JP4011490B2 - 交換機及びその処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大量の不完了呼の発信者を特定可能な交換機及びその処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年において、大量の呼を自動的に発信し応答前に切断する、いわゆるワン切りが社会問題となっている。かかる操作は、着信者にとって迷惑であるとともに、交換機に多大な負荷をもたらす。そのため、応答前に切断される不完了呼を交換機全体で計数し、その結果を見て不完了呼の発生回数を把握している。下記の非特許文献1にもその関連技術が開示されている。
【0003】
【非特許文献1】
http://www.nttdocomo.co.jp/info/akushitsu/
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、上記のようにして不完了呼の発生回数を把握しているが、交換機全体の発生回数しか得られないので、不完了呼の発信者は特定できなかった。
【0005】
そこで本発明は、上記の従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大量の不完了呼の発信者を特定可能な交換機及びその処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記従来の課題を解決するために、請求項1の本発明は、不完了呼の検出の可能な交換機において、収容された回線の識別情報に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタと、前記不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値と該しきい値のn倍数(n=2以上の各整数)の少なくとも1つを比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には前記回線についての処理を行う処理手段とを備えることを特徴とする交換機をもって解決手段とする。
【0007】
請求項1の交換機にあっては、収容された電話回線等の電話番号等に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタと、不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値、その2倍数、3倍数等を比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には電話番号の表示制御等を行う処理手段とを備える。比較は、不完了呼カウンタを比較対象の値で除して余りを判定することにより行える。
請求項1の交換機にあっては、不完了呼カウンタがしきい値、その2倍数、3倍数等に等しくなったときに電話番号の表示制御等を行える。
【0010】
請求項2の本発明は、前記処理手段は、前記読み出した不完了呼カウンタと前記しきい値のm倍数(m=2以上の整数)との比較を行い、不完了呼カウンタがm倍数を超える場合は、前記比較対象の値との比較を行わないことを特徴とする請求項1記載の交換機をもって解決手段とする。
【0011】
請求項2の交換機にあっては、不完了呼カウンタがしきい値の、例えば5倍を超える場合は電話番号の表示制御等が行われないようにしている。
【0012】
請求項3の本発明は、前記処理は、接続された装置に表示を行わせることである請求項1または2記載の交換機をもって解決手段とする。
【0013】
請求項3の交換機にあっては、接続された装置に電話番号等の表示を行わせるようにしている。
【0014】
請求項4の本発明は、前記処理手段は、不完了呼の検出毎に前記不完了呼カウンタを更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の交換機をもって解決手段とする。
【0015】
請求項4の交換機にあっては、不完了呼の検出毎に不完了呼カウンタを更新するようにしている。
【0016】
請求項5の本発明は、前記処理手段が、前記不完了呼カウンタと前記しきい値の少なくとも一方に対し指令により値を設定するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の交換機をもって解決手段とする。
請求項5の交換機にあっては、不完了呼カウンタとしきい値の少なくとも一方に対し、例えばオペレータの操作による指令により、値を設定するようにしている。
【0017】
請求項6の本発明は、予め時刻が設定される時刻管理手段を有し、前記処理手段が、前記時刻管理手段に対し指令により時刻を設定するとともに、前記時刻管理手段から前記時刻の到来を通知された場合に前記不完了呼カウンタの読み出し以降を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の交換機をもって解決手段とする。
【0018】
請求項6の交換機にあっては、時刻管理手段に対し、オペレータの操作等による指令により時刻を設定するとともに、時刻管理手段から時刻の到来を通知された場合に不完了呼カウンタの読み出し以降の電話番号の表示制御等を行うようにしている。
【0019】
請求項7の本発明は、前記不完了呼カウンタを、収容された回線毎に有し、前記処理手段は、前記不完了呼カウンタの読み出し以降を、当該回線毎の不完了呼カウンタについて行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の交換機をもって解決手段とする。
【0020】
請求項7の交換機にあっては、収容された回線毎に処理を行うようにしている。
【0021】
請求項8の本発明は、前記不完了呼は、直接にまたは間接的に接続された交換機または収容された回線からの切断信号によるものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の交換機をもって解決手段とする。
【0022】
請求項8の交換機にあっては、収容された回線からの切断信号による不完了呼だけでなく、直接にまたは間接的に接続された交換機からの切断信号によるものを含めている。
【0023】
請求項9の本発明は、不完了呼の検出の可能な交換機が行う交換機の処理方法において、収容された回線の識別情報に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値と該しきい値のn倍数(n=2以上の各整数)の少なくとも1つを比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には前記回線についての処理を行うことを特徴とする交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0024】
請求項9の交換機の処理方法にあっては、収容された電話回線等の電話番号等に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値、その2倍数、3倍数等を比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には電話番号の表示制御等を行う。
請求項9の交換機の処理方法にあっては、不完了呼カウンタがしきい値、その2倍数、3倍数等に等しくなったときに電話番号の表示制御等を行える。
【0026】
請求項10の本発明は、前記読み出した不完了呼カウンタと前記しきい値のm倍数(m=2以上の整数)との比較を行い、不完了呼カウンタがm倍数を超える場合は、前記比較対象の値との比較を行わないことを特徴とする請求項9記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0027】
請求項10の交換機の処理方法にあっては、不完了呼カウンタがしきい値の、例えば5倍を超える場合は電話番号の表示制御等が行われないようにしている。
【0028】
請求項11の本発明は、前記処理は、接続された装置に表示を行わせることである請求項9または10記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0029】
請求項11の交換機の処理方法にあっては、接続された装置に電話番号等の表示を行わせるようにしている。
【0030】
請求項12の本発明は、不完了呼の検出毎に前記不完了呼カウンタを更新することを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0031】
請求項12の交換機の処理方法にあっては、不完了呼の検出毎に不完了呼カウンタを更新するようにしている。
【0032】
請求項13の本発明は、前記不完了呼カウンタと前記しきい値の少なくとも一方に対し指令により値を設定することを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0033】
請求項13の交換機の処理方法にあっては、不完了呼カウンタとしきい値の少なくとも一方に対し、例えばオペレータの操作による指令により、値を設定するようにしている。
【0034】
請求項14の本発明は、交換機に構成された時刻管理手段に対し指令により時刻を設定するとともに、前記時刻管理手段から前記時刻の到来を通知された場合に前記不完了呼カウンタの読み出し以降を行うことを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0035】
請求項14の交換機の処理方法にあっては、時刻管理手段に対し、オペレータの操作等による指令により時刻を設定するとともに、時刻管理手段から時刻の到来を通知された場合に不完了呼カウンタの読み出し以降の電話番号の表示制御等を行うようにしている。
【0036】
請求項15の本発明は、前記不完了呼カウンタの読み出し以降を、収容された回線毎の不完了呼カウンタについて行うことを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0037】
請求項15の交換機の処理方法にあっては、収容された回線毎に処理を行うようにしている。
【0038】
請求項16の本発明は、前記不完了呼は、直接にまたは間接的に接続された交換機または収容された回線からの切断信号によるものであることを特徴とする請求項9ないし15記載の交換機の処理方法をもって解決手段とする。
【0039】
請求項16の交換機にあっては、収容された回線からの切断信号による不完了呼だけでなく、直接にまたは間接的に接続された交換機からの切断信号によるものを含めている。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0042】
図1は、本発明の実施例に係る電話システムの構成を示す図である。
【0043】
発側交換機1は、複数の電話端末2を接続した電話回線を収容して中継交換機3に接続されている。中継交換機3は、複数の電話端末2を接続した電話回線を収容した着側交換機4に接続されている。発側交換機1は、電話交換の信号処理を行う信号処理部11と、信号処理部11等から指示によりデータ処理を行う処理手段たる中央制御部12と、各種設定値やデータが記憶される主記憶部13と、設定された時刻に中央制御部12に対し指示する時刻管理手段たる時刻管理部14と、発側交換機1に接続された外部機器との間でデータを入出力させる外部インタフェース部15とを備える。外部インタフェース部15は、警報の鳴動可能な警報表示装置5と、入力機能と表示機能とを備える入出力装置6とに接続されている。
【0044】
図2は、主記憶部13の構成図である。主記憶部13は、各電話端末2が接続された回線の識別情報である電話番号21毎に不完了呼カウンタ22を備えている。また、主記憶部13はしきい値131を備えている。
【0045】
先ず、図1の電話システムの基本動作を説明する。図3に示すように、発側交換機1は、回線を介して接続された電話端末2から呼び出し信号を受信すると、中継交換機3に呼び出し信号を送信し、これにより中継交換機3は着側交換機4に呼び出し信号を送信する。これにより着側交換機4は、接続された電話端末2に呼び出し信号を送信する。電話端末2から応答信号が送信されると、着側交換機4は中継交換機3へ応答信号を送信し、これにより中継交換機3は発側交換機1へ応答信号を送信する。
【0046】
このようにして開始された通話が終了すると、発側交換機1は、接続された電話端末2から切断信号を受信し、中継交換機3へ切断信号を送信する。これにより中継交換機3から着側交換機4、着側交換機4から着側の電話端末2へと切断信号が送信されて通信が終了する。
【0047】
しかしながら、応答信号よりも先に発側交換機1へ切断信号が送信されると当該呼は不完了呼となる。
【0048】
具体的には、図4(a)に示すように、発側交換機1に接続された電話端末2から端末操作により切断信号が送信される場合と、図4(b)に示すように、着側交換機4に相手の電話端末2が接続されていないことにより、中継交換機3を介して切断信号が送信される場合と、図4(c)に示すように、中継交換機3から輻輳等により切断信号が送信される場合とにおいて不完了呼が発生する。
【0049】
信号処理部11は、このような不完了呼を検出すると該不完了呼の発呼元である電話端末2の電話番号21を中央制御部12へ通知する。
【0050】
次に、発側交換機1に構成された中央制御部12の処理を説明する。
【0051】
オペレータが入出力装置6を操作することにより、外部インタフェース部15を介して指示を受けると、中央制御部12は、不完了呼カウンタ22を初期値「0」に設定する。また、中央制御部12は、オペレータが入出力装置6を操作することにより、外部インタフェース部15を介して時刻を通知されると、時刻管理部14に当該時刻を設定する。そして、時刻管理部14に設定された当該時刻が到来して時刻管理部14から指令を受けると、中央制御部12は、不完了呼カウンタ22を初期値「0」に設定する。中央制御部12は、かかるオペレータによる、または時刻管理部14による不完了呼カウンタ22の初期化を全ての不完了呼カウンタ22について行うが、一部の不完了呼カウンタ22について行ってもよい。
【0052】
また、オペレータが入出力装置6を操作することにより、外部インタフェース部15を介して値を受け取ると、中央制御部12は、しきい値131を当該値に設定する。なお、中央制御部12は、予め記憶された最大値を超える値を受け取った場合はしきい値131に当該最大値設定するようになっている。したがって、不必要に大きいしきい値131が設定されてしまうことを防止できる。
【0053】
図5は、中央制御部12の処理のフローチャートである。なお、以下の説明では、発側交換機1に接続された1つの電話端末2についての処理を述べるが、中央制御部12は、かかる処理を各電話端末2について並列的に実行する。また、中央制御部12は、前述した不完了呼カウンタ22としきい値131の設定処理を、以下に述べる処理の間であっても随時行う。
【0054】
さて、図5に示すように、中央制御部12は、不完了呼の発呼元である電話端末2の電話番号21が信号処理部11から通知されるまで、かかる通知到来の判定を繰り返し(ステップS1:NO)、通知されたと判定した場合(ステップS1:YES)は、不完了呼カウンタ22としきい値131を読み出す(ステップS3)。次に、しきい値131が0でなく且つ読み出したしきい値131の5倍数が不完了呼カウンタ22より大きいか否かを判定する(ステップS5)。なお、5倍数はm倍数(m=2以上の整数)の中から選択されて予め設定された値である。したがって、6倍数、7倍数等でもよい。
【0055】
ステップS5でNOと判定されたときは、不完了呼カウンタ22に1を加算し(ステップS7)、不完了呼カウンタ22をしきい値131で除する(ステップS9)。
【0056】
次に、ステップS11の除算の余りが0であるか否かを判定する(ステップS11)。YESと判定されたときは、外部インタフェース部15を介して、警報表示装置5に警報を鳴動をさせるとともに、ステップS1で通知された電話番号21を含むメッセージを入出力装置6に表示させ(ステップS13)、ステップS1へと戻る。
【0057】
なお、ステップS5でNOと判定されたときは、ステップS1へ戻る。したがって、しきい値131が強制的に0にされ、あるいは不完了呼カウンタ22がしきい値131の5倍数が以上になった場合は、ステップS13の処理が抑制される。したがって、必要以上にメッセージ表示等されることが抑制される。
【0058】
また、ステップS11でNOと判定されたときは、ステップS1へ戻る。したがって、ステップS9の除算の余りが0でない場合は、ステップS13の処理が抑制される。したがって、不完了呼の発生の度にメッセージ表示等されることが抑制される。
【0059】
また、ステップS5では、しきい値131が0でないという条件も加えられているので、しきい値131を0のままに図5の処理を実行させておき、しきい値131を所望の値に設定することで実質的な処理を開始させることができる。
【0060】
なお、発側交換機1は、入出力装置6の操作により、回線の閉塞及び解除を行えるようになっている。また、これらを自動的に行うことも可能である。したがって、ステップS13は、信号処理部11から通知された電話番号21の回線を自動的に閉塞する処理としてもよい。
【0061】
また、中央制御部12は、時刻管理部14に設定された時刻(例えば、毎日の定刻)が到来すると、不完了呼カウンタ22の初期化を全ての不完了呼カウンタ22について行う。したがって、収容された全回線の処理を一斉に開始できる。
なお、メッセージ表示等の繰り返しが不要ならば、最初のステップS13でメッセージ表示等をさせた後に図5の処理を終了させてもよい。また、ステップS9は、不完了呼カウンタ22をしきい値131のn倍数(n=2以上の整数)で除する処理としてもよい。
【0062】
図6は、図5の処理によりなされるメッセージ表示等の実行タイミングを示す図である。図5の処理が開始されても、しきい値131が0である間はメッセージ表示等が抑制されるが、例えば、入出力装置6が操作されてしきい値131が「6000」に設定されると、この設定以降は、5999回目の不完了呼のときまでメッセージ表示等が抑制され、6000回目のときに初めて実行される。なお、しきい値131は全ての電話端末2を接続する全回線について共通なので、かかる設定により、全ての電話端末2について処理が開始される。逆に言えば、しきい値131を「0」に設定すれば、全回線についての処理を止めることができる。
【0063】
そして、6000回目以降にあっては、6000の倍数である12000回目等の不完了呼のときにだけメッセージ表示等が実行される。したがって、オペレータは、メッセージ表示等の時間間隔としきい値131の値「6000」を基に、単位時間あたりの不完了呼の数を求めることができる。
【0064】
そして、6000の5倍数である30000回目の不完了呼で5回目のメッセージ表示等が実行されると、メッセージ表示等はそれ以降において継続的に抑制される。処理の対象である電話端末2の回線を閉塞等した後においてはメッセージ表示等は不要になるので、かかる不要なメッセージ表示等の実行を防止することができる。
【0065】
また、閉塞を解除した後においてはメッセージ表示等が必要になるので、その際には、時刻管理部14からの指令により全ての不完了呼カウンタ22が「0」に設定され、図5の処理が実質的に機能し始めることになる。
【0066】
なお、例えば、不完了呼カウンタ22の更新だけを行っておき、オペレータが入出力装置6を操作したタイミングで比較判定及び処理することもできる。その場合では、不完了呼カウンタ22がしきい値131やそのn倍数(n=2以上の各整数)といった計算値以上であるという条件を満たしたときにメッセージ表示等を行えばよい。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の交換機によれば、収容された回線の識別情報に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタと、不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値、その2倍数、3倍数等を比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には回線についての処理を行う処理手段とを備えるので、大量の不完了呼の発信者を特定可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る電話システムの構成を示す図である。
【図2】主記憶部13の構成図である。
【図3】通常の呼処理を示す図である。
【図4】不完了呼の発生パターンを示す図である。
【図5】中央制御部12の処理のフローチャートである。
【図6】メッセージ表示等の実行タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1 発側交換機
2 電話端末
3 中継交換機
4 着側交換機
5 警報表示装置
6 入出力装置
11 信号処理部
12 中央制御部
13 主記憶部
14 時刻管理部
15 外部インタフェース部
22 不完了呼カウンタ
131 しきい値
Claims (16)
- 不完了呼の検出の可能な交換機において、
収容された回線の識別情報に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタと、
前記不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値と該しきい値のn倍数(n=2以上の各整数)の少なくとも1つを比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には前記回線についての処理を行う処理手段と
を備えることを特徴とする交換機。 - 前記処理手段は、前記読み出した不完了呼カウンタと前記しきい値のm倍数(m=2以上の整数)との比較を行い、不完了呼カウンタがm倍数を超える場合は、前記比較対象の値との比較を行わないことを特徴とする請求項1記載の交換機。
- 前記処理は、接続された装置に表示を行わせることである請求項1または2記載の交換機。
- 前記処理手段は、不完了呼の検出毎に前記不完了呼カウンタを更新することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の交換機。
- 前記処理手段が、前記不完了呼カウンタと前記しきい値の少なくとも一方に対し指令により値を設定するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の交換機。
- 予め時刻が設定される時刻管理手段を有し、
前記処理手段が、前記時刻管理手段に対し指令により時刻を設定するとともに、前記時刻管理手段から前記時刻の到来を通知された場合に前記不完了呼カウンタの読み出し以降を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の交換機。 - 前記不完了呼カウンタを、収容された回線毎に有し、前記処理手段は、前記不完了呼カウンタの読み出し以降を、当該回線毎の不完了呼カウンタについて行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の交換機。
- 前記不完了呼は、直接にまたは間接的に接続された交換機または収容された回線からの切断信号によるものであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の交換機。
- 不完了呼の検出の可能な交換機が行う交換機の処理方法において、
収容された回線の識別情報に対応づけて該回線からの呼び出しによる不完了呼の回数を記憶する不完了呼カウンタを読み出し、予め記憶したしきい値と該しきい値のn倍数(n=2以上の各整数)の少なくとも1つを比較対象として比較を行い、不完了呼カウンタが比較対象の値に等しい場合には前記回線についての処理を行うことを特徴とする交換機の処理方法。 - 前記読み出した不完了呼カウンタと前記しきい値のm倍数(m=2以上の整数)との比較を行い、不完了呼カウンタがm倍数を超える場合は、前記比較対象の値との比較を行わないことを特徴とする請求項9記載の交換機の処理方法。
- 前記処理は、接続された装置に表示を行わせることである請求項9または10記載の交換機の処理方法。
- 不完了呼の検出毎に前記不完了呼カウンタを更新することを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の交換機の処理方法。
- 前記不完了呼カウンタと前記しきい値の少なくとも一方に対し指令により値を設定することを特徴とする請求項9ないし12のいずれかに記載の交換機の処理方法。
- 交換機に構成された時刻管理手段に対し指令により時刻を設定するとともに、前記時刻管理手段から前記時刻の到来を通知された場合に前記不完了呼カウンタの読み出し以降を行うことを特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の交換機の処理方法。
- 前記不完了呼カウンタの読み出し以降を、収容された回線毎の不完了呼カウンタについて行うことを特徴とする請求項9ないし14のいずれかに記載の交換機の処理方法。
- 前記不完了呼は、直接にまたは間接的に接続された交換機または収容された回線からの切断信号によるものであることを特徴とする請求項9ないし15のいずれかに記載の交換機の処理方法。
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