JP2008258699A - 画像再生装置および画像再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの手を煩わせることも、また、ユーザーを混乱させることも無いようにして、表示可能な表示仕様の画像データを再生の対象とすることができるようにする。
【解決手段】再生対象の画像データの画像表示仕様と、HDMI接続されたディスプレイ装置2から取得する装置表示仕様と、予め決められ例えば不揮発性メモリ94に記憶されている表示仕様変換パターンとに基づいて、そのままの画像表示仕様ではディスプレイ装置2において表示することができず、かつ、予め決められた表示仕様変換パターンにしたがって変換できないか、あるいは、変換後の表示仕様も装置表示仕様に合致しないために、ディスプレイ装置2で表示不能な画像データについては、読み飛ばすようにする。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、デジタルビデオカメラの画像再生ブロックやDVD(Digital Versatile disc)プレイヤー等の画像を再生する装置および当該装置で用いられる画像を再生する方法に関する。
例えば、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格に準拠するデジタルインターフェイスを通じて画像データを出力する機器である、いわゆるHDMI出力機器(例えばデジタルビデオカメラやDVDプレイヤー等の画像再生装置)においては、それに接続される、HDMI規格に準拠するデジタルインターフェイスを通じて画像データを受け付ける機器である、いわゆるHDMIリピータ機器(例えばAVアンプ)やHDMIシンク機器(例えばディスプレイ装置)に対応して、ユーザーの操作や自動解像度変換機能より解像度等の表示仕様に関する情報を設定することができるようにされているものがある。
一方、HDMI規格に準拠するデジタルインターフェイスを備えたディスプレイ装置においては、自機において対応可能な画像データについての解像度等の情報が予め設定されており、EDID(Extended Display Identification Data)情報として内部に設けられたROM等に記憶されている。
そして、HDMI規格に準拠するデジタルインターフェイスを備えたディスプレイ装置には、対応可能な画像データについての解像度等の情報が予め一つのみ決められているもの、あるいは、対応可能な画像データについての解像度等の情報が複数決められているもの等があり、通常、ディスプレイ装置ごとに処理可能な画像データについての解像度等の情報は異なったものとなっている。
このため、HDMI出力機器(画像再生装置)には、自機が画像データを供給する先のディスプレイ装置の解像度等に対応するため、解像度等の情報が設定可能とされているものや、あるいは、HDMI出力機器が自動で解像度等の情報を変更する機能を備えているものもある。
そして、後に記す特許文献1には、上述したように、ディスプレイ装置において管理されている自機において対応可能な画像データについての解像度等の情報であるEDID情報を用い、ディスプレイ装置が画像データの供給元のシステム装置の表示モードを制御する技術が開示されている。
また、後に記す特許文献2には、いわゆるHDMI出力機器において、画像データの出力先となるディスプレイ装置のEDID情報を用い、ユーザーが解像度などの情報を変更する際に、画像データを供給する先のディスプレイ装置が対応不能な解像度などを予め選択できないようにしておく技術が開示されている。
なお、上述した特許文献1、特許文献2は以下の通りである。
特開平11−15425号公報 特開2005−341190
ところが、上述したHDMI出力機器である画像再生装置とHDMIシンク機器であるディスプレイ装置との間においては、HDMI出力機器が上述もしたように解像度等の情報の設定変更が可能な機能を備えていても、必ずしもディスプレイ装置に対して、当該ディスプレイ装置が表示可能な解像度等で画像データを出力できるとは限らない。
例えば、デジタルビデオカメラなどのように、解像度が1920×1080iや720×480pの画像データの出力が可能な画像再生装置と、解像度が640×480画素の画像データしか表示できないパーソナルコンピュータ用ディスプレイ装置とを接続した場合、あるいは、ビデオ周波数が60Hzの画像データしか出力できない画像再生装置と、ビデオ周波数が50Hzの画像データしか表示できないディスプレイ装置とを接続した場合などにおいては、画像再生装置からの画像データに応じた画像をディスプレイ装置においては表示できない。
なお、この明細書においては、上述したように、解像度は、水平方向の画素数×垂直方向のライン数で表現しており、垂直方向のライン数の後ろの文字「i」は、走査方式がインターレース(飛び越し走査)方式の画像データであることを示し、同じく垂直方向のライン数の後ろの文字「p」は、走査方式がプログレッシブ(順次走査)方式の画像データであることを示している。
また、近年においては、放送メディアや通信ネットワーク、あるいは、種々のストレージ(記録媒体)を介して、解像度、走査方式、ビデオ周波数などの表示仕様の異なる様々な画像データが提供されるようになってきている。また、デジタルビデオカメラで画像を撮影する場合にも、撮影モードを切り替えることによって、撮影してストレージに記録する画像データの解像度等を変えることができる場合もある。
このため、1つのストレージに解像度、走査方式、ビデオ周波数などの表示仕様の異なる画像データが混在して記録される場合もあると考えられる。このように、表示仕様の異なる画像データが混在して記録されたストレージから画像データを読み出して所定のディスプレイ装置に供給して再生しようとする場合、そのまま当該ディスプレイ装置に提供したのでは、表示不能な画像データが存在したり、画像再生装置側で解像度等の表示仕様を変換しようとしても、ディスプレイ装置側で対応可能な表示仕様の画像データに変換できなかったりする場合もあると考えられる。
このように、1つのストレージにディスプレイ装置において表示可能な画像データと表示不能な画像データとが混在していた場合に、表示不能な画像データを再生するようにした場合には、画像は表示されないので、機器の故障と勘違いしてしまう場合があると考えられる。
また、画像データの表示仕様によっては再生できない画像データがあることは理解していても、ユーザー自身が当該ディスプレイ装置において、再生可能な画像データと再生不能な画像データとを区別することは難しい。仮に区別できたとしても、再生不能な画像データを読み飛ばして再生可能な画像データだけを再生しようとすれば、再生不能な画像データの読み飛ばし(スキップ)はユーザー自身が画像再生装置のキー操作部やリモートコマンダ(遠隔操作装置、以下、リモコンと略称する)を介して画像再生装置に対して指示しなければならず、操作が面倒である。
以上のことに鑑み、この発明は、上記問題点を一掃し、表示仕様の異なる複数の画像データを対象として再生処理を行う場合であっても、ユーザー(使用者)の手を煩わせることも、また、ユーザーを混乱させることも無いようにして、表示可能な表示仕様の画像データを再生の対象とすることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像再生装置は、
ディスプレイ装置に対して供給する画像データの第1の出力端と、
前記ディスプレイ装置からの情報の入力端と、
記録媒体から出力対象の画像データを読み出す読み出し手段と、
前記読み出し手段により前記記録媒体から読み出された出力対象の前記画像データの表示仕様である画像表示仕様を判別する判別手段と、
前記ディスプレイ装置において画像表示が可能な画像データの表示仕様である装置表示仕様を、前記入力端を通じて取得する取得手段と、
自機において処理可能な1つ以上の予め決められた表示仕様変換パターンに従って自機から出力すべき画像データの画像表示仕様を変換する表示仕様変換手段と、
前記判別手段で判別された前記画像表示仕様と、前記取得手段で取得された前記装置表示仕様と、1つ以上の予め決められた前記表示仕様変換パターンとに基づいて、出力対象の前記画像データが、画像表示仕様を変換することなく、あるいは、前記表示仕様変換手段を通じて画像表示仕様を変換することにより、前記ディスプレイ装置において画像の表示が可能な画像データであるか否かを判別する表示可否判別手段と、
前記表示可否判別手段において、出力対象の前記画像データが前記ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別された場合に、前記読み出し手段を制御して、異なる画像データを読み出すように、前記記録媒体からの画像データの読み出し位置を変更する変更手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の画像再生装置によれば、判別手段を通じて判別した出力対象の画像データの画像表示仕様(読み出し手段によって読み出された画像データの画像表示仕様)と、入力端と取得手段とを通じて取得した接続先のディスプレイ装置において表示可能な画像の表示仕様である装置表示仕様と、1つ以上の予め決められた表示仕様変換パターンとに基づいて、表示可否判別手段により、出力対象の画像データは、ディスプレイ装置において画像の表示が可能なものであるか否かが判別される。そして、出力対象の画像データが、ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別された場合には、変更手段によって、異なる画像データを読み出すように、記録媒体上の画像データの読み出し位置が変更される。
これにより、画像データの供給先のディスプレイ装置において表示不能な画像データについては、ユーザーの手を煩わせることなく、自動的に読み飛ばす(スキップさせる)ことができるようにされる。したがって、ディスプレイ装置において表示不能な表示仕様の画像データが表示対象となった場合であっても、画像が表示されない状態が続くことなく、ユーザー(使用者)を混乱させることも無いようにすることができるようにされる。
この発明によれば、ディスプレイ装置において表示不能な表示仕様の画像データが表示対象となった場合であっても、ユーザーの手を煩わせることなく、表示不能な表示仕様の画像データに代えて、表示可能な表示仕様の画像データの再生を行うようにすることができる。従って、ディスプレイ装置において表示不能な表示仕様の画像データが表示対象となった場合であっても、ユーザーを混乱させることがないようにすることができる。
以下、図を参照しながら、この発明による装置、方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、この発明を、デジタルビデオカメラの再生系に適用した場合を例にして説明する。なお、デジタルビデオカメラは、画像と共に音声についても記録媒体に記録したり、また、記録媒体から再生したりすることができるものであるが、以下においては説明を簡単にするため、表示仕様に直接的には関わらない音声データについての処理系については省略する。
[第1の実施の形態]
[デジタルビデオカメラの構成例について]
図1は、この発明の一実施の形態が適用されるデジタルビデオカメラの構成例を説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、外部入力部11、カメラ部12、スイッチ回路SW1、ベースバンド処理部20、エンコーダ31、記録部32、スイッチ回路SW2、ストレージ40、読み出し部51、デコーダ52、信号出力インターフェイス(以下、信号出力I/Fと略称する。)60、表示系インターフェイス(以下、表示系I/Fと略称する。)70、操作受付インターフェイス(以下、操作受付I/Fという。)80、システム制御部90を備えたものである。
図1において、操作受付I/F80は、種々の操作キーやダイヤルキー等からなり、ユーザーからの操作入力を受け付けて電気信号に変換し、これをシステム制御部90に供給することができるものである。システム制御部90は、図1においては図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などの不揮発性メモリがCPUバスを通じて接続されたマイクロコンピュータであり、ROMに記録されたプログラムを実行し、各部に供給する制御信号を形成して、これを各部に供給するなどのことができるものである。
これにより、システム制御部90は、操作受付I/F80を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて各部に供給する制御信号を形成し、これを各部に供給することによって、ユーザーからの操作入力に応じた処理を実行させることができるようにしている。すなわち、この第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、システム制御部90の機能により、ユーザーの指示に応じて動作することができるようにしている。
次に、図1に示したデジタルビデオカメラ1の記録時及び再生時の動作について説明する。まず、記録時の動作について説明する。図1に示すように、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、画像情報の入力端部として、外部入力部11とカメラ部12とを備えている。
この第1の実施の形態においては、説明を簡単にするため、外部入力部11は、アナログ画像信号の入力端部であるものとして説明する。すなわち、この第1の実施の形態において、デジタルビデオカメラ1の外部入力部11は、図示しないが、アナログ画像信号の入力端や当該入力端を通じて受け付けたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D(Analog/Digital)変換部などからなるものであり、アナログ画像信号の供給を受け付けて、これをデジタル画像データに変換して取り込むものである。
なお、ここでは、外部入力部11をアナログ画像信号の入力端部としたが、デジタル画像信号の入力端部として構成することも可能である。また、アナログ画像信号の入力端部と、デジタル画像信号の入力端部との両方を持たせるようにすることも、もちろん可能である。
また、カメラ部12は、図示しないが、対物レンズ、フォーカス機構、絞り機構、シャッター機構、CCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子、当該撮像素子を通じて取り込んだ画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部などからなるものであり、目的とする被写体の画像をデジタル画像データとして取り込むものである。
外部入力部11を通じて画像データを取り込むか、カメラ部12を通じて画像データを取り込むかは、システム制御部90によって制御されるスイッチ回路SW1を切り替えることにより選択することができるようにしている。
外部入力部11またはカメラ部12からのデジタル信号とされた画像データは、ベースバンド処理部20に供給される。ベースバンド処理部20は、これに供給された画像データに対して、必要な情報を付加したり、フォーマットを整えたりするなどの所定の処理を行うことによって、エンコーダ31に供給する画像データと、信号出力I/F60と、表示系I/F70とに供給する画像データとを形成して、そのそれぞれを対応する回路部分に供給する。
エンコーダ31は、これに供給された画像データを予め決められた方式でデータ圧縮処理(エンコード処理)し、記録部32に供給する。画像データの記録時においては、スイッチ回路SW2は、システム制御部90の制御により、記録部32側に切り替えられる。これにより、記録部32は、これに供給されたデータ圧縮された画像データを、システム制御部90の制御に応じてストレージ40に記録することができるようにされる。
一方、この実施の形態の信号出力I/F60は、HDMI規格に準拠したデジタルインターフェイス(HDMIインターフェイス(以下、HDMII/Fと略称する。))に対応するものであり、これに供給された画像データをHDMI規格に準拠した形式の画像データに変換して、これをHDMI規格に準拠したデジタルI/Fケーブル3を通じて外部機器であるディスプレイ装置2に供給ようにする。これにより、記録対象の画像データに応じた画像がディスプレイ装置2の表示画面に表示することができるようにされ、画像の記録処理と同時に記録対象の画像をモニターすることができるようにしている。
また、表示系I/F70は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示素子と、LCDコントローラなどを備え、ベースバンド処理部20からの画像データから表示素子に供給する画像信号を形成して、これを表示素子に供給することにより、当該画像データに応じた画像を表示素子の表示画面に表示する。なお、表示系I/F70は、システム制御部90の制御に応じて、各種のガイダンスメッセージや警告メッセージなどを表示することもできるようにされている。
次に、ストレージ40に記録されている画像データを再生する場合の動作について説明する。この場合、スイッチ回路SW2は、システム制御部90の制御により読み出し部51側に切り替えられる。そして、読み出し部51は、システム制御部90の制御に応じて、ストレージ40にデータ圧縮されている画像データの中から目的とする画像データを読み出して、これをデコーダ52に供給する。
デコーダ52は、これに供給されたデータ圧縮されている画像データを圧縮解凍処理(デコード処理)して、データ圧縮前の元の画像データを復元し、これをベースバンド処理部20に供給する。この場合、ベースバンド処理部20は、デコーダ52からの画像データから信号出力I/F60及び表示系I/F70に供給する画像データを形成し、これを信号出力I/F60及び表示系I/F70に供給する。
これにより、ストレージ40から読み出された画像データは、信号出力I/F60においてHDMI規格に準拠した画像データに変換され、HDMI規格に準拠したデジタルI/Fケーブル3を通じてディスプレイ装置2に供給され、この場合にはストレージ40から読み出された再生対象の画像データに応じた画像がディスプレイ装置2の表示画面に表示することができるようにされる。また、表示系I/F70の表示素子の表示画面にも再生対象の画像データに応じた画像が表示される。
なお、この第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1において、ストレージ40としては、磁気テープ、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、ハードディスク、フラッシュメモリなどの様々な記録媒体を用いることが考えられる。以下においては、ストレージ40が磁気テープである場合を例にして主に説明するが、必要に応じてストレージがDVDなどのディスク媒体である場合についても説明する。
そして、ストレージ40として利用可能な磁気テープやDVDなどは通常交換可能であるし、また、ハードディスクやフラッシュメモリも交換可能であるものもある。このように、ストレージが交換可能であることにより、種々の記録装置や記録再生装置で用いられ、解像度、ビデオ周波数、色空間などの表示仕様の異なる画像データが混在して記録されることが比較的容易に起こり得る。
また、ストレージを同じ記録装置でしか用いない場合であっても、記録モードに応じて画像表示仕様の異なる画像データを形成して記録できる装置や、種々の表示仕様の画像データの記録が可能な装置の場合にも、1つのストレージに複数の表示仕様の画像データが混在して記録される場合がある。
ここで、表示仕様の情報の1つである解像度は、上述もしたように、例えば、1920×1080iや720×480pのように、水平方向の画素数×垂直方向のライン数、及び走査方式を示すアルファベットからなる情報である。また、画像表示仕様の1つであるビデオ周波数は、画像データの同期周波数が60Hzか50Hzを示す情報である。また、画像表示仕様の1つである色空間は、画像データについての色をどのように表しているかを示す情報であり、用いている表色系を示す情報などからなるものである。
そして、画像データの出力先のディスプレイ装置においても、対応可能な表示仕様と対応不能な表示仕様とがあるので、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、ディスプレイ装置2に供給する画像データの表示仕様(画像表示仕様)を予め決められている表示仕様変換パターンに従って変換することもできるようにしている。
しかし、表示仕様の変換も全てのパターンに対応できるわけではなく、ディスプレイ装置2において対応可能である可能性の高い幾つかの表示仕様に変換可能なように、上述もしたように、表示仕様変換パターンは予め決められている。このため、1つのストレージ中に、画像データの供給先のディスプレイ装置において表示可能な画像データとそうでないものとが混在し、不都合を生じさせてしまう場合がある。
そこで、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1においては、ストレージに記録されている画像データを再生する場合において、再生対象の画像データの表示仕様である画像表示仕様と、自機においてどの表示仕様からどの表示仕様への変換が可能であるかを示す予め決められている表示仕様変換パターンと、画像データの供給先のディスプレイ装置2において対応可能な表示仕様である装置表示仕様とに基づいて、再生対象の画像データが供給先のディスプレイ装置において表示可能なものか否かを適切に判断し、表示不能な画像データについては再生することなく、再生可能な画像データに再生対象の画像データを自動的に変更することができるようにしている。
なお、上述したように、この明細書においては、説明を簡単にするため、ストレージに記録される、あるいは、ストレージに記録された画像データについての表示仕様を画像表示仕様とし、画像データの供給先のディスプレイ装置において対応可能な画像データの表示仕様を装置表示仕様として区別して用いる。また、表示仕様変換パターンは、このデジタルビデオカメラ1において、予め可能とされた画像データの画像表示仕様の変換パターンを示すものである。
[再生系部分とディスプレイ装置との動作について]
図2は、図1に示したデジタルビデオカメラ1の再生系部分と画像データの供給先であるディスプレイ装置との接続関係等を説明するためのブロック図である。図2においては、デジタルビデオカメラ1の再生系部分に注目しており、記録系部分は省略した。また、図1に示した再生系部分と記録系部分とを切り替えるスイッチ回路SW2についても省略した。
そして、後述もするが、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分は、HDMI規格に準拠したデジタルインターフェイス(以下、HDMII/Fと略称する。)を備えるものであり、HDMIトランスミッタ61とHDMIコネクタ部62とにより、HDMII/Fの機能を実現している。
また、ディスプレイ装置2も、HDMII/Fを備えるものであり、HDMIコネクタ部201と、HDMIレシーバとしての機能を実現するHDMI制御部202と、EDID(Extended Display Identification Data)情報を格納するメモリ202とにより、HDMII/Fの機能を実現している。
ここで、ディスプレイ装置2のメモリ203に記憶保持されているEDID情報は、ディスプレイ装置2で処理可能な画像データの解像度の種類、ビデオ周波数、色空間等の表示仕様についての情報である。このように、ディスプレイ装置2は、HDMII/Fを通じてデジタルビデオカメラ1に接続されるいわゆるHDMIシンク機器である。
そして、この第1の実施の形態において、デジタルビデオカメラ1とディスプレイ装置2とは、HDMIコネクタ部62とHDMIコネクタ部201との間が、HDMI規格に準拠したデジタルI/Fケーブル3によって接続され、デジタルビデオカメラ1は、画像データをディスプレイ装置2に供給したり、また、ディスプレイ装置2からEDID情報を取得したりすることができるようにしている。
また、デジタルビデオカメラ1のシステム制御部90は、HDMII/Fが備える所定のラインを通じて電気的にディスプレイ装置が接続されたか否かを判別することができるようにしている。
そして、図2に示すように、この第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分は、ストレージ40、読み出し部51、デコーダ52、解像度判別部21、解像度変換部22、HDMIトランスミッタ61、HDMIコネクタ部62、表示系I/F70からなっている。
ここで、解像度判別部21と解像度変換部22との機能は、図1に示したベースバンド処理部20の機能として実現されるものであり、後述もするように、画像データについての解像度などを含む画像表示仕様を判別したり、画像表示仕様を変換したりする機能を実現するものである。また、HDMIトランスミッタ61とHDMIコネクタ部62とは、図1に示した信号出力I/F60の機能を実現するものであり、上述もしたように、HDMII/Fの機能を実現するものである。
そして、再生系部分を構成する各回路は、図2においてシステム制御部90からの点線矢印によって示されているように、システム制御部90の制御に応じて動作することができるようにしている。なお、システム制御部90は、図2に示したように、CPU91、ROM92、RAM93、不揮発性メモリ94がCPUバスを通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータであり、操作受付I/F80を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて各部を制御することができるようにしている。
なお、システム制御部90のCPU91は、ROM92や不揮発性メモリ94に記憶保持されているプログラムを実行して、各部に供給する制御信号を形成して供給することにより、各部を制御する制御の主体となるものである。ROM92は、上述したように、CPU91によって実行されるプログラムや処理に必要になるデータ等が記録されたものである。
RAM93は、処理の途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。不揮発性メモリ94には、電源が落とされても保持しておく必要のある情報、例えば、各種の設定パラメータ、機能追加のためのプログラムやデータ等が記憶保持される。この実施の形態のデジタルビデオカメラ1において、不揮発性メモリ94には、後述する解像度変換部22において、どの画像表示仕様からどの画像表示仕様に変換可能かを示す表示仕様変換パターンを示す情報をも記憶保持しているものである。
そして、読み出し部51は、システム制御部90の制御に応じて、ストレージから再生対象の目的とする画像データを読み出し、これをデコーダ52に供給する。上述もしたように、ストレージ40に記録されている画像データは、データ圧縮されたものであるので、デコーダ52はこれに供給されたデータ圧縮されている画像データを圧縮解凍し、データ圧縮前の元の画像データを復元し、これを解像度判別部21に供給する。
解像度判別部21は、これに供給された画像データが有する情報に基づいて、当該画像データの解像度等の画像表示仕様を判別し、判別結果をシステム制御部90に通知すると共に、画像データについては解像度変換部22に供給する。ここで、解像度判別部21からシステム制御部90に通知された再生対象の画像データの画像表示仕様は、システム制御部90の例えばRAM93に一時記憶される。
解像度変換部22は、システム制御部90の制御に応じて、解像度判別部21からの画像データが解像度等の表示仕様の変換が必要ないものである場合には、そのままHDMIトランスミッタ61と、表示系I/F70とに供給し、解像度判別部21からの画像データが解像度等の表示仕様の変換が必要であるものである場合には、解像度等の表示仕様の変換を行って、変換後の画像データをHDMIトランスミッタ61と、表示系I/F70とに供給するものである。
すなわち、システム制御部90は、上述もしたように、解像度判別部21から供給されてRAM93に一時記憶している情報により、再生対象の画像データの画像表示仕様を把握している。また、システム制御部90は、不揮発性メモリ94に、解像度変換部22において、どの表示仕様からどの表示仕様への変換が可能であるかを示す情報である表示仕様変換パターンを記憶保持している。
さらに、システム制御部90は、HDMII/Fのデータ信号線及びクロック信号線(DDC(Display Data Channel)ライン)を通じて、ディスプレイ装置2のメモリ203に記憶保持されている、ディスプレイ装置2で処理可能な画像データの解像度の種類、ビデオ周波数、色空間等の装置表示仕様を取得し、これを例えばRAM93に一時記憶している。
このため、システム制御部90は、RAM93に一時記憶している現在の再生対象の画像データの画像表示仕様と、ディスプレイ装置2の装置表示仕様とを比較し、再生対象の画像データを画像表示仕様を変換することなくそのまま出力可能か否かを判断し、そのまま出力可能であると判断したときには、システム制御部90は解像度変換部22に対して、解像度判定部21からの画像データの表示仕様を変換することなく、スルーしてそのまま出力するように制御する。
また、システム制御部90は、RAM93に一時記憶している現在の再生対象の画像データの画像表示仕様とディスプレイ装置2の装置表示仕様との比較結果から、画像表示仕様の変換が必要であると判断したときには、不揮発性メモリ94に記憶保持されている表示仕様変換パターンを参照して、再生対象の画像データの画像表示仕様を、自機の解像度変換部22において、ディスプレイ装置2で対応可能なように変換可能か否かを判断する。
ここで、再生対象の画像データの画像表示仕様を、自機の解像度変換部22において、ディスプレイ装置2で対応可能なように変換可能であると判断したときには、システム制御部90は、不揮発性メモリ94に記憶保持されている表示仕様変換パターンに従って解像度変換部22を制御し、表示対象の画像データの画像表示仕様を、ディスプレイ装置2において対応可能な画像表示仕様に変換した後に、画像表示仕様が変換された画像データを出力するように制御する。
また、再生対象の画像データの画像表示仕様を、自機の解像度変換部22において、ディスプレイ装置2で対応可能なように変換不能であると判断したときには、システム制御部90は、読み出し部51を制御して、現在、再生の対象となっている画像データを読み飛ばして、他の画像データを読み出すようにする。
このよに、この第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1のシステム制御部90は、ストレージ40に記憶保持されている画像データを読み出して再生する場合には、再生対象の画像データの画像表示仕様と、ディスプレイ装置において対応可能な表示仕様である装置表示仕様と、自機において変換可能な表示仕様のパターンを示す表示仕様変換パターンとに基づいて、ディスプレイ装置2において対応可能なように画像表示仕様を変換できないと判断した場合に、再生対象の画像データを他の画像データ(異なる画像データ)に変更することができるようにしている。
そして、上述もしたように、解像度変換部22は、システム制御部90の制御に応じて、再生対象の画像データをそのまま、あるいは、画像表示仕様を変換した画像データをHDMIトランスミッタ61と表示系I/F70に供給する。
HDMIトランスミッタ61は、システム制御部90の制御に応じて、解像度変換部22からの画像データをHDMI規格のデータに変換し、暗号化を施すなどして、HDMII/Fを通じて自機から出力する画像データを形成するものである。そして、HDMIトランスミッタ61で形成された出力用の画像データは、HDMIコネクタ部62、HDMI規格のデジタルI/Fケーブル3を通じてディスプレイ装置2に供給するようにされる。
そして、ディスプレイ装置2では、HDMIコネクタ部201を通じてデジタルビデオカメラ1からの画像データを受け付けてHDMI制御部202に供給する。HDMI制御部202は、デジタルビデオカメラ1からの暗号化されている画像データを復号化するなどして自機において処理可能な画像データに変換して出力し、自機の表示素子の表示画面に画像を表示するための画像データとして用いるようにされる。
このように、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、ストレージ40に記録されている画像データを再生する場合に、再生対象の画像データが供給先のディスプレイ装置2において適切に再生可能か否かを判別し、適切に再生できないと判別したときには、再生対象の画像データをユーザーの手を煩わせることなく、自動的に変更することができるようにしている。
また、デジタルビデオカメラ1の表示系I/F70の表示素子に、再生対象の画像データに応じた画像を表示することもできるようにされる。また、詳しくは後述もするように、デジタルビデオカメラ1の表示系I/F70を通じて、例えば、再生中であることを示すメッセージを表示したり、また、画像データの読み飛ばしを行っている場合には、画像データの読み出しを行っていることを示すメッセージを表示したりすることもできるようにしている。
次に、図2を用いて説明したように、実施の形態のデジタルビデオカメラ1からの画像データに応じた画像をディスプレイ装置2で表示するようにする場合のデジタルビデオカメラ1の再生系部分の処理を、具体例を用いて説明する。
ここでは、デジタルビデオカメラ1のストレージ40に、以下の4つの画像表示仕様の画像データが、(1)〜(4)の順番で記録されているものとする。すなわち、
(1)1920×1080p@60Hz
(2)1920×1080i@60Hz
(3)1920×1080i@50Hz
(4)1920×1080i@60Hz
の画像表示仕様の4つの画像データ(4つの異なる画像コンテンツ)が、この順番でストレージ40に記録されているとする。
また、デジタルビデオカメラ1のシステム制御部90の不揮発性メモリ94には、予め決められている3つの表示仕様変換パターンが記憶保持されているものとする。すなわち、
(A)1920×1080p@60Hzから1920×1080i@60Hzへの変換
(B)1920×1080i@60Hzから 720× 480i@60Hzへの変換
(C)変換なし
の3つの表示仕様変換パターンが記憶保持されているものとする。この例では、画像表示仕様の変換が必要ない場合も、(C)に示したように変換可能なパターンの1つとして把握するようにしている。
また、ディスプレイ装置2において対応可能な表示仕様である装置表示仕様として、以下に示す4つの装置表示仕様が存在することがシステム制御部90において把握されているものとする。すなわち、
(a)1920×1080i@60Hz
(b) 720× 480i@60Hz
(c) 720× 480p@60Hz
(d) 640× 480p@60Hz
の4つの装置表示仕様が存在することが把握されているものとする。
なお、上述の表示仕様の記述において、例えば、「1920×1080i」等と記載した部分は、上述した解像度の場合と同じ記載形式を用いたものであり、「水平方向の画素数×垂直方向のライン数 走査方式」により表される解像度の情報を示す部分であり、@直後の60Hz、50Hzなる周波数の記載は、ビデオ周波数を示す部分である。また、この実施の形態においては、色空間に関する情報は説明を簡単にするため用いないこととする。
そして、デジタルビデオカメラ1のシステム制御部90は、読み出し部51を制御して、ストレージ40に記憶されている画像データを先頭から順番に読み出して再生するようにする。この場合、初めに、画像表示仕様が(1)1920×1080p@60Hzである画像データを読み出して再生するようにするが、当該画像表示仕様は、上述した(a)、(b)、(c)、(d)の何れにも対応しないので、そのままの状態では、当該画像データは、ディスプレイ装置2において画像を表示することができないものである。
しかし、上述したように、この実施の形態のデジタルビデオカメラの解像度変換部22により、表示仕様変換パターンの(A)として、1920×1080p@60Hzから1920×1080i@60Hzへの変換が可能であることから、システム制御部90は、解像度変換部22を制御し、1920×1080p@60Hzから1920×1080i@60Hzへの変換を行うようにすることで、ディスプレイ装置2において表示することができるようにされる。
次に、読み出し部51は、システム制御部90の制御に応じて、ストレージ40から画像表示仕様が(2)1920×1080i@60Hzである画像データを読み出して再生するようにするが、当該画像表示仕様は、(a)に対応し、ディスプレイ装置2において対応可能なものである。
このため、システム制御部90は、解像度変換部22を制御して、解像度等の変換を行わず、供給された画像データをそのまま出力するように(スルーするように)制御する。これにより、ストレージ40から読み出された画像表示仕様が(2)1920×1080i@60Hzである画像データがディスプレイ装置2において表示するようにされる。
次に、読み出し部51は、システム制御部90の制御に応じて、ストレージ40から画像表示仕様が(3)1920×1080i@50Hzである画像データを読み出して再生するようにするが、当該画像表示仕様は、当該画像表示仕様は、上述した(a)、(b)、(c)、(d)の何れにも対応しないので、そのままの状態では、当該画像データは、ディスプレイ装置2において画像を表示することができないものである。しかも、上述した表示仕様変換パターン(A)、(B)、(C)が示すように、解像度変換部22によっては、ディスプレイ装置2において表示可能な画像表示仕様には変換もできないものであり、結局、ディスプレイ装置2においては、表示することができないものである。
そこで、システム制御部90は、ディスプレイ装置2において対応不能な画像表示仕様であり、かつ、ディスプレイ装置2において対応可能な画像表示仕様に変換もできない画像表示仕様の画像データについては、読み出し部51を制御し、表示不能な画像データが記録されているストレージ40上の区間を、早送り処理したり、スキップ処理したりして、次の画像データの先頭まで、読み出し位置を移動させるようにする。
そして、最後に再びストレージ40から画像表示仕様が(4)1920×1080i@60Hzである画像データが読み出されて再生するようにされる。これは、上述もしたように、(a)の装置表示仕様に対応し、ディスプレイ装置2において表示処理可能な画像表示仕様であるために、システム制御部90は、解像度変換部22が画像データをスルーするように制御するので、画像表示仕様が(4)1920×1080i@60Hzである画像データがディスプレイ装置2に供給されて表示するようにされる。
このように、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1においては、そのままの画像表示仕様では、ディスプレイ装置2において表示処理されず、また、ディスプレイ装置2において表示可能な画像表示仕様にも変換できない画像データが記録されている部分を読み飛ばし、次に再生すべき画像データが記録されている先頭位置に読み出し位置を自動的に変更することができるので、ユーザーの手を煩わせることなく、ディスプレイ装置2において表示可能な画像データのみを読み出して再生することができるようにしている。すなわち、ユーザーの手を煩わせることなく、ディスプレイ装置2に再生画像が表示されていない時間を最短に止めることができるようにしている。
[再生時の動作について(ストレージが磁気テープの場合)]
次に、この第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1において、上述したように、HDMIコネクタ部62を通じてディスプレイ装置2が接続されている場合のストレージ40に記録されている画像データの再生処理について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、ここでは、ストレージ40は、磁気テープが用いられているものとして説明する。
図3は、第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1における再生時の処理を説明するためのフローチャートである。システム制御部90は、操作受付I/F80を通じてストレージ40からの画像データの再生指示入力を受け付けた場合であって、HDMIコネクタ部62にディスプレイ装置2が接続されている場合に、システム制御部90は、図3に示す処理を実行する。この場合、HDMIコネクタ部62を通じてディスプレイ装置2が接続されているか否かは、HDMII/Fにおいて規定されている所定の端子に対しての接続の有無を検出することにより検出することができるようにされている。
そして、システム制御部90は、HDMII/FのDDCラインを通じて、ディスプレイ装置2のメモリ203からEDID情報を読み出して、自己のRAM93に一時記憶する(ステップS101)。ここで、EDID情報は、上述もしたように、ディスプレイ装置2においての装置表示仕様を示す情報であり、上述もしたように、解像度、走査方式、ビデオ周波数、色空間等の情報である。
次に、システム制御部90は、上述もしたように、不揮発性メモリ94に予め記憶保持するようにしている、自機において変換可能な表示仕様のパターン(表示仕様変換パターン)を参照して認識する(ステップS102)。この後、システム制御部90は、読み出し部51を制御して、ストレージ40から目的とする画像データの読み出しを開始する(ステップS103)。
そして、システム制御部90は、デコーダ52、解像度判定部22を制御して、まず、デコーダ52により、データ圧縮されている画像データの圧縮解凍処理を行い、データ圧縮前の元の画像データを復元した後、解像度判定部21により当該画像データの解像度等の画像表示仕様αを判別する(ステップS104)。ここでの判別結果は、システム制御部90のRAM93に一時記憶されて把握するようにされる。
次に、システム制御部90は、既に取得している情報に基づいて、出力対象の画像データの画像表示仕様の変換が可能であるか否かを判断する(ステップS105)。このステップS105においては、ステップS101において読み出したEDID情報(装置表示仕様に相当)と、ステップS102において認識した表示仕様変換パターンと、ステップS104において判別した出力対象の画像データの画像表示仕様αとを考慮し、出力対象の画像データの画像表示仕様αが、そのままディスプレイ装置2において対応可能なものである場合、及び、出力対象の画像データの画像表示仕様αがそのままディスプレイ装置2で対応可能なものではないが、表示仕様変換パターンに従って、ディスプレイ装置2で対応可能な画像表示仕様に変換可能である場合には、画像表示仕様αの変換が可能であると判断する。
すなわち、ステップS105においては、出力対象の画像データの画像表示仕様αがそのままディスプレイ装置2で対応可能なものでもないし、かつ、表示仕様変換パターンに従って、ディスプレイ装置2で対応可能な画像表示仕様に変換不能なものである場合には、画像表示仕様αの変換が不能であると判断する。
そして、ステップS105において、画像表示仕様αの変換が可能であると判断した場合であって、出力対象の画像データの画像表示仕様αがそのままディスプレイ装置2において対応可能なものである場合には、システム制御部90は解像度変換部22を制御して、供給された画像データをそのまま出力するようにし、また、出力対象の画像データの画像表示仕様αがそのままディスプレイ装置2で対応可能なものではないが、表示仕様変換パターンに従って、ディスプレイ装置2で対応可能な画像表示仕様に変換可能である場合には、システム制御部90は解像度変換部22を制御して、対応する表示仕様変換パターンに従って、画像表示仕様の変換を行い、その変換後の画像表示仕様の画像データを出力するようにする(ステップS106)。
次に、システム制御部90は、HDMIトランスミッタ61を制御して、解像度変換部22からの画像データを処理して、HDMII/Fを介して送信可能なように画像データを変換し(ステップS107)、この後、HDMIコネクタ部62を通じて、HDMI規格のデジタルI/Fケーブル3を通じて接続されたディスプレイ装置に出力する(ステップS108)。
そして、システム制御部90は、全ての画像データの読み出しを終了し、読み出すべき画像データが存在しない場合、あるいは、操作受付I/F80を通じてユーザーから再生終了指示を受け付けた場合など、再生処理を終了させるべき事象が発生したか否かを判断し(ステップS109)、発生していないと判断したときには、ステップS104からの処理を繰り返すようにする。また、ステップS109の判断処理において、再生処理を終了させるべき事象が発生したと判断したときには、この図3に示す処理を終了する。
また、ステップS105の判断処理において、出力対象の画像データの画像表示仕様αを、ディスプレイ装置2において対応可能なように変換できないと判断した場合には、システム制御部90は、読み出し部51を制御して、異なる画像表示仕様の画像データの記録部分まで、読み出し箇所を変更するように早送りする(ステップS110)。
そして、システム制御部90は、表示系I/F70を制御して、現在の状態を表示する(ステップS111)。すなわち、読み出した画像データはディスプレイ装置2においては表示できない画像表示仕様であるために、ディスプレイ装置2においては画像の表示ができない旨の表示を行うようにする。
また、システム制御部90は、読み出した画像データはディスプレイ装置2においては表示できない画像表示仕様であるために、ディスプレイ装置2においては画像の表示ができない旨の表示メッセージを形成し、これをHDMIトランスミッタ61、HDMIコネクタ部62を通じて、ディスプレイ装置2に供給するようにして、当該表示メッセージをディスプレイ装置2に表示するようにした後(ステップS112)、読み出し箇所の変更後において、ステップS104からの処理を繰り返すようにする。
これにより、ディスプレイ装置2において表示可能な画像表示仕様の画像データが見つかるまで、ステップS104、ステップS105、ステップS110、ステップS111、ステップS112の各処理を繰り返すことにより、ディスプレイ装置2において再生不能な画像データについて、ユーザーの手を煩わせることなく読み飛ばしを行うことができるようにされる。
したがって、ストレージ40に様々な画像表示仕様の画像データが混在して記録されている場合であっても、この実施の形態のデジタルビデオカメラ1にHDMII/Fを通じて接続された(HDMI接続された)ディスプレイ装置2において対応可能な画像データのみを当該ディスプレイ装置2に供給して再生することができるようにされる。また、再生不能な画像データが存在した場合に、再生できないために再生対象の画像データを変更する旨をユーザーに通知することもできるようにされる。
なお、上述もしたように、図3に示した処理を行うデジタルビデオカメラ1のストレージ40は、磁気テープであるものとして説明した。すなわち、磁気テープの場合、記録データを任意のスピードで読み出すことができるが、瞬間的に画像表示仕様の異なる画像データの記録開始位置(画像表示仕様の変わり目)に読み出し位置をスキップさせることはできない。図3に示したステップS110の早送りの処理には、ある程度の時間が必要になり、ステップS111、ステップS112の処理により、早送りしている場合の状態を表示することによって、ユーザーが機器の故障と間違えることが無いようにしている。
[再生時の動作について(ストレージがランダムアクセス可能な媒体の場合)]
ところで、ストレージ40が、DVDやハードディスクやフラッシュメモリなどのランダムアクセスが可能なものであれば、磁気テープの場合と同様に再生スピードを変えて読み出し位置を変えることも可能であるし、また、記録媒体上の目的とする位置にダイナミックに読み出し位置を位置付けること、すなわちスキップすることもできる。このため、ストレージ40として、DVD、ハードディスク、フラッシュメモリなどランダムアクセスが可能な媒体を用いる場合であって、ストレージ40の読み出し位置を変更する場合には、図3に示したフローチャートの処理と若干異なることになる。
図4は、ストレージ40として、DVD、ハードディスク、フラッシュメモリなどランダムアクセスが可能な記録媒体が用いられている場合に、当該ストレージ40に記録されている画像データを再生する場合の処理を説明するためのフローチャートである。この図4に示す処理もまた、図3を用いて説明した処理と同様に、操作受付I/F80を通じてストレージからの画像データの再生指示入力を受け付けた場合であって、HDMIコネクタ部62にディスプレイ装置2が接続されている場合に、主にシステム制御部90によって実行される。
そして、図4において、ステップS201〜ステップS209までの処理は、図3を用いて説明したステップS101〜ステップS109の処理と全く同様に行われるものである。そして、ステップS205の判断処理において、出力対象の画像データの画像表示仕様が、ディスプレイ装置2で対応不能なものであり、しかもディスプレイ装置2において対応可能な画像表示仕様に変換もできないものであると判断した場合には、システム制御部90は、次の画像ファイルまで再生箇所をスキップさせる(ステップS210)。
ステップS210の処理は、磁気テープの早送りのように時間のかかるものではなく、一瞬にして行われる処理であるので、システム制御部90は、表示系I/F70を制御して、例えば、「ファイルナンバーXXは、ディスプレイで表示できない形式のため、スキップしました。」というように、スキップしたファイルのファイルNo(ファイル番号)を表示するようにする(ステップS211)。これにより、ユーザーに対して、ディスプレイ装置2において表示不能な画像データをスキップしたことが通知される。
また、より明確に表示不能な画像データをスキップしたことをユーザーに対して明確に通知するため、ディスプレイ装置2において表示不能な画像データを再生するようにしたので、当該画像データについてはスキップしたことを通知するメッセージを形成し、これをHDMIトランスミッタ61に供給して、出力すべき画像データに対して、例えば、OSD(On Screen Display)の技術を用いて合成して出力し(ステップS212)、ディスプレイ装置2の表示画面に当該表示メッセージを表示させるようにして、ステップS204からの処理を繰り返すようにする。
このように、ランダムアクセスが可能なストレージから画像データを読み出して再生するようにする場合、ディスプレイ装置2で表示不能な画像表示仕様であるために画像データの読み飛ばしを行っても瞬時に読み飛ばしが終了し、次の画像データの再生が行われるようにされ、画像データの読み飛ばしが行われたことをユーザーが認識できない場合もあると考えられる。
しかし、上述したように、読み飛ばしを行ったことを通知するメッセージ表示を行うことにより、読み飛ばされた画像データが存在し、それが何かをもユーザーが把握することができる。従って、目的とする画像データが画像表示仕様の関係で表示できないために読み飛ばされた場合に、目的とする画像データが記録されていない、あるいは、消去されてしまったなどと勘違いすることも無いようにすることができる。
[第2の実施の形態]
上述した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1は、HDMII/Fを通じて1つのディスプレイ装置の接続が可能なものとして説明した。しかし、HDMII/F以外にも、デジタルビデオカメラには、例えば、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれを別個に出力するコンポーネント信号の出力端子を設けたり、あるいは、色信号と輝度信号とを合成したコンポジット信号の出力端子を設けたりすることが考えられる。
そこで、この第2の実施の形態においては、HDMII/Fの他に、例えば、画像データについてのコンポーネント出力端子を備え、HDMII/Fと、コンポーネント出力端子との両方を通じて画像データの出力か可能なデジタルビデオカメラ4においての画像データの再生処理について説明する。
なお、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4の場合にも、再生系部分にコンポーネント出力端子が設けられている点を除けば、記録系部分、再生系部分とも、図1に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1と同様に構成されるものである。このため、以下においては、デジタルビデオカメラ4の再生系部分の構成例を示し、その動作を詳細に説明する。
[再生系部分とディスプレイ装置との動作について]
図5は、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4の再生系部分と画像データの供給先であるディスプレイ装置との接続関係を説明するためのブロック図である。図5において、図2に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、それらの部分の詳細な説明については省略する。
図5に示すように、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4の再生系部分は、HDMII/Fを実現するHDMIトランスミッタ61及びHDMIコネクタ部62を備えると共に、画像データをコンポーネント信号として出力するコンポーネント出力端子(以下、単に画像出力端子という。)outが設けられたものである。
HDMIコネクタ部62を通じては、図2に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分と同様に、HDMIシンク機器としてのディスプレイ装置2が接続されている。そして、画像出力端子outに対して、ディスプレイ機器5が接続されているものである。このように、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4には、ディスプレイ装置2とディスプレイ機器5とが異なるインターフェイスを通じて接続されているものである。
そして、図5に示したように、異なるインターフェイスを通じてディスプレイ装置2とディスプレイ機器5とが接続されている場合においても、図1〜図3を用いて説明した第1の実施の形態の場合と同様に、HDMII/Fを通じて接続されているディスプレイ装置2については、システム制御部90は、ストレージ40から読み出した画像データが、そのままの画像表示仕様でディスプレイ装置2に表示可能なものか、そのままでは表示不能なものである場合には、ディスプレイ装置2において表示可能な画像表示仕様に変換可能なものかを判別することができる。
しかし、そのままの画像表示仕様ではディスプレイ装置2に表示不能なものであり、しかもこの第2の実施の形態のデジタルビデオカメラが、ディスプレイ装置2において表示可能な画像表示仕様に変換不能なものである場合に、第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の場合と同様に、画像データの読み飛ばしを行ってしまったのでは、画像出力端子outを通じて接続されたディスプレイ機器5を通じて再生可能な画像データについても読み飛ばしてしまい、結果としてディスプレイ機器5を通じて再生可能な画像データの再生が出来なくなってしまう。
そこで、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4においては、ストレージ40に記憶保持されている画像データを読み出して、HDMIコネクタ部62に接続されたディスプレイ装置2に供給すると共に、画像出力端子outに接続されたディスプレイ機器5に供給する場合には、以下のように動作する。
すなわち、ストレージ40から読み出した画像データの画像表示仕様が、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2において、そのまま処理可能なものである場合には、読み出した画像データをその画像表示仕様を変換することなく、HDMIコネクタ部62に接続されたディスプレイ装置2と、画像出力端子outに接続されたディスプレイ機器5とに供給する。
また、ストレージ40から読み出した画像データの画像表示仕様が、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2において、そのままでは処理不能であるが、ディスプレイ装置2において処理可能な画像表示仕様に変換可能である場合には、読み出した画像データの画像表示仕様を、ディスプレイ装置2において処理可能な画像表示仕様に変換した後に、HDMIコネクタ部62に接続されたディスプレイ装置2と、画像出力端子outに接続されたディスプレイ機器5とに供給する。
また、ストレージ40から読み出した画像データの画像表示仕様が、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2において、そのままでは処理不能であり、かつ、ディスプレイ装置2において処理可能な画像表示仕様に変換もできないものである場合には、HDMII/F以外の画像データの出力端子、この第2の実施の形態の場合には、画像出力端子outにディスプレイ機器が接続されているか否かを判別する。
ここで、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていると判別した場合には、当該出力端子に接続されたディスプレイ機器を通じて当該画像データに応じた画像を表示できる場合もあるので、画像表示仕様の変換処理は行わずに画像データをHDMII/FとHDMII/F以外の当該出力端子とを通じて出力する。
この場合、HDMII/Fに接続されたディスプレイ装置2においては、供給される画像データに応じた画像を表示することはできないので、再生系部分の表示系I/F70を通じて、HDMII/Fを通じて接続されているディスプレイ装置2において画像を再生できない理由を通知するようにする。なお、HDMII/Fを通じて接続されているディスプレイ装置2において画像を再生できない理由を通知するメッセージを形成して、これをHDMII/Fを通じてディスプレイ装置2に供給し、ディスプレイ装置2の表示画面に当該メッセージを表示するようにしてもよい。
一方、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていないと判別した場合には、ストレージ40から読み出された画像データに応じて画像が表示可能なディスプレイ機器が接続されていないので、図1〜図3を用いて説明した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の場合と同様に、当該画像データの再生を断念し、次に再生すべき画像データが記録されている領域の先頭に読み出し位置を位置付けて、別の画像データの再生を行うようにする。
この場合、表示系I/F70を通じて、スキップ中(読み出し位置の変更中)である旨の通知を行ったり、スキップ中である旨を通知するメッセージを形成して、これをHDMII/Fを通じてディスプレイ装置2に供給し、ディスプレイ装置2の表示画面に当該メッセージを表示したりする処理を行うことによって、再生不能な画像データが存在し、これをスキップすることをユーザーに通知することによって、再生されない画像データが存在した場合に、これを機器の故障などと間違えることも無い。
[再生時の動作について(ストレージが磁気テープの場合)]
次に、図5を用いて説明したように、HDMIコネクタ部62と、HDMI規格以外の画像出力端子outとを備えた第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4において、ストレージ40に記録されている画像データの再生処理について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この図6に示しフローチャートは、第1の実施の形態の図3に示したフローチャートの場合と同様に、ストレージ40は、磁気テープが用いられているものとして説明する。
図6において、ステップS301〜ステップS309までの処理は、図3に示したステップS101〜ステップS109までの処理と同様に行われる部分である。また、図6において、ステップS312〜ステップS314までの処理は、図3に示したステップS110〜ステップS112までの処理と同様に行われる処理である。
そして、図6に示すように、この第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4において、ステップS305は、システム制御部90が、既に取得している情報(ディスプレイ装置2からのEDID情報、デジタルビデオカメラ4が保持する表示仕様変換パターン、出力対象の画像表示仕様α)に基づいて、出力対象の画像データの画像表示仕様αの変換が可能であるか否かを判断する処理である。
このステップS305の判断処理において、出力対象の画像データの画像表示仕様αの変換が不能であると判断したときには、システム制御部90は、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されているか否かを判断する(ステップS310)。
このステップS310の処理は、自機が備える画像出力端子にディスプレイ機器が接続されている場合と接続されていない場合とで変化する電気的な特性の違い、あるいは、ディスプレイ機器が接続されている場合には「オン」となり、接続されていない場合には「オフ」となる機械的な機構、あるいは、信号の送受信を行うなどの種々の手法を用いて、接続の有無を判別することができるようにされる。
そして、ステップS310の判断処理において、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていると判断したときには、システム制御部90は、自機の表示計I/F70に、HDMI接続されたディスプレイ装置2に画像が表示されない理由を表示するようにし(ステップS311)、ステップS307からの処理を行うようにする。
なお、ステップS311の処理の後、ステップS307の処理の前に、HDMI接続されたディスプレイ装置2に画像が表示されない理由を通知する表示メッセージを形成し、これをHDMIトランスミッタ61、HDMIコネクタ部62を通じて、これに接続されたディスプレイ装置2に供給し、当該ディスプレイ装置2の表示画面に当該メッセージを表示するようにすることもできる。
一方、ステップS310の判断処理において、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていないと判断したときには、システム制御部90は、ステップS312〜ステップS314の処理を行って、画像データの読み出し位置を変更する処理を行って、出力対象の画像データを変更するようにした後に、その新たに出力対象となって画像データを出力するようにする処理を繰り返すことになる。
このように、デジタルビデオカメラ4においては、ストレージ40に記録保持されている画像データを再生する場合には、基本的には、HDMI接続されているディスプレイ装置2において表示可能な画像データについては、当該HDMII/Fを通じてディスプレイ装置2に供給して再生するようにし、同時にHDMII/F以外の画像出力端子outを通じてディスプレイ機器に供給して再生するようにする。
しかし、HDMI接続されているディスプレイ装置2において表示不能な画像データについては、HDMII/F以外の画像出力端子にディスプレイ機器5が接続されている場合には、当該ディスプレイ5において再生するようにする。HDMII/F以外の画像出力端子にディスプレイ装置が接続されていない場合には、当該画像データに応じた画像の再生は不能であるので、別の画像データを出力するようにする。
これにより、HDMII/F以外の画像出力端子にディスプレイ機器が接続されている場合には、そのディスプレイ機器での画像データに応じた画像の表示可能性を無駄にすることなく、ストレージから読み出された画像データをできるだけ表示することができるようにしている。
なお、図6に示した処理は、画像表示仕様の変換を行うことによって、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2において画像を表示可能な画像データの場合には、画像表示仕様の変換処理を行って、当該ディスプレイ装置2に供給するようにした。すなわち、コンポーネント画像信号の出力端子である画像出力端子outを通じて接続されたディスプレイ機器5よりも、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2における画像の表示を優先させるようにした。
しかし、これに限るものではない。逆に、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2よりも、コンポーネント画像信号の出力端子である画像出力端子outを通じて接続されたディスプレイ機器5における画像の表示を優先させるようにすることも可能である。
具体的には、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS305の判断処理(出力対象の画像データの画像表示仕様が変換可能か否かの判断処理)と、ステップS306の画像表示仕様の変換処理との間に、ステップS310の判断処理と同様のHDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されているか否かを判断する処理を追加する。
そして、追加した判断処理において、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていないと判断したときには、ステップS306の処理に進んでHDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2における画像の表示を行うようにする。
逆に、追加した判断処理において、HDMII/F以外の画像データの出力端子にディスプレイ機器が接続されていると判断したときには、ステップS311の処理に進んで、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2における画像の表示を断念し、画像出力端子outに接続されているディスプレイ機器5を通じての画像の表示を行うようにする。
このようにすることによって、コンポーネント画像信号の出力端子である画像出力端子outを通じて接続されたディスプレイ機器5における画像の表示を優先させるようにすることができる。
また、HDMIコネクタ部62を通じて接続されたディスプレイ装置2と、コンポーネント画像信号の出力端子である画像出力端子outを通じて接続されたディスプレイ機器5との何れを優先させるようにしても、HDMI接続にとって最適な画像表示仕様の変換処理や画像データの読み飛ばし処理が、他の接続に悪影響を及ぼすのを避けることが可能である。
例えば、ストレージ40から読み出した画像データは、画像出力端子outに接続されたディスプレイ機器5においてすべて表示可能であるはずなのに、理由もわからず突然画像データがところどころでスキップされてしまい違和感を与えてしまうなどといった不都合を生じさせないようにすることができる。
なお、ストレージ40において、表示可能なビデオ周波数と不可能なビデオ周波数の画像データが記録されていた場合には、上述もしたように、早送りやスキップを行うことになるが、このとき同期信号についてもディスプレイ装置2で表示可能なビデオ周波数に固定する。
例えば、60Hzのみ処理可能なディスプレイ機器と接続し、60Hzの信号と50Hzの信号が混在しているストレージを再生する場合、50Hzの信号の部分は読み飛ばすが、同期信号に関しては60Hzに固定することにより、早送り中もディスプレイ機器において表示が乱れない。そのため、スキップ中に、黒画像や青画像の上に、いわゆるOSD(On Screen Display)技術を用いて、メッセージを合成してHDMI接続されたディスプレイ機器2に供給することにより、上述もしたように、表示メッセージを当該ディスプレイ装置2において表示し、ユーザーに提供することができる。
もちろん、音声で早送り中やスキップ中など、画像データの読み飛ばし処理中である旨の通知を行うことも可能である。すなわち、表示メッセージと音声メッセージとの一方または両方を、HDMI接続されているディスプレイ装置2に供給し、ディスプレイ装置2を通じて表示メッセージと音声メッセージとの一方または両方により、画像データの処理の状態を通知することができるようにされる。
なお、この第2の実施の形態においては、HDMI接続されたディスプレイ装置2と、HDMII/F以外の画像出力端子を通じて接続されたディスプレイ機器5とが存在する場合を例にして説明したが、これに限るものではない。HDMII/Fが複数存在する場合にもこの発明を適用することができる。
すなわち、HDMII/Fが複数存在する場合には、各HDMII/Fを通じて接続されたディスプレイ機器毎に対応可能な表示仕様(装置表示仕様)が異なる場合もある。このような場合、主となるディスプレイ機器を決めて、その主となるディスプレイ機器において、表示不能な画像表示仕様の画像データであっても、他のディスプレイ機器で表示可能である場合には読み飛ばさずにそのまま、あるいは、他のディスプレイ機器で表示可能な画像表示仕様に変換して各ディスプレイ機器に供給するように構成することも可能である。
この場合、各ディスプレイ機器はHDMI接続されたものであり、各ディスプレイ機器からのEDID情報によって、画像が表示不能になるディスプレイ機器を把握することができるので、画像が表示不能になるディスプレイ機器においては、これを通知する表示メッセージを表示したり、音声メッセージを放音したりすることができる。
また、ストレージがDVDやハードディスクなどのディスク記録媒体である場合には、図6に示したステップS312〜ステップS314までの処理が、図4に示した処理のステップS210〜ステップS212までの処理と同様に行われることになる。
[第3の実施の形態]
上述した第1、第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ1、4においては、接続されているディスプレイ装置等に応じて、出力対象を読み飛ばすか否かを適切に判断し、読み飛ばす処理を行っている場合、あるいは、行った場合には、その事実をユーザーに通知するようにした。しかし、画像データの読み飛ばしの通知を事前に行うようにすることもできる。
この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6においては、再生対象の画像データが記録されているストレージに画像表示仕様の異なる画像データが混在して記録されている場合に、記録されている画像データのそれぞれについて、画像表示仕様と、接続されているディスプレイ装置で表示可能か否かを示す情報と、再生時においてどのような処理がなされるかを示す情報とからなる再生対象の画像データの一覧リストである再生予定リストを生成して表示することができるようにしたものである。
なお、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ4の場合にも、再生系部分にコンポーネント出力端子が設けられている点、システム制御部90にメモリ95が設けられている点を除けば、記録系部分、再生系部分とも、図1に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1と同様に構成されるものである。このため、以下においては、デジタルビデオカメラ6の再生系部分の構成例を示し、その動作を詳細に説明する。
[再生系部分とディスプレイ装置との動作について]
図7は、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6の再生系部分と画像データの供給先であるディスプレイ装置との接続関係を説明するためのブロック図である。図7において、図2に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分と、あるいは、図5に示した第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分と同様に構成される部分には、同じ参照符号を付し、それらの部分の詳細な説明については省略する。
簡単には、図7と図2とを比較すると分かるように、図7に示した第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6の再生系部分と、図2に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分とでは、コンポーネント画像信号の画像出力端子outが設けられ、当該画像出力端子outを通じてディスプレイ機器5が接続されている点、また、システム制御部90にメモリ95が設けられている点が異なっている。
また、図7と図5とを比較すると分かるように、図7に示した第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6の再生系部分と、図5に示した第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分とでは、システム制御部90にメモリ95が設けられている点が異なっている。
ここで、システム制御部90に新たに設けられたメモリ95は、ストレージ40に記憶保持されている画像データのそれぞれ毎に、画像表示仕様やその他の情報を記憶保持することができるものであり、後述する再生予定リストが形成されるものである。
そして、この実施の形態のデジタルビデオカメラ6の場合には、画像データをストレージに記録する際に、各画像データ毎に画像表示仕様を取得し、その取得した画像表示仕様をメモリ95に記憶する。すなわち、図1に示したように、カメラ部12を通じて撮影することにより取得する画像データについての画像表示仕様は、システム制御部90が把握しているので、システム制御部90のCPU91が自己のメモリ95に記録する。
また、外部入力部11を通じて供給され、記録系を通じてストレージ40に記録される画像データについては、その画像データに付加されている情報により、あるいは、その画像データを解析することにより、システム制御部90が、記録対象の画像表示仕様を取得して、これをメモリ95に記録する。
もちろん、画像データの記録時に画像表示仕様を取得して記録するものに限るものではない。例えば、適宜のタイミングで、ストレージ40に記録保持されている画像データのそれぞれについて、各画像データに付加されている情報に基づいて、あるいは、各画像データを解析することにより、画像表示仕様を取得して、これをストレージ40に記憶保持されている画像データとの対応関係が取れるようにして、メモリ95に記録するようにしてもよい。
また、ストレージ40に記憶保持されている画像データのそれぞれについて、操作受付I/F80を通じて画像表示仕様を入力して、これをメモリ95に記録することもできるようにされる。
そして、システム制御90は、上述のようにして取得したストレージ40に記録されている画像データ毎のメモリ95に記憶保持された画像表示仕様と、第1、第2の実施の形態のデジタルビデオカメラの場合と同様に、HDMII/FのDDCラインを通じてシステム制御部901が取得し、RAM93に一時記憶しているディスプレイ装置2のEDID情報と、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6において予め決められて、不揮発性メモリ94に予め登録されている表示仕様変換パターンとに基づいて、再生予定リストを生成する。
図8は、再生予定リストの生成を説明するための図である。図8Aは、上述したように、画像データの記録時等においてメモリ95に記録されたストレージ90に記録保持されている画像データの画像表示仕様について説明するための図である。図8Aにおいて、(1)、(2)、…は、ストレージ40に記録されている画像データの記録されている順番に対応している。すなわち、(1)の画像表示仕様は、ストレージ40において、最初に記録されている画像データの画像表示仕様であり、(2)の画像表示仕様は、ストレージ40において、2番目に記録されている画像データの画像表示仕様であることを示している。
また、図8Bは、EDID情報としてディスプレイ装置2から取得し、RAM93に記憶保持されているディスプレイ装置2の装置表示仕様について説明するための図である。すなわち、ディスプレイ装置2においては、図8Bに示した4つの画像表示仕様の画像データについて表示可能であることが示されている。
また、図8Cは、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6において可能とされる画像データの画像表示仕様の変換パターン(表示仕様変換パターン)について説明するための図である。この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6においては、図8Cに示すように、(1)1920×1080p@60Hzから1920×1080i@60Hzへの変換と、(2)1920×1080i@60Hzから720×480i@60Hzへの変換とが可能であることができると共に、(3)画像表示仕様の変換をせずにそのまま出力することが可能であることが示されている。
これら、図8A、図8B、図8Cの情報に基づいて、図8Dに示すような再生予定リストが形成される。すなわち、図8Aに示したストレージ40に記憶保持されている画像データのそれぞれの画像表示仕様と、図8Bに示したディスプレイ装置2の装置表示仕様とを比較する。
ここで、図8Bに示したディスプレイ装置2の装置表示仕様に一致する画像表示仕様の場合には、その画像表示仕様の画像データについては、画像表示仕様の変換は必要なく、その画像データをそのまま出力してディスプレイ装置2において表示可能であり、自機においてそのまま再生して出力することが可能であることが分かる。
また、図8Bに示したディスプレイ装置2の装置表示仕様に一致しない画像表示仕様の場合には、図8Cの表示仕様変換パターンを参照し、自己が変換可能なものであるか否かを確認し、変換可能であるときには、変換後の画像表示仕様が、図8Bに示したディスプレイ装置2の装置表示仕様に一致するときには、その画像データは、画像表示仕様の変換後において、ディスプレイ装置2において表示可能であり、自機において画像表示仕様の変換を行って出力することが可能であることが分かる。
また、図8Bに示したディスプレイ装置2の装置表示仕様に一致しない画像表示仕様の場合であって、図8Cの表示仕様変換パターンを参照し、自己が変換可能なものであるか否かを確認し、変換不能である場合、あるいは、変換可能であっても、変換後の画像表示仕様がディスプレイ装置2において対応不能なものである場合(図8Bに示した装置表示仕様に一致するものが無い場合)には、表示不可能(表示不能)であり、スキップ対象となることが分かる。
したがって、図8Aに示した(1)〜(4)の画像表示仕様を有する画像データのそれぞれについて検証すると、(1)1920×1080p@60Hzの画像表示仕様を有する画像データは、対応する装置表示仕様が図8Bには存在しないため、さらに図8Cの表示仕様変換パターンを参照すると、図8Cの(1)のパターンにより、1920×1080i@60Hzの画像表示仕様に変換可能であり、これは図8Bに示した装置表示仕様にも存在するものであるので、図8Dに示すように、ディスプレイ装置2(モニター)において表示可能であるが、自機において画像表示仕様の変換がなされることが示される。
また、(2)1920×1080i@60Hzの画像表示仕様を有する画像データは、対応する装置表示仕様が図8Bに存在するため、図8Dに示すようにディスプレイ装置2(モニター)において表示可能であり、自機においても画像表示仕様の変換を伴うことなく、そのまま再生されて出力されることが分かる。
また、(3)1920×1080i@50Hzの画像表示仕様を有する画像データは、対応する装置表示仕様が図8Bには存在せず、さらに図8Cの表示仕様変換パターンを参照しても、対応するパターンが存在しないために変換不能であり、図8Dに示すように、ディスプレイ装置2(モニター)において表示不可能であり、自機においてはスキップ(読み飛ばし)の対象となることが示される。
また、(4)1920×1080i@60Hzの画像表示仕様を有する画像データは、図8Aの(2)の場合と同じ画像表示仕様であり、対応する装置表示仕様が図8Bに存在するため、図8Dに示すようにディスプレイ装置2(モニター)において表示可能であり、自機においても画像表示仕様の変換を伴うことなく、そのまま再生されて出力されることが分かる。
そして、システム制御部90は、画像データの再生に先立ち、図8Dに示した再生予定リストをメモリ95に形成し、これを再生系部分が備える表示形I/Fの表示画面に表示して、ユーザーに提供する。あるいは、システム制御部90は、画像データの再生に先立ち、図8Dに示した再生予定リストをメモリ95に形成し、これをHDMIトランスミッタ61、HDMIコネクタ部62を通じて、これに接続されたディスプレイ装置2に供給し、図8Dに示した再生予定リストをディスプレイ装置2の表示画面に表示することもできる。
なお、図8Dに示したように、再生予定リストには、ストレージ40に記憶保持されている画像データ毎に、画像表示仕様、HDMI接続モニター(ディスプレイ装置2)で表示可能か表示不可能かの別、当該画像データの自機(デジタルビデオカメラ)における再生時の処理内容を表示するようにした。しかしこれに限るものではない。
例えば、画像データに付随して音声データが存在する場合には、その音声データの周波数情報やチャンネル情報、画像データについてのタイムコード情報(例えば、全体でどれ位の再生時間の画像データかを示す情報等)の種々の情報を付加することが可能である。また、再生装置、すなわち、デジタルビデオカメラの再生系部分が動作した場合に、画像データをスキップするか否かを表示するだけでなく、スキップするか否かをユーザーがマニュアルで(手動で)変更できるようにすることも可能である。
[再生予定リストの作成処理について]
次に、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6において行われる再生予定リストの作成処理について、図9、図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。図9、図10は、この第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6において実行される再生予定リストの作成処理を説明するためのフローチャートである。この図9、図10に示す処理は、操作受付I/F80を通じて、ユーザーからの再生予定リストの作成指示を受け付けた場合に、主にシステム制御部90によって実行される処理である。
まず、操作受付I/F80を通じて、ユーザーからの再生予定リストの作成指示を受け付けると、システム制御部90は、図9、図10に示す処理を実行し、まず、ストレージ40に記憶保持されている全ての画像データ毎の画像表示仕様を把握する(ステップS401)。
具体的にステップS401の処理は、上述もしたように、画像データの記録時において、記録対象の画像データの画像表示仕様を把握してメモリ95に記録するようにしているのであれば、メモリ95の記録内容を参照し、画像データ毎の画像表示仕様を把握する処理であり、また、ストレージ40に記憶保持されている画像データ毎の画像表示仕様をメモリ95に記憶していな場合には、ストレージ40に記録されている各画像データ毎の画像表示仕様を検出(取得)して、それをメモリ95に記録して、各画像データの画像表示仕様を把握する処理である。すなわち、ステップS401は、図8Aに示したように、ストレージ40に記録されている画像データ毎の画像表示仕様を把握する処理である。
そして、システム制御部90は、ストレージ40に記憶保持されている画像データの内、再生予定リストに掲載すべき最初の画像データを特定し(ステップS402)、その特定した画像データのステップS401において把握した画像表示仕様と、第1の実施の形態において説明したように、RAM93に一時記憶されている情報であって、HDMII/FのDDCラインを通じて先に取得しているEDID情報に基づく装置表示仕様(図8B)と比較する(ステップS403)。
このステップS403の比較処理の結果を受けて、システム制御部90は、特定した画像データの画像表示仕様と一致する装置表示仕様が存在するか否かを判断する(ステップS404)。すなわち、このステップS404の判断処理は、特定した画像データを出力する場合、画像表示仕様の変換が必要か否かを判断する処理である。
ステップS404の判断処理の結果、画像表示仕様の変換は必要ないと判断した場合には、当該画像データをHDMI接続されているディスプレイ装置2において「表示可能」であると判定すると共に(ステップS405)、自機においての処理は、当該画像データを画像表示仕様の変換を伴うことなく、そのまま「再生」して出力すると判定する(ステップS406)。
このステップS406までの処理により、特定した画像データの「画像表示仕様」を把握し、当該画像データがディスプレイ装置2において「表示可能」であること、当該画像データは画像表示仕様の変換を伴うことなくそのまま「再生」して出力可能であることが判定され、その結果がメモリ95に対応する画像表示仕様と関連付けられて保持されることになる。
そして、システム制御部90は、特定した画像データは、ストレージ40に記憶保持されている最後の画像データか否かを判断し(ステップS407)、最後の画像データであると判断した時には、これまでの判定結果に基づいて、ストレージ40に記憶保持されている画像データ毎に、画像表示仕様、ディスプレイ装置2で表示可能か否かの別、自機(デジタルビデオカメラ)における処理内容からなる図8Dに示した再生予定リストを形成して出力するようにし(ステップS408)、この図9、図10に示す処理を終了する。
なお、ステップS408の再生予定リストの出力処理は、デジタルビデオカメラの再生系部分の表示系I/F70を通じて出力したり、図8Dに示した再生予定リストをHDMIトランスミッタ61、HDMIコネクタ部62を通じてディスプレイ装置2に供給してディスプレイ装置2の表示画面に表示したりする処理である。もちろん、自機の表示系I/F70と、ディスプレイ装置2との両方を通じて、再生予定リストを表示してユーザーに提供するようにしてもよい。
また、ステップS407の判断処理において、特定した画像データが、ストレージ40に記憶保持されている最後の画像データではないと判断したときには、システム制御部90は、次の処理対象となる画像データを特定し(ステップS409)、ステップS403からの処理を繰り返して、新たに処理対象となった画像データの画像表示仕様、ディスプレイ装置2で表示可能か否かの別、自機(デジタルビデオカメラ)における処理内容を特定する処理を行うようにする。
また、ステップS404の判断処理において、特定した画像データの画像表示仕様と一致する装置表示仕様は存在しないと判断したときには、図10に示す処理に進み、前述もしたように、デジタルビデオカメラ6の不揮発性メモリ94に予め登録されている表示仕様変換パターン(図8C)をと、上述もしたようにディスプレイ装置2からのEDID情報により把握される装置表示仕様とを参照し、特定した画像データの画像表示仕様をディスプレイ装置2において表示可能なものに変換可能であるかを調べる(ステップS410)。
そして、システム制御部90は、ステップS410における調査結果に基づいて、特定した画像データについて、画像表示仕様を変換可能か否か、すなわち、画像表示仕様を変換してディスプレイ装置2に供給すれば、ディスプレイ装置2において表示可能か否かを判断する(ステップS411)。
ステップS411の判断処理において、画像表示仕様を変換してディスプレイ装置2に供給すれば、ディスプレイ装置2において表示可能であると判断したときには、システム制御部90は、当該画像データをHDMI接続されているディスプレイ装置2において「表示可能」であると判定すると共に(ステップS412)、自機においての処理は、当該画像データを画像表示仕様の変換を行った後に出力すると判定する(ステップS413)。
ステップS412、ステップS413の処理により特定された結果もまたメモリ95に対応する画像表示仕様と関連付けられて保持されることになる。この後、図9に示したステップS407からの処理を繰り返すようにする。
ステップS411の判断処理において、画像表示仕様を変換できない、あるいは、画像表示仕様を変換しても、ディスプレイ装置2において対応可能な画像表示仕様に変換できないと判断したときには、システム制御部90は、当該画像データをHDMI接続されているディスプレイ装置2において「表示不可能」であると判定すると共に(ステップS414)、自機においての処理は、当該画像データをスキップする(読み飛ばす)処理を行うと判定する(ステップS415)。
ステップS414、ステップS415の処理により特定された結果もまたメモリ95に対応する画像表示仕様と関連付けられて保持されることになる。この後、図9に示したステップS407からの処理を繰り返すようにする。
このように、図9、図10に示した処理を通じて、ストレージ40に記憶保持されている画像データ毎に、画像表示仕様と、HDMI接続されているディスプレイ装置2において表示可能か否か、自機においてどのように処理すべきかを判定し、これらの情報を含む再生予定リスト(図8D)を例えばメモリ95に形成して、ユーザーに提供することができる。
これにより、ユーザーはストレージ40に記録されている信号をただ把握するだけでなく、それがHDMI接続されているモニターで映るか否か、スキップする設定なのか否かを一目で把握することが可能となり、ユーザーの混乱も回避でき、再生装置としての利便性も向上する。
なお、この第3の実施の形態においては、再生可能な画像データについての再生予定リストを専用メモリ95に形成するようにしたが、これに限るものではない。主に作業領域として用いられるRAM93や不揮発性メモリ94に形成するようにしてもよい。
また、システム制御部90のメモリに再生予定リストを形成するのではなく、ストレージ40の所定の記憶領域に、当該ストレージに記憶保持されている画像データの画像表示仕様を記憶保持するようにし、当該ストレージ内に再生予定リストを形成しておき、適宜のタイミングで読み出して表示できるようにしてもよい。この場合には、ストレージ40に記憶保持されている画像データが大量にある場合において有効である。
また、ストレージ40への画像データの追加、ストレージ40からの画像データの削除に伴い、画像データ毎の画像表示仕様の追加や削除を行うようにしておくことにより、ストレージ40に記憶保持されている画像データと対応付けて、不整合を生じさせることなく、画像データ毎に画像表示仕様を管理することができるとともに、再生予定リストを形成することができる。このことは、画像表示仕様を記憶保持したり、また、再生予定リストを形成したりする記録媒体が、画像データが記憶保持されているストレージ40であっても、ストレージ40以外のメモリであっても同様である。
なお、上述した実施の形態においては、第1、第2、第3の3つの実施の形態のそれぞれについて説明したが、第1の実施の形態で説明した機能と第3の実施の形態で説明した機能を合わせ持つデジタルビデオカメラを構成したり、第2の実施の形態で説明した機能と第3の実施の形態で説明した機能を合わせ持つデジタルビデオカメラを構成したりすることももちろん可能である。
また、上述した実施の形態においては、デジタルビデオカメラの再生系にこの発明を適用した場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、DVDなどの光ディスクの再生装置や記録再生装置、MD(Mini Disc(登録商標))等の光磁気ディスクの再生装置や記録再生装置、VTR(Video Tape Recorder)、ハードディスクの再生装置や記録再生装置、半導体メモリの再生装置や記録再生装置など、記録媒体として様々な記録媒体を用いる種々の再生装置や記録再生装置に、この発明を適用することができる。
そして、上述した第1、第2、第3の実施の形態から分かるように、1つのストレージに複数の異なる表示仕様の画像データが記録されていて、再生装置とディスプレイ装置がHDMI接続されていた場合、再生装置自身がディスプレイ装置に表示できない部分が含まれるか度かを把握し、最適な形でストレージからの読み出しを行うため、ユーザーが再生できる部分がどこかを管理する必要性がない。
また、1つのストレージに複数の異なる表示仕様の画像データが記録されている場合、それを再生する際、再生装置が記録されている信号フォーマットを解釈し、ディスプレイ装置に映らない非サポート記録エリアに突入したら、再生装置自身が、ストレージからの読み出し速度や位置をかえて、早送り(FF)やスキップを行うため、ユーザーが早送り操作やスキップ操作などを行う必要がない。
また、再生装置自身が、早送りやスキップなどの操作を自動的に行うときは、LEDなどの表示系I/Fを用いて操作したことをユーザーにお知らせするため、「さっきまで映っていたのに突然映らなくなった」といった一般ユーザーの混乱を回避できる。
また、複数インターフェイスを用いて、複数の外部機器と接続されていた場合には、ストレージからの読み出しスピードや位置を変更することを禁ずる。しかし、そのような場合においても、再生装置自身のLEDなどの表示系I/Fで「複数接続があるため、どれかの接続においては表示できない信号が出力される可能性があること」を報知できるので、ユーザーが混乱しないようにすることができる。
この発明の一実施の形態が適用された第1の実施の形態のデジタルビデオカメラを説明するためのブロック図である。 図1に示した第1の実施の形態のデジタルビデオカメラ1の再生系部分について説明するためのブロック図である。 ストレージがテープ媒体である場合の第1の実施の形態の再生系部分の再生時の動作について説明するためのフローチャートである。 ストレージがディスク媒体である場合の第1の実施の形態の再生系部分の再生時の動作について説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態のデジタルビデオカメラ4の再生系部分について説明するためのブロック図である。 第2の実施の形態の再生系部分の再生時の動作について説明するためのフローチャートである。 第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6の再生系部分について説明するためのブロック図である。 再生予定リストの生成を説明するための図である。 第3の実施の形態のデジタルビデオカメラ6において実行される再生予定リストの作成処理を説明するためのフローチャートである。 図9に続くフローチャートである。
符号の説明
1…デジタルビデオカメラ、11…外部入力部、12…カメラ部、SW1…スイッチ回路、20…ベースバンド処理部、31…エンコーダ、32…記録部、SW2…スイッチ回路、40…ストレージ、51…読み出し部、52…デコーダ、60…信号出力I/F、70…表示系I/F、80…操作受付I/F、90…システム制御部、51…読み出し部、52…デコーダ、21…解像度判別部、22…解像度変換部、61…HDMIトランスミッタ、62…HDMIコネクタ部、out…画像出力端子、91…CPU、92…ROM、93…RAM、94…不揮発性メモリ、95…メモリ、2…ディスプレイ装置、201…HDMIコネクタ部、202…HDMI制御部、203…メモリ、3…デジタルI/Fケーブル、4…デジタルビデオカメラ、5…ディスプレイ機器

Claims (6)

  1. ディスプレイ装置に対して供給する画像データの第1の出力端と、
    前記ディスプレイ装置からの情報の入力端と、
    記録媒体から出力対象の画像データを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により前記記録媒体から読み出された出力対象の前記画像データの表示仕様である画像表示仕様を判別する判別手段と、
    前記ディスプレイ装置において画像表示が可能な画像データの表示仕様である装置表示仕様を、前記入力端を通じて取得する取得手段と、
    自機において処理可能な1つ以上の予め決められた表示仕様変換パターンに従って自機から出力すべき画像データの画像表示仕様を変換する表示仕様変換手段と、
    前記判別手段で判別された前記画像表示仕様と、前記取得手段で取得された前記装置表示仕様と、1つ以上の予め決められた前記表示仕様変換パターンとに基づいて、出力対象の前記画像データが、画像表示仕様を変換することなく、あるいは、前記表示仕様変換手段を通じて画像表示仕様を変換することにより、前記ディスプレイ装置において画像の表示が可能な画像データであるか否かを判別する表示可否判別手段と、
    前記表示可否判別手段において、出力対象の前記画像データが前記ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別された場合に、前記読み出し手段を制御して、異なる画像データを読み出すように、前記記録媒体からの画像データの読み出し位置を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  2. 請求項1に記載の画像再生装置であって、
    前記表示可否判別手段において、出力対象の前記画像データが前記ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別された場合に、前記第1の出力端とは異なる形式の画像データを出力する第2の出力端に他のディスプレイ装置が接続されているか否かを判別する他接続判別手段と、
    前記他接続判別手段において、前記第2の出力端にディスプレイ装置が接続されていると判別された場合に、前記第1の出力端に接続されたディスプレイ装置には画像が表示できないことを通知する通知手段と
    を備え、
    前記前記他接続判別手段において、前記第2の出力端にディスプレイ装置が接続されていると判別された場合に、前記変更手段は、前記記録媒体からの画像データの読み出し位置を変更しないことを特徴とする画像再生装置。
  3. 請求項1に記載の画像再生装置であって、
    前記記録媒体に記録される、あるいは、前記記録媒体に記録されている1つ以上の画像データのそれぞれの画像表示仕様を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記1つ以上の画像データのそれぞれの画像表示仕様と、前記取得手段で取得された前記装置表示仕様と、自機において処理可能な1つ以上の予め決められた前記表示仕様変換パターンとに基づいて、前記記録媒体に記録されている1つ以上の画像データのそれぞれ毎に、少なくとも、再生可能か否かの別と、自機においての処理内容とを示す一覧リストを形成するリスト形成手段と、
    前記リスト形成手段において形成された前記一覧リストを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像再生装置。
  4. ディスプレイ装置に対して供給する画像データの第1の出力端と前記ディスプレイ装置からの情報の入力端とを備え、記録媒体に記録されている画像データを読み出して出力する画像再生装置で用いられる画像再生方法であって、
    記録媒体から出力対象の画像データを読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップにおいて前記記録媒体から読み出した出力対象の前記画像データの表示仕様である画像表示仕様を判別する判別ステップと、
    前記ディスプレイ装置において画像表示が可能な画像データの表示仕様である装置表示仕様を、前記入力端を通じて取得する取得ステップと、
    前記判別ステップにおいて判別した前記画像表示仕様と、前記取得ステップで取得した前記装置表示仕様と、自機において処理可能な1つ以上の予め決められた表示仕様変換パターンとに基づいて、出力対象の前記画像データが、画像表示仕様を変換することなく、あるいは、前記表示仕様変換手段を通じて画像表示仕様を変換することにより、前記ディスプレイ装置において画像の表示が可能な画像データであるか否かを判別する表示可否判別ステップと、
    前記表示可否判別ステップにおいて、出力対象の前記画像データが前記ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別した場合に、異なる画像データを読み出すように、前記記録媒体からの画像データの読み出し位置を変更する変更ステップと
    を有することを特徴とする画像再生方法。
  5. 請求項4に記載の画像再生方法であって、
    前記表示可否判別ステップにおいて、出力対象の前記画像データが前記ディスプレイ装置において画像の表示が不能なものであると判別した場合に、前記第1の出力端とは異なる形式の画像データを出力する第2の出力端に他のディスプレイ装置が接続されているか否かを判別する他接続判別ステップと、
    前記他接続判別ステップにおいて、前記第2の出力端にディスプレイ装置が接続されていると判別した場合に、前記第1の出力端に接続されたディスプレイ装置には画像が表示できないことを通知する通知ステップと
    を有し、
    前記前記他接続判別ステップにおいて、前記第2の出力端にディスプレイ装置が接続されていると判別した場合に、前記変更ステップにおいては、前記記録媒体からの画像データの読み出し位置を変更しないことを特徴とする画像再生方法。
  6. 請求項4に記載の画像再生方法であって、
    前記記録媒体に記録される、あるいは、前記記録媒体に記録されている1つ以上の画像データのそれぞれの画像表示仕様を検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて検出した前記1つ以上の画像データのそれぞれの画像表示仕様と、前記取得ステップにおいて取得した前記装置表示仕様と、自機において処理可能な1つ以上の予め決められた前記表示仕様変換パターンとに基づいて、前記記録媒体に記録されている1つ以上の画像データのそれぞれ毎に、少なくとも、再生可能か否かの別と、自機においての処理内容とを示す一覧リストを形成するリスト形成ステップと、
    前記リスト形成ステップにおいて形成した前記一覧リストを出力する出力ステップと
    を有することを特徴とする画像再生方法。
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