JP3915815B2 - レベルシフト回路および電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ブートストラップ方式のハーフブリッジゲートドライバ,フルブリッジゲートドライバ,三相ブリッジゲートドライバ等に使用されるレベルシフト回路、更にはこれを用いた電源装置に関する。
高耐圧パワー素子のドライブ回路においては、ハイサイドの出力素子のゲート制御部に低電圧ロジック信号を伝達するレベルシフト回路が必要不可欠である。従来、この種のレベルシフト回路は高耐圧のMOSFETを用いて信号を伝達する方式が用いられている。
[第1の従来技術]
この回路例の一つとしては、図8に示すようなハーフブリッジドライブ回路101が知られている。このドライブ回路101は、ハイサイドドライブ信号とローサイドドライブ信号を交互に入力し、ハイサイド及びローサイドの高耐圧パワー素子Q13,Q14を交互にオン・オフさせるものである。
このドライブ回路101では、フローティング電位Vssを持つブートストラップ構造とすることで、ハイサイド電源ラインVBSとフローティング電位Vssとの間に生じる電位差が常に一定の電位差で振幅するので、Vss−VBS間の素子は高耐圧である必要がなくなる。このためこのドライブ回路101は、高耐圧ICであるが全ての素子を高耐圧にする必要が無いので、チップサイズは大きくならず、コストの上昇を抑えることができるという特徴を有している。
なお、図8に示すレベルシフト回路103は、ハイサイドドライバ11をON制御するとともにハイサイドドライバ11をOFF制御するのにも共用して用いられる回路である。そして、ローサイドドライバ13の入力端には、レベルシフト機能を有しない制御回路が接続されるものとなっている。また、消費電流を抑制するために、入力信号の論理変化点を検出してレベルシフトを行い、論理変化点のみ電流が流れるようにしたレベルシフト回路が知られている。
ここで、図9を参照して、このようなレベルシフト回路103を用いたドライブ回路の動作について説明する。なお、図9は、ハイサイド側の動作を示すタイミングチャートである。
このドライブ回路101では、まずハイサイドドライブ信号が“H”レベルになると(時刻t1)、図示しないエッジ検出回路はハイサイドドライブ信号の立ち上がりエッジによりONパルスを発生する(t2)。このONパルスは、ハイサイドをON/OFF制御するのに用いるレベルシフト回路103の高耐圧N型MOSトランジスタQ1のゲートVG(ON)に入力され、このN型MOSトランジスタQ1が導通状態になる。これにより、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1を通じてローサイド側の接地端GNDに電流Iが流れる。この電流Iにより、抵抗R1の両端に電位差Vが生じて、信号インバータ回路105の入力端Vin(ON)は“L”レベルとなる。
このとき、高耐圧N型MOSトランジスタQ1のソース抵抗をRS1、プルアップ抵抗値をR1とすると、次の関係式が成り立つ。
V=I×R1=(VG−Vth)/RS1×R1 (1)
これにより、インバータ回路105の出力Voutは“H”レベルのパルス信号が出力され、ハイサイドドライバ11のON/OFF入力端にハイサイド電源ライン電圧であるVBS電圧レベルのパルス信号が入力され、ハイサイドドライブ回路のラッチ回路によりハイサイドIGBT(Q13)がドライブ状態となり、フローティング電位Vssは所定の電位(通常600V程度)まで上昇する(t4)。
次に、フローティング電位Vssが所定の電位に十分立ち上がった後、ハイサイドドライブ信号が“L”レベルになると(t5)、図示しないエッジ検出回路はハイサイドドライブ信号の立ち下がりエッジにより再度ON/OFFパルス信号を発生する(t6)。このON/OFFパルス信号は、レベルシフト回路103のトランジスタQ1のゲートに入力され、このN型MOSトランジスタは導通状態となる。これにより、ONパルス信号の場合と同様にして、ハイサイドドライバ11のON/OFF入力端にはハイサイド電源ラインVBS電圧レベルのパルス信号が入力され、ハイサイドドライブ回路のラッチ回路によりハイサイドIGBT(Q13)のドライブ状態は解除される(t7)。
[第2の従来技術]
また、別の回路例としては、図10に示すようなハーフブリッジドライブ回路111が特許文献1に報告されている。このドライブ回路111に設けられたレベルシフト回路113は、図8に示すレベルシフト回路103のプルアップ抵抗R1に対して、その両端をショートするためのトランジスタQ2を接続したものである。
なお、図10に示すレベルシフト回路113には、ハイサイドドライバーのON入力のみが示してあるが、OFF入力にもレベルシフト回路113と同様の回路が接続されている。
ここで、図10を参照して、このようなレベルシフト回路113を用いたドライブ回路111の動作について説明する。なお、図11は、ハイサイド側の動作を示すタイミングチャートである。
ここで、VG1はN型MOSトランジスタQ1のゲート入力、VG2はP型MOSトランジスタQ2のゲート入力であり、(ON)はハイサイドON側のレベルシフト回路、(OFF) はハイサイドOFF側のレベルシフト回路を意味している。初期状態ではゲートVG2(ON)は“H”レベル、ゲートVG2(OFF) は“L”レベルに設定されている。
ハイサイドドライブ信号が“H”レベルになると(t1)、図示しないエッジ検出回路はハイサイドドライブ信号の立ち上がりエッジによりONパルス信号を発生する(t2)。このONパルス信号は、ON側レベルシフト回路113の高耐圧N型MOSトランジスタQ1のゲートVG1(ON)に入力され、このN型MOSトランジスタQ1は導通状態になる。
このとき、ゲートVG2(ON)は“H”レベルでP型MOSトランジスタQ2はOFF状態にあるため、その出力電位Vinは“L”レベルとなり、インバータ回路105の出力Vout は“H”レベルとなる。従って、ハイサイドドライバ11のON入力端にON信号が入力され、これにより内部に設けられたラッチ回路の出力が反転する。そして、ハイサイドドライバ11によりハイサイド側のIGBT(Q13)の入力VH が“H”レベルとなり、IGBT(Q13)がオン駆動される。
前記ONパルス信号を受けて、△t1後にP型MOSトランジスタQ2のゲートVG2(ON)が“L”レベルとなることで、このP型MOSトランジスタQ2はON状態になる(t4)。このとき、P型MOSトランジスタQ2のオン抵抗RonQ2はN型MOSトランジスタQ1を流れる電流Iが流れた場合においてもインバータ回路9のスレッシュ電圧を超えないVinを維持するようにオン抵抗Ronが十分小さく設計されていることから、その出力電位Vinは“H”レベルを維持する。
同様に、ゲートVG2(OFF) は“L”レベルであり、OFF側レベルシフト回路のP型MOSトランジスタQ2もON状態であるため、その出力電位Vinはハイサイド電源ラインVBSに固定されている。従って、この後にハイサイド側のIGBT(Q13)がオンすることでフローティング電位Vssの電位が上昇し、N型MOSトランジスタQ1の寄生容量C1による変位電流が生じたとしても、ON,OFF側レベルシフト回路の出力は変動せず、誤動作することがない。
次に、IGBT(Q13)が完全にオンして(t5)、変位電流が消滅した後、OFF側のP型MOSトランジスタのゲートVG2(OFF) が“H”レベルとなる(t6)。このとき、ラッチ回路が反転してからの時間差△t2は、△t1と比較すると△t2>△t1の関係にある。
次に、ハイサイドドライブ信号が“L”レベルになると(t7)、図示しないエッジ検出回路はハイサイドドライブ信号の立ち下がりによりOFFパルスを発生する(t8)。このOFFパルスは、OFF側レベルシフト回路の高耐圧N型MOSトランジスタQ1のゲートVG1(OFF) に入力され、このN型MOSトランジスタQ1は導通状態になる。このとき、ゲートVG2(OFF) は“H”レベルでP型MOSトランジスタQ2はOFF状態にあるため、その出力電位Vinは“L”レベルとなり、インバータ回路105の出力Vout は“H”レベルとなる。従って、ハイサイドドライバ11のOFF入力端にOFF信号が入力され、これにより内部に設けられたラッチ回路の出力が反転する。そして、ハイサイドドライバ11によりハイサイド側のIGBT(Q13)の入力VH が“L”レベルとなり、IGBT(Q13)がオフされる。
前記OFFパルス信号を受けて、再び△t1後にP型MOSトランジスタQ2のゲートVG2(OFF) が“L”レベルとなることで、このP型MOSトランジスタQ2はON状態になる(t10)。従って、ON信号伝達時と同様に、IGBT(Q13)がオフすることでフローティング電位Vssの電位が下降し、N型MOSトランジスタ(Q13)の寄生容量による変位電流が生じたとしても、ON,OFF側レベルシフト回路の出力が変動しないため、誤動作することがない。
このように特許文献1によれば、プルアップ抵抗R1とP型MOSトランジスタQ2を、レベルシフトに用いるN型MOSトランジスタQ1がONするときはOFFで、且つフローティング電位Vssが変化する際にはONとなるように制御しているので、信号伝達時はプルアップ抵抗R1を大きくでき、また中間電位の変動による変位電流が生じている間はプルアップ抵抗R1と並列に入っているQ2がONしている。従って、チップ面積や消費電力の増大を招くことなく誤動作を防止することができるという利点を有している。
特開2000−286687号公報
[第1の従来技術の問題点]
上述したように、第1の従来技術のレベルシフト回路103にあっては、図9に示すように、ハイサイドドライブ信号が“H”レベルになると(t1)、図示しないエッジ検出回路はハイサイドドライブ信号の立ち上がりによりON/OFFパルス信号を発生する(t2)。このONパルス信号は、ON側レベルシフト回路103の高耐圧N型MOSトランジスタQ1のゲートVGに入力され、このN型MOSトランジスタQ1は導通状態になる。次いで、ゲートVGに“L”レベルが入力され、このN型MOSトランジスタQ1はオフ状態になる。
ところが、トランジスタQ1が導通状態からオフ状態に切り替わった後、すなわち、信号レベル検出回路9の入力端子となるA点の電位が“L”レベルから“H”レベルへ移る過程では、オフ状態になった高耐圧のランジスターQ1に比較的大きな寄生容量C1が存在する。
このため、図12に示すように、出力電位Vssが、高速で“L”レベルから“H”レベルへ上昇する場合(t3〜t4)、寄生容量C1への充電電流Iが、プルアップ抵抗R1及びツェナーダイオードZD1に流れ、電位Vssの上昇が止まった(t4〜)後に、トランジスタQ1のドレイン電位Vinはプルアップ抵抗R1と寄生容量C1による時定数τR1により、上昇をつづける。
この結果、時刻t1〜t5までの間は、次のレベルシフト信号をVG1に伝えるための準備がされない、すなわち、信号伝達がなされないマスク時間TM2が生じてしまう。そこで、高速でレベルシフト回路103への信号を伝達し、動作させるためには、このマスク時間TM2を短くするという要望がある。
これを解決するには、図8に示すハーフブリッジドライブ回路101において、短い時間での信号伝達を実現するためにプルアップ抵抗R1を小さくすればよい。なお、寄生容量C1は、必要な高い耐圧を持たせるための大型の高耐圧のトランジスタQ1の寄生容量であり、容易に小さくすることができない。
ところが、レベルシフト信号をVG1に伝達するためのプルアップ抵抗R1の値を小さくした場合には、同一のプルアップ抵抗R1の端子間電位差の信号を得るためには、トランジスタQ1にプルアップ抵抗R1の低下に伴う大きな電流Iを流す必要があり、高電圧のかかったトランジスタQ1の消費電力が大きくなってしまうといった問題があった。この結果、第1の従来技術では、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができなかった。
[第2の従来技術の問題点]
また、上述した第2の従来技術において、図10に示すように、プルアップ抵抗R1の両端に並列にP型MOSトランジスタQ2を接続し、このP型MOSトランジスタQ2のゲートVG2にタイミング信号を入力して誤動作を防止して高速動作を実現しようとする試みも考えられる。
しかしながら、このP型MOSトランジスタQ2を動作させるためのゲートVG2に入力されるタイミング信号の最適なタイミングが、ハイサイドドライバ11の電位上昇のスピードが負荷やPower素子により変動するため、この変動が最も大きな場合を想定してタイマ動作をさせるしかなく、実際に高速化に対して大幅な効果を上げることはできない。
また、ハイサイドドライバ11内でP型MOSトランジスタQ2のタイミング信号を一定した時間設定のタイマで作成する場合は問題とならないが、ローサイドドライバ13からのタイミング信号で、P型MOSトランジスタQ2を駆動させるためには、同様な高圧のレベルシフト回路を使用しなければならず、ゲートVG1に入力されたタイミング信号により動作する回路の電力消費が増加してしまうといった問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、簡単な回路構成を用いて、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができるレベルシフト回路および電源装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、フローティング電源(BSD,CBS)と、前記フローティング電源の一端に接続され、回路を流れる信号電流を検出して信号電圧に変換する信号検出回路(R1,29)と、前記フローティング電源の電極間に接続され前記信号検出回路の出力に入力端子が接続されて、前記信号電圧が第1しきい値電圧になったことを検出して信号レベル検出信号を出力する信号レベル検出回路(9,27,47)と、前記信号検出回路(R1,29)の入力端子とグランド間に、対をなす主端子がそれぞれ接続されたレベルシフトを行なうための第1のスイッチ素子(Q1)と、前記信号検出回路(R1,29)、又は前記信号レベル検出回路(9,27,47)に接続され、時定数を変えるための第2スイッチ素子(Q2,Q23,Q25)と、を有し、前記信号検出回路(R1,29)、又は前記信号レベル検出回路(9,27,47)と前記第1のスイッチ素子は夫々内部に存在し且つ第1時定数(τR1)を構成する抵抗素子(R1)と前記第1のスイッチ素子の主端子間の寄生容量(C1)とを有し、前記第2スイッチ素子の制御端子に、前記第2のスイッチ素子のオン抵抗と前記信号検出回路(R1,29)と前記寄生容量(C1)に起因する第2時定数に相当する前記第2のスイッチ素子の制御端子に対する時定数を構成する第2の容量素子(C2)を接続し、前記第2のスイッチ素子は、第1のスイッチ素子がオンの時はオフで、且つ前記フローティング電源の電位が上昇するときは前記第2の容量素子を流れる電流によりオンして前記第1時定数から前記第2時定数に変え、前記信号レベル検出回路は、前記フローティング電源の電位上昇が停止した後に前記信号検出回路及び前記第2のスイッチ素子を介して前記寄生容量に電流が流れて前記信号検出回路と前記第1のスイッチ素子との接続点の電圧が上昇して前記第1しきい値電圧になったときに前記信号レベル検出信号を出力し、前記第2のスイッチ素子は、前記フローティング電源の電位上昇が停止した後に前記第2の容量素子に電流が流れて前記制御端子の電位が上昇し、前記接続点の電圧が前記第1しきい値電圧になった後の前記制御端子の電位が第2しきい値電圧になったときにオフし、前記第2のスイッチ素子のオン抵抗は、前記第2のスイッチ素子に電流が流れた場合でも前記信号検出回路と前記第1のスイッチ素子との接続点の電圧が前記第1しきい値電圧を越えないように設定されていることを要旨とする。
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2のスイッチ素子(Q2,Q23,Q25)は前記第2の容量素子(C2)に電流が流れるとき、前記第1のスイッチ素子(Q1)の主端子間の寄生容量(C1)と前記抵抗素子(R1)に起因する前記第1時定数を、より小さい前記第2時定数に切り替えることを要旨とする。
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した第3のトランジスタの寄生容量(C2)であることを要旨とする。
請求項4記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した整流素子の寄生容量であることを要旨とする。
請求項5記載の発明は、上記課題を解決するため、前記第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子とフローティング電源(BSD,CBS)の一方の端子との間に、抵抗素子(R2)を接続したことを要旨とする。
請求項6記載の発明は、上記課題を解決するため、前記信号レベル検出回路入力端子又は/及び第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子と前記フローティング電源(BSD,CBS)間に、電圧抑制素子(ZD1,ZD2)が接続されていることを要旨とする。
請求項7記載の発明は、上記課題を解決するため、ハイサイドトランジスタを駆動するためのハイサイドドライバ(11)と、ローサイドトランジスタを駆動するためのローサイドドライバ(13)とを有する電源装置であって、前記ハイサイドドライバ(11)に制御信号を入力するための回路として、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のレベルシフト回路を用いたことを要旨とする。
請求項1及び請求項2記載の本発明によれば、第1のスイッチ素子(Q1)がオン・オフすることによりフローティング電源の基準電位(Vss)が変化したときに、第1のスイッチ素子(Q1)の主端子間の寄生容量(C1)に流れる電流による信号伝達されないマスク時間TM2を最短にするため、第2の容量素子(C2)に流れる電流により第2のスイッチ素子(Q2,Q23,Q25)を導通し、寄生容量(C1)と信号検出回路に起因する第1時定数を第2のスイッチ素子のオン抵抗と信号検出回路(R1,29)と寄生容量(C1)に起因する第2時定数に変えることで、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができる。
請求項3記載の本発明によれば、第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した第3のトランジスタの寄生容量(C2)であることで、この寄生容量への充電に応じた充電電圧を第2のスイッチ素子の制御端子に与えてオン制御することで高速動作を実現することができる。
請求項4記載の本発明によれば、第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した整流素子の寄生容量であることで、この寄生容量への充電に応じた充電電圧を第2のスイッチ素子の制御端子に与えてオン制御することで高速動作を実現することができる。
請求項5記載の本発明によれば、第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子とフローティング電源(BSD,CBS)の一方の端子との間に、抵抗素子(R2)を接続したことで、フローティング電源から供給される電圧を第2のトランジスタの制御端子に与えてオン制御することで高速動作を実現することができる。
請求項6記載の本発明によれば、信号レベル検出回路入力端子又は/及び第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子とフローティング電源(BSD,CBS)間に、電圧抑制素子(ZD1,ZD2)が接続されていることで、第2トランジスタの制御端子のオン制御時間を一定することができ、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができる。
請求項7記載の本発明によれば、ハイサイドトランジスタを駆動するためのハイサイドドライバと、ローサイドトランジスタを駆動するためのローサイドドライバとを有する電源装置であって、ハイサイドドライバに制御信号を入力するための回路として、請求項1〜7のいずれか1つに記載のレベルシフト回路を用いたことで、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができる電源装置を提供することができる。
以下、本発明に係るレベルシフト回路を用いた電源装置を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るレベルシフト回路を用いたドライブ回路1を示す図である。図1に示すように、直流電源Vccの−極がGNDに接地され+極がダイオードBSDのアノードに接続されており、ダイオードBSDのカソードがハイサイド電源ラインVBSをなしている。
このハイサイド電源ラインVBSには、フローティング電源の役割を果たすブートストラップ用のコンデンサからなるCBSの一端が接続されており、フローティング電源CBSの他端がフローティング電位Vss端に接続されている。
ブートストラップによる電位VBS端とフローティング電位Vss端との間には、ハイサイドドライバ11が接続され、このドライバ11により電源VB とフローティング電位Vssとの間に接続されたハイサイド側のIGBT(Q13)が駆動される。なお、本実施の形態においてはQ13はIGBTを用いて説明したが、MOS型あるいはバイポーラのパワートランジスタなどのスイッチ素子を用いてもよい。
また、接地電位GND端とフローティング電位Vss端との間にはローサイド側のIGBT(Q14)が接続され、このIGBT(Q14)はローサイドドライバ13により駆動されるようになっている。
このハイサイドドライバ11のON/OFF入力端に信号を与えるためのレベルシフト回路3(図中の破線で囲まれた領域)は、次のように構成されている。
フローティング電源の電極間、すなわち、VBS端とフローティング電位Vss端との間には、信号レベル検出回路9が接続されている。この信号レベル検出回路9の入力端とVBS端との間には、P型MOSトランジスタQ2が接続されている。信号レベル検出回路9の入力端とGND端との間には、レベルシフトに用いる高耐圧のN型MOSトランジスタQ1が接続されている。
フローティング電源の一方のVBS端とレベルシフトに用いるトランジスタQ1のドレインとの間に、P型MOSトランジスタQ2を接続し、トランジスタQ2の制御端子とグランド間にトランジスタQ3を接続している。このトランジスタQ3は、ゲート端子をGNDに接続していることで、このトランジスタをOFF制御して容量C2と等価の働きをする容量素子を形成している。なお、容量C1≒C2である。
トランジスタQ2の制御端子とフローティング電源の一方のVBS端子との間にプルアップ抵抗R2を接続し、さらに、電圧抑制素子を構成するツェナーダイオードZD2を接続している。また、信号レベル検出回路9の入力端子とフローティング電源VBSの間に、電圧抑制素子を構成するツェナーダイオードZD1を接続し、これと並列に抵抗R1を接続している。
エッジ検出回路15には、ハイサイドドライブ信号が入力されており、この信号の立ち上がりエッジ並びに立ち下がりエッジを検出して所定パルス幅のレベルシフト信号VG1を発生し、トランジスタQ1のゲートに入力する。
また、ローサイドドライバ13の入力端には、レベルシフト機能を有しない制御回路が接続されている。
図1に示すレベルシフト回路3の特徴は、図8に示した従来のレベルシフト回路103に対して、レベルシフトに用いるMOSFETからなるトランジスタQ1と同一構造のトランジスタQ3と、P型MOSFETからなるトランジスタQ2と、プルアップ抵抗R2と、ツェナーダイオードZD2を接続する強調回路17を追加したことにある。
トランジスタQ1の寄生素子である寄生容量C1に対してプルアップ抵抗R1とにより発生される時定数τR1と、トランジスタQ3の寄生素子である寄生容量C2とプルアップ抵抗R2により発生される時定数τR2とが、τR2<τR1と言う関係をなし、トランジスタQ1の寄生素子である寄生容量C1に対してプルアップ抵抗R1とトランジスタQ2のON抵抗Ronとにより発生される時定数τR3と、トランジスタQ3の寄生素子である寄生容量C2とプルアップ抵抗R2により発生される時定数τR2とが、
τR3<τR2 (2)
という関係をなし、多少、時定数τR2の方が長くなるようにプルアップ抵抗R1,R2及び、トランジスタQ2のON抵抗Ronが調整されている。
(全体的な動作)
次に、図2を参照して、このようなレベルシフト回路3を用いたドライブ回路1の全体的な動作について説明する。なお、図2は、ハイサイド側の動作を示すタイミングチャートである。
ここで、レベルシフト信号VG1は、エッジ検出回路15からN型MOSトランジスタQ1に出力されるハイサイドドライブ信号であり、ハイサイド・ドライバ11をON/OFF制御するためのパルス信号がレベルシフト回路3に入力される。
ハイサイドドライブ信号が“L”レベルから“H”レベルになると(t2)、エッジ検出回路15はハイサイドドライブ信号の立ち上がりによりONパルス信号のレベルシフト信号VG1を発生する。
このレベルシフト信号VG1は、レベルシフト回路3の高耐圧のN型MOSトランジスタQ1のゲートVG1(ON)に入力され、このN型MOSトランジスタQ1は導通状態になる。このとき、VG2(ON)は“H”レベルでP型MOSトランジスタQ2はOFF状態にあるため、その信号レベル検出回路9に入力される出力電位Vinは“L”レベルとなり、信号レベル検出回路出力Vout は“H”レベルとなる。
従って、ハイサイドドライバ11のON入力端にON信号が入力され、これにより内部に設けられたラッチ回路の出力が反転する。そして、ハイサイドドライバ11によりハイサイド側のIGBT(Q13)の入力VH が“H”レベルとなり、IGBT(Q13)がオン駆動される。
図2に示すように、ハイサイドドライブ信号が“H”レベルになり(t2)、エッジ検出回路15がハイサイドドライブ信号の立ち上がりエッジを検出してハイレベルのパルス信号からなるレベルシフト信号VG1を発生する(t2〜t3)と、N型MOSトランジスタQ1は導通状態になる。この結果、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1及びツェナーダイオードZD1を経由して電流I1がトランジスタQ1のドレインからソースを経由してGNDまで流れ、信号レベル検出回路9の入力端子となるA点のVin電位がツェナーダイオードZD1によりツェナー電位VZD1まで抑制される。なお、この時点ではトランジスタQ2のドレインには電位VBSが印加されていないので、トランジスタQ2はオフ状態になっている。
この電流I1により、プルアップ抵抗R1の両端に電位差Vが生じて、信号レベル検出回路9の入力端Vin(ON)は“L”レベルとなる。
このとき、高耐圧N型MOSトランジスタQ1のソース抵抗をRS1、プルアップ抵抗値をRとすると、上述した(1)式が成り立つ。
これにより、信号レベル検出回路9の出力Voutは“H”レベルとなって、ハイサイドドライバ11のON入力端にハイサイド電源ラインVBSが入力され、ハイサイドIGBT(Q13)がドライブ状態となり、フローティング電位Vssは電位VB(通常600V程度)まで上昇する。なお、フローティング電位Vssが上昇を開始してから最高電位VBまで上昇する際には、ハイサイドドライバ11のON入力端に入力されているハイサイド電源ラインVBSも徐々に上昇する。
(特徴的な動作)
次に、図3を参照して、このようなレベルシフト回路3を用いたドライブ回路1の特徴的な動作について説明する。なお、図3は、ハイサイド側の動作を示すタイミングチャートである。
まず、時刻t1において、ハイサイドドライブ信号が“L”レベルから“H”レベルになると、エッジ検出回路15はハイサイドドライブ信号の立ち上がりエッジを検出してONパルスのレベルシフト信号VG1を発生する。
この時、N型MOSトランジスタQ1はオフ状態からオン状態に切り替わり、
ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1及びツェナーダイオードZD1を経由して電流I1がトランジスタQ1のドレインからソース、ソース抵抗RS1を経由してGNDまで流れ、A点のVin電位がツェナーダイオード電位VZD1に抑制されて信号レベル検出回路9のスレッシュルド電圧Vth以下となり、信号レベル検出回路9の出力Voutは“L”レベルから“H”レベルに切り替わる。
時刻t1〜t2においては、N型MOSトランジスタQ1はオン状態になっているので、A点のVin電位がツェナーダイオード電位VZD1に抑制されている。
時刻t2〜t3において、レベルシフト信号VG1が“H”レベルから“L”レベルに切り替わると(t2)、このN型MOSトランジスタQ1はオフ状態になる。ここで、トランジスタQ1が導通状態からオフ状態に切り替わる時点(t2)では、すなわち、トランジスタQ1がオープン状態へ移行すると、高耐圧のレベルシフトに用いるトランジスターQ1に比較的大きな寄生容量C1が存在する。同時に、トランジスターQ3にも寄生容量C1とほぼ同等の寄生容量C1が存在する。
なお、時刻t2〜t3においては、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1を経由して電流I1が寄生容量C1に流れ、電荷がC1に充電され、A点の電位Vinが徐々に上昇する。
時刻t3において、ハイサイドドライバ11のハイサイド電源ラインVBSが上昇を開始する。この時、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R2を経由して電流I2が寄生容量C2に流れ、電荷がC2に充電され、D点の電位VG2が徐々に下降を開始する。
時刻t4において、D点の電位VG2がトランジスタQ2のスレッシュルド電圧Vth以下となり、トランジスタQ2がオンして導通状態になる。
時刻t4〜t5において、上述した電流I2が寄生容量C2に流れ、電荷がC2に充電され、D点の電位VG2がツェナーダイオードZD2のツェナーダイオード電位VZD2まで下降する。
この間、時刻t3において、ハイサイドドライバ11に加わるハイサイド電源ラインVBSの電位上昇が開始され、時刻t6において、ハイサイドドライバ11に加わるハイサイド電源ラインVBSの電位上昇が停止する。
なお、時刻t3〜t6において、A点の電位Vinはツェナーダイオード電位VZD1に抑制されてる。また、時刻t5〜t6において、D点の電位VG2はツェナーダイオード電位VZD2に抑制されてる。
時刻t6において、ハイサイドドライバ11に加わるハイサイド電源ラインVBSの電位上昇が停止すると、ほぼ同時に、ツェナーダイオードZD1に流れる電流IZDがなくなるので、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1を経由して電流が寄生容量C1に流れ、かつ、オン状態にあるトランジスタQ2によりハイサイド電源ラインVBSからトランジスタQ2のオン抵抗(ソース−ドレイン)を経由して電流が寄生容量C1に流れ、この2つの電流の和としてI1の電荷がC1に充電され、A点の電位Vinが急速に上昇する。
同時に、時刻t6において、ハイサイドドライバ11に加わるハイサイド電源ラインVBSの電位上昇が停止すると、ほぼ同時に、ツェナーダイオードZD2に流れる電流IZDがなくなるので、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R2を経由して電流I2が寄生容量C2に流れ、D点の電位VGS2は上昇を開始する。
時刻t7において、A点の電位Vinが急速に上昇して、信号レベル検出回路9のスレッシュルド電圧Vth以上となり、信号レベル検出回路9の出力Voutは“H”レベルから“L”レベルに切り替わる。
ここで、時刻t1〜t7までの間は、次のレベルシフト信号をVG1に伝えるための準備がされない、すなわち、信号伝達がなされないマスク時間TM1が生じる。
時刻t8において、A点の電位Vinが急速に上昇して、ハイサイドの電位VBSまで上昇する。
時刻t9において、D点の電位VGS2が上昇してトランジスタQ2のスレッシュルド電圧Vth以上となると、トランジスタQ2がオフしてオープン状態になる。
時刻t10において、D点の電位VG2が上昇して、電位VBSまで上昇する。
時刻t11において、ハイサイドドライブ信号が“H”レベルから“L”レベルになると、エッジ検出回路15はハイサイドドライブ信号の立ち下がりエッジを検出してOFFパルスのレベルシフト信号VG1を発生する。
この時、N型MOSトランジスタQ1はオフ状態からオン状態に切り替わり、
ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1及びツェナーダイオードZD1を経由して電流I1がトランジスタQ1のドレインからソース、ソース抵抗RS1を経由してGNDまで流れ、A点のVin電位がツェナーダイオード電位VZD1に抑制されて信号レベル検出回路9のスレッシュルド電圧Vth以下となり、インバータ回路9の出力Voutは“L”レベルから“H”レベルに切り替わる。
時刻t11〜t12においては、N型MOSトランジスタQ1はオン状態になっているので、A点のVin電位がツェナーダイオード電位VZD1に抑制されてる。
時刻t12〜t13において、レベルシフト信号VG1が“H”レベルから“L”レベルに切り替わると(t12)、このN型MOSトランジスタQ1はオフ状態になる。そして、ハイサイド電源ラインVBSからプルアップ抵抗R1を経由して電流I1が寄生容量C1に流れ、電荷がC1に充電され、A点の電位Vinが徐々に上昇する。
時刻t13において、ハイサイドドライバ11のハイサイド電源ラインVBSが下降を開始する。
時刻t13〜t14において、A点のVin電位にツェナーダイオードZD1の電位VFZD1(0.6V)が加えられる。同時に、D点のVG2電位にツェナーダイオードZD2の電位VFZD2(0.6V)が加えられる。
時刻t14〜t15において、A点およびD点の電位は前述したそれぞれの電圧に保持される。
時刻t15において、ハイサイド電源ラインVBSが0Vまで下降するので、フローティング電位Vssは0V程度まで下降する。同時に、ツェナーダイオードZD1の両端に発生していた電位VFZD1(0.6V)がなくなりA点のVin電位が電位VFZD1だけ減少する。同様に、ツェナーダイオードZD2の両端に発生していた電位VFZD2(0.6V)がなくなりD点のVG2電位が電位VFZD2だけ減少する。
上述したように、トランジスタQ3のドレイン電圧VG2は、ハイサイドドライバ11の電位上昇が止まると(t6)、ほぼ同時に、ツェナーダイオードZD2に流れる電流IZDがなくなり、プルアップ抵抗R2を経由して寄生容量C2へ電流が流れて充電され、ハイサイドドライバ11の電源電位に近づくこととなる。
なお、この時定数τR2は、寄生容量C2とプルアップ抵抗R2の値により決まり、プルアップ抵抗R2の値はプルアップ抵抗R1に比べ格段に低い抵抗値で、且つプルアップ抵抗R1とトランジスタQ2のON抵抗Ronとの並列抵抗値より若干大きな抵抗値に設定されている。
図3に示すタイミングチャートのように、トランジスタQ1のA点における電位Vinが、信号レベル検出回路9のスレッシュルド電圧Vthまで到達したタイミング(t7)で、トランジスタQ2がOFFするようにプルアップ抵抗R1,R2及びPcトランジスタQ2のON抵抗RonとVth、寄生容量C1,C2の関係が設定されているため、このタイミングでトランジスタQ1のレベルシフト信号がハイサイドドライバ11に伝達することのできる準備が完了される。
なお、トランジスタQ1に入力されるレベルシフト信号は、プルアップ抵抗R1によりI−V変換されて電圧信号Vとなり信号レベル検出回路9に入力され、インバータ回路9で反転されてハイサイドドライバ11に伝えられる。
このとき、トランジスタQ2はOFFしており(t9〜)、プルアップ抵抗R1が比較的高い抵抗値となっているために低電流信号でも十分大きな電圧信号へと変換され、低電流の信号パルスで確実にハイサイドドライバ11への信号伝達が可能となる。
(第1の従来技術との対比)
第1の従来技術では、図12に示すタイミングチャートのように、プルアップ抵抗R1と寄生容量C1による時定数τR1により決定されるマスク時間TM2がある。これに対して本実施例では、図3示すタイミングチャートのように、トランジスタQ2のON抵抗Ronがプルアップ抵抗R1の並列抵抗として存在していることにより、格段に短いマスク時間TM1で電位Vinがハイサイドドライバ11のハイサイド電源ラインVBSに近づくことになる。
なお、図12に示すタイミングチャートでは、所要時間(t1〜t5)でトランジスタQ1のドレイン電圧Vinが、ハイサイドドライバ11の電源電位VBSに近づくことになる。
このため、図8におけるプルアップ抵抗R1とトランジスタQ1の寄生容量C1により発生する時定数τR1に比べて大幅に短いことになる。
図8に示すような従来のレベルシフト回路103では、ハイサイドドライバ11に印加されるVBSが高電位になってから、信号を送ることができるまでの時間を短くするためには、大きな電力を必要としてしまう。信号伝達のための消費電力を下げると、信号を送るまでの時間を長く取ることが必要となっていた。
(第2の従来技術との対比)
また、図10に示すような従来のレベルシフト回路113では、寄生容量C1やトランジスタQ2のオン抵抗のバラツキ等により時定数が一定でなく、トランジスタQ2のゲートに与える制御信号をスイッチさせるためのタイミングが一定していないために、余裕を取った設定でしか対応できないため、時間短縮に対する大きな効果を得ることができなかった。
さらに、トランジスタQ2のゲートに入力される制御信号を一般になされているようにローサイドから送るためには、大きな電力を必要とするので、図1に示すような本実施例のレベルシフト回路3に比べて劣っていた。
(本実施の形態の効果)
これに対して、本実施例のレベルシフト回路3は、トランジスタQ1がオン・オフすることによりフローティング電源の基準電位(Vss)が変化したときに、トランジスタQ1の主端子間の寄生容量C1に流れる電流による信号レベル検出回路9の信号検出出力が信号として出力されないよう、容量素子C2に流れる電流によりトランジスタQ2を導通し、信号を抑制することで、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができる。
また、負荷状態や制御状況により変化する現実的な動作状況下において、ハイサイドドライバ11の立ち上がりスピードが、自動的にハイサイドドライバ11のハイサイド電源ラインVBS電圧変化が停止した時点から短い時間内で、寄生容量C1と同容量C2に対して充電するので、高速の信号伝達を可能とすることができる。また、同時に、寄生素子の充放電だけの低電力でレベルシフト回路の低い信号電力化を実現できる。なお、トランジスタQ1,Q3の寄生容量C1,C2を同一素子のペアー性の良い集積回路で構成されることにより、より高い効果を得ることができる。
このように、簡単な回路構成を用いて、消費電力を抑え、且つ、高速動作を実現することができるレベルシフト回路および電源装置を提供することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変形できる。
例えば、寄生容量C1と容量素子C2を同容量としたが、回路インピーダンスを高く設定し回路電流I2を小さくすることにより容量素子C2の値を小さくしても良い。その場合は容量素子C2の低減に伴うスペースの低減と、回路電流の低減により一層の消費電力を抑えることが可能となる。
(変形例1)
図4は、図1に示す信号レベル検出回路9に代わって、置換が可能な信号レベル検出回路21の回路図である。図1に示すA点は、図4に示すA’点に接続されており、抵抗R21を介してツェナーダイオードZD5のアノードに接続され、このカソードが抵抗R22を介してハイサイド電源ラインVBSに接続されているとともに、このカソードがトランジスタQ21のベースに接続されている。このトランジスタQ21のエミッタはハイサイド電源ラインVBSに接続されており、このトランジスタQ21のコレクタは抵抗R23を介してフローティング電位Vssに接続されるとともに、このコレクタ端子は出力Voutとしてハイサイドドライバ11に接続されている。
(変形例2)
図5は、図1に示す信号レベル検出回路9に代わって、置換が可能な信号レベル検出回路23の回路図である。図1に示すA点は、図5に示すA’点に接続されており、これが直接に比較器IC1の−入力端子に接続されている。比較器IC1の+端子は、抵抗R24を介してフローティング電位Vssに接続されているとともに、ツェナーダイオードZD7を介してハイサイド電源ラインVBSに接続されており、基準電位Vref1が比較器IC1の+入力端子に供給される。比較器IC1の出力端子は出力Voutとしてハイサイドドライバ11に接続されている。
(変形例3)
図6は、図1のレベルシフト回路の検出回路(R1)をトランジスタQ21,Q22からなるカレントミラー回路により構成された検出回路29に置替えたドライブ回路33を示す図である。カレントミラーにすることにより、図1の実施例では、フローティング電源のVBS電位を基準にR1に発生していたレベルシフト回路の信号電圧が、フローティング電源のVSS電位を基準にR25に発生する信号電圧とすることができる。図6に示すように、フローティング電源の一方のVBS端とトランジスタQ21の制御端子との間にトランジスタQ23を接続している。トランジスタQ23の制御端子とフローティング電源の一方のVBS端子との間に、プルアップ抵抗R27を接続し、電圧抑制素子を構成するツェナーダイオードZD9を並列接続している。さらに、トランジスタQ23の制御端子とグランド間にトランジスタQ3を接続している。このトランジスタQ3は、ゲート端子をGNDに接続していることで、このトランジスタをOFF制御して容量C2と等価の働きをする容量素子を形成している。なお、容量C1≒C2である。
ここで、図6に示す強調回路31の動作を説明する。フローティング電位Vssが上昇してコンデンサC1に電流が流れた時には、同様にコンデンサC2に電流が流れてトランジスタQ23のドレイン−ソース間が導通する。時定数τR3が、トランジスタQ21のドレイン−ソース間のオン抵抗とトランジスタQ23のドレイン−ソース間のオン抵抗と、コンデンサC1による時定数になる外は、第1の実施の形態と同様の動作となる。
(特徴的な動作)
本実施例は、検出回路にカレントミラーを使用し、フローティング電源のVBSを基準に抵抗R1に発生していた信号電圧をフローティング電源のVSS端を基準に抵抗R25に信号電圧を発生させ、信号レベル検出回路27,ハイサイドドライバー11と基準電位を合わせることができる。その他の動作は図1の実施例と同様であるため詳細な動作説明は省略する。
(変形例4)
図7は、図1に示すレベルシフト回路3の制御素子トランジスタQ2による時定数の変更の他に、トランジスタQ27、抵抗29,31の分圧回路による基準電圧の変更により、より確実に信号レベル検出回路Voutから誤動作信号が出力されるのを防止した実施例である。図7に示すように、フローティング電源の一方のVBS端とトランジスタQ1のドレインとの間にプルアップ抵抗R1を接続し、このプルアップ抵抗R1のA点の電位Vinを比較器IC2の−入力端子に入力している。トランジスタQ25の制御端子とフローティング電源の一方のVBS端子との間に、プルアップ抵抗R2を接続し、電圧抑制素子を構成するツェナーダイオードZD2を並列接続している。さらに、トランジスタQ25の制御端子とグランド間にトランジスタQ3を接続している。このトランジスタQ3は、ゲート端子をGNDに接続していることで、このトランジスタをOFF制御して容量C2と等価の働きをする容量素子を形成している。なお、容量C1≒C2である。
一方、トランジスタQ25のソースがフローティング電源VBSに接続されており、トランジスタQ25のドレインが信号レベル検出回路47のトランジスタQ27のゲートに接続されている。
信号レベル検出回路47を構成する比較器IC2の−入力端子にはレベルシフト回路43のプルアップ抵抗R1とトランジスタQ1の接続点Aが接続されている。フローティング電源VBSがツェナーダイオードZD7のカソードに接続され、このアノードが抵抗R24を介してフローティング電源のVss側に接続されており、このアノードと抵抗R24との接続点が基準電圧となって抵抗R29を介して比較器IC2の+入力端子に接続されている。さらに、比較器IC2の+入力端子にはR31を介してトランジスタQ27のドレインが接続され、このソースがフローティング電源のVss側に接続されている。比較器IC2の出力端子は出力Voutとしてハイサイドドライバ11に接続されている。
ここで、図7に示す強調回路45と信号レベル検出回路47の動作を説明する。フローティング電位Vssが上昇してコンデンサC1に電流が流れた時には、同様にコンデンサC2にも電流が流れ、フローティング電源VBSに接続されているトランジスタQ25がオンしてトランジスタQ27がオンする。これにより、比較器IC2の+入力端子は通常よりもフローティング電位Vssに近い電位になり
比較基準値が相対的に大きくなるため、コンデンサC1に電流が流れても比較器IC2は出力を出さなくなる。その他の動作は図1の実施例と同様であるため、詳細な動作説明は省略する。
本発明の第1の実施の形態に係るレベルシフト回路を用いたドライブ回路を示す図である。 レベルシフト回路3を用いたドライブ回路1の全体的な動作について説明するためのタイミングチャートである。 レベルシフト回路3を用いたドライブ回路1の特徴的な動作について説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す信号レベル検出回路9に代わって、置換が可能な信号レベル検出回路21の回路図である。 図1に示す信号レベル検出回路9に代わって、置換が可能な信号レベル検出回路23の回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る検出回路を用いたドライブ回路を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るレベルシフト回路を用いたドライブ回路を示す図である。 第1の従来技術であるハーフブリッジドライブ回路101を示す図である。 第1の従来技術であるハーフブリッジドライブ回路101の全体的な動作について説明するためのタイミングチャートである。 第2の従来技術であるハーフブリッジドライブ回路111を示す図である。 第2の従来技術であるハーフブリッジドライブ回路111の全体的な動作について説明するためのタイミングチャートである。 第1の従来技術の問題点を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
BSD…ダイオード
CBS…フローティング電源
C1,C2…寄生容量
Q1,Q2,Q3…トランジスタ
Q11,Q12…トランジスタ
Q13,Q14…高耐圧パワー素子
R1,R2…プルアップ抵抗
RS1,RS2…ソース抵抗
ZD1,ZD2 ツェナーダイオード
3…レベルシフト回路
9…信号レベル検出回路
11…ハイサイドドライバ
13…ローサイドドライバ
15…エッジ検出回路
17…強調回路

Claims (7)

  1. フローティング電源(BSD,CBS)と、
    前記フローティング電源の一端に接続され、回路を流れる信号電流を検出して信号電圧に変換する信号検出回路(R1,29)と、
    前記フローティング電源の電極間に接続され前記信号検出回路の出力に入力端子が接続されて、前記信号電圧が第1しきい値電圧になったことを検出して信号レベル検出信号を出力する信号レベル検出回路(9,27,47)と、
    前記信号検出回路(R1,29)の入力端子とグランド間に、対をなす主端子がそれぞれ接続されたレベルシフトを行なうための第1のスイッチ素子(Q1)と、
    前記信号検出回路(R1,29)、又は前記信号レベル検出回路(9,27,47)に接続され、時定数を変えるための第2スイッチ素子(Q2,Q23,Q25)と、を有し、
    前記信号検出回路(R1,29)、又は前記信号レベル検出回路(9,27,47)と前記第1のスイッチ素子は夫々内部に存在し且つ第1時定数(τR1)を構成する抵抗素子(R1)と前記第1のスイッチ素子の主端子間の寄生容量(C1)とを有し、
    前記第2スイッチ素子の制御端子に、前記第2のスイッチ素子のオン抵抗と前記信号検出回路(R1,29)と前記寄生容量(C1)に起因する第2時定数に相当する前記第2のスイッチ素子の制御端子に対する時定数を構成する第2の容量素子(C2)を接続し、
    前記第2のスイッチ素子は、第1のスイッチ素子がオンの時はオフで、且つ前記フローティング電源の電位が上昇するときは前記第2の容量素子を流れる電流によりオンして前記第1時定数から前記第2時定数に変え、
    前記信号レベル検出回路は、前記フローティング電源の電位上昇が停止した後に前記信号検出回路及び前記第2のスイッチ素子を介して前記寄生容量に電流が流れて前記信号検出回路と前記第1のスイッチ素子との接続点の電圧が上昇して前記第1しきい値電圧になったときに前記信号レベル検出信号を出力し、
    前記第2のスイッチ素子は、前記フローティング電源の電位上昇が停止した後に前記第2の容量素子に電流が流れて前記制御端子の電位が上昇し、前記接続点の電圧が前記第1しきい値電圧になった後の前記制御端子の電位が第2しきい値電圧になったときにオフし、
    前記第2のスイッチ素子のオン抵抗は、前記第2のスイッチ素子に電流が流れた場合でも前記信号検出回路と前記第1のスイッチ素子との接続点の電圧が前記第1しきい値電圧を越えないように設定されていることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記第2のスイッチ素子(Q2,Q23,Q25)は前記第2の容量素子(C2)に電流が流れるとき、前記第1のスイッチ素子(Q1)の主端子間の寄生容量(C1)と前記抵抗素子(R1)に起因する前記第1時定数を、より小さい前記第2時定数に切り替えることを特徴とする請求項1のレベルシフト回路。
  3. 前記第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した第3のトランジスタの寄生容量(C2)であることを特徴とする請求項1乃至2記載のレベルシフト回路。
  4. 前記第2の容量(C2)は第2のスイッチ素子の制御端子とグランドとの間に、対の主端子を接続した整流素子の寄生容量であることを特徴とする請求項1乃至3記載のレベルシフト回路。
  5. 前記第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子とフローティング電源(BSD,CBS)の一方の端子との間に、抵抗素子(R2)を接続したことを特徴とする請求項1乃至4記載のレベルシフト回路。
  6. 前記信号レベル検出回路入力端子又は/及び第2のスイッチ素子(Q2)の制御端子と前記フローティング電源(BSD,CBS)間に、電圧抑制素子(ZD1,ZD2)が接続されていることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  7. ハイサイドトランジスタを駆動するためのハイサイドドライバ(11)と、
    ローサイドトランジスタを駆動するためのローサイドドライバ(13)とを有する電源装置であって、
    前記ハイサイドドライバ(11)に制御信号を入力するための回路として、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のレベルシフト回路を用いたことを特徴とする電源装置。
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