したデータの名前、取得したデータの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付け、履歴情報として保持すると共に、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返し、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを含む履歴情報取得要求が入力されると、前記履歴情報取得要求で示された情報との間でデータの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を前記履歴情報取得要求の出力元に送信するデータ中継装置と、
    前記データ供給装置内のデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを引数として含 み第1のプログラムを指定した第1の参照要求の出力処理、別名を引数として含み第2のプログラムを指定した第2の参照要求の出力処理、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第3の参照要求の出力処理、及び前記第2と第3の参照要求に応じて返されたデータの表示処理を行う閲覧手段、を具備する情報端末装置と、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、前記情報端末装置が出力した前記第1の参照要求を受け取ると前記第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置が出力した前記第2の参照要求を受け取ると前記第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバと、前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信すると共に、前記情報端末装置が出力した前記第3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第3の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段と、を具備するデータ固定化装置と、
    を有することを特徴とするデータ固定化システム。
  3. データ供給装置の保持するデータを、後に参照可能な状態で保存するデータ固定化システムにおいて、
    データの名前を指定したデータ取得要求に応じてデータを取得し、取得したデータの名前、取得したデータの内容、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付け、履歴情報として保持すると共に、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返し、データの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報とを含む履歴情報取得要求が入力されると、前記履歴情報取得要求で示された情報との間でデータの名前が一致し、固定化開始時刻情報の示す時刻以後、固定化終了時刻情報の示す時刻以前の時刻を示すデータ取得時刻情報が登録された履歴情報を抽出し、抽出した履歴情報に含まれるデータの内容を前記履歴情報取得要求の出力元に送信するデータ中継装置と、
    前記データ供給装置内のデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを引数として含み第1のプログラムを指定した第1の参照要求の出力処理、別名を引数として含み第2のプログラムを指定した第2の参照要求の出力処理、前記第1の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第1の参照要求の情報を含む第3の参照要求の出力処理、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第4の参照要求の出力処理、並びに前記第1、第2、第3、及び第4の参照要求に応じて返されたデータの表示処理を行う閲覧手段、を具備する情報端末装置と、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、前記情報端末装置が出力した前記第1の参照要求を受け取ると前記第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置が出力した前記第2の参照要求を受け取ると前記第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバと、前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納すると共に前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求に応じて前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第1の参照要求に対する応答として前記情報端末装置に送信する固定化処理制御手段と、前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信、前記情報端末装置が出力した前記第3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第1の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信し、前記情報端末装置が出力した前記第 4の参照要求を受け取り、前記第4の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第4の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第4の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段と、を具備するデータ固定化装置と、
    を有することを特徴とするデータ固定化システム。
  4. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続して使用されるデータ固定化装置において、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、
    情報端末装置からデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応 じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、
    データの別名を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段と、
    を有することを特徴とするデータ固定化装置。
  5. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続して使用されるデータ固定化装置において、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、
    情報端末装置からデータ供給装置内のデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを引数として含み第1のプログラムを指定した第1の参照要求を受け取ると前記第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置から別名を引数として含み第2のプログラムを指定した第2の参照要求を受け取ると前記第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバと、
    前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段と、
    前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信すると共に、前記情報端末装置から、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと同時に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装 置から返されたデータの内容を前記第3の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段と、
    を有することを特徴とするデータ固定化装置。
  6. 前記情報端末装置が出力した前記第3の参照要求を取得し、前記第2の参照要求の情報が含まれていることにより固定化情報の参照要求であることを認識し、前記第3の参照要求を前記固定化情報提供手段に渡すプロキシサーバを更に有することを特徴とする請求項5記載のデータ固定化装置。
  7. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続して使用されるデータ固定化装置において、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段と、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段と、
    情報端末装置が出力した第1の参照要求を受け取ると第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置が出力した第2の参照要求を受け取ると第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバと、
    前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納すると共に前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求に応じて前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第1の参照要求に対する応答として前記情報端末装置に送信する固定化処理制御手段と、
    前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信、前記情報端末装置から、前記第1の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第1の参照要求の情報を含む3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第1の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信し、前記情報端末装置から、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第4の参照要求を受け取り、前記第4の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第4の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第4の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段と、
    を有することを特徴とするデータ固定化装置。
  8. 前記情報端末装置が出力した前記第3の参照要求を取得し、前記第1の参照要求の情報が含まれていることにより前記第1の参照要求に応じて返されたデータと同時に表示すべきインライン表示データの参照要求であることを認識し、前記第3の参照要求を前記固定化情報提供手段に渡すと共に、前記情報端末装置が出力した前記第4の 参照要求を取得し、前記第2の参照要求の情報が含まれていることにより固定化情報の参照要求であることを認識し、前記第4の参照要求を前記固定化情報提供手段に渡すプロキシサーバを更に有することを特徴とする請求項7記載のデータ固定化装置。
  9. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続されたコンピュータで使用されるデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段、
    情報端末装置からデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを指定したデータ固定化要求が入力されると、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段、
    データの別名を指定した固定化情報取得要求が入力されると、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段、
    として機能させることを特徴とするデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続されたコンピュータで使用されるデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段、
    情報端末装置から前記データ供給装置内のデータの名前とデータに関連付けるべき別名とを引数として含み第1のプログラムを指定した第1の参照要求を受け取ると前記第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置から別名を引数として含み第2のプログラムを指定した第2の参照要求を受け取ると前記第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバ、
    前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定 された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納する固定化処理制御手段、
    前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信すると共に、前記情報端末装置から、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと同時に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第3の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段、
    として機能させることを特徴とするデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. データ取得要求に応じて取得したデータ、データの名前、及びデータを取得した時刻を示すデータ取得時刻情報を関連付けて履歴情報として保持すると共に、データを取得した際には、前記データ取得要求の出力元に対してデータの内容を返すか、またはデータの内容を返す必要がない旨の指示があればデータ取得完了通知を返すデータ中継装置に接続されたコンピュータで使用されるデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、
    コンピュータを、
    データの名前、データに関連付けるべき別名、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を関連付けて、固定化情報として保持する固定化情報保持手段、
    入力されたデータの内容を解析し、入力されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を抽出する情報解析手段、
    情報端末装置が出力した第1の参照要求を受け取ると第1のプログラムを起動し、前記第1のプログラムに基づいて前記第1の参照要求に含まれるデータの名前と別名とを指定したデータ固定化要求を出力し、前記情報端末装置が出力した第2の参照要求を受け取ると第2のプログラムを起動し、前記第2のプログラムに基づいて前記第2の参照要求に含まれる別名を指定した固定化情報取得要求を出力するサーバ、
    前記サーバが出力した前記データ固定化要求を受け取り、前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、前記データ中継装置から前記データ取得要求に応じたデータの内容を受け取ると、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記情報解析手段に入力し、前記情報解析手段が抽出した前記インライン表示データの名前の指定とデータの内容を返す必要がない旨の指示とを含む前記データ取得要求を前記データ中継装置に出力し、すべての前記データ取得要求に対する前記データ取得完了通知を受け取ると、前記データ固定化要求で指定された名前、別名、前記データ取得要求を最初に出力した時刻を示す固定化開始時刻情報、及び最後の前記データ取得完了通知を受け取った時刻を示す固定化終了時刻情報を関連付けて前記固定化情報保持手段に格納すると共に前記データ固定化要求で指定された名前を指定した前記データ取得要求に応じて前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第1の参照要求に対する応答として前記情報端末装置に送信する固定化処理制御手段、
    前記サーバが出力した前記固定化情報取得要求を受け取り、前記固定化情報取得要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれるデータの名前、固定化開始時刻情報、及び固定化終了時刻情報を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第2の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信、前記情報端末装置から、前記第1の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第1の参照要求の情報を含む3の参照要求を受け取り、前記第3の参照要求に含まれる前記第1の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第3の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信し、前記情報端末装置から、前記第2の参照要求に応じて返されたデータと共に表示すべきインライン表示データの名前を指定し、前記第2の参照要求の情報を含む第4の参照要求を受け取り、前記第4の参照要求に含まれる前記第2の参照要求で指定された別名に対応する固定化情報を前記固定化情報保持手段より抽出し、抽出した固定化情報に含まれる固定化開始時刻情報と固定化終了時刻情報、及び前記第4の参照要求で指定されたデータの名前を指定した履歴情報取得要求を前記データ中継装置に送信し、前記データ中継装置から返されたデータの内容を前記第4の参照要求に対する応答として前記情報端末装置へ送信する固定化情報提供手段、
    として機能させることを特徴とするデータ固定化プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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