JP3973169B2 - トランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックス測定試薬および測定方法 - Google Patents

トランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックス測定試薬および測定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ヒト体液中のトランスフェリンレセプター(以下TfRと省略する)濃度に基づいて各種疾病の診断に利用するための測定試薬と、この試薬によるTfRの測定方法に関する。TfRは各種細胞の表層に存在し、鉄輸送蛋白トランスフェリン(以下Tfと省略する)と結合する役割を担っている。TfRとTfの親和性は約10-9と抗原抗体反応に匹敵するほど強く、そのうえ一般には血中のTfがTfRの103倍も多量に存在することから、血中においてはほとんどのTfRがTfと結合した型で存在する。血中TfR濃度は、癌や造血機能等の指標として有用であることが知られている。
【0002】
【従来の技術】
体液中のTfRを測定する方法としては、癌診断を目的として標識免疫測定法を応用した報告(特開昭62−6169)があった。この報告で採用されている酵素免疫測定法(以下EIAと省略する)に代表される標識物質を利用した免疫測定法は、一般的には感度を上げる場合に用いられる方法である。標識物質としてしばしば用いられる物としては、125Iのような放射性同位元素や、ペルオキシダーゼ(以下PODと省略する)、βガラクトシダーゼ、アルカリホスファターゼ等の酵素が挙げられる。放射性同位元素を標識物質として用いる免疫測定法をRIA法、酵素を標識物質として用いる免疫測定法をEIA法と呼んでいる。RIA法は、標識物質として放射性同位元素を用いるために特別な施設や装置を求められるので簡易であるとは言い難い。またEIA法は、免疫反応の他に標識物質である酵素を特定の基質に反応させる酵素反応のステップがあるため、反応様式や試薬構成が複雑となる。またいずれの方法においても、不均一系の反応原理を採用する限りは結合相と遊離相との分離(B/F分離)が要求され、自動化や迅速化の障害となりやすい。
【0003】
更にRIA法、EIA法ともに測定の感度を上げる方向で発達してきた経緯があるため、検体である体液中に測定対象である物質が測定可能範囲の上限を越えて多量に存在する場合には検体を希釈するステップが必要となる。TfRは血中に比較的高い濃度で存在するので、EIA法のような標識法による測定技術ではしばしば検体の希釈を要求される。
【0004】
ところでTfRは先に紹介した癌の診断マーカーとしての用途の他に造血機能のマーカーとなることも指摘されている(Clin.Chem.41/7,1053-1064;1995)。造血機能のマーカーとしてTfRを測定するときには、癌マーカーとして測定する場合に比べてより高い水準のTfR値を測定することが多くなる。そのためこれまでに知られているような高い感度を追求した測定系ではしばしば測定範囲を越える試料が出現することになり、希釈操作が要求される。つまりこれまでに報告されているTfRの測定技術の測定濃度域は、実際に要求される濃度域をカバーできていないのである。したがって造血機能障害を疑う患者の機能検査に用いることのできる簡便なTfR測定技術の提供が望まれている。
また標識法による測定技術においては、高い感度を得やすいように反応時間を長く取る場合が少なくない。このような背景から、より簡便な操作で迅速な測定を実現するTfR測定技術の提供が待たれている。
【0005】
更に従来のTfR測定技術は、標準物質についての問題も持っていた。つまり、TfRの精製物を入手することはできるものの遊離した状態では安定性に問題が有った。具体的には、精製TfRを放置しておくと不溶性のアグリゲートもしくはオリゴマーの形成が観察されるのである。精製TfRがアグリゲートを形成していることはG3000によるゲルろ過のパターンで確認できる。またアグリゲートを解離させるために界面活性剤処理すると、反応性が約2倍に上がるケースが有ることも確認した。このような不安定な標準物質に基づいて得られた測定値の信頼性には限界が有る。
加えて精製TfRと血中に存在するTf−TfRコンプレックスとでは同じ抗体に対する反応性に差の出ることがある。発明者らの知見によれば、血清から精製したTf−TfRコンプレックスは精製TfRに比べて4倍も高い反応性を示した。たとえば今までの報告ではTfRとして正常値が約5000ng/ml、また測定範囲として1000〜50000ng/mlとある。しかしこれは用いた標準が組織由来の精製TfRであるためその値の信頼性は低いと言える。
したがってTfRの測定技術を一般に普及させるには、測定のための標準物質を安定な状態で流通させるための配慮が求められる。そのうえ先に述べたように高い濃度域の測定を行うには、目的とする濃度域に応じた高濃度の標準が求められる。しかし従来はこのような条件を満足する標準物質は提供されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は鉄と造血機能との関連から、鉄輸送蛋白Tfの受容体である体液中のTfR濃度を測定することの意義が大きいと考えた。そしてそのためには、より簡易に測定でき、しかも自動化しやすい測定系と、より適切な測定濃度域を持つ試薬が必要である。すなわち本発明は、従来のTfR測定技術では試料の希釈を要求されるような高濃度域であっても、低濃度域と同じ条件で測定可能な広い測定レンジを実現する新しいTfRの測定技術の提供を課題とするものである。更には、この新しい測定技術をサポートする、安定性と信頼性に優れる新規な標準物質を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の課題は、TfR親和性物質を固定した不溶性粒子、またはTfR親和性物質とTf親和性物質とを個別にまたは混合して固定した不溶性粒子で構成されるTf−TfRコンプレックス測定試薬、ならびにこの試薬を用いた測定方法によって解決される。
【0008】
本発明におけるTfR親和性物質の代表的なものは、抗TfR抗体や抗Tf−TfRコンプレックス抗体などの抗体である。またTf−TfRコンプレックスを測定対象としているので、抗Tf抗体も親和性物質として挙げることができる。Tfを介してTfRと特異的に結合すると考えられるためである。親和性物質として抗体を用いる場合は、充分抗体価の高い抗体を選びさえすれば検体となる生体体液中に親和性の点で競合するものがなく有利である。抗体としては通常の方法によりマウス、ラット、家兎、山羊などを免疫して得たポリクローナル抗体を利用できる。もちろん、モノクローナル抗体も使用できることは言うまでもない。
TfRに対する抗体は、これまでにいくつか報告されている。これら公知の抗体は、ポリクローナル抗体であれ、モノクローナル抗体であれ、不溶性粒子に感作した状態でTfRと反応して凝集しうる親和性と特異性を備えているものであれば本発明に利用することができる。
【0009】
中でもポリクローナル抗体は、次のような背景から好ましい抗体として示すことができる。まず凝集反応の反応原理から考えると、粒子に固定する親和性物質と被検物質との結合部位の数が多いほうが一般的に有利である。つまり結合部位が制限されるモノクローナル抗体よりも多数の結合部位を認識するポリクローナル抗体の方が有利となる。更にTfとコンプレックスを形成したTfRを測定するために、TfR上のTf結合部位はTfにカバーされてしまっている。このようなコンプレックスでは、Tf結合部位を認識する抗体はもはや結合することができない。これらの理由からポリクローナル抗体が好ましい抗体として挙げられるのである。
【0010】
より高い特異性を期待するとき、あるいは免疫原としてのTfRやTfの消費量を少なくしたいときには、抗体としてモノクローナル抗体を利用しても良い。ただしモノクローナル抗体を利用するときには先に述べたような事情を考慮して、より有利な結合親和性を持つクローンを選択するべきである。たとえば、TfRのTf結合部位を認識するような抗体は、Tfによって結合部位をブロックされてしまうので選択すべきではない。したがってモノクローナル抗体の結合部位として、TfRのTf結合部位以外に存在する抗原決定基、Tf−TfRコンプレックスに特異的に存在する抗原決定基、Tfに特異的な抗原決定基等を利用するのが好ましい。特にTfRのTf結合部位以外に存在する抗原決定基とTfに特異的な抗原決定基とを認識するモノクローナル抗体の組合せは、血液中でコンプレックスを形成しているTfRを確実に測定することができる好ましい組合せである。
これらのモノクローナル抗体を固定した不溶性粒子を混合するか、あるいはモノクローナル抗体の混合物を不溶性粒子に固定することにより本発明による試薬を得ることができる。抗Tfモノクローナル抗体で構成した本発明による試薬は、遊離のTfにも結合するものの架橋構造を構成できないので凝集反応にはつながらない。つまりTf−TfRコンプレックスが存在する時にだけ特異的に凝集を起こす高い精度を備えた試薬となることから、モノクローナル抗体の採用が有利となる態様として示すことができる。またモノクローナル抗体をポリクローナル抗体に組み合せて用いることも可能である。
【0011】
Tfに対するモノクローナル抗体を利用する場合、Tf−TfRに比較して血中に多量に存在する遊離のTfがこのモノクローナル抗体に競合するので十分な粒子凝集を期待できない場合が予想される。このような場合には、粒子に固定したものと同じTfに対するモノクローナル抗体を粒子に固定しない状態で加え、その共存下で反応させると良い。
【0012】
本発明に用いる抗体は、Fc部位を取り除くことによって補体やリウマチ因子等による非特異反応の影響を受けにくくすることができる。Fc部位を除去する方法は、各種蛋白分解酵素を作用させる方法が公知である。
【0013】
抗体以外の親和性物質としてはTfRに対するα−1アンチトリプシンなどが想定できる。これらの親和性物質には、各々生体体液中に親和性の点でTfRと競合する物質が存在するので、できるだけTfRへの親和性の方が大きくなる条件のもとで反応させるのが好ましい。
あるいは競合物質との結合サイトをブロックする方法も有効である。たとえばα−1アンチトリプシンを利用する時には、トリプシンを結合した粒子を用意しこれにトリプシンを介してα−1アンチトリプシンを間接的に結合させると良い。この方法によって、α−1アンチトリプシンのトリプシン結合サイトはブロックされ、TfRとの結合活性が粒子上に存在する形となる。
【0014】
本発明に利用する不溶性粒子としては、動物の赤血球、金属ゾル、ラテックス、ゼラチン、あるいは顔料のような免疫学の分野で常用されているものが考えられるが、これらに限られるものではない。中でもポリスチレン等の合成樹脂製ラテックス粒子は既に広く利用されているので入手し易く安価であり、動物赤血球よりは質的に均一な点で有利である。ポリスチレンラテックスとしては平均粒径0.02−1.0μm、好ましくは0.04−0.6μmのものを示すことができる。
【0015】
本発明の親和性粒子を分散させる分散溶液は、免疫反応に必要なpHを提供する緩衝液に分散剤、界面活性剤、非特異反応を防ぐ物質、少量の防腐剤等を添加して用いる。これらの添加物質や濃度の選択は固定する親和性物質およびその量、不溶性粒子の種類などに応じて適宜に調整する。たとえばゼラチンやウシ血清アルブミンのような不活性蛋白質は、凝集反応の安定化や非特異反応の防止に有効である。
具体的には親和性物質として抗体を固定したポリスチレンラテックスを分散させるとき、リン酸緩衝液(以下PBSと省略する)やHEPESのような中性域を与える緩衝液に、BSAや正常動物血清等を加える。
【0016】
本発明は、前記Tf−TfRコンプレックス測定試薬によってTf−TfRコンプレックスを測定する方法をも提供する。本発明の試薬とTf−TfRコンプレックスとの反応は、凝集程度を観察することで追跡可能である。凝集反応を観察する方法としては、肉眼による方法および光学的装置により散乱光または透過光の量の変化として計測する方法がある。一般的に、肉眼で観察する方法は、検体を数段階の濃度に希釈しその各々を観察することによってしか定量的な測定ができない。光学的方法においては適切な検量曲線を予めまたは測定時に作成することにより検体の濃度を数段階取ることなく定量的測定ができるので、本発明の具現例としてはより好ましいものである。
【0017】
このときに血液材料に由来するTf−TfRコンプレックスを標準物質として用いると良い。細胞から血中に遊離したTfRは組織から抽出したTfRとは構造が違うことから、精製TfRを標準とする方法では反応性の違いのために正確な結果を期待できない可能性が有る。実際、血中に遊離したTfRは組織に存在する完全なTfRに比べてN末端側の100残基のアミノ酸が欠損している。また血中TfRの大部分がTfとコンプレックスとなっていることから考えて、血中TfRの値を得るにはTf−TfRコンプレックスとして測定すべきである。なお血中のTfとコンプレックスを形成していない遊離のTfRを測定するのであれば、フリーのTfRを標準として用いる。
【0018】
本発明のTfR測定試薬は従来に無い広い濃度範囲の測定を実現する。この特徴によって、本発明は大部分の血清試料を希釈操作無しで測定するTf−TfRコンプレックス測定方法を提供する。なおここで言う希釈操作を必要としない測定とは、低濃度試料と高濃度試料とを同一の反応条件で測定可能であることを意味する。つまり、測定可能な濃度範囲が狭い従来の測定方法においては、高濃度試料の測定にあたっては低濃度試料とは違う希釈条件が必要であった。一方本発明では、たとえ高濃度試料であっても低濃度試料と同じ条件で測定が可能となる。
【0019】
本発明によって得られたTf−TfRコンプレックスの測定値は、TfR値に換算することも可能である。TfRとTfとは1:1で結合するので両者のモル比は1:1となる。血中のTfRの大部分がTfと結合した状態で存在していることから、Tf−TfRコンプレックスの測定値に占めるTfRの蛋白量の比をかければTfR値となる。この値は実施例で示すように47%であり、本発明による測定値に対して47%をかければTfR値に換算できるということである。
【0020】
本発明は、TfR親和性物質を固定した不溶性粒子で構成されるTf−TfRコンプレックス測定試薬によるTf−TfRコンプレックスの測定に有用な標準物質をも提案する。本発明が提供する標準物質とは、Tf−TfRコンプレックスを含むTf−TfRコンプレックス測定用標準物質である。Tf−TfRコンプレックスは、TfR高値の血清を原料として精製することができる。血中のTf−TfRコンプレックスを測定するのであれば、試薬との反応性を共通とするためにも標準物質も血中から精製したものを用いるのが有利である。血清からTf−TfRコンプレックスを精製するには、血清の硫安分画、陰イオン交換クロマトグラフィー、免疫吸着クロマトグラフィー等の精製ステップにより容易に行うことができる。こうして精製したTf−TfRコンプレックスは、適当な緩衝液に希釈するか、あるいはTfRフリーとした血清に添加して濃度を検定し標準物質とすることができる。本発明の標準物質は、造血機能の診断をも可能とする広い濃度域にわたって標準物質として利用できるよう14000〜70000ng/ml程度の高い濃度を備えたものが有用である。
【0021】
【作用】
本発明におけるTfR親和性物質を固定した不溶性粒子は、Tf−TfRコンプレックスと結合してその分析を可能とする。
本発明は、従来TfRの測定に利用されていた高感度を実現するための測定技術に換えて、より簡便な操作で実施可能な粒子凝集反応を応用した点において新規である。粒子凝集反応の応用によって、試料を希釈することなく低濃度域の測定と同じ条件のもとで、高い濃度までを十分な精度で測定することが可能となる。更に均一系反応である粒子凝集反応では、標識による測定で要求されるB/F分離が不要となり自動化が容易である。更に迅速化にも貢献するものである。
【0022】
他方本発明の標準物質は、TfRをTf−TfRコンプレックスとしてとらえ、これを測定対象としうる広い濃度域をカバーする測定技術をサポートするものである。従来用いられていたTfRを基礎とする標準では血中に存在するTf−TfRコンプレックスとは異なる物質を標準としていたことになる。本発明の標準物質は、従来の標準ではカバーすることが困難な高い濃度域までを保証すると同時に、精製TfRの安定性の問題を解決するものである。
本発明によるTf−TfRコンプレックス測定技術によれば広い濃度範囲のTfRを測定することが可能である。そのため従来のような濃度既知の血清を適当に希釈して標準とする方法では、測定可能範囲の上限まで完全に測定値を保証することができない。
TfR含有血清の他、精製TfRを希釈して標準とする方法も考えられる。しかし本発明者らの知見によれば、公知の方法でたとえば胎盤等から精製したTfRの測定値は血清のTfR測定値と必ずしも一致しないのである。この理由の一つには先に述べたような構造的な違いも挙げられる。つまり、公知の精製TfRでは信頼できる標準物質とすることができないのである。このような背景から、本発明によって新たに提案された測定技術をサポートする新規な標準物質が必要となるのである。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、操作性に優れた粒子凝集反応によるTf−TfRコンプレックスの測定を可能とする。本発明によってTfRの測定範囲が拡大し、試料を希釈すること無く広い濃度範囲を測定することができる。測定範囲の拡大は、特に造血機能の診断マーカーとしてTf−TfRコンプレックスを測定する場合に有効である。更に本発明によれば、標識技術を利用した高感度測定法に比べて容易に迅速化、自動化を実現することができる。
また本発明は、新たに提案された測定技術の広い濃度範囲をカバーする新規な標準物質をも提供する。以下に本発明の実施例を示す。
【0024】
また本発明の標準物質は、Tf−TfR測定値の信頼性を高める。まず従来の測定技術ではカバーできなかった高濃度域の標準を提供しうる点で信頼性の向上をもたらず。更に、Tf−TfRコンプレックスとして提供したことによって保存中の安定性を改善し、結果として信頼性の向上に貢献する。
【0025】
【実施例】
1.試薬の調製
抗TfR抗体の作成:公知の方法(J.Biol.Chem.,263,8318-8325,1988)で胎盤から精製したヒトTfRをフロイントのコンプリート・アジュバントと等量混合し、充分乳化した後、家兎フットパットに初回の免疫を行い、4週毎に背部皮内に2回の追加免疫を行った。精製ヒトTfRとのオクテロニー法により抗体価の上昇を確認して、最終免疫後2週目に採血を行い抗血清を分離した。抗血清をDEAE−セルロース・イオン交換クロマトグラフィーで精製し、そのIgG分画をもって抗TfR抗体とした。
本発明試薬の調製例:抗TfR抗体をポリスチレンラテックス(平均粒径0.104μm)と混和し37℃1時間反応させた。3,000×G、15分遠心によりラテックス粒子を分離した後、1%BSAを含むPBS緩衝液に懸濁して0.5%ラテックス乳液を得、本発明の測定試薬とした。
【0026】
参考試薬の調製例:上記抗TfR抗体をPBS緩衝液で10mg/lとし96穴マイクロタイタープレート(ヌンク社製)のウエルに0.1ml宛分注後、37℃1時間静置し、更にプレートを生理食塩液で洗浄後BSAによるブロック操作をほどこしてELISA用固相プレートとした。また抗TfR抗体を過ヨウ素酸架橋法にてPOD標識し、ELISA用標識抗体とした。
【0027】
標準物質の調製:血清を45〜70%飽和硫安で分画後、20mMトリス塩酸(pH8.6)の緩衝液で透析し、陰イオン交換カラム(Q−セファロース、ファルマシア社)にアプライした。0.5MのNaClを含む20mMのトリス塩酸緩衝液(pH8.6)でリニアグラジエントに溶出した。ELISAによってTfR濃度を追跡してTfRに富む分画をプールし、抗Tf抗体を固定化したアフィニティーカラムにかけた。カラムはまず0.1MのNaClを含む50mMのHEPES緩衝液(pH7.5)、次いで100mMのNaClと1mMの desferroxamine mesilateを含む50mMのクエン酸緩衝液(pH4.9)でこのカラムを洗浄してTfから鉄を遊離させた。再び0.1MのNaClを含む50mMのHEPES緩衝液(pH7.5)で洗浄後、3MのKClを含む50mMのHEPES緩衝液(pH7.5)で鉄の遊離によってTfとの結合性の低下したTfRを溶出した。
アフィニティーカラムの溶出物は、過剰量の鉄飽和Tfと反応させて完全にTf−TfRコンプレックスを形成させ20mMトリス塩酸(pH8.6)の緩衝液で透析した後、さらにゲルろ過カラム及び陰イオン交換カラム(リソース−Q、ファルマシア社)を用いて、精製Tf−TfRコンプレックスを得た。この方法によるコンプレックスの収率は約50%であった(2000ng/mlのTf−TfRコンプレックスを含む血清2Lから約2.0mgのTf−TfRコンプレックスを回収)。
【0028】
精製物は、非還元状態でのSDS−PAGEにより分子量約85kDaと65kDaの2つのバンドが認められた。還元状態では、Tfは分子内SS結合がはずれて見かけの分子量が大きくなるので、2つのバンドが近接する。
PVDF膜へブロッティング後それぞれの蛋白についてアミノ酸配列分析を行ったところ、85kDaはTfRの101番目からの配列と一致し、65kDaはTfのN末端からの配列と一致することが確認できた。TfRとTfの組成比率は、染色したSDS−PAGEゲルのデンシトグラムからほぼ47%対53%であり、アミノ酸残基数がTfRが660、Tfが719の比と一致した。つまりモル比として1対1であったと考えられる。蛋白量にTfRの濃度比(47%)を乗じた値を精製したコンプレックス中のTfR量として決定した。なお精製Tf−TfRコンプレックスの蛋白量は、BCA蛋白定量法により決定した。
この精製Tf−TfRコンプレックスを1%のBSA、0.1%のTfを含むPBSで希釈して1次標準として使用した。ELISAでは血清を適宜希釈したものの凍結乾燥品を、ラテックス凝集法では、血清からTf−TfRコンプレックスをイオン交換カラムにより部分的に精製濃縮した物の凍結乾燥品をそれぞれ1次標準で検定し、2次標準として用いた。従って、この標準を用いた測定によって得られる濃度値は、Tf−TfRコンプレックスの濃度である。
【0029】
2.本発明の測定試薬と参考試薬の検量線比較:
1で作成した本発明の測定試薬を用い試料液(検量線の場合は標準希釈濃度液、一般測定の場合は検体液)30μl、と本試薬乳液300μlを測定セルに分注して混和し、25秒後および300秒後に散乱光(波長660nm)を測定し散乱光の強度の差を求めた。標準希釈液は部分精製ヒトTf−TfRコンプレックスを16000ng/mlより順次2倍希釈した5段階の各々を用いて測定し検量曲線を作成した。測定には全自動免疫化学分析装置LX−3000(栄研化学・アナリテイカルインスツルメント社製、商品名)を用いた。
【0030】
対照として、1で作成した参考試薬によるELISA法の検量線を作成した。測定は固相プレートにウエル当たり100μlの試料液を分注し37℃で1時間反応後0.1%のTween20加PBSで洗浄、標識抗体を100μlを加え37℃30分反応させ洗浄、TMB(テトラメチルベンチジン)で発色させ波長450nmでの吸光度を測定、という操作によって行った。
標準希釈濃度液はTf−TfRコンプレックス値既知の血清を78.0ng/mlより順次2倍希釈した5段階の各々を用いて測定し検量曲線を作成した。この標準物質の濃度は、予備的に行った実験で確認した実用的な精度で測定が可能な濃度範囲に基づいて設定したものである。
結果は図1および図2に示した。本発明の測定試薬では測定範囲が500〜16000ng/mlである(図1)のに対し、参考例ELISA法(図2)では2.44〜78.0ng/mlである。つまりELISA法で本発明の測定試薬と同じ測定範囲を得るには試料を予め200倍に希釈する必要があることが確認された。
【0031】
3.本発明によるラテックス凝集法とELISA法の相関:
様々な濃度のTf−TfRコンプレックス値を持つ血清検体80検体を1で調製した本発明によるラテックス凝集反応試薬と、参考試薬であるELISA試薬により測定し測定値の相関を調査した。ELISA法では直接測定できない高値検体は適宜希釈して測定した。
結果は図3に示すとおりである。本発明による測定値とELISAによる測定値とは良好な相関を示し高精度な測定が可能なことが確認された。
【0032】
4.本発明の測定試薬による測定例:
2に示した本発明の測定試薬により、健常者15名、鉄欠乏性貧血症患者10名、安定期透析患者15名、鉄欠乏を伴う透析患者10名、多血症患者2名、腎移植患者2名の血清についてTf−TfRコンプレックス値を測定した。結果は表1に示した。鉄欠乏性貧血症、多血症等の患者血清中のTfR値は異常に高く、本発明によるTfRの測定が造血機能の診断マーカーとして有用なことが確認された。このような高い値は、ELISA法の測定可能範囲を越えている。
【0033】
【表1】
Figure 0003973169
【0034】
4.本発明の測定試薬による測定例
TfRのTf結合部位以外を認識するモノクローナル抗体と、Tfを認識するモノクローナルにより本発明の測定試薬を構成した。特開昭62−6169に記載された方法にしたがって前記モノクローナル抗体を調製し、これをそれぞれ不溶性粒子に固定した後に混合した。具体的な操作は次のとおりである。
1で用いたのと同じ精製TfRをフロイントのコンプリート・アジュバントと等量混合しBalb/cマウスの皮下に免疫した。2週間おきに免疫をくり返し、4回の免疫の後に50μgのTfRを腹腔内に免疫した。最終免疫の3日後に抗体価の上昇していることを確認して脾臓を摘出し、常法(Harada.NらProc.Natl.Acad.Sci. USA 84:4581-4585,1987)によってマウスミエローマ細胞P3−X63Ag8.653と細胞融合させた。
【0035】
ハイブリドーマは精製TfRを抗原とするイムノブロッティングアッセイによって、まずTfRに特異的な抗体についてスクリーニングした。TfRを認識するモノクローナル抗体を産生するクローンは、更にTfRとTfを用いたインヒビションアッセイによりスクリーニングしてTf結合部位以外の部分に存在する抗原決定基を認識するモノクローナル抗体を産生するものをセレクションした。こうしてTfRのTf結合部位以外を認識するモノクローナル抗体を得た。
一方Tfを認識するモノクローナル抗体については、免疫原をTfとすること、またスクリーニングを単にTfについて行うこと以外はほぼ同じ操作によって得た。
【0036】
こうして得た2種類のモノクローナル抗体(IgG、0.11mg/ml)をそれぞれ粒径0.104μmのポリスチレンラテックスに37℃で1時間物理吸着させた。HEPES緩衝液で洗浄後、1%のBSAを含むHEPES緩衝液に粒子濃度0.5%となるように等量分散させてモノクローナル抗体で構成された本発明の試薬とした。
【0037】
モノクローナル抗体で構成された本発明による試薬は、2と同じ操作によって精製Tf−TfRコンプレックスと反応させた時、光学測定が可能な凝集を定量的に生じることを確認した。この凝集は精製したTfやTfRでは観察できず、Tf−TfRコンプレックスに特異的であることが明らかであった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定試薬を用い、免疫学的ラテックス凝集反応法によって得られた標準曲線。図中、縦軸は660nmにおける散乱光強度の変化量(DLSE)を、横軸はTf−TfRコンプレックス濃度(ng/ml)を示す。
【図2】参考試薬を用いELISA法によって得られた標準曲線。図中、縦軸は450nmにおける吸光度を、横軸はTf−TfRコンプレックス濃度(ng/ml)を示す。
【図3】本発明によるラテックス凝集反応試薬(LA法)による測定値(ng/ml、横軸)、ELISA試薬による測定値(ng/ml、縦軸)の相関を示すグラフ。

Claims (7)

  1. トランスフェリンレセプター親和性物質を固定した不溶性粒子をトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスと反応させ、不溶性粒子の凝集を指標としてヒト体液中のトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを測定する方法
  2. 不溶性粒子の凝集を光学測定を利用して追跡する請求項1のヒト体液中のトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを測定する方法
  3. 試料として希釈しない血清を利用する請求項1−2のトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを測定する方法
  4. 標準物質として血清から精製したトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを利用するトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを測定する方法
  5. トランスフェリンレセプター親和性物質を固定した不溶性粒子をトランスフェリンレセプターと反応させ、不溶性粒子の凝集を指標としてヒト体液中のトランスフェリンレセプターを測定する方法であって、標準物質としてトランスフェリンとコンプレックスを形成していないトランスフェリンレセプターを用いる測定方法
  6. 血清から精製したトランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを含む、トランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを測定するための標準物質
  7. トランスフェリン−トランスフェリンレセプター・コンプレックスを少なくとも14000ng/ml含む請求項6の標準物質
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