JPH08848A - 眉用かみそり - Google Patents

眉用かみそり

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JPH08848A
JPH08848A JP13612794A JP13612794A JPH08848A JP H08848 A JPH08848 A JP H08848A JP 13612794 A JP13612794 A JP 13612794A JP 13612794 A JP13612794 A JP 13612794A JP H08848 A JPH08848 A JP H08848A
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razor
eyebrows
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Masakatsu Araki
雅克 荒木
Naoki Taniguchi
直樹 谷口
Masako Konno
征子 近野
Kazumasa Ouchi
和征 大内
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 眉をきれいに仕上げることが容易に行える。 【構成】 眉毛のカット用の刃2に沿って並ぶとともに
刃2よりも突出する櫛歯30を備える。この櫛歯30は
肌に当接する先端を結ぶ線と刃の刃先線とが交差して、
刃の刃先から櫛歯の先端までの距離が刃先線に沿って漸
次変化している。眉の上縁や下縁では眉毛の刈り高さを
低く、中央では眉毛の刈り高さを高くカットすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はかみそり、殊に眉の形を
整えるために用いるかみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】眉毛のカットのための電気かみそりとし
ては、女性の顔剃り用として形成されている電気かみそ
りが用いられているとともに、この時、眉毛の切り過ぎ
を防ぐために、眉用のアタッチメントを装着して行うこ
とが一般的である。実開昭62−104762号公報に
おける一例を図29に示す。櫛歯状の固定刃と同じく櫛
歯状であって固定刃に対して摺接駆動される可動刃とか
らなる刃2が本体1先端のヘッド部10の側面に配され
た電気かみそりは、顔の産毛や襟足の毛のカットに使用
されるものであり、この電気かみそりを用いて眉の形を
整えるにあたっては、アタッチメント3をヘッド部10
に装着するようになっている。
【0003】このアタッチメント3は、ヘッド部10に
被せられた時、刃2の刃先の両側に並ぶ多数本の櫛歯3
0を備えたもので、図30に示すように、ヘッド部10
に装着したアタッチメント3の櫛歯30の先端を肌に当
てて刃2を肌から離した状態で眉毛のカットを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、眉毛9
は、その上縁及び下縁から夫々上下方向中央に向けて、
また眉頭から眉尻に向けて生えており、上下方向中央部
において肌から最も高くなっている。しかるに、従来の
ものでは、アタッチメント3における各櫛歯30が同じ
長さのものとなっており、櫛歯30の先端を結ぶ線L1
と、刃2の刃先線L2との間隔が各部で同じであること
から、このアタッチメント3を用いて眉毛9をカットし
た場合、図31に示すように眉が台形状に仕上がってし
まうものであり、この場合、眉の上下方向中央部が薄く
見えてしまうという問題がある。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは眉をきれいに仕上げる
ことが容易に行える眉用かみそりを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、眉毛
のカットで眉の形を整える眉用かみそりにおいて、眉毛
のカット用の刃に沿って並ぶとともに刃よりも突出する
櫛歯を備えており、この櫛歯は肌に当接する先端を結ぶ
線と刃の刃先線とが交差して、刃の刃先から櫛歯の先端
までの距離が刃先線に沿って漸次変化していることに特
徴を有している。
【0007】
【作用】本発明によれば、眉の上縁や下縁では眉毛の刈
り高さを低く、中央では眉毛の刈り高さを高くカットす
ることを容易に行うことができる。この時、刃の両側に
櫛歯を設けていれば、左右の眉の各上辺側及び下辺側の
カットに共に対応することができ、刃の両側に並ぶ櫛歯
の先端同士を互いにつないでおけば、櫛歯で起こした眉
毛が刃に達するまでに倒れてしまうことがなくなり、櫛
歯の先端に屈曲された起毛突起を設けておけば、起毛角
度が小さい眉毛も確実に起こすことができる。
【0008】櫛歯の肌に当接する先端を結ぶ線と刃の刃
先線とがなす角度を可変としている時には、カットの際
の角度を適宜変更することができる。櫛歯における肌に
当接する先端が刃の側方であっても、また互いに逆方向
を向いた2つの刃の各片側に櫛歯を設けたものであって
も、やはり眉毛の刈り高さをその場所に応じて適切に保
つことができる。
【0009】櫛歯の先端が当接する肌から垂直方向に把
持部が伸びている形態を持つ時、把持部が視界の邪魔に
なることがないものとなり、更に把持部の後端に押し込
み方向が把持部の長手方向である押釦スイッチを設けて
おけば、スイッチ操作で櫛歯の位置がずれてしまったり
することがないものとなる。そして、櫛歯の先端を結ぶ
線と櫛歯間のスリットとをほぼ直交させておけば、眉毛
の刃への導入効率が最も高くなり、スリットをJ字形に
屈曲したものとすれば、刃の刃先線と櫛歯間のスリット
とのなす角度をほぼ直角とすることができるために、切
断効率も高くなる。
【0010】櫛歯の先端を結ぶ線に対して櫛歯間のスリ
ットを傾けても、切断効率を向上させることができ、特
に、櫛歯の先端を結ぶ線と櫛歯間のスリットとのなす角
度を約120°に、刃の刃先線と櫛歯間のスリットとの
なす角度を約55°にすれば、眉毛の導入効率と切断効
率とを共に高く保つことができる。櫛歯間のスリットに
対して刃の刃先線を傾斜させるとともに、櫛歯状である
刃の各刃溝をスリットと同方向に開口するものとして
も、切断効率を高くすることができる。
【0011】眉の上縁または下縁の生え際への位置合わ
せのための指標を設けておく時には、カット作業を容易
に行うことができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を眉についてはアタッチメントの
装着で対応する場合の実施例に基づいて詳述すると、図
1において、モータを内蔵する筒状の本体1の先端に設
けたヘッド部10の側面に、櫛歯状の固定刃と同じく櫛
歯状であって上記モータによる往復直線駆動で固定刃に
対して摺接駆動される可動刃とからなる刃2を配設して
ある。この刃2は、顔の産毛や襟足の毛のカットに適応
させたものであるが、刃2の構造はこのタイプのものに
限るものではなく、たとえば多数の刃孔が形成されてい
る網状の外刃とこの外刃内面に摺接する複数の内刃とか
らなるタイプのものであってもよい。
【0013】眉毛のカットに際して使用されるアタッチ
メント3は、前記従来例のものと同様に、ヘッド部10
に被せられるものとして形成されているとともに、ヘッ
ド部10に装着した時、刃2の刃先の両側に夫々並ぶ多
数本の櫛歯30を備えている。また、二列で並んでいる
櫛歯30は、その長さが一定ではなく、ヘッド部10の
先端側に位置する櫛歯30が最も短く、ヘッド部10の
根元側に位置する櫛歯30が最も長くなっているととも
に、この間の櫛歯30はその長さが徐々に変化するもの
となっている。このために、各列における櫛歯30の先
端を結ぶ線L1と、刃2の刃先線L2とは、所要の角度
で交差するものとなっているとともに、ヘッド部10の
長手方向において、刃2の刃先と、櫛歯30の先端との
間隔が漸次変化するものとなっている。
【0014】このアタッチメント3を装着して眉をカッ
トする場合、眉の上辺側については図2に示すようにヘ
ッド部10の先端側が上となるようにして、また眉の下
辺側については図3に示すようにヘッド部10の先端側
が下となるようにして、アタッチメント3の櫛歯30の
先端を肌に当てつつ、図4に示すように、眉の眉尻側か
ら眉頭側へと眉毛9の流れに逆らうように電気かみそり
を移動させて眉毛9を櫛歯30で起毛させながらカット
するものであり、この時、櫛歯30の先端と刃2の刃先
との間隔が刃2の長手方向において異なっていることか
ら、眉の上縁及び下縁において眉毛は最も短く切断さ
れ、上下方向中央部においては長くカットされる。従っ
て、このようにして眉毛9がカットされた眉は、図5に
示すように、きれいな三角形状に仕上げられる。また、
櫛歯30が刃2の両側に設けられているために、左右の
眉の上辺側及び下辺側のカットに対して、このアタッチ
メント3のみで対応することができる。
【0015】刃2の両側に並ぶ櫛歯30の先端を、図6
に示すように、外側に広がるように湾曲させて起毛突起
31を設けた場合、眉毛9を刃2に導入するにあたり、
図7に示すように、櫛歯30の起毛突起31が起毛角度
の小さい眉毛9を確実に起こすことから、眉毛9のカッ
ト効率が高くなる。櫛歯30の根元は、図8に示すよう
に、この部分と刃2の刃先とを結ぶ延長線Mの外側に櫛
歯30の先端が位置するようにしておくことが望まし
い。櫛歯30と肌との接触点より内側に入ってきた眉毛
9の先端が櫛歯30の根元で肌側へと押されて刃2でカ
ットされないことが生じないようにするためである。
【0016】刃2の両側に並ぶ2列の櫛歯30の先端同
士を図9、あるいは図10に示すように一体に接続して
しまってもよい。櫛歯30で起こされた眉毛9は、刃2
でカットされるまでに櫛歯30から離れると、その時点
で元に戻ろうとするために、刃2でカットできないこと
が生じるが、刃2の両側に並ぶ櫛歯30の先端同士がつ
ながっている場合、眉毛9を刃2に達するまで確実に立
たせておくことができるために、効率よく眉毛9のカッ
トを行うことができる。
【0017】図11〜図13に他の実施例を示す。ここ
ではアタッチメント3を基台34と櫛部35とで構成し
てある。基台34は電気かみそりのヘッド部10への装
着のための部分で、長手方向両端の両側面には夫々一側
縁がクリックばね38となった係合溝36,37を備え
ている。一方、櫛歯30を備えた櫛部35は、その内面
にボス39を備えており、このボス39を基台34の係
合溝36,37に係合させることで基台34に連結され
る。
【0018】ここにおいて、係合溝36は直線状に、係
合溝37は弧状に形成されており、係合溝36に係合さ
せたボス39を移動させることなく、係合溝37に係合
させたボス39だけを移動させれば、刃2の刃先線L2
と櫛歯30の先端を結ぶ線L1とのなす角度を変更する
ことができ、更に係合溝36,37に係合させたボス3
9を同時に移動させれば、刃2の刃先と櫛歯30の先端
との間隔を変更することができる。従って、眉の刈り高
さの調節並びに眉を三角形状に仕上げる時の角度の調節
を行うことができる。
【0019】刃2がヘッド部10の両側に設けられてい
るタイプのものに対しては、図14に示すように、両側
方に櫛歯30が突出するアタッチメント3を用意するこ
とで、眉のカットに対応することができるとともに、櫛
歯30の先端に起毛突起31を設ける場合にも、各刃2
の片側に夫々櫛歯30を設けるだけで、右の眉と左の眉
のカットに対応することができる。また、片側だけに櫛
歯30があることから、他方側側の櫛歯30で眉毛9を
押し倒すことがないものであり、このためにカット機能
の安定化も得ることができる。
【0020】櫛歯30の先端を結ぶ線L1と刃2の刃先
線L2とを交差させるにあたり、櫛30の先端が刃2の
突出方向である必要はなく、たとえば、図15に示すよ
うに、刃2の両側に位置する櫛歯30の側方への張り出
し寸法を変えるようにしてもよい。眉のカットに際して
の刃2の向きが前記の実施例のものと異なることになる
が、この場合も同様に眉毛9の適切なカットを行うこと
ができる。
【0021】次に、図16〜図20に示す実施例につい
て説明する。本体1はその内部にモータ15と乾電池1
6とを収納した筒状のものであり、先端側にはヘッド部
10が着脱自在に連結され、後端面には押釦スイッチ1
8が配設されている。ヘッド部10は、図17及び図1
8に示すように、ホルダー40,41内に、モータ15
の回転運動を往復運動に変換する変換機構を組み込むと
ともに、ホルダー40の先端部の片面に刃2を備えた刃
基台5を取り付けることで構成されたもので、上記変換
機構は、モータ15の出力軸に取り付けられた継手19
に係合するカプラー42と、カプラー42に取り付けら
れたギア43、軸50によって回転自在に支持されると
ともに上記ギア43に噛み合うフェースギア44、フェ
ースギア44に設けた偏心軸45に一端を係合させた駆
動レバー46とからなるもので、駆動レバー46はその
他端に係合部47を備えている。
【0022】一方、刃基台5は、刃2を構成する櫛歯状
の固定刃21と同じく櫛歯状の可動刃22のうち、固定
刃21を固着するとともに可動刃22をスライド自在に
支持しているもので、ホルダー40の先端部に設けられ
た軸49によってホルダー40に枢着されるとともに、
ホルダー41にスライド自在に装着された着脱釦48に
よって固定されている。
【0023】そして、刃基台5をホルダー40,41に
固定した時、可動刃22に設けた係合部23が上記駆動
レバー46の係合部47と係合することで、可動刃22
と駆動レバー46とが連結されるものであり、モータ1
5を回転させたならば、偏心軸45の偏心回転を駆動レ
バー46が往復動に変換して可動刃22に往復運動させ
る。なお、ヘッド部10の先端部は、本体1の長手方向
に対して斜めに傾いたものとして形成されており、刃2
はヘッド部10の斜め上方を向いた側縁に位置してい
る。
【0024】この電気かみそりのヘッド部10の先端部
に装着されるアタッチメント3は、刃2の両側に位置す
るとともに先端に起毛突起31が設けられた櫛歯30を
具備するもので、ヘッド部10に装着された時、図22
から明らかなように、刃2の向きよりも更に斜め上方に
向けて櫛歯30が突出するものとなっており、更に各櫛
歯30の先端を結ぶ線L1は、図16から明らかなよう
に、本体1の長手方向に対して直交するものとなってい
る。図中33は本体1の中心軸の延長上に設けられた位
置合わせ表示、34はヘッド部10側に設けられたガイ
ド溝51に嵌まることでアタッチメント3のヘッド部1
0への装着時のガイドを行うガイドリブであり、ガイド
溝51の延長上に位置するクリック突起52がアタッチ
メント3内面に設けた係合凹部(図示せず)に係合する
ことで、アタッチメント3は位置決めされる。
【0025】そして、このアタッチメント3において
も、櫛歯30の先端を結ぶ線L1と、刃2の刃先線L2
とが所要の角度で交差するものとなっているために、眉
の上辺側と下辺側とにおいて、異なる向きで櫛歯3の先
端を肌に当てた状態で眉毛9の流れに逆らうように電気
かみそりを移動させれば、眉毛9は櫛歯30で起毛され
るとともに刃2でカットされるものであり、この時、櫛
歯30の先端と刃2の刃先との間隔が刃2の長手方向に
おいて異なっていることから、眉の上縁及び下縁におい
て眉毛は最も短く切断され、上下方向中央部においては
長くカットされ、従って眉はきれいな三角形状に仕上げ
られる。
【0026】この時、上述のように、櫛歯30の先端を
結ぶ線L1と本体1の長手方向とが直交していることか
ら、把持部である本体1を肌面に対して垂直に立てた状
態、つまり本体1で視界を遮られない状態で使用するこ
とができるものであり、また上記位置合わせ表示33を
眉の上縁または下縁の生え際に合わせた状態を保つこと
で、眉毛9の刈り高さを眉の長手方向において一定とす
ることも、位置合わせ表示33が本体1の中心軸の延長
上に設けられていることもあって、容易に行うことがで
き、更にはモータ15のオンオフのための押釦スイッチ
18が本体1の後端に配されるとともにその押し込み方
向が本体1の長手方向となっていることから、櫛歯30
の先端を位置決めして肌に当てた後に駆動を開始する場
合、スイッチ操作の反動で位置ずれが生じたり、本体1
が軸方向にぶれたりすることがなく、この点においても
使い使い勝手が良好なものである。
【0027】ところで、眉毛9の生え方は、図23(a)
に示すように、眉の上下縁から上下方向中央に眉毛9が
向いたものとなっており、眉の形を整えつつカットする
にあたっては、同図(b)に示す刈り角度βをほぼ50°
とすることが好ましい。また、寝ている眉毛9を起こし
てカットするにあたっては、肌に当たる櫛歯30の先端
を結ぶ線L1と、櫛歯30間のスリットとがなす角度
(起毛角度θ)とがほぼ90°となるようにしておく
と、刃2への眉毛9の導入効率が最も高くなる。
【0028】このために、図1に示した実施例などで
は、図24に示すように、起毛角度θがほぼ90°とな
るようにしていたのであるが、この場合、櫛歯30の先
端を結ぶ線L1と刃2の刃先線L2とのなす角度がその
まま刈り角度βとなるとともに、眉毛9と刃2とのなす
角度αは、90°−βとなる。従って角度βとして50
°を設定すると、角度αは40°の小さいものとなり、
眉毛9と刃2とのなす角度αの切断効率において好まし
い範囲を逸脱してしまう。
【0029】このために、図16〜図22に示した実施
例においては、櫛歯30間のスリットを櫛歯30の先端
を結ぶ線L1に対して傾けることで、起毛角度θを12
0°程度とするとともに、櫛歯30間のスリット(眉毛
9)と刃2の刃先線L2とがなす角度αを55°程度に
設定してある。図26(a)に示すように、眉毛9を90
°以上起こして肌と刃2の刃先線L2とのなす角度が刈
り角度βよりも大きな角度となる状態でカットを行うこ
とで、眉毛9の起毛角度θが90°の時の刈り角度βと
等価となるようにしているわけである。このようにした
場合、眉毛9の導入効率がさほど悪化しない上に、眉毛
9と刃2の刃先線L2とがなす角度αを大きく保つこと
ができて切断効率を高くとることができる。
【0030】アタッチメント3の櫛歯30を図27に示
す屈曲させて櫛歯30間のスリットがJ字形となるよう
にすれば、眉毛9と刃2の刃先線L2とのなす角度αを
最も好ましい角度である90°に保ちつつ、起毛角度θ
も90°とすることができる。図28に示すように、共
に櫛歯状である固定刃と可動刃とからなる刃2の刃先の
溝の方向を、櫛歯30間のスリットの方向と一致させて
も、切断効率を高く保つことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明においては、眉毛の
カット用の刃に沿って並ぶとともに刃よりも突出してい
る櫛歯を、肌に当接する先端を結ぶ線が刃の刃先線に交
差して、刃の刃先から櫛歯の先端までの距離が刃先線に
沿って漸次変化するものとしていることから、眉の上縁
や下縁では眉毛の刈り高さを低く、中央では眉毛の刈り
高さを高くしてカットすることを容易に行うことができ
るものであり、このために断面三角形状に眉の形を整え
ることが簡単に行えるものである。
【0032】そして、上記のような櫛歯を設けるにあた
り、刃の両側に夫々櫛歯を設けた時には、左右の眉の各
上辺側及び下辺側のカットに共に対応することができる
ものとなり、刃の両側に並ぶ櫛歯の先端同士を互いにつ
ないでおけば、櫛歯で起こした眉毛が再度倒れることな
く刃まで導かれるものとなるために、眉毛の導入切断効
率が高くなる。櫛歯の先端に屈曲された起毛突起を設け
た時には、起毛角度が小さい眉毛を起こすことがより確
実になされる。
【0033】櫛歯の肌に当接する先端を結ぶ線と刃の刃
先線とがなす角度を可変としてもよい。この場合、カッ
トの際の眉毛の刈り高さの変化角度を使用者の好みに応
じて変更することができる。櫛歯における肌に当接する
先端が刃の側方であっても、好ましい形に眉を整えるこ
とができ、互いに逆方向を向いた2つの刃の各片側に櫛
歯を設けたものであっても、やはり眉毛の刈り高さを適
切に保ってカットすることができるとともに、左右の眉
の各上辺側及び下辺側のカットに共に対応することがで
きる。
【0034】櫛歯の先端が当接する肌から垂直方向に把
持部が伸びている形態を持つ時、把持部が視界の邪魔に
なることがないために、カット作業を的確に行うことが
でき、更に把持部の後端に押し込み方向が把持部の長手
方向である押釦スイッチを設けておけば、スイッチ操作
で櫛歯の位置がずれたりぶれたりしてしまったりするこ
とがないために、使い勝手が更によくなる。
【0035】そして、眉毛の刃への導入効率を最も高く
するには、櫛歯の先端を結ぶ線と櫛歯間のスリットとを
ほぼ直交させておくことが好ましいが、この時には刃の
刃先線と櫛歯間のスリットとのなす角度が小さくなって
切断効率が低下してしまう。しかし、この切断効率の低
下については、スリットをJ字形に屈曲したものとする
ことで、対処することができるとともに、切断効率が最
も高くなる刃の刃先線と櫛歯間のスリットとのなす角度
がほぼ直角の状態とすることもできる。
【0036】櫛歯の先端を結ぶ線に対して櫛歯間のスリ
ットを傾けてもよく、この場合、櫛歯の先端を結ぶ線と
櫛歯間のスリットとのなす角度を約120°に、刃の刃
先線と櫛歯間のスリットとのなす角度を約55°にすれ
ば、眉毛の導入効率と切断効率とを共に高く保つことが
できる。櫛歯間のスリットに対して刃の刃先線を傾斜さ
せるとともに、櫛歯状である刃の各刃溝をスリットと同
方向に開口するものとしても、眉毛が刃溝に入りやすく
なるために、やはり切断効率を高くすることができる。
【0037】眉の上縁または下縁の生え際への位置合わ
せのための指標を設けておく時には、カット作業を容易
に行うことができて使い勝手が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(a)は分解斜
視図、(b)は断面図である。
【図2】同上の使用状態を示す側面図である。
【図3】同上の使用状態を示す側面図である。
【図4】同上の使用状態を示す斜視図である。
【図5】同上によるカット後の眉の状態を示す側面図で
ある。
【図6】他の実施例の斜視図である。
【図7】同上の部分斜視図である。
【図8】同上の断面図である。
【図9】他例の破断斜視図である。
【図10】別の例の破断斜視図である。
【図11】他の実施例におけるアタッチメントの分解斜
視図である。
【図12】同上の動作を示す側面図である。
【図13】同上の側面図である。
【図14】別の実施例を示すもので、(a)は断面図、(b)
は斜視図である。
【図15】更に他の実施例を示すもので、(a)は正面
図、(b)は断面図、(c)は側面図である。
【図16】別の実施例の破断側面図である。
【図17】同上のヘッド部の分解斜視図である。
【図18】同上のヘッド部の刃基台を開くとともに片側
のホルダーを外した状態の正面図である。
【図19】同上のヘッド部の斜視図である。
【図20】同上のアタッチメント装着時のヘッド部の斜
視図である。
【図21】同上のアタッチメントを示すもので、(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。
【図22】同上のアタッチメント装着時のヘッド部の破
断側面図である。
【図23】(a)は眉毛の生え方の説明図、(b)は刈り角度
の説明図である。
【図24】櫛歯の方向と刈り角度並びに眉毛と刃とのな
す角度の説明図である。
【図25】櫛歯の方向と刈り角度並びに眉毛と刃とのな
す角度の説明図である。
【図26】(a)(b)はカット時とカット後の眉毛の状態を
示す説明図である。
【図27】櫛歯の他例を示す正面図である。
【図28】他例の刃を備えたものにおける破断側面図で
ある。
【図29】従来例の斜視図である。
【図30】同上の使用状態を示す側面図である。
【図31】同上によるカット後の眉の状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
2 刃 30 櫛歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 和征 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眉毛のカットで眉の形を整える眉用かみ
    そりであって、眉毛のカット用の刃に沿って並ぶととも
    に刃よりも突出する櫛歯を備えており、この櫛歯は肌に
    当接する先端を結ぶ線と刃の刃先線とが交差して、刃の
    刃先から櫛歯の先端までの距離が刃先線に沿って漸次変
    化していることを特徴とする眉用かみそり。
  2. 【請求項2】 櫛歯は刃の両側に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の眉用かみそり。
  3. 【請求項3】 刃の両側に並ぶ櫛歯は先端同士が互いに
    つながっていることを特徴とする請求項2記載の眉用か
    みそり。
  4. 【請求項4】 櫛歯は先端に屈曲された起毛突起を備え
    ていることを特徴とする請求項1または2または3記載
    の眉用かみそり。
  5. 【請求項5】 櫛歯の肌に当接する先端を結ぶ線と刃の
    刃先線とがなす角度が可変となっていることを特徴とす
    る請求項1記載の眉用かみそり。
  6. 【請求項6】 櫛歯における肌に当接する先端が、刃の
    側方であることを特徴とする請求項1記載の眉用かみそ
    り。
  7. 【請求項7】 互いに逆方向を向いた2つの刃を備える
    とともに、各刃の片側に夫々櫛歯が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の眉用かみそり。
  8. 【請求項8】 櫛歯の先端が当接する肌から垂直方向に
    把持部が伸びていることを特徴とする請求項1記載の眉
    用かみそり。
  9. 【請求項9】 把持部の後端に押し込み方向が把持部の
    長手方向である押釦スイッチを備えていることを特徴と
    する請求項8記載の眉用かみそり。
  10. 【請求項10】 櫛歯の先端を結ぶ線と櫛歯間のスリッ
    トとがほぼ直交していることを特徴とする請求項1記載
    の眉用かみそり。
  11. 【請求項11】 スリットがJ字形に屈曲していること
    を特徴とする請求項10記載の眉用かみそり。
  12. 【請求項12】 刃の刃先線と櫛歯間のスリットとのな
    す角度がほぼ直角であることを特徴とする請求項11記
    載の眉用かみそり。
  13. 【請求項13】 櫛歯の先端を結ぶ線に対して櫛歯間の
    スリットが傾いていることを特徴とする請求項1記載の
    眉用かみそり。
  14. 【請求項14】 櫛歯の先端を結ぶ線と櫛歯間のスリッ
    トとのなす角度が約120°であることを特徴とする請
    求項13記載の眉用かみそり。
  15. 【請求項15】 刃の刃先線と櫛歯間のスリットとのな
    す角度が約55°であることを特徴とする請求項13ま
    たは14記載の眉用かみそり。
  16. 【請求項16】 櫛歯間のスリットに対して刃の刃先線
    が傾斜しているとともに、櫛歯状である刃の各刃溝はス
    リットと同方向に開口していることを特徴とする請求項
    1記載の眉用かみそり。
  17. 【請求項17】 眉の上縁または下縁の生え際への位置
    合わせのための指標を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の眉用かみそり。
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