JP3969716B2 - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3969716B2
JP3969716B2 JP2002233664A JP2002233664A JP3969716B2 JP 3969716 B2 JP3969716 B2 JP 3969716B2 JP 2002233664 A JP2002233664 A JP 2002233664A JP 2002233664 A JP2002233664 A JP 2002233664A JP 3969716 B2 JP3969716 B2 JP 3969716B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
optical system
imaging optical
control means
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002233664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004077527A (ja
Inventor
理弘 見手倉
達敏 北島
兼弘  亮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002233664A priority Critical patent/JP3969716B2/ja
Priority to US10/636,849 priority patent/US7652715B2/en
Publication of JP2004077527A publication Critical patent/JP2004077527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3969716B2 publication Critical patent/JP3969716B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体からの光を導く撮像光学系(鏡胴)を移動させられる撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラなどの電子制御を行う撮影装置では、近年、多機能・高機能化が進んでいる。その多機能・高機能化により、制御部には複雑な制御を行うことが求められている。その複雑な制御を行えるように、OS(オペレーティング・システム)を搭載させて、それを制御部に実行させる撮影装置が製品化されている。
OSの起動には比較的に長い時間が必要である。多機能・高機能化に伴い、初期化の対象となるメモリなどのデバイスの数は増え、その初期化にかかる時間も長くなる傾向にある。このようなことから、OSを搭載した撮影装置では、電源をオンさせた後、実際に使用できる状態となるまでの起動時間が長くなっている。収納した状態である沈胴状態から鏡胴を繰り出して撮影待機状態に移行させる撮影装置では、その繰り出しに先だって初期化を行わなければならないため、起動時間はより長くなる。その鏡胴には、撮像光学系を構成するレンズが配置されている。
電源がオンされた際の起動時間を短くした撮影装置としては、例えば特開2000−209485公報に記載されたものがある。その公報に記載された従来の撮影装置では、OSを実行する第1の制御部、及びその第1の制御部が起動中に鏡胴の繰り出しを並行して行う第2の制御部を搭載することにより、その起動時間を短縮させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
撮影装置に限らず、電子機器は小型化が要求される。その小型化により、鏡胴の繰り出しに求められる位置制御精度も高くなっている。その高い位置制御精度を実現させるためには、第1の制御部には高い処理能力を持つ高価なCPUを使わなければならない。また、高価なCPUを使えば、製造コストの大幅な上昇を招く。このようなことから、従来の撮影装置には、その製造コストが非常に高いという問題点があった。
本発明は、製造コストを抑えつつ、電源がオンされた際の起動時間を短縮させた撮影装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1〜第3の態様の撮影装置は、共に被写体からの光を導く撮像光学系と、該撮像光学系を移動させる移動手段と、を備えていることを前提とし、それぞれ以下の手段を備えている。
第1の態様の撮影装置は、被写体からの光を導く撮像光学系と、該撮像光学系を移動させる移動手段と、を備えた撮影装置において、電源がオンされた場合に、前記撮像光学系を前記移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、前記第1の制御手段により移動された前記撮像光学系を、前記移動手段により前記所定の位置に停止させる第2の制御手段と、を備え、前記第1の制御手段はOS(オペレーティング・システム)を搭載しておらず、前記第2の制御手段はOSを搭載しており、前記第1の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作と並行して行われ、前記第2の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作後に行われることを特徴とする。
なお、上記第2の制御手段は、位置検出手段が検出する撮像光学系の位置が変化しない状態になった後、第1の制御手段により移動された該撮像光学系を移動手段により更に移動させることが望ましい。また、第1の制御手段については、位置検出手段が検出する撮像光学系の位置に基づいて該撮像光学系を移動させるべきか否かを判定し、該判定結果に従って該撮像光学系を移動手段により移動させることが望ましい。
第2の態様の撮影装置は、移動手段により移動される撮像光学系の位置を検出する位置検出手段と、電源がオンされた場合に、撮像光学系を移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、位置検出手段が検出する位置が変化しない状態になった後、第1の制御手段が移動させた撮像光学系を移動手段により更に移動させて所定の位置に停止させる第2の制御手段と、を備えている。
【0005】
第3の態様の撮影装置は、移動手段により移動される該撮像光学系の位置を検出する位置検出手段と、電源がオンされた場合に、位置検出手段が検出する位置に基づいて撮像光学系を移動させるべきか否か判定し、該判定結果に従って該撮像光学系を移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、第1の制御手段の判定結果に応じて、撮像光学系を移動手段により移動させて所定の位置に停止させる第2の制御手段と、を備えている。
本発明では、電源がオンされた場合に、第1の制御手段に撮像光学系を一定速度で所定の位置に向けて移動させ、第2の制御手段に、第1の制御手段により移動された撮像光学系を、移動させる速度を変更させつつ移動させて所定の位置に停止させる。
第2の制御手段に撮像光学系を所定位置に停止させることにより、第1の制御手段が実行すべき制御の内容は簡素化され、その位置制御に求められる精度は低下する。それらの理由によって、第1の制御手段に安価なCPUを採用することが可能となり、それに実行させるプログラムの開発は容易となる。電源がオンされた場合の起動時間は、第1の制御手段が撮像光学系を移動させるために短縮する。これらの結果、撮影装置の製造コストは抑えられ、電源がオンされた際の起動時間は短縮されることになる。
撮像光学系の位置が変化しない状態になった後、第1の制御手段により移動された撮像光学系を第2の制御手段が更に移動させるようにした場合には、その位置を常に正確に把握しておくことが可能となって、撮像光学系の位置制御はより高精度に行えるようになる。
撮像光学系の位置によって第1の制御手段に撮像光学系の移動を行わせないようにした場合には、第1の制御手段に実行させる制御の内容をより簡素化させられるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
図1は、本実施の形態による撮影装置(カメラ)の構成図である。
その撮影装置100は、図1に示すように、被写体からの光を導くレンズ系101と、開閉動作を行うシャッタ102と、被写体からの光を電気信号に変換するCCD(電荷結合素子)103と、CCD103が出力するアナログの電気信号をサンプリングし、デジタル信号(デジタルの画像データ)にして出力するサンプリング部104と、その画像データに対して所定の処理を行うDSP部105と、それから出力された画像データを表示する表示部106と、アナログの音声信号を入力できる入力アナログ部107と、アナログの音声信号を出力できる出力アナログ部108と、入力アナログ部107が入力した音声信号はデジタルの音声信号に変換してDSP部105に出力し、そのDSP部105から入力したデジタルの音声信号はアナログの音声信号に変換して出力アナログ部108に出力する音声CODEC部109と、レンズ系101、及びシャッタ102を駆動するドライバ部110と、CCD103を駆動するCCD駆動部111と、装置100の全体的な制御を行うメイン制御部112と、DSP部105やメイン制御部112がワークに用いるメモリ113と、装置100に着脱自在なメモリカードにアクセスするメモリカードI/F(インターフェース)114と、外部装置との間で通信を行う通信ドライバ部115と、例えば市販の電池である電源部116と、各種スイッチを有するスイッチ部117と、メイン制御部112とは別に制御を行うサブ制御部118と、を備えて構成されている。
【0007】
以上の構成において動作を説明する。
サブ制御部118は、電源部116から常時、電流が供給され、スイッチ部117を構成するメインスイッチに対して行われた操作に応じて、電源のオン/オフ、つまりメイン制御部112への電流の供給、及びその停止を行う。電源をオンさせた場合には、ドライバ部110によりレンズ系101を駆動させ、収納状態にある鏡胴の繰り出しを行う。スイッチ部117を構成する各種スイッチはスキャンを随時、行うことにより、そのときの状態を検出し、その検出結果をメイン制御部112に通知する。
撮影装置100には、動作モードとして、撮影が行える撮影モード、撮影した画像を見ることができる再生モード、各種セットアップ(SETUP)が行えるSETUPモード、通信ドライバ部115を介して外部装置との通信を行える通信モード、などが搭載されている。そのような動作モードの設定は、スイッチ部117が備えたモード切換スイッチの位置を変化させることで行うようになっている。
メイン制御部112は、サブ制御部118から各スイッチの状態が通知されると、それを解析して状態が変化したスイッチを特定し、特定したスイッチ、及びその状態変化の内容に対応する処理を行う。それにより、スイッチ部117を構成するスイッチへの操作に応じて、撮影装置100を動作させたり、或いは各種設定を行う。
【0008】
撮影モード設定時に、スイッチ部117を構成するシャッタボタンをユーザが操作すると、メイン制御部112は、ドライバ部110を介してシャッタ102を駆動させ、CCD103に被写体からの光を入射させる。DSP部105には、サンプリング部104が出力した画像データに対する処理を行わせ、処理後の画像データをメモリ113に格納させる。メイン制御部112は、そのようにしてメモリ113に格納された画像データをメモリカードI/F114に送り、メモリカードに保存させる。
再生モード設定時にスイッチ部117を操作してユーザが画像データの再生を指示すると、メイン制御部112は、メモリカードI/F114に、再生が指示された画像データをメモリカードから読み出させ、その読み出させたデータをDSP部105に送る。そのDSP部105は、その画像データから表示用の画像データを生成し、表示部106に出力する。それにより、ユーザが再生を指示した画像データが表示部106に表示される。
【0009】
図2は、上記ドライバ部110の構成を示す図である。
レンズ系101は、図2に示すように、共に鏡胴200に配置されるフォーカスレンズ201、及びズームレンズ202と、フォーカスレンズ201を移動させるためのメカニカル機構203と、ズームレンズを移動させるためのメカニカル機能204と、を備えたものである。
そのようなレンズ系101を駆動の対象とするドライバ部110は、フォーカスレンズ201を移動させるフォーカスモータ211と、ズームレンズ202を移動させるズームモータ212と、各モータ211、及び212を駆動するモータドライバ部213と、それらのモータ211、或いは212に印加する駆動電圧を制御するモータ駆動電圧制御回路214と、メイン制御部112、及びサブ制御部118からの信号を入力する3つのOR回路215〜217と、フォーカスレンズ201の位置検出用のフォーカス位置センサ218と、ズームレンズ202の位置検出量のズーム位置センサ219と、ズームレンズ202の移動に応じてパルス信号を出力するエンコーダ220と、センサ218、219及びエンコーダ220の駆動制御用の電子スイッチ221と、を備えた構成となっている。
各センサ218、219、及びエンコーダ220が出力する信号は、それぞれ、メイン制御部112、及びサブ制御部118に入力されるようになっている。それにより、メイン制御部112、及びサブ制御部118は、それらの信号が示す検出結果に応じて、各モータ211、212の駆動制御を行えるようになっている。
【0010】
OR回路215、及び216はモータドライバ部213と接続されている。OR回路215は、モータ211、或いは212の正転用であり、他方のOR回路216はモータ211、或いは212の逆転用である。OR回路217は、モータ駆動電圧制御回路214と接続されている。それにより、メイン制御部112、及びサブ制御部118は共に、モータ211、及び212は正転、及び逆転の両方を行わせることができ、それらの駆動電圧は変更させることができるようになっている。
メイン制御部112と接続された調整値メモリ231には、各モータ211、212駆動制御用の各種データや、電子スイッチ221を介して各センサ218、219、及びエンコーダ220を駆動させるべきタイミングを示すデータなどが格納されている。メイン制御部112は、そのメモリ231に格納されたデータを参照して、高い精度の制御を行うようになっている。
各センサ218、及び219は、例えば発光素子と受光素子とから構成された光学センサである。それらのセンサ218、及び219は共に、メカニカル機構203、及び204を構成する部材が発光素子からの光を遮光しているか否かにより、所定の位置に存在するフォーカスレンズ201、及びズームレンズ202を検出するようになっている。具体的にはズーム位置センサ219は、図5に示すように、鏡胴が収納された状態、即ち鏡胴が沈胴しているか、或いはそれよりも更に収納された状態であれば遮光されるようになっている。他方のフォーカス位置センサ218は、図6に示すように、沈胴された状態から少し繰り出した位置よりもフォーカスレンズ201が収納された状態であれば遮光されるようになっている。各センサ218、及び219の信号レベルは、遮光時にはロー、遮光されていない状態である通光時にはハイとなる。
【0011】
図3は、メイン制御部112、及びサブ制御部118のプログラム構成図である。それらを構成するCPUが実行するプログラムの種類や構成を示したものである。なお、以降、便宜的に、メイン制御部112を構成するCPUを「メインCPU」、サブ制御部118を構成するCPUを「サブCPU」と呼ぶことにする。
メインCPUは、図3に示すように、OS301の他に、全体的な制御用であるメインタスク302、撮影に係る制御用である撮影タスク303、撮影した画像再生に係る制御用である再生タスク304、及びカードメモリへのアクセス制御用であるファイルタスク305を状況に応じて実行するようになっている。各タスク302〜305は、製造側で用意したアプリケーション・プログラムである。それらのプログラムは、例えばメイン制御部112を構成するROMに格納されている。
ハードウェア初期化処理、他のタスクの起床(起動)や停止に係る処理を行うためのタスク起床処理、サブCPUとの通信を行うためのCPU間通信処理、ユーザによって切り換えられる動作モードを判断するためのモード判断処理、サブ制御部118が通知する各スイッチの状態を解析して、状態が変化したスイッチ、及びその状態変化の内容を判定するためのスイッチ(SW)判定処理などは、メインタスク302を実行することで実現される。
ズームレンズ202を駆動させるためのズーム処理、自動露出(AE)/自動焦点(AF)を行うためのAE/AF処理、撮影した静止画を記録するための静止画記録処理、その記録をメモリカード上で行うためのカード記録処理、及び撮影時における絞りの調整やシャッタ102の開閉を行うための撮影用絞り/シャッタ処理などは、撮影タスク303を実行することで実現される。
再生の対象とする画像をユーザが選択できるようにするための再生駒番号決定処理や、その再生を行うためのスチル再生処理などは、再生タスク304を実行することで実現される。メモリカードへの画像の保存に係るシステム情報初期化処理、システム情報更新処理、及びカードアクセス処理などは、ファイルタスク305を実行することで実現される。メインタスク302、及びファイルタスク305は常駐のプログラムである。
【0012】
他方のサブCPUは、メインCPUとは異なり、OSを実行しない。プログラムを実行することにより、図3に示すように、メインCPUとの通信を行うためのCPU間通信処理、メイン制御部112への電流の供給を制御するためのメイン制御電源処理、スイッチ部117を構成する各スイッチをスキャンするためのスイッチ(SW)スキャン処理、及び電源がオンされた場合に、沈胴した状態の鏡胴200の繰り出しを行うための鏡胴初期化I処理などを実現させる。その繰り出しは、ズームモータ212を駆動することにより行われる。
沈胴した状態の鏡胴200は、撮影待機用に定めた位置(撮影待機位置)まで繰り出すようになっている。本実施の形態では、サブCPUによる鏡胴200の繰り出しは所定量だけ行わせ、それから撮影待機位置までの繰り出しはメインCPUに行わせている。
鏡胴200の繰り出しを所定量だけ行わせることで、その繰り出しのためにサブCPUに実行させるべき制御の内容は簡素化し、それに実行させるプログラムの格納に必要なメモリ量は小さくなる。撮影待機位置までの繰り出しはメインCPUが行うために、高い精度で位置制御を行う必要性は回避される。これらのことから、高い処理能力を持つ高価なCPUをサブCPUに採用しなくとも済むようになる。安価なマスクROM内蔵のCPUをサブCPUに採用できるようになる。その一方では、サブCPUに鏡胴200を繰り出させることで、電源がオンされてから使用可能な状態になるまでの起動時間は短縮する。これらの結果から、製造コストを抑えつつ、短い時間で起動する撮影装置100を製造できることとなる。
2つの制御部に実行させるシステムをそれぞれ開発する場合、デバックの面から、そのうちの一方の開発に集中できるようにすることが望ましい。サブCPU(サブ制御部118)に実行させる制御の内容を簡素化させると、それのシステム開発は容易となることから、メインCPU(メイン制御部112)に実行させるシステムの開発に集中できるようになる。このため、撮影装置100全体におけるシステム開発がより容易になるという効果も得られることになる。その効果によって、製造コストはより抑えられるようになる。
電源がオンされたとき、鏡胴200が沈胴しているとは限らない。そのときの状態に応じてサブ制御部118に鏡胴200の繰り出しを行わせるようにすると、制御の内容が複雑になる。それを回避するために、本実施の形態では、サブ制御部118による鏡胴200の繰り出しはそれが沈胴していることを条件にして行わせている。それに合わせて、他方のメイン制御部112には、図4に示すように場合分けして鏡胴200の繰り出しを行わせている。
【0013】
図4において、サブ制御部結果として表記された「動作OK」は、サブ制御部118が鏡胴200の繰り出しを行ったことを表している。「動作せず」は、それが行われなかったことを表している。フォーカス位置センサの欄に表記された「OFF」はフォーカス位置センサ218の信号レベルがローであることを表している。「ON」はその信号レベルがハイであることを表している。これはズーム位置センサの欄においても同様である。
「動作せず」が表記された行では、図4に示すように、メイン制御部112は各位置センサ218、219の検出結果(信号レベル)に応じた方法で鏡胴200の繰り出しを行うようになっている。具体的には、それらの信号レベルが共にロー、即ち「OFF」であれば、鏡胴200は沈胴しているものとして(図5、及び図6参照)、その繰り出しを行い、それらの信号レベルが共にハイ、即ち「ON」であれば、フォーカスレンズ201の沈胴位置に対応する位置への移動、ズームレンズ202の沈胴位置に対応する位置への移動、ズームレンズ202の撮影待機位置への移動、フォーカスレンズ201の撮影待機位置への移動、をその順序で行う。ズーム位置センサ219が「OFF」でフォーカス位置センサ218が「ON」であれば、フォーカスレンズ201の沈胴位置に対応する位置への移動、ズームレンズ202の撮影待機位置への移動、フォーカスレンズ201の撮影待機位置への移動、をその順序で行う。ズーム位置センサ219が「ON」でフォーカス位置センサ218が「OFF」であれば、ズームレンズ202の沈胴位置に対応する位置への移動、ズームレンズ202の撮影待機位置への移動、フォーカスレンズ201の撮影待機位置への移動、をその順序で行う。図5、及び図6に示す矢印を付した線は、それぞれ、センサ219、及び218による検出結果別に、ズームレンズ202、及びフォーカスレンズ201の移動方法を表している。
【0014】
「動作OK」が表記された行におけるズーム位置センサ、及びフォーカス位置センサの各欄には「−」が表記されている。その表記は、それらの信号レベルによって動作内容が変化しないことを表している。それにより、メイン制御部112は、それらの信号レベルに係わらず、サブ制御部118が鏡胴200を繰り出した後を受けてその繰り出しを行う。
このようにして、本実施の形態では、サブ制御118には複雑な制御を行わせずに、ズームレンズ202とフォーカスレンズ201の各位置に応じたそれらの移動はメイン制御部112に行わせている。それにより、サブ制御部118が実行する制御の内容の複雑化を回避し、それらのレンズ201、202間の干渉を回避させる形でのそれらの移動を実現させている。
【0015】
図7は、電源がオンされた場合の撮影装置100各部の動作を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、メインスイッチがオン(操作)されると、サブ制御部118はその操作を受け付け、初期化処理を行い、それに続けて鏡胴200の繰り出しを行うための鏡胴初期化I処理を実行する。初期化処理の実行により、メイン制御部112への通電が開始され、初期化I処理の実行により、ズームモータ212の駆動が行われ、エンコーダ220はパルス信号を出力し、ズーム位置センサ219の信号レベルはローからハイに変化する。その実行後は、スイッチ部117のスキャンを行ったり、メイン制御部112のメインCPUとの通信を行う定期処理に移行する。
他方のメイン制御部112は、通電が開始すると、先ず、システム初期化処理を実行し、サブ制御部118が初期化I処理の実行を終了した後に、サブ制御部118によって繰り出された鏡胴200の更なる繰り出しを行うための処理(図中では「鏡胴II」と表記)を実行する。その実行後にはCCD103で電気信号に変換された画像を表示部106に表示させるスルー画像表示を行わせる。
このように、本実施の形態では、サブ制御部118による繰り出しが終了した後に、メイン制御部112による繰り出しを行わせるようにしている。そのようにして、サブ制御部118によって繰り出された鏡胴200が停止した後に、メイン制御部112にその繰り出しを行わせている。それにより、メイン制御部112が認識できない形でサブ制御部118が鏡胴200を繰り出すようなことは回避され、その繰り出しによる慣性によって生じる意図しない繰り出しにメイン制御部112は対応できるようになる。このようなことから、結果として、鏡胴200の繰り出しはより高精度に行うことができるようになる。
【0016】
サブ制御部118、及びメイン制御部112による鏡胴200の繰り出し(ここではズームレンズ202の移動)は、以下のようにして行うようにしている。図8に示す説明図を参照して具体的に説明する。
メイン制御部112は、例えば初期化を行っている間に、OR回路217を介してモータ駆動電圧制御回路214に制御信号を送り、駆動電圧のレベルを最も高速にズームモータ212を回転させられるレベルであるLevel−0に設定する。サブ制御部118は、そのLevel−0が設定されている期間内に、例えばOR回路215を介してモータドライバ部213に制御信号であるズーム駆動信号を出力することにより、ズームモータ212を駆動させる。
その駆動信号を出力している間、サブ制御部118はエンコーダ220が出力するパルス信号のパルス(そのエッジ)数をカウントし、そのカウント数が所定値Ps1となると、駆動信号の出力を中止する。メイン制御部112は、その後にズームモータ212の駆動を開始する。サブ制御部118は、実際にカウントしたエッジ数Psxをメイン制御部112に通知する。
メイン制御部112は、図8に示すように、駆動電圧のレベルをLevel−0からLevel−1、Level−1からLevel−2、Level−2からLevel−3へと段階的に低くさせることにより、ズームモータ212の回転速度を低下させる。それにより、停止させるべき位置に高精度にズームレンズ202を停止できるようにさせている。Level−3が設定されている期間、或いはその後の所定時間、ズームレンズ202に対してブレーキをかけるようにしても良い。
【0017】
エンコーダ220が出力する信号のエッジ(パルス)数は、ズームレンズ202が撮影待機位置に停止するように、各レベル別にカウントすべき数を予め定めている。図中の「Pm1」「Pm2」「Pm3」は、その数を表すシンボルである。それらの数は、例えば調整値メモリ231に制御用データとして格納されている。
沈胴位置から撮影待機位置までの総エッジ数をPとすると、所定値Ps1は、
Ps1<P−Pm1−Pm2−Pm3
となるように定めている。Level−0でメイン制御部112がカウントすべき数Pm0は、
Pm0=P−Psx−Pm1−Pm2−Pm3
となる。
サブ制御部118は、エッジ数のカウント値が値Ps1となった後、エンコーダ220が出力する信号レベルの変化を監視し、その変化が所定時間、起こらないことを確認すると、ズームレンズ202が停止したとして、そのときまでカウントしたエッジ数Psxをメイン制御部112に通知する。メイン制御部112は、その通知を受けた後に、ズームモータ212の駆動を開始する。
このようにして、本実施の形態では、サブ制御部118が繰り出させたズームレンズ202が停止したと判断できる状況となってから、メイン制御部112はズームレンズ202の繰り出しを開始している。それにより、ズームレンズ202の位置を正確に把握した状態でそのレンズ202を移動させられるため、それを高精度に撮影待機位置に停止させることができる。なお、サブ制御部118がエッジ数Ps1までカウントした後のエンコーダ220の出力信号の監視はメイン制御部112が行っても良い。
【0018】
次に、図9〜図15に示す各種フローチャートを参照して、上記メイン制御部112、及びサブ制御部118の動作について詳細に説明する。なお、それらに示すフローチャートは、サブ制御部118、及びメイン制御部112が共に、それを構成するCPUが図3に示すような構成のプログラムを実行することで実現される。
図9〜図11は、サブ制御部118が実行する処理の流れを示すフローチャートである。最初に図9〜図11を参照して、サブ制御部118の動作について詳細に説明する。
図9は、電源部116となる電池が新たに挿入された場合にサブ制御部118が実行する処理の流れを示すフローチャートである。サブ制御部118の動作では、始めに図9を参照して、その処理について説明する。
先ず、ステップS11では、メインスイッチへの操作を受け付けたときと同様に、初期化処理を行う。続くステップS12では、メイン制御部112への電流の供給を行うことにより、電源をオンさせる。その次に移行するステップS13では、メイン制御部112(メインCPU)にリセットの解除を行わせる。その後はステップS14に移行する。
ステップS14では、メイン制御部112から鏡胴200の位置を示す値、即ちエンコーダ220が出力した信号のエッジ数を受信する。次のステップS15では、メイン制御部112への電流の供給を中止することにより、電源をオフさせる。その後にはステップS16に移行して、メインスイッチへの操作による割り込み信号が発生するのを待つ待機状態に入る。メインスイッチへの操作の受け付けは、その割り込み信号の発生によって行われる。
【0019】
図10は、その割り込み信号の発生により実行する処理の流れを示すフローチャートである。次に図10を参照して、その処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS21では、初期化処理を行う(図7参照)。続くステップS22では、メイン制御部112への電流の供給を開始する。その後はステップS23に移行して、モード切換スイッチの位置により指定された動作モードの種類を判定する。その動作モードが撮影モードであった場合、そのことが判定されてステップS27に移行する。その動作モードが再生モードなどの非撮影モードであった場合には、そのことが判定されてステップS24に移行する。
ステップS24では、メイン制御部112のメインCPUと通信を行える状態となるのを待つ。その状態となって次に移行するステップS25では、指定された動作モードを通信によってメインCPUに通知する。その後は、ステップS26に移行して、メインCPUとの間で通信を行う。そのステップS26の処理は、図7に示す定期処理の一つとして実行される。
一方、ステップS27では、各センサ218、219の出力信号を取り込み、それらの信号レベルから、鏡胴200の初期化のための繰り出しをサブ制御部118が有効に行える状況か否か判定する。それを有効に行えない状況であった場合、つまり各センサ218、219の信号レベルが共にローでなかった場合、その旨が判定されてステップS33に移行する。そうでない場合には、その旨が判定されてステップS28に移行する。
【0020】
ステップS28では、ズーム駆動信号の出力を行うことにより、エンコーダ220の出力信号のエッジ数をカウントした値が値Ps1となるまでズームモータ212を駆動させる制御を開始する(図8参照)。続くステップS29では、メイン制御部112のメインCPUと通信を行える状態となるのを待ち、その状態となった後に移行するステップS30では、モード切換スイッチの位置で指定された動作モードを通信によってメインCPUに通知する。その後は、ステップS31に移行する。
ステップS31では、エンコーダ220の出力信号のエッジ数をカウントした値が値Ps1となるまで待つ。そのカウント値が値Ps1となると、ステップS32に移行して、ズーム駆動信号の出力を中止し、メインCPUとの通信を行う直前までカウントしたエッジ数の値PsxをそのメインCPUに通知する。その後はステップS26に移行する。
他方のステップS33では、メイン制御部112のメインCPUと通信を行える状態となるのを待ち、その状態となった後に移行するステップS34では、モード切換スイッチの位置で指定された動作モードを通信によってメインCPUに通知する。その後は、ステップS32に移行して、鏡胴200の繰り出しを行わなかったことをメインCPUに通知する。
【0021】
図11は、鏡胴200の繰り出しを行うために実行する処理の流れを示すフローチャートである。その繰り出しに係る部分に注目して、上記ステップS28〜S32の処理を実行する間に行われる処理をより詳細に示したものである。次に図11を参照して、その処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS41では、ズーム駆動信号を出力する。続くステップS42では、エンコーダ220の出力信号のエッジ数をカウントした値が値Ps1となるまで待つ。そのカウント値が値Ps1となると、ステップS43に移行して、ズーム駆動信号の出力を中止する。その後はステップS44に移行する。
ステップS44では、エンコーダ220の出力信号に変化があったか否か判定する。その信号のレベルがローからハイに変化することがあった場合、判定はYESとなってステップS45に移行し、カウント値をインクリメントした後、再度ステップS44の処理を実行する。そういうことがなかった場合には、判定はNOとなってステップS46に移行する。
ステップS46では、エンコード220が出力した信号のレベルが変化したと直前に判定したときから所定時間が経過したか否か判定する。信号のレベルの変化が所定時間、発生しなかった場合、判定はYESとなってステップS47に移行し、カウントした値PsxをメインCPUに通知した後、一連の処理を終了する。そうでなかった場合には、判定はNOとなって上記ステップS44に戻る。それにより、その信号の変化が所定時間、発生しなくなるまで待つ。
【0022】
次に、メイン制御部112の動作について以下に詳細に説明する。
図12は、図9に示すステップS13の処理をサブ制御部118が実行することによってメイン制御部112が実行する処理の流れを示すフローチャートである。始めに、図12を参照して、その処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS51では、OS301の起動や各種初期化を行うシステムの初期化処理を実行する。続くステップS52では、メインタスク302を起床(起動)させる。その次のステップS53では、ファイルタスク304を起床(起動)させる。ステップS54には、その後に移行する。
ファイルタスク304は、起床すると、図13に示すように、先ず、ステップS71でメモリカード内に存在するファイルの検索を行い、次にステップS72でその検索結果に従ってシステム情報の初期化を行うようになっている。その後は他のタスクからの要求に応じた処理を実行する状態に移行する。
ステップS54では、サブ制御部118からモード切換スイッチで指定された動作モードを示すデータを受信する。次のステップS55では、その動作モードの種類を判定する。その動作モードが撮影モードであった場合、その旨が判定されてステップS58に移行する。そうでない場合には、その旨が判定されてステップS56に移行する。
ステップS56では、再生タスク303を起床(起動)させる。次に移行するステップS57では、サブ制御部118から必要なデータを受け取るための通信処理を行う。
撮影モードが指定されていた場合に移行するステップS58では、撮影タスク302を起床(起動)させる。続くステップS59では、サブ制御部118から鏡胴200の初期化結果を受信するのを待って、その結果の判定を行う。その初期化をサブ制御部118が行わなかった場合、その旨を示す結果を受信することから、その旨が判定されてステップS60に移行し、各センサ218、219の信号レベルに応じた方法で鏡胴の繰り出しを行う初期化処理(図4参照)を実行した後、ステップS57に移行する。そうでなかった場合には、その旨が判定されてステップS61に移行し、サブ制御部118が繰り出した鏡胴200を更に繰り出す形で初期化処理を行った後、そのステップS57に移行する。
【0023】
図14は、メイン制御部112による鏡胴初期化処理のフローチャートである。鏡胴200の繰り出しのために実行する処理を抜粋してその流れを示したものである。次に図14を参照して、その処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS81では、サブ制御部118のサブCPUから鏡胴200の初期化結果を受信するのを待つ。次に移行するステップS82では、システムの初期化処理の実行が終了するのを待つ。その後に移行するステップS83では、各センサ218、219の信号レベルの入力を行う。
ステップS83に続くステップS84では、サブCPUから受信した初期化結果、及び各センサ218、219の信号レベルから、鏡胴200を繰り出すために行うべき動作(図4参照)を選択する。その次のステップS85では、選択した動作に従って鏡胴200の繰り出しを行う鏡胴繰り出し処理を実行する。それを実行することで、電源のオンにより鏡胴200を繰り出させるための処理の実行は終了する。
上記ステップS84でサブ制御部118が繰り出した鏡胴200を更に繰り出す形の動作を選択した場合、ステップS85では、図15にフローチャートで示す繰り出し処理が実行される。次にその処理について、図15を参照して詳細に説明する。
先ず、ステップS91では、サブ制御部118から初期化結果として受信したカウント値Psxを用いて、ズーム駆動電圧のレベルがLevel−0のときにエンコーダ220の出力信号のエッジ数をカウントすべき値Pm0を計算する。次のステップS92では、ズーム駆動信号をOR回路215に出力する。その後はステップS93に移行して、カウント値が値Pm0となるまで待つ。
そのカウント値が値Pm0となると、ステップS94に移行して、ズーム駆動電圧のレベルをLevel−1に変更する。その変更後はステップS95に移行して、その変更後にカウントしたエンコード220の出力信号のエッジ数が値Pm1となるまで待つ。その後に続くステップS96〜S99では、同様に、ズーム駆動電圧の変更後のレベル、及びカウントするまで待つべき値を変えて、同様の処理が行われる(図8参照)。
ズーム駆動電圧のレベルをLevel−3に変更し、その変更後にカウントしたエッジ数が値Pm3となると、ステップS99からステップS100に移行する。そのステップS100では、ズーム駆動信号の出力を中止し、ズーム駆動電圧のレベルとして0を設定する。その後に一連の処理を終了する。
【0024】
なお、本実施の形態では、ズームレンズ202の位置検出用にズーム位置センサ219、及びエンコーダ220を用意しているが、それらとは異なるものを用いてズームレンズ202の位置やその移動を検出するようにしても良い。例えば図16に示すように、抵抗板1601の両端に電圧を印加し、その抵抗板1601上を移動できるタップの位置をズームレンズ202の位置に応じて移動させるようにしても良い。そのようにした場合には、そのタップでの電圧値によりズームレンズ202の位置、及びその移動の両方を検出できるようになる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、電源がオンされた場合に、第1の制御手段に撮像光学系を一定速度で所定の位置に向けて移動させ、第2の制御手段に、第1の制御手段により移動された撮像光学系を、移動させる速度を変更させつつ移動させて所定の位置に停止させる。
第2の制御手段に撮像光学系を所定位置に停止させることにより、第1の制御手段が実行すべき制御の内容は簡素化され、その位置制御に求められる精度は低下する。それらの理由によって、第1の制御手段に安価なCPUを採用することができ、それに実行させるプログラムの開発は容易となる。電源がオンされた場合の起動時間は、第1の制御手段が撮像光学系を移動させるために短縮する。これらの結果、撮影装置の製造コストは抑えることができ、電源がオンされた際の起動時間は短縮させることができる。
撮像光学系の位置が変化しない状態になった後、第1の制御手段により移動された撮像光学系を第2の制御手段が更に移動させるようにした場合には、その位置を常に正確に把握しておくことができるようになるため、撮像光学系の位置制御をより高精度に行えるようになる。
撮像光学系の位置によって第1の制御手段に撮像光学系の移動を行わせないようにした場合には、第1の制御手段に実行させる制御の内容をより簡素化させることができる。その簡素化によって撮影装置全体のシステム(プログラム)開発が困難とはならず、その一方では、より低い処理能力のCPUを第1の制御手段に採用できる可能性が向上する。このことから、製造コストをより抑えるうえでの効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による撮影装置の構成図である。
【図2】図1に示すドライバ部110の構成を示す図である。
【図3】メイン制御部、及びサブ制御部のプログラム構成図である。
【図4】電源がオンされた場合に、メイン制御部が鏡胴を繰り出させる動作内容を状況別に説明する図である。
【図5】ズーム位置センサによるズームレンズの検出の仕方、及びその検出結果に応じたズームレンズの移動方法を説明する図である。
【図6】フォーカス位置センサによるフォーカスレンズの検出の仕方、及びその検出結果に応じたフォーカスレンズの移動方法を説明する図である。
【図7】電源がオンされた場合の撮影装置各部の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】サブ制御部、及びメイン制御部による鏡胴の繰り出し方法を説明するための図である。
【図9】電源となる電池が新たに挿入された場合にサブ制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】メインスイッチへの操作による割り込み信号の発生によりサブ制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】サブ制御部が鏡胴の繰り出しを行うために実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】図9に示すステップS13の処理をサブ制御部が実行することによってメイン制御部が実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】ファイルタスクが起床(起動)時に実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】メイン制御部による鏡胴初期化処理のフローチャートである。
【図15】サブ制御部が鏡胴の繰り出しを行っていた場合に、メイン制御部がその繰り出しのために実行する処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】ズームレンズの位置、及びその移動を検出するための他の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 レンズ系
110 ドライバ部
112 メイン制御部
116 電源部
117 スイッチ部
118 サブ制御部
200 鏡胴
201 フォーカスレンズ
202 ズームレンズ
203、204 メカニカル機構
211 フォーカスモータ
212 ズームモータ
213 モータドライバ部
214 モータ駆動電圧制御回路
215〜217 OR回路
218 フォーカス位置センサ
219 ズーム位置センサ
220 エンコーダ
231 調整値メモリ

Claims (5)

  1. 被写体からの光を導く撮像光学系と、該撮像光学系を移動させる移動手段と、を備えた撮影装置において、
    電源がオンされた場合に、前記撮像光学系を前記移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段により移動された前記撮像光学系を、前記移動手段により前記所定の位置に停止させる第2の制御手段と、
    を備え、
    前記第1の制御手段はOS(オペレーティング・システム)を搭載しておらず、前記第2の制御手段はOSを搭載しており、前記第1の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作と並行して行われ、前記第2の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作後に行われる
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第2の制御手段は、位置検出手段が検出する前記撮像光学系の位置が変化しない状態になった後、前記第1の制御手段により移動された前記撮像光学系を前記移動手段により更に移動させる、ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記第1の制御手段は、位置検出手段が検出する前記撮像光学系の位置に基づいて前記撮像光学系を移動させるべきか否かを判定し、該判定結果に従って前記撮像光学系を前記移動手段により移動させる、ことを特徴とする請求項1、または2記載の撮影装置。
  4. 被写体からの光を導く撮像光学系と、該撮像光学系を移動させる移動手段と、を備えた撮影装置において、
    前記移動手段により移動される前記撮像光学系の位置を検出する位置検出手段と、
    電源がオンされた場合に、前記撮像光学系を前記移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、
    前記位置検出手段が検出する位置が変化しない状態になった後、前記第1の制御手段が移動させた前記撮像光学系を前記移動手段により更に移動させて前記所定の位置に停止させる第2の制御手段と、を備え、
    前記第1の制御手段はOS(オペレーティング・システム)を搭載しておらず、前記第2の制御手段はOSを搭載しており、前記第1の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作と並行して行われ、前記第2の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作後に行われる
    ことを特徴とする撮影装置。
  5. 被写体からの光を導く撮像光学系と、該撮像光学系を移動させる移動手段と、を備えた撮影装置において、
    前記移動手段により移動される前記撮像光学系の位置を検出する位置検出手段と、
    電源がオンされた場合に、前記位置検出手段が検出する位置に基づいて前記撮像光学系を移動させるべきか否かを判定し、該判定結果に従って前記撮像光学系を前記移動手段により所定の位置に向けて移動させる第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段の判定結果に応じて、前記撮像光学系を前記移動手段により移動させて前記所定の位置に停止させる第2の制御手段と、
    を備え、
    前記第1の制御手段はOS(オペレーティング・システム)を搭載しておらず、前記第2の制御手段はOSを搭載しており、前記第1の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作と並行して行われ、前記第2の制御手段による前記撮像光学系の制御は、前記第2の制御手段の初期化動作後に行われる
    ことを特徴とする撮影装置。
JP2002233664A 2002-08-08 2002-08-09 撮影装置 Expired - Fee Related JP3969716B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233664A JP3969716B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 撮影装置
US10/636,849 US7652715B2 (en) 2002-08-08 2003-08-08 Photographing apparatus with improved system initialization and movement of optical system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002233664A JP3969716B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 撮影装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004077527A JP2004077527A (ja) 2004-03-11
JP3969716B2 true JP3969716B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=32018741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002233664A Expired - Fee Related JP3969716B2 (ja) 2002-08-08 2002-08-09 撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3969716B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5006727B2 (ja) 2007-07-26 2012-08-22 株式会社リコー 画像処理装置およびデジタルカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004077527A (ja) 2004-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8488050B2 (en) Camera body, and camera system
JP5406830B2 (ja) カメラシステム
US8059156B2 (en) Imaging apparatus controlling blurring correction during switch between image capture mode and playback mode
US8611739B2 (en) Focus adjusting apparatus and imaging apparatus
US7652715B2 (en) Photographing apparatus with improved system initialization and movement of optical system
US6937285B2 (en) Image pickup apparatus and power supply control method therefor
JP6529217B2 (ja) 撮像装置、交換レンズ装置および撮像装置の制御プログラム
JP2000184260A (ja) 電子的撮像装置
JP2008309947A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP3969716B2 (ja) 撮影装置
JP4136528B2 (ja) 撮影装置
JP4700675B2 (ja) 撮影装置
JP5293037B2 (ja) 連写駆動制御装置
JP2006072006A (ja) レンズシステム、カメラボデイ、カメラシステム及び絞り制御方法
JP3973511B2 (ja) 撮影装置
JP2019024259A (ja) 撮像装置、交換レンズ装置および撮像装置の制御プログラム
JP2016110000A (ja) 撮像装置
JP7241511B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4513452B2 (ja) カメラ装置、露出制御方法、露出制御プログラム
JPH05107615A (ja) 像振れ防止装置
JP2016128858A (ja) 撮像装置
JP2018005143A (ja) 撮像装置
JP2006023651A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2005348302A (ja) デジタル画像記録カメラ
JPH05107614A (ja) 像振れ防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees