JP3985803B2 - 画像再生装置 - Google Patents

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本願発明は、例えば、DVDプレイヤ等の画像再生装置に関するものである。
従来、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠する、いわゆるHDMI出力機器(例えばDVD(digital versatile disc)プレイヤ)においては、それに接続される、上記HDMI規格に準拠する、いわゆるHDMIリピータ機器やHDMIシンク機器(例えばディスプレイ装置)に対応して、複数の解像度がユーザの操作に基づいて設定可能とされているものがある。
ディスプレイ装置は、入力される画像の解像度が予め一つのみ決められているもの、あるいは複数の解像度が処理可能なもの等があり、通常、ディスプレイ装置ごとに処理可能な画像の解像度が異なっている。したがって、DVDプレイヤにおいては、それらのディスプレイ装置の解像度に対応するため、複数の解像度が設定可能とされている。
この解像度の設定は、通常、ユーザがそのDVDプレイヤのセットアップメニューの解像度変更設定画面を表示させ、その解像度変更設定画面中に表示される複数の解像度から任意の解像度を選択することによりなされる。DVDプレイヤでは、この解像度変更設定画面中に表示される解像度は、接続されるディスプレイ装置が特定できない場合もあるため、ディスプレイ装置で処理可能と想定され汎用的に用いられている解像度が予め設定されている。
一方、ディスプレイ装置においては、入力される画像データに対して変換可能な解像度が予め設定されており、EDID(Extended Display Identification Data)情報として内部に設けられたROM等に記憶されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−15425号公報
DVDプレイヤでは、ディスプレイ装置が接続されたとき、ディスプレイ装置のROMに記憶されているEDID情報(解像度情報を含む)を読み出すのであるが、従来のDVDプレイヤでは、読み取ったEDID情報を、解像度変更設定画面中に表示される解像度の種類として表示するものではない。そのため、上記EDID情報に、DVDプレイヤにおいてユーザによって設定可能な解像度が含まれていない場合にも、ユーザは、その含まれていない解像度を選択することができ、解像度の選択の操作性が良好とはいえなかった。
すなわち、図8に示すように、DVDプレイヤにおいて設定可能な解像度(A欄参照)が、a,b,c,d,e(ここで、a,b,c,d,eは、縦Xピクセル及び横Yピクセルの解像度をそれぞれ示すものとする。)であり、EDID情報に含まれる解像度(B欄参照)が、a,b,cである場合、DVDプレイヤにおいて例えば解像度d又はeが設定されると、解像度d又はeは、ディスプレイ装置で対応されていないため、ディスプレイ装置では画像が表示されない、あるいは画像の乱れた表示がされることになる。
そのため、ディスプレイ装置から読み出され、セットアップメニューの解像度変更設定画面に表示された解像度d,eは意味をもたないことになるが、解像度変更設定画面にはそれらが表示されるため、ユーザが誤ってそれらを選択した場合、再度設定し直さなければならないといった手間が生じていた。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、ユーザがディスプレイ装置で処理可能な解像度を選択する際、その操作性を向上させることのできる画像再生装置を提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明によって提供される画像再生装置は、画像データの出力処理可能な解像度の種類を記憶するとともに、記憶された複数の解像度のうちいずれかの解像度の画像データを表示可能なディスプレイ装置に対して所定の画像データを出力する出力手段を備える画像再生装置であって、外部から入力される画像データの解像度を変換する解像度変換手段と、前記外部から入力される画像データにおける前記解像度変換手段によって変換可能な解像度の種類を記憶する記憶手段と、前記ディスプレイ装置で記憶されかつ出力処理可能な解像度の種類を前記ディスプレイ装置から読み出す読出手段と、前記記憶手段によって記憶された解像度の種類と、前記読出手段によって読み出された解像度の種類とを照合し、前記記憶手段にのみ記憶されている第1の解像度の種類と、前記記憶手段及び前記ディスプレイ装置の両方に記憶されている第2の解像度の種類と、前記ディスプレイ装置にのみ記憶されている第3の解像度の種類とを認識する照合手段と、前記外部から入力される画像データの解像度を判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段によって判別された解像度が、前記照合手段によって認識された前記第1乃至第3の解像度の種類のいずれに含まれるかを判別する第2の判別手段と、前記第1の判別手段によって判別された解像度が前記第2の解像度の種類に含まれる場合、前記解像度変換手段による解像度の変換を禁止する禁止手段と、を備えることを特徴としている(請求項1)。
この発明によれば、記憶手段によって記憶された解像度の種類と、読出手段によって読み出された、ディスプレイ装置に記憶されディスプレイ装置で出力処理可能な解像度の種類とが照合手段によって照合され、記憶手段にのみ記憶されている第1の解像度の種類と、記憶手段及びディスプレイ装置の両方に記憶されている第2の解像度の種類と、ディスプレイ装置にのみ記憶されている第3の解像度の種類とが認識される。そして、外部から入力される画像データの解像度が第2の解像度の種類に含まれる場合は、解像度変換手段によるその画像データの解像度の変換が禁止されるので、ディスプレイ装置に表示される画像の画質の劣化を抑制することができる
好ましい実施の形態によれば、前記第1の判別手段によって判別された解像度が前記第1又は第3の解像度の種類に含まれる場合、予め定める優先順位に基づいて前記第1又は第3の解像度を選択する選択手段を更に備え、上記解像度変換手段は、前記選択手段によって選択された解像度に基づいて、前記外部から入力される画像データの解像度を変換するとよい(請求項2)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記照合手段により認識された前記第2の解像度の種類のみを案内表示する案内表示手段と、前記案内表示手段によって案内表示された解像度のうち、前記出力手段によって前記ディスプレイ装置に出力する画像データの解像度を設定するための設定入力手段とを更に備えるとよい(請求項3)。
本願発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明の画像再生装置としての例えばDVDプレイヤとそれに接続されるディスプレイ装置との構成を示すブロック図である。このDVDプレイヤは、HDMI規格に準拠したいわゆるHDMI出力機器であって、主にDVDを再生するためのものであるが、図示しない外部入力端子から入力されるアナログのビデオ信号をも表示可能とされている。なお、図1には、画像信号に関連する構成のみを示している。
ここで、このDVDプレイヤ1に接続されるディスプレイ装置2としては、例えばHDMI規格に準拠したいわゆるHDMIシンク機器が用いられ、ディスプレイ装置2は、それを制御するためのHDMI制御部3と、EDID(Extended Display Identification Data)情報を格納するメモリ4とを有している。メモリ4には、ディスプレイ装置2で処理可能な画像データの解像度の種類や同期周波数等の情報が記憶されている。HDMI制御部3は、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)のための処理を行う機能を有している。
上記DVDプレイヤ1は、解像度判別部11と、解像度変換部12と、HDMI変換部13と、システム制御部14と、操作表示部15と、メモリ16と、コネクタ部17とによって概略構成されている。
解像度判別部11は、再生されるDVDの画像データの解像度又は図示しない外部入力端子から入力されるアナログの画像データの解像度を判別するものである。解像度判別部11によって判別されたDVD等の画像データは、解像度変換部12に出力される。
解像度変換部12は、解像度判別部11によって判別されたDVD等の画像データの解像度をシステム制御部14の制御指令により変換するものである。解像度変換部12によって解像度が変換された画像データは、HDMI変換部13に出力される。
HDMI変換部13は、解像度変換部12によって解像度が変換された画像データをシステム制御部14の制御指令によりHDMI規格のデータに変換するためのものである。HDMI変換部13によって変換されたHDMI規格のデータは、コネクタ部17に出力される。
コネクタ部17は、ディスプレイ装置2に接続されたHDMIケーブル20を接合するためのものである。HDMI変換部13から出力された画像データは、コネクタ部17を介してディスプレイ装置2に出力される。
システム制御部14は、図示しないマイクロコンピュータ等からなり、解像度判別部11、解像度変換部12、HDMI変換部13、及び操作表示部15等を統括的に制御するものである。システム制御部14には、マンマシンインターフェースとしての操作表示部15が接続されており、システム制御部14は、この操作表示部15からの操作入力や各部からの制御信号及びデータに基づいて所定のデータ処理を行う。
システム制御部14は、操作表示部15に、各種の初期設定を行うためのセットアップメニューを表示させる機能を有しており、セットアップメニューには、画像データの解像度をユーザによる操作によって設定変更可能な解像度変更設定画面が含まれている。例えばユーザによってこの解像度変更設定画面を通じて解像度の変更操作が行われると、システム制御部14は、解像度変換部12に対して選択入力された解像度に変換すべき制御信号を解像度変換部12に送る。解像度変換部12では、この制御信号に応じて画像データの解像度を変換する。なお、システム制御部14は、デフォルト値として予め定められた解像度の値を、ユーザによって変更されない限り、常時認識している。
システム制御部14には、例えばROMからなるメモリ16が接続されており、メモリ16には、解像度変換部12において変換可能であってコネクタ部17からディスプレイ装置2に対して出力可能な解像度の種類が予め記憶されている。すなわち、このDVDプレイヤ1に接続されるディスプレイ装置2では、処理可能な解像度が予め設定されているのであるが、個々のディスプレイ装置2において処理可能な解像度が異なっていることがあるので、DVDプレイヤ1のメモリ16には、ディスプレイ装置2が処理可能と想定され汎用的に用いられる解像度の種類が予め記憶されている。
システム制御部14には、HDMI規格に準拠したデータ信号線18及びクロック信号線19(「DDCライン」と呼称される。)がコネクタ部17との間で設けられ、コネクタ部17は、HDMIケーブル20を介してディスプレイ装置2と接続される。
システム制御部14は、接続されたディスプレイ装置2のメモリ4に記憶されている、ディスプレイ装置2において出力可能な解像度の種類を上記データ信号線18、クロック信号線19、及びHDMIケーブル20を介して読み出して、メモリ16に記憶されている出力可能な解像度の種類と照合させる機能を有している。そして、システム制御部14は、その照合の結果、メモリ16に記憶されている解像度と一致しない解像度がある場合、それをセットアップメニューの解像度変更設定画面に表示させることを禁止する機能を有する。
より具体的には、図2に示すように、DVDプレイヤ1のメモリ16に記憶されている、出力可能な解像度の種類(A欄参照)をa,b,cとし、ディスプレイ装置2のメモリ4に記憶され、システム制御部14によって読み出される、ディスプレイ装置2が処理可能な解像度の種類(B欄参照)をa,b,d,eとすると、解像度cは、ディスプレイ装置2が処理可能な解像度ではないため、セットアップメニューの解像度変更設定画面に、ユーザによって変更可能な解像度として表示することを禁止する。この場合、セットアップメニューの解像度変更設定画面には、両者において取扱い処理が可能な解像度a,bのみをユーザによって変更可能な解像度として表示する。なお、解像度d,eは、DVDプレイヤ1が出力可能な解像度ではないため、セットアップメニューの解像度変更設定画面には当初から表示されないものである。
このようにすれば、ユーザがディスプレイ装置2で処理することができない解像度cを誤って選択することを防止することができ、再度解像度を選択し直す操作を行うことが回避できるため、ユーザによる操作性の向上を図ることができる。
次に、DVDプレイヤ1における作用を、図3に示すフローチャート及び図4に示す模式図を参照して説明する。
まず、DVDプレイヤ1にディスプレイ装置2がHDMIケーブル20を介して接続されると(S1:YES)、DVDプレイヤ1のシステム制御部14によって、ディスプレイ装置2のメモリ4に記憶されているEDID情報が読み出される(S2)。
次いで、システム制御部14によって読み出されたEDID情報の中からディスプレイ装置2が処理可能な解像度の種類(図2のB欄参照)が抽出されるとともに、システム制御部14によって自己のメモリ16に記憶されている、ディスプレイ装置2に出力可能な解像度の種類(図2のA欄参照)が読み出される。
そして、システム制御部14によってこれらの解像度が照合され(S3)、図4に示すように、それぞれの解像度が「DVDプレイヤ1で出力可能であってディスプレイ装置2で処理できない解像度のグループ(領域A1参照)」、「DVDプレイヤ1で出力可能であり、かつディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ(領域A2参照)」、及び「DVDプレイヤ1で出力不可能であってディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ(領域A3参照)」に分類されて認識される(S4)。図4によると、領域A1には解像度cが含まれ、領域A2には解像度a,bが含まれ、領域A3には解像度d,eが含まれている。
次に、ユーザによる操作表示部15における操作入力に基づいて、システム制御部4によって、セットアップメニューの解像度設定変更画面を表示させる旨の操作があるか否かが判別され(S5)、解像度設定変更画面を表示させる旨の操作があると判別されると(S5:YES)、システム制御部14によって操作表示部15にセットアップメニューの解像度設定変更画面が表示される(S6)。ユーザは、この選択画面によってディスプレイ装置2が処理可能な解像度を選択することができるのであるが、この解像度設定変更画面には、上述した照合の結果、「DVDプレイヤ1で出力可能であり、ディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ」に含まれる、領域A2の解像度a,bのみが表示される。
ユーザによって「DVDプレイヤ1で出力可能であり、ディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ」のみの一覧から任意な解像度が設定変更されたか否かが、システム制御部4によって判別され(S7)、その旨の操作信号がシステム制御部14に送られて、システム制御部4によって設定変更の操作入力があったと判別されると(S7:YES)、システム制御部4によって、変更後の解像度の値が認識され(S8)、その認識された解像度で変換を行う旨の制御信号がシステム制御部14から解像度変換部12に送られる。
なお、ステップS7においてユーザによって解像度の設定変更操作がないと判別された場合(S7:NO)、デフォルト値としての解像度で変換を行う旨の制御信号がシステム制御部14から解像度変換部12に送られる。
解像度変換部12では、システム制御部14から送られた解像度に応じて、解像度判別部11を通過した画像データの解像度の変換処理が行われる(S9)。そして、変換された解像度を有する画像データは、HDMI変換部13に送られる。
HDMI変換部13では、システム制御部14からの制御信号により、解像度変換部12から送られた、変換後の解像度を有する画像データが、HDMI規格に応じた画像データに変換され(S10)、コネクタ部17を介して、ディスプレイ装置2に送られる。
ディスプレイ装置2では、DVDプレイヤ1から送られた画像データに基づいて、DVDプレイヤ1の解像度変換部12において変換された解像度が処理されてその表示画面に画像が表示される(S11)。
また、ステップS5において、解像度設定変更画面を表示させる旨の操作がないと判別された場合(S5:NO)、システム制御部14によって認識されているデフォルト値としての解像度の値が「DVDプレイヤ1で出力可能であり、ディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ(領域A2)」に含まれているか否かが判別され(S12)、デフォルト値としての解像度の値が領域A2に含まれている場合(S12:YES)、ステップS9に進み、その解像度にするための変換処理が行われる。
一方、ステップS12において、デフォルト値としての解像度の値が、システム制御部14における照合処理の結果、領域A2に含まれていない場合(S12:NO)、システム制御部14によって領域A2に含まれる解像度の中から任意の解像度が選択される(S13)。この場合、領域A2に含まれる複数の解像度には、予め優先順位(例えば解像度の低い方から優先順位が高くなるような順位)が設定されており、その優先順位に応じて解像度が選択される。そして、ステップS9に進み、その解像度にするための変換処理が行われる。
このように、セットアップメニューの解像度設定変更画面には、ディスプレイ装置2で処理することができない解像度は、表示されないので、ユーザは、誤ってディスプレイ装置2で処理することができない解像度を選択する余地がない。したがって、再度、解像度の変更設定を行う必要がなく、操作性が向上される。
ところで、DVDプレイヤ1においては、上記したように解像度変換部12が設けられているが、画像データは、この解像度変換部12において画像変換処理行われると、画像自体に劣化が生じることがある。画像の劣化を抑制するためには、解像度変換部12における画像変換処理を行わないことが望ましい。
しかしながら、従来のDVDプレイヤでは、入力された画像データは、必ず、この解像度変換部12を通過してHDMI変換部13に送られるため、少なからず画像の劣化が生じる。例えば、ユーザの操作表示部15における操作入力によって、DVDプレイヤ1から出力される画像データの解像度が「1280×720」ピクセルに設定された場合、外部入力端子から入力されたビデオ信号の解像度が、設定された解像度と同じ「1280×720」ピクセルであっても、画像データは、一旦、解像度変換部12を通過することにより、解像度変換処理が行われるため、画像劣化が生じる。
また、ディスプレイ装置2に例えば液晶表示装置やプラズマディスプレイ装置が用いられる場合、それらは表示可能なドット数が予め設定されているため、そのドット数と同じ解像度の画像データがDVDプレイヤ1から送られたときには、それをそのまま表示することができる。ところが、そのドット数と異なる解像度を有する画像データがDVDプレイヤ1から送られたときには、その解像度から表示可能なドット数の解像度に変換しなければならない。したがって、ディスプレイ装置2においても、画像の劣化が生じ、DVDプレイヤ1にこのようなディスプレイ装置2が接続された場合には、二度にわたって画像劣化が生じることになり、画像品質の上で問題があった。
そこで、この実施形態では、解像度変換の必要がない場合には、解像度変換処理の実行を回避することにより、すなわち、画像データが解像度変換部12を通過しないようにすることにより、画像劣化を抑制するようにしている。具体的には、図5に示すように、解像度判別部11とHDMI変換部13との間に、解像度変換部12を迂回するバイパス経路22を有するバイパス部21が設けられている。
より詳細には、バイパス部21には、第1及び第2スイッチ23,24が設けられている。第1スイッチ23は、解像度判別部11と解像度変換部12との間に設けられており、第1スイッチ23の入力は、解像度判別部11に接続され、第1スイッチ23の一方の出力は、解像度変換部12に接続され、第1スイッチ23の他方の出力は、バイパス経路22に接続されている。
また、第2スイッチ24は、解像度変換部12とHDMI変換部13との間に設けられており、第1スイッチ23の一方の入力は、解像度変換部12に接続され、第1スイッチ23の他方の入力は、バイパス経路22に接続され、第1スイッチ23の出力は、HDMI変換部13に接続されている。
第1及び第2スイッチ23,24は、システム制御部14からの制御信号によってその切換動作が制御されるようになっている。また、システム制御部14は、上述したように、接続されたディスプレイ装置2のメモリ4に記憶されている、ディスプレイ装置2において処理可能な解像度の種類を読み出して、メモリ16に記憶されている出力可能な解像度の種類と照合させる機能を有している。そして、システム制御部14は、解像度判別部11において判別された外部入力端子から入力される画像データの解像度が、その照合の結果、重複する解像度に含まれる場合、バイパス部21の第1及び第2スイッチ23,24を解像度判別部11からの画像データがバイパス経路22を経由してHDMI変換部13に至るように切り換える。これにより、画像データは、解像度変換部12を迂回することになり、解像度変換処理が行われなくなる。したがって、画像劣化を防止することができる。その他の構成については、図1に示したブロック構成図の構成と略同様である。
上記構成における作用を、図6に示すフローチャート及び図7に示す模式図を参照して説明する。なお、ステップS21〜S24,S28,S29における制御は、図3のステップS1〜S4,S10,S11に示した動作と同様であるため、以下の説明では、異なるステップについて説明する。
ステップS24において照合の結果、各領域A1,A2,A3における解像度が認識された後、解像度判別部11によって、入力された画像データの解像度が判別される(S25)。そして、解像度判別部11によって判別された画像データの解像度(例えば「α」とする。)が、図7に示すように、領域A2(DVDプレイヤ1で出力可能であり、ディスプレイ装置2で処理可能な解像度のグループ)に含まれるか否かが判別される(S26)。
解像度αが領域A2に含まれている場合(S26:YES)、システム制御部14によってバイパス部21の第1及び第2スイッチ23,24が切り換えられる(S27)。すなわち、解像度判別部11から出力された画像データが解像度変換部12を介してHDMI変換部13に入力されていた経路を、解像度判別部11から出力された画像データが解像度変換部12を迂回してバイパス経路22を通ってHDMI変換部13に入力される経路に切り換える。これにより、解像度判別部11から出力された画像データは、解像度変換部12を通過することが回避され、画質の劣化を抑制することができる。
解像度変換部12を迂回してHDMI変換部13に入力された画像データは、HDMI変換部13においてHDMI規格に応じた画像データに変換される(S28)。
一方、ステップS26において、解像度αが領域A2に含まれていない場合(S26:NO)、領域A2に含まれている他の解像度のうち任意の解像度が選択される(S30)。この場合、予め解像度に優先順位(例えば解像度の低い方から優先順位が高くなるような順位)が設けられており、その優先順位に基づいて任意の解像度が選択される。その後、その選択された解像度に基づいて解像度変換部12において解像度の変換が行われ(S31)、変換された画像データは、HDMI変換部13に出力される(S28)。
このように、入力される画像データの解像度を判別し、判別された解像度αが領域A2に含まれる場合には、その解像度のまま、すなわち当該画像データが解像度変換部12における解像度変換処理が禁止されてディスプレイ装置2に出力されるので、画像品質が高い画像データをディスプレイ装置2において表示させることができる。
なお、図5では、バイパス部21が概念的に理解されやすいように第1及び第2スイッチ23,24を用いた場合を記載しているが、バイパス部21によるバイパス処理は、これに代えて、ソフトウェア処理によって実現されるようにしてもよい。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、画像再生装置としての一例としてDVDプレイヤについて説明したが、DVDプレイヤに限らず、アンプ、レシーバ等といった画像再生装置に本願発明を適用するようにしてもよい。そのため、再生されるディスクとしては、DVDに限るものではない。
本願発明の画像再生装置としてのDVDプレイヤと、それに接続されるディスプレイ装置との構成を示すブロック図である。 DVDプレイヤが出力可能な解像度の種類と、ディスプレイ装置が処理可能な解像度の種類とを示す図である。 DVDプレイヤの作用を説明するためのフローチャートである。 複数の解像度が各領域に分類されたときの状態を示す模式図である。 変形例のDVDプレイヤとそれに接続されるディスプレイ装置との構成を示すブロック図である。 変形例のDVDプレイヤの作用を説明するためのフローチャートである。 解像度判別部で判別された解像度が各領域に分類されたときの状態を示す模式図である。 従来の、DVDプレイヤが出力可能な解像度の種類と、ディスプレイ装置が処理可能な解像度の種類とを示す図である。
符号の説明
1 DVDプレイヤ(画像再生装置)
2 ディスプレイ装置
4 メモリ(ディスプレイ装置の)
11 解像度判別部
12 解像度変換部
13 HDMI変換部
14 システム制御部
15 操作表示部
16 メモリ(DVDプレイヤの)
21 バイパス部

Claims (3)

  1. 画像データの出力処理可能な解像度の種類を記憶するとともに、記憶された複数の解像度のうちいずれかの解像度の画像データを表示可能なディスプレイ装置に対して所定の画像データを出力する出力手段を備える画像再生装置であって、
    外部から入力される画像データの解像度を変換する解像度変換手段と、
    前記外部から入力される画像データにおける前記解像度変換手段によって変換可能な解像度の種類を記憶する記憶手段と、
    前記ディスプレイ装置で記憶されかつ出力処理可能な解像度の種類を前記ディスプレイ装置から読み出す読出手段と、
    前記記憶手段によって記憶された解像度の種類と、前記読出手段によって読み出された解像度の種類とを照合し、前記記憶手段にのみ記憶されている第1の解像度の種類と、前記記憶手段及び前記ディスプレイ装置の両方に記憶されている第2の解像度の種類と、前記ディスプレイ装置にのみ記憶されている第3の解像度の種類とを認識する照合手段と、
    前記外部から入力される画像データの解像度を判別する第1の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって判別された解像度が、前記照合手段によって認識された前記第1乃至第3の解像度の種類のいずれに含まれるかを判別する第2の判別手段と、
    前記第1の判別手段によって判別された解像度が前記第2の解像度の種類に含まれる場合、前記解像度変換手段による解像度の変換を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とする、画像再生装置。
  2. 前記第1の判別手段によって判別された解像度が前記第1又は第3の解像度の種類に含まれる場合、予め定める優先順位に基づいて前記第1又は第3の解像度を選択する選択手段を更に備え、
    上記解像度変換手段は、前記選択手段によって選択された解像度に基づいて、前記外部から入力される画像データの解像度を変換する、請求項1に記載の画像再生装置。
  3. 前記照合手段により認識された前記第2の解像度の種類のみを案内表示する案内表示手段と、
    前記案内表示手段によって案内表示された解像度のうち、前記出力手段によって前記ディスプレイ装置に出力する画像データの解像度を設定するための設定入力手段と、
    を更に備える、請求項1または2に記載の画像再生装置。
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