JP3995913B2 - 可変動弁機構 - Google Patents

可変動弁機構 Download PDF

Info

Publication number
JP3995913B2
JP3995913B2 JP2001311138A JP2001311138A JP3995913B2 JP 3995913 B2 JP3995913 B2 JP 3995913B2 JP 2001311138 A JP2001311138 A JP 2001311138A JP 2001311138 A JP2001311138 A JP 2001311138A JP 3995913 B2 JP3995913 B2 JP 3995913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding contact
sub
roller
nose
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001311138A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003120241A (ja
Inventor
憲 杉浦
弘一 清水
富保 平野
真之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Otics Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Otics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Otics Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2001311138A priority Critical patent/JP3995913B2/ja
Publication of JP2003120241A publication Critical patent/JP2003120241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3995913B2 publication Critical patent/JP3995913B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
    • F01L13/0047Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction the movement of the valves resulting from the sum of the simultaneous actions of at least two cams, the cams being independently variable in phase in respect of each other

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の運転状況に応じてバルブのリフト量及び作用角を連続的に又は段階的に変化させる可変動弁機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常の動弁機構は、内燃機関の運転状況が変わってもバルブのリフト量又は作用角が変化しないため、内燃機関の出力、トルク、燃費、排気ガスのクリーン度等の諸特性を両立させることができない。そこで、従来より内燃機関の運転状況に応じてバルブのリフト量又は作用角を連続的に又は段階的に変化させる可変動弁機構が種々考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、通常のローラロッカアームではカムプロフィールが固定となり運転状況に応じてリフト量や作用角を変えることができなかった。また、サブリフト量が変化できないため内部EGRの制御も不可能であった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、内燃機関の全運転状況にわたってバルブのサブリフト量及び作用角を連続的に又は段階的に変化させ、精密な制御ができるとともに、構造が簡単で高い信頼性を得ることができ、内部EGRが最適制御可能になることで燃費も向上する可変動弁機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の可変動弁機構は、ロッカアームは、一端部に揺動中心部があり、長さ方向中央部にカム対応部があるものであり、前記長さ方向中央部のロッカアームのカム対応部にシーソアームをその中央部において揺動可能に軸着し、シーソアームの一端部及び他端部にそれぞれ第一摺接部及び第二摺接部を設け、第一摺接部の上方にサブノーズとサブノーズに続くメインノーズとを形成した主カムを備えたカムシャフトを回転可能に軸支すると共に、第二摺接部の上方にサブリフトコントローラを備えたコントロールシャフトを回転可能に軸支して、コントロールシャフトの位相を内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的に変えてバルブのサブリフト量及び作用角を変化させる位相変化装置を設けたものである。なお、カム対応部とは、カムにシーソアームを介して対応し押圧される部位という意味である。
【0006】
ロッカアームとシーソアームとは別の面内で揺動してもよいが、スペース効率上、ロッカアームとシーソアームとは同一面内で揺動することが好ましい。
【0007】
第一摺接部又は第二摺接部は、固定された硬質チップでも回転可能なローラでもよい。但し、摺動抵抗や摩耗を考慮すると、第一摺接部又は第二摺接部の少なくとも一方(好ましくは両方)は、シーソアームに回転可能に軸着されたローラが好ましい。
【0008】
位相変化装置は、特に限定されないが、ヘリカルスプライン機構と、油圧を用いた駆動部と、マイクロコンピュータ等の制御装置とを備えたものを例示できる。
【0009】
ここで、ロッカアームは、次の両タイプが考えられるが、本発明は(1)のタイプに具体化した。
(1)ロッカアームの一端部に揺動中心部があり、中央部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタイプ。(いわゆるスイングアーム)
(2)ロッカアームの中央部に揺動中心部があり、一端部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタイプ。
【0010】
ロッカアームとシーソアームとが同一面内で揺動する場合、そのシーソアームがロッカアームからはみ出しにくくスペース効率が良い点で、本発明は上記(1)のタイプに具体化することが好ましい。すなわち、ロッカアームは、その一端部に揺動中心部があり、中央部にカム対応部があり、他端端にバルブ押圧部があるタイプであり、該カム対応部に前記シーソアームを軸着したものが好ましい。
【0011】
揺動中心部としては、次の二態様を例示できる。
(a)揺動中心部はピボットに支持された凹球面部である態様。
(b)揺動中心部はシーソアームが回動可能に軸支された軸穴部である態様。
【0012】
揺動中心部に各カム摺接部・カム間に隙間ができるのを防止するアジャスタを接続してもよい。アジャスタの構造は特に限定されないが、当接及び離間可能に係合した内側部材とシリンダヘッドに形成された有底孔と、内側部材及び有底孔を離間方向に付勢するロストモーションスプリングとを含む機械的なアジャスタ(メカニカルアジャスタ)を例示できる。より具体的には、互いに開口側を対峙して側周壁が内外に係合したカップ状の内側部材と、シリンダヘッドに形成された有底孔と、内側部材のカップ内底面と有底孔との間に圧縮状態で設置されたロストモーションスプリングとしてのコイルスプリングとを含むものを例示できる。
【0013】
上記(a)の態様では、揺動中心部とピボット支持材との間にタペットクリアランス調整機構が設けられることが好ましい。例えば、上記(a)の態様では、ピボットに設けた雄ネジをピボット支持材に設けた雌ネジに螺入量調節可能に螺入するようにしたタペットクリアランス調整機構を例示できる。
【0014】
なお、本発明の可変動弁機構は、吸気バルブ又は排気バルブの何れか一方に適用することもできるが、両方に適用することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施した可変動弁機構の第一実施形態例について、図1〜図9を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、この可変動弁機構にはスイングアームタイプのロッカアーム1が使用され、ロッカアーム1の一端部は同部に形成された凹球面部2がピボット3に支持されてなる揺動中心部となっている。ロッカアーム1の他端部は二股状に分かれて、それぞれの先端下部にバルブ押圧部4が凹設され、バルブ5の基端部をバルブ押圧部4が押圧するようになっている。
【0016】
ロッカアーム1の中央部のカム対応部に形成されたシーソアーム配置穴6には略V字状に形成されたシーソアーム7の中央部が配され、該シーソアーム7はアーム側壁と直交する軸の周りに揺動可能に軸着されている。従って、ロッカアーム1とシーソアーム7とは同一面内で揺動する。
【0017】
ピボット3の軸下部に設けられた雄ネジは、ピボット支持材8に設けられた雌ネジに螺入量調節可能に螺入されて、タペットクリアランス調整機構が構成されている。
【0018】
シーソアーム7の一端側はロッカアーム1でいうとバルブ押圧部4側へ延び、その一端部に形成されたフォーク内には第一摺接部としての第一ローラ9が配され、該第一ローラ9はフォーク側壁と直交する軸の周りに回転可能に軸着されている。シーソアーム7の他端側はロッカアーム1でいうと揺動中心部側へ延び、その他端部に形成されたフォーク内には第二摺接部としての第二ローラ10が配され、該第二ローラ10はフォーク側壁と直交する軸の周りに回転可能に軸着されている。
【0019】
第一ローラ9の上方には、第一ローラ9を押圧する主カム20を備えた1本のカムシャフト23が回転可能に軸支され、ロッカアーム1の揺動面と直角方向に延びるように配されている。
【0020】
主カム20はベース円20aと、サブノーズ21と、サブノーズ21に続くメインノーズ22とからなり、サブノーズ21は突出量が漸増するノーズ漸増部21aと、サブとして最大突出量となるノーズ21bとから構成され、メインノーズ22はノーズ21bから更に突出量が漸増するノーズ漸増部22aと、最大突出量となるノーズ22bと、突出量が漸減するノーズ漸減部22cとから構成されている。
【0021】
第二ローラ10の上方には、第二ローラ10を押圧するサブリフトコントローラ30を備えた1本のコントロールシャフト31が回転可能に軸支され、ロッカアーム1の揺動面と直角方向に延びるように配されている。
【0022】
サブリフトコントローラ30はベース円30cと、該ベース円30cに対して凹んだキャンセル凹部30aと、該ベース円30cからキャンセル凹部30aに向かって凹み量が漸増するキャンセル開始部30dと、該キャンセル凹部30aからからベース円30cに向かって凹み量が漸減するキャンセル終了部30bとからなっている。
【0023】
コントロールシャフト31の位相(本実施形態では主カム20に対するサブリフトコントローラ30の相対位相)を内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的(好ましくは三段階以上、さらに好ましくは四段階以上の多段階)に変えてバルブ5のサブリフト量及び作用角を変化させる位相変化装置(図示略)が設けられている。
【0024】
位相変化装置は、ヘリカルスプラインを設けたピストンが油圧により所定角の回転を伴いながら軸方向に移動し、該回転がコントロールシャフト31に作用することにより、主カム20に対するサブリフトコントローラ30の相対位相を変える構造となっており、内燃機関の回転センサやアクセル開度センサ等からの検知値に基づいてマイクロコンピュータ等の制御装置により制御されるようになっている。
【0025】
以上のように構成された可変動弁機構は、次のように作用する。
まず、図2(a)→(b)→図3(a)→(b)は、最大サブリフト量が必要な運転状況下における主カム20及びサブリフトコントローラ30の位相関係とそれによる作用を示している。
図2(a)に示すように、第一ローラ9に主カム20のベース円20aの後半部が摺接し、第二ローラ10にサブリフトコントローラ30のベース円30cの後半部が摺接するとき、第一ローラ9は最上位置にある。このときシーソアーム7の軸着部は最上位置にあり、ロッカアーム1はシーソアーム7により押圧を受けないので、バルブ5のリフト量Lは0である。
図2(b)に示すように、最大サブリフト量を実現するように主カム20とサブリフトコントローラ30との相対位相が制御されているので、第一ローラ9にノーズ漸増部21aを経てノーズ21bが摺接するようになっても、第二ローラ10にはベース円30cの後半部がまだ摺接している。このとき第一ローラ9は下方向に押圧を受けて変位し、シーソアーム7の他端に軸着された第二ローラ10は、ベース円30cに当接して上昇できないので、シーソアーム7は右回転方向に揺動しながら軸着部が下方向に変位する。このシーソアーム7の変位によりロッカアーム1は揺動し、バルブ5のリフト量Lは発生・増加して最大サブリフト量Lsmaxに達する。
【0026】
図2(b)から図3(a)までの間、すなわち第一ローラ9がノーズ漸増部22aにより押圧を受けるとき、第二ローラ10はサブリフトコントローラ30のキャンセル開始部30d、キャンセル凹部30a及びキャンセル終了部30bに入り込んで上昇し、シーソアーム7の軸着部を若干上昇させるため、ノーズ漸増部22aによるバルブ5のリフト量Lは一部キャンセルされ、リフトが若干遅れるように作用する。
図3(a)に示すように、第一ローラ9がノーズ22bによって最大押圧を受けるときには、第二ローラ10にベース円30cが摺接する。このときバルブ5のリフト量Lは増加して最大メインリフト量Lmmaxに達する。
図3(b)に示すように、第二ローラ10にベース円30cが摺接し続け、第一ローラ9にノーズ漸減部22cを経てベース円20aが摺接するようになると、シーソアーム7は図2(a)と同じ位置に復帰して、ロッカアーム1も最上位置まで揺動するので、バルブ5のリフト量Lは減少して0になる。
【0027】
次に、図4(a)→(b)→(c)は、微小サブリフト量が必要な運転状況下における主カム20及びサブリフトコントローラ30の位相関係とそれによる作用を示している。
図4(a)に示すように、第一ローラ9にベース円20aの後半部が摺接し、第二ローラ10にベース円30cの後半部が摺接するとき、第一ローラ9は最上位置にある。このときシーソアーム7の軸着部は最上位置にあり、ロッカアーム1はシーソアーム7により押圧を受けないので、バルブ5のリフト量Lは0である。
図4(b)に示すように、微小サブリフト量を実現するように主カム20とサブリフトコントローラ30との相対位相が制御されているので、第一ローラ9にノーズ漸増部21aの途中が摺接してバルブ5のサブリフト量を増加させる途中で、第二ローラ10にキャンセル開始部30dが摺接し始める。やがて第一ローラ9にノーズ21bが摺接する頃には、第二ローラ10はキャンセル凹部30aに近いキャンセル開始部30dに入り込んでやや上昇し、シーソアーム7の軸着部を若干上昇させるため、ノーズ21bによるバルブ5のサブリフト量は一部キャンセルされ(減じられ)、バルブ5のサブリフト量Lsは微小となる。
【0028】
図4(b)から(c)までの間、すなわち第一ローラ9がノーズ漸増部22aにより押圧を受けるとき、第二ローラ10はキャンセル凹部30a及びキャンセル終了部30bに入り込んで上昇するが、図2(b)から図3(a)までの間と比べて、リフト量Lのキャンセル量は少なく、リフト遅れも小さい。
図4(c)に示すように、第一ローラ9がノーズ22bによって最大押圧を受けるときには、第二ローラ10にベース円30cが摺接し、バルブ5のリフト量Lは最大メインリフト量Lmmaxとなる。
【0029】
なお、図2・図3と図4との中間的なサブリフト量が必要な運転状況下では、図2・図3と図4との中間的な主カム20及びサブリフトコントローラ30の位相関係が位相変化装置により連続的に又は段階的に作られ、図6に示すように中間的なリフト量が連続的に又は段階的に得られる。
【0030】
次に、図5(a)→(b)→(c)は、サブリフト休止が必要な運転状況下における主カム20及びサブリフトコントローラ30の位相関係とそれによる作用を示している。
図5(a)に示すように、第一ローラ9がベース円20aの後半部に摺接し、第二ローラ10がベース円30cの後半部に摺接するとき、第一ローラ9は最上位置にある。このときシーソアーム7は最上位置にあり、ロッカアーム1はシーソアーム7により押圧を受けないので、バルブ5のリフト量Lは0となる。
図5(b)に示すように、サブリフト休止を実現するように主カム20とサブリフトコントローラ30との相対位相が制御されているので、第一ローラ9にノーズ漸増部21aが摺接し始めるときに、第二ローラ10にキャンセル開始部30dが摺接し始める。やがて第一ローラ9にノーズ21bが摺接する頃には、第二ローラ10はキャンセル凹部30aに入り込んで上昇し、シーソアーム7の軸着部を上昇させるため、ノーズ21bによるバルブ5のサブリフト量は全部キャンセルされ(減じられ)、バルブ5のサブリフト量Lsは発生しない。
【0031】
図5(b)から(c)までの間、すなわち第一ローラ9がノーズ漸増部22aにより押圧を受けるとき、第二ローラ10にはベース円30cが摺接するので、リフト量Lのキャンセル及びリフト遅れは実質的にない。
図5(c)に示すように、第一ローラ9がノーズ22bによって最大押圧を受けるときには、第二ローラ10にベース円30cが摺接し、バルブ5のリフト量Lは最大メインリフト量Lmmaxとなる。
【0032】
次に、本発明を実施した可変動弁機構の第二実施形態例について、図7を参照して第一実施形態と異なる部分についてのみ説明する。図7は第一実施形態の可変動弁機構にアジャスタとしてメカニカルアジャスタ40を追加したものである。
【0033】
メカニカルアジャスタ40は、互いに開口側を対峙させて当接及び離間可能に側周壁が内外に係合したカップ状の内側部材41及びシリンダヘッド42に形成された有底孔43と、内側部材41のカップ内底面と有底孔43の内底面との間に圧縮状態で設置されて有底孔43から内側部材41を離間方向に付勢するロストモーションスプリング44としてのコイルスプリングとからなり、内側部材41はシリンダヘッド42の有底孔43の内側にガイドされて摺動するようになっている。
【0034】
第一実施形態では、主カム20、サブリフトコントローラ30又はシーソアーム7の形状、寸法、相対位置又は主カム20とサブリフトコントローラ30の相対位相等によっては、ローラ・カム間に隙間ができるときがあるが、本実施形態ではメカニカルアジャスタ40を追加したことにより、図7のようにロストモーションスプリング44が内側部材41及び有底孔43を離間させてピボット3を上昇させるので各部に隙間ができるのを防止し、ひいてはロッカアーム1の落下を防止する。
【0035】
なお、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で変更して具体化することもできる。
(1)位相変化装置の構成や制御の仕方を適宜変更すること。
(2)中央部に揺動中心部のあるロッカアームとすること。
【0036】
【発明の効果】
本発明の可変動弁機構は、内燃機関の全運転状況にわたってバルブのサブリフト量及び作用角を連続的に又は段階的に変化させ、精密な制御ができるとともに、構造が簡単で高い信頼性を得ることができ、内部EGRが最適制御可能になることで燃費も向上するのに加え、シーソアームがロッカアームからはみ出しにくくスペース効率が良いという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る可変動弁機構を示す斜視図である。
【図2】最大サブリフト量が必要なときの同機構の作用を示す断面図である。
【図3】図2に続いて作用を示す断面図である。
【図4】微小サブリフト量・作用角が必要なときの同機構の作用を示す断面図である。
【図5】サブリフト休止が必要なときの同機構の作用を示す断面図である。
【図6】同機構により得られるバルブのリフト量及び作用角を示すグラフである。
【図7】本発明の第二実施形態に係る可変動弁機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ロッカアーム
5 バルブ
7 シーソアーム
9 第一摺接部としての第一ローラ
10 第二摺接部としての第二ローラ
20 主カム
21 サブノーズ
22 メインノーズ
23 カムシャフト
30 サブリフトコントローラ
31 コントロールシャフト

Claims (4)

  1. ロッカアームは、一端部に揺動中心部があり、長さ方向中央部にカム対応部があるものであり、
    前記長さ方向中央部のカム対応部にシーソアームをその中央部において揺動可能に軸着し、
    前記シーソアームの一端部及び他端部にそれぞれ第一摺接部及び第二摺接部を設け、
    前記第一摺接部の上方にサブノーズとサブノーズに続くメインノーズとを形成した主カムを備えたカムシャフトを回転可能に軸支すると共に、
    前記第二摺接部の上方にサブリフトコントローラを備えたコントロールシャフトを回転可能に軸支して、
    前記コントロールシャフトの位相を内燃機関の運転状況に応じ連続的に又は段階的に変えてバルブのサブリフト量及び作用角を変化させる位相変化装置を設けた可変動弁機構。
  2. 前記ロッカアームとシーソアームとは同一面内で揺動する請求項1記載の可変動弁機構。
  3. 前記第一摺接部又は第二摺接部の少なくとも一方が、前記シーソアームに回転可能に軸着されたローラである請求項1又は2記載の可変動弁機構。
  4. 前記サブリフトコントローラが、バルブのリフト量を一部キャンセルするための、ベース円に対して凹んだキャンセル凹部を備えている請求項1、2又は3記載の可変動弁機構。
JP2001311138A 2001-10-09 2001-10-09 可変動弁機構 Expired - Fee Related JP3995913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311138A JP3995913B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 可変動弁機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001311138A JP3995913B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 可変動弁機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003120241A JP2003120241A (ja) 2003-04-23
JP3995913B2 true JP3995913B2 (ja) 2007-10-24

Family

ID=19130012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001311138A Expired - Fee Related JP3995913B2 (ja) 2001-10-09 2001-10-09 可変動弁機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3995913B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103925032A (zh) * 2013-01-15 2014-07-16 长城汽车股份有限公司 一种可变气门升程驱动装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4238173B2 (ja) * 2003-06-03 2009-03-11 本田技研工業株式会社 エンジンの動弁装置
CN100400804C (zh) * 2003-06-03 2008-07-09 本田技研工业株式会社 发动机的气门传动装置
DE502005000233D1 (de) * 2004-07-17 2007-01-25 Mahle Ventiltrieb Gmbh Steuereinrichtung für ein ventil, insbesondere ein gaswechselventil eines verbrennungsmotors
JP4278590B2 (ja) 2004-08-31 2009-06-17 株式会社日立製作所 内燃機関の可変動弁装置
KR100925945B1 (ko) 2007-12-17 2009-11-09 현대자동차주식회사 자동차의 연속 가변 밸브 리프트 장치
JP6127522B2 (ja) * 2013-01-09 2017-05-17 スズキ株式会社 内燃機関の可変動弁装置
EP2762692B1 (en) * 2013-02-04 2015-04-08 Mechadyne International Limited Cam profile summation mechanism
JP6102437B2 (ja) * 2013-04-01 2017-03-29 スズキ株式会社 内燃機関の可変動弁制御装置
CN103726898B (zh) * 2013-12-30 2016-04-13 长城汽车股份有限公司 用于发动机的配气机构及具有其的车辆
CN103726897B (zh) * 2013-12-30 2016-12-07 长城汽车股份有限公司 用于发动机的配气机构及具有其的车辆
KR20190070722A (ko) 2017-12-13 2019-06-21 현대자동차주식회사 가변 밸브 리프트 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103925032A (zh) * 2013-01-15 2014-07-16 长城汽车股份有限公司 一种可变气门升程驱动装置
CN103925032B (zh) * 2013-01-15 2016-08-03 长城汽车股份有限公司 一种可变气门升程驱动装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003120241A (ja) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7469669B2 (en) Variable valve train mechanism of internal combustion engine
JP4108295B2 (ja) 可変動弁機構
JP4827865B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
US7305946B2 (en) Variable valve operating apparatus for internal combustion engine
JP3995913B2 (ja) 可変動弁機構
JPH11107725A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4362249B2 (ja) 可変動弁機構
JP4456808B2 (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4063622B2 (ja) 可変動弁機構
JP2008150973A (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4084542B2 (ja) 可変動弁機構
JP2004353649A (ja) エンジンの動弁装置
JP4108293B2 (ja) 可変動弁機構
JP5188998B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2000337115A (ja) 内燃機関の動弁装置
JP4010855B2 (ja) 可変動弁機構
JP5119180B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4063623B2 (ja) 可変動弁機構
JP4046487B2 (ja) 可変動弁機構
JP4860669B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP4595763B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP2002309918A (ja) 可変動弁機構
JP4500228B2 (ja) 可変動弁機構
JP4278607B2 (ja) 揺動カム装置
WO2004109066A1 (ja) エンジンの動弁装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070801

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees