JP3877536B2 - 角質ケアシート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角質ケアシートに関する。より詳細には、本発明は、肘、膝、指先、踵、つま先などにおける硬化した角質を良好に除去して皮膚表面を滑らかにすると共に、硬化した角質を除去した後の角質に水分を保持させて皮膚をシットリとした健常な状態に保つことができ、しかもヒリヒリ感を与えない角質ケアシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
肘、膝、指先、踵、つま先などのような物理的刺激や生理学的刺激を受け易い部分は、その刺激により皮膚の角質化の速度が速まるために、角質層が肥厚化して硬化し易く、角質の垢としての脱離が起こりにくい。また、硬化してひび割れた角質は、肌荒れ症状を呈し、見た目が悪いだけでなく、細菌感染などの危険もある。そのため、硬化した角質を積極的に除去して、皮膚を健常に保つことが極めて望ましいとされている。
【0003】
硬化した角質の除去方法としては、尿素、サリチル酸などのような角質剥離作用を有する剤を含有するパックやクリームを塗ったり貼ったりする方法、軽石やポリウレタン等のスポンジタワシを用いて角質を物理的に除去する方法などが知られている。
しかしながら、角質剥離剤を添加したパックを用いる方法は、皮膚にパックを長時間貼り付けておく必要があるため、不快、不便である。その上、角質剥離作用を十分に発揮しないうちに皮膚からパックが剥がれることがあるという欠点がある。また、角質剥離剤を添加したクリームを塗る方法は、クリームを塗った部分が被服や寝具などに触れると、クリームが取れてしまって効果が低くなりばかりでなく、被服や寝具などを汚すという欠点がある。
さらに、軽石やスポンジタワシを用いる方法は、硬化した角質だけではなく、正常な角質を傷つけて、ヒリヒリ感を与えたり、肌の状態を悪化させることがある。
【0004】
そこで、角質剥離剤を添加したパックやクリームなどによる上記した欠点を解消するために、低アレルギー性の疎水性繊維よりなる弾力性不織布を用いた皮膚研磨用パフパッドが提案されており(特開昭49−116844号公報)、このパフパッドでは、不織布を構成する繊維として径が約10〜50ミクロン、特に20〜40ミクロンのものを用いることが好ましいとされている。しかしながら、このパフパッドによる場合は、硬化した角質が十分に除去されず、それにも拘わらず皮膚に対する刺激が大きく、使用後にヒリヒリ感を与えるという欠点がある。しかも、角質を除去した皮膚部分が乾燥して、カサカサし、健常な状態を保ちにくいという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、物理的刺激や生理学的刺激を受け易く、それに伴って角質層の肥厚化および硬化の度合いの大きい、肘、膝、指先、踵、つま先などのような身体部分に存在する固く硬化してひび割れた角質を、正常な角質層を傷つけることなく、良好に除去して皮膚表面を滑らかな状態にすることができ、しかも硬化した角質を除去した後の皮膚にヒリヒリ感を残さない角質ケア材を提供することである。
さらに、本発明の目的は、肘、膝、指先、踵、つま先などの身体部分における硬化した角質を除去した後に、それらの部分における正常な角質層に水分を保持させ、皮膚をシットリとした健常な状態に保つことのできる角質ケア材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく本発明者らが検討を重ねた結果、角質ケア材を、不織布をベースとし、該不織布として繊維径が8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含み且つ目付が100g/m 2 以上であるものを用い、該不織布に保湿剤を付与すると、肘、膝、指先、踵、つま先などのような角質層の肥厚化や硬化の度合いの大きな身体部分に存在する硬化した角質を、正常な角質層を傷つけることなく良好に除去して、ヒリヒリ感を与えることなく、皮膚表面を滑らかな状態にできること、しかも硬化した角質の除去後に保湿剤が肌に移行して前記した身体部分における正常な角質層に保湿効果を与えて、皮膚をシットリとした健常な状態に保ち得ることを見出して本発明を完成した。
【0007】
すなわち、本発明は、
(1) 繊維径が8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含む繊維から構成され且つ目付が100g/m 2 以上である不織布をベースとし、該不織布に保湿剤を付与してあることを特徴とする角質ケアシートである。
【0008】
本発明は、
(2) 不織布を構成する繊維の20質量%以上が繊維径2〜5ミクロンの繊維からなる前記(1)の角質ケアシート;
) 不織布の片面または両面に、凹部の深さが0.1mm以上である凹凸模様を有し、凹凸模様を設けてなる面における凹部の占有面積が4〜40%である前記(1)または(2)の角質ケアシート;
) 保湿剤が乾燥状態で付着している前記(1)〜()のいずれかの角質ケアシート;
) 保湿剤が、蛋白質である前記(1)〜()のいずれかの角質ケアシート;および、
) 保湿剤がセリシンである前記(1)〜()のいずれかの角質ケアシート;
を具体的な態様として包含する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明について詳細に説明する。
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布では、不織布を構成する繊維の全質量に基づいて、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が、20質量%以上であることが必要であり、25質量%以上であることが好ましく、30質量%以上であることがより好ましい。
ここで、本発明でいう不織布を構成する繊維の「繊維径」とは、繊維が円形(丸形)断面繊維である場合は該円形断面の直径を意味し、また繊維が非円形断面(異形断面)繊維である場合は該非円形断面の外接円の直径を意味する。
また、不織布を構成する全繊維中における所定の繊維径を有する繊維の含有割合は、以下の実施例の項に記載した方法で求められる。
【0010】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布に用いられている繊維径8ミクロン以下の繊維は、極めて細い繊維であるので、皮膚上に存在する硬化した角質、老廃物などを絡め取って保持し、肌から引き離す効果が大きい。また、角質ケアシートの風合を柔らかなものにする。そのため、繊維径8ミクロン以下の繊維を不織布の構成繊維として用いると、硬化した角質を効果的に、しかも肌を傷つけることなく穏やかな条件で除去することができる。
【0011】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布において、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が20質量%未満であると、肘、膝、指先、踵、つま先などの身体部分における硬化した角質の除去が良好に行われなくなる。
特に、本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、繊維径が2〜5ミクロンの繊維を、不織布を構成する繊維の全質量に基づいて、20質量%以上の割合で含有していることが、不織布の製造効率、硬化した角質の除去能などの点から好ましく、25質量%以上の割合で含有していることがより好ましく、30質量%以上の割合で含有していることが更に好ましい。
【0012】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が20質量%以上である繊維から構成されている限りは、他の繊維(繊維径8ミクロン以下の繊維以外の繊維)の繊維径は適当なものを選択することができるが、他の繊維の繊維径が大きすぎると、繊維径8ミクロン以下の繊維を20質量%以上含有させた効果が低減される。そのため、本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、繊維径8ミクロン以下の繊維をも含めて、不織布を構成する全繊維の平均繊維径が12ミクロン以下であることが好ましく、8ミクロン以下であることがより好ましい。
【0013】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、合成繊維、半合成繊維、人造繊維、天然繊維、それらの2種以上の併用のいずれからなっていてもよい。
合成繊維としては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂の1種または2種以上からなる合成繊維を挙げることができる。合成繊維は、1種類の合成樹脂からなっていても、2種以上の合成樹脂よりなる混合繊維、複合繊維などのいずれであってもよい。複合繊維の場合は、海島型複合繊維、芯鞘型複合繊維、サイドバイサイド型複合繊維などのいずれであってもよい。
また、半合成繊維、人造繊維としては、例えば、レーヨン繊維、ポリノジック繊維、キュプラ繊維、アセテート繊維などを挙げることができる。
天然繊維としては、例えば、綿、麻、羊毛、絹などを挙げることができる。
【0014】
そのうちでも、本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン繊維およびポリエステル繊維のうちの少なくとも1種を主たる繊維として用いて形成されていることが好ましい。特に、不織布の構成する繊維の全質量に基づいて、ポリプロピレン、ポリエチレンおよび/またはポリエステルよりなる繊維の含有割合が50質量%以上であることが、硬化した角質の除去効果が良好であることから好ましい。
上記したように、いずれの繊維を用いる場合であっても、本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、不織布を構成する繊維の全質量に基づいて、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が20質量%以上であることが必要である。
【0015】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布を構成する繊維は、丸形断面繊維、異形断面繊維、それらの併用などのいずれであってもよい。そのうちでも、丸形断面繊維であることが、製造の容易性、肌触りなどの点から好ましい。
【0016】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布を構成する繊維は、短繊維、長繊維またはそれらの併用のいずれであってもよく、長繊維であることが、不織布の強度が大きくなり、且つ毛羽立ちが少ない点から好ましい。
【0017】
本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布の目付は、100g/m2以上であ、100〜300g/m2であることが好ましく、150〜250g/m2であることが更に好ましい。不織布の目付が100g/m2未満の場合には、肘、膝、指先、踵、つま先などにおける硬化した角質の除去が円滑に行われにくくな、また不織布が薄くなり過ぎたり、柔らかくなり過ぎて、角質除去時の取り扱い性や作業性が不良になり易い。
【0018】
不織布の製法は特に制限されず、従来から知られている方法で製造することができ、例えば、スパンボンド法、メルトブロー法、カード法、ランダムウェーバー法、エアーレイド法などの乾式法、あるいは従来既知の湿式法(例えば湿式抄造法)などにより製造することができる。
【0019】
本発明の角質ケアシートは、保湿剤を付与した不織布のみからなる単層体であっても、または保湿剤を付与した不織布の背面に他の層を積層した積層体であってもよい。
本発明の角質ケアシートが、保湿剤を付与した不織布のみからなる単層体である場合は、不織布は、図1の(a)に示すように、その両面が凹凸模様のないほぼ平坦状をなしていても、或いは図1の(b)および(c)に例示するように、両面または片面に凹凸模様を形成してあってもよい。
また、本発明の角質ケアシートが、保湿剤を付与した不織布の背面に他の層を積層した積層体である場合は、図1の(d)に示すように、不織布の表面はほぼ平坦状であっても、または図1の(e)に例示するように、不織布の表面に凹凸模様を形成してあってもよい。
特に、本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布は、図1の(b)、(c)および(e)に例示するように、一方または両方の表面に凹凸模様を有していることが好ましい。不織布の表面に凹凸模様を有することによって、該凹凸により不織布の表面に角や段差が生じて、硬化した角質の除去効果が一層向上する。図1の(b)に例示するように不織布の両面に凹凸模様を形成する場合は、両面とも同じ凹凸模様であっても、または一方の面と他方の面とで凹凸模様が異なっていてもよい。
なお、図1において、1は不織布、2は他の層、3は凸部、4は凹部を示す。
【0020】
凹凸模様の凹部の深さ(凸部の高さ)、すなわち図1の(b)、(c)および(e)に示すように、凹凸模様における凸部の最も高い位置と凹部の最も低い位置の間の距離Hは、硬化した角質の除去効果などの点から、0.1mm以上であることが好ましく、0.3mm以上であることがより好ましく、0.3〜2mmであることがさらに好ましい。
【0021】
また、硬化した角質の除去効果および角質除去時の取り扱い性などの点から、凹凸模様を設けてなる面における凹部の占有面積が4〜40%(凸部の占有面積が96〜60%)であることが好ましい。凹部の占有面積が4%未満であると、凹凸模様を形成したことによる硬化した角質の除去効果の向上が得られにくいことがある。一方、凹部の占有面積が40%を超えると、角質ケアシートの強度低下を生じ易くなり、しかも硬化した角質の除去効果も低下する。なお、本明細書でいう凹部の占有面積とは、凹凸模様を形成してなる不織布を上方から見た平面における凹部の占有面積をいう。
【0022】
不織布に形成する凹凸模様の種類は特に制限されず、凹部の深さが前記した0.1mmであり且つ凹部の占有面積が前記した4〜40%の範囲内になるようにして、適当な凹凸模様を選択するとよい。その際に、不織布の表面内で縦方向、横方向および斜め方向のいずれの方向からみても、凹凸に起因する角や段差が存在するようにして凹凸模様を形成すると、硬化した角質を除去する際に、角質ケアシートをどの方向に動かしても(擦っても)硬化した角質の除去が良好に行われる。
【0023】
不織布への凹凸模様の形成方法は特に制限されず、例えば、接着剤等を用いて不織布を構成する繊維を部分的に圧縮結合するケミカルボンド法、不織布中に熱可塑性樹脂を混入して加熱軟化して不織布を構成する繊維を部分的に圧縮結合するサーマルボンド法、ニードルパンチング法、ウォーターパンチング法、ロールエンボス法、平板エンボス法、高周波エンボス法、超音波エンボス法などを採用することができる。そのうちでも、不織布を構成する繊維の少なくとも一部として、熱、高周波または超音波で溶融する繊維(溶融性繊維)を用い、加熱エンボス、高周波エンボスまたは超音波エンボスによってエンボス加工を行って、不織布を部分的に圧縮すると共に該圧縮部分の溶融性繊維を溶融させて繊維間の接合と凹部の形成を行う方法が、硬化した角質の除去性に優れる角のある凹凸模様を簡単に形成し得る点から好ましく採用される。
【0024】
本発明の角質ケアシートが、図1の(d)および(e)に例示するような、不織布1の背面に他の層2を有する積層体である場合は、他の層2は、例えば、表面をなす不織布1とは異なる不織布、編物、織物、紙、プラスチックフィルム、それらの2つ以上の組み合わせなどのいずれから形成されていてもよい。
【0025】
本発明の角質ケアシートの厚さは特に制限されないが、一般には厚さ(角質ケアシートの一方の表面における最も外側の部分ともう一方の表面における最も外側の部分の間の距離:図1に示すDの寸法)が、0.5〜3.0mm、特に1.0〜2.0mmであることが、硬化した角質を除去する際の取り扱い性、強度、などの点から好ましい。
【0026】
本発明の角質ケアシートは、上記した不織布に保湿剤が付与されている。
本発明の角質ケアシートで不織布に付与して用いる保湿剤には、疎水性繊維表面の親水化、それに伴う使用中の触感の向上、硬化した角質を除去した後の皮膚の保護などの効果がある。
本発明で用い得る保湿剤の具体例としては、コラーゲン、ゼラチン、カゼイン、乳清、アルブミン、フィブロイン、セリシンなどの蛋白質;グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カンテン、グアーガム、ローストビンガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカントガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、デキシトラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、コイドロイチン硫酸などの多糖類;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトールなどの多価アルコール;乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、アミノ酸などの角質の天然保湿成分(NMF)含有成分;ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンオキシド、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共重合体などの合成高分子などを挙げることができ、これらの1種を単独で用いるか、または2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。そのうちでも、本発明では、保湿剤として蛋白質が好ましく用いられ、蛋白質のうちでも天然保湿成分と類似したアミノ酸構成を持つセリシンがより好ましく用いられる。
【0027】
保湿剤の付与量は、不織布の質量に基づいて0.1〜50質量%であることが好ましく、1〜10質量%であることがより好ましい。保湿剤の付与量が0.1質量%未満であると、保湿剤を付与した効果が十分に発揮されにくくなり、一方50質量%を超えて付与してもさほど効果に差が無いばかりでなく、コスト高となり好ましくない。
【0028】
不織布への保湿剤の付与方法は特に制限されず、例えば、浸漬、パディング、ロールコーティング、ナイフコーティング、カレンダーコーティング、Tダイコーティング、粉体コーティング、スプレーコーティングなどにより付与することができる。
不織布への保湿剤の付与に当たっては、保湿剤を液体媒体に溶解または分散させて、また保湿剤自体が液状を呈する場合はそのままで、不織布に付与するのがよい。
不織布が凹凸模様を有するものである場合は、凹凸模様の形成前に保湿剤を不織布に付与してもよいが、不織布に凹凸模様を形成した後に付与する方が不織布への凹凸模様の形成操作が円滑になり、しかも不織布への保湿剤の付与が均一になることから好ましい。
不織布に付与した保湿剤は、液状のまま(湿潤状態のまま)にしておいても、または乾燥処理してもよい。保湿剤が常温で本来固体状を呈するものである場合は、保湿剤を水などの液体媒体に溶解または分散させて不織布に付与した後、乾燥して固体状にしておくと、微生物の増殖が防止されて、角質ケアシートの取り扱い性、保存性、衛生性が向上するので好ましい。
保湿剤を乾燥状態で不織布に付与してある場合は、使用時に角質ケアシートを水で湿潤して角質の除去に用いることが好ましい。
【0029】
本発明の角質ケアシートは、保湿剤と共に、必要に応じて、油脂、界面活性剤、キレート剤、香料、防腐剤、酸化防止剤、色素などを保持していてもよい。但し、本発明の角質ケアシートが保湿剤を乾燥状態で保持している場合には、それ自体で微生物の増殖や腐敗が生じにくいので、防腐剤などのような皮膚を刺激したり、アレルギーを起こす可能性のある物質が不要である。
【0030】
【実施例】
以下に実施例などにより本発明について具体的に説明するが、本発明は以下の例により何ら限定されない。
【0031】
《実施例1》
(1) ポリプロピレンを用いて、メルトブロー法によって成形温度320℃、エアー比24倍の条件を採用して、目付が180g/m2のポリプロピレン製不織布を製造した。
これにより得られたポリプロピレン製不織布について、不織布を構成する繊維の平均繊維径および特定繊維径の繊維の含有割合を以下の方法で調べたところ、このポリプロピレン製不織布は、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が90質量%で、繊維径5ミクロンの繊維を30質量%含んでおり、また平均繊維径は3.0ミクロンであった。この不織布を構成する繊維の断面形状は円形であった。また、この不織布の厚さは1.3mmであった。
【0032】
[不織布を構成する繊維の平均繊維径と特定繊維径の繊維の含有割合の測定]
電子顕微鏡にて不織布を800倍で写真撮影し、その写真に基づいて、無作為に80本の繊維を不織布から選び出し、該80本の繊維の各々の繊維径を測定した。
該80本の繊維の繊維径の合計値を80で除して、不織布を構成する繊維の平均繊維径とした。
また、該80本の繊維のうちから、繊維径が8ミクロン以下の繊維を選び出してその合計質量を測定して、80本の繊維の合計質量に対する割合を求めた。
さらに、該80本の繊維のうちから、繊維径が5ミクロンの繊維を選び出してその合計質量を測定して、80本の繊維の合計質量に対する割合を求めた。
【0033】
(2) 上記(1)で得られたポリプロピレン製不織布に、セリシン(保湿剤)の10質量%水溶液をスプレーコーティングして、不織布に該水溶液を10質量%付与した後、110℃で乾燥して、角質ケアシートを製造した。
(3) 上記(2)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、それを用いて10名のモニター(年齢40〜55歳の女性)に、膝を10往復こすって硬化した角質の除去を行う角質除去試験を行ってもらい、その時の角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感について、下記の表1に示す評価基準に従って点数評価してもらい、その平均値を採った。その結果は、下記の表2に示すとおりであった。
【0034】
《実施例2》
(1) 実施例1の(1)で得られたポリプロピレン製不織布を熱エンボスローラーを用いて、温度120℃で両面エンボス加工を行って、不織布の両面に、図1の(b)に例示するような凹部の深さが0.5mmである凹凸模様を有する両面エンボスシートを製造した(凹部の占有面積10%、エンボスシートの厚さ1.3mm)。
(2) 上記(1)で得られた両面エンボスシートに、セリシンの10質量%水溶液をスプレーコーティングして、不織布に該水溶液を10質量%付与した後、110℃で乾燥して、角質ケアシートを製造した。
(3) 上記(2)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0035】
《実施例3》
(1) 保湿剤としてセリシンの10質量%水溶液の代わりにソルビトール10質量%水溶液を用いた以外は、実施例2と全く同様にして角質ケアシートを製造した。
(2) 上記(1)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1および2とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0036】
《実施例4》
(1) ポリプロピレンを用いてメルトブロー法によって成形温度320℃、エアー比20倍の条件で、目付が260g/m2のポリプロピレン製不織布を製造した。これにより得られたポリプロピレン製不織布について、不織布を構成する繊維の平均繊維径および特定の繊維径の繊維の含有割合を実施例1におけるのと同様の方法で調べたところ、このポリプロピレン製不織布は、繊維径8ミクロン以下の繊維の含有割合が40質量%で、繊維径7ミクロンの繊維を30質量%含んでおり、また平均繊維径は8.0ミクロンであった。
(2) 上記(1)で得られたポリプロピレン製不織布を、熱エンボスローラーにて温度130℃で両面エンボス加工を行って、不織布の両面に、凹部の深さが0.5mmである凹凸模様を有する両面エンボスシートを製造した(凹部の占有面積10%、エンボスシートの厚み1.5ミクロン)。
(3) 上記(2)で得られた両面エンボスシートに、セリシンの10質量%水溶液をスプレーコーティングして、不織布に該水溶液を10質量%付与した後、110℃で乾燥して、角質ケアシートを製造した。
(4) 上記(3)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1〜3とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0037】
参考例1
(1) ポリプロピレンを用いてメルトブロー法によって成形温度320℃、エアー比24倍の条件で、目付が80g/m2のポリプロピレン製不織布を製造した。これにより得られたポリプロピレン製不織布について、不織布を構成する繊維の平均繊維径および特定の繊維径の繊維の含有割合を実施例1におけるのと同様の方法で調べたところ、このポリプロピレン製不織布は、繊維径が8ミクロン以下の繊維の含有割合が90質量%で、繊維径5ミクロンの繊維を30質量%含んでおり、平均繊維径は3.0ミクロンであった。また、この不織布の厚さは0.6mmであった。
(2) 上記(1)で得られた不織布に、ソルビトールの10質量%水溶液をスプレーコーティングして、不織布に該水溶液を10質量%付与した後、110℃で乾燥して、角質ケアシートを製造した。
(3) 上記(2)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1〜3および比較例1〜4とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0038】
《比較例1》
多孔質海綿状岩石(軽石)を縦×横×厚さ=10cm×10cm×3cmの大きさにカットし、それを水20mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1〜5とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0039】
《比較例2》
(1) 尿素3質量部、グリセリン25質量部、カオリン12質量部、ポリアクリル酸ナトリウム10質量部および精製水50質量部を混合し、該混合物をガーゼに300g/m2の量で塗布した後、それを縦×横=7cm×7cmの大きさにカットしてパックを製造した。
(2) 上記(1)で得られたパックを、実施例1〜5および比較例1とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)の膝に貼り付け、1時間後に剥がして、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0040】
《比較例3》
(1) ポリプロピレンを用いてメルトブロー法によって成形温度320℃、エアー比15倍の条件で、目付が180g/m2のポリプロピレン製不織布を製造した。これにより得られたポリプロピレン製不織布について、不織布を構成する繊維の平均繊維径および特定の繊維径の繊維の含有割合を実施例1におけるのと同様の方法で調べたところ、このポリプロピレン製不織布は、繊維径が8ミクロン以下の繊維の含有割合が10質量%で、繊維径12ミクロンの繊維を30質量%含んでおり、平均繊維径は15ミクロンであった。また、この不織布の厚さは1.1mmであった。
(2) 上記(1)で得られた不織布に、ソルビトールの10質量%水溶液をスプレーコーティングして、不織布に該水溶液を10質量%付与した後、110℃で乾燥して、角質ケアシートを製造した。
(3) 上記(2)で得られた角質ケアシートから縦×横=10cm×10cmの試験片を切り取り、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1〜5および比較例1〜2とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0041】
《比較例4》
(1) 実施例1の(1)で得られた不織布を、保湿剤を付与することなく、縦×横=10cm×10cmの切断して試験片をつくり、該試験片を水5mlに浸漬して全体を湿潤させた後、実施例1〜5および比較例1〜3とは別の10名のモニター(年齢40〜50歳の女性)に、実施例1におけるのと同様にして膝の角質除去試験を行ってもらい、角質の除去効果、シットリ感およびヒリヒリ感を下記の表1に示した評価基準に従って点数評価してもらい、平均値を採ったところ、下記の表2に示すとおりであった。
【0042】
【表1】
Figure 0003877536
【0043】
【表2】
Figure 0003877536
【0044】
上記の表2の結果から、実施例1〜の角質ケアシートは、繊維径が8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含み且つ目付が100g/m 2 以上である不織布に保湿剤を付与してあることによって、膝などのような物理的刺激や生理学的刺激を受け易くて角質層が肥厚化および硬化し易い皮膚部分の硬化した角質を除去したときに、硬化した角質の除去効果に優れていて角質の除去後の皮膚表面が非常に滑らかになること、しかも保湿剤が角質除去後の皮膚に給与されてシットリとした良好な保水状態を保つこと、ヒリヒリ感がなく健常な角質層を傷つけないことがわかる。
特に、保湿剤としてセリシンを用いた実施例1、2および4の角質ケアシートは、シットリ感に優れている。
付が100g/m2以上の不織布よりなる実施例1〜4の角質ケアシートは、目付が80g/m2参考例1の角質ケアシートに比べて、角質除去効果により優れており、そのうちでも目付が150〜250g/m2の範囲にある不織布よりなる実施例1〜3の角質ケアシートは角質除去効果に一層優れている。
【0045】
一方、比較例1の軽石による場合は、シットリ感に大きく劣り、しかもヒリヒリ感が大きく健常な皮膚まで傷つけ易い。
また、比較例2のパックは、硬化した角質の除去効果に大きく劣っている。
さらに、比較例3の角質ケアシートは、不織布に保湿剤を付与したものではあっても、不織布を構成する繊維が、繊維径8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含んでいないことにより、硬化した角質の除去効果が十分ではなく、しかも角質の除去後に皮膚にヒリヒリ感があり、健常な角質層の損傷を生じ易い。
また、 比較例4の角質ケアシートは、繊維径が8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含む不織布をベースとしているものの、保湿剤が付与されていないことにより、硬化した角質を除去した後の保湿性能に劣り、シットリ感に欠けている。
【0046】
【発明の効果】
本発明の角質ケアシートは、肘、膝、指先、踵、つま先などのような角質層の肥厚化や硬化の度合いの大きな身体部分に存在する硬化した角質を、正常な角質層を傷つけることなく良好に除去することができて、ヒリヒリ感を与えることなく、皮膚表面を滑らかな状態にすることができる。
本発明の角質ケアシートを用いて硬化した角質を除去した場合には、硬化した角質の除去後に保湿剤が肌に移行して、硬化した角質を除去した後の正常な角質層に水分を保持させ、皮膚をシットリとした健常な状態に保つことができる。
本発明の角質ケアシートでは、不織布の表面に凹凸模様を形成することによって、硬化した角質の除去効果を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角質ケアシートのベースをなす不織布の例、または不織布との他の層との積層体の例を示す図である。
【符号の説明】
1 不織布
2 他の層
3 凸部
4 凹部

Claims (6)

  1. 繊維径が8ミクロン以下の繊維を20質量%以上の割合で含む繊維から構成され且つ目付が100g/m 2 以上である不織布をベースとし、該不織布に保湿剤を付与してあることを特徴とする角質ケアシート。
  2. 不織布を構成する繊維の20質量%以上が繊維径2〜5ミクロンの繊維からなる請求項1に記載の角質ケアシート。
  3. 不織布の片面または両面に、凹部の深さが0.1mm以上である凹凸模様を有し、凹凸模様を設けてなる面における凹部の占有面積が4〜40%である請求項1または2に記載の角質ケアシート。
  4. 保湿剤が乾燥状態で付着している請求項1〜のいずれか1項に記載の角質ケアシート。
  5. 保湿剤が、蛋白質である請求項1〜のいずれか1項に記載の角質ケアシート。
  6. 保湿剤がセリシンである請求項1〜のいずれか1項に記載の角質ケアシート。
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