JP3910048B2 - データベースパブリッシング方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データベースに記録された物件データを紙に印刷したり画面に表示するための組版用電子文書を生成するためのデータベースパブリッシング方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、HTML(HyperText Markup Language)電子文書に置き換わる電子文書としてXML(eXtensible Markup Language)電子文書が注目されている。XML電子文書は、テキスト形式で表現され、内容を成す文字列をタグ形式の予約語で挟み込む。また、XML電子文書は、電子文書の構造をDTD(Document Type Definition;文書型定義)という文書型定義文書にすることで、表現方法の指定や文章中の文字列に意味を付加するような独自のタグを拡張できる。更に、XML電子文書は、オブジェクト指向の階層構造、認証機能によるドキュメントのチェック機能、強力なハイパーリンク機能などを特徴とする。
【0003】
また近年、XML(eXtensible Markup Language)電子文書から組版用電子文書としてのXSL−FO(eXtensible Stylesheet Language-Formatting Object)電子文書を生成する方法として次に説明する方法が登場している。すなわち、この方法は、XML電子文書からXSL−FO電子文書を生成するための所定の規則を記述したXSLT(eXtensible Stylesheet Language Transformation)スタイルシートと呼ばれるXSLT電子文書の記述内容に従って、XSLTプロセッサがXML電子文書を基に組版用電子文書としてのXSL−FO電子文書を生成するものである。XSL−FOプロセッサは、生成されたXSL−FO電子文書を基に印刷や画面表示を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、中古車情報誌、住宅情報誌、求人情報誌、旅行情報誌、チケット情報誌等の物件情報掲載誌においては、掲載する物件の数は数百乃至数千程度と膨大であるが、各物件を掲載するための小組の様式の種類は少ない。即ち、各物件情報掲載誌では、所定の数個から十数個程度の僅かな種類の小組様式しか用いられず、限られた種類の小組を組み合わせた組版に多数の物件の情報を割り当てている。
【0005】
また、物件情報掲載誌に掲載する物件の数は膨大であり、また、物件の追加、削除の頻度が高いので、このような物件のデータは、通常は、データベースに記録されている。
【0006】
本発明は、物件情報掲載誌を印刷又は表示するための組版用電子文書を物件情報掲載誌の特徴を考慮してデータベースを基に生成するデータベースパブリッシング方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点によれば、構造化文書を画面表示又は紙面印刷のために利用する組版用文書に変換するための変換用文書生成方法において、コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる各小組の種類及び位置を示した小組配置・物件割当データを入力手段により入力するステップと、コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各種類の小組毎に用意され、各々が各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を記述した1又は2以上の小組テンプレートを演算手段を利用して生成する小組テンプレート生成ステップと、コンピュータが前記小組テンプレートを記憶手段に格納するステップと、コンピュータが、何れかの前記小組テンプレートを、指定された小組の種類に応じて選択し、選択された小組テンプレートに前記各物件を特定できる情報及び指定された小組テンプレートの位置を実引数として引き渡すための引数引渡文を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、コンピュータが、各ページに掲載する各物件であって、画面に表示され、又は、紙面に印刷されるものについて、該各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる小組の種類及び位置を指定して前記引数引渡文を適用するための小組テンプレート呼出文を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、コンピュータが、前記1又は2以上の小組テンプレート、前記引数引渡文及び前記小組テンプレート呼出文を前記記憶手段から読み出し、これらを含む変換用文書を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、を有することを特徴とする変換用文書生成方法が提供される。
【0008】
本発明の第1の観点による変換用文書生成方法において前記小組テンプレート生成ステップは、コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各小組についてのDTP(Desk Top Publishing)データを基に各小組についての小組スタイル情報を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、コンピュータが、各小組についての前記小組スタイル情報を前記記憶手段から読み出し、該小組スタイル情報に含まれる実引数を仮引数に変換することにより、各小組についての前記小組テンプレートを演算手段を利用して生成するステップと、を有していてもよい。
【0009】
本発明の第2の観点によれば、本発明の第1の観点による変換用文書生成方法の各ステップと、コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件のデータをデータベースから読み出すステップと、コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件のデータを記述した構造化文書を演算手段を利用して生成する構造化文書生成ステップと、コンピュータが前記構造化文書を記憶手段に格納するステップと、を有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法が提供される。
【0011】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法において、コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップを更に有し、コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップは、コンピュータが、各ページの各位置に何れかの種類の小組を配置する小組配置ステップと、コンピュータが、各ページに配置された各小組に各物件を割り当てる物件割当ステップと、を有していてもよい。
【0012】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法において、前記小組配置ステップは、コンピュータが、ページに所定の種類の小組が予め配置されているマスターレイアウトを呼び出すステップと、コンピュータが、前記マスターレイアウトを修正するステップと、を有していてもよい。
【0013】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法において、前記物件割当ステップは、コンピュータが、前記データベースから所定のフィルタにより絞り込まれた物件データを読み出すステップと、コンピュータが、前記データベースから読み出された前記物件データを所定の順序に従って各小組に割り当てるステップと、を有していてもよい。
【0014】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法において、前記所定の順序とは、物件の並べ替え順序及び/又はページ上の所定の配置順序に従った順序であってもよい。
【0015】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法において、コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップは、コンピュータが、物件データの指定された項目での改ページ又は改段を小組配置・物件割当データに施すステップを更に有していてもよい。
【0016】
本発明の第2の観点によるデータベースパブリッシング方法は、コンピュータが、前記構造化文書に前記変換用文書を適用して前記組版用文書を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップを更に有していてもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0024】
本実施形態では、中古車情報誌の出版に係るデータベースパブリッシング方法及びその装置を例に取り説明するが、他の物件情報掲載誌にも本実施形態を適用することができる。
【0025】
図1〜3に本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の構成を示す。
【0026】
図1を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、データベース作成手段101、DTP(Desk Top Publishing)手段102、小組スタイル情報生成手段103、小組テンプレート生成手段104及びマスターレイアウト生成手段105を備える。図2を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、更に、小組配置・物件割当手段106、XSLT文書生成手段107を備える。図3を参照すると、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置は、更に、XSLTプロセッサ108、XSL−FOプロセッサ109、110を備える。
【0027】
なお、これらの手段及びプロセッサは、コンピュータがコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより、コンピュータのハードウェア資源を用いて実現することができる。
【0028】
図1を参照すると、データベース作成手段101は、物件データベースを定義し、物件データを物件データベースに入れて、物件データが定義された構造で体系化された物件データベース121を出力する。DTP手段102は、各小組のレイアウトをオペレータの操作により作成し、小組のレイアウトのデータをDTPデータ122として出力する。小組スタイル情報生成手段103は、DTPデータの形式の小組のレイアウトのデータを基に、小組スタイル情報123を生成し、これを出力する。小組テンプレート生成手段104は、小組スタイル情報123を基に、小組テンプレート124を生成して、これを出力する。マスターレイアウト生成手段105は、小組テンプレートを基に、マスターレイアウト125を生成し、これを出力する。
【0029】
図2を参照すると、小組配置・物件割当手段106は、物件データベース121、小組テンプレート124、マスターレイアウト125及びフィルタ141を基に、XML文書126及び小組配置・物件割当データ127を生成し、これらを出力する。XSLT文書生成手段107は、小組配置・物件割当データ127を基に、XSLT文書128を生成し、これを出力する。
【0030】
図3を参照すると、XSLTプロセッサ108は、XML文書126及びXSLT文書127を基に、XSL−FO文書128を生成し、これを出力する。XSL−FOプロセッサ109は、XSL−FO文書128を基に、表示画面129を生成し、これを出力する。XSL−FOプロセッサ110は、XSL−FO文書128を基に、印刷物130を生成し、これを出力する。
【0031】
次に、本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の各部の動作及び各データについて説明する。
【0032】
まず、物件データを記録したデータベース121は、図4に示すような構造を有するリレーショナルデータベースである。図4を参照すると、このリレーショナルデータベースは、物件テーブル、複数の参照テーブル、繰り返し項目テーブルを有する。物件テーブルは、物件ID、物件名、価格、メーカID、車両ID等をフィールドとして有する。参照テーブルとしては、メーカ車両テーブル、メーカテーブル、エリアテーブル、販売店テーブル、オプションテーブルがある。メーカ車両テーブルは、メーカID、車両ID、車両名をフィールドとして有する。メーカテーブルはメーカID、メーカ名をフィールドとして有する。エリアテーブルはエリアID、エリア名をフィールドとして有する。販売店テーブルは販売店ID、販売店名等をフィールドとして有する。オプションテーブルは、オプションID、オプション名等をフィールドとして有する。繰り返し項目テーブルとしては、物件オプションテーブルがある。物件オプションテーブルは、物件ID、順番号等をフィールドとして有する。物件テーブルと物件オプションテーブルは、物件IDによりリレーションが付けられ、物件テーブルとメーカ車両テーブルは、メーカIDと車両IDによりリレーションが付けられ、物件テーブルとエリアテーブルはエリアIDによりリレーションが付けられ、物件テーブルと販売店テーブルは販売店IDによりリレーションが付けられ、物件オプションテーブルとオプションテーブルはオプションIDによりリレーションが付けられ、メーカ車両テーブルとメーカテーブルはメーカIDによりリレーションが付けられる。
【0033】
また、物件データベース121から物件データを抽出するためのフィルタ141としては、次に述べるものを作成する。すなわち、特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ、特定の地域の特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ、特定のメーカの特定の車種の物件データを抽出するフィルタ等である。このようなフィルタは、図5に示すようなツリーで管理できるようにしておく。図5に示すように、特定の販売店の物件データを抽出するフィルタは一階層で表現され、特定の地域の特定の販売店の物件データを抽出するフィルタ及び特定のメーカの特定の車種の物件データを抽出するフィルタは二階層で表現される。
【0034】
次に、DTP手段102、小組スタイル情報生成手段103及び小組テンプレート生成手段104により小組テンプレート124を生成する動作を説明する。
【0035】
小組テンプレート124は、DTP手段102で作成された小組のレイアウトのDTPデータ122を基に、小組スタイル情報123を経て作成される。また、小組テンプレート124は、XSL−FO文書形式により記述され、XSLTプロセッサ109、110に入力するXSL−FO文書に組み込まれる。
【0036】
小組のレイアウトは、例えば、デザイン会社等でデザイナがDTP手段102を用いて作成する。作成された小組のレイアウトのサンプルを図6に示す。図6を参照すると、この小組のサンプルは、画像ボックス”G1”、テキストボックス”T1”及びテキストボックス”T2”を有する。画像ボックス”G1”には、中古車の画像のサンプルが貼付され、テキストボックス”T1”には、中古車の名称のサンプル「スーパーカー」が記述され、テキストボックス”T2”には、中古車の価格のサンプル「100万円」が記述される。DTP手段102は、この小組のレイアウトのDTPデータ122を生成し、出力する。
【0037】
次に、小組スタイル情報生成手段103(実際には、DTPソフトウェアの本発明による小組スタイル情報生成用のアドオンソフトウェア)により、小組のDTPデータ122を基に小組スタイル情報123を生成する。小組スタイル情報123は、XSL−FO文書形式で作成される。図6に示す小組から生成される小組スタイル情報123を図7に示し、図7に示す小組スタイル情報123のツリー構造を図8に示す。
【0038】
図7を参照すると、枠211内の記述から明らかなように、小組の左上座標として仮の座標(0cm、0cm)が記述され、小組の高さ(height)として10cmが記述され、小組の幅(width)として10cmが記述され、その他背景色等(background-color, background-tint, border-style, border-color, border-width, border-tint)の値が記述されている。小組の高さ、幅その他背景色等の値は、DTPデータ122から読み取ったものである。
【0039】
また、枠212内の記述は、テキストボックス”T1”についてのものであるが、この記述から明らかなように、テキストボックス”T1”の高さとしては2.5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、5cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。また、テキストボックス”T1”に記述されていた「スーパーカー」も記述されているが、これは小組テンプレート124に変換された後にはパラメータとなるデータである。
【0040】
同様に、枠213内の記述は、テキストボックス”T2”についてのものであるが、この記述から明らかなように、テキストボックス”T2”の高さとしては2.5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、7.5cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。また、テキストボックス”T2”に記述されていた「100万円」も記述されているが、これは小組テンプレートに変換された後にはパラメータとなるデータである。
【0041】
枠214内の記述は、画像ボックス”G1”についてのものであるが、この記述から明らかなように、画像ボックス”G1”の高さとしては5cmが記述され、その幅としては10cmが記述され、その小組内での左上座標としては(0cm、0cm)が記述されている。これらの値もDTPデータ122から読み取ったものである。スケーリング(scaling)としてはnon-uniformが記述されている。また、画像ボックス”G1”に貼付されていた画像名「SuperCar.jpg」も記述されているが、これは小組テンプレートに変換された後にはパラメータとなるデータである。
【0042】
次に、小組スタイル情報生成手段103が、小組のDTPデータ122から小組スタイル情報123を生成する方法を図9〜11を参照して説明する。
【0043】
図9に示すように、まず、「kogumi_style_info」等の枠215(図7)の部分を出力する(ステップS251)。ここで、出力するとは、小組スタイル情報123のファイルに直接又はバッファを介して書き込むことである。
【0044】
次に、小組全体についての「fo:block-container開始タグ」(枠211の部分)を出力する(ステップS252)。
【0045】
次に、小組内の全てのボックスについてステップS254〜S257を繰り返す(ステップS253)。図7の例では、3つのボックスがあるので、これらのステップS254〜S257を3回繰り返すことになる。繰り返しの中では、まず、ボックスがテキストボックスであるか否かを判断する(ステップS254)。ボックスがテキストボックスであれば、テキストボックスの処理を行う(ステップS255)。この処理の詳細は後述する。また、ボックスがテキストボックスでなければ、ボックスが画像ボックスであるか否かを判断する(ステップS256)。ボックスが画像ボックスであれば、画像ボックスの処理を行う(ステップS257)。この処理の詳細は後述する。
【0046】
次に、小組の終了タグである「fo:block-container」の終了タグを出力する(ステップS258)。このステップで出力される部分は、符号216(図7)で示す部分である。
【0047】
最後に、「kogumi_style_info」の終了タグを出力する(ステップS259)。このステップで出力される部分は、符号217(図7)で示す部分である。
【0048】
次に、テキストボックスの処理(ステップS255)の詳細を図10を参照して説明する。この処理では、枠212又は枠213で示す部分を出力する。
【0049】
まず、テキストボックスについての「fo:block-container」開始タグを出力する(ステップS261)。次に、DTPデータ122からテキストボックスの属性を取得する(ステップS262)。この属性とは、テキストボックスの高さ、幅、左上座標等である。次に、ステップS262で取得したテキストボックスの属性を出力する(ステップS263)。次に、テキストボックスについての「fo:block」開始タグを出力する(ステップS264)。次に、テキストデータの処理を行う(ステップS265)。この処理の詳細は後述する。次に、テキストボックスについての「fo:block」終了タグを出力する(ステップS266)。最後に、テキストボックスについての「fo:block-container」終了タグを出力する(ステップS267)。
【0050】
テキストデータの処理(ステップS265)では、まず、「fo:inline」開始タグを出力する(ステップS271)。次に、DTPデータ122からテキストデータと文字属性を取得する(ステップS272)。次に、取得した文字属性が反映された「fo:inline」の属性(font-family, font-style, font-size等)を出力する(ステップS273)。次に、取得したテキストデータ(図7の例では、「スーパーカー」又は「100万円」)を出力する(ステップS274)。最後に、「fo:inline」終了タグを出力する(ステップS275)。
【0051】
次に、画像ボックスの処理(ステップS257)の詳細を図11を参照して説明する。この処理では、枠214で示す部分を出力する。
【0052】
まず、画像ボックスについての「fo:block-container」開始タグを出力する(ステップS281)。次に、DTPデータ122から画像ボックスの属性を取得する(ステップS282)。この属性とは、画像ボックスの高さ、幅、左上座標等である。次に、ステップS282で取得した画像ボックスの属性を出力する(ステップS283)。次に、画像ボックスについての「fo:block」開始タグを出力する(ステップS284)。次に、画像データの処理を行う(ステップS285)。この処理の詳細は後述する。次に、画像ボックスについての「fo:block」終了タグを出力する(ステップS286)。最後に、画像ボックスについての「fo:block-container」終了タグを出力する(ステップS287)。
【0053】
画像データの処理(ステップS285)では、まず、「fo:external-graphic」開始タグを出力する(ステップS291)。次に、DTPデータ122から画像データの画像名及び属性を取得する(ステップS292)。この属性とは、画像ボックスへDTPデータ122を貼付する方法であり、例えば、スケーリング方法等である。次に、「fo:external-graphic」の属性を出力する(ステップS293)。ここでいう属性には、画像データの画像名(図7の例では、「SuperCar.jpg」)も含まれる。最後に、「fo:external-graphic」終了タグを出力する(ステップS294)。
【0054】
以上の方法で、小組のDTPデータ122から小組スタイル情報123が生成され、小組スタイル情報123のファイルが記録媒体に記録される。
【0055】
次に、上記の方法で生成された小組スタイル情報123から小組テンプレート124を小組テンプレート生成手段104により生成する。小組テンプレート124も、XSL−FO文書形式で作成される。図7に示す小組スタイル情報123から生成される小組テンプレート124を図12に示す。
【0056】
図7と図12を比較すると明らかなように、小組テンプレートの大部分は小組スタイル情報と同一であるが、一部が次の点において異なる。
(1)枠215の記述が、枠301の記述に置き換わる。
(2)枠302、303で示すテンプレートの記述がある。
【0057】
(3)枠304で示す小組全体についての「fo:block-container」の記述において、小組の「ID」が付加され、パラメータ「content-id」が付加され、左上座標がパラメータ化され、小組の「name」が付加され、「absolute-position="absoulte"」が付加されている。
【0058】
(4)枠305で示す「inline」の記述において、文字列「スーパーカー」が変数「物件名」に変更されている。
【0059】
(5)枠306で示す「inline」の記述において、文字列「100万円」が変数「価格」に変更されている。
【0060】
(6)枠307で示す画像ボックスについての「fo:block」において、画像名「SuperCar.jpg」が変数「画像名」に変更されている。
【0061】
図12に示す小組テンプレート124に対応したXML文書のツリー構造を図13に示す。図13においては、1つの物件についてのツリーしか表示していないが、他の物件についても同様なツリーが構築されている。
【0062】
このように小組テンプレート124においては、物件データのID、物件データの各項目がパラメータ化されているので、XSL−FO文書にこの小組テンプレート124を挿入した場合に、XSL−FO文書の他の部分からこれらのパラメータを指定してこの小組テンプレート124を呼び出すことが可能となる。パラメータとして指定される値は、XML文書から読み出される。
【0063】
次に、本発明による小組テンプレート生成手段104が、小組スタイル情報123から小組テンプレート124を生成する方法を図14〜19を参照して説明する。
【0064】
図14を参照すると、まず、小組スタイル情報123をファイルから読み込む(ステップS351)。次に、読み込んだ小組スタイル情報123の図8に示すツリー構造をメモリ上に構築する(ステップS352)。次に、各テキストボックス又は各画像ボックスに代入するべきXML文書の項目をパラメータとして設定するための繰り返し動作に入る(ステップS353)。
【0065】
各繰り返しの最初においては、図16に示すように、小組スタイル情報123に従って、小組のレイアウトを表示する。表示されたレイアウト上でユーザがテキストボックスの項目を選択したならば(ステップS354においてYES)、テキストボックス項目の設定を行う(ステップS355)。テキストボックス項目の設定の動作は後述する。表示されたレイアウト上でユーザが画像ボックスの項目を選択したならば(ステップS356でYES)、画像ボックス項目の設定を行う(ステップS357)。画像ボックス項目の設定の動作は後述する。
【0066】
テキスト項目の設定においては、まず、図17に示す画面を表示する。ユーザが項目追加ボタン401を押したならば、図18に示す画面を表示する。図18の画面には小組テンプレート生成手段104を起動したときに表示されるログインのダイアログで選択された物件データベースのうちの物件テーブルの項目及び物件テーブルと関連付けられているテーブル(メーカ車両テーブル、メーカテーブル等)の項目が表示される。ただし、図18の例では、説明の簡単のために、物件テーブルの物件名、価格、画像名のみを表示している。物件テーブルと関連付けられているテーブルの項目の表示様式については、後述する。ユーザがある項目を選択し(図18の例ではハッチングの入った「物件名」)、「OK」ボタンを押すと、選択された項目名が図17の画面の流し込み項目の欄402に表示される。図17の画面で流し込み項目についての種々の設定をして(説明は省略する。)、ユーザが図17の画面の「OK」ボタンを押すと、図16の画面で選択されたテキストボックスに流し込む項目として図18の画面で選択された項目が設定される(ステップS361)。次に、メモリに構築されている図8に示すツリー構造において、項目を流し込むべきテキストボックスの先頭ノードfo:block-containerを検索する(ステップS362)。例えば、物件名を流し込むべきテキストボックスとして符号403(図16)で示すテキストボックスが選択されているとすれば、符号404(図8)で示すノードを検索する。次に、ステップS362で選択されたノードに下にある「fo:inline」のノード(例えば符号405(図8)で示すノードである。)の下に記述されているサンプルデータを、物件データベース121のうちの選択されたテーブルの選択された項目の、物件データベース121から生成されたXML文書におけるノード「bukken」(各物件のノードである。符号406(図13))からみた相対パス(XML文書におけるXPATH)をパラメータとして指定する記述に置き換える(ステップS363)。なお、物件データベースからXML文書を生成する方法については後述する。
【0067】
画像項目の設定においては、まず、図19に示す画面を表示する。ユーザが項目追加ボタン407を押したならば、テキスト項目の設定の場合と同様に、図18に示す画面を表示する。ユーザがある項目を選択し(この例では、図18にかかわらず「画像名」)、「OK」ボタンを押すと、選択された項目名が図19の画面の流し込み項目の欄408に表示される。図19の画面で流し込み項目についての種々の設定をして(説明は省略する。)、ユーザが図19の画面の「OK」ボタンを押すと、図16の画面で選択された画像ボックスに、流し込むべき画像の画像名が記述された項目として図18の画面で選択された項目が設定される(ステップS371)。次に、メモリに構築されている図8に示すツリー構造において、画像を流し込むべき画像ボックスの先頭ノードfo:block-containerを検索する(ステップS372)。例えば、画像を流し込むべき画像ボックスとして符号409(図16)で示す画像ボックスが選択されているとすれば、符号410(図8)で示すノードを検索する。次に、ステップS365で選択されたノードに下にある「fo:external-graphic」のノード(例えば符号411(図8)で示すノードである。)の下に記述されているサンプルデータを、物件データベース121のうちの選択されたテーブルの選択された項目の、物件データベース121から生成されたXML文書におけるノードbukken(各物件のノードである。符号406(図13))からみた相対パス(XML文書におけるXPATH)をパラメータとして指定する記述に置き換える(ステップS373)。
【0068】
テキストボックス項目の設定が完了したならば、すなわち、メモリ上に構築されたツリー構造における上記の置き換えが完了したならば、メモリ上で更新されたツリー構造を基に小組テンプレートを作成し、ファイルに書き込む(ステップS358)。
【0069】
小組テンプレート生成手段104が行う以上の方法により、小組スタイル情報123から小組テンプレート124が生成される。
【0070】
次に、マスターレイアウト生成手段105によるマスターレイアウト125を生成する方法について説明する。
【0071】
まず、ページの分割数の指定を入力する。図20の例では、縦方向の分割数は7であり、横方向の分割数は10である。次に、各升目に配置する小組の種類を指定する。図20の例では、第3〜7行各列に配置する小組の種類は、小組1である。
【0072】
次に、小組配置・物件割当手段106による各ページについてのXML文書126及び小組配置・物件割当データ127の生成方法について説明する。
まず、オペレータの操作により表示した図21に示す「物件データ一括割り付け」の画面の「フィルタ」の文字の右隣の「参照」ボタンがオペレータの操作により押されたならば、対象ページに割り付けるデータを抽出するためのフィルタを選択するための画面(図22)を表示する。図22の画面は、図5に示すツリー構造を基に生成される。図22の画面では、オペレータは既に作成してある何れかのフィルタを選択する。オペレータは、選択の際には、図22の画面内の上のコンボボックスでフィルタのカテゴリを選択した後で、図22の画面内の下のリストで目的のフィルタを選択する。こうすることにより、フィルタ141によりデータベース121から抽出された物件データが対象ページに割り当てられる。
【0073】
次に、図21の画面の「並べ替え」の文字の右隣の「参照」ボタンがオペレータの操作により押されたならば、フィルタにより抽出された物件データを並べ替える順序を指定するための画面(図23)を表示する。図23の画面では、オペレータは、並べ替えに使用する項目又は作成済みの複数項目の組み合わせ(例えば、ボディ形状とグレードの組み合わせ)を1又は2以上選択する。例えば、図23の画面の右枠に上から順にメーカー名及び車両名が入力されたならば、並べ替え順序は、「メーカー名・車両名」となる。
【0074】
次に、図21の画面のページ指定の区分のテキストボックスにオペレータにより入力された開始ページを受け付けることにより対象ページを決定する。なお、終了ページの入力がない場合には、フィルタ141により抽出された物件データが終了するまでページを作成する。一方、終了ページの入力がある場合には、フィルタ141による抽出された物件データが余っていても、入力された終了ページでページの作成を終了する。
【0075】
次に、図21の画面のレイアウト指定の区分のマスターレイアウトのコンボボックスを利用して、既に作成してあるマスターレイアウトからの対象ページに適用するマスターレイアウト125の選択をオペレータから受け付ける。
【0076】
次に、図21の画面の小組配置方向の区分にある何れかの図付きのボタン(単ページについての4種類のボタン又は見開きページについての6種類のボタンのうちの何れかのボタン)をオペレータが押すことで小組配置方向を選択することを受け付けることにより、抽出された物件データをどのような順序で小組に割り当てるかを決定する。
【0077】
次に、図21の画面の改ページ・改段の区分で、改ページ又は改段を行うか否かを決定するためのチェックボックスへのオペレータによる入力(チェック付け又はチェック外し)を受け付ける。改段とは、指定の階層の項目内容が変化した時に、項目に対応したヘッダを付ける操作のことである。すなわち、改段とは、例えば、販売店が「MAX川口」から「ケーツー商会」に変化したときに、「ケーツー商会」の店舗情報を表示するためのヘッダを付ける操作のことである。改ページ又は改段を行う場合には、改ページ又は改段を行うタイミングの指定のオペレータによる入力を受け付ける。このタイミングは、階層1、階層2、…階層Nといった階層の番号により指定できる。例えば、フィルタとして地域・販売店によるフィルタを指定した場合には、階層1を指定すると、地域が変化したときに改ページ又は改段を行い、階層2を指定すると、販売店が変化したときに改ページ又は改段を行う。また、改ページ又は改段を行う場合には、改ページを行うのか又は改段を行うのかの指定をラジオボタンを通してオペレータから入力し、改ページが指定された場合には、1つのカテゴリに割り当てるページ数の指定を入力し、改段が指定された場合には、1つのカテゴリに割り当てる段数の指定を入力する。ここで、カテゴリとは、指定されたフィルタの指定された階層の項目のことである。例えば、フィルタとして地域・販売店によるフィルタが指定され、タイミングとして階層2が指定され、1つのカテゴリに割り当てるページ数として2ページが指定された場合には、1つの販売店に2ページが割り当てられる。
【0078】
図21の画面で上記の設定が行われた後、図21の「OK」ボタンがオペレータにより押されることにより、対象ページにおいて、選択されたマスターレイアウト125に従って配置される小組に、選択されたフィルタ141に従って物件データベース121から抽出された物件データが、選択された順序に従って割り当てられる。なおここで、選択された順序とは、並べ替え順序及び小組配置方向により決定される順序である。但し、選択された順序は並べ替え順序又は小組配置方向のうちの一方だけであっても良い。
【0079】
次に、小組配置・物件割当手段106は、必要に応じて、図24に示すレイアウトビューを通して、マスターレイアウトに従った小組の配置の変更を入力しても良い。図24の例では、図20のマスターレイアウトを、第3行第1〜5列をブランクとし、第4〜5行第1〜3列に小組2を配置し、第6〜7行第1〜3列にも小組2を配置するように変更している。
【0080】
また、小組配置・物件割当手段106は、必要に応じて、図25に示すページプレビューで、各小組に割り当てる各物件の変更を入力しても良い。
【0081】
また、小組配置・物件割当手段106は、図24に示すレイアウトビューの代わりに、図26に示すデータシートビューで、マスターレイアウトに従った小組の配置の変更を受け付けても良く、図25に示すページプレビューの代わりに、図26に示すデータシートビューで、各小組に割り当てる各物件の変更を受け付けても良い。図26に示すデータビューシートで小組の配置又は各小組に割り当てる各物件を変更する際には、該当する欄のデータを変更する。また、データビューシートで小組を削除する際には、データシートビューで表示されるテーブルのレコードを削除し、データシートビューで小組を追加する際には、データシートビューで表示されるテーブルのレコードを追加する。
【0082】
以上のようにして、各ページに掲載する物件が決定され、各物件を割り当てる小組の種類と位置も決定される。これらのデータはXML文書126及び小組配置・物件割当データ127に記録される。すなわち、XML文書126には、物件データベース121にある物件データのうちの選択されたフィルタ141により抽出された物件データが記述され、小組配置・物件割当データ127には、各ページの各升目に配置する小組の種類の位置及び各小組に割り当てる物件が記述される。なお、ページの分割数により図26の「割り付け位置」の項目で示される小組の割り付け位置(例えば、「1−4」(第1列第4行を示す。)、「4−4」(第4列第4行を示す。)等)に対応したページ上での座標が異なるが、割り付け位置とページ上での座標との対応関係は、分割数により決定されるので、分割数を各ページについて小組配置・物件割当データ127に記録しておく。又は、各ページの各割り付け位置と該割り付け位置のページ上での座標との関係を算出して、その対応関係を小組配置・物件割当データ127に記録しても良い。
【0083】
XSLT文書生成手段107は、小組配置・物件割当データ127を基にXSLT文書128を生成する。
【0084】
実際に生成するXSLT電子文書128について説明する前に、本実施形態で生成するXSLT電子文書の様式を、図27、28に示す。
【0085】
図27、28を参照すると、ブロック(A)で示す記述は、ページの余白の大きさを指定するための記述である。ブロック(B)で示す記述は、各ページ毎の記述であり、図27では、1ページ分だけ記載しているが、実際には中古車情報誌の中古車情報を掲載する全てのページの数だけ繰り返す。ブロック(C)で示す記述は、各物件を各ページの各小組に割り当てるための記述であり、図27では、1物件分だけ掲載しているが、実際には各ページに掲載する物件の数だけ繰り返す。ブロック(E)で示す記述は、各種類毎の小組の様式の記述する小組テンプレート124であり、図27では、1種類の小組分だけ掲載しているが、中古車情報誌で使用する小組の種類の数だけ繰り返す。
【0086】
ブロック(C)を見ると、文(1)は、各ページに割り付ける物件を所定の順序で指定するための文であり、この文により実引数として指定された各物件にテンプレート2(ブロック(F)で示す)を適用する。文(2)は、文(1)で指定された物件のデータを割り当てるべき小組の名前(小組の名前は小組の種類を表す。)をテンプレート2に実引数として引き渡すための文であり、文(3)は、テンプレート2に小組の左側の辺のX座標を実引数として引き渡すための文であり、文(4)は、テンプレート2に小組の上側の辺のY座標を実引数として引き渡すための文である。
【0087】
テンプレート2を見ると、文(5)は、小組の名前である実引数を受け取るための仮引数が記述された文であり、文(6)は、小組の左側の辺のX座標である実引数を受け取るための仮引数が記述された文であり、文(7)は、小組の上側の辺のY座標である実引数を受け取るための仮引数が記述された文である。文(21)は、選択肢のある条件付き処理を行うことの宣言文であり、文(22)は、小組の名前(kogumi-type)が所定の文字(図28の例では'K1')であるときに、文(24)の前までの処理を行うための判定文である。文(23)は、各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を記述した文である。図28に示すXSLT文書の例では、文(23)の内容を省略して記載しているが、図29〜34に示すXSLT文書の例では文(23)の内容、つまり、各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を具体的に記載している。
【0088】
原データから各ページに掲載する全ての物件の識別子、それらの物件を割り当てる小組の種類及び座標を読み込んで、これらの読み込まれたデータを文(1)、(2)、(3)、(4)に当てはめて、ブロック(B)、(C)、(E)を必要な数だけ繰り返すことにより、XSLT電子文書を生成することができる。
【0089】
XML電子文書の生成方法については後述するが、本実施形態で生成するXML電子文書の簡単な例を図35に示す。図35を参照すると、このXML文書は、bukken_dataの下にbukkenがあり、bukkenの下に物件についての複数のitemがある階層構造を有する。このXML文書は、全ページ(この例では2ページ)に掲載する物件についてのbukken_dataの集合である。従って、フィルタ141を用いて物件データベース121から物件データを抽出して、抽出された物件データと所定のタグを組み合わせることにより、全ページについてのXML文書を生成することができる。
【0090】
図35に示すXML電子文書と同時に生成する具体的なXSLT電子文書の内容を図29〜34に示す。
【0091】
また、XSLT電子文書127及びXML電子文書126の構造及びそれらの関係を示す概念図を図36に示す。
【0092】
XSLTプロセッサ108は、上記の方法で生成したXML電子文書126及びXSLT電子文書127を入力して、XML電子文書126に記述されたデータを、XSLT電子文書127に記述された書式に従って、XSL−FO電子文書128を生成する。図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書を基に、XSLTプロセッサ108が生成したXSL−FO電子文書128を図37〜41に示す。
【0093】
図35は説明の簡単にするための単純なXML文書であるが、小組配置・物件割当手段106により物件データベース121から生成される実際のXML文書の構造について説明する。なお、物件データベース121から所定のフィルタ141により抽出されたデータのみがXML文書126に記述されるが、ここでは、抽出については考慮せず、XML文書の構造のみに着目して説明する。なお、物件の並び替えは、XSLT文書での物件と小組との対応付け及び小組の配置位置により行うので、XML文書で物件の並び替えをしておく必要はない。
【0094】
図4に示す物件データベース121からそのまま単純にXML文書を作成すると、図42に示すように、各テーブルについてのサブツリーがルートの直下に並列に配置されるツリーが構成される。しかし、このような構成を用いた場合、例えば、ある物件レコードで参照されている車両名を知りたい場合、まず、物件テーブルのうちのその物件レコードに記述されているメーカID及び車両IDを読み込んでから、メーカ車両テーブルのうちのそのメーカID及び車両IDを有するレコードを検索し、そのレコードの車両名を検索しなければならないため、処理が複雑となり、時間も多く費やされることとなる。
【0095】
そこで、本発明では、物件データベース121から生成されるXML文書126を上記のような検索を不要とし、物件テーブルで参照されるデータを簡単なXPATHで表現することができる構造を有するものとする。本実施形態で生成するXML文書の構造を図43〜47に示す。なお、図面の都合上、1つのXML文書の構造を図43〜47に分割して記載している。
【0096】
図4、43〜47を参照すると、物件テーブルの各レコードに直接記述されているデータである物件名、価格等はXML文書においては、通常通り物件bukken501(図43)の下の項目item(2つの例として、項目(項目名:name_asc="BKN_NAME"、表示用項目名:name_jp="物件名")502(図43)及び項目(項目名:name_asc="KAKAKU"、表示用項目名:name_jp="価格")503(図43))の下に記述されている。
【0097】
物件テーブルの各レコードから1つの項目より成る単純インデックスで参照されているエリアテーブルのエリア名は、物件bukken501(図43)の下の項目item(項目名:name_asc="AREA_ID"、表示項目名:name_jp="エリアID")504(図45)の下の参照テーブル(エリアテーブル)ref_table(項目名:name_asc="AREA")505(図45)の下の項目item(項目名:name_asc="AREA_NAME"、表示用項目名:name_jp="エリア名")506(図47)の下に記述されている。
【0098】
物件テーブルの各レコードから2つの項目より成る複合インデックスで参照されているメーカ車両テーブルの車両名は、冗長となるが2つ重複して記述されている。2つ重複して記述されている理由は、複合インデックスが2つの項目より成ることである。1つの記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")507(図43)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")508(図43)の下の項目item(項目名:name_asc="SHARYOU_NAME"、表示用項目名:name_jp="車両名")509(図44)の下の記述であり、他の記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")510(図45)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")511(図45)の下の項目item(項目名:name_asc="SHARYOU_NAME"、表示用項目名:name_jp="車両名")512(図46)の下の記述である。
【0099】
物件テーブルのレコードから2つの項目より成る複合インデックスで参照されているメーカ車両テーブルより1つの項目メーカIDより成る単純インデックスで参照されているメーカテーブルのメーカ名も、冗長となるが2つ重複して記述されている。2つ重複して記述されている理由は、複合インデックスが2つの項目より成ることである。1つの記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示項目名:name_jp="メーカID")507(図43)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")508(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示用項目名:name_jp="メーカID")513(図44)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER)514(図44)の下の項目item(項目名:name_asc="MAKER_NAME"、表示項目名:name_jp="メーカ名")515(図44)の下の記述であり、他の記述は、物件bukken501(図43)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="SHARYOU_ID"、表示項目名:name_jp="車両ID")510(図45)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER_SHARYOU")511(図45)の下の項目ref_item(項目名:name_asc="MAKER_ID"、表示用項目名:name_jp="メーカID")516(図46)の下の参照テーブルref_table(項目名:name_asc="MAKER)517(図46)の下の項目item(項目名:name_asc="MAKER_NAME"、表示項目名:name_jp="メーカ名")518(図46)の下の記述である。
【0100】
上述の通り、XML文書の各物件のブロック内では、車両ID、車両名、メーカID、メーカ名がそれぞれ2つ重複して記述されているので、車両ID、車両名、メーカID及びメーカ名のXPATHは2通りある。小組テンプレート124においては、車両ID、車両名、メーカID及びメーカ名のうちでは印刷項目である車両名及びメーカ名を仮引数として記述することとなるが、2通りのXPATHのうちのどちらのXPATHを用いて記述してもよい。どちらのXPATHを用いて記述されるかは、ユーザが流し込むべき項目を選択する図48の画面で選択した項目により決定される。なお、図48の画面が実際に用いられる画面であり、説明のために単純化した図18の画面は実際には図48の画面に置き換わる。メーカ名については、図48の符号521で示すメーカ名を選択したときには、項目515(図44)の下のメーカ名が選択され、このときのXPATHは、
ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER_SHARYOU']/ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER']/item[@name_asc='MAKER_NAME']
となるが、図48の符号522で示すメーカ名を選択したときには、項目518(図46)の下のメーカ名が選択され、このときにXPATHは、
ref_item[@name_asc='SHARYOU_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER_SHARYOU']/ref_item[@name_asc='MAKER_ID']/ref_table[@name_asc='MAKER']/item[@name_asc='MAKER_NAME']
となる。このようなXPATHで指定された項目が小組テンプレート124で仮引数として記述される。そしてこのような小組テンプレート124がXSLTプロセッサ108にかけるXSLT文書127に組み込まれる。
【0101】
複合インデックスで参照される項目を図48の画面で1通りの方法のみで表示する場合には、XML文書では、その項目をその表示方法に対応した1つの方法で記述するのみでよいが、例えば2つの項目より成る複合インデックスで参照される項目を図48の画面で2通りの方法で表示する場合には、XML文書では、その項目をそれらの表示方法に対応した上述の2つの方法で記述する。図48の画面に表示される項目のツリー構造は、物件データベース121の物件テーブル等のテーブル及びこれらの間の関係の定義データから直接作成される。
【0102】
図4に示す物件データベース121を基に生成された図43〜図47に示す構造を有するXML文書126の1つの物件についての部分を図49〜図55に示す。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば以下の効果が奏される。
【0104】
従来、データベースを基にして生成したデータから印刷物を作成する場合、データベースからは単なるカンマ区切りのデータを抽出し、レイアウト等はDTPのプラグインとして開発したレイアウト作成プログラムにより作成して、そのプログラムに抽出したデータを流し込む方法が採られていた。
【0105】
最近は、インターネットの普及により、印刷物の出版より先にその内容をインターネットで公開する事例が増えてきているが、従来のようにDTPに依存したデータ形式でレイアウトされたデータを管理する方法では、このような事例に対応することができない。
【0106】
本発明では、レイアウト部分をDTPから切り離し、XSL−FOフォーマットという標準化されたフォーマットでレイアウト済みデータを持つようにすることにより、印刷物の印刷だけではなくインターネットで公開するホームページの画面表示にも対応することができるようになった。
【0107】
また、本発明によれば、物件情報掲載誌を印刷又は表示するための組版用電子文書を物件情報掲載誌の特徴を考慮してデータベースを基に生成することができる。
【0108】
本発明によれば、コンピュータ処理によりDTPデータから小組テンプレートを生成することができるので、デザイナがDTPで小組のデザインをするのみで小組テンプレートを生成することが可能となる。
【0109】
また、XSLT電子文書において、文(1)を仮に
<xsl:apply-template select="bukken">
に変更すると、XSL−FO電子文書に記載される物件の順序が、XML電子文書に記載されている順序により決定されてしまうが、本発明のように、文(1)を、
<xsl:apply-template select="bukken[@bkn_id='物件識別子']">
とすることにより、XSL−FO電子文書に記載される物件の順序を、XML電子文書に記載されている物件の順序とは異なった順序とすることができる。
【0110】
また、小組種類ごとに小組のレイアウトを記述したテンプレート2を設けて、テンプレート1から小組テンプレートであるテンプレート2を呼び出すようにしたことにより、物件毎に小組テンプレートを記述する必要が無くなる。物件情報掲載誌に掲載する物件の数は数百乃至数千個であるのに対し、小組の種類は数個から十数個であるので、物件毎に小組テンプレートを記述する場合に比べて、本発明によれば、XSLT電子文書の容量を大幅に削減することができ、また、XSLT電子文書を生成するための時間も削減することができる。
【0111】
また、上記のように、本発明によるXML文書は、物件テーブルで参照される参照テーブルの参照データを各物件データのツリー構造の内部で記述することにより、XML文書内で物件テーブルで参照される参照テーブルのデータをテーブルを跨って参照することが不要となり、物件テーブルで参照される参照テーブルの参照データを簡単なXPATHで表現することが可能となる。物件テーブルで参照される参照テーブルの参照データを簡単なXPATHで表現することが可能となることは、小組テンプレートにおいてこのような参照データを簡単なXPATHで表現することが可能となることを意味する。小組テンプレートで参照データを簡単なXPATHで表現すると、XSLTプロセッサは、容易にXML文書から参照データを検索することが可能となり、XSLTプロセッサに検索機能を付加する必要が無くなり、処理が高速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の構成を示すブロック図(1/3)である。
【図2】本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の構成を示すブロック図(1/3)である。
【図3】本発明の実施形態によるデータベースパブリッシング装置の構成を示すブロック図(1/3)である。
【図4】本発明の実施形態による物件データベースの構造を示す図である。
【図5】本発明の実施形態による物件を抽出するためのフィルタを管理するツリーの構造を示す図である。
【図6】本発明の実施形態によるDTP手段が作成した小組レイアウトの例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態による小組スタイル情報生成手段が図6の小組レイアウトの例を基に生成した小組スタイル情報を示す図である。
【図8】図7に示す小組スタイル情報の階層構造を示す図である。
【図9】本発明の実施形態による小組スタイル情報生成手段の動作を示すフローチャート(1/3)である。
【図10】本発明の実施形態による小組スタイル情報生成手段の動作を示すフローチャート(2/3)である。
【図11】本発明の実施形態による小組スタイル情報生成手段の動作を示すフローチャート(3/3)である。
【図12】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が図7に示す小組スタイル情報を基に生成する小組テンプレートを示す図である。
【図13】本発明の実施形態による図12に示す小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図である。
【図14】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段の動作を示すフローチャート(1/2)である。
【図15】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段の動作を示すフローチャート(2/2)である。
【図16】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が表示する画面を示す図(1/4)である。
【図17】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が表示する画面を示す図(2/4)である。
【図18】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が表示する画面を示す図(3/4)である。
【図19】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が表示する画面を示す図(4/4)である。
【図20】本発明の実施形態によるマスターレイアウトを作成するための画面を示す図である。
【図21】本発明の実施形態による原データを作成するための画面を示す図である。
【図22】本発明の実施形態による対象ページに割り当てる物件データを抽出するためのフィルタを選択するための画面を示す図である。
【図23】本発明の実施形態による対象ページに割り当てる物件データを並べ替える順序を決定するための画面を示す図である。
【図24】本発明の実施形態によるマスターレイアウトに従った小組の配置を変更するための画面を示す図である。
【図25】本発明の実施形態による各小組に割り当てる各物件を変更するための画面を示す図である。
【図26】本発明の実施形態による各ページにおいて各割り付け位置に割り付ける小組の種類と物件を表示し、変更するための画面を示す図である。
【図27】本発明の実施形態で生成するXSLT電子文書の第1の例を示す図(1/2)である。
【図28】本発明の実施形態で生成するXSLT電子文書の第1の例を示す図(2/2)である。
【図29】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(1/6)である。
【図30】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(2/6)である。
【図31】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(3/6)である。
【図32】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(4/6)である。
【図33】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(5/6)である。
【図34】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と同時に生成するXSLT電子文書の第2の例を示す図(6/6)である。
【図35】本発明の本実施形態で生成するXML電子文書の例を示す図である。
【図36】本発明の実施形態により生成されるXSLT電子文書とXML電子文書の構造及びそれらの関係を示す概念図である。
【図37】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書から生成するXSLT電子文書を示す図(1/5)である。
【図38】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書から生成するXSLT電子文書を示す図(2/5)である。
【図39】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書から生成するXSLT電子文書を示す図(3/5)である。
【図40】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書から生成するXSLT電子文書を示す図(4/5)である。
【図41】本発明の実施形態で図35に示すXML電子文書と図29〜34に示すXSLT電子文書から生成するXSLT電子文書を示す図(5/5)である。
【図42】物件データベースから単純に生成されたXML文書の構造を示す図である。
【図43】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が生成する小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図(1/5)である。
【図44】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が生成する小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図(2/5)である。
【図45】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が生成する小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図(3/5)である。
【図46】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が生成する小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図(4/5)である。
【図47】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が生成する小組テンプレートに対応したXML文書の構造を示す図(5/5)である。
【図48】本発明の実施形態による小組テンプレート生成手段が表示する画面を示す図であって、図18に示す図に置き換わるものである。
【図49】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(1/7)を示す図である。
【図50】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(2/7)を示す図である。
【図51】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(3/7)を示す図である。
【図52】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(4/7)を示す図である。
【図53】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(5/7)を示す図である。
【図54】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(6/7)を示す図である。
【図55】本発明の実施形態による図43〜図47に示す構造を有するXML文書の1つの物件についての部分(7/7)を示す図である。
【符号の説明】
101 データベース作成手段
102 DTP手段
103 小組スタイル情報生成手段
104 小組テンプレート生成手段
105 マスターレイアウト生成手段
106 小組配置・物件割当手段
107 XSLT文書生成手段
108 XSLTプロセッサ
109、110 XSL−FOプロセッサ

Claims (19)

  1. 構造化文書を画面表示又は紙面印刷のために利用する組版用文書に変換するための変換用文書生成方法において、
    コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる各小組の種類及び位置を示した小組配置・物件割当データを入力手段により入力するステップと、
    コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各種類の小組毎に用意され、各々が各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を記述した1又は2以上の小組テンプレートを演算手段を利用して生成する小組テンプレート生成ステップと
    コンピュータが前記小組テンプレートを記憶手段に格納するステップと、
    コンピュータが、何れかの前記小組テンプレートを、指定された小組の種類に応じて選択し、選択された小組テンプレートに前記各物件を特定できる情報及び指定された小組テンプレートの位置を実引数として引き渡すための引数引渡文を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    コンピュータが、各ページに掲載する各物件であって、画面に表示され、又は、紙面に印刷されるものについて、該各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる小組の種類及び位置を指定して前記引数引渡文を適用するための小組テンプレート呼出文を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    コンピュータが、前記1又は2以上の小組テンプレート、前記引数引渡文及び前記小組テンプレート呼出文を前記記憶手段から読み出し、これらを含む変換用文書を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    を有することを特徴とする変換用文書生成方法。
  2. 請求項1に記載の変換用文書生成方法において、
    前記小組テンプレート生成ステップは、
    コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各小組についてのDTP(Desk Top Publishing)データを基に各小組についての小組スタイル情報を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップと、
    コンピュータが、各小組についての前記小組スタイル情報を前記記憶手段から読み出し、該小組スタイル情報に含まれる実引数を仮引数に変換することにより、各小組についての前記小組テンプレートを演算手段を利用して生成するステップと、
    を有することを特徴とする変換用文書生成方法。
  3. 請求項1又は2に記載の変換用文書生成方法の各ステップと、
    コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件のデータをデータベースから読み出すステップと、
    コンピュータが、画面に表示され、又は、紙面に印刷される各ページ内に掲載する各物件のデータを記述した構造化文書を演算手段を利用して生成する構造化文書生成ステップと、
    コンピュータが前記構造化文書を記憶手段に格納するステップと、
    を有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  4. 請求項3に記載のデータベースパブリッシング方法において、
    コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップを更に有し、
    コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップは、
    コンピュータが、各ページの各位置に何れかの種類の小組を配置する小組配置ステップと、
    コンピュータが、各ページに配置された各小組に各物件を割り当てる物件割当ステップと、
    を有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  5. 請求項に記載のデータベースパブリッシング方法において、
    前記小組配置ステップは、
    コンピュータが、ページに所定の種類の小組が予め配置されているマスターレイアウトを呼び出すステップと、
    コンピュータが、前記マスターレイアウトを修正するステップと、
    を有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  6. 請求項又はに記載のデータベースパブリッシング方法において、
    前記物件割当ステップは、
    コンピュータが、前記データベースから所定のフィルタにより絞り込まれた物件データを読み出すステップと、
    コンピュータが、前記データベースから読み出された前記物件データを所定の順序に従って各小組に割り当てるステップと、
    を有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  7. 請求項に記載のデータベースパブリッシング方法において、
    前記所定の順序とは、物件の並べ替え順序及び/又はページ上の所定の配置順序に従った順序であることを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  8. 請求項乃至の何れか1項に記載のデータベースパブリッシング方法において、
    コンピュータが、前記小組配置・物件割当データを演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップは、
    コンピュータが、物件データの指定された項目での改ページ又は改段を小組配置・物件割当データに施すステップを更に有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  9. 請求項3乃至の何れか1項に記載のデータベースパブリッシング方法において、
    コンピュータが、前記構造化文書に前記変換用文書を適用して前記組版用文書を演算手段を利用して生成し、前記記憶手段に格納するステップを更に有することを特徴とするデータベースパブリッシング方法。
  10. 構造化文書を画面表示又は紙面印刷のために利用する組版用文書に変換するための変換用文書生成装置において、
    各ページ内に掲載する各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる各小組の種類及び位置を示した小組配置・物件割当データを入力する手段と、
    各種類の小組毎に用意され、各々が各種類の小組の様式並びに仮引数として記述された該小組にデータが挿入されるべき物件を特定できる情報、特定された物件の該小組に挿入されるべきデータ及び該小組の位置を記述した1又は2以上の小組テンプレートを生成する小組テンプレート生成手段と、
    何れかの前記小組テンプレートを、指定された小組の種類に応じて選択し、選択された小組に前記各物件を特定できる情報及び指定された小組の位置を実引数として引き渡すための引数引渡文を生成する手段と、
    各ページに掲載する各物件について、該各物件を特定できる情報並びに該各物件を割り当てる小組の種類及び位置を指定して前記引数引渡文を適用するための小組テンプレート呼出文を生成する手段と、
    前記1又は2以上の小組テンプレート、前記引数引渡文及び前記小組テンプレート呼出文を含む変換用文書を生成する手段と、
    を備えることを特徴とする変換用文書生成装置。
  11. 請求項10に記載の変換用文書生成装置において、
    前記小組テンプレート生成手段は、
    各小組についてのDTP(Desk Top Publishing)データを基に各小組についての小組スタイル情報を生成する手段と、
    各小組についての前記小組スタイル情報を基に各小組についての前記小組テンプレートを生成する手段と、
    を備えることを特徴とする変換用文書生成装置。
  12. 請求項10又は11に記載の変換用文書生成装置と、
    各ページ内に掲載する各物件のデータをデータベースから読み出す手段と、
    各ページ内に掲載する各物件のデータを記述した構造化文書を生成する手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  13. 請求項12に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記小組配置・物件割当データを生成する手段を更に有し、
    前記小組配置・物件割当データを生成する手段は、
    各ページの各位置に何れかの種類の小組を配置する小組配置手段と、
    各ページに配置された各小組に各物件を割り当てる物件割当手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  14. 請求項13に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記小組配置手段は、
    ページに所定の種類の小組が予め配置されているマスターレイアウトを呼び出す手段と、
    前記マスターレイアウトを修正する手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  15. 請求項13又は14に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記物件割当手段は、
    前記データベースから所定のフィルタにより絞り込まれた物件データを読み出す手段と、
    前記データベースから読み出された前記物件データを物件の並べ替え順序及びページ上の所定の配置順序に従って各小組に割り当てる手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  16. 請求項15に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記所定の順序とは、物件の並べ替え順序及び/又はページ上の所定の配置に従った順序であることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  17. 請求項13乃至16の何れか1項に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記小組配置・物件割当データを生成する手段は、
    物件データの指定された項目での改ページ又は改段を小組配置・物件割当データに施す手段を更に備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  18. 請求項12乃至17の何れか1項に記載のデータベースパブリッシング装置において、
    前記構造化文書に前記変換用文書を適用して組版用文書を生成する手段を更に備えることを特徴とするデータベースパブリッシング装置。
  19. 請求項1乃至の何れか1項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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