JP3908539B2 - パック用中仕切り - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、青果や野菜や食料品や小型機械部品や日用雑貨等の種々の物品を、箱型のパックに詰めた後に、このように種々の物品が詰められたパックを、折り畳みコンテナー等の容器に収容する際に、パックが、容器内で移動し、干渉し合わないように、パックを収納し、保持するためのパック用中仕切りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、縦枠と横枠を適当に配置し、縦枠と横枠とりより形成された方形状の空間部に、パックが収納されるように構成されているとともに、縦横に延在する枠の上下面の適当な箇所に、それぞれ9個ずつの中空円錐状の支柱を突設したパック用中仕切りが知られている(例えば、特開平2000−62781号公報等)。そして、上に位置するパック用中仕切りの枠から下方に延在する9個の支柱の下端と、下に位置するパック用中仕切りの枠から上方に延在する9個の支柱の上端とを、それぞれ当接させることにより、上下に配置されたパック用中仕切りの間隔が大きな段積み状態(以下、この状態を、スタッキング状態という。)となり、上下に配置されたパック用中仕切りにパックが収納されるように構成されており、また、上記のスタッキング状態から、上に位置するパック用中仕切りを、水平面に沿って180度、回転させることにより、上に位置するパック用中仕切りの枠から下方に延在する9個の支柱が、下に位置するパック用中仕切りの枠から下方に延在する9個の支柱内に挿入されて、上下に配置されたパック用中仕切りの間隔が小さな段積み状態(以下、この状態を、ネスティング状態という。)に積み重ねられ、パック用中仕切り同士が、高さの低い、コンパクトに積み重ねられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のパック用中仕切りにおいては、パックが収納されるように積み重ねられた状態、即ち、スタッキング状態においては、上下に配置されたパック用中仕切り同士が、9個の支柱により支えられているのみであるので、パック用中仕切りを、スタッキング状態に段積みした際の段積み強度が弱く、安定した状態で段積みすることができないという問題があった。
【0004】
また、上述した従来のパック用中仕切りにおいては、ネスティング状態のパック用中仕切りを、スタッキング状態にするには、上下に位置するパック用中仕切りの一方を、水平面に沿って180度、回転させることになるが、パック用中仕切りが大きい場合には、この回転作業の際に、パック用中仕切りが、作業者の体に接触し、ネスティング状態からネスティング状態へのパック用中仕切りの段積み切り換え作業の作業性が悪いという問題があった。スタッキング状態からネスティング状態へのパック用中仕切りの段積み切り換え作業の際も同様の問題があった。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来のパック用中仕切りが有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために、第1には、相対する長辺外梁と相対する短辺外梁とにより額縁状に形成された外周枠と、該外周枠の相対する短辺外梁を連結するとともに前記外周枠の相対する長辺外梁に平行な長辺仕切り梁と、前記外周枠の相対する長辺外梁を連結するとともに前記外周枠の相対する短辺外梁に平行な短辺仕切り梁とを有し、前記外周枠の角部の上面と、前記外周枠の相対する短辺外梁と前記長辺仕切り梁とのT字交差部の上面と、前記外周枠の相対する長辺外梁と前記短辺仕切り梁とのT字交差部の上面と、前記長辺仕切り梁と前記短辺仕切り梁との十字交差部の上面とに、スタッキング状態時に、その端部同士が当接する支柱が形成されており、また、前記外周枠の角部の下面と、前記外周枠の相対する長辺外梁と前記短辺仕切り梁とのT字交差部の下面と、前記長辺仕切り梁と前記短辺仕切り梁との十字交差部の下面とに、ネスティング状態時に、前記支柱に挿入可能な支柱が形成されており、ネスティング状態に段積みされたパック用中仕切りの上に位置するパック用中仕切りを取り出して、該パック用中仕切りを、該パック用中仕切りの長辺仕切り梁を軸に、180度回転させることにより、上に位置するパック用中仕切りを、下に位置するパック用中仕切り対して、スタッキング状態とするように構成したものであり、第2には、前記外周枠と前記仕切り梁とのT字交差部の上面に形成された支柱の所定の支柱に、スタッキング状態時に、前記支柱の根元部を囲むように配置された係止リブを形成したものであり、第3には、前記外周枠の相対する短辺外梁と前記長辺仕切り梁とのT字交差部の下面には、支柱を形成しないようにしたものである。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものではない。
【0008】
本発明のパック用中仕切りは、額縁状に形成された外周枠1を有しており、外周枠1は、一方の相対する長辺外梁1aと、もう一方の相対する短辺外梁1bとから構成されている。また、外周枠1内には、相対する短辺外梁1bを連結するとともに、長辺外梁1aに平行な長辺仕切り梁2が形成されており、更に、長辺仕切り梁2を挟んで、相対する外周枠1の長辺外梁1aを連結するとともに、外周枠1の短辺外梁1bに平行な複数の短辺仕切り梁3が、等間隔に形成されている。本実施例には、相対する短辺外梁1bの中央部を連結する1本の長辺仕切り梁2が形成されている例が示されているが、等間隔に2本以上形成することもできるし、また、短辺仕切り梁3が、4本形成されている例が示されているが、同様に、等間隔に、適当本数、形成することができる。なお、以下においては、長辺仕切り梁2が1本、そして、短辺仕切り梁3が4本形成されている例を用いて、本実施例を説明する。
【0009】
外周枠1と、長辺仕切り梁2と、短辺仕切り梁3とにより囲まれた空間部4に、箱型のパックPが挿入され、パックPの開口部フランジp1が、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3に載置されて、パックPが、パック用中仕切りに収納されるように構成されている。
【0010】
外周枠1の4つの角部5の下面と、外周枠1の長辺外梁1aと短辺仕切り梁3とのT字交差部6の下面と、長辺仕切り梁2と短辺仕切り梁3との十字状交差部7の下面とには、それぞれ、先細り状の中空の円錐台状支柱Mが垂設されている。外周枠1の短辺外梁1bと長辺仕切り梁2とのT字交差部8には、上記の円錐台状支柱Mは垂設されていない。従って、パック用中仕切りには、合計16個の円錐台状支柱Mが形成されている。
【0011】
外周枠1の長辺外梁1aと短辺仕切り梁3とのT字交差部6の上面と、長辺仕切り梁2と短辺仕切り梁3との十字状交差部7の上面と、外周枠1の短辺外梁1bと長辺仕切り梁2とのT字交差部8の上面とには、それぞれ、上述した先細り状の円錐台状支柱Mが挿入可能な略円筒状の筒状支柱F1が立設されている。また、外周枠1の4つの角部5の上面には、上部及び側部が開放された、筒状支柱F1と同じ高さを有する半筒状支柱F2が立設されており、短辺外梁1bの両端部側に配置された半筒状支柱F2同士は、相対する側部に側部開放部f2aが位置するように構成されている。パック用中仕切りには、合計14個の筒状支柱F1と合計4個の半筒状支柱F2が形成されている。
【0012】
上述した先細り状の円錐台状支柱Mが挿入可能な略円筒状の筒状支柱F1の幾つかには、図3に示されているように、その外周面に、筒状支柱F1の軸線に沿って、複数の垂直リブf1aが形成されており、垂直リブf1aは、その先端部が、筒状支柱F1の先端を越えて延在し、係止リブf1bを形成している。本実施例には、垂直リブf1aが3本形成されている例が示されており、従って、本実施例においては、係止リブf1bが3個形成されている。本実施例においては、3本の垂直リブf1a及び係止リブf1bは、外周枠1の長辺外梁1aに沿って相対するように2本と、短辺仕切り梁3側に1本、形成されている。また、本実施例においては、平面図的に見たパック用中仕切りの中心点Cpに対して点対称の位置にある、外周枠1の長辺外梁1aと短辺仕切り梁3とのT字交差部6の上面に立設された筒状支柱F1のうち、外周枠1の長辺外梁1aの中央に一番近い位置にある2個の筒状支柱F1に、垂直リブf1a及び係止リブf1bが形成されている。勿論、パック用中仕切りの中心点Cpに対して点対称の位置にある、外周枠1の長辺外梁1aと短辺仕切り梁3とのT字交差部6の上面に立設された筒状支柱F1のうち、外周枠1の角部5側に位置する2個の筒状支柱F1に、垂直リブf1a及び係止リブf1bを形成することもできる。なお、垂直リブf1aや係止リブf1bは、3個以上、形成することもできる。
【0013】
また、外周枠1の4つの角部5の上面に立設された半筒状支柱F2は、筒状支柱F1に比べて、強度的に弱いので、図4等に示されているように、その外周面に、半筒状支柱F2の軸線に沿って、複数の補強垂直リブf2bを形成することが好ましい。
【0014】
長辺仕切り梁2は、帯状板部2aと、帯状板部2aの周辺に沿って形成された、帯状板部2aに対して略垂直な周壁部2bとから構成されており、周壁部2bの上下方向の中央に、帯状板部2aが位置するように構成されている。また、外周枠1の短辺外梁1bと短辺仕切り梁3との間及び短辺仕切り梁3間に位置する帯状板部2aには、透孔2cが穿設されている。外周枠1と長辺仕切り梁2と短辺仕切り梁3とにより囲まれた空間部4に、箱型のパックPが挿入されているパック用中仕切りから、パックPを取り出す際には、透孔2cの下から、指や棒材等を挿入して、パックPの開口部フランジp1を突き上げることにより、容易に、パックPを取り出すことができる。また、隣り合うパックPの開口部フランジp1間に、透孔2cの上方から指を突き刺して、パックPの開口部フランジp1を指で引っ掛けて持ち上げることにより、容易に、パックPを取り出すことができる。
【0015】
短辺仕切り梁3は、帯状板部3aと、帯状板部3aに対して略垂直で、帯状板部3aの中央部から上下方向に延在する壁部3bとから構成されている。
【0016】
図1や図3等に示されているように、外周枠1の長辺外梁1aは、帯状板部1a1と、帯状板部1a1の内側の縁部に沿って形成された、帯状板部1a1に対して略垂直な壁部1a2とを有しており、そして、壁部1a2の上下方向の中央に、帯状板部1a1が位置するように構成されている。また、壁部1a2に連続して、外周枠1の4つの角部5の上下面に形成された半筒状支柱F2と円錐台状支柱Mの根元部を囲むように、囲撓壁1a3が形成されており、更に、壁部1a2に連続して、外周枠1の長辺外梁1aと短辺仕切り梁3とのT字交差部6の上下面に形成された筒状支柱F1と円錐台状支柱Mの根元部を囲むように、囲撓壁1a4が形成されている。なお、1a5は、隣り合う囲撓壁1a3、1a4を連結する、壁部1a2に平行な連結壁である。
【0017】
図1や図4等に示されているように、外周枠1の短辺外梁1bも、帯状板部1b1と、帯状板部1a1の外側の縁部に沿って形成された、帯状板部1b1に対して略垂直な壁部1b2とを有しており、そして、壁部1b2の上下方向の中央に、帯状板部1b1が位置するように構成されている。
【0018】
上述した長辺仕切り梁2を構成する帯状板部2aと、短辺仕切り梁3を構成する帯状板部3aと、外周枠1の長辺外梁1aを構成する帯状板部1a1と、外周枠1の短辺外梁1bを構成する帯状板部1b1とは、略面一に形成されている。また、長辺仕切り梁2を構成する周壁部2bや、短辺仕切り梁3を構成する壁部3bや、外周枠1の長辺外梁1aを構成する壁部1a2や、囲撓壁1a3、1a4や、囲撓壁1a3、1a4を連結する連結壁1a5や、外周枠1の短辺外梁1bを構成する壁部1b2の上下端からなる仮想面は、それぞれ、面一な水平面を形成するように構成されている。
【0019】
図1に示されているように、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の上方に、半筒状支柱F2と筒状支柱F1が位置し、また、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の下方に、円錐台状支柱Mが位置するように、上下方向に2個のパック用中仕切りを配置した後、図5や図6に示されているように、上に位置するパック用中仕切りTaの円錐台状支柱Mを、下に位置するパック用中仕切りTbの半筒状支柱F2及び筒状支柱F1に挿入することにより、上下に配置されたパック用中仕切りTa、Tbを高さの低い段積み状態、即ち、ネスティング状態に積み重ねることができる。従って、箱型のパックPが収容されていないパック用中仕切りの搬送や保管等の際のスペースを減少することができる。
【0020】
また、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の上方に、半筒状支柱F2と筒状支柱F1が位置し、また、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の下方に、円錐台状支柱Mが位置するように、上下方向に2個のパック用中仕切りを配置した後、上に位置するパック用中仕切りTaを反転させて、即ち、長辺仕切り梁2を軸に、180度回転させて、図7に示されているように、上に位置するパック用中仕切りTaの外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の下方に、半筒状支柱F2と筒状支柱F1が位置し、また、外周枠1や長辺仕切り梁2や短辺仕切り梁3の上方に、円錐台状支柱Mが位置するように配置し、その後、上に位置するパック用中仕切りTaを、下に位置するパック用中仕切りTbに載置すると、図8に示されているように、下に位置するパック用中仕切りTbに形成された半筒状支柱F2と筒状支柱F1の上端面と、上に位置するパック用中仕切りTaに形成された半筒状支柱F2と筒状支柱F1の下端面とが当接し、上下に配置されたパック用中仕切りTa、Tbの間隔が大きな段積み状態、即ち、スタッキング状態に積み重ねられることになる。このようなスタッキング状態に積み重ねられたパック用中仕切りに、箱型のパックPが収容されることになる。このように、下に位置するパック用中仕切りTbの合計18個の半筒状支柱F2と筒状支柱F1に、上に位置するパック用中仕切りTaの合計18個の半筒状支柱F2と筒状支柱F1が支持されるように構成されているので、段積み強度が大きく、従って、安定した状態で、パック用中仕切りをスタッキングすることができる。
【0021】
ネスティング状態に段積みされたパック用中仕切りを取り出して、スタッキング状態にする際には、上述したように、長辺仕切り梁2を軸に、180度回転させて行うようにしたので、上述した従来のパック用中仕切りのように、パック用中仕切りを、水平面に沿って180度、回転させる場合に比べて、その作業性が向上する。同様に、パック用中仕切りを、ネスティング状態に段積みする際の作業性も向上する。
【0022】
また、上述したスタッキング状態においては、図9に示されているように、上に位置するパック用中仕切りTaの筒状支柱F1に形成された係止リブf1bが、下に位置するパック用中仕切りTbに形成された筒状支柱F1の根元部を囲むように配置されるとともに、下に位置するパック用中仕切りTbの筒状支柱F1に形成された係止リブf1bが、上に位置するパック用中仕切りTbに形成された筒状支柱F1の根元部を囲むように配置されるので、筒状支柱F1が水平方向に移動しようとしても、係止リブf1bにより、その水平移動が制限されることになる。従って、下に位置するパック用中仕切りTbに対する上に位置するパック用中仕切りTaの水平方向の移動が制限されるので、安定した状態で、パック用中仕切りを段積みすることができる。
【0023】
更に、図9等に示されているように、上下方向に位置する先細り状の中空の円錐台状支柱Mの内部空間S1と、円錐台状支柱Mが挿入可能な略円筒状の筒状支柱F1の内部空間S2とが連通しているので、円錐台状支柱Mや筒状支柱F1に、雨水や洗浄液等が溜まるようなことがない。図5に示されているように、パック用中仕切りがネスティング状態に段積みされた場合にも、また、図8に示されているように、スタッキング状態に段積みされた場合においても、上下方向に位置する円錐台状支柱Mの内部空間S1と筒状支柱F1の内部空間S2とが連通しているので、ネスティング状態或いはスタッキング状態においても、円錐台状支柱Mや筒状支柱F1に、雨水や洗浄液等が溜まるようなことがない。
【0024】
更に、外周枠1の4つの角部5に形成された半筒状支柱F2には、側部開放部f2aが形成され、その側部が開放されているので、パック用中仕切りをネスティング状態に段積みする際に、半筒状支柱F2への円錐台状支柱Mの挿入が、筒状支柱F1への円錐台状支柱Mの挿入作業に比べて容易であるので、半筒状支柱F2を筒状支柱F1とし、全てを筒状支柱F1とした場合に比べて、ネスティング作業の作業性が向上する。勿論、ネスティング作業の作業性の向上が必要とされない場合には、外周枠1の4つの角部5に形成された半筒状支柱F2を、全て、筒状支柱F1とするすることもできる。
【0025】
更にまた、外周枠1の短辺外梁1bと長辺仕切り梁2とのT字交差部8には、円錐台状支柱Mが垂設されていないので、折り畳みコンテナー等の容器に、パック用中仕切りを収容したり、或いは、折り畳みコンテナー等の容器から、パック用中仕切りを取り出す際に、円錐台状支柱Mが垂設されていない外周枠1の短辺外梁1bを持って、パック用中仕切りを収容したり、或いは、パック用中仕切りを取り出すことができるので、パック用中仕切りの取り扱い性が向上する。勿論、上記のような取り扱い性の向上が必要とされない場合には、外周枠1の短辺外梁1bと長辺仕切り梁2とのT字交差部8にも、円錐台状支柱Mを垂設することができる。
【0026】
次に、図10及び図11を用いて、本発明の別の実施例について説明する。
【0027】
この実施例においては、パック用中仕切りの中心点Cpに対して点対称の位置にある円錐台状支柱Mのうち、外周枠1の長辺外梁1aの中央に一番近い位置にある2個の円錐台状支柱Mの下端を円板m1で塞ぐとともに、円板m1に嵌合突起m2を突設したものである。
【0028】
図8に示されているように、スタッキング状態に段積みされた2個のパック用中仕切りの上に位置するパック用中仕切りTaの上に、更に、パック用中仕切りTcをスタッキングする場合には、パック用中仕切りTaの円錐台状支柱Mの上端に、上に位置するパック用中仕切りTcの円錐台状支柱Mの下端を載置することになるが、この場合に、上に位置するパック用中仕切りTcの円錐台状支柱Mの円板m1に形成された嵌合突起m2が、下に位置するパック用中仕切りTaの円錐台状支柱Mの上端開口部m3に嵌合されるとともに、下に位置するパック用中仕切りTaの円錐台状支柱Mの円板m1に形成された嵌合突起m2が、上に位置するパック用中仕切りTcの円錐台状支柱Mの上端開口部m3に嵌合されるように構成されている。従って、下に位置するパック用中仕切りTaに対する、上に位置するパック用中仕切りTcの水平方向が制限されるので、安定した状態で、多数のパック用中仕切りを段積みすることができる。
【0029】
上述した実施例においては、外周枠1と長辺仕切り梁2と短辺仕切り梁3とにより囲まれた空間部4に、箱型のパックPが挿入された際には、パックPの開口部フランジp1は、長辺仕切り梁2を構成する周壁部2bや、短辺仕切り梁3を構成する壁部3bや、外周枠1の長辺外梁1aを構成する壁部1a2と連結壁1a5や、外周枠1の短辺外梁1bを構成する壁部1b2の上端に載置されるように構成されており、且つ、パックPの開口部フランジp1は、隣り合う囲撓壁1a3、1a4を連結する連結壁1a5より、外側に延在するように構成されている。従って、空間部4に挿入されたパックPを取り出す際には、隣り合う囲撓壁1a3、1a4に載置されているパックPの開口部フランジp1と、外周枠1を構成する長辺外梁1aの帯状板部1a1との間に形成されている間隙に、指や棒材等を挿通して、パックPを持ち上げることにより、容易に、パックPを、パック用中仕切りから取り出すことができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成を有しているので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0031】
外周枠の角部の上面と、外周枠と仕切り梁とのT字交差部の上面と、仕切り梁同士の十字交差部の上面とに、スタッキング状態時に、その端部同士が当接する支柱を形成したので、段積み強度が大きく、従って、安定した状態で、パック用中仕切りをスタッキングすることができる。
【0032】
外周枠と仕切り梁とのT字交差部の上面に形成された支柱の所定の支柱に、スタッキング状態時に、支柱の根元部を囲むように配置された係止リブを形成したので、下に位置するパック用中仕切りに対する上に位置するパック用中仕切りの水平方向の移動を制限することができ、従って、安定した状態で、パック用中仕切りを段積みすることができる。
【0033】
外周枠の短辺外梁と長辺仕切り梁とのT字交差部の下面には、ネスティング状態時に、外周枠の角部の上面と、外周枠と仕切り梁とのT字交差部の上面と、仕切り梁同士の十字交差部の上面とに形成された支柱に挿入可能な支柱が形成されていないので、折り畳みコンテナー等の容器に、パック用中仕切りを収容したり、或いは、折り畳みコンテナー等の容器から、パック用中仕切りを取り出す際に、支柱が垂設されていない外周枠を持って、パック用中仕切りを収容したり、或いは、パック用中仕切りを取り出すことができるので、パック用中仕切りの取り扱い性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のパック用中仕切りの斜視図である。
【図2】図2は本発明のパック用中仕切りの裏面からの斜視図である。
【図3】図3は本発明のパック用中仕切りの部分斜視図である。
【図4】図4は本発明のパック用中仕切りの部分斜視図である。
【図5】図5は本発明の2個のパック用中仕切りがネスティング状態に段積みされた状態の斜視図である。
【図6】図6は本発明の2個のパック用中仕切りがネスティング状態に段積みされた状態の部分垂直断面図である。
【図7】図7は本発明の2個のパック用中仕切りがスタッキング状態に段積みされる前の斜視図である。
【図8】図8は本発明の2個のパック用中仕切りがスタッキング状態に段積みされた状態の斜視図である。
【図9】図9は本発明の2個のパック用中仕切りがスタッキング状態に段積みされた状態の部分垂直断面図である。
【図10】図10は本発明の別の実施例のパック用中仕切りの斜視図である。
【図11】図11は図10に示されているパック用中仕切りがスタッキング状態に段積みされた状態の部分垂直断面図である。
【符号の説明】
F1・・・・・・・・筒状支柱
F2・・・・・・・・半筒状支柱
M・・・・・・・・・円錐台状支柱
1・・・・・・・・・外周枠
2・・・・・・・・・長辺仕切り梁
3・・・・・・・・・短辺仕切り梁

Claims (3)

  1. 相対する長辺外梁と相対する短辺外梁とにより額縁状に形成された外周枠と、該外周枠の相対する短辺外梁を連結するとともに前記外周枠の相対する長辺外梁に平行な長辺仕切り梁と、前記外周枠の相対する長辺外梁を連結するとともに前記外周枠の相対する短辺外梁に平行な短辺仕切り梁とを有し、前記外周枠の角部の上面と、前記外周枠の相対する短辺外梁と前記長辺仕切り梁とのT字交差部の上面と、前記外周枠の相対する長辺外梁と前記短辺仕切り梁とのT字交差部の上面と、前記長辺仕切り梁と前記短辺仕切り梁との十字交差部の上面とに、スタッキング状態時に、その端部同士が当接する支柱が形成されており、また、前記外周枠の角部の下面と、前記外周枠の相対する長辺外梁と前記短辺仕切り梁とのT字交差部の下面と、前記長辺仕切り梁と前記短辺仕切り梁との十字交差部の下面とに、ネスティング状態時に、前記支柱に挿入可能な支柱が形成されており、ネスティング状態に段積みされたパック用中仕切りの上に位置するパック用中仕切りを取り出して、該パック用中仕切りを、該パック用中仕切りの長辺仕切り梁を軸に、180度回転させることにより、上に位置するパック用中仕切りを、下に位置するパック用中仕切り対して、スタッキング状態とすることができるように構成されていることを特徴とするパック用中仕切り。
  2. 前記外周枠と前記仕切り梁とのT字交差部の上面に形成された支柱の所定の支柱に、スタッキング状態時に、前記支柱の根元部を囲むように配置された係止リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のパック用中仕切り。
  3. 前記外周枠の相対する短辺外梁と前記長辺仕切り梁とのT字交差部の下面には、支柱が形成されていないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパック用中仕切り。
JP2002000302A 2002-01-07 2002-01-07 パック用中仕切り Expired - Lifetime JP3908539B2 (ja)

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