JP3895737B2 - 多周波共用アンテナ及び小型アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、主に複数の周波数帯で共用可能な多周波共用アンテナに関し、特に、携帯端末等に内蔵できる程度に小型化可能な多周波共用アンテナに関するものである。
近年、携帯電話機等の携帯端末が広く普及しているが、これらの携帯端末を小型に構成すべく、携帯端末に付随するアンテナの小型化が重要になっている。特に、携帯端末の外部の突出した構造を持たず完全内蔵可能なアンテナが求められている。また、携帯端末には複数の方式が普及しているので、多様な方式を利用可能な携帯端末で使用できるアンテナとして、複数の周波数を共用できる多周波共用アンテナが要望されている。そのため、携帯端末に内蔵可能に構成された種々の多周波共用アンテナが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−314326
しかしながら、従来の多周波共用アンテナとして、線状アンテナ(電流アンテナ)を用いる構成では、低姿勢化は困難であり、空間に対して突出した部分が必要となる。また、線状アンテナ、面状アンテナを問わず、アンテナサイズを小型化すると広帯域特性を保持することは困難になる。特に波長が長くなる低周波帯における広帯域化を実現する場合、アンテナサイズの大型化は避けられない。この際、アンテナ全体の誘電材料の誘電率を高くして小型化する方法を用いるのでは、広帯域特性を保つような設計条件を与えることが困難である。このように、従来の構成では、携帯端末に内蔵可能な多周波共用アンテナとして、広帯域特性を保持しつつ小型化を実現することが難しいという問題がある。
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、3層構造の誘電体と給電用及び接地用の各導体パターンを組み合わせた構成により、広帯域特性を保持しつつ小型化及び低姿勢化を容易に実現でき、携帯端末への内蔵に適した多周波共用アンテナを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の多周波共用アンテナは、複数の周波数を共用可能な多周波共用アンテナであって、低誘電材料からなる中央の誘電体層の上部と下部を高誘電材料からなる誘電体層で挟んで積層形成した3層構造の誘電体と、前記中央の誘電体層と前記上部の誘電体層の間に形成され、前記3層構造の誘電体の所定の側面で基端が給電点に接続される給電用導体パターンと、前記中央の誘電体層と前記下部の誘電体層の間に形成され、前記所定の側面で基端が接地される接地用導体パターンとを備え、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、それぞれ前記基端から先端に至るまで複数の線状導体を連結して、少なくとも前記所定の側面に対向する側面の近辺で折り返したパターンを有して形成されることを特徴とする。
この発明によれば、低誘電材料からなる誘電体層の上下で給電用導体パターンと接地用導体パターンを対向させ、2本の導体パターン間で生じる電磁界結合を利用して、複合モードを形成することにより広帯域特性を確保し得る。さらに、給電用導体パターンと接地用パターンのそれぞれ基端から先端にかけて折り返しパターンを構成し、複数の反射点を設けることによって、小型のアンテナサイズを保って、複数の周波数に対して共用可能な多周波共用アンテナを容易に実現することができる。
請求項2に記載の多周波共用アンテナは、請求項1に記載の多周波共用アンテナにおいて、前記給電用導体パターンの先端と前記接地用導体パターンの先端とを前記中央の誘電体層を貫いて電気的に接続する短絡導体を更に備えることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用の加えて、給電用導体パターンと接地用導体パターンの各先端が短絡導体によって接続されるので、給電用導体パターンと接地用導体パターンを適切に結合させて、容易に広帯域特性を確保することができる。
請求項3に記載の多周波共用アンテナは、請求項1又は請求項2に記載の多周波共用アンテナにおいて、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、前記各誘電体層の面方向において互いにずれた位置で対向配置されることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、上下で対向する給電用導体パターンと接地用導体パターンとの間で、位置のずれの量に応じて電界結合及び磁界結合の度合を適正に制御でき、不要な結合を抑えてアンテナ特性を向上させることができる。
請求項4に記載の多周波共用アンテナは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の多周波共用アンテナにおいて、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、互いに同一形状の導体パターンで構成されることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、上下で対向する給電用導体パターンと接地用導体パターンが同一形状を持たせたので、共振周波数やアンテナ特性の調整が容易になる。
請求項5に記載の多周波共用アンテナは、請求項1から請求項3のいずれかに記載の多周波共用アンテナにおいて、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンの一方又は双方は、ミアンダ線路を含んで構成されることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、ミアンダ線路を含む導体パターンを用いて多周波共用アンテナを構成したので、狭い領域に長い線路長を確保でき、低い周波数であっても多周波共用アンテナの小型化を実現できる。
請求項6に記載の多周波共用アンテナは、請求項1から請求項5のいずれかに記載の多周波共用アンテナにおいて、前記3層構造の誘電体は、回路基板の一角で地板導体を切り欠いた切欠き部に配置され、前記回路基板には、前記給電用導体パターンの基端が接続される給電点と前記接地用導体パターンの基端が接続される接地点とが設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、励振された多周波共用アンテナと回路基板の地板導体端部の間に磁流を発生させて放射源として作用させることができ、多周波共用アンテナの広帯域特性を保ちつつ、突出した構造を不要として低姿勢化を実現できる。
請求項7に記載の多周波共用アンテナは、請求項6に記載の多周波共用アンテナにおいて、前記3層構造の誘電体は、前記各誘電体層の面方向と前記回路基板の面方向が略同一となるように前記切欠き部に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、3層構造の誘電体を回路基板の切欠き部に対して双方の面方向が同一となるように配置するので、極めて低姿勢の多周波共用アンテナを実現することが容易で、携帯端末に適した多周波共用アンテナを実現できる。
請求項8に記載の多周波共用アンテナは、請求項6に記載の多周波共用アンテナにおいて、前記3層構造の誘電体は、前記各誘電体層の面方向と前記回路基板の面方向が略直交するように前記切欠き部に配置されることを特徴とする。
この発明によれば、上述の作用に加えて、3層構造の誘電体を回路基板の切欠き部に対して双方の面方向が垂直の関係となるように配置するので、多周波共用アンテナと回路基板の表面の間に電磁界を集中させるとともに、アンテナ直下の部品等の影響を受けにくく、さらに2つ折り筐体の開いた状態、閉じた状態で特性の安定した多周波共用アンテナを実現できる。
請求項9に記載のアンテナは、低誘電材料からなる中央の誘電体層の上部と下部を高誘電材料からなる誘電体層で挟んで積層形成した3層構造の誘電体と、前記中央の誘電体層と前記上部の誘電体層の間に形成され、前記3層構造の誘電体の所定の側面で基端が給電点に接続される給電用導体パターンと、前記中央の誘電体層と前記下部の誘電体層の間に形成され、前記所定の側面で基端が接地される接地用導体パターンとを備え、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、それぞれ前記基端から先端に至るまで複数の線状導体を連結して、少なくとも前記所定の側面に対向する側面の近辺で折り返したパターンを有して形成されることを特徴とする。
この発明によれば、多周波に限らず、特定周波数に対応する広帯域のアンテナについても、上述の発明の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、3層構造の誘電体と給電用導体パターン及び接地用導体パターンとを組み合わせ、線状導体を連結して折り返しパターンを有するように各導体パターンを構成したので、電磁界結合の作用で広帯域特性を保持しつつ、小型化及び低姿勢化を容易に実現し、携帯端末への内蔵に好適な多周波共用アンテナを実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて説明する。ここでは、本発明を適用する形態として、少なくとも2つの異なる周波数に共用可能であって、携帯電話端末等に内蔵可能な小型の多周波共用アンテナについて、代表的な2つの実施形態を説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る多周波共用アンテナの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1の構造を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す多周波共用アンテナ1におけるアンテナパターンの構成を示す図である。
図1に示すように第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1は、下層側から順に第1誘電体層11、第2誘電体層12、第3誘電体層13の3層からなる積層構造を備えるとともに、アンテナパターンとしての給電用導体パターン21、接地用導体パターン22、短絡導体23が形成され、これらが各誘電体層に内包された状態で一体化される。
図1において、下部の第1誘電体層11と上部の第3誘電体層13は、いずれも高誘電材料から形成される一方、中央の第2誘電体層12のみが低誘電材料から構成されている。すなわち、多周波共用アンテナ1は、低誘電材料を2層の高誘電材料で挟んだ積層構造を備えている。各層の誘電率としては、例えば、第1誘電体層11及び第3誘電体層13に比誘電率20以下の誘電材料を用い、第2誘電体層12に比誘電率4以下の誘電材料を用いればよい。なお、第1誘電体層11、第2誘電体層12、第3誘電体層13のそれぞれのサイズと誘電率は、使用周波数帯や所望のアンテナ特性に応じて適宜に定めることができる。
また、給電用導体パターン21は、中央の第2誘電体層12と上部の第3誘電体層13の間に形成され、接地用導体パターン22は、下部の第1誘電体層11と中央の第2誘電体層12の間に形成される。そして、短絡導体23は、給電用導体パターン21の先端と接地用導体パターン22の先端とを電気的に接続する線状導体であり、第2誘電体層12を貫いて、給電用導体パターン21及び接地用導体パターン22の各平面に対し垂直方向に延びている。これらの給電用導体パターン21、接地用導体パターン22、短絡導体23は一体的にアンテナパターンとして機能する。
ここで、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22の各パターンの構成について図2を用いて説明する。図2(a)に示すように、給電用導体パターン21は、基端から先端に至るまで、3つの線状導体21a、21b、21cが連結されて折り返した平面状のパターンに形成されている。線状導体21aは、横方向の長さL1、幅Wの長尺パターンである。線状導体21bは、線状導体21aと間隔Dを置いて並列配置され、横方向の長さL2、幅Wの長尺パターンである。このような配置は地板端を基準とした擬似的な積層構造を形成する。そして、線状導体21cは、線状導体21aの一端と線状導体21bの一端を電気的に接続するために延びる長さDのパターンである。
線状導体21aの基端側には給電用端子24が設けられている。この給電用端子24は、後述の回路基板の給電点と接続するための端子である。一方、線状導体21bの先端側には接続部21dが設けられている。この接続部21dには、第2誘電体層12を貫く短絡導体23の一端が接続される。このように、給電用導体パターン21により、基端側の給電用端子24から線状導体21a、21c、21bの順で接続されて接続部21dに至る導体パターンが構成される。
なお、図2(a)における長さL1、L2、幅W、間隔Dなどのパラメータは、多周波共用アンテナ1のインピーダンスや各種特性に応じて適宜に設定することができる。また、図2(a)に示す例では、線状導体21aと線状導体21bが同様の幅Wであって、それぞれの位置関係は平行になっているが、この両者は並列配置する関係であれば平行から僅かにずれた位置関係でもよく、それぞれの幅や形状は異なっていてもよい。
次に、図2(b)に示すように、接地用導体パターン22は、基端から先端に至るまで、4つの線状導体22a、22b、22c、22dが連結されて折り返した平面状のパターンに形成されている。このうち、線状導体22a、22b、22cについては、図2(a)の給電用導体パターン21の線状導体21a、21b、21cと同様のサイズ及び配置になっている。
一方、接地用導体パターン22には、線状導体22aの基端側に、縦方向に延びる線状導体22dの一端が接続されている点で給電用導体パターン21と違いがある。そして、線状導体22dの他端には接地用端子25が設けられている。この接地用端子25は、後述の回路基板の地板導体と接続するための端子である。図2に示すように、給電用端子24と接地用端子25の位置が異なるのは、多周波共用アンテナ1を回路基板に接続する際に重ならない配置にするためである。このように、接地用導体パターン22により、基端側の接地用端子25から線状導体22d、22a、22c、22bの順で接続部22eに至る導体パターンが構成される。
図2に示されるように、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22は、互いに類似した形状により構成され、それぞれ1箇所で折り返しパターンを有する。類似したパターンを近接配置することにより、2本の線路間に複合モードを持たせることができ、広帯域化を実現できる。また、地板端との位置関係を考慮し、折り返し部分を設けることによって、多周波共用アンテナ1の周波数特性には、後述するように複数のピークが現れることになり、複数の周波数に対して容易に共振させることができる。
さらに、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22とは、短絡導体23によって互いの先端同士が接続されるので、一体的に連結された立体的なアンテナパターンが構成され、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1として機能する。なお、第1実施形態では、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22を短絡導体23により接続する構成を示しているが、短絡導体23を設けずに、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22のそれぞれの先端を開放する場合であっても、多周波共用アンテナ1を構成することができる。
なお、図2(b)における長さL1、L2、幅W、間隔Dなどのパラメータや線状導体22a、22bの位置関係や形状については、図2(a)の場合と同様、適宜に設定することができる。この場合、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22の各々のパラメータや形状は、同様に設定する場合に限らず、双方を異なる設定にすることも可能である。
次に、図3及び図4により、多周波共用アンテナ1が携帯端末の内部の回路基板とともに実装された状態の配置を説明する。図3は、回路基板30に実装された状態の多周波共用アンテナ1の配置を示す図であり、図4は、図3のA方向から見た側面図である。図3において、携帯端末の内部に設置される回路基板30には、無線回路や制御回路が搭載され、全体にGNDレベルである地板導体30bが含まれる。この回路基板30には、上方の一角において多周波共用アンテナ1の取付部分と略同形状となるように地板導体30bを切り欠いた切欠き部30aが設けられ、多周波共用アンテナ1を切欠き部30aに設置できるようになっている。
そして、多周波共用アンテナ1は、回路基板30の切欠き部30aの形状に合致するように配置される。このとき、図4に示すように、第1誘電体層11が回路基板30の平面の高さ付近に位置するとともに、第2誘電体層12と第3誘電体層13がその上方に配置される位置関係になっている。なお、切欠き部30aは、少なくとも多周波共用アンテナ1のアンテナサイズと同程度か、僅かに大きいサイズに設定することが望ましい。
図3に示すように、回路基板30のうち多周波共用アンテナ1に近接する部分には、給電点31と接地点32が設けられている。多周波共用アンテナ1からは給電用端子24と接地用端子25が突出し、給電用端子24が給電点31に接続されるとともに、接地用端子25が接地点32に接続されている。これにより、多周波共用アンテナ1は、回路基板30を実装した携帯端末の送信アンテナ又は受信アンテナとして機能する。
次に、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1の放射原理について説明する。第1実施形態においては、多周波共用アンテナ1自体の構造と、回路基板30への実装状態により、広帯域特性を損なうことなく、多周波共用アンテナ1の低姿勢化を可能としている。図5は、多周波共用アンテナ1の放射原理を説明するために回路基板30に実装された状態の多周波共用アンテナ1の周辺に発生した電界ベクトルを表す図である。
図5に示すように、多周波共用アンテナ1を励振すると、回路基板30に地板導体30bが形成された領域の端部(図5の位置P)と多周波共用アンテナ1の側面との間にフリンジング電界が発生する。このとき、電界ベクトルと直交する方向(図5の紙面垂直方向)に磁流が発生し、位置Pで多周波共用アンテナ1の側面に沿って分布する。このように第1実施形態の多周波共用アンテナ1は、図5の等価磁流スロットが放射源として支配的に作用し、一般的な線状アンテナよりも平面アンテナに近い動作となるので、低姿勢化に適している。
次に、多周波共用アンテナ1のうち給電用導体パターン21と接地用導体パターン22の積層方向の位置関係を説明する。図6には、上部の給電用導体パターン21と下部の接地用導体パターン22の位置関係として2種の形態を示している。図6(a)では、給電用導体パターン21の線状導体21a、21bの位置と、接地用導体パターン22の線状導体22a、22bの位置とが、各誘電体層の面方向において互いに重なった位置に対向配置される場合の例を示している。これに対し、図6(b)では、給電用導体パターン21の線状導体21a、21bと、接地用導体パターン22の線状導体22a、22bとは、各誘電体層の面方向において互いにずれた位置で対向配置される場合の例を示している。
一般に互いに近接する導体間では、磁界結合及び電界結合が生じる。第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1の場合、給電用導体パターン21又は接地用導体パターン22aにおける面方向(横方向)の磁界結合も存在するが、上述の位置的な関係より、放射原理の面からは、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22との間の磁界結合の影響が支配的である。このとき、接地用導体パターン22は、給電用導体パターン21との磁界結合によって励振される。これに対し、給電用導体パターン21の線状導体21a、21b同士や、接地用導体パターン22の線状導体22a、22b同士の磁界結合は放射原理の面からは不要な結合となる。
一方、図6(a)に示すように、給電用導体パターン21と接地用導体パターン22が最も近い距離で対向配置されて電界結合が生じるが、電界結合の増加はアンテナ内部のQ値上昇につながるため、強すぎると所望の広帯域特性が確保できない場合もある。そのため、図6(b)に示すように、面方向においてずれた位置で対向配置させることにより、電界結合の強さを適正に調整することができる。また、不要な磁界結合についても、図6(b)の配置におけるずれの度合に応じて結合の強弱を調整して、これにより所望のアンテナ特性が得られるように最適化を行うことができる。
次に、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1に関し、上述したような基本的な構成及び原理に基づき、携帯電話用の規格であるGSM、DCS、PCSの3つの周波数帯を共用可能な多周波共用アンテナ1の具体的な実施例を説明する。かかる実施例においては、給電用導体パターン21にミアンダ線路を用いて多周波共用アンテナ1を構成している。
図7は、上記の実施例に係る多周波共用アンテナ1のアンテナパターンの構成を示す図である。図7(a)に示すように、給電用導体パターン41は、図2(a)の線状導体21a、21bに対応するミアンダ線路41a、41bを用いて構成されている。また、導体パターン41cは、ミアンダ線路41aの一端とミアンダ線路41bの一端を電気的に接続している。また、ミアンダ線路41aの基端側には給電用端子44が設けられ、ミアンダ線路41bの先端側に接続部41dが設けられている。
一方、図7(b)に示すように、接地用導体パターン42は、ミアンダ線路を用いることなく、線状導体42a、42bと、これらの線状導体42a、42bを電気的に接続する導体パターン42cによって構成されている。また、線状導体42aの基端側には接地用端子45が設けられ、線状導体42bの先端側に接続部42dが設けられている。
さらに、給電用導体パターン41の所定位置に複数のスタブ46が形成されるとともに、接地用導体パターン42の所定位置にも複数のスタブ47が形成されている。これらのスタブ46、47は、多周波共用アンテナ1のインピーダンスを調整する役割を担っている。よって、多周波共用アンテナ1のインピーダンスが最適化されるように、スタブ46、47の位置、個数、形状、サイズなどを適切に設定することが望ましい。
このように、図7の実施例においては、多周波共用アンテナ1のミアンダ線路41a、41bが周期的な折り返しパターンを含んで形成されているため、実質的なアンテナ長を長くすることができる。そのため、本実施例に係る多周波共用アンテナ1は、同一のアンテナサイズで共振周波数を低く設定する場合、あるいは、同一の共振周波数に対しアンテナサイズを小さくする場合に有利な構成となる。
なお、図7の実施例に係る多周波共用アンテナ1についても、基本的には図1に示すような積層構造で、図3及び図4に示す配置方法に従って回路基板30に実装すればよい。ただし、図7を図2と比べれば明らかなように、給電用端子44と接地用端子45の位置関係は、図2とは逆になっているので、回路基板30における給電点31、接地点32の位置関係も逆にする必要がある。このような位置関係で接続した場合であっても、多周波共用アンテナ1の基本的な動作に変化はない。
次に、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1のアンテナ特性について説明する。ここでは、図7の構成に適合する多周波共用アンテナ1を例にとって、アンテナ特性を実験により検証した。図8は、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1について検証したアンテナ特性のうちVSWRの周波数特性を示す図である。また、表1は、図8のVSWRの周波数特性を実験検証する際、GSM、DCS、PCSの3つの周波数帯で用いることを想定した多周波共用アンテナ1の設計条件を示している。
Figure 0003895737
表1に示す設計条件に基づいて、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1を用いて周波数とVSWRの関係を求めた結果、周波数500〜2500MHzの範囲で図8に示すようなグラフが得られた。なお、かかる実験検証に際しては、多周波共用アンテナ1の前段に、インピーダンスを完全に整合させるための外部整合回路を付加した。図8に示すグラフによれば、周波数900MHz近辺にVSWRのピークが現れるとともに、周波数1700〜1900にかけてもVSWRのピークが現れていることがわかる。
ここで、多周波共用アンテナ1の使用帯域としては、概ねVSWRが3以下となる範囲を想定することができる。この場合、図8において、低周波側では94MHzの帯域幅が確保され、高周波側では280Hzの帯域幅が確保され、それぞれ比帯域としては低周波側が10.3%、高周波側が15.6%に相当する。これらの低周波側及び高周波側の各々に確保された周波数の範囲により、GSM、DCS、PSCにおける周波数帯が全て使用可能であることが確認された。
第1実施形態では、図8に示すアンテナ特性を得るために、表1に示すようなアンテナサイズに設定すればよく、この場合のアンテナ体積は641m3に対応する。これに対し、従来の構成により同程度のアンテナ特性を確保するには、10倍以上のアンテナ体積が必要となる。このように、第1実施形態に係る多周波共用アンテナ1は、従来の構成に比べ、所望のアンテナ特性を確保するためのアンテナ体積を10分の1以下に抑えることが可能となり、アンテナサイズの小型化に効果が大きい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る多周波共用アンテナの構成について、図面を参照しながら説明する。この第2実施形態においても、第1実施形態と基本的な構成は共通しているため、その詳細の説明は省略する。一方、第2実施形態では、多周波共用アンテナの回路基板への実装方法が第1実施形態とは異なっている。
図9は、第2実施形態に係る多周波共用アンテナ2に関して、図4と同様、回路基板70に実装された状態を示す側面図ある。図9における回路基板70は、図3の回路基板30と同様であり、地板導体70bを切り欠いた切欠き部70aが設けられている。ここで、第1実施形態では、回路基板30の面方向に対し多周波共用アンテナ1の各層の面方向が同一となるような配置であるのに対し、第2実施形態では、回路基板70の面方向に対し多周波共用アンテナ2の各層の面方向が直交するように配置される。そして、回路基板70の地板導体70bに近い側から順に第1誘電体層51、第2誘電体層52、第3誘電体層53が配置される。また、給電用導体パターン61が第2誘電体層52と第3誘電体層53の間に形成され、接地用導体パターン62が第1誘電体層51と第2誘電体層52と間に形成される。
このように、第2実施形態では、回路基板70に対する多周波共用アンテナ2の配置方向が第1実施形態と比べて90°異なっている。そのため、基本的な放射原理としては第1実施形態と同様であるが、フリンジング電界の発生状態は配置を反映した相違が生じる。第2実施形態の配置方法によれば、多周波共用アンテナ2を励振したときに発生する電界ベクトルは主に回路基板70の地板導体70bの表面に分布し、地板端裏面から多周波共用アンテナ2に向かう電界ベクトルの寄与は小さい。そのため、多周波共用アンテナ2の直下の切欠き部70aの部分に金属部品等が配置されている場合であっても、その影響を軽減できる点でメリットがある。また、2つ折り筐体に搭載した場合に、筐体を開いた状態及び閉じた状態での特性変化を小さくすることができる。
次に、第2実施形態に係る多周波共用アンテナ2に関し、第1実施形態の場合と同様、GSM、DCS、PCSの3つの周波数帯を共用可能な多周波共用アンテナ2の具体的な実施例を説明する。かかる実施例においても、図7と同様、ミアンダ線路を用いて多周波共用アンテナ2を構成している。
図10は、上記の実施例に係る多周波共用アンテナ2のアンテナパターンの構成を示す図である。図10(a)に示すように、給電用導体パターン81は、図7(a)と同様、ミアンダ線路81a、81bを用いて構成されている。また、導体パターン81cは、ミアンダ線路81aの一端とミアンダ線路81bの一端を電気的に接続している。また、ミアンダ線路81aの基端側には給電用端子84が設けられ、ミアンダ線路81bの先端側に接続部81dが設けられている。
一方、図10(b)に示すように、接地用導体パターン82は、ミアンダ線路を用いることなく、線状導体82a、82bと、これらの線状導体82a、82bを電気的に接続する導体パターン82cによって構成されている。また、線状導体82aの基端側には接地用端子85が設けられ、線状導体82bの先端側に接続部82dが設けられている。
第2実施形態の場合も、多周波共用アンテナ2のアンテナパターンをミアンダ線路41a、41bを含めて構成したことにより、第1実施形態の場合と同様、アンテナサイズを小さくすることができる。なお、第2実施形態に係る多周波共用アンテナ2が回路基板70の面方向に対して直交するような配置としたので、給電用導体パターン81、接地用導体パターン82の幅を小さく構成することが望ましい。
次に、第2実施形態に係る多周波共用アンテナ2のアンテナ特性について説明する。図11は、図10の構成に適合する多周波共用アンテナ2を例にとって、第1実施形態の図8と同様、実験により検証したVSWRの周波数特性を示す図である。なお、かかる図11の実験検証は、第1実施形態の表1と同様の設計条件を付与して行うものとする。
第2実施形態に係る多周波共用アンテナ2を用いて周波数とVSWRの関係を求めた結果、周波数500〜2500MHzの範囲で図11に示すようなグラフが得られた。なお、多周波共用アンテナ2の前段に、外部整合回路を付加した点は第1実施形態の場合と同様である。このグラフによれば、概ね第1実施形態の図8に近い傾向が得られ、VSWRの2つのピークが現れている。これにより、VSWRが概ね3以下となる多周波共用アンテナ2の使用帯域としては、低周波側では91MHzの帯域幅が確保され、高周波側では383Hzの帯域幅が確保され、それぞれ比帯域としては低周波側が9.8%、高周波側が21.2%に相当する。これらの低周波側及び高周波側の各々に確保された周波数の範囲により、GSM、DCS、PSCにおける周波数帯が全て使用可能であることが確認された。
なお、上述の各実施形態においては、複数の周波数帯で共用可能な多周波共用アンテナに対して本発明を適用する場合を説明したが、これに限られることなく、図1に示すような3層構造の誘電体、給電用導体パターン、接地用導体パターンを備えていれば、特定周波数についての広帯域特性を有する小型アンテナに対しても広く本発明を適用することができる。
また、上述の各実施形態における各々のアンテナパターンは、2つの線状導体を連結して少なくとも1つの折り返しパターンを含むように構成されているが、より多数の線状導体を連結して多数の折り返しパターンを含むようにアンテナパターンを構成する場合であっても、広く本発明を適用することが可能である。
なお、図6及び図9では本発明に関わる多周波共用アンテナを、回路基板の設置パターンが設けられた面とは反対側に設置しているが、多少調整は必要ではあるものの同じ面に配置してもかまわない。
第1実施形態に係る多周波共用アンテナの構造を示す斜視図である。 図1に示す多周波共用アンテナにおけるアンテナパターンの構成を示す図である。 第1実施形態に係る多周波共用アンテナが携帯端末の内部の回路基板とともに実装された状態の配置を示す図である。 図3のA方向から見た側面図である。 第1実施形態に係る多周波共用アンテナの放射原理を説明するために回路基板に実装された状態の多周波共用アンテナの周辺に発生した電界ベクトルを表す図である。 上部の給電用導体パターンと下部の接地用導体パターンの位置関係として2種の形態を示す図である。 ミアンダ線路を用いた実施例に係る多周波共用アンテナのアンテナパターンの構成を示す図である。 第1実施形態に係る多周波共用アンテナについて検証したアンテナ特性のうちVSWRの周波数特性を示す図である。 第2実施形態に係る多周波共用アンテナに関して、回路基板に実装された状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る多周波共用アンテナにおけるアンテナパターンの構成を示す図である。 第2実施形態に係る多周波共用アンテナについて検証したアンテナ特性のうちVSWRの周波数特性を示す図である。
符号の説明
1、2…多周波共用アンテナ
11、51…第1誘電体層
12、52…第2誘電体層
13、53…第3誘電体層
21、41、61…給電用導体パターン
21a、21b、21c…線状導体
21d、41d、81d…接続部
22、42、62…接地用導体パターン
22a、22b、22c、22d…線状導体
22e、42d、82d…接続部
23…短絡導体
24、44、84…給電用端子
25、45、85…接地用端子
30,70…回路基板
30a、70a…切欠き部
30b、70b…地板導体
31…給電点
32…接地点
41a、41b、81a、81b…ミアンダ線路
42a、42b、82a、82b…線状導体
41c、42c、81c、82c…導体パターン

Claims (9)

  1. 複数の周波数を共用可能な多周波共用アンテナであって、
    低誘電材料からなる中央の誘電体層の上部と下部を高誘電材料からなる誘電体層で挟んで積層形成した3層構造の誘電体と、
    前記中央の誘電体層と前記上部の誘電体層の間に形成され、前記3層構造の誘電体の所定の側面で基端が給電点に接続される給電用導体パターンと、
    前記中央の誘電体層と前記下部の誘電体層の間に形成され、前記所定の側面で基端が接地される接地用導体パターンと、
    を備え、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、それぞれ前記基端から先端に至るまで複数の線状導体を連結して、少なくとも前記所定の側面に対向する側面の近辺で折り返したパターンを有して形成されることを特徴とする多周波共用アンテナ。
  2. 前記給電用導体パターンの先端と前記接地用導体パターンの先端とを前記中央の誘電体層を貫いて電気的に接続する短絡導体を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の多周波共用アンテナ。
  3. 前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、前記各誘電体層の面方向において互いにずれた位置で対向配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多周波共用アンテナ。
  4. 前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、互いに同一形状の導体パターンで構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多周波共用アンテナ。
  5. 前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンの一方又は双方は、ミアンダ線路を含んで構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多周波共用アンテナ。
  6. 前記3層構造の誘電体は、回路基板の一角で地板導体を切り欠いた切欠き部に配置され、前記回路基板には、前記給電用導体パターンの基端が接続される給電点と前記接地用導体パターンの基端が接続される接地点とが設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の多周波共用アンテナ。
  7. 前記3層構造の誘電体は、前記各誘電体層の面方向と前記回路基板の面方向が略同一となるように前記切欠き部に配置されることを特徴とする請求項6に記載の多周波共用アンテナ。
  8. 前記3層構造の誘電体は、前記各誘電体層の面方向と前記回路基板の面方向が略直交するように前記切欠き部に配置されることを特徴とする請求項6に記載の多周波共用アンテナ。
  9. 低誘電材料からなる中央の誘電体層の上部と下部を高誘電材料からなる誘電体層で挟んで積層形成した3層構造の誘電体と、
    前記中央の誘電体層と前記上部の誘電体層の間に形成され、前記3層構造の誘電体の所定の側面で基端が給電点に接続される給電用導体パターンと、
    前記中央の誘電体層と前記下部の誘電体層の間に形成され、前記所定の側面で基端が接地される接地用導体パターンと、
    を備え、前記給電用導体パターンと前記接地用導体パターンは、それぞれ前記基端から先端に至るまで複数の線状導体を連結して、少なくとも前記所定の側面に対向する側面の近辺で折り返したパターンを有して形成されることを特徴とするアンテナ。
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