JP3923395B2 - 端子金具 - Google Patents

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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電線の端末に接続された状態で締結具により車両などに取り付けられる端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の端子金具としては、図14に示すようなものがある。端子金具1は、板状の金具本体3の長手方向の一側に電線(不図示)に加締められる電線加締め部5を設け、他側に締結具であるボルト7を挿通する挿通孔(不図示)を有した締結部11を設けたものである。
【0003】
この端子金具1を用いる場合には、予め、被覆を剥離された電線の端末に電線加締め部5を加締め、その後、締結部11をボルト7により車体13に締結する。締結部11をボルト7により車体13に締結するときには、挿通孔にボルト7を挿通すると共に、締結部11とボルト7との間に座金15を介在させておき、ボルト7の先端を不図示のボス部やナットに螺合する。この状態では、端子金具1が電線の端末を車体13に固定していると共に、電線と車体13とを導通接続している。
【0004】
一方、車体へのアース接続などの際には、複数の電線を一箇所にまとめて接続することが行われている。この場合には、図15および図16に示すような端子金具が用いられる。
【0005】
図15および図16に示すように、端子金具2は、板状の複数の金具本体4a,4bの長手方向の一側にそれぞれ電線w,wに加締められる電線加締め部5,5を設け、他側にそれぞれ締結具であるボルト7を挿通する挿通孔6a,6bを有した締結部8a,8bを設け、それらの締結部8a,8bを相互に係止するための係止部10a,10bを締結部8a,8bに設けたものである。
【0006】
この端子金具2を用いる場合には、予め、被覆を剥離された複数の電線w,wの端末にそれぞれ電線加締め部5,5を加締め、締結部8a,8bを重ね合わせて係止部10a,10bにより相互に係止して一体としておく。その後、一体とされた締結部8a,8bを、図16に示すように、ボルト7を挿通孔6a,6bに挿通させると共に締結部8a,8bとボルト7との間に座金15を介在させ、そのボルト7の先端を不図示のボス部やナットに螺合することで車体13(不図示)に締結する。
【0007】
この状態では、端子金具2が複数の電線w,wの端末を一箇所にまとめて車体13に固定していると共に、電線w,wと車体13とを導通接続している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記端子金具1および端子金具2では、分別廃棄やリサイクルなどの解体時に車体13から不図示の電線または電線w,wを取り外す場合、工具を用いてボルト7を取り外さないと、不図示の電線または電線w,wを車体13から取り外すことができなかった。このため、端子金具1および端子金具2では、電線の車体13からの取り外し作業に手間がかかっており、解体作業に手間がかかっていた。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、締結具を取り外さなくても電線を取り外すことができる端子金具の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、電線に加締められる電線加締め部を有した板状の金具本体と、この金具本体に破断可能な破断部を介して連結され、締結具を挿通する挿通孔を有した締結部とを備えた端子金具であって、前記金具本体に、先端側が前記締結部と共に前記締結具により締結される共締部を設け、前記締結部および共締部が前記締結具により締結された状態で、前記金具本体を前記破断部を支点として前記締結具による締結方向の反対側に引っ張り、前記共締部の締結を解除して前記破断部に破断力を発生させることを特徴とする。
【0011】
このように構成された請求項1記載の発明は、締結部が締結具により車体などに締結された状態で、その締結部と共に共締部の先端側が締結具により締結されている金具本体を、締結具による締結方向の反対側に引っ張ることで、共締部の先端側の締結部による締結を解除すると共に、破断部に破断力を発生させてその破断部を破断することができる。
【0012】
また、締結部が締結具により車体などに締結された状態で、締結部と共に共締部の先端側が締結具により締結されているので、金具本体を締結部と共に確実に車体に固定することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の端子金具であって、前記破断部が、前記金具本体の長手方向に沿って設けられ、前記破断部に破断力を発生させるとき、前記金具本体の長手方向の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることを特徴とする。
【0014】
このように構成された請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の作用に加え、破断部が金具本体の長手方向に沿って設けられているため、金具本体の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を引っ張る引っ張り力を全て破断部を破断する破断力として作用させることができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の端子金具であって、前記破断部が、前記金具本体の長手方向に交差した前記締結部の両側に設けられていることを特徴とする。
【0016】
このように構成された請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の作用に加え、金具本体の長手方向に交差する締結部の両側に破断部が設けられているので、金具本体が破断部を支点として締結具による締結方向に交差した方向にがたつくことがない。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の端子金具であって、前記共締部が、前記締結部の両側間で、かつ前記締結部に対して前記金具本体の長手方向の他側に設けられていることを特徴とする。
【0018】
このように構成された請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、共締部が金具本体の長手方向に交差した締結部の両側間で、かつ締結部に対して長手方向の他側に設けられているため、締結具で共締部の先端側を締結することによる金具本体の車体への固定を、より確実に行うことができる。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の端子金具であって、前記挿通孔が、前記共締部に向けて開口した凹状に形成されていることを特徴とする。
【0020】
このように構成された請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、挿通孔が共締部に向けて開口しているため、共締部と締結具との間でその締結具の締結力が分散されることが防止され、締結具の締結力を共締部に確実に伝達することができる。
【0021】
請求項6記載の発明は、複数の電線にそれぞれ加締められる電線加締め部を有した板状の複数の金具本体と、これらの金具本体にそれぞれ破断可能な破断部を介して連結され、締結具を挿通する挿通孔を有した締結部と、この締結部に設けられて前記複数の端子金具の前記締結部を相互に係止可能とする係止部とを備え、前記複数の端子金具の前記締結部が前記係止部により相互に係止されることで一体とされて前記締結具により締結され、前記締結部が前記締結具により締結された状態で、前記金具本体を前記破断部を支点として前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることにより前記破断部に破断力を発生させ、前記破断部が、前記金具本体の長手方向に沿って設けられ、前記破断部に破断力を発生させるとき、前記金具本体の長手方向の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることを特徴とする。
【0022】
このように構成された請求項6記載の発明は、係止部により相互に係止されて一体とされた複数の締結部が締結具により車体などに締結された状態で、複数の金具本体をそれぞれ締結具による締結方向の反対側に引っ張ることで、破断部に破断力を発生させてその破断部を破断することができる。
【0024】
また、このように構成された請求項6記載の発明は、破断部が金具本体の長手方向に沿って設けられているため、金具本体の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を引っ張る引っ張り力を全て破断部を破断する破断力として作用させることができる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の端子金具であって、前記破断部は、一部が湾曲していることを特徴とする。
【0026】
このように構成された請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の作用に加え、破断部の一部が湾曲しているため、不用意な力により破断部が破断することを防止されて車体などに確実に固定される。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の端子金具であって、前記金具本体が、剛性を向上させかつ前記破断部の破断を誘起させるためのリブを有していることを特徴とする。
【0028】
このように構成された請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、金具本体に剛性を向上させかつ前記破断部の破断を誘起させるためのリブが設けられているので、金具本体の他側を引っ張ったときに金具本体が撓むなどすることを防止できる。したがって、金具本体の他側を引っ張る引っ張り力により確実に破断部に破断力を発生させることができる。
【0029】
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の端子金具であって、前記破断部は、薄肉状に形成されていることを特徴とする。
【0030】
このように構成された請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、破断部が薄肉状であるため、その破断部を、より容易に破断させることができる。
【0031】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の端子金具であって、前記破断部は、薄肉状の前記破断力の発生開始側端部に対して厚肉に形成された厚肉部を有していることを特徴とする。
【0032】
このように構成された請求項10記載の発明では、請求項9記載の発明の作用に加え、破断部が厚肉に形成された厚肉部を有しているため、その厚肉部の分だけ断面積が大きくなっており、破断部での電流容量を大きくすることができる。
【0033】
また、破断部が厚肉に形成された厚肉部を有しているので、その厚肉部で破断部の剛性が向上している。このため、締結部が締結具により締結されるときには、その締結部を締結する締結具の締結力を厚肉部で受けて破断部に破断力が発生することを防止できる。
【0034】
さらに、破断部を強制的に破断させるとき、その破断部の破断力の発生開始側端部が薄肉状のままであるため、破断部が破断力の発生開始側端部から破断していく。そして、破断部は、破断力の発生開始側の破断に応じて厚肉部が破断されると共に、破断力の発生開始側が破断することにより厚肉部に大きな破断力が発生してその厚肉部が破断される。
【0035】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の端子金具であって、前記厚肉部は、前記破断力の発生開始側から次第に厚肉となるように形成されていることを特徴とする。
【0036】
このように構成された請求項11記載の発明では、請求項10記載の発明の作用に加え、厚肉部が破断力の発生開始側から次第に厚肉となるように形成されているため、破断力の発生開始側の破断に応じた厚肉部の破断を円滑に行うことができる。
【0037】
請求項12記載の発明は、請求項10または11記載の端子金具であって、前記厚肉部は、前記破断部の前記破断力の発生開始側に対する反対側端部に設けられていることを特徴とする。
【0038】
このように構成された請求項12記載の発明では、請求項10または請求項11記載の発明の作用に加え、厚肉部が破断力の発生開始側に対する反対側端部に設けられているため、厚肉部の剛性が破断部の破断力の発生開始側の破断に影響を及ぼしにくくなり、また破断部の破断力の発生開始側が破断することにより厚肉部に大きな破断力を発生させやすい。
【0039】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の端子金具であって、前記厚肉部は、前記金具本体および前記締結部の板厚を有して前記金具本体および前記締結部と連続するように形成されていることを特徴とする。
【0040】
このように構成された請求項13記載の発明では、請求項12記載の発明の作用に加え、厚肉部が破断力の発生開始側端部で金具本体および締結部の板厚を有してそれらの金具本体および締結部と連続するように形成されているため、厚肉部での電流容量の減少を防止して破断部の電流容量を、より大きくすることができると共に、厚肉部での破断部の剛性を、より向上することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる端子金具の実施形態について図面を参照して説明する。
【0042】
(第1実施形態)
図1は、本発明にかかる端子金具の第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す端子金具を車体に固定した状態の斜視図、図3は、図2に示す端子金具の平面図である。
【0043】
本実施形態の端子金具17は、図1〜図3に示すように、電線(不図示)に加締められる電線加締め部5を有した板状の金具本体19と、この金具本体19に破断可能な破断部21,21を介して連結され、締結具であるボルト7を挿通する挿通孔23を有した締結部25とを備え、先端側が締結部25と共にボルト7により締結される共締部27を金具本体19に設けものである。
【0044】
金具本体19は、略長尺板状の金属板からなり、長手方向の一側が他側に対して幅方向に膨出している。この金具本体19は、一側の端面29の幅方向両側から長手方向に沿って突設され、所定のピッチを有して相互に対向配置された突出部31,31を有している。また、金具本体19の一側には、突出部31,31の先端から金具本体19の他側に向けて幅方向の両側に沿って形成され、ボルト7の締結方向に対する反対側である上方に突出した棒状のリブ33,33が設けられている。したがって、金具本体19は、突出部31,31の剛性をリブ33,33により向上されている。また、金具本体19の長手方向の他側には、電線加締め部5が設けられている。
【0045】
上述した共締部27は、図3に示すように、金具本体19の幅方向に長い矩形板状に形成され、金具本体19の端面29の中間部から金具本体19の長手方向に突設されている。この共締部27は、基端側を支点として先端側が撓むようになっている。
【0046】
このような金具本体19は、長手方向の一側に破断部21,21を介して締結部25が連結されている。破断部21,21は、図1〜3に示すように、金具本体19の板厚に対して薄肉状に形成されて可撓性を有し、突出部31,31の対向部分から相互に近接する方向に突設されている。これらの破断部21,21は、突出部31,31の長手方向に沿って設けられ、突出部31,31の先端から共締部27の先端に対して若干突出部31,31の先端側の部分まで形成されている。そして、破断部21,21は、金具本体19と後述する締結部25との間で上下に引っ張られることにより破断力である剪断力が発生するようになっている。
【0047】
締結部25は、矩形板状に形成され、長手方向の寸法が破断部21の長手方向の寸法と略同一寸法となっており、幅方向の寸法が突出部31,31間のピッチよりも若干小さい寸法に形成されている。
【0048】
この締結部25は、幅方向の両側が破断部21,21にそれぞれ連結され、突出部31,31間に金具本体19の長手方向に沿って配置されており、幅方向が金具本体19の長手方向に交差した状態となっている。また、締結部25は、長手方向の一端が突出部31,31の先端と略面一となっており、他端が共締部27の先端に対して突出部31,31の先端側に配置されて金具本体19の端面29との間に空間部を形成している。
【0049】
したがって、共締部27が、締結部25の幅方向の両側間で、かつ締結部25に対して金具本体19の長手方向の他側に設けられた状態となっている。この締結部25には、上述したようにボルト7を挿通する挿通孔23が設けられている。
【0050】
挿通孔23は、凹状に形成され、締結部25の他端から一端側に向けて締結部25の長手方向に沿って設けられている。この挿通孔23は、共締部27に向けて開口し、締結部25と金具本体19との間の空間部と連通して閉溝となっている。また、挿通孔23は、締結部25の一端側が締結部25の中心部に対して他端側に配置され、その一端側の内周面がボルト7の雄ねじ部35の曲率と略同一の曲率を有した面となっている。この挿通孔23は、長手方向の寸法がボルト7の雄ねじ部35の径よりも大きい長手方向の寸法を有し、幅方向の寸法が雄ねじ部35の径と略同一寸法か若干大きい寸法に形成されている。
【0051】
このように構成された端子金具17を用いる場合には、予め、被覆を剥離された電線の端末に電線加締め部5を加締め、その後、締結部25をボルト7により車体13に締結する。
【0052】
締結部25をボルト7により車体13に締結するに際しては、挿通孔23の一端側の内周面にボルト7の雄ねじ部35の外周面を当接させて挿通すると共に、締結部25とボルト7のねじ頭37との間に座金39を介在させておく。このとき、座金39としては、図2に示すように、締結部25の幅方向両側から突出しないにように、かつ一部が共締部27の先端側上に配置されるように寸法を設定されたものが用いられる。
【0053】
そして、ボルト7の雄ねじ部35の先端を不図示のボス部やナットに螺合すると、締結部25と共締部27の先端とが座金39を介してボルト7により締結されることとなる。
【0054】
この状態では、金具本体19が車体に固定されて電線と車体13とを導通接続している。また、端子金具17では、締結部25と共に共締部27がボルト7により締結されている。
【0055】
さらに、端子金具17では、挿通孔23が共締部27に向けて開口しているため、共締部27とボルト7との間でそのボルト7の締結力が分散されることが防止され、ボルト7の締結力を共締部27に確実に伝達している。
【0056】
なお、上記では、締結部25をボルト7により締結するとき、ボルト7のねじ頭37と締結部25との間に座金39を介在させていたが、その座金39を省略してもよい。
【0057】
このように車体13に固定された端子金具17を車体13から取り外すときには、図2に示すように、金具本体19の他側を矢印のように上方に引っ張る。金具本体19の他側を上方に引っ張ると、共締部27が基端側から上方に移動しようとすると共に、その共締部27の先端側がボルト7により締結されているため、共締部27が先端側と基端側との間で撓んでその先端側に対して基端側が上方に傾斜する。
【0058】
したがって、金具本体19は、締結部25との間で破断部21,21を撓ませながら車体13に当接している一側の突出部31,31の先端を支点として他側が上方に移動し、締結部25に対して回動することとなる。このとき、共締部27は、金具本体19の回動に応じて先端側が次第に座金39の外周縁側に移動する。
【0059】
そして、金具本体19が所定の回動位置となると、共締部27の先端側が座金39の外周縁より外側に配置されてボルト7による締結が解除される。
【0060】
この状態でさらに金具本体19の他側を上方に引っ張ると、破断部21,21が金具本体19の回動に応じて締結部25と突出部31,31との間で上下に引っ張られる。このため、破断部21,21は、突出部31,31の基端側から剪断力が発生し、その剪断力により突出部31,31の基端側から先端側に向けて次第に破断していく。
【0061】
このとき、端子金具17では、破断部21,21が金具本体19の長手方向に沿って設けられているため、金具本体19の他側を引っ張る引っ張り力を全て破断部21,21を破断する剪断力として作用させることができ、破断部21,21を破断させやすくなっている。
【0062】
また、端子金具17では、突出部31,31の剛性がリブ33,33により向上されているため、金具本体19の他側を引っ張ったときに突出部31,31が撓むなどすることを防止できる。したがって、金具本体19の他側を引っ張る引っ張り力を確実に破断部21,21を破断する剪断力として作用させることができ、破断部21,21を、より破断させやすくなっている。
【0063】
そして、破断部21,21が完全に破断した状態では、図4に示すように、締結部25と金具本体19とが分断されて金具本体19の車体13への固定が解除され、金具本体19と共に電線の端末が車体13から取り外される。
【0064】
上記本実施形態の端子金具17では、締結部25がボルト7により車体13に締結された状態で、その締結部25と共に共締部27の先端側がボルト7により締結されている金具本体19を、その他側を上方に引っ張って回動させることで、共締部27の先端側のボルト7による締結を解除すると共に、破断部21,21を締結部25と突出部31,31との間で上下に引っ張って発生させた剪断力により破断することができる。
【0065】
このため、締結部25と金具本体19とを分断させ、工具を用いることなく、金具本体19と共に電線の端末を車体13から取り外すことができ、解体作業を容易に行うことができる。
【0066】
また、端子金具17では、締結部25がボルト7により車体13に締結された状態で、締結部25と共に共締部27の先端側がボルト7により締結されているので、金具本体19を締結部25と共に確実に車体13に固定することができる。このため、端子金具17では、金具本体19が締結部25に対して上下にがたつくことがなく、不用意な力により破断部21,21が破断することを防止でき、電線と車体13とを確実に接続することができる。
【0067】
端子金具17では、破断部21,21が金具本体19の長手方向に沿って設けられているため、一側の突出部31,31を支点として他側を上方に引っ張る引っ張り力を全て破断部21,21を破断する剪断力として作用させることができる。したがって、端子金具17では、破断部21,21を破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0068】
また、端子金具17では、締結部25が幅方向の両側を破断部21,21により金具本体19に連結されているので、金具本体19が破断部21,21を支点として幅方向に回動することがない。このため、端子金具17では、不用意な力により破断部21,21が破断することを、より確実に防止することができる。
【0069】
端子金具17では、共締部27が金具本体19の端面29の中間部に形成され、共締部27が締結部25の幅方向の両側間で、かつ締結部25に対して長手方向の他側に設けられた状態となっているため、ボルト7で共締部27の先端側を締結することによる金具本体19の車体13への固定を、より確実に行うことができる。したがって、端子金具17では、不用意な力により破断部21,21が破断することを、より確実に防止できる。
【0070】
端子金具17では、挿通孔23が共締部27に向けて開口しているため、共締部27とボルト7との間でそのボルト7の締結力が分散されることが防止され、ボルト7の締結力を共締部27に確実に伝達することができる。したがって、端子金具17では、ボルト7で共締部27の先端側を締結することによる金具本体19の車体13への固定を、より確実に行うことができ、不用意な力により破断部21,21が破断することを、より確実に防止できる。
【0071】
また、端子金具17では、突出部31,31の剛性がリブ33,33により向上されているため、金具本体19の他側を引っ張ったときに突出部31,31が撓むなどすることを防止できる。したがって、金具本体19の他側を引っ張る引っ張り力を確実に破断部21,21を破断する剪断力として作用させることができ、破断部21,21を、より破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0072】
端子金具17では、破断部21,21が薄肉状であるため、その破断部21,21を金具本体19の他側を上方に引っ張ったときに容易に破断させることができる。
【0073】
以上、本発明にかかる端子金具の第1実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記実施形態では、破断部21,21が締結部25の幅方向の両側に設けられていたが、締結部25の幅方向の一方側にのみ設けたものでもよい。また、破断部21,21は、金具本体19の長手方向に沿って形成されていたが、金具本体19の幅方向に沿って形成しても良い。
【0074】
さらに、挿通孔23は、共締部27に向けて開口した凹状に形成したが、開口を有さない締結部25を貫通した孔により形成しても良い。
【0075】
また、破断部21,21は、薄肉状に形成されていたが、締結部25と突出部31,31との間に所定のピッチごとに開口を形成したものでもよい。
【0076】
(第2実施形態)
以下、本発明にかかる端子金具の第2実施形態について図5〜図8を参照して説明する。なお、上記実施形態と同一構成部分には、同一符号を付して詳細な説明を省略する。図5は、本発明にかかる端子金具の第2実施形態を示す斜視図、図6は、図5に示す端子金具に形成されている締結部を一体とした状態の斜視図、図7は、図6に示す端子金具を車体に固定した状態の平面図である。
【0077】
本実施形態の端子金具41は、図5〜図7に示すように、複数の電線(不図示)にそれぞれ加締められる電線加締め部5を有した板状の複数の金具本体43a,43bと、これらの金具本体43a,43bにそれぞれ破断可能な破断部45,45を介して連結され、締結具であるボルト7を挿通する挿通孔47を有した複数の締結部49a,49bと、これらの締結部49a,49bにそれぞれ設けられて複数の締結部49a,49bを相互に係止可能とする係止部51,51とを備えている。
【0078】
金具本体43a,43bは、図5に示すように、並列に配置したときに相互に線対称となる形状に形成され、同一構成である。したがって、ここでは、一方の金具本体43aについて説明し、他方の金具本体42bについては、一方の金具本体43aと同一構成部分に同一符号を付しておく。金具本体43aは、長尺板状の金属板からなり、長手方向の一側に端面から長手方向に沿って突出部53が突設され、他側に電線加締め部5が設けられている。
【0079】
突出部53は、図5〜図7に示すように、幅方向の一側縁および他側縁が金具本体43aの長手方向に沿って設けられている。この突出部53の一側縁は、金具本体43a,43bの並列状態で金具本体42bの突出部53の一側縁と相互に対向するようになっている。また、突出部53の一側縁は、基端側が長手方向の中間部分まで次第に突出部53の幅方向の寸法を小さくするように湾曲している。
【0080】
一方、突出部53の幅方向の他側縁には、長手方向に沿って形成されてボルト7の締結方向に対する反対側である上方に突出した棒状のリブ55が設けられており、そのリブ55により突出部53の剛性が向上されている。
【0081】
このような金具本体43a,43bは、長手方向の一側にそれぞれ破断部45,45を介して締結部49a,49bが連結されている。破断部45,45および締結部49a,49bは、図5に示すように、金具本体43a,43bの並列状態で点対称となる同一構成であり、金具本体43a,43bと同様に一方の破断部45および締結部49aについて説明し、他方の破断部および締結部49bについは、一方の破断部45および締結部49aと同一構成部分に同一符号を付しておく。
【0082】
破断部45は、図5〜図7に示すように、突出部53の一側縁に沿って設けられている。すなわち、破断部45は、基端側で一部が湾曲した状態となっている。また、破断部45は、突出方向の中間部分の上下面がそれぞれ凹状に形成され、金具本体43aの板厚に対して薄肉状で可撓性を有している。そして、破断部45は、金具本体43aと後述する締結部49aとの間でそれぞれ上下に引っ張られることにより破断力である剪断力が発生するようになっている。
【0083】
上述した締結部49aは、略矩形板状に形成され、幅方向の一側が破断部45に連結されており、他側に挿通孔47を挟んで金具本体43aの長手方向に対向する対向板部57a,57bを有している。この締結部49aは、金具本体43aの一側に配置された対向板部57aの端縁が突出部53の先端縁と略面一となっている。そして、締結部49aは、対向板部57a,57b間に係止部51が設けられている。
【0084】
係止部51は、図5に示すように、挿通孔47に対して締結部49aの幅方向の両側に設けられた一対の嵌合部51a,51bからなる。挿通孔47に対して締結部49aの幅方向の一側に設けられている一方の嵌合部51aは、締結部49aの上面に対して下方に向けて折り曲げられた凹状となっており、締結部49aの上面との間に所定の段差を形成している。
【0085】
また、挿通孔47に対して締結部49aの他側に設けられている他方の嵌合部51bは、締結部49aの上面に対して下方に向けて折り曲げられた凹状となっており、締結部49aの上面との間に所定の段差を形成している。
【0086】
このような係止部51は、図6に示すように、嵌合部51a,51bが締結部49bの嵌合部51b,51aの段差部分にそれぞれ入り込むと共に、嵌合部51a,51bの段差部分に締結部49bの嵌合部51b,51aがそれぞれ入り込むことで、嵌合部51a,51bが締結部49bの嵌合部51b,51aと嵌合するようになっている。そして、係止部51は、嵌合部51a,51bが締結部49bの嵌合部51b,51aとそれぞれ嵌合することにより締結部49a,49bを重ね合わせ状態で相互に係止可能としている。
【0087】
このように構成された端子金具41を用いる場合には、予め被覆を剥離された複数の電線の端末にそれぞれ電線加締め部5,5を加締めておき、締結部49a,49bを係止部51,51により相互に係止して一体とする。そして、一体とされた締結部49a,49bを上記実施形態と同様にしてボルト7により車体13に締結する。
【0088】
締結部49a,49bを係止部51,51により相互に係止するに際しては、図5に示すように、予め金具本体43a,43bを並列に配置しておき、2点差線で示すように、締結部49a,49bの係止部51,51の他方の嵌合部51b,51bを相手側の挿通孔47,47内に配置させて一部を重ね合わせる。
【0089】
そこで、締結部49a,49bを、相互にスライドさせることにより、図6に示すように、完全に重ね合わせると共に係止部51,51の嵌合部51a,51bと嵌合部51b,51aとをそれぞれ嵌合させて相互に係止して一体とする。その後、一体とされた締結部49a,49bは、図7に示すように、座金15を介してボルト7により車体13に締結されることとなる。
【0090】
この状態では、端子金具41が複数の電線(不図示)の端末を車体13の一箇所にまとめて固定し、それらの電線と車体13とを導通接続している。また、端子金具41では、破断部45,45が基端側で一部が湾曲した状態となっているため、不用意な力により破断部45,45が破断することが防止されて車体13に確実に固定されている。
【0091】
このように車体13に固定された端子金具41を車体13から取り外すときには、金具本体43a,43bの他側を矢印のようにそれぞれ上方に引っ張る。金具本体43a,43bの他側を上方に引っ張ると、金具本体43a,43bが、締結部49a,49bとの間で破断部45,45を撓ませながら車体13に当接している突出部53,53の先端を支点として他側が上方に移動し、締結部49a,49bに対して回動することとなる。
【0092】
そして、破断部45,45は、金具本体43a,43bの回動に応じて締結部49a,49bと突出部53,53との間で上下に引っ張られ、突出部53,53の基端側から剪断力が発生してその剪断力により突出部53,53の基端側から先端側に向けて次第に破断していく。
【0093】
このとき、端子金具41では、破断部45,45が金具本体43a,43bの長手方向に沿って設けられているため、金具本体43a,43bの他側を引っ張る引っ張り力を全て破断部45,45を破断する剪断力として作用させることができ、破断部45,45を破断させやすくなっている。
【0094】
また、端子金具41では、突出部53,53の剛性がリブ55,55により向上されているため、金具本体43a,43bの他側を引っ張ったときに金具本体43a,43bが撓むなどすることを防止できる。したがって、端子金具41では、金具本体43a,43bの他側を引っ張る引っ張り力を確実に破断部45,45を破断する剪断力として作用させることができ、破断部45,45を、より破断させやすくなっている。
【0095】
そして、破断部45,45が完全に破断した状態では、図8に示すように、締結部49a,49bと金具本体43a,43bとがそれぞれ分断されており、金具本体43a,43bの車体13への固定が解除されてそれらの金具本体43a,43bと共に複数の電線の端末が車体13から取り外される。
【0096】
上記本実施形態の端子金具41では、係止部51,51により相互に係止されて一体とされた締結部49a,49bがボルト7により車体13に締結された状態で、金具本体43a,43bを、その他側を上方に引っ張って回動させることにより破断部45,45を締結部49a,49bと突出部53,53との間で上下に引っ張って発生させた剪断力により破断することができる。
【0097】
このため、締結部49a,49bと金具本体43a,43bとをそれぞれ分断させ、工具を用いることなく、金具本体43a,43bと共に複数の電線の端末を車体13から取り外すことができ、解体作業を容易に行うことができる。
【0098】
また、端子金具41では、複数の電線を車体13の一箇所にまとめて取り付けた後、金具本体43a,43bのいずれか一方のみを車体13から取り外すことで、その金具本体43aまたは43bと共に所定の電線の端末のみを車体13から取り外して回路の変更を容易に行うことができる。
【0099】
また、端子金具41では、破断部45,45が金具本体43a,43bの長手方向に沿って設けられているため、金具本体43a,43bの他側を引っ張る引っ張り力を全て破断部45,45を破断する剪断力として作用させることができ、破断部45,45を破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0100】
端子金具41では、破断部45,45が基端側で一部が湾曲した状態となっているため、不用意な力により破断部45,45が破断することが防止されて車体13に確実に固定されている。したがって、複数の電線と車体13とを確実に接続することができる。
【0101】
また、端子金具41では、突出部53,53の剛性がリブ55,55により向上されているため、金具本体43a,43bの他側を引っ張ったときに金具本体43a,43bが撓むなどすることを防止できる。したがって、金具本体43a,43bの他側を引っ張る引っ張り力を確実に破断部45,45を破断する剪断力として作用させることができ、破断部45,45を、より破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0102】
また、端子金具41では、破断部45,45が薄肉状であるため、その破断部45,45を金具本体43a,43bの他側を上方に引っ張ったときに容易に破断させることができる。
【0103】
以上、本発明にかかる端子金具の第2実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、上記実施形態では、破断部45,45が基端側で湾曲した状態となっていたが、破断部が先端側または基端と先端との間で湾曲した状態となっていてもよい。
【0104】
(第3実施形態)
以下、本発明にかかる端子金具の第3実施形態について図9を参照して説明する。なお、上記実施形態と同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。図9は本発明にかかる端子金具の第3実施形態を示す斜視図、図10は図9に示す端子金具に設けられている破断部のX−X線断面図、図11は図9に示す端子金具に設けられている破断部のXI−XI線断面図である。
【0105】
本実施形態の端子金具56は、図9〜図11に示すように、上記第1実施形態と略同様に構成され、破断部57が薄肉状の突出部58の基端側端部に対して厚肉に形成された厚肉部59を有しているものである。
【0106】
破断部57は、上記第2実施形態の破断部57と同様に突出部58の基端側の端部がその反対側である先端側に向けて次第に突出部58の幅方向の寸法を小さくするように湾曲して形成されている。この破断部57は、金具本体60および締結部61の板厚に対して薄肉状となっており、それらの金具本体60と締結部61との間に上下でそれぞれ凹部を形成するように設けられている。そして、破断部57は、突出部58の先端側端部に設けられた厚肉部59を有している。
【0107】
厚肉部59は、図9および図10に示すように、上面59aおよび下面59bが突出部58の基端側から先端側に向けて傾斜し、次第に厚肉となるように形成されている。そして、厚肉部59は、図9〜図11に示すように、突出部58の先端側の端部で上面59aおよび下面59bがそれぞれ突出部58および締結部61の上面58a,61aおよび下面58b,61bと面一となっている。すなわち、厚肉部59は、突出部58の先端側の端部で金具本体60および締結部61の板厚を有して金具本体60および締結部61と連続するように形成されている。これにより端子金具56は、薄肉状の破断部57が突出部58,58の基端側端部から先端側端部に対する基端側まで設けられ、その突出部58,58の先端側端部で締結部61と金具本体60とが直接連結された状態となっている。
【0108】
本実施形態の端子金具56では、上記第1実施形態と略同様の作用および効果を奏することができるのに加え、薄肉状の破断部57が厚肉に形成された厚肉部59を有しているため、その厚肉部59の分だけ断面積が大きくなっており、電線と車体13(不図示)とを導通接続している状態で破断部57での電流容量を大きくすることができる。この結果、端子金具56では、破断部57での所望の電流容量を確保する際、全体が薄肉状である場合に比較して破断部57を突出部58の基端側から先端側で短くでき、これに伴って突出部58の基端と先端との間を短くすることにより全体としての小型化を図ることができる。
【0109】
また、端子金具56では、薄肉状の破断部57が厚肉に形成された厚肉部59を有しているので、その厚肉部59で破断部57の剛性が向上している。このため、端子金具56では、締結部61をボルト7(不図示)により車体13に締結されるとき、その締結部61を締結するボルト7の締結力を厚肉部59で受けて突出部58,58側に伝達することができ、破断部57が突出部58,58と締結部61との間で上下に引っ張られるようなことがない。この結果、端子金具56では、締結部61を締結するボルト7の締結力により破断部57に剪断力が発生することを防止して破断部57が破断する不具合を防止することができる。
【0110】
さらに、端子金具56では、破断部57を強制的に破断させるとき、その破断部57の剪断力の発生が開始される突出部58の基端側端部が薄肉状のままであるため、破断部57が突出部58の基端側端部から破断していく。そして、破断部57は、突出部58の基端側の破断に応じて厚肉部59が破断していくと共に、突出部58の基端側が破断することにより厚肉部59に大きな剪断力が発生してその厚肉部59が破断していく。この結果、端子金具56では、厚肉部59を有していても破断部57の破断性を確保することができる。
【0111】
また、本実施形態の端子金具56では、厚肉部59が突出部58の基端側から先端側に向けて次第に厚肉となるように形成されているため、破断部57の突出部58の基端側の破断に応じた厚肉部59の破断を円滑に行うことができる。したがって、端子金具56では、厚肉部59を有していても破断部57の破断性を、より確実に確保することができる。
【0112】
また、本実施形態の端子金具56では、厚肉部59が突出部58の先端側端部に設けられているため、厚肉部59の剛性が破断部57の突出部58の基端側端部の破断に影響を及ぼしにくくなり、厚肉部59を有していても破断部57の破断性を、より確実に確保することができる。
【0113】
また、端子金具56では、厚肉部59が突出部58の先端側端部に設けられているため、破断部57の突出部58の基端側が破断することにより厚肉部59に大きな剪断力を発生させやすい。したがって、端子金具56では、厚肉部59を有していても破断部57の破断性を、より確実に確保することができる。
【0114】
さらに、端子金具56では、電線と車体(不図示)13とを導通接続している状態で破断部57の突出部58の先端側端部の端面が外部に露出しているのでその端面に外力が加わりやすいが、剛性の高い厚肉部59が突出部58の先端側端部に設けられているため、その外力による破断部57の破断を確実に防止することができる。
【0115】
また、本実施形態の端子金具56では、破断部57の突出部58の先端側端部に設けられた厚肉部59が、突出部58の先端側端部で金具本体60および締結部61の板厚を有してそれらの金具本体60および締結部61と連続するように形成されている。つまり、端子金具56では、厚肉部59が突出部58,58の先端側端部で締結部61と金具本体60とを直接連結した状態となっているため、破断部57の破断性を確保しつつ、厚肉部59での電流容量の減少を防止して破断部57の電流容量を、より大きくすることができ、より小型化を図ることができる。
【0116】
さらに、端子金具56では、厚肉部59が突出部58,58の先端側端部で締結部61と金具本体60とを直接連結した状態となっているため、破断部57の破断性を確保しつつ、厚肉部59での破断部57の剛性を、より向上して、締結部61が締結されたボルト7の締結力により破断部57が破断する不具合を、より確実に防止することができる。
【0117】
以上、本発明にかかる端子金具の第3実施形態について説明したが、これに限定されるものではなく、構成の要旨に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、本実施形態の端子金具56では、厚肉部59を破断部57の突出部58の先端側に設けていたが、中間部に設けてもよい。また、本実施形態では、厚肉部59を次第に厚肉となるように形成したが、破断部57に段部を形成するように設けてもよい。
【0118】
さらに、本実施形態では、厚肉部59が突出部58の先端側の端部で金具本体60および締結部61の板厚を有してそれらの金具本体60および締結部61と連続するように形成されているが、金具本体60および締結部61の板厚よりも薄肉状であってもよい。
【0119】
また、本実施形態では、単一の電線を車両などに接続する場合に適用したが、例えば図12,図13に示すような複数の電線を一箇所にまとめて接続する場合に適用することもできる。
【0120】
本実施形態の端子金具62は、上記第2実施形態の端子金具41と略同様に構成され、金具本体63a,63bおよび締結部64a,64bの板厚に対して薄肉状に形成された破断部65,65が、薄肉状である金具本体63a,63bの突出部66,66の基端側端部に対して厚肉に形成された厚肉部67,67を有しているものである。この変形例においても、本実施形態と略同様の作用および効果を奏することができる。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明は、締結部が締結具により車体などに締結された状態で、その締結部と共に共締部の先端側が締結具により締結されている金具本体を締結具による締結方向の反対側に引っ張ることで、共締部の先端側の締結部による締結を解除すると共に、破断部に破断力を発生させてその破断部を破断することができる。
【0122】
このため、締結部と金具本体とを分断させ、工具を用いることなく、金具本体と共に電線の端末を車体などから取り外すことができ、解体作業を容易に行うことができる。
【0123】
また、請求項1記載の発明は、締結部が締結具により車体などに締結された状態で、そ締結部と共に共締部の先端側が締結具により締結されているので、金具本体を締結部と共に確実に車体などに固定することができる。このため、金具本体が締結部に対してがたつくことがなく、不用意な力により破断部が破断することを防止でき、電線と車体などとを確実に接続することができる。
【0124】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加え、破断部が金具本体の長手方向に沿って設けられているため、金具本体の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を引っ張る引っ張り力を全て破断部を破断する破断力として作用させることができる。したがって、破断部を破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0125】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の効果に加え、金具本体の長手方向に交差する締結部の両側に破断部が設けられているので、金具本体が破断部を支点として締結具による締結方向に交差した方向にがたつくことがない。このため、不用意な力により破断部が破断することを、より確実に防止することができる。
【0126】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、共締部が金具本体の長手方向に交差した締結部の両側間で、かつ締結部に対して長手方向の他側に設けられているため、締結具で共締部の先端側を締結することによる金具本体の車体などへの固定を、より確実に行うことができる。したがって、不用意な力により破断部が破断することを、より確実に防止できる。
【0127】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、挿通孔が共締部に向けて開口しているため、共締部と締結具との間でその締結具の締結力が分散されることが防止され、締結具の締結力を共締部に確実に伝達することができる。したがって、締結具で共締部の先端側を締結することによる金具本体の車体などへの固定を、より確実に行うことができ、不用意な力により破断部が破断することを、より確実に防止できる。
【0128】
請求項6記載の発明は、係止部により相互に係止された締結部が締結具により車体などに締結された状態で、複数の金具本体を、それぞれ他側を上方に引っ張って回動させることにより破断部に破断力を発生させてそれらの破断部を破断することができる。
【0129】
このため、締結部と金具本体とをそれぞれ分断させ、工具を用いることなく、複数の金具本体と共に複数の電線の端末を車体などから取り外すことができ、解体作業を容易に行うことができる。
【0130】
また、請求項6記載の発明は、破断部が金具本体の長手方向に沿って設けられているため、金具本体の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を引っ張る引っ張り力を全て破断部を破断する破断力として作用させることができる。したがって、破断部を破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0131】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の効果に加え、破断部の一部が湾曲しているため、不用意な力により破断部が破断することを防止されて車体などに確実に固定され、複数の電線と車体などとを確実に接続することができる。
【0132】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、金具本体に剛性を向上させかつ前記破断部の破断を誘起させるためのリブが設けられているので、金具本体の他側を引っ張ったときに金具本体が撓むなどすることを防止できる。
【0133】
したがって、金具本体の他側を引っ張る引っ張り力により確実に破断部に破断力を発生させることができ、破断部を、より破断させやすく、より容易に解体作業を行うことができる。
【0134】
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の発明の効果に加え、破断部が薄肉状であるため、その破断部を、より容易に破断させることができる。
【0135】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明の効果に加え、破断部が厚肉に形成された厚肉部を有していることにより、その厚肉部の分だけ断面積が大きくなって、破断部での電流容量を大きくすることができるため、破断部での所望の電流容量を確保する際、全体が薄肉状である場合に比較して破断部を短くでき、これに伴って全体としての小型化を図ることができる。
【0136】
また、破断部が厚肉に形成された厚肉部を有していることにより、その厚肉部で破断部の剛性が向上しているため、締結部が締結具により締結されるときには、その締結部を締結する締結具の締結力を厚肉部で受けて締結具の締結力により破断部に破断力が発生することを防止し、その破断部が破断する不具合を防止することができる。
【0137】
さらに、破断部を強制的に破断させるとき、その破断部の破断力の発生開始側端部が薄肉状のままであり、破断部が破断力の発生開始側端部から破断していくため、破断力の発生開始側の破断に応じて厚肉部を破断させると共に、破断力の発生開始側が破断することにより厚肉部に大きな破断力が発生してその厚肉部を破断させることができる。この結果、厚肉部を有していても破断部の破断性を確保することができる。
【0138】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明の効果に加え、厚肉部が破断力の発生開始側から次第に厚肉となるように形成されているため、破断力の発生開始側の破断に応じた厚肉部の破断を円滑に行うことができ、厚肉部を有していても破断部の破断性を、より確実に確保することができる。
【0139】
請求項12記載の発明は、請求項10または請求項11記載の発明の効果に加え、厚肉部が破断力の発生開始側に対する反対側端部に設けられているため、厚肉部の剛性が破断部の破断力の発生開始側の破断に影響を及ぼしにくくなり、また破断部の破断力の発生開始側が破断することにより厚肉部に大きな破断力を発生させやすく、厚肉部を有していても破断部の破断性を、より確実に確保することができる。
【0140】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明の効果に加え、厚肉部が破断力の発生開始側端部で金具本体および締結部の板厚を有してそれらの金具本体および締結部と連続するように形成されているため、厚肉部での電流容量の減少を防止して破断部の電流容量を、より大きくすることで小型化を図ることができると共に、厚肉部での破断部の剛性を、より向上することで締結具の締結力により破断部が破断する不具合を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる端子金具の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す端子金具を車体に固定した状態の斜視図である。
【図3】図3は、図2に示す端子金具の平面図である。
【図4】図4は、図1に示す端子金具の破断部を破断させた状態の斜視図である。
【図5】図5は、本発明にかかる端子金具の第2実施形態を示す斜視図である。
【図6】図6は、図5に示す端子金具に形成されている締結部を一体とした状態の斜視図である。
【図7】図7は、図6に示す端子金具を車体に固定した状態の平面図である。
【図8】図8は、図7に示す端子金具の破断部を破断させた状態の斜視図である。
【図9】図9は、本発明にかかる端子金具の第3実施形態を示す斜視図である。
【図10】図10は、図9に示す端子金具に設けられた破断部のX−X線断面図である。
【図11】図11は、図9に示す端子金具に設けられた破断部のXI−XI線断面図である。
【図12】図12は、本発明にかかる端子金具の第3実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図13】図13は、図12に示す端子金具に形成されている締結部を一体とした状態の斜視図である。
【図14】図14は、従来の端子金具を示す斜視図である。
【図15】図15は、従来の他の端子金具を示す斜視図である。
【図16】図16は、従来の他の端子金具を締結するときの斜視図である。
【符号の説明】
5 電線加締め部
7 ボルト
17,41,56,62 端子金具
19,43a,43b,57,63a,63b 金具本体
21,45,59,65 破断部
23,47 挿通孔
25,49a,49b,58,64a,64b 締結部
27 共締部
51 係止部
33,55 リブ

Claims (13)

  1. 電線に加締められる電線加締め部を有した板状の金具本体と、この金具本体に破断可能な破断部を介して連結され、締結具を挿通する挿通孔を有した締結部とを備えた端子金具であって、
    前記金具本体に、先端側が前記締結部と共に前記締結具により締結される共締部を設け、
    前記締結部および共締部が前記締結具により締結された状態で、前記金具本体を前記破断部を支点として前記締結具による締結方向の反対側に引っ張り、前記共締部の締結を解除して前記破断部に破断力を発生させることを特徴とする端子金具。
  2. 請求項1記載の端子金具であって、
    前記破断部が、前記金具本体の長手方向に沿って設けられ、
    前記破断部に破断力を発生させるとき、前記金具本体の長手方向の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることを特徴とする端子金具。
  3. 請求項1または2記載の端子金具であって、
    前記破断部が、前記金具本体の長手方向に交差した前記締結部の両側に設けられていることを特徴とする端子金具。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の端子金具であって、
    前記共締部が、前記締結部の両側間で、かつ前記締結部に対して前記金具本体の長手方向の他側に設けられていることを特徴とする端子金具。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の端子金具であって、
    前記挿通孔が、前記共締部に向けて開口した凹状に形成されていることを特徴とする端子金具。
  6. 複数の電線にそれぞれ加締められる電線加締め部を有した板状の複数の金具本体と、これらの金具本体にそれぞれ破断可能な破断部を介して連結され、締結具を挿通する挿通孔を有した複数の締結部と、これらの締結部にそれぞれ設けられて前記複数の締結部を相互に係止可能とする係止部とを備え、
    前記複数の締結部が前記係止部により相互に係止されることで一体とされて前記締結具により締結され、前記締結部が前記締結具により締結された状態で、前記金具本体を前記破断部を支点として前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることにより前記破断部に破断力を発生させ
    前記破断部が、前記金具本体の長手方向に沿って設けられ、
    前記破断部に破断力を発生させるとき、前記金具本体の長手方向の一側または他側のいずれか一方を支点として他方を前記締結具による締結方向の反対側に引っ張ることを特徴とする端子金具。
  7. 請求項6記載の端子金具であって、
    前記破断部は、一部が湾曲していることを特徴とする端子金具。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の端子金具であって、
    前記金具本体が、剛性を向上させかつ前記破断部の破断を誘起させるためのリブを有していることを特徴とする端子金具。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の端子金具であって、
    前記破断部が、薄肉状に形成されていることを特徴とする端子金具。
  10. 請求項9記載の端子金具であって、
    前記破断部は、薄肉状の前記破断力の発生開始側端部に対して厚肉に形成された厚肉部を有していることを特徴とする端子金具。
  11. 請求項10記載の端子金具であって、
    前記厚肉部は、前記破断力の発生開始側から次第に厚肉となるように形成されていることを特徴とする端子金具。
  12. 請求項10または11記載の端子金具であって、
    前記厚肉部は、前記破断部の前記破断力の発生開始側に対する反対側端部に設
    けられていることを特徴とする端子金具。
  13. 請求項12記載の端子金具であって、
    前記厚肉部は、前記金具本体および前記締結部の板厚を有して前記金具本体および前記締結部と連続するように形成されていることを特徴とする端子金具。
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