JP3916263B2 - 現像器のトナー残量検出装置 - Google Patents

現像器のトナー残量検出装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、トナーを使用する電子写真装置、特に像担持体の静電潜像をトナーで現像する現像器のトナー残量を透過型フォトセンサにより検出するトナー残量検出装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置では、普通紙記録の要請から電子写真装置等が利用されており、その原理は、感光ドラムに帯電して、画像露光して静電潜像を形成し、現像器で現像し、トナー像をシートに転写して、シート上にトナー像を得るプロセスをとる。
【0002】
このような画像形成装置においては、トナーを感光ドラムに搬送して、トナー現像することから、現像器の内部に貯蔵室を設け、トナーを貯蔵している。
貯蔵室内のトナーが無くなると、現像動作が行われなくなることから、貯蔵室内のトナーの残量を検出する必要がある。
【0003】
【従来の技術】
図1は従来技術のトナー残量検出装置の説明図である。
図1(A)に示すように、現像器5は、トナーを貯蔵する貯蔵室59と、現像室58とを備え、現像室58では、回転するパドルローラ53でトナーを攪拌、搬送し、リセットローラ52でトナーを現像ローラ50に搬送し、現像ローラ50のトナーは、ブレード51によりトナーの層厚が規制されて、感光ドラム40に搬送され、現像を行う。
【0004】
一方、貯蔵室59には、アジテータ(パドルローラ)54が設けられ、回転して、トナーを攪拌して、現像室58に供給する。
この貯蔵室59の下部には、発光素子と受光素子とからなる透過型フォトセンサ90が設けられ、透過型フォトセンサ90をトナーで遮光している間は、トナーが有り、トナーで遮光されなくなると、トナー無し(トナーエンプティ)として、トナーエンプティの検出を行う。
【0005】
このトナーエンプティの検出は、透過型フォトセンサ90の出力を時間積分して、その積分値が設定値以上なら、トナー有り、以下なら、トナーエンプティと判定していた。
トナーエンプティとなると、現像器自体を交換したり、トナーを補給することが行われており、このトナーエンプティの残留トナー量が少ない程、交換周期を伸ばせたり、廃棄されるトナー量が少なく済み、経済的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、次の問題があった。
▲1▼トナーエンプティの残留トナー量を少なく設定すると、トナー量が少なくなった場合に、流動性が大きくなるので、図1(B),(C)に示すように、同じトナー量でも、透過型フォトセンサ90の直前位置でのトナーの塊の形が異なり、透過型フォトセンサ90を遮光したり、しなかったりする事態が発生し、正確なトナー残量の検出が困難となる。
【0007】
▲2▼透過型フォトセンサ90を用いているため、トナー貯蔵室の壁面等にトナーが付着していると、実際は貯蔵室の内部のトナー量がエンプティの状態であるにもかかわらず、センサの光路がトナーで遮ぎられ、正確なトナー残量の検出が困難となる。
上記▲1▼の問題点については、本出願の出願人は先願(特願平04−257927号)において、トナー貯蔵室における設置位置の異なる複数の透過型フォトセンサと、該複数の透過型フォトセンサの出力の和によりトナーエンプティを判定する回路とを設けたことを特徴とする現像器のトナーエンプティ検出装置を提案した。
【0008】
このような構造のトナーエンプティ検出装置によると、流動性のあるトナー塊の形状変動、トナーの移動にかかわらず、安全にトナー量に応じた出力を発生できる共に、傷や汚れが発生しても、その影響を低減したトナー検出を可能とすることにより、トナーエンプティのトナー量が少なくても、安定にトナーエンプティを検出できるようになった。
【0009】
しかしながら、上記▲2▼の問題点については未解決である。従って、本発明はトナー貯蔵室の壁面等にトナーが付着するのを防止し、もって付着したトナーでもって透過型フォトセンサの光路が遮蔽されるのを防止し、貯蔵室内のトナー残量を正確に検出できるようにした現像器のトナー残量検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
さらに、従来技術ではトナー無(トナーエンプティ)のて検出をおこなっていたので、エンプティが検出された時点でトナーの交換をおこなっていた。しかしトナー無の検出直後印字が出来なくなる事は装置の使用上不具合である。このためトナー無検出後も数枚の印字が可能であるよう設定するこれはトナー交換までの装置使用上の便宜のためであり従来はトナー無予告(トナーニアエンプティ)として残量が比較的多いうちに検出をおこなっていた。
【0011】
しかしこの方式ではトナーの消費率により印字枚数が異なり、これに係わらず本発明はトナーの残量を連続的に検出(表示)し、トナーの交換時期を明示するトナー残量検出装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を達成するために、本発明によれば、トナーを貯蔵する貯蔵室と、該貯蔵室内のトナーを攪拌する攪拌手段と、該攪拌されたトナーを前記貯蔵室から現像室に供給し、該現像室にてトナーを像担持体に搬送する手段と、発光部と受光部からなるトナー残量を検出するためのフォトセンサを複数対設け、各々のフォトセンサは前記貯蔵室内の下部の透明壁を介して該貯蔵室内のトナーを異なる場所で監視できる位置に設置し、これらのフォトセンサの出力の和をとるようにしたトナー検出手段と、前記貯蔵室の透明壁を貯蔵室の内部より清掃する手段とを含んでなり、前記攪拌手段は回転軸を中心に回転するアジテータからなり、前記清掃手段は該アジテータに取付けられた弾性部材からなり、該弾性部材はアジテータの回転により前記透明壁に接触しながら移動するように構成され、かつ前記アジテータの回転中心から各フォトセンサ対までの距離は互いに異なることを特徴とする現像器のトナー残量検出装置が提供される。
【0013】
前記トナー検出手段は、前記攪拌手段の一回転中において、発光部と受光部との間での透過光のパルスが連続して生ずる時間と生じない時間との比率を計測する手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
前記弾性部材は、シリコンゴム等のように温度によりその硬度が変化する材質からなり、該弾性部材の温度を検出する温度検出手段を設け、弾性部材の温度変化により、前記計測手段により得られた結果を補正する手段を具備することを特徴とする。
【0015】
【作用】
本発明によれば、貯蔵室の透明壁を貯蔵室の内部より清掃する手段を設けたので、貯蔵室の透明壁にはトナーが付着することはなく、常時良好な透明性を保つこととなるので、正確なトナー残量の検出を行うことができる。また、複数対のフォトセンサを異なる場所でトナーを監視できる位置に設置し、これらのフォトセンサの出力の和をとるようにしている。
【0018】
【実施例】
(a)本発明の適用される装置の説明
図2は本発明を適用することのできる画像形成装置の外観図、図3は同画像形成装置の断面図、図4は同画像形成装置におけるプロセスカートリッジの構成図、図5は同画像形成装置のカバー開閉の説明図、図6は同画像形成装置の動作説明図であり、画像形成装置として電子写真プリンタ装置を示している。
【0019】
図2は、装置前面から見た斜視図を示し、10はフロントカバーであり、前面に開いて、図3にて後述する搬送パス3を開放するもの、11は装置上部を覆うアッパーカバーであり、上部に開いて、装置上部を開放するもの、12は給紙カセットであり、13は給紙カセット挿入口であり、給紙カセット12を装置前面から挿入するためのものである。
【0020】
14は装置上面に設けたスタッカであり、印刷された用紙を収容するもの、15は用紙ガイドであり、スタッカ14と共に用紙をガイドするもの、16は操作パネルであり、各種スイッチと表示部とを有するもの、17はコントローラボックスであり、プリンタの制御回路等を収容するものである。
図3の装置の断面図において、2はプロセスカートリッジであり、用紙カセット12の上部に設けられ、図4にて後述するもの、3は搬送パスであり、用紙カセット12からU字形状の搬送通路を形成し、スタッカ14に用紙を搬送するためのもの、6は熱定着器であり、熱ローラ60と、バックアップローラ61との間に用紙を挟み込んで、用紙のトナー像を定着するためのものであり、熱ローラ60の付着トナーを除去するクリーニングローラ62が設けられているものである。
【0021】
7は光学ユニットであり、画像情報により駆動される半導体レーザーの光をポリゴンミラーで走査して、現像器5の上を通って、プロセスカートリッジ2の感光ドラム40に照射するものであり、8は用紙分離部であり、放電電極を有し、転写後の用紙の背面に、用紙背面電位と逆極性の電荷を放電させ、用紙背面を除電して、用紙を感光ドラム40から分離するものである。
【0022】
30はピックアップローラであり、用紙カセット12の用紙をピックアップするもの、31はレジストローラであり、ピックアップローラ30でピックアップされた用紙の先端を揃えて搬送するもの、32は手差しガイドであり、図の右側に開いて、手差し用紙を手差しローラ33に導くもの、33は手差しローラであり、手差しガイド32から挿入された用紙をプロセスカートリッジ2に搬送するものである。
【0023】
32はカバー軸であり、フロントカバー10の回転軸となるもの、36は排出ローラであり、熱定着器6を通過した用紙をスタッカ14に排出するためのものである。
図4のプロセスカートリッジの構成図において、プロセスカートリッジ2は、ドラムカートリッジ4と、現像器5とからなり、現像器5はドラムカートリッジ4にピンにより取り付けられており、ピンを外すことにより、ドラムカートリッジ4から分離される。
【0024】
ドラムカートリッジ4の構成を説明すると、40は感光ドラムであり、アルミニウム等の円筒基体の表面に有機感光材料層(OPC等)を形成したものであり、図示の如く反時計方向に回転されるもの、41は帯電ローラであり、芯金に導電性レーヨン繊維を織り込んで植毛した導電性回転ブラシ帯電器で構成され、感光ドラム40を約−650Vに一様帯電するものである。
【0025】
42は転写ローラであり、ドラムカートリッジ4に設けられ、導電性の多孔質スポンジ材料、例えば多孔質発泡ポリウレタン・スポンジ材料で構成され、感光ドラム40に圧接され、転写電圧が印加されて、感光ドラム40のトナー像を用紙に転写するもの、43は廃トナーボックス(クリーナー)であり、感光ドラム40の残留トナーを掻き取りブレード44で掻き取り、収容するもの、45は把手であり、ドラムカートリッジ4を手で持つためのもの、46はローラカバーであり、転写ローラ42を保護するためのものである。
【0026】
次に、現像器5の構成を説明すると、50は現像ローラであり、導電性弾性ローラ、好ましくは導電性の多孔質スポンジ材料、例えば導電性の多孔質発泡ポリウレタン・スポンジ材料で構成され、図のように時計方向に回転して、非磁性一成分トナーをその表面の保持力で保持して、感光ドラム40に搬送するものであり、感光ドラム40に所定のニップ幅を持つよう圧接され、且つ−300Vの現像バイアス電圧が印加されるものである。
【0027】
51は層厚規制ブレード部であり、現像ローラ50に付着したトナーの層厚を所定の厚さに規制するものであり、厚さ0.1mmのステンレス板で構成され、現像ローラ50に圧接され、例えば負の−400Vの電圧が印加され、トナー層厚規制時に、トナーに負の電荷注入を行い、負に強制帯電して、高湿度、高温度でも、トナーを安定帯電するものである。
【0028】
52はリセットローラであり、導電性スポンジ材料で構成され、現像ローラ50に対接され、且つ現像ローラ50と同方向に回転され、−400Vのバイアス電圧が印加され、図の右側部分で現像ローラ50からトナーを掻き落とすとともに、図の左側部分で現像ローラ50にトナーを供給するよう作用するものである。
【0029】
53,54はパドルローラであり、回転して、現像器5内の非磁性一成分トナーを攪拌して、リセットローラ52方向に搬送するもの、55はカセット収容部であり、トナーカセット56を収容するものである。
56はトナーカセット(トナー補給部)であり、一成分非磁性トナーを収容し、カセット収容部55に着脱自在にセットされるもの、57はトナー供給レバーであり、トナーカセット56内に設けられ、回転して、トナーカセット56内のトナーを現像器5内に供給するもの、56aは把手であり、トナーカセット56に設けられ、トナーカセット56を手で持つために用いられるもの、5aは用紙ガイドリブであり、ローラカバー46とともに用紙を感光ドラム40と転写ローラ42との間にガイドするものである。
【0030】
このプリンタ装置の動作を図2〜図4により説明すると、用紙カセット12の用紙は、ピックアップローラ30によりピックされ、レジストローラ31に突き当てられ、レジストローラ31で先端で揃えられ、U字搬送パス3を感光ドラム40方向に搬送される。
一方、レジストローラ31に用紙がピックされると、光学ユニット7による感光ドラム40への画像露光が開始され、帯電ローラ41により−650Vに帯電された感光ドラム40の画像露光部の電位が零となり、画像に応じた静電潜像が形成される。
【0031】
現像器5では、現像ローラ50が、−400Vのバイアス電圧が印加されているため、負に帯電されたトナーは、感光ドラム40の電位零の画像露光部に付着し、トナー像が形成される。
この感光ドラム40のトナー像は、レジストローラ31により搬送される用紙に、転写ローラ42により、静電力及び圧力により転写され、感光ドラム40に静電的に吸着した用紙は、用紙分離部8の供給電荷により、用紙背面の電位が除電されることにより、感光ドラム40から分離される。
【0032】
この分離された用紙は、熱定着器6に送られ、用紙のトナー像が熱定着器6の熱ローラ60により熱定着され、排出ローラ36によりスタッカ14に排出される。
同様に、手差しガイド32を倒して、挿入した用紙は、手差しローラ33により、感光ドラム40方向に搬送され、感光ドラム40のトナー像が、転写ローラ42により、静電力及び圧力により転写され、感光ドラム40に静電的に吸着した用紙は、用紙分離部8の供給電荷により、感光ドラム40から分離され、熱定着器6に送られ、用紙のトナー像が熱定着器6の熱ローラ60により熱定着され、排出ローラ36によりスタッカ14に排出される。
【0033】
図5の装置カバー開放状態を示す図において、フロントカバー10は、カバー軸34を中心に、図の右方の前面に開放され、フロントカバー10には、手差しガイド32と、手差しローラ33と、用紙分離部8と、熱定着器6と、排出ローラ36の内、上側の排出(駆動)ローラ36aが設けられている。
又、アッパーカバー11は、図示しない軸を中心に、図の上方の装置上部に開放され、排出ローラ36の内、下側の排出(ピンチ)ローラ36bが設けられている。
【0034】
従って、図6(A)に示すように、フロントカバー10を開放すると、レジストローラ31から排出ローラ36までのU字搬送パス3が開放され、ジャム用紙の除去に都合が良い。
この時、プロセスカートリッジ2側に、転写ローラ42を設けているため、感光ドラム40の部分は開放されないが、この転写ローラ42は、感光ドラム40との対向(平行度、位置)のずれがあると、転写動作を良好に行えないため、プロセスカートリッジ2側に設けたものであり、この部分が開放されなくても、ジャム用紙の除去に差し支えがある訳ではない。
【0035】
同様に、フロントカバー10に、熱定着器6全体を設けた理由は、熱定着器6を搬送パスを開放できるように分割すると、熱定着器6の一部をプロセスカートリッジ2の上に設置しなければならず、プロセスカートリッジ2の取り出しに不便となるからであり、この部分が開放されなくても、ジャム用紙の除去に差し支えがある訳ではない。
【0036】
このカバーの開放においては、図3に示すように、フロントカバー10を開放しないと、アッパーカバー11が開放されないように、フロントカバー10が、排出部分で、アッパーカバー11の上に配置されている。
従って、図6(B)に示すように、フロントカバー10を開放して、更にアッパーカバー11を開放すると、図5に示すように、装置上部と前面の一部が開放され、装置の前面側からプロセスカートリッジ2を設置したまま、トナーカセット56を容易に取り出し、取り付けて、トナーカセット56のみの交換ができる。
【0037】
又、フロントカバー10により装置前面を開放し、アッパーカバー11により装置上部を開放するので、プロセスカートリッジ2も容易に取り出し、取り付けでき、プロセスカートリッジ2が大きくても、交換が容易である。
このため、プロセスカートリッジ2を大きくでき、プロセスカートリッジ2内の現像器5を大きくできるため、収容現像剤量を多くでき、交換周期を大幅に伸ばすことができる。
【0038】
又、トナーカセット56のみを交換して、現像剤の補給ができるため、更に交換周期を伸ばすことができる。
更に、排出ローラ36を分離して、カバー10,11を開放するため、U字搬送パス3の全体を開放でき、ジャム用紙の取り出しがより容易となる。
【0039】
(b)本発明の実施例の説明
図7〜図12は2対の透過型フォトセンサを設けた実施例を示し、図7はその実施例の正面図、図8は図7の線8−8における垂直断面図、図9は図7の線9−9における水平断面図、図10は残量検出部を取付ける前のトナー貯蔵室の垂直断面図、図11は残量検出部の垂直断面図、図12は本発明の一実施例における回路図である。
【0040】
図7に示すように、貯蔵部59の下部に設けられた残量検出部9には、2つの透過型フォトセンサ90,91が設けられており、第1の透過型フォトセンサ90は、アジテータ54の直径方向において、軸から距離L1 の位置に、第2の透過型フォトセンサ91は、アジテータ54の直径方向において、軸から距離L2 (L2 <L1 )の位置に設けられている。
【0041】
残量検出部9は、図11に示すように、ベース93にバネ94で付勢された断面が略コの字形状をしたケース92内のセンサ基板95上に、透過型フォトセンサ90,91の発光部90a,91aと、受光部90b,91bとが取り付けられており、埃等で発光部90a,91a、受光部90b,91bが汚れないように構成されている。
【0042】
一方、図10に示すように、貯蔵部59の下部には、一対の透明なセンサ収容部59a,59bが設けられ、センサ収容部59a,59bの間に、攪拌手段であるアジテータ軸54aに取付けられたシリコンゴム等から成る弾性部材54bが通過するようになっている。
このセンサ収容部59a,59bに、ケース92の発光部90a,91aと、受光部90b,91bとが入り込む、バネ94によりケース92の一対の突き当て部が、現像器5のセンサ収容部59a,59bの底面に突き当たり、位置決めされ、これにより、現像器5を交換しても、現像器5の貯蔵部59の所定位置に、一対のフォトセンサ90,91を位置付けることができる。残量検出部9を現像器5に装着した状態を図8及び図9に示している。
【0043】
そして、アジテータ軸54aに設けた弾性部材54bにより、アジテータ54の回転に応じて、センサ収容部59a,59bの発光窓部、受光窓部を掃き、付着トナーを除去して、安定なトナー検出を可能としている。
図12において、センサ基板95には、装置側から供給される+5Vと、0Vとの間に、抵抗R1 と、一対の発光部(発光ダイオード)D1 ,D2 (90a,91a)とが直列接続され、駆動され、更にこれと並列に、一対の受光部(フォトトランジスタ)Q1 (90b)、Q2 (91b)が並列接続され、これに調整用抵抗R2 ,R3 が直列接続されている。
【0044】
従って、センサ基板95では、一対の受光部90b,91bの出力の和がとられ、出力される。
一方、装置側には、一対の受光部90b,91bの出力の和を受け、これを時間積分する平均化回路96aと、平均化回路96aの出力と設定電圧とを比較して、平均化回路96aの出力が設定電圧以下となると、トナーエンプティ信号を発生する比較回路96bとが設けられている。
【0045】
図13は他の実施例の回路図であって、1対の透過型フォトセンサを設けたものである。この実施例では、+5Vと0Vとの間に、抵抗R1 と1個の発光部(発光ダイオード)D1 (90a)とが直列接続され、更にこれと並列に、一個の受光部(フォトトランジスタ)Q1 (90b)と調整用抵抗R2 が直列接続されている。その他の構造は図12の場合と同様であり、平均化回路96aにより受光部90bの出力が積分され、比較回路96bにて設定電圧と比較される。
【0046】
図14は更に他の実施例のブロック図である。図において、Aは前述のような発光部と受光部から成る光検出部、Bはタイマー、Cは制御部で、C1 はタイマー制御部、C2 はデューティ制御部、Dはデューティ・トナー量テーブル、Eは温度センサ、Fは温度補正部、Gはトナー残量表示部である。
タイマーBは周知のように所定時間間隔のクロック信号を発し、光検出器Aからは所定時間おきのON,OFF信号がタイマー制御部C1 に入力される。デューティ制御部C2 では、タイマー制御部C1 で処理した光検出器Aからの信号とデューティ・トナー量テーブルからの情報により、トナー残量を演算し、トナー残量表示部Gにおいてトナー残量を表示させる構成である。更に、この実施例では、温度センサEによりトナー貯蔵室59内の温度を検出し、後述のような温度による弾性部材54bの硬度変化による補正を行なっている。
【0047】
次に、図15〜17を参照して上記実施例の作用を説明する。図15において、(A)〜(C)はトナーTの残量の少ない場合を示し、(D)はトナー量の多い場合を示す。また、(A)はアジテータ54及び弾性部材54bが、透過型フォトセンサ90,91を通過した直後の状態、(B)は通過してしばらく後の状態、(C)は通過後相当回転した状態を示す。
【0048】
前述のように、シリコンゴム等から成る弾性部材54bは攪拌部材であるアジテータ54に固定され、回転軸54aを中心として一体的に回転する。弾性部材54bはアジテータ54の回転に伴なって回転し、その先端部がトナー貯蔵室59の下部の底面及び側面(この側面は図9に示すセンサ収容部59bの壁部に相当する。)に対してたわみながら接触・移動し、トナーTを周期的に攪拌すると共に、光透過型フォトセンサ90,91の光路にあたる透明な壁面に付着しているトナーを清掃する。
【0049】
図15(A)に示すように、トナー残量が少ない状態で、アジテータ54と弾性部材54bが光透過型フォトセンサ90,91の透過光を通過した直後はトナーTがアジテータ54と弾性部材54によって掻き上げられ、透過型フォトセンサ90,91の透過光は開放され、センサの出力はOFFの状態からONとなる。
【0050】
弾性部材54bが光透過型フォトセンサ90,91を通過してしばらくすると、図15(B)に示すように、アジテータ54と弾性部材54によって掻き上げられたトナーTがぱらぱらと落下し始め、トナー貯蔵室59の底部に溜まり出す。やがて、トナーTは光透過型フォトセンサ90,91の透過光は遮光され、センサの出力はONからOFFへと変わる。
【0051】
更に、図15(C)に示すように、アジテータ54と弾性部材54が上側に来ると、アジテータ54と弾性部材54によって掻き上げられていたトナーTは殆ど落下し、トナー貯蔵室59の底部に溜まり、光透過型フォトセンサ90,91の透過光を遮る。
このように、トナー残量が比較的少ない状態では、アジテータ54と弾性部材54が回転し、周期的にトナーTを攪拌するのに伴って、光透過型フォトセンサ90,91はON,OFFの出力を繰り返すことになる。
【0052】
この場合において、センサの出力がONからOFFへと変わるタイミング、即ち、アジテータ54と弾性部材54の角度は、トナー残量の多少により異なる。トナー量が比較的多いときは、アジテータ54と弾性部材54は比較的多いトナーを掻き上げなければならず、したがって図15(B)状態においてより多くのトナーがより早く落下することとなり、センサの出力のOFFとなるタイミングが早くなる。逆に、トナー量が比較的少ないときは、アジテータ54と弾性部材54は少ない量のトナーを掻き上げればよく、したがって図15(B)状態においてより少ない量のトナーで落下する速度も遅く、センサの出力がOFFとなるタイミングが遅くなる。
【0053】
図15(D)はトナー量が多い場合であり、アジテータ54と弾性部材54bが光透過型フォトセンサ90,91の透過光を通過した直後に多量のトナーにより透過型フォトセンサ90,91の透過光は遮光されてしまい、センサの出力がONとなるのは、殆どないか又はほんの少ない期間だけである。
図16は光透過型フォトセンサ90,91の出力の変化を示したものである。なお、上記実施例のように、光透過型フォトセンサは1対の場合であってもよく、又は2対以上用いてもよい。2対以上設ける場合は、各センサの出力の和をとることができる。図において、tは攪拌周期、t1 は光透過型フォトセンサのON出力、t2 は立上がり時間である。
【0054】
図17はトナー貯蔵室におけるトナー残量と、出力の50%で2値化した、tにおけるt1 の割合(以下便宜的にデューティ比)との関係を示したものである。図示のように、トナー残量が少なくなるにしたがって、t1 /tのデューティ比(%)が増加する。この例においては、デューティ比約35%を越えたとき、トナー残量が約75gであり、トナー残量が少なくなったことの目安とすることができる(ニトナーエンプティ表示)。
【0055】
なお、弾性部材54bとしてシリコンゴム等の材質を使用する場合は、温度の変化と共にその硬度が変化するので、トナーTの温度又は直接弾性部材54bの温度を検出するセンサE(図14)を設ける。温度が上昇するにしたがって弾性部材54bの硬度が低下してゆくので、その分、トナーがアジテータ54と弾性部材54bで掻き上げられた後の落下が早くなり、光透過型フォトセンサの遮光時間で長くなる傾向にある。よって、このような温度変化により、センサの出力を補正することができる。
【0056】
また、トナーT自体の流動性を測定する手段として、メッシュゲージ又は安息角測定器(図示せず)を用いるのが一般的であるがこの使用状態に類似した判定方法として本発明に示す構成をもちい、所要量のトナーをトナー貯蔵室に充填し、デューティ比の検出を行うことによりトナーの流動性ないし安息角を検出し、当該トナー自体が適合したものであるか否か判定することもでき、また検出した安息角によって、光透過型フォトセンサの出力を補正することもできる。即ち、トナーの安息角が大きくなると、トナーがアジテータ54と弾性部材54bで掻き上げられた後の落下が遅くなり、光透過型フォトセンサの遮光時間が短くなる傾向にある。よって、このような検出した安息角によって、センサの出力を補正することができる。
【0057】
以上、本発明の添付図面を参照して実施例について詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内において種々の形態、変形、修正等が可能であることに留意すべきである。
【0058】
【発明の効果】
以上に説明したような、本発明によれば、貯蔵室の透明壁を貯蔵室の内部より清掃する手段を設けたので、貯蔵室の透明壁にはトナーが付着することはなく、常時良好な透明性を保つこととなり、正確なトナー残量の検出を行うことができる。しかも、このような清掃手段である弾性部材を攪拌手段であるアジテータに取付けたので、アジテータの回転により弾性部材も回転し、透明壁を清掃する。したがって、清掃手段に特別な駆動源を設ける必要がなく、低コストで効率良く且つ正確にトナー残量を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の説明図である。
【図2】本発明を適用できる画像形成装置の外観図である。
【図3】本発明を適用できる画像形成装置断面図である。
【図4】本発明を適用できるプロセスカートリッジの構成図である。
【図5】本発明を適用できる画像形成装置説明図である。
【図6】本発明を適用できる画像形成装置動作説明図である。
【図7】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図8】図7の線8−8におけるの断面図である。
【図9】図7の線9−9における断面図である。
【図10】トナー貯蔵部の断面図である。
【図11】残量検出部の断面図である。
【図12】本発明の一実施例の回路図である。
【図13】本発明の他の実施例の回路図である。
【図14】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例におけるトナー残量検出の作用を示す図である。
【図16】センサの出力を示す図である。
【図17】センサの出力とトナー残量との関係を示す図である。
【符号の説明】
2…プロセスカートリッジ
4…ドラムカートリッジ
5…現像器
7…光学ユニット
9…トナー残量検出部
40…感光ドラム
50…現像ローラ
54…アジテータ(攪拌手段)
54a…回転軸
54b…弾性部材
58…現像室
59…貯蔵室
90,91…透過型フォトセンサ
92…ケース
96…判定回路

Claims (3)

  1. トナーを貯蔵する貯蔵室(59)と、該貯蔵室内のトナーを攪拌する攪拌手段(54)と、該攪拌されたトナーを前記貯蔵室から現像室に供給し、該現像室にてトナーを像担持体(40)に搬送する手段と、発光部と受光部からなるトナー残量を検出するフォトセンサ(90,91)を複数対設けて、透明壁を介して該貯蔵室内のトナーを監視できるようにし、これらのフォトセンサの出力の和をとるようにしたトナー検出手段と、前記貯蔵室の透明壁を貯蔵室の内部より清掃する手段(54b)とを含んでなり、前記攪拌手段(54)は回転軸(54a)を中心に回転するアジテータからなり、前記清掃手段(54b)は該アジテータに取付けられた弾性部材からなり、該弾性部材はアジテータの回転により前記透明壁に接触しながら移動するように構成され、かつ各フォトセンサ対の発光部と受光部とを結ぶ直線はアジテータの回転軸と略平行であり、複数のフォトセンサ対の前記直線は、貯蔵室内の下部で略水平方向に離れて位置すると共に、アジテータの回転軸から延びる半径方向の線上に一列に並ぶことなく、アジテータの直径方向において回転軸からの距離(L 1 ,L 2 )が互いに異なることを特徴とする現像器のトナー残量検出装置。
  2. 前記トナー検出手段は、前記攪拌手段の一回転中において、発光部と受光部との間での透過光のパルスが連続して生ずる時間と生じない時間との比率を計測する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトナー残量検出装置。
  3. 前記弾性部材は、シリコンゴム等のように温度によりその硬度が変化する材質からなり、該弾性部材の温度を検出する温度検出手段を設け、弾性部材の温度変化により、前記計測手段により得られた結果を補正する手段を具備することを特徴とする請求項2に記載のトナー残量検出装置
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