JP3945028B2 - カッティング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カッティング装置、詳しくは、搬送されるシートをカットするためのカッティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、粘着シートに離型紙が貼り合わされたタックシートなどを所定の形状にカットするカッティング装置が知られている。この種のカッティング装置としては、たとえば、シートを搬送する搬送ローラと、この搬送ローラによって搬送されるシートをカットするカッティング機構とを備えているものがある。このカッティング機構は、通常、シートをカットするカッタと、このカッタを、粘着シートのみをカットするハーフカット位置と、粘着シートとともに離型紙をもカットする全カット位置とに選択的に支持するカッタユニットと、このカッタユニットが着脱自在に装着され、シートの搬送方向と略直交する方向(シートの幅方向)において往復移動可能とされるキャリッジとを備えている。また、カッタはカッタユニットによってその軸心回りに回転可能に支持されるとともに、楔状の刃がカッタの軸心に対して偏心して設けられており、これによって、シートのカット時には、刃の向かう方向が、カッタの軸心回りの回転によって常にシートをカットする方向に向くように構成されている。
【0003】
そして、このようなカッティング装置では、たとえば、搬送ローラの正回転および逆回転と、キャリッジのシートの幅方向の往復移動によって、シートを所定の形状にハーフカットした後に、シートの幅方向に全カットするようなカット動作が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなカッティング装置によってシートをカットする場合、カッタと対向する位置にはシートを受けるベッドを設けることが必要である。
【0005】
一方、このようなベッドを設けると、全カットするときには、カッタの刃先がシートを貫通してベッドに突き当たるため、ベッドが傷つき、そのためベッドの表面に凹凸を生じることがある。このような凹凸が生じると、ハーフカット時においては、シートがこの凹凸に沿って撓み、一定したカット深さでハーフカットできないという不具合を招く。
【0006】
そこで、カッティング機構においてよく知られているように、カッタの刃の移動範囲と対向するように長溝を形成して、全カット時には、シートを貫通する刃先を、この長溝で受け入れるようにすることが考えられる。
【0007】
しかし、このような長溝を形成した場合には、カッタの刃がカッタの軸心に対して偏心して設けられ、かつ、シートのカット時には、刃の向かう方向が、カッタの軸心回りの回転によって常にシートをカットする方向に向くように構成されていることから、たとえば、図11に示すように、カッタ1がキャリッジの往復移動によってシート2をその幅方向に沿ってハーフカットするときの、刃先3と長溝4の開口部5との相対位置関係と、図12に示すように、カッタ1が搬送ローラの搬送によってシート2をその搬送方向に沿ってハーフカットするときの、刃先3と長溝4の開口部5との相対位置関係とが変化するため、シート2が長溝4の開口部5においてその幅方向に撓んでいる場合には、やはり、一定したカット深さでハーフカットできないという不具合を生じる。
【0008】
本発明は、上記した不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、確実なハーフカットを行なえながら、かつ全カットを行なってもベッドに傷がつくことがないカッティング装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、シートを搬送する搬送手段と、シートをカットするカット手段とを備え、前記カット手段は、カッタと、このカッタをシートの厚さ方向途中までをカットするハーフカット位置と、シートの厚さ方向を貫通してカットする全カット位置とに選択的に支持し、シートの搬送方向に略直交する方向に往復移動可能とされるカッタ支持手段とを備え、前記カッタは、前記カッタ支持手段によって軸心回りに回転可能に支持されるカッタ本体と、このカッタ本体の先端部において楔状に形成され、前記カッタ本体の軸心に対して偏心して設けられるカッタ刃とを有し、シートをカットする時には、前記カッタ本体の軸心回りの回転によって、前記カッタ刃の向かう方向が、常にシートをカットする方向に向くように構成されている、カッティング装置において、前記カッタとシートを挟んで対向する位置に、シートを受ける受け部材を設けるとともに、この受け部材に、前記カッタ支持手段の往復移動に伴って移動される前記カッタの移動範囲と対向するような長溝を、その長溝の開口幅が、前記カッタ刃が向かう方向における前記カッタ本体の厚さ以下となるように形成していることを特徴としている。
【0010】
このような構成によると、シートを全カットするときには、シートを貫通するカッタの刃先が長溝に受け入れられるため、受け部材が、刃先の当接によって傷付けられることがない。また、シートをハーフカットする場合において、シートをカットする方向を変更したときに、その変更に従ってカッタ本体の軸心回りの回転によってカッタ刃の向かう方向が変わり、そのため、刃先と長溝の開口との相対位置関係が変わっても、長溝の開口幅が、カッタ刃が向かう方向におけるカッタ本体の厚さ以下となるような狭い幅に形成されているので、シートの撓みが少なく、ほぼ一定したカット深さでハーフカットすることができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カッタが前記受け部材の前記長溝に沿ってカットする時に、前記カッタ刃の刃先が、実質的に前記長溝の開口部における幅方向中央に配置されることを特徴としている。
【0012】
カッタ刃の刃先が、実質的に長溝の開口部における幅方向中央に配置されていると、全カット時において刃先が長溝に受け入れられやすくなる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記カッタ本体の軸心に対して前記カッタ刃が偏心した時の前記刃先の偏心距離が、前記長溝の開口幅の2分の1以上であることを特徴としている。
【0014】
刃先の偏心距離を長溝の開口幅の2分の1以上とすることによって、カッタが長溝に沿ってカットする時には、刃先が、実質的に長溝の開口部における幅方向中央に配置されるのに対して、カッタがシートの搬送方向に沿ってカットする時には、カッタ本体の軸心回りの回転によって刃先の向きが搬送方向に向かった状態において、その刃先が、長溝の開口端縁か、それよりも長溝に対して幅方向外側に位置されるようになる。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、第1層および第2層からなる2層構造によって構成されるシートを搬送する搬送手段と、前記シートをカットするカット手段とを備え、前記カット手段は、前記シートに押圧されるカッタと、このカッタを前記シートの第1層までをカットするハーフカット位置と、第1層とともに第2層をもカットする全カット位置とに選択的に支持し、前記シートの搬送方向に略直交する方向に往復移動可能とされるカッタ支持手段とを備え、前記カッタは、前記カッタ支持手段によって軸心回りに回転可能に支持されるカッタ本体と、このカッタ本体の先端部において楔状に形成され、前記カッタ本体の軸心に対して偏心して設けられるカッタ刃とを有し、前記シートをカットする時には、前記カッタ本体の軸心回りの回転によって、前記カッタ刃の向かう方向が、常に前記シートをカットする方向に向くように構成されている、カッティング装置において、前記カッタと前記シートを挟んで対向する位置に、前記シートを受ける受け部材を設けて、この受け部材に、前記カッタ支持手段の往復移動に伴って移動される前記カッタの移動範囲と対向するような長溝を、その長溝の開口幅が、次式:
3 <(4EBh3 1 )/P
(L:長溝の開口幅、E:シートのヤング率、B:シートの幅、h:シートの厚さ、h1 :第2層の厚さ、P:シートに対するカッタの押圧荷重)
を満足するように形成するとともに、前記カッタが前記長溝に沿ってカットする時に、前記カッタ刃の刃先が、実質的に前記長溝の開口部の幅方向中央に配置されるようにしたことを特徴としている。
【0016】
このような構成によると、シートを全カットするときには、シートを貫通するカッタの刃先が長溝に受け入れられるため、受け部材が、刃先の当接によって傷付けられることがない。また、シートをハーフカットする場合において、シートをカットする方向を変更したときに、その変更に従ってカッタ本体の軸心回りの回転によってカッタ刃の向かう方向が変わり、そのため、刃先と長溝の開口部との相対位置関係が変わっても、長溝の開口幅が上記式を満足するように形成されていると、カッタの刃先が第2層を貫通することなく、かつ第1層を確実にカットすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のカッティング装置の一実施形態としてのカッティングプリンタ11の要部平面図、図2は、図1に示すカッティングプリンタ11の要部側断面図である。
【0018】
図1および図2において、このカッティングプリンタ11は、左右両側に配設される側壁9および10を持つケーシング12内に、シートとしてのロール紙13を回転自在に支持するためのロール支持部材14と、ロール紙13を搬送するための搬送手段としての搬送機構部15と、搬送機構部15によって搬送されるロール紙13をカットするカット手段としてのカッティング機構部16と、ロール紙13の搬送方向において、このカッティング機構部16の上流側に配設され、ロール紙13に所定の画像を形成するための画像形成機構部17とが設けられている。
【0019】
このロール紙13は、図3に示すように、表面が印刷可能とされ裏面に粘着剤が塗布された第1層としての粘着シート18と、この粘着シート18の裏面に貼り合わされる第2層としての離型紙19との2層構造によって構成されるタックシートが、筒20にロール状に巻回されたものである。図1に示すように、このロール紙13はケーシング12内の一側端部において、筒20を支持するロール支持部材14によって回転自在に支持されている。
【0020】
搬送機構部15は、図2に示すように、ロール紙13の下方に配設され、ロール紙13を送り出すための送り出しローラ23と、後述する画像形成機構部17の構成要素でもあるプラテンローラ24と、カッティング機構部16の下流側に配設される排出ローラ25とを備えている。送り出しローラ23は、ケーシング12に支持される揺動アーム26によって回転自在に支持されている。この揺動アーム26は、図示しないばねによって上向きに回動するように付勢されており、これによって、送り出しローラ23が常にロール紙13の外周面に当接されるように構成されている。
【0021】
また、排出ローラ25とロール紙13を挟んで対向する位置には、従動ローラ8が配設されている。この従動ローラ8は、ばねにより従動ローラ8を排出ローラ25に向かって押圧するように付勢する押さえ板7によって支持されている。
【0022】
そして、ケーシング12内に配設される第1駆動モータ21によって、この送り出しローラ23が、ケーシング12の側壁10の外側に設けられる第1ギヤ列22と、揺動アーム26に設けられる第2ギヤ列27と、これら第1ギヤ列22と第2ギヤ列27とを連結する伝動シャフト28とを介して、また、プラテンローラ24および排出ローラ25が、第1駆動モータ21から第1ギヤ列22を介して、それぞれ、ロール紙13を同一方向に搬送するように駆動される。
【0023】
また、画像形成機構部17は、図1および図2に示すように、ロール紙13の幅寸法にほぼ等しい長さを持つ、印字ヘッドとしてのライン型のサーマルヘッド44と、このサーマルヘッド44とロール紙13を挟んで対向するプラテンローラ24とを備えている。
【0024】
また、カッティング機構部16は、図2に示すように、カッタ支持手段としてのカッタユニット30と、このカッタユニット30が着脱自在に装着されるキャリッジ31とを備えている。また、カッタユニット30とロール紙13を挟んで対向する位置には、ロール紙13を受ける受け部材としての裁断ベッド29が設けられている。
【0025】
図1に示すように、キャリッジ31は、ケーシング12の両側壁9および10の外側に配設された1対のプーリ32および33に掛け渡されるエンドレス状のタイミングベルト34の1箇所に連結されている。図2に示すように、1対のプーリ32および33のうち、1つのプーリ32は、ケーシング12の側壁10の外側に配設された第2駆動モータ35によって、ベベルギヤなどを含む第3ギヤ列36を介して駆動される。これによって、キャリッジ31は、ロール紙13の搬送方向と略直交する方向(ロール紙13の幅方向)に往復移動される。
【0026】
また、図4に示すように、このキャリッジ31におけるカッタユニット30が装着される側の端部と反対側の端部には、その両端がケーシング12の両側壁9および10に支持されるメインガイドシャフト37を摺動可能に挿通している。また、カッタユニット30が装着される側の端部とメインガイドシャフト37が挿通される側の端部との間の途中部位には、メインガイドシャフト37と略平行に延びる補助ガイドシャフト38が摺動可能に挿通されている。図1にも示すように、この補助ガイドシャフト38の両端部は、ケーシング12の両側壁9および10に回動可能に設けられた1対の回動アーム39に支持されるとともに、補助ガイドシャフト38の一方の端部は、作動リンク40を介してソレノイド41の出力軸42に連結されている。そして、ソレノイド41がオン状態(励磁状態)のときには、カッタユニット30は、図示しないばねの付勢力によって、その下端側が裁断ベッド29の上面を押圧するように作動され、ソレノイド41がオフ状態(励磁されていない状態)のときには、ソレノイド41の出力軸42が進出し、作動リンク40および補助ガイドシャフト38を介してキャリッジ31のカッタユニット30が装着される側の端部を、メインガイドシャフト37を支点として上向きに回動させて、カッタユニット30の下端側が裁断ベッド29の上面から離れるように作動される。
【0027】
図5に示すように、カッタユニット30は、略円筒形状の大径とされたハウジング部52と、このハウジング部52より小径であって、このハウジング部52の下方に一体に形成されるカッタ挿入部53とを有している。カッタ挿入部53には、先端にカッタ43を持つ丸棒状のカッタ軸56が、カッタ挿入部53の上下に設けられるベアリング54および55を介して、軸心回りに回動可能に支持されている。また、このカッタ軸56は、ハウジング部52に設けられる昇降機構51によって、ロール紙13の厚さ方向を貫通して、粘着シート18とともに離型紙19をもカットする全カット位置と、ロール紙13の厚さ方向途中まで、すなわち、粘着シート18のみをカットするハーフカット位置とに選択的に支持されている。
【0028】
この昇降機構51はハウジング部52内に設けられており、大径の第1剛球57と小径の第2剛球58とが、剛球支持部材59の凹所に嵌め込まれ、突起66を有するカバー部材60によって、これら第1剛球57および第2剛球58が上方から覆われるとともに、カッタ軸56の上端面に、これら第1剛球57および第2剛球58が選択的に当接するように構成されている。カバー部材60には、その上方から調節ねじ61が当接されており、この調節ねじ61による押圧によって、第1剛球57および第2剛球58が固定されるとともに、その高さが調節される。また、剛球支持部材59は、平面視略矩形板状であって、その両端部をハウジング部52の両側壁に形成された開口孔62および63から外側へ突出するように形成されている。また、カバー部材60の両側には、下方に向かって湾曲状に延びる1対の弾性ばね片64および65の一端が当接しており、この弾性ばね片64および65の他端は、ハウジング部52の底壁を押圧するように当接している。
【0029】
そして、大径の第1剛球57がカッタ軸56の上端面を押圧しているときには、カッタ43は、カッタ挿入部53から粘着シート18とともに離型紙19をもカットする全カット位置まで降下した状態となり、一方、図5には示されないが、小径の第2剛球58がカッタ軸56の上端面を押圧するように切り換わると、カッタ43は、大径の第1剛球57から小径の第2剛球58に当接する分だけ上昇し、粘着シート18のみをカットするハーフカット位置に上昇した状態となる。この全カット位置とハーフカット位置との切り換えは、ハウジング部52の両側壁に形成された開口孔62および63から外側へ突出する剛球支持部材59の端部を、反対側の端部に向かって押圧することによって、剛球支持部材59をスライドさせて、これによって、カッタ軸56の上端面に対し、大径の第1剛球57および小径の第2剛球58を選択的に当接させることによって行なわれる。なお、剛球支持部材59のスライドは、調節ねじ61がカバー部材60の突起66を乗り越えることによって行なわれるので、そのために必要な押圧力が加えられないときには、この調節ねじ61および突起66によって、剛球支持部材59のスライドが規制される。
【0030】
また、図6に示すように、カッタ軸56の先端に設けられるカッタ43は、カッタ軸56に連結され、このカッタ軸56とともに軸心回りに回動される丸棒状のカッタ本体71と、このカッタ本体71の先端部において一体に形成されるカッタ刃72とを有している。カッタ刃72は、楔状をなし、その刃先73がカッタ本体71の軸心74に対して偏心距離75で示される分だけ偏心するように形成されている。これによって、ロール紙13をカットする時には、カッタ本体71がカットするロール紙13の抵抗によって回転し、カッタ刃71の向かう方向が、常にロール紙13をカットする方向、つまりカッタ43の進行方向(矢印76で示す方向)を向くように構成される。
【0031】
そして、本実施形態においては、図1に示すように、カッタユニット30とロール紙13を挟んで対向する裁断ベッド29に、ロール紙13の幅方向に延びる長溝77が形成されている。この長溝77は、キャリッジ31の往復移動に伴って移動されるカッタ43の移動範囲と対向するように形成されており、図7で示されるように、その開口部78のロール紙13の搬送方向における開口幅79が、カッタ刃72が向かう方向におけるカッタ本体71の厚さ80以下となるように形成されている。そして、図8に示すように、カッタユニット30は、キャリッジ31の往復移動によって、ロール紙13をその幅方向にカットする時、つまり、カッタ43が裁断ベッド29の長溝77に沿ってカットする時に、カッタ刃72の刃先73が、実質的に長溝77の開口部78における幅方向中央に位置するように配置される。また、図7に示すように、本実施形態においては、上記した刃先73の、カッタ本体71の軸心74に対する偏心距離75が、長溝77の開口幅79の2分の1以上とされている。
【0032】
次に、このように構成されたカッティングプリンタ11の動作について説明する。まず、ロール支持部材14によって支持されているロール紙13の先端を画像形成機構部17の近傍に位置させておき、図示しない電源を投入する。そうすると、図示しないコンピュータなどの外部装置もしくはカッティングプリンタ11内で予め作成された文字、記号および図形などの画像データが、カッティングプリンタ11内の図示しないメモリに伝達される。そして、印刷開始の指令を受けると、第1駆動モータ21が正回転され、送り出しローラ23、プラテンローラ24および排出ローラ25が、ロール紙13を正方向に搬送するように回転される。これによって、ロール紙13の先端が画像形成機構部17、すなわち、サーマルヘッド44とプラテンローラ24との間に進入される。進入されてきたロール紙13には、サーマルヘッド44の発熱素子が駆動されることによって、所定の画像が形成される。そして、所定の画像が形成されたロール紙13は、次いで、カッティング機構部16に搬送される。
【0033】
カッティング機構部16に搬送されたロール紙13は、たとえば、所定の画像が形成された部分を囲むようにしてハーフカットされた後に全カットされる。すなわち、ハーフカット時においては、まず、カッタ43を、昇降機構51によって、粘着シート18のみをカットするハーフカット位置で支持させる。ハーフカット位置で支持させるには、キャリッジ31をロール紙13の幅方向外側のケーシング12の一方の側壁9まで移動させて、この側壁9によって剛球支持部材59の一方の端部を押圧する。これによって、剛球支持部材59をスライドさせて、前述したようにカッタ43を全カット位置からハーフカット位置に切り換える。そして、ハーフカットの開始位置において、ソレノイド41がオン状態とされ、カッタユニット30がロール紙13に向かって降下する。次いで、第1駆動モータ21を正回転および逆回転させて、ロール紙13を正方向および逆方向に搬送させることによって、粘着シート18を搬送方向に沿ってカットする。このとき、カッタ43のカッタ刃72は、ロール紙13の搬送方向に向かっている。なお、この状態は図7に示される。また、このようなロール紙13の搬送方向に沿ったハーフカットとともに、第2駆動モータ35を正回転および逆回転させて、キャリッジ31をロール紙13の幅方向に往復移動させることによって、粘着シート18をロール紙13の幅方向に沿ってカットする。このとき、カッタ43のカッタ刃72は、カッタ本体71の回転によってロール紙13の幅方向に向かっている。なお、この状態は図8に示される。さらに、第1駆動モータ21の正回転および逆回転と、第2駆動モータ35の正回転および逆回転が同時に行なわれると、粘着シート18は搬送方向に対して斜め状や円弧状にカットされる。つまり、このようにして、第1駆動モータ21と第2駆動モータ35とを相対的に駆動させることによって、ロール紙13における所定の画像が形成された部分が、矩形状あるいは楕円状などの任意の形状にハーフカットされる。
【0034】
次に、ロール紙13の幅方向に全カットするには、まず、ソレノイド41をオフ状態として、カッタユニット30をロール紙13から離した状態とし、次いでキャリッジ31をロール紙13の幅方向外側であって、ケーシング12の他方の側壁10まで移動させて、この側壁10によって剛球支持部材59の他方の端部を押圧する。これによって、剛球支持部材59をスライドさせて、前述したようにカッタ43をハーフカット位置から全カット位置に切り換える。そして、再びソレノイド41をオン状態として、カッタユニット30をロール紙13に向かって降下させ、第2駆動モータ35を正回転および逆回転させて、キャリッジ31をロール紙13の幅方向に往復移動させることによって、ロール紙13をその幅方向に沿って全カットする。このとき、図9に示すように、カッタ43のカッタ刃72が、ロール紙13を貫通して裁断ベッド29の長溝77に受け入れられた状態で、ロール紙13が全カットされる。
【0035】
このような構成によると、ロール紙13を全カットするときには、ロール紙13を貫通するカッタ43の刃先72が長溝77に受け入れられるため、裁断ベッド29が、刃先72の当接によって傷付けられることがない。また、ロール紙13をハーフカットする場合において、ロール紙13をカットする方向を変更したときに、その変更に従ってカッタ本体71の軸心回りの回転によってカッタ刃72の向かう方向が変わり、そのため、刃先73と長溝77の開口部78との相対位置関係が変わっても、長溝77の開口幅79が、カッタ刃72が向かう方向におけるカッタ本体71の厚さ80以下となるような狭い幅に形成されているので、ロール紙13の撓みが少なく、ほぼ一定したカット深さでハーフカットすることができる。したがって、確実なハーフカットを達成できる。
また、カッタ刃72の刃先73が、実質的に長溝77の開口部78における幅方向中央に配置されていることから、全カット時においては、刃先73が長溝77に受け入れられやすく、そのため、確実な全カットを行なうことができる。
【0036】
さらに、本実施形態においては、刃先73のカッタ本体71の軸心74に対する偏心距離75が、長溝77の開口幅79の2分の1以上とされているため、カッタ43がロール紙13の搬送方向に沿ってカットする時には、カッタ本体71の軸心回りの回転によって刃先73の向きが搬送方向に向かった状態において、その刃先73が、長溝77の開口端縁か、それよりも長溝77に対して長溝77の幅方向外側に位置されるようになる。そのため、シートの搬送方向における確実なハーフカットを達成することができる。
【0037】
また、以上の実施形態では、長溝77の開口幅79を、カッタ刃72が向かう方向におけるカッタ本体71の厚さ80以下となるように形成したが、その開口幅79を、次式(1):
3 <(4EBh3 1 )/P (1)
(L:長溝の開口幅、E:ロール紙のヤング率、B:ロール紙の幅、h:ロール紙の厚さ、h1 :離型紙の厚さ、P:ロール紙に対するカッタの押圧荷重)
を満足するように形成してもよい。
【0038】
この式(1)は、カット刃72が、ロール紙13の幅方向をカットする方向に向いているときのロール紙13の撓み量fx と、カット刃72が、ロール紙13の搬送方向をカットする方向に向いているときのロール紙13の撓み量fY とから導くことができる。
【0039】
すなわち、ロール紙13の搬送方向および幅方向のハーフカット時において、粘着シート19を貫通して、かつ離型紙19を貫通しないようにハーフカットするためには、カット刃72が、ロール紙13の幅方向をカットする方向に向いているときのロール紙13の撓み量fx から、カット刃72が、ロール紙13の搬送方向をカットする方向に向いているときのロール紙13の撓み量fY を差し引いた値が、離型紙19の厚さよりも小さくなることが条件とされる。この条件は、次式(2)で表わすことができる。
【0040】
x −fY <h1 (2)
また、図10に示すように、長溝77の開口部78において、その幅方向の両端縁に支持されるロール紙13がカッタ43によって押圧されたときの撓み量は、一般に次式(3)で与えられる。
【0041】
f=4Pa2 2 /EBh3 L (3)
(a:カッタの刃先から一方の開口端縁までの距離、b:カッタの刃先から他方の開口端縁までの距離、その他の記号は、式(1)と同じ)
そして、カット刃72が、ロール紙13の幅方向に沿ってカットする方向に向いているときは、カッタ刃72の刃先73が、実質的に長溝77の開口部78における幅方向中央に位置するように配置されているので、式(3)中、a=b=L/2となり、その撓み量fX は、次式(4)で与えられる。
【0042】
X =PL3 /4EBh3 (4)
一方、カット刃72が、ロール紙13の搬送方向に沿ってカットする方向に向いているときに、カッタ刃72の刃先73が、長溝77の開口部78の端縁に配置されているとすると、式(3)中、a=L、b=0またはa=0、b=Lとなり、その撓み量fY は、
Y =0 (5)
となる。したがって、式(2)に式(4)および式(5)を代入することにより、上記式(1)が与えられる。
【0043】
このような式(1)を満足するような開口幅78で長溝77を形成すると、カッタ43の刃先73が離型紙19を貫通することなく、かつ粘着シート18を確実にカットすることができ、確実なハーフカットを達成できる。
【0044】
なお、本実施形態においては、カッタ本体71は丸棒状に形成されているが、本発明においては、その形状は特に限定されず偏平状であってもよい。したがって、長溝77の開口幅79は、少なくともカッタ刃72が向かう方向における厚さ80以下であればよく、カッタ刃72が向かう方向と直交する方向の厚さより広く形成されていてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、長溝の開口幅を、カッタ刃が向かう方向におけるカッタ本体の厚さ以下となるような狭い幅に形成したので、シートの撓みが少なく、そのため、カッタ本体の軸心回りの回転によってカッタ刃の向かう方向が変わり、刃先と長溝の開口との相対位置関係が変わっても、ほぼ一定したカット深さでハーフカットすることができる。したがって、確実なハーフカットを達成できる。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、カッタ刃の刃先が、実質的に長溝の開口部における幅方向中央に配置されるので、全カット時において刃先が長溝に受け入れられ易くなる。そのため、確実な全カットを行なうことができる。
請求項3に記載の発明によれば、カッタがシートの搬送方向に沿ってカットする時には、カッタの刃先が、長溝の開口端縁か、それよりも長溝に対して幅方向外側に位置されるようになる。そのため、シートの搬送方向における確実なハーフカットを達成することができる。
【0047】
請求項4に記載の発明によれば、長溝の開口幅を、特定の式を満足するように形成したことによって、ハーフカット時においては、カッタの刃先は第2層を貫通することなく、かつ確実に第1層をカットする。したがって、確実なハーフカットを達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッティング装置の一実施形態としてのカッティングプリンタの要部平面図である。
【図2】図1に示すカッティングプリンタの要部側断面図である。
【図3】図1に示すカッティングプリンタに使用されるロール紙の斜視図である。
【図4】図1に示すカッティングプリンタのカッティング機構部を示す要部側断面図である。
【図5】カッタユニットの昇降機構を示す要部側断面図である。
【図6】カッタによってハーフカットする状態を示す要部拡大断面図である。
【図7】ロール紙を、その幅方向にハーフカットする状態を示す、要部拡大断面図である。
【図8】ロール紙を、その搬送方向にハーフカットする状態を示す、要部拡大断面図である。
【図9】ロール紙を、その幅方向にフルカットする状態を示す、要部拡大断面図である。
【図10】式(1)を導くための記号が示されている、カッタ刃および長溝の要部拡大断面図である。
【図11】ロール紙を、その幅方向にハーフカットする従来の例を示す、要部拡大断面図である。
【図12】ロール紙を、その搬送方向にハーフカットする従来の例を示す、要部拡大断面図である。
【符号の説明】
11 カッティングプリンタ
13 ロール紙
15 搬送機構部
16 カッティング機構部
18 粘着シート
19 離型紙
29 裁断ベッド
30 カッタユニット
31 キャリッジ
43 カッタ
71 カッタ本体
72 カッタ刃
75 刃先の偏心距離
77 長溝
79 開口幅
80 カッタ本体の厚さ

Claims (4)

  1. シートを搬送する搬送手段と、シートをカットするカット手段とを備え、
    前記カット手段は、カッタと、このカッタをシートの厚さ方向途中までをカットするハーフカット位置と、シートの厚さ方向を貫通してカットする全カット位置とに選択的に支持し、シートの搬送方向に略直交する方向に往復移動可能とされるカッタ支持手段とを備え、
    前記カッタは、前記カッタ支持手段によって軸心回りに回転可能に支持されるカッタ本体と、このカッタ本体の先端部において楔状に形成され、前記カッタ本体の軸心に対して偏心して設けられるカッタ刃とを有し、シートをカットする時には、前記カッタ本体の軸心回りの回転によって、前記カッタ刃の向かう方向が、常にシートをカットする方向に向くように構成されている、カッティング装置において、
    前記カッタとシートを挟んで対向する位置に、シートを受ける受け部材を設けるとともに、この受け部材に、前記カッタ支持手段の往復移動に伴って移動される前記カッタの移動範囲と対向するような長溝を、その長溝の開口幅が、前記カッタ刃が向かう方向における前記カッタ本体の厚さ以下となるように形成していることを特徴とする、カッティング装置。
  2. 前記カッタが前記受け部材の前記長溝に沿ってカットする時に、前記カッタ刃の刃先が、実質的に前記長溝の開口における幅方向中央に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のカッティング装置。
  3. 前記カッタ本体の軸心に対して前記カッタ刃が偏心した時の前記刃先の偏心距離が、前記長溝の開口幅の2分の1以上であることを特徴とする、請求項2に記載のカッティング装置。
  4. 第1層および第2層からなる2層構造によって構成されるシートを搬送する搬送手段と、前記シートをカットするカット手段とを備え、
    前記カット手段は、前記シートに押圧されるカッタと、このカッタを前記シートの第1層までをカットするハーフカット位置と、第1層とともに第2層をもカットする全カット位置とに選択的に支持し、前記シートの搬送方向に略直交する方向に往復移動可能とされるカッタ支持手段とを備え、
    前記カッタは、前記カッタ支持手段によって軸心回りに回転可能に支持されるカッタ本体と、このカッタ本体の先端部において楔状に形成され、前記カッタ本体の軸心に対して偏心して設けられるカッタ刃とを有し、前記シートをカットする時には、前記カッタ本体の軸心回りの回転によって、前記カッタ刃の向かう方向が、常に前記シートをカットする方向に向くように構成されている、カッティング装置において、
    前記カッタと前記シートを挟んで対向する位置に、前記シートを受ける受け部材を設けて、この受け部材に、前記カッタ支持手段の往復移動に伴って移動される前記カッタの移動範囲と対向するような長溝を、その長溝の開口幅が、
    次式:
    3 <(4EBh3 1 )/P
    (L:長溝の開口幅、E:シートのヤング率、B:シートの幅、h:シートの厚さ、h1 :第2層の厚さ、P:シートに対するカッタの押圧荷重)
    を満足するように形成するとともに、
    前記カッタが前記長溝に沿ってカットする時に、前記カッタ刃の刃先が、実質的に前記長溝の開口部の幅方向中央に配置されるようにしたことを特徴とする、カッティング装置。
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