JP2676377B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

Info

Publication number
JP2676377B2
JP2676377B2 JP63186837A JP18683788A JP2676377B2 JP 2676377 B2 JP2676377 B2 JP 2676377B2 JP 63186837 A JP63186837 A JP 63186837A JP 18683788 A JP18683788 A JP 18683788A JP 2676377 B2 JP2676377 B2 JP 2676377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disc
tray
gear
turntable
clamper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63186837A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0237562A (ja
Inventor
伸之 磯部
勲 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP63186837A priority Critical patent/JP2676377B2/ja
Publication of JPH0237562A publication Critical patent/JPH0237562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2676377B2 publication Critical patent/JP2676377B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザディスクと称されるビデオディスク
のように、2枚のディスクを貼り合わせたディスクの上
面と下面の記録再生面を、それぞれが再生できるよう
に、ディスクをターンテーブルにセットしてディスクに
記録されている情報を再生するディスクプレーヤの改良
に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の装置としては、特公平5−48546号公
報に記載されているように、ディスクが載置されたトレ
イを所定の高さにおいて水平方向に搬送してプレーヤ本
体内に引き込み、さらに鉛直方向下方に搬送することに
よってディスクをターンテーブル上に搬送するようにし
ていた。
また、再生待機時には、ディスクをトレイに載置し
て、トレイを水平方向に搬送できる位置、すなわち、タ
ーンテーブルの鉛直方向のもっとも高い位置まで上昇し
て再生指令を待機するようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したように、従来のディスクプレーヤにおいて
は、再生待機時には、デイスクをトレイに載置し、ター
ンテーブルの鉛直方向の最も高い位置、すなわちトレイ
を水平方向に搬送できる位置まで上昇させて、再生指令
を待機するようにしていた。また、ターンテーブルと共
にディスクを固定するためのクランパもターンテーブル
の鉛直方向の最も高い位置、すなわちトレイを水平方向
に搬送できる位置よりもさらに上方の位置にて、再生指
令を待機するようにしていた。
このため、再生指令が指令されると、鉛直方向の最も
高い位置にあるトレイ及びクランパを下方に搬送してデ
ィスクをターンテーブルにセットするため、指令を受け
てからディスクがターンテーブル上に移動するのに長時
間を要している。
本発明は、再生指令が指令されてからディスクがター
ンテーブル上に移動するまでの時間を短縮するように改
良したディスクプレーヤを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
前述した課題を解決するために本発明においては、デ
ィスクが載置されるトレイを所定の高さにおいて水平方
向に搬送してプレーヤ本体内部に引き込み、さらに鉛直
方向の下方に搬送することによりディスクをターンテー
ブル上に搬送するディスクプレーヤであって、 前記トレイを水平方向に搬送する水平方向搬送機構
と、 前記トレイを前記所定の高さと前記ターンテーブルの
下方位置との間で鉛直方向に搬送させるものであり、前
記トレイの水平方向の移動に連続してトレイを鉛直方向
に搬送させる鉛直方向搬送機構と、 前記トレイに載置されたディスクを前記ターンテーブ
ル上にクランプするものであり、前記トレイの鉛直方向
の移動に追従してクランパを前記トレイの水平方向搬送
中に待機している所定の待機位置と前記ディスクを前記
ターンテーブルと共にクランプするクランプ位置との間
の鉛直方向に移動させるクランパ昇降機構と、 前記水平方向搬送機構と前記鉛直方向搬送機構のいず
れか一方が駆動されるようにする駆動力切換手段とを備
え、 再生待機状態のときは、前記トレイが前記所定の高さ
位置より下方にてディスクを担持し、また前記クランパ
がディスクのクランプを解除した状態で前記所定の待機
位置より下方の位置にて停止する。
〔作用〕
水平方向搬送機構はトレイを水平方向に搬送させる。
鉛直方向搬送機構はトレイの水平方向の移動に連続し
てトレイを鉛直方向に移動してトレイを所定の高さとタ
ーンテーブルとの間の鉛直方向に搬送させる。
クランパ昇降機構はトレイの鉛直方向の移動に追従し
てクランパをトレイの水平方向搬送中に待機している所
定の待機位置とディスクをターンテーブルと共にクラン
プするクランプ位置との間で移動させ、ディスクをター
ンテーブル上にクランプする。
駆動切換手段は水平方向搬送機構と鉛直方向搬送機構
のいずれか一方を駆動する。
また、再生待機状態のときは、鉛直方向搬送機構を制
御して、トレイがデイスクを担持してターンテーブルの
鉛直方向の所定の高さ位置より下方の位置で停止させて
待機すると共にクランパを解除した状態で所定の待機位
置より下方の位置に停止させて待機する。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の実施の一部を、第1図〜第30図につい
て、以下に説明する。
1はシャーシで、その左右両側には2本の垂直なガイ
ド孔2と、2本の水平なガイド孔3とが形成されている
左右一対の側板4が立設されている。
この一対の左右の側板4の2本の垂直なガイド孔2に
は、それぞれガイド孔2内を上下にスライド可能なピン
5が挿入され、このピン5の内端には、左右一対として
モータベース6の左右両側に固着されたスライド枠7に
固着されている。
又、前記の側板4の2本の水平なガイド孔3には、そ
れぞれガイド孔3内をスライド可能なピン8が挿入さ
れ、このピン8の外側端部には、側板4の左右の外側に
おいて、左右一対のスライド板9が固着されている。
従って、側板4に対してモータベース6は上下に、ス
ライド板9は前後にスライド可能である。
前記、左右のスライド枠7には、内方に向かってそれ
ぞれに2個のローラ10が取り付けられていて、このロー
ラ10にはビデオディスク11、コンパクトディスク12を同
心的に載置できるように同心的な段部13aが設けられて
いるキャリー13のガイド溝13bが挿入されている。
従って、キャリー13はモータベース6に対して前後に
スライド可能である。
更に、前記の側板4の垂直なガイド孔2には、ピン5
とは別のピン14がそれぞれにスライド可能に挿入され、
該ピン14の内端にはクランプ板15が固着されており、従
ってクランプ板15はシャーシ1に対して上下にスライド
可能である。
前記、左右一対のスライド板9の下面には、突起9aが
突設されていて、シャーシ1に中心を軸支されているレ
バー16の両端の溝16aに、左右のスライド板9の突起9a
が挿入されている。
従って、一方のスライド板9が前方に移動する時に
は、他方のスライド板9は後方に移動するように、一対
のスライド板9は対称的に動作をすることとなる。
一方のスライド板9には、両端と中間に水平部17a,17
b,17cが設けられているカム孔17と、両端に水平部18a,1
8bが設けられているカム孔18が、それぞれ2つを1組と
して穿設されている。
他方のスライド板9にも同様なカム孔17,18が2つを
1組として穿設されているが、このスライド板9は一方
のスライド板と逆方向に動作するため、そのカム孔17,1
8の傾斜方向は、一方のスライド板9のカム孔17,18と逆
方向に傾斜している。
そして、スライド枠7のピン5は垂直のガイド孔2を
挿通した後カム孔18に、クランプ板15のピン14は垂直の
ガイド孔2を挿通した後カム孔17に挿入されている。
前記、スライド枠7には前後方向にガイド孔19が穿設
されており、このガイド孔19に沿ってスライド可能にラ
ック体20が取り付けられ、このラック体20の縦溝20aに
は、スライド板9の一方のピン8が水平のガイド孔3を
挿通した後に挿入されている。
従って、スライド板9はラック体20の水平方向の動作
と連動して、水平方向に動作する。
一方、モータベース6の下面にはモータ21が取り付け
られ、このモータ21から一連の連動ギヤ22を介して、モ
ータベース6の下面の軸23に回動自在の挿嵌されている
ギヤ24を駆動するようになっている。
このギヤ24にはボス24aが設けられていてこのボス24a
には、更に1つのギヤ25が回動自在に挿嵌されている。
このギヤ25には孔25aが設けられていて、この孔25aに
挿入されたボール26がギヤ24の段部24bを有するカム面2
4c上に乗るようになっている。
そして、このボール26がカム面24c上に乗っている場
合には、ボール26がギヤ25の上面よりも上方に突出する
が、段部24bにより形成される低面24dに乗っている場合
は、ギヤ25の上面内に没入している。
モータベース6には、前記突出したボール26を受け入
れる窪部6aが形成されている。
ギヤ25の下面には、ギヤ24の段部24bに当たって、ギ
ヤ24が第2図の矢印Aとは逆方向に回転する際に、ギヤ
25を連動回転させる突部25bが形成されている。
更に、ギヤ24の周面のギヤ部には、一段と歯厚が高い
高ギヤ部24eが形成されていて、この高ギヤ部24eは、ラ
ック体20のラック20bと噛合可能となっている。
又、ギヤ25の上面には、一段と凹部25cに形成された
カム面25dが形成されていて、このカム面25dとラック体
20の凹部20cとの間にはローラ27が介在されている。
このローラ27は、モータベース6の切り起こし6bに支
持され、ラック体20と直交方向にのみ移動可能である。
従って、カム面25がローラ27に接している時は、ロー
ラ27の一部がラック体20の凹部26cに嵌入し、ラック体2
0の前後方向の動きを止めている。
しかし、凹部25cがローラ27の位置に来ると、ローラ2
7はギヤ25の方向に移動して凹部20cから脱出可能となる
ので、ラック体20の前後方向の動作が許容されることと
なる。
ギヤ25には、キャリー13のラック28に噛合するギヤ29
と同軸のギヤ29aが噛合し、ギヤ25が回転するとキャリ
ー13が前後方向に駆動されるものである。
又、第6図に示すようにクランプ板15には、ベアリン
グ30によって回転体31が回転自在に取り付けられ、回転
体31にはバネ32によってクランパ33を下方に押下させな
がら、クランパ33を上下方向にスライド可能に支持させ
てある。
更に、回転体31には、2枚を貼り合わせたビデオディ
スク11の上面側のディスクの中心孔に挿入されて、上面
側のディスクの芯出しを行うセンタ34が、スプリング35
によって下方に付勢されながら、上下方向に摺動自在に
取り付けられている。
一方、クランパ33との間でビデオディスク11、コンパ
クトディスク12を挟んで、これを回転させるスピンドル
36に取り付けられたターンテーブル37には、2枚を貼り
合わせたビデオディスク11の下面側のディスクの中心孔
に挿入されてその芯出しを行うセンタ38がスプリング39
によって上方に付勢されながら、上下に摺動可能に取り
付けられている。
又、ギヤ24の下面に向かって、ギヤ24の回転角度を検
出するエンコーダ40が取り付けられており、このエンコ
ーダ40はギヤ24の回転角度に従って、第30図のような信
号を発生する。
即ち、ギヤ24の回転角度に基づく第28図,第29図の各
動作位置に対応し、Iはディスクの交換位置、IIは後述
のセンサ41がディスクのサイズを検出する位置、IIIは
トレイの待機位置、ディスクの停止位置、IVは図示しな
いピックアップが、張り合わせた2枚のディスクの上面
側から下面側を再生する際にローディング動作が反転す
る位置である。
そして、Vは下面側を再生すべくクランパ33がビデオ
ディスク11を押下した位置(以下A面クランプとい
う)、VIはビデオディスク11の上面側を再生すべくクラ
ンパ33がビデオディスクを押下した位置(以下B面クラ
ンプという)を示している。
モータベース6には、前述のセンサ41が取り付けられ
ており、第29図は前述のディスクの交換位置、センサ41
によるディスクサイズ検出位置との関係を示している。
次に、この実施例のディスクローディング装置の動作
について説明する。
通常、ピン5,14は第28図のカム孔18,17のIIIの停止位
置にある。
即ち、ピン5がカム孔18のやや下降した位置にあるの
で、モータベース6及びキャリー13は垂直なガイド孔2
をやや下降している。
又、ピン14がカム孔17をやや下降しているので、クラ
ンプ板15もガイド孔2をやや下降している。
この時、キャリー13はギヤ29とラック28との噛合によ
って、円形な段部13aの中心が、クランパ33の中心に、
ターンテーブルの中心と一致している。
そして、ラック体20は、ローラ27がギヤ25のカム面25
cに嵌入して凹部20cから抜脱しており、且つギヤ24の高
ギヤ部24eとラック20bが噛合状態であるため、ギヤ24の
回転に従って前後方向にスライド可能である。
このような、IIIの停止位置にある時、イジェクト指
令が与えられると、モータ21が回転して一連の連動ギヤ
22を介してギヤ24を第2図の矢印Aとは逆方向に回転さ
せる。
すると、ギヤ24の回転によって、その高ギヤ部24eが
ラック体20のラック20bを駆動し、スライド板9を移動
させて、ピン14,5をカム孔17,18の水平部17a,18aに移行
させる。
次いで、ギヤ24の段部24bがボール26の下を通過する
ので、ボール26は低面24dに落ち、その上部がモータベ
ース6の窪部6aから抜け出し、ギヤ25は回転可能な状態
となる。
それと同時に、ギヤ24の他の段部24bがギヤ25の突部2
5bに当り、ギヤ25をギヤ24と共に回転させることとな
る。
このギヤ25の回転によってカム面25dの凹部25cがロー
ラ27の位置から離脱し、その時ラック体20の凹部20cが
ローラ27の位置に来るので、ローラ27はカム面25dに押
され、ラック体20の凹部20cに入りこんで、ラック体20
の移動を阻止する。
従って、スライド板9も停止状態となり、クランプ板
15、モータベース6は最も上昇した位置を保つ。
又、ギヤ25の回転は、これに噛合するギヤ29aからギ
ヤ29によってラック28に伝達され、モータベース6の最
上昇によって上昇位置にあるキャリー13を移動させるの
で、キャリー13はビデオディスク11、コンパクトディス
ク12を載置できるIのディスク交換位置まで送り出され
る。
斯くして、キャリー13が交換位置まで送り出された
時、その時の角度をエンコーダ40が検知して、モータ21
が停止されるものである。
このようにして、キャリー13がIのディスク交換位置
にある時に、キャリー13にビデオディスク11を、又はそ
の段部13aにコンパクトディスク12を載置し、ローディ
ング指令を与え、或いはキャリー13を押し込むことでギ
ヤ24が回転しエンコーダ40の検知信号が切り替わって
(第30図のI)、モータ21は前記のイジェクト動作時と
は逆の方向に回転を開始する。
このモータ21の回転は、ギヤ24に伝達されてギヤ24が
第2図の矢印Aの方向に回転する。
この時、ボール26は段部24bに接していて、段部24bに
よって押し上げられようとするが、ボール26の上にはモ
ータベース6が位置しているために、その押し上げは阻
止されている。
従って、ボタン26は孔25aから押し上げられることな
く、段部24bとの係合状態を維持し、ギヤ25はこれによ
ってギヤ24と一緒に回転する。
ギヤ25にはギヤ29aが噛合しているので、ギヤ29と噛
合しているラック28が駆動され、キャリー13はプレーヤ
内に引き込む方向に移動する。
そして、第29図のIIのディスクサイズの判別位置まで
来ると、その時のギヤ24の回転角度を第30図のようにエ
ンコーダ40が検出し、センサ41を動作させる。
このセンサ41は、キャリー13にビデオディスク11が載
置されている時は、その反射によってONとなるが、コン
パクトディスク12はセンサ41の上には来ないので反射が
なく、センサ41はOFF状態である。
このセンサ41がONの時には、第30図のように、スイッ
チSW2の動作によって、図示しないピックアップは、ビ
デオディスク11のインサイドまで移動する。
又、センサ41がOFFの時には、同様にスイッチSW1の動
作によって、ピックアップはコンパクトディスク12のイ
ンサイドまで移動する。
これにより、ディスクを再生するまでの時間を短縮す
ることができる。
このようにして、ディスクサイズの判別を行った後
も、モータ21は回転を継続し、ギヤ25によるギヤ29の駆
動によってキャリー13の動作は継続し、これに載ってい
るディスクの中心と、クランパ33の中心が一致する位置
まで後退する。
しかし、この位置に到達する以前に、ギヤ25のカム面
25dの凹部25cがローラ27の位置に到達する。
同時に、ギヤ24の高ギヤ部24eがラック体20のラック2
0bに噛合するので、ラック体20は移動を開始しようとす
る。
そのため、凹部20cに嵌入していたローラ27は凹部20c
から押し出され、カム面25dの凹部25cに移行し、前記の
噛合によってラック体20は動作を開始する。
そして、前述のように、ディスクの中心とクランパ33
の中心が一致した時、ボール26はモータベース6の窪部
6aに到達する。
ボール26には、段部24bによる押し上げ力が加わって
いるために、ボール26は段部24bから逃げて窪部6a内に
入り込む。
従って、ギヤ24とギヤ25の連動は解除され、ギヤ25は
ボール26が窪部6aに嵌入することで回転を停止し、ギヤ
24は更に回転を継続し、高ギヤ部24eによってラック体2
0を移動させ続ける。
このラック体20の移動と連動してスライド板9も移動
し、そのカム孔17に嵌入したピン14、カム孔18に嵌入し
たピン5を、その傾斜に沿って下降させる。
斯くして、スライド板9が第28図のIIIの停止位置に
到達すると、第30図のようにエンコーダ40がギヤ24の回
転角によってこれを検知し、モータ21を停止させる。
この時、ピン5の下降によって、キャリー13も下降
し、これに載置されているディスクがターンテーブル37
に移載される以前の位置に、クランプ板15はキャリー13
の下降量と同じに下降しており、クランパ33がディスク
をクランプしていない状態である。
このIIIの停止位置にある時、ディスクの下面側の再
生(以下A面再生という)の指令が与えられると、モー
タ21は再び同方向に回転する。
そのため、ラック体20は再び同方向に移動しピン5に
よってモータベース6が下降するため、キャリー13も下
降し、その上に載せられていたディスクはターンテーブ
ル37に移載される。
そして、クランプ板15もピン14によって下降され、ク
ランパ33がディスクを上面から押し付けると共に、セン
タ38が下面側のディスクの中心孔に嵌入したA面クラン
プの状態となる。
このA面クランプは、ピン14がカム孔17の水平部17c
に到達した時であり、第30図のように、この時のVの位
置をエンコーダ40がギヤ24の回転角で検知して、モータ
21の回転を停止させる。
その後、図示しないピックアップがフォーカスONし
て、ディスクA面再生が行われる。
ビデオディスク11の場合には、2枚のディスクが貼り
合わされることがあり、前記のA面再生に引き続いて、
ビデオディスク11の上面の再生(以下B面再生という)
が必要となり、この時には2枚のディスク張り合わせの
芯ズレによる偏心を修正するため、B面クランプが必要
となる。
従って、A面再生の終了時、或いはA面再生中にB面
再生の指令が与えられると、モータ21が逆方向に回転す
るため、スライド板9が前述とは逆方向に移動し、ピン
5,14がVからIVの位置に到達する。
すると、エンコーダ40が第30図のようにこれを検知し
てモータ21を停止させる。
この停止の期間中に、ピックアップは反転してディス
クの上面側に移動し、B面再生の準備を行う。
前記、ピン5,14の位置は、ディスクがターンテーブル
37上に載っているが、クランパ33が上昇して、センタ34
によるディスクのセンタリングは解除される。
前記、ピックアップの反転が完了すると、再びモータ
21が前記とは逆方向に回転し、スライド板9もこれに伴
って移動してピン14はカム孔17の水平部17bのVIの位置
に到達する。
即ち、ピンの高さが下降するため、ディスクはターン
テーブル37に載せられたままであるがクランパ33がディ
スクをターンテーブル37に押しつけた後も、クランプ板
15は一層大きく降下し、センタ34がセンタ38を押し下げ
て、センタ34が上側のディスクのセンタ孔に嵌入し、上
側のディスクのセンタリングとなるB面クランプが行わ
れるものである。
そして、ピックアップがフォーカスONして、B面の再
生が行われる。
又、IIIの停止位置にある時、B面再生の指令が与え
られると、モータ21は再び同方向に回転する。
そして、前述のA面再生の場合と同様な動作を行いな
がらVの位置を通過してVIの位置に至り、エンコーダ40
が第30図のようにこれを検知してモータ21を停止させ
る。
このVIの位置においては、前述のようにB面クランプ
が行われ、そしてピックアップがフォーカスONして、B
面再生が行われるものである。
このようにしてB面再生の途中、或いはB面再生の終
了時に、A面再生の指令が与えられると、モータ21は逆
回転して、前述のA面再生からB面再生の時と同様にVI
位置からIV位置への移動が行われる。
このIV位置への移動による動作は前述と同様で、ディ
スクのセンタリングは解除される。
そして、ピックアップの反転が完了すると、モータ21
は再び逆転してV位置への移動が行われ、前述のような
A面クランプ、A面再生が行われるものである。
更にA面再生、B面再生の終了時、或いは再生の中止
指令によって、モータ21は逆方向に回転し、スライド板
9を再び逆方向に移動させ、IIIの停止位置に至ると、
クランパ33の上昇によるディスクのクランプの解除、タ
ーンテーブル37からキャリー13へのディスクの移載が行
われ、モータ21も停止する。
更に、このIIIの停止位置にある時、イジェクト指令
が与えられると、前述のようにキャリー13はIのディス
ク交換位置まで、ディスクを搬出するものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば次の効果が得られる。
再生待機状態においては、トレイが所定の高さ位置よ
りもディスクを担持し、またクランパがディスクのクラ
ンプを解除した状態でターンテーブルより最も離れた位
置、すなわちクランパの待機位置よりも下方の位置で停
止させて待機するようにしたので、再生指令が入力され
てからディスクをターンテーブル上に移動するまでの時
間及びデイスクをターンテーブルに固定するまでの時間
が短くなり、短時間で再生を行なうことができる。ま
た、トレイが水平方向に搬送される最高位置よりも低い
位置でトレイが停止しているため、水平方向に搬送機構
が誤動してもトレイは排出されず、再生指令が入力され
たとき、直ちに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、 第1図は要部の分解斜視図、 第2図はギヤ連動機構部の分解斜面図、 第3図は平面図、 第4図は第3図の下側部分の平面図で、仮想線はレバー
の動作状態を示し、 第5図は正面図、 第6図はターンテーブルの中心部の断面図で、左半分は
クランプ板の上昇時、右半分はB面クランプ時を示し、 第7図はギヤ連動機構部のIの位置での平面図、 第8図はその断面図、 第9図は第7図のローラ切換時を示す平面図、 第10図はその断面図、 第11図は第7図のキャリー収納時を示す平面図、 第12図はその断面図、 第13図は第7図のB面クランプ時を示す平面図、 第14図はその断面図、 第15図は第7図に対応するクランプ板15を示す側面図、 第16図は第7図に対応するキャリー13を示す側面図、 第17図は第16図のA面クランプ時のクランプ板15を示す
側面図、 第18図は第17図に対応するキャリー13を示す側面図、 第19図は第16図のB面クランプ時のクランプ板15を示す
側面図、 第20図は第19図に対応するキャリー13を示す側面図、 第21図はモータベースの平面図、 第22図はその正面図、 第23図はラック体の平面図、 第24図はギヤ24の平面図、 第25図はその断面図、 第26図はギヤ25の平面図、 第27図はその断面図、 第28図はカム孔とピンとの関係を示す側面図、 第29図はキャリーの動きを示す平面図、 第30図はエンコーダと第28図,第29図との関係を示すタ
イムチャート。 2,3……ガイド孔、4……側板、9……スライド板、11
……ビデオディスク、13……キャリー、14……ピン、15
……クランプ板、17……カム孔、33……クランパ、34…
…センタ、37……ターンテーブル、38……センタ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクが載置されるトレイを所定の高さ
    において水平方向に搬送してプレーヤ本体内部に引き込
    み、さらに鉛直方向の下方に搬送することによりディス
    クをターンテーブル上に搬送するディスクプレーヤであ
    って、 前記トレイを水平方向に搬送する水平方向搬送機構と、 前記トレイを前記所定の高さと前記ターンテーブルの下
    方位置との間で鉛直方向に搬送させるものであり、前記
    トレイの水平方向の移動に連続してトレイを鉛直方向に
    搬送させる鉛直方向搬送機構と、 前記トレイに載置されたディスクを前記ターンテーブル
    上にクランプするものであり、前記トレイの鉛直方向の
    移動に追従してクランパを前記トレイの水平方向搬送中
    に待機している所定の待機位置と前記ディスクを前記タ
    ーンテーブルと共にクランプするクランプ位置との間の
    鉛直方向に移動させるクランパ昇降機構と、 前記水平方向搬送機構と前記鉛直方向搬送機構のいずれ
    か一方が駆動されるようにする駆動力切換手段とを備
    え、 再生待機状態のときは、前記トレイが前記所定の高さ位
    置より下方にてディスクを担持し、また前記クランパが
    ディスクのクランプを解除した状態で前記所定の待機位
    置より下方の位置にて停止することを特徴とするディス
    クプレーヤ。
JP63186837A 1988-07-28 1988-07-28 ディスクプレーヤ Expired - Fee Related JP2676377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63186837A JP2676377B2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 ディスクプレーヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63186837A JP2676377B2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 ディスクプレーヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0237562A JPH0237562A (ja) 1990-02-07
JP2676377B2 true JP2676377B2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=16195496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63186837A Expired - Fee Related JP2676377B2 (ja) 1988-07-28 1988-07-28 ディスクプレーヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2676377B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6410460A (en) * 1987-07-03 1989-01-13 Hitachi Ltd Optical disk reproducing device
JPH07105107B2 (ja) * 1987-08-31 1995-11-13 パイオニア株式会社 ディスク記録再生装置
DE69225619T2 (de) * 1991-01-09 1998-12-24 Philips Electronics Nv Signalübertragungssystem mit getrennter Baum-Kodierung eines jeden Parameters

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0237562A (ja) 1990-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0356984B1 (en) Disc player
JP2676377B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0831235B2 (ja) ディスクローディング装置
JP2615148B2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH03147562A (ja) ディスクプレーヤ
JPH11296954A (ja) ディスクドライブ装置
JPH0443344B2 (ja)
JP2658053B2 (ja) デイスクプレーヤ
JP2658054B2 (ja) デイスクプレーヤ
JPH0627020Y2 (ja) デイスクプレ−ヤ
JP2900665B2 (ja) ディスクローディング装置
JPH0574034A (ja) デイスク再生装置
JP2553834B2 (ja) デイスクロ−デイング機構
KR20060013594A (ko) 이송롤러 위치절환 장치 및 그것을 갖는 디스크 플레이어
JP2656348B2 (ja) 記録円盤再生装置
JP2841906B2 (ja) ディスクローディング機構
JPH0713078Y2 (ja) ディスクプレーヤのディスク装着装置
JP3457486B2 (ja) ディスクチェンジャー
JP4339416B2 (ja) ディスク装置
JPH0728575Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JPH0624030Y2 (ja) ディスクローディング装置
JP3841767B2 (ja) ディスクチェンジャー
JP3535897B2 (ja) 昇降装置
JPH0728610Y2 (ja) ディスクチェンジャ
JPS63298793A (ja) 記録円盤再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees