JP5428524B2 - アンテナ装置及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アンテナ装置及びこのアンテナ装置を備えた無線通信装置に関する。
今日、携帯端末機等の無線通信装置は、デュアルバンド(2つの通信周波数帯域)、トリプルバンド(3つの通信周波数帯域)といった複数の周波数帯域で通信を行うマルチバンド化が進んでいる。このため、無線通信装置に内蔵されるアンテナ装置についてもマルチバンド化に対応したアンテナ構成が種々開発されている。この中で、携帯端末機に用いるアンテナ装置として、マルチバンドに対応した小型のアンテナ構成が提案されている。
図11は、マルチバンド化に対応した携帯端末機のアンテナ装置100の構成の一例を示す図である。アンテナ装置100は周波数1,2を通信周波数として使用し、周波数1に対応した波長をλ1とし、周波数2に対応した波長をλ2とする。アンテナ装置100は、モノポールアンテナの線状のアンテナ要素102と、モノポールアンテナの線状のアンテナ要素104と、誘電体基板106と、誘電体基板106の裏面に設けられたグランド導体108とを備えて構成されている。線状のアンテナ要素102はλ1/4のアンテナ長さを備える。線状のアンテナ要素104はλ2/4のアンテナ長さを備える。モノポールアンテナがグランド導体108と共に用いられることにより、アンテナ装置は小型であるにも係わらず利得の低下を抑えることができる。
モノポールアンテナは、一般的に、グランド導体から遠ざけるために真っ直ぐに延びたアンテナ形状を有するが、携帯端末機等の限られた筐体内に内蔵するために、アンテナ要素102,104はL字状に折り曲げられた形状になっている。アンテナ要素102,104の共通する端部は給電点110になっており、図示されない電力供給部と接続された給電線路112から給電される。アンテナ要素102,104の部分102a,102bは、グランド導体108の面から遠ざかるようにグランド導体108の面に対して立設している。
図中のアンテナ装置100のアンテナ要素102,104は、マルチバンド化に対応して、アンテナ要素102,104において2つの共振が生じる。
しかし、図11のアンテナ装置100では、2つのアンテナ要素102,104が互いに近くに設けられているため、共振させたい周波数が近いとき良好な特性が得られない場合がある。図12は、図11に示すアンテナ装置100のVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)を示している。周波数1の共振を行うアンテナ要素102と周波数2の共振を行うアンテナ要素104がいずれもモノポールアンテナとして共振するときの共振モードで動作する。すなわち、アンテナ要素104は、共振するときの電波の波長の4分の1の長さがアンテナ要素102,104の長さに略一致するモードで動作し、しかもアンテナ要素102,104同士が限られた筐体内に設けられて近接している。このため、共振が互いに干渉する。この結果、周波数2においてVSWRの値が3以下にならずアンテナ要素102に十分な電力供給ができない。さらに、上記干渉の結果、周波数1におけるVSWRのボトム部分の幅がきわめて狭く、すなわち通信に用いる帯域幅が狭い。
また、多共振逆Fアンテナにおいて、アンテナ特性を後から調整することができるアンテナ装置が知られている(特許文献1)。しかし、このアンテナ装置は、モノポールアンテナの共振モードで動作するアンテナ要素を有し、しかも、アンテナ同士が接近しているので、共振させたい周波数帯域が近いとき、2つの共振が互いに干渉して、良好な特性が得られ難い。
特開2005−252480号公報
そこで、本発明は、マルチバンドに対応したアンテナ装置およびに無線通信装置おいて、従来に比べて良好なVSWRを得るアンテナ構成を提供することを目的とする。
上記目的は、
(A)線状アンテナ要素と、
(B)第1の給電端子及び第2の給電端子が互いに離間して対向するように設けられ、前記第1の給電端子が前記線状アンテナ要素の端部に接続され、前記第2の給電端子が電力供給部に接続されている給電部と、
(C)前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
(D)前記線状分岐要素の端部と接続されるグランド導体と、を有するアンテナ装置により達成される。
上記目的は、
(E)線状アンテナ要素と、
(F)前記線状アンテナ要素の一方の端部と、電力供給部に接続される接続線路との間を接続したキャパシタを備える給電部と、
(G)前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
(H)前記線状分岐要素の端と接続されるグランド導体と、
を有するアンテナ装置により達成される。
また、上記目的は、
(I)上記アンテナ装置と、
(J)複数の周波数帯域の送信波を生成する、あるいは、複数の周波数帯域の検波を行う通信部と、を有する無線通信装置により達成される。
上述のアンテナ装置およびに無線通信装置は、従来のアンテナ装置に比べて良好なVSWRを得ることができる。
アンテナ装置の一実施形態の概略を説明する図である。 無線通信装置の一実施形態の概略を説明する模式図である。 図2に示す無線通信装置に用いるアンテナ装置の構成を説明する図である。 図3に示すアンテナ装置における第1の給電端子及び第2の給電端子の構成を説明する断面図である。 図3に示すアンテナ装置に用いるアンテナ本体部を説明する図である。 図3に示すアンテナ装置と異なる形態のアンテナ装置を説明する図である。 (a)〜(d)は、第3の実施形態のアンテナ装置を説明する図である。 第3の実施形態のアンテナ装置におけるVSWRを示す図である。 (a)は第4の実施形態のアンテナ装置を説明する図であり、(b)は第4の実施形態のアンテナ装置におけるVSWRを示す図である。 (a)は第5の実施形態のアンテナ装置を説明する図であり、(b)は第5の実施形態のアンテナ装置におけるVSWRを示す図である。 従来のアンテナ装置を説明する図である。 図11に示すアンテナ装置におけるVSWRを示す図である。
以下、本発明のアンテナ装置及び無線通信装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、アンテナ装置1の構成を説明する図である。
アンテナ装置1は、周波数1,2において共振を行うデュアルバンド対応のアンテナ装置である。
アンテナ装置1は、線状アンテナ要素2と、線状分岐要素3と、給電部4と、グランド導体5とを有する。
線状アンテナ要素2は、給電部4から線状に延びたアンテナ要素である。線状アンテナ要素2は、電波の波長の4分の1の長さが線状アンテナ要素2の長さに略一致する周波数において共振するモノポールアンテナとして機能する。線状分岐要素3は、線状アンテナ要素2の途中から分岐したアンテナ要素である。給電部4は、第1の給電端子6及び第2の給電端子7が互いに離間して対向するように設けられ、第1の給電端子6が線状アンテナ要素2の端部に接続され、第2の給電端子7が電力供給部に接続されている。一方、グランド導体5は、線状分岐要素3の端部と接続される。線状分岐要素2の端部から分岐位置まで延びる線状アンテナ要素2の基部と線状分岐要素3とによりインダクタンス成分がつくられる。一方、第1の給電端子6と第2の給電端子7とが互いに離間して対向することによりキャパシタンス成分がつくられる。このため、アンテナ装置1は、LC共振をする。すなわち、インダクタンス成分とキャパシタンス成分に基づいて共振周波数が定まる。
このように、アンテナ装置1は線状アンテナ要素2で生じる共振と異なる共振を有するので、2つの共振が互いに干渉することはない。したがって、従来のようなVSWRの特性を改善することができる。アンテナ装置1の線状アンテナ要素2、線状分岐要素3および給電部4は、後述するように種々の形態で用いることができる。
(第2の実施形態)
図2は、無線通信装置の一実施形態として、アンテナ装置10を備えた携帯端末機12の概略を説明する図である。アンテナ装置10は、2つの周波数帯域に対応したデュアルバンドに対応するアンテナを備える。
携帯端末機12の筐体14には、アンテナ装置10のアンテナ要素とともに回路基板16が内蔵されている。アンテナ装置10はフレキシブル基板を用いて作成されている。回路基板16には、アンテナ装置10のアンテナ要素に接続するためのコネクタ18が設けられ、回路基板16はアンテナ装置10のアンテナ要素と接続されている。回路基板16には、2つの周波数帯域の送信波を生成し、および、2つの周波数帯域の受信波の検波を行う通信回路19を備える。
図3は、回路基板16におけるアンテナ給電部近傍の構成を模式的に説明した図である。回路基板16は、誘電体基板22と、グランド導体24と、第1の給電端子26と、第2の給電端子28と、グランド端子(コネクタ実装ランド)30と、を有する。
回路基板16は多層基板であり、説明に必要な3層のみを図示している。
表面層22aには、グランド導体24aと、第1の給電端子26と、グランド端子(コネクタ実装ランド)30と、第1の給電端子26と後述するアンテナ接続端子(コネクタ実装ランド)27とを接続する給電線路26aと、グランド端子(コネクタ実装ランド)30とグランド導体24aとを接続するグランド線路30aと、ビア導体29と、電力供給部とビア導体29とを接続する給電線路28aと、が設けられている。表面層22aに接する内層22bには、グランド導体24bと、第2の給電端子28と、給電線路28bと、が設けられている。内層22bと接する下層である内層22cには、グランド導体24cが設けられている。
グランド導体24a,24b,24cの角部分はいずれもグランド導体24が設けられておらず、誘電体基板22の表面層22aが表に露出した部分となっている。この部分に、第1の給電端子26、第2の給電端子28、及びグランド端子(コネクタ実装ランド)30、さらには各種線路及び各種端子が設けられている。グランド端子(コネクタ実装ランド)30は、第1の給電端子26の近傍に設けられている。
図4に示すように、第1の給電端子26と第2の給電端子28は、誘電体基板22の表面層22aを挟んで、互いに離間して対向するように設けられ、給電部25を構成している。第1の給電端子26は接続線路26aおよびアンテナ接続端子(コネクタ実装ランド)27上に実装された図示されないコネクタを介して線状アンテナ要素34に接続されている。
第1の給電端子26は誘電体基板22の表面層22aに設けられ、第2の給電端子28は誘電体基板22の内層22bに設けられているので、電力供給部から延びる供給線路28aは、ビア導体29を経由して第2の給電端子28と接続される。
アンテナ本体部32は、図3および図5に示すように、モノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素34と、線状アンテナ要素34の途中から分岐した線状分岐要素36とを有する。線状分岐要素36は、線状アンテナ要素34の延在方向に対して直交方向に分岐し、さらに、90度屈曲して線状アンテナ要素34の基部35と並行に延在するように設けられている。
線状アンテナ要素34の端部34aは図示されないコネクタを介してアンテナ接続端子27(コネクタ実装ランド)と接続され、線状分岐要素36の端部36aは図示されないコネクタを介してグランド端子30(コネクタ実装ランド)と接続されている。
線状アンテナ要素34は、端部34aから誘電体基板22の面上を、誘電体基板22から遠ざかるように延びた後、誘電体基板22の面に対して垂直方向に立設するように90度屈曲する。線状アンテナ要素34は、さらに、その後、誘電体基板22の面に平行になるように90度屈曲し、誘電体基板22の面と異なる高さに位置し、この高さを維持したまま90度屈曲して、誘電体基板22の一辺に平行に延びている。第1の電極端子26から端部34aを経由して線状アンテナ要素34の先端部34bまでの長さは、周波数1で共振するように、略λ1/4となっている。ここで、λ1は周波数1に対応した空気中の電波の伝播波長である。
線状分岐要素36は、線状アンテナ要素34の途中から分岐し、線状分岐要素36の端部36aが、第1の給電端子26の近傍に設けられたグランド端子30と接続されている。第1の電極端子26と第2の電極端子28は、上述したように互いに離間して対向するように構成され、誘電体基板22の表面層22aが誘電体として挟まれているので、キャパシタとして機能する。一方、線状アンテナ要素34の基部35と線状分岐要素36の経路がインダクタとして機能する。すなわち、線状アンテナ要素34の端部34aから線状分岐要素36が分岐する位置までの基部35に、線状分岐要素36が並行して延在して設けられ、これにより、ループ状またはU字状(図5に示す矢印に沿った線)の電流経路がつくられる。この様な構成によるインダクタとキャパシタの機能により目的とする周波数2にてLC共振が生じる。この共振は、第1の電極端子26と第2の電極端子28との間の離間距離を変更することにより、あるいは、第1の電極端子26と第2の電極端子28との間の誘電体の比誘電率を変更することにより、キャパシタンス成分を変更することができる。これによって、共振周波数を調整し、目的とする周波数2に一致させることができる。あるいは、線状分岐要素36の基部35の長さあるいは線状分岐要素36の長さを変更することにより、インダクタンス成分を変更することができる。これにより共振周波数を調整し、目的とする周波数2に一致させることができる。
図6は、アンテナ給電端子がアンテナ接続端子を兼ねた場合の構成を示している。この場合、アンテナ接続端子を兼ねたアンテナ給電端子に当たる第1の給電端子26上にバネ部材を実装し、アンテナ本体部32と接続する。または、アンテナ本体部32自身をバネ性のある板金で作成し、押圧して直接接続しても良い。
以上のように、アンテナ装置10は、線状アンテナ要素34により、周波数1で共振が生じ、線状分岐要素36を用いて周波数2で共振が生じる。その際、周波数1の共振は、線状アンテナ要素34がモノポールアンテナとして機能するモードで生じる。周波数2の共振は、第1の電極端子26,28がキャパシタとして機能するときのキャパシタンス成分と、線状アンテナ要素34の基部35と線状分岐要素36が、インダクタとして機能するときのインダクタンス成分とにより、LC共振のモードで生じる。つまり、周波数1の共振と周波数2の共振は、互いに異なるモードで生じるので、互いに共振が干渉することはない。この結果、VSWRにおいて良好な特性を得ることができる。
以下、アンテナ装置の他の実施形態とこの実施形態におけるVSWRを示す。
(第3の実施形態)
図7(a)〜(d)は、第3の実施形態1のアンテナ装置40を判りやすく説明する図である。図7(d)は、図7(c)に示す後述するアンテナ本体部44の位置を図中左にずらしてわかり易く構成を示した図である。
アンテナ本体部44は、図3に示すアンテナ本体部32と同様に、モノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50(図7(b)参照)と、線状アンテナ要素50から途中で分岐した線状分岐要素52(図7(b)参照)とを有する。第1の給電端子46は、線状アンテナ要素50の端部に接続されている。線状分岐要素52の端部54はグランド導体42に接続されている(図7(c)参照)。この場合においても、第1の給電端子46から線状アンテナ要素50、線状分岐要素52を通り端部54に至る経路は、略ループ状を成している。
線状アンテナ要素50の端部に接続される第1の給電端子46は、図示されない電力供給部から供給される電力を給電する給電線路56の端部に位置する第2の給電端子48と、図示されていない誘電体基板を挟んで互いに離間して対向している。
アンテナ装置40は、アンテナ装置10と同様にモノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50により、周波数1における第1の共振が生じる。さらに、第1の電極端子46および第2の電極端子48の誘電体基板を挟んで対向した構成と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52の構成により、周波数2の第2の共振が生じる。第1の共振は、線状アンテナ要素50がモノポールアンテナとして機能する共振である。第2の共振は、第1の電極端子46および第2の電極端子48がキャパシタとして機能するときのキャパシタンス成分と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52とがインダクタとして機能するときのインダクタンス成分とに基づくLC共振である。したがって、アンテナ装置40においても、アンテナ装置10と同様に第1の共振と第2の共振が異なるモードによる共振であるため、互いに共振が干渉することはない。この結果、VSWRにおいて良好な特性を得ることができる。
図8は、アンテナ装置40のVSWRを示している。図8に示すように、アンテナ装置40におけるVSWRは、周波数2の共振において3以下になるとともに、周波数1近傍におけるVSWRのボトム部分の幅が図12に示す従来のアンテナ装置100のVSWRに比べて広くなっている。例えば、VSWRが3以下となる帯域が広くなっている。また、図12に示すVSWRは周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが11より大きな値を示すのに対して、図8に示すVSWRは、周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが7より小さな値を示し、共振の干渉が小さい。このように、図8に示すVSWRからわかるように、アンテナ装置40は良好な特性を有することがわかる。
(第4の実施形態)
図9(a)は、第4の実施形態のアンテナ装置60を判りやすく説明する図である。
アンテナ本体部44は、図7(b)に示すアンテナ本体部44と同様に、モノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50と、線状アンテナ要素50から途中で分岐した線状分岐要素52とを有し、線状分岐要素52の端部はグランド導体42に接続されている。
アンテナ装置60は、図7(c)に示すアンテナ装置40に対して、以下の点で異なっている。すなわち、アンテナ装置60は、アンテナ装置40の第1の電極端子46と第2の電極端子48とが誘電体基板を挟んで互いに対向して設けられている構成と異なり、第1の電極端子46と第2の電極端子48との間にコンデンサ(キャパシタ)62が設けられた構成である。
図9(a)に示すアンテナ装置60は、アンテナ装置10と同様にモノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50により、周波数1における第1の共振が生じる。さらに、キャパシタ62と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52の構成により、周波数2の第2の共振が生じる。第1の共振は、線状アンテナ要素50がモノポールアンテナとして機能するモードの共振である。第2の共振は、キャパシタ62のキャパシタンス成分と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52とがインダクタとして機能するときのインダクタンス成分とに基づくLC共振である。したがって、図9(a)におけるアンテナ装置60においても、アンテナ装置10と同様に第1の共振と第2の共振が異なるモードによる共振であるため、互いに共振が干渉することはない。この結果、VSWRにおいて良好な特性を得ることができる。
図9(b)は、アンテナ装置60のVSWRを示している。図9(b)に示すように、アンテナ装置60におけるVSWRは、周波数2において3以下になるとともに、周波数1近傍におけるVSWRのボトム部分の幅、例えばVSWRが3以下になる帯域の幅が、図12に示す従来のアンテナ装置100のVSWRに比べて広くなっている。また、図12に示すVSWRは周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが11より大きな値を示すのに対して、図9(b)に示すVSWRは、周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが7より小さな値を示し、共振の干渉が小さい。このように、図9(b)に示すVSWRからわかるように、アンテナ装置60は良好な特性を有することがわかる。
(第5の実施形態)
図10(a)は、第5の実施形態のアンテナ装置70を判りやすく説明する図である。
アンテナ本体部44は、図3に示すアンテナ本体部32と同様に、モノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50と、線状アンテナ要素50から途中で分岐した線状分岐要素52とを有する。線状分岐要素52の端部54は、インダクタ72を介してグランド導体42に接続されている。
アンテナ装置70は、図7(c)に示すアンテナ装置40に対して、以下の点で異なっている。すなわち、第1の電極端子46と第2の電極端子48とが誘電体基板を挟んで互いに対向するアンテナ装置40の構成と異なり、アンテナ装置70の第1の電極端子46と第2の電極端子48との間にコンデンサ(キャパシタ)74が設けられている。また、上述したように、アンテナ装置70の線状分岐要素52の端部とグランド導体42との間にインダクタ72が設けられている。
アンテナ装置70においても、アンテナ装置10と同様にモノポールアンテナとして機能する線状アンテナ要素50により、周波数1における第1の共振が生じる。さらに、キャパシタ74と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52の構成およびインダクタ72により、周波数2の第2の共振が生じる。第1の共振は、線状アンテナ要素50がモノポールアンテナとして機能するモードの共振である。第2の共振は、キャパシタ74のキャパシタンス成分と、線状アンテナ要素50の基部と線状分岐要素52の構成によるインダクタ成分およびインダクタ72のインダクタンス成分とに基づくLC共振である。したがって、図10(a)におけるアンテナ装置70においても、アンテナ装置10と同様に第1の共振と第2の共振は、異なるモードによる共振であるため、互いに共振が干渉することはない。この結果、VSWRにおいて良好な特性を得ることができる。なお、インダクタ72については、目的とする周波数2に応じてインダクタ72のインダクタンス成分を調整することができる。
図10(b)は、アンテナ装置70のVSWRを示している。図10(b)に示すように、周波数1近傍におけるVSWRのボトム部分の幅、例えばVSWRが3以下の帯域の幅が図12に示す従来のアンテナ装置100のVSWRに比べて広くなっている。また、図12に示すVSWRは周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが11より大きな値を示すのに対して、図10(b)に示すVSWRは、周波数1及び周波数2の間の帯域においてVSWRが7より小さな値を示し、共振の干渉が小さい。このように、図10(b)に示すVSWRからわかるように、アンテナ装置70は良好な特性を有することがわかる。
以上の実施形態に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
線状アンテナ要素と、
第1の給電端子及び第2の給電端子が互いに離間して対向するように設けられ、前記第1の給電端子が前記線状アンテナ要素の端部に接続され、前記第2の給電端子が電力供給部に接続されている給電部と、
前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
前記線状分岐要素の端部と接続されるグランド導体と、を有することを特徴とするアンテナ装置。
(付記2)
前記給電部は誘電体基板(回路基板)に設けられ、前記第1の給電端子及び前記第2の給電端子の間に前記誘電体基板の層が挟まれている、付記1に記載のアンテナ装置。
(付記3)
前記第1の給電端子は前記誘電体基板(回路基板)の表面層に設けられ、
前記第2の給電端子は前記誘電体基板(回路基板)の内層に設けられ、
前記電力供給部から前記第2の給電端子に延びる線路は、前記誘電体基板の表面層を貫通するビア導体を経由して前記第2の給電端子と接続されている、付記2に記載のアンテナ装置。
(付記4)
前記線状分岐要素が、前記線状アンテナ要素の前記端部から前記線状分岐要素が分岐する位置までの基部に並行して延在して設けられ、
前記線状アンテナ要素の前記基部と前記線状分岐要素とにより、U字状あるいはループ状の電流経路をつくる、付記2または3に記載のアンテナ装置。
(付記5)
線状アンテナ要素と、
前記線状アンテナ要素の一方の端部と、電力供給部に接続される接続線路との間を接続したキャパシタを備える給電部と、
前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
前記線状分岐要素の端と接続されるグランド導体と、
を有することを特徴とするアンテナ装置。
(付記6)
前記線状分岐要素の一部にインダクタが設けられる、付記1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
(付記7)
線状アンテナ要素と、
第1の給電端子及び第2の給電端子が互いに離間して対向するように設けられ、前記第1の給電端子が前記線状アンテナ要素の端部に接続され、前記第2の給電端子が電力供給部に接続されている給電部と、
前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
前記線状分岐要素の端部と接続されるグランド導体と、を有するアンテナ装置と、
複数の周波数帯域の送信波を生成する、あるいは、複数の周波数帯域の検波を行う通信部と、を有することを特徴とする無線通信装置。
(付記8)
線状アンテナ要素と、
前記線状アンテナ要素の一方の端部と、電力供給部に接続される接続線路との間を接続したキャパシタを備える給電部と、
前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
前記線状分岐要素の端と接続されるグランド導体と、を有するアンテナ装置と、
複数の周波数帯域の送信波を生成する、あるいは、複数の周波数帯域の検波を行う通信部と、を有することを特徴とする無線通信装置。
以上、本発明のアンテナ装置及び無線通信装置について詳細に説明したが、本発明のアンテナ装置及び無線通信装置は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1,10,40,60,70,100 アンテナ装置
2 線状アンテナ要素
3 線状分岐要素
4,25 給電部
5,24,24a,24b,24c,42,108 グランド導体
6,26,46 第1の給電端子
7,28,48 第2の給電端子
12 携帯端末機
14 筐体
16 回路基板
18 コネクタ
19 通信回路
22,106 誘電体基板
22a 表面層
22b,22c 内層
26a 接続線路
27 アンテナ接続端子
28a,28b,56,112 給電線路
29 ビア導体
30,54 グランド端子
30a グランド線路
32,44 アンテナ本体部
2,34,50 線状アンテナ要素
34a,36a,54 端部
35 基部
3,36,56 線状分岐要素
62,74 キャパシタ
72 インダクタ
102,104 アンテナ要素

Claims (7)

  1. 線状アンテナ要素と、
    第1の給電端子及び第2の給電端子が互いに離間して対向するように設けられ、前記第1の給電端子が前記線状アンテナ要素の端部に接続され、前記第2の給電端子が電力供給部に接続されている給電部と、
    前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
    前記線状分岐要素の端部と接続されるグランド導体と、を有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記給電部は誘電体基板に設けられ、前記第1の給電端子及び前記第2の給電端子の間に前記誘電体基板の層が挟まれている、請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第1の給電端子は前記誘電体基板の表面層に設けられ、
    前記第2の給電端子は前記誘電体基板の内層に設けられ、
    前記電力供給部から前記第2の給電端子に延びる線路は、前記誘電体基板の表面層を貫通するビア導体を経由して前記第2の給電端子と接続されている、請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記線状分岐要素が、前記線状アンテナ要素の前記端部から前記線状分岐要素が分岐する位置までの基部に並行して延在し、
    前記線状アンテナ要素の前記基部と前記線状分岐要素とにより、U字状あるいはループ状の電流経路をつくる、請求項2または3に記載のアンテナ装置。
  5. 線状アンテナ要素と、
    前記線状アンテナ要素の一方の端部と、電力供給部に接続される接続線路との間を接続したキャパシタを備える給電部と、
    前記線状アンテナ要素の途中から分岐した線状分岐要素と、
    前記線状分岐要素の端と接続されるグランド導体と、
    を有することを特徴とするアンテナ装置。
  6. 前記線状分岐要素の一部にインダクタが設けられる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のアンテナ装置と、
    複数の周波数帯域の送信波を生成する、あるいは、複数の周波数帯域の検波を行う通信部と、を有することを特徴とする無線通信装置。
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