JP3938562B2 - 自動車の前部車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は自動車の前部車体構造に係り、特に、前輪用のホイールハウスでフロントサスペンションを支えるように構成した自動車の前部車体構造に関する。
自動車のフロントサスペンションのなかには、前輪用ホイールハウスの側壁にサスペンションアームを上下方向に揺動自在に取り付け、このサスペンションアームの先端部にナックルを取り付け、このナックルにハブを取り付け、このハブに前輪を取り付けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−10170号公報(図1)
特許文献1を以下の図面に基づいて説明する。
図8は従来の技術の基本構成を説明する図である。
フロントサスペンション150は、前輪用ホイールハウス151の側壁152をサイドフレーム153で補強し、この補強した部位にサスペンションアーム154を上下方向に揺動自在に取り付け、このサスペンションアーム154の先端部155にナックル156を取り付け、このナックル156にハブ157を取り付け、このハブ157に前輪158を取り付け、前輪用ホイールハウス151の天井部159にダンパー161を取り付け、ダンパー161の下端部でナックル156を支えるものである。
ところで、フロントサスペンション154のなかには、サスペンションアーム165(以下、アッパアームと称す)を想像線で示すように、前輪用ホイールハウス151の天井部159近傍に取り付けたものがある。
すなわち、前輪用ホイールハウス151の側壁152のうち、天井部159近傍の部位に支持ブラケット166を取り付け、支持ブラケット166にアッパアーム165を上下方向に揺動自在に取り付け、このアッパアーム165の先端部167にナックル168を取り付ける。
前輪用ホイールハウス151の側壁152のうち、天井部159近傍の部位に支持ブラケット166を取り付けると、支持ブラケット166の取付位置がサイドフレーム153の上方に位置する。
サイドフレーム153の上方の部位で、支持ブラケット166を強固に支えるためには、サイドフレームに代わる補強部材を設けることが考えられる。
しかし、補強部材を新たに設けることは構成が複雑になり好ましくない。
本発明は、簡単な構成で前輪用ホイールハウスにアッパアームを強固に取り付けることができる自動車の前部車体構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、前輪の上方に前輪用のホイールハウスを設け、このホイールハウスの天井部をダンパーベース部とし、このダンパーベース部にダンパーを下向きに設け、このダンパーの前後側にそれぞれ前後の支持ブラケットを設け、前後の支持ブラケットでフロントサスペンション用のアッパアームを支える自動車の前部車体構造において、前記前後の支持ブラケットを、上下に延びる底部と、この底部の両側から突出した一対の側片とで断面略コ字形に形成し、前記一対の側片のうち、一方の側片の上部に前記ダンパーベース部に対向する接合部を一体形成し、この接合部を前記ダンパーベース部に接合するとともに、他方の側片および前記底部を前記ホイールハウスに接合したことを特徴とする。
ここで、フロントサスペンション用のアッパアームを支持ブラケットで支えるためには、支持ブラケットを断面略コ字形に形成し、コ字形を構成する側片に支持ブラケットを取り付ける。
しかし、側片は一端(すなわち、コ字形の開口部側の端部)が自由端になっているので、側片の剛性を高める必要がある。
そこで、請求項において、支持ブラケットを断面略コ字形に形成し、略コ字形を構成する一方の側片の上部に接合部を一体形成し、この接合部をダンパーベース部に接合することにした。
一方の側片を接合部を介してダンパーベース部に接合することで、一方の側片をホイールハウスに強固に取り付けることができる。
このように、一方の側片を接合部を介してダンパーベース部に接合することで、補強部材を新たに加えることなく、一方の側片を上方に延ばすだけの簡単な構成で、支持ブラケットをホイールハウスに強固に取り付けることができる。
さらに、一対の側片のうち、他方の側片をホイールハウスに接合することで、他方の側片の剛性を確保することができる。
また、請求項2に係る発明は、前記前後の支持ブラケットに取付ボルトを介して前記アッパアームを回転自在に支える構成とし、前記取付ボルトの先端部が、前記ホイールハウスを貫通して反対側の空間となるエンジンルーム側に突出し、突出した先端部にナットがねじ結合されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、一方の側片の上部に接合部を一体形成するだけの簡単な構成でホイールハウスに支持ブラケットを強固に取り付けることが可能になり、簡単な構成で前輪用ホイールハウスにアッパアームを強固に取り付けることができるとともに、コストアップを抑えることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、取付ボルトの先端部が、ホイールハウスを貫通して反対側の空間となるエンジンルーム側に突出し、突出した先端部にナットがねじ結合されることで、前後の支持ブラケットに取付ボルトを介してアッパアームを回転自在に支えることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動車の前部車体構造を備えた自動車の斜視図である。
自動車10は、左右のフロントフェンダ11,12の下方に前輪用のホイールハウス13(左側のみを示す)を設け、左右のホイールハウス13の下方にそれぞれ前輪14,15を配置し、左右のフロントフェンダ11,12の間にボンネット17を配置し、これらの部材、すなわち左右のフロントフェンダ11,12およびボンネット17のそれぞれ前端部にフロントバンパー18を配置し、ボンネット17の後方にフロントウインドガラス19を配置し、フロントウインドガラス19の左右側に左右のフロントピラー21,22を備える。
なお、左側フロントフェンダ11およびホイールハウス13は、本発明に係る自動車の前部車体構造30を構成する部材である。
以下、自動車の前部車体構造30について詳しく説明する。
図2は図1の2矢視図である。
自動車の前部車体構造30は、左側フロントサイドフレーム31を前後方向に延ばし、この左側フロントサイドフレーム31の外側に左側アッパメンバー32を設け、左側アッパメンバー32の外側に左側フロントフェンダ11を設け、左側アッパメンバー32と左側フロントサイドフレーム31との間の空間に左前輪用のホイールハウス13を設けることで車体内側にエンジンなどを収納するエンジンルームを形成するものである。
さらに、自動車の前部車体構造30は、ホイールハウス13の天井部をダンパーベース部34とし、このダンパーベース部34にダンパー35の上端部36を取り付けるとともに、ダンパー35を下方に延ばし、ダンパー35の前後側にそれぞれ前後の支持ブラケット41,42を配置し、これら前後の支持ブラケット41,42をホイールハウス13の側壁44に設けたものである。
加えて、自動車の前部車体構造30は、前後の支持ブラケット41,42に取付ボルト46,46(図3、図4参照参照)を介してアッパアーム47を上下方向に揺動自在に取り付け、このアッパアーム47の中央部にナックル48の上端部49を取り付け、ナックル48にロアアーム51を連結し、ロアアーム51にダンパーフォーク52(図3も参照)を介してダンパー35の下端部37(図3も参照)を連結し、ロアアーム51にラジアルロッド53およびスタビライザスプリング54を連結したものである。
ナックル48にハブ(図示せず)を介して前輪14を取り付ける。
なお、自動車の前部車体構造30を、車体左側を構成するものとして説明するが、車体右側を構成する自動車の前部車体構造も同様の構成であり、左右側の自動車の前部車体構造は同じ作用効果を得る。
図3は本発明に係る自動車の前部車体構造を示す分解斜視図である。
自動車の前部車体構造30は、前輪14(図2参照)の上方に前輪用のホイールハウス13を設け、このホイールハウス13の天井部をダンパーベース部34とし、このダンパーベース部34にダンパー35を下向きに設け、このダンパー35の前後側に、フロントサスペンション用のアッパアーム47を支える前後の支持ブラケット41,42をそれぞれ設けたものである。
ホイールハウス13は、車体前後方向に延びる側壁76を備える。側壁76は、ダンパー35の前方に、車体幅方向と平行で、かつダンパー35に臨む前壁77を備えるとともに、ダンパー35の後方に、車体幅方向と平行で、かつダンパー35に臨む後壁78を備える。
前支持ブラケット41は、上下に延びる底部56及びこの底部56の両側から突出した一対の側片57,58で断面略コ字形に形成したものである。
底部56を側壁76に接合するとともに、一対の側片57,58のうち、前側の側片57を前壁77に接合する。
前支持ブラケット41を断面略コ字形にすることで、収納凹部61を形成する。
後支持ブラケット42は、前支持ブラケット41と同様に、上下に延びる底部63及びこの底部63の両側から突出した一対の側片64,65で断面略コ字形に形成したものである。
底部63を側壁76に接合するとともに、一対の側片64,65のうち、後側の側片65を後壁78に接合する。
後支持ブラケット42を断面略コ字形にすることで、収納凹部67を形成する。
なお、部材同士の接合は、一例としてスポット溶接が適用されるが、これに限定するものではない。
図4は本発明に係る自動車の前部車体構造を構成する前後の支持ブラケットを示す断面図である。
ダンパー35の前後側にそれぞれ前後の支持ブラケット41,42を配置し、前支持ブラケット41の底部56を、ホイールハウス13の側壁76に接合するとともに、前支持ブラケット41の前側の側片57を、側壁76の前壁77に接合する。
後支持ブラケット42の底部63をホイールハウス13の側壁76に接合するとともに、後支持ブラケット42の後側の側片65を、後壁78に接合する。
前支持ブラケット41の前後の側片57,58には、それぞれ取付孔59,59を備え、側壁76の前壁77に取付孔77aを備える。
また、後支持ブラケット42の一対の側片64,65には、それぞれ取付孔66,66を備え、側壁76の後壁78に取付孔78aを備える。
アッパアーム47を略湾曲状に形成し、両端部(前後部)のボス71,72のうち、前側ボス71をスペーサ73,73を介して前支持ブラケット41の収納凹部61に配置する。
前側ボス71の貫通孔71aを、前支持ブラケット41の取付孔59,59および取付孔77aに合わせる。
取付ボルト46を、取付孔59,59、貫通孔71aおよび取付孔77aに差し込み、取付孔77aから突出した取付ボルト46にナット74をねじ結合する。
これにより、前支持ブラケット41に前側ボス71を回転自在に取り付ける。
さらに、両端部(前後部)のボス71,72のうち、後側ボス72をスペーサ73,73を介して後支持ブラケット42の収納凹部67に配置する。
後側ボス72の貫通孔72aを、後支持ブラケット42の取付孔66,66および取付孔78aに合わせる。
取付ボルト46を、取付孔66,66、貫通孔72aおよび取付孔78aに差し込み、取付孔78aから突出した取付ボルト46にナット74をねじ結合する。
これにより、後支持ブラケット42に後側ボス72を回転自在に取り付ける。
このように、前後の支持ブラケット41,42に前後のボス71,72をそれぞれ回転自在に取り付けることで、前後の支持ブラケット41,42にアッパアーム47を上下方向に揺動自在に取り付ける。
このアッパアーム47の中央部47aにナックル48(図3参照)の上端部49を取り付ける。
図5は本発明に係る自動車の前部車体構造を構成する前後の支持ブラケットを示す側面図である。
前支持ブラケット41は、上下に延びる底部56及びこの底部56の両側から突出した一対の側片57,58で断面略コ字形に形成し、底部56をホイールハウス13の側壁76に接合するとともに、一対の側片57,58のうち前側の側片57をホイールハウス13の前側壁77に接合し、一対の側片57,58に、それぞれ取付孔59,59を備える。
前支持ブラケット41の上端部81をダンパーベース部34まで延ばすとともに、この上端部81をダンパーベース部34に、一例としてスポット溶接で接合する。
具体的には、一対の側片57,58のうち後側の側片58の上部58aおよび底部56の上部56aをダンパーベース部34まで上方に延ばし、延ばした部位にダンパーベース部34に対向する接合部82を備え、接合部82をダンパーベース部34に、一例としてスポット溶接で接合する。
後側の側片58の上部58a、底部56の上部56aおよび接合部82で、前支持ブラケット41の上端部81を構成する。
ここで、前支持ブラケット41の後側の側片58を接合部82を介してダンパーベース部34に接合した理由は以下の通りである。
すなわち、一対の側片57,58のうち前側の側片57を、ホイールハウス13の前側壁77に接合する。よって、前側の側片57の剛性を確保することが可能である。
これに対して、後側の側片58は、ホイールハウス13の側壁76に接合しない。そこで、後側の側片58を接合部82を介してダンパーベース部34に接合することで、後側の側片58の剛性を確保する。
後支持ブラケット42は、前支持ブラケット41と同様に、上下に延びる底部63及びこの底部63の両側から突出した一対の側片64,65で断面略コ字形に形成し、底部63をホイールハウス13の側壁76に接合するとともに、一対の側片64,65のうち後側の側片65をホイールハウス13の後側壁78に接合し、一対の側片64,65に、それぞれ取付孔66,66を備える。
後支持ブラケット42の上端部84をダンパーベース部34まで延ばすとともに、この上端部84をダンパーベース部34に接合する。
具体的には、一対の側片64,65のうち前側の側片64の上部64aおよび底部63の上部63aをダンパーベース部34まで上方に延ばし、延ばした部位にダンパーベース部34に対向する接合部85を備え、接合部85をダンパーベース部34に接合する。
前側の側片64の上部64a、底部63の上部63aおよび接合部85で、後支持ブラケット42の上端部84を構成する。
ここで、後支持ブラケット42の前側の側片64を接合部85を介してダンパーベース部34に接合した理由は以下の通りである。
すなわち、一対の側片64,65のうち後側の側片65を、ホイールハウス13の後側壁78に接合する。よって、後側の側片65の剛性を確保することが可能である。
これに対して、前側の側片64は、ホイールハウス13の側壁76に接合しない。そこで、前側の側片64を接合部85を介してダンパーベース部34に接合することで、前側の側片64の剛性を確保する。
図6は本発明に係る後支持ブラケットを示す拡大図である。
前後の支持ブラケット41,42は線対称部材であり、同様の構成部材である。そこで、図6においては、後支持ブラケット42について説明して、前支持ブラケット41の説明を省略する。
後支持ブラケット42の上端部84をダンパーベース部34まで延ばし、延ばした上端部84をダンパーベース部34に接合した。
このように、後支持ブラケット42の上端部84をダンパーベース部34に接合することで、補強部材を新たに加えることなく、後支持ブラケット42をホイールハウス13に強固に接合することができる
すなわち、後支持ブラケット42を断面略コ字形とし、この後支持ブラケット42の前側の側片64の上部64aおよび底部63の上部63aをダンパーベース部34まで延ばし、延ばした部位に接合部85を設け、接合部85をダンパーベース部34に接合する。
前側の側片64の上部64aを接合部85を介してダンパーベース部34に接合することで、前側の側片64をホイールハウス13に強固に取り付けることができる。
このように、前側の側片64を接合部85を介してダンパーベース部34に接合することで、補強部材を新たに加えることなく、前側の側片64を上方に延ばすだけの簡単な構成で、後支持ブラケット42をホイールハウス13に強固に取り付けることができる。
特に、側片64の上部64a、底部63の上部63aおよび接合部85を一体に形成することで、いわゆる箱体の角部と同様の構成とし、前側の側片64の剛性をより一層高めることができる。
なお、後支持ブラケット42は接合部85を一体成形することで、後支持ブラケット42を簡単に製造することが可能である。
図7(a),(b)は本発明に係る自動車の前部車体構造を説明する図であり、(a)は比較例を示し、(b)は図1〜図6で説明した実施の形態を実施例として示す。
(a)において、ホイールハウス100の側壁101に前後の支持ブラケット102,103をそれぞれ設け、前支持ブラケット102にアッパアーム105の前側ボス106をボルト107で取り付けるとともに、後支持ブラケット103にアッパアーム105の後側ボス108をボルト107で取り付ける。
前支持ブラケット102の後側の側片111は、上端部111aがホイールハウス100のダンパーベース部112に接合されていない。このため、後側の側片111が矢印方向に変形する虞がある。
後支持ブラケット103の前側の側片113は、上端部113aがホイールハウス100のダンパーベース部112に接合されていない。このため、前側の側片113が矢印方向に変形する虞がある。
後側の側片111の矢印方向への変形を防ぎ、さらに前側の側片113の矢印方向への変形を防ぐために、例えば後側の側片111や前側の側片113を補強する補強部材(図示せず)を新たに加える必要がある。
しかし、補強部材を新たに設けることはコストアップを招き好ましくない。
(b)において、ホイールハウス13の側壁76に前後の支持ブラケット41,42をそれぞれ設け、前支持ブラケット41にアッパアーム47の前側ボス71をボルト46で取り付けるとともに、後支持ブラケット42にアッパアーム47の後側ボス72をボルト46で取り付ける。
前支持ブラケット41は、後側の側片58の上部58aおよび底部56の上部56aをダンパーベース部34まで上方に延ばし、延ばした部位にダンパーベース部34に対向する接合部82を備え、接合部82をダンパーベース部34に接合する。よって、後側の側片58をホイールハウス13に強固に取り付ける。
後支持ブラケット42は、前側の側片64の上部64aおよび底部63の上部63aをダンパーベース部34まで上方に延ばし、延ばした部位にダンパーベース部34に対向する接合部85を備え、接合部85をダンパーベース部34に接合する。よって、前側の側片64をホイールハウス13に強固に取り付ける。
このように、後側の側片58の上部58aを接合部82を介してダンパーベース部34に接合するとともに、前側の側片64の上部64aを接合部85を介してダンパーベース部34に接合することで、補強部材を新たに加えることなく、簡単な構成で前後の支持ブラケット41,42をホイールハウス13に強固に取り付けることができる。
これにより、重量の増加を抑えることや、コストを抑えることが可能になる。
なお、前記実施の形態では、前支持ブラケット41において、後側の側片58の上部58aをダンパーベース部34に接合し、後支持ブラケット42において、前側の側片64の上部64aをダンパーベース部34に接合した例について説明したが、これに限らないで、前支持ブラケット41の前後の側片57,58の上部をダンパーベース部34に接合し、後支持ブラケット42の前後の側片64,65の上部をダンパーベース部34に接合することも可能である。
また、前記実施の形態では、前後の支持ブラケット41,42を構成する底部56,63を略矩形状に形成し、底部の前後辺に側片を備えた例について説明したが、前後の支持ブラケット41,42は、この形状に限らないで、任意に変更することが可能である。
本発明の自動車の前部車体構造は、前輪用のホイールハウスでフロントサスペンションを支えるように構成した自動車に好適である。
本発明に係る自動車の前部車体構造を備えた自動車の斜視図である。 図1の2矢視図である。 本発明に係る自動車の前部車体構造を示す分解斜視図である。 本発明に係る自動車の前部車体構造を構成する前後の支持ブラケットを示す断面図である。 本発明に係る自動車の前部車体構造を構成する前後の支持ブラケットを示す側面図である。 本発明に係る後支持ブラケットを示す拡大図である。 本発明に係る自動車の前部車体構造を説明する図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…自動車、13…ホイールハウス、14…前輪、30…自動車の前部車体構造、34…ダンパーベース部、35…ダンパー、46…取付ボルト、47…アッパアーム、41…前支持ブラケット、42…後支持ブラケット、56,63…底部、57,64…前側の側片、58,65…後側の側片、74…ナット、81…前支持ブラケットの上端部、82,85…接合部、84…後支持ブラケットの上端部。

Claims (2)

  1. 前輪の上方に前輪用のホイールハウスを設け、このホイールハウスの天井部をダンパーベース部とし、このダンパーベース部にダンパーを下向きに設け、このダンパーの前後側にそれぞれ前後の支持ブラケットを設け、前後の支持ブラケットでフロントサスペンション用のアッパアームを支える自動車の前部車体構造において、
    前記前後の支持ブラケットを、上下に延びる底部と、この底部の両側から突出した一対の側片とで断面略コ字形に形成し、
    前記一対の側片のうち、一方の側片の上部に前記ダンパーベース部に対向する接合部を一体形成し、
    この接合部を前記ダンパーベース部に接合するとともに、他方の側片および前記底部を前記ホイールハウスに接合したことを特徴とする自動車の前部車体構造。
  2. 前記前後の支持ブラケットに取付ボルトを介して前記アッパアームを回転自在に支える構成とし、
    前記取付ボルトの先端部が、前記ホイールハウスを貫通して反対側の空間となるエンジンルーム側に突出し、突出した先端部にナットがねじ結合されたことを特徴とする請求項1記載の自動車の前部車体構造。
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