JP3951703B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送風空気の吹出モードをロータリドアにて切替えるようにした車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平8−72525号公報に記載された従来の車両用空調装置は、図7に示すように、ケース1の円弧部12にフェイス開口部13とデフロスタ開口部14が形成され、ロータリードア3におけるロータリードア部32の外周面が、ケースの円弧部12を摺動することにより、フェイス開口部13およびデフロスタ開口部14を順に開閉するようになっている。
【0003】
また、ロータリードア3の回動方向に対向して板部15がケース1に形成され、この板部15にフット開口部16が形成され、このフット開口部16を開閉する2枚の板ドア部33a、33bがロータリードア3に一体に形成され、図7に示すようにフェイス開口部13およびデフロスタ開口部14が共に全閉されているフットモード時には、2枚の板ドア部33a、33bがフット開口部16を全開するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置は、吹出モード切り替え用のドアを一軸のみで駆動できるためドアの直動化が可能であり、また、フット開口部16をロータリードア3の半径内に設定できるため、ケース1の車両前後方向寸法を小さくできるという利点がある。
【0005】
しかしながら、上記従来装置は、フットモード時には、デフロスタモード時にフット開口部16を閉じるための板ドア部33bがフット通路18の真ん中を塞ぐ格好となり、送風空気はこの板ドア部33bを避けながら通過しなければならないため、通風抵抗が大きくなると共に、送風空気の流れが乱れて騒音が大きくなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、上記従来装置の利点を維持しつつ、通風抵抗を小さくすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、送風空気が通過する空気通路を形成するケース(1)と、ケース(1)の円弧部(12)に形成されたフェイス開口部(13)と、ケース(1)の円弧部(12)に形成されたデフロスタ開口部(14)と、ケース(1)内に第1軸部(31)を中心として回動可能に配設され、外周面がケース(1)の円弧部(12)を摺動しつつ回動するロータリードア(3)とを備え、ロータリードア(3)の回動に伴ってフェイス開口部(13)およびデフロスタ開口部(14)を順に開閉するように構成された車両用空調装置において、
ロータリードア(3)の回動方向に対向してケース(1)に形成された板部(15)と、板部(15)に形成されたフット開口部(16)と、ケース(1)内のうちフット開口部(16)の下流側に形成され、フット開口部(16)を通過した空気が流れるフット通路(18)と、フット開口部(16)の上流側に位置するようにロータリードア(3)に一体に形成され、ロータリードア(3)の回動に伴って板部(15)の上流側端面と接離してフット開口部(16)を開閉する板ドア部(33)と、フット通路(18)内に回動可能に配設され、板部(15)の下流側端面と接離してフット開口部(16)を開閉するサブ板ドア(4)とを備え、
サブ板ドア(4)は、ロータリードア(3)と別体で形成され、第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、
第2軸部(41)はフット通路(18)内においてフット開口部(16)からずれた位置に配置されており、
ロータリードア(3)がフェイス開口部(13)およびデフロスタ開口部(14)を共に全閉する位置にあるときはフット開口部(16)を全開するように、ロータリードア(3)とサブ板ドア(4)とを連動させることを特徴とする。
【0008】
これによると、サブ板ドア(4)ロータリードア(3)と別体で形成され、ロータリードア(3)の回動中心となる第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、かつ、第2軸部(41)はフット通路(18)内においてフット開口部(16)からずれた位置に配置されているので、フットモード時に、フット開口部の下流側のフット通路を塞がない位置にサブ板ドアを回動させることが可能になり、送風空気の流れをスムーズにすることができる。
従って、従来装置の利点、すなわち、一軸駆動によるドアの直動化、およびケースの車両前後方向の薄幅化を維持しつつ、フットモード時の通風抵抗を小さくすることができ、さらに、送風空気の流れの乱れもなくなるため騒音も低下させることができる。
【0011】
請求項に記載の発明では、送風空気が通過する空気通路を形成するケース(1)と、ケース(1)の円弧部(12)に形成され、送風空気の出口となる第1開口部(13、14)と、ケース(1)内に第1軸部(31)を中心として回動可能に配設され、外周面がケース(1)の円弧部(12)を摺動しつつ回動するロータリードア(3)とを備え、ロータリードア(3)の回動に伴って第1開口部(13、14)を開閉するように構成された車両用空調装置において、
ロータリードア(3)の回動方向に対向してケース(1)に形成された板部(15)と、板部(15)に形成され、送風空気の出口となる第2開口部(16)と、ケース(1)内のうち第2開口部(16)の下流側に形成され、第2開口部(16)を通過した空気が流れる吹出通路(18)と、第2開口部(16)の上流側に位置するようにロータリードア(3)に一体に形成され、ロータリードア(3)の回動に伴って板部(15)の上流側端面と接離して第2開口部(16)を開閉する板ドア部(33)と、吹出通路(18)内に回動可能に配設され、板部(15)の下流側端面と接離して第2開口部(16)を開閉するサブ板ドア(4)とを備え、
サブ板ドア(4)は、ロータリードア(3)と別体で形成され、第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、
第2軸部(41)は吹出通路(18)内において第2開口部(16)からずれた位置に配置されており、
ロータリードア(3)の回動範囲の中間位置では第2開口部(16)を全開するように、ロータリードア(3)とサブ板ドア(4)とを連動させることを特徴とする。
【0012】
これによると、サブ板ドア(4)ロータリードア(3)と別体で形成され、ロータリードア(3)の回動中心となる第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、かつ、第2軸部(41)は吹出通路(18)内において第2開口部(16)からずれた位置に配置されているので、サブ板ドアが第2開口部を開いた時に、第2開口部の下流側の通路を塞がない位置にサブ板ドアを回動させることが可能になり、送風空気の流れをスムーズにすることができる。
従って、従来装置の利点、すなわち、一軸駆動によるドアの直動化、およびケースの車両前後方向の薄幅化を維持しつつ、通風抵抗を小さくすることができ、さらに、送風空気の流れの乱れもなくなるため騒音も低下させることができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の車両用空調装置において、具体的には、ロータリードア(3)に設けられたアーム部(35)を、サブ板ドア(4)に設けられたピン部(44)に係合することにより、ロータリードア(3)とサブ板ドア(4)とを連動させればよい。
【0013】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。図1は本発明を適用した車両用空調装置における通風系の要部の構成を示す断面図、図2はロータリードア3の斜視図である。
【0015】
図1において、樹脂製のケース1は送風空気が通過する空気通路11を内部に有するもので、このケース1は車室内前部の計器盤(図示せず)内に設置される。このケース1内には、吸入した空気を空気通路11に送風する図示しない送風機、その送風空気を冷却する図示しないエバポレータ、エバポレータを通過後の送風空気を加熱する図示しないヒータコア、エバポレータを通過後の送風空気のうちヒータコアを通過する空気とヒータコアをバイパスする空気との風量割合を調節する図示しないエアミックスドア等が設けられている。そして、エバポレータやヒータコアを通過して温度調整された送風空気が、ケース1の上部に導入されるようになっている。
【0016】
ケース1の上部には、後述するロータリードア3の軸部31を曲率半径の中心とする円弧部12が形成されており、この円弧部12には、第1開口部に相当する2つの開口部13、14が、ロータリドア3の回動方向に沿って隣接して形成されている。
【0017】
フェイス開口部13は、送風空気を乗員の上半身に向けて吹き出すためのもので、車室内計器盤の上方側に配設されたフェイス吹出口(図示せず)にフェイスダクト(図示せず)によって連通されている。デフロスタ開口部14は、送風空気を車両の前面窓ガラス(図示せず)に向けて吹き出すためのもので、円弧部12においてフェイス開口部13よりも車両前方側に位置しており、車室内計器盤の上面で前面窓ガラスに近接して配設されたデフロスタ吹出口(図示せず)にデフロスタダクト(図示せず)によって連通されている。
【0018】
ケース1内において車両前方側の部位には、ロータリードア3の回動方向に対向して、換言すると、ロータリードア3の回動を規制するようにして、平板状の板部15が形成されている。この板部15には、送風空気を乗員の足元に向けて吹き出すためのフット開口部16が形成されている。そして、フット開口部16は、ケース1の隔壁17によって形成されたフット通路18に連通可能になっており、フット通路18の端部のフット吹出口(図示せず)は、車室内計器盤の下方側における乗員の足元近傍にて開口している。なお、フット開口部16が第2開口部に相当する。
【0019】
ケース1内には、板部15の図中下方の面と接離してフット開口部16を開閉するサブ板ドア4が配設され、このサブ板ドア4は、軸部41を中心に回動可能になっている。サブ板ドア4は平板状の基板部42を有し、この基板部42においてケース1の板部15側の面には、板部15と接離するパッキン43が貼り付けられている。また、基板部42においてケース1の板部15側の面には、略L字状のピン部44が設けられており、このピン部44はパッキン43を貫通して板部15側に延びている。なお、軸部41と基板部42とピン部44は、樹脂材料にて一体成形されている。
【0020】
ここで、フット通路18内においてフット開口部16からずれた位置に軸部41を配置することにより、フット開口部16が全開となるフットモード時に、サブ板ドア4がフット通路18の隅に位置するように、換言すると、サブ板ドア4がフット通路18を塞がないようにしている。
【0021】
図1および図2において、ロータリドア3は、ケース1内に配設され、軸部31を中心に回動可能になっている。また、ロータリドア3は、軸部31と、フェイス開口部13およびデフロスタ開口部14を開閉するロータリドア部32と、フット開口部16を開閉する板ドア部33と、ロータリドア部32と板ドア部33とを連結する2つの連結リブ34と、サブ板ドア4を連動させるためのアーム部35とを備える。
【0022】
ロータリドア部32は、軸部31を曲率半径の中心とする円弧状の円周壁321を有し、この円周壁321の両端に2枚の扇形の端板部322を有し、端板部322から軸部31が延びており、円周壁321の外周側にフィルム部材323が装着されている。このフィルム部材323は、可撓性があって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗が小さい樹脂材料で成形されている。そして、このフィルム部材323は、自身の剛性および送風空気の圧力によって、ケース1の円弧部12の内周面に押し付けられ、ロータリドア3の回動に伴ってフィルム部材323がケース1の円弧部12の内周面を摺動して、フェイス開口部13およびデフロスタ開口部14を開閉するようになっている。
【0023】
平板状の板ドア部33は、ロータリドア部32よりもケース1の板部15側に位置し、ロータリードア3の回動に伴って板部15の図中上方の面と接離してフット開口部16を開閉するようになっている。
【0024】
アーム部35は円弧状板部351を有し、この円弧状板部351の内周面および外周面は、軸部31を曲率半径の中心とする円弧面となっている。そして、円弧状板部351は、板ドア部33から反ロータリドア部32側に向かって延びてフット開口部16内を貫通すると共に、サブ板ドア4の基板部42とピン部44との間に挿入されている。また、円弧状板部部351の先端には、ロータリドア3の回動中心側に向かって延びる鉤部352が形成されており、この鉤部352がサブ板ドア4のピン部44に係合可能になっている。なお、ロータリドア3は、フィルム部材323を除く部分が、樹脂材料にて一体成形されている。
【0025】
以上のように構成されたロータリドア3は、図示しない電動モータ等の駆動手段により駆動されるようになっており、駆動手段の駆動力が軸部31に入力されることにより、ロータリドア3が軸部31を中心に回動するようになっている。
【0026】
次に、上記構成になる空調装置における吹出モードの切り替え作動を、図1および図3〜図6に基づいて説明する。
【0027】
まず、サブ板ドア4の作動について説明する。図6のデフロスタ(DEF)モードでは、ロータリドア3が反時計回り向きに最も回動した位置にある。この時には、アーム部35の鉤部352における閉時駆動面352aがサブ板ドア4のピン部44に係合してサブ板ドア4を引き寄せるため、サブ板ドア4が軸部41を中心に時計回り向きに回動して、パッキン43がケース1の板部15に当接し、フット開口部16が全閉になっている。
【0028】
図6の状態からロータリドア3が時計回り向きに回動を始めると、アーム部35の鉤部352における開時駆動面352bによってサブ板ドア4が押されるため、サブ板ドア4が反時計回り向きに回動して、パッキン43がケース1の板部15から離れ、図5に示すようにフット開口部16が略半開になる。
【0029】
図5の状態からロータリドア3がさらに時計回り向きに回動されると、アーム部35においてサブ板ドア4と接触する部位が、鉤部352の開時駆動面352bから円弧状板部351の外周面に移り、円弧状板部351の外周面によってサブ板ドア4がさらに押されるため、サブ板ドア4が反時計回り向きにさらに回動して、フット開口部16が全開になる。そして、円弧状板部351は軸部31を曲率半径の中心とするものであるため、円弧状板部351とサブ板ドア4とが接触する状態では、ロータリドア3の回動位置にかかわらずフット開口部16の全開状態が維持される。
【0030】
次に、ロータリドア3とサブ板ドア4とにより設定される各吹出モードについて説明する。
【0031】
図3はフェイス(FACE)モードの状態を示しており、ロータリドア3が時計回り向きに最も回動した位置にある。この状態では、ロータリドア部32の板ドア部33がケース1の板部15に当接してフット開口部16が閉じられると共に、ロータリドア3のフィルム部材323によってデフロスタ開口部14が閉じられているため、送風空気は、全開状態のフェイス開口部13およびフェイスダクトを介してフェイス吹出口から車室内に吹き出される。
【0032】
図3の状態からロータリドア3が反時計回り向きに回動されると、図4に示すバイレベル(B/L)モードが設定される。この状態では、ロータリドア部32の板ドア部33がケース1の板部15から離れ、サブ板ドア4もケース1の板部15から離れているため、フット開口部16は開かれている。但し、板ドア部33がケース1の板部15に近い位置にあるため、フット開口部16は略半開状態になっている。また、ロータリドア3のフィルム部材323によって、フェイス開口部13が略半分閉じられ、デフロスタ開口部14が全閉されている。
【0033】
従って、送風空気は、略半開状態のフェイス開口部13およびフェイスダクトを介してフェイス吹出口から車室内に吹き出されると共に、略半開状態のフット開口部16およびフット通路18を介してフット吹出口から車室内に吹き出される。
【0034】
この時、アーム部35の円弧状板部351によって、サブ板ドア4はフット開口部16を全開する位置に回動されているため、換言すると、フット通路18を塞がない位置までサブ板ドア4が回動されているため、フット通路18内での送風空気の流れがスムーズになる。
【0035】
図4の状態からロータリドア3がさらに反時計回り向きに回動されると、図1に示すフットモードが設定される。この状態では、ロータリドア部32の板ドア部33がケース1の板部15から離れ、サブ板ドア4もケース1の板部15から離れているため、フット開口部16は開かれている。また、ロータリドア3のフィルム部材323によって、フェイス開口部13およびデフロスタ開口部14が共に全閉されている。従って、送風空気は、全開状態のフット開口部16からフット通路18を介してフット吹出口から車室内に吹き出される。
【0036】
この時、バイレベルモード時と同様に、フット通路18を塞がない位置までサブ板ドア4が回動されているため、フット通路18内での送風空気の流れがスムーズになる。
【0037】
図1の状態からロータリドア3がさらに反時計回り向きに回動されると、図5に示すフットデフ(F/D)モードが設定される。この状態では、ロータリドア部32の板ドア部33がケース1の板部15から離れ、サブ板ドア4もケース1の板部15から離れているため、フット開口部16は開かれている。但し、アーム部35の鉤部352がサブ板ドア4のピン部44に係合して、サブ板ドア4がケース1の板部15側に少し引き寄せられているため、フット開口部16は略半開状態になっている。また、ロータリドア3のフィルム部材323によって、フェイス開口部13が全閉され、デフロスタ開口部14が略半分閉じられている。
【0038】
従って、送風空気は、略半開状態のデフロスタ開口部14およびデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口から車室内に吹き出されると共に、略半開状態のフット開口部16およびフット通路18を介してフット吹出口から車室内に吹き出される。
【0039】
図5の状態からロータリドア3がさらに反時計回り向きに回動されると、図6に示すデフロスタ(DEF)モードが設定される。この時には、ロータリドア3が反時計回り向きに最も回動した位置にあり、サブ板ドア4のパッキン43がケース1の板部15に当接してフット開口部16が全閉になっている。また、ロータリドア3のフィルム部材323によって、フェイス開口部13が全閉されている。従って、送風空気は、全開状態のデフロスタ開口部14およびデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口から車室内に吹き出される。
【0040】
本実施形態によると、サブ板ドア4は回動してフット開口部16を開閉する形式の板ドアであるため、フットモード時に、フット通路18を塞がない位置にサブ板ドア4を回動させることが可能になり、送風空気の流れをスムーズにすることができる。従って、従来装置の利点、すなわち、一軸駆動によるドアの直動化、およびケースの車両前後方向の薄幅化を維持しつつ、フットモード時の通風抵抗を小さくすることができ、さらに、送風空気の流れの乱れもなくなるため騒音も低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、車両用空調装置の要部の断面図である。
【図2】図1のロータリードア3を示す斜視図である。
【図3】図1の装置のフェイスモードを示す断面図である。
【図4】図1の装置のバイレベルモードを示す断面図である。
【図5】図1の装置のフットデフモードを示す断面図である。
【図6】図1の装置のデフロスタモードを示す断面図である。
【図7】従来の車両用空調装置の要部の断面図である。
【符号の説明】
1…ケース、11…空気通路、12…円弧部、13…フェイス開口部、
14…デフロスタ開口部、15…板部、16…フット開口部、
3…ロータリードア、33…板ドア部、4…サブ板ドア。

Claims (3)

  1. 送風空気が通過する空気通路(11)を形成するケース(1)と、
    前記ケース(1)の円弧部(12)に形成されたフェイス開口部(13)と、
    前記ケース(1)の円弧部(12)に形成されたデフロスタ開口部(14)と、
    前記ケース(1)内に第1軸部(31)を中心として回動可能に配設され、外周面が前記ケース(1)の円弧部(12)を摺動しつつ回動するロータリードア(3)とを備え、
    前記ロータリードア(3)の回動に伴って前記フェイス開口部(13)および前記デフロスタ開口部(14)を順に開閉するように構成された車両用空調装置において、
    前記ロータリードア(3)の回動方向に対向して前記ケース(1)に形成された板部(15)と、
    前記板部(15)に形成されたフット開口部(16)と、
    前記ケース(1)内のうち前記フット開口部(16)の下流側に形成され、前記フット開口部(16)を通過した空気が流れるフット通路(18)と、
    前記フット開口部(16)の上流側に位置するように前記ロータリードア(3)に一体に形成され、前記ロータリードア(3)の回動に伴って前記板部(15)の上流側端面と接離して前記フット開口部(16)を開閉する板ドア部(33)と、
    前記フット通路(18)内に回動可能に配設され、前記板部(15)の下流側端面と接離して前記フット開口部(16)を開閉するサブ板ドア(4)とを備え、
    前記サブ板ドア(4)は、前記ロータリードア(3)と別体で形成され、前記第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、
    前記第2軸部(41)は前記フット通路(18)内において前記フット開口部(16)からずれた位置に配置されており、
    前記ロータリードア(3)が前記フェイス開口部(13)および前記デフロスタ開口部(14)を共に全閉する位置にあるときは前記フット開口部(16)を全開するように、前記ロータリードア(3)と前記サブ板ドア(4)とを連動させることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 送風空気が通過する空気通路(11)を形成するケース(1)と、
    前記ケース(1)の円弧部(12)に形成され、前記送風空気の出口となる第1開口部(13、14)と、
    前記ケース(1)内に第1軸部(31)を中心として回動可能に配設され、外周面が前記ケース(1)の円弧部(12)を摺動しつつ回動するロータリードア(3)とを備え、
    前記ロータリードア(3)の回動に伴って前記第1開口部(13、14)を開閉するように構成された車両用空調装置において、
    前記ロータリードア(3)の回動方向に対向して前記ケース(1)に形成された板部(15)と、
    前記板部(15)に形成され、前記送風空気の出口となる第2開口部(16)と、
    前記ケース(1)内のうち前記第2開口部(16)の下流側に形成され、前記第2開口部(16)を通過した空気が流れる吹出通路(18)と、
    前記第2開口部(16)の上流側に位置するように前記ロータリードア(3)に一体に形成され、前記ロータリードア(3)の回動に伴って前記板部(15)の上流側端面と接離して前記第2開口部(16)を開閉する板ドア部(33)と、
    前記吹出通路(18)内に回動可能に配設され、前記板部(15)の下流側端面と接離して前記第2開口部(16)を開閉するサブ板ドア(4)とを備え、
    前記サブ板ドア(4)は、前記ロータリードア(3)と別体で形成され、前記第1軸部(31)とは別の第2軸部(41)を中心として回動可能になっており、
    前記第2軸部(41)は前記吹出通路(18)内において前記第2開口部(16)からずれた位置に配置されており、
    前記ロータリードア(3)の回動範囲の中間位置では前記第2開口部(16)を全開するように、前記ロータリードア(3)と前記サブ板ドア(4)とを連動させることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 前記ロータリードア(3)に設けられたアーム部(35)を、前記サブ板ドア(4)に設けられたピン部(44)に係合することにより、前記ロータリードア(3)と前記サブ板ドア(4)とを連動させることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置
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