JP4000184B1 - 自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的に自動分析を行う自動分析装置に組み込まれ、連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる有底円筒状の容器の姿勢を変化させることなく、内底面及び内周面の洗浄、排液、乾燥を簡便かつ確実に行うことができ、制御が容易で、各工程の作業性に優れる効率的な分析用試験液の作製に用いる容器の洗浄乾燥方法の提供。
【解決手段】開口部を上にして保持した容器の内底面を洗浄する内底面洗浄工程と、容器の内周面を洗浄する内周面洗浄工程と、容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引排出工程と、容器の内部を乾燥する乾燥工程と、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程,乾燥工程の内の少なくともいずれか1つの工程中に容器をその軸線周りに回転させる容器回転工程と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続的に自動分析を行う自動分析装置に組み込むことができ、分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる有底円筒状の容器の自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機に関する。
従来、容器の種類や形状、用途などに応じて、様々な容器の洗浄乾燥方法や洗浄乾燥機が検討されている。
例えば、(特許文献1)には、容器本体の内部に突出する突出部を有する容器を洗浄、乾燥するのに好適な洗浄方法及び洗浄装置が開示されている。
また、(特許文献2)には、電子写真方式の現像ユニット、クリーニングユニット、トナー容器などを使用した後にそれを再利用するために、それらの被洗浄物に付着したトナーなどの汚れを除去するのに好適な乾式洗浄方法が開示されている。
特開2006−314936号公報 特開平9−75876号公報
しかしながら上記従来の技術は、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)の洗浄方法及び洗浄装置は、突出部が容器口部から容器内部に突出した容器の洗浄に好適なものであり、汎用性に欠けるという課題を有している。
また、容器口部を下側に開放するように容器を支持するので、容器の内底面を洗浄するには下から上に向かって洗浄流体や乾燥流体を噴射しなければならず、噴射された流体の力が容器に伝わり難く、洗浄作業の効率性に欠けるという課題を有している。
さらに、容器口部から容器内部に突出した突出部を有しているので、突出部の根元に洗浄液や残渣などの残留物が溜まり易く、洗浄の信頼性に欠けるという課題を有している。
突出部の根元に溜まった残留物を吸引するためには、吸引管の構造が複雑になり、量産性に欠けると共に、洗浄工程も煩雑になり、作業性に欠けるという課題を有している。
また、容器の内壁を払拭するための払拭部を備えた場合、機構が複雑になり、特にブラシを使用することにより、コンタミが発生し易くなって洗浄の信頼性に欠けるという課題を有している。
さらに、移動機構や進退機構により、容器とノズル或いは容器と吸引管を相対的に移動させながら洗浄作業を行う必要があるため、制御が複雑で取り扱い性、洗浄作業の効率性に欠けるという課題を有している。
(2)(特許文献2)は、乾式洗浄方法であるため、洗浄可能な容器の用途が限定され、汎用性に欠けるという課題を有している。
特に、スラリーなどの溶液を使用した後の容器は、エアーの噴射と吸引のみで洗浄を行う乾式洗浄方法では、付着した残渣を取り除くことが困難で、洗浄の信頼性に欠けるという課題を有している。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、連続的に自動分析を行う自動分析装置に組み込むことができ、分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる有底円筒状の容器の姿勢を変化させることなく、内底面及び内周面の洗浄、排液、乾燥を簡便かつ確実に行うことができ、制御が容易で、各工程の作業性に優れる効率的な自動洗浄乾燥方法の提供、及び簡素な機構で容器の隅々まで確実に洗浄、乾燥することができ、作業効率性、省スペース性に優れ、分析前処理装置に容易に組み込むことができ、自動化が容易で、取り扱い性に優れる自動洗浄乾燥機の提供を行うことができる。
上記従来の課題を解決するために本発明の自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機は、以下の構成を有している。
本発明の請求項1に記載の自動洗浄乾燥方法は、有底円筒状の容器中で連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる前記容器の自動洗浄乾燥方法であって、開口部を上にして保持した前記容器の内底面を洗浄する内底面洗浄工程と、前記容器の内周面を洗浄する内周面洗浄工程と、前記容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引排出工程と、前記容器の内部を乾燥する乾燥工程と、前記内底面洗浄工程,前記内周面洗浄工程,前記吸引排出工程,前記乾燥工程の内の少なくともいずれか1つの工程中に前記容器をその軸線周りに回転させる容器回転工程と、を備えている構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)開口部を上にして保持した容器の内底面を洗浄する内底面洗浄工程と、容器の内周面を洗浄する内周面洗浄工程を有するので、容器の内部を隅々まで確実に洗浄することができ、洗浄作業の信頼性に優れる。
(2)容器の内底部に溜まった洗浄液及び固形物やゲル状の残渣を吸引して排出する吸引排出工程を有することにより、開口部を上にして容器を保持したまま内部の洗浄液や残渣を排出することができるので、容器の姿勢を制御する必要がなく、作業工程を簡素化することができ、取り扱い性に優れる。
(3)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程が終了した容器の内部を乾燥工程により短時間で確実に乾燥することができ、直ちに容器を回収して使用することができるので、複数の容器に対して連続的に洗浄作業を行うことが可能で、作業効率性に優れる。
(4)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程,乾燥工程の各々の工程につき、容器をその軸線周りに回転させる容器回転工程を組み合わせることにより、容器内部の洗浄液や乾燥空気などを攪拌することができ、各工程の効率性、確実性を高め、作業時間を短縮することができる。
ここで、分析前処理装置で扱う分析用試料液としては、土壌溶出液、産業廃棄物溶出液、粉粒体や樹脂などの溶解液、スラリーなどが挙げられる。分析前処理装置では、有底円筒状の容器を用いて、各種試料の懸濁、試料に含まれる分析対象物質の溶出、分析用試料液の濾過などが行われるが、これらの作業を自動で連続的に行うために、容器の自動洗浄乾燥が必要となる。
内底面洗浄工程及び内周面洗浄工程は、容器の内底面や内周面に洗浄液を噴射することができればよい。洗浄液の種類としては、水道水、工業用水、純水、アルコールなどの液体やこれらの液体に洗剤を混ぜたものなどが好適に用いられる。尚、洗浄液は1種類のみを使用してもよいし、複数種類の中から選択して切り替えて使用してもよい。
乾燥工程は、容器の内底面や内周面に乾燥気体を噴射することができればよい。乾燥気体の種類としては、空気、アルゴン、窒素などが好適に用いられる。乾燥工程に必要な時間は容器の大きさなどに応じて予め設定することができる。
内底面洗浄工程と内周面洗浄工程は、どちらを先に行ってもよいし、両者を同時に行ってもよい。また、吸引排出工程は、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,乾燥工程の各工程中に連続的に行ってもよいし、各工程中或いは各工程の前工程や後工程として断続的に行ってもよい。特に、乾燥工程と同時に吸引排出工程を行った場合、乾燥工程によって容器の内底面に集まる洗浄液を吸引排出することができ、乾燥作業の信頼性に優れる。乾燥工程による乾燥気体の噴射が終了してから吸引排出工程による吸引を停止することにより、最後まで確実に洗浄液を吸引排出することができる。
容器回転工程は、容器をその軸線周りに回転させることができればよく、回転方向は一方向のみでもよいし、正逆回転を切り替えてもよい。
容器回転工程は、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程,乾燥工程の各工程中に連続的に行ってもよいし、各工程中或いは各工程の前工程や後工程として断続的に行ってもよい。特に、吸引排出工程の開始前に容器回転工程を開始した場合、容器の内底面に沈殿した残渣や洗浄液などを予め攪拌することができ、洗浄液中に残渣を分散させることができるので、吸引排出工程において、確実かつ効率的に残渣や洗浄液を吸引排出することができ、吸引排出工程の信頼性に優れる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記内底面洗浄工程が、前記容器の内底面中央部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面中央部洗浄工程と、前記容器の内底面周辺部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面周辺部洗浄工程と、を備え、前記内底面中央部洗浄工程と前記内底面周辺部洗浄工程の間に前記内周面洗浄工程を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)内底面洗浄工程が、容器の内底面中央部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面中央部洗浄工程と、容器の内底面周辺部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面周辺部洗浄工程を有することにより、容器の内底面の形状や面積などに応じて、容器の内底面中央部及び内底面周辺部を確実に洗浄することができ、洗浄作業の汎用性、信頼性に優れる。
(2)まず、内底面中央部洗浄工程を行うことにより、容器の内底面中央部に沈殿した分析用試料液に含まれる残渣をほぐして洗浄液中に分散させることができ、吸引排出工程によって確実に排出することができる。
(3)内底面中央部洗浄工程の後工程として内周面洗浄工程を行うことにより、内底面中央部洗浄工程によって飛散し、容器の内周面に付着した洗浄液や残渣を確実に洗浄して取り除くことができ、コンタミの発生を防止できるので、洗浄の信頼性に優れる。
(4)内周面洗浄工程の後工程として内底面周辺部洗浄工程を行うことにより、内周面洗浄工程で容器の内周面から取り除かれ、洗浄液と共に容器の内底面に集められた残渣を、容器の内底面周辺部に付着した残渣と一緒に洗浄することができ、洗浄作業の確実性に優れる。
ここで、容器の内底面の中央部が凹んでいて中央部に残渣などが溜まり易い場合は、内底面中央部洗浄工程を重点的に行い、内底面の中央部が盛り上がり、周辺部が凹んでいて周辺部に残渣などが溜まり易い場合は、内底面周辺部洗浄工程を重点的に行うことにより、確実かつ効率的に内底面の洗浄を行うことができる。特に、内底面の面積が大きい場合には、内底面中央部洗浄工程及び内底面周辺部洗浄工程を行うことにより、内底面を隅々まで洗浄することができ、洗浄の信頼性に優れる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記内底面洗浄工程が、前記洗浄液噴射工程中に前記洗浄液中に気体を噴射して前記洗浄液を攪拌する攪拌工程を備えている構成を有している。
この構成により、請求項2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)内底面洗浄工程が、洗浄液噴射工程中に洗浄液中に気体を噴射して洗浄液を攪拌する攪拌工程を有することにより、容器の内底面に付着した残渣を剥離することができ、洗浄の確実性、効率性に優れる。
ここで、攪拌工程で洗浄液中に噴射される気体としては、空気、アルゴン、窒素などが好適に用いられる。洗浄液中に気体を噴射することにより、発生した気泡が残渣に衝突すると共に、洗浄液が攪拌され、残渣が剥離されて浮き上がる。ブラシなどを用いずに非接触で洗浄を行うことができるので、コンタミが発生せず、信頼性に優れる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記内周面洗浄工程が、前記容器の前記内周面に洗浄液を噴射する内周面洗浄液噴射工程を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1又は2で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)内周面洗浄工程が、容器の内周面に洗浄液を噴射する内周面洗浄液噴射工程を有することにより、容器の内周面に付着した残渣を確実に取り除くことができ、洗浄の信頼性に優れる。
(2)内周面洗浄液噴射工程で容器の内周面に洗浄液を噴射することにより、内底面洗浄工程によって飛散し、容器の内周面に付着した洗浄液や残渣を、きれいに洗浄することができ、コンタミが発生するのを防止でき、洗浄の信頼性に優れる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記内周面洗浄工程が、前記内周面洗浄液噴射工程中に前記洗浄液中に気体を噴射して前記洗浄液を攪拌する攪拌工程を備えている構成を有している。
この構成により、請求項4で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)内周面洗浄工程が、内周面洗浄液噴射工程中に洗浄液中に気体を噴射して洗浄液を攪拌する攪拌工程を有することにより、容器の内周面に付着した残渣を剥離することができ、洗浄の確実性、効率性に優れる。
ここで、攪拌工程については、請求項3と同様なので説明を省略する。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記乾燥工程が、前記容器の前記内周面に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射工程を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1乃至5の内いずれか1項で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)乾燥工程が、容器の内周面に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射工程を有することにより、容器の内周面に付着した洗浄液を底面側に吹き飛ばしながら内周面を短時間で確実に乾燥することができ、乾燥の確実性、効率性に優れる。
ここで、乾燥気体については、請求項1で説明した通りなので、説明を省略する。乾燥気体噴射工程で乾燥気体を噴射する方向は、斜め下方向が好ましい。内周面に付着した洗浄液を底面側に移動させ、内底面に集めた洗浄液を吸引排出工程で確実に吸引排出できるためである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の自動洗浄乾燥方法であって、前記吸引排出工程が、前記内底面洗浄工程,前記内周面洗浄工程,前記乾燥工程の各工程中及び/又は各工程後に行われる構成を有している。
この構成により、請求項1乃至6の内いずれか1項で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)吸引排出工程が、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,乾燥工程の各工程中及び/又は各工程後に行われることにより、各工程で噴射された洗浄液や容器の内底面或いは内周面から剥離された残渣を確実に吸引排出しながら各工程を連続的に行うことができ、洗浄作業の効率性、確実性に優れる。
本発明の請求項8に記載の自動洗浄乾燥機は、有底円筒状の容器中で連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる前記容器の自動洗浄乾燥機であって、開口部を上にして前記容器の底部及び/又は外周部を保持する容器保持部を有する回転台と、前記開口部から前記容器の内部に挿入され前記容器と非接触で保持される洗浄乾燥ユニットと、を有し、前記洗浄乾燥ユニットが、前記容器の内部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄流体噴射部と、前記容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引ノズルと、前記容器の内部に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射ノズルと、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用が得られる。
(1)容器の開口部を上にして容器の底部及び/又は外周部を保持する容器保持部を有する回転台と、開口部から容器の内部に挿入され容器と非接触で保持される洗浄乾燥ユニットを備えることにより、洗浄乾燥ユニットによる洗浄や乾燥の作業中に、容器を容器保持部で確実に保持することができると共に、洗浄乾燥ユニットと独立して容器のみを簡便に回転させることができ、洗浄や乾燥の作業の効率性、確実性に優れる。
(2)洗浄乾燥ユニットが、容器の内部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄流体噴射部を有することにより、容器の内部を簡便かつ確実に洗浄することができ、洗浄の信頼性に優れる。
(3)洗浄乾燥ユニットが、容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引ノズルを有することにより、容器の開口部を上にして保持したまま簡便に洗浄液や残渣を吸引排出することができるので、容器の姿勢を制御するための特別な機構が不要で、構造を簡素化することができ、省スペース性に優れる。
(4)洗浄乾燥ユニットが、容器の内部に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射ノズルを有することにより、容器の内部を短時間で確実に乾燥することができ、直ちに容器を回収して使用することができるので、複数の容器に対して連続的に洗浄作業を行うことが可能で、作業効率性に優れる。
ここで、容器洗浄乾燥機は、回転台又は洗浄乾燥ユニットの少なくともいずれか一方を上下動させる上下動駆動部を備えている。これにより、回転台と洗浄乾燥ユニットを相対的に上下動させることができ、簡便に両者の位置合わせを行うことができる。回転台は駆動モータにより回転させることができる。
洗浄流体噴射部は、洗浄液及び/又は気体を噴射するための1又は複数の洗浄ノズルを有している。洗浄ノズルの数や配置は容器の大きさや形状などに応じて、適宜、選択することができるが、容器の内底面中央部を洗浄するための内底面中央部洗浄ノズル、容器の内底面周辺部を洗浄するための内底面周辺部洗浄ノズル、容器の内周面を洗浄するための内周面洗浄ノズルを有するものが好ましい。
吸引ノズルは、容器の底部の形状に応じて、底部に溜まった洗浄液などを確実に吸引して排出できる位置に配置する。容器の底部が下に凸の円弧状などに形成されている場合は、吸引ノズルを容器の中央部に配置し、ノズルの下端部が容器の内底面近傍に位置するようにすることが好ましい。
乾燥気体噴射ノズルの数や配置は、容器の長さに応じて、適宜、選択することができるが、容器の上端部だけでなく、容器の長手方向に複数の乾燥気体噴射ノズルを配置することにより、容器の内周面全体を斑なく確実に乾燥することができ、乾燥工程の信頼性に勝れる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の自動洗浄乾燥機であって、前記容器の内底面中央部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面中央部洗浄ノズルと、前記容器の内底面周辺部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面周辺部洗浄ノズルの少なくともいずれか一方を備えた構成を有している。
この構成により、請求項8で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)洗浄流体噴射部が、容器の内底面中央部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面中央部洗浄ノズルを有することにより、容器の内底面中央部に溜まった残渣などを確実に取り除くことができ、洗浄の信頼性に優れる。
(2)内底面中央部洗浄ノズルから洗浄液と気体を噴射することにより、洗浄液中に気泡を発生させることができるので、気泡を残渣に衝突させると共に、洗浄液を攪拌し、容器の内底面中央部から残渣を確実に剥離して取り除くことができるので、洗浄の効率性に優れる。

(3)洗浄流体噴射部が、容器の内底面周辺部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面周辺部洗浄ノズルを有することにより、容器の内底面周辺部に付着した残渣などを確実に取り除くことができるので、底面積が広い容器でも確実に洗浄することができ、汎用性に優れる。
(4)内底面周辺部洗浄ノズルから洗浄液と気体を噴射することにより、洗浄液中に気泡を発生させることができるので、気泡を残渣に衝突させると共に、洗浄液を攪拌し、容器の内底面周辺部から残渣を確実に剥離して取り除くことができるので、洗浄の効率性に優れる。
(5)内底面中央部洗浄ノズルと内底面周辺部洗浄ノズルの両方を有することにより、容器の底面の形状が複雑な場合や底面積が大きな場合でも、容器の内底面全体を確実に効率よく洗浄することができ、洗浄作業の信頼性、汎用性に優れる。
ここで、内底面中央部洗浄ノズルは、下端部が容器の内底面中央部に位置するように配置することが好ましい。容器の内底面中央部に溜まった固形物やゲル状の残渣を確実に取り除くためである。
また、内底面周辺部洗浄ノズルの位置や数は、容器の形状や大きさに応じて適宜、選択することができる。尚、内底面周辺部洗浄ノズルは内底面洗浄工程中に半径方向に移動させてもよいが、容器の大きさに応じて、予め最適な位置に固定しておくことにより、駆動部が不要でコンパクト性に優れると共に、煩雑な制御が不要で取扱い性に優れる。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の自動洗浄乾燥機であって、前記洗浄流体噴射部が、前記容器の前記内周面に洗浄液及び/又は気体を噴射する内周面洗浄ノズルを備えた構成を有している。
この構成により、請求項8又は9で得られる作用に加え、以下のような作用が得られる。
(1)洗浄流体噴射部が、容器の内周面に洗浄液及び/又は気体を噴射する内周面洗浄ノズルを有することにより、容器の内周面に付着した残渣などを確実に取り除くことができるので、容器の隅々まで確実に洗浄することができ、洗浄の信頼性に優れる。
(2)内周面洗浄ノズルから洗浄液と気体を噴射することにより、洗浄液中に気泡を発生させることができるので、気泡を残渣に衝突させると共に、洗浄液を攪拌し、容器の内周面から残渣を確実に剥離して取り除くことができるので、洗浄の確実性に優れる。
ここで、内周面洗浄ノズルの高さ方向の位置や数は、容器の長さに応じて適宜、選択することができる。尚、内周面洗浄ノズルは内周面洗浄工程中に上下方向に移動させてもよいが、容器の大きさに応じて、予め高さ方向の最適な位置に固定しておくことにより、駆動部が不要でコンパクト性に優れると共に、煩雑な制御が不要で取扱い性に優れる。
以上のように、本発明の自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の発明によれば、以下のような有利な効果が得られる。
(1)容器の内底部に溜まった洗浄液及び残渣を吸引して排出する吸引排出工程を有することにより、開口部を上にして容器を保持したまま内部の洗浄液や固形物やゲル状の残渣を排出することができるので、容器の姿勢を制御する必要がなく、作業工程を簡素化することができ、制御が容易で使用性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
(2)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程,乾燥工程の各々の工程につき、容器をその軸線周りに回転させる容器回転工程を組み合わせることにより、容器内部の洗浄液や乾燥空気などを攪拌することができ、各工程の効率性、確実性に優れ、作業時間を短縮することができる使用性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内底面洗浄工程において、容器の内底面中央部を洗浄する内底面中央部洗浄工程と容器の内底面周辺部を洗浄する内底面周辺部洗浄工程を適宜、組み合わせることにより、容器の内底面の形状や面積などに応じて、容器の内底面中央部や内底面周辺部を確実に洗浄することができる洗浄作業の汎用性、信頼性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
(2)内底面中央部洗浄工程と内底面周辺部洗浄工程の間に内周面洗浄工程を行うことにより、内底面中央部洗浄工程で容器の内底面中央部に沈殿した分析用試料液に含まれる残渣をほぐして洗浄液中に分散させた後、容器の内周面に付着した洗浄液や残渣を内周面洗浄工程で洗浄して容器の内底面に集めることができるので、最後に内底面周辺部洗浄工程で、容器の内底面周辺部に付着した残渣を洗浄することによって、容器の隅々まで確実に洗浄することができ、コンタミの発生を防止できる洗浄作業の信頼性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内底面洗浄工程が、洗浄液噴射工程中に洗浄液中に気体を噴射して洗浄液を攪拌する攪拌工程を有することにより、容器の内底面に付着した残渣を剥離することができる洗浄の確実性、効率性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内周面洗浄工程が、容器の内周面に洗浄液を噴射する内周面洗浄液噴射工程を有することにより、容器の内周面に付着した残渣だけでなく、前工程の内底面洗浄工程によって飛散し、容器の内周面に付着した洗浄液や残渣を確実に取り除くことができ、コンタミの発生を防止できる洗浄の信頼性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内周面洗浄工程が、内周面洗浄液噴射工程中に洗浄液中に気体を噴射して洗浄液を攪拌する攪拌工程を有することにより、容器の内周面に付着した残渣を剥離することができる洗浄の確実性、効率性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)乾燥工程が、容器の内周面に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射工程を有することにより、容器の内周面に付着した洗浄液を底面側に吹き飛ばしながら内周面を短時間で確実に乾燥することができる乾燥の確実性、効率性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,乾燥工程の各工程中及び/又は各工程後に吸引排出工程を行うことにより、各工程で噴射された洗浄液や容器の内底面或いは内周面から剥離された残渣を確実に吸引排出しながら各工程を連続的に行うことができる洗浄作業の効率性、確実性に優れた自動洗浄乾燥方法を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、以下のような有利な効果が得られる。
(1)容器の開口部を上にして容器の底部及び/又は外周部を保持する容器保持部を有する回転台と、開口部から容器の内部に挿入され容器と非接触で保持される洗浄乾燥ユニットを備えることにより、洗浄乾燥ユニットによる洗浄や乾燥の作業中に、容器を容器保持部で確実に保持することができると共に、洗浄乾燥ユニットと独立して容器のみを簡便に回転させることができる洗浄や乾燥の作業の効率性、確実性に優れた自動洗浄乾燥機を提供することができる。
(2)洗浄乾燥ユニットが、容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引ノズルを有することにより、容器の開口部を上にして保持したまま簡便に洗浄液や残渣を吸引排出することができ、容器の姿勢を制御するための特別な機構が不要で、構造が簡素で省スペース性に優れた自動洗浄乾燥機を提供することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内底面中央部洗浄ノズル及び/又は内底面周辺部洗浄ノズルから容器の内底面中央部及び/又は内底面周辺部に洗浄液と気体を噴射することにより、洗浄液中に気泡を発生させることができ、気泡を残渣に衝突させると共に、洗浄液を攪拌し、容器の内底面中央部及び/又は内底面周辺部から残渣を確実に剥離して取り除くことができる洗浄の効率性に優れた自動洗浄乾燥機を提供することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項8又は9に記載の効果に加えて以下のような有利な効果が得られる。
(1)内周面洗浄ノズルから容器の内周面に洗浄液と気体を噴射することにより、洗浄液中に気泡を発生させることができ、気泡を残渣に衝突させると共に、洗浄液を攪拌し、容器の内周面から残渣を確実に剥離して取り除くことができる洗浄の確実性に優れた自動洗浄乾燥機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態における自動洗浄乾燥方法及び自動洗浄乾燥機について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は連続式自動分析装置の試料溶解部に組み込まれた実施の形態1の自動洗浄乾燥機の構成を示す模式図である。
図1中、1は試料を懸濁させて連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる有底円筒状の容器20の洗浄乾燥を行う実施の形態1における自動洗浄乾燥機、1aは後述する洗浄乾燥ユニット4に洗浄液を供給する自動洗浄乾燥機1の洗浄液供給部、1bは洗浄乾燥ユニット4に洗浄液を攪拌するための気体を供給する気体供給部、1cは洗浄乾燥ユニット4に乾燥空気を供給する乾燥空気供給部、1dは洗浄乾燥ユニット4から洗浄液などの廃液を回収する廃液回収部、2は容器20の開口部を上にして容器20の底部及び外周部を保持するように立設された4箇所の容器保持部3を有する自動洗浄乾燥機1の回転台、4は開口部20aから容器20の内部に挿入され容器20と非接触で保持される自動容器洗浄乾燥機1の洗浄乾燥ユニットである。
洗浄液供給部1a,気体供給部1b,乾燥空気供給部1c,廃液回収部1dは、それぞれチューブによって洗浄乾燥ユニット4と接続され、プログラムに従って、洗浄液,気体,乾燥空気の供給及び廃液の回収を行う。
次に、洗浄乾燥ユニットの詳細について説明する。
図2(a)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機における洗浄乾燥ユニットを示す要部模式平面図であり、図2(b)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機における洗浄乾燥ユニットを示す要部模式断面図である。
図2中、4aは洗浄乾燥ユニット4の基部、5は基部4に配設され容器20の内部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄乾燥ユニット4の洗浄流体噴射部、6は下端部が容器20の内底面20b中央部に位置するように基部4に配設され廃液回収部1d(図1参照)に接続されて容器20の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する洗浄乾燥ユニット4の吸引ノズル、7は下端部が吸引ノズル6の側部に位置するように基部4に配設され洗浄液供給部1a及び気体供給部1b(図1参照)に接続されて容器20の内底面20b中央部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄流体噴射部5の内底面中央部洗浄ノズル、8は下端部が容器20の内周面20cの上端部に位置するように基部4に配設され洗浄液供給部1aに接続されて容器20の内周面20cに洗浄液を噴射する内周面洗浄ノズルと乾燥空気供給部1c(図1参照)に接続されて乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射ノズルを兼用した内周面洗浄兼乾燥ノズル、8aは内周面洗浄兼乾燥ノズル8の先端に穿設された噴射孔、9は下端部が容器20の内底面20b周辺部に位置するように基部4に配設され洗浄液供給部1a及び気体供給部1b(図1参照)に接続されて容器20の内底面20b周辺部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄流体噴射部5の内底面周辺部洗浄ノズル、10は下端部が容器20の内周面20cの長手方向中央部に位置するように基部4に配設され乾燥空気供給部1c(図1参照)に接続されて容器20の内部に乾燥気体を噴射する洗浄乾燥ユニット4の乾燥気体噴射ノズル、10aは乾燥気体噴射ノズル10の先端に穿設された噴射孔である。
以上のように構成された実施の形態1における自動洗浄乾燥機の動作に基づいて、実施の形態1における自動洗浄乾燥方法を説明する。
図3は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の洗浄乾燥ユニット降下工程を示す要部模式断面図であり、図4は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内底面洗浄工程における内底面中央部洗浄工程を示す要部模式断面図である。
図3中、25は容器20の中に残留した分析用試料液、25aは容器20の内底面20bや内周面20cに付着した分析用試料液25に含まれていた試料などの残渣である。
まず、図3に示すように、検体を試液で溶解出させた処理した後の使用済みの容器20を自動洗浄乾燥機1の容器保持部3で保持する。続いて、容器回転工程において、回転台2と共に容器20をその軸線周りに回転させる。次に、図4に示すように、吸引排出工程に備えて吸引ノズル6の吸引を開始すると共に、洗浄乾燥ユニット降下工程において、洗浄乾燥ユニット4を降下させ、開口部20aから容器20の内部に挿入する。これと同時に、内底面洗浄工程の内底面中央部洗浄工程に備えて、内底面中央部洗浄ノズル7から洗浄液及び気体を噴射し洗浄乾燥ユニット4を容器20と非接触で保持する。
吸引排出工程は、吸引ノズル6の先端部が容器20の内部に残った分析用試料液25に達することにより開始される。同時に、内底面中央部洗浄ノズル7から容器20の内底面20b中央部に噴射された洗浄液30及び気体により、攪拌工程を有する内底面中央部洗浄工程が行われる。内底面中央部洗浄工程と同時に容器回転工程と吸引排出工程を行うことにより、効率的な洗浄と洗浄液30や残渣25aの排出を行うことができる。
尚、吸引排出工程の開始前に容器回転工程を開始しておくことにより、容器20の内底面20aに沈殿した残渣25aや洗浄液30などを予め攪拌することができ、洗浄液30中に残渣25aを分散させることができるので、吸引排出工程において、確実かつ効率的に残渣25aや洗浄液30を吸引排出することができ、吸引排出工程の信頼性に優れる。
図5(a)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内周面洗浄工程を示す要部模式断面図であり、図5(b)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内周面洗浄工程を示す要部模式平面図である。
図5に示すように、内周面洗浄工程の内周面洗浄液噴射工程において、内周面洗浄兼乾燥ノズル8の噴射孔8aから容器20の内周面20cに洗浄液30を噴射する。その間も容器回転工程と吸引排出工程を行うことにより、内周面20cに付着した残渣25aを内底面20b側に押し流すことができ、効率的な洗浄と洗浄液30や残渣25aの排出を行うことができる。
内周面洗浄兼乾燥ノズル8の噴射孔8aから噴射される洗浄液30の噴射方向を容器20の斜め下方で、容器20の回転方向に傾斜させることにより、内周面20cに付着した残渣25aを確実かつ効率的に内底面20b側に集めることができ、洗浄の信頼性に優れる。尚、内周面洗浄兼乾燥ノズル8は基部4aに対して回動自在に配設することが好ましい。噴射孔8aの向きを自在に調整することができ、洗浄液30の噴射方向を任意の向きに調整することができ、汎用性に優れるためである。
図6は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内底面洗浄工程における内底面周辺部洗浄工程を示す要部模式断面図である。
図6に示すように、内底面周辺部洗浄工程において、内底面周辺部洗浄ノズル9から容器20の内底面20bの周辺部に洗浄液30を噴射すると共に、内底面周辺部洗浄ノズル9から洗浄液30中に気体を噴射して洗浄液30を攪拌する攪拌工程を行う。その間も容器回転工程と吸引排出工程を行うことにより、内底面20bの周辺部に付着した残渣25aを剥離して分散させることができ、効率的な洗浄と洗浄液30や残渣25aの排出を行うことができる。
尚、本実施の形態では、内底面周辺部洗浄工程中に前述の内周面洗浄工程を並行して行ったが、内周面洗浄工程を停止して内底面周辺部洗浄工程のみを行ってもよい。
図7は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の吸引排出工程を示す要部模式断面図である。
内底面洗浄工程(内底面中央部洗浄工程,内底面周辺部洗浄工程)及び内周面洗浄工程が終了した後は、まず容器回転工程を止めて容器の回転を停止し、内底面中央の液の吸引排出工程を行って止める。これにより、内底面20bに溜まった洗浄液30を最後まで確実に排出することができ、吸引排出工程の信頼性に優れる。
図8は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式断面図であり、図9(a)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式断面図であり、図9(b)は実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式平面図である。
吸引排出工程が終了した後、図8及び図9に示すように、乾燥工程を行う。乾燥工程では、まず、図8に示すように、回転台2を回転させながら、端部が容器20の内周面20cの上端部に位置するように配置された内周面洗浄兼乾燥ノズル8の噴射孔8aから乾燥空気を噴射し、容器20の内周面20cの上端部に付着した洗浄液30を容器20の下方側に押し流して、内周面20cの上端部の乾燥を行う。
続いて、所定の時間が経過したら、図9に示すように、端部が容器20の内周面20cの長手方向中央部に位置するように配置された乾燥気体噴射ノズル10の噴射孔10aから乾燥気体を噴射し、容器20の内周面20cの長手方向中央部に付着した洗浄液30をさらに容器20の内底面20b側に押し流して、内周面20c全体の乾燥を行う。この間も容器回転工程を行うことにより、容器20の内周面20cの全周に渡って乾燥気体を噴射することができ、内周面20c全体を斑無く確実に乾燥することができる。
内周面洗浄兼乾燥ノズル8の噴射孔8a及び乾燥気体噴射ノズル10の噴射孔10aから噴射される乾燥気体の噴射方向を容器20の斜め下方で、容器20の回転方向に傾斜させることにより、内周面20cに付着した洗浄液20を確実かつ効率的に内周面20cの上端側から内底面20b側に移動させて集めることができ、乾燥の信頼性に優れる。尚、内周面洗浄兼乾燥ノズル8及び乾燥気体噴射ノズル10は基部4aに対して回動自在に配設することが好ましい。噴射孔8a,10aの向きを自在に調整することができ、乾燥気体の噴射方向を任意の向きに調整することができ、汎用性に優れるためである。
本実施の形態では、内周面洗浄兼乾燥ノズル8により、内周面洗浄工程(内周面洗浄液噴射工程,攪拌工程)と乾燥工程を行うことにより、洗浄乾燥ユニット4の基部4aに配設されるノズル数を低減し、洗浄乾燥ユニット4の小型化を図ったが、内周面洗浄ノズルと乾燥気体噴射ノズルを別々に設けてもよい。
また、内底面中央部洗浄ノズル7,内周面洗浄兼乾燥ノズル8,内底面周辺部洗浄ノズル9,乾燥気体噴射ノズル10の数や配置は、本実施の形態に限定されるものではなく、容器20の形状や大きさなどに応じて、適宜、選択することができる。
尚、本実施の形態では、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,乾燥工程の各工程中に連続的に吸引排出工程及び容器回転工程を行ったが、吸引排出工程及び容器回転工程は、各工程中に断続的に行ってもよい。また、吸引排出工程は、各工程後に行うようにしてもよい。
以上のように実施の形態1における自動洗浄乾燥方法は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)開口部20aを上にして保持した容器20の内底面20bを洗浄する内底面洗浄工程と、容器20の内周面20cを洗浄する内周面洗浄工程を有するので、容器20の内部を隅々まで確実に洗浄することができ、洗浄作業の信頼性に優れる。
(2)容器20の内底部に溜まった洗浄液30や残渣25aを吸引して排出する吸引排出工程を有することにより、開口部20aを上にして容器20を保持したまま内部の洗浄液30や残渣25aを排出することができるので、容器20の姿勢を制御する必要がなく、作業工程を簡素化することができ、取り扱い性に優れる。
(3)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程が終了した容器20の内部を乾燥工程により短時間で確実に乾燥することができ、直ちに容器20を回収して使用することができるので、複数の容器20に対して連続的に洗浄作業を行うことが可能で、作業効率性に優れる。
(4)内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,吸引排出工程,乾燥工程の各々の工程につき、容器20をその軸線周りに回転させる容器回転工程を組み合わせることにより、容器20内部の洗浄液30や乾燥空気などを攪拌することができ、各工程の効率性、確実性を高め、作業時間を短縮することができる。
(5)内底面洗浄工程が、容器20の内底面20b中央部を洗浄する内底面中央部洗浄工程及び容器20の内底面20b周辺部を洗浄する内底面周辺部洗浄工程を有することにより、容器20の内底面20b中央部や内底面20b周辺部を確実に洗浄することができ、洗浄作業の信頼性に優れる。
(6)まず、内底面中央部洗浄工程を行うことにより、容器20の内底面20b中央部に沈殿した分析用試料液25に含まれる残渣25aをほぐして洗浄液30中に分散させることができ、吸引排出工程によって確実に排出することができる。
(7)内底面中央部洗浄工程の後工程として内周面洗浄工程を行うことにより、内底面中央部洗浄工程によって飛散し、容器20の内周面20cに付着した洗浄液30や残渣25aなどを確実に洗浄して取り除くことができ、コンタミの発生を防止できるので、洗浄の信頼性に優れる。
(8)内周面洗浄工程の後工程として内底面周辺部洗浄工程を行うことにより、内周面洗浄工程で容器20の内周面20cから取り除かれ、洗浄液30と共に容器20の内底面20bに集められた残渣25aを、容器20の内底面20b周辺部に付着した残渣25aと一緒に洗浄することができ、洗浄作業の確実性に優れる。
(9)内底面洗浄工程が、洗浄液の噴射中に洗浄液30中に気体を噴射して洗浄液30を攪拌する攪拌工程を有することにより、容器20の内底面20bに付着した残渣25aを剥離することができ、洗浄の確実性、効率性に優れる。
(10)内周面洗浄工程が、容器20の内周面20cに洗浄液30を噴射する内周面洗浄液噴射工程を有することにより、容器20の内周面20cに付着した残渣25aを確実に取り除くことができ、洗浄の信頼性に優れる。
(11)内周面洗浄液噴射工程で容器20の内周面20cに洗浄液30を噴射することにより、内底面洗浄工程の内底面中央部洗浄工程によって飛散し、容器20の内周面20cに付着した洗浄液30や残渣25aを、きれいに洗浄することができ、コンタミが発生するのを防止でき、洗浄の信頼性に優れる。
(12)乾燥工程が、容器20の内周面20cに乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射工程を有することにより、容器20の内周面20cに付着した洗浄液30を底面側に吹き飛ばしながら内周面20cを短時間で確実に乾燥することができ、乾燥の確実性、効率性に優れる。
(13)吸引排出工程が、内底面洗浄工程,内周面洗浄工程,乾燥工程の各工程中に行われることにより、各工程で噴射された洗浄液30や容器20の内底面20b或いは内周面20cから剥離された残渣25aを確実に吸引排出しながら各工程を連続的に行うことができ、洗浄作業の効率性、確実性に優れる。
以上のように実施の形態1における自動洗浄乾燥機は構成されているので、以下のような作用が得られる。
(1)容器20の開口部20aを上にして容器20の底部及び外周部を保持する容器保持部3を有する回転台2と、開口部20aから容器20の内部に挿入され容器20と非接触で保持される洗浄乾燥ユニット4を備えることにより、洗浄乾燥ユニット4による洗浄や乾燥の作業中に、容器20を容器保持部3で確実に保持することができると共に、洗浄乾燥ユニット4と独立して容器20のみを簡便に回転させることができ、洗浄や乾燥の作業の効率性、確実性に優れる。
(2)洗浄乾燥ユニット4が、容器20の内部に洗浄液30及び気体を噴射する洗浄流体噴射部5を有することにより、容器20の内部を簡便かつ確実に洗浄することができ、洗浄の信頼性に優れる。
(3)洗浄乾燥ユニット4が、容器20の内部に溜まった洗浄液30や残渣25aを吸引して排出する吸引ノズル6を有することにより、容器20の開口部20aを上にして保持したまま簡便に洗浄液30や残渣25aを吸引排出することができるので、容器20の姿勢を制御するための特別な機構が不要で、構造を簡素化することができ、省スペース性に優れる。
(4)洗浄乾燥ユニット4が、容器20の内部に乾燥気体を噴射する内周面洗浄兼乾燥ノズル8及び乾燥気体噴射ノズル10を有することにより、容器20の内部を短時間で確実に乾燥することができ、直ちに容器を回収して使用することができるので、複数の容器20に対して連続的に洗浄作業を行うことが可能で、作業効率性に優れる。
(5)洗浄流体噴射部5が、容器20の内底面20b中央部に洗浄液20及び気体を噴射する内底面中央部洗浄ノズル7を有することにより、容器20の内底面20b中央部に溜まった残渣25aなどを確実に取り除くことができ、洗浄の信頼性に優れる。
(6)内底面中央部洗浄ノズル7から洗浄液30と気体を噴射することにより、洗浄液30中に気泡を発生させることができるので、気泡を残渣25aに衝突させると共に、洗浄液30を攪拌し、容器20の内底面20b中央部から残渣25aを確実に剥離して取り除くことができるので、洗浄の効率性に優れる。
(7)洗浄流体噴射部5が、容器20の内底面20b周辺部に洗浄液30及び気体を噴射する内底面周辺部洗浄ノズル9を有することにより、容器20の内底面20b周辺部に付着した残渣25aなどを確実に取り除くことができるので、底面積が広い容器20でも確実に洗浄することができ、汎用性に優れる。
(8)内底面周辺部洗浄ノズル9から洗浄液30と気体を噴射することにより、洗浄液30中に気泡を発生させることができるので、気泡を残渣25aに衝突させると共に、洗浄液30を攪拌し、容器20の内底面20b周辺部から残渣25aを確実に剥離して取り除くことができるので、洗浄の効率性に優れる。
(9)洗浄流体噴射部5が、容器20の内周面20cに洗浄液30を噴射する内周面洗浄兼乾燥ノズル8を有することにより、容器20の内周面20cに付着した残渣25aなどを確実に取り除くことができるので、容器20の隅々まで確実に洗浄することができ、洗浄の信頼性に優れる。
本発明は、試料を懸濁させて連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる有底円筒状の容器の姿勢を変化させることなく、内底面及び内周面の洗浄、排液、乾燥を簡便かつ確実に行うことができ、制御が容易で、各工程の作業性に優れる効率的な自動洗浄乾燥方法の提供、及び簡素な機構で容器の隅々まで確実に洗浄、乾燥することができ、作業効率性、省スペース性に優れ、分析前処理装置や連続的に自動分析を行う自動分析装置に容易に組み込むことができ、自動化が容易で、取り扱い性に優れる自動洗浄乾燥機の提供を行うことができ、分析前処理装置や連続的に自動分析を行う自動分析装置における分析用試料液の作製を短時間で連続的に行うことを可能とし、分析前処理装置の自動化を図ることができる。
連続式自動分析装置の試料溶解部に組み込まれた実施の形態1の自動洗浄乾燥機の構成を示す模式図 (a)実施の形態1の自動洗浄乾燥機の要部模式平面図(b)実施の形態1の自動洗浄乾燥機の要部模式断面図 実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の洗浄乾燥ユニット降下工程を示す要部模式断面図 実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内底面洗浄工程における内底面中央部洗浄工程を示す要部模式断面図 (a)実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内周面洗浄工程を示す要部模式断面図(b)実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内周面洗浄工程を示す要部模式平面図 実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の内底面洗浄工程における内底面周辺部洗浄工程を示す要部模式断面図 実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の吸引排出工程を示す要部模式断面図 実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式断面図 (a)実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式断面図(b)実施の形態1の自動洗浄乾燥機を用いた自動洗浄乾燥方法の乾燥工程を示す要部模式平面図
符号の説明
1 自動洗浄乾燥機
1a 洗浄液供給部
1b 気体供給部
1c 乾燥空気供給部
1d 廃液回収部
2 回転台
3 容器保持部
4 洗浄乾燥ユニット
4a 基部
5 洗浄流体噴射部
6 吸引ノズル
7 内底面中央部洗浄ノズル
8 内周面洗浄兼乾燥ノズル
8a,10a 噴射孔
9 内底面周辺部洗浄ノズル
10 乾燥気体噴射ノズル
20 容器
20a 開口部
20b 内底面
20c 内周面
25 分析用試料液
25a 残渣
30 洗浄液

Claims (10)

  1. 有底円筒状の容器中で連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる前記容器の自動洗浄乾燥方法であって、開口部を上にして保持した前記容器の内底面を洗浄する内底面洗浄工程と、前記容器の内周面を洗浄する内周面洗浄工程と、前記容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引排出工程と、前記容器の内部を乾燥する乾燥工程と、前記内底面洗浄工程,前記内周面洗浄工程,前記吸引排出工程,前記乾燥工程の内の少なくともいずれか1つの工程中に前記容器をその軸線周りに回転させる容器回転工程と、を備えていることを特徴とする自動洗浄乾燥方法。
  2. 前記内底面洗浄工程が、前記容器の内底面中央部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面中央部洗浄工程と、前記容器の内底面周辺部に洗浄液を噴射して洗浄を行う内底面周辺部洗浄工程と、を備え、前記内底面中央部洗浄工程と前記内底面周辺部洗浄工程の間に前記内周面洗浄工程を備えていることを特徴とする請求項1に記載の自動洗浄乾燥方法。
  3. 前記内底面洗浄工程中に前記洗浄液中に気体を噴射して前記洗浄液を攪拌する攪拌工程を備えていることを特徴とする請求項2に記載の自動洗浄乾燥方法。
  4. 前記内周面洗浄工程が、前記容器の前記内周面に洗浄液を噴射する内周面洗浄液噴射工程を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動洗浄乾燥方法。
  5. 前記内周面洗浄工程が、前記内周面洗浄液噴射工程中に前記洗浄液中に気体を噴射して前記洗浄液を攪拌する攪拌工程を備えていることを特徴とする請求項4に記載の自動洗浄乾燥方法。
  6. 前記乾燥工程が、前記容器の前記内周面に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射工程を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の自動洗浄乾燥方法。
  7. 前記吸引排出工程が、前記底部洗浄工程,前記内周面洗浄工程,前記乾燥工程の各工程中及び/又は各工程後に行われることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の自動洗浄乾燥方法。
  8. 有底円筒状の容器中で連続的に分析用試料液の作製を行う分析前処理装置で用いられる前記容器の自動洗浄乾燥機であって、開口部を上にして前記容器の底部及び/又は外周部を保持する容器保持部を有する回転台と、前記開口部から前記容器の内部に挿入され前記容器と非接触で保持される洗浄乾燥ユニットと、を有し、前記洗浄乾燥ユニットが、前記容器の内部に洗浄液及び/又は気体を噴射する洗浄流体噴射部と、前記容器の内部に溜まった洗浄液や残渣を吸引して排出する吸引ノズルと、前記容器の内部に乾燥気体を噴射する乾燥気体噴射ノズルと、を備えていることを特徴とする自動洗浄乾燥機。
  9. 前記洗浄流体噴射部が、前記容器の内底面中央部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面中央部洗浄ノズルと、前記容器の内底面周辺部に洗浄液及び/又は気体を噴射する内底面周辺部洗浄ノズルの少なくともいずれか一方を備えていることを特徴とする請求項8に記載の自動洗浄乾燥機。
  10. 前記洗浄流体噴射部が、前記容器の前記内周面に洗浄液及び/又は気体を噴射する内周面洗浄ノズルを備えていることを特徴とする請求項8又は9の内いずれか1項に記載の自動洗浄乾燥機。
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