JP3939623B2 - ステアリングロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等に用いられるステアリングロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−225922号公報
【0003】
従来、車両等の盗難防止を目的として、ステアリングを回すことができないようにステアリングシャフトをロックするためのステアリングロック装置が広く用いられている。
【0004】
このステアリングロック装置は、例えば亜鉛製のボディを備えている。ボディの前端側には、シリンダインナを回動可能に有するシリンダ錠が収容保持されている。シリンダ錠のシリンダインナの後端には、カム部を有するカムシャフトが連結されており、このカムシャフトはシリンダインナにキーを挿入して回動させることにより一緒に回動するようになっている。
【0005】
また、前記ボディ内には、ロックシャフトがボディ外面から出没可能に収納されている。シリンダ錠のシリンダインナの回動位置がロック位置にあるとき、ロックシャフトはスプリング等の付勢手段により付勢されてシャフト先端がボディから突出し、この突出したシャフト先端がステアリングシャフトの凹部に入り込むことによりステアリングシャフト(すなわちステアリング)がロックされることになる。
【0006】
一方、キーによりシリンダインナをロック位置から他の位置(例えばACC位置)に回動させると、これに伴ってカム部を有するカムシャフトも回動し、カム部が前記付勢手段の付勢力に抗してロックシャフトを押し下げることによりシャフト先端がボディ内に没し、これによりステアリングシャフトの凹部に対するロックシャフトの係合が解除されて、ステアリングシャフト(すなわちステアリング)を回動させることができるようになる。
【0007】
一般に上記構成を有するステアリングロック装置において、例えば前記特許文献1には、盗難を目的としてシリンダ錠がボディから抜かれたり、あるいは、ボディが破壊されたときに、ボディ内面からロックピンが突出してカムシャフトの凹部に係合することでカムシャフトを回動不能な状態にし、これによりステアリングシャフトのロックを解除できないようにしたものが記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1に記載のステアリングロック装置では、例えばボディが破壊されてその前側部が外されたときに、ボディの破断開口部においてボディ中心孔の内壁面とカム外周部との間の隙間から前記ロックピンに攻撃を加えることも可能であり、カムシャフトのロック(すなわちステアリングシャフトのロック)が完全ではないという問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、前記問題を解決するために本発明は、シリンダ錠のシリンダインナの回動位置がロック位置にあるときにステアリングシャフトの回動を阻止するロックシャフトと、前記シリンダ錠を収容保持するとともに、前記ロックシャフトを前記ステアリングシャフトに対して出没可能に収納するボディと、前記シリンダインナの回動に応じて回動し、前記ロックシャフトを出没動作させるカム部を有するカムシャフトと、前記ロックシャフトに係合して前記ロックシャフトのロック状態を維持し、付勢手段により前記ロックシャフト側に係合する方向に付勢される阻止部材と、前記ボディの前側部に取り付けられて前記阻止部材が前記ロックシャフトに係合するのを阻止し、前記シリンダ錠を含む前記ボディの前側部又は前記シリンダ錠が取り外されることにより前記阻止部材の前記ロックシャフト側への移動を許容する規制部材と、を備えたステアリングロック装置であって、
前記ロックシャフトには前記カムシャフトのカム部が係合する操作部が設けられ、前記操作部の一部が膨出部として形成されており、前記ボディの前側部が破断により取り外されたときに形成される破断開口部又は前記シリンダ錠が取り外されたときに形成される前記ボディの端面の開口部からの前記阻止部材に対する直線的な操作を遮る遮蔽部を前記操作部の膨出部で構成したことを特徴とする。
この構成によれば、操作部の膨出部によって構成される遮蔽部によって阻止部材に対する直線的な操作が遮られるので、阻止部材を不正に操作してロックシャフトとの係合を解除することができず、これによりロックシャフトがアンロック側へ操作されるのを確実に防止することができる。
【0010】
本発明のステアリングロック装置において、前記ボディには、前記前側部が破断して外れやすくするための破断溝部が形成されていてもよい。
このようにすれば、不正な攻撃が加えられたときに破断溝部を形成した所望位置でボディを破壊させることができ、装置全体が外されてステアリングロックが解除されてしまうのを防止できる。
【0011】
また、本発明のステアリングロック装置において、前記ボディの内面を内側に膨出させた膨出部が前記遮蔽部をさらに構成してもよいし、前記カムシャフトに設けられたフランジ部が前記遮蔽部をさらに構成してもよい。
このようにすれば、ボディ内面の膨出部やフランジ部によっても阻止部材への不正な操作を防止できる。
【0012】
また、本発明のステアリングロック装置において、前記阻止部材は、一端側が軸支され、他端側には前記ロックシャフトに係合してアンロック側への移動を規制する規制凸部を形成し、前記ロックシャフトと前記規制凸部との係合位置が前記阻止部材の軸支点よりも前記ロックシャフト側になるようにしてもよい。
このようにすれば、ロックシャフトに阻止部材が係合した状態でロックシャフトをアンロック側へ不正に操作しようとしたとき、阻止部材がロックシャフト側へ移動するように力が作用するので、ロックシャフトと阻止部材との係合が外れることがない。
【0013】
さらに、本発明のステアリングロック装置において、前記カムシャフトには、前記ロック位置で前記ロックシャフトに係合して前方側への抜けを防止するための係合段部を設けてもよい。
このようにすれば、ロック位置においてカムシャフトを引き抜くことができず、カムシャフトが存在すること自体で阻止部材への不正操作を防止する効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態であるステアリングロック装置10の縦断面図、図2はステアリングロック装置10の横断面図である。なお、図1(図3,4,7,8でも同様)では、便宜上、シリンダ錠側を「前」、イグニッションスイッチ側を「後」という。
【0015】
ステアリングロック装置10は、例えば亜鉛製一体成形品であるボディ12を備えている。ボディ12は、長手方向に貫通する内腔を有している。そのボディ12の前側部14の内腔には、シリンダ錠16が収容保持されている。シリンダ錠16は、略円筒状のシリンダアウタ18と、その内部に回動可能に収納された略円柱状のシリンダインナ20とからなる。
【0016】
シリンダインナ20内には、例えば金属板からなる複数のタンブラ(図示せず)が軸方向に間隔を置いて配置されている。シリンダインナ20のキー穴に正規キーが挿入されていないとき(すなわちシリンダインナ20の回動位置がロック位置であるとき)、前記各タンブラの端部はシリンダインナ20の外周面から突出してシリンダアウタ18の内周面に形成された凹部に係合しており、これによりシリンダアウタ18内でのシリンダインナ20の回動が阻止されたロック状態になっている。
【0017】
一方、シリンダインナ20のキー穴に正規キーが挿入されると、前記各タンブラの端部がシリンダインナ20の内部に没入してシリンダアウタ18の内面の凹部との係合が外れる。これにより、シリンダインナ20は、キーの回動操作によってシリンダアウタ18内でロック位置から他の回動位置(例えば、ACC位置やスタート位置)に回動可能になる。
【0018】
シリンダインナ20の後端面には、略太鼓状横断面を有する連結シャフト22が突設されている。連結シャフト22は、カムシャフト24の前端部に形成された略太鼓状横断面の連結穴に挿入されてカムシャフト24に連結されている。これにより、カムシャフト24は、シリンダインナ20の回動に応じて一緒に回動すると共に、シリンダ錠16が取り外されたときに連結シャフト22が連結穴から抜けることによってシリンダインナ20と分離されるようになっている。
【0019】
シリンダインナ20とカムシャフト24の連結部にほぼ対応する位置においてボディ12の外周部には、破断溝部13が形成されている。このように破断溝部13を設けたことによって、ステアリングロック装置10に不正な攻撃が加えられたときに破断溝部13を形成した所望位置でボディ12が破断して前側部14が外れやすくしてある。
【0020】
カムシャフト24は、ボディ12の内腔を貫通してボディ12の後端部まで延びている。また、カムシャフト24は、略扇形状断面を有するカム部26と、このカム部26に隣接して一体または別体に設けられたフランジ部28とを有している。フランジ部28は、ボディ12の内腔よりも若干小さい直径を有していてボディ12の内腔をほぼ塞いだ状態になっており、後述するように遮蔽部を構成することになる。
【0021】
ボディ12の長手方向の略中央部には、ロックシャフト30がボディ12から出没移動可能に収納されている。ボディ12の内部に位置するロックシャフト30の端部には、カムシャフト24が回動したときにカム部26が係合することになる傾斜面32を有する操作部34が一体に組み付けてあり、この操作部34はロックシャフト30の一部を構成すると考えることもできる。また、操作部34は、その一部が断面矩形状に膨出した膨出部35としてあり、この膨出部35が後述する遮蔽部を構成する。操作部34の下方には、ボディ12の開口部が形成されているが、この開口部は破壊が困難な例えば鉄製のリッド36で塞がれている。このリッド36は、例えばローレットピンなどによってボディ12に固定されている。
【0022】
操作部34とリッド36との間にはスプリング38が配置されている。ロックシャフト30は、操作部34を介してスプリング38により常にロック側に付勢されている。シリンダ錠16のシリンダインナ20の回動位置がロック位置にあるとき、カム部26の扇状部は操作部34の傾斜面32に係合しておらず、この状態ではロックシャフト30はスプリング38によって付勢されていることによりそのシャフト先端がボディ12から突出している。この突出したシャフト先端がステアリングシャフト(図示せず)に形成された凹部内に係合しており、これによりステアリングシャフトの回動が阻止されてステアリングがロックされた状態になっている。
【0023】
一方、挿入されたキーの回動操作によってシリンダインナ20がロック位置から他の回動位置(例えばACC位置)へ回動されると、これに伴ってカムシャフト24も回動して図2においてカム部26が時計回り方向に回動する。これにより、カム部26の扇状部が操作部34の傾斜面32に係合して、操作部34をスプリング38の付勢力に抗して押し下げる。その結果、操作部34と共にロックシャフト30も移動することによりシャフト先端がボディ12内に没入して、ステアリングシャフトの凹部との係合が外れ、ステアリングシャフトが回動可能な状態になってステアリングのロックが解除されることになる。
【0024】
カムシャフト24には、シリンダインナ20がロック位置にあるときにロックシャフト30に引っ掛かって係合するような係合段部25と、係合段部25を形成する切欠部25aとが設けられている。この係合段部25によってカムシャフト24の前方側への抜けが防止されている。
【0025】
操作部34の側方には、ロックプレート(阻止部材)40が配置されている。ロックプレート40は、一端側がピン42によって軸支され、他端側の側面には操作部34を介してロックシャフト30に間接的に係合してロックシャフト30のアンロック側への移動を規制することによりロック状態を維持する規制凸部44が形成されている。ロックプレート40は、付勢手段であるねじりスプリング46によってロックシャフト30側に係合する方向に付勢されているが、通常は規制凸部44がロックシャフト30に係合するのを阻止するようにプレート(規制部材)48によってロックシャフト30側への回動が規制されている。なお、規制部材は、プレートに限らず、他の形状(例えば棒状)のものであってもよい。
【0026】
プレート48は、図3に示すように、ロックプレート40からボディ12内部を前方に延びており、その先端のフック状部がボディ12の前側部14に引っ掛けられて取り付けられている。なお、ロックプレート40を付勢する付勢手段はねじりスプリング46に限らず、圧縮バネやゴムなどの他の弾性部材であってもよい。
【0027】
また、ボディ12の内部には、図3に示すように、ボディ内面を内側に膨出させてロックプレート40を覆い隠すようにした膨出部11が設けてあり、この膨出部11もまた後述するように遮蔽部を構成する。
【0028】
ボディ12の後端にはイグニッションスイッチ50が取り付けられており、カムシャフト24の後端部がイグニッションスイッチ50の内部まで延びている。
【0029】
次に、上記構成からなるステアリングロック装置10において、盗難を目的として不正な攻撃が加えられたときの動作について説明する。
ステアリングロック装置10に不正な攻撃が加えられると、ボディ12には破断溝部13が形成されているために、図4に示すように、ボディ12は破断溝部13の位置で破断して、シリンダ錠16を含む前側部14が外される可能性が高い。このようにボディ12が破断溝部13の位置で破断して前側部14が比較的取り外されやすくしたことで、装置10全体が外されてステアリングロックが解除されてしまうのを防止できる。
【0030】
ボディ12が破断溝部13で破断して前側部14が取り外されることによってボディ12にはカムシャフト24の端部が露出した破断開口部52が形成される。また、ボディ12の前側部14が取り外されると、これに伴って前側部14に取り付けたプレート48がボディ12から引き抜かれる。すると、図5,6に示すように、プレート48よる規制が解除されたロックプレート40は、ロックシャフト側への移動が許容されるので、ねじりスプリング46の付勢力によって回動してロックシャフト30および操作部34の側面に当接する。これにより、ロックプレート40の規制凸部44が操作部34の下面34aの下に入り込み、規制凸部44が操作部34と係合可能になる。その結果、ロックシャフト30は、規制凸部44の係合によって没入動作を規制されるので、シャフト先端がボディ12から突出したロック状態に保持される。また、ロックシャフト30と一体になった操作部34のアンロック側への移動も規制されることで、カム部26及び切欠部25aが操作部34に当接することによってカムシャフト24の回動も阻止される。したがって、破断開口部52においてカムシャフト24を回動させようとしてもすることができない。
【0031】
ロックプレート40がロックシャフト30に係合したとき、ロックシャフト30の操作部34と規制凸部44との係合位置がロックプレート40の軸支点(すなわちピン42の位置)よりもロックシャフト30側になるように構成してある。これにより、ロックシャフト30にロックプレート40が係合した状態でロックシャフト30をアンロック側へ不正に操作しようとしたとき、ロックプレート40がロックシャフト30側へ移動するように力が作用するので、ロックシャフト30とロックプレート40との係合が外れることがない。
【0032】
図4に示すように、ボディ12内には、ボディ12の内腔をほぼ塞いでいるカムシャフト24のフランジ部28と、ロックプレート40を覆い隠すように設けられたボディ12内面の膨出部11とが設けられている。これらのフランジ部28や膨出部11は、破断開口部52からのロックプレート40に対する直線的な操作を遮る遮蔽部を構成する。また、図7に示すように、操作部34の一部をなす膨出部35も同様に破断開口部52からのロックプレート40に対する直線的な操作を遮る遮蔽部を構成する。これらのフランジ部28、膨出部11および膨出部35があることによって、ロックプレート40を不正に操作してロックシャフト30との係合を解除することができず、これによりロックシャフト30がアンロック側へ操作されるのを確実に防止することができる。
【0033】
また、図7に示すように、カムシャフト24の回動位置がロック位置にある状態でカムシャフト24の係合段部25がロックシャフト30に係合している。ロックプレート40によってロックシャフト30のアンロック側(すなわち下側)への移動が阻止されると、カムシャフト24も操作部34によって回動が阻止されるために係合段部25の係合が解除されないので、カムシャフト24を前方側へ引き抜くことができず、カムシャフト24の存在自体でロックプレート40への不正操作を防止する効果がある。もし仮に、カムシャフト24を引き抜くことができたとしても、操作部34の膨出部35によって破断開口部52からのロックプレート40に対する直線的な操作が遮られるので、ロックプレート40を不正に操作してロックシャフト30との係合を解除することができない。
【0034】
なお、上述したステアリングロック装置10では、カムシャフト24のフランジ部28、ボディ12の内面の膨出部11、および、操作部34の膨出部35を遮蔽部として併用したが、少なくともいずれか1つだけを遮蔽部として用いてもよい。
【0035】
次に、図8を参照して上記ステアリングロック装置10の変形例について説明する。
盗難を目的としたステアリングロック装置への不正な攻撃では、ボディ12が破断溝部13の位置で破断されるのではなく、ボディ12からシリンダ錠16が抜き取られることも考えられる。この場合においてもプレート48がシリンダ錠16と共に引き抜かれてロックプレート40が作動するように、シリンダインナ20の後部にフランジ部21を設けると共に、このフランジ部21に引っ掛かるようするための折り曲げ部49をプレート48の先端に設けたものである。この変形例では、ボディ12からシリンダ錠16が抜き取られたときにボディ12の前端面に開口部が形成されることになるが、この場合もまたカムシャフト24のフランジ部28、ボディ12内面の膨出部11および操作部34の膨出部35が遮蔽部となって開口部からのロックプレート40に対する不正な操作を防止することができる。
【0036】
この変形例では、シリンダインナ20のフランジ部21に切り欠き部23を形成しておき、シリンダ錠16をボディ12に装着するときには前記切り欠き部23でプレート48の折り曲げ部49を逃げるようにシリンダインナ20をロック位置以外の例えばACC位置に回動させた状態でシリンダ錠16を装着した後、シリンダインナ20をロック位置へと回動させて組み付けを行なう。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明のステアリングロック装置によれば、カムシャフトのカム部が係合するロックシャフトの操作部に設けた膨出部で構成された遮蔽部によって阻止部材に対する直線的な操作が遮られるので、阻止部材を不正に操作してロックシャフトとの係合を解除することができず、これによりロックシャフトがアンロック側へ操作されるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ステアリングロック装置の縦断面図。
【図2】 ステアリングロック装置の横断面図。
【図3】 ステアリングロック装置の切断位置が異なる縦断面図。
【図4】 ボディ前側部が外された状態を示すステアリングロック装置の縦断面図。
【図5】 ロックプレートが作動した状態を示すステアリングロック装置の横断面図。
【図6】 ロックプレートが作動した状態を示すステアリングロック装置の切断位置が異なる横断面図。
【図7】 ボディ前側部が外された状態のステアリングロック装置の縦断面図。
【図8】 ステアリングロック装置の変形例の縦断面図。
【符号の説明】
10…ステアリングロック装置、12…ボディ、13…破断溝部、14…前側部、16…シリンダ錠、18…シリンダアウタ、20…シリンダインナ、24…カムシャフト、26…カム部、28…フランジ部、30…ロックシャフト、34…操作部、38…スプリング、40…ロックプレート(阻止部材)、42…ピン、44…規制凸部、46…ねじりスプリング(付勢手段)、48…プレート(規制部材)。
Claims (6)
- シリンダ錠のシリンダインナの回動位置がロック位置にあるときにステアリングシャフトの回動を阻止するロックシャフトと、前記シリンダ錠を収容保持するとともに、前記ロックシャフトを前記ステアリングシャフトに対して出没可能に収納するボディと、前記シリンダインナの回動に応じて回動し、前記ロックシャフトを出没動作させるカム部を有するカムシャフトと、前記ロックシャフトに係合して前記ロックシャフトのロック状態を維持し、付勢手段により前記ロックシャフト側に係合する方向に付勢される阻止部材と、前記ボディの前側部に取り付けられて前記阻止部材が前記ロックシャフトに係合するのを阻止し、前記シリンダ錠を含む前記ボディの前側部又は前記シリンダ錠が取り外されることにより前記阻止部材の前記ロックシャフト側への移動を許容する規制部材と、を備えたステアリングロック装置であって、
前記ロックシャフトには前記カムシャフトのカム部が係合する操作部が設けられ、前記操作部の一部が膨出部として形成されており、前記ボディの前側部が破断により取り外されたときに形成される破断開口部又は前記シリンダ錠が取り外されたときに形成される前記ボディの端面の開口部からの前記阻止部材に対する直線的な操作を遮る遮蔽部を前記操作部の膨出部で構成したことを特徴とするステアリングロック装置。 - 前記ボディには、前記前側部が破断して外れやすくするための破断溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
- 前記ボディの内面を内側に膨出させた膨出部が前記遮蔽部をさらに構成することを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングロック装置。
- 前記カムシャフトに設けられたフランジ部が前記遮蔽部をさらに構成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のステアリングロック装置。
- 前記阻止部材は、一端側が軸支され、他端側には前記ロックシャフトに係合してアンロック側への移動を規制する規制凸部を形成し、前記ロックシャフトと前記規制凸部との係合位置が前記阻止部材の軸支点よりも前記ロックシャフト側になるようにしたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のステアリングロック装置。
- 前記カムシャフトには、前記ロック位置において前記ロックシャフトに係合して前方側への抜けを防止するための係合段部を設けたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のステアリングロック装置。
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