JP2006044394A - ステアリングロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キーシリンダがロック本体から不正に抜き取られた際に、ステアリングロックの解除を規制することができるステアリングロック装置を提供する。
【解決手段】 カムシャフト7にはカムシャフト7をキーシリンダ4の反組付方向に付勢する第3バネ19が取り付けられ、カムシャフト7の外周面にはロックストッパ10を係止可能な溝部21が凹設されている。キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られると、カムシャフト7は第3バネ19の付勢力によって反組付方向に移動し、ロックストッパ10が第1バネ11の付勢力によってロックストッパ10が溝部21に係止する。従って、カムシャフト7の軸方向への移動が規制され、ステアリングロック装置が不正解除され難くなる。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ステアリングロックをロック状態又はアンロック状態とするステアリングロック装置に関する。
従来、車両には、車両駐車時にステアリング操作を規制して車両盗難を防止するステアリングロック装置が搭載されている。ステアリングロック装置は、車両キーをキーシリンダに差し込んでキーを回すとカムシャフトが回動し、カムシャフトの回動がロックバーの直線運動に変換されることによって、ロックバーがステアリングシャフトの凹部に係脱して解除状態又は施錠状態となる。一般に、ステアリングロック装置は車両キーをキーシリンダに差し込んでオフ位置からACC位置に回した際に解除状態となり、車両キーをオフ位置に回して車両キーを抜くと施錠状態となる。
キーシリンダは、交換やメンテナンス等を行うためにステアリングロック装置の本体部分(ロックボディ)から抜き取ることが可能である。即ち、キーシリンダはキー位置がオフ位置(LOCK位置)のときキーシリンダの係止ピンがロックボディに係止して抜き取り不可能な状態であるが、車両キーがキーシリンダに差し込まれてACC位置に回されると係止ピンの係止が解除状態となり、キーシリンダがロックボディから抜き取り可能な状態となる。
ところが、ステアリングロック装置が施錠状態、つまりキーシリンダがオフ位置の際に、車両盗難者によってキーシリンダをロックボディから無理矢理抜き取られたり、或いはロックボディの破壊によりキーシリンダがロックボディから取り外されたりする可能性がある。このとき、カムシャフトがロックボディ内で露出した状態となり、カムシャフトが回動され得る状態となるので、ステアリングロック装置が不正に解除されてしまう問題が生じ、何らかの対処策が必要であった。
本発明の目的は、キーシリンダがロック本体から不正に抜き取られた際に、ステアリングロックの解除を規制することができるステアリングロック装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、キーシリンダに挿し込まれたキーの回動操作がカムシャフトによってロックバーの直線運動に変換され、前記ロックバーが往復動することで施錠又は解除状態となるステアリングロック装置において、前記カムシャフトのカムに当接状態となるとステアリングロックを解除すべく前記ロックバーを押し上げ、前記カムによる干渉が解かれると前記ステアリングロックを施錠すべく前記ロックバーを押し込むストッパ部材と、施錠時に前記ストッパ部材を前記ロックバーの施錠側に付勢する付勢部材とを備え、前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置でロック本体から抜かれる際、前記カムシャフトがその軸方向に移動規制された状態となり、前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれた際、前記カムシャフトが反組付方向に移動し、前記付勢部材の付勢力に基づき前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となり、前記キーシリンダを再組付しても前記ストッパ部材及びカムが当接可能状態に戻らないことを要旨とする。
この発明によれば、キーシリンダのロック本体への組み付けは、キーシリンダにキーを挿し込んでキー位置を非ロック位置(例えばACC位置)にして行う。このとき、ロック本体については内部のカムシャフトが非ロック位置に応じた回動位置をとっており、カムシャフトがこの回動位置であればキーシリンダのロック本体に対する抜き挿しが可能であるので、キーシリンダのロック本体への組み付けは通常通り行うことが可能である。従って、キーシリンダをロック本体に挿し込めばキーシリンダが正常にロック本体に組み付き、通常のキー操作が可能な状態となる。
ここで、例えばキーシリンダの交換等は、キーをキーシリンダに挿し込みキー位置を非ロック(例えばACC位置)に回し、キーシリンダをロック本体から取り外すことで行う。このとき、カムシャフトはその軸方向に対し移動規制状態(移動不可能状態)となっているので、キーシリンダがロック本体から抜かれてもカムシャフトが反組付方向に移動せず、ストッパ部材及びカムが当接不可能状態にならない。従って、キーシリンダをロック本体から通常通りに抜き取られる際には、ストッパ部材及びカムの当接可能状態が維持されるので、新たなキーシリンダを再組み付けすることでキーシリンダの交換が行われる。
一方、車両盗難を目的に、キーシリンダがロック位置の状態で無理矢理取り外されたとする。このとき、カムシャフトが反組付方向に移動し、これによってストッパ部材及びカムが当接不可能状態となり、キーシリンダを再組み付けしてもストッパ部材及びカムが当接可能状態に戻らなくなるので、カムシャフトが空回りする状態となる。しかも、ストッパ部材及びカムが当接可能状態に復帰しないことから、キーシリンダのロック本体への再組み付けも許可されない状態となる。従って、キーシリンダがロック本体から不正に抜き取られた際には、ステアリングロックが解除規制状態となり、ステアリングロックが不正に解除されずに済む。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記カムシャフトには、前記カムシャフトが反組付方向に移動して前記ストッパ部材及び前記カムが当接不可能状態となる際に、前記ストッパ部材が係止する溝部が形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、キーシリンダがロック位置の回動位置でロック本体から抜き取られた際、ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となると、ストッパ部材がカムシャフトの溝部に係止した状態となる。ところで、キーシリンダが抜き取られた後にカムシャフトも抜き取られてしまうと、ロック本体の内部から不正にロックバーを押し上げることで、ステアリングロックが不正解除される状況も生じ得る。しかし、本発明の構成を用いればカムシャフトをロック本体から抜き取ることができなくなり、ステアリングロックの不正解除防止に一層寄与する。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記カムシャフトの突部が前記ロック本体に係止することで、前記カムシャフトがその軸方向に移動規制された状態となるとともに、前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記突部の移動経路上に前記ロック本体の係止溝が位置することで、前記カムシャフトがその軸方向に移動許可された状態となり、この状態で第2付勢部材の付勢力によって前記カムシャフトが反組付方向に移動することで、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、カムシャフトを反組付方向に付勢する第2付勢部材を設けたので、キーシリンダが非ロック位置の回動位置でロック本体から不正に抜き取られた際には、ストッパ部材及びカムを当接不可能状態とすべく、カムシャフトを反組付方向に自動で移動させることが可能である。
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記突部は、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際、前記カムシャフトの回動を規制し得るように前記係止溝に係止した状態となることを要旨とする。
この発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、カムシャフトの突部は、キーシリンダが非ロック位置の回動位置で抜かれる際のカムシャフトの反組付方向への移動を規制する部材と、キーシリンダがロック位置の回動位置で抜かれた際のカムシャフトの回動を規制する部材とを兼ねている。従って、これら部材が一部品で済むので、部品点数が低く抑えられる。
請求項5に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記キーシリンダ及びカムシャフトの一方に形成された爪部の移動経路上に、前記キーシリンダ及びカムシャフトの他方に形成された通過溝が位置することで、前記キーシリンダが前記ロック本体から抜かれても前記カムシャフトがその軸方向に移動しない状態となるとともに、前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記爪部が前記カムシャフト又はキーシリンダに干渉することにより前記カムシャフトが反組付方向に移動し、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、キーシリンダがロック位置の回動位置でロック本体から抜かれる際、爪部を引っ掛けることによってカムシャフトを反組付方向に移動させる。従って、カムシャフトを反組付方向に移動させるために別の部品を用意する必要がなくなり、ステアリングロック装置の部品点数が低く抑えられる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の発明において、エンジン始動時に操作するイグニッションスイッチの前記キーによる操作を不許可とすべく、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際には、前記カムシャフトが前記イグニッションスイッチから離脱した状態となることを要旨とする。
請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の発明の作用に加え、キーシリンダがロック位置に応じた回動位置でロック本体から抜かれ、ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際には、カムシャフトがイグニッションスイッチから離脱する。従って、カムシャフトを回動してもイグニッションスイッチを操作することができなくなるので、不正なエンジン始動も許可されなくなり、車両のセキュリティ性確保に一層寄与する。
本発明によれば、キーシリンダがロック本体から不正に抜き取られた際に、ステアリングロックの解除を規制することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した車両用のステアリングロック装置の第1実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1は、ステアリングロック装置1の斜視図である。ステアリングロック装置1は中空状のロックボディ2を有し、このロックボディ2を車体に固定することで車両に取り付けられる。ロックボディ2の開口部(図1では右端部)には、キー3を抜き挿し可能なキーシリンダ4が抜け止め状態に組み付けられている。キーシリンダ4はキー3により回動操作可能なキーロータ5を有し、キーロータ5がLOCK位置に回動された状態でのみキーシリンダ4に対するキー3の抜き挿しが可能である。なお、ロックボディ2がロック本体に相当する。
ロックボディ2の内部にはカムシャフト7が収容され、カムシャフト7はキープレート6を介してキーロータ5の先端部に連結固定されている。カムシャフト7はキーロータ5と連れ回り可能であり、キー3をキーシリンダ4に挿し込んでキー3を回動操作すると、キーロータ5及びカムシャフト7がキー3と同一方向に回動する。カムシャフト7の先端部にはカム8が形成され、このカム8の位置にはステアリングシャフトの凹部(図示略)に係脱可能なロックバー9が連結されている。カム8は略扇状に形成され、キー3の回動操作をロックバー9の直線運動に変換する。
図2〜図4はカムシャフト7のカム部分を拡大した斜視図である。カムシャフト7には、略リング状のロックストッパ10がカムシャフト7の軸方向に対し直交方向へ移動可能な状態で支持されている。ロックストッパ10にはロックバー9が一体固着されている。ロックボディ2の内面とロックストッパ10との間には、ロックストッパ10(ロックバー9)をステアリング(図示略)側に付勢する第1バネ11が介装されている。第1バネ11は、一端がロックストッパ10外面の穴部10aに係止され、他端がロックボディ2の座部2a(図6参照)に係止されている。なお、ロックストッパ10がストッパ部材に相当し、第1バネ11が付勢部材に相当する。
ロックストッパ10はカムシャフト7のカム8が係止可能な位置に取り付けられ、キー3がLOCK位置からACC位置側(図1及び図2の矢印B方向)に回された際には、カムシャフト7がそのキー操作と同一方向に回動する。すると、キー3がLOCK位置からACC位置に切り換わる際に、カム8が第1バネ11の付勢力に抗してロックストッパ10を持ち上げた図2に示す状態となる。このとき、ロックバー9がステアリングシャフトの凹部(図示略)から抜け出し、ステアリングロックが解除状態となる。
一方、キー3がACC位置からLOCK位置側(図1及び図2の矢印A方向)に回された際には、キーをACC位置側に回したときと反対方向にカムシャフト7が回動する。すると、キー3がACC位置からLOCK位置に切り換わる際に、カム8によるロックストッパ10への押し込み状態が解除され、第1バネ11の付勢力によってロックストッパ10が下方に押し込まれた図3に示す状態となる。このとき、ロックバー9がステアリングシャフトの凹部に嵌り込み、ステアリングロックが施錠状態となる。
図5は、ロックバー9の平面図である。ロックバー9とロックストッパ10との間には、第2バネ12が介装されている。第2バネ12は、ロックバー9がステアリングシャフトの凹部に完全に嵌り込んだとき、その後にロックストッパ10が更に押し込まれる状況となってもそれを許容する。即ち、ステアリングロックが施錠状態となるには、まずカム8及びロックストッパ10の当接状態に応じてロックバー9が徐々に押し込まれ、暫くするとロックバー9がステアリングシャフトの凹部に完全に嵌合する。その後、第2バネ12が縮むことでロックストッパ10の押し込みが許容され、最終的にはロックストッパ10が最大限押し込まれた状態となる。
ところで、キーシリンダ4の交換やメンテナンス時にはキーシリンダ4をロックボディ2から取り外して行うが、セキュリティの問題も加味し、キーシリンダ4はキー3をキーシリンダ4に挿してACC位置に回したことを条件に取り外し可能である。しかし、車両盗難時にはキー3を挿し込まずにキーロータ5がLOCK位置の状態で、キーシリンダ4が無理矢理取り外される状況も考えられ、この場合の対処方法として不正回動防止機構13が搭載されている。
図6はステアリングロック装置1の部分断面図であり、不正回動防止機構13を以下に詳述する。カムシャフト7の基端(図6の右端)には軸部7aより径の大きい大径部14が形成され、大径部14の挿通穴14aにキープレート6が挿し込まれる。カムシャフト7の先端には、その外周面から径方向外側に突出する係止片15が形成されている。また、ロックボディ2の内壁16にはカムシャフト7の先端を挿通する挿通孔17が貫設され、この挿通孔17にはカムシャフト7の係止片15が係止可能な切欠溝18が凹設されている。切欠溝18は、カムシャフト7がLOCK位置に応じた回動位置となった際に、カムシャフト7の係止片15が通過可能な位置に配置されている。
即ち、カムシャフト7がACC位置(スタート位置、オン位置も含む)に応じた回動位置となった際には、内壁16が係止片15に干渉した図6及び図7に示す状態となり、カムシャフト7が反組付方向に移動不可能な状態となる。また、カムシャフト7がLOCK位置に応じた回動位置となった際には、係止片15と切欠溝18とがカムシャフト7の軸方向に沿って同軸上に位置した図8〜図10に示す状態となり、係止片15が内壁16に干渉ぜずカムシャフト7が反組付方向に移動可能な状態となる。なお、係止片15が突部に相当し、切欠溝18が係止溝に相当する。
カムシャフト7の軸部7aには、カムシャフト7をキーシリンダ4の反組付方向(図6の矢印C方向)に付勢する第3バネ19が取り付けられている。第3バネ19は一端がロックボディ2の内壁16に、他端がカムシャフト7のバネ座7bにそれぞれワッシャ20,20を介して支持されている。カムシャフト7の軸部7aの外周面には、ロックストッパ10と相対する位置にロックストッパ10を係止可能な溝部21が凹設されている。溝部21は、カムシャフト7がLOCK位置に応じた回動位置のとき、ロックストッパ10が係止可能となる位置に配置されている。なお、第3バネ19が第2付勢部材に相当する。
図8に示すように、キー3がLOCK位置に操作されてカムシャフト7がLOCK位置に応じた回動位置となったとき、キーシリンダ4がロックボディ2から抜かれたとする。このとき、キーシリンダ4による抑えがとれてカムシャフト7が第3バネ19の付勢力により反組付方向に移動し、ロックストッパ10が下方(図8の矢印D方向)に移動して溝部21に係止した図4及び図10に示す状態となる。従って、カムシャフト7の軸方向の移動が規制され、カムシャフト7がロックボディ2から抜け出なくなる。また、ロックストッパ10が溝部21に係止すると係止片15が切欠溝18に係止した状態となり、カムシャフト7の回動も規制された状態となる。
カムシャフト7の先端には、キー3によるエンジン始動の際に操作されるイグニッションスイッチ22が連結されている。キー3をLOCK位置、ACC位置、オン位置、スタート位置に回すと、イグニッションスイッチ22はその操作に応じてスイッチ状態をとる。カムシャフト7が反組付方向に移動してロックストッパ10が溝部21に係止した状態となると、カムシャフト7はその先端がイグニッションスイッチ22から離間し、キー操作、つまりカムシャフト7を回動させてもイグニッションスイッチ22がスイッチ操作できない状態となる。
次に、本例のステアリングロック装置1の作用を説明する。
ロックボディ2は、カムシャフト7がACC位置に応じた回動位置の状態で製造される。続いて、搬送後にはステアリングロック装置1の車両への組み付けを行うが、まずキーシリンダ4にキー3を挿し込んでキーロータ5をACC位置に回した状態にしておき、そのキーシリンダ4をロックボディ2に組み付ける作業が行われる。ここで、ロックボディ2はカムシャフト7がACC位置に応じた回動位置で製造されることから、カムシャフト7がこの回動位置の状態で、キープレート6がカムシャフト7の挿通穴13aに挿し込まれることで、キーシリンダ4がロックボディ2に組み付けられる。
ここで、キーシリンダ4の交換作業を行う場合を考える。ところで、キーシリンダ4のロックボディ2からの抜き取りは、キーシリンダ4にキー3を挿し込んでACC位置に回動して行うが、キーロータ5がACC位置であればカムシャフト7もACC位置に応じた回動位置(図6及び図7の状態)をとる。従って、この回動位置でキーシリンダ4がロックボディ2から抜き取られると、係止片15が内壁16に係止した状態となっているので、カムシャフト7が反組付方向に移動せずにそのままの状態を維持する。よって、新たなキーシリンダ4をロックボディ2に挿し込むことによってキーシリンダ交換が完了する。
一方、盗難者によって車両盗難が試みられ、キーシリンダ4にキー3を挿さずに、キーロータ5がLOCK位置でキーシリンダ4がロックボディ2から無理矢理抜き取られたとする。ここで、キーロータ5がLOCK位置の際にはカムシャフト7がROCK位置に応じた回動位置をとっていることから、図8及び図9に示すように係止片15はカムシャフト7が反組付方向に移動した際に切欠溝18に収まることが可能な位置に配置される。また、カムシャフト7はその溝部21がカムシャフト7の回動方向においてロックストッパ10が係止可能な位置に配置された状態にもなる。
キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られると、キーシリンダ4によるカムシャフト7の押し込み状態が解除され、カムシャフト7は内壁16に干渉されず第3バネ19の付勢力によって反組付方向(図8の矢印C方向)に移動する。カムシャフト7の移動に伴いカム8及びロックストッパ10が当接不可能状態となる、つまりカムシャフト7の溝部21がロックストッパ10の位置まで到達すると、ロックストッパ10が第1バネ11の付勢力によって下方(図8の矢印D方向)に移動する。これにより、ステアリングロック装置1はロックストッパ10が溝部21に係止した図4及び図10に示す状態となる。
このとき、ステアリングロックは施錠状態であるので、ロックバー9はステアリングシャフト側に押し込まれてステアリングシャフトの凹部に嵌り込んでいるが、不正回動防止機構13が作動、つまりロックストッパ10が溝部21に係止する際には、ロックストッパ10を更に施錠側に押し込む必要がある。本例では、ロックストッパ10の移動は第2バネ12(図5参照)の縮みによって許容されるので、不正回動防止機構13の作動時にロックストッパ10を更に下方に押し込む動作を行い得る。また、ロックストッパ10が溝部21に係止した際には、カムシャフト7の係止片15が内壁16の切欠溝18に係止した状態にもなる。
このように、ロックストッパ10が溝部21に嵌ると、カムシャフト7の軸方向(組付方向及び反組付方向)の移動が規制されるので、カムシャフト7を抜き取ることができない状態となる。よって、カムシャフト7が無理矢理抜き取られてステアリングロックが不正に解除される状況が生じ難くなる。また、ロックストッパ10が溝部21に嵌った際には、カムシャフト7の係止片15がロックボディ2の切欠溝18に係止した状態となるので、カムシャフト7を回動することもできない状態となる。よって、カムシャフト7が不正に回されることでステアリングロックが不正に解除される状況も生じ難くなる。
また、ロックストッパ10が溝部21に嵌り込んだ状態では、抜き取ったキーシリンダ4をロックボディ2に再度組み付けしようとしても、カムシャフト7が軸方向に移動不可能な状態であることから、キーシリンダ4を再組み付けすることもできない。よって、キーシリンダ4の再組み付けによるステアリングロックの不正解除も生じ難くなる。以上により、キーシリンダ4をLOCK位置で無理矢理取り外すと、ステアリングロック装置1が解除規制状態となるので、ステアリングロック装置1が不正に解除されずに済み、車両盗難に対するセキュリティ性が充分に確保される。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)キーロータ5がLOCK位置の状態でキーシリンダ4がロックボディ2から無理矢理取り外された際には、ロックストッパ10がカムシャフト7の溝部21に係止するとともに、カムシャフト7の係止片15がロックボディ2の切欠溝18に係止した状態となる。従って、カムシャフト7の抜き取り及び回動が規制され、しかもキーシリンダ4の再組み付けも許可されない状態となる。以上により、ステアリングロック装置1の不正解除を生じ難くすることができ、車両盗難に対するセキュリティ性を充分に確保することができる。
(2)キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られた際には、ロックストッパ10がカムシャフト7の溝部21に係止し、カムシャフト7の軸方向への移動が規制される。従って、カムシャフト7が不正に抜き取られ難くなるので、ステアリングロック装置1の不正解除防止効果が高いものとなる。
(3)カムシャフト7を反組付方向に付勢する第3バネ19を設けたので、キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られた際には、ロックストッパ10が溝部21に嵌り込む位置までカムシャフト7を自動で移動させることができ、装置としての使い勝手がよくなる。
(3)係止片15は、キーシリンダ4がACC位置で抜かれた際にカムシャフト7の反組付方向への移動を規制する部品と、キーシリンダ4がLOCK位置で抜かれた際に切欠溝18に係止する部品の両方を兼ねている。従って、これら機能を満たす部品が一部品で済むので、部品点数を低く抑えることができる。
(4)キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られた際には、ロックストッパ10と溝部21とを係止すべく、カムシャフト7が反組付方向に移動するが、このときのカムシャフト7はイグニッションスイッチ22から離間した状態となる。従って、キーシリンダ4がロックボディ2から不正に抜き取られた際には、イグニッションスイッチ22の操作を規制することができ、車両盗難に対する更なるセキュリティ性向上を図ることができる。
(5)ステアリングロック装置1の搬送は、ロックボディ2とキーシリンダ4とが未組み付けの状態で行われるが、この搬送中に何らかの要因でロックボディ2に外力が加わり、それによってカムシャフト7が反組付方向に移動してロックストッパ10が溝部21に係止してしまうこともあり得る。しかし、ロックボディ2を車両に組み付ける前であれば、このような状況下に陥っても、ロックバー9を持ち上げることでカムシャフト7を元の位置に戻すことができ、元の初期状態にリカバリーすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図11〜図14に従って説明する。本例は、第1実施形態と比較して不正回動防止機構13の構成が異なるだけであり、他の基本的構成は同じである。従って、第1実施形態と同一部分に関しては同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図11は、ステアリングロック装置1の部分断面図である。キーシリンダ4の先端には、カムシャフト7の軸方向に延びるアーム部31が形成されている。アーム部31の先端下面には、カムシャフト7側に突出した爪部32が形成されている。一方、カムシャフト7の大径部14の外周面には、カムシャフト7の軸方向に沿って通過溝33が凹設されている。通過溝33は、キーシリンダ4のキー位置がACC位置の際には爪部32に干渉せず、キーシリンダ4のキー位置がLOCK位置の際には爪部32と干渉する回動位置に配置されている。
ここで、キーシリンダ4のキー位置がACC位置の際にキーシリンダ4をロックボディ2から抜き取る場合、この状態では図12に示すように通過溝33が爪部32の移動経路上に位置している。従って、爪部32がカムシャフト7に干渉せず、キーシリンダ4を抜き取ってもカムシャフト7が軸方向に動くことはなく、カムシャフト7の軸方向位置は維持される。
一方、キーシリンダ4のキー位置がLOCK位置の際にキーシリンダ4をロックボディ2から抜き取る場合、この状態では図13に示すように通過溝33が爪部32の移動経路上に位置していない。従って、爪部32が大径部14に当接し、キーシリンダ4の抜き取りに伴い爪部32により引っ張られてカムシャフト7が反組付方向に移動する。カムシャフト7が所定量移動すると、ロックストッパ10が溝部21に係止した図14に示す状態となり、カムシャフト7の反組付方向の移動が規制される。また、爪部32はこの規制状態でキーシリンダ4を更に引っ張ると根元から折れる厚さに設定されている。
さて、キーシリンダ4のロックボディ2への組み付けは、キーシリンダ4にキー3を挿し込んでキーロータ5をACC位置に回した状態にしておき、そのキーシリンダ4をロックボディ2に組み付けることで行われる。ここで、ロックボディ2はカムシャフト7がACC位置に応じた回動位置で製造されることから、通過溝33は爪部32の移動経路上に位置した図12に示す状態をとる。従って、キーシリンダ4のロックボディ2への挿し込みが可能となり、キープレート6がカムシャフト7の挿通穴13aに挿し込まれることで、キーシリンダ4がロックボディ2に組み付けられる。
ここで、キーシリンダ4の交換作業を行う場合を考える。ところで、キーシリンダ4のロックボディ2からの抜き取りは、キーシリンダ4にキー3を挿し込んでACC位置に回動して行うが、キーロータ5がACC位置であればカムシャフト7もACC位置に応じた回動位置(図12の状態)をとる。従って、この回動位置でキーシリンダ4がロックボディ2から抜き取られると、通過溝33が爪部32の移動経路上に位置しているので、大径部14が爪部32に干渉せず、キーシリンダ4を抜き出してもカムシャフト7が反組付方向に移動せずにそのままの状態を維持する。よって、新たなキーシリンダ4をロックボディ2に挿し込むことによってキーシリンダ交換が完了する。
一方、盗難者によって車両盗難が試みられ、キーシリンダ4にキー3を挿さずに、キーロータ5がLOCK位置でキーシリンダ4がロックボディ2から無理矢理抜き取られたとする。ここで、キーロータ5がLOCK位置の際にはカムシャフト7がLOCK位置に応じた回動位置をとっていることから、通過溝33が爪部32の移動経路上に位置せず、カムシャフト7は大径部14が干渉する回動位置となる。
キーシリンダ4がLOCK位置でロックボディ2から抜き取られる際、爪部32に引っ張られてカムシャフト7が反組付方向(図14の矢印C方向)に移動する。そして、カムシャフト7の移動に伴いカム8及びロックストッパ10が当接不可能状態になる、つまりカムシャフト7の溝部21がロックストッパ10の位置まで到達すると、ロックストッパ10が第1バネ11の付勢力によって下方(図14の矢印D方向)に移動する。このとき、爪部32が根元から折れてキーシリンダ4がロックボディ2から抜き取られ、ステアリングロック装置1はロックストッパ10が溝部21に係止した図14に示す状態となる。このように、ロックストッパ10が溝部21に嵌ると、カムシャフト7の軸方向(組付方向及び反組付方向)の移動が規制されるので、カムシャフト7を抜き取ることができない状態となる。
また、ロックストッパ10が溝部21に嵌り込んだ状態では、抜き取ったキーシリンダ4をロックボディ2に再度組み付けしようとしても、カムシャフト7が軸方向に移動不可能な状態であることから、キーシリンダ4を再組み付けすることもできない。よって、キーシリンダ4の再組み付けによるステアリングロックの不正解除も生じ難くなる。従って、キーシリンダ4をLOCK位置で無理矢理取り外すと、ステアリングロック装置1が解除規制状態となるので、ステアリングロック装置1が不正に解除されずに済み、車両盗難に対するセキュリティ性が充分に確保される。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態の(1),(4),(5)に記載の効果に加え、以下に記載の効果を得ることができる。
(6)キーシリンダ4がLOCK位置の際にロックボディ2から抜かれる際に、カムシャフト7を反組付方向に移動させる方法として、キーシリンダ4に爪部32を設け、その爪部32をカムシャフト7に引っ掛けることで行う。従って、カムシャフト7を反組付方向に移動させるための別部品を用意する必要がなくなり、ステアリングロック装置1の部品点数を低く抑えることができる。
(7)キーシリンダ4は不正に抜き取られた際に爪部32が折れるように設定されているので、爪部32が折れた後にはキーシリンダ4を再度使用することができなくなり、このこともステアリングロック装置1の不正解除防止に寄与する。
なお、本例は前記構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、カム8及びロックストッパ10の当接不可能状態は、ロックストッパ10が溝部21に係止する構造に限定されない。例えば、キーシリンダ4のキー位置がLOCK状態のときにカム8に乗っていたロックストッパ10が、カムシャフト7の反組付方向の移動に伴って下に落ちる構造でもよい。
・ 第2実施形態において、爪部32はキーシリンダ4に形成されることに限定されない。即ち、図15に示すようにこの組み合わせを逆とし、爪部32をカムシャフト7に形成し、キー位置がACC位置の際に爪部32が通過可能な通過溝33をキーシリンダ4に形成してもよい。
・ 第2実施形態において、図16に示すように爪部32の根元に薄肉部32aを形成し、爪部32を折れ易くしてもよい。この場合、キーシリンダ4の回動位置がLOCK位置でキーシリンダ4を不正に抜き取った際に、爪部32が折れないという状況に陥り難くなる。
・ 第2実施形態において、第1実施形態で設けた係止片15を採用してもよい。
・ 第1実施形態において、係止片15は、キーシリンダ4がACC位置で抜かれた際にカムシャフト7の反組付方向への移動を規制する部品と、キーシリンダ4がLOCK位置で抜かれた際に切欠溝18に係止する部品の両方を兼ねる必要はない。即ち、各機能ごとに係止片を各々設けてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、付勢部材及び第2付勢部材はバネ材(第1バネ11、第3バネ19)に限らず、例えばゴム等の他の付勢部材を使用してもよい。また、これは第2バネ12についても同様である。
・ 第1及び第2実施形態において、本例のステアリングロック装置1は車両に採用することに限らず、ステアリングを有する車両以外の機器、装置等に採用してもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、本例のステアリングロック装置1はキー3をキーシリンダ4に挿し込んでエンジンを始動するキー式に限らず、例えば携帯機との間のID照合成立を条件にノブを回してエンジン始動を行えるノブ式でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)請求項5又は6において、前記爪部は、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった後に前記キーシリンダを更に引き抜く際に、前記カムシャフトに位置規制されて折れることが可能な厚さに設定されている。
(2)請求項5又は6において、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際に、前記ロック本体に係止状態となって前記カムシャフトの回動を規制する突部が形成されている。
第1実施形態におけるステアリングロック装置の斜視図。 ステアリングロックが解除時のロックストッパ付近の拡大斜視図。 ステアリングロックが施錠時のロックストッパ付近の拡大斜視図。 不正回動防止機構作動時のロックストッパ付近の拡大斜視図。 ロックバーの平面図。 キーシリンダを組み付けた際のステアリングロック装置の模式断面図。 図6のII−II線断面図。 キーシリンダがLOCK位置時のステアリングロック装置の模式断面図。 図3のIII −III 線断面図。 不正回動防止機構が作動した際のステアリングロック装置の模式断面図。 第2実施形態におけるステアリングロック装置の模式断面図。 図11のIV−IV線断面図。 カムシャフト7がLOCK位置時のステアリングロック装置の縦断面図。 キーシリンダが抜き取られた際のステアリングロック装置の模式断面図。 別例におけるキーシリンダとカムシャフトとの連結部分の拡大断面図。 別例におけるキーシリンダとカムシャフトとの連結部分の拡大断面図。
符号の説明
1…ステアリングロック装置、2…ロック本体としてのロックボディ、3…キー、4…キーシリンダ、7…カムシャフト、8…カム、9…ロックバー、10…ストッパ部材としてのロックストッパ、11…付勢部材としての第1バネ、15…突部としての係止片、
18…係止溝としての切欠溝、19…第2付勢部材としての第3バネ、21…溝部、22…イグニッションスイッチ、32…爪部、33…通過溝、C…反組付方向。

Claims (6)

  1. キーシリンダに挿し込まれたキーの回動操作がカムシャフトによってロックバーの直線運動に変換され、前記ロックバーが往復動することで施錠又は解除状態となるステアリングロック装置において、
    前記カムシャフトのカムに当接状態となるとステアリングロックを解除すべく前記ロックバーを押し上げ、前記カムによる干渉が解かれると前記ステアリングロックを施錠すべく前記ロックバーを押し込むストッパ部材と、施錠時に前記ストッパ部材を前記ロックバーの施錠側に付勢する付勢部材とを備え、
    前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置でロック本体から抜かれる際、前記カムシャフトがその軸方向に移動規制された状態となり、前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれた際、前記カムシャフトが反組付方向に移動し、前記付勢部材の付勢力に基づき前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となり、前記キーシリンダを再組付しても前記ストッパ部材及びカムが当接可能状態に戻らないことを特徴とするステアリングロック装置。
  2. 前記カムシャフトには、前記カムシャフトが反組付方向に移動して前記ストッパ部材及び前記カムが当接不可能状態となる際に、前記ストッパ部材が係止する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングロック装置。
  3. 前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記カムシャフトの突部が前記ロック本体に係止することで、前記カムシャフトがその軸方向に移動規制された状態となるとともに、
    前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記突部の移動経路上に前記ロック本体の係止溝が位置することで、前記カムシャフトがその軸方向に移動許可された状態となり、この状態で第2付勢部材の付勢力によって前記カムシャフトが反組付方向に移動することで、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングロック装置。
  4. 前記突部は、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際、前記カムシャフトの回動を規制し得るように前記係止溝に係止した状態となることを特徴とする請求項3に記載のステアリングロック装置。
  5. 前記キーシリンダが非ロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記キーシリンダ及びカムシャフトの一方に形成された爪部の移動経路上に、前記キーシリンダ及びカムシャフトの他方に形成された通過溝が位置することで、前記キーシリンダが前記ロック本体から抜かれても前記カムシャフトがその軸方向に移動しない状態となるとともに、
    前記キーシリンダがロック位置の回動位置で前記ロック本体から抜かれる際、前記爪部が前記カムシャフト又はキーシリンダに干渉することにより前記カムシャフトが反組付方向に移動し、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリングロック装置。
  6. エンジン始動時に操作するイグニッションスイッチの前記キーによる操作を不許可とすべく、前記ストッパ部材及びカムが当接不可能状態となった際には、前記カムシャフトが前記イグニッションスイッチから離脱した状態となることを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のステアリングロック装置。
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