JP3922887B2 - ドレッサ及びポリッシング装置 - Google Patents

ドレッサ及びポリッシング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3922887B2
JP3922887B2 JP2001077133A JP2001077133A JP3922887B2 JP 3922887 B2 JP3922887 B2 JP 3922887B2 JP 2001077133 A JP2001077133 A JP 2001077133A JP 2001077133 A JP2001077133 A JP 2001077133A JP 3922887 B2 JP3922887 B2 JP 3922887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dresser
polishing
top ring
pressure
semiconductor wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001077133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002280337A (ja
Inventor
哲二 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001077133A priority Critical patent/JP3922887B2/ja
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to US10/097,568 priority patent/US6957998B2/en
Priority to EP02005388A priority patent/EP1240977B1/en
Priority to KR1020020014104A priority patent/KR100870941B1/ko
Priority to DE60237485T priority patent/DE60237485D1/de
Publication of JP2002280337A publication Critical patent/JP2002280337A/ja
Priority to US11/191,962 priority patent/US7108581B2/en
Priority to US11/499,784 priority patent/US7458879B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3922887B2 publication Critical patent/JP3922887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/302Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
    • H01L21/304Mechanical treatment, e.g. grinding, polishing, cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/27Work carriers
    • B24B37/30Work carriers for single side lapping of plane surfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B47/00Drives or gearings; Equipment therefor
    • B24B47/02Drives or gearings; Equipment therefor for performing a reciprocating movement of carriages or work- tables
    • B24B47/06Drives or gearings; Equipment therefor for performing a reciprocating movement of carriages or work- tables by liquid or gas pressure only
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • B24B49/16Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation taking regard of the load
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B53/00Devices or means for dressing or conditioning abrasive surfaces
    • B24B53/017Devices or means for dressing, cleaning or otherwise conditioning lapping tools

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
発明は、被研磨物に摺接させて該被研磨物を研磨する研磨面にドレッシング部材を摺接させてドレッシングを行うドレッサ、特にポリッシング装置におけるドレッサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体デバイスがますます微細化され素子構造が複雑になり、またロジック系の多層配線の層数が増えるに伴い、半導体デバイスの表面の凹凸はますます増え、段差が大きくなる傾向にある。半導体デバイスの製造では薄膜を形成し、パターンニングや開孔を行う微細加工の後、次の薄膜を形成するという工程を何回も繰り返すためである。
【0003】
半導体デバイスの表面の凹凸が増えると、薄膜形成時に段差部での膜厚が薄くなったり、配線の断線によるオープンや配線層間の絶縁不良によるショートが起こったりするため、良品が取れなかったり、歩留まりが低下したりする傾向がある。また、初期的に正常動作をするものであっても、長時間の使用に対しては信頼性の問題が生じる。更に、リソグラフィ工程における露光時に、照射表面に凹凸があると露光系のレンズ焦点が部分的に合わなくなるため、半導体デバイスの表面の凹凸が増えると微細パターンの形成そのものが難しくなるという問題が生ずる。
【0004】
従って、半導体デバイスの製造工程においては、半導体デバイス表面の平坦化技術がますます重要になっている。この平坦化技術のうち、最も重要な技術は、化学的機械的研磨(CMP(Chemical Mechanical Polishing))である。この化学的機械的研磨は、ポリッシング装置を用いて、シリカ(SiO)等の砥粒を含んだ研磨液を研磨パッド等の研磨面上に供給しつつ半導体ウェハなどの被研磨物を研磨面に摺接させて研磨を行うものである。
【0005】
この種のポリッシング装置は、研磨パッド(又は固定砥粒)からなる研磨面を有する研磨テーブルと、半導体ウェハを保持するためのトップリング又はキャリアヘッド等と称される基板保持装置とを備えている。このようなポリッシング装置を用いて半導体ウェハの研磨を行う場合には、基板保持装置により半導体ウェハを保持しつつ、この半導体ウェハを研磨テーブルに対して所定の圧力で押圧する。このとき、研磨テーブルと基板保持装置とを相対運動させることにより半導体ウェハが研磨面に摺接し、半導体ウェハの表面が平坦かつ鏡面に研磨される。
【0006】
このようなポリッシング装置を用いて半導体ウェハの研磨を行うと、研磨面(研磨パッド)には砥粒や研磨屑が付着し、また、研磨パッドの特性が変化して研磨性能が劣化してくる。このため、同一の研磨パッドを用いて被研磨物の研磨を繰り返すと研磨速度が低下し、また、研磨ムラが生じる等の問題がある。そこで、研磨を行って劣化した研磨パッドの表面を再生するために、研磨テーブルに隣接してドレッサを設置している。ドレッサは、ドレッサ本体に固定されたドレッシング部材を研磨テーブル上の研磨パッド(研磨面)に押付けつつ、ドレッサ本体及び研磨テーブルを自転させることで、研磨面に付着した砥液や切削屑を除去するとともに、研磨面の平坦化及び目立て(ドレッシング)を行うものである。ドレッシング部材としては、一般に、研磨面に接触する面にダイヤモンド粒子が電着されたものが使用される。
【0007】
上述したポリッシング装置において、研磨中の半導体ウェハと研磨パッドの研磨面との間の相対的な押圧力が半導体ウェハの全面に亘って均一でない場合には、半導体ウェハに印加される押圧力に応じて研磨不足や過研磨が生じてしまう。そのため、基板保持装置の内部に弾性膜などによって気密室を形成し、この気密室に所定圧力の流体を供給することで基板保持装置の半導体ウェハに印加される押圧力を制御することも行われている。
【0008】
また、上述したドレッサによる研磨テーブル上の研磨面のドレッシングにおいては、研磨面がドレッシングにより削り取られるため、ドレッシング部材が研磨面を押圧するドレッシング荷重が大きいと研磨パッド(又は固定砥粒)の寿命が短くなり、コストが上昇する。そのため、ドレッサの内部に弾性膜などによって気密室を形成し、この気密室に所定圧力の流体を供給することでドレッシング荷重を制御することも行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、半導体ウェハに印加される押圧力を制御して半導体ウェハの研磨を行う基板保持装置において、弾性膜の亀裂などにより気密室がリークした場合には、この気密室の圧力を設定圧力に維持できないばかりでなく、研磨する半導体ウェハが破損する危険性がある。
【0010】
また、同様に、ドレッシング荷重を制御してドレッシングを行うドレッサにおいて、気密室がリークして設定圧力に保たれないと、ドレッシング荷重が偏り、研磨面にダメージを与えるだけでなく、ドレッサ自体の破損にもつながりかねない。
【0011】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ドレッシング荷重を安全かつ的確に制御することのできるドレッサを提供することを目的とする。また、このようなドレッサを備えたポリッシング装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような従来技術における問題点を解決するために、本発明の一態様は、被研磨物に摺接して該被研磨物を研磨する研磨面にドレッシング部材を摺接させてドレッシングを行うドレッサにおいて、上下動可能なドレッサ基部と、上記ドレッサ基部に対して上下動可能に設けられ、上記ドレッシング部材を保持するドレッサプレートと、上記ドレッサ基部と上記ドレッサプレートとを連結する弾性膜と、上記ドレッサ基部と上記ドレッサプレートと上記弾性膜により形成される気密室の上面及び下面に設けられた座ぐりと、上記気密室に正圧又は負圧の流体を供給してドレッシング荷重を制御する流体供給源と、上記気密室と上記流体供給源とを接続する流体路に設置された流量計とを備えたことを特徴とする。
【0013】
なお、被研磨物を保持して研磨面に押圧する基板保持装置の好ましい態様は、上記被研磨物を保持する上下動可能なトップリング本体と、上記トップリング本体の内部に形成された気密室に正圧又は負圧の流体を供給して上記被研磨物の上記研磨面への押圧力を制御する流体供給源と、上記気密室と上記流体供給源とを接続する流体路に設置された流量計とを備えたことを特徴とする。
更に、トップリングにより被研磨物を保持して研磨面に押圧することにより上記被研磨物を研磨する研磨方法の好ましい態様は、上記トップリングの内部に形成された気密室に正圧又は負圧の流体を供給して上記被研磨物の上記研磨面への押圧力を制御し、上記流体が供給される流体路の流量を測定し、上記測定された流量に基づいて上記気密室のリークを検知することを特徴とする。この場合において、上記気密室のリークが検知された場合、または被研磨物がトップリングからスリップアウトした場合に、上記被研磨物の研磨処理を停止するのが好ましい。
【0014】
このように圧力流体の流れを測定することで、気密室のリークを検知し、気密室を形成する弾性膜等の破損やトップリングの組立不良などを検知することが可能となる。また、気密室の圧力を設定圧力に維持することができるので、被研磨物の破損の危険性を低減することができる。更に、このような気密室のリークを検知できるだけでなく、研磨中にトップリングの下面から被研磨物が外れたことも検知することができ、被研磨物の破損の危険性を更に低減することができる。
【0016】
また、被研磨物を摺接させて研磨する研磨面をドレッサによってドレッシングするドレッシング方法の好ましい態様は、上記ドレッサの内部に形成された気密室に正圧又は負圧の流体を供給してドレッシング荷重を制御し、上記流体が供給される流体路の流量を測定し、上記測定された流量に基づいて上記気密室のリークを検知することを特徴とする。この場合において、上記気密室のリークが検知された場合に、上記研磨面のドレッシングを停止することが好ましい。
【0017】
このように圧力流体の流れを測定することで、気密室のリークを検知し、気密室を形成する弾性膜等の破損やドレッサの組立不良などを検知することが可能となる。また、気密室の圧力を設定圧力に維持することができるので、ドレッシング荷重が偏って研磨面にダメージを与えたり、ドレッサ自体を破損したりすることが防止される。
【0018】
記基板保持装置のトップリング本体の内部には複数の気密室が形成されることが好ましい。更に、上記ドレッサのドレッサ基部と上記ドレッサプレートと上記弾性膜により複数の気密室が形成されることが好ましい。これらの場合において、上記流体路を上記複数の気密室に対応させて設けると共に、該流体路ごとに上記流量計を設置することとすれば、トップリング又はドレッサのどの気密室でリークが生じたかがすぐにわかり、必要な部分のみについて作業を迅速に行うことができる。
【0019】
また、上記気密室の少なくとも一部が被研磨物によって構成されることとしてもよい。トップリングの気密室の一部を被研磨物によって構成した場合には、気密室のリークを検知できるだけでなく、被研磨物が前記トップリングから外れたことを流量計により測定された流量に基づいて検知することが可能となる。
【0020】
に、本発明の他の態様は、研磨面を有する研磨テーブルと、被研磨物を保持して上記研磨テーブルの研磨面に押圧する基板保持装置と、上述のドレッサとを備えたことを特徴とするポリッシング装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るポリッシング装置の一実施形態について図1乃至図6を参照して詳細に説明する。
図1は本実施形態におけるポリッシング装置の全体構成を示す断面図、図2は本実施形態におけるトップリングを示す縦断面図、図3及び図4は本実施形態におけるドレッサを示す縦断面図である。図1に示すように、本実施形態におけるポリッシング装置は、研磨パッド101を貼付した研磨テーブル100と、被研磨物である半導体ウェハWを保持して研磨パッド101の上面に押圧するトップリング1と、研磨パッド101の上面をドレッシングするドレッサ220とを備えている。また、研磨テーブル100の上方には研磨液供給ノズル102が設置されており、この研磨液供給ノズル102によって研磨テーブル100上の研磨パッド101上に研磨液が供給されるようになっている。
【0022】
市場で入手できる研磨パッドとしては種々のものがあり、例えば、ロデール社製のSUBA800、IC−1000、IC−1000/SUBA400(二層クロス)、フジミインコーポレイテッド社製のSurfin xxx−5、Surfin 000等がある。SUBA800、Surfin xxx−5、Surfin 000は繊維をウレタン樹脂で固めた不織布であり、IC−1000は硬質の発泡ポリウレタン(単層)である。発泡ポリウレタンは、ポーラス(多孔質状)になっており、その表面に多数の微細なへこみ又は孔を有している。このように、研磨パッドは、発泡ポリウレタンや繊維をウレタン樹脂で固めた不織布を円盤状に形成して構成されるものである。
【0023】
また、上述した研磨パッドに限らず、例えば、固定砥粒により研磨面を形成してもよい。固定砥粒は、砥粒をバインダ中に固定し板状に形成されたものである。固定砥粒を用いた研磨においては、固定砥粒から自生した砥粒により研磨が進行する。固定砥粒は砥粒とバインダと気孔により構成されており、例えば砥粒には平均粒径0.5μm以下のCeO又はSiO又はAlを用い、バインダにはエポキシ樹脂やフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂又はMBS樹脂やABS樹脂などの熱可塑性樹脂を用いる。このような固定砥粒は硬質の研磨面を構成する。また、固定砥粒には、上述した板状のものの他に、薄い固定砥粒層の下に弾性を有する研磨パッドを貼付して二層構造とした固定砥粒パッドも含まれる。その他の硬質の研磨面としては、上述したIC−1000がある。
【0024】
トップリング1は、図2に示すように自在継手部10を介してトップリング駆動軸11に接続されており、このトップリング駆動軸11はトップリングヘッド110に固定されたトップリング用エアシリンダ111に連結されている。このトップリング用エアシリンダ111によってトップリング駆動軸11は上下動し、トップリング1の全体を昇降させると共にトップリング本体2の下端に固定されたリテーナリング3を研磨テーブル100上の研磨パッド101に押圧するようになっている。トップリング用エアシリンダ111はレギュレータR1を介して圧縮空気源120に接続されており、レギュレータR1によってトップリング用エアシリンダ111に供給される加圧空気の空気圧等を調整することができる。これにより、リテーナリング3が研磨パッド101を押圧する押圧力を調整することができる。
【0025】
また、トップリング駆動軸11はキー(図示せず)を介して回転筒112に連結されている。この回転筒112はその外周部にタイミングプーリ113を備えている。トップリングヘッド110にはトップリング用モータ114が固定されており、上記タイミングプーリ113は、タイミングベルト115を介してトップリング用モータ114に設けられたタイミングプーリ116に接続されている。従って、トップリング用モータ114を回転駆動することによってタイミングプーリ116、タイミングベルト115、及びタイミングプーリ113を介して回転筒112及びトップリング駆動軸11が一体に回転し、トップリング1が回転する。
【0026】
トップリングヘッド110は、位置決め可能なトップリングヘッドシャフト117によって支持されており、トップリングヘッドシャフト117をモータ118により回転させることでトップリング1は研磨テーブル100及びトップリング1との間で半導体ウェハWを受け渡しする移送装置であるプッシャー(図示せず)にアクセス可能となっている。
【0027】
半導体ウェハWを研磨する場合には、半導体ウェハWをトップリング1の下面に保持し、トップリング1によって半導体ウェハWを研磨テーブル100上の研磨パッド101に押圧するとともに、研磨テーブル100及びトップリング1を回転させて研磨パッド101と半導体ウェハWを相対運動させて研磨する。このとき、研磨液供給ノズル102から研磨パッド101上の研磨面に研磨液を供給する。研磨液は、例えばアルカリ溶液にシリカ(SiO)等の微粒子からなる砥粒を懸濁したものを用い、アルカリによる化学的研磨作用と、砥粒による機械的研磨作用との複合作用によって半導体ウェハWが平坦かつ鏡面状に研磨される。
【0028】
ドレッサ220は、ドレッサ本体221と、ドレッサ本体221の下端に固定されたドレッシング部材222とを備えている。また、ドレッサ220は、ドレッサ駆動軸223を介してドレッサヘッド224に吊下されており、ドレッサ駆動軸223はドレッサヘッド224に固定されたドレッサ用エアシリンダ(図示せず)に連結されている。このドレッサ用エアシリンダによってドレッサ駆動軸223は上下動し、ドレッサ220の全体を昇降させると共にドレッサ220を研磨テーブル100上の研磨パッド101から定められた高さに移動することができる。
【0029】
また、ドレッサ駆動軸223は、上述したトップリング駆動軸11と同様の回転機構(図示せず)を備えており、ドレッサ駆動軸223の回転によってドレッサ220が一体となって回転する。そして、ドレッサヘッド224は位置決め可能なドレッサヘッドシャフト225によって支持されており、ドレッサヘッドシャフト225をモータ226により回転させることでドレッサ220は研磨テーブル100及び待機位置にアクセス可能となっている。
【0030】
研磨面を構成する研磨パッド101の表面に研磨液の粒子や研磨屑が目詰まりすると、安定した研磨性能が得られなくなる。そのため、被研磨物の研磨中又は被研磨物の研磨と研磨の間に、回転している研磨テーブル100上の研磨パッド101に、図示しないドレッシング液供給ノズルから純水等のドレッシング液を供給しつつ、ドレッサ220のドレッサ本体221を回転しながら、ドレッシング部材222を研磨面に押し当てる。これにより、研磨面を0.01〜0.3mm/h程度のリムーバルレートで薄く荒らし、研磨面上の研磨液の粒子や研磨屑の目詰まりを防止し(再生し)、研磨面を常に一定の状態に保つようにしている。
【0031】
次に、本実施形態におけるトップリング1についてより詳細に説明する。
トップリング1は本発明に係る基板保持装置を構成するものであり、被研磨物である半導体ウェハ等を保持して研磨テーブル上の研磨面に押圧する装置である。図2に示すように、基板保持装置を構成するトップリング1は、内部に収容空間を有する円筒容器状のトップリング本体2と、トップリング本体2の下端に固定されたリテーナリング3とを備えている。トップリング本体2は金属やセラミックス等の強度及び剛性が高い材料から形成されており、リテーナリング3は、剛性の高い樹脂材又はセラミックス等から形成されている。
【0032】
トップリング本体2は、円筒容器状のハウジング部2aと、ハウジング部2aの円筒部の内側に嵌合される環状の加圧シート支持部2bと、ハウジング部2aの上面の外周縁部に嵌合された環状のシール部2cとを備えている。トップリング本体2のハウジング部2aの下端にはリテーナリング3が固定されている。このリテーナリング3の下部は内方に突出している。なお、リテーナリング3をトップリング本体2と一体的に形成することとしてもよい。
【0033】
トップリング本体2のハウジング部2aの中央部の上方には、上述したトップリング駆動軸11が配設されており、トップリング本体2とトップリング駆動軸11とは自在継手部10により連結されている。この自在継手部10は、トップリング本体2及びトップリング駆動軸11とを互いに傾動可能とする球面軸受け機構と、トップリング駆動軸11の回転をトップリング本体2に伝達する回転伝達機構とを備えており、トップリング駆動軸11からトップリング本体2に対して互いの傾動を許容しつつ押圧力及び回転力を伝達する。
【0034】
球面軸受機構は、トップリング駆動軸11の下面の中央に形成された球面状凹部11aと、ハウジング部2aの上面の中央に形成された球面状凹部2dと、両凹部11a、2d間に介装されたセラミックスのような高硬度材料からなるベアリングボール12とから構成されている。一方、回転伝達機構は、トップリング駆動軸11に固定された駆動ピン(図示せず)とハウジング部2aに固定された被駆動ピン(図示せず)とから構成される。トップリング本体2が傾いても被駆動ピンと駆動ピンは相対的に上下方向に移動可能であるため、これらは互いの接触点をずらして係合し、回転伝達機構がトップリング駆動軸11の回転トルクをトップリング本体2に確実に伝達する。
【0035】
トップリング本体2及びトップリング本体2に一体に固定されたリテーナリング3の内部に画成された空間内には、下端面が被研磨物である半導体ウェハWの上面に接するシールリング42と、環状のホルダリング5と、シールリング42を支持する概略円盤状のチャッキングプレート6とが収容されている。シールリング42は、その外周部がホルダリング5とホルダリング5の下端に固定されたチャッキングプレート6との間に挟み込まれており、チャッキングプレート6の下面の一部を覆っている。シールリング42は弾性膜からなるもので、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等の強度および耐久性に優れたゴム材によって形成されている。なお、半導体ウェハWの外縁にはノッチやオリエンテーションフラットと呼ばれる、半導体ウェハの向きを認識(特定)するための切り欠きが設けられているが、このようなノッチやオリエンテーションフラットよりもチャッキングプレート6の内周側にまでシールリング42が延出していることが好ましい。
【0036】
チャッキングプレート6は金属材料から形成されていてもよいが、研磨すべき半導体ウェハがトップリングに保持された状態で、渦電流を用いた膜厚測定方法でその表面に形成された薄膜の膜厚を測定する場合などにおいては、磁性を持たない材料、例えば、フッ素系樹脂やセラミックスなどの絶縁性の材料から形成されていることが好ましい。
【0037】
ホルダリング5とトップリング本体2との間には弾性膜からなる加圧シート7が張設されている。この加圧シート7は、一端をトップリング本体2のハウジング部2aと加圧シート支持部2bとの間に挟み込み、他端をホルダリング5の上端部5aとストッパ部5bとの間に挟み込んで固定されている。加圧シート7は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴムなどの強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。
【0038】
トップリング本体2、チャッキングプレート6、ホルダリング5、及び加圧シート7によってトップリング本体2の内部に気密室21が形成されている。図2に示すように、気密室21にはチューブ、コネクタ等からなる流体路31が連通されており、気密室21は流体路31上に配置されたレギュレータR2を介して圧縮空気源120に接続されている。
【0039】
加圧シート7がゴムなどの弾性体である場合に、加圧シート7をリテーナリング3とトップリング本体2との間に挟み込んで固定した場合には、弾性体としての加圧シート7の弾性変形によってリテーナリング3の下面において好ましい平面が得られなくなってしまう。従って、これを防止するため、本実施形態では、別部材として加圧シート支持部2bを設けて、加圧シート7をトップリング本体2のハウジング部2aと加圧シート支持部2bとの間に挟み込んで固定している。なお、特願平8−50956(特開平9−168964)や特願平11−294503に記載されているように、リテーナリング3をトップリング本体2に対して上下動可能としたり、リテーナリング3をトップリング本体2とは独立に押圧可能な構造としたりすることもでき、このような場合には、必ずしも上述した加圧シート7の固定方法が用いられるとは限らない。
【0040】
ここで、シールリング42の外周面とリテーナリング3との間には、わずかな間隙Gがあるので、ホルダリング5とチャッキングプレート6及びチャッキングプレート6に取付けられたシールリング42等の部材は、トップリング本体2及びリテーナリング3に対して上下方向に移動可能で、フローティングする構造となっている。ホルダリング5のストッパ部5bには、その外周縁部から外方に突出する突起5cが複数箇所に設けられており、この突起5cがリテーナリング3の内方に突出している部分の上面に係合することにより、上記ホルダリング5等の部材の下方への移動が所定の位置までに制限される。
【0041】
トップリング本体2のシール部2cが嵌合されるハウジング部2aの上面の外周縁付近には、環状の溝からなる洗浄液路51が形成されている。この洗浄液路51はシール部2cの貫通孔52を介して流体路32に連通されており、この流体路32を介して洗浄液(純水)が供給される。また、洗浄液路51からハウジング部2a、加圧シート支持部2bを貫通する連通孔53が複数箇所設けられており、この連通孔53はシールリング42の外周面とリテーナリング3との間のわずかな間隙Gへ連通されている。
【0042】
チャッキングプレート6の下面には、半導体ウェハWに当接するセンターバッグ8及びリングチューブ9が設けられている。本実施形態においては、センターバッグ8はチャッキングプレート6の下面の中心部に配置され、リングチューブ9はこのセンターバッグ8の周囲を取り囲むようにセンターバッグ8の外側に配置されている。
【0043】
センターバッグ8は、半導体ウェハWの上面に当接する弾性膜81と、弾性膜81を着脱可能に保持するセンターバッグホルダ82とから構成されている。センターバッグホルダ82にはネジ穴82aが形成されており、このネジ穴82aにネジ55を螺合させることにより、センターバッグ8がチャッキングプレート6の下面の中心部に着脱可能に取付けられている。センターバッグ8の内部には、弾性膜81とセンターバッグホルダ82とによって気密室24が形成されている。
【0044】
同様に、リングチューブ9は、半導体ウェハWの上面に当接する弾性膜91と、弾性膜91を着脱可能に保持するリングチューブホルダ92とから構成されている。リングチューブホルダ92にはネジ穴92aが形成されており、このネジ穴92aにネジ56を螺合させることにより、リングチューブ9がチャッキングプレート6の下面に着脱可能に取付けられている。リングチューブ9の内部には、弾性膜91とリングチューブホルダ92とによって気密室25が形成されている。なお、センターバッグ8の弾性膜81及びリングチューブ9の弾性膜91は、加圧シート7と同様に、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴム等の強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成される。
【0045】
研磨される半導体ウェハWは、上記シールリング42、センターバッグ8の弾性膜81、及びリングチューブ9の弾性膜91に当接して保持される。従って、半導体ウェハWとチャッキングプレート6とシールリング42とによってトップリング本体2内に気密室が形成されることとなる。そして、この空間には、上記センターバッグ8及びリングチューブ9によって、センターバッグ8とリングチューブ9の間の気密室22及びリングチューブ9の外側の気密室23が形成されている。
【0046】
上記気密室22〜25には、チューブ、コネクタ等からなる流体路33〜36がそれぞれ連通されており、各気密室22〜25はそれぞれの流体路33〜36上に配置されたレギュレータR3〜R6を介して流体供給源としての圧縮空気源120に接続されている。従って、流体路33〜36上に配置された各レギュレータR3〜R6によってそれぞれの気密室に供給される圧力流体の圧力を調整することができる。場合によっては、気密室22〜25を真空源に接続することとしてもよい。このようにして、各気密室22〜25の内部の圧力を各々独立に制御する又は大気圧や真空にすることができるようになっている。なお、上記流体路31、33〜36は、トップリングヘッド110の上端部に設けられたロータリジョイント(図示せず)を介して各レギュレータR1〜R6に接続されている。
【0047】
ここで、図1に示すように、各気密室21〜25に接続された流体路31、33〜36には、各流体路を通って各気密室21〜25に供給される流体の流量を測定する流量計F1〜F5がそれぞれ設けられている。上記気密室21〜25にリークなどがある場合には、気密室21〜25内に所定圧力の圧力流体を供給した後も、流体路31、33〜36に圧力流体の流れが生じる。従って、このリークによる圧力流体の流れを測定することで、気密室のリークを検知し、弾性膜81、91の破損やトップリング1の組立不良などを検知することができる。即ち、流量計F1〜F5は、測定された流量に基づいて各気密室21〜25のリークを検知し、リークに応じて所定の処理を行う。典型的には、2段階の処理を行うように設定することができる。例えば、第1段階として、センターバッグ8の弾性膜81やリングチューブ9の弾性膜91の微小な亀裂などに起因する微小なリークに対してアラーム信号を出力し、第2段階として、これよりも多いリークに対して故障信号を出力するように設定することができる。
【0048】
次に、上述したトップリング1の動作について詳細に説明する。
半導体ウェハWを吸着する際には、センターバッグ8及びリングチューブ9の内部に所定の圧力の圧力流体を供給して、センターバッグ8及びリングチューブ9の下端面を半導体ウェハWに密着させる。その後、気密室22及び23をそれぞれ流体路33及び34を介して真空源に接続することにより、気密室22及び23の内部を負圧にし、気密室22、23の吸引作用により半導体ウェハWを真空吸着する。なお、半導体ウェハWの外周縁はリテーナリング3によって保持され、半導体ウェハWがトップリング1から飛び出さないようになっている。
【0049】
また、半導体ウェハWを研磨する際には、トップリング1の下面に半導体ウェハWを保持させると共に、トップリング1の下端に固定されたリテーナリング3を所定の押圧力で研磨テーブル100の研磨面に押圧する。この状態で、気密室22〜25にそれぞれ所定の圧力の圧力流体を供給し、半導体ウェハWを研磨テーブル100の研磨面に押圧する。そして、研磨液供給ノズル102から供給される研磨液が半導体ウェハWの研磨される面(下面)と研磨面との間に存在した状態で研磨が行われる。
【0050】
ここで、半導体ウェハWの気密室22及び23の下方に位置する部分は、それぞれ気密室22、23に供給される圧力流体の圧力で研磨面に押圧される。また、半導体ウェハWの気密室24の下方に位置する部分は、センターバッグ8の弾性膜81を介して気密室24に供給される圧力流体の圧力で研磨面に押圧される。半導体ウェハWの気密室25の下方に位置する部分は、リングチューブ9の弾性膜91を介して気密室25に供給される圧力流体の圧力で研磨面に押圧される。
【0051】
従って、各気密室22〜25に供給される圧力流体の圧力をそれぞれ制御することにより、半導体ウェハWに加わる研磨圧力を半導体ウェハWの部分ごとに調整することができる。研磨レートは半導体ウェハWの研磨面に対する押圧力に依存するが、このように各部分の押圧力を制御することができるので、半導体ウェハWの各部分の研磨レートを独立に制御することが可能となる。従って、半導体ウェハWの表面の研磨すべき薄膜の膜厚に半径方向の分布があっても、半導体ウェハ全面に亘って研磨の不足や過研磨をなくすことができる。
【0052】
即ち、半導体ウェハWの表面の研磨すべき薄膜が、半導体ウェハWの半径方向の位置によって膜厚が異なっている場合であっても、上記各気密室22〜25のうち、半導体ウェハWの表面の膜厚の厚い部分の上方に位置する気密室の圧力を他の気密室の圧力よりも高くすることにより、あるいは、半導体ウェハWの表面の膜厚の薄い部分の上方に位置する気密室の圧力を他の気密室の圧力よりも低くすることにより、膜厚の厚い部分の研磨面への押圧力を膜厚の薄い部分の研磨面への押圧力より大きくすることが可能となり、その部分の研磨レートを選択的に高めることができる。これにより、成膜時の膜厚分布に依存せずに半導体ウェハWの全面に亘って過不足のない研磨が可能となる。
【0053】
なお、研磨時には、シールリング42は半導体ウェハWの裏面に密着するため、気密室23内の圧力流体が外部に漏れることはほとんどない。同様の理由で、センターバッグ8の弾性膜81及びリングチューブ9の弾性膜91の下面に貫通孔を設けたとしても、研磨時に、気密室24及び25内の圧力流体が外部に漏れることはほとんどない。
【0054】
研磨の終了後は、上述と同様の吸着方法で半導体ウェハWを真空吸着し、気密室21内の圧力を大気圧に開放するか、もしくは負圧にする。半導体ウェハWを吸着させた後、トップリング1の全体を半導体ウェハの移送位置に位置させ、流体路33及び流体路34を介して半導体ウェハWに流体(例えば、圧縮空気もしくは窒素と純水を混合したもの)を噴射して半導体ウェハWをリリースする。この場合において、センターバッグ8の弾性膜81及びリングチューブ9の弾性膜91の下面に貫通孔を設けた場合には、この貫通孔からも半導体ウェハWに下方向の圧力が加わるため、半導体ウェハWのリリースがよりスムーズになる。また、半導体ウェハWのリリース後、チャッキングプレート6の下面の大部分が露出することとなるので、研磨終了後の洗浄が比較的容易にできる。
【0055】
ところで、シールリング42の外周面とリテーナリング3との間のわずかな間隙Gには、研磨に用いられる研磨液が侵入してくるが、この研磨液が固着すると、ホルダリング5、チャッキングプレート6、及びシールリング42などの部材のトップリング本体2及びリテーナリング3に対する円滑な上下動が妨げられる。そのため、流体路32を介して洗浄液路51に洗浄液(純水)を供給する。これにより、複数の連通孔53より間隙Gの上方に純水が供給され、純水が間隙Gを洗い流して上述した研磨液の固着が防止される。この純水の供給は、研磨後の半導体ウェハがリリースされ、次に研磨される半導体ウェハが吸着されるまでの間に行われるのが好ましい。また、次の研磨までに供給された純水が全て外部に排出されるように、リテーナリング3には図2に示すような複数の貫通孔3aを設けるのが好ましい。更に、リテーナリング3、ホルダリング5、及び加圧シート7により形成される空間26内に圧力がこもっていると、チャッキングプレート6の上昇を妨げることとなるので、スムーズにチャッキングプレート6を上昇させるためにも上記貫通孔3aを設け、空間26を大気と同圧にすることが好ましい。
【0056】
ここで、研磨中には、上述した流量計F1〜F5によって各流体路31〜36を通って各気密室21〜25に供給される流体の流量が測定され、各気密室21〜25のリークが検知される。本実施形態では、上述したようにリークに対して2段階の処理を行うように設定する。
【0057】
上述の2段階の設定では、微小なリークに対してアラーム信号が出力されるが、このような微小なリークでは気密室内の圧力を設定圧力に維持することができるため、そのまま研磨処理を続行する。また、故障信号が出力された場合には、トップリング1による研磨処理が即時停止される。リーク量が多いときには、各気密室21〜25の圧力を設定圧力に維持できないばかりでなく半導体ウェハWの破損の危険性があるため、瞬時に研磨処理を停止させた方がよいためである。具体的には、トップリング1の回転を停止させ、トップリング1を上昇させると共に研磨テーブル100の回転も停止させる。なお、後述するドレッシングと同時に研磨処理を行っていた場合には、ドレッサ220の回転も停止させ、ドレッサ220を上昇させる。また、アラーム信号の出力によって研磨処理を即時停止させるようにしてもよい。
【0058】
気密室のリークによって研磨処理を停止させた場合には、リークの原因となった弾性膜の交換やトップリング1の組立て直しが行われる。この場合において、各流体路ごとに流量計F1〜F5を設置しているので、トップリング1のどの気密室でリークが生じたかがすぐにわかり、必要な部分のみについて作業を迅速に行うことができる。
【0059】
また、トップリング1の内部に形成される気密室には、弾性膜81、91と半導体ウェハWによりシールされている気密室22、23があるが、この気密室22、23の流体路33、34に設置された流量計F2、F3によって、弾性膜81、91の亀裂などによるリークを検知できるだけでなく、研磨中にトップリング1の下面から半導体ウェハWが外れたことも検知することができる。半導体ウェハWがトップリング1の下面から外れてしまうと、半導体ウェハWの破損の可能性が高いので研磨処理を即時停止することが好ましいが、このような場合には、流量計F2、F3で検知されるリーク量が大きくなり故障信号が出力されるため、ポリッシング装置が即時停止される。
【0060】
なお、気密室21〜25には、弾性膜81、91等で完全に密閉された気密室21、24、25と、半導体ウェハWと弾性膜81、91でシールされた気密室22、23とがあるが、それぞれの気密室におけるリークのしやすさが異なるため、流量計F1〜F5のアラーム信号、故障信号の閾値を個別に設定してもよい。
【0061】
次に、本実施形態におけるドレッサ220についてより詳細に説明する。
図3及び図4は、本実施形態におけるドレッサ220を示す縦断面図であり、図3はドレッサ220が研磨面から持ち上げられた状態を示す断面図であり、図4はドレッサ220が研磨面のドレッシングを行っている状態を示す断面図である。図3及び図4に示すように、ドレッサ220は、ドレッサ駆動軸223に連結されたドレッサ本体221を備えており、ドレッサ本体221に固定されたドレッシング部材222とを備えている。ドレッシング部材222としては、下面にダイヤモンド粒子が電着されたもの、SiC等のセラミックスで形成したもの、あるいは他の素材で形成したものなどを用いることができる。また、このドレッシング部材222は、円環状の形状であってもよく、あるいは円盤状の形状であってもよい。
【0062】
ドレッサ本体221は、ドレッサ駆動軸223に結合されたドレッサ基部231と、ドレッシング部材222を保持する円盤状のドレッサプレート232と、ドレッサプレート232がドレッサ基部231に対して傾動できるようにドレッサ基部231とドレッサプレート232とを連結するジンバル機構233と、ドレッサ駆動軸223の回転をドレッサプレート232に伝達するための回転伝達機構240とを備えている。なお、ドレッサ基部231とドレッサ駆動軸223とを直接結合せずに、別の部材を介して連結してもよい。
【0063】
ジンバル機構233は、ドレッサプレート232の中央上部に形成された凹部232a内に配置されており、ジンバル機構233は、球面軸受234と、ドレッサ基部231に固定された芯出し軸235と、球面軸受234と芯出し軸235との間に挿入されたリニアベアリング236とから構成されている。球面軸受234は、ドレッサプレート232に固定されるとともに凹球面を有する固定部237と、固定部237の凹球面に摺動可能に嵌合された概略球状の可動部238とから構成されている。球状の可動部238にはリニアベアリング236が挿入され固定されており、リニアベアリング236の内側にはドレッサ基部231に固定された芯出し軸235が嵌装されている。
【0064】
このような構成において、芯出し軸235がリニアベアリング236に対して上下動可能になっており、リニアベアリング236及び可動部238が固定部237に対して回転可能になっている。従って、ドレッサプレート232の芯がずれることなく、球面軸受234がドレッサプレート232の傾動を許容し、リニアベアリング236がドレッサプレート232の上下動を許容する。
【0065】
回転伝達機構240は、ドレッサプレート232上の所定円周上に複数個配置されており、ドレッサプレート232に固定されたトルク伝達ピン241を備えている。各トルク伝達ピン241はドレッサ基部231の外周近傍に設けられた貫通孔231bを貫通するように設けられている。図5は図4のドレッサ220の要部を示す詳細図であり、図4のV−V線矢視図である。図5に示すように、ドレッサ基部231の各貫通孔231bの箇所には、2本のピン242がトルク伝達ピン241を挟むように設けられている。トルク伝達ピン241の外周にはゴム等の緩衝部材243が嵌装されており、トルク伝達ピン241とピン242とは緩衝部材243を介して係合するようになっている。
【0066】
このような構成によって、ドレッサ駆動軸223が回転駆動されるとドレッサ基部231がドレッサ駆動軸223と一体に回転し、ドレッサ基部231の回転力はトルク伝達ピン241とピン242との係合によりドレッサプレート232に伝達される。ドレッシング中に、研磨テーブル100上の研磨面の傾きに追従してドレッサプレート232は傾動するが、ドレッサプレート232が傾動した際にも、ドレッサプレート232側のトルク伝達ピン241とドレッサ基部231側のピン242は点接触で係合するので、傾動した場合においても接触点をずらして確実に係合し、ドレッサ駆動軸223の回転力はドレッサプレート232に確実に伝達される。
【0067】
トルク伝達ピン241の上端部には、貫通孔231bの直径より大きなストッパ241aが形成されており、ドレッサ本体221が持ち上げられた際に、ストッパ241aがドレッサ基部231の上面と係合し、ドレッサプレート232の脱落が防止される。なお、ドレッサ本体221内への研磨液やドレッシング液の浸入を防ぐために、ドレッサ基部231及びドレッサプレート232には、カバー248、249がそれぞれ設けられている。
【0068】
ドレッサプレート232の上面には、L字状部材260が固定されており、L字状部材260の上部はドレッサ基部231の上方に突出している。そして、L字状部材260の突出部260aには、筒状(蛇腹状)の弾性膜261と円盤状の加圧プレート262が設けられており、これら弾性膜261と加圧プレート262によりエアバッグ263(気密室)が形成されている。エアバッグ263及びL字状部材260は同一円周上に複数個均等に設けられていることが好ましく、本実施形態においては、エアバッグ263及びL字状部材260は3個、120゜等配に設けられている。なお、エアバッグ263の弾性膜261は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリウレタンゴム、シリコンゴムなどの強度及び耐久性に優れたゴム材によって形成されている。また、エアバッグ263の加圧プレート262はドレッサ基部231の上面に係合するが、加圧プレート262及びドレッサ基部231は相互に固定されておらず、摺動可能となっている。
【0069】
エアバッグ263には、チューブ、コネクタ等からなる流体路255が連通されており、エアバッグ263は流体路255上に配置されたレギュレータR7を介して圧縮空気源120に接続されている。従って、流体路255上に配置されたレギュレータR7によってエアバッグ263に供給される圧力流体の圧力を調整することができる。場合によっては、エアバッグ263を真空源に接続することとしてもよい。このようにして、これによりエアバッグ263の内部の圧力を制御する又は大気圧や真空にすることができるようになっている。なお、上記流体路255は、ドレッサヘッド224の上端部に設けられたロータリジョイント(図示せず)を介してレギュレータR7に接続されている。
【0070】
このような構成によって、エアバッグ263内の圧力を正圧から負圧に至るまで任意に調節することができ、流体路255を介してエアバッグ263内に圧力流体を供給すると、エアバッグ263によりドレッサプレート232に上向きの力が働く。従って、レギュレータR7により圧力流体の圧力を調整することで、ドレッサヘッド可動部(ドレッサプレート232、ドレッシング部材222、トルク伝達ピン241、球面軸受234、リニアベアリング236、L字状部材260及びカバー249)の自重とのバランスでドレッシング荷重を制御することができる。
【0071】
具体的には、上記ドレッサヘッド可動部の総重量は12kg程度あり、エアバッグ263内の正圧とのバランスでドレッシング荷重を約0N〜約120Nまで任意に制御できる。一般に正圧の方が負圧よりも制御の範囲が広く、また制御しやすいため、ドレッサヘッド可動部の重量を必要最大限のドレッシング荷重に合わせておき、正圧で荷重を制御することが好ましい。
【0072】
ここで、図1に示すように、エアバッグ263に接続された流体路255には、流体路255を通ってエアバッグ263に供給される流体の流量を測定する流量計F6が設けられている。この流量計F6は、上述した流量計F1〜F5と同様に、測定された流量に基づいてエアバッグ263のリークを検知し、リークに応じて所定の処理を行う。本実施形態においては2段階の処理を行うように設定されている。
【0073】
図6は、図3及び図4に示すエアバッグの動作を示す図であり、図6(a)はエアバッグを膨らませた状態を示す断面図であり、図6(b)はエアバッグに圧力を加えない状態を示す断面図である。図6(a)に示す状態においては、エアバッグ263内に圧力流体が供給され、弾性膜261が伸張し、加圧プレート262がドレッサ基部231を押圧する結果、ドレッサプレート232に上向きの力が働く。その結果、ドレッサ220が研磨面を押圧するドレッシング荷重を低減することができる。また、図6(b)に示す状態においては、エアバッグ263内が脱圧されているため、弾性膜261が収縮し、加圧プレート262がドレッサ基部231を押圧することはなく、ドレッサプレート232には上向きの力が働くことはない。
【0074】
エアバッグ263に供給する流体の圧力によりドレッサプレート232に加わる上向きの力を精密に制御するために、弾性膜261が多少撓んだ際にもエアバッグ263内の上面と下面の面積が一定に保たれるように、座ぐり265,266をL字状部材260の突出部260aの下面及び加圧プレート262の上面にそれぞれ設けておいてもよい。
【0075】
次に、上述したドレッサ220の動作について詳細に説明する。
ドレッシングを行う場合には、図3に示す状態から、ドレッサヘッド224内に固定されたドレッサ用エアシリンダ(図示せず)を作動させることにより、ドレッサ駆動軸223をドレッサ本体221と共に下降させる。このとき、ストッパ241aとドレッサ基部231の上面とは係合している。ドレッサ駆動軸223は所定距離だけ下降されるが、ドレッシング部材222が研磨テーブル100上の研磨面に接触した後においては、ドレッサ駆動軸223とドレッサ基部231のみが下降し、ストッパ241aがドレッサ基部231から離れ、また芯出し軸235がリニアベアリング236内を摺動して、図4に示す状態になる。弾性膜261の撓みがなくなる程度までドレッサ駆動軸223は下降され、ドレッシング時のエアバッグ263内の上面と下面の面積は、上記座ぐり265,266との作用で研磨面の多少の摩耗に拘わらず一定に保たれる。
【0076】
そして、図4に示す状態で、ドレッサ駆動軸223を回転させ、ドレッシング部材222を研磨面に摺接させて研磨面をドレッシングする。この際、ドレッシング部材222が研磨面を押圧するドレッシング荷重は、ドレッサプレート232とドレッサプレート232に固定された部材のみの荷重になり軽荷重になる。即ち、図3及び図4に示す実施形態においては、ドレッシング荷重は、ドレッサプレート232、ドレッシング部材222、トルク伝達ピン241、球面軸受234、リニアベアリング236、L字状部材260及びカバー249のみの荷重(ドレッサヘッド可動部の自重)となり、軽荷重にすることができる。このように、ドレッシング荷重を軽荷重にできるため、ドレッシングの際の研磨面の削り取り量を必要最小限にできる。
【0077】
ドレッシング荷重を更に軽荷重にする必要がある場合には、エアバッグ263を圧縮空気源120に接続し、レギュレータR7によりエアバッグ263内の流体圧を調節することにより、ドレッサヘッド可動部の自重とエアバッグ263内の流体圧のバランスにより、任意の軽荷重が得られる。
【0078】
ただし、自重よりも更に軽荷重とする場合には、上述の手順で動作させると、ドレッシング部材222が研磨面に接触したときに、自重の全てという必要以上のドレッシング荷重が一時期かかってしまうため、以下のように動作させることが更に好ましい。
【0079】
即ち、図3に示す状態から、まずエアバッグ263内に圧力流体を供給し、エアバッグ263を圧力流体源に接続して膨らませ、ドレッサプレート232を最大限上方に位置させる。その後ドレッサヘッド224に固定されたドレッサ用エアシリンダを作動させることにより、ドレッサ駆動軸223をドレッサ本体221と共に所定距離だけ下降させる。この状態でドレッシング部材222の下面と研磨面との間には若干の隙間が存在する。その後エアバッグ263内の流体圧をレギュレータR7により所定の圧力に制御することにより、ドレッサプレート232は更に下降し、ドレッシング部材222の下面が研磨面に接触し、図4に示す状態になり、ドレッシング荷重は所望の荷重となる。このドレッサヘッド可動部の下降距離は小さいため、弾性膜261の撓みはほとんどなく、ドレッシング時のエアバッグ263内の上面と下面の受圧面積は、上記座ぐり265、266との併用で研磨面の多少の摩耗に拘わらず一定に保たれる。なお、ドレッサ駆動軸223を下降させる前のエアバッグ263内の流体圧は、予め所望のドレッシング荷重が得られる大きさにしておいてもよい。
【0080】
ここで、ドレッシング中には、上述した流量計F6によって流体路255を通ってエアバッグ263に供給される流体の流量が測定され、エアバッグ263のリークが検知される。上述の流量計F1〜F5と同様に、微小なリークに対してアラーム信号が出力されるが、この場合にはドレッシング処理が続行される。また、故障信号が出力された場合には、ドレッサ220によるドレッシングが即時停止される。ドレッサ220のエアバッグ263は複数あるが(図3及び図4においては1つだけを示す)、設定圧力に保たれないエアバック263があると、ドレッシング荷重が偏り、研磨面にダメージを与えるだけでなく、最悪の場合にはドレッサ220自体の破損にもつながりかねないためである。具体的には、ドレッサ220の回転を停止させ、ドレッサ220を上昇させると共に研磨テーブル100の回転も停止させる。なお、研磨処理と同時にドレッシングを行っていた場合には、トップリング1の回転も停止させ、トップリング1を上昇させる。また、アラーム信号の出力によってドレッシングを即時停止させるようにしてもよい。
【0081】
エアバッグ263のリークによってドレッシングを停止させた場合には、リークの原因になった弾性膜261の交換や、ドレッサ220の組立て直しが行われる。この場合において、複数のエアバッグ263に通じる各流体路ごとに流量計が設置されているので(図1においては、1つのエアバッグの流体路のみを示し、他の流体路及び流量計については図示を省略している)、ドレッサ220のどのエアバッグ263でリークが生じたかがすぐにわかり、必要な部分のみについて作業を迅速に行うことができる。
【0082】
なお、上述したトップリング1の気密室21〜25、ドレッサ220のエアバッグ263のリークは、流量計だけではなく圧力計によっても検知することができるが、上述したように気密室21〜25及びエアバッグ263はレギュレータR2〜R7によって圧力が一定に保たれるようになっているため、微小なリークを検知したり、リークを瞬時に検知したりするためには、流量計を用いるのが好ましい。
【0083】
さてこれまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてもよいことは言うまでもない。
【0084】
例えば、トップリング1内の気密室の配置や構成、ドレッサ220内のエアバッグの配置や構成などは図示のものに限られるものではなく、必要に応じて改変することが可能である。また、トップリング1内の気密室及びドレッサ220内のエアバッグを複数備えたポリッシング装置について説明したが、これらの気密室やエアバッグは1つ以上あればよく、例えば、半導体ウェハの全面を1つの弾性膜で保持して研磨するトップリングなどに適用できることは言うまでもない。更に、この場合においても、弾性膜の半導体ウェハに当接する面に少なくとも1つ以上の穴が形成されている場合など、気密室の少なくとも一部が半導体ウェハによって構成されていれば、半導体ウェハのスリップアウトも検知することができる。
【0085】
また、上述の実施形態においては、2段階でリークを検知する流量計を用いた場合について説明したが、リークの検知を1段階で行ってもよく、3段階以上で行うこととしてもよい。また、このリークの検知信号をアラーム信号又は故障信号としてポリッシング装置の運用に利用することとしてもよい。
【0086】
【発明の効果】
述の基板保持装置の態様によれば、圧力流体の流れを測定することで、気密室のリークを検知し、気密室を形成する弾性膜等の破損やトップリングの組立不良などを検知することが可能となる。また、気密室の圧力を設定圧力に維持することができるので、被研磨物の破損の危険性を低減することができる。更に、このような気密室のリークを検知できるだけでなく、研磨中にトップリングの下面から被研磨物が外れたことも検知することができ、被研磨物の破損の危険性を更に低減することができる。
【0087】
また、本発明のドレッサの態様によれば、圧力流体の流れを測定することで、気密室のリークを検知し、気密室を形成する弾性膜等の破損やドレッサの組立不良などを検知することが可能となる。また、気密室の圧力を設定圧力に維持することができるので、ドレッシング荷重が偏って研磨面にダメージを与えたり、ドレッサ自体を破損したりすることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるポリッシング装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるトップリングを示す縦断面図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるドレッサを示す図であり、ドレッサが研磨テーブルから持ち上げられた状態を示す縦断面図である。
【図4】図3のドレッサが研磨面のドレッシングを行っている状態を示す縦断面図である。
【図5】図4のドレッサの要部を示す詳細図であり、図4のV−V線矢視図である。
【図6】図3及び図4に示すエアバッグの動作を示す図であり、図6(a)はエアバッグを膨らませた状態を示す断面図であり、図6(b)はエアバッグに圧力を加えない状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 トップリング
2 トップリング本体
2a ハウジング部
2b 加圧シート支持部
2c シール部
2d 球面状凹部
3 リテーナリング
3a、52、231b 貫通孔
5 ホルダリング
5a 上端部
5b ストッパ部
5c 突起
6 チャッキングプレート
7 加圧シート
8 センターバッグ
9 リングチューブ
10 自在継手部
11 トップリング駆動軸
11a 球面状凹部
12 ベアリングボール
21〜25 気密室
26 空間
31〜36、255 流体路
42 シールリング
51 洗浄液路
53 連通孔
55、56 ネジ
81、91 弾性膜
82 センターバッグホルダ
82a、92a ネジ穴
92 リングチューブホルダ
101 研磨パッド
100 研磨テーブル
102 研磨液供給ノズル
110 トップリングヘッド
111 トップリング用エアシリンダ
112 回転筒
113、116 タイミングプーリ
114 トップリング用モータ
115 タイミングベルト
117 トップリングヘッドシャフト
118、226 モータ
120 圧縮空気源
220 ドレッサ
221 ドレッサ本体
222 ドレッシング部材
223 ドレッサ駆動軸
224 ドレッサヘッド
225 ドレッサヘッドシャフト
231 ドレッサ基部
232 ドレッサプレート
232a 凹部
233 ジンバル機構
234 球面軸受
235 芯出し軸
236 リニアベアリング
237 固定部
238 可動部
240 回転伝達機構
241 トルク伝達ピン
241a ストッパ
242 ピン
243 緩衝部材
248、249 カバー
261 弾性膜
260a 突出部
260 L字状部材
262 加圧プレート
263 エアバッグ(気密室)
265、266 座ぐり
F1〜F6 流量計
G 間隙
R1〜R7 レギュレータ
W 半導体ウェハ

Claims (4)

  1. 被研磨物に摺接して該被研磨物を研磨する研磨面にドレッシング部材を摺接させてドレッシングを行うドレッサにおいて、
    上下動可能なドレッサ基部と、
    前記ドレッサ基部に対して上下動可能に設けられ、前記ドレッシング部材を保持するドレッサプレートと、
    前記ドレッサ基部と前記ドレッサプレートとを連結する弾性膜と、
    前記ドレッサ基部と前記ドレッサプレートと前記弾性膜により形成される気密室の上面及び下面に設けられた座ぐりと、
    前記気密室に正圧又は負圧の流体を供給してドレッシング荷重を制御する流体供給源と、
    前記気密室と前記流体供給源とを接続する流体路に設置された流量計とを備えたことを特徴とするドレッサ。
  2. 前記ドレッサ基部と前記ドレッサプレートと前記弾性膜により複数の気密室が形成されることを特徴とする請求項に記載のドレッサ。
  3. 前記流体路を前記複数の気密室に対応させて設けると共に、該流体路ごとに前記流量計を設置したことを特徴とする請求項に記載のドレッサ。
  4. 研磨面を有する研磨テーブルと、
    被研磨物を保持して前記研磨テーブルの研磨面に押圧する基板保持装置と、
    請求項乃至のいずれか一項に記載のドレッサとを備えたことを特徴とするポリッシング装置。
JP2001077133A 2001-03-16 2001-03-16 ドレッサ及びポリッシング装置 Expired - Fee Related JP3922887B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077133A JP3922887B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 ドレッサ及びポリッシング装置
EP02005388A EP1240977B1 (en) 2001-03-16 2002-03-15 Polishing apparatus
KR1020020014104A KR100870941B1 (ko) 2001-03-16 2002-03-15 기판유지장치, 폴리싱장치, 폴리싱방법, 드레싱장치 및 드레싱방법
DE60237485T DE60237485D1 (de) 2001-03-16 2002-03-15 Poliervorrichtung
US10/097,568 US6957998B2 (en) 2001-03-16 2002-03-15 Polishing apparatus
US11/191,962 US7108581B2 (en) 2001-03-16 2005-07-29 Polishing apparatus
US11/499,784 US7458879B2 (en) 2001-03-16 2006-08-07 Dressing apparatus and substrate holding apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001077133A JP3922887B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 ドレッサ及びポリッシング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002280337A JP2002280337A (ja) 2002-09-27
JP3922887B2 true JP3922887B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=18933937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001077133A Expired - Fee Related JP3922887B2 (ja) 2001-03-16 2001-03-16 ドレッサ及びポリッシング装置

Country Status (5)

Country Link
US (3) US6957998B2 (ja)
EP (1) EP1240977B1 (ja)
JP (1) JP3922887B2 (ja)
KR (1) KR100870941B1 (ja)
DE (1) DE60237485D1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8382558B2 (en) 2009-01-28 2013-02-26 Ebara Corporation Apparatus for dressing a polishing pad, chemical mechanical polishing apparatus and method

Families Citing this family (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470227B1 (ko) * 2001-06-07 2005-02-05 두산디앤디 주식회사 화학기계적 연마장치의 캐리어 헤드
US7101799B2 (en) 2001-06-19 2006-09-05 Applied Materials, Inc. Feedforward and feedback control for conditioning of chemical mechanical polishing pad
KR100688712B1 (ko) * 2002-09-17 2007-02-28 동부일렉트로닉스 주식회사 폴리싱 하우징의 가스누출부위 확인장치
JP4448297B2 (ja) * 2002-12-27 2010-04-07 株式会社荏原製作所 基板研磨装置及び基板研磨方法
US6945845B2 (en) * 2003-03-04 2005-09-20 Applied Materials, Inc. Chemical mechanical polishing apparatus with non-conductive elements
JP2004342751A (ja) * 2003-05-14 2004-12-02 Toshiba Corp Cmp用スラリー、研磨方法、および半導体装置の製造方法
JP4718107B2 (ja) 2003-05-20 2011-07-06 株式会社荏原製作所 基板保持装置及び研磨装置
JP2005034959A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Ebara Corp 研磨装置及びリテーナリング
US7727366B2 (en) * 2003-10-22 2010-06-01 Nexx Systems, Inc. Balancing pressure to improve a fluid seal
WO2005042804A2 (en) 2003-10-22 2005-05-12 Nexx Systems, Inc. Method and apparatus for fluid processing a workpiece
US6918821B2 (en) * 2003-11-12 2005-07-19 Dow Global Technologies, Inc. Materials and methods for low pressure chemical-mechanical planarization
US20050283993A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-29 Qunwei Wu Method and apparatus for fluid processing and drying a workpiece
JP2006090453A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Tokiko Techno Kk ガス供給装置
JP4453019B2 (ja) * 2005-03-25 2010-04-21 富士フイルム株式会社 ラビング方法、光学フィルムの製造方法及び装置
JP4814677B2 (ja) * 2006-03-31 2011-11-16 株式会社荏原製作所 基板保持装置および研磨装置
US20090186560A1 (en) * 2006-05-02 2009-07-23 Nxp B.V. Wafer de-chucking
US7335092B1 (en) * 2006-10-27 2008-02-26 Novellus Systems, Inc. Carrier head for workpiece planarization/polishing
US7402098B2 (en) * 2006-10-27 2008-07-22 Novellus Systems, Inc. Carrier head for workpiece planarization/polishing
TWI367524B (en) * 2007-08-01 2012-07-01 Univ Nat Taiwan Science Tech Chemical mechanical polishing apparatus and chemical mechanical polishing method thereof
JP5144191B2 (ja) * 2007-09-21 2013-02-13 株式会社ディスコ 研削装置のチャックテーブル機構
JP4658182B2 (ja) * 2007-11-28 2011-03-23 株式会社荏原製作所 研磨パッドのプロファイル測定方法
JP2010036284A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Tokyo Seimitsu Co Ltd 金属コンタミレス研磨ヘッド
KR101057228B1 (ko) * 2008-10-21 2011-08-16 주식회사 엘지실트론 경면연마장치의 가압헤드
DE102008061267A1 (de) * 2008-12-10 2010-06-24 Schneider Gmbh & Co. Kg Poliervorrichtung mit Drehdurchführung
KR101022277B1 (ko) * 2009-02-25 2011-03-21 그린스펙(주) 실리콘 베어 웨이퍼 연마장치용 캐리어 헤드
CN102205522B (zh) * 2011-05-24 2013-01-30 清华大学 用于化学机械抛光的气路正压***及化学机械抛光设备
WO2013134075A1 (en) 2012-03-08 2013-09-12 Applied Materials, Inc. Detecting membrane breakage in a carrier head
JP5789634B2 (ja) * 2012-05-14 2015-10-07 株式会社荏原製作所 ワークピースを研磨するための研磨パッド並びに化学機械研磨装置、および該化学機械研磨装置を用いてワークピースを研磨する方法
KR101579591B1 (ko) * 2014-06-19 2015-12-23 주식회사 알앤비 폴리싱 헤드용 시편 가압 실린더
KR102173323B1 (ko) 2014-06-23 2020-11-04 삼성전자주식회사 캐리어 헤드, 화학적 기계식 연마 장치 및 웨이퍼 연마 방법
JP6535529B2 (ja) * 2015-07-08 2019-06-26 不二越機械工業株式会社 両面研磨装置の研磨布のドレッシング装置およびドレッシング方法
SG10201606197XA (en) 2015-08-18 2017-03-30 Ebara Corp Substrate adsorption method, substrate holding apparatus, substrate polishing apparatus, elastic film, substrate adsorption determination method for substrate holding apparatus, and pressure control method for substrate holding apparatus
JP6353418B2 (ja) * 2015-08-18 2018-07-04 株式会社荏原製作所 基板吸着方法、トップリングおよび基板研磨装置
JP6721967B2 (ja) * 2015-11-17 2020-07-15 株式会社荏原製作所 バフ処理装置および基板処理装置
JP6713377B2 (ja) * 2016-08-10 2020-06-24 エイブリック株式会社 研磨ヘッド、研磨ヘッドを有するcmp研磨装置およびそれを用いた半導体集積回路装置の製造方法
CN106425861B (zh) * 2016-12-06 2018-08-31 重庆市江津区前进焊接材料厂 一种压力稳定的手持抛光机的控制***
JP6927560B2 (ja) * 2017-01-10 2021-09-01 不二越機械工業株式会社 ワーク研磨ヘッド
JP6757696B2 (ja) * 2017-04-21 2020-09-23 株式会社荏原製作所 漏れ検査方法、およびこの漏れ検査方法を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR102652046B1 (ko) * 2018-10-01 2024-03-29 주식회사 케이씨텍 화학 기계적 연마 장치의 컨디셔너
JP7058209B2 (ja) * 2018-11-21 2022-04-21 株式会社荏原製作所 基板ホルダに基板を保持させる方法
CN109664188B (zh) * 2018-12-14 2020-05-22 北京半导体专用设备研究所(中国电子科技集团公司第四十五研究所) 晶圆片装卸装置
KR20200127328A (ko) * 2019-05-02 2020-11-11 삼성전자주식회사 컨디셔너, 이를 포함하는 화학 기계적 연마 장치 및 이 장치를 이용한 반도체 장치의 제조 방법
US11325223B2 (en) * 2019-08-23 2022-05-10 Applied Materials, Inc. Carrier head with segmented substrate chuck
CN115135449A (zh) * 2020-06-26 2022-09-30 应用材料公司 可变形的基板卡盘
JP7443169B2 (ja) * 2020-06-29 2024-03-05 株式会社荏原製作所 基板処理装置、基板処理方法、および基板処理方法を基板処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラムを格納した記憶媒体
KR20220026624A (ko) * 2020-08-25 2022-03-07 주식회사 제우스 기판처리장치 및 그 제어방법

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5762539A (en) * 1996-02-27 1998-06-09 Ebara Corporation Apparatus for and method for polishing workpiece
US5851140A (en) * 1997-02-13 1998-12-22 Integrated Process Equipment Corp. Semiconductor wafer polishing apparatus with a flexible carrier plate
JP3705670B2 (ja) 1997-02-19 2005-10-12 株式会社荏原製作所 ポリッシング装置及び方法
US6019670A (en) * 1997-03-10 2000-02-01 Applied Materials, Inc. Method and apparatus for conditioning a polishing pad in a chemical mechanical polishing system
US5857899A (en) * 1997-04-04 1999-01-12 Ontrak Systems, Inc. Wafer polishing head with pad dressing element
US5957751A (en) * 1997-05-23 1999-09-28 Applied Materials, Inc. Carrier head with a substrate detection mechanism for a chemical mechanical polishing system
JP3027551B2 (ja) * 1997-07-03 2000-04-04 キヤノン株式会社 基板保持装置ならびに該基板保持装置を用いた研磨方法および研磨装置
US6217429B1 (en) * 1999-07-09 2001-04-17 Applied Materials, Inc. Polishing pad conditioner
JP2002144218A (ja) * 2000-11-09 2002-05-21 Ebara Corp 研磨装置
JP4072810B2 (ja) * 2001-01-19 2008-04-09 株式会社荏原製作所 ドレッシング装置および該ドレッシング装置を備えたポリッシング装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8382558B2 (en) 2009-01-28 2013-02-26 Ebara Corporation Apparatus for dressing a polishing pad, chemical mechanical polishing apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
US7458879B2 (en) 2008-12-02
KR100870941B1 (ko) 2008-12-01
EP1240977A2 (en) 2002-09-18
DE60237485D1 (de) 2010-10-14
EP1240977A3 (en) 2003-11-12
EP1240977B1 (en) 2010-09-01
US7108581B2 (en) 2006-09-19
US20050260925A1 (en) 2005-11-24
US20060270323A1 (en) 2006-11-30
US20020132559A1 (en) 2002-09-19
JP2002280337A (ja) 2002-09-27
US6957998B2 (en) 2005-10-25
KR20020073440A (ko) 2002-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3922887B2 (ja) ドレッサ及びポリッシング装置
EP1177859B1 (en) Substrate holding apparatus and substrate polishing apparatus
KR100874712B1 (ko) 기판 유지 장치
US7357699B2 (en) Substrate holding apparatus and polishing apparatus
JP4718107B2 (ja) 基板保持装置及び研磨装置
JP2018183820A (ja) 基板の研磨装置
JP2005014128A (ja) 基板保持装置及び研磨装置
JP4107835B2 (ja) 基板保持装置及びポリッシング装置
KR20050084767A (ko) 폴리싱 방법
JP4049579B2 (ja) 基板保持装置及びポリッシング装置
JP3856634B2 (ja) 基板保持装置及び該基板保持装置を備えたポリッシング装置
JP3902715B2 (ja) ポリッシング装置
US6368186B1 (en) Apparatus for mounting a rotational disk
JP2008188767A (ja) 基板保持装置
JP4620072B2 (ja) ポリッシング装置
JP2008066761A (ja) 基板保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041102

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3922887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees