JP3902316B2 - ディスク保持装置およびディスクチェンジャ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクを保持するディスク保持装置、およびこのディスク保持装置を用いたディスクチェンジャ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開平2−201771号公報に記載されているように、コンパクトディスクやビデオディスクなどのディスクを選択的に再生するディスクチェンジャ装置の構成が知られている。
【0003】
このディスクチェンジャ装置では、マガジン部にディスクを載せた複数のトレイを着脱可能に集積し、ディスクの選択再生時に、ディスク搬送機構により、選択されたディスクのトレイをマガジン部から取り出すとともに、そのトレイをディスクの搭載状態のままドライブ機構に搬送する。ドライブ機構では、搬送されてきたトレイに載っているディスクの再生を行なう。また、再生後、ディスク搬送機構により、ドライブ機構からトレイをディスクの搭載状態のままマガジン部に搬送して元の場所に戻すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、ディスクを搬送する場合、ディスクが載ったトレイごと搬送するようにしており、ディスクを直接保持して搬送する構造はなかった。
【0005】
そのため、ディスクの交換機能を有するディスクチェンジャ装置では、一般のコンパクトディスクプレーヤでビデオディスクプレーヤなどに用いられているトレイ式ディスクローディング機構を有する汎用のドライブ機構を採用することができず、ディスクチェンジャ装置専用のドライブ機構を用いるか、汎用のドライブ機構を改造して用いる必要がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ディスクのセンタ孔の周辺位置を利用してディスクを直接保持可能とするディスク保持装置、およびこのディスク保持装置を用いることで汎用のドライブ機構を利用可能とするディスクチェンジャ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のディスク保持装置は、ベースと、このベースからディスク側に対して進退可能に設けられディスクの一側面からセンタ孔に進入してディスクをセンタリングするセンタリングガイドを有するセンタリング機構と、前記ベースに設けられ前記ディスクの一側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合可能とするディスクテーブルを有するとともに、前記ベースからディスク側に対して進退可能に設けられディスクの一側面からセンタ孔に進入しかつディスクの他側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合して前記ディスクテーブルとの間にディスクを挟持するクランプ体を有するクランプ機構と、前記ベースに設けられ、前記センタリング機構のセンタリングガイドの進退と前記クランプ機構のクランプ体の進退とを連動させる連動機構と、前記ベースに設けられ、前記連動機構を駆動する1つの駆動源とを具備し、センタリングガイドは一対に分割され、クランプ体は一対のセンタリングガイド間に配置されるものである。
【0008】
この構成により、センタリングガイドがディスクのセンタ孔に進入してディスクをセンタリングし、かつ、クランプ体がディスクの一側面からセンタ孔に進入してディスクの他側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合し、このクランプ体とディスクテーブルとの間でディスクのセンタ孔の周辺位置を挟持するため、ディスクのデータ面を損傷させることなく、ディスクのセンタ孔の周辺位置を利用してディスクをセンタリング状態で直接保持可能とする。しかも、連動機構を駆動する駆動源が1つで済み、構成が簡素化される。さらに、ディスクの小さいセンタ孔を利用してセンタリングと保持とを一度に行なえる。
【0009】
請求項2記載のディスク保持装置は、請求項1記載のディスク保持装置において、クランプ体は平行に配置される一対の支軸にそれぞれ回動可能に支持され、各支軸のクランプ体が互いに逆回動されてディスクのセンタ孔に進退されるもので、ディスクのセンタ孔を利用した保持が確実に可能となる。
【0010】
請求項3記載のディスクチェンジャ装置は、ディスクを載せる複数のマガジントレイを有するマガジン部と、ディスクを載せるドライブトレイを有し、ディスクのドライブを行なうドライブ機構と、請求項1または2記載のディスク保持装置を有し、前記マガジン部とドライブ機構との間でディスクを搬送するディスク搬送機構とを具備しているもので、マガジン部のマガジントレイ上のディスク、ドライブ機構のドライブトレイ上のディスクとも、それらトレイ上に載った状態のディスクを保持して搬送することが可能で、汎用のドライブ機構を利用可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1はクランプ機構を主体として示し、(a) 〜(c) の順にクランプ動作を説明する説明図、図2はクランプ機構を主体として示す平面図、図3はセンタリング機構を主体として示し、(a) 〜(c) の順にセンタリング動作を説明する説明図、図4はセンタリング機構を主体として示す平面図、図5はディスクチェンジャ装置を示し、(a) は平面図、(b) は正面図である。なお、図5(a) の下側を前部、上側を後部、左側を左部、右側を右部として、対応する各図を説明する。
【0013】
図5において、ディスクチェンジャ装置は、マガジン部1、図示しないドライブ機構、およびディスク搬送機構2を備えている。
【0014】
マガジン部1には、複数のマガジントレイ11が水平状態で上下方向に並列に集積され、各マガジントレイ11が前方のディスク搬送機構2側へ引出可能に構成されている。各マガジントレイ11の中心部から前縁にかけて後述するディスク保持装置の逃げとなる切欠部12が形成されている。そして、各マガジントレイ11上には、ビデオディスクやコンパクトディスクなどの円盤状で中心にセンタ孔hを有するディスクDが水平状態に載せられる。
【0015】
また、ドライブ機構は、例えば、トレイ式ディスクローディング機構を有する汎用のドライブ機構にて構成されており、ドライブ機構の本体部がマガジン部1の下部に配置され、ドライブ機構のドライブトレイが本体部からディスク搬送機構2の下方に進退可能に構成されている。そして、このドライブ機構では、ドライブトレイ上でディスク搬送機構2によるディスクDの受け渡しが可能であり、ドライブ時には、ドライブトレイのローディング動作によって、ドライブトレイ上のディスクDが本体部内のドライブ位置に移動され、ディスクDがターンテーブルにクランプされて回転されるとともにピックアップが行なわれる。
【0016】
また、ディスク搬送機構2は、キャリッジ21を有し、このキャリッジ21は、移動機構22によってマガジン部1の前面に沿って上下方向に移動可能に支持され、選択されたマガジントレイ11に対応する位置およびドライブ機構に対応する位置に移動される。
【0017】
キャリッジ21には、マガジン部1内のマガジントレイ11を前方へ取り出す取出機構23、および取り出されたマガジントレイ11をキャリッジ21上の所定位置まで引き込むローディング機構24が搭載されている。ローディング機構24はマガジントレイ11をマガジン部1内に戻すこともできる。
【0018】
キャリッジ21にはマガジントレイ11が引き込まれる所定位置の上方に板状のベース25がほぼ水平に配置され、このベース25にディスク保持装置26が搭載されている。ディスク保持装置26は、ディスクDをセンタリングするセンタリング機構27、ディスクDを挟持するクランプ機構28、センタリング機構27とクランプ機構28とを連動させる連動機構29、連動機構29を駆動する1つの駆動源としてのモータ30などを有している。
【0019】
次に、図1ないし図4において、ベース25の中央にはキャリッジ21内の所定位置に引き込まれるディスクDのセンタ孔hに対応して開口部31が形成され、この開口部31の左右の上面縁部に一対の案内軸32が立設されている。
【0020】
図3および図4に示すように、センタリング機構27は、ベース25の開口部31に進退可能とするセンタリングプレート33を有し、このセンタリングプレート33は、各案内軸32に上下動可能に係合する両側のガイド部34を介して支持されている。センタリングプレート33の中央に窓孔35が形成され、この窓孔35の前後の下面縁部に一対のセンタリングガイド36が取り付けられている。この各センタリングガイド36の周縁部はディスクDのセンタ孔hに進入係合してセンタリング可能とする曲面に形成されているとともに先端側はセンタ孔hへの進入をガイドするテーパ面に形成されている。また、各ガイド部34にはそれぞれ前後面の対称位置にカムローラ37が回転自在に軸支されている。
【0021】
そして、センタリング機構27は、センタリング中心Oに対して点対称の位置関係に形成されている。
【0022】
また、図1および図2に示すように、クランプ機構28は、ベース 25 の下面における開口部31の周縁部に取り付けられたディスクテーブル38を有し、このディスクテーブル38は、ゴムなどの弾性材料にて形成され、ディスクDの上面におけるセンタ孔hの周辺位置に係合可能とされている。
【0023】
一対の案内軸32の上端間にクランプ機構28のハンドプレート39が固着されている。このハンドプレート39の中央には支持部40が下方へ突設され、この支持部40の前後面の対称位置にクランプ体としての一対のクランプハンド41が支軸42によって回動自在に軸支されている。各クランプハンド41は、中間部が支軸42によって軸支され、一端(先端)にほぼL字形のハンド部43が形成され、他端の前後面の対称位置にカムローラ44が回転自在に軸支されている。各クランプハンド41の他端とハンドプレート39との間には、ハンド部43の先端がセンタリング中心O側から下方を通じて外側に向けて回動するように付勢するスプリング45が張設されている。
【0024】
そして、クランプ機構28は、センタリング中心Oに対して点対称の位置関係に形成されている。
【0025】
また、連動機構29は、ベース25上の開口部31の前後両側に配置された一対のスライドプレート46を有し、各スライドプレート46はベースプレート25に取り付けられた複数のスライド軸47によってそれぞれ左右方向にスライド可能に取り付けられている。各スライドプレート46の相対向する縁部にはラック48が形成されているとともにカム部49が突設されている。
【0026】
各スライドプレート46のカム部49の相対向する内面には、センタリングガイド36(センタリングプレート33のガイド部34)のカムローラ37がそれぞれ係合するセンタリング用カム溝50が形成されているとともに、各クランプハンド41のカムローラ44がそれぞれ係合するクランプ用カム溝51が形成されている。なお、これらカム溝50,51の形状によって、センタリングガイド36の上下動およびクランプハンド41の回動を制御するもので、それらの制御については後述する。
【0027】
一対のスライドプレート46間には各ラック48に噛合する駆動ギヤ52が回転自在に軸支され、この駆動ギヤ52にモータ30からの回転駆動力が伝達される。したがって、駆動ギヤ52の回動によって、一対のスライドプレート46が互いに逆方向に移動される。
【0028】
そして、連動機構29は、センタリング中心Oに対して点対称の位置関係に形成されている。
【0029】
また、ベース25の開口部31の側部には検知窓61が形成され、この検知窓61の位置に対応してクランプ検知レバー62が支軸63によって揺動可能に軸支されている。クランプ検知レバー62は、スプリング64によって検知窓61を通じて下方へ突出する状態に付勢されている。そして、後述するディスククランプ時に、挟持されるディスクDでクランプ検知レバー62が付勢に抗して押動されると、その押動を図示しないセンサによって検知し、ディスクDの挟持を検知するように構成されている。
【0030】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0031】
まず、ディスクチェンジャ装置の全体動作について図5を参照して説明する。
【0032】
ディスク搬送機構2のキャリッジ21がマガジン部1の前方域を昇降移動され、選択されたディスクDのマガジントレイ11に対応する位置で停止される。キャリッジ21の取出機構23によりマガジントレイ11が前方へ押動されるとともに、このマガジントレイ11の前端がローディング機構24にくわえ込まれ、このローディング機構24によりマガジントレイ11がキャリッジ21の所定位置まで引き込まれる。
【0033】
この状態で、ディスク保持装置26によるディスク保持動作が行なわれる。すなわち、モータ30の駆動により連動機構29を介してセンタリング機構27およびクランプ機構28が動作され、マガジントレイ11上に載っているディスクDがセンタリングされるとともにマガジントレイ11から上方に持ち上げられて保持される。
【0034】
ディスクDがディスク保持装置26に保持されたら、ローディング機構24によりマガジントレイ11がマガジン部1内に戻される。
【0035】
その後、キャリッジ21が下降されてドライブ機構に対応する位置で停止され、ディスク保持装置26によるディスクDの保持が解除され、ディスクDがディスク保持装置26の下方に進出されているドライブトレイ上に受け渡される。
【0036】
ドライブ機構では、ドライブトレイのローディング動作によって、ドライブトレイ上のディスクDが本体部内のドライブ位置に移動され、ディスクDがターンテーブルにクランプされて回転されるとともにピックアップが行なわれる。
【0037】
一方、ドライブ機構のディスクDをマガジン部1に戻すには、ドライブトレイが本体部からディスク保持装置26の下方へ進出され、ディスク保持装置26によりドライブトレイ上のディスクDが保持される。
【0038】
キャリッジ21が上昇されて対応するマガジントレイ11の位置に移動される。取出機構23およびローディング機構24により対応するマガジントレイ11がキャリッジ21の所定位置に移動される。ディスク保持装置26によるディスク保持動作が解除され、ディスクDがマガジントレイ11上に受け渡され、ローディング機構24によりマガジントレイ11がマガジン部1に戻される。
【0039】
次に、ディスク保持装置26によるディスク保持動作について図1ないし図4を参照して説明する。
【0040】
ディスク保持装置26は、図1(a) 、図2、図3(a) および図4に示す位置を初期位置すなわち保持解除位置とする。この保持解除位置では、各スライドプレート46が保持解除位置に位置することにより、センタリングガイド36が上昇されているとともに、クランプハンド41がスプリング45の付勢に抗して回動されてハンド部43が上方に退避されている。さらに、クランプ検知レバー62の先端が検知窓61を通じてベース25の下方に突出されている。
【0041】
そして、ディスク保持装置26がマガジントレイ11またはドライブトレイの上方に位置している状態で、モータ30の駆動により駆動ギヤ52が回動されて、各スライドプレート46が図2および図4矢印方向に移動されると、クランプ動作が開始される。
【0042】
各スライドプレート46の移動過程(移動中期)で、図3(b) に示すように、スライドプレート46のセンタリング用カム溝50とカムローラ37との係合を介してセンタリングガイド36が下降され、このセンタリングガイド36がディスクDのセンタ孔hに上方から進入係合されて、トレイ上のディスクDをセンタリングする。
【0043】
同時に、図1(b) に示すように、各スライドプレート46のクランプ用カム溝51とカムローラ44との係合を介して、スプリング45の付勢によって各クランプハンド41が支軸42を支点として回動され、各クランプハンド41のカム部43が下降されてディスクDのセンタ孔hに上方から進入していく。
【0044】
さらに、各スライドプレート46が保持位置まで移動される際、図1(c) に示すように、支軸42を支点として回動される各クランプハンド41のハンド部43が、ディスクDのセンタ孔hを通じて下面側に突出するとともに、ディスクDの下面におけるセンタ孔hの周辺位置に係合してディスクDを押し上げ、各クランプハンド41とディスクテーブル38との間でディスクDが挟持される。
【0045】
このとき、図3(c) に示すように、スライドプレート46のセンタリング用カム溝50とカムローラ37との係合を介して、各クランプハンド41で押し上げられるディスクDと一緒にセンタリングガイド36が上昇される。そのため、各クランプハンド41とディスクテーブル38との間でディスクDが挟持されるまで、ディスクDのセンタリング状態が維持される。
【0046】
また、各クランプハンド41とディスクテーブル38との間でディスクDが挟持されると、ディスクDでクランプ検知レバー62が押し上げられ、ディスクDの保持完了が検知される。
【0047】
そして、ディスクDがクランプハンド41で持ち上げられた位置で保持されるため、マガジントレイ11の進退移動が可能となる。
【0048】
一方、ディスクDを保持解除する場合には、ディスク保持動作の場合と逆の動作によって行なわれる。すなわち、各スライドプレート46がディスク保持動作時とは逆方向に移動され、各クランプハンド41のハンド部43が下降され、ディスクDがトレイ上に受け渡される。このとき、ディスクDと一緒にセンタリングガイド36が下降されてディスクDのセンタリング状態が維持されるので、ディスクDをトレイ上に正確にセットできる。その後、各クランプハンド41およびセンタリングガイド36がディスクDのセンタ孔hの上方に退避されて、初期位置である保持解除位置に戻る。
【0049】
以上のように、センタリングガイド36がディスクDのセンタ孔hに進入してディスクDをセンタリングし、かつ、各クランプハンド41がディスクDの上面からセンタ孔hに進入してディスクDの下面におけるセンタ孔hの周辺位置に係合し、この各クランプハンド41とディスクテーブル38との間でディスクDのセンタ孔hの周辺位置を挟持するため、ディスクDのデータ面を損傷させることなく、ディスクDのセンタ孔hの周辺位置を利用して、ディスクDをセンタリング状態でディスクDを直接保持できる。
【0050】
さらに、連動機構29によりセンタリング機構27のセンタリングガイド36の進退とクランプ機構28の各クランプハンド41の進退とを連動させるため、この連動機構29を駆動するモータ30が1つで済み、構成を簡素化できる。
【0051】
さらに、センタリングガイド36を一対に分割して、この一対のセンタリングガイド36間に各クランプハンド41を配置するため、ディスクDの小さいセンタ孔hを利用してセンタリングと保持とを一度に行なえる。
【0052】
さらに、各クランプハンド41を平行に配置される一対の支軸42にそれぞれ回動可能に支持し、各支軸42の各クランプハンド41を互いに逆回動させてディスクDのセンタ孔hに進退させるため、ディスクDのセンタ孔hを利用した保持が確実に可能となる。
【0053】
また、ディスクチェンジャ装置のディスク搬送機構2にディスク保持装置26を用いることにより、マガジン部1のマガジントレイ11上のディスクD、ドライブ機構のドライブトレイ上のディスクDとも、それらトレイ上に載った状態のディスクDを保持して搬送することができ、汎用のドライブ機構を利用できる。
【0054】
なお、ディスク保持装置26は、ディスクチェンジャ装置に限らず、ディスクDを取り扱う機器に適用することができ、同様の作用効果を得られる。
【0055】
【発明の効果】
請求項1記載のディスク保持装置によれば、センタリングガイドがディスクのセンタ孔に進入してディスクをセンタリングし、かつ、クランプ体がディスクの一側面からセンタ孔に進入してディスクの他側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合し、このクランプ体とディスクテーブルとの間でディスクのセンタ孔の周辺位置を挟持するため、ディスクのデータ面を損傷させることなく、ディスクのセンタ孔の周辺位置を利用してディスクをセンタリング状態で直接保持できる。しかも、連動機構によりセンタリング機構のセンタリングガイドの進退とクランプ機構のクランプ体の進退とを連動させるため、この連動機構を駆動する駆動源が1つで済み、構成を簡素化できる。さらに、センタリングガイドを一対に分割して、この一対のセンタリングガイド間にクランプ体を配置するため、ディスクの小さいセンタ孔を利用してセンタリングと保持とを一度に行なえる。
【0056】
請求項2記載のディスク保持装置によれば、請求項1記載のディスク保持装置の効果に加えて、クランプ体を平行に配置される一対の支軸にそれぞれ回動可能に支持し、各支軸のクランプ体を互いに逆回動させてディスクのセンタ孔に進退させるため、ディスクのセンタ孔を利用した保持が確実に可能となる。
【0057】
請求項3記載のディスクチェンジャ装置によれば、ディスク搬送機構に請求項1または2記載のディスク保持装置を用いるため、マガジン部のマガジントレイ上のディスク、ドライブ機構のドライブトレイ上のディスクとも、それらトレイ上に載った状態のディスクを保持して搬送することができ、汎用のドライブ機構を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すクランプ機構を主体として示し、(a) 〜(c) の順にクランプ動作を説明する説明図である。
【図2】 同上クランプ機構を主体として示す平面図である。
【図3】 同上センタリング機構を主体として示し、(a) 〜(c) の順にセンタリング動作を説明する説明図である。
【図4】 同上センタリング機構を主体として示す平面図である。
【図5】 同上ディスクチェンジャ装置を示し、(a) は平面図、(b) は正面図である。
【符号の説明】
1 マガジン部
2 ディスク搬送機構
25 ベース
26 ディスク保持装置
27 センタリング機構
28 クランプ機構
29 連動機構
30 駆動源としてのモータ
36 センタリングガイド
38 ディスクテーブル
41 クランプ体としてのクランプハンド
42 支軸
D ディスク
h センタ孔
Claims (3)
- ベースと、
このベースからディスク側に対して進退可能に設けられディスクの一側面からセンタ孔に進入してディスクをセンタリングするセンタリングガイドを有するセンタリング機構と、
前記ベースに設けられ前記ディスクの一側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合可能とするディスクテーブルを有するとともに、前記ベースからディスク側に対して進退可能に設けられディスクの一側面からセンタ孔に進入しかつディスクの他側面におけるセンタ孔の周辺位置に係合して前記ディスクテーブルとの間にディスクを挟持するクランプ体を有するクランプ機構と、
前記ベースに設けられ、前記センタリング機構のセンタリングガイドの進退と前記クランプ機構のクランプ体の進退とを連動させる連動機構と、
前記ベースに設けられ、前記連動機構を駆動する1つの駆動源とを具備し、
センタリングガイドは一対に分割され、クランプ体は一対のセンタリングガイド間に配置される
ことを特徴とするディスク保持装置。 - クランプ体は平行に配置される一対の支軸にそれぞれ回動可能に支持され、各支軸のクランプ体が互いに逆回動されてディスクのセンタ孔に進退される
ことを特徴とする請求項1記載のディスク保持装置。 - ディスクを載せる複数のマガジントレイを有するマガジン部と、
ディスクを載せるドライブトレイを有し、ディスクのドライブを行なうドライブ機構と、
請求項1または2記載のディスク保持装置を有し、前記マガジン部とドライブ機構との間でディスクを搬送するディスク搬送機構と
を具備していることを特徴とするディスクチェンジャ装置。
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