JP2002109834A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JP2002109834A JP2001227321A JP2001227321A JP2002109834A JP 2002109834 A JP2002109834 A JP 2002109834A JP 2001227321 A JP2001227321 A JP 2001227321A JP 2001227321 A JP2001227321 A JP 2001227321A JP 2002109834 A JP2002109834 A JP 2002109834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−Rのパケットライティング(PW)記
録方式で情報を追記する際に、PW途中のファイナライ
ズ処理前の状態であっても、追記済のパケット情報をC
D−ROMドライブで読込み可能とする光情報記録媒体
を提供する。 【解決手段】 PW記録方式のリ−ドイン領域にはリ−
ドイン情報が全ての追記に先立ち予め記録されており、
第2回追記時には最終記録済パケット#2内のアドレス
ブロックのみに追記終了情報を記録し、第1回追記時に
最終記録済パケットとなった#1内のアドレスブロック
に記録してある追記終了情報の少なくとも一部を情報不
良となるよう記録し、第3回追記開始時には追記終了情
報の読出しが情報不良でないアドレスブロックを有する
パケットを最終記録済パケット#2と判定して、パケッ
ト#3から追記する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追記型コンパクト
ディスク(以下「CD−R」と記す)のパケットライテ
ィング記録方式(以下「PW方式」と記す)を用いて情
報を順次追記し、追記可能領域がまだ残っている追記途
中状態でも、先頭記録済パケットから最終記録済パケッ
トに亘る全ての追記情報を、再生専用コンパクトディス
ク(以下「CD−ROM」と記す)を再生するためのC
D−ROMドライブで読出し可能な構造の光情報記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】追記型記録媒体であるCD−Rは、記録
後のディスクがCD−ROMと同等に扱えること、一旦
記録した領域は記録デ−タの改竄が不可能なため、近年
普及が加速している。
【0003】このCD−Rの記録方法は、4種類あり、
DAO(Disc At Once)、SAO(Ses
sion At Once)、TAO(Track A
tOnce)、PW(Packet Writing)
である。
【0004】図8はDAO方式の記録フォ−マットを示
す図、図9はSAO方式の記録フォ−マットを示す図、
図10はTAO方式の記録フォ−マットを示す図、図1
1はPW方式の記録フォ−マットを示す図、図12はP
W方式に用いるパケットの記録フォ−マットを示す図、
図13はPW方式のファイナライズ処理前の追記途中の
状態を説明するための図、図14は図13に示す追記途
中状態のCD−Rから追記情報をCD−ROMドライブ
で読出すことができないことを説明するための図であ
る。各図において、共通の番号および名称はCD−Rの
フォ−マットにおいて、公知の基本的構成要素であるこ
とを示す。
【0005】前記したDAO(ディスク アット ワン
ス)方式は、図8に示すように、CD−Rの一番基本的
な記録方式であり、再生専用CDディスク(CD−D
A、CD−ROM)の記録フォ−マットとほぼ同等な記
録フォ−マットの構造である。
【0006】CD−Rは、CD−R特有の領域Aと、再
生専用CDディスクと共通の領域Bとより構成する。前
記した領域Aは、PCA(パワー キャリブレーショ
ン エリア)領域と、PMA(プログラム メモリ エ
リア)領域とよりなる。PCA領域は、CD−Rの最
適記録レ−ザ−パワ−を決める領域である。PMA領
域は、リ−ドイン領域にリ−ドイン情報を本書込みす
る前の、仮のリ−ドイン情報を追記するためのデ−タ記
録領域である。リ−ドイン領域とリ−ドアウト領域
とを、プログラム領域と同時に記録するDAO、SA
O方式では、PMA領域に仮のリ−ドイン情報を記録
しなくとも良い。以下、領域Aは、本発明と直接の関係
がないため、詳細な説明は略す。
【0007】前記した領域Bは、リ−ドイン領域と、
プログラム領域と、リ−ドアウト領域とよりなり、
通常セッションと呼ばれる。リ−ドイン領域は、プ
ログラム領域およびリ−ドアウト領域の各開始時間、
プログラム領域に記録するデ−タの種類等を記録する
領域である。プログラム領域は、通常複数のトラック
よりなり、各トラックには記録すべきユ−ザ情報をそれ
ぞれ記録する。リ−ドアウト領域は、プログラム領
域の終了を表す情報を記録する。
【0008】DAO方式の領域Bは、前記した再生専用
CDディスクの記録領域と同じ構造をしており、これに
よって、DAO方式で記録したCD−RはCD−ROM
ドライブで読み出すことができる。
【0009】前記したSAO(セッション アット ワ
ンス)方式は、前記したDAO方式を発展させたもので
あり、図9に示すように、リ−ドインと、プログラ
ム領域と、リ−ドアウト領域とを1セットとするセッ
ション単位で、繰返し記録するための記録方式である。
【0010】図9に示す場合、セッション数は2であ
り、領域B'で示す。図9の第1セッションは、リ−
ドイン領域と、プログラム領域と、リ−ドアウト領
域とから構成されており、また、第2セッションは、
'リ−ドイン領域と、'プログラム領域と、'リ−
ドアウト領域とから構成されている。SAO方式の場
合、セッション単位で記録するため、記録後のCD−R
は、マルチセッション対応のCD−ROMドライブおよ
びCD−Rドライブでのみ読取りが可能である。
【0011】前記したTAO(トラック アット ワン
ス)方式は、前記したSAO方式においてユ−ザデ−タ
として使えない領域が多くあることに着目し、この不要
な領域を減らす方法として、各セッション内をトラック
単位に分割し、それぞれを追記可能にした方式である。
【0012】具体的には、TAO方式は、前記したSA
O方式がセッション単位で記録するためには、セッショ
ン間にリ−ドアウト領域とリ−ドイン領域とが必要であ
り、しかも、図9に示す場合には、リ−ドアウト領域
は90秒、'リ−ドイン領域は60秒の記録が必要で
あり、こうしたユ−ザデ−タとして使えない領域を減ら
す方式である。その結果、プログラム領域にユ−ザ情
報をより多く記録できるメリットが生じる。
【0013】このTAO方式では、一般にセッション数
を1つとし、セッション内を複数のトラックに分割し、
トラック単位で追記する方法をとる。具体的には、TA
O方式は、図10に示すように、セッション数は1、ト
ラック数は3であり、トラックは先頭より−1トラッ
ク#1、−2トラック#2、−3トラック#3であ
る。追記はトラック#1、トラック#2、トラック#3
の順に、トラック単位で行う。−3トラック#3の追
記終了後、ファイナライズ処理と呼ばれる、リ−ドイ
ン領域およびリ−ドアウト領域にリードイン情報およ
びリードアウト情報を記録することが行われる。このフ
ァイナライズ処理の結果、TAO方式で追記したCD−
RはCD−ROMドライブで読み出すことができる。
【0014】さて、前記したPW方式は、図11に示す
ように、前記したTAO方式より、さらに細かく分割し
て記録する方式であり、プログラム領域のトラック数
を1とし、そのトラックをパケットと呼ぶ単位に分割し
て記録する方法である。このパケットという小さな単位
で情報を追記録できるため、フロッピ−(登録商標)デ
ィスク(FD)にファイルを記録するような感覚で、沢
山のファイルをCD−Rに記録できることが特徴であ
る。ここでは詳述しないが、プログラム領域のトラッ
ク数は2以上の複数であっても良い。
【0015】図11の例では、プログラム領域が1個
の−1トラック#1よりなり、またこのトラック#1
は、3個のパケット(−1−1パケット#1、−1
−2パケット#2、−1−3パケット#3)よりな
る。
【0016】このPW方式の各パケットは、図12に示
すように、記録するユ−ザデ−タブロック(例えば32
ブロック)の前後に、所定のブロックを付ける構造であ
り、その前にはリンクブロック(1ブロック)、ランイ
ンブロック(4ブロック)が配列され、またその後には
ランアウトブロック(2ブロック)が配列されている。
ここで、1ブロックは2KBであり、これはCD−RO
Mディスクのセクタ構造に対応している(即ち1ブロッ
クのデータ量=1セクタの記録容量=2KB(2048
バイト) )。
【0017】パケット先頭のリンクブロック(1ブロッ
ク)は、先行(直前)のパケットのランアウトブロック
と切れ目なく重畳接続(重ね合わせて接続)するためのブ
ロックであり、これに続くランインブロック(4ブロッ
ク)は、記録後のユーザデータブロックのデータ読出し
時、この読出しの助走期間として用いられる。また、ラン
アウトブロック(2ブロック)は、後続(直後)のパケ
ットのリンクブロックが切れ目なく重畳接続するため
の、ユ−ザデ−タブロックの保護領域である。
【0018】このPW方式では、図11に示すように、
3個のパケット(パケット#1〜パケット#3)を全て
記録した後に、ファイナライズ処理により、リ−ドイ
ン領域と、リ−ドアウト領域とにそれぞれリードイン
情報とリードアウト情報とが記録される。これによっ
て、ファイナライズ処理後のPW方式で追記したCD−
RはCD−ROMドライブで読み出すことができる。
【0019】ところで、図13は図11に示したPW方
式において、ファイナライズ処理前に、2回の追記が終
了したが最後のバケットは未記録状態であることを示し
ている。即ち、ファイナライズ処理前では、−1−1
パケット#1と、−1−2パケット#2とが記録され
ているが、リ−ドイン領域と、−1−3パケット#
3と、リ−ドアウト領域とは全て未記録である。この
ような状態では、−1−3パケット#3の記録と、
リ−ドイン領域およびリ−ドアウト領域にリードイン
情報およびリードアウト情報を記録するファイナライズ
処理をしない限り、PW方式で記録したファイナライズ
前のCD−Rの追記済の情報はCD−ROMドライブで
読み出すことができないことは言うまでもない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】一般的なCD−ROM
ドライブで読取り可能なディスクとしては、図8に示し
た領域Bの構成をもつ方式で記録したCD−Rであるこ
とが必要である。この場合、CD−R特有の領域AはC
D−ROMドライブに読取る機能がないため不要な領域
である。
【0021】図14は、図13に示すPW方式における
ファイナライズ処理前のCD−Rから、追記済の情報を
CD−ROMドライブで読み出すことができない、下記
する[課題1]、[課題2]を図示化したものである。
【0022】[課題1]課題1は、リ−ドイン情報が読
み出せないために、CD−ROMドライブはCD−Rか
ら追記済の情報の読出しが開始できないことである。即
ち、CD−ROMドライブの読取りにおいて、最初の読
取り動作はディスク情報の概略を記録しているリ−ド
イン領域のリードイン情報の一つであるデ−タ(TOC
(テーブル オブ コンテンツ)情報)を読み込むこと
である。しかし、図13のようなファイナライズ処理前
のCD−Rでは、リ−ドイン領域からリ−ドイン情報
が読み出せないために、TOC情報の読取り不良とな
り、この結果、読取り動作が停止してしまうことであ
る。
【0023】[課題2]課題2は、追記済の最終記録済
パケットの直後にある未記録パケット内に光ピックアッ
プから出射する光ビームが進入すると、この未記録パケ
ット内にはトラッキングサーボ信号およびCLV(線速
度一定)サーボ信号を生成するための情報が記録されて
いないので、CD−ROMドライブはこれらのサーボ信
号を生成できないから、この未記録パケット内において
各サ−ボが破綻してしまい、CD−Rの回転は暴走して
しまうことである。即ち、ファイナライズ処理前のPW
方式で記録しているCD−RをCD−ROMドライブで
再生すると、追記の最終記録済パケット(−1−2パ
ケット#2)を特定できず、読取りサ−ボが破綻するこ
とである。
【0024】つまり、ファイナライズ処理前のPW方式
で追記したCD−Rからの追記情報の読出しは、CD−
R記録機なら可能だが、CD−ROMドライブでは不可
能なものとなるのである。
【0025】ここで、図13に示すファイナライズ処理
前の最終記録済パケットを読む場合、CD−ROMドラ
イブとCD−R記録機でどのようなことが発生するかを
述べる。CD−R記録機には、ディスク領域(領域B。
図11に図示)の記録/未記録にかかわらず、トラッキ
ングおよびCLVサ−ボ信号を得ることができる機能が
ある。つまり、領域Bの未記録領域(−1−3パケッ
ト#3)に光ピックアップから出射する光ビームが突入
しても、CD−Rに事前記録してある連続溝のATIP
(アブソリュート タイム イン プリグルーブ)信号に
より、トラッキングサ−ボ信号およびCLVサ−ボ信号
が途切れないため、読取りシ−ケンスの破綻はない。こ
のため、最終記録済パケットの記録信号を確認後、そこ
から次のパケットライティングができる。
【0026】一方、CD−ROMドライブでは、−1
−2パケット#2の読込みが終了したとき、直後のパケ
ットに記録済のパケットが存在するか否かの情報は得ら
れず、実際に光ピックアップから出射する光ビームが未
記録領域(パケット記録可能領域:−1−3パケット
#3)に入り、トラッキングサ−ボが破綻して、はじめ
て、そこが未記録領域と判断するしかないのである。
【0027】CD−ROMドライブは、この未記録領域
に突入すると、トラッキング、CLVサ−ボが破綻し、
場合によると、CD−ROMドライブを制御するパソコ
ンがハングアップすることもあった。
【0028】そこで本発明は、上述した問題に鑑みて創
案されたものであり、CD−RのPW方式を用いて情報
を順次追記し、追記可能領域がまだ残っている追記途中
状態でも、先頭記録済パケットから最終記録済パケット
に亘る全ての追記情報を、CD−ROMドライブで読出
し可能なデータ構造の光情報記録媒体を提供することを
目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、下記(1)〜(4)の構成を有する
光情報記録媒体を提供する。 (1) 図1〜図5、図11に示すように、PCA(
PCA領域)、PMA(PMA領域)、リ−ドイン領
域(リ−ドイン領域)、プログラム領域(プログラ
ム領域)、リ−ドアウト領域(リ−ドアウト領域)を
順次配置したCD−Rのパケットライティング記録方式
(PW方式)に準拠して情報を順次追記可能な光情報記
録媒体であって、前記PCAと前記PMAとを配置した
第1領域(領域A)と、前記リ−ドイン領域と前記プロ
グラム領域と前記リ−ドアウト領域とを配置した第2領
域(領域B)とを具備し,前記プログラム領域は、少な
くとも1のトラック(トラック#1)から構成され、前
記トラック(トラック#1)は、少なくとも1のパケッ
ト(パケット#1、パケット#2、パケット#3)から
構成され、前記各パケットは、少なくともユ−ザデ−タ
ブロック、アドレスブロック、ダミ−ブロックを備えて
おり、前記リ−ドイン領域には、少なくとも前記トラッ
ク数、前記トラックの開始時間、リ−ドアウト開始時間
に関する情報が、全ての追記に先立って予め記録されて
おり、今回の追記終了時(第2回追記時)には、最終パ
ケット(パケット#2)内のアドレスブロックのみに追
記終了情報(○記号)を記録し、かつ前回の追記終了時
(第1回追記時)に最終パケットとなったパケット(パ
ケット#1)内のアドレスブロックに記録してある追記
終了情報(○記号)を読出し不能(×記号)とし、次回
の追記(第3回追記)開始時には、追記終了情報の読出
しが可能なアドレスブロックを有するパケットを最終パ
ケット(パケット#2)と判定して、当該最終パケット
(パケット#2)の直後のパケット(パケット#3)か
ら追記することを特徴とする光情報記録媒体。 (2) 請求項1記載の光情報記録媒体であって、第1
番目のパケットのアドレスブロックは、第2番目のパケ
ット以降の追記可能なパケット数分のブロック数を備え
ていることを特徴とする光情報記録媒体。 (3) 請求項1又は請求項2記載の光情報記録媒体で
あって、今回の追記終了時には、前回の追記終了時に最
終パケットと対応するアドレスブロックに記録してある
追記終了情報を、特定の信号でオーバーライトすること
により、前記追記終了情報を読出し不能としたことを特
徴とする光情報記録媒体。 (4) 請求項1乃至請求項3のいずれか1に記載の光
情報記録媒体であって、ダミーブロックに記録する情報
は、最終パケット内のアドレスブロックの読取り後の所
定期間に亘って、再生装置側のトラッキングサーボ動作
が継続可能となる情報であることを特徴とする光情報記
録媒体。
【0030】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様につき
その好ましい実施例(実施例1〜実施例5)について、図
1〜図7、図15〜図22を用いて、順に説明する。図1
は本発明の実施例1の対応図であり、かつ図14に示し
た追記途中状態では追記済情報を読み出すことができな
かった光情報記媒体をCD−ROMドライバで読取り可
能とする解決法を説明するための図、図2は本発明の実
施例1によるパケットの新たな記録フォ−マットを示す
図、図3は図2の記録フォ−マットを用いてパケット♯
1を追記する第1回追記時のパケット♯1のアドレスブ
ロックの記録状態を説明するための図、図4は図2の記
録フォ−マットを用いてパケット♯2を追記する第2回
追記時のパケット♯1,パケット♯2の各アドレスブロ
ックの記録状態を説明するための図、図5は図2の記録
フォ−マットを用いてパケット♯3を追記する第3回追
記時のパケット♯1〜パケット♯3までの各アドレスブ
ロックの記録状態を説明するための図、図6は本発明の
実施例2の対応図であり、かつパケット♯1におけるア
ドレスブロックトータルを備えたパケットの記録フォー
マットを説明するための図、図7は本発明の実施例2の
対応図であり、かつパケット♯1を除く全てのパケット
♯2〜パケット♯101にアドレスブロックを備えてい
ないパケットの記録フォーマットを説明するための図、
図15,図16はそれぞれ本発明の実施例3の対応図で
あり、かつオーバーライト前、オーバーライト後のアドレ
スブロックのデータ構造を説明するための図、図17,
図18,図19はそれぞれ本発明の実施例4の対応図で
あり、かつ新たな記録フォーマットのデータ構造(1)
〜(3)を説明するための図、図20,図21,図22
はそれぞれ本発明の実施例5の対応図であり、かつ光情
報記録媒体の構造例(1)〜(3)を説明するための図
である。前述したものと同一構成部分には同一符号を付
しその説明を省略する。
【0031】[実施例1]本発明の実施例1は、図1に示
すように、図14に示した[課題1]と[課題2]とを
解決するための、下記する[解決法1]と[解決法2]
とを備えているものである。即ち、
【0032】[解決法1]は、PW方式を用いた追記開
始までに、リ−ドイン領域にリ−ドイン情報を予め記
録しておくことである。一方、リ−ドアウト領域には
リ−ドアウト情報を必要に応じて予め記録しておく。
【0033】[解決法2]は、未記録領域(−1−3
パケット#3)内に、光ピックアップから出射する光ビ
ームの進入を防止する為に、パケットの記録フォ−マッ
ト(図2)を新たに定めたことである。なお、図1では
説明を容易にするために、図13と同一のトラック数、
同一のパケット数で示してあるが、本発明はこのトラッ
ク数、パケット数に限定されないものであることは言う
までもない。
【0034】まず、[解決法1]について述べる。ここ
では、リ−ドイン領域へのリ−ドイン情報を記録した
場合についてだけ述べる。リ−ドイン領域に記録する
リ−ドイン情報は、トラック数、トラック開始時間、リ
−ドアウト開始時間、および、トラックの種類(オ−デ
ィオ、デ−タ)等である。図1に示す実施例1では、ト
ラック数は1、トラックの種類はデ−タである。
【0035】このように、リ−ドイン情報として、パケ
ット数、パケットサイズの記録は直接的には不要である
が、1トラックに記録するプログラム領域の大きさは、
およそ記録パケットサイズの総和であり、リードアウト
開始時間とは、密接な関係である。このため、記録パケ
ットサイズの総和または記録媒体の最大記録容量からリ
ードアウト開始時間を予め設定できる。
【0036】こうして、[解決法1]を用いることによ
って、リ−ドイン領域およびリ−ドアウト領域にそ
れぞれリードイン情報およびリードアウト情報を、PW
方式による追記開始までに予め記録しておくことによっ
て、前記した[課題1]をクリアできる。
【0037】次に、[解決法2]について述べる。解決
法2は、未記録領域(−1−3パケット#3)に光ピ
ックアップから出射する光ビームが突入しないようにす
るために、最終記録済パケットを判別可能とする、バケ
ットの新たな記録フォ−マット(図2)を定めたことで
ある。このパケットの新たな記録フォ−マットは、図2
に示すように、各パケットの先頭からリンクブロック、
ランインブロック1〜4、ユ−ザデ−タブロック、アド
レスブロック、ダミ−ブロック、ランアウトブロック
1,2が順次配置されている。また、このパケットの新
たな記録フォ−マットはCD−ROMのセクタフォ−マ
ットに適合している。
【0038】図2の例では、リンクブロックは1ブロッ
ク、ランインブロック1〜4は計4ブロック、ユ−ザデ
−タブロックは32ブロック、アドレスブロックは1ブ
ロック、ダミ−ブロックは10ブロック、ランアウトブ
ロック1,2は2ブロックである。
【0039】図2に示す記録フォ−マットは、図12に
示した記録フォ−マット中のユ−ザデ−タブロックとラ
ンアウトブロック1,2との間に、アドレスブロックと
ダミ−ブロックとを挿入したものに等しいものである。
【0040】さて、このアドレスブロックは、当該パケ
ットが最終記録済パケットか否かの判定に使うものであ
る。またダミ−ブロックは、当該パケットが最終記録済
パケットである場合に当該パケット直後にある未記録状
態のパケット内に光ピックアップから出射する光ビーム
を突入させないように、略リードアウト情報と同様な役
割を持つものである。
【0041】まず、このアドレスブロックの機能につい
て述べる。図2のパケットの記録フォ−マットを用い
て、先頭の−1−1パケット♯1(以下「パケット♯
1」と記す)のユーザデータブロックにユーザデータを
追記する第1回追記時に、パケット♯1のアドレスブロ
ックに対応する媒体側のセクタには、図3に示すよう
に、CD−ROMのセクタフォ−マットで、CD−RO
Mドライブで読取りエラ−のないブロックあることを示
す「読出し可のデータ(○)」を記録する。
【0042】また、このセクタには「読出し可のデータ
(○)」の他に、パケット記録回数、パケット番号等、
パケット記録に関する情報を記録することも可能であ
る。
【0043】上記「読出し可のデータ(○)」の意味す
るところを、一般的なCD−ROMのセクタフォーマッ
ト構造である「CD−ROM mode1」を用いた例
で示す。「CD−ROM mode1」のフォーマット
構造は、各セクタ当り(各アドレスブロック当り)、ヘッダ
領域とデータ領域とエラー訂正符号領域とよりなる。
【0044】ヘッダ領域は当該セクタのアドレス番号等
の情報を記録する領域である。データ領域は2048バ
イトのユーザデータを記録する領域である。エラー訂正
符号領域はEDC(Error Detection
Code)とECC(Error Correction
Code)との各データを記録する領域である。このE
DCとECCとを用いて、データ領域に記録されている
ユーザデータのエラー検出とエラー訂正とを行う。
【0045】前記した「CD−ROM mode1」フ
ォーマット構造で記録したアドレスブロック(1ブロッ
ク(=1セクタ)、セクタ)からのユーザデータの読出
しに、例えばCD−ROMドライブの制御命令である
“READ(10)”(EDC/ECC訂正付き)を用
いる。これにより、ユーザデータはEDC/ECCエラー
訂正処理が施されて、エラー訂正能力以内のエラーデー
タであるときには、本来の正しい値(元の値のデータ)と
して読出すことができる。この結果、1セクタ内の全て
のデータ(ユーザデータ)がエラー訂正による、本来の正
しい値で読出しできる状態は「読出し可のデータ
(○)」である。
【0046】次に、パケット♯1の次の−1−2パケ
ット♯2(以下「パケット♯2」と記す)のユーザデー
タブロックにユーザデータを追記する第2回追記時に、
パケット♯1のアドレスブロックに対応する媒体側のセ
クタに記録されている「読出し可のデータ(○)」に対
して、例えばCD記録の信号であるEFM信号を所定サ
イズでオ−バ−ライトする。このオ−バ−ライトの結
果、この「読出し可のデータ(○)」は、通常のセクタ構
造と異なるものであり、これはCD−ROMドライブで
読取ることができないから、CD−ROMドライブで読
取りエラーであることを示す「読出し不可のデータ
(×)」を有している、即ち、記録済みとして書き換えら
れるものとなる(図4)。
【0047】上記「読出し不可のデータ(×)」の意味
するところを、上記「読出し可のデータ(○)」と同様
に、一般的なCD−ROMのセクタフォーマット構造で
ある「CD−ROM mode1」を用いた例で示す。
前記した「CD−ROM mode1」フォーマット構
造で記録したアドレスブロック(1ブロック(=1セク
タ)、セクタ)に所定サイズのオーバーライトをする
と、セクタ内のオーバーライトされた各データはこの所
定サイズのデータに上書きされた状態となるから、この
結果、各データのピット長(マーク長)が変化し(元のピッ
ト長(マーク長)よりも長くなり)、本来のピット長(マー
ク長)の持つ値と異なるものになる。
【0048】このようにオーバーライトされたセクタか
らユーザデータの読出しに、例えばCD−ROMドライ
ブの制御命令である“READ(10)”(EDC/E
CC訂正付き)を用いる。これにより、本来のピット長
(マーク長)の持つ値とは異なるユーザデータはEDC/
ECCエラー訂正処理を施すのであるが、エラー訂正能
力以上のエラーデータであると、本来の正しい値(元の
値のデータ)にすることができない。この結果、1セク
タ内の全てのデータ(ユーザデータ) がエラー訂正によ
る、本来の正しい値で読出しできない状態は「読出し不
可のデータ(×)」である。
【0049】これに対して、パケット♯2のアドレスブ
ロックに対応する媒体側のセクタには、第1回追記時の
パケット#1と同様に、図4に示すように、CD−RO
Mセクタフォ−マット(「CD−ROM mode1」
フォーマット)で、CD−ROMドライブで読取りエラ
−のないブロックあることを示す「読出し可のデータ
(○)」を記録する。またこのセクタには「読出し可の
データ(○)」の他に、パケット記録回数、パケット番
号等、パケット記録に関する情報を記録することも可能
である。
【0050】この結果、CD−ROMドライブは、パケ
ット♯1のアドレスブロックに対応する媒体側のセクタ
に記録されている「読出し不可のデータ(×)」は読取
ることができないが、この直後のパケット♯2のアドレ
スブロックに対応する媒体側のセクタに記録されている
「読出し可のデータ(○)」を読取ることができる。
【0051】よって、CD−ROMドライブは、「読出
し不可のデータ(×)」から「読出し可のデータ
(○)」の変化をCD−ROMドライブの状態を表すセ
ンスデータから検知し、パケット♯2が最終記録済パケ
ットであることを判別することができる。
【0052】さらに、パケット♯2の次の−1−2パ
ケット♯3(以下「パケット♯3」と記す)のユーザデ
ータブロックにユーザデータを追記する第3回追記時
に、前記した第2回追記時にパケット♯1のアドレスブ
ロックに対応する媒体側のセクタに記録されている「読
出し可のデータ(○)」に対して行うのと同様に、パケ
ット♯2のアドレスブロックに対応する媒体側のセクタ
に記録されている「読出し可のデータ(○)」に対し
て、例えばCD記録の信号であるEFM信号を所定サイ
ズでオ−バ−ライトする。
【0053】このオ−バ−ライトの結果、この「読出し
可のデータ(○)」は、通常のセクタ構造と異なるもの
となり、これはCD−ROMドライブで読取ることがで
きないから、CD−ROMドライブで読取りエラ−のあ
るブロックあることを示す「読出し不可のデータ
(×)」として書き換えられるものとなる(図5)。
【0054】これに対して、パケット♯3のアドレスブ
ロックに対応する媒体側のセクタには、図5に示すよう
に、CD−ROMセクタフォ−マット(「CD−ROM
mode1」フォーマット)で、CD−ROMドライブ
で読取りエラ−のないブロックあることを示す「読出し
可のデータ(○)」を記録する。またこのセクタには
「読出し可のデータ(○)」の他に、パケット記録回
数、パケット番号等、パケット記録に関する情報を記録
することも可能である。
【0055】この結果、CD−ROMドライブは、パケ
ット♯2のアドレスブロックに対応する媒体側のセクタ
に記録されている「読出し不可のデータ(×)」は読取
ることができないが、この直後のパケット♯3のアドレ
スブロックに対応する媒体側のセクタに記録されている
「読出し可のデータ(○)」を読取ることができる。よ
ってCD−ROMドライブは、「読出し不可のデータ
(×)」から「読出し可のデータ(○)」の変化を検知
し、パケット♯3が最終記録済パケットであることを判
別することができる。
【0056】こうしてCD−ROMドライブでは、パケ
ット♯1〜パケット♯3の各アドレスブロックに対応す
る媒体側のセクタに記録されている前記したデ−タを、
先頭パケット♯1からパケット♯3まで順次読込み、こ
のデータが「読出し不可のデータ(×)」から「読出し
可のデータ(○)」の変化した時点における、読出し可
のデータ(○)」に対応するパケットを最終記録済パケ
ットと判定することができる。
【0057】ところで、前述したように、CD−ROM
ドライブがパケット♯1〜パケット♯3の各アドレスブ
ロックに対応する媒体側のセクタに記録されている前記
したデ−タを読込みむことによって、最終記録済パケッ
トの検出はできるが、実際のCD−ROMドライブで
は、次の理由でこの手法では不都合な場合が発生するこ
とが分かった。即ち、CD−ROMドライブの光ピック
アップから出射する光ビームはこの最終記録済パケット
内の各種のデ−タを読取った後でも、しばらく媒体のト
ラッキングサーボおよびCLVサ−ボをロックし続ける
必要があり、そのために、およそ媒体1周程度のEFM
信号の読出しが必要であることが判った。
【0058】このため、前述した本発明の実施例1によ
るパケットの記録フォ−マット(図2)では、アドレス
ブロックの後に、媒体1周程度のEFM信号の読出しを
可能とする10ブロックのダミ−ブロックを入れたとこ
ろ、CD−ROMドライブはこのダミ−ブロックから読
出したEFM信号に基づいて、トラッキングサーボ信号
およびCLVサ−ボ信号を生成することができるから、
CD−ROMドライブは、最終記録済パケットの読出し
を完了した後もサ−ボが破綻しないことが確認できた。
【0059】[実施例2]図6は実施例2の先頭パケット
#1の記録フォ−マットであり、この記録フォーマット
は図2の本発明の実施例1のユ−ザデ−タブロックを除
き、アドレスブロックの大きさを1ブロックから100
ブロックに拡大したものであり、これをアドレスブロッ
クト−タルと呼び、そのブロック数は記録可能パケット
数としたものに等しい。
【0060】図7は実施例2のパケット#2〜パケット
#101までにそれぞれ共通な記録フォ−マットであ
り、図6のアドレスブロックト−タルの代わりに、ユー
ザデータブロックを設けたものに等しい。
【0061】本発明の実施例2は、図6に示すように、
実施例1で述べた各パケット毎に備えてあるアドレスブ
ロックを、先頭のパケット#1に全部集中する記録フォ
ーマットである。その目的は、デ−タアクセスの高速化
である。図6の場合、パケット#2〜パケット#101
の全てのアドレスブロック(100ブロック)を、先頭の
パケット#1に全部集中させて、ここにアドレスブロッ
クトータル(100ブロック)を形成するものである。
【0062】また、実施例2においては、先頭のパケッ
ト#1のアドレスブロックトータルを構成する各アドレ
スブロックへのオーバーライトはそれぞれ前述した実施
例1で説明した方法と同じ方法である。このため、パケ
ット#2〜パケット#101には、図7に示すように、
個別のアドレスブロックを備えていない。
【0063】前記したアドレスブロックトータルを形成
する各アドレスブロックは、パケット#1の記録時に、
全て「読出し可のデータ(○)」の状態に記録される。
パケット#2以降のパケットの記録時に、各パケットの
アドレスブロックは実施例1と同様に、所定のサイズの
EFM信号等でオーバーライトされ、「読出し不可のデ
ータ(×)」の状態になる。
【0064】よってCD−ROMドライブは、「読出し
不可のデータ(×)」から「読出し可のデータ(○)」
の変化を検知し、パケット♯2〜パケット#101のど
れが最終記録済パケットであることかを判別することは
実施例1と同様である。
【0065】この結果、前述した実施例1のように全て
のパケット#2〜#101のアドレスブロックに全てア
クセスしなくとも、1つのパケット#1のアドレスブロ
ックトータルのみを一覧するだけで、全てのパケット#
2〜#101のアドレスブロックの記録状態(記録済パ
ケット、最終記録済パケット、未記録パケット)を認識す
ることができる。これにより、実施例1のものに比較し
て、全てのアドレスブロックに対するアクセスの高速化
を図ることができる。
【0066】図6の例では、アドレスブロックト−タル
は、パケット数100までのアドレスブロックを全て記
録できることを示している。また、図6のアドレスブロ
ック#2〜#4が「読出し不可のデータ(×)」であるこ
とは、パケット#2から#5までは記録済であり、残り
パケット#6〜パケット#101は未記録であることを
示している。
【0067】実施例2では、アドレスブロックト−タル
内の各アドレスブロックの並び方に特徴がある。アドレ
スブロックト−タルの先頭アドレスブロックはパケット
#101のものであり、以下順番(降番順)に並び、最後
尾が初めに追記するパケット#2である。
【0068】この理由は、CD−ROMドライブにおい
て、「読出し可のデータ(○)」の読出しは速いが、
「読出し不可のデータ(×)」の読出しにはCD−RO
Mドライブのデータ読出しのリトライ等の動作のため時
間がかかり、これは「読出し可のデータ(○)」の読出
し時間の10倍以上の差を生じるためである。
【0069】本発明の実施例1によるパケットの記録フ
ォ−マット(図2)のように、先頭パケット♯1から順
番(昇番順)にパケット♯100まで確認する方法である
と、記録済パケットが多くなる程、「読出し不可のデー
タ(×)」の読出しに時間がかかり、「読出し可のデー
タ(○)」の読出しをした後の最終記録済のパケットの
確認まで、非常に時間がかかるためである。しかし、実
施例2の方法(降番順)にすると、最終記録済パケットま
では、エラ−なしパケットなので、短時間で最終記録済
パケットを確認できる。
【0070】[実施例3]本発明の実施例3は、前述した
オーバーライト後のアドレスブロック(即ち前記した
「読出し不可のデータ(×)」)の読取り時間を、実施例
2に対して、さらに短縮して、アクセスを高速化する手法
である。
【0071】実施例2において、オーバーライトによる
アドレスブロックの読出しに時間がかかる理由を分析す
ると以下の2点にあった。 オーバーライトされた領域の大小によるエラー訂正処
理時間「 読出し不可のデータ(×)」の認知方法アルゴリズム
【0072】そこで実施例3では、この課題を解決する
ために以下の改善を行った。 オーバーライトされる領域の縮小「 読出し不可のデータ(×)」の認知方法の変更 である。
【0073】[オーバーライトされる領域の縮小につい
て]実施例2で述べた「CD−ROM mode1」フ
ォーマットで検証すると、セクタ内のオーバーライトさ
れる領域をエラー訂正不能が発生する必要最小限まで縮
小しても、縮小しない前のおよそ1/3の時間で「読出
し不可のデータ(×)」が認知できることが分かった。
つまり、当該セクタ(アドレスブロック)を「読出し不可
のデータ(×)」の状態にするためには、各アドレスブ
ロックを構成する全データをエラー訂正不能にする必要
はないのである。
【0074】また、オーバーライトする当該セクタから
ユーザデータを読出す走査(再生走査・追記走査)を行う
場合に、光ピックアップから出射する光ビームの照射位
置ずれ等が発生することがある。これが発生すると、光ビ
ームは当該セクタ(アドレスブロック)内に照射されず
に、当該セクタの前後にそれぞれ隣接する他セクタ内に
誤照射されてしまう。この結果、当該セクタのユーザデー
タはその先頭データから順番に読出しできないために、
ユーザデータの正確な読出しが行えない不都合が発生す
る。この不都合を解決するための一つの解決手段として
は、隣接する他セクタとの境界に接する当該セクタ内の
境界部分を、前記した光ビームの照射位置ずれを吸収可
能な幅を有するスペース(ブランク)とすることである。
これにより、光ビームの照射位置ずれが発生しても、当該
セクタのユーザデータはその先頭データから順番に読出
しを行うことができる。
【0075】ここで、当該セクタにオーバーライトする
条件は、後述するアドレスブロックのセクタフォーマッ
ト(「CD−ROM mode2 form2」)のエラ
ー訂正能力に適合して、オーバーライトするデータを必
要最小限の数に絞ることであり、これによって、データの
読出し時間の短縮が達成できた。
【0076】[「読出し不可のデータ(×)」の認知方法
の変更]アドレスブロックのCD−ROMフォーマット
(「CD−ROM mode1」フォーマット構造)を、
(「CD−ROM mode2 form2」フォーマ
ット構造)に変更した。さらにオーバーライト後のアド
レスブロックの読出し方法もCD−ROMドライブのセ
クタデータ読取り制御信号を“READ CD”を用い
て達成した。
【0077】さて、「CD−ROM mode2 fo
rm2」フォーマットは、前述した「CD−ROM m
ode1」フォーマットが用いるEDC/ECCを用い
ずに、CIRC(Cross Interleaved
Reed−SolomonCode)のみを訂正コー
ドとして用いるものである。 「CD−ROM mode2 form2」のフォーマ
ット構造は、各セクタ当り(各アドレスブロック当り)、ヘ
ッダ領域とデータ領域とよりなる。このヘッダ領域とデ
ータ領域とは、「CD−ROM mode1」フォーマ
ットのヘッダ領域とデータ領域とに等しい。 「CD−ROM mode1」フォーマットに対して、
「CD−ROM mode2 form2」フォーマッ
トは、その訂正能力は低下するものの、少ないオーバー
ライト領域で訂正不能(「読出し不可のデータ(×)」)
を認知できるものである。
【0078】アドレスブロックを予め、「CD−ROM
mode2 form2」フォーマットで記録し、E
FM信号で所定のサイズでオーバーライトし、上記“R
EAD CD”で読み出すと、アドレスブロックの全デ
ータは上記CIRCによるエラー訂正の実施後、CD−
ROMドライブから1セククタ単位で出力される。
【0079】このCD−ROMドライブから1セククタ
単位で出力されるアドレスブロックの全データはCIR
Cにてエラー訂正されてオーバーライト前の正しい値
(元の値)に戻るものと、CIRCエラー訂正能力以上の
オーバーライトによる記録データの物理的変化のため、
オーバーライト前の正しい値に戻らない、誤った値とが
混在したものである。
【0080】オーバーライトしたアドレスブロックの読
出しについて実施例2と実施例3とを比較する。実施例
2では、アドレスブロックのセクタフォーマットは、
「CD−ROMmode1」フォーマットであり、これ
をREAD(10)(EDC/ECC付き)で読み出す
と、EDC/ECCのエラー訂正において、エラー訂正
能力以内であるとセクタデータをCD−ROMドライブ
から出力するが、エラー訂正能力を超えた場合、セクタ
データは出力せず、セクタ読取り不能のエラーメッセー
ジを出すだけである。そして、このエラーメッセージを
出すまでに、読取りのリトライや、エラー訂正の繰返し
に時間がかかっていた。
【0081】一方、実施例3では、アドレスブロックの
セクタフォーマットは、「CD−ROM mode2
form2」フォーマットであり、これをREAD C
D(EDC/ECCなし)で読み出すと、CIRC訂正
後、訂正能力内の復元データも、訂正能力を超えた訂正
不能データも併せて出力する。この読取り方法では、E
DC/ECC訂正の処理時間がないために、この処理時
間分だけ時間短縮を図ることができる。
【0082】このようなアドレスブロックのセクタデー
タが正誤であることを利用したものが実施例3である。
実施例3でのアドレスブロックのオーバーライト前後に
よる記録データの状況を表したものが、図15および図
16に示すものである。 図15、図16に示すアドレスブロック内の「読出し可
のデータ(○)」または「読出し不可のデータ(×)」
は、データ#1〜データ#n(例えばn=2048。総
データ数2048)で示す1セクタを構成するデータ
が、「CD−ROM mode2 form2」フォー
マットで読み出されたときの状態を示している。
【0083】オーバーライト前の図15の状態では、す
べてのデータ#1〜データ#nはCIRCのみのエラー
訂正処理後、エラーを含まない「読出し可のデータ
(○)」であり、CD−ROMドライブで誤りなく読み
出せることを示している。
【0084】一方、オーバーライト後の図16の状態で
は、CIRCのみのエラー訂正処理後、データ#1、デ
ータ#4はエラーを含まない「読出し可のデータ
(○)」と、データ#2、データ#3、データ#5〜デ
ータ#nはオーバーライト前のデータに戻すことができ
ない、エラーを含む「読出し不可のデータ(×)」であ
り、「読出し可のデータ(○)」と「読出し不可のデー
タ(×)」とが混在する状態である。この混在状態で、
データ#1〜データ#nを読み出すと、「読出し可のデ
ータ(○)」は誤りのない正しい値で読出せるが、「読
出し不可のデータ(×)」では誤りを含むため、正しい
値として読出せない。
【0085】この読出しデータの正誤を利用して、オー
バーライト前に所定の値のデータを予め「読出し可のデ
ータ(○)」を正しい値として記録しておき、それがオ
ーバライト後に正しい値として読出せない(所定の値の
データとは異なる値のデータとして読出せる)ことに着
目し、正しい値が読出せないということをもって、「読
出し不可のデータ(×)」として判定するものである。
【0086】また、こうしたオーバーライト前の所定の
値としては、前記した所定の値と共に、必要に応じてアド
レスブロックのセクタアドレス番号、エラーなし箇所の
値等を併せて使うことができる。この結果、実施例3は
アドレスブロックの所定のデータ領域に記録されてある
データを正しい値または正しい値とは異なる値としてそ
のまま読み出すものであるから、アドレスブロック全体
の領域を読取り不能として検出する実施例1、実施例2
のものに較べ、その検出時間を大幅に短縮する(例えば
1/10以下)にすることができる。
【0087】[実施例4]本発明の実施例4は、図17、
図18、図19に示すように、CD−ROMフォーマッ
トに適合したアプリケーション情報を含む記録フォーマ
ットの構造(1)〜(3)を示すものである。 記録フォーマットの構造(1)は、図17に示すように、
前述した実施例2の図6、図7のデータ構造に適合する
具体的な応用例であり、リードイン領域、ブログラム領
域(トラック#1)、リードアウト領域から構成され
る。プログラム領域は、アプリケーション領域と、アド
レス領域と、データ領域とから構成される。
【0088】アプリケーション領域は、データ領域(デ
ータ#1〜データ#3)に対するデータの書込み読出し
を制御するアプリケーション情報のソフトウェアを記録
する領域である。 アドレス領域は、前述したアドレスブロックトータル(図
6、図15、図16)と同様なものであり、例えば図1
のパケット#1〜パケット#3をデータ領域(データ#
1〜データ#3)として使用する場合、各アドレスブロ
ックの状態(データ領域使用済・未使用情報、「読出し
可のデータ(○)」、「読出し不可のデータ
(×)」、)を全部集中して、ここに記録する領域である
(図6に対応)。
【0089】記録フォーマットの構造(2)は、図18
に示すように、前記した媒体のフォーマットの構造
(1)(図17)中、データ#3とリードアウト領域との
間にブランク領域を設けたものに等しい。 データ領域は、データ#1〜データ#3と、ブランク領域
とから構成される。このブランク領域には、最終追記デー
タ#3とリードアウト領域の間にあって、EFM記録情
報のないブランク領域である。このブランク領域は予め
PW記録しない領域と定め、この領域の大きさ、ブロッ
クのセクタアドレス番地、および領域の有無の少なくと
も1を媒体固有の識別情報とすることができる。
【0090】前述したように、本発明のパケット記録で
はダミーブロック(図7)を備えているため、CD−RO
Mドライブによる最終追記データ#3の再生時に、ブラ
ンク領域に光ピックアップから出射する光ビームが突入
しないため、図18の構造が可能となる。
【0091】記録フォーマットの構造(3)は、図19
に示すように、前記した媒体のフォーマットの構造
(1)(図17)中、リードアウト領域を除いたものに等
しい。この場合も、本発明のパケット記録ではダミーブ
ロック(図7)を備えているため、CD−ROMドライブ
による最終追記データ#3の再生時に、ブランク領域に
光ピックアップから出射する光ビームが突入しないた
め、図19の構造が可能となる。
【0092】このリードアウト領域なしの情報はフォー
マット構造(2)と同様に、媒体の識別情報とすること
ができる。
【0093】[実施例5]本発明の実施例5は、図20、
図21、図22に示す媒体の構造(1)〜(3)であ
り、前述した実施例4のフォーマットを媒体に具体的に
展開するための構造例である。実施例5の説明を、実施
例4の図17のディスクフォーマットの構造(1)を例に
とって説明する。ここでは、詳述しないが、ディスクフォ
ーマットの構造(図18、図19)とをそれぞれ用いるこ
とができることは勿論である。
【0094】媒体の構造(1)は、図20に示すように、
全領域(リードイン領域、プログラム領域(トラック#
1)、リードアウト領域)を、CD−R媒体で構成するも
のである。
【0095】ここで、CD−R媒体は、螺旋状のトラック
溝が刻設されている基板上に、色素層、反射層、保護層を
順次積層形成することにより形成され、また、この色素層
は所定レベル以上のパワーを有する光ビームの照射によ
り透過率が復元不可能なように低下する色素を塗布して
なるものであることは言うまでもない。
【0096】前記した媒体の構造(1)を有する媒体
は、リードイン領域、アプリケーション領域、リードアウ
ト領域に予めそれぞれ必要なデータを追記することによ
り、下記する媒体の構造(2)(図21)と同様の機能構
造とすることができ、また、リードイン領域、リードアウ
ト領域に予めそれぞれ必要なデータを追記することによ
り、下記するディスクの構造(3)(図22)と同様の機
能構造とすることができる。 媒体の構造(1)は、アプリケーション領域とデータ領
域のパケット記録回数、パケットサイズ等が未定のもの
に有効である。
【0097】このことから、媒体の構造(1)を有する
媒体は、下記するディスクの構造(2)(図21)、ディス
クの構造(3)(図22)と比較して、アプリケーション
の容量、データ領域の数、各領域の容量に応じて全プロ
グラム領域の容量の範囲内において各データ記録容量の
区画を任意に設定できるので、最も汎用性が高く、生産
工程も最も少ないものとなり、コストが低減でき、製造
後の在庫管理のスペースの転でも利点がある。
【0098】媒体の構造(2)は、図21に示すように、
全領域(リードイン領域、アプリケーション領域とアドレ
ス領域とデータ領域とから構成されるプログラム領域、
リードアウト領域)中、リードイン領域とアプリケーショ
ン領域とリードアウト領域とをピット/ランドの物理的
深さの変化で記録するCD−ROM領域とし、またアド
レス領域およびデータ領域はCD−R領域とするハイブ
リッド構造である。このディスクの構造(2)は、予め
アプリケーション領域とデータ領域のパケット記録回
数、パケットサイズ等が決まったものに有効である。
【0099】媒体の構造(3)は、図22に示すように、
全領域(リードイン領域、アプリケーション領域とアドレ
ス領域とデータ領域とから構成されるプログラム領域、
リードアウト領域)中、リードイン領域とリードアウト領
域とをCD−ROM領域とし、他のアプリケーション領
域、アドレス領域、データ領域をCD−R領域として構
成とするハイブリッド構造である。
【0100】この媒体の構造(3)は、アプリケーショ
ン領域とデータ領域との各仕様が未定であるが、プログ
ラム領域の仕様が決まっているものに有効である。
【0101】上述した説明においては、パケット#1〜
パケット#3(データ#1〜データ#3)を例として説明
しているが、本発明はこうしたパケット数(データ数)に
限定されるものでないことは言うまでもない。
【0102】また、前述した本発明はCD規格に準拠す
るCD−RおよびハイブリッドCD−Rで表現している
が、これに限定されるものでなく、他のディスク媒体、
例えば追記型デジタル・バーサタイル・ディスク(DV
D−R)等にも応用できることは言うまでもない。
【0103】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、CD−R
のパケットライティング記録方式に準拠して情報を追記
する際に、パケットライティング途中のファイナライズ
処理前の状態であっても、追記済のパケット情報を、C
D−ROMドライブで読込み可能とする光情報記録媒体
を提供することができる。また、本発明は、一般のパソ
コンに付属するCD−ROMドライブに装填して再生状
態とすることにより、光情報記録媒体に記録されている
追記済のパケット情報を直ちに読出して、その追記情報
を確認ができるため、パソコンを介して読出した情報の
ネットワークを介して必要な部署に短時間に配信するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の対応図であり、かつ図1
4に示した追記途中状態では追記済情報を読み出すこと
ができなかった光情報記媒体をCD−ROMドライバで
読取り可能とする解決法を説明するための図である。
【図2】 本発明の実施例1によるパケットの新たな記
録フォ−マットを示す図である。
【図3】 図2のパケットの記録フォ−マットを用いて
パケット♯1を追記する第1回追記時のパケット♯1の
アドレスブロックの記録状態を説明するための図であ
る。
【図4】 図2のパケットの記録フォ−マットを用いて
パケット♯2を追記する第2回追記時のパケット♯1、
パケット♯2の各アドレスブロックの記録状態を説明す
るための図である。
【図5】 図2のパケットの記録フォ−マットを用いて
パケット♯3を追記する第3回追記時のパケット♯1〜
パケット♯3までの各アドレスブロックの記録状態を説
明するための図である。
【図6】 本発明の実施例2の対応図であり、かつパケ
ット♯1におけるアドレスブロックの記録状態を説明す
るための図である。
【図7】 本発明の実施例2の対応図であり、かつパケ
ット♯1を除く全てのパケット♯2〜パケット♯101
にアドレスブロックを備えていないパケットの記録フォ
ーマットを説明するための図である。
【図8】 DAO方式の記録フォ−マットを示す図であ
る。
【図9】 SAO方式の記録フォ−マットを示す図であ
る。
【図10】 TAO方式の記録フォ−マットを示す図で
ある。
【図11】 PW方式の記録フォ−マットを示す図であ
る。
【図12】 PW方式に用いるパケットの記録フォ−マ
ットを示す図である。
【図13】 PW方式のファイナライズ処理前の追記途
中の状態を説明するための図である。
【図14】 図13に示す追記途中状態のCD−Rから
追記情報をCD−ROMドライブで読出すことができな
いことを説明するための図である。
【図15】 本発明の実施例3の対応図であり、かつオ
ーバーライト前のアドレスブロックのデータ構造を説明
するための図である。
【図16】 本発明の実施例3の対応図であり、かつオ
ーバーライト後のアドレスブロックのデータ構造を説明
するための図である。
【図17】 本発明の実施例4の対応図であり、かつ記
録フォーマットのデータ構造(1)を説明するための図
である。
【図18】 本発明の実施例4の対応図であり、かつ記
録フォーマットのデータ構造(2)を説明するための図
である。
【図19】 本発明の実施例4の対応図であり、かつ記
録フォーマットのデータ構造(3)を説明するための図
である。
【図20】 本発明の実施例5の対応図であり、かつ光
情報記録媒体の構造例(1)を説明するための図であ
る。
【図21】 本発明の実施例5の対応図であり、かつ光
情報記録媒体の構造例(2)を説明するための図であ
る。
【図22】 本発明の実施例5の対応図であり、かつ光
情報記録媒体の構造例(3)を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
A,B 領域(第1領域、第2領域)
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC05 CC04 DE27 DE38 EF05 5D090 BB03 CC01 FF26 GG17 GG29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCA、PMA、リ−ドイン領域、プロ
    グラム領域、リ−ドアウト領域を順次配置したCD−R
    のパケットライティング記録方式に準拠して情報を順次
    追記可能な光情報記録媒体であって、 前記PCAと前記PMAとを配置した第1領域と、 前記リ−ドイン領域と前記プログラム領域と前記リ−ド
    アウト領域とを配置した第2領域とを具備し,前記プロ
    グラム領域は、少なくとも1のトラックから構成され、 前記トラックは、少なくとも1のパケットから構成さ
    れ、 前記各パケットは、少なくともユ−ザデ−タブロック、
    アドレスブロック、ダミ−ブロックを備えており、 前記リ−ドイン領域には、少なくとも前記トラック数、
    前記トラックの開始時間、リ−ドアウト開始時間に関す
    る情報が、全ての追記に先立って予め記録されており、 今回の追記終了時には、最終パケット内のアドレスブロ
    ックのみに追記終了情報を記録し、かつ前回の追記終了
    時に最終パケットとなったパケット内のアドレスブロッ
    クに記録してある追記終了情報を読出し不能とし、 次回の追記開始時には、追記終了情報の読出しが可能な
    アドレスブロックを有するパケットを最終パケットと判
    定して、当該最終パケットの直後のパケットから追記す
    ることを特徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光情報記録媒体であっ
    て、 第1番目のパケットのアドレスブロックは、第2番目の
    パケット以降の追記可能なパケット数分のブロック数を
    備えていることを特徴とする光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の光情報記録
    媒体であって、 今回の追記終了時には、前回の追記終了時に最終パケッ
    トと対応するアドレスブロックに記録してある追記終了
    情報を、特定の信号でオーバーライトすることにより、
    前記追記終了情報を読出し不能としたことを特徴とする
    光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1に記
    載の光情報記録媒体であって、 ダミーブロックに記録する情報は、最終パケット内のア
    ドレスブロックの読取り後の所定期間に亘って、再生装
    置側のトラッキングサーボ動作が継続可能となる情報で
    あることを特徴とする光情報記録媒体。
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