JP3981360B2 - 理容用具 - Google Patents
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Description
そもそもヘアスタイルは複数に分割された毛束の重なりでできており、分割された各毛束が頭皮に対して全て一定の角度で且つ一定の長さにカットされることにより、全ての毛束が一定の形に揃った状態に仕上げられると、美しく安定したヘアスタイルが出来上がることとなる。このために、プロの美容師は、図9の(A)に示すように、各毛束(2)を頭皮に対して約90度に櫛で引き上げ、一方の手の指と指の間に挟んだ状態で、一定の長さになるように他方の手でシザーズ(はさみ)又はレザー(剃刀刃)でカットしている。
上記特許文献1の発明によって、櫛とレザーとの持ち替えの煩雑さが解消され、特許文献2の発明によって、デザイン性の高いカットが容易にできるようになり、さらに、特許文献3の発明のような家庭用理髪具は、家庭での様々なカットを可能としている。
本発明は、誰にでも簡単に好みのヘアスタイルにヘアカットすることができる理容用具を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『先端部が開閉可能な一対の毛束支持片と、前記毛束支持片の基端部相互を連結保持する連結保持部と、前記連結保持部から前記毛束支持片の開閉方向に対して略直角方向に突出させた凸部と、前記毛束支持片の相互に対向する内面の一方又は両方に長手方向に沿って設けられているカット手段とから器具本体が構成されており、
前記カット手段は、前記凸部の先端を頭皮の所定位置に接地させたカット開始姿勢にて、前記頭皮に対して略平行に位置するように配設されており、
前記カット開始姿勢にて前記毛束支持片の前記頭皮に対向する面の所定位置に、毛束の下側の髪を頭皮に対して一定角度に保持する保持手段が設けられている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
一方の手で毛束を作り、他方の手で前記器具本体を、一対の毛束支持片を開閉可能に把持しながら、前記毛束を前記毛束支持片間に挟み込む。前記毛束は横幅よりも縦幅が長い縦長に構成されていることが望ましい。そして、前記毛束支持片に設けたカット手段が頭皮に沿って略平行に位置するように、頭皮に対する器具本体の角度を調整しながら、前記連結保持部に設けられた凸部を前記毛束の下方の頭皮の所定位置に当てる。これが器具本体のカット開始姿勢である。このとき、前記毛束の下側部分は、前記保持手段に保持されることとなり、前記毛束から手を離しても保持手段よりも下方に落下することなく、前記毛束の下側部分は頭皮に対して一定の角度に保持された態様となる。この保持手段で保持された状態から前記毛束の下側部分の髪は前記カット手段の形成域へ送り込まれることとなる。そして、前記カット開始姿勢から、頭皮に接地させた前記凸部を回動支点として、毛束支持片を徐々に閉じながら、前記毛束支持片が頭皮から離反する方向へ器具本体を回動させていく。これにより、毛束は、毛束支持片の閉塞と回動に伴って、カット手段に接した部分から順に切断されて削がれていくこととなり、シャギーカットが出来上がる。凸部の接地を、頭頂部から首に向かって順に下方へ移動させながらこの作業を繰り返し行うことにより、各部位の毛束は全て同じアウトラインに仕上げられていくこととなる。
尚、カット手段は、毛束支持片の一方のみに設けられていても、両方に設けられていても良い。一方にのみ設けられている場合では、毛束は、片方が斜めに削がれたアウトラインに仕上がり、両方に設けられている場合では、両方が同じように斜めに削がれた略V字状のアウトラインに仕上がる。
上記1項において、『前記毛束支持片の前記内面に、前記カット手段形成域に沿って溝部が形成され、
前記カット手段は、前記溝部に着脱自在に埋め込まれるホルダーと、前記ホルダーの長手方向に沿って装着されている剃刀刃とから構成されており、
前記剃刀刃は、前記内面に対して約45度、前記毛束支持片を回動させる方向に向かって傾斜するように嵌め込まれている』ものでは、上記請求項1と同じ要領で、毛束支持片間で毛束を挟みながら凸部を回動支点として器具本体を回動させると、毛束は、剃刀刃によって順にカットされていく。前記剃刀刃は回動方向に向かって約45度傾斜するようにホルダーに装着されているから、毛束支持片の回動に伴って、毛束は、従来のレザーによるカットと同じ要領でカットされていくこととなる。又、剃刀刃は、ホルダーごと溝部から取り外して、交換することが出来る。
前記2項において、『前記剃刀刃の外側面に沿って、薄肉板状の安全カバーが配設され、前記安全カバーの、前記剃刀刃の刃に沿った一辺は、前記刃を中心に凹凸が形成された波状辺とし、前記剃刀刃を具備させたカット手段を前記毛束支持片の対向する内面の両方に設けるとき、一方の毛束支持片に設けられた前記カット手段の前記安全カバーの波状辺の凸部と凹部は、他方の毛束支持片に設けられた前記カット手段の前記安全カバーの波状辺の凹部と凸部にそれぞれ対応するように設定されている』ものでは、手は刃よりも先に安全カバーの凸部に触れることとなるから、ホルダーの交換時等に手が刃に直接触れることはない。又、一対の毛束支持片の両方にカット手段を設ける構成のものにおいては、毛束支持片を閉じたとき、両者に設けられている安全カバーの凸部と凹部とが相互にかみ合う態様となるから、前記安全カバーの凸部相互が邪魔になることなく、確実に毛束支持片を閉じることができる。
上記各項において、4項のように、『前記保持手段は、前記毛束支持片の基端部近傍に、前記毛束支持片の長手方向に沿って移動可能に装着されている』ものでは、保持手段は、カット開始姿勢にて、カット手段よりも頭皮側で毛束を支持でき、且つ、前記毛束支持片の開閉動作が損なわれないように装着されていればよい。又、毛束の量や髪の長さに応じて、保持手段の装着位置を移動させればよい。
上記各項において、さらに、『前記カット開始姿勢にて、前記毛束支持片は頭皮に沿って位置するように略円弧状に湾曲されている』ものでは、凸部を頭皮に当てて、毛束支持片を頭皮に沿って位置させることにより、カット手段も必然的に頭皮に略平行に位置することとなる。
尚、上記各項において、6項のように、『前記毛束支持片の基端部間に、弾性材料を介在させた』ものでは、両毛束支持片間を閉じる方向に力を加えても、前記弾性材料によって、その力は緩和され、毛束支持片間の急激な閉塞は阻止される。
7項のものは、はさみでカットする際に、誰にでも簡単に毛束を、頭皮に対して一定角度を維持した状態で引き上げることができる理容用具を提案することを課題とするもので、そのために講じた技術的手段は、『先端部が開閉可能な一対の毛束支持片と、前記毛束支持片の基端部相互を連結保持する連結保持部と、前記連結保持部から前記毛束支持片の開閉方向に対して略直角方向に突出させた凸部と、前記毛束支持片の相互に対向する内面の一方又は両方に長手方向に沿って設けられているコーム手段とから器具本体が構成されており、
前記コーム手段は、前記凸部の先端を頭皮の所定位置に接地させたコーム開始姿勢にて、前記頭皮に対して略平行に位置するように前記毛束支持片の内面に設けられた溝部に着脱自在に埋め込まれるホルダーと、前記ホルダーの長手方向に沿って装着されている櫛部とから構成されており、
前記コーム開始姿勢にて前記毛束支持片の前記頭皮に対向する面の所定位置に、毛束の下側の髪を頭皮に対して一定角度に保持する保持手段が設けられている』ことである。
このものは、上記1項のカット手段をコーム手段に代えたものであり、上記2項に記載したホルダーに、剃刀刃に代えて櫛部を装着した構成である。
毛束支持片間に挟む毛束の取り方と、凸部の頭皮への接地位置、器具本体のカット開始時の姿勢、毛束支持片への力の加え具合をほぼ同じにして頭皮に接地させた凸部を支点として、器具本体を頭皮から離反する方向へ回動させていくだけで、全ての毛束を同じアウトラインを有するように形成することができる。凸部を頭皮に接地させていることにより、安定した状態でカット作業を行うことができるから、同じ作業を繰り返し行うだけで、熟練を要することなく、誰でも簡単に、シャギーの入った同じ毛束群を正確に創ることができ、イメージどおりのヘアスタイルを創り上げることが出来る。
カット手段を一対の毛束支持片の両方に設けたものでは、毛束を削ぐ効率が良くなり、カットに要する時間が短くなる。又、毛束の両側が削がれることにより、より立体的な毛束を構成することができる。
又、毛束は頭頂部から下方に向かって形成することができるから、ヘアスタイル全体のアウトラインがわかり易く、イメージどおりのヘアスタイルを一層正確に創ることが出来る。
4項のものでは、保持手段を容易に設けることができる上に、毛束の位置や量、又は髪の長さによって被覆体の前記毛束支持片上における装着位置を変更できるようにしたから、一層使い勝手の良いものとなる。
さらに、6項のものでは、器具本体を回動させる際に、毛束支持片に力が入りすぎても、弾性材料によってその力が緩和されることから、不用意に多く切り過ぎる心配がなくなり、より、繊細なカットが可能となるといった効果がある。
図1に示すものは、本発明の第1番目の実施の形態に関する理容用具に係る器具本体(1)の側面図であり、図2は、その一部切欠平面図である。
器具本体(1)は、一対の毛束支持片(10a)(10b)と、前記毛束支持片(10a)(10b)を、開閉可能に連結保持する連結保持部(11)とから構成されており、前記毛束支持片(10a)(10b)は、各々外側に凸の断面半円形状に形成されていると共に、前記連結保持部(11)の、前記毛束支持片(10a)(10b)の突出方向に対して約90度周方向に回転させた所定箇所には凸部(12)が突設されている。
前記ホルダー(14)は、図3に示すように、剃刀刃(13)と前記剃刀刃(13)に沿って配設される安全カバー(16)とを具備させるホルダー主体(14a)の両側端面に、爪部(14b)が基端部を支点として軸線方向に揺動可能に設けられており、前記溝部(15)は、前記ホルダー主体(14a)を収容させるホルダー主体収容部(15a)と、その両側面部に形成されて、爪部(14b)をワンウェイ係合させる爪係合凹部(15b)と、ホルダー主体収容部(15a)の開放端の両端に設けられ且つ爪部(14b)の自由端部である揺動操作部(14c)を収容させる浅溝部(15c)とから構成されている。
このとき、揺動操作部(14c)は浅溝部(15c)に収容された状態となっており、揺動操作部(14c)を内方へ弾性変形させれば、前記ワンウェイ係合は解除されるから、溝部(15)からホルダー(14)を取り外すことができる。
尚、ホルダー(14)には、水平な底面から斜め45度傾斜するように、支持板(17)が設けられており、前記支持板(17)に沿うように、剃刀刃(13)及び安全カバー(16)が差し込まれて、カット手段が構成されている。
特に、この実施の形態で採用する安全カバー(16)は、毛束支持片(10a)(10b)を閉じたとき、一方の毛束支持片(10a)に具備されている安全カバー(16)の凸部(16a)が、他方の毛束支持片(10b)に具備されている安全カバー(16)の凹部(16b)に対応するようにそれぞれ配設されており、毛束支持片(10a)(10b)を閉じる際に凸部(16a)が邪魔にならないように工夫されている。
又、毛束支持片(10a)(10b)の基端部近傍には、図1及び図2に示すように、毛束(21)の下側部分の髪(21a)を保持する保持手段として、合成樹脂製の環状の被覆体(18)が装着されている。この被覆体(18)は、開放状態にある毛束支持片(10a)(10b)に被せていることから、被覆体(18)の装着が毛束支持片(10a)(10b)の開閉に影響することはない。この被覆体(18)は、毛束支持片(10a)(10b)の長手方向に沿ってある程度移動可能に設定されていても良い。
まず、頭頂部から放射線状に髪を複数に分割し、その分けられた各部分をヘアスタイルに応じて、縦方向にさらに複数に区画する。各区画された部分に属する髪が一つの毛束(21)とする。
各毛束(21)は、幅約2cm,縦約5〜6cm程度の縦長に摘み上げられることが望ましく、頭頂部の毛束(21)から下方(首側)に向かって順に作業を行う。
そして、図4に示すように、毛束支持片(10a)(10b)を、前記頭皮(22)に対して略平行に位置させた時点で、前記凸部(12)を頭皮(22)に接地させる。これが、カット開始姿勢である。この姿勢において、毛束(21)の下側に位置する髪は、被覆体(18)の端縁に係止されることとなり、それよりも連結保持部(11)側へ垂れ下がらない。図面のものでは、毛束(21)の前記下側部分の髪(21a)は、頭皮(22)に対して約90度引き上げられた状態に保持されており、一旦、被覆体(18)によって所定高さに保持された後に、剃刀刃(13)形成域に自然に送り込まれる構成となっている。
尚、前記カット開始姿勢において、毛束(21)の下側部分の髪(21a)は、被覆体(18)に係止されることによる頭皮(22)に対する角度は、60度から90度程度に設定されることが望ましい。
本発明のものは、頭皮(22)に接地させた凸部(12)を回動支点として、器具本体(1)を回動させてカットする構成であるから、常時安定した状態でカットすることができる。この作業を、頭頂部から首側へ向かって、順に繰り返していくことにより、全ての毛束(21)を、同じ立体形状にカットすることができる。これにより、熟練を要することなく、誰でも簡単にしかも短時間でシャギーカットが可能となる。又、頭頂部からカットしていくため、全体の長さや仕上がり具合を見ながらカットしていくことができ、今まで以上にイメージどおりのヘアスタイルを作り上げることができる。
又、毛束支持片(10a)(10b)の基端部に、図2に示すように、弾性材料からなるクッション部材(19)を装填しておいても良い。こうすることにより、毛束支持片(10a)(10b)に対する力の入れ具合を加減できることとなり、多く切り過ぎる心配がない上に、より繊細なカットが可能となる。
この実施の形態では、器具本体は、一対の器具半体(1a)(1b)からなり、器具半体(1a)(1b)は、それぞれ、毛束支持片(10a)(10b)と、それぞれに連設されている連結保持部(11)(11)とから構成されている。前記連結保持部(11)は、毛束支持片(10a)(10b)の長手方向に対して直角に突出させていると共に、その突出端を回動支点となる凸部(12)として機能させる。
この実施の形態のものでは、器具本体を前記凸部(12)を頭皮に当てたカット開始姿勢にセットしたときに、毛束支持片(10a)(10b)が前記頭皮に沿って位置するように、毛束支持片(10a)(10b)全体は頭皮に沿った略円弧状に湾曲させた外形を有するように構成されている。そして、その内面相互の対応する各位置には、上記第1番目の実施の形態と同様に、毛束支持片(10a)(10b)の長手方向に沿って、前記ホルダーを収容させるための溝部(15)が形成されている。さらに、この実施の形態のものでは、前記毛束支持片(10a)(10b)の基端部近傍で且つ溝部(15)よりも内側(カット開始姿勢において頭皮側)に、凹溝(31)が前記溝部(15)に沿って設けられている。
前記バネ片(3a)(3b)は、前記凹溝(31)の深さ方向に揺動可能に設けられていると共に、各先端部は、前記波状部分の山部及び谷部を構成している斜面に沿って傾斜させている。これにより、前記ストッパ(3)は、前記凹溝(31)内に介入させた状態にて、バネ片(3a)(3b)を凹溝(31)の深さ方向に揺動させながら、前記凹溝(31)の長手方向に強制的に移動可能となる。
使用については、上記した第1番目の実施の形態の使用方法と同様であり、連結保持部(11)の突出端である凸部(12)を頭皮に当てたカット開始姿勢から、前記凸部(12)を中心に、毛束支持片(10a)(10b)を頭皮から離反する方向へ回動させれば良い。特に、この実施の形態のものでは、毛束支持片(10a)(10b)を頭の形に沿った円弧状に構成していることから、器具本体(1)をカット開始姿勢にセットし易く、一層正確なシャギーカットを実現することができる。
上記各実施の形態のものでは、剃刀刃(13)からなるカット手段を対向する毛束支持片(10a)(10b)の両方に設ける構成としたが、どちらか一方に設けておいても良い。この場合、毛束は片側のみが削がれたアウトラインに仕上がることとなる。
又、剃刀刃(13)が長手方向に往復移動するように電動式にすることも可能である。
又、上記各実施の形態の理容用具は、シャギーカットを実施するための使用例を挙げたが、器具本体を回転させずに、毛束の所定位置で、毛束支持片(10a)(10b)を完全に閉じれば、シザーズ(はさみ)で毛先をまっすぐにカットするブラントカットも可能である。
図8に示すものは、第3番目の実施の形態の理容用具を示すものであり、第1番目の実施の形態の理容用具において図3に示した、前記ホルダー(14)の支持板(17)に沿うように差し込まれた前記剃刀刃(13)と安全カバー(16)との組み合わせを、櫛部(4)に差し替えて、コーム手段を構成したものである。
この理容用具を使用するには、図4に示す使用態様と同様に、毛束(21)を毛束支持片(10a)(10b)間に挟み込み、頭皮に当てた凸部(12)を回動支点として同図の矢印の方向に器具本体(1)を回動させる。これにより、毛束(21)は、毛束支持片(10a)(10b)間に突出する櫛歯(40)によって、前記頭皮に対して一定角度を維持したままで梳き上げられ、所定角度回動させた時点で、毛束支持片(10a)(10b)間から外方へはみ出している毛束(21)の先端を、他の手に持ったはさみでカットする。
上記櫛歯(4)を具備させたホルダー(14)と、剃刀刃(13)と安全カバー(16)とを具備させたホルダー(14)とを差し替え可能に設定しておくことにより、一つの器具本体(1)を、コームとしてもヘアカッターとしても使用することができる。
(10)・・・・・・毛束支持片
(11)・・・・・・連結保持部
(12)・・・・・・凸部
(13)・・・・・・剃刀刃(カット手段)
(18)・・・・・・被覆体(保持手段)
Claims (7)
- 先端部が開閉可能な一対の毛束支持片と、前記毛束支持片の基端部相互を連結保持する連結保持部と、前記連結保持部から前記毛束支持片の開閉方向に対して略直角方向に突出させた凸部と、前記毛束支持片の相互に対向する内面の一方又は両方に長手方向に沿って設けられているカット手段とから器具本体が構成されており、
前記カット手段は、前記凸部の先端を頭皮の所定位置に接地させたカット開始姿勢にて、前記頭皮に対して略平行に位置するように配設されており、
前記カット開始姿勢にて前記毛束支持片の前記頭皮に対向する面の所定位置に、毛束の下側の髪を頭皮に対して一定角度に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする理容用具。 - 請求項1に記載の理容用具において、前記毛束支持片の前記内面に前記カット手段の形成域に沿って溝部が形成され、
前記カット手段は、前記溝部に着脱自在に埋め込まれるホルダーと、前記ホルダーの長手方向に沿って装着されている剃刀刃とから構成されており、
前記剃刀刃は、前記内面に対して約45度、前記毛束支持片を回動させる方向に向かって傾斜するように嵌め込まれている理容用具。 - 請求項2に記載の理容用具において、前記剃刀刃の外側面に沿って、薄肉板状の安全カバーが配設され、前記安全カバーの、前記剃刀刃の刃に沿った一辺は、前記刃を中心に凹凸が形成された波状辺とし、前記剃刀刃を具備させたカット手段を前記毛束支持片の対向する内面の両方に設けるとき、一方の毛束支持片に設けられた前記カット手段の前記安全カバーの波状辺の凸部と凹部は、他方の毛束支持片に設けられた前記カット手段の前記安全カバーの波状辺の凹部と凸部にそれぞれ対応するように設定されている理容用具。
- 請求項1から3のいずれかに記載の理容用具において、前記保持手段は、前記毛束支持片の基端部近傍に、前記毛束支持片の長手方向に沿って移動可能に装着されている理容用具。
- 請求項1から4のいずれかに記載の理容用具において、前記カット開始姿勢にて、前記毛束支持片は頭皮に沿って位置するように略円弧状に湾曲されている理容用具。
- 請求項1から5のいずれかに記載の理容用具において、前記毛束支持片の基端部間に、弾性材料が介在されている理容用具。
- 先端部が開閉可能な一対の毛束支持片と、前記毛束支持片の基端部相互を連結保持する連結保持部と、前記連結保持部から前記毛束支持片の開閉方向に対して略直角方向に突出させた凸部と、前記毛束支持片の相互に対向する内面の一方又は両方に長手方向に沿って設けられているコーム手段とから器具本体が構成されており、
前記コーム手段は、前記凸部の先端を頭皮の所定位置に接地させたコーム開始姿勢にて、前記頭皮に対して略平行に位置するように前記毛束支持片の内面に設けられた溝部に着脱自在に埋め込まれるホルダーと、前記ホルダーの長手方向に沿って装着されている櫛部とから構成されており、
前記コーム開始姿勢にて前記毛束支持片の前記頭皮に対向する面の所定位置に、毛束の下側の髪を頭皮に対して一定角度に保持する保持手段が設けられていることを特徴とする理容用具。
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