JP3384732B2 - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

Info

Publication number
JP3384732B2
JP3384732B2 JP34922797A JP34922797A JP3384732B2 JP 3384732 B2 JP3384732 B2 JP 3384732B2 JP 34922797 A JP34922797 A JP 34922797A JP 34922797 A JP34922797 A JP 34922797A JP 3384732 B2 JP3384732 B2 JP 3384732B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
session
recorded
recording
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34922797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11185447A (ja
Inventor
雅章 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP34922797A priority Critical patent/JP3384732B2/ja
Publication of JPH11185447A publication Critical patent/JPH11185447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3384732B2 publication Critical patent/JP3384732B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報の追記録が
可能なCD−R等の光ディスク,情報の記録及び消去が
可能なCD−RW等の光ディスクに対して情報の記録及
び再生を行なうCD−RWドライブ装置等の情報記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報の追記録が可能なCD−R等
の光ディスク,情報の記録及び消去が可能なCD−RW
等の光ディスクに対して情報の記録及び再生を行なうC
D−RWドライブ装置があった。
【0003】このCD−RWドライブ装置は、上記のよ
うな光ディスクの記録領域を複数の記録区分(各記録区
分を「セッション(Session)」と称する)に分
割し、各セッション中に一連のデータブロック単位(各
データブロックを「トラック(Track)」と称す
る)でユーザ情報を記録している。
【0004】なお、記録領域に複数のセッションが形成
された光ディスクをマルチセッションディスク(Mul
ti Session Disc)と称する。また、各
セッションの大きさは異なり、1セッション内には1
個、もしくは複数個のトラックを記録することができ
る。
【0005】各セッションは、光ディスクの内周側に位
置する先頭領域にトラック管理情報領域(「リードイン
(Lead−In)領域」と称する)を形成し、セッシ
ョン内の各トラック管理情報として目次情報(Tabl
e Of Contents:TOC情報)を記録す
る。
【0006】また、TOC情報は、当該セッション内に
存在する「トラック番号(トラックNo.)」「トラッ
クの先頭アドレス」「次のセッションの先頭アドレス」
等の情報からなる。
【0007】さらに、次のセッションの先頭アドレス
は、光ディスクの記録領域の情報が記録された最終セッ
ションの次のセッションに対してデータを追記可能にす
るため、TOC情報のフォーマットの1つに割り振られ
た場所に記憶するポインタであり、CD−RWドライブ
装置がこのポインタを読み取ることによって次のセッシ
ョンの情報を得て、そのセッションから情報を記録する
ことができる。
【0008】従来のCD−RWドライブ装置は、光ディ
スクに対する情報の記録時、記録対象のセッションに対
して、1つもしくは複数のトラックのユーザ情報を記録
し、その後、セッションの内周側に位置するリードイン
領域にTOC情報を記録して、そのセッションに対する
ユーザ情報記録処理を終了する。
【0009】例えば、セッション内にユーザ情報をトラ
ック1として記録し、その次の情報をトラック2として
記録し、最後にリードイン領域にトラック1と2のTO
C情報を、記録区分終了領域(「リードアウト(Lea
d−Out)領域」と称する)に記録区分終了情報をそ
れぞれ記録し、セッションへの記録処理を終了する。
【0010】また、光ディスクの記録領域に記録された
ユーザ情報を消去する場合、当該ユーザ情報に対して消
去パターンを上書きすることにより、記録領域上から擬
似的に消去している。
【0011】ユーザ情報の消去方式には、光ディスク上
に記録されているユーザ情報及び全セッションのトラッ
ク管理情報のTOC情報と中間記録領域(Progra
mMemory Area:PMA)に記録された情報
を全て消去する完全消去(All Blank)方式
と、PMAと第1セッションのTOC情報のみを消去す
る簡易消去(Minimally Blank)方式と
がある。なお、上記PMAは、トラックの先頭アドレ
ス,終了アドレス等のTOC情報を一時的に保持するた
めの領域である。
【0012】図9は、簡易消去方式でユーザ情報を消去
する前後の記録フォーマットの一例を示す図である。簡
易消去方式によると、(a)に示すPMA,リードイン
領域,及びプレギャップの各領域に対して消去パターン
を上書きし、(b)に示すように、PMA,リードイン
領域,及びプレギャップの各領域(図中斜線部)の他の
領域の情報を残したままユーザ情報を擬似的に消去して
いる。
【0013】すなわち、従来の情報記録再生装置では、
マルチセッションディスクに対して簡易消去法でユーザ
情報を消去した場合、第1セッションのTOC情報のみ
が消去され、第2セッション以降のTOC情報は消去さ
れずに残ってしまうが、簡易消去後は何も情報が記録さ
れていない光ディスクと見做すことができた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の情報記録再生装置では、マルチセッション
ディスクに対して簡易消去法によってユーザ情報を消去
した後、実際には消去されていない第2セッション以降
のTOC情報によって、次に情報を記録するセッション
の位置を正しく認識できなくなる恐れが有るという問題
があった。
【0015】例えば、光ディスクの記録領域の第1セッ
ションの大きさが100メガバイト(Mbyte)の場
合、簡易消去法でユーザ情報を消去すると、第2セッシ
ョン以降の情報がそのまま残っていても、簡易消去後は
何も情報が記録されていない光ディスクと見做すことが
できる。
【0016】しかし、第1セッションに対して消去前と
同じ容量の100メガバイトの情報を記録して、そのT
OC情報に次のセッションの先頭アドレスを記録する
と、その先頭アドレスが既に消去したはずの第2セッシ
ョンの先頭アドレスと一致してしまい、次にこの光ディ
スクを挿入したときに、既に消去したはずの第2セッシ
ョンのTOC情報が再生されてしまうので、次に情報を
記録すべきセッションを誤認識してしまう。
【0017】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、簡易消去法によって記録領域の情報が消去され
たマルチセッションの光ディスクに対して再度情報を記
録するときに、次に情報を記録すべきセッションの位置
の誤認識を回避できるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、情報の記録及び消去が可能な光ディスク
の記録領域を複数のセッションに分割し、その各セッシ
ョンに対してトラック単位で情報の記録及び再生を行な
う情報記録再生装置において、記録領域の先頭のセッシ
ョンのトラック管理情報のみを消去する簡易消去処理が
施された光ディスクに対して情報を記録するとき、記録
対象のセッションのトラックにユーザ情報を記録し、そ
のセッションのトラック管理情報を記録した後、次のセ
ッションのトラック管理情報を消去する手段を設けたも
のである。
【0019】また、上記トラック管理情報を記録すると
き、次のセッションのトラック管理情報が記録されてい
るか否かを判断し、次のセッションのトラック管理情報
が記録されているときにのみそのトラック管理情報の消
去を実行する手段を設けるとよい。
【0020】さらに、上記次のセッションのトラック管
理情報を消去するとき、上記次のセッションのトラック
管理情報が記録されている領域の先頭と最後にそれぞれ
位置する所定数のブロックを再生し、その再生結果に基
づいて上記簡易消去処理以前に記録されたトラック管理
情報が存在するか否かを判断する手段を設けるとなおよ
い。
【0021】この発明の請求項1の情報記録再生装置
は、情報の記録及び消去が可能な光ディスクの記録領域
を複数のセッションに分割し、その各セッションに対し
てトラック単位で情報の記録及び再生を行なう情報記録
再生装置において、記録領域の先頭のセッションのトラ
ック管理情報のみを消去する簡易消去処理が施された光
ディスクに対して情報を記録するとき、記録対象のセッ
ションのトラックにユーザ情報を記録し、そのセッショ
ンのトラック管理情報を記録した後、次のセッションの
トラック管理情報を消去する。
【0022】したがって、簡易消去法によって記録領域
の情報を消去した後は、セッションに情報を記録する度
にその次のセッションに残っている以前のトラック管理
情報を消去することにより、次のセッションを次に情報
を記録すべきセッションと判断することができ、そのセ
ッションにユーザ情報を記録することができる。
【0023】また、この発明の請求項2の情報記録再生
装置は、上記トラック管理情報を記録するとき、次のセ
ッションのトラック管理情報が記録されているか否かを
判断し、次のセッションのトラック管理情報が記録され
ているときにのみそのトラック管理情報の消去を実行す
る。
【0024】したがって、次のセッションに以前のトラ
ック管理情報が残っていないときにはそのトラック管理
情報を消去するような無駄な処理を行なわずに済み、消
去時間を短縮することができる。
【0025】さらに、この発明の請求項3の情報記録再
生装置は、上記次のセッションのトラック管理情報を消
去するとき、上記次のセッションのトラック管理情報が
記録されている領域の先頭と最後にそれぞれ位置する所
定数のブロックを再生し、その再生結果に基づいて上記
簡易消去処理以前に記録されたトラック管理情報が存在
するか否かを判断する。
【0026】したがって、簡易消去処理を施した後に情
報を記録したセッションの次のセッションのトラック管
理情報の記録位置が、簡易消去処理を施す以前に記録さ
れたトラック管理情報の記録位置とずれていても、以前
のトラック管理情報が記録されているか否かを確実に認
識することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の情
報記録再生装置の一実施形態であるCD−RWドライブ
の構成を示すブロック図である。
【0028】このCD−RWドライブは、CPU1,フ
ラッシュROM2,ホストインタフェース(I/F)コ
ントローラ3,バッファマネージャ4,ダイナミックR
AM(DRAM)5,サブコードオペレーションコント
ローラ6,CD−ROMエンコーダ7,SRAM8,C
D−ROMデコーダ9,オーディオコントローラ10,
システムコントローラ11,CDエンコーダ12,CD
デコーダ13,サーボ14,及びスピンドルコントロー
ラ15から成り、CD−RWディスク16に対するデー
タの記録及び再生を行なう。
【0029】CPU1は、このCD−RWドライブ全体
の動作を制御する中央演算処理装置(マイクロコンピュ
ータ)である。フラッシュROM2は、CPU1が消去
及び書き換え可能な不揮発性メモリである。ホストイン
タフェースコントローラ3は、ホストコンピュータ(図
示省略)と、このCD−RWドライブとの通信を司るL
SIである。
【0030】バッファマネージャ4は、ホストコンピュ
ータからの転送データ、及びCD−RWディスク16か
ら読み出したデータの転送を制御するLSIである。ダ
イナミックRAM5は、ホストコンピュータからの転送
データとCD−RWディスク16から読み出したデータ
を一時的に格納するバッファメモリである。
【0031】サブコードオペレーションコントローラ6
は、CD−RWディスク16上に記録するサブコードを
生成したり、CD−RWディスク16から読み出したサ
ブコード(SUB P,Q,R,……,W)を分離する
LSIである。CD−ROMエンコーダ7は、CD−R
OMデータをCD−RWディスク16に書き込む前に変
調するLSIである。
【0032】SRAM8は、プログラム変数等のデータ
を格納するメモリである。CD−ROMデコーダ9は、
再生したCD−ROMデータを復調するLSIである。
オーディオコントローラ10は音楽再生を行なう。シス
テムコントローラ11は、CD−RWディスク16への
データの記録再生を制御するLSIであり、この発明に
かかわる処理を行なう。
【0033】CDエンコーダ12は、CD−RWディス
ク16にデータを書き込む前にユーザデータとサブコー
ドをメディア規格に合うように変調するLSIである。
CDデコーダ13は、CD−RWディスク16から読み
出したデータをユーザデータとサブコードに分離して復
調するLSIである。
【0034】サーボ14は、CD−RWディスク16に
対する光ピックアップ(図示省略)のレーザ光のフォー
カス,トラッキング等のサーボを制御するLSIであ
る。スピンドル(モータ)コントローラ15は、CD−
RWディスク16を回転させるスピンドルモータ(図示
省略)の回転制御を行なうLSIである。
【0035】すなわち、上記システムコントローラ11
等が、情報の記録及び消去が可能な光ディスクの記録領
域を複数のセッションに分割し、その各セッション対し
てトラック単位で情報の記録及び再生を行なう手段と、
記録領域の先頭のセッションのトラック管理情報のみを
消去する簡易消去処理が施された光ディスクに対して情
報を記録するとき、記録対象のセッションのトラックに
ユーザ情報を記録し、そのセッションのトラック管理情
報を記録した後、次のセッションのトラック管理情報を
消去する手段の機能を果たす。
【0036】また、上記トラック管理情報を記録すると
き、次のセッションのトラック管理情報が記録されてい
るか否かを判断し、次のセッションのトラック管理情報
が記録されているときにのみそのトラック管理情報の消
去を実行する手段の機能も果たす。
【0037】さらに、上記次のセッションのトラック管
理情報を消去するとき、上記次のセッションのトラック
管理情報が記録されている領域の先頭と最後にそれぞれ
位置する所定数のブロックを再生し、その再生結果に基
づいて上記簡易消去処理以前に記録されたトラック管理
情報が存在するか否かを判断する手段も果たす。
【0038】図2はCD−RWディスクのマルチセッシ
ョンディスクフォーマットを示す図である。記録領域
は、内周側から記録パワーのキャリブレーションを行な
うPCA20と、トラック情報を記録するプログラムメ
モリエリア(PMA)21と、複数のセッション22と
からなる。各セッション22は、先頭から第1セッショ
ン,第2セッション,…とし、各セッションのサイズは
ランダムであり、それぞれのセッション中のトラック数
やトラックの大きさによって変わる。
【0039】セッション22は、トラック管理情報領域
(「リードイン領域(Lead In Area)」と
称する)23と、1つ又は複数のトラック24と、記録
区分最終領域(「リードアウト領域(Lead Out
Area)」と称する)25とから構成される。
【0040】リードイン領域23は、サブコードQに目
次情報(TOC情報)を記録する。トラック24は、任
意のファイルデータ,音楽データ等のユーザ情報を記録
する領域であり、少なくとも300個のデータブロック
から構成されるデータ群である。リードアウト領域25
は、セッションの終わりを示すエリアである。
【0041】上記リードイン領域23とリードアウト領
域25の大きさは決まっており、例えば、第1セッショ
ンのリードイン領域はおよそ2分30秒であり、リード
アウト領域は1分30秒ぐらいである。また、第2セッ
ションのリードイン領域は1分ぐらいであり、リードア
ウト領域は30秒ぐらいである。
【0042】上記リードイン領域23には、トラック情
報管理データのTOC情報が記録されており、このTO
C情報に基づいてセッション22内のトラック情報を得
ることができる。例えば、ユーザ情報が音楽データの場
合、上記TOC情報に基づいてディスプレイにトラック
の総数と、それぞれのトラックの長さが時間単位で表示
することができる。
【0043】プログラムエリア26は、ユーザ情報を記
録する領域であり、第1セッションの先頭トラック(ト
ラック1)からプログラムエリア26の始まりであり、
スタート開始アドレスは0分0秒0フレームになる。
【0044】図3は、CD−RWディスクにトラックア
ットワンス(Track At Once)方式で情報
を記録したときのフォーマットを示す図である。CD−
RWディスク16の記録領域上に記録されたトラック2
4は、プレギャップ(Pre Gap)部30,ユーザ
データ部31,ランアウトブロック部32とから構成さ
れる。
【0045】プレギャップ部30は、トラックの先頭に
位置し、1ブロックのリンク(Link)ブロック部3
3と、4ブロックのランインブロック部34と、ギャッ
プデータ(Gap Data)部35とからなる。この
プレギャップ部30は、音楽データの場合は無音部に相
当する。
【0046】リンクブロック部33は、トラックとトラ
ックの繋ぎ目を意味するブロックである。ランインブロ
ック部34は、トラックの先頭を意味するブロックであ
る。ユーザデータ部31は、ユーザ情報を記録する領域
である。ランアウトブロック部32は、2ブロックから
なり、トラックの最後を意味するブロックである。
【0047】次に、このCD−RWドライブの処理につ
いて説明する。図4は、このCD−RWドライブにおけ
るCD−RWディスクをマウントしたときの処理を示す
フローチャートである。この処理は、ユーザによってC
D−RWディスクが挿入されると、ステップ(図中
「S」で示す)1でスピンドルモータをスピンアップし
てCD−RWディスクを所定の回転数で回転させ、ステ
ップ2へ進んで光ピックアップからレーザ光をディスク
の記録面上に照射してフォーカス処理を実行し、ステッ
プ3へ進んでディスクのトラック溝に沿って光ピックア
ップからのレーザ光を追従させるトラッキング処理を実
行した後、ディスクのトラック情報等の情報を獲得する
処理を行なう。
【0048】ステップ4で第1セッションのリードイン
領域をリードして、ステップ5へ進んでTOC情報が記
録されているか否かを判断し、TOC情報が記録されて
いなければ、ステップ13へ進んでプログラム変数であ
るTOCトラックフラグを“0”に設定し、第1セッシ
ョンのリードイン領域のTOC情報が消去されているこ
とを記録し、ステップ7へ進む。また、第1セッション
のリードイン領域にTOC情報が記録されていれば、ス
テップ6へ進んでそのトラック情報及び次のセッション
の先頭アドレス(開始アドレス)を獲得し、ステップ7
へ進む。
【0049】ステップ7でPMAをリードし、ステップ
8へ進んでPMAデータが記録されているか否かを判断
し、PMAデータが記録されていなければ、ステップ1
4へ進んでプログラム変数であるPMAトラックフラグ
を“0”に設定し、PMAのPMAデータが消去されて
いることを記録し、ステップ10へ進む。また、PMA
データが記録されていれば、ステップ9へ進んでPMA
からディスク全体のトラック情報を獲得し、ステップ1
0へ進む。
【0050】ステップ10でトラック1のプレギャップ
部をリードし、ステップ11へ進んでギャップデータが
記録されているか否かを判断し、ギャップデータが記録
されていなければ、ステップ15へ進んでプログラム変
数であるギャップフラグを“0”に設定し、プレギャッ
プ部のギャップデータが消去されていることを記録し、
ステップ12へ進む。また、ギャップデータが記録され
ていれば、そのままステップ12へ進む。
【0051】ステップ12で上記TOCトラックフラグ
とPMAトラックフラグとギャップフラグが全て“0”
か否かを判断して、いずれかが“0”でなければ、プロ
グラム変数であるMB(Minimally Blan
k Disc)フラグを“0”に設定し、簡易消去処理
による情報の消去がされていないことを記録して、この
処理を終了する。全てが“0”であれば簡易消去処理に
よる情報の消去がされているものとしてMBフラグを
“1”に設定し、この処理を終了する。
【0052】このようにして、CD−RWディスクのP
MA,第1セッションのリードイン領域,第1トラック
のプレギャップ部の3個所のデータの有無を調べて、簡
易消去(Minimally Blank)法による情
報の消去が施されているか否かをチェックすることがで
きる。
【0053】図5は、このCD−RWドライブにおける
CD−RWディスクに対してセッションを閉じるときの
処理を示すフローチャートである。この処理は、CD−
RWディスク上のセッションにユーザ情報のトラックを
記録した後、他の装置で情報の再生を可能にするために
上記セッションを閉じる処理であり、この処理のとき
に、上記CD−RWディスクが簡易消去処理による情報
の消去を施されていた場合、次セッションのTOC情報
を消去するものである。
【0054】ステップ21でホストI/Fコントローラ
を介してホストコンピュータからクローズセッションコ
マンド(Close Session Comman
d)を受信すると、ステップ22へ進んでユーザ情報を
記録したセッションのリードイン領域に「トラックの開
始アドレス情報」「次のセッションに追記可能にさせる
か否かを示す情報」等のTOC情報(TOCパターン)
を記録し、ステップ23へ進んでライトエラーか否かを
判断する。
【0055】ステップ23の判断でライトエラーなら、
ステップ28へ進んでエラーコードを設定し、クローズ
セッションコマンドの実行をエラー終了するが、ライト
エラーでなけれぱ、ステップ24へ進んでリードアウト
領域にリードアウトデータを記録し、ステップ25へ進
んでライトエラーか否かを判断する。
【0056】ステップ25の判断でライトエラーなら、
ステップ28へ進んでエラーコードを設定し、クローズ
セッションコマンドの実行をエラー終了するが、ライト
エラーでなけれぱ、ステップ26へ進んでMBフラグに
“1”が設定されているか否かを判断して、設定されて
いなければ、そのまま処理を終了するが、設定されてな
ければ、ステップ27へ進んで次のセッションのリード
イン領域のTOC情報のデータ消去処理を実行し、この
処理を終了する。
【0057】すなわち、CD−RWディスクのセッショ
ンにユーザ情報を記録した後、上述のマウント処理によ
って得たMBフラグが簡易消去処理による情報の消去が
施されていることを示している場合、ユーザ情報を記録
したセッションの次のセッションのリードイン領域から
TOC情報を消去する。
【0058】なお、この次セッションのTOC情報のデ
ータ消去処理では、物理的に記録領域上からデータを消
去するのではなく、予め設定した消去パターンを上書き
することによって消去領域と認識させる。
【0059】このようにして、簡易消去処理を施したC
D−RWディスクに消去前のTOC情報が残っていて
も、情報の記録のときにそのTOC情報を消去するの
で、次に情報を記録すべきセッションのトラックの誤認
識を回避することができる。
【0060】次に、上述のクローズセッション処理のと
き、次のセッションのリードイン領域にTOC情報が記
録されていないときにはその消去処理は無用であり、簡
易消去処理を施したCD−RWディスクに対して、セッ
ションへのデータの記録の度に次のセッションのリード
イン領域からTOC情報を消去するのでは処理時間が無
駄になる。
【0061】そこで、上述のクローズセッション処理の
ときに、次のセッションのリードイン領域にTOC情報
が記録されていないときには、その消去処理を実行せず
に処理を終了すると良い。
【0062】また、簡易消去処理後に記録したセッショ
ンの次のセッションのリードイン領域と簡易消去処理前
の旧リードイン領域がずれていた場合、旧リードイン領
域のTOC情報が記録されているか否かを認識できなく
ことがある。
【0063】図6及び図7は、簡易消去処理でユーザ情
報を消去する前の旧リードインと消去後の新リードイン
領域とがずれているときの例を示す記録フォーマットの
図である。
【0064】例えば、図6の(a)に示したフォーマッ
トの情報に簡易消去処理を施し、PMA,リードイン領
域,及びプレギャップ部を消去した後、図6の(b)に
示すように、消去前の第1セッションの大きさよりも小
さい容量の第1セッションを記録した場合、次セッショ
ンのリードイン領域の位置Xが、消去前のリードイン領
域の位置Yよりも第1セッション側にZだけずれてしま
う。
【0065】また、図7の(a)に示したフォーマット
の情報に簡易消去処理を施し、PMA,リードイン領
域,及びプレギャップ部を消去した後、図7の(b)に
示すように、消去前の第1セッションの大きさよりも大
きい容量の第1セッションを記録した場合、次セッショ
ンのリードイン領域の位置X′が、消去前のリードイン
領域の位置Y′よりも後方にZ′だけずれてしまう。
【0066】そこで、上述のクローズセッション処理の
ときに、次のセッションのリードイン領域の先頭の所定
ブロックと最後の所定ブロックを再生し、以前のTOC
情報が記録されているか否かを判断すると良い。
【0067】図8は、次のセッションのリードイン領域
にTOC情報が記録されているときにのみ消去処理を実
行するTOC情報消去処理を示すフローチャートであ
る。この処理は、ユーザ情報を記録したセッションを閉
じるとき、ステップ31でプログラム変数の消去フラグ
を“0”に設定してクリアし、ステップ32へ進んでM
Bフラグが“1”に設定されているか否かを判断する。
【0068】ステップ32の判断でMBフラグが“0”
ならば簡易消去処理を施したディスクではないと認識
し、クローズセッション処理を終了する。また、ステッ
プ32の判断でMBフラグが“1”ならば、簡易消去処
理を施したディスクと認識し、ステップ33へ進んで次
セッションのリードイン領域の先頭の所定数(例えば、
5ブロック)のブロックを再生し、ステップ34へ進ん
でTOC情報を検出したか否かを判断する。
【0069】ステップ34の判断でTOC情報を検出し
たら、ステップ37へ進んで消去フラグを“1”に設定
する。また、ステップ34の判断でTOC情報を検出し
なければ、ステップ35へ進んで次セッションのリード
イン領域の最後の所定数(例えば、5ブロック)のブロ
ックを再生し、ステップ36へ進んでTOC情報を検出
したか否かを判断する。
【0070】ステップ36の判断でTOC情報を検出し
なければ、ユーザ情報が記録されていると判断し、この
処理を終了する。また、ステップ36の判断でTOC情
報を検出したら、ステップ37へ進んで消去フラグに
“1”を設定し、ステップ38へ進んで消去フラグに
“1”が設定されているか否かを判断する。
【0071】ステップ38の判断で消去フラグに“1”
が設定されていなければ(消去フラグが“0”のと
き)、この処理を終了し、設定されていれば、ステップ
39へ進んで次セッションのリードイン領域に予め設定
した消去パターンを上書きして、このリードイン領域に
記録されている以前のTOC情報を消去する処理を実行
し、この処理を終了する。
【0072】このようにして、クローズセッション処理
のときに、次セッションのリードイン領域に以前のTO
C情報が記録されていないときには、その消去処理を行
なわないので、無駄な処理時間を費やさずに済む。ま
た、簡易消去処理後のセッションの記録により、消去処
理前後の次セッションのリードイン領域の位置がずれて
も、消去処理前に記録された次セッションのTOC情報
の存在を正しく認識することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る情報記録再生装置によれば、簡易消去法によって記録
領域の情報が消去されたマルチセッションの光ディスク
に対して再度情報を記録するときに、次に情報を記録す
べきセッションの位置の誤認識を回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の情報記録再生装置の一実施形態であ
るCD−RWドライブの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したCD−RWディスクのマルチセッ
ションディスクフォーマットを示す図である。
【図3】図1に示したCD−RWディスクにトラックア
ットワンス方式で情報を記録したときのフォーマットを
示す図である。
【図4】図1に示したCD−RWドライブにおけるCD
−RWディスクをマウントしたときの処理を示すフロー
チャートである。
【図5】図1に示したCD−RWドライブにおけるCD
−RWディスクに対してセッションを閉じるときの処理
を示すフローチャートである。
【図6】簡易消去処理でユーザ情報を消去する前の旧リ
ードインと消去後の新リードイン領域とがずれていると
きの例を示す記録フォーマットの図である。
【図7】図6とは異なるずれの例を示す記録フォーマッ
トの図である。
【図8】図1に示したCD−RWドライブにおける次セ
ッションのリードイン領域にTOC情報が記録されてい
るときにのみ消去処理を実行するTOC情報消去処理を
示すフローチャートである。
【図9】従来の情報記録再生装置における簡易消去方式
でユーザ情報を消去する前後の記録フォーマットの一例
を示す図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:フラッシュROM 3:ホストI/Fコントローラ 4:バッファマネージャ 5:DRAM 6:サブコードオペレーションコントローラ 7:CD−ROMエンコーダ 8:SRAM 9:CD−ROMデコーダ 10:オーディオコントローラ 11:システムコントローラ 12:CDエンコーダ 13:CDデコーダ 14:サーボ 15:スピンドルコントローラ 16:CD−RWディスク 20:PCA 21:PMA 22:セッション 23:リードイン領域 24:トラック 25:リードアウト領域 30:プレギャップ部 31:ユーザデータ部 32:ランアウトブロック部 33:リンクブロック部 34:ランインブロック部 35:ギャップデータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 27/00 - 27/06 G11B 27/10 - 27/34 G11B 20/10 - 20/12 G06F 3/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録及び消去が可能な光ディスク
    の記録領域を複数のセッションに分割し、その各セッシ
    ョンに対してトラック単位で情報の記録及び再生を行な
    う情報記録再生装置において、 記録領域の先頭のセッションのトラック管理情報のみを
    消去する簡易消去処理が施された光ディスクに対して情
    報を記録するとき、記録対象のセッションのトラックに
    ユーザ情報を記録し、そのセッションのトラック管理情
    報を記録した後、次のセッションのトラック管理情報を
    消去する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記トラック管理情報を記録するとき、次のセッション
    のトラック管理情報が記録されているか否かを判断し、
    次のセッションのトラック管理情報が記録されていると
    きにのみそのトラック管理情報の消去を実行する手段を
    設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の情報記録再生装置におい
    て、 前記次のセッションのトラック管理情報を消去すると
    き、前記次のセッションのトラック管理情報が記録され
    ている領域の先頭と最後にそれぞれ位置する所定数のブ
    ロックを再生し、その再生結果に基づいて前記簡易消去
    処理以前に記録されたトラック管理情報が存在するか否
    かを判断する手段を設けたことを特徴とする情報記録再
    生装置。
JP34922797A 1997-12-18 1997-12-18 情報記録再生装置 Expired - Fee Related JP3384732B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34922797A JP3384732B2 (ja) 1997-12-18 1997-12-18 情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34922797A JP3384732B2 (ja) 1997-12-18 1997-12-18 情報記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11185447A JPH11185447A (ja) 1999-07-09
JP3384732B2 true JP3384732B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=18402347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34922797A Expired - Fee Related JP3384732B2 (ja) 1997-12-18 1997-12-18 情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3384732B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI387962B (zh) * 2007-05-28 2013-03-01 Sandisk Il Ltd 可卸除式大容量儲存裝置之系統及方法與儲存資訊之電腦可讀取媒體
US8595390B1 (en) 2007-05-28 2013-11-26 Sandisk Il Ltd. Multiple session accessiblity via a CD-ROM interface

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11185447A (ja) 1999-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100272076B1 (ko) 씨디-알/이 광 저장 디스크의 데이터 기록 방법및 광 드라이브유닛
US6473380B1 (en) Information recording and reproducing apparatus for formatting a rewritable recording medium by an easy formatting method
JP2000285462A (ja) 光ディスクのディスク情報取得方法、アクセス制御方法、記録制御方法および光ディスク記録装置
JPH1166751A (ja) 情報記録再生装置
JPH02187979A (ja) ディスク記録再生装置
RU2005114052A (ru) Оптический носитель записи, устройство и способ записи-воспроизведения, способ инициализации и способ повторной иницианизации
JP2004022069A (ja) 情報記録装置と情報記録方法とプログラムと記録媒体と情報記録システム
US7035172B1 (en) Method of logically erasing contents of a CD-RW disc while preserving disc ID
JP2000003517A (ja) 光ディスク記録装置
JP3384732B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3825511B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH0935270A (ja) Cd−rドライブ装置
JP3282941B2 (ja) Cd−rドライブ装置
JPH10302397A (ja) 光ディスク記録装置
JPH10269751A (ja) 情報記録再生装置
JP3486486B2 (ja) Cd−rドライブ装置
JP3782208B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP3602935B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3992850B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3322832B2 (ja) 光ディスク記録装置
JP4015544B2 (ja) 情報処理装置
JP4002773B2 (ja) 光ディスク装置
JP4651603B2 (ja) 情報記録再生装置
JP3804959B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2001351311A (ja) 光ディスクのシーク方法および光ディスク駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071227

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081227

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees