JP3885755B2 - 複軸多層モータのステータ構造 - Google Patents

複軸多層モータのステータ構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド駆動ユニット等に適用される複軸多層モータのステータ構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ステータを挟んで同心円状にインナーロータとアウターロータとが配置される複軸多層モータのステータは、積層鋼鈑により構成されたステータティースにコイルを巻き付けた複数のコイル付きステータティースと、該複数のコイル付きステータティースの両端面部に配置され、各コイル付きステータティースを円周上に等ピッチ間隔にて位置決めを行うと共に支持する正面側ブラケット部材及び背面側ブラケット部材と、前記分割されたコイル付きステータティースの隙間を埋める絶縁性・耐熱性を持つ樹脂による樹脂モールド部と、を有する(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−169483号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の複軸多層モータにあっては、分割されたコイル付きステータティースの締め付けを行う軸方向ボルトやワッシャやブラケット部材が磁性体によって構成されるため、ステータティース両端を押さえるブラケット部材と軸方向ボルトを通じてループ電流が生じ、モータの効率が悪化するという問題があった。また、非磁性体の軸方向ボルトを使う場合は、強度が比較的弱いため、軸力に耐えられないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、ループ電流の遮断によりモータ効率を向上させることができると共に、モータ重量の軽量化やステータのレイアウトの自由度が増し、さらに冷媒路の流路面積拡大により冷却面積を大きくとることができる複軸多層モータのステータ構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、
ステータを挟んで同心円状にインナーロータとアウターロータとを配置し、前記ステータは、複数のコイル付きステータティースと、分割されたコイル付きステータティースの位置決め部材と、樹脂モールド部と、を有する複軸多層モータにおいて、
前記分割されたコイル付きステータティースを位置決め部材に対し締め付け固定する部材として、テンションを付与した非導電性による高強度繊維を用い
前記高強度繊維のテンションにより分割されたコイル付きステータティースの全体を固定し、ステータの骨格構造体を構成し、周方向に隣接するコイル付きステータティースの間の位置にステータ冷却パイプを配置し、
前記樹脂モールド部は、ステータ全体形状に合致する凹型を有する型枠内に、前記ステータ冷却パイプを支持した骨格構造体を入れ、溶融樹脂を流し込み、溶融樹脂を空間部分に充填することで成形した。
【0007】
【発明の効果】
よって、本発明の複軸多層モータのステータ構造にあっては、分割されたコイル付きステータティースを位置決め部材に対し締め付け固定する際、テンションを付与した非導電性による高強度繊維が用いられるため、ループ電流の遮断によりモータ効率を向上させることができると共に、金属に比べ繊維の方が密度は低いのでモータの重量を軽くすることができる。その上、高強度繊維の方が軸方向ボルトに比べ設計上必要とするスペースが小さくすむので、レイアウトの自由度が増し、さらに、冷媒路の流路断面積拡大により冷却面積を大きくとれる
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複軸多層モータのステータ構造を実現する実施の形態を、図面に示す第1実施例〜第4実施例に基づいて説明する。
【0009】
(第1実施例)
まず、構成を説明する。
【0010】
[ハイブリッド駆動ユニットの全体構成]
図1は第1実施例の複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットの全体図であり、図1において、Eはエンジン、Mは複軸多層モータ、Gはラビニョウ型複合遊星歯車列、Dは駆動出力機構、1はモータカバー、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーである。
【0011】
前記エンジンEは、ハイブリッド駆動ユニットの主動力源であり、エンジン出力軸5とラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2リングギヤR2とは、回転変動吸収ダンパー6及び多板クラッチ7を介して連結されている。
【0012】
前記複軸多層モータMは、外観的には1つのモータであるが2つのモータジェネレータ機能を有する副動力源である。この複軸多層モータMは、前記モータケース2に固定され、コイルを巻いた固定電機子としてのステータSと、前記ステータSの内側に配置し、永久磁石を埋設したインナーロータIRと、前記ステータSの外側に配置し、永久磁石を埋設したアウターロータORと、を同軸上に三層配置することで構成されている。前記インナーロータIRに固定の第1モータ中空軸8は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1サンギヤS1に連結され、前記アウターロータORに固定の第2モータ軸9は、ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2サンギヤS2に連結されている。
【0013】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、二つのモータ回転数を制御することにより無段階に変速比を変える無段変速機能を有するハイブリッド変速機である。このラビニョウ型複合遊星歯車列Gは、互いに噛み合う第1ピニオンP1と第2ピニオンP2を支持する共通キャリヤCと、第1ピニオンP1に噛み合う第1サンギヤS1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2サンギヤS2と、第1ピニオンP1に噛み合う第1リングギヤR1と、第2ピニオンP2に噛み合う第2リングギヤR2との5つの回転要素を有して構成されている。前記第1リングギヤR1とギヤハウジング3との間には多板ブレーキ10が介装されている。前記共通キャリヤCには、出力ギヤ11が連結されている。
【0014】
前記駆動出力機構Dは、出力ギヤ11と、第1カウンターギヤ12と、第2カウンターギヤ13と、ドライブギヤ14と、ディファレンシャル15と、ドライブシャフト16L,16Rにより構成されている。そして、出力ギヤ11からの出力回転及び出力トルクは、第1カウンターギヤ12→第2カウンターギヤ13→ドライブギヤ14→ディファレンシャル15を経過し、ドライブシャフト16L,16Rから図外の駆動輪へ伝達される。
【0015】
すなわち、ハイブリッド駆動ユニットは、前記第2リングギヤR2とエンジン出力軸5を多板クラッチ7を介して連結し、前記第1サンギヤS1と第1モータ中空軸8とを連結し、前記第2サンギヤS2と第2モータ軸9とを連結し、前記共通キャリヤCに出力ギヤ11を連結することにより構成されている。
【0016】
[ハイブリッド変速機の構成]
図2はハイブリッド変速機を示す縦断面図である。図2において、2はモータケース、3はギヤハウジング、4はフロントカバーであり、これらに囲まれたギヤ室30内にラビニョウ型複合遊星歯車列G及び駆動出力機構Dが配置されている。
【0017】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2リングギヤR2には、回転変動吸収フライホイールダンパー6と変速機入力軸31とクラッチドラム32とを介し、多板クラッチ7の締結時にエンジンEからの回転駆動トルクが入力される。
【0018】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1サンギヤS1には、第1モータ中空軸8がスプライン結合され、決められたモータ動作点にしたがって、複軸多層モータMのインナーロータIRから第1トルクと第1回転数が入力される。
【0019】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第2サンギヤS2には、第2モータ軸9がスプライン結合され、決められたモータ動作点にしたがって、複軸多層モータMのアウターロータORから第2トルクと第2回転数が入力される。
【0020】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの第1リングギヤR1と、ギヤハウジング3との間には多板ブレーキ10が設けられ、発進時等において多板ブレーキ10が締結された時には、第1リングギヤR1が停止する。
【0021】
前記ラビニョウ型複合遊星歯車列Gの共通キャリヤCには、ステータシャフト48に対しベアリングを介して回転可能に支持された出力ギヤ11がスプライン結合されている。
【0022】
前記駆動出力機構Dは、前記出力ギヤ11と噛み合う第1カウンターギヤ12と、この第1カウンターギヤ12のシャフト部に設けられた第2カウンターギヤ13と、第2カウンターギヤ13と噛み合うドライブギヤ14とを有する。そして、第2カウンターギヤ13とドライブギヤ14の歯数比により、終減速比が決められる。
【0023】
前記多板クラッチ7のクラッチピストン33には、フロントカバー4に形成されたクラッチ圧油路34により締結圧が供給される。また、前記多板ブレーキ10のブレーキピストン35には、フロントカバー4に形成されたブレーキ圧油路36により締結圧が供給される。前記クラッチピストン33と前記ブレーキピストン35は、フロントカバー4の内側で、内周位置にクラッチピストン33が配置され、その外周位置にブレーキピストン35が配置される。
【0024】
また、前記変速機入力軸31には、軸心油路37が形成されていて、この軸心油路37には、フロントカバー4に形成された潤滑油路38を介して潤滑油が供給される。
【0025】
[複軸多層モータの構成]
図3は第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す縦断側面図、図4は第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す一部縦断正面図、図5は第1実施例のステータを背面側から視た図、図6は複軸多層モータMのステータコイルに印加される複合電流の一例を示す説明図である。図3において、1はモータカバー、2はモータケースであり、これらに囲まれたモータ室17内にインナーロータIRとステータSとアウターロータORとにより構成された複軸多層モータMが配置されている。
【0026】
前記インナーロータIRは、その内筒面が第1モータ中空軸8の段差軸端部に対して圧入(或いは焼きばめ)により固定されている。このインナーロータIRには、図4に示すように、ロータベース20に対し磁束形成を考慮した配置によるインナーロータマグネット21が軸方向に12本埋設されている。但し、2本が対となってV字配置されて同じ極性を示し、3極対としてある。
【0027】
前記ステータSは、鋼鈑によるステータプレート40を軸方向に積層したステータティース41と、該ステータティース41に巻き付けられたコイル42と、ステータSを軸方向に貫通する冷却用の冷媒路43と、インナー側高強度繊維44と、アウター側高強度繊維45と、樹脂モールド部46と、を有して構成されている。そして、ステータSの正面側端部が、正面側エンドプレート47とステータシャフト48とを介し、ボルト87によりモータケース2に対し固定されている。
【0028】
前記コイル42は、コイル数が18で、図5に示すように、6相コイルを3回繰り返しながら円周上に配置される。そして、前記6相コイル42に対しては、図外のインバータから給電接続端子50とバスバー径方向積層体51と給電コネクタ52とバスバー軸方向積層体53を介し、例えば、図6に示すような複合電流が印加される。この複合電流は、アウターロータORとインナーロータIRを駆動させるための3相交流と6相交流を複合させたものである。
【0029】
前記アウターロータORは、その外筒面がアウターロータケース62に対してロー付け、或いは、接着により固定されている。そして、アウターロータケース62の正面側には正面側連結ケース63が固定され、背面側には背面側連結ケース64が固定されている。そして、この背面側連結ケース64に第2モータ軸9がスプライン結合されている。このアウターロータORには、図3に示すように、ロータベース60に対し磁束形成を考慮した配置によるアウターロータマグネット61が、両端位置に空間を介して軸方向に12本埋設されている。このアウターロータマグネット61は、インナーロータマグネット21と異なり、1本づつ極性が違い、6極対をなしている。
【0030】
図3において、80,81はアウターロータ6をモータケース2及びモータカバー1に支持する一対のアウターロータ支持ベアリングである。82はインナーロータIRをモータケース2に支持するインナーロータ支持ベアリング、83はアウターロータORに対しステータSを支持するステータ支持ベアリング、84は第1モータ中空軸8と第2モータ軸9との間に介装される中間ベアリングである。また、図3において、85はインナーロータIRの回転位置を検出するインナーロータレゾルバ、86はアウターロータORの回転位置を検出するアウターロータレゾルバである。
【0031】
[ステータ構造]
図7は第1実施例の複軸多層モータMにおけるステータ構造を示す断面図であり、図7において、41はステータティース、43は冷媒路、44はインナー側高強度繊維(高強度繊維)、45はアウター側高強度繊維(高強度繊維)、46は樹脂モールド部、47は正面側エンドプレート(正面側位置決め部材)、49は背面側エンドプレート(背面側位置決め部材)、70は正面側ブラケット(正面側位置決め部材)、71は背面側ブラケット(背面側位置決め部材)、72はステータ冷却パイプ、88は結び目(固定端)、89は締め上げ部材である。
【0032】
前記ステータティース41は、多数の鋼鈑によるステータプレート40が軸方向に積層されて構成されている。このステータティース41の外周に、平型銅線によるコイル42が軸方向に往復するように巻かれる。このコイル42付きステータティース41は複数個用意される。
【0033】
前記正面側ブラケット70と背面側ブラケット71は、コイル42付きステータティース41の軸方向両端位置に設置され、分割されたコイル42付きステータティース41と両ブラケット70,71とは、位置決めピン55により、モータ回転軸を中心とする円周上に等ピッチで配列するように位置決めされる。
【0034】
前記正面側エンドプレート47と背面側エンドプレート49は、両ブラケット70,71の外側に配置され、正面側エンドプレート47には、ステータシャフト48が溶接により固定されている。
【0035】
前記インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45は、正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに形成された繊維穴を挿通し、結び目88を固定端とし、締め上げ部材89を回して締め上げ、この締め上げで発生するテンション(引張力)により分割されたコイル42付きステータティース41の全体を固定し、ステータSの骨格構造体を構成する。
【0036】
前記ステータ冷却パイプ72は、周方向に隣接するコイル42付きステータティース41の間の位置に配置し、両端部が前記正面側ブラケット70と背面側ブラケット71に対し支持される。
【0037】
前記樹脂モールド部46は、ステータ全体形状に合致する凹型を有する型枠内に、ステータ冷却パイプ72を支持した骨格構造体を入れ、溶融樹脂を流し込み、溶融樹脂を空間部分に充填することで成形される。
【0038】
前記ステータティース41のコイル発熱を冷却するステータ冷却用の冷媒路43の両端位置には、内面に仕切壁を有する冷媒分配蓋部材91及び内面に仕切壁を有する冷媒Uターン蓋部材95を、それぞれスナップリング56,56を用いて取り付けている。なお、90は冷媒導入路である。
【0039】
[ステータティース締め付け構造]
図8は第1実施例の複軸多層モータMにおいて分割されたステータティース締め付け構造を示す図5のA方向矢視図であり、図8において、45はアウター側高強度繊維、47,70は正面側位置決め部材、49,71は背面側位置決め部材、88は結び目、89は締め上げ部材である。
【0040】
前記分割されたコイル42付きステータティース41を位置決め部材に対し締め付け固定する部材として、テンションを付与した非導電性によるインナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を用いている。
ここで、高強度繊維とは、例えば、パラ系アラミド繊維等をいう。このパラ系アラミド繊維の場合、非導電で、かつ、引張強度が同じ重さの鋼鉄の約5倍という高強度であり、加えて、軽量(比重は鋼鉄の約1/5)、耐熱性(−160℃〜200℃まで特性を維持)、高耐久性、高振動減衰性、低伸度というメリットを持つ
【0041】
前記分割されたコイル42付きステータティース41の位置決めを行う位置決め部材として、両端面部に正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71を配置し、前記高強度繊維44,45を、周方向に隣接するコイル42付きステータティース41とコイル42付きステータティース41との間の位置に、それぞれ軸方向に渡して設定している。
【0042】
前記正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに、互いに対応する位置関係により繊維穴を開口し、一端部を繊維穴径より大きな径の結び目88(固定端)とし、他端部にテンションを付与する締め上げ部材89を設けた高強度繊維44,45を、1つの位置決め部材47,70に設定した繊維穴の数だけ用意し、前記複数本の高強度繊維44,45を、正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに開口された一対の繊維穴に挿通設定している。
【0043】
ここで、締め上げ部材89としては、例えば、図8(b)に示すように、高強度繊維45が中心部を挿通し、外周に雄ねじが形成された固定ねじ部材89aと、該固定ねじ部材89aと螺合する雌ねじが内面に形成されると共に高強度繊維45が中心部を挿通して端部が固定された可動ねじ部材89bと、によって構成される。この締め上げ部材89の場合、前記可動ねじ部材89bをねじを緩める方向に回すことで、締め上げ部材89の軸方向長さが長くなり、締め上げ部材89の軸方向長さの変化に追従する高強度繊維45にテンションを付与することができる。
【0044】
次に、作用を説明する。
【0045】
[複軸多層モータの基本機能]
2ロータ・1ステータで、アウターロータ磁力線とインナーロータ磁力線との2つの磁力線が作られる複軸多層モータMを採用したことで、コイル42及び図外のコイルインバータを2つのインナーロータIRとアウターロータORに対し共用できる。そして、インナーロータIRに対する3相交流による電流とアウターロータORに対する6相交流による電流を重ね合わせた複合電流を、1つのコイル42に印加することにより、2つのロータIR,ORをそれぞれ独立に制御することができる。
【0046】
よって、外観的には、1つの複軸多層モータMであるが、モータ機能とジェネレータ機能の異種または同種の機能を組み合わせものとして使え、例えば、ロータとステータを持つモータと、ロータとステータを持つジェネレータの2つのものを設ける場合に比べて大幅にコンパクトになり、スペース・コスト・重量の面で有利であると共に、コイル共用化により電流による損失(銅損,スイッチングロス)を防止することができる。
【0047】
また、複合電流制御のみで(モータ+ジェネレータ)の使い方に限らず、(モータ+モータ)や(ジェネレータ+ジェネレータ)の使い方も可能であるというように、高い選択自由度を持ち、例えば、第1実施例のように、ハイブリッド車の駆動源に採用した場合、これら多数の選択肢の中から車両状態に応じて最も効果的或いは効率的な組み合わせを選択することができる。
【0048】
[ステータティース締め付け作用]
分割されたステータティースを締め付ける締め付け部材として、従来技術のように、軸方向ボルトを採用した場合、軸方向ボルトやワッシャやブラケット部材が金属(磁性体)によって構成されるため、ステータティース両端を押さえるブラケット部材と軸方向ボルトを通じてループ電流が生じ、モータの効率が悪化する。また、セラミックボルト等の非磁性体の軸方向ボルトを使う場合は、強度が比較的弱いため、軸力に耐えられない。
【0049】
これに対し、第1実施例では、分割されたコイル42付きステータティース41を位置決め部材に対し締め付け固定する部材として、従来の金属製による軸方向ボルトに代え、テンションを付与した非導電性によるインナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を用いているため、ループ電流の遮断によりモータ効率を向上させることができると共に、金属に比べ繊維の方が密度は低いのでモータの重量を軽くすることができる。その上、高強度繊維44,45の方が軸方向ボルトに比べ設計上必要とするスペースが小さくすむので、レイアウトの自由度が増し、さらに、冷媒路43の流路断面積拡大により冷却面積を大きくとれる。
【0050】
次に、効果を説明する。
第1実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
【0051】
(1) ステータSを挟んで同心円状にインナーロータIRとアウターロータORとを配置し、前記ステータSは、積層鋼鈑により構成されたステータティース41にコイル42を巻き付けた複数のコイル42付きステータティース41と、該複数のコイル42付きステータティース41の少なくとも一端面部に配置され、各コイル42付きステータティース41を円周上に等ピッチ間隔にて位置決めを行うと共に支持する位置決め部材と、前記分割されたコイル42付きステータティース41の隙間を埋める絶縁性・耐熱性を持つ樹脂による樹脂モールド部46と、を有する複軸多層モータMにおいて、前記分割されたコイル42付きステータティース41を位置決め部材に対し締め付け固定する部材として、テンションを付与した非導電性によるインナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を用いているため、ループ電流の遮断によりモータ効率を向上させることができると共に、モータ重量の軽量化やステータSのレイアウト自由度増大を図ることができる。
【0052】
(2) 前記分割されたコイル42付きステータティース41の位置決めを行う位置決め部材として、両端面部に正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71を配置し、前記高強度繊維44,45を、周方向に隣接するコイル42付きステータティース41とコイル42付きステータティース41との間の位置に、それぞれ軸方向に渡して設定しているため、ステータティース41を両端から締め込む高い締め付け性により、分割されたコイル42付きステータティース41の位置決め固定を行うことができる。
【0053】
(3) 前記正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに、互いに対応する位置関係により繊維穴を開口し、一端部を繊維穴径より大きな径の結び目88とし、他端部にテンションを付与する締め上げ部材89を設けた高強度繊維44,45を、1つの位置決め部材47,70に設定した繊維穴の数だけ用意し、前記複数本の高強度繊維44,45を、正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに開口された一対の繊維穴に挿通設定したため、従来の軸方向ボルトを用いるモータ設計を変更することなく、ボルト穴を繊維穴として利用することで容易に高強度繊維44,45を採用することができる。
【0054】
(第2実施例)
この第2実施例は、基本的構造は第1実施例と同様であるが、インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45としてそれぞれ1本だけ用意するだけでステータティース締め付けを行うようにした例である。
【0055】
すなわち、図9に示すように、両端部のうち、一端側に設けた締め上げ部材89の固定ねじ部材89aと、他端側に設けた可動ねじ部材89bとを設けた高強度繊維44,45をそれぞれ一本だけ用意し、前記それぞれ一本の高強度繊維44,45を、分割した各コイル42付きステータティース41を避けながら縫うように両端の正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材45の繊維穴に挿通設定している。なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0056】
作用について説明すると、1本のインナー側高強度繊維44によりステータティース41の締め付けを行う際は、分割した各コイル42付きステータティース41を避けながら縫うように両端の正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材45の繊維穴に1本のインナー側高強度繊維44を挿通設定し、最後に、一端側に設けた締め上げ部材89の固定ねじ部材89aと、他端側に設けた可動ねじ部材89bとを螺合量が増すように締め上げる方向に回すことで、インナー側高強度繊維44にテンションを付与する。そして、アウター側高強度繊維45によりステータティース41の締め付け方法についても同様に行う。なお、他の作用については、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0057】
次に、効果を説明する。
第2実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0058】
(4) 正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71とに、互いに対応する位置関係により繊維穴を開口し、両端部のうち、一端側に設けた締め上げ部材89の固定ねじ部材89aと、他端側に設けた可動ねじ部材89bとを設けた高強度繊維44,45をそれぞれ一本だけ用意し、前記それぞれ一本の高強度繊維44,45を、分割した各コイル42付きステータティース41を避けながら縫うように両端の正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材45の繊維穴に挿通設定したため、従来の軸方向ボルトを用いるモータ設計を変更することなく、ボルト穴を繊維穴として利用することで容易に高強度繊維44,45を採用することができると共に、高強度繊維44,45の数や締め上げ部材89の数の削減による低コスト化やテンションを付与する作業工数の低減を図ることができる。
【0059】
(第3実施例)
この第3実施例は、図10及び図11に示すように、一端面部のみに位置決め部材47,70を配置し、中間位置高強度繊維100を、位置決め部材47,70に対し各コイル42付きステータティース41を巻き込むように環状に渡して設定した例である。なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0060】
作用について説明すると、中間位置高強度繊維100により分割した各コイル42付きステータティース41の締め付けを行う際は、図11に示すように、中間位置高強度繊維100をコイル42付きステータティース41を巻き込むように環状に渡して設定し、中間位置高強度繊維100の両端部のうち、一端側に設けた締め上げ部材89の固定ねじ部材89aと、他端側に設けた可動ねじ部材89bとを螺合量が増すように締め上げることで、中間位置高強度繊維100にテンションを付与する。なお、他の作用については、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0061】
次に、効果を説明する。
第3実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、第1実施例の(1)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0062】
(5) 分割されたコイル42付きステータティース41の位置決めを行う位置決め部材として、一端面部のみに正面側位置決め部材47,70を配置し、前記中間位置高強度繊維100を、正面側位置決め部材47,70に対し各コイル42付きステータティース41を巻き込むように環状に渡して設定したため、背面側位置決め部材49,71の廃止によりモータ重量を第1実施例及び第2実施例より軽量化することができるし、レイアウト自由度も第1実施例及び第2実施例より増すことで、ステータSをよりコンパクトにすることができると共に冷却面積も大きく確保することができる。
【0063】
(第4実施例)
第4実施例は、図12及び図13に示すように、正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71を配置し、各コイル42付きステータティース41に軸方向穴41a,41bを貫通して形成し、インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を、該軸方向穴41a,41bの位置にそれぞれ軸方向に渡して設定した例である。なお、他の構成は第1実施例と同様であるので、図示並びに説明を省略する。
【0064】
作用について説明すると、予めステータティース41に軸方向穴41a,41bを貫通して形成しておく。そして、インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45により、分割した各コイル42付きステータティース41の締め付けを行う際は、図12及び図13に示すように、インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を軸方向穴41a,41bに挿通し、第1実施例と同様に、両高強度繊維44,45にテンションを付与する。なお、他の作用については、第1実施例と同様であるので説明を省略する。
【0065】
次に、効果を説明する。
第4実施例の複軸多層モータのステータ構造にあっては、第1実施例の(1)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
【0066】
(6) 分割されたコイル42付きステータティース41の位置決めを行う位置決め部材として、正面側位置決め部材47,70と背面側位置決め部材49,71を配置し、各コイル42付きステータティース41に軸方向穴41a,41bを貫通して形成し、インナー側高強度繊維44とアウター側高強度繊維45を、該軸方向穴41a,41bの位置にそれぞれ軸方向に渡して設定したため、第1実施例〜第3実施例のように、コイル42の表面位置に熱抵抗となり得る物質が存在しなく、冷却性能向上に有効である。加えて、隣接する各コイル42付きステータティース41の間の位置に、高強度繊維が存在しないことで、冷媒路43の流路断面積の拡大により、第1実施例〜第3実施例に比べて、さらに冷却面積を大きくすることもできる。
【0067】
以上、本発明の複軸多層モータのステータ構造を第1実施例〜第4実施例に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
【0068】
例えば、第1実施例では、ハイブリッド駆動ユニットに適用される複軸多層モータの例を示したが、単独で設置される複軸多層モータや他のシステムに適用される複軸多層モータに対しても本発明のステータ構造を採用することができる。
【0069】
第4実施例において、分割されたコイル付きステータティースの位置決めを行う位置決め部材として、正面側位置決め部材と背面側位置決め部材を配置する例を示したが、正面側位置決め部材のみ配置する例でも適用することができる。この場合、ステータティースの各軸方向穴に対してそれぞれ高強度繊維を設定しても良いし、また、各ステータティースの2つの軸方向穴に第3実施例のように径方向に巻き込むように環状に渡して高強度繊維を設定するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のステータ構造を有する複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットを示す概略全体図である。
【図2】第1実施例の複軸多層モータが適用されたハイブリッド駆動ユニットのハイブリッド変速機を示す縦断側面図である。
【図3】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す縦断側面図である。
【図4】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMを示す一部縦断正面図である。
【図5】第1実施例のステータ構造が適用された複軸多層モータMをステータの背面側から視た図である。
【図6】複軸多層モータのステータコイルに印加される複合電流の一例を示す説明図である。
【図7】第1実施例の複軸多層モータMにおけるステータSを示す縦断側面図である。
【図8】第1実施例の複軸多層モータMにおいて分割されたステータティース締め付け構造を示す図である。
【図9】第2実施例の複軸多層モータMにおいて分割されたステータティース締め付け構造を示す図である。
【図10】第3実施例の複軸多層モータMにおけるステータSのステータティースを示す正面図である。
【図11】第3実施例の複軸多層モータMにおいて分割されたステータティース締め付け構造を示す図である。
【図12】第4実施例の複軸多層モータMにおけるステータSのステータティースを示す正面図である。
【図13】第4実施例の複軸多層モータMにおいて分割されたステータティース締め付け構造を示す図である。
【符号の説明】
M 複軸多層モータ
S ステータ
IR インナーロータ
OR アウターロータ
41 ステータティース
41a,41b 軸方向穴
42 コイル
43 冷媒路
44 インナー側高強度繊維(高強度繊維)
45 アウター側高強度繊維(高強度繊維)
46 樹脂モールド部
47 正面側エンドプレート(正面側位置決め部材)
48 ステータシャフト
49 背面側エンドプレート(背面側位置決め部材)
70 正面側ブラケット(正面側位置決め部材)
71 背面側ブラケット(背面側位置決め部材)
72 ステータ冷却パイプ
88 結び目(固定端)
89 締め付け部材
100 中間位置高強度繊維(高強度繊維)

Claims (6)

  1. ステータを挟んで同心円状にインナーロータとアウターロータとを配置し、
    前記ステータは、積層鋼鈑により構成されたステータティースにコイルを巻き付けた複数のコイル付きステータティースと、該複数のコイル付きステータティースの少なくとも一端面部に配置され、各コイル付きステータティースを円周上に等ピッチ間隔にて位置決めを行うと共に支持する位置決め部材と、前記分割されたコイル付きステータティースの隙間を埋める絶縁性・耐熱性を持つ樹脂による樹脂モールド部と、を有する複軸多層モータにおいて、
    前記分割されたコイル付きステータティースを位置決め部材に対し締め付け固定する部材として、テンションを付与した非導電性による高強度繊維を用い
    前記高強度繊維のテンションにより分割されたコイル付きステータティースの全体を固定し、ステータの骨格構造体を構成し、周方向に隣接するコイル付きステータティースの間の位置にステータ冷却パイプを配置し、
    前記樹脂モールド部は、ステータ全体形状に合致する凹型を有する型枠内に、前記ステータ冷却パイプを支持した骨格構造体を入れ、溶融樹脂を流し込み、溶融樹脂を空間部分に充填することで成形したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  2. 請求項1に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記分割されたコイル付きステータティースの位置決めを行う位置決め部材として、両端面部に正面側位置決め部材と背面側位置決め部材を配置し、
    前記高強度繊維を、周方向に隣接するコイル付きステータティースとコイル付きステータティースとの間の位置に、それぞれ軸方向に渡して設定したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  3. 請求項2に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    正面側位置決め部材と背面側位置決め部材とに、互いに対応する位置関係により繊維穴を開口し、
    一端部を繊維穴径より大きな径の固定端とし、他端部にテンションを付与する締め上げ部材を設けた高強度繊維を、1つの位置決め部材に設定した繊維穴の数だけ用意し、
    前記複数本の高強度繊維を、2つの位置決め部材に開口された一対の繊維穴に挿通設定したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  4. 請求項2に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    正面側位置決め部材と背面側位置決め部材とに、互いに対応する位置関係により繊維穴を開口し、
    両端部のうち、一端側に設けた締め上げ部材の固定ねじ部材と、他端側に設けた可動ねじ部材とを設けた高強度繊維を一本だけ用意し、
    前記一本の高強度繊維を、分割した各コイル付きステータティースを避けながら縫うように両端の位置決め部材の繊維穴に挿通設定したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  5. 請求項1に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記分割されたコイル付きステータティースの位置決めを行う位置決め部材として、一端面部のみに位置決め部材を配置し、
    前記高強度繊維を、位置決め部材に対し各コイル付きステータティースを巻き込むように環状に渡して設定したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
  6. 請求項1に記載された複軸多層モータのステータ構造において、
    前記分割されたコイル付きステータティースの位置決めを行う位置決め部材として、少なくとも一端面部に位置決め部材を配置し、
    前記各コイル付きステータティースに軸方向穴を貫通して形成し、
    前記高強度繊維を、前記軸方向穴の位置にそれぞれ軸方向に渡して設定したことを特徴とする複軸多層モータのステータ構造。
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