JP3949905B2 - 情報端末およびアンテナ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば赤外線等の指向性を有する光を用いてパーソナルコンピュータ(外部機器)との間で光通信を行う機能を有する情報端末およびアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報端末としては携帯電話があり、この携帯電話には、通常の通話やメール等を行う他に、外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ:以下パソコンと呼ぶ)との間で赤外線を用いた光通信を行うための赤外線受発光部を備えたものがある。この赤外線受発光部は、携帯電話の外形をなす筐体のうち、4つの側面および背面の5つの面のうち、何れかの面に設けられているのが一般的である。
携帯電話とパソコンとの間における赤外線通信は、携帯電話側の赤外線受発光部とパソコン側の赤外線受発光部とを対向させた上で、互いに所定操作を行うことによって行われていた。一般に、赤外線通信を行うためには、対向する受発光部間の距離を20cm以内にする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来技術による携帯電話においては、前述した如く、赤外線受発光部が筐体の何れかの面に固定的に設けられている。パソコンとの間で赤外線通信を行うためには、携帯電話の受発光部をパソコンの受発光部に対向する位置に配置する必要があった。このため、赤外線通信を行う場合には、携帯電話の配置が規制されてしまう。
【0004】
例えば、携帯電話を充電用ホルダに挿入した状態で、携帯電話とパソコンとの間を赤外線で接続する場合には、充電用ホルダに給電する給電用リード線が邪魔になし、正しい配置が行えない場合が生じる。
【0005】
また、受発光部を備えたカーナビゲーション或いはハンズフリーセット等の自動車側システムにあっては、赤外線受発光部がダッシュボード或いはセンタコンソールに配置される。このため、携帯電話の赤外線受発光部を自動車側システムの赤外線受発光部に対向させるためには、携帯電話の機種毎に対応したホルダが必要となるという不具合が生じる。
【0006】
本発明は、以上説明した事情に鑑なみてなされたものであり、情報端末側の受発光部を外部装置の受発光部に容易に対向させることのできる情報端末、その制御方法およびアンテナを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、発明に係る情報端末は、情報端末の筐体と、前記筐体に回転可能に設けられたアンテナと、前記アンテナに設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、を具備し、前記筐体には前記アンテナを支持するアンテナ支持部を設けると共に、前記筐体内には前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、前記アンテナには、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続することを特徴としている。
【0008】
上述した課題を解決するために、発明に係る別の態様による情報端末は、情報端末の筐体と、前記筐体に回転可能に設けられたアンテナと、前記アンテナに設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、を具備し、前記筐体には前記アンテナを引出し可能に支持するアンテナ支持部を設けると共に、前記筐体内には前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、前記アンテナの先端側または起端側のうち少なくとも一方には、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続することを特徴としている。
【0009】
上述した課題を解決するために、発明に係る他の態様による情報端末は、情報端末の筐体と、前記筐体から外に向けて突出するロッド状のアンテナと、前記筐体に設けられ、前記アンテナを支持する環状のアンテナ支持部と、前記アンテナ支持部の外周に回転可能に設けられたリング部材と、前記リング部材の外周面に設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部とを具備したことを特徴としている。
【0010】
上記構成において、前記筐体内には、前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、前記リング部材には、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続することを特徴としている。
【0011】
前記構成において、前記受発光部側接続端子の接点または前記制御部側接続端子の接点のうち、一方の接点が係合部となり、他方の接点が前記係合部に係合する被係合部となることが好ましい。
さらに、上記構成において、前記係合部は環状凹部であり、前記被係合部が前記環状凹部に付勢する機構を有することが好ましい。
【0012】
本発明に係るアンテナは、情報端末の筐体に設けられるアンテナであって、当該アンテナには、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、前記受発光部と電気的に接続される接点であって、筐体側の接続端子の接点と接触させることにより前記筐体内の光通信制御部と電気的に接続する受発光部側接続端子とを具備したことを特徴としている。
【0013】
発明に係る別の態様によるアンテナは、情報端末の筐体に引出し可能に支持されるアンテナであって、当該アンテナには、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、前記受発光部と電気的に接続される接点であって、当該アンテナの先端側または起端側のうち少なくとも一方に設けられ、筐体側の接続端子の接点と接触させることにより前記筐体内の光通信制御部と電気的に接続する受発光部側接続端子とを具備したことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
[A.第1実施形態]
以下、本発明の実施形態による情報端末を、携帯電話を例に挙げて説明する。
【0022】
〈A−1〉携帯電話の概略構成
図1は本実施形態に係る携帯電話のブロック図、図2は携帯電話を示す斜視図、図3は携帯電話を側面から見た図、図4は図3中の矢示a−a方向から見た拡大断面図である。
【0023】
携帯電話100は、バス2を介して接続されたMPU3、RAM4、ROM5、表示装置102、キーパッド103、通話装置104、無線通信回路5および赤外線通信回路6によって大略構成されている。なお、無線通信回路5は、アンテナ111を介して基地局(図示せず)との間で無線通信を行うものであり、赤外線通信回路6は、変調部および復調部等を備え、赤外線受発光部121を介して外部装置1000(例えば、パソコン)との間で赤外線通信を行うものである。
また、ROM5には、通話或いはメール等を行うためのプログラムが格納される他に、赤外線通信を行うためのプログラム等が格納されている。
MPU3は、キーパッド103から入力される制御信号を受けて、ROM5から指定の制御プログラムを読出し、そのプログラムに基づいた動作を行うために、各部を制御する。
【0024】
携帯電話100の形状は、図2に示す如く、筐体101と、表示部102と、キーパッド103と、マイク104Aおよびスピーカ104Bからなる通話装置104と、バッテリ105とを備えている。
筐体101は、表面101A、表面101Aに対向する裏面101B、右側面101C、右側面101Cに対向する左側面101D、底面101E、底面101Eに対向する上面101Fを有している。
【0025】
表示部102は筐体101の表面101A上側に設けられ、キーパッド103は表示部102下側に位置して設けられ、音声入出力部104のマイク104Aはキーパッド103の下側に位置し、スピーカ104Bは表示部102の上側に位置して設けられている。バッテリ105は裏面101B下側に着脱可能に配設されている。
また、右側面101Cの上部には、図示しないイヤホン・マイクセットの端子が接続されるイヤホン・マイクセット端子106が設けられ、底面101Eには外部接続端子(図示せず)が設けられている。
【0026】
〈A−2〉アンテナの概略構成
さらに、上面101Fの左側でかつ裏面101B側には、アンテナ111が設けられている。このアンテナ111は、ロッド112、先端部113、ストッパ114(図4参照)を有し、先端部113には外周面に窓部124が露出する後述の赤外線受発光部121が設けられている。
また、アンテナ111は、筐体101内に内蔵された長尺筒状のガイドスリーブ115(図3参照)およびアンテナ支持部107を介して筐体101に対して収容、引き出し可能となって支持されている。アンテナ支持部107は、その構造により、アンテナ111を所定位置に位置決めすると共に、アンテナ111の軸を中心とした回転を可能にしている。さらに、ストッパ114は後述する制御部側接続端子151に当接させることにより、アンテナ111の抜け止めを図っている。
【0027】
〈A−3〉受発光部の概略構成
赤外線受発光部121は、図4に示すように、発光部122、受光部123およびレンズ機能を有する窓部124を備えている。図4では、発光部122と受光部123とを離して図示しているが、実際には、赤外線受発光部121は、図5に示すように、外部から見て窓部124、発光部122、受光部123の順に積層した上で樹脂モールドによって一体化されたものである。
発光部122は、赤外線発光ダイオード素子を内蔵しており、例えば約±20°の照射角で第1の所定方向に向けて赤外線を照射する。即ち、照射角は、赤外線の強度がピーク値となる光軸の両側へ約20°ずつ計約40°となる。受光部123は、フォトダイオード素子を内蔵しており、前記発光部122の約3倍(約±60°)の受光角(第2の所定方向)を有する。
これにより、赤外線受発光部121は、受光角を照射角よりも広く確保することにより、広い範囲からの赤外線が受光可能となる。
【0028】
〈A−4〉受発光部と赤外線通信回路との電気的接続
次に、アンテナ111側の赤外線受発光部121と筐体101側の赤外線通信回路6との電気的な接続を、図4を参照しつつ説明する。
アンテナ111の先端部113の下側には導電性部材によってラッパ状に形成された先端側接続端子131が設けられ、ロッド112の起端側には蕾状に導電性材料によって形成された起端側接続端子141が設けられている。
【0029】
ここで、先端側接続端子131は、拡径部がアンテナ111の先端部113に固定され、下側に向けて縮径する円錐面には環状凹部132、133、134が形成され、環状凹部132と133との間には絶縁部材135、環状凹部133と134との間には絶縁部材136が設けられている。そして、環状凹部133はリード線137を介して発光部122に電気的に接続され、環状凹部134はリード線138を介して受光部123に電気的に接続されている。
【0030】
また、起端側接続端子141は、上側のラッパ状の縮径部がロッド112の起端側に固定され、下側の円錐面には、先端側接続端子131と同様に、起端側に向けて環状凹部142、絶縁部材145、環状凹部143、絶縁部材146、環状凹部134が順に形成されている。そして、環状凹部143はリード線137を介して発光部122に電気的に接続され、環状凹部144はリード線138を介して受光部123に電気的に接続されている。
先端側接続端子131の環状凹部132および起端側接続端子141の環状凹部142は、アンテナ111を後述する制御部側接続端子151に接続するための接点となり、先端側接続端子131の環状凹部133、134、および起端側接続端子141の環状凹部143、144は、赤外線受発光部121を制御部側接続端子151に接続するための接点となっている。
なお、赤外線受発光部121と各環状凹部とをリード線137,138によって接続するようにしたが、リード線に限らず、ロッド112に対して絶縁された部材で、かつ弾性を有する導電性材料であれば、他の部材であってもよい。
【0031】
一方、環状のアンテナ支持部107には、このアンテナ支持部107に穿設され、ガイドスリーブ115に連通する接続端子収容孔108が穿設され、この接続端子収容孔108内には制御部側接続端子151が収容されている。
この制御部側接続端子151は、導電性材料によって断面略C字状に形成されてバネ性を有するクランプ152、153、154と、各クランプの先端を径方向内側に向けて付勢可能に支持する環状の樹脂部155とを具備して構成されている。そして、クランプ152はリード線(図示せず)を介して無線通信回路5に電気的に接続され、クランプ153、154はリード線(図示せず)を介して赤外線通信回路6に電気的に接続される。
クランプ152の形状は、例えば図6に示すように、アンテナ111が挿通する挿通孔152Aを有するリング部152Bと、リング部152Bのうち180°離間した対向位置から挿通孔152Aの軸方向に延在するアーム部152C、152Cと、各アーム部152Cの先端に位置して湾曲状に形成された凸部152Dとからなる。
他のクランプ153、154においては、このクランプ132とほぼ同様の形状をなすもので、アーム部の長さおよび凸部間の離間寸法のみが異なっている。
【0032】
制御部側接続端子151を接続端子収容孔108内に収容する場合、図4に示すように、制御部側接続端子151は、その底部の一部が接続端子収容孔108の環状段部108Aに当接した状態で、接続端子収容孔108の開口部側に形成された雌ねじ部108Bに、外周面に推ねじ部が形成されたナット109をねじ込むことによって固定される。
クランプ152、153、154の先端部(凸部)は、アンテナ111側の環状凹部142、143、144(或いは、環状凹部132、133、134)に接続するための接点となる。
【0033】
図4に示す、アンテナ111を筐体101から引き出した状態にあっては、クランプ152の凸部132Dが環状凹部142に当接することにより、アンテナ111が無線通信回路5に電気的に接続され、クランプ153の凸部が環状凹部143に当接することにより、発光部122が赤外線通信回路6に電気的に接続され、クランプ154の凸部が環状凹部144に当接することにより、受光部123が赤外線通信回路6に電気的に接続されることになる。
【0034】
また、アンテナ111を筐体101内に収容する場合には、アンテナ111を筐体101内に押し込むことにより、各クランプの凸部が起端側接続端子141の上側円錐面を摺動して縮径する。そして、アンテナ111の先端部113がアンテナ支持部107に挿入される際、各クランプの凸部が先端側接続端子131の円錐面に沿って拡径して環状凹部132、133、134に係合される。これにより、アンテナ111を収容した状態であっても、クランプ152の凸部が環状凹部132に当接することにより、アンテナ111が無線通信回路5に電気的に接続され、クランプ153の凸部が環状凹部133に当接することにより、発光部122が赤外線通信回路6に電気的に接続され、クランプ154の凸部が環状凹部134に当接することにより、受光部123が赤外線通信回路6に電気的に接続されることになる。
【0035】
一方、アンテナ111を筐体101に収容した状態から引き出す場合には、ユーザがアンテナ111の先端部113を把持した状態で引っ張ることにより、各クランプの凸部が先端側接続端子131の円錐面を摺動して縮径する。そして、起端端接続端子141が制御部側接続端子151に挿入される際、各クランプの凸部が起端側接続端子141の上側円錐面に沿って拡径した後に、下側円錐面の環状凹部142、143、144に係合される。これにより、アンテナ111が無線通信回路5に電気的に接続され、赤外線受発光部121が赤外線通信回路6に電気的に接続されると共に、アンテナ111が筐体101に対して位置決めされる。
【0036】
〈A−5〉赤外線通信の開始動作
次に、携帯電話100とパソコンとの間で赤外線通信を行うための開始動作について説明する。
【0037】
まず、ユーザは、携帯電話100をパソコンの近傍に配置する。その際、携帯電話100は、アンテナ111の赤外線受発光部121の位置には関係なく配置する。その後、ユーザは携帯電話100のアンテナ111を回転させて、赤外線受発光部121をパソコンの受発光部に対向させる。この際、パソコンの受発光部に近づくように、アンテナ111を引出しても、収容してもよい。
これにより、携帯電話100の赤外線受発光部121をパソコン側の受発光部に容易に対向させることができる。
【0038】
その後、ユーザが携帯電話100のキーパッド103を所定操作することにより、アクセス要求信号に対応した赤外線を赤外線受発光部121の発光部122から照射させると共に、パソコンのキーボード等の操作子を所定操作することにより、パソコン側の受発光部からもアクセス要求信号に対応した赤外線が照射される。
そして、各受発光部の受光部で、アクセス要求信号に対応した赤外線を受光することにより、各装置は、赤外線通信の確立を要求する信号に対応した赤外線を発光部122から発生し、その後、赤外線受発光部121を用いてデータの送受信を行う。
【0039】
〈A−6〉第1実施形態の効果
本実施形態による携帯電話100では、ユーザがアンテナ111を回転させることにより、先端部113に設けた赤外線受発光部121の向きがアンテナ111の軸を中心とした360度の範囲で調整可能となる。これにより、ユーザは、アンテナ111を回転させるという簡単な操作によって、携帯電話100の赤外線受発光部121と外部装置1000の受発光部とを容易に対向させることができる。
特に、携帯電話100を充電ホルダに装着して充電を行っている場合等、携帯電話100の移動が制約されてしまう場合であっても、ユーザによる簡単な操作により、赤外線受発光部121の向きを変えることができる。
【0040】
[B.第2実施形態]
次に、本発明による第2実施形態に係る携帯電話について説明する。本実施形態の特徴は、アンテナ支持部に受発光部を備えた受発光部用リング(リング部材)を回転可能に設けた点にある。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図7は携帯電話の斜視図、図8は要部拡大断面図を示したものである。
【0041】
〈B−1〉携帯電話の概略構成
携帯電話200の形状は、第1実施形態の携帯電話100とほぼ同様に構成されるものの、アンテナ支持部221に受発光部用リング241を設けた点で異なっている。
一方、アンテナ211は、ロッド212、先端部213、ストッパ214(図8参照)を有する。また、アンテナ211は、筐体101内に内蔵された長尺筒状のガイドスリーブおよびアンテナ支持部221を介して筐体101に対して収容、引き出し可能となって支持されている。アンテナ支持部221は、その構造により、アンテナ211を所定位置に位置決めすると共に、アンテナ211の軸を中心とした回転を可能にしている。また、ストッパ214は後述する制御部側接続端子231に当接させることにより、アンテナ211の抜け止めを図っている。
この制御部側接続端子231、およびアンテナ211側の先端側接続端子215、起端側接続端子216については、第1実施形態で述べた制御部側接続端子151、先端側接続端子131、起端側接続端子141のうち、アンテナ211を無線通信回路5に接続するための構造のみが設けられたものとなっているため、その詳細については省略するものとする。
【0042】
〈B−2〉受発光部用リングおよびアンテナ支持部の構成
次に、受発光部用リング241の構成について、図8を参照しつつ説明する。受発光部用リング241は、外周面がローレット加工された樹脂材料からなるリング本体242と、リング本体242の内周面に位置して軸方向に離間した環状凹部243,244と、環状凹部243,244に電気的に接続された受発光部251とを具備して構成されている。
受発光部251は、発光部252、受光部253および窓部254を備えている。窓部254は、リング本体242の外周面の一部に望むように設けられている。
【0043】
次に、アンテナ支持部221には、その外周側に環状凹部243,244に当接する第2の制御部側接続端子となる接点222,223が設けられている。これらの接点222,223は、アンテナ支持部221の外周面から径方向に穿設されて収容穴222A,223Aと、この収容穴222A,223Aに収容されたバネ222B,223B、ボール222C,223C、ボール222C,223Cの抜け止めを図る撚り線222D,223Dとを具備している。接点222,223はリード線(図示せず)を介して赤外線通信回路6に電気的に接続される。
【0044】
このように構成される受発光部用リング241をアンテナ支持部221に取付ける場合には、アンテナ支持部221に受発光部用リング241を挿入することにより、受発光部用リング241の内周面が接点222,223のボール222C,223Cを径方向内側に押付け、この押付力にバネ222B,223Bが圧縮される。その後、ボール222C,223Cが環状凹部243,244の位置になると、バネ222B,223Bのバネ力によって伸長し、ボール222C,223Cが環状凹部243,244に係合される。これにより、受発光部用リング241がアンテナ支持部221に回転可能に装着され、受発光部251が赤外線通信回路6に電気的に接続されることになる。
【0045】
〈B−3〉第2実施形態の効果
本実施形態による携帯電話200では、アンテナ支持部224に設けられた受発光部用リング241が回転可能に保持されているから、受発光部用リング241に設けられた受発光部251は、リング241を回転させることによって、赤外線領域の向きが360度の範囲で調整可能となる。これにより、ユーザは、リング241を回転させるという簡単な動作によって、携帯電話200の受発光部251と外部装置1000の受発光部とを容易に対向させることができる。
【0046】
[C.変形例]
以上、本発明に係る各実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の一例であり、本発明の趣旨の範囲内で任意に変形可能であり、以下のような変形例が考えられる。
【0047】
〈C−1〉
前記各実施形態では、携帯電話に用いた場合を例に挙げて説明したが、アンテナを有する情報端末、例えばPDA、無線機等であってもよく、さらには他の装置との間で赤外線通信を行う装置(例えば、パソコン周辺機器)等に適用可能である。
さらに、携帯電話は、ストレートタイプに限らず、折り畳み式の携帯電話に用いてもよい。
【0048】
〈C−2〉
前記第1の実施形態では、アンテナ111側の接続端子に環状凹部を設け、制御部側接続端子151に環状凹部に係合する凸部を有する場合について述べ、第2実施形態では、受発光部用リング251側に環状凹部を設け、アンテナ支持部221側に凸部となるボール222C,223Cを備えた場合について述べた。
しかし、本発明はこれに限らず、凸部、凹部とを逆にして設けるようにしてもよい。
【0049】
〈C−3〉
前記第1実施形態では、アンテナ111の先端部に赤外線受発光部121を設けて、アンテナ111の回転に伴って赤外線受発光部121の向きを調整するようにしたが、本発明はこれに限らず、アンテナ111の先端部113に第2実施形態で述べた受発光部用リング241を設けるようにしてもよい。
【0050】
また、図9に示すように、アンテナ111とは別途に、揺動部材311を筐体101に自在継手の構造で設けるようにしてもよい。この場合、揺動部材311は赤外線受発光部321が設けられた球状の継手部312と、筐体101に対して揺動動作を行う頭部313とを備えた構成とすればよい。これにより、ユーザは揺動部材311を操作することにより、頭部313の上面に設けられた赤外線受発光部321の向きを容易に調整することができる。
【0051】
さらに、図10に示す携帯電話400のように、アンテナ401の一端を筐体101の固定部(アンテナ支持部)に対して揺動可能に結合し、アンテナ401の先端部402に赤外線受発光部411を設けるようにしたものである。これにより、ユーザはアンテナ401を操作することにより、受発光部411の向きを容易に調整することができる。また、第1実施形態で述べたアンテナ111を、図10のように、筐体101に対して揺動可能に支持するようにしてもよく。さらには、アンテナの先端部或いは途中を折曲可能としてもよい。
【0052】
〈C−4〉
前記各実施形態では、ユーザの手動操作によって携帯電話の受発光部を外部装置側の受発光部に対向させるようにしたが、これに限らず、第1実施形態のアンテナ111或いは第2実施形態の受発光部用リング241をモータによって回転可能とし、対向する受発光部が見つかった段階でモータを停止させるようにすれば、自動的に受発光部を相手側の受発光部に対向させることが可能となる。
【0053】
〈C−5〉
さらに、モータを用いてアンテナ111或いは受発光部用リング241を回転させるのみでなく、予めアンテナ111の先端部131或いは受発光部用リング241に所定角度毎に赤外線受発光部121を複数個設け、これらの赤外線受発光部121を順次駆動させて対向する受発光部を自動的に捜すようにしてもよい。
この際、複数の受発光部を順次駆動し、駆動された受発光部において、受光部で光通信を行うための信号に対応した光を受光した場合に、駆動された受発光部を光通信に用いる受発光部として設定する処理を行えば、自動的に受発光部を相手側の受発光部に対向させることができる。また、順次駆動するステップは、所定時間のみ行わせるようにすればよい。
【0054】
〈C−6〉
前記各実施形態では、光通信として赤外線を用いた赤外線通信を例に挙げて説明したが、これに限らず、通信に用いられる紫外線等の他の電磁波であってもよい。
【0055】
【発明の効果】
上述したように本発明による情報端末は、情報端末側の受発光部を外部装置の受発光部に容易に対向させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態に係る携帯電話の外形を示す斜視図である。
【図3】 同実施形態に係る携帯電話を側面から見た側面図である。
【図4】 図3中の矢示a−a方向から見た要部拡大断面図である。
【図5】 受発光部による赤外線の照射領域および受光領域を示す図である。
【図6】 クランプを拡大して示す斜視図である。
【図7】 第2実施形態に係る携帯電話の外形を示す斜視図である。
【図8】 同実施形態に係る携帯電話の要部を示す拡大断面図である。
【図9】 変形例に係り、受発光部を備えた揺動部材を示す拡大断面図である。
【図10】 変形例に係り、アンテナを揺動部材として用いた場合の携帯電話を示す斜視図である。
【符号の説明】
100、200・・・携帯電話
111、211、401・・・アンテナ
121、251、321・・・赤外線受発光部
122、252・・・発光部
123、253・・・受光部
131、215・・・先端側接続端子
132、133、134、142、145、146、243、244・・・環状凹部
141、216・・・起端側接続端子
151、231・・・制御部側接続端子
241・・・受発光部用リング
222、223・・・接点(第2の制御部側接続端子)
312・・・揺動部材

Claims (8)

  1. 情報端末の筐体と、
    前記筐体に回転可能に設けられたアンテナと、
    前記アンテナに設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、を具備し、
    前記筐体には前記アンテナを支持するアンテナ支持部を設けると共に、前記筐体内には前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、
    前記アンテナには、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、
    前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続する
    ことを特徴とする情報端末。
  2. 情報端末の筐体と、
    前記筐体に回転可能に設けられたアンテナと、
    前記アンテナに設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、を具備し、
    前記筐体には前記アンテナを引出し可能に支持するアンテナ支持部を設けると共に、前記筐体内には前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、
    前記アンテナの先端側または起端側のうち少なくとも一方には、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、
    前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続する
    ことを特徴とする情報端末。
  3. 情報端末の筐体と、
    前記筐体から外に向けて突出するロッド状のアンテナと、
    前記筐体に設けられ、前記アンテナを支持する環状のアンテナ支持部と、
    前記アンテナ支持部の外周に回転可能に設けられたリング部材と、
    前記リング部材の外周面に設けられ、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、を具備した
    ことを特徴とする情報端末。
  4. 請求項記載の情報端末において、
    前記筐体内には、前記受発光部を介して行われる光通信を制御する光通信制御部を設け、前記リング部材には、前記受発光部と電気的に接続される接点を有する受発光部側接続端子を設け、前記アンテナ支持部には、前記光通信制御部と電気的に接続される接点を有する制御部側接続端子を設け、前記受発光部側接続端子の接点と前記制御部側接続端子の接点とを接触させることにより、前記受発光部と前記光通信制御部とを電気的に接続する
    ことを特徴とする情報端末。
  5. 請求項1、2または4のいずれかに記載の情報端末において、
    前記受発光部側接続端子の接点または前記制御部側接続端子の接点のうち、一方の接点が係合部となり、他方の接点が前記係合部に係合する被係合部となる
    ことを特徴とする情報端末。
  6. 請求項記載の情報端末において、
    前記係合部は環状凹部であり、前記被係合部が前記環状凹部に付勢する機構を有する
    ことを特徴とする情報端末。
  7. 情報端末の筐体に設けられるアンテナであって、
    当該アンテナには、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、
    前記受発光部と電気的に接続される接点であって、筐体側の接続端子の接点と接触させ ることにより前記筐体内の光通信制御部と電気的に接続する受発光部側接続端子と、を具備した
    ことを特徴とするアンテナ。
  8. 情報端末の筐体に引出し可能に支持されるアンテナであって、
    当該アンテナには、第1の所定方向に向けて光を照射する発光部、および第2の所定方向からの光を受光する受光部を有する受発光部と、
    前記受発光部と電気的に接続される接点であって、当該アンテナの先端側または起端側のうち少なくとも一方に設けられ、筐体側の接続端子の接点と接触させることにより前記筐体内の光通信制御部と電気的に接続する受発光部側接続端子と、を具備した
    ことを特徴とするアンテナ。
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