JP3992850B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、一連のデータブロック群単位で情報を記録及び再生するCD−Rドライブ,CD−RWドライブなどの情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報を一連のデータブロック群(「トラック」と称する)単位で記録する情報記録装置の1つにCD−R/RWドライブ装置などの情報記録再生装置がある。ここでは、CD−R/RWドライブ装置を例にとって説明する。
【0003】
また、ディレクトリやファイルを管理するディスクフォーマットには、CD−ROM用、フロッピディスクドライブ(FDD)用、ハードディスクドライブ(HDD)用を始め数種類あるが、一例としてCD−ROM用ディスクフォーマットで最も一般的なISO9660フォーマットを用いて説明する。
【0004】
CD−R/RWドライブ装置は、CD−R/RWディスクに対して一連のデータブロック群単位(トラック)でファイルや音楽データ等の情報の記録を行なうものであり、ディスクを1つもしくは複数の記録区分(「セッション」と称する)に分割し(この記録区分の大きさは各記録区分によって異なる)、その記録区分(セッション)の中にトラックを1つもしくは複数個記録させるものである。
【0005】
その記録区分(セッション)の先頭領域は、セッション管理情報領域(Lead−In領域)と呼ばれるセッション情報管理部であり、そのセッション管理情報領域の中にセッション管理情報(Table Of Contents:TOC)と呼ばれるデータが記録される。
【0006】
ISO9660フォーマットディスクにおいて、各セッション内に存在するトラックの数は一般的に1つである。
【0007】
このフォーマットは、図4に示すように、記録区分(セッション)内のトラックの先頭部(所定の場所)にディレクトリやファイルの場所や属性を管理するファイル情報管理部50が記録されており、その後に1つもしくは複数個のファイルのディスクリプタやファイル本体49が続く。
【0008】
CD−R/RWドライブ装置において、トラックアットワンス(Track At Once)機能でこれらのデータを一気に記録した場合、記録最中にライトエラーが発生した時、その時点でトラック記録を終了し、アプリケーションの命令でセッション(記録区分)を閉じていた。このセッションを閉じるとは、セッション情報をTOC領域に記録することであり、TOCを書いてセッションを完結させるのである。
【0009】
このような場合、数〜数十ブロックで構成されるファイル情報管理部は正しく記録されているが、ファイルの本体が途中で途切れているような状態が発生する時がある。例えば、ファイル情報管理部は正しく記録されているので、その中には100個分のファイル情報が記録されているが、ファイルの本体は30個分しかない時などである。
【0010】
このようなディスクをWindows95(登録商標)などのOSを用いて任意のファイルを再生しようとすると、そのファイルの本体が無いために再生できない不具合が生じる。
【0011】
なお、Windows95などのOSは、挿入されているCDに記録されている最終セッションをアクセスし、そのセッション内に記録されているファイル情報管理部を再生し、その内容に基づいてCDに記録されているディレクトリ/ファイル管理及び再生処理を実施する。
【0012】
従来、ライトエラーが発生した時に、CD規格のトラック長の最小値である300セクタとなるまでダミーデータを記録し、トラックの2重書きを防止する情報記録装置(例えば、特願平8−303053号公報参照)があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の情報記録装置では、ディスクへのライトエラー時に数〜数十ブロックを記録したところで、このようなディスクが後に装置に挿入されると、マウント時に当該エラートラックがブランクトラックとみなされる場合があるという問題があった。
【0014】
また、ダミーデータでトラックを埋めたとしても、当該トラックが第2セッションの先頭トラックであった場合、WinsowsなどのOSでは第1セッションのファイル情報を認識できない不具合が発生する。
【0015】
すなわち、OSは、最終セッションに記録されているファイル情報管理部のデータからディスク上に記録されているファイル情報を引き出すので、従来の情報記録装置のようなダミーデータの記録では、ファイルフォーマット(ISO9660等)を意識していないため、後にOS上で何もファイルが記録されていないディスクであるブランクディスクと判断されてしまうという問題があった。
【0016】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、データ記録中にライトエラーが発生したとき、後のデータ再生時に不具合が生じないようにエラー処理することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、情報の記録及び再生が可能な記録媒体に対して一連のデータブロック群単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なう情報記録再生装置において、上記記録媒体の所定のセッションに対して情報を記録している最中にライトエラーが発生してトラック記録に失敗した場合、セッション管理情報を記録した後、上記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションが所定のファイルフォーマットで記録されていたときのみ上記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段を設けたものである。
【0018】
また、上記のような情報記録再生装置において、上記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、その手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、上記ライトエラーが発生したトラックを消去する手段を設けるとよい。
【0019】
さらに、上述のような情報記録再生装置において、上記記録媒体の第1セッションに対して情報を記録中にライトエラーが発生した場合、上記上位装置から上記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、そのセッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段を設けるとよい。
【0020】
また、上述のような情報記録再生装置において、上記記録媒体の音楽用セッションの後のセッションに対して情報の記録中にライトエラーが発生した場合、上記上位装置から上記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、そのセッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段を設けるとよい。
【0021】
さらに、情報の記録及び再生が可能な記録媒体に対して一連のデータブロック群単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なう情報記録再生装置において、上記記録媒体が挿入された場合、その記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部にそのトラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、その最終アドレスに基づいて上記トラック情報管理部にトラック管理情報を記録し、そのトラックが存在するセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録した後、上記エラーセッション直前のセッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段を設けるとよい。
【0022】
さらにまた、上記のような情報記録再生装置において、上記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、その手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、その記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部にそのトラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、その最終アドレスに基づくトラック管理情報を上記トラック情報管理部を記録せずに不正なトラックを消去する手段を設けるとよい。
【0023】
この発明の請求項1の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、ディスク等の記録媒体のエラーセッションの直前のセッションに記録されているファイル情報管理部を、当該記録媒体上に存在する最後のセッションである新規セッションに記録するので、エラーセッションのファイル情報管理部を消去したことと同じにすることができ、その記録媒体をWindows95などのOSで使用する場合はファイル情報管理部で管理されているファイルを正しく再生することができる。
【0024】
この発明の請求項2の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、情報の記録及び消去が可能なCD−RWディスク等の記録媒体に対しては、上述のエラー発生時にはエラーセッションを消去するので、未記録部に対してスペースの無駄遣いをすることがなくなる。
【0025】
この発明の請求項3の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、記録媒体上に記録されている最終セッション内(新規に追加したダミーセッション)には、ファイル情報管理部のデータを記録しないので、Windows95などのOSはディレクトリとファイル情報を誤認識することがなくなり、OSはブランクディスクと同等の扱いができる。
【0026】
この発明の請求項4の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、記録媒体上に記録されている最終セッション内には、ファイル情報管理部のデータを記録しないので、Windows95などのOSはディレクトリとファイル情報を誤認識することがなくなる。
また、OSは音楽データのみが記録されている記録媒体と同等な扱いができる。
【0027】
この発明の請求項5の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、不正なトラックが存在するセッションを完結させ、エラーセッションの直前のセッションのファイル情報管理部を新規セッションに記録するので、不正ディスクが記録及び再生可能になるだけでなく、過去に記録したファイルをWindows95等のOSから再生することができる。
【0028】
この発明の請求項6の情報記録再生装置は、上述のように構成することにより、情報の記録及び消去が可能なCD−RWディスク等の記録媒体に対しては、不正なトラックを消去することにより、未記録部スペースの無駄遣いをすることがなくなる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の情報記録再生装置の一実施形態であるCD−R/RWドライブ装置の構成を示すブロック図である。
【0030】
このCD−R/RWドライブ装置は、CPU1,フラッシュROM2,ホストインタフェースコントローラ3,バッファマネジャ4,ダイナミックRAM5,サブコードオペレーションコントローラ6,CD−ROMエンコーダ7,SRAM8,CD−ROMデコーダ9,オーディオ回路10,システムコントローラ11,CDエンコーダ12,CDデコーダ13,サーボ回路14,スピンドルモータコントローラ15,及びSCSIバス16から成り、CD−Rディスク,CD−RWディスク等の記録媒体であるディスク17に対するデータの記録及び再生を行なう。
【0031】
CPU1は、このCD−R/RWドライブ装置全体の動作を制御する中央演算処理装置(マイクロコンピュータ)である。
フラッシュROM2は、CPU1が任意に内容を消去書き換え可能な不揮発性メモリである。
【0032】
ホストインタフェースコントローラ3は、上位装置であるホストコンピュータとこのCD−R/RWドライブ装置との通信を司るLSIである。
バッファマネジャ4は、ホストコンピュータからの転送データ及びディスク17から読み出したデータの転送を制御するLSIである。
【0033】
ダイナミックRAM5は、ホストコンピュータからの転送データとディスク17から読み出したデータを一時的に格納するバッファメモリである。
サブコードオペレーションコントローラ6は、ディスク17上に記録するサブコードを生成したり、ディスク17から読み出したサブコードを分離するLSIである。
【0034】
CD−ROMエンコーダ7は、CD−ROMデータをディスク17に書き込む前に変調するLSIである。
SRAM8は、プログラム変数等のデータを格納するメモリである。
CD−ROMデコーダ9は、読み出したCD−ROMデータを復調するLSIである。オーディオ回路10は、音楽再生をコントロールするLSIである。
【0035】
システムコントローラ11は、ディスク17へのデータの記録及び再生を制御するLSIであり、この発明に関わる各種の処理を行なう。
CDエンコーダ12は、ディスク17に書き込む前にユーザデータとサブコードをメディア規格に適合するように変調するLSIである。
【0036】
CDデコーダ13は、ディスク17から読み出したデータをユーザデータとサブコードに分離して復調するLSIである。
サーボ回路14は、ディスク17に対するレーザ光のフォーカス,トラッキング等のサーボを制御するLSIである。
【0037】
スピンドルモータコントローラ15は、ディスク17の回転制御を行なうLSIである。
SCSIバス16は、このCD−R/RWドライブ装置とホストコンピュータとを接続する通信線であり、この通信線を介して両者は各種のデータをやり取りする。
【0038】
すなわち、上記システムコントローラ11等が、情報の記録及び再生が可能な記録媒体に対して一連のデータブロック群単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なう手段と、上記記録媒体の所定のセッションに対して情報を記録している最中にライトエラーが発生してトラック記録に失敗した場合、そのセッション管理情報を記録した後、上記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションが所定のファイルフォーマットで記録されていたときのみ上記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段の機能を果たす。
【0039】
また、上記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、その手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、上記ライトエラーが発生したトラックを消去する手段の機能も果たす。
【0040】
さらに、上記記録媒体の第1セッションに対して情報を記録中にライトエラーが発生した場合、上記上位装置から上記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、そのセッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段の機能を果たす。
【0041】
また、上記記録媒体の音楽用セッションの後のセッションに対して情報の記録中にライトエラーが発生した場合、上記上位装置から上記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、そのセッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段の機能も果たす。
【0042】
さらに、上記記録媒体が挿入された場合、その記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部にそのトラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、その最終アドレスに基づいて上記トラック情報管理部にトラック管理情報を記録し、そのトラックが存在するセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録した後、上記エラーセッション直前のセッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段の機能を果たす。
【0043】
さらにまた、上記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、その手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、その記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部にそのトラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、その最終アドレスに基づくトラック管理情報を上記トラック情報管理部を記録せずに不正なトラックを消去する手段の機能を果たす。
【0044】
図2は、ディスク17のセッションフォーマットを示す図である。
このCD−R/RWドライブ装置は、図2に示したフォーマットのディスク17に対してデータの記録及び再生が可能である。
【0045】
ディスク17は、内周から記録パワー決定のための試し書きを行なうパワーキャリブレーションエリア(PCA)20,トラック情報管理部(プログラムメモリエリア:PMA)21,記録区分(セッション)22(セッションNo.1,2…)が存在する。
【0046】
セッション22のサイズはランダムであり、その中のトラック数や、トラックの大きさによって変わる。
セッション22は、セッション情報管理部であるセッション情報管理領域(リードインエリア:Lead In Area)23,1つまたは複数のトラック24,記録区分最終領域(リードアウトエリア:Lead Out Area)25とから構成されており、セッション情報管理領域と記録区分最終領域とは共に大きさが決まっている。
【0047】
セッション情報管理領域23は、セッションの始めを示すエリアであり、セッション内のトラック情報であるセッション管理情報(TOC)を記録するエリアである。
トラック24は、ユーザがファイル、音楽などのデータを記録するエリアである。記録区分最終領域25は、セッションの終わりを示すエリアである。
プログラムエリア26は、ユーザデータを記録するエリアである。
【0048】
第1セッションのセッション情報管理領域の大きさは、ディスクメーカによって異なり、おおよそ2分30秒ぐらいの大きさである。
また、第1セッションの記録区分最終領域の大きさは1分30秒である。
第2セッション以降のセッション情報管理領域の大きさは1分であり、記録区分最終領域の大きさは30秒である。
【0049】
セッション情報管理領域にはTOCと言われるセッション管理情報データが記録されており、CD再生装置はこれをもとに挿入されているディスク上のトラック情報を得ることができる。
【0050】
例えば、音楽CDをオーディオCDプレーヤ(Audio CD Player)に挿入すると、ディスプレイにトラックの総数と、それぞれのトラックの長さが時間単位で表示されるが、これはプレーヤがTOCを再生しているから表示できるのである。
【0051】
第1セッションのトラックNo.1の先頭からプログラムエリア26の始まりであり、スタート開始アドレスは0分0秒0フレームである。
【0052】
図3はトラックアットワンス方式で記録したトラックのフォーマットである。CD−R/RWディスク上に記録されたトラックは、プレギャップ(PreGap)30,ユーザデータ(User Data)31,2ブロックのランアウトブロック(Run Out Block)32とから構成される。
プレギャップ30は、1ブロックのリンクブロック(Link Block)33,4ブロックのランインブロック(Run In Block)34等からなる。
【0053】
プレギャップ30(150ブロック、225ブロック)は、トラックの先頭に位置し、音楽で言えば無音部である。
ユーザデータ部31は、ユーザ(ホストコンピュータ)から転送されたデータを記録するところである。
ランアウトブロック(2ブロック)32は、トラックの最後を意味するブロックである。
【0054】
リンクブロック33(1ブロック)は、トラックとトラックのつなぎめを意味するブロックである。
ランインブロック(4ブロック)34は、トラックの先頭を意味するブロックである。
【0055】
このCD−R/RWドライブ装置は、ファイルフォーマットとしてISO9660規格を用いる。
図4は、ISO9660ファイルフォーマット図である。
【0056】
ISO9660フォーマットの用語説明
(1)ボリュームスペース(Volume Space)40
CD上の各セッションを大きく分割すると、システムエリア41とデータエリア42の2つになる。
【0057】
(2)システムエリア(System Area)41
各セッションの第1トラックの先頭から16ブロック(LBN0−15)分がシステム領域として存在する。本規格では、内容は定義されていない。
【0058】
(3)データエリア(Data Area)42
ボリュームスペースの残りの部分をいう。この中は、以下のデータからなる。
・プライマリボリュームディスクリプタ43
(Primary Volume Descriptor)
・サプルメンタリボリュームディスクリプタ44
(Supplementary Volume Descriptor)
・ターミネータ(Terminator)45
・パステーブル(Path Table)46
・ディレクトリディスクリプタ47
(Directory Descriptor)
・ファイルディスクリプタ(File Descriptor)48
・ファイル(File)本体部49
このエリアは、ファイル情報管理部50とファイルの本体部49とからなる。
【0059】
(4)プライマリボリュームディスクリプタ43
PVDと言われ、LBN16に位置する。WindowsなどのOSは必ずここをアクセスする。
ボリュームスペースの大きさや、パステーブル46の大きさ及び位置、ルートディレクトリ情報、ボリュームの日付等が記述されている。
【0060】
(5)サプルメンタリボリュームディスクリプタ44
SVDと言われ、存在するのであればPVDの直後にある。
日本語環境で使用する場合や、ユニコード(Uni Codeを用いる場合はOSはこれを参照する。
【0061】
(6)ターミネータ45
PVD,SVDの終わりを意味する。通常は、PVD,SVD,ターミネータの順でディスク上に記録される。
【0062】
(7)パステーブル46
ディレクトリディスクリプタ47やファイルディスクリプタ48の名前と、記録位置が記述される。
【0063】
(8)ディレクトリディスクリプタ47
ディレクトリの本体が記録されている位置やその名前や属性が記述されている。
【0064】
(9)ファイルディスクリプタ48
ファイル本体部49のファイルの本体が記録されている位置やその名前や属性が記述されている。
【0065】
(10)ファイル本体部49
ワープロファイルや、実行ファイルなどその実体が記録されている。
【0066】
ディスク17の各セッションの中にはボリュームスペース40があり、システムエリア41とデータエリア42が存在する。
データエリア42には、ファイル情報管理部50とそれに続くパステーブル46,ディレクトリディスクリプタ47及びファイルディスクリプタ48,及び複数の1つもしくは複数のファイルとから構成されるファイル本体部49とからなり、ファイル情報管理部50は先頭からプライマリボリュームディスクリプタ(PVD)43,サプルメントボリュームディスクリプタ(SVD)44,ターミネータ45とから構成される。
【0067】
PVD43,SVD44,ターミネータ45は少なくとも1セクタずつで構成され、各セクタの先頭にはそれらを示すIDがある。
PVD43は“01”,SVD44は“02”,ターミネータ45は“FF”である。
【0068】
Windows95などのOSは、ディスクに存在する最終セッションの第1トラックの先頭から17番目(LBN=16)のセクタを再生して、PVD43の内容を見る。
【0069】
また、日本語環境であれば、SVD44を再生し、ターミネータブロックを検出するまで次の論理アドレスを再生する。
SVD44の中にはルートディレクトリディスクリプタ(Root Directory Descriptor)の存在する位置等が記録されており、この位置を再生することにより、そのルートディレクトリ下に存在するディレクトリ又はファイルの名称及びそれらのディスクリプタが存在するアドレスがわかる。
【0070】
さらに、ルートディレクトリの下のディレクトリのディスクリプタを再生すれば、その下にあるディレクトリの名称やファイルの名称やそれらに対するディスクリプタの存在位置がわかる。
このようにルートディレクトリからその下のディレクトリ、ファイルと内容を確認し、ファイル本体へとたどりつく。
【0071】
また、マルチセッションCDにおいては、複数個のセッションが存在し、そのセッション数分のファイル情報管理部が存在することが一般的である。
このようなディスクは、ユーザが保存させたいファイルを追記する場合に作成される。
【0072】
例えば、'97.10月のカルテを第1セッションに書いたとする。
一ヶ月が過ぎ、11月のデータをそのディスクに記録する場合は、第2セッションに記録する。
この場合、10月のデータもOS上から見れるようにするために、第1セッションに記録されているファイル情報管理部50を第2セッションのファイル情報管理部50にコピーする必要があり、一般のライタソフトはこのような操作をし、過去に記録したファイル情報管理部50のデータを継承するのである。
【0073】
次に、上記CD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項1に係る処理について説明する。
【0074】
このCD−R/RWドライブ装置では、情報の記録と再生が可能なディスク17を用い、そのディスク17に対して一連のデータブロック群であるトラック単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なうものである。
【0075】
そして、ディスク17の所定の記録区分であるセッションに対して情報を記録している最中にライトエラーが発生し、トラック記録に失敗した時、当該エラーセッションのセッション情報管理領域にセッション管理情報(TOC)を記録する命令を上位装置のホストコンピュータから受信した場合、当該セッションのセッション管理情報(TOC)を記録した後に、次の新規セッションに対してエラーセッション直前のセッションに記録されているファイル情報管理部にファイル管理情報を記録する。そのファイル情報管理部は、ディスクフォーマットとして、記録されているファイルやディレクトリの場所や属性を管理している情報管理部である。
【0076】
図5は、その請求項1に係る処理を示すフロー図である。図中の「S」はステップを示す。
この処理は、ステップ1でライトエラーが発生したトラックが有りか否かを判断し、有ればステップ2へ進んでエラーセッションのTOCを記録し、ステップ3へ進んでエラーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、ステップ4へ進んでISO9660フォーマットデータか否かを判断し、ISO9660フォーマットデータなら、ステップ5へ進んでリカバーセッション記録処理を実行し、この処理を終了する。
【0077】
ステップ1の判断でライトエラーが発生したトラックが無ければ、ステップ6へ進んで現セッションのTOCを記録し、ステップ7へ進んで現セッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
また、ステップ4の判断でISO9660フォーマットデータでなければ、そのまま処理を終了する。
【0078】
図6は、図5のリカバーセッション記録処理を示すフロー図である。
このリカバーセッション記録処理は、ステップ11で前セッションの第1トラックの先頭アドレスを取得し、ステップ12へ進んでファイル情報管理部のアドレスを設定し、ステップ13へ進んでファイル管理情報をリードし、ステップ14へ進んで前セッションはISO9660フォーマットデータか否かを判断する。
【0079】
ステップ14の判断でISO9660フォーマットデータなら、ステップ15へ進んでリカバートラック記録処理を実行し、ステップ16へ進んでリカバーセッションのTOCを記録し、ステップ17へ進んでリカバーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
また、ステップ14の判断でISO9660フォーマットデータでなければ、そのまま処理を終了する。
【0080】
次に、この発明の請求項1に係る処理をさらに説明する。
このセッション記録処理は、ホストコンピュータからセッションを閉じる命令(Close Session Command)を受信した時に実行する。
そのセッションを閉じる命令は、セッション管理情報(TOC)及びリードアウト(Lead−Out)領域にデータを記録してセッションを完結させる命令である。
【0081】
システムコントローラ11は、まず、ディスク17の対象となるセッション内のトラックを記録した時に、オフトラック等のサーボエラーやバッファアンダーラン(Buffer Under run)などのインタフェース(I/F)エラーによるライトエラーが発生していたかを確認する(S1)。
【0082】
ここで、ライトエラーが発生していた場合は、エラーセッションのTOC領域にセッション管理情報を記録し(S2)、セッションの最後をあらわすリードアウト(Lead−Out)領域を記録し(S3)、エラートラックがISO9660フォーマットデータであるか否かを確認する(S4)。
【0083】
この確認手段は、PVD,SVD,ターミネータ(Terminator)の各ID(セクタの先頭バイト)がそれぞれ“01”,“02”,“FF”であること、また、PVD,SVD内の規格識別子(2バイト目−6バイト目)が“CD001”であることを確認することによって行なう。
【0084】
さらに、ISO9660フォーマットデータと判断した場合は、リカバーセッション記録処理(S5)を行なって終了する。
【0085】
このリカバーセッション記録処理は、エラーセッションの次のセッションに対して、エラーセッション直前の正しく記録されているファイル情報管理部を、次の新規セッションに対してコピー記録する処理である。
【0086】
次に、リカバー時に記録するファイル情報管理部は、PVD,SVD,ターミネータ(Terminator)の3つをさす。
【0087】
このPVD,SVDを再生すれば、ルートディレクトリディスクリプタ(Root Directory Descriptor)のアドレスがわかり、そこからファイル本体までたどりつくことができる。
【0088】
ライトエラーの発生の有無の判断(S1)においてライトエラーが発生していない時、現セッションのTOC領域にセッション管理情報を記録し(S6)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録し(S7)、セッション完結処理を終了する。
【0089】
また、ISO9660フォーマットデータか否かの判断(S4)で、エラートラックにISO9660フォーマットデータが記録されていないと判断した時、そのままエラーセッションを完結したままで終了する。
【0090】
次に、上記リカバーセッション記録処理は、最初にエラーセッション直前のセッションの第1トラックの開始アドレスを、CD−R/RWドライブ装置内部のDRAM5に記憶しているTOC情報から読み取り(S11)、そのアドレスに10h(16セクタ)を足したアドレスをPVDアドレスとして設定し(S12)、ターミネータ(Terminator)が確認できるまで連続的に再生する(S13)。
【0091】
ここで、PVDからターミネータ(Terminator)までの情報を得ることができない場合は、ISO9660フォーマットデータと判定しない。
【0092】
ISO9660フォーマットデータの判断で(S14)、前セッションがISO9660フォーマットデータと判定したなら、リカバートラックの記録処理を行なう(S15)。
【0093】
この処理は、トラック長をCD規格最小の300セクタと設定し、ユーザデータ部にISO9660フォーマットに合致するように、正常セッション(エラーセッション直前のセッション)のPVDからターミネータ(Terminator)までを記録する。
【0094】
その後、このセッションのTOC領域に当該セッションのセッション情報管理データを記録し(S16)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録して処理を終了する。
また、ISO9660フォーマットデータの判断で(S14)、エラーセッション直前のセッションがISO9660フォーマットデータと判断できなければ、この処理を終了する。
【0095】
こうして、例えば、図7に示すようなエラーセッションを伴ったディスクフォーマットは、上述の処理によって図8に示すディスクフォーマットになる。
【0096】
図7は、第2セッションのトラックを記録している最中にライトエラーが発生し、エラーセクタが発生した場合のディスクフォーマットを示すが、上述のセッションリカバリ処理によって、図8に示すように、第3セッションに第1セッションのファイル情報管理部のみをコピーしたリカバリセッションを作成することにより、後の再生時にOSからファイル情報が正しく認識されるようになる。
【0097】
このようにして、エラーセッションの直前のセッションに記録されているファイル情報管理部を、当該ディスク上に存在する最後のセッションである新規セッションに記録するので、エラーセッションのファイル情報管理部を消去したことと同じにするので、そのディスクをWindows95などのOSシステムで使用する場合はファイル情報管理部で管理されているファイルを正しく再生することができる。
【0098】
次に、上述のこの発明の請求項1に係る処理では、例えば、1度しか記録できないCD−Rディスク等の記録媒体に対して新規セッションにエラーセッション直前のセッションのファイル情報管理部をコピーするのは有効であるが、何度も情報の書き換えができるCD−RWディスク等の記録媒体については記録スペースの無駄使いになってしまう。
【0099】
そこで、このような不具合を解消するため、次に、上記CD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項2に係る処理について説明する。
【0100】
この処理では、情報の記録及び消去が可能なディスク17に対しては、所定の記録区分(セッション)に対して情報を記録している最中にライトエラーが発生し、トラック記録に失敗した時、当該エラーセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報(TOC)を記録する命令をホストコンピュータから受信した場合、セッション管理情報(TOC)を記録せずに、エラーが発生したトラックを消去し、この処理を終了する。
【0101】
図9は、その請求項2に係る処理を示すフロー図である。
このディスク別セッション記録処理は、ステップ21でライトエラーが発生したトラックが有りか否かを判断し、有りならステップ22へ進んでエラーディスクはCD−RWディスクか否かを判断し、CD−RWディスクなら、ステップ27へ進んでエラートラック消去処理を実行し、この処理を終了する。
【0102】
また、ステップ22の判断でエラーディスクがCD−RWディスクでなければ、ステップ23へ進んでエラーセッションのTOCを記録し、ステップ24へ進んでエラーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、ステップ25へ進んでISO9660フォーマットデータか否かを判断し、ISO9660フォーマットデータなら、ステップ26へ進んで図6に示したリカバーセッション記録処理を実行し、この処理を終了する。
【0103】
ステップ21の判断でライトエラーが発生したトラックが無ければ、ステップ28へ進んで現セッションのTOCを記録し、ステップ29へ進んで現セッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
また、ステップ25の判断でISO9660フォーマットデータでなければ、そのまま処理を終了する。
【0104】
次に、この発明の請求項2に係る処理をさらに説明する。
この処理は、挿入しているディスク17がCD−RディスクかCD−RWディスクかを判断し、CD−RWディスクだと判断した場合は、リカバーセッション記録処理を実行せずに終了させるものである。
【0105】
このディスク別セッション記録処理も、ホストコンピュータからセッションを閉じる命令(Close Session Command)を受信した時に実行する。
【0106】
システムコントローラ11は、ディスク17のセッション内のトラックが、ライトエラーで終了した場合(S21)、挿入されているディスク17の種類の確認を行なう(S22)。
ここで、CD−RWディスクと判断した場合は、当該エラートラック領域に消去パターンを記録し、当該エラートラックを消去して(S23)、セッション完結処理を終了させる。
【0107】
ディスク17がCD−RWディスクか否かの判断(S22)で、挿入されているディスク17がCD−Rディスクと判断した場合は、エラーセッションのTOC領域にセッション管理情報を記録し(S23)、セッションの最後をあらわすリードアウト(Lead−Out)領域を記録し(S24)、エラートラックがISO9660フォーマットデータであるか否かを確認する(S25)。
【0108】
この確認手段は、上述と同じようにして行なう。
さらに、ISO9660フォーマットデータと判断した場合は、上述のリカバーセッション記録処理(S26)を行なって終了する。
【0109】
こうして、情報の消去ができるCD−RWディスク等のディスクにおいては、図8に示したディスクフォーマットにせずに、図10に示したディスクフォーマットの状態に変えることができる。
【0110】
したがって、図10に示したようなディスクフォーマットにすることにより、ディスク17の第2セッションに記録されたエラーセッションが消去され、第1セッションのみがディスク17上に存在し、CD−RWディスクでもOSから正しくファイル情報が認識されるようにすることができる。
【0111】
このようにして、情報の記録及び消去が可能なCD−RWディスク等のディスクに対してはエラーセッションを消去することにより、未記録部スペースの無駄遣いをせずに済む。
【0112】
次に、上述のこの発明の請求項1に係る処理では、エラーセッションがディスク上の第1セッションであった場合、エラーセッション直前のセッションが存在しないので、次の新規セッションに対してファイル情報管理部を記録できなくなり、OS上でディレクトリ/ファイル情報を誤認識してしまう。
【0113】
そこで、このような不具合を解消するため、次に、上記CD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項3に係る処理について説明する。
【0114】
この処理は、第1セッションに対して情報の記録中にエラーが発生した場合は、当該エラーセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報(TOC)を記録する命令をホストコンピュータから受信した時に、当該エラーセッションのセッション管理情報(TOC)を記録した後に、次の新規セッションに対して所定の長さのトラックにファイル情報管理部データと異なる特殊データを記録して新規セッションを完結させる。
【0115】
図11は、その請求項3に係る処理を示すフロー図である。
この第1のダミーセッション記録処理は、ステップ31でライトエラーが発生したトラックが有るか否かを判断して、有ればステップ32へ進んでエラーセッションのTOCを記録し、ステップ33へ進んでエラーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、ステップ39へ進んでエラーセッションが第1セッションか否かを判断する。
【0116】
ステップ39の判断でエラーセッションが第1セッションなら、ステップ34へ進んでダミーデータをセットし、ステップ35へ進んでトラック長=300セクタに設定し、ステップ36へ進んでダミートラックを記録し、ステップ37へ進んでダミーセッションのTOC領域を記録し、ステップ38へ進んでダミーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
【0117】
ステップ39の判断でエラーセッションが第1セッションでなければ、ステップ40へ進んでISO9660フォーマットデータか否かを判断して、ISO9660フォーマットデータでなければ、そのままこの処理を終了し、ISO9660フォーマットデータなら、ステップ41へ進んで新規セッション記録処理を実行し、この処理を終了する。
【0118】
ステップ31の判断でライトエラーが発生したトラックがなければ、ステップ42へ進んで現セッションのTOCを記録し、ステップ43へ進んで現セッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
【0119】
次に、この発明の請求項3に係る処理をさらに説明する。
この第1のダミーセッション記録処理は、ホストコンピュータからセッションを閉じる命令(Close Session Command)を受信した時、ライトエラーが発生したトラックが属するセッションがディスク上の第1セッションか否かを確認し、第1セッションならそのセッションの後にISO9660フォーマットのファイル情報管理部データを記録せずに、“00”データをダミーデータとしてトラックに記録し、ダミーセッションを作成する。
【0120】
この処理によって、Windows95などのOSは、挿入されているディスクがブランクディスクと同等なディスクと判断することができ、ディスク上の残りの記録スペースにデータを追記することができるようになる。
【0121】
システムコントローラ11は、ホストコンピュータからセッションを閉じる命令(Close Session Command)を受信した時、ライトエラーが発生したトラックが存在するなら(S31)、そのセッションのTOC領域を記録し(S32)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録する(S33)。その後、当該セッションがディスク上の第1セッションか否かを確認する(S39)。
【0122】
上記確認で第1セッションと判定した場合、DRAM5に“00”データからなるダミーデータを記憶し(S34)、トラック長をCD−RWディスク規格の最小値である300セクタに設定し(S35)、ダミーデータトラックを記録する(S36)。
【0123】
その後、ダミーセッションのTOC領域を記録し(S37)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録して(S38)、ダミーセッション記録処理を終了する。
また、S39でエラーセッションが第1セッションでなければ、図5と同様な処理S40〜S43を行なう。
【0124】
こうして、図12に示すディスクフォーマットのように、第2セッションにダミーデータを記録してセッションを閉じるので、OSは最終セッションにファイル情報管理部が記録されていないものと判断することができ、ブランクディスクと同様の扱いをできる。
【0125】
このようにして、ディスク上に記録されている最終セッション内(新規に追加したダミーセッション)にはファイル情報管理部データを記録しないので、Windows95などのOSはディレクトリ/ファイル情報を誤認識することがなくなる。また、OSはブランクディスクと同等の扱いができる。
【0126】
次に、上述のこの発明の請求項1に係る処理では、エラーセッションの直前のセッションが音楽用セッションであった場合、そのセッション内にはファイル情報管理部が存在しない為、エラーセッション直後の新規セッションに対してファイル情報管理部を記録できなくなり、Windows95(登録商標)等のOS上でディレクトリ/ファイル情報を誤認識してしまう。
【0127】
そこで、このような不具合を解消するため、次に、上記CD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項4に係る処理について説明する。
【0128】
この処理では、ディスク上の音楽用セッション(オーディオセッション)の後のセッションに対して情報の記録中にエラーが発生した場合は、当該エラーセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報(TOC)を記録する命令をホストコンピュータから受信した時に、当該エラーセッションのセッション管理情報(TOC)を記録した後に、次の新規セッションに対して所定の長さのトラックにファイル情報管理部データと異なる特殊データを記録してセッションを完結させる。
【0129】
図13は、その請求項4に係る処理を示すフロー図である。
この第2のダミーセッション記録処理は、ステップ51で前セッションの第1(1st)トラックのアドレスを取得し、ステップ52へ進んでファイル情報管理部のアドレスを設定し、ステップ53へ進んでファイル管理情報をリードし、ステップ54へ進んで前セッションがISO9660フォーマットデータか否かを判断する。
【0130】
ステップ54の判断で前セッションがISO9660フォーマットデータなら、ステップ55へ進んでリカバートラック記録処理を実行し、ステップ56へ進んでリカバーセッションのTOCを記録し、ステップ57へ進んでリカバーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
【0131】
ステップ54の判断で前セッションがISO9660フォーマットデータでないなら、ステップ58へ進んで前セッションがオーディオセッションか否かを判断して、オーディオセッションなら、ステップ59へ進んでダミーデータをセットし、ステップ60へ進んでトラック長=300セクタをセットし、ステップ61へ進んでダミートラックを記録し、ステップ62へ進んでダミーセッションのTOC領域を記録し、ステップ63へ進んでダミーセッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、この処理を終了する。
また、ステップ58の判断で前セッションがISO9660フォーマットデータでなければ、そのままこの処理を終了する。
【0132】
次に、この発明の請求項4に係る処理をさらに説明する。
この第2のダミーセッション記録処理は、リカバーセッション記録処理時に、エラーセッション直前のセッションがオーディオセッションか否かを確認し、オーディオセッションであれば、エラーセッションの後にダミーセッションを記録する。
【0133】
例えば、CD−ExtraというCDが世の中に存在する。
このCDは、第1セッションがオーディオセッション(音楽用セッション)であり、第2セッションがデータセッションであり、オーディオプレーヤ(Audio Player)で通常の音楽(Audio)再生ができ、パソコン上で画像再生しながら音楽再生ができる。第2セッションの中にはもちろん、画像データが記録されている。
【0134】
このようなCD−ExtraをCD−R/RWドライブ装置を用いて作成することができるが、第2セッションでライトエラーが発生した場合は、上述のような原因でWindows95などのOS上で画像が正しく再生できない等の不具合が発生することがある。
【0135】
この不具合の発生を避けるためにも、第2セッションの後にダミーセッションを記録し、その後画像データが正しく記録できるようにする必要がある。
そのダミーセッションは最終セッションであり、そのセッションのトラックには“00”データを記録しており、ファイル情報管理部が記録されていない為、OSは誤った情報を参照しないで済む。
【0136】
この第2のダミーセッション記録処理は、図6のリカバーセッション記録処理を改良したものである。
システムコントローラ11は、まず、図6のリカバーセッション記録処理と同様にして、前セッションのファイル情報管理部を再生した後(S51〜S53)、そのセッションがISO9660フォーマットディスクか否かを確認する(S54)。
【0137】
ここで、ISO9660フォーマットディスクでないと判断した場合は、オーディオセッションか否かを確認する(S58)。
その確認(S58)でオーディオセッションと判断した場合は、CD−R/RWドライブ装置のDRAM5に“00”データからなるダミーデータを設定し(S59)、ダミートラックの長さをCD規格の最小値である300セクタに設定し(S60)、ダミートラックを記録する(S61)。
【0138】
その後、ダミーセッションを完結させる処理として、ダミーセッションのTOC領域を記録し(S62)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録(S63)して、この処理を終了する。
【0139】
また、オーディオセッションか否かの判断(S58)で前セッションがISO9660フォーマットデータでもなく、またオーディオデータでもないと判断した場合はこの処理を終了する。
【0140】
さらに、ISO9660フォーマットデータか否かの判断(S54)で、前セッションがISO9660フォーマットデータと判断した場合は、図6に示した処理と同様にリカバーセッション記録処理を行ない(S55〜S57)、この処理を終了する。
【0141】
こうして、図14に示すディスクフォーマットのように、エラーセッション後にダミーセッションを記録するので、OSはオーディオ(Audio)データが記録されたディスクと同等なものと判断することができ、音楽(Audio)再生を正確に行なえる。
【0142】
このようにして、ディスク上に記録されている最終セッション内にはファイル情報管理データを記録しないので、Windows95などのOSはディレクトリ/ファイル情報を誤認識することがなくなる。
また、OSは音楽データのみが記録されているディスクと同等の扱いができる。
【0143】
次に、トラックを記録している最中に停電などの原因によってこのCD−R/RWドライブ装置の電源がシャットダウンされてしまった場合、トラックが途中で途切れ、トラック情報管理部(PMA)が記録されていない状態になり、セッションが未完結のままのディスクが作られてしまう。
【0144】
また、上述のように、トラックは記録されているが、そのトラックに対するトラック情報管理部(PMA)がないディスクが存在した場合、そのディスクをCD−R/RWドライブ装置に挿入するとCD−R/RWドライブ装置は不正なディスクと判断して記録も再生も不能になり、以前に記録されているセッション内のファイルまで再生できなくなり、過去に記録されたデータを見かけ上失ってしまうことになる。
【0145】
そこで、このような不具合を解消するため、上記CD−R/RWドライブ装置においてこの発明の請求項5に係る処理を実行するとよい。
【0146】
この処理は、挿入されているディスクに対して、トラックは記録されているがそのトラックに対するトラック情報管理部(PMA)がないと判断した場合、当トラックの最終アドレスを検出し、トラック情報管理部(PMA)を記録し、そのトラックが存在するセッションに対してセッション管理情報(TOC)を記録した後、次の新規セッションに対してエラーセッション直前のセッションに記録されているファイル情報管理部のデータをコピー記録する。
【0147】
また、例えば、1度しか記録できないCD−Rディスク等のディスクに対して、不正なトラックが存在するセッションを完結し、エラーセッションの直前のセッションのファイル情報管理部を新規セッションに記録する手段は有効であるが、何度も情報の書き換えができるCD−RWディスク等のディスクに関しては記録スペースの無駄使いになってしまう。
【0148】
そこで、このような不具合を解消するため、上記CD−R/RWドライブ装置においてこの発明の請求項6に係る処理を実行するとよい。
【0149】
この処理は、情報の記録及び消去が可能なディスクに対しては、トラック情報管理部(PMA)のないトラックの最終アドレスを検出し、トラック情報管理部(PMA)を記録せずに不正なトラックを消去する。
【0150】
図15は、その請求項5と6に係る処理を示すフロー図である。
このディスク情報取得処理は、ディスクをCD−R/RWドライブ装置に挿入した時のマウント処理であり、トラック情報がPMAに記録されていないトラックを検出した時に対して考慮した処理である。
【0151】
このようなトラックは、データライト処理中に電源遮断等が発生して、TOC領域が記録できなかったために発生する。
そこで、当該トラックをマウント時に検出した場合は、そのトラックをリカバーしてセッションを完結し、次のリカバーセッションを記録すればよい。
【0152】
このディスク情報取得処理は、ステップ71でスタンプディスクか否かを判断して、スタンプディスクでなければ、ステップ72へ進んでTOCを再生し、ステップ73へ進んでPMAを再生し、ステップ74へ進んでプログラムエリアを再生し、ステップ75へ進んでPMAに無いトラックが存在するか否かを判断する。
【0153】
ステップ75の判断でPMAに無いトラックが存在しなければ、この処理を終了し、PMAに無いトラックが存在すれば、ステップ76へ進んで当トラックの最終アドレスを検出し、ステップ77へ進んでCD−RWディスクか否かを判断して、CD−RWディスクなら、ステップ78へ進んで不正トラック消去処理を実行し、この処理を終了する。
【0154】
ステップ77の判断でCD−RWディスクでなければ、ステップ80へ進んでPMAを記録し、ステップ81へ進んで不正セッションのTOCを記録し、ステップ82へ進んで不正セッションのリードアウト(Lead−Out)領域を記録し、ステップ83へ進んで不正トラックのデータがISO9660フォーマットデータか否かを判断する。
【0155】
ステップ83の判断で不正トラックのデータがISO9660フォーマットデータでなければ、そのままこの処理を終了し、不正トラックのデータがISO9660フォーマットデータなら、ステップ84の図6に示したリカバーセッション記録処理を実行し、この処理を終了する。
また、ステップ71の判断でスタンプディスクなら、ステップ79へ進んでTOCを再生し、この処理を終了する。
【0156】
次に、この請求項5と6に係る処理についてさらに説明する。
システムコントローラ11は、まず、挿入されているディスクがスタンプディスクか否かを確認する(S71)。
【0157】
これは、ディスク上のCD−R/RWディスクのプリフォーマットされているATIPが検出できるかによって判断するものである。
スタンプディスクか否かの判断(S71)でスタンプディスクと判断した場合は、第1セッションのTOCを再生し、次にマルチセッションであったら、各々のセッションのTOCを再生し、セッション情報を取得する(S79)。
【0158】
つまり、スタンプディスクにはPMAがないため、TOC再生によってトラック情報を得てマウント処理を終了する。
【0159】
スタンプディスクか否かの判断(S71)で、スタンプディスクでないと判断した場合は、CD−R/RWディスクとして、TOC再生を上記スタンプディスクと同様な処理を用いて実行する(S72)。
【0160】
その後、CD−R/RWディスク特有のPMAを再生し(S73)、各トラックのモードやスタートアドレス,エンドアドレス等を確認する。
【0161】
次に、PMAに記録されている最終トラックの最終アドレスの外側を再生し(プログラムエリア再生)(S74)、PMAに記録されていないトラックが存在しているかを確認する(S75)。
【0162】
PMAに無いトラックの存在の有無の判断(S75)で、不正なトラックがあったと判断した場合は、当該トラックがどこまで記録されているかを再生信号の検出によって行なう(S76)。そして、再生信号を検出できた最終アドレスが当該トラックのエンドアドレスと設定する(S76)。
【0163】
次に、挿入されているディスクがCD−RWディスクか否かを判断し(S77)、CD−RWディスクであればその不正トラックを消去して(S78)、この処理を終了する。
また、PMAに無いトラックの存在の有無の判断(S75)で、PMAに記録されていないトラックがプログラムエリアに検出できない場合は正常ディスクと判断して、ディスク情報マウント処理を終了する。
【0164】
CD−RWディスクか否かの判断(S77)で、挿入されているディスクがCD−Rディスクであると判断した場合は、不正トラックのアドレス情報等のトラック情報をPMAに記録し(S80)、当該トラックが属するセッションのTOC領域を記録し(S81)、リードアウト(Lead−Out)領域を記録し(S82)、不正トラックに記録されているデータがISO9660フォーマットデータか否かを確認する(S83)。
【0165】
この確認手段は、本トラックのLBN16(論理アドレスの16番地)アドレスから連続的に再生し、PVD,SVD,ターミネータ(Terminator)の識別子が検出できたらISO9660フォーマットデータと判定する。
【0166】
不正トラックのデータがISO9660フォーマットデータか否かの判断(S83)で、ISO9660フォーマットデータと判断した場合は、次のセッションに不正セッション直前のセッションのファイル情報管理部をコピー記録するリカバーセッション記録処理(S84)を実行して、この処理を終了する。
【0167】
また、不正トラックのデータがISO9660フォーマットデータか否かの判断(S83)で不正トラックのデータがISO9660データでなければ、このマウント処理を直ちに終了する。
【0168】
このようにして、不正なトラックが存在するセッションを完結し、エラーセッションの直前のセッションのファイル情報管理部を新規セッションに記録するので、不正ディスクが記録及び再生可能となるだけでなく、過去に記録したファイルをWindows95等のOSから再生することができる。
【0169】
また、情報の記録及び消去が可能なCD−RWディスク等のディスクに対しては不正なトラックを消去することにより、未記録部スペースの無駄遣いをすることがなくなる。
【0170】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による情報記録再生装置によれば、データ記録中にライトエラーが発生したとき、後のデータ再生時に不具合が生じないようにエラー処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録再生装置の一実施形態であるCD−R/RWドライブ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したディスク17のセッションフォーマットを示す図である。
【図3】トラックアットワンス方式で記録したトラックのフォーマットである。
【図4】ISO9660ファイルフォーマット図である。
【図5】図1に示したCD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項1に係る処理を示すフロー図である。
【図6】図5のリカバーセッション記録処理を示すフロー図である。
【図7】エラーセッションのディスクフォーマット例を示す図である。
【図8】図5に示した処理を施したディスクのディスクフォーマット例を示す図である。
【図9】図1に示したCD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項2に係る処理を示すフロー図である。
【図10】図9に示した処理を施したディスクのディスクフォーマット例を示す図である。
【図11】図1に示したCD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項3に係る処理を示すフロー図である。
【図12】図11に示した処理を施したディスクのディスクフォーマット例を示す図である。
【図13】図1に示したCD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項4に係る処理を示すフロー図である。
【図14】図13に示した処理を施したディスクのディスクフォーマット例を示す図である。
【図15】図1に示したCD−R/RWドライブ装置におけるこの発明の請求項5と6に係る処理を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:フラッシュROM
3:ホストインタフェースコントローラ
4:バッファマネジャ 5:ダイナミックRAM
6:サブコードオペレーションコントローラ
7:CD−ROMエンコーダ 8:SRAM
9:CD−ROMデコーダ 10:オーディオ回路
11:システムコントローラ 12:CDエンコーダ
13:CDデコーダ 14:サーボ回路
15:スピンドルモータコントローラ
16:SCSIバス 17:ディスク
20:パワーキャリブレーションエリア(PCA)
21:トラック情報管理部(PMA)
22:記録区分(セッション)
23:セッション情報管理領域(リードインエリア)
24:トラック
25:記録区分最終領域(リードアウトエリア)
26:プログラムエリア 30:プレギャップ
31:ユーザデータ部 32:ランアウトブロック
33:リンクブロック 34:ランインブロック

Claims (6)

  1. 情報の記録及び再生が可能な記録媒体に対して一連のデータブロック群単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なう情報記録再生装置において、
    前記記録媒体の所定のセッションに対して情報を記録している最中にライトエラーが発生してトラック記録に失敗した場合、セッション管理情報を記録した後、前記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションが所定のファイルフォーマットで記録されていたときのみ前記ライトエラーが発生したセッションの直前セッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 請求項1記載の情報記録再生装置において、
    前記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、該手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、前記ライトエラーが発生したトラックを消去する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 請求項1記載の情報記録再生装置において、
    前記記録媒体の第1セッションに対して情報を記録中にライトエラーが発生した場合、前記上位装置から前記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、該セッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  4. 請求項1記載の情報記録再生装置において、
    前記記録媒体の音楽用セッションの後のセッションに対して情報の記録中にライトエラーが発生した場合、前記上位装置から前記ライトエラーが発生したセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録する命令を受信したとき、該セッション管理情報を記録した後、次の新規セッションの所定の長さのトラックにファイル情報管理部に記録するデータと異なる特殊データを記録してその新規セッションを完結させる手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  5. 情報の記録及び再生が可能な記録媒体に対して一連のデータブロック群単位でファイルなどの情報の記録及び再生を行なう情報記録再生装置において、
    前記記録媒体が挿入された場合、該記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部に該トラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、該最終アドレスに基づいて前記トラック情報管理部にトラック管理情報を記録し、そのトラックが存在するセッションのセッション情報管理部にセッション管理情報を記録した後、前記エラーセッション直前のセッションに記録されているファイル情報管理部のデータを次の新規セッションにコピー記録する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 請求項5記載の情報記録再生装置において、
    前記記録媒体が情報の書き換えができる記録媒体か1度しか記録できない記録媒体かを判断する手段と、該手段によって情報の書き換えができる記録媒体と判断された場合、該記録媒体にトラックは記録されているがトラック情報管理部に該トラックに対するトラック管理情報が記録されていないエラーセッションを判別したとき、そのトラックの最終アドレスを検出し、その最終アドレスに基づくトラック管理情報を前記トラック情報管理部を記録せずに不正なトラックを消去する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
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